JP3841463B2 - Mobile terminal switching system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動端末交換システムに関し、特に、着信待機状態等の設定が可能なバッテリー駆動型の移動端末と交換機からなる移動端末交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の移動端末においては、通常の一般加入電話機と同様な通話をするための「通話モード」、他の移動端末又は一般加入電話機からの着信を受けるための着信待機状態(以下、待受状態とも呼ぶ)である「待受モード」、電源を切断し、発信も着信もできない「切断モード」など、各種の運用モードを有している。このうち「待機モード」では、着信に必要な回路のみに給電するようにし、節電をしている。
このように各種の運用モードを設けるのは、携帯電話機等の移動端末では、ニッカド電池などのバッテリーを用いて駆動させることが一般的であり、バッテリーの消耗をできるだけ防止する必要があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、「待受モード」に設定している場合において、携帯電話は着信に必要な回路のみに給電しているので、バッテリーの節電はされるが、消費されている。
一方、利用者は、着信を希望するときには、「待受モード」に設定しておくが、「待受モード」に設定したことを忘れてしまうことが多い。このとき「待受モード」のまま放置したためにバッテリーが消耗してしまい、通話が必要なときにできないという場合がある。
【0004】
また、バッテリーの消耗を極力防止するためには、利用者が使用しないと考えたときには、その都度電源を切断してやればよいが、これでは重要な通話を受けることができない場合がある。
また、バッテリーの消耗を防ぐために、こまめに電源の切断・投入、「待受モード」の設定などを繰り返し行うのは、利用者の負担が大きく、設定ミスを生じかねない。
【0005】
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、着信待機を要求された場合に、利用者が移動端末を「待受モード」にすることができること、及び移動端末が「待受モード」でない場合に無効となった呼出しがあったことを「待受モード」設定後に効率的にその移動端末へ通知することを目的とし、さらに、着信待機の効率的な管理と移動端末のバッテリーの消耗の防止をすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、着信を可能とする着信待機状態を取り得る移動端末と、移動端末間の呼を交換する交換機とからなる移動端末交換システムにおいて、移動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と、他の移動端末Bに対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部を備え、交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部を備え、前記交換機の情報格納部に、ある移動端末Aから通知された前記移動端末Bに対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末Bと交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末Bに通知し、前記他の移動端末Bが交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態とし、 他の移動端末Bは、設定された待受時間が現在時刻を含まない場合に、電源を自動的に切断することを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
図10に、この発明の基本構成ブロック図を示す。
この発明は、着信を可能とする着信待機状態を取り得る移動端末と、移動端末間の呼を交換する交換機とからなる移動端末交換システムにおいて、任意の移動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と他の移動端末に対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部1を備え、交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部6を備えることを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
【0007】
また、前記交換機の情報格納部6に、特定の移動端末に対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末と交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末に通知することを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
ここで、前記交換機が、前記移動端末に対する待受要求時間をその移動端末へ、音声で通知するようにしてもよい。
【0008】
また、前記移動端末が待受時間設定部3を有し、この待受時間設定部3が交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態となるようにしてもよい。
【0009】
さらに、この発明は、前記移動端末が、さらに所定のメッセージ情報を交換機に通知するメッセージ通知部2を有し、前記交換機が、さらに通知されたメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部4と、このメッセージ情報を所定のタイミングで対応する移動端末へ通知する情報通知部5とを備えることを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
【0010】
ここで、前記交換機の情報格納部6に、移動端末の自己の待受時間が格納されているときに、交換機のメッセージ情報記憶部4に前記移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、現在の時刻が前記自己の待受時間内となったときに、前記情報通知部5がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知するようにしてもよい。
【0011】
また、前記交換機の情報格納部6に、移動端末の自己の待受時間が格納されていないときに、交換機のメッセージ情報記憶部4に移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、所定の時間間隔で周期的に又は、ランダムな時間間隔で、前記情報通知部5がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知するようにしてもよい。
【0012】
さらに、任意の移動端末Aが移動端末Bを呼出そうとしたが不応答であった場合に、交換機から移動端末Bへ、移動端末Bが不応答であったことに相当する音声メッセージを通知してもよい。
【0013】
上記したように、この発明の移動末端交換システムは、移動端末と交換機とから構成されるが、移動端末と交換機との間の発着信、通話、データの送受信などのいわゆる通信制御は、一般に無線で行われるため、移動端末及び交換機は共に無線による通信機能を実行するハードウェアを備えるものである。
また、交換機には、移動端末の他、有線を用いた一般の加入電話機が接続されていてもよい。
【0014】
移動端末の待受時間通知部1、メッセージ通知部2、及び待受時間設定部3は、いわゆるマイクロコンピュータとその周辺回路によって実現することができる。マイクロコンピュータにはROM,RAM,タイマー,I/Oコントローラ等が含まれ、待受時間通知機能や待受時間設定機能を実行するプログラムがRAM又はROM等に記憶される。
また、周辺回路は、データ及び音声を伝送するための通信コントローラや通話回路等から構成される。
【0015】
ここで、交換機に通知される待受時間、待受要求時間やメッセージ情報の入力は、テンキーなどの入力装置から直接入力されるか又は予めRAM等に記憶されたメッセージ情報に対応する番号が入力されるようにしてもよい。
【0016】
また、待受時間及び待受要求時間とも、移動端末が着信待機状態を開始すべき時刻と待機状態を終了すべき時刻とから表わされることが好ましいが、待機状態を継続すべき時間幅によって表してもよい。
また移動端末で自己の待受時間が設定された場合や、移動端末が交換機から待受要求時間を通知された場合には、待受時間設定部3が、その時間を待受時間としてRAM等に設定記憶するが、現在の時刻が設定された待受時間となった場合には、その移動端末は少なくとも着信待機をするのに必要な回路を駆動させるようにする。
着信待機をするのに必要な回路とは、たとえばマイクロコンピュータ、通信コントローラ等である。
【0017】
交換機は、メッセージ情報記憶部4と情報格納部6を備えるが、これらはRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成できる。
また、交換機は、待受要求時間を移動端末へ通知する機能を有するが、待受要求時間はデータとして通知してもよく、また、音声として移動端末の利用者に通知してもよい。
データとして通知する場合は、交換機内に、いわゆるマイクロコンピュータと通信コントローラを備え、音声として通知する場合には、さらにRAM等のメモリを備えて、これに予めいくつかのひな形文となる音声メッセージを記憶するようにしてもよい。
【0018】
さらに交換機は、移動端末へメッセージ情報を通知する情報通知部5を備えるが、これも、マイクロコンピュータや通信コントローラによって実現できる。
交換機から移動端末へ通知されるメッセージ情報は、データでも、音声でもよい。さらに、このメッセージ情報は、ROM等に記憶された所定のデータ又は音声でもよく、入力装置から入力されたデータや音声でもよい。
【0019】
交換機の情報通知部5は、所定のタイミングでメッセージ情報を移動端末へ通知するため、タイマーを備えることが好ましい。
ここで、所定のタイミングとは、予めROM,RAM等に設定された時刻、所定の時間間隔で周期的な時間、あるいはランダムな時間間隔であってもよい。
「設定された時刻」とは、たとえば毎日10時という意味である。
「所定の時間間隔で周期的」とは、たとえば、1分おきに無限に通知を繰り返すこと、あるいは10分おきに10回通知を繰り返すことを意味する。
「ランダムな時間間隔」とは、たとえば、1時間のうち任意の時間に10回通知を行うことを意味する。
【0020】
また、メッセージ情報を通知する移動端末の待受時間が交換機に設定されている場合には、所定のタイミングとは現在の時刻がその待受時間になった後を意味し、待受時間になった後にメッセージ情報は通知される。
【0021】
以上のようにこの発明によれば、移動端末から交換機に自己の移動端末の待受時間を通知して、交換機がその待受時間を格納しているので、交換機にて、収容されるすべての移動端末の着信待機状態を一元管理することができる。
また、ある移動端末Aに着信待機状態となっていてほしい時間(待受要求時間)を交換機を経由してその移動端末Aへ通知することができるので、その移動端末Aがこの待受要求時間だけ着信待機状態に設定することにより着信待機の有効な管理ができ、さらにバッテリーの消耗を低減させることができる。
【0022】
また、移動端末が、待受要求時間に相当する時間を自己の待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態となるようにしているので、自主的に利用者が待受時間を設定せずにいた場合でも、自動的に必要な時間のみ着信待機状態となるため、有効な着信管理ができ、着信待機状態の解除忘れによるバッテリーの消耗を防止することができる。
【0023】
また、この発明によれば音声で待受要求時間を通知するので、通知された移動端末の利用者が、要求された待受時間を含むように待受時間を設定することによって重要な着信を無効とすることなく有効な着信管理とバッテリーの消耗の防止をすることができる。
【0024】
さらに、この発明によれば、交換機が、所定のタイミングである移動端末から通知されたメッセージ情報を、その情報に対応する移動端末に通知するようにしているので、交換機において、移動端末への発呼動作とメッセージ情報の通知に対する有効な管理が可能である。
すなわち、交換機から移動端末への無駄な発呼動作を低減させることができ、したがって回線の利用効率を向上させることができる。
【0025】
さらに、任意の移動端末Aから交換機を経由してある移動端末Bが不応答であったことに相当する音声メッセージをその移動端末Bへ通知するようにしているので、この音声メッセージを受けた移動端末Bの利用者はすぐに移動端末Aへ応答の発呼をすることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定されるものではない。
図1に、この発明の移動端末交換システムの一実施例の構成ブロック図を示す。
ここで、A,Bは移動端末であり、少なくともそれぞれ送受話部A1,B1、テンキーA2,B2及び送受話部A3,B3とから構成される。
なお、図1では2台の移動端末しか図示していないが、一般に複数台の移動端末が交換機Cと接続される。
【0027】
送受話部A1,B1は、交換機と交信するための送信回路や受信回路から構成され、待受時間通知部1やメッセージ通知部2に相当する。
この送信回路や受信回路は、いわゆるマイクロコンピュータ,通信コントローラ,メモリその他の周辺回路から構成できる。
送受話部A3,B3は、音声の入出力を行う部分であり、マイク,スピーカ等から構成できる。
【0028】
図1のCは、交換機であり、図示したような各構成ブロックからなる待受時間管理部を少なくとも備える。
この待受時間管理部は、特にこの発明に関与する部分である。
交換機は、この他に図示していない発呼管理部、着呼管理部、端末接続管理部を備えており、移動端末間の交換処理を行う。
待受時間メッセージ入力部C1は、移動端末へ通知するメッセージを入力する部分であり、データとして入力する場合はキーボード、音声として入力する場合はマイクがこれに相当する。
待受時間メッセージ登録部C2は、入力されたメッセージをメモリに記憶する形式に変換する部分である。
変換されたメッセージは、ひな形として基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3へ蓄積される。
【0029】
図2に、蓄積されるメッセージのひな形の例文を示す。ひな形は、固定部分と可変部分とから構成される。
メッセージNo.3及びNo.4は可変部分を有するが、待受時間の開始時刻、終了時刻、及び時間間隔が可変部分に挿入される。可変部分は後から移動端末から通知される情報に基づいて決められるため、空白として記憶する。
また、蓄積されたメッセージ文は、読み出す時の便宜のために連番のコード番号をつけておくことが好ましい。
【0030】
待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4は、メッセージ文指定コードメモリによって指定されるコード番号に対応するひな形を蓄積部C3から抽出する部分である。
待受時間メッセージ文ひな形編集部C5は、抽出されたひな形文の中の空白部分にメッセージ穴埋めパラメータメモリ11に記憶された情報、たとえば待受の開始時刻を挿入してメッセージ文を合成する部分である。
ここで合成されたメッセージ文は待受時間メッセージ蓄積部C6に蓄積される。
【0031】
指定待受時間メッセージ抽出部C7は、所定の条件が成立した場合に待受時間メッセージ蓄積部C6に蓄積されたメッセージ文を抽出して音声合成部C9へ与える部分である。
音声合成部C9は、与えられたメッセージ文を予め記憶された音素C8を基に合成音声に変換する部分である。
送受信部C16は、移動端末A,Bの送受信部A1,B1と同様の構成を持つ。
送話部C15は、音声合成部C9で生成された合成音声を送受信部C16へ送る部分である。
送受信部C16が受信する情報としては、移動端末の送受話部A3,B3から入力された音声情報の他に、テンキーA2,B2から入力された文字、記号などのデータ情報がある。
【0032】
データ情報は移動端末内の送受信部A1,B1で所定のフォーマットに組立てられて送られる。
たとえば、データ情報としては、待受時間メッセージ文を指定するコード番号、メッセージ文の空白部分に相当するデータ、待受時間を設定してもらいたい相手先の電話番号、待受時間の設定を要求した発呼者の電話番号等がある。
【0033】
テンキー情報解析部C14は、送受信部C16を通して受信されたデータ情報を解析して、各種情報を分離して対応するメモリへ記憶させる部分である。
メッセージ文指定コードメモリC10は、テンキー情報解析部C14によって分離されたメッセージ文指定コードを記憶する部分である。
ここでは、図2のメッセージ番号1〜5に相当するものが記憶される。
【0034】
メッセージ穴埋めパラメータメモリC11は、前記したような待受時間の開始時刻等の可変となる空白部分に相当する情報を記憶する部分である。
たとえば、待受時間の開始時刻及び終了時刻として、10時20分、18時30分というデータが記憶され、待受時間間隔として1時間というデータが記憶される。
相手先電話番号メモリC12は、待受時間の設定を要求する相手先の電話番号を記憶する部分である。
発呼者電話番号メモリC13は、交換機Cに対して発呼をかけた移動端末の電話番号を記憶する部分である。
【0035】
次に、図1を用いて、移動端末Aから待受時間の設定を要求する情報が交換機に送信されてきた場合の待受時間管理部の動作の概要を示す。
まず、移動端末Aから発呼があった場合には、交換機の送受信部C16は、移動端末Aの電話番号を発呼者電話番号メモリC13に記憶する。
移動端末Aから送信されてきた情報には、指定コード=“3”、穴埋めパラメータ=“開始:10:00、終了:12:20”と相手先電話番号が挿入されていたものとする。
ここで、テンキー情報解析部C14が前記情報を解析して、それぞれ対応するメモリ(C10,C11,C12)へ記憶する。
【0036】
待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4は、メッセージ文指定コードメモリC10に記憶された指定コード=“3”を参照して、基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3から指定コードに対応するひな形文を読み出し、待受時間メッセージ文ひな形編集部C5へ送る。
ここでは、図2の「待ち受け時間は : 〜 : です」というひな形文が読み出される。
【0037】
待受時間メッセージ文ひな形編集部C5は、この読み出されたひな形文と、メッセージ穴埋めパラメータメモリC11に記憶されたパラメータ=“開始:10:00、終了=12:20”とから「待ち受け時間は10:00〜12:20です」というメッセージ文を作成する。
そしてこの後、待受時間メッセージ蓄積部C6に作成されたメッセージ文と、相手先電話番号メモリC12に記憶された電話番号と、発呼者電話番号メモリC13に記憶された発呼移動端末Aの電話番号を1組として記憶する。
以上が待受要求時間を交換機内へ記憶する動作である。
【0038】
この後、待受時間メッセージ蓄積部に記憶されたメッセージ文と共に記憶された相手先電話番号と同一の番号を持つ移動端末Bから発呼があった場合には、この記憶されたメッセージ文が読み出されて、音声によって移動端末Bへ通知される。
すなわち、移動端末Bから発呼があると、移動端末Bの電話番号が発呼者電話番号メモリC13に記憶される。
【0039】
指定待受時間メッセージ抽出部C7は、待受時間メッセージ蓄積部C6の中に記憶されたメッセージ文と対となって記憶されている相手先電話番号と、発呼者電話番号メモリC13に記憶された電話番号との比較を行い、一致したと判断した場合には、当該メッセージ文を読み出して音声合成部C9に与える。
たとえば、前記した「待ち受け時間は10:00〜12:20です」というメッセージ文に対応する相手先電話番号が移動端末Bと一致する場合には、このメッセージ文が音声合成部C9に与えられる。
【0040】
音声合成部C9は音素8の中から、メッセージ文に対応する音素を読み出して音声合成を行い、送話部C15、送受信部C16を通して移動端末Bへこのメッセージ文を音声で通知する。
ここで、待受時間メッセージ登録部C2、基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3、待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4、待受時間メッセージ文ひな形編集部C5、指定待受時間メッセージ抽出部C7、及びテンキー情報解析部C14の動作主体は、一般にマイクロコンピュータであり、ROM等に記憶されたプログラムに従って各部の動作が行われる。
【0041】
図3に、この発明の移動端末交換システムにおいて、待受要求時間の設定登録を行う場合のシーケンスの実施例を示す。
初期状態として、呼出される側である移動端末Bが非待受状態であるとする。すなわち、バッテリの切電のため電源切断等により着信できない状態であるとする。
【0042】
このとき移動端末Aから移動端末Bの呼出し動作が行われた場合(S1)、移動端末Bは応答なしとなるので、移動端末Aの利用者は、移動端末Bに対して着信待機してほしい時間すなわち待受要求時間やメッセージコード番号をテンキーを使った所定の操作によって登録する(S2)。
この登録情報は、交換機に転送され、前記したようにして交換機内部のメモリに記憶される(S3)。
【0043】
その後、利用者によって移動端末Bが電源投入されたとする(S4)。
このとき、利用者が操作をすることによって、あるいは電源投入されたことにより自動的に、交換機に対して自己の待受要求時間が登録されているかどうかの問合せのための発呼を行う(S4)。
この発呼は、通常の他の移動端末との通話目的とは異なるため、たとえば、所定の特番をダイヤルするようにすればよい。
【0044】
この移動端末Bからの特番の発呼を受けた交換機は、移動端末Bに対する待受要求時間が登録されていないかどうかを確認する(S5)。登録されている場合には、前記したように、音声で待受要求時間を含むメッセージ文(図2参照)を移動端末Bへ通知する。
この音声によるメッセージ文の通知を聞いた移動端末Bの利用者は、そのメッセージ文に対応して、待受時間を設定する(S6)。
移動端末Bは、待受時間が設定されると、その時間が現在の時刻を含む場合は、そのまま電源投入状態を継続させればよいが、設定された待受時間が現在の時刻を含まない場合は、電源を自動的に切断する。
このようにすればバッテリーの消耗を有効に防止させることができる。
【0045】
電源を切断して非待受状態となった後に、設定された待受時間がくると、移動端末Bは自動的に待受状態となる(S7)。
したがって、待受状態のために必要な回路部分に電源が供給されて、着信を受けつける状態となる。
この後、移動端末Aから移動端末Bを呼出す動作がされたとすると(S8)、移動端末Bは、この着信を受付けることができ、移動端末A,B間で会話が行える。
さらに、設定された待受時間の終了時刻がくると、移動端末Bでは、自動的に待受状態が解除され、非待受状態となる(S9)。
【0046】
このように、移動端末Bの待受状態が、他の移動端末Aからの待受時間の設定要求をもとに設定されるようにしているので、移動端末Bの利用者のバッテリ消耗のための管理負担を軽減させることができ、有効な着信管理とバッテリー消耗の防止を有効に行うことができる。
【0047】
また、この実施例では、交換機Cが移動端末Aからの待受要求時間を、移動端末Bへ音声で通知し、この音声を聞いた移動端末Bの利用者がその待受要求時間を自己の待受時間として設定するようにしたが、交換機が待受要求時間をデータ形式で移動端末Bへ通知し、移動端末B内のマイクロコンピュータによってこのデータ形式の待受要求時間を自己の待受時間として自動的に設定するようにしてもよい。
このようにすれば、自動的に着信に必要な時間のみ着信待機状態となるため、利用者による待受時間の設定忘れや設定誤りを防ぐことができ、有効な着信管理ができる。
【0048】
また、利用者の着信待機状態の解除忘れによるバッテリーの消耗を防止できる。
交換機Cがこの待受要求時間をデータ形式で移動端末Bへ通知することは、交換機内のマイクロコンピュータ及び通信コントローラによって容易に実現できる。 また、移動端末Bに、データ形式で通知される待受要求時間を自己の待受時間として設定するための待受時間設定部を設ければよく、この部分の機能もマイクロコンピュータと必要なプログラムを組み込むことによって容易に実現できる。
【0049】
実施例2
ここでは、この発明の移動端末交換システムにおいて、待受状態に対応したメッセージの通知管理を行う場合の実施例を示す。
図4に、交換機の待受時間管理部において、この実施例2に係る部分の構成ブロック図を示す。
【0050】
図4において、“電源断”記憶部C21は、ある移動端末kが“電源断”の状態にあること、すなわち待受状態でないことを記憶しておくメモリである。
移動端末kが“電源断”の状態であるかどうかは、相手先電源断検出部C28が行う。
他の移動端末mから移動端末kへの発呼があった場合に、交換機Cが移動端末kに呼出しをかけるが、一定時間移動端末kから応答がない場合には交換機Cは移動端末kが“電源断”の状態にあると判断することができる。
すなわち、交換機Cの相手先電源断検出部C28が、ある移動端末kへの呼出しが不調に終わったことを検出した場合に、“電源断”メッセージ送出部C27へ移動端末kが電源断であることを通知し、さらに“電源断”記憶部C21に記憶する。
【0051】
ここで、“電源断”メッセージ送出部C27は、移動端末kへ発呼動作を行った発信元の移動端末mへ「移動端末kが待受状態になっていない」という旨のメッセージの通知を行なう部分である。
録音タイミング生成部C26は、“電源断”メッセージ送出部C27からの要求に応じて、この後移動端末mから送られてくる音声メッセージの録音動作の起動及び停止をするものである。
【0052】
この音声メッセージの録音は、録音タイミング生成部C26から送られるタイミングに基づいて、メッセージ録音部C22が行う。
音声メッセージは、メッセージ録音部C22の中のメモリに記憶される。
受話部C29は、送受信部C16を通して送られてくる音声メッセージをA/D変換して、メッセージ録音部C22に与えるものである。
【0053】
テンキー情報入力部C30は、移動端末から送られてくるその移動端末自体の待受時間等の情報を受信するものである。
ここで受信した待受時間そのものは待受時間蓄積部C23に記憶され、「待受時間が記憶されている」という旨の情報などは待受情報記憶部C31に記憶される。
時計部C33は、いわゆるタイマーであり、現在の時刻及び設定時刻からの経過時間等をカウントするものである。
【0054】
待受時間判定部C24は、待受情報記憶部C31に「待受時間が記憶されている」という旨の情報が記憶されているかどうかを判定すると共に、現在の時刻が待受時間蓄積部C23に記憶された待受時間になったかどうかを判定するものである。
メッセージ抽出部C25は、待受時間判定部C24からの起動要求を受けて、メッセージ録音部C22に記憶された音声メッセージを読み出す部分である。
また、読み出された音声メッセージは、送受信部C16を通して対応する移動端末へ通知される。
以上が交換機Cの待受時間管理部のうち、待受状態に対応したメッセージの通知管理を行う部分の構成であるが、これらの部分の動作の制御は、通常マイクロコンピュータによって行われる。
【0055】
次に、ある移動端末Aから移動端末Bへの呼出しを行ったが、通話が不通になった場合に、移動端末Aからの音声メッセージを移動端末Bへ通知するシーケンスを、交換機Cに移動端末Bの自己の待受時間が記憶される場合と記憶されていない場合に分けて説明する。
【0056】
図5に、交換機Cに移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている場合のシーケンスの実施例を示す。
ここで、まず、移動端末Bの利用者がテンキー入力等の操作をして自己の待受時間の登録を行う(S11)。
すなわち、移動端末Bの利用者は電源を投入し、所定の操作によって待受時間の開始時刻と終了時刻、又は時間幅を入力する。
この入力終了後、移動端末Bは、待受時間登録のための特番のダイヤルによって、交換機Cと交信し、待受時間の登録要求を行う。
【0057】
交換機Cは、移動端末Bから送られてくる待受時間をテンキー情報入力部C30を通して、移動端末Bのものとして待受時間蓄積部C23に記憶する。
たとえば、“移動端末B”、待受開始時刻、及び待受終了時刻が記憶される。また、同時に、テンキー情報入力部C30は、移動端末Bの待受時間が記憶されたことを示す情報待受情報記憶部C31に記憶する。
たとえば、移動端末Bに対応するメモリ領域にフラグが立てられる。
以上の動作によって、移動端末Bの自己の待受時間が移動端末B自身と交換機Cに登録されたことになる(S12)。
【0058】
また、この登録完了後、移動端末Bの利用者は、現在待受時間でない場合には、バッテリの節電のため電源を切断すればよい。
あるいは、移動端末B内部のマイクロコンピュータによって、現在待受時間でない場合には、自動的に待受状態よりも節電となる状態に移行するようにしてもよい。
このようにすれば、電源切断忘れによるバッテリの消耗を低減できる。
【0059】
次に、移動端末Bが電源切断された非待受状態のときに、移動端末Aから移動端末Bへの発呼があったとする(S13)。
このとき、交換機Cは移動端末Bへ呼出しをかけるが、移動端末Bからの応答がないので、交換機Cは、移動端末Bが電源断状態にあることを検出する。
この検出動作は、前記したように、相手先電源断検出部C28によって行われ、“電源断”メッセージ送出部C27を起動させる。
【0060】
この後、“電源断”メッセージ送出部C27は、移動端末Bが“電源断”状態であることを“電源断”記憶部C21に記憶させ、「移動端末Bが電源断状態にある。移動端末Bへのメッセージがあればこのあと話してください。」という旨のメッセージを移動端末Aに対して通知すると共に、録音タイミング生成部C26を起動させる。
【0061】
移動端末Aの利用者は、交換機Cからのメッセージを聞いた後、移動端末Bへのメッセージを話す(S14)。
このメッセージは、交換機Cの受話部C29を通してメッセージ録音部C22に録音される(S15)。
また、録音されたメッセージには、移動端末Bに対するものであることを示す識別子が付与される。
【0062】
交換機Cにおいて、待受時間判定部C24は、待受情報記憶部C31に、待受時間が記憶されている旨の情報が記憶されていることを常時確認している。
現在、待受情報記憶部C31に、「移動端末Bの待受時間が記憶されている」という旨の情報が記憶されていると判定されるので、待受時間判定部C24は、待受時間蓄積部C23に記憶されている移動端末Bの待受時間を読み出し、この移動端末Bの待受時間と時計部C33から読み出した現在の時刻とを比較する。
【0063】
このとき、現在の時刻が移動端末Bの待受時間内にあることが確認された場合、交換機Cは、移動端末Bの呼出動作を行う(S17)。
一方、移動端末Bにおいても、現在の時刻が自己の設定した待受時間になったかどうかをマイクロコンピュータが常に確認しており、待受時間になったときに、自動的に待受状態となる(S16)。
すなわち、移動端末Bにおいて、着信待機状態となるために、着信に必要な回路に電源が供給される。
したがって、前記の交換機Cが行った移動端末Bの呼出しに対して移動端末Bは確実に着信応答するはずである。
【0064】
移動端末Bがこの呼出しに対して応答した後、交換機Cは、メッセージ録音部C22に記憶された移動端末Aからの音声メッセージを、移動端末Bへ通知する(S17)。
ここで、移動端末Bが応答したかどうかは、図4には図示されていないが交換機Cの基本機能である着信検出機能によって行えばよく、移動端末Bが応答したことは、待受時間判定部C24に通知される。
【0065】
さらに待受時間判定部C24からメッセージ抽出部C25に対して移動端末Bに対する録音メッセージを読出す指示が与えられ、所望の録音メッセージがメッセージ録音部C22から読出され、さらに送受信部C16を通して移動端末Bへ通知される。
また、通知されるメッセージには、録音された音声のみならず、移動端末Aの電話番号等を付与してもよい。
【0066】
以上のように、交換機に移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている場合において、他の移動端末Aからのメッセージが登録されたときは、現在の時刻が移動端末Bの待受時間になった後に移動端末Bの呼出し動作をするようにしているので、交換機からの無駄な発呼動作を防止することができ、交換機の回線使用効率を向上させることができる。
【0067】
さらに、交換機において、すべての移動端末の着信待機状態を一元管理できる。
また、移動端末Bにとっては、待受状態になった後に、非待受状態のときに不通となった発信先からの音声メッセージが通知されるので、重要な着信を無効とすることなく、有効な着信管理ができる。
また、移動端末において、自動的に待受状態への移動と解除が行われるので、有効なバッテリーの消耗防止をすることができる。
【0068】
次に、図6に、移動端末Bの自己の待受時間が交換機Cに記憶されていない場合のシーケンスの実施例を示す。
同図において、移動端末Aによる移動端末Bの呼出し(S21)、移動端末Bの応答なし、移動端末Bへのメッセージの登録(S22)、さらに交換機における前記メッセージの記憶(S23)の各動作については、図5に示したものと同様であるので、ここでは説明を省く。
【0069】
図6の実施例が、図5に示した実施例と異なるのは、移動端末Bを呼出すタイミングである。
すなわち、移動端末Bの自己の待受時間が交換機Cに記憶されている場合は、現在時刻がその待受時間内となったときに移動端末Bを呼出す動作を開始したが、この図6の実施例では、移動端末Bへのメッセージの記憶(S23)終了後、ランダムなタイミング又は定期的なタイミングで移動端末Bを呼出す点が異なる。
【0070】
ここでランダムな時間間隔とは、たとえば1時間のうち任意の時間に10回呼出しを行うようにしてもよく、また任意の時間間隔で無制限に呼出しを行うようにしてもよい。
また、10分おきに10回、あるいは正時ごとに無制限に呼出しを行うというように、定期的に呼出し動作を行ってもよい。
【0071】
図6に示す移動端末Bへのメッセージの記憶(S23)において、音声メッセージがメッセージ録音部C22に記憶される。
この後、待受時間判定部C24が、メッセージ録音部C22に移動端末Bへのメッセージが記憶されたことを認識し、さらに、待受情報記憶部C31に「移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている」旨の情報が記憶されていないことを検出した場合には、乱数を発生させて移動端末Bを呼出す時間を決定する。
そして、交換機Cは、ランダムな時間間隔をおいて、移動端末Bが着信応答するまで呼出し動作を継続する(S24)。
【0072】
待受状態になった後(S25)に移動端末Bの呼出しが行われると、移動端末Bは着信応答するが、図5のS17と同様に、移動端末Aからの音声メッセージを移動端末Bへ通知する(S26)。
【0073】
以上のように、交換機Cに移動端末Bの待受時間が記憶されていない場合は、交換機Cは移動端末Bが待受状態にあるか否かは不明であるので、移動端末Bに対する呼出しをランダムなタイミングで行うことによって、留保された音声メッセージを移動端末Bが待受状態となった後、すみやかに通知することができる。
【0074】
また、移動端末Bにおいて、待受状態に設定された後に自動的に交換機Cに対して発呼するようにしておけば、交換機CにS23に示したような移動端末Bへのメッセージをよりすみやかに移動端末Bへ通知できる。
【0075】
なお、前記したように移動端末では、利用者によって又は自動的に待受時間の設定が行われるが、たとえば着信を行わないモード(非待受状態)、常時連続して着信待機を行うモード(連続待受状態)、指定された時間帯のみ着信待機を行うモード(時間指定)、及びランダム又は一定の周期で着信待機を行うモード(周期)のような、各種のモードを設定できるようにしてもよい。
【0076】
また、上記の各モードを設定するための待受時間管理モードと通常の通話を可能とする通話モードとを設けてもよい。
これらのモード設定は、モード切替スイッチを各移動端末に設けるか、又は、テンキー等を用いて所定の操作により設定してもよい。
また、各モードごとに、必要なパラメータをテンキー等を用いて入力するようにする。ここで、必要なパラメータとは、たとえば、時間設定モードの場合は、設定する時間帯などである。
【0077】
図7に、移動端末におけるモード設定の例のフローチャートを示す。
利用者が、モード切替スイッチを待受時間管理モードに設定する(S31)。
ここで移動端末内の「現在の設定モード」及び「現在の待受時間」をLCD等に表示し、これらの設定変更の可(1♯)又は否(0♯)の入力待となる(S32)。
【0078】
否(0♯)が入力されたとき、待受時間管理状態となり、現在が待受時間にない場合は電源を切断する(S38)。
S32で、可(1♯)が入力されたとき、「待受時間の指定」又は「周期指定」の表示を行い、時間指定(0♯)又は周期指定(1♯)の入力待となる(S33)。
【0079】
ここで、利用者が時間指定(0♯)を入力したとき、次に待受時間を入力する(S34)。
たとえば、図7に示すように、「9時15分〜17時30分迄」を待受時間とする場合は、「♯0915*1730♯」と入力する。
次に入力が正しい場合は、否(0♯)を入力すると待受時間管理状態となる(S38)。
また、入力の訂正等のため再設定をやり直す場合は、可(1♯)を入力する(S36)とS34へ戻る。
【0080】
S33にて、周期指定(1♯)が入力されたときは、利用者が待受時間の入力を行うが、ここでは、たとえば「9時15分から待受を開始し、10分間待受を有効とした後待受を解除し、さらに、10分間の待受状態を60分毎に周期的に繰り返す」場合には、「♯0915*10*60♯」と入力する。
S37では、S36と同様に再設定の入力の可否の入力を行なう。
以上のような設定をするためには、移動端末は、テンキーの他に、モード切替スイッチ又は切替キーなどの入力部、液晶表示部(LCD)、及び設定データを記憶するメモリ(RAM)を備えることが好ましい。
【0081】
以上に説明した実施例では、交換機Cに、各移動端末の待受時間管理を行なうための機能を備えたが、これと同等の機能を特定の移動端末(以下、管理端末と呼ぶ)に備えてもよい。
このとき管理端末は、交換機が行っていた待受要求時間の通知、待受要求時間及び待受時間の記憶、発信元へのメッセージの通知、発信元からの音声メッセージの録音と通知、記憶された待受時間の管理、通話不通となっていた移動端末への発呼動作などの各機能を実行する。
【0082】
したがって管理端末は、図7及び図8に示すように、図1及び図4の交換機Cと同様の構成を内部に備える必要がある。
このように、管理端末を設けることによりネットワーク事業者が保有する交換機でなく、利用者が保有することのできる一移動端末である管理端末で、有効に待受管理を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、交換機において、移動端末の着信待機状態を一元管理でき、有効な着信待機の管理と共に、移動端末のバッテリーの消耗を有効に低減させることができる。
また、交換機による無駄な発呼動作が低減でき、したがって回線の利用効率の向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の移動端末交換システムの一実施例の構成ブロック図である。
【図2】この発明において、交換機に蓄積されるメッセージのひな形の例文である。
【図3】この発明において、移動端末への待受時間の設定要求を行うシーケンス例である。
【図4】この発明の実施例2における交換機の待受時間管理部の構成ブロック図である。
【図5】この発明において交換機に移動端末の自己の待受時間が記憶されている場合のシーケンス例である。
【図6】この発明において交換機に移動端末の自己の待受時間が記憶されていない場合のシーケンス例である。
【図7】この発明の移動端末におけるモード設定のフローチャートである。
【図8】この発明の管理端末の構成ブロック図の一実施例である。
【図9】この発明の管理端末の構成ブロック図の一実施例である。
【図10】この発明の基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A1,B1 送受信部
A2,B2 テンキー
A3,B3 送受話部
C1 待受時間メッセージ入力部
C2 待受時間メッセージ登録部
C3 基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部
C4 待受時間メッセージ文ひな形抽出部
C5 待受時間メッセージ文ひな形編集部
C6 待受時間メッセージ蓄積部
C7 指定待受時間メッセージ抽出部
C8 音素
C9 音声合成部
C10 メッセージ文指定コードメモリ
C11 メッセージ穴埋めパラメータメモリ
C12 相手先電話番号メモリ
C13 発呼者電話番号メモリ
C14 テンキー情報解析部
C15 送話部
C16 送受信部
C21 “電源断”記憶部
C22 メッセージ録音部
C23 待受時間蓄積部
C24 待受時間判定部
C26 録音タイミング生成部
C27 “電源断”メッセージ送出部
C28 相手先電源断検出部
C29 受話部
C30 テンキー情報入力部
C31 待受情報記憶部
C32 送受信部
C33 時計部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile terminal switching system, and more particularly to a mobile terminal switching system including a battery-driven mobile terminal and an exchange capable of setting an incoming call waiting state or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a mobile terminal such as a mobile phone, a “call mode” for making a call similar to that of an ordinary general subscriber telephone, an incoming call waiting state for receiving an incoming call from another mobile terminal or a general subscriber telephone (hereinafter, There are various operation modes such as “standby mode”, which is also called “standby state”, and “disconnect mode” in which the power is cut off and neither outgoing nor incoming calls can be made. Among these, in the “standby mode”, power is saved by supplying power only to circuits necessary for incoming calls.
The reason why the various operation modes are provided in this manner is that a mobile terminal such as a mobile phone is generally driven using a battery such as a nickel-cadmium battery, and it is necessary to prevent the battery from being consumed as much as possible. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the “standby mode” is set, since the mobile phone supplies power only to the circuit necessary for incoming calls, the battery is saved but is consumed.
On the other hand, when the user wishes to receive an incoming call, the user sets the “standby mode”, but often forgets to set the “standby mode”. At this time, since the battery is left in the “standby mode”, the battery may be exhausted and cannot be used when a call is necessary.
[0004]
Further, in order to prevent the battery from being consumed as much as possible, when the user thinks that the battery is not used, the power may be turned off each time. However, in some cases, an important call cannot be received.
In addition, frequently turning off / on the power and repeatedly setting the “standby mode” in order to prevent the battery from being consumed are burdensome to the user and may cause a setting error.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances. When a call waiting is requested, the user can set the mobile terminal to the “standby mode”. The purpose is to effectively notify the mobile terminal after the “standby mode” setting that there is an invalid call when it is not in “standby mode”. The purpose is to prevent the consumption of the battery.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a mobile terminal switching system comprising a mobile terminal capable of receiving an incoming call and capable of receiving an incoming call and an exchange for exchanging a call between the mobile terminals. A standby time notifying unit for notifying the exchange of the time and the standby request time desired to be in a waiting state for incoming calls to another mobile terminal B, and the switch stores the standby time and the standby request time And when the standby request time for the mobile terminal B notified from a certain mobile terminal A is stored in the information storage section of the exchange, between the mobile terminal B and the exchange When the communication is performed, the exchange notifies the mobile terminal B of the standby request time, and a time corresponding to the standby request time notified by the other mobile terminal B from the exchange is set as the standby time. Set as that wait Provided is a mobile terminal switching system characterized in that the mobile terminal B is set in an incoming standby state only for a period of time, and the other mobile terminal B automatically disconnects power when the set standby time does not include the current time. Is.
FIG. 10 shows a block diagram of the basic configuration of the present invention.
The present invention relates to a mobile terminal switching system comprising a mobile terminal capable of receiving an incoming call waiting state and an exchange for exchanging a call between the mobile terminals, and any mobile terminal sets itself in the incoming call waiting state. A standby
[0007]
In addition, when a standby request time for a specific mobile terminal is stored in the
Here, the exchange may notify the mobile terminal of a standby request time for the mobile terminal by voice.
[0008]
In addition, the mobile terminal has a standby
[0009]
Further, according to the present invention, the mobile terminal further includes a
[0010]
Here, when message information for the mobile terminal is stored in the message information storage unit 4 of the exchange while the mobile terminal's own standby time is stored in the
[0011]
Further, when message information for the mobile terminal is stored in the message information storage unit 4 of the exchange when the standby time of the mobile terminal is not stored in the
[0012]
Further, when any mobile terminal A tries to call the mobile terminal B but does not respond, the exchange notifies the mobile terminal B of a voice message corresponding to the fact that the mobile terminal B did not respond. May be.
[0013]
As described above, the mobile terminal switching system of the present invention is composed of a mobile terminal and an exchange, and so-called communication control such as outgoing / incoming calls, telephone calls, and data transmission / reception between the mobile terminal and the exchange is generally wireless. Therefore, both the mobile terminal and the exchange are equipped with hardware that executes a wireless communication function.
In addition to the mobile terminal, a general subscriber telephone using a wire may be connected to the exchange.
[0014]
The standby
The peripheral circuit includes a communication controller for transmitting data and voice, a call circuit, and the like.
[0015]
Here, the standby time notified to the exchange, the standby request time, and message information are input directly from an input device such as a numeric keypad, or a number corresponding to message information stored in advance in a RAM or the like is input. You may be made to do.
[0016]
The standby time and the standby request time are both preferably expressed from the time at which the mobile terminal should start the incoming call waiting state and the time at which the standby state should end, but the standby state is expressed by the time width to continue. May be.
When the mobile terminal sets its own standby time, or when the mobile terminal is notified of the standby request time from the exchange, the standby
A circuit necessary for waiting for an incoming call is, for example, a microcomputer, a communication controller, or the like.
[0017]
The exchange includes a message information storage unit 4 and an
Further, the exchange has a function of notifying the mobile terminal of the standby request time, but the standby request time may be notified as data, or may be notified to the user of the mobile terminal as voice.
In the case of notification as data, a so-called microcomputer and a communication controller are provided in the exchange, and in the case of notification as voice, a memory such as a RAM is further provided, and a voice message that becomes several template sentences in advance. May be stored.
[0018]
Further, the exchange includes an
The message information notified from the exchange to the mobile terminal may be data or voice. Further, the message information may be predetermined data or voice stored in a ROM or the like, or may be data or voice input from an input device.
[0019]
The
Here, the predetermined timing may be a time set in advance in a ROM, a RAM or the like, a periodic time at a predetermined time interval, or a random time interval.
“Set time” means, for example, 10:00 every day.
“Periodic at a predetermined time interval” means, for example, repeating the notification infinitely every 1 minute or repeating the notification 10 times every 10 minutes.
“Random time interval” means, for example, that notification is performed ten times at an arbitrary time in one hour.
[0020]
In addition, when the standby time of the mobile terminal that notifies the message information is set in the exchange, the predetermined timing means after the current time becomes the standby time, and the standby time is reached. After that, message information is notified.
[0021]
As described above, according to the present invention, since the mobile terminal notifies the exchange of the standby time of its own mobile terminal, and the exchange stores the standby time, all the contents accommodated in the exchange are stored. It is possible to centrally manage the incoming call waiting state of the mobile terminal.
In addition, since it is possible to notify the mobile terminal A of the time (standby request time) that a certain mobile terminal A wants to be in an incoming call waiting state via the exchange, the mobile terminal A can receive this standby request time. By only setting the incoming call waiting state, the incoming call waiting can be effectively managed, and the battery consumption can be reduced.
[0022]
In addition, since the mobile terminal sets a time corresponding to the standby request time as its standby time and is in a standby state only during the standby time, the user voluntarily waits for standby. Even if the time is not set, the incoming call standby state is automatically entered only for the required time, so that effective incoming call management can be performed, and battery consumption due to forgetting to cancel the incoming call standby state can be prevented.
[0023]
In addition, according to the present invention, since the standby request time is notified by voice, the user of the notified mobile terminal receives an important call by setting the standby time to include the requested standby time. Effective incoming call management and battery consumption can be prevented without invalidation.
[0024]
Furthermore, according to the present invention, the exchange notifies the mobile terminal corresponding to the message information notified from the mobile terminal at a predetermined timing. Effective management of call operation and notification of message information is possible.
That is, useless call operation from the exchange to the mobile terminal can be reduced, and therefore the line utilization efficiency can be improved.
[0025]
Furthermore, since the mobile terminal B is notified of the voice message corresponding to the non-response of the mobile terminal B via the exchange from any mobile terminal A, the mobile terminal B receives the voice message. The user of terminal B can immediately make a response call to mobile terminal A.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the drawings. However, this does not limit the present invention.
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of an embodiment of a mobile terminal switching system according to the present invention.
Here, A and B are mobile terminals, each comprising at least transmission / reception units A1 and B1, numeric keys A2 and B2, and transmission / reception units A3 and B3.
Although only two mobile terminals are shown in FIG. 1, generally, a plurality of mobile terminals are connected to the exchange C.
[0027]
The transmission / reception units A1 and B1 are composed of a transmission circuit and a reception circuit for communicating with the exchange, and correspond to the standby
The transmission circuit and the reception circuit can be composed of a so-called microcomputer, communication controller, memory and other peripheral circuits.
The transmission / reception units A3 and B3 are parts for inputting and outputting voices, and can be constituted by a microphone, a speaker, and the like.
[0028]
C in FIG. 1 is an exchange, and includes at least a standby time management unit including the respective constituent blocks as illustrated.
This standby time management unit is a part particularly related to the present invention.
In addition, the exchange includes an outgoing call management unit, an incoming call management unit, and a terminal connection management unit which are not shown, and performs exchange processing between mobile terminals.
The standby time message input unit C1 is a part for inputting a message to be notified to the mobile terminal, and corresponds to a keyboard when inputting as data and a microphone when inputting as voice.
The standby time message registration unit C2 is a part that converts an input message into a format that is stored in a memory.
The converted message is stored as a model in the basic standby time message sentence model storage unit C3.
[0029]
FIG. 2 shows an example sentence of a stored message template. The model is composed of a fixed part and a variable part.
Message No. 3 and no. Although 4 has a variable part, the start time, end time, and time interval of the standby time are inserted into the variable part. Since the variable part is determined based on information notified later from the mobile terminal, it is stored as a blank.
The stored message text is preferably given a serial code number for the convenience of reading.
[0030]
The standby time message sentence model extraction unit C4 is a part that extracts a template corresponding to the code number designated by the message sentence designation code memory from the storage unit C3.
The standby time message sentence model editing unit C5 synthesizes the message sentence by inserting information stored in the message
The message text synthesized here is stored in the standby time message storage unit C6.
[0031]
The designated standby time message extraction unit C7 is a part that extracts a message sentence stored in the standby time message storage unit C6 and gives it to the speech synthesis unit C9 when a predetermined condition is satisfied.
The speech synthesizer C9 is a part that converts a given message sentence into synthesized speech based on a phoneme C8 stored in advance.
The transmission / reception unit C16 has the same configuration as the transmission / reception units A1 and B1 of the mobile terminals A and B.
The transmitter C15 is a part that sends the synthesized voice generated by the voice synthesizer C9 to the transceiver C16.
Information received by the transmitting / receiving unit C16 includes data information such as characters and symbols input from the numeric keys A2 and B2, in addition to voice information input from the transmitting and receiving units A3 and B3 of the mobile terminal.
[0032]
The data information is assembled in a predetermined format and transmitted by the transmission / reception units A1 and B1 in the mobile terminal.
For example, as data information, a code number that specifies a standby time message text, data corresponding to the blank part of the message text, the phone number of the other party that you want to set the standby time, and the standby time settings are requested. The telephone number of the calling party.
[0033]
The numeric keypad information analysis unit C14 is a part that analyzes the data information received through the transmission / reception unit C16, separates various types of information, and stores them in the corresponding memory.
The message sentence designation code memory C10 is a part that stores the message sentence designation code separated by the numeric keypad information analysis unit C14.
Here, messages corresponding to
[0034]
The message hole-filling parameter memory C11 is a part that stores information corresponding to a blank part that is variable such as the start time of the standby time as described above.
For example, data of 10:20 and 18:30 is stored as the start time and end time of the standby time, and data of 1 hour is stored as the standby time interval.
The other party telephone number memory C12 is a part that stores the telephone number of the other party who requests setting of the standby time.
The caller telephone number memory C13 is a part that stores the telephone number of the mobile terminal that has made a call to the exchange C.
[0035]
Next, an outline of the operation of the standby time management unit when information requesting the setting of the standby time is transmitted from the mobile terminal A to the exchange will be described with reference to FIG.
First, when a call is made from the mobile terminal A, the transmission / reception unit C16 of the exchange stores the telephone number of the mobile terminal A in the caller telephone number memory C13.
In the information transmitted from the mobile terminal A, it is assumed that the designation code = “3”, the filling parameter = “start: 10:00, end: 12:20” and the other party's telephone number are inserted.
Here, the numeric keypad information analysis unit C14 analyzes the information and stores it in the corresponding memories (C10, C11, C12).
[0036]
The standby time message sentence template extraction unit C4 refers to the designation code = “3” stored in the message sentence designation code memory C10 and corresponds to the designation code from the basic standby time message sentence template storage unit C3. The template sentence is read out and sent to the standby time message sentence template editing unit C5.
Here, “Standby time in FIG. : ~ : Is read out.
[0037]
The standby time message text template editing unit C5 determines that “ready” from the read template text and the parameters stored in the message filling parameter memory C11 = “start: 10:00, end = 12: 20”. The message is created as “Time is 10: 00 to 12:20”.
Thereafter, the message text created in the standby time message storage unit C6, the telephone number stored in the destination telephone number memory C12, and the calling mobile terminal A stored in the calling party telephone number memory C13. Store phone numbers as a set.
The above is the operation for storing the standby request time in the exchange.
[0038]
Thereafter, when a call is made from the mobile terminal B having the same number as the destination telephone number stored together with the message stored in the standby time message storage unit, the stored message is read. The mobile terminal B is notified by voice.
That is, when a call is made from the mobile terminal B, the telephone number of the mobile terminal B is stored in the caller telephone number memory C13.
[0039]
The designated standby time message extraction unit C7 stores the destination telephone number stored in a pair with the message text stored in the standby time message storage unit C6 and the caller telephone number memory C13. The message number is read and given to the speech synthesizer C9.
For example, when the other party's telephone number corresponding to the message sentence “the standby time is 10:00 to 12:20” matches with the mobile terminal B, this message sentence is given to the speech synthesizer C9.
[0040]
The voice synthesizer C9 reads out the phoneme corresponding to the message sentence from the phonemes 8, performs voice synthesis, and notifies the mobile terminal B of the message sentence by voice through the transmitter C15 and the transmitter / receiver C16.
Here, the standby time message registration unit C2, the basic standby time message text sample storage unit C3, the standby time message text template extraction unit C4, the standby time message text template editing unit C5, the designated standby time message The operation subject of the extraction unit C7 and the numeric keypad information analysis unit C14 is generally a microcomputer, and each unit operates according to a program stored in a ROM or the like.
[0041]
FIG. 3 shows an embodiment of a sequence in the case of setting and registering the standby request time in the mobile terminal switching system of the present invention.
As an initial state, it is assumed that the called mobile terminal B is in a non-standby state. In other words, it is assumed that the incoming call cannot be made due to power-off or the like because the battery is turned off.
[0042]
At this time, when the calling operation of the mobile terminal B is performed from the mobile terminal A (S1), since the mobile terminal B does not respond, the user of the mobile terminal A wants the mobile terminal B to wait for an incoming call. The time, that is, the standby request time and the message code number are registered by a predetermined operation using the numeric keypad (S2).
This registration information is transferred to the exchange and stored in the memory inside the exchange as described above (S3).
[0043]
Thereafter, it is assumed that the mobile terminal B is powered on by the user (S4).
At this time, when the user operates or when the power is turned on, a call for inquiring whether or not his / her standby request time is registered is automatically made to the exchange (S4). ).
Since this call is different from the purpose of a call with another normal mobile terminal, for example, a predetermined special number may be dialed.
[0044]
Upon receiving the special number call from the mobile terminal B, the exchange confirms whether the standby request time for the mobile terminal B is not registered (S5). If registered, as described above, the mobile terminal B is notified of the message text (see FIG. 2) including the standby request time by voice.
The user of the mobile terminal B who has heard the notification of the message text by voice sets a standby time corresponding to the message text (S6).
When the standby time is set, if the mobile terminal B includes the current time, the mobile terminal B may continue the power-on state as it is, but the set standby time does not include the current time. If so, turn off the power automatically.
In this way, battery consumption can be effectively prevented.
[0045]
When the set standby time comes after the power is turned off to enter the non-standby state, the mobile terminal B automatically enters the standby state (S7).
Therefore, power is supplied to the circuit portion necessary for the standby state, and the incoming call is received.
Thereafter, if an operation of calling the mobile terminal B from the mobile terminal A is performed (S8), the mobile terminal B can accept the incoming call and can perform a conversation between the mobile terminals A and B.
Further, when the end time of the set standby time comes, the mobile terminal B automatically releases the standby state and enters a non-standby state (S9).
[0046]
As described above, since the standby state of the mobile terminal B is set based on a standby time setting request from another mobile terminal A, the battery of the user of the mobile terminal B is consumed. Management burden can be reduced, and effective incoming call management and prevention of battery consumption can be performed effectively.
[0047]
Further, in this embodiment, the exchange C notifies the mobile terminal B of the standby request time from the mobile terminal A by voice, and the user of the mobile terminal B who hears this voice sets the standby request time of its own. Although the standby time is set, the exchange notifies the mobile terminal B of the standby request time in a data format, and the standby request time in the data format is received by the microcomputer in the mobile terminal B. May be set automatically.
In this way, since only the time necessary for incoming calls is automatically set in the incoming call waiting state, it is possible to prevent the user from forgetting to set the standby time or to make an incorrect setting, and to perform effective incoming call management.
[0048]
Further, it is possible to prevent the battery from being consumed due to the user forgetting to cancel the incoming call waiting state.
The exchange C can easily notify the mobile terminal B of the standby request time in a data format by a microcomputer and a communication controller in the exchange. Further, the mobile terminal B may be provided with a standby time setting unit for setting the standby request time notified in the data format as its own standby time. The function of this part is also provided with the microcomputer and the necessary program. Can be easily realized.
[0049]
Example 2
Here, in the mobile terminal switching system of the present invention, an embodiment in the case of performing notification management of messages corresponding to the standby state is shown.
FIG. 4 shows a configuration block diagram of a portion according to the second embodiment in the standby time management unit of the exchange.
[0050]
In FIG. 4, a “power-off” storage unit C21 is a memory for storing that a certain mobile terminal k is in a “power-off” state, that is, not in a standby state.
Whether or not the mobile terminal k is in the “power-off” state is determined by the counterpart power-off detection unit C28.
When a call is made from another mobile terminal m to the mobile terminal k, the exchange C calls the mobile terminal k. If there is no response from the mobile terminal k for a certain period of time, the exchange C It can be determined that the power is off.
That is, when the partner power cut-off detection unit C28 of the exchange C detects that the call to a certain mobile terminal k has ended abnormally, the mobile terminal k is powered off to the “power cut-off” message sending unit C27. And stores it in the “power-off” storage unit C21.
[0051]
Here, the “power cut-off” message sending unit C27 sends a notification of a message that “the mobile terminal k is not in the standby state” to the mobile terminal m that has made a call to the mobile terminal k. The part to do.
The recording timing generation unit C26 starts and stops the recording operation of the voice message sent from the mobile terminal m thereafter in response to a request from the “power-off” message sending unit C27.
[0052]
The recording of the voice message is performed by the message recording unit C22 based on the timing sent from the recording timing generation unit C26.
The voice message is stored in a memory in the message recording unit C22.
The receiving unit C29 performs A / D conversion on the voice message sent through the transmission / reception unit C16 and supplies the voice message to the message recording unit C22.
[0053]
The numeric keypad information input unit C30 receives information such as a standby time of the mobile terminal itself sent from the mobile terminal.
The standby time itself received here is stored in the standby time storage unit C23, and information such as “the standby time is stored” is stored in the standby information storage unit C31.
The clock unit C33 is a so-called timer, and counts the current time and the elapsed time from the set time.
[0054]
The standby time determination unit C24 determines whether or not information indicating that “the standby time is stored” is stored in the standby information storage unit C31, and the current time is the standby time storage unit C23. It is determined whether or not the standby time stored in is reached.
The message extraction unit C25 is a part that reads the voice message stored in the message recording unit C22 in response to the activation request from the standby time determination unit C24.
Also, the read voice message is notified to the corresponding mobile terminal through the transmission / reception unit C16.
The above is the configuration of the part of the standby time management unit of the exchange C that performs notification management of messages corresponding to the standby state, and the operation of these parts is usually controlled by a microcomputer.
[0055]
Next, when a call is made from a certain mobile terminal A to the mobile terminal B but the call is interrupted, a sequence for notifying the mobile terminal B of a voice message from the mobile terminal A is sent to the mobile terminal C. The case where B's own standby time is stored and the case where it is not stored will be described separately.
[0056]
FIG. 5 shows an example of a sequence in the case where the own standby time of the mobile terminal B is stored in the exchange C.
Here, first, the user of the mobile terminal B performs an operation such as a numeric keypad to register its own standby time (S11).
That is, the user of the mobile terminal B turns on the power and inputs a start time and an end time or a time width of the standby time by a predetermined operation.
After this input is completed, the mobile terminal B communicates with the exchange C by a special number dial for standby time registration and requests registration of the standby time.
[0057]
The exchange C stores the standby time sent from the mobile terminal B in the standby time storage unit C23 as that of the mobile terminal B through the numeric keypad information input unit C30.
For example, “mobile terminal B”, standby start time, and standby end time are stored. At the same time, the numeric keypad information input unit C30 stores the information standby information storage unit C31 indicating that the standby time of the mobile terminal B is stored.
For example, a flag is set in the memory area corresponding to the mobile terminal B.
With the above operation, the mobile terminal B's own standby time is registered in the mobile terminal B itself and the exchange C (S12).
[0058]
In addition, after the registration is completed, the user of the mobile terminal B may turn off the power to save the battery if it is not the current standby time.
Alternatively, when the current standby time is not reached, the microcomputer in the mobile terminal B may automatically shift to a power saving state rather than the standby state.
In this way, battery consumption due to forgetting to turn off the power can be reduced.
[0059]
Next, it is assumed that a call is made from the mobile terminal A to the mobile terminal B when the mobile terminal B is in a non-standby state where the power is turned off (S13).
At this time, the exchange C calls the mobile terminal B, but since there is no response from the mobile terminal B, the exchange C detects that the mobile terminal B is in a power-off state.
As described above, this detection operation is performed by the counterpart power-off detection unit C28 and activates the “power-off” message sending unit C27.
[0060]
Thereafter, the “power-off” message sending unit C27 stores in the “power-off” storage unit C21 that the mobile terminal B is in the “power-off” state, and “the mobile terminal B is in the power-off state. If there is a message to B, please tell us later. "A message to the effect that" the message is sent to B "is sent to the mobile terminal A and the recording timing generation unit C26 is activated.
[0061]
The user of the mobile terminal A speaks the message to the mobile terminal B after listening to the message from the exchange C (S14).
This message is recorded in the message recording unit C22 through the receiving unit C29 of the exchange C (S15).
The recorded message is given an identifier indicating that it is for the mobile terminal B.
[0062]
In the exchange C, the standby time determination unit C24 always confirms that information indicating that the standby time is stored is stored in the standby information storage unit C31.
Since it is determined that information indicating that “the standby time of the mobile terminal B is stored” is currently stored in the standby information storage unit C31, the standby time determination unit C24 The standby time of the mobile terminal B stored in the storage unit C23 is read, and the standby time of the mobile terminal B is compared with the current time read from the clock unit C33.
[0063]
At this time, when it is confirmed that the current time is within the standby time of the mobile terminal B, the exchange C performs the calling operation of the mobile terminal B (S17).
On the other hand, also in the mobile terminal B, the microcomputer always checks whether or not the current time has reached the standby time set by itself, and automatically enters the standby state when the standby time comes. (S16).
That is, in the mobile terminal B, in order to enter the incoming call waiting state, power is supplied to a circuit necessary for incoming call.
Therefore, the mobile terminal B should surely answer the incoming call to the call of the mobile terminal B made by the exchange C.
[0064]
After the mobile terminal B responds to this call, the exchange C notifies the mobile terminal B of the voice message from the mobile terminal A stored in the message recording unit C22 (S17).
Here, whether or not the mobile terminal B has responded may be determined by an incoming call detection function that is not shown in FIG. 4 but is a basic function of the exchange C. Part C24 is notified.
[0065]
Further, the standby time determination unit C24 gives an instruction to read the recorded message for the mobile terminal B to the message extraction unit C25, the desired recording message is read from the message recording unit C22, and further, the mobile terminal B is transmitted through the transmission / reception unit C16. To be notified.
Further, not only the recorded voice but also the telephone number of the mobile terminal A may be added to the notified message.
[0066]
As described above, when the standby time of the mobile terminal B is stored in the exchange, when a message from another mobile terminal A is registered, the current time is the standby time of the mobile terminal B. Since the calling operation of the mobile terminal B is performed after the time becomes, useless calling operation from the exchange can be prevented, and the line use efficiency of the exchange can be improved.
[0067]
Furthermore, in the exchange, it is possible to centrally manage the incoming call waiting state of all mobile terminals.
In addition, since the mobile terminal B is notified of a voice message from a destination that is disconnected in the non-standby state after entering the standby state, it is effective without invalidating important incoming calls. Incoming call management.
Further, since the mobile terminal is automatically moved to and released from the standby state, effective battery consumption can be prevented.
[0068]
Next, FIG. 6 shows an example of a sequence when the mobile terminal B's own standby time is not stored in the exchange C.
In the figure, each operation of calling the mobile terminal B by the mobile terminal A (S21), no response from the mobile terminal B, registering the message to the mobile terminal B (S22), and storing the message in the exchange (S23). Is the same as that shown in FIG. 5 and will not be described here.
[0069]
The embodiment shown in FIG. 6 differs from the embodiment shown in FIG.
That is, when the mobile terminal B's own standby time is stored in the exchange C, the operation of calling the mobile terminal B is started when the current time is within the standby time. The embodiment differs in that the mobile terminal B is called at a random timing or a regular timing after the storage of the message to the mobile terminal B (S23) ends.
[0070]
Here, for example, the random time interval may be called 10 times at an arbitrary time in one hour, or may be called unlimitedly at an arbitrary time interval.
In addition, the calling operation may be performed periodically, such as calling 10 times every 10 minutes or without limitation every hour.
[0071]
In storing the message to the mobile terminal B shown in FIG. 6 (S23), the voice message is stored in the message recording unit C22.
Thereafter, the standby time determination unit C24 recognizes that the message to the mobile terminal B has been stored in the message recording unit C22, and further, in the standby information storage unit C31, “the own standby time of the mobile terminal B”. When it is detected that the information “is stored” is not stored, a random number is generated to determine the time for calling the mobile terminal B.
Then, the exchange C continues the call operation at random time intervals until the mobile terminal B answers the incoming call (S24).
[0072]
When the mobile terminal B is called after entering the standby state (S25), the mobile terminal B responds to the incoming call, but the voice message from the mobile terminal A is sent to the mobile terminal B as in S17 of FIG. Notification is made (S26).
[0073]
As described above, when the standby time of the mobile terminal B is not stored in the exchange C, the exchange C does not know whether or not the mobile terminal B is in the standby state. By performing at random timing, the reserved voice message can be notified immediately after the mobile terminal B enters the standby state.
[0074]
Further, if the mobile terminal B automatically makes a call to the exchange C after the standby state is set, the exchange C can promptly send a message to the mobile terminal B as shown in S23. Mobile terminal B can be notified.
[0075]
As described above, in the mobile terminal, the standby time is set by the user or automatically. For example, a mode in which no incoming call is received (non-standby state), a mode in which standby is always performed ( It is possible to set various modes, such as a mode that waits for an incoming call only during a specified time period (time designation), and a mode that waits for an incoming call at a random or fixed period (period). Also good.
[0076]
Further, a standby time management mode for setting each of the above modes and a call mode that enables a normal call may be provided.
These mode settings may be set by providing a mode switch on each mobile terminal or by a predetermined operation using a numeric keypad.
In addition, necessary parameters are input using a numeric keypad or the like for each mode. Here, the necessary parameters are, for example, a time zone to be set in the time setting mode.
[0077]
FIG. 7 shows a flowchart of an example of mode setting in the mobile terminal.
The user sets the mode switch to the standby time management mode (S31).
Here, the “current setting mode” and the “current standby time” in the mobile terminal are displayed on the LCD or the like, and the input waiting for whether the setting can be changed (1 #) or not (0 #) is entered (S32). ).
[0078]
When NO (0 #) is input, the standby time management state is entered. If the current standby time is not reached, the power is turned off (S38).
When “1 #” is input in S32, “standby time designation” or “cycle designation” is displayed, and input waiting for time designation (0 #) or period designation (1 #) is entered ( S33).
[0079]
Here, when the user inputs the time designation (0 #), the standby time is input next (S34).
For example, as shown in FIG. 7, when “9:15 to 17:30” is set as the standby time, “# 0915 * 1730 #” is input.
Next, if the input is correct, a standby time management state is entered when NO (0 #) is input (S38).
When resetting is performed again for input correction or the like, “Yes (1 #)” is input (S36), and the process returns to S34.
[0080]
In S33, when the cycle designation (1 #) is input, the user inputs the standby time. Here, for example, “the standby starts at 9:15 and the standby for 10 minutes is valid. In the case where the standby is canceled and the standby state for 10 minutes is repeated periodically every 60 minutes, “# 0915 * 10 * 60 #” is input.
In S37, whether or not resetting can be input is input as in S36.
In order to perform the setting as described above, the mobile terminal includes an input unit such as a mode switch or a switching key, a liquid crystal display unit (LCD), and a memory (RAM) for storing setting data in addition to the numeric keypad. It is preferable.
[0081]
In the embodiment described above, the exchange C is provided with a function for managing the standby time of each mobile terminal, but a function equivalent to this is provided in a specific mobile terminal (hereinafter referred to as a management terminal). May be.
At this time, the management terminal stores the notification of the standby request time performed by the exchange, the storage of the standby request time and the standby time, the notification of the message to the transmission source, the recording and notification of the voice message from the transmission source, and the storage. Each function such as management of standby time and calling operation to a mobile terminal that has been disconnected is executed.
[0082]
Therefore, as shown in FIGS. 7 and 8, the management terminal needs to have the same configuration as the exchange C in FIGS. 1 and 4 inside.
In this way, by providing a management terminal, standby management can be effectively performed by a management terminal that is a mobile terminal that can be held by a user, not by a switch owned by a network operator.
[0083]
【The invention's effect】
According to the present invention, the exchange can centrally manage the incoming call waiting state of the mobile terminal, and can effectively reduce battery consumption of the mobile terminal along with effective incoming call waiting management.
In addition, useless call operation by the exchange can be reduced, and therefore the line utilization efficiency can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of an embodiment of a mobile terminal switching system according to the present invention.
FIG. 2 is an example sentence of a message template stored in an exchange according to the present invention.
FIG. 3 is a sequence example in which a standby time setting request is made to a mobile terminal in the present invention.
FIG. 4 is a block diagram showing the configuration of a standby time management unit of an exchange according to
FIG. 5 is a sequence example when the mobile terminal's own standby time is stored in the exchange in the present invention.
FIG. 6 is a sequence example when the mobile terminal's own standby time is not stored in the exchange in the present invention.
FIG. 7 is a flowchart of mode setting in the mobile terminal of the present invention.
FIG. 8 is an example of a configuration block diagram of a management terminal according to the present invention.
FIG. 9 is an example of a configuration block diagram of a management terminal according to the present invention.
FIG. 10 is a block diagram showing a basic configuration of the present invention.
[Explanation of symbols]
A1, B1 transceiver
A2, B2 numeric keypad
A3, B3 transceiver
C1 Stand-by time message input section
C2 Stand-by time message registration section
C3 Basic standby time message text template storage
C4 standby time message sentence template extractor
C5 Stand-by time message sentence template editor
C6 Standby time message storage
C7 Designated standby time message extractor
C8 phoneme
C9 Speech synthesis unit
C10 Message sentence specification code memory
C11 Message hole filling parameter memory
C12 Phone number memory
C13 Caller telephone number memory
C14 Tenkey information analysis unit
C15 transmitter
C16 transceiver
C21 “Power off” memory
C22 Message recording part
C23 Standby time storage unit
C24 standby time determination unit
C26 Recording timing generator
C27 “Power off” message sending part
C28 Counterpart power cut-off detector
C29 receiver
C30 numeric keypad information input section
C31 standby information storage unit
C32 transceiver
C33 clock
Claims (6)
移動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と、他の移動端末Bに対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部を備え、
交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部を備え、
前記交換機の情報格納部に、ある移動端末Aから通知された前記移動端末Bに対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末Bと交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末Bに通知し、
前記他の移動端末Bが交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態とし、
他の移動端末Bは、設定された待受時間が現在時刻を含まない場合に、電源を自動的に切断することを特徴とする移動端末交換システム。In a mobile terminal switching system comprising a mobile terminal that can be in an incoming standby state that enables incoming calls, and an exchange that exchanges calls between the mobile terminals,
Moving terminal includes a Standby time of the self incoming standby state, the Standby time notifying unit for notifying the exchange of the standby request to the desired time that the incoming standby state to other mobile terminals B ,
An exchange includes an information storage unit for storing the standby time and the standby request time ,
When the standby request time for the mobile terminal B notified from a certain mobile terminal A is stored in the information storage unit of the exchange, when communication is performed between the mobile terminal B and the exchange Then, the exchange notifies the mobile terminal B of the standby request time,
A time corresponding to the standby request time notified by the other mobile terminal B from the exchange is set as the standby time, and the incoming call waiting state is set only during the standby time,
The other mobile terminal B automatically disconnects the power when the set standby time does not include the current time .
前記交換機が、さらに通知されたメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部と、このメッセージ情報を所定のタイミングで対応する移動端末へ通知する情報通知部とを備えることを特徴とする請求項1記載の移動端末交換システム。The mobile terminal further comprises a message notification unit for notifying the exchange of predetermined message information,
2. The switch according to claim 1, further comprising: a message information storage unit that stores the notified message information; and an information notification unit that notifies the corresponding mobile terminal of the message information at a predetermined timing. Mobile terminal switching system.
現在の時刻が前記自己の待受時間内となったときに、前記情報通知部がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知することを特徴とする請求項3記載の移動端末交換システム。When message information for the mobile terminal is stored in the message information storage unit of the exchange when the mobile terminal's own standby time is stored in the information storage unit of the exchange,
4. The mobile terminal switching system according to claim 3 , wherein when the current time falls within the own standby time, the information notification unit notifies the mobile terminal of message information for the mobile terminal.
所定の時間間隔で周期的に、又はランダムな時間間隔で、前記情報通知部がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知することを特徴とする請求項3記載の移動端末交換システム。When message information for the mobile terminal is stored in the message information storage unit of the exchange when the standby time of the mobile terminal is not stored in the information storage unit of the exchange,
4. The mobile terminal switching system according to claim 3 , wherein the information notification section notifies the mobile terminal of message information for the mobile terminal periodically at predetermined time intervals or at random time intervals.
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