JP3855209B2 - Suspension control device - Google Patents
Suspension control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3855209B2 JP3855209B2 JP34453596A JP34453596A JP3855209B2 JP 3855209 B2 JP3855209 B2 JP 3855209B2 JP 34453596 A JP34453596 A JP 34453596A JP 34453596 A JP34453596 A JP 34453596A JP 3855209 B2 JP3855209 B2 JP 3855209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- dither
- damping force
- command current
- command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
- B60G17/0152—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the action on a particular type of suspension unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/10—Acceleration; Deceleration
- B60G2400/102—Acceleration; Deceleration vertical
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2500/00—Indexing codes relating to the regulated action or device
- B60G2500/10—Damping action or damper
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2600/00—Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
- B60G2600/18—Automatic control means
- B60G2600/187—Digital Controller Details and Signal Treatment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に用いられるサスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサスペンション制御装置の一例として、ソレノイドへの通電電流に応じて変位する可動体(スプール)を有しこの可動体の変位に応じて油液の通過量を調整する比例ソレノイドバルブと、車体と車軸との間に介装されて前記通電電流、ひいては可動体の変位に応じた大きさの減衰力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバと、車体の上下方向の加速度を検出する加速度センサとを備え、加速度センサの検出値に基づいて通電電流(出力電流)の大きさを決めて、所望の大きさの減衰力(伸び側、縮み側の減衰力)を発生し、車両ばね上の揺れを抑制し快適な乗り心地を確保する装置がある。この装置に適用されるショックアブソーバとして、図10に示すように縮み側の減衰力が小さい値の場合、伸び側の減衰力が大きい値から小さい値に変化し、伸び側の減衰力が小さい値の場合、縮み側の減衰力が小さい値から大きい値に変化する、いわゆる減衰力反転タイプがある。
【0003】
さらに、この装置では、通電電流を、加速度センサの検出値から定まる所望の大きさの指令電流(目標電流、通電電流の平均値)と、PWM信号に基づいて得られる比較的高い(PWM信号に比しては低い)周波数の電流(ディザ振動)との重畳により構成し、可動体を所定位置を中心にして微振動(ディザ)させておき、可動体の変位を容易に行って減衰力調整の応答性等を向上するようにしている。この場合、ディザ振動は、例えば次のようにして得るようにしている。
【0004】
すなわち、ソレノイドと電源との間に介装されたスイッチング手段(トランジスタ)をPWM信号に応じてオン・オフするように設ける。この際、ソレノイドに流れる電流は、過渡現象によりPWM信号のHレベル時(例えばデューティ比75%で、この場合PWM信号の周期の75%分トランジスタをオンさせて、25%分トランジスタをオフさせる。)には逓増し、続くLレベル時(例えばデューティ比25%で、この場合PWM信号の周期の25%分トランジスタをオンさせて、75%分トランジスタをオフさせる。)には逓減する。この場合、例えば図9に示すように、PWM信号のデューティ比を増加させると(A区間)、逓増割合(トランジスタオン時間がPWM信号周期の75%)が逓減割合(トランジスタオフ時間がPWM信号周期の25%)に比して大きくなり、ソレノイドに流れる電流(通電電流)はPWM信号の周期毎に増加することになる(この際のデューティ比を、以下、便宜上、上昇デューティ比という。)。
【0005】
また、PWM信号のデューティ比を減少させると(B区間)、逓減割合(トランジスタオフ時間がPWM信号周期の75%)が逓増割合(トランジスタオン時間がPWM信号周期の25%)に比して大きくなり、ソレノイドに流れる電流はPWM信号の周期毎に減少することになる(この際のデューティ比を、以下、便宜上、下降デューティ比という。)。そして、PWM信号のデューティ比をデューティ比増減切換え周期(ディザ電流の一周期の1/2)毎に上昇デューティ比、下降デューティ比に、切換えることにより、比較的高い(PWM信号に比しては低い)周波数(デューティ比増減切換え周期の2倍)で所定振幅のディザ電流が得られ、このディザ電流の平均値が指令電流(目標電流)となるように、PWM信号を調整する。そして、可動体の位置を変化させる初期または終了段階において上昇デューティ比と下降デューティ比の差を大きくしたり、また、A区間とB区間の時間を長くすることによりディザ振幅を大きくすることができる。前記ディザ振動の振幅、周波数を、以下、便宜上、それぞれディザ振幅、ディザ周波数という。
【0006】
このサスペンション制御装置では、図10に示すように、ディザ振幅D、ディザ周波数f0 を一定に設定し、かつあらかじめ定めた指令電流領域S(ショックアブソーバの減衰力の領域)内で、減衰力に対応した大きさの指令電流を変化させることにより、所望の大きさの電流(通電電流)をソレノイドに供給し、図10の上段部に示すような減衰力を発生するようにしている。
【0007】
図10において、指令電流領域S2 は、縮み側の減衰力が小さい値で伸び側の減衰力が大きい値から小さい値に所定の割合で変化し、かつ指令電流(通電電流)が比較的小さい領域(以下、便宜上、第2領域という。)を示す。また、指令電流領域S4 は、伸び側の減衰力が小さい値で縮み側の減衰力が小さい値から大きい値に所定の割合で変化し、かつ指令電流(通電電流)が比較的大きい領域(以下、便宜上、第4領域という。)を示す。そして、第2領域S2 に比して指令電流(通電電流)が小さい領域を第1領域S1 とし、第2領域S2 と第4領域S4 との間の領域を第3領域S3 とし、第4領域S4 に比して指令電流(通電電流)が大きい領域を第5領域S5 とする。
【0008】
そして、前記第2、第4領域S2 ,S4 においては、他の領域(第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 )に比して、ソレノイドに供給される電流(通電電流)の変化に対する減衰力変動幅(減衰力の変化量)が大きくなっている。この例では、第2領域S2 の減衰力変動幅FR が第4領域S4 の減衰力変動幅FC に比して大きく(FR >FC )なるように設定されている。ここで、第2、第4領域S2 ,S4 の指令電流を便宜上、以下、それぞれIR ,IC という。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したサスペンション制御装置では、一定の振幅D、一定の周波数f0 のディザ電流を指令電流に重畳してソレノイドに供給する電流を得るようにしているので、指令電流(通電電流)が例えば第2、第4領域S2 ,S4 内の大きさの電流であると、微振動(ディザ)によってショックアブソーバの減衰力の変化量が他の領域(第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 )に比して、より大きくなる。そして、例えば第2領域S2 の減衰力変動幅FR や第4領域S4 の減衰力変動幅FC が所定値(許容最大減衰力変動幅)FMAX に比して大きい(FR >FC >FMAX )場合には、不要な音や振動を発生させたり、目標とする減衰力が得られないということが起こり得た。
【0010】
この問題点に対して、ディザ振幅を小さい値に設定したり、あるいはディザ周波数を大きい値に設定すると、音や振動は小さくなるものの、減衰力のヒステリシスの増大(応答性の悪化)を招き、良好な乗り心地を損ねてしまうという問題を惹起する虞があった。
【0011】
ここで、減衰力のヒステリシスとは、次のことをいう。すなわち、同等の大きさの減衰力を得る際に、減衰力を大きくするときと、小さくするときとで、ソレノイドに必要とされる電流が異なり、電流を横軸、減衰力を縦軸にして、減衰力−電流波形を描くと、略平行四辺形の環状の曲線(ヒステリシス)となる。そして、このヒステリシスの大きさ(例えば、同等減衰力を得るために減衰力を大きくするときに必要とされる電流と、小さくするときに必要とされる電流との差分電流)は極力小さいことが望まれる。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ヒステリシスの増加を最小限に抑えて音や振動の発生の防止を図ることができるサスペンション制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ソレノイド及び該ソレノイドへの通電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレノイドバルブと、車体と車軸との間に伸縮自在に介装されて可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバと、所望の減衰力に対応した指令電流に重畳され該指令電流と共に前記通電電流を構成するディザ電流を発生するディザ発生手段とを備え、前記可動体を前記指令電流に応じた位置で、前記ディザ電流に応じた振幅で振動させるサスペンション制御装置であって、前記通電電流に対する前記ショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域における前記指令電流に重畳するディザ電流の振幅を、減衰力の変化が小さい領域における前記指令電流に重畳するディザ電流の振幅に比べ小さい値に設定するディザ振幅設定手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、ソレノイド及び該ソレノイドへの通電電流に応じて変位する可動体を有する比例ソレノイドバルブと、車体と車軸との間に伸縮自在に介装されて可動体の変位に応じた減衰力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバと、所望の減衰力に対応した指令電流に重畳され該指令電流と共に前記通電電流を構成するディザ電流を発生するディザ発生手段とを備え、前記可動体を前記指令電流に応じた位置で、前記ディザ電流に応じた周波数で振動させるサスペンション制御装置であって、
前記通電電流に対する前記ショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域で、前記指令電流に重畳するディザ電流の周波数を大きい値に設定すると共に、前記減衰力の変化が大きい領域を除く他の領域で、前記ディザ電流の周波数を小さい値に設定するディザ周波数設定手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態のサスペンション制御装置を図1ないし図5に基づいて説明する。図1において、サスペンション制御装置は、バッテリ(電源)1に一端側が接続されたソレノイド2及びソレノイド2への通電電流に応じて変位する可動体(スプール)3を有しこの可動体3の変位に応じて油液4の通過量を調整する比例ソレノイドバルブ5と、車体(図示省略)と車軸(図示省略)との間に介装されて前記通電電流、ひいては可動体3の変位に応じた大きさの減衰力を発生する減衰力可変型のショックアブソーバ6と、車体の上下方向の加速度を検出する加速度センサ7と、ソレノイド2の他端側に接続されたコントローラ8とから大略構成されている。
【0016】
コントローラ8は、ソレノイド2の他端部と、接地部9との間にこの順で介装されるトランジスタ10、シャント抵抗11とを有し、トランジスタ10によって電流を可変制御してソレノイド2に通電電流を流すようにしている。この場合、通電電流は、後述するようにして、通電電流の平均値に相当する指令電流と、この指令電流に重畳されるディザ電流とから構成し、指令電流に応じた部分に可動体3を位置させて、ショックアブソーバ6に所望の減衰力を発生させると共に、該位置においてディザ電流に応じて可動体3を微振動(ディザ)させ、可動体3、ひいてはショックアブソーバ6の減衰力変更の応答性を向上するようにしている。
【0017】
コントローラ8は、更に、加速度センサ7の検出信号に応じて所望の減衰力を得るための指令電流を求めて後述のディザ調整回路13及び加算回路14に出力すると共に、所定の大きさの振幅のディザ電流をディザ調整回路13に出力するCPU(ディザ発生手段)12と、CPU12から出力されたディザ電流の振幅を後述するように調整するディザ調整回路(ディザ振幅設定手段)13と、ディザ調整回路13の出力信号及びCPU12から出力された指令電流を加算する加算回路14と、加算回路14の出力値に対してシャント抵抗11の端子電圧値(検出値)をフィードバックしてトランジスタ制御信号を求める電流フィードバック回路15とを備え、このトランジスタ制御信号でトランジスタ10を制御することにより、指令電流にディザ電流が重畳された通電電流をソレノイド2に流すようにしている。
【0018】
前記ディザ調整回路13は、実験であらかじめ求めた図5の下段部に示すような指令電流−ディザ振幅データ(マップ)を格納している。この指令電流−ディザ振幅データは、ショックアブソーバ6が図5の上段部のような指令電流(通電電流)−減衰力特性を有することに基づいて、次のように求められている。
すなわち、本実施の形態では、指令電流が、第2、第4領域S2 ,S4 の範囲に入る場合、ディザ電流の振幅(ディザ振幅)を小さい値に設定している。例えば、指令電流が第2領域S2 内の大きさの場合、ディザ振幅をDR1(DR1<D)に設定し、ディザ振幅DR1に対応する減衰力変動幅FR1が所定値FMAX (図10参照)に比して小さく(FR1<FMAX )なるようにする。また、指令電流が第4領域S4 内の大きさの場合、ディザ振幅をDC1(DC1<D)に設定し、ディザ振幅DC1に対応する減衰力変動幅FC1が所定値FMAX に比して小さく(FC1=FR1<FMAX )なるようにしている。
なお、図5上段部には、ディザ振幅DR1に対応して減衰力変動幅がFR1となること及びディザ振幅DC1に対応して減衰力変動幅がFC1となることを、それぞれ指令電流IR 、指令電流IC に対応させて示している。なお、ここで、減衰力変動幅がFC1=FR1<FMAX となるように設定したが、第4領域S4 の減衰力の変化の割合(減衰力の変化量)が第2領域S2 のそれに対して小さいので、FC1<FR1<FMAX となるように設定してもよい。
【0019】
そして、ディザ調整回路13は、図5の指令電流−ディザ振幅データ(マップ)を後述するように利用し、CPU12、加算回路14、電流フィードバック回路15と協働して、以下のように演算処理しディザ電流の振幅を調整するようにしている。
【0020】
ここで、ディザ調整回路13、CPU12、加算回路14、及び電流フィードバック回路15の演算処理内容を、図2及び図3に基づいて説明する。
まず、イニシャライズを行い(ステップS1)、制御周期tms経過したか否かの判定をYES と判定するまで行う(ステップS2)。ステップS2でYES と判定すると、前制御周期で算出された信号に基づいてソレノイド2を駆動する(ステップS3)。
ステップS3に続いて、ソレノイド2以外の部材、部分(LED等)に出力する(ステップS4)。
【0021】
次のステップS5で加速度センサ7の検出値が入力される。続くステップS6で、ステップS5で読み込まれた加速度センサ7の検出値に基づいて、車体の制振に必要な減衰力及びこの減衰力を発生させるために必要な指令電流(通電電流の平均値)を求める。続くステップS7では、ディザ調整回路13がディザ電流設定処理(サブルーチン)を行う。
【0022】
このディザ電流設定サブルーチンを図3に基づいて説明する。
まず、ステップS6で求めた指令電流に基づき、図5の下段部のマップからディザ電流の振幅を算出する(ステップS10 )。次のステップS11 でI=(ディザ振幅)/2の演算を行ない、ディザ電流の平均値を求める。続いてステップS12 で、次式(1)を演算して、通電電流(出力電流)IOUT (指令電流にディザ電流の平均値を加算することにより、指令電流を中心としたディザ振幅が重畳されたもの)を求める。
【0023】
IOUT =(指令電流値)+I … (1)
【0024】
そして、次の制御周期のステップS3で通電電流(出力電流)IOUT を出力し、最終的に出力される通電電流(出力電流)IOUT の平均値が指令電流となるようにトランジスタ10を制御し、図4のような通電電流(出力電流)IOUT を得る。
【0025】
上述したように構成したサスペンション制御装置では、ステップS10 の処理を行い、ソレノイドへの通電電流の変化に対するショックアブソーバの減衰力の変化が大きいとき(即ち、第2、第4領域S2 ,S4 のとき)、指令電流に重畳するディザ電流の振幅(ディザ振幅)を小さい値〔DR1(DR1<D)、またはDC1(DC1<D)〕に設定するので、減衰力変動幅は小さくなる〔第2領域S2 においては減衰力変動幅FR1(FR1<FMAX )、第4領域S4 においては減衰力変動幅FC1(FC1<FMAX )となる〕。このため、従来技術で発生したショックアブソーバの音や振動を招くことが抑制される。この場合、通電電流に対する減衰力の変化が大きい領域のみについてディザ振幅を小さくするので、減衰力のヒステリシスの増大(応答性の悪化)を必要最小限に抑えることができる。
【0026】
次に、本発明の第2実施の形態のサスペンション制御装置を図6ないし図8に基づいて説明する。なお、図1ないし図5、図10及び図9に示す部分、部材と同等の部分、部材についての説明、図示は、適宜、省略する。
【0027】
第2の実施の形態のディザ調整回路(ディザ周波数設定手段)13Aは、実験であらかじめ求めた図8の下段部に示すような指令電流−ディザ周波数データ(マップ)を格納している。この指令電流−ディザ周波数データは、ショックアブソーバ6が図8の上段部のような指令電流(通電電流)−減衰力特性を有することに基づいて、次のように求められている。
【0028】
すなわち、本実施の形態では、指令電流が第2、第4領域S2 ,S4 内の大きさの場合、ディザ電流の周波数(ディザ周波数)を上述した従来技術のディザ周波数f0 に比して大きいディザ周波数fd ,fc (fd >fc >f0 )に設定する一方、指令電流が第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 内の大きさの場合、従来技術のディザ周波数f0 に比して小さいディザ周波数ft (ft <f0 )に設定している。
【0029】
なお、ディザ電流を用いたサスペンション制御装置では、一般に指令電流にディザ電流を重畳することにより、減衰力のヒステリシスを小さくするようにしているが、ディザ周波数に応じてヒステリシス低減効果が異なり、周波数が低い程ヒステリシス低減効果が大きくなる(ヒステリシスを、より小さくできる)特性を有することが知られている。そして、本実施の形態のサスペンション制御装置は、この特性に基づいて、上述したように通電電流に対する減衰力の変化が大きい領域(第2、第4領域S2 ,S4 )で、ディザ電流の周波数(ディザ周波数)を大きい値(それぞれfd ,fc 〔fd >fc >f0 〕)にすると共に、減衰力の変化が大きい領域(第2、第4領域S2 ,S4 )を除く他の領域(第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 )でディザ周波数を小さい値(ft 〔ft <f0 〕)にするようにしている。
【0030】
そして、ディザ調整回路13Aは、図8の指令電流−ディザ周波数データ(マップ)を後述するように利用し、CPU12、加算回路14、電流フィードバック回路15と協働して、以下のように演算処理しディザ電流の周波数を調整するようにしている。
【0031】
この第2の実施の形態では、コントローラ8は、第1の実施の形態が実行する図3のディザ電流設定サブルーチンに代えて、図7のディザ電流設定サブルーチンを実行するものになっている。
図7のサブルーチンは、図3のサブルーチンに比して、ステップS10 に代えてステップS10Aを実行することが異なっている。このステップS10Aでは、ステップS6で求めた指令電流に基づき図8の下段部のマップからディザ周波数を算出する。
【0032】
上述したように構成したサスペンション制御装置では、ステップS10Aの処理(図8の下段部の指令電流−ディザ周波数データからのディザ周波数の算出)を行い、指令電流が、減衰力の変化が大きい領域(第2、第4領域S2 ,S4 )内の大きさの場合、ディザ電流の周波数(ディザ周波数)を大きい値(それぞれfd ,fc 〔fd >fc >f0 〕)にする一方、指令電流が、減衰力の変化が大きい領域(第2、第4領域S2 ,S4 )を除く他の領域(第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 )内の大きさの場合、ディザ周波数を小さい値(ft 〔ft <f0 〕)にする。
【0033】
上述したようにソレノイドへの通電電流の変化に対する減衰力の変化が大きくて、音や振動が発生しやすい第2、第4領域S2 ,S4 では、ディザ周波数が大きい値(それぞれfd ,fc 〔fd >fc >f0 〕)に設定されることにより、比例ソレノイドバルブ5の可動体3の動きが抑制(可動体3の追従性が抑制)されて、その分、音や振動の発生が防止されることになる。一方、指令電流が第1、第3、第5領域S1 ,S3 ,S5 内にある場合には、ディザ周波数が小さいことにより、可動体3が動きやすくなり(可動体3の追従性が向上)、ひいては応答性が良くなる(ヒステリシスが小さくなる。すなわち、ヒステリシスの低減効果が大きくなる。)。このため、ショックアブソーバの減衰力の領域全体として、ヒステリシスの増加を最小限に抑えて音や振動の発生の防止を図ることができる。
【0034】
なお、本実施の形態では、指令電流の各領域における周波数の大きさの関係をfd >fc >f0 >ft となるように設定していたが、減衰力の変化が大きい領域(第2、第4領域S2 ,S4 )において、音や振動の発生が防止できるのであれば、周波数の大きさの関係はfd =fc >f0 >ft または、fc >fd >f0 >ft であっても構わない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、ソレノイドへの通電電流に対するショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域における指令電流に重畳するディザ電流の振幅を、減衰力の変化が小さい領域における指令電流に重畳するディザ電流の振幅に比べ小さい値に設定するので、比例ソレノイドバルブのスプールが動きにくくなり、音や振動の発生を抑制できる。
【0036】
請求項2記載の発明は、ソレノイドへの通電電流の変化に対するショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域で、指令電流に重畳するディザ電流の周波数を大きい値に設定することにより、比例ソレノイドバルブの可動体が動きにくくなって、その分、音や振動の発生が防止されると共に、減衰力の変化が大きい領域を除く他の領域でディザ電流の周波数を小さい値に設定することにより、比例ソレノイドバルブの可動体が動きやすくなってヒステリシスが小さくなる(応答性が良くなる)。このため、ショックアブソーバの減衰力の領域全体として、ヒステリシスの増加を最小限に抑えて音や振動の発生の防止を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のサスペンション制御装置を模式的に示す図である。
【図2】図1のコントローラの演算処理内容を示すフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートのディザ電流設定処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図1の装置の指令電流、ディザ電流及び出力電流の対応関係を模式的に示す図である。
【図5】図1の装置の電流変化に対する減衰力変動特性とこの減衰力変動特性に対応する指令電流−ディザ振幅マップを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のサスペンション制御装置を模式的に示す図である。
【図7】図6のコントローラの演算処理内容を示すフローチャートである。
【図8】同第2の実施の形態の作用を示す図である。
【図9】PWM信号とディザ振動との関係を模式的に示す波形図である。
【図10】電流変化に対する減衰力変動特性を示す図である。
【符号の説明】
2 ソレノイド
3 可動体
5 比例ソレノイドバルブ
6 ショックアブソーバ
8 コントローラ
12 CPU(ディザ発生手段)
13 ディザ調整回路(ディザ振幅設定手段)
13Aディザ調整回路(ディザ周波数設定手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a suspension control device used for an automobile or the like.
[0002]
[Prior art]
As an example of a conventional suspension control device, a proportional solenoid valve that has a movable body (spool) that is displaced in response to an energization current to the solenoid and that adjusts the amount of oil liquid to pass in accordance with the displacement of the movable body; A shock absorber of variable damping force type that is interposed between the axle and generates a damping force having a magnitude corresponding to the energization current, and consequently the displacement of the movable body, and an acceleration sensor that detects vertical acceleration of the vehicle body; Determine the magnitude of the energization current (output current) based on the detection value of the acceleration sensor, generate the desired amount of damping force (extension side, contraction side damping force), and swing on the vehicle spring There is a device that suppresses this and ensures a comfortable ride. As a shock absorber applied to this device, when the compression force on the contraction side is a small value as shown in FIG. 10, the value on the expansion side changes from a large value to a small value, and the value on the expansion side is small. In this case, there is a so-called damping force reversal type in which the shrinking damping force changes from a small value to a large value.
[0003]
Further, in this apparatus, the energization current is relatively high (the PWM signal is obtained based on the command current (target current, average value of the energization current) having a desired magnitude determined from the detection value of the acceleration sensor and the PWM signal. Comparing with low frequency current (dither vibration), the movable body is slightly vibrated (dithered) around a predetermined position, and the movable body is easily displaced to adjust the damping force. The responsiveness etc. are improved. In this case, the dither vibration is obtained as follows, for example.
[0004]
That is, the switching means (transistor) interposed between the solenoid and the power source is provided so as to be turned on / off according to the PWM signal. At this time, the current flowing in the solenoid is turned on by 75% of the period of the PWM signal and turned off by 25% when the PWM signal is at the H level due to a transient phenomenon (for example, the duty ratio is 75%. ) And gradually decreases at the L level (for example, with a duty ratio of 25%, in this case, the transistor is turned on for 25% of the period of the PWM signal and the transistor is turned off for 75%). In this case, for example, as shown in FIG. 9, when the duty ratio of the PWM signal is increased (section A), the increasing rate (transistor on time is 75% of the PWM signal cycle) is decreased (transistor off time is the PWM signal cycle). The current (energization current) flowing through the solenoid increases every PWM signal cycle (the duty ratio at this time is hereinafter referred to as an increased duty ratio for convenience).
[0005]
When the duty ratio of the PWM signal is decreased (B section), the decreasing rate (transistor off time is 75% of the PWM signal cycle) is larger than the increasing rate (transistor on time is 25% of the PWM signal cycle). Thus, the current flowing through the solenoid decreases for each period of the PWM signal (the duty ratio at this time is hereinafter referred to as a descending duty ratio for convenience). Then, every increase duty ratio (1/2 of one period of the dither current) duty ratio decreasing switching cycle the duty ratio of the PWM signal, the lowered duty ratio by obtaining switching, compared to relatively high (PWM signal The dither current having a predetermined amplitude is obtained at a frequency (twice the duty ratio increase / decrease switching period), and the PWM signal is adjusted so that the average value of the dither current becomes the command current (target current). Then, the dither amplitude can be increased by increasing the difference between the rising duty ratio and the decreasing duty ratio at the initial stage or the end stage of changing the position of the movable body, or by lengthening the time between the A section and the B section. . The amplitude and frequency of the dither vibration are hereinafter referred to as dither amplitude and dither frequency, respectively, for convenience.
[0006]
In this suspension control apparatus, as shown in FIG. 10, the dither amplitude D and the dither frequency f 0 are set to be constant, and the damping force is adjusted within a predetermined command current region S (the region of the damping force of the shock absorber). By changing the command current of a corresponding magnitude, a desired magnitude of current (energization current) is supplied to the solenoid to generate a damping force as shown in the upper part of FIG.
[0007]
In FIG. 10, the command current region S 2 changes at a predetermined rate from a value with a small damping force on the contraction side to a value with a large damping force on the expansion side, and the command current (energization current) is relatively small. A region (hereinafter referred to as a second region for convenience) is shown. Further, the command current region S 4 is a region in which the expansion side damping force is small and the contraction side damping force is changed from a small value to a large value at a predetermined ratio, and the command current (energization current) is relatively large ( Hereinafter, for convenience, it is referred to as a fourth region). A region where the command current (energization current) is smaller than the second region S 2 is defined as a first region S 1, and a region between the second region S 2 and the fourth region S 4 is defined as a third region S 3. and then, the fourth region S 4 in comparison with the command current (energizing current) region is large and the fifth region S 5.
[0008]
In the second and fourth regions S 2 and S 4 , the current supplied to the solenoid as compared with the other regions (first, third and fifth regions S 1 , S 3 , S 5 ). The fluctuation range of the damping force (the amount of change in the damping force) with respect to the change in (energization current) is large. In this example, the damping force fluctuation range F R in the second region S 2 is set to be larger (F R > F C ) than the damping force variation range F C in the fourth region S 4 . Here, for convenience, the command currents in the second and fourth regions S 2 and S 4 are hereinafter referred to as I R and I C , respectively.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the suspension control apparatus described above, a current supplied to the solenoid is obtained by superimposing a dither current having a constant amplitude D and a constant frequency f 0 on the command current. When the current has a magnitude in the second and fourth regions S 2 and S 4 , the amount of change in the damping force of the shock absorber due to slight vibration (dither) is changed to other regions (first, third, and fifth regions S). 1 , S 3 , S 5 ). For example, the damping force fluctuation range F R of the second region S 2 and the damping force fluctuation range F C of the fourth region S 4 are larger than a predetermined value (allowable maximum damping force fluctuation range) F MAX (F R > In the case of F C > F MAX ), unnecessary sounds and vibrations may be generated, and the target damping force may not be obtained.
[0010]
In response to this problem, if the dither amplitude is set to a small value or the dither frequency is set to a large value, the sound and vibration are reduced, but the hysteresis of the damping force is increased (deterioration of responsiveness). There was a risk of causing a problem of impairing a good ride comfort.
[0011]
Here, the hysteresis of the damping force means the following. That is, when obtaining a damping force of the same magnitude, the current required for the solenoid differs depending on whether the damping force is increased or decreased. The current is plotted on the horizontal axis and the damping force is plotted on the vertical axis. When a damping force-current waveform is drawn, a substantially parallelogram-shaped annular curve (hysteresis) is obtained. The magnitude of this hysteresis (for example, the difference current between the current required to increase the damping force and the current required to reduce the damping force to obtain the equivalent damping force) should be as small as possible. desired.
[0012]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a suspension control device capable of preventing the generation of sound and vibration while minimizing an increase in hysteresis.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a proportional solenoid valve having a solenoid and a movable body that is displaced in response to an energizing current to the solenoid, and a vehicle body and an axle are provided in a telescopic manner so as to respond to the displacement of the movable body. A damping force variable shock absorber that generates a damping force, and a dither generating means that generates a dither current that is superimposed on the command current corresponding to the desired damping force and forms the energization current together with the command current, at a position corresponding to the movable member to the command current, a suspension control apparatus that vibrates with an amplitude determined in accordance with the dither current, the command current that definitive in the area there is a large change in the damping force of the shock absorber with respect to the energizing current set the amplitude of the dither current superimposed, to a smaller value than the amplitude of the dither current superimposed on the command current in the area change is small in the damping force Characterized in that a dither amplitude setting means.
[0014]
According to a second aspect of the present invention, a proportional solenoid valve having a solenoid and a movable body that is displaced in response to an energizing current to the solenoid, and a vehicle body and an axle are interposed between the vehicle body and the axle so as to expand and contract. A damping force variable shock absorber that generates a damping force, and a dither generating means that generates a dither current that is superimposed on the command current corresponding to the desired damping force and forms the energization current together with the command current, A suspension control device that vibrates the movable body at a position corresponding to the command current and at a frequency corresponding to the dither current,
In a region where the change in damping force of the shock absorber with respect to the energized current is large, the frequency of the dither current superimposed on the command current is set to a large value, and in other regions excluding the region where the change in damping force is large, Dither frequency setting means for setting the frequency of the dither current to a small value is provided.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a suspension control apparatus according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In FIG. 1, the suspension control device has a
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
That is, in this embodiment, when the command current falls within the range of the second and fourth regions S 2 and S 4 , the dither current amplitude (dither amplitude) is set to a small value. For example, if the command current is a magnitude of the second region S 2, the dither amplitude D R1 (D R1 <D) set to the dither amplitude D damping force variation range corresponding to R1 F R1 predetermined value F MAX (F R1 <F MAX ) as compared with (see FIG. 10). Further, if the command current is the size of the fourth region S 4, set the dither amplitude D C1 (D C1 <D), the dither amplitude D predetermined value damping force variation width F C1 corresponding to C1 F MAX (F C1 = F R1 <F MAX ).
Note that figure 5 the upper part, that the damping force change width corresponding to and dither amplitude D C1 damping force variation range corresponding to the dither amplitude D R1 is F R1 is F C1, commanded respectively The current I R and the command current I C are shown in correspondence. Here, although the damping force fluctuation range is set to satisfy F C1 = F R1 <F MAX , the rate of change of the damping force in the fourth region S 4 (the amount of change in damping force) is the second region S. Since it is smaller than that of 2 , it may be set such that F C1 <F R1 <F MAX .
[0019]
Then, the
[0020]
Here, the calculation processing contents of the
First, initialization is performed (step S1), and the determination as to whether or not the control cycle t ms has elapsed is performed until it is determined YES (step S2). If YES is determined in step S2, the
Subsequent to step S3, the information is output to members and portions (LEDs, etc.) other than the solenoid 2 (step S4).
[0021]
In the next step S5, the detection value of the
[0022]
The dither current setting subroutine will be described with reference to FIG.
First, based on the command current obtained in step S6, the amplitude of the dither current is calculated from the map in the lower part of FIG. 5 (step S10). In the next step S11, I = (dither amplitude) / 2 is calculated, and the average value of the dither current is obtained. Subsequently, in step S12, the following equation (1) is calculated, and the dither amplitude centered on the command current is superimposed by adding the current value (output current) I OUT (the average value of the dither current to the command current). Ask).
[0023]
I OUT = (command current value) + I (1)
[0024]
Then, in step S3 of the next control cycle, an energizing current (output current) I OUT is output, and the
[0025]
In the suspension control apparatus configured as described above, the process of step S10 is performed, and when the change in the damping force of the shock absorber with respect to the change in the energization current to the solenoid is large (that is, the second and fourth regions S 2 and S 4). ), The amplitude (dither amplitude) of the dither current superimposed on the command current is set to a small value [D R1 (D R1 <D) or D C1 (D C1 <D)]. [Damping force fluctuation width F R1 (F R1 <F MAX ) in the second area S 2 , and damping force fluctuation width F C1 (F C1 <F MAX ) in the fourth area S 4 ]. For this reason, it is suppressed that the sound and vibration of the shock absorber which generate | occur | produced by the prior art are caused. In this case, since the dither amplitude is reduced only in the region where the change in the damping force with respect to the energization current is large, the increase in the hysteresis of the damping force (deterioration of responsiveness) can be minimized.
[0026]
Next, a suspension control apparatus according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The description and illustration of the portions and members equivalent to the portions and members shown in FIGS. 1 to 5, 10 and 9 are omitted as appropriate.
[0027]
The dither adjustment circuit (dither frequency setting means) 13A of the second embodiment stores command current-dither frequency data (map) as shown in the lower part of FIG. The command current-dither frequency data is obtained as follows based on the fact that the
[0028]
That is, in the present embodiment, when the command current is in the second and fourth regions S 2 and S 4 , the dither current frequency (dither frequency) is compared with the above-described conventional dither frequency f 0 . Large dither frequency f d , f c (f d > f c > f 0 ) while the command current is in the first, third, fifth region S 1 , S 3 , S 5 , is set to smaller than the dither frequency f 0 of the prior art dither frequency f t (f t <f 0 ).
[0029]
In the suspension control device using the dither current, the hysteresis of the damping force is generally reduced by superimposing the dither current on the command current. However, the hysteresis reduction effect differs depending on the dither frequency, and the frequency is It is known that the lower the value, the higher the hysteresis reduction effect (the hysteresis can be further reduced). Then, based on this characteristic, the suspension control device of the present embodiment, in the region (second and fourth regions S 2 , S 4 ) where the change in the damping force with respect to the energized current is large as described above, The frequency (dither frequency) is set to a large value (f d , f c [f d > f c > f 0 ], respectively), and the region where the change in damping force is large (second and fourth regions S 2 and S 4 ) In other regions (first, third, and fifth regions S 1 , S 3 , S 5 ) except for, the dither frequency is set to a small value ( ft [ ft <f 0 ]).
[0030]
The
[0031]
In the second embodiment, the
The subroutine of FIG. 7 differs from the subroutine of FIG. 3 in that step S10A is executed instead of step S10. In step S10A, the dither frequency is calculated from the map in the lower part of FIG. 8 based on the command current obtained in step S6.
[0032]
In the suspension control apparatus configured as described above, the processing of step S10A (calculation of the dither frequency from the command current-dither frequency data in the lower part of FIG. 8) is performed, and the command current is in a region where the change in damping force is large ( In the case of the size in the second and fourth regions S 2 and S 4 ), the dither current frequency (dither frequency) is set to a large value (f d , f c [f d > f c > f 0 ], respectively). On the other hand, other regions (first, third, fifth regions S 1 , S 3 , S 5 ) excluding regions (second and fourth regions S 2 , S 4 ) where the command current has a large change in damping force. If the size of the inner and the small value dither frequency (f t [f t <f 0]).
[0033]
As described above, in the second and fourth regions S 2 and S 4 where the change in the damping force with respect to the change in the energization current to the solenoid is large and noise and vibration are likely to occur, the dither frequency is large (f d , f c [f d > f c > f 0 ]), the movement of the
[0034]
In this embodiment, although the relationship between the magnitude of the frequency in each region of the command current was set to be f d> f c> f 0 > f t, a large change in the damping force region ( In the second and fourth regions S 2 and S 4 ), if the generation of sound and vibration can be prevented, the relationship between the magnitudes of the frequencies is f d = f c > f 0 > ft or f c > f a d> f 0> f t it may be.
[0035]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the dither current amplitude superimposed on the command current in the region where the change in the damping force of the shock absorber with respect to the energization current to the solenoid is large is superimposed on the command current in the region where the change in the damping force is small. Since the value is set smaller than the amplitude of the current, the spool of the proportional solenoid valve becomes difficult to move, and the generation of sound and vibration can be suppressed.
[0036]
According to the second aspect of the present invention, the frequency of the dither current superimposed on the command current is set to a large value in a region where the change in the damping force of the shock absorber with respect to the change in the energization current to the solenoid is large. By making the movable body difficult to move, the generation of sound and vibration is prevented, and by setting the dither current frequency to a small value in other areas except areas where the change in damping force is large, proportional solenoids are used. The movable body of the valve is easy to move and hysteresis is reduced (responsiveness is improved). Therefore, it is possible to prevent the generation of sound and vibration by minimizing the increase in hysteresis over the entire region of the damping force of the shock absorber.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a suspension control apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing calculation processing contents of the controller of FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing a dither current setting processing subroutine of the flowchart of FIG. 2;
4 is a diagram schematically showing a correspondence relationship between a command current, a dither current, and an output current of the apparatus of FIG. 1. FIG.
5 is a diagram showing a damping force fluctuation characteristic with respect to a current change of the apparatus of FIG. 1 and a command current-dither amplitude map corresponding to the damping force fluctuation characteristic. FIG.
FIG. 6 is a diagram schematically showing a suspension control device according to a second embodiment of the present invention.
7 is a flowchart showing the calculation processing contents of the controller of FIG. 6;
FIG. 8 is a diagram showing the operation of the second embodiment.
FIG. 9 is a waveform diagram schematically showing a relationship between a PWM signal and dither vibration.
FIG. 10 is a diagram illustrating a damping force variation characteristic with respect to a current change.
[Explanation of symbols]
2
13 Dither adjustment circuit (Dither amplitude setting means)
13A dither adjustment circuit (dither frequency setting means)
Claims (2)
前記通電電流に対する前記ショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域における前記指令電流に重畳するディザ電流の振幅を、減衰力の変化が小さい領域における前記指令電流に重畳するディザ電流の振幅に比べ小さい値に設定するディザ振幅設定手段を設けたことを特徴とするサスペンション制御装置。A proportional solenoid valve having a solenoid and a movable body that displaces according to the energization current to the solenoid, and a damping force that is telescopically interposed between the vehicle body and the axle and generates a damping force according to the displacement of the movable body A variable-type shock absorber; and a dither generating means for generating a dither current that constitutes the energization current together with the command current corresponding to the command current corresponding to a desired damping force, and the movable body according to the command current A suspension control device that vibrates with an amplitude corresponding to the dither current at a position,
The amplitude of the dither current superimposed on the command current definitive in the area there is a large change in the damping force of the shock absorber with respect to the flowing current, smaller than the amplitude of the dither current superimposed on the command current in the area change of the damping force is small A suspension control apparatus comprising dither amplitude setting means for setting a value.
前記通電電流に対する前記ショックアブソーバの減衰力の変化が大きい領域で、前記指令電流に重畳するディザ電流の周波数を大きい値に設定すると共に、前記減衰力の変化が大きい領域を除く他の領域で、前記ディザ電流の周波数を小さい値に設定するディザ周波数設定手段を設けたことを特徴とするサスペンション制御装置。A proportional solenoid valve having a solenoid and a movable body that displaces according to the energization current to the solenoid, and a damping force that is telescopically interposed between the vehicle body and the axle and generates a damping force according to the displacement of the movable body A variable-type shock absorber; and a dither generating means for generating a dither current that constitutes the energization current together with the command current corresponding to the command current corresponding to a desired damping force, and the movable body according to the command current A suspension control device that vibrates at a frequency corresponding to the dither current at a position,
In a region where the change in damping force of the shock absorber with respect to the energized current is large, the frequency of the dither current superimposed on the command current is set to a large value, and in other regions excluding the region where the change in damping force is large, A suspension control apparatus comprising a dither frequency setting means for setting a frequency of the dither current to a small value.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34453596A JP3855209B2 (en) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | Suspension control device |
KR1019970065856A KR100305264B1 (en) | 1996-12-09 | 1997-12-04 | Suspension control device |
US08/986,845 US5924703A (en) | 1996-12-09 | 1997-12-08 | Suspension control apparatus |
DE19754671A DE19754671C2 (en) | 1996-12-09 | 1997-12-09 | Control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34453596A JP3855209B2 (en) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | Suspension control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166828A JPH10166828A (en) | 1998-06-23 |
JP3855209B2 true JP3855209B2 (en) | 2006-12-06 |
Family
ID=18370034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34453596A Expired - Fee Related JP3855209B2 (en) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | Suspension control device |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5924703A (en) |
JP (1) | JP3855209B2 (en) |
KR (1) | KR100305264B1 (en) |
DE (1) | DE19754671C2 (en) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE50211806D1 (en) * | 2001-05-09 | 2008-04-17 | Continental Ag | Method for regulating the damper current for electrically adjustable dampers |
US6873894B2 (en) * | 2002-07-16 | 2005-03-29 | Magna Drivetrain Of America, Inc. | Method for operating an adaptive clutch in a power transfer assembly |
DE10242790A1 (en) * | 2002-09-14 | 2004-03-25 | Robert Bosch Gmbh | Regulating current in electromagnetic final control element, e.g. for motor vehicle gearbox control, involves varying pulse width modulated switching signal on/off, superimposing low frequency dither function |
DE102004048706A1 (en) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Siemens Ag | Method and device for determining a dither frequency superimposed PWM signal for controlling a solenoid valve |
US7154326B2 (en) * | 2005-04-18 | 2006-12-26 | Visteon Global Technologies, Inc. | Dither amplitude correction for constant current drivers |
DE102005022063A1 (en) * | 2005-05-12 | 2006-11-16 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Method and device for the electrical control of a valve with a mechanical closing element |
DE102005024173A1 (en) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Volkswagen Ag | Switching unit controlling and regulating method for e.g. proportional hydraulic valve of motor vehicle, involves separately adapting pulse width modulation ratios assigned to intermediately lying impulses by adjusted gradation for impulses |
KR100706289B1 (en) * | 2005-08-19 | 2007-04-13 | 가부시키가이샤 도쿄 마루이 | Recoil shock device in toy gun |
JP4572885B2 (en) * | 2006-02-03 | 2010-11-04 | 株式会社デンソー | Duty ratio controller |
DE102006036616B4 (en) * | 2006-08-04 | 2010-09-09 | Rausch & Pausch Gmbh | Electromagnetic switching valve |
JP4393532B2 (en) * | 2007-04-10 | 2010-01-06 | 三菱電機株式会社 | Vehicle control device |
US7733073B2 (en) * | 2007-09-28 | 2010-06-08 | Infineon Technologies Ag | Current regulator with current threshold dependent duty cycle |
JP5934072B2 (en) * | 2012-09-28 | 2016-06-15 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Suspension control device |
DE102016202999B4 (en) * | 2016-02-25 | 2022-03-31 | Zf Friedrichshafen Ag | Process for controlling pressure regulators using a dither function |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60248417A (en) * | 1984-05-21 | 1985-12-09 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | Active suspension apparatus |
US5004264A (en) * | 1988-07-29 | 1991-04-02 | Nippondenso Co., Ltd. | Position control device and automotive suspension system employing same |
DE68918687T2 (en) * | 1988-12-28 | 1995-02-23 | Aisin Seiki | Pressure control system for wheel suspension. |
US4957309A (en) * | 1988-12-29 | 1990-09-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Pressure control system for suspension |
JP2502369B2 (en) * | 1989-04-20 | 1996-05-29 | 日産自動車株式会社 | Solenoid drive device and active suspension control device using the same |
JP2964148B2 (en) * | 1989-04-20 | 1999-10-18 | トキコ株式会社 | Damping force adjustable hydraulic shock absorber |
EP0411193B1 (en) * | 1989-08-03 | 1994-05-18 | Nippondenso Co., Ltd. | Damping force control system for shock absorbers |
JP2530372B2 (en) * | 1989-08-28 | 1996-09-04 | トヨタ自動車株式会社 | Suspension pressure controller |
GB2239506B (en) * | 1989-12-08 | 1993-08-25 | Toyota Motor Co Ltd | Suspension control system |
JP2587627Y2 (en) * | 1990-05-28 | 1998-12-24 | 株式会社ユニシアジェックス | Damping force control device |
JP3041534B2 (en) * | 1990-07-20 | 2000-05-15 | トキコ株式会社 | Damping force adjustable hydraulic shock absorber |
US5293969A (en) * | 1991-02-14 | 1994-03-15 | Atsugi Unisia Corporation | Electromagnetic suspension device |
DE4109233A1 (en) * | 1991-03-21 | 1992-09-24 | Rexroth Mannesmann Gmbh | DIGITAL CONTROL ELECTRONICS WITH PULSE WIDTH MODULATED (PWM) OUTPUT SIGNAL FOR CONTROLLING ELECTRICAL ACTUATORS OF A HYDRAULIC SYSTEM |
JPH08303628A (en) * | 1995-05-09 | 1996-11-22 | Tokico Ltd | Proportional solenoid valve driving device |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP34453596A patent/JP3855209B2/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-04 KR KR1019970065856A patent/KR100305264B1/en not_active IP Right Cessation
- 1997-12-08 US US08/986,845 patent/US5924703A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-09 DE DE19754671A patent/DE19754671C2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10166828A (en) | 1998-06-23 |
DE19754671C2 (en) | 2001-07-26 |
KR19980063771A (en) | 1998-10-07 |
US5924703A (en) | 1999-07-20 |
KR100305264B1 (en) | 2001-11-22 |
DE19754671A1 (en) | 1998-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3855209B2 (en) | Suspension control device | |
JP3687020B2 (en) | PWM proportional solenoid valve controller | |
KR100226127B1 (en) | Automotive vehicle suspension control system | |
JPH06106938A (en) | Suspension device for vehicle | |
JP2007038968A (en) | Suspension device for vehicle | |
JP3800361B2 (en) | Suspension control device | |
US6871731B2 (en) | Adjustable shock absorber for a motor vehicle | |
JPH07117433A (en) | Suspension control device | |
JPH10119529A (en) | Suspension controller | |
JPS61135810A (en) | Shock absorber controller | |
JP4620727B2 (en) | Method for adjusting the height of an air spring suspension vehicle | |
JPH06219125A (en) | Method and device for closed and/or open loop control of vehicle chassis | |
JPH08104122A (en) | Suspension control device | |
JP3713674B2 (en) | Suspension control device | |
JP2010064582A (en) | Electronically controlled suspension device and method of correcting step-out | |
JP2004182031A (en) | Suspension control device | |
JP2001341510A (en) | Suspension control device | |
JPH06144093A (en) | Car vibration reducer | |
JPH10129229A (en) | Suspension controller | |
JP3270672B2 (en) | Suspension damping control system | |
JPH1178467A (en) | Suspension controller | |
JP2741784B2 (en) | Support device | |
JP2853392B2 (en) | Suspension control device | |
JP2541346B2 (en) | Active suspension system for vehicles | |
JPH08175145A (en) | Suspension control device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |