JP3851677B2 - ズームレンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズ特にビデオカメラに適した広画角のズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、民生用ビデオカメラのズームレンズにおいて高変倍のレンズ系として、物体側から順に正、負、正、正の4群構成でそのうちの負の第2群により変倍を行ない正の第4群にて変倍による像位置の変動の補正とフォーカシングとを行なうものが主流である。このタイプのズームレンズは、高変倍にするためには有利であるが鏡枠構成が複雑でありまた広画角化には不利である。
【0003】
又、変倍比が2〜3倍程度と低いものの簡単な構成のズームレンズの従来例として特開昭63−292106号、特開平3−288113号、特開平3−203709号の各公報に記載されたズームレンズのように、負、正、正の3群構成のものが知られている。これら従来例のような負、正、正の3群構成は、高変倍には向かないが、広角化には有利であり鏡枠構成を4群構成のものに比べて簡単になし得る等の利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記3群構成の従来例のうち、特開昭63−292106号公報に記載されているズームレンズは、画角(2ω)が70°程度と広いが、明るさ絞りおよびフレアー絞りがズーミングの際に光軸方向に移動するために、レンズ群が3群と少ないにもかかわらず鏡枠構造が複雑になる。又特開平3−288113号公報に記載されているズームレンズは、画角(2ω)が46°と狭く、また特開平3−203709号に記載されているズームレンズも画角(2ω)が44°と狭い。
【0005】
本発明は、負、正、正の3群構成であって、画角(2ω)が65°程度、変倍比が2〜3程度で簡単な鏡枠構成の、ビデオカメラに適した広画角のズームレンズを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、例えば図1に示すような構成のもので、物体側より順に、負の屈折力を有する第1群と正の屈折力を有する第2群と正の屈折力を有する第3群とよりなり、変倍の際、第1群が広角端に比べて望遠端において像側に位置するように移動し、第2群が固定され、第3群が広角端から望遠端にかけて像側から物体側へ単調に移動し、明るさ絞りが第1群から第3群の間の光軸上に固定配置されていることを特徴とする。
【0007】
3群構成のズームレンズにおいて、広角化を達成するためには、広角端における第1群、第3群、明るさ絞りの配置が重要である。本発明では、明るさ絞りを第1群と第3群のほぼ中央に配置することにより第1群と第3群を通る軸外光線高を低く抑えるようにして、レンズの径を小さくすることと、軸外収差の補正とを可能にし、その結果広画角化を実現し得るようになった。このように構成した上で、変倍の際に明るさ絞りを挟んで第1群を広角端に比べて望遠端で像側に位置するように移動させ、第3群を広角端から望遠端にかけて第1群とは逆に物体側へ単調に移動させることにより明るさ絞りを第2群の近傍に固定したまま第1群と第3群の間の空間を有効に利用して変倍を行なうことが出来る。又変倍中明るさ絞りを第2群と共に固定することにより鏡枠構造を簡単にできる。又第2群は、第1群からの発散光束の発散角度を小さくして第3群への入射光線高を低く抑える作用と全系のバックフォーカスを調整する作用とを有している。このように第3群への入射光線高を低く抑えることにより第3群の小型化と収差補正に有利になる。またレンズ系と撮像素子の間に配置する光学フィルター等の光学部材の厚さに応じた適切なバックフォーカスを確保することが出来る。
【0008】
以上のように、本発明のズームレンズは、上記の通りの構成にすることにより広画角でありながら簡易な構成になし得た。
【0009】
又、レンズ系のコストを低減させるためには、各群を構成するレンズを必要最小限にすることが好ましい。
【0010】
第1群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとにて構成することが望ましい。
【0011】
レンズ系の広画角化においては、特に歪曲収差と倍率の色収差の補正が重要である。まず、歪曲収差の補正に関しては、負の屈折力を二つに分割して歪曲収差の発生を小さくするのが好ましい。その上で歪曲収差の補正の不足分は、1枚の正レンズを用いることにより補正可能になる。この正レンズの配置は、第1群を対称性のよい配置にするのが倍率の色収差を補正する上で有利であり、二つの負レンズの間に配置して第1群を負、正、負の対称性の良い配置にするのが望ましい。その上最も物体側の負レンズを像側に凹面を向け、正レンズを像側に凸面を向け、像側の負レンズを物体側に凹面を向けた配置にすれば歪曲収差と倍率の色収差の補正にとってより好ましい。
【0012】
又第2群は、正レンズ1枚のみにて構成するのが好ましい。この第2群の収差補正上の役割は、第1群および第3群で補正過剰になる球面収差と軸上色収差をバランスさせてレンズ系全体のこれら収差を良好に補正するためには1枚の正レンズにて構成することが可能である。
【0013】
第3群は、物体側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズの4枚にて構成することが望ましい。この第3群は、変倍作用と結像作用とを有するために、少なくとも正レンズと負レンズと正レンズよりなるトリプレットタイプにするのが望ましく、又像側の正レンズを2枚に分割して正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズの4枚構成にすれば軸外収差の補正上有利である。
【0014】
また、レンズ系の一層の小型化と収差を更に良好に補正するためには、下記条件(1)、(2)、(3)を満足することが望ましい。
【0015】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3) 0.5<z1 /z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。
【0016】
条件(1)は、レンズの小型化に関するもので、第1群と第3群の屈折力の比を規定したものである。本発明のズームレンズにおいて、効率の良い変倍を行なうためには、第1群に十分な屈折力を持たせることが好ましい。条件(1)において下限の−1.5を越えると第1群の屈折力が弱くなりレンズ系の全長が増大し又第1群のレンズ径も増大する。又条件(1)において、上限の−0.4を越えると負の歪曲収差が増大する。
【0017】
条件(2)は、適切なバックフォーカスを確保するために定めた条件で、第2群と第3群の屈折力の比を規定したものである。条件(2)にいおて、下限の1.6を越えるとバックフォーカスを確保する上で不利になり光学フィルターの配置が制限される。条件(2)の上限の9を越えると、バックフォーカスの確保には有利であるが、レンズ系の全長が増大し好ましくない。
【0018】
条件(3)は、広画角化と変倍効率に関するもので、第1群と第3群の移動を規定したものである。条件(3)の上限の4を越えると広画角化には有利であるが、変倍比の確保にとって不利である。又下限の0.5を越えると変倍比の確保には有利であるが、広角化には不利である。
【0019】
上記の本発明のズームレンズは、条件(2)において下限を1.8又は上限を7あるいは下限、上限を夫々1.8、7にすればより好ましい。つまり条件(2)の代わりに下記のいずれかの条件を満足することが望ましい。
【0020】
(2−1) 1.8<f2/f3<9
(2−2) 1.6<f2/f3<7
(2−3) 1.8<f2/f3<7
更に条件(2)の下限を2にするか上限を5にするかあるいは下限、上限をそれぞれ2、5にすれば一層望ましい。つまり下記条件を満足することが望ましい。
【0021】
(2−4) 2<f2/f3<9
(2−5) 1.6<f2/f3<5
(2−6) 2<f2/f3<5
又条件(2)の代わりに下記の条件を満足しても良い。
【0022】
(2−7) 2<f2/f3<7
(2−8) 1.8<f2/f3<5
又、条件(3)において下限を0.8にするか、その上限を3.5にするかあるいは下限と上限を夫々0.8、3.5にすればより好ましい。
【0023】
(3−1) 0.8<z1/z3<4
(3−2) 0.5<z1/z3<3.5
(3−3) 0.8<z1/z3<3.5
更に、条件(3)において、下限を1.2にするか、上限を3にするか、あるいは、下限および上限を夫々1.2、3にすれば一層望ましい。
【0024】
(3−4) 1.2<z1/z3<4
(3−5) 0.5<z1/z3<3
(3−6) 1.2<z1/z3<3
又条件(3)の代わりに下記条件を満足してもよい。
【0025】
(3−7) 1.2<z1/z3<3.5
(3−8) 0.8<z1/z3<3
又本発明のズームレンズにおいて、条件(2)、(3)の両方共これら条件の代わりに上記条件を満足するレンズ系としてもよい。つまり条件(2)の代わりに条件(2−1)〜条件(2−8)のいずれかをそして同時に条件(3)の代わりに条件(3−1)〜条件(3−8)を満足する構成のレンズ系でもよい。
【0026】
本発明のズームレンズに非球面を用いれば収差補正やレンズ系の小型化にとって有利である。非球面を第1群中のレンズ面に導入する場合は、光軸から離れるにつれて負の屈折力が弱くなる形状か、あるいは正の屈折力が強くなる形状がよい。又非球面を第2群又は第3群中の面に採用する場合には、光軸から離れるにつれて正の屈折力が弱くなるか、あるいは負の屈折力が強くなる形状が望ましい。
【0027】
次にフォーカシングに関しては、本発明のズームレンズのように、広画角で特に小さな撮像素子に用いるレンズ系の場合、被写界深度が深くフォーカシングを行なわなくとも通常の撮影が可能である。しかしより近距離まで撮影を行なう場合、フォーカシングを行なう必要がある。
【0028】
本発明のズームレンズでは、第1群、第2群、第3群のいずれかの群を移動させるか、あるいはレンズ系全体を移動させてフォーカシングを行なうことが出来る。又は撮像素子を移動させてフォーカシングを行なってもよい。
【0029】
第1群又は第3群あるいはレンズ系全体を移動させて近距離物体にフォーカシングを行なう場合は物体側へ移動させる。又第2群あるいは撮像素子によりフォーカシングを行なう場合は、近距離物体に対し像側へ移動させてフォーカシングを行なう。
【0030】
上記フォーカシングにおいて、第1群でフォーカシングを行なう場合は、収差変動が少なくより近距離にフォーカシングするのに適している。又第2群でフォーカシングする場合は、本発明のズームレンズが変倍時第2群は固定でありフォーカシング時のみ移動するため、第2群の移動の制御を簡単に行ない得る。又第3群でフォーカシングを行なう場合は、この第2群はもともと可動であるためフォーカシングのために可動群を増やす必要がなく鏡枠の構成が簡単である。
【0031】
又レンズ系全体でフォーカシングを行なう場合、又は撮像素子を移動させてフォーカシングを行なう場合は、第1群による場合と同様、収差変動が少なくより近距離にフォーカシングするのに適している。
【0032】
尚、本発明のズームレンズにおいて、撮像素子に入射する主光線の角度を適切に保つためのレンズ群を第3群の像側に配置してもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明のズームレンズの実施の形態を次に示す各実施例をもとに述べる。
【0034】
本発明のズームレンズの実施例1〜実施例7は、夫々図1〜図7に示す通りの構成で、下記のデーターを有するものである。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
これら実施例は、負の第1群と正の第2群と正の第3群とよりなり、データー中に記載したように変倍のために間隔D1 ,D2 ,D3 が変化する。
【0041】
又、各実施例の第1群、第2群、第3群の構成および絞りの配置位置は次の通りである。
【0042】
実施例1〜実施例5は、いずれも第1群が物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと像側に凸面を向けた正レンズと物体側に凹面を向けた負レンズとからなり、第2群が正レンズ1枚からなり、第3群が物体側から順に、正レンズと負レンズと正レンズと正レンズの4枚のレンズからなり、絞りが第2群の像側に固定配置されている。
【0043】
実施例6は、絞りが第2群の物体側に固定配置されている点を除いて前記実施例1〜5と同じ構成である。
【0044】
実施例7は、第3群が物体側より順に、正レンズと負レンズと正レンズの3枚のレンズよりなる点で他の実施例と相違する。又絞りは実施例6と同様に第2群の物体側に固定配置されている。
【0045】
上記実施例において、実施例4の面r7 、実施例5の面r10、実施例6の面r4 とr10、実施例7の面r10は、いずれも光軸方向をx軸、光軸に垂直な方向をy軸とした時に下記の式にて表わされる非球面である。
【0046】
ただし、rは非球面の面頂における曲率半径、Kは円錐定数、A4 ,A6 ,A8 ,・・・は夫々4次、6次、8次、・・・の非球面係数である。
【0047】
又、各実施例のズーミング・フォーカシング時の間隔の変化はデーター中に示す通りで、W(∞)、S(∞)、T(∞)は夫々無限遠フォーカス時の広角端、中間焦点距離、望遠端の可変間隔、W (200)、S (200)、T (200)は夫々物体距離200mmの物体にフォーカシングした時の広角端、中間焦点距離、望遠端の可変間隔、W (400)、S (400)、T (400)は夫々400mmの物体にフォーカシングした時の広角端、中間焦点距離、望遠端の可変間隔を示す。
【0048】
尚データー中、実施例1,2,3は、夫々第1群、第2群、第3群、レンズ系全体を移動させてフォーカシングを行なった時の間隔を示してある。実施例1における第2群によるフォーカシング時、絞りは固定であるため第2群と絞りとの間の間隔d8 が変化する。又、実施例2,3は、いずれも第2群によりフォーカシングを行なうために第2群を絞りの側へ移動させた時に第2群が絞りに当たるため第2群と絞りとを一体に移動させてフォーカシングを行なっている。したがってこの第2群によるフォーカシング時、第2群の最も像側の面と絞りとの間の間隔d8 は不変であり、絞りと第3群の物体側の面間隔d9 (D2 )が変化する。
【0049】
実施例4〜7のデーターも実施例1,2,3と同様に第1群、第2群、第3群、レンズ系全体によるフォーカシングのうちのいずれも可能である。
【0050】
尚各実施例の収差図は、上段はワイド端、中断が中間の焦点距離、下段はテレ端におけるものである。
【0051】
本発明のズームレンズは、特許請求の範囲に記載のもののほか、次の各項に記載するものも目的を達成し得る。
【0052】
(1) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3に記載されているレンズ系で、前記第3群が物体側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は、正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズの4枚のレンズよりなるズームレンズ。
【0053】
(2) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件(1)、(2)、(3)を満足するズームレンズ。
【0054】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(3) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0055】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−1) 1.8<f2 /f3 <9
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(4) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0056】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−2) 1.6<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(5) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0057】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−3) 1.8<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(6) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0058】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−4) 2<f2 /f3 <9
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(7) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0059】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−5) 1.6<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(8) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0060】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−6) 2<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(9) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0061】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−7) 2<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(10) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0062】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−8) 1.8<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
(11) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0063】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−1) 0.8<Z1 /Z3 <4
(12) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0064】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−2) 0.5<Z1 /Z3 <3.5
(13) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0065】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−3) 0.8<Z1 /Z3 <3.5
(14) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0066】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−4) 1.2<Z1 /Z3 <4
(15) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0067】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−5) 0.5<Z1 /Z3 <3
(16) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0068】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−6) 1.2<Z1 /Z3 <3
(17) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0069】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−7) 1.2<Z1 /Z3 <3.5
(18) 特許請求の範囲の請求項1、2又は3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系で、下記条件を満足するズームレンズ。
【0070】
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−8) 0.8<Z1 /Z3 <3
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、負、正、正の3群構成であって、画角が65°程で、高倍比が2〜3程で、簡易な鏡枠構成になし得るビデオカメラに適した広画角のズームレンズを実現し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す図
【図2】本発明の実施例2の構成を示す図
【図3】本発明の実施例3の構成を示す図
【図4】本発明の実施例4の構成を示す図
【図5】本発明の実施例5の構成を示す図
【図6】本発明の実施例6の構成を示す図
【図7】本発明の実施例7の構成を示す図
【図8】実施例1の無限遠の物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図9】実施例1の第1群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図10】実施例1の第2群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図11】実施例1の第3群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図12】実施例1のレンズ系全体により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図13】実施例2の無限遠の物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図14】実施例2の第1群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図15】実施例2の第2群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図16】実施例2の第3群により400mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図17】実施例2のレンズ系全体により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図18】実施例3の無限遠の物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図19】実施例3の第1群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図20】実施例3の第2群により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図21】実施例3の第3群により400mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図22】実施例3のレンズ系全体により200mmの物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図23】実施例4の無限遠物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図24】実施例5の無限遠物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図25】実施例6の無限遠の物体にフォーカスした時の収差曲線図
【図26】実施例7の無限遠物体にフォーカスした時の収差曲線図
Claims (20)
- 物体側より順に、負の屈折力を有する第1群と、正の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群とからなり、変倍の際に第1群は広角端に比べて望遠端で像側に位置するように移動し、第2群は固定され、第3群は広角端から望遠端にかけて像側から物体側へ移動し、明るさ絞りが第1群から第3群の間の光軸上に固定配置されているレンズ系で、下記条件(1)、(2)、(3)を満足するズームレンズ。
(1) −1.5<f 1 /f 3 <−0.4
(2) 1.6<f 2 /f 3 <9
(3) 0.5<Z 1 /Z 3 <4
ただし、f 1 ,f 2 ,f 3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z 1 ,z 3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 前記第1群が、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと像側に凸面を向けた正レンズと物体側に凹面を向けた負レンズからなる請求項1のズームレンズ。
- 前記第2群が正レンズ1枚のみからなる請求項1又は2のズームレンズ。
- 前記第3群が物体側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は、正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズの4枚のレンズよりなる請求項1、2又は3に記載されているズームレンズ。
- 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−1) 1.8<f2 /f3 <9
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−2) 1.6<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−3) 1.8<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−4) 2<f2 /f3 <9
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−5) 1.6<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−6) 2<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−7) 2<f2 /f3 <7
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2−8) 1.8<f2 /f3 <5
(3) 0.5<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−1) 0.8<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−2) 0.5<Z1 /Z3 <3.5
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−3) 0.8<Z1 /Z3 <3.5
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−4) 1.2<Z1 /Z3 <4
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−5) 0.5<Z1 /Z3 <3
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
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ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
(2) 1.6<f2 /f3 <9
(3−7) 1.2<Z1 /Z3 <3.5
ただし、f1 ,f2 ,f3 は夫々第1群、第2群、第3群の焦点距離、z1 ,z3 は夫々第1群および第3群の広角端と望遠端の位置の変位量の絶対値である。 - 下記条件を満足する請求項1、2、3又は4に記載されているズームレンズ。
(1) −1.5<f1 /f3 <−0.4
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