JP3853559B2 - Corrosion prevention method for exhaust gas treatment equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排ガス処理装置の腐食防止方法に関し、さらに詳しくは廃棄物焼却炉に設置される脱硝装置やダイオキシン除去装置などの排ガス処理装置、特に該装置に付設される排ガスバイパスダクトおよび温風循環ダクトの腐食を防止するのに好適な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
廃棄物焼却炉から排出される窒素酸化物(NOx)やダイオキシン(DNX)は近年特に大きな問題となり、その排出基準が設定されたため、焼却設備にはこれらを除去する脱硝装置やダイオキシン除去装置が設置されるようになっている。これらの装置はダイオキシンの再合成や排ガス中のガス組成等の点から集塵装置の後流に設置される。
また廃棄物焼却炉からの排ガス中には、高濃度の塩化水素(HCl)や硫黄酸化物(SOx)が含まれているため、集塵装置前流で消石灰等を噴霧して反応させ、これらの成分を排ガスから除去しているが、上記成分が集塵装置を通過してダストとなって脱硝装置やダイオキシン除去装置などの排ガス処理装置に流入する場合がある。
【0003】
このダストは非常に吸湿性が高く、また触媒を劣化させる物質や、鋼材に対して腐食性の高い物質を含むため、触媒または触媒を保持する反応塔にこれらのダストが付着すると、焼却炉の運転停止時に、触媒に付着したダストが吸湿して触媒に湿気を帯びさせるため、触媒の劣化や反応塔の腐食の原因となる。このため、焼却炉の停止時は電気ヒータを熱源とした温風発生装置で温風を発生させ、この温風を温風循環ダクトにより反応塔内に循環させて保温状態を保持し、湿気が帯びないようにする方法が採用されている。
【0004】
図5は、温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクトが付設された排ガス処理装置における焼却炉の定常運転時の従来の運用説明図である。
図5において、図示しない焼却炉から排出された排ガスは入口排ガスダクト4Aを介して排ガス処理装置1に供給されて処理された後、出口排ガスダクト4Bから排出される。入口排ガスダクト4Aおよび出口排ガスダクト4Bにはそれぞれ装置入口ダンパ6および装置出口ダンパ7が設けられている。また温風循環ダクト5が、該装置入口ダンパ6と排ガス処理装置1の間の入口排ガスダクト4Aと連通し、かつ該排ガス処理装置1と装置出口ダンパ6の間の出口排ガスダクト4Bと連通するように設けられ、該温風循環ダクト5には温風循環ヒータ2および温風循環ファン3が設置されている。またバイパスダクト12が、前記装置入口ダンパ6の前流の入口排ガスダクト4Aと連通し、かつ装置出口ダンパ7の後流の出口排ガスダクト4Bと連通するように設けられている。さらに前記温風循環ダクト5の入口排ガスダクト4Aおよび出口排ガスダクト4Bとのそれぞれの連通部に温風循環出口ダンパ8および温風循環入口ダンパ9がそれぞれ設けられ、またバイパスダクト12の入口排ガスダクト4Aおよび出口排ガスダクト4Bとのそれぞれの連通部にバイパス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16がそれぞれ設けられている。なお、前記排ガス処理装置としては、排ガス脱硝装置やダイオキシン除去装置などが挙げられる。
【0005】
このような装置において、図示しない焼却炉の定常運転時には、入口排ガスダクト4Aの装置入口ダンパ6および装置出口ダンパ7が「開」になり、焼却炉で排出された排ガスが入口排ガスダクト4Aに導かれて排ガス処理装置1に供給され、該装置1で処理された排ガスは出口排ガスダクト4Bを経てさらに図示しない後流の装置に導かれる。
焼却炉の定常運転中は、排ガス処理装置1に排ガスが供給されて約200℃前後の温度となり、該排ガス処理装置1内の腐食が生じないため、温風循環ダクト5に設置された温風循環ヒータ2および温風循環ファン3が停止され、さらに温風循環出口ダンパ8および温風循環入口ダンパ9が「閉」にされて温風循環ダクト5への排ガスの流入が阻止される。またバイパス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16が「閉」にされてバイパスダクト12への排ガスの流入も阻止される。
【0006】
しかし、上記した温風循環ヒータ2および温風循環ファン3は、焼却炉の運転時には停止されるため、温風循環ダクト5内の温度が低くなり、温風循環ダクトの出入口ダンパ8、9から該ダクト内に少量ながらリークした排ガスが冷やされ、ドレンを生じ、この排ガス中のHClやSOxが溶け込んだドレンが温風循環ダクト5の部材を腐食するという問題があった。
一方、焼却炉の起動時等では、排ガス温度が低いことから前流の集塵装置をバイパスさせることが多く、このバイパスした排ガスは脱硝装置やダイオキシン除去装置をもバイパスさせる必要がある。このために設置される排ガスバイパスダクト12にも、焼却炉の定常運転中には排ガスが流れないため、上記の温風循環ダクト5と同様の問題があった。
【0007】
このような温風循環ダクト5およびバイパスダクト12への排ガスのリークによるダクトの腐食を防止するために、排ガスがリークしないように排ガスダクトと連通する各ダクトに設けるダンパに密閉性のよいダンパを使用する方法が採用されている。しかし、密閉性のよいダンパ仕様にしても、排ガスダクトに接続した取出し座に堆積したダストや排ガス中のダストが、ダンパの開閉時にダンパシール面に付着し、シール性が低下して排ガスのリーク防止効果が経時的に低下し、リーク量が増加するため、上記のダクト内のドレンの発生は避けられない状況にあった。このため、ダクトの材質を耐酸性のある高価な材質にする必要があり、装置コストの増大を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決し、排ガス処理装置に腐食防止のために付設される温風循環ダクトや排ガスバイパスダクトの腐食をも防止することができる排ガス処理装置の腐食防止方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、炉の運転中に温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクト内に外気を吸入して流通させてこれらのダクト内に排ガスが流入しないようにすることにより、上記課題が達成できることを見いだし、本発明に到達したものである。
すなわち、本願で特許請求される発明は以下の通りである。
【0010】
(1)焼却炉で発生した排ガスを入口排ガスダクトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出口排ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉の運転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環させ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を停止する排ガス処理装置の腐食防止方法において、前記焼却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトに外気を吸入して流通させ、該温風循環ダクト内に排ガスが流入するのを防止することを特徴とする排ガス処理装置の腐食防止方法。
(2)焼却炉で発生した排ガスを入口排ガスダクトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出口排ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉の運転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環させ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を停止し、さらに前記燃焼炉の起動時に発生する排ガスを排ガスバイパスダクトにより排ガス処理装置をバイパスさせて該排ガス処理装置の腐食を防止する方法において、前記焼却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクトに外気を吸入して流通させ、該温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクト内に排ガスが流入するのを防止することを特徴とする排ガス処理装置の腐食防止方法。
【0011】
(3)前記温風循環ダクトと前記排ガスバイパスダクトを連通する配管を設け、該温風循環ダクトに設けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を前記配管を介して排ガスバイパスダクトに流入させることを特徴とする(2)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
(4)前記入口排ガスダクトおよび出口排ガスダクト内が正圧であるときは、温風循環ダクトに設けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を該温風循環ダクトに設置した循環ファンにより循環させることを特徴とする(1)または(3)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
【0012】
(5)前記入口排ガスダクトおよび出口排ガスダクト内が負圧であるときは、温風循環ダクトに設けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を、前記出口排ガスダクトの前記温風循環ダクトとの連通部の後流に設置した誘引通風機により循環させることを特徴とする(1)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
(6)前記入口排ガスダクトおよび出口排ガスダクト内が負圧であるときは、温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクトにそれぞれ設けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を、前記出口排ガスダクトの温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクトとの連通部の後流に設置した誘引通風機により循環させることを特徴とする(2)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
(7)前記排ガス処理装置が、排ガス脱硝装置および/またはダイオキシン除去装置であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
【0013】
【作用】
本発明によれば、温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクト内に外気(大気)を吸入して流通させているため、これらのダクトに設けられた閉止ダンパの気密性が低い場合でもこれらのダクト内に排ガスが流れ込むことはなく、また多少流入したとしても空気が流れているためドレン化することがないため、ダクトの腐食を起こすことがない。従って、上記ダクトの材質に普通鋼板を用いることができ、装置コストの低減を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
図1は、本発明の一実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。この図1に示す運用は、入口および出口排ガスダクト内のガス圧が正圧の場合に好適である。
図1において、図5と異なる点は、入口排ガスダクト4Aにバイパスダクト12、バイパス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16を設置せず、温風循環ダクト5の温風循環入口ダンパ9の近傍に大気吸入口10と大気吸入ダンパ11を設け、該大気吸入ダンパ11と温風循環出口ダンパ8を「開」、温風循環入口ダンパ9を「閉」として温風循環ファン3を起動させて外気を大気吸入口11から吸入して温風循環ダクト5内に流通させた点である。なお、この時の温風循環ヒータ2は停止状態にある。
【0015】
このような運用によれば、焼却炉の運転時に、温風循環ファン3を起動させて大気吸入口10から外気を吸入して温風循環ダクト5内に流通させ、該外気を温風循環出口ダンパ8から入口排ガスダクト4Aに送り込むようにしているため、該温風循環出口ダンパ8からの排ガスの流入が阻止され、また温風循環入口ダンパ9のシール性が低下して排ガスが流入したとしても温風循環ダクト5内に常に外気が流れているためドレンの発生を防ぐことができ、温風循環ダクトの腐食が防止される。
【0016】
実施例2
図2は、本発明の他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。この図2に示す運用は、排ガスダクト内のガス圧が正圧の場合に好適である。
図2において、図5と異なる点は、温風循環ダクト5の温風循環入口ダンパ9の近傍に大気吸入口10と大気吸入ダンパ11を設け、さらに温風循環入口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ15のそれぞれ近傍に温風循環ダクト5とバイパスダクト12を連通する接続ダクト13と該接続ダクト13内に接続ダンパ14を設け、前記大気吸入ダンパ11、接続ダンパ14およびバイパス出口ダンパ16を「開」、温風循環入口ダンパ9、温風循環出口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ15を「閉」とし、温風循環ファン3を起動させて外気を大気吸入口10から吸入し、温風循環ダクト5を経由してバイパスダクト12に流通させた点である。
【0017】
このような運用では、焼却炉の運転時に、温風循環ファン3を起動させて大気吸入口11から外気を吸入し、該外気を温風循環ダクト5、接続ダクト13およびバイパスダクト12に順に流通させてバイパス出口ダンパ16を経由して出口排ガスダクト4Bに送り込むようにしているため、該バイパス出口ダンパ16から排ガスが流入するのが阻止され、また温風循環入口ダンパ9、温風循環出口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ15のシール性が低下して排ガスが流入したとしても温風循環ダクト5およびバイパスダクト12に常に外気が流れているためドレンの発生を防ぐことができ、温風循環ダクト5およびバイパスダクト12の腐食が防止される。
【0018】
実施例3
図3は、本発明のさらに他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。この図3に示す運用は、排ガスダクト内のガス圧が負圧の場合に好適である。
図3において、図1と異なる点は、温風循環ダクト5の温風循環出口ダンパの近傍に大気吸入口10および大気吸入ダンパ11を設け、さらに温風循環ダクト5の出口排ガスダクト4Bとの連通部の後流に誘引通風機17を設け、大気吸入ダンパ11と温風循環入口ダンパ9を「開」、温風循環出口ダンパ8を「閉」とし、該誘引通風機17を起動させて前記大気吸入口10から外気を吸入して温風循環入口ダクト9から出口排ガスダクト4Bに外気を流通させるようにした点である。
【0019】
このような運用では、焼却炉の運転時に、誘引通風機17の起動により大気吸入口10から外気が吸入され、外気は温風循環ダクト5を経て温風循環入口ダンパ9から出口排ガスダクト4Bに送り込まれるため、該温風循環入口ダンパ9からの排ガスの流入が阻止され、また温風循環出口ダンパ8のシール性が低下して排ガスが流入したとしても温風循環ダクト5内に常に外気が流れているためドレンの発生を防ぐことができ、温風循環ダクトの腐食が防止される。このように排ガスダクトの圧力が負圧である場合にはその負圧を利用して大気を吸入することができ、温風循環ファン3の起動が不要となる。
【0020】
実施例4
図4は、本発明のさらに他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。この図3に示す運用も、排ガスダクト内のガス圧が負圧の場合に好適である。
図4において、図5と異なる点は、温風循環ダクト5の温風循環出口ダンパ8の近傍およびバイパスダクト12のバイパス入口ダンパ15の近傍にそれぞれ大気吸入口10および大気吸入ダンパ11を設け、さらにバイパスダクト12と出口排ガスダクト4Bの連通部の後流に誘引通風機17を設け、前記大気吸入ダンパ11、温風循環入口ダンパ9およびバイパス出口ダンパ16を「開」、温風循環出口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ15を「閉」とし、誘引通風機17を起動させて前記それぞれの大気吸入口10から外気を吸入して温風循環入口ダンパ9およびバイパス出口ダンパ16から出口排ガスダクト4Bに外気を流通させるようにした点である。
このような運用でも、図3に示した運用と同様の効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、焼却炉の定常運転時に、温風循環ダクトまたはバイパスダクト内に排ガスが流入してドレンを発生してダクトを腐食させるのを防止でき、排ガス処理装置の含む設備の安定した運用が可能となるとともに、ダクトの材質として普通鋼材が使用でき、経済的な設備を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図2】本発明の他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図3】本発明のさら他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図4】本発明のさら他の実施例を示す排ガス処理装置の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図5】従来技術による排ガス処理の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【符号の説明】
1…排ガス処理装置、2…温風循環ヒータ、3…温風循環ファン、4A…入口排ガスダクト、4B…出口排ガスダクト、5…温風循環ダクト、6…装置入口ダンパ、7…装置出口ダンパ、8…温風循環出口ダンパ、9…温風循環入口ダンパ、10…大気吸入口、11…大気吸入ダンパ、12…バイパスダンパ、13…接続ダクト、14…接続ダンパ、15…バイパス入口ダンパ、16…バイパス出口ダンパ、17…誘引通風機。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment device, and more particularly, an exhaust gas treatment device such as a denitration device or a dioxin removal device installed in a waste incinerator, particularly an exhaust gas bypass duct and a hot air circulation duct attached to the device. The present invention relates to a method suitable for preventing corrosion.
[0002]
[Prior art]
Nitrogen oxides (NOx) and dioxins (DNX) discharged from waste incinerators have become a particularly serious problem in recent years, and their emission standards have been set. Therefore, incineration facilities are equipped with denitration equipment and dioxin removal equipment to remove them. It has come to be. These devices are installed downstream of the dust collector from the viewpoint of dioxin resynthesis and gas composition in the exhaust gas.
The exhaust gas from the waste incinerator contains high concentrations of hydrogen chloride (HCl) and sulfur oxide (SOx). However, there are cases where the above components pass through the dust collector and become dust and flow into the exhaust gas treatment device such as a denitration device or a dioxin removal device.
[0003]
This dust is very hygroscopic and contains substances that degrade the catalyst and substances that are highly corrosive to steel, so if these dust adhere to the catalyst or the reaction tower that holds the catalyst, When the operation is stopped, the dust adhering to the catalyst absorbs moisture and causes the catalyst to be moistened, which causes deterioration of the catalyst and corrosion of the reaction tower. For this reason, when the incinerator is stopped, warm air is generated by a warm air generator using an electric heater as a heat source, and this warm air is circulated in the reaction tower by a hot air circulation duct to maintain the heat insulation state, and moisture is A method to prevent it from being taken is adopted.
[0004]
FIG. 5 is a conventional operation explanatory diagram at the time of steady operation of an incinerator in an exhaust gas treatment apparatus provided with a hot air circulation duct and an exhaust gas bypass duct.
In FIG. 5, the exhaust gas discharged from an incinerator (not shown) is supplied to the exhaust
[0005]
In such an apparatus, during steady operation of an incinerator (not shown), the
During steady operation of the incinerator, the exhaust gas is supplied to the exhaust
[0006]
However, since the warm
On the other hand, when the incinerator is started up, the exhaust gas temperature is low, so the upstream dust collector is often bypassed, and the bypassed exhaust gas must also bypass the denitration device and the dioxin removal device. Therefore, the exhaust
[0007]
In order to prevent the corrosion of the duct due to the leakage of the exhaust gas to the hot
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to solve the problems of the prior art described above and to corrode the exhaust gas treatment device that can also prevent corrosion of the hot air circulation duct and exhaust gas bypass duct attached to the exhaust gas treatment device to prevent corrosion. It is to provide a prevention method.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies on the above problems, the present inventors have tried to suck in and circulate outside air into the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct during operation of the furnace so that the exhaust gas does not flow into these ducts. Thus, the inventors have found that the above-mentioned problems can be achieved, and have reached the present invention.
That is, the invention claimed in the present application is as follows.
[0010]
(1) A method of supplying exhaust gas generated in an incinerator to an exhaust gas treatment device via an inlet exhaust gas duct and discharging the exhaust gas from the outlet exhaust gas duct after the treatment, and when the operation of the incinerator is stopped, In the corrosion prevention method for an exhaust gas treatment apparatus that circulates hot air gas and stops the circulation of the hot air gas during steady operation of the incinerator, the outside air is sucked into the hot air circulation duct during steady operation of the incinerator. And preventing the exhaust gas from flowing into the warm air circulation duct.
(2) A method of supplying exhaust gas generated in an incinerator to an exhaust gas treatment device via an inlet exhaust gas duct and discharging the exhaust gas from the outlet exhaust gas duct after the treatment, and through the hot air circulation duct when the incinerator is stopped. Circulating the hot air gas, stopping the circulation of the hot air gas during the steady operation of the incinerator, and further bypassing the exhaust gas treatment device by the exhaust gas bypass duct for the exhaust gas generated at the start of the combustion furnace In the method for preventing corrosion of the apparatus, outside air is sucked and circulated through the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct during steady operation of the incinerator, and the exhaust gas flows into the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct. A method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment apparatus, characterized by
[0011]
(3) A pipe that connects the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct is provided, outside air is sucked from an outside air inlet provided in the hot air circulation duct, and the outside air flows into the exhaust gas bypass duct through the pipe. The method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment apparatus as described in (2), wherein
(4) When the inside of the inlet exhaust gas duct and the outlet exhaust gas duct is at a positive pressure, the outside air is sucked from the outside air inlet provided in the hot air circulation duct, and the outside air is drawn by the circulation fan installed in the hot air circulation duct. The method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment apparatus as described in (1) or (3), characterized in that it is circulated.
[0012]
(5) When the inside of the inlet exhaust gas duct and the outlet exhaust gas duct has a negative pressure, outside air is sucked from an outside air inlet provided in the hot air circulation duct, and the outside air is sucked into the hot air circulation duct of the outlet exhaust gas duct. The method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment apparatus according to (1), characterized in that the exhaust gas treatment device is circulated by an induction fan installed downstream of the communicating portion.
(6) When the inside of the inlet exhaust gas duct and the outlet exhaust gas duct has a negative pressure, the outside air is sucked from the outside air inlet provided in the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct, and the outside air is taken into the outlet exhaust gas duct. The method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment apparatus according to (2), characterized in that the exhaust gas treatment device is circulated by an induction fan installed in the downstream of the communicating portion with the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct.
(7) The method for preventing corrosion of an exhaust gas treatment device according to any one of (1) to (6), wherein the exhaust gas treatment device is an exhaust gas denitration device and / or a dioxin removal device.
[0013]
[Action]
According to the present invention, since the outside air (atmosphere) is sucked and circulated into the hot air circulation duct and the exhaust gas bypass duct, the inside of these ducts can be used even when the airtightness of the closing damper provided in these ducts is low. Exhaust gas does not flow into the pipe, and even if it flows in a little, air does not drain and it does not drain, so duct corrosion does not occur. Therefore, a normal steel plate can be used as the material of the duct, and the apparatus cost can be reduced.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention in detail, this invention is not limited to these.
Example 1
FIG. 1 is an operation explanatory diagram during steady operation of an incinerator of an exhaust gas treatment apparatus showing an embodiment of the present invention. The operation shown in FIG. 1 is suitable when the gas pressure in the inlet and outlet exhaust gas ducts is positive.
1 differs from FIG. 5 in that the
[0015]
According to such an operation, during operation of the incinerator, the hot
[0016]
Example 2
FIG. 2 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of the incinerator of the exhaust gas treatment apparatus showing another embodiment of the present invention. The operation shown in FIG. 2 is suitable when the gas pressure in the exhaust gas duct is positive.
2 is different from FIG. 5 in that an
[0017]
In such an operation, during operation of the incinerator, the hot
[0018]
Example 3
FIG. 3 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of the incinerator of the exhaust gas treatment apparatus showing still another embodiment of the present invention. The operation shown in FIG. 3 is suitable when the gas pressure in the exhaust gas duct is negative.
3 differs from FIG. 1 in that an
[0019]
In such an operation, during the operation of the incinerator, outside air is sucked from the
[0020]
Example 4
FIG. 4 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of the incinerator of the exhaust gas treatment apparatus showing still another embodiment of the present invention. The operation shown in FIG. 3 is also suitable when the gas pressure in the exhaust gas duct is negative.
4 differs from FIG. 5 in that an
Even in such an operation, the same effects as the operation shown in FIG. 3 can be obtained.
[0021]
【The invention's effect】
According to the present invention, during steady operation of an incinerator, it is possible to prevent exhaust gas from flowing into the hot-air circulation duct or bypass duct to generate drainage and corrode the duct, and the equipment including the exhaust gas treatment apparatus can be stabilized. In addition to being able to operate, ordinary steel can be used as the material of the duct, and economical equipment can be supplied.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an operation explanatory diagram of an exhaust gas treatment apparatus according to an embodiment of the present invention during steady operation of an incinerator.
FIG. 2 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of an incinerator of an exhaust gas treatment apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram for explaining operation during steady operation of an incinerator of an exhaust gas treatment apparatus showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of an incinerator of an exhaust gas treatment apparatus showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an operation explanatory diagram at the time of steady operation of an incinerator for exhaust gas treatment according to the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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