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JP3856908B2 - Pressure ulcer and / or wound treatment - Google Patents

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JP3856908B2
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三郎 松田
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、褥瘡及び/又は創傷治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、褥創治療剤としては、有効成分として安全性の高い糖類を50重量%以上含有したものが知られている(特開平9−20665号公報、特開平9−40563号公報)。
【0003】
しかしながら、これらの従来の褥創治療剤には、充分な薬効を発現せしめるために、有効成分を多量に使用しなければならないため、経済性に劣るという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、副作用が小さいことは勿論のこと、有効成分が少量であっても優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を呈する製剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、副作用が小さく、優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を呈する製剤を開発するべく鋭意研究を重ねたところ、数ある化合物の中でも、意外なことに、従来、抗消化性潰瘍作用や胃粘膜保護作用を呈する胃潰瘍などの治療薬として用いられているスルホデヒドロアビエチン酸〔化学名:(+)−(1R,4aS,10aR)−1,2,3,4,4a,9,10,10a−オクタヒドロ−1,4a−ジメチル−7−(1−メチルエチル)−6−スルホ−1−フェナントレンカルボン酸〕及びその薬理的に許容し得る塩(特開昭58−77814号公報、特開平6−279275号公報、特開平7−165572号公報)が、皮膚に対して優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を呈するというまったく新しい事実を見出した。本発明は、かかる事実に基づいて完成されたものである。
【0006】
即ち、本発明は、
〔1〕 式(I):
【0007】
【化2】

Figure 0003856908
【0008】
で表わされるスルホデヒドロアビエチン酸又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分として含有してなる褥瘡及び/又は創傷治療剤、
〔2〕 スルホデヒドロアビエチン酸又はその薬理的に許容し得る塩がスルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩・5水和物(以下、エカベトナトリウムと称呼する)である前記〔1〕記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤
〔3〕 外用剤として用いられる前記〔1〕又は〔2〕記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤、ならびに
〔4〕 褥瘡、熱傷又は切傷の治療剤である前記〔1〕〜〔3〕いずれか記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤
に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の有効成分である式(I):
【0010】
【化3】
Figure 0003856908
【0011】
で表わされるスルホデヒドロアビエチン酸及び薬理的に許容し得る塩は公知の化合物であり、特開昭58−77814号公報に記載の方法により製造することができる。
【0012】
本発明の有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩は、後述の実験例における皮膚欠損傷モデルラットを用いた実験結果で示されるように、皮膚欠損傷に対して優れた治癒促進作用を示す。このことから哺乳動物(ヒト、ウマ、イヌ、ネコなど)の褥瘡及び/又は創傷治療剤として有用である。即ち、本発明の治療剤は、ヒトでの褥瘡及び/又は創傷治療剤であるのみならず、動物用の治療剤としても有用である。また、これらの化合物は毒性が極めて低く、副作用がきわめて小さく、安全性が高い化合物であり、例えば、スルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩のLD50(50%致死量)をラット経口投与から求めた場合、2000mg/kg以上であることが知られている(特開昭58−77814号公報)。
【0013】
本発明の有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0014】
本発明の有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸の薬理的に許容し得る塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩;アルミニウムヒドロキシド塩等の金属ヒドロキシド塩;アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩、アルキレンジアミン塩、シクロアルキルアミン塩、アリールアミン塩、アラルキルアミン塩、複素環式アミン塩等のアミン塩;α−アミノ酸塩、ω−アミノ酸塩等のアミノ酸塩;ペプチド塩又はそれらから誘導される第1級、第2級、第3級もしくは第4級アミン塩等が挙げられる。該薬理的に許容し得る塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。これらの中では、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩等の金属塩が好ましく、特にナトリウム塩が好ましい。
【0015】
また、前記アミン塩及びアミノ酸塩は、水酸基、アルコキシ基、カルボキシ基、アシル基、アシルオキシ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基、アルキル基、グアニジノ基、カルバモイル基、メチルチオ基、メルカプト基、ジアルキルスルホニウム基又はハロゲン原子を有していてもよい。
【0016】
さらに、本発明の有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩には、その付加物が含まれ、さらにそれらの溶媒和物及び水和物も含まれる。
【0017】
本発明の有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸の薬理的に許容し得る塩は、特開昭58−77814号公報に記載されているように、容易に調製することができる。例えば、前記塩が金属塩である場合には、適当な溶媒中に溶解させたスルホデヒドロアビエチン酸を中和させることにより、該金属塩を調製することができる。
【0018】
前記溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、これらの混合溶媒等が挙げられる。
【0019】
前記中和の際に、用いられる化合物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩、酢酸ナトリウム等の酢酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩等が挙げられる。
【0020】
前記スルホデヒドロアビエチン酸の金属塩がスルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩である場合、スルホデヒドロアビエチン酸を中和することによって該スルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩を調製することができる。より詳しくは、例えば、スルホデヒドロアビエチン酸を水に溶解し、該溶液のpHを水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム等で2〜5に調整し、析出した結晶を濾過等の常法で回収することにより、エカベトナトリウムを得ることができる。
【0021】
また、前記スルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩は、スルホデヒドロアビエチン酸ジナトリウム塩を塩酸等の酸で処理することによっても調製することができる。より詳しくは、例えば、スルホデヒドロアビエチン酸ジナトリウム塩を水に溶解し、該溶液のpHを塩酸で2〜5に調整し、析出した結晶を濾過等の常法で回収することにより、エカベトナトリウムを得ることができる。
【0022】
前記スルホデヒドロアビエチン酸の金属塩がナトリウム塩以外の金属塩、例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩である場合には、水等の水性溶媒にスルホデヒドロアビエチン酸銀塩を溶解させた溶液を、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等のハロゲン化金属で中和することによりアルカリ土類金属塩を調製することができる。
【0023】
アルミニウムヒドロキシド塩は、前記溶媒中において、スルホデヒドロアビエチン酸をアルミニウムメトキシド、アルミニウムエトキシド、アルミニウムイソプロポキシド等のアルミニウムアルコキシドで中和することにより調製することができる。
【0024】
前記アミン塩は、前記溶媒中においてスルホデヒドロアビエチン酸をアミンで中和するか、又は前記溶媒中においてスルホデヒドロアビエチン酸銀を塩酸塩等のアミンのハロゲン化水素塩又は第4級塩で中和することにより調製することができる。前記溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール等が好ましい。特に、スルホデヒドロアビエチン酸とアミンのハロゲン化水素塩又は第4級塩との反応に用いる溶媒としては、水が好ましい。
【0025】
本発明の褥瘡及び/又は創傷治療剤、すなわち褥瘡及び/又は創傷外用治療剤における、有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩の投与量は、患者の症状などにより変わりうるが、通常、患部に1〜100mg程度が好ましく、これを1日に2〜3回に分けて塗布して投与する。また、製剤中の含有量は、剤型や基剤成分などによって異なるので一概には限定することができないが、通常、優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を充分に発現させる観点から、0.5重量%以上、好ましくは2重量%以上であることが望ましく、また、副作用が発現され難くする観点から、20重量%以下、好ましくは10重量%以下とすることが望ましい。
【0026】
本発明において適用される褥瘡及び/又は創傷としては、褥瘡、熱傷、切傷等が挙げられ、いずれの症状に対しても治癒の促進効果は顕著である。
【0027】
本発明の褥瘡及び/又は創傷治療剤には、有効成分であるスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩以外にも必要により、吸収促進剤、pH調整剤、保存剤、着香料、分散剤、湿潤剤、安定剤、防腐剤、懸濁剤、界面活性剤等の添加剤を配合することができる。
【0028】
前記吸収促進剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されないが、例えば、炭素数20以下の1価アルコール、ピロリドン誘導体、尿素類、シクロデキストリン、メントール、1−ドデシルアザシクロヘプタン2−オン、チオグリコール酸カルシウム、リモネン等が挙げられる。前記吸収促進剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0029】
前記炭素数20以下の1価アルコールとしては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ヘプチルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、カプリルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール等が挙げられる。前記炭素数20以下の1価アルコールは、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0030】
前記ピロリドン誘導体としては、例えば、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロリドン、5−メチル−2−ピロリドン、1,5−ジメチルピロリドン、1−エチルピロリドン等が挙げられる。前記ピロリドン誘導体は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0031】
前記尿素類としては、例えば、尿素、チオ尿素等が挙げられる。前記尿素類は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0032】
シクロデキストリンとしては、例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、ジメチル−β−シクロデキストリン等が挙げられる。前記シクロデキストリンは、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0033】
また、天然のペパーミント、ミントオイル等から得られたメントール、合成されたメントール、1−ドデシルアザシクロヘプタン2−オン等は、吸収促進剤として好ましいものであり、中でも、メントールは、鎮痛性、局所麻酔性、止痒性等にも優れたものであるので、特に好ましいものである。前記メントール類、1−ドデシルアザシクロヘプタン2−オン等は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0034】
前記吸収促進剤の含有量は、剤型や基剤成分等によって異なるので一概には決定することができないが、通常、優れた吸収促進作用を充分に発現させる観点から、0.1重量%以上、好ましくは0.3重量%以上とすることが望ましく、また、副作用が発現され難くする観点から、10重量%以下、好ましくは5重量%以下とすることが望ましい。
【0035】
前記pH調整剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記pH調整剤の具体例としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸などの無機酸、酢酸、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、シュウ酸、乳酸、グルタル酸、サリチル酸、酒石酸等の有機酸、これら酸の塩等が挙げられる。前記pH調整剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0036】
前記pH調整剤の含有量は、剤型や基剤成分などによって異なるので一概には限定することができない。通常、人体に対する安全性及び優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を充分に発現させる観点から、pHが4〜8となるように、前記pH調整剤の含有量を調整するのが好ましい。
【0037】
前記保存剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記保存剤の具体例としては、例えば、パラオキシ安息香酸、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、クロロブタノール、ベンジルアルコール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル等のパラオキシ安息香酸アルキルエステル等が挙げられる。前記保存剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0038】
前記着香料としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記着香料の具体例としては、例えば、メントール、ローズ油、ユーカリ油、d−カンフル等が挙げられる。前記着香料は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0039】
前記分散剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記分散剤の具体例としては、例えば、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウム、無水ケイ酸等が挙げられる。前記分散剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0040】
前記湿潤剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記湿潤剤の具体例としては、例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられる。前記湿潤剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0041】
前記安定剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記安定剤の具体例としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、トコフェロール、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、クエン酸等が挙げられる。前記安定剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0042】
前記防腐剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記防腐剤の具体例としては、例えば、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、塩酸ベンザルコニウム、ソルビン酸等が挙げられる。前記防腐剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0043】
前記懸濁剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。前記懸濁剤の具体例としては、例えば、トラガント末、アラビアゴム末、ベントナイト、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられる。前記懸濁剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0044】
前記界面活性剤としては、通常、外用剤に使用されているものであればよく、特に限定がない。前記界面活性剤の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、セスキオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシル等が挙げられる。前記界面活性剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0045】
本発明の褥瘡及び/又は創傷治療剤の剤型及び基剤には、通常、外用剤として用いるものであれば特に限定がない。かかる剤型としては、例えば、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、リニメント剤、パップ剤、プラスター剤、パッチ剤、硬膏剤、ゲル剤、液剤、テープ剤等が挙げられる。
【0046】
前記剤型が軟膏剤又はクリーム剤である場合には、基剤として、油脂性基剤又は乳剤性基剤を用いることができる。
【0047】
前記油脂性基剤としては、例えば、炭化水素、高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、グリコール類、植物油、動物油等が挙げられる。前記油脂性基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0048】
前記炭化水素としては、例えば、炭素数12〜32の炭化水素、種々の炭化水素の混合物である流動パラフィン、分枝状パラフィン、固形パラフィン、白色ワセリン、黄色ワセリン、スクワレン、スクワラン、プラスチベース等が挙げられる。これらの中では、特に白色ワセリンが好適なものとして挙げられる。前記炭化水素は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0049】
前記高級アルコールとしては、例えば、炭素数12〜30の脂肪族1価アルコール等が挙げられる。かかる脂肪族1価アルコールの具体例としては、例えば、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール、セリルアルコール、メリシルアルコール、セトステアリルアルコール等が挙げられる。これらの中では、ラウリルアルコール、セチルアルコール及びステアリルアルコールが好ましく、特にセチルアルコール及びステアリルアルコールが好ましい。前記高級アルコールは、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0050】
前記高級脂肪酸としては、例えば、炭素数6〜32の飽和又は不飽和脂肪酸が挙げられる。具体的には、例えば、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、オレイン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、アラキドン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、エライジン酸、ブラシジン酸等が挙げられる。これらの中では、特に、パルミチン酸及びステアリン酸が好ましい。前記高級脂肪酸は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0051】
前記高級脂肪酸エステルとしては、例えば、パルミチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、リグノセリン酸セリル、セロチン酸ラクセリル、ラクセル酸ラクセリル等の脂肪酸エステル;ラノリン、ミツロウ、クジラロウ、セラックロウ等の動物由来の天然ロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ等の植物由来の天然ロウ等の炭素数10〜32の脂肪酸と炭素数14〜32の脂肪族1価アルコールとのエステル;グリセリルモノラウリレート、グリセリルモノミリスチレート、グリセリルモノオレート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジラウリレート、グリセリルジミリスチレート、グリセリルジステアレート、グリセリルトリラウリレート、グリセリルトリミリスチレート、グリセリルトリステアレート等の炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸とグリセリンとのエステル又はそれらの水素添加物等が挙げられる。前記高級脂肪酸エステルは、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0052】
前記グリコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を混合して用いられる。なお、本発明においては、これらの中では、例えば、低重合度のポリエチレングリコールと高重合度のポリエチレングリコールとを混合して用いることが好ましい。前記グリコール類は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0053】
前記植物油としては、例えば、ツバキ油、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、ヤシ油、パーム油、マカデミアナッツ油、大豆油、茶実油、ゴマ油、ヘントウ油、サフラワー油、綿実油、テレピン油、これら植物油に水素添加した植物油脂類等が挙げられる。前記植物油は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0054】
前記動物油としては、例えば、ミンク油、卵黄油、スクワラン、スクワレン、ラノリン、前記動物油の誘導体等が挙げられる。前記動物油は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0055】
前記高級アルコールの一部は、吸収促進剤としても使用することができるものであり、かかる高級アルコールを基剤として使用する場合には、吸収促進剤を特に添加する必要がない。
【0056】
前記乳剤性基剤としては、例えば、水中油型基剤、油中水型基剤、懸濁型基剤等が挙げられる。
【0057】
前記水中油型基剤としては、界面活性剤の存在下又は非存在下で、前記ラノリン、プロピレングリコール、ステアリルアルコール、ワセリン、シリコン油、流動パラフィン、グリセリルモノステアレート、ポリエチレングリコール等の成分を水相中に乳化、分散せしめた基剤等が挙げられる。該基剤は、クリーム等を調製する際に好適に使用し得るものである。
【0058】
前記油中水型基剤としては、ワセリン、高級脂肪族アルコール、流動パラフィン等の成分に、非イオン性界面活性剤の存在下で、水を加え、乳化、分散せしめた基剤等が挙げられる。
【0059】
前記水中油型基剤及び油中水型基剤は、水を含む剤型、例えば、水を含有する液剤、ローション剤、パップ剤、軟膏剤等に使用することが好ましい。
【0060】
前記懸濁性基剤としては、水にデンプン、グリセリン、高粘度カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマーなどの懸濁化剤を加えてゲル状にした水性基剤等が挙げられる。
【0061】
本発明の褥瘡及び/又は創傷治療剤は、一般に採用されている外用剤の調製方法によって製造することができる。例えば、前記軟膏剤又はクリーム剤は、それぞれの剤型に応じて基剤の原料を混練、乳化又は懸濁せしめて基剤を調製した後、有効成分及び各種添加剤を加えて混合することにより製造することができる。混合に際しては、スクリューミキサー、ホモミキサー、ニーダー、ロールミル等の一般に用いられている混合機を用いることができる。
【0062】
前記剤型がローション剤である場合には、懸濁型、乳剤型及び溶液型のいずれのタイプであってもよい。
【0063】
前記懸濁型ローションの基剤としては、アラビアゴム、トラガントゴム等のゴム類、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルデンプン等のセルロース類、ベントナイト、ビーガムHV等の粘土類の懸濁剤と水の混合物等が挙げられる。前記懸濁型ローションの基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0064】
前記乳剤型ローションの基剤としては、水とステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール等の油性物質を乳化させた基剤等が挙げられる。前記乳剤型ローションの基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0065】
前記溶液型ローションの基剤としては水、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール等のアルコール等が挙げられる。前記溶液型ローションの基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0066】
前記ローション剤は、例えば、精製水に種々の基剤成分を添加して混合、攪拌した後、有効成分及び添加剤を加えて混合し、所望に応じて濾過を行なうことにより、製造することができる。
【0067】
剤型が前記リニメント剤の場合には、その基剤としては、例えば、オリーブ油、ゴマ油、ヘントウ油、綿実油、テレピン油等の植物油類、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール類、それらと水との混合物等が挙げられる。前記リニメント剤の基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0068】
前記リニメント剤は、基剤に有効成分を溶解し、更に所望の成分を加えて混合することにより、製造することができる。
【0069】
剤型が前記パップ剤の場合には、その基剤として、例えば、ポリアクリル酸及びその塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子化合物、該水溶性高分子化合物をミョウバンなどの多価金属塩によって架橋せしめた基剤、該水溶性高分子化合物に放射線照射のような物理的処理を施し架橋せしめた基剤等の架橋体等が挙げられる。前記パップ剤の基剤は、通常、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0070】
前記パップ剤は、有効成分、基剤及び所望の添加物を混合し、加熱後冷却することにより、製造することができる。
【0071】
前記プラスター剤、パッチ剤及び硬膏剤の場合には、不織布等の支持体、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルアルキルエーテル、ポリウレタン、ジメチルポリシロキサン、スチレン−イソプレン−スチレンゴム、イソプレンゴム等の弾性体、亜鉛華、酸化チタン、シリカ等の充填剤、弾性体との相溶性がよい、テルペン樹脂、ロジン又はそのエステル、フェノール樹脂等の粘着付与剤、酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル等の剥離処理剤、流動パラフィン、プロセスオイル等の軟化剤、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等の老化防止剤等が挙げられる。これらの成分は単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
【0072】
前記プラスター剤、パッチ剤、硬膏剤等は、溶液法や熱圧法などの常法により製造することができる。具体的には、例えば、熱圧式によるときは、有効成分及び各成分をロール機などで均一に混練し、熱及び圧力を加えたカレンダーを使用して離型紙上に均一の厚さとなるよう塗布して薬物含有層を形成し、これを支持体表面へ積層し、密着させて製造することができる。
【0073】
前記ゲル剤、液剤、テープ剤等の場合にも、その基剤は、通常の外用剤に使用されているものであればよく、特に限定されない。
【0074】
以上説明したように、本発明の褥瘡及び/又は創傷治療剤は、副作用が小さく、しかも少量であっても優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を呈するものである。
【0075】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0076】
実施例1〜3〔マクロゴール軟膏の調製〕
マクロゴール軟膏は、第十二改正日本薬局方によれば、ポリエチレングリコールであるマクロゴール400(PEG400)とマクロゴール4000(PEG4000)を、重量比が4/6から6/4となるように調製した軟膏剤である。本実施例においては、PEG400とPEG4000との重量比は、エカベトナトリウムの溶解性を充分に向上させるために、6/4(PEG400/PEG4000)となるように調製した。
【0077】
各成分の配合比率を表1に示すように変えて、マクロゴール軟膏を調製した。その具体的な調製方法を以下に示す。
【0078】
(1)予めPEG400(日本曹達(株)製)とPEG4000(三洋化成工業(株)製)とを重量比(PEG400/PEG4000)が6/4となるように用意し、それぞれを約70℃に加温した。
(2)次に、前記PEG400にエカベトナトリウムを表1に示す量で添加し、70℃で加温溶解させた。
(3)そののち、表1に示す量の前記PEG4000を添加し、70℃で加温しながら、ウルトラミキサーで撹拌を行なった。
(4)さらに撹拌を続け、室温まで徐冷してマクロゴール軟膏を調製した。
【0079】
【表1】
Figure 0003856908
【0080】
以上の結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有するマクロゴール軟膏を容易に調製することができることがわかる。
【0081】
実施例4〜5〔クリーム剤の調製〕
各成分の配合比率を表2に示すように変えて、クリーム剤を調製した。その具体的な調製方法を以下に示す。
【0082】
(1)予め表2に示す量のプロピレングリコール(以下、PGと略称する)を70〜80℃に加温しておき、これにエカベトナトリウムを表2に示す量で添加し、充分に混合した。
(2)次に、(1)で得られた混合物に、75℃に加温しておいたパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル及び精製水を、それぞれ表2に示す量で添加した。
(3)そののち、(2)で得られた混合物に、75℃に加温しておいたステアリルアルコール、白色ワセリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びグリセリルモノステアレートを、表2に示す量でそれぞれ添加し、75℃で加温しながら、ウルトラミキサーで充分に攪拌し、乳化させた。
(4)さらに撹拌を続け、室温まで徐冷してクリーム剤を調製した。
【0083】
【表2】
Figure 0003856908
【0084】
以上の結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有するクリーム剤を容易に調製することができることがわかる。
【0085】
実施例6〜7〔FAPG(脂肪酸アルコール及びプロピレングリコールからなる)基剤の調製〕
各成分の配合比率を表3に示すように変えて、FAPG基剤を調製した。その具体的な調製方法を以下に示す。
【0086】
(1)予め表3に示す量のステアリルアルコールとステアリン酸をそれぞれ約80〜85℃に加温した。
(2)次に、表3に示す量のエカベトナトリウムを表3に示す量のPGに混合し、75℃で加温溶解させた。
(3)そののち、(1)で加温しておいたステアリルアルコールとステアリン酸と(2)で得られた混合物を混合し、75℃で加温しながら、ウルトラミキサーで充分に攪拌を行なった。
(4)さらに撹拌を続け、室温まで急冷してFAPG基剤を調製した。
【0087】
【表3】
Figure 0003856908
【0088】
以上の結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有するFAPG基剤を容易に調製することができることがわかる。
【0089】
実施例8〜9〔ワセリン軟膏の調製〕
各成分の配合比率を表4に示すように変えて、ワセリン軟膏を調製した。その具体的な調製方法を以下に示す。
【0090】
(1)予め表4に示す量のミツロウとステアリルアルコールとを混合し、約70〜80℃に加温した。
(2)次に、表4に示す量のエカベトナトリウムを(1)で得られた混合物に添加混合し、75℃で加温融解し、約70〜80℃に保持した。
(3)そののち、約70〜80℃に加温しておいた白色ワセリンを表4に示す量で(2)で得られた混合物に添加し、75℃で加温しながらウルトラミキサーで充分に撹拌を行なった。
(4)さらに撹拌を続け、室温まで冷却してワセリン軟膏を調製した。
【0091】
【表4】
Figure 0003856908
【0092】
以上の結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有するワセリン軟膏を容易に調製することができることがわかる。
【0093】
実施例10〜11〔エモリエントベースクリームの調製〕
各成分の配合比率を表5に示すように変えて、エモリエントベースクリームを調製した。その具体的な調製方法を以下に示す。
【0094】
(1)予め表5に示す量のPG、ステアリルアルコール、セタノール、流動パラフィン、ステアリン酸ポリオキシル、ソルビタン脂肪酸エステル及び精製水を、それぞれ約70〜80℃に加温した。
(2)次に、表5に示す量のエカベトナトリウムを前記PGに添加混合し、約70〜80℃で加温融解させた。
(3)そののち、(1)のPGを除いた各成分と(2)で得られた混合物とを混合し、75℃で加温しながらウルトラミキサーで充分に撹拌を行なった。
(4)さらに撹拌を続け、室温まで徐冷してエモリエントベースクリームを調製した。
【0095】
【表5】
Figure 0003856908
【0096】
以上の結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有するエモリエントベースクリームを容易に調製することができることがわかる。
【0097】
実験例
SD系雄性ラット20匹(12〜14週齢)を用い、佐京らの方法(応用薬理、43巻2号、111−119頁、1992年)に準じ、皮膚欠損傷モデルラットを用意した。欠損傷ラット1群5匹に、前記実施例1〜2で用意した2重量%エカベトナトリウム軟膏、6重量%エカベトナトリウム軟膏又は、エカベトナトリウムを含有しない基剤だけ(PEG400/PEG4000(重量比)が6/4である)の軟膏(プラセボ)を毎日200mg/site塗布し、欠損傷作製後2日目、5日目の軟膏塗布前の欠損傷面積を計測した。その結果を、表6に示す。但し、表中に示されたデータは、欠損傷作製直後の損傷部面積を100とした時の欠損傷面積比率の平均値(5匹/群)を表わしたものである。
【0098】
【表6】
Figure 0003856908
【0099】
表6に示された結果から、有効成分として、エカベトナトリウムを含有する治療剤は、優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を呈するものであることがわかる。
【0100】
また、実施例3〜11で得られた治療剤は、いずれも実施例1〜2で得られた治療剤と同様に、優れた褥瘡及び/又は創傷治癒促進作用を示した。
【0101】
【発明の効果】
本発明のスルホデヒドロアビエチン酸及びその薬理的に許容し得る塩を単独で又は2種以上混合する褥瘡及び/又は創傷治療剤は、副作用が少なく、しかも優れた治癒促進作用を有し、外用剤として用いることにより、褥創及び/又は創傷を効果的に改善することができるという効果を奏する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pressure ulcer and / or wound treatment agent.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a sore treatment agent, those containing 50% by weight or more of a highly safe saccharide as an active ingredient are known (Japanese Patent Laid-Open Nos. 9-20665 and 9-40563).
[0003]
However, these conventional wound healing agents have the disadvantage that they are inferior in economic efficiency because a large amount of active ingredients must be used in order to achieve sufficient medicinal effects.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above prior art, and provides a preparation exhibiting an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting effect even with a small amount of an active ingredient as well as small side effects. With the goal.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have conducted extensive research to develop a preparation exhibiting an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting effect with small side effects. Sulfodehydroabietic acid [chemical name: (+)-(1R, 4aS, 10aR) -1,2,3,4,4a, 9] used as a therapeutic agent for gastric ulcer exhibiting ulcer action and gastric mucosa protective action , 10,10a-octahydro-1,4a-dimethyl-7- (1-methylethyl) -6-sulfo-1-phenanthrenecarboxylic acid] and pharmaceutically acceptable salts thereof (Japanese Patent Laid-Open No. 58-77814) JP-A-6-279275 and JP-A-7-165572) have found a completely new fact that they exhibit an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting action on the skin. The present invention has been completed based on this fact.
[0006]
That is, the present invention
[1] Formula (I):
[0007]
[Chemical 2]
Figure 0003856908
[0008]
An agent for treating pressure ulcer and / or wound comprising, as an active ingredient, sulfodehydroabietic acid represented by or a pharmacologically acceptable salt thereof,
[2] The pressure ulcer according to the above [1], wherein the sulfodehydroabietic acid or a pharmaceutically acceptable salt thereof is sulfodehydroabietic acid monosodium salt pentahydrate (hereinafter referred to as ecabet sodium). Or wound treatment,
[3] The pressure ulcer and / or wound treatment agent according to [1] or [2], which is used as an external preparationAnd
[4]  Pressure ulcer and / or wound therapeutic agent according to any one of [1] to [3], which is a therapeutic agent for pressure ulcers, burns or cuts
About.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Formula (I) which is an active ingredient of the present invention:
[0010]
[Chemical Formula 3]
Figure 0003856908
[0011]
The sulfodehydroabietic acid and the pharmacologically acceptable salt thereof are known compounds and can be produced by the method described in JP-A-58-77814.
[0012]
Sulfodehydroabietic acid and its pharmacologically acceptable salt, which are the active ingredients of the present invention, are superior to skin loss injury as shown in the results of experiments using skin loss injury model rats in the following experimental examples. It has a healing promoting effect. Therefore, it is useful as a pressure ulcer and / or wound healing agent for mammals (human, horse, dog, cat, etc.). That is, the therapeutic agent of the present invention is not only a therapeutic agent for pressure ulcers and / or wounds in humans, but also useful as a therapeutic agent for animals. In addition, these compounds have extremely low toxicity, extremely low side effects, and high safety. For example, LD of sulfodehydroabietic acid monosodium salt50When (50% lethal dose) is determined from oral administration of rats, it is known to be 2000 mg / kg or more (JP-A-58-77814).
[0013]
The sulfodehydroabietic acid and pharmacologically acceptable salt thereof which are the active ingredients of the present invention can be used alone or in admixture of two or more.
[0014]
Examples of the pharmacologically acceptable salt of sulfodehydroabietic acid which is the active ingredient of the present invention include alkali metal salts such as lithium salt, sodium salt and potassium salt; alkaline earth such as magnesium salt, calcium salt and barium salt. Metal salts; aluminum salts; metal hydroxide salts such as aluminum hydroxide salts; alkylamine salts, dialkylamine salts, trialkylamine salts, alkylenediamine salts, cycloalkylamine salts, arylamine salts, aralkylamine salts, heterocyclic rings Amine salts such as formula amine salts; amino acid salts such as α-amino acid salts and ω-amino acid salts; peptide salts or primary, secondary, tertiary or quaternary amine salts derived therefrom. It is done. These pharmacologically acceptable salts can be used alone or in admixture of two or more. Among these, metal salts such as alkali metal salts, alkaline earth metal salts, and aluminum salts are preferable, and sodium salts are particularly preferable.
[0015]
The amine salt and amino acid salt are a hydroxyl group, alkoxy group, carboxy group, acyl group, acyloxy group, aminoalkyl group, alkylamino group, alkyl group, guanidino group, carbamoyl group, methylthio group, mercapto group, dialkylsulfonium group. Or you may have a halogen atom.
[0016]
Furthermore, the sulfodehydroabietic acid and pharmacologically acceptable salt thereof which are the active ingredients of the present invention include the adducts thereof, and further includes solvates and hydrates thereof.
[0017]
The pharmacologically acceptable salt of sulfodehydroabietic acid which is the active ingredient of the present invention can be easily prepared as described in JP-A-58-77814. For example, when the salt is a metal salt, the metal salt can be prepared by neutralizing sulfodehydroabietic acid dissolved in a suitable solvent.
[0018]
Examples of the solvent include water, methanol, ethanol, tetrahydrofuran, dimethyl sulfoxide, dimethylformamide, and mixed solvents thereof.
[0019]
Examples of the compound used in the neutralization include alkali metal hydroxides such as lithium hydroxide, sodium hydroxide, and potassium hydroxide, and alkaline earth metals such as magnesium hydroxide, calcium hydroxide, and barium hydroxide. Examples thereof include metal hydroxides, carbonates such as lithium carbonate, sodium carbonate, and potassium carbonate, acetates such as sodium acetate, and bicarbonates such as sodium bicarbonate and potassium bicarbonate.
[0020]
When the metal salt of sulfodehydroabietic acid is sulfodehydroabietic acid monosodium salt, the sulfodehydroabietic acid monosodium salt can be prepared by neutralizing sulfodehydroabietic acid. More specifically, for example, sulfodehydroabietic acid is dissolved in water, the pH of the solution is adjusted to 2 to 5 with sodium hydroxide, sodium carbonate, sodium bicarbonate, sodium acetate, etc., and the precipitated crystals are filtered, etc. Ecabet sodium can be obtained by recovering by a conventional method.
[0021]
The sulfodehydroabietic acid monosodium salt can also be prepared by treating sulfodehydroabietic acid disodium salt with an acid such as hydrochloric acid. More specifically, for example, by dissolving sulfodehydroabietic acid disodium salt in water, adjusting the pH of the solution to 2 to 5 with hydrochloric acid, and recovering the precipitated crystals by a conventional method such as filtration, Sodium can be obtained.
[0022]
When the metal salt of sulfodehydroabietic acid is a metal salt other than sodium salt, for example, an alkaline earth metal salt such as calcium salt or magnesium salt, the silver sulfodehydroabietic acid is dissolved in an aqueous solvent such as water. The alkaline earth metal salt can be prepared by neutralizing the resulting solution with a metal halide such as calcium chloride or magnesium chloride.
[0023]
The aluminum hydroxide salt can be prepared by neutralizing sulfodehydroabietic acid with an aluminum alkoxide such as aluminum methoxide, aluminum ethoxide or aluminum isopropoxide in the solvent.
[0024]
The amine salt neutralizes sulfodehydroabietic acid with an amine in the solvent, or neutralizes silver sulfodehydroabietic acid with an amine hydrohalide or quaternary salt such as hydrochloride in the solvent. Can be prepared. As the solvent, for example, water, methanol, ethanol and the like are preferable. In particular, water is preferred as the solvent used in the reaction of sulfodehydroabietic acid with a hydrogen halide salt or quaternary salt of an amine.
[0025]
The dosage of the active ingredient sulfodehydroabietic acid and its pharmacologically acceptable salt in the pressure ulcer and / or wound therapeutic agent of the present invention, ie, the pressure ulcer and / or external therapeutic agent for wounds, varies depending on the patient's symptoms and the like. In general, it is preferably about 1 to 100 mg in the affected area, and this is applied in two to three times a day for administration. In addition, the content in the preparation varies depending on the dosage form, base component, etc., and thus cannot be unconditionally limited. However, from the viewpoint of sufficiently exhibiting an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting effect, it is generally 0 It is desirable that the amount be not less than 5% by weight, preferably not less than 2% by weight, and it is desirable that the amount be not more than 20% by weight, preferably not more than 10% by weight from the viewpoint of preventing side effects.
[0026]
Examples of pressure ulcers and / or wounds applied in the present invention include pressure ulcers, burns, cuts, and the like, and the effect of promoting healing is remarkable for any symptom.
[0027]
The pressure ulcer and / or wound treatment agent of the present invention includes an absorption enhancer, a pH adjuster, a preservative, a flavoring agent, as necessary, in addition to sulfodehydroabietic acid and its pharmacologically acceptable salt, which are active ingredients. Additives such as dispersants, wetting agents, stabilizers, preservatives, suspending agents, and surfactants can be blended.
[0028]
The absorption promoter is not particularly limited as long as it is usually used for external preparations. Examples thereof include monohydric alcohols having 20 or less carbon atoms, pyrrolidone derivatives, ureas, cyclodextrins, menthols, -Dodecylazacycloheptane 2-one, calcium thioglycolate, limonene and the like. The said absorption promoter can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0029]
Examples of the monohydric alcohol having 20 or less carbon atoms include methyl alcohol, ethyl alcohol, propyl alcohol, isopropyl alcohol, butyl alcohol, heptyl alcohol, hexyl alcohol, heptyl alcohol, octyl alcohol, capryl alcohol, nonyl alcohol, decyl alcohol, Examples include undecyl alcohol, lauryl alcohol, tridecyl alcohol, myristyl alcohol, pentadecyl alcohol, cetyl alcohol, hexadecyl alcohol, heptadecyl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, nonadecyl alcohol, and eicosyl alcohol. The monohydric alcohol having 20 or less carbon atoms can be used alone or in combination of two or more.
[0030]
Examples of the pyrrolidone derivative include 2-pyrrolidone, 1-methyl-2-pyrrolidone, 5-methyl-2-pyrrolidone, 1,5-dimethylpyrrolidone, 1-ethylpyrrolidone and the like. The pyrrolidone derivatives can be used alone or in admixture of two or more.
[0031]
Examples of the ureas include urea and thiourea. The ureas can be used alone or in combination of two or more.
[0032]
Examples of the cyclodextrin include α-cyclodextrin, β-cyclodextrin, γ-cyclodextrin, hydroxypropyl-β-cyclodextrin, dimethyl-β-cyclodextrin and the like. The cyclodextrins can be used alone or in admixture of two or more.
[0033]
In addition, menthol obtained from natural peppermint, mint oil and the like, synthesized menthol, 1-dodecylazacycloheptan 2-one and the like are preferable as an absorption accelerator. Among them, menthol is analgesic, topical, Since it is excellent also in the anesthetic property, antipruriticity, etc., it is especially preferable. The menthols and 1-dodecylazacycloheptane-2-one can be used alone or in combination of two or more.
[0034]
The content of the absorption enhancer varies depending on the dosage form, base component, etc., and thus cannot be determined unconditionally, but usually 0.1% by weight or more from the viewpoint of sufficiently expressing an excellent absorption promoting effect. Preferably, the content is 0.3% by weight or more, and from the viewpoint of preventing the occurrence of side effects, it is 10% by weight or less, preferably 5% by weight or less.
[0035]
The pH adjuster is not particularly limited as long as it is generally used for external preparations. Specific examples of the pH adjuster include, for example, inorganic acids such as hydrochloric acid, sulfuric acid, nitric acid, hydrobromic acid and phosphoric acid, acetic acid, succinic acid, fumaric acid, malic acid, oxalic acid, lactic acid, glutaric acid and salicylic acid. , Organic acids such as tartaric acid, salts of these acids, and the like. The pH adjusters can be used alone or in combination of two or more.
[0036]
Since the content of the pH adjusting agent varies depending on the dosage form, the base component, etc., it cannot be generally limited. Usually, it is preferable to adjust the content of the pH adjusting agent so that the pH is 4 to 8 from the viewpoint of sufficiently exerting safety for human body and excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting action.
[0037]
The preservative is not particularly limited as long as it is generally used for external preparations. Specific examples of the preservative include paraoxybenzoic acid, methyl paraben, ethyl paraben, propyl paraben, chlorobutanol, benzyl alcohol, methyl paraoxybenzoate, paraoxybenzoic acid alkyl esters such as propyl paraoxybenzoate, and the like. The preservatives can usually be used alone or in admixture of two or more.
[0038]
The flavoring agent is not particularly limited as long as it is usually used for an external preparation. Specific examples of the flavoring agent include menthol, rose oil, eucalyptus oil, d-camphor and the like. The said flavoring agent can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0039]
The dispersant is not particularly limited as long as it is generally used for external preparations. Specific examples of the dispersant include sodium metaphosphate, potassium polyphosphate, and anhydrous silicic acid. The dispersants can be used alone or in combination of two or more.
[0040]
The wetting agent is not particularly limited as long as it is generally used for external preparations. Specific examples of the wetting agent include propylene glycol, butylene glycol, glycerin, sorbitol, sodium lactate, sodium hyaluronate and the like. The wetting agents can be used alone or in admixture of two or more.
[0041]
The stabilizer is not particularly limited as long as it is usually used for an external preparation. Specific examples of the stabilizer include sodium bisulfite, tocopherol, ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), citric acid and the like. The stabilizers can be used alone or in combination of two or more.
[0042]
The preservative is not particularly limited as long as it is usually used for an external preparation. Specific examples of the preservative include ethyl paraoxybenzoate, propyl paraoxybenzoate, benzalkonium hydrochloride, sorbic acid and the like. The preservatives can be used alone or in admixture of two or more.
[0043]
The suspending agent is not particularly limited as long as it is generally used for external preparations. Specific examples of the suspending agent include tragacanth powder, gum arabic powder, bentonite, sodium carboxymethyl cellulose and the like. The suspending agents can be used alone or in combination of two or more.
[0044]
The surfactant is not particularly limited as long as it is usually used for an external preparation. Specific examples of the surfactant include polyoxyethylene hydrogenated castor oil, sorbitan fatty acid esters such as sorbitan sesquioleate, and polyoxyl stearate. The surfactants can be used alone or in combination of two or more.
[0045]
The dosage form and base of the pressure ulcer and / or wound treatment agent of the present invention are not particularly limited as long as they are usually used as external preparations. Examples of such dosage forms include ointments, creams, lotions, liniments, poultices, plasters, patches, plasters, gels, liquids, tapes and the like.
[0046]
When the dosage form is an ointment or cream, an oleaginous base or an emulsion base can be used as the base.
[0047]
Examples of the oleaginous base include hydrocarbons, higher alcohols, higher fatty acids, higher fatty acid esters, glycols, vegetable oils, animal oils, and the like. The said oleaginous base can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0048]
Examples of the hydrocarbon include hydrocarbons having 12 to 32 carbon atoms, liquid paraffin, branched paraffin, solid paraffin, white petrolatum, yellow petrolatum, squalene, squalane, plastibase and the like, which are a mixture of various hydrocarbons. It is done. Among these, white petrolatum is particularly preferable. The said hydrocarbon can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0049]
Examples of the higher alcohol include aliphatic monohydric alcohols having 12 to 30 carbon atoms. Specific examples of the aliphatic monohydric alcohol include, for example, lauryl alcohol, tridecyl alcohol, myristyl alcohol, pentadecyl alcohol, cetyl alcohol (cetanol), hexadecyl alcohol, heptadecyl alcohol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, and nonadecyl. Alcohol, eicosyl alcohol, ceryl alcohol, melyl alcohol, cetostearyl alcohol, etc. are mentioned. Among these, lauryl alcohol, cetyl alcohol and stearyl alcohol are preferable, and cetyl alcohol and stearyl alcohol are particularly preferable. The higher alcohols can be used alone or in combination of two or more.
[0050]
Examples of the higher fatty acid include saturated or unsaturated fatty acids having 6 to 32 carbon atoms. Specifically, for example, caproic acid, enanthic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecylic acid, lauric acid, tridecylic acid, myristic acid, pentadecylic acid, palmitic acid, heptadecylic acid, stearic acid, oleic acid, nonadecane Examples include acid, arachidic acid, arachidonic acid, linoleic acid, linolenic acid, behenic acid, lignoceric acid, serotic acid, heptacosanoic acid, montanic acid, melissic acid, laccellic acid, elaidic acid, and brassic acid. Among these, palmitic acid and stearic acid are particularly preferable. The higher fatty acids can be used alone or in admixture of two or more.
[0051]
Examples of the higher fatty acid ester include fatty acid esters such as myristyl palmitate, stearyl stearate, myristyl myristate, ceryl lignocerate, lacseryl serotinate, and racseryl lactate; Esters of fatty acids having 10 to 32 carbon atoms and aliphatic monohydric alcohols having 14 to 32 carbon atoms such as plant-derived natural waxes such as wax, carnauba wax and candelilla wax; glyceryl monolaurate, glyceryl monomyristylate, glyceryl mono Oleate, glyceryl monostearate, glyceryl dilaurate, glyceryl dimyristate, glyceryl distearate, glyceryl trilaurate, glyceryl trimyristate, glyceryl tristearate Over esters or their hydrogenated products of saturated or unsaturated fatty acids and glycerin carbon number 10 to 22, such as and the like. The higher fatty acid esters can be used alone or in admixture of two or more.
[0052]
Examples of the glycols include ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, 1,3-butanediol, and polyethylene glycol. These may be used alone or in admixture of two or more. In the present invention, among these, for example, it is preferable to use a mixture of polyethylene glycol having a low polymerization degree and polyethylene glycol having a high polymerization degree. The glycols can be used alone or in admixture of two or more.
[0053]
Examples of the vegetable oil include camellia oil, castor oil, olive oil, cacao oil, coconut oil, palm oil, macadamia nut oil, soybean oil, tea seed oil, sesame oil, gentian oil, safflower oil, cottonseed oil, turpentine oil, and these vegetable oils. And vegetable oils and the like hydrogenated. The said vegetable oil can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0054]
Examples of the animal oil include mink oil, egg yolk oil, squalane, squalene, lanolin, and derivatives of the animal oil. The said animal oil can be normally used individually or in mixture of 2 or more types.
[0055]
A part of the higher alcohol can also be used as an absorption accelerator, and when such a higher alcohol is used as a base, it is not necessary to add an absorption accelerator.
[0056]
Examples of the emulsion base include an oil-in-water base, a water-in-oil base, and a suspension base.
[0057]
As the oil-in-water base, components such as lanolin, propylene glycol, stearyl alcohol, petrolatum, silicone oil, liquid paraffin, glyceryl monostearate, polyethylene glycol and the like are added in water in the presence or absence of a surfactant. Examples include a base emulsified and dispersed in the phase. The base can be suitably used when preparing a cream or the like.
[0058]
Examples of the water-in-oil base include a base obtained by adding water to components such as petrolatum, higher aliphatic alcohol, and liquid paraffin in the presence of a nonionic surfactant to emulsify and disperse. .
[0059]
The oil-in-water base and the water-in-oil base are preferably used for dosage forms containing water, for example, liquids containing water, lotions, poultices, ointments and the like.
[0060]
Examples of the suspending base include an aqueous base that is made into a gel by adding a suspending agent such as starch, glycerin, high-viscosity carboxymethyl cellulose, or carboxyvinyl polymer to water.
[0061]
The pressure ulcer and / or wound treatment agent of the present invention can be produced by a generally used method for preparing an external preparation. For example, the ointment or cream is prepared by kneading, emulsifying or suspending a base material according to each dosage form, preparing a base, and then adding and mixing the active ingredients and various additives. Can be manufactured. In mixing, generally used mixers such as a screw mixer, a homomixer, a kneader, and a roll mill can be used.
[0062]
When the dosage form is a lotion, any of a suspension type, an emulsion type and a solution type may be used.
[0063]
Examples of the base of the suspension type lotion include rubbers such as gum arabic and tragacanth, celluloses such as methylcellulose, hydroxyethylcellulose, and hydroxyethyl starch, and mixtures of water and suspensions of clays such as bentonite and bee gum HV. Is mentioned. The suspension lotion bases can be used alone or in admixture of two or more.
[0064]
Examples of the emulsion-type lotion base include a base obtained by emulsifying water and an oily substance such as stearic acid, behenic acid, oleic acid and the like, and higher alcohols such as stearyl alcohol, cetanol, and behenyl alcohol. The above-mentioned emulsion type lotion bases can be used alone or in admixture of two or more.
[0065]
Examples of the base of the solution type lotion include water, alcohols such as ethanol, glycerin and propylene glycol. The base of the solution type lotion can be used alone or in combination of two or more.
[0066]
The lotion can be produced, for example, by adding various base components to purified water, mixing, stirring, adding the active ingredients and additives, mixing, and performing filtration as desired. it can.
[0067]
When the dosage form is the liniment, the base includes, for example, vegetable oils such as olive oil, sesame oil, gentian oil, cottonseed oil and turpentine oil, alcohols such as ethanol, propanol and isopropanol, and water and A mixture etc. are mentioned. The base of the liniment may be used alone or in admixture of two or more.
[0068]
The liniment can be produced by dissolving an active ingredient in a base and further adding and mixing desired components.
[0069]
When the dosage form is the cataplasm, the base includes, for example, polyacrylic acid and salts thereof, water-soluble polymer compounds such as polyvinyl alcohol and polyvinylpyrrolidone, and water-soluble polymer compounds such as alum Examples thereof include a base cross-linked with a metal salt and a cross-linked product such as a base cross-linked by subjecting the water-soluble polymer compound to physical treatment such as irradiation. The base of the cataplasm can be used alone or in admixture of two or more.
[0070]
The cataplasm can be produced by mixing an active ingredient, a base and desired additives, cooling after heating.
[0071]
In the case of the plaster agent, patch agent, and plaster agent, a support such as a nonwoven fabric, natural rubber, styrene-butadiene rubber (SBR), butyl rubber, polyisobutylene, polyvinyl alkyl ether, polyurethane, dimethylpolysiloxane, styrene-isoprene- Elastic bodies such as styrene rubber and isoprene rubber, fillers such as zinc white, titanium oxide and silica, good compatibility with elastic bodies, terpene resins, rosin or esters thereof, tackifiers such as phenol resins, vinyl acetate, Examples include release treatment agents such as silicone resins and polyvinyl chloride, softening agents such as liquid paraffin and process oil, and anti-aging agents such as dibutylhydroxytoluene (BHT). These components can be used alone or in admixture of two or more.
[0072]
The plaster agent, patch agent, plaster agent and the like can be produced by a conventional method such as a solution method or a hot press method. Specifically, for example, when using the hot-press method, the active ingredient and each ingredient are uniformly kneaded with a roll machine, etc., and applied to a release paper with a uniform thickness using a calender with heat and pressure applied. Then, a drug-containing layer can be formed, and this can be laminated on the surface of the support and brought into close contact.
[0073]
Also in the case of the gel agent, liquid agent, tape agent, etc., the base is not particularly limited as long as it is used for ordinary external preparations.
[0074]
As described above, the pressure ulcer and / or wound treatment agent of the present invention has small side effects and exhibits an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting effect even in a small amount.
[0075]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited only to this Example.
[0076]
Examples 1-3 [Preparation of Macrogol Ointment]
Macrogol ointment is prepared according to the 12th revised Japanese Pharmacopoeia, with Macrogol 400 (PEG400) and Macrogol 4000 (PEG4000), which are polyethylene glycols, in a weight ratio of 4/6 to 6/4. Ointment. In this example, the weight ratio of PEG400 to PEG4000 was adjusted to 6/4 (PEG400 / PEG4000) in order to sufficiently improve the solubility of ecabet sodium.
[0077]
Macrogol ointment was prepared by changing the blending ratio of each component as shown in Table 1. The specific preparation method is shown below.
[0078]
(1) Prepare PEG400 (manufactured by Nippon Soda Co., Ltd.) and PEG4000 (manufactured by Sanyo Kasei Kogyo Co., Ltd.) so that the weight ratio (PEG400 / PEG4000) is 6/4. Warmed up.
(2) Next, ecabet sodium was added to the PEG 400 in the amount shown in Table 1, and dissolved by heating at 70 ° C.
(3) Thereafter, the amount of the PEG 4000 shown in Table 1 was added, and the mixture was stirred with an ultramixer while heating at 70 ° C.
(4) Stirring was continued and the mixture was gradually cooled to room temperature to prepare a macrogol ointment.
[0079]
[Table 1]
Figure 0003856908
[0080]
From the above results, it can be seen that macrogol ointment containing ecabet sodium as an active ingredient can be easily prepared.
[0081]
Examples 4 to 5 [Preparation of cream]
A cream was prepared by changing the blending ratio of each component as shown in Table 2. The specific preparation method is shown below.
[0082]
(1) An amount of propylene glycol (hereinafter abbreviated as PG) shown in Table 2 is preheated to 70 to 80 ° C., and ecabet sodium is added in an amount shown in Table 2 and mixed thoroughly. did.
(2) Next, to the mixture obtained in (1), methyl paraoxybenzoate, propyl paraoxybenzoate and purified water which had been heated to 75 ° C. were added in the amounts shown in Table 2, respectively.
(3) After that, to the mixture obtained in (2), stearyl alcohol, white petrolatum, polyoxyethylene hydrogenated castor oil and glyceryl monostearate that had been heated to 75 ° C. in the amounts shown in Table 2. While each was added and heated at 75 ° C., it was sufficiently stirred and emulsified with an ultramixer.
(4) Stirring was continued and the mixture was gradually cooled to room temperature to prepare a cream.
[0083]
[Table 2]
Figure 0003856908
[0084]
From the above results, it can be seen that a cream containing ecabet sodium can be easily prepared as an active ingredient.
[0085]
Examples 6 to 7 [Preparation of FAPG (consisting of fatty acid alcohol and propylene glycol) base]
FAPG bases were prepared by changing the blending ratio of each component as shown in Table 3. The specific preparation method is shown below.
[0086]
(1) The stearyl alcohol and stearic acid of the quantity shown in Table 3 were each previously heated at about 80-85 degreeC.
(2) Next, the amount of ecabet sodium shown in Table 3 was mixed with the amount of PG shown in Table 3, and heated and dissolved at 75 ° C.
(3) After that, stearyl alcohol and stearic acid that had been heated in (1) and the mixture obtained in (2) were mixed and stirred thoroughly with an ultramixer while heating at 75 ° C. It was.
(4) Stirring was further continued and quenched to room temperature to prepare a FAPG base.
[0087]
[Table 3]
Figure 0003856908
[0088]
From the above results, it can be seen that a FAPG base containing ecabet sodium as an active ingredient can be easily prepared.
[0089]
Examples 8-9 [Preparation of Vaseline Ointment]
Vaseline ointment was prepared by changing the blending ratio of each component as shown in Table 4. The specific preparation method is shown below.
[0090]
(1) Beeswax and stearyl alcohol in the amounts shown in Table 4 were mixed in advance and heated to about 70 to 80 ° C.
(2) Next, the amount of ecabet sodium shown in Table 4 was added to and mixed with the mixture obtained in (1), heated and melted at 75 ° C., and maintained at about 70 to 80 ° C.
(3) After that, white petrolatum that has been heated to about 70 to 80 ° C. is added to the mixture obtained in (2) in the amount shown in Table 4, and it is sufficient with an ultra mixer while heating at 75 ° C. Was stirred.
(4) Stirring was further continued and cooled to room temperature to prepare petrolatum ointment.
[0091]
[Table 4]
Figure 0003856908
[0092]
From the above results, it is understood that petrolatum ointment containing ecabet sodium can be easily prepared as an active ingredient.
[0093]
Examples 10-11 [Preparation of Emollient Base Cream]
An emollient base cream was prepared by changing the blending ratio of each component as shown in Table 5. The specific preparation method is shown below.
[0094]
(1) PG, stearyl alcohol, cetanol, liquid paraffin, stearic acid polyoxyl, sorbitan fatty acid ester and purified water in amounts shown in Table 5 were each heated to about 70 to 80 ° C.
(2) Next, the amount of ecabet sodium shown in Table 5 was added to and mixed with the PG, and heated and melted at about 70 to 80 ° C.
(3) After that, each component excluding PG in (1) and the mixture obtained in (2) were mixed and sufficiently stirred with an ultramixer while heating at 75 ° C.
(4) Stirring was continued and the mixture was gradually cooled to room temperature to prepare an emollient base cream.
[0095]
[Table 5]
Figure 0003856908
[0096]
From the above results, it can be seen that an emollient base cream containing ecabet sodium as an active ingredient can be easily prepared.
[0097]
Experimental example
Using 20 SD male rats (12 to 14 weeks old), skin defect model rats were prepared according to the method of Sakyo et al. (Applied Pharmacology, Vol. 43, No. 2, pp. 111-119, 1992). Only 5% ecabet sodium ointment, 6% ecabet sodium ointment prepared in Examples 1-2 above, or a base containing no ecabet sodium (PEG 400 / PEG 4000 (weight) 200 mg / site of the ointment (placebo) with a ratio of 6/4) was applied every day, and the defect area before application of the ointment on the second and fifth days after the preparation of the defect was measured. The results are shown in Table 6. However, the data shown in the table represents the average value (5 / group) of the missing damage area ratio when the damaged portion area immediately after the missing damage is taken as 100.
[0098]
[Table 6]
Figure 0003856908
[0099]
From the results shown in Table 6, it can be seen that the therapeutic agent containing ecabet sodium as an active ingredient exhibits an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting action.
[0100]
Moreover, all the therapeutic agents obtained in Examples 3 to 11 showed an excellent pressure ulcer and / or wound healing promoting effect, similar to the therapeutic agents obtained in Examples 1 and 2.
[0101]
【The invention's effect】
The pressure ulcer and / or wound treatment agent comprising the sulfodehydroabietic acid of the present invention and a pharmacologically acceptable salt thereof alone or in combination of two or more thereof has few side effects and has an excellent healing promoting action, and is an external preparation. By using as, there exists an effect that a wound and / or a wound can be improved effectively.

Claims (4)

式(I):
Figure 0003856908
で表わされるスルホデヒドロアビエチン酸又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分として含有してなる褥瘡及び/又は創傷治療剤。
Formula (I):
Figure 0003856908
A therapeutic agent for pressure ulcer and / or wound comprising a sulfodehydroabietic acid represented by the formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof as an active ingredient.
スルホデヒドロアビエチン酸又はその薬理的に許容し得る塩がスルホデヒドロアビエチン酸モノナトリウム塩・5水和物である請求項1記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤。The pressure ulcer and / or wound treatment agent according to claim 1, wherein the sulfodehydroabietic acid or a pharmaceutically acceptable salt thereof is sulfodehydroabietic acid monosodium salt pentahydrate. 外用剤として用いられる請求項1又は2記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤。The pressure ulcer and / or wound treatment agent according to claim 1 or 2, which is used as an external preparation. 褥瘡、熱傷又は切傷の治療剤である請求項1〜3いずれか記載の褥瘡及び/又は創傷治療剤。The pressure ulcer and / or wound therapeutic agent according to any one of claims 1 to 3, which is a therapeutic agent for pressure ulcers, burns or cuts.
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