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JP3845837B2 - 生ゴミ処理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波加熱式の生ゴミ処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の生ゴミ処理機として、本発明者らが先に提案した特開平11−333415号公報に記載のものがある。この生ゴミ処理機は、ハウジング内に処理容器が固定設置され、この処理容器の側壁の下部にマイクロ波照射口を設けてマイクロ波透過材料で閉塞し、マイクロ波発振器からのマイクロ波をこのマイクロ波照射口から処理容器内に照射する。処理容器内に底部に、回転カッタと撹拌羽根とを同じ軸線上に別々に軸支し、回転カッタを撹拌羽根の少し上方でそれよりも高速に回転させ、生ゴミを撹拌と同時に細断するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の生ゴミ処理機では、処理容器がハウジング内に固定設置され、それ自体がマイクロ波遮蔽室となっていて、処理容器をハウジングから取り出せないため、生ゴミの処理容器への投入及び処理後の取り出しが、特に処理量が少ないときほど面倒で、しかも処理容器内の清掃も面倒であり、比較的少量の生ゴミを処理する簡易型(小型)とするには、実用上不向きである。
【0004】
そこで、本発明の第1の課題は、生ゴミの処理容器への投入及び処理後の取り出し並びに清掃が容易になるように、処理容器をマイクロ波遮蔽室とは別にして、処理容器をマイクロ波遮蔽室内に着脱自在とすること、及び、そのようにしても処理容器内の吸排気を効率良く行って乾燥効率を向上させることができるようにすることにある。
【0005】
ところで、本発明者は、上記のような構造の生ゴミ処理機を試作して種々の実験研究を重ねたところ、生ゴミは多種多様であることから、生ゴミによっては回転カッタで切断することにより却って粘性を与えてしまい、粘性が高い団塊状となって細断できないとか、生ゴミがある程度乾燥した以降、マイクロ波照射による加熱が局所的に過多となり、発火するとか、焦げ付くとか、回転カッタで細断された生ゴミと生ゴミから一気に放出された水とが処理容器の底部で粥状となり、回転カッタで細断することによって却って処理時間が長くなる等の種々の問題に直面した。これを解決するため、構造上の改良を重ねてきたが、その糸口をなかなか見出すことができなかった。
【0006】
試行錯誤の結果、本発明者は、乾燥がまだ不十分で水分をまだ多く含んでいる段階の生ゴミに対して、回転カッタをいきなり高速回転させて細断すると、生ゴミが粥状になるとか、生ゴミに却って粘性を与えてしまう結果に陥っていることや、生ゴミにまだ水分が残存している間は、マイクロ波はその水分に吸収されるが、生ゴミの水分が無くなっていくと(処理容器内の湿度が低下)、水分によるマイクロ波の吸収も次第に低下するため、同じ条件で生ゴミを切断・撹拌していては、マイクロ波照射による加熱の局所的な過多などを招く、という知見を見出した。
【0007】
そこで、本発明の第2の課題は、このような知見から、構造上の改良では解決することができなかった上記のような問題点を、回転カッタの回転数を制御することで簡単に解決できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1及び第2の課題を達成するため、本発明では、処理容器内に生ゴミを入れ、撹拌するとともに、カッタモータにて回転される回転カッタで細断しながらマグネトロンにてマイクロ波を照射して加熱乾燥させる生ゴミ処理機において、マイクロ波照射の開始から任意に設定した時間内は、カッタモータを回転させず、その時間経過後に回転させるカッタモータ制御手段が備えられ、マグネトロンからマイクロ波を照射されるマイクロ波遮蔽室がハウジング内に設けられているとともに、このマイクロ波遮蔽室の上面開口を開閉するマイクロ波遮蔽上蓋がハウジングに蝶着され、このマイクロ波遮蔽室内の底部には回転受け台が装着され、処理容器が、この回転受け台上に着脱自在に設置され、マグネトロンを冷却した後のファンによる送風を、マイクロ波遮蔽室の側壁上部にて送風口から行う送風ダクトが前記ハウジング内に設置されているとともに、マイクロ波遮蔽室の側壁上部であって送風口の反対側には、マイクロ波遮蔽室外へ排気する排気口が設けられ、またマイクロ波遮蔽室の上面開口をマイクロ波遮蔽上蓋で閉じた状態で処理容器の上面開口を閉じることができる内上蓋を備え、この内上蓋の外周壁には、送風ダクトの送風口と対向する凹部に垂下する壁部を設けることにより、該送風口からの送風を処理容器内の下方へ向かうように案内する吸気部が形成され、さらに内上蓋には、排気口と対向する排気部も形成されている
【0009】
カッタモータ制御手段は、マイクロ波照射の開始から任意に設定した時間経過後は、カッタモータの回転を複数のステップに切り替え、各ステップ毎に回転時間を任意に設定できる。また、各ステップにおいてカッタモータを間欠回転させることもできる。
【0010】
すなわち、本発明は、生ゴミが水分を多く含んでいる段階では、回転カッタの回転数を低く抑えて、生ゴミを大きめに切断し、水分が少なくなって乾燥が進むに従い回転カッタの回転数を段階的又は連続的に上昇させることで、水分を多く含んだ状態で細断することによる不都合を解消し、また乾燥が進むに従い生ゴミを細かく切断して行くとともに、その細断速度と細断片の撹拌速度を可変することで、生ゴミの水分蒸発の進行と細断化に合わせてマイクロ波照射による加熱が一貫して適切に行われ、時間的に平均した温度条件で効率よく均一に加熱できるようにするとともに、マイクロ波照射による局所的な加熱過多を防止できるようにしたものである。
【0011】
運転当初は、撹拌しながらの加熱により生ゴミから水分が急激に放出される。また、生ゴミをマイクロ波加熱すると、温度はある高さまで急に上昇するが、その後は余り上がらないので、生ゴミの加熱を待ってから切断した方が切断し易い。また、当初から切断すると、上記のように生ゴミが粥状になったり、粘性が高くなって団塊状となる。そのため、カッタモータ制御手段は、マイクロ波照射の開始からある時間内はカッタモータを回転させない。また、カッタモータ制御手段は、各ステップにおいてカッタモータを間欠回転させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1〜図3に本実施例の生ゴミ処理機の全体を示し、図4に一部を拡大して示す。この生ゴミ処理機では、マイクロ波透過材料(プラスチック)で作られた処理容器51を用い、これを、ハウジング52内に設けられた箱形のマイクロ波遮蔽室53内において回転受け台54上に着脱自在に搭載し、回転受け台54と共に回転させるようになっている。
【0014】
マイクロ波遮蔽室53は、マイクロ波を反射するステンレス等の金属板55にて上面以外の面を囲繞され、その上面開口はハウジング52に蝶着されたマイクロ波遮蔽上蓋56にて開閉でき、このマイクロ波遮蔽上蓋56を開いてマイクロ波遮蔽室53の上面開口から処理容器51を外部に取り出すことができるようになっている。
【0015】
マイクロ波遮蔽室53内には、ハウジング52内に設置したマイクロ波発生器57からのマイクロ波が、導波管58を通じてマイクロ波遮蔽室53の側壁下部から照射される。また、冷却ファン59にてマイクロ波発生器57の冷却に供された風が、送風ダクト60を通じてマイクロ波遮蔽室53の側壁上部から送風できるようになっている。一方、送風ダクト60の先端の送風口60aとは反対側には、ハウジング52外へ通ずる排気口61がマイクロ波遮蔽室53の側壁上部に設けられ、図示しない排気ファンにて強制排気できるようになっている。
【0016】
処理容器51は、底部近くで先細になる有底円筒形をなし、その上面開口を、蝶着した又は着脱自在とした内上蓋62にて閉じて使用するようになっている。この内上蓋62は、中央に凹部62aを形成しており、この凹部62aの内側(内上蓋62の中央外側)には、処理容器1を出し入れしたり持ち運ぶための把手63が設けられている。処理容器51自体の周壁にも把手51aが設けられている。また、内上蓋62の外周壁62bは、送風ダクト60の送風口60aからの送風を処理容器51内に導入するとともに、排気口61を通じて排気するため、メッシュ構造になっている。つまり、外周壁62b自体が吸気部と排気部とを兼ねている。外周壁62bと凹部62aの周壁との間には環状空間64が形成されているが、送風口60aから先ずこの環状空間64に入った風が処理容器51内で下方へ向かうように、また排気の際には排気口61へ向かうように、凹部62aの周壁62cは湾曲してから垂下している。
【0017】
処理容器51内の底部中央には、図4に拡大して示すように、キャップ状のカッタ回転コア65を有するカッタ軸66が軸受67により回転自在に軸受けされ、そのカッタ回転コア65上に回転カッタ68が緊締されている。この回転カッタ68の両翼は、カッタ軸66から見て、カッタ回転コア65の外周において立ち下がってから、処理容器51の平らな底面に沿って水平に延び、両翼先端部が処理容器51の先細となる側面に沿って上向きに傾斜している。
【0018】
カッタ軸66の下端には、処理容器51の底部の外側において継手部66aが設けられ、処理容器51を回転受け台54上に搭載すると、この継手部66aが、ハウジング52内に設置されているカッタモータ69(図1)のカッタモータ軸70側の継手部70aと結合され、カッタモータ69の回転を回転カッタ68に伝達させることができるようになっている。
【0019】
一方、回転受け台54は、処理容器51の底部の円筒形座部51bと嵌合できる大きさの有底円筒形で、その底部にカッタモータ軸70を貫通させる円筒軸71を有し、この円筒軸71が、マイクロ波遮蔽室53の底部中央において軸受72に回転自在に軸受けされている。円筒軸71は、ハウジング52内に設置された撹拌モータ73(図1)の回転をプーリ及びベルトを介して伝達される。
【0020】
カッタモータ69はカッタモータ制御回路にて、また撹拌モータ73は撹拌モータ制御回路にて、図5に示すタイミングチャートのように制御される。すなわち、回転受け台54及びそれに搭載した処理容器51は、一定時間t1の正転と一定時間t2の停止と一定時間t3の逆転の三段階の動作を周期的に繰り返される。また、回転カッタ68は、カッタモータ制御回路により、本生ゴミ処理機の運転開始時(マイクロ波照射開始時)から任意に設定した所要時間T0は回転を保留され、その後から間欠的に回転されるとともに、その回転数を段階的に上昇される。その段階的に上昇させる各ステップの切替時間(次のステップに切り替えるまでの時間)T1〜Tn、各ステップでの間欠回転の間欠時間t並びに回転数rも任意に設定される。
【0021】
これは、運転当初は、撹拌しながらの加熱により生ゴミからの除水が急激に行われ、またマイクロ波による生ゴミの加熱の場合、処理容器51内の温度はある高さまで急激に上昇するが、それ以降は余り上がらないため、生ゴミからの除水とマイクロ波による加熱が十分に行われるまで待ってから回転カッタ68による切断を開始した方が、切断することによって生ずる水によりマイクロ波が吸収される割合が少なく、それだけマイクロ波エネルギーの利用効率が高くなるとともに、切断も容易になるからである。また、生ゴミを運転当初からいきなり細かく切断(細断)すると粥状になったり粘性により団塊状になるが、生ゴミの切断片の大きさが最初は大きく、徐々に細かくなるようにすると、このようなことを防止できるとともに、回転カッタ68の負荷も小さくて済む。
【0022】
更に、生ゴミの乾燥と細断が進んでくると、細断片に含まれる水分が低下して水分によるマイクロ波の吸収が低下し、各細断片に蓄積される熱量も増加するため、回転カッタ68による更なる細断とその細断片の切断しながらの撹拌速度を上げていかないと、発火したり焦げ付くからである。そして、回転カッタ68の回転をこのように制御すると、処理容器51内の温度を安定させることができるとともに、各細断片からの水分の気化と熱の分散を促進させることができ、過度の加熱を抑えながら熱効率良く加熱できることになる。
【0023】
この実施例では、処理容器51自体を回転させることで生ゴミを大きく撹拌させるが、処理容器51の内上蓋62は、処理容器51と一体に回転することから、内上蓋62の外周壁62bをメッシュ構造にすることで、処理容器51内への送風と排気を行えるようにしている。
【0024】
処理容器51の底部には、マイクロ波が漏洩しないサイズとした複数のドレン孔74が設けられ、処理容器51内で生じたドレンは、ドレン孔74を通じてドレン回収容器75中に落入する。このドレン回収容器75は、回転受け台54内に着脱自在に挿入され、処理容器51と同時又は別個に取り出すことができるようになっている。
【0025】
処理容器51の底部は、その円筒形座部51bが回転受け台54と嵌合するので、回転受け台54及びドレン回収容器75に対する上蓋としての機能も有することになる。
【0026】
なお、ドレン回収容器75は、マイクロ波遮蔽室53外においてハウジング52内に着脱自在に設置し、処理容器51の底部のドレン孔74からのドレンをドレン回収容器75へ導くようにしてもよい。また、処理容器51の内上蓋62を処理容器51と一体に回転させない構造にすることもできる。その場合、処理容器51は内上蓋62の把手を持つことでマイクロ波遮蔽室53から出し入れでき、処理容器51を回転受け台54上に搭載するときに、内上蓋62がマイクロ波遮蔽室53に対して固定されて、内上蓋62に設けられた吸気口が送風ダクト60の送風口60aに一致するとともに、内上蓋62に設けられた排気口がハウジング52外へ通ずる排気口61と一致し、この状態のまま処理容器51が回転受け台54と共に回転しても内上蓋62は回転せず、内上蓋62の嵌合部が処理容器51の上面開口部と嵌合したまま摺接して処理容器51の揺動を防止できる構造にすると良い。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果がある。
(1)処理容器をマイクロ波透過材質とするとともに、マイクロ波を照射されるマイクロ波遮蔽室内の底部に回転受け台を装着し、この回転受け台上に処理容器を着脱自在に設置したので、マイクロ波遮蔽室の上面開口を開閉するマイクロ波遮蔽上蓋を開けることにより、処理容器をマイクロ波遮蔽室の上面開口から取り出すことができ、処理前の生ゴミの投入と処理後の排出が容易になるとともに、処理容器の清掃も容易になる。
(2)マイクロ波遮蔽室の上面開口をマイクロ波遮蔽上蓋で閉じた状態で処理容器の上面開口を閉じることができる内上蓋を備えたので、処理容器からの生ゴミの飛散等を防止できる。
【0028】
(3)マグネトロンを冷却した後の送風ファンによる送風を、送風ダクトでマイクロ波遮蔽室の側壁上部へ導き、この送風ダクトの送風口からの送風を、処理容器の上面開口を開閉する内上蓋に設けた吸気部で処理容器内に下方へ向かうように導入するとともに、同じく内上蓋部に設けた排気部から、マイクロ波遮蔽室の側壁上部の排気口へと向かうように排気するので、処理容器への吸気と排気を内上蓋を利用し、しかも吸気は、マイクロ波遮蔽室の側壁上部から処理容器の下方へ向かって行うことにより下降流とする一方、排気もマイクロ波遮蔽室の側壁上部から行うことにより上昇流にすることができるので、処理容器内でのこのような吸排気の流れにより乾燥処理が促進されるとともに、新鮮空気と導入と湿気の排気を効率良く行えるので、乾燥効率の向上が図れる。
(4)マグネトロン冷却後の送風を上記のようにして処理容器へ導入するので、マグネトロンからの熱を生ゴミ乾燥に有効利用できる。
【0029】
(5)請求項2及び請求項3に係る発明によれば、回転カッタを回転させるカッタモータの回転を複数のステップに切り替え、各ステップ毎に切替時間及び回転数を任意に設定するので、水分を多く含んだ状態で細断することによる不都合、つまり生ゴミが粥状になるとか、粘性が高い団塊状となるなどの問題を解消できる。
(6)乾燥が進むに従い生ゴミを細かく切断して行くとともに、その細断速度と細断片の撹拌速度を速めることで、生ゴミの水分蒸発の進行と細断化に合わせてマイクロ波照射による加熱が一貫して適切に行われ、時間的に平均した温度条件で効率よく均一に加熱できるとともに、マイクロ波照射による局所的な加熱過多を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体の機構正面図である。
【図2】 同上の側面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 一部分の拡大断面図である。
【図5】 撹拌モータの動作とカッタモータの動作を処理容器内の温度及び湿度の推移と対照させて示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
51 処理容器
51a 把手
51b 円筒形座部
52 ハウジング
53 マイクロ波遮蔽室
54 回転受け台
55 金属板
56 マイクロ波遮蔽上蓋
57 マイクロ波発生器
58 導波管
59 冷却ファン
60 送風ダクト
60a 送風口
61 排気口
62 内上蓋
62a 凹部
62b 外周壁
62c 凹部の周壁
63 把手
64 環状空間
65 カッタ回転コア
66 カッタ軸
67 軸受
68 回転カッタ
66a 継手部
69 カッタモータ
70 カッタモータ軸
70a 継手部
71 円筒軸
72 軸受
73 撹拌モータ
74 ドレン孔
75 ドレン回収容器

Claims (3)

  1. 処理容器内に生ゴミを入れ、撹拌するとともに、カッタモータにて回転される回転カッタで細断しながらマグネトロンにてマイクロ波を照射して加熱乾燥させる生ゴミ処理機において、マイクロ波照射の開始から任意に設定した時間内は、前記カッタモータを回転させず、その時間経過後に回転させるカッタモータ制御手段が備えられ、前記マグネトロンからマイクロ波を照射されるマイクロ波遮蔽室がハウジング内に設けられているとともに、このマイクロ波遮蔽室の上面開口を開閉するマイクロ波遮蔽上蓋がハウジングに蝶着され、このマイクロ波遮蔽室内の底部には回転受け台が装着され、前記処理容器が、この回転受け台上に着脱自在に設置され、前記マグネトロンを冷却した後のファンによる送風を、前記マイクロ波遮蔽室の側壁上部にて送風口から行う送風ダクトが前記ハウジング内に設置されているとともに、前記マイクロ波遮蔽室の側壁上部であって前記送風口の反対側には、マイクロ波遮蔽室外へ排気する排気口が設けられ、また前記マイクロ波遮蔽室の上面開口を前記マイクロ波遮蔽上蓋で閉じた状態で前記処理容器の上面開口を閉じることができる内上蓋を備え、この内上蓋の外周壁には、前記送風ダクトの送風口と対向する凹部に垂下する壁部を設けることにより、該送風口からの送風を処理容器内の下方へ向かうように案内する吸気部が形成され、さらに内上蓋には、前記排気口と対向する排気部も形成されていることを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. カッタモータ制御手段は、マイクロ波照射の開始から任意に設定した時間経過後は、カッタモータの回転を複数のステップに切り替え、各ステップ毎に回転時間を任意に設定できることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理機。
  3. カッタモータ制御手段は、各ステップにおいてカッタモータを間欠回転させることを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ処理機。
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