JP3732067B2 - Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same - Google Patents
Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP3732067B2 JP3732067B2 JP2000110580A JP2000110580A JP3732067B2 JP 3732067 B2 JP3732067 B2 JP 3732067B2 JP 2000110580 A JP2000110580 A JP 2000110580A JP 2000110580 A JP2000110580 A JP 2000110580A JP 3732067 B2 JP3732067 B2 JP 3732067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- electrolytic capacitor
- polymer
- water
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 0 C*N(*)*(C)C Chemical compound C*N(*)*(C)C 0.000 description 2
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解コンデンサに関する。より詳しく言えば、本発明は、γ−ブチロラクトン系あるいはエチレングリコール系等の電解液を使用する電解コンデンサの製作で用いられる電解コンデンサ素子の形状固定用接着剤と、この接着剤を用いて製造された電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
電解コンデンサは、陽極箔と陰極箔(一般にアルミニウム等の金属製の箔が使用される)の間にセパレータ(隔離紙あるいは電解紙とも呼ばれる)を挟んで重ね合わせた積層体を巻回して作製した、陽極及び陰極のそれぞれ用のリードを備えたコンデンサ素子に、電解液を含浸させ、そしてこれをケースに収容し、次いで封口して製造される。
【0003】
巻回により作られたコンデンサ素子は、そのままでは巻回のゆるみが生じて所望のコンデンサ特性を損ないかねないので、素子の最外周に位置するセパレータを接着剤で固定し、巻回した形状を固定することが一般に行われている。この目的に用いられる接着剤としては、種々のものが知られている。例えば、ポリビニルアセテートのような疎水性ポリマーを主成分とするもの、ポリビニルアルコールのような親水性ポリマーを主成分とするもの、疎水性ポリマーと親水性ポリマーの両方(例えばポリビニルアセテートとポリビニルアルコール)を主成分とするもの等があり、これらは水に溶解あるいは分散させた形で、最外周のセパレータを貼り付けることによる巻回形状の固定に供される。一例として、ポリビニルアセテートとポリビニルアルコールを主成分とする接着剤では、主成分のポリマー固形分は約30〜40%で、残りが水となる。また、接着剤に添加剤を加えることも知られており、例えば特開昭60−163422号公報には、ポリビニルアルコールにセルロース誘導体を添加することで、含浸電解液の溶媒に不溶性の接着剤とすることができると記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電解コンデンサにおいては、用途や使用条件に応じて各種の電解液が用いられる。代表的な電解液は、有機化合物を主成分とする溶媒に、電解質としてアジピン酸、安息香酸などのカルボン酸、又はそのアンモニウム塩を溶解したものである。溶媒を構成する有機化合物としては、エチレングリコールやγ−ブチロラクトンが用いられている。用いる溶媒により、電解液は、例えば「エチレングリコール系」あるいは「γ−ブチロラクトン系」等と称される。
【0005】
これらの電解液のうちで、溶媒にγ−ブチロラクトンを用いたγ−ブチロラクトン系のものは、広い温度範囲にわたり高い信頼性を示す電解コンデンサをもたらすものとして知られている。ところが、γ−ブチロラクトン溶媒を用いた電解液は、水が混入すると化学的に活性になり、電極箔と反応してコンデンサ特性を著しく低下させる。すなわち、水の作用によりγ−ブチロラクトンが開環してオキシ酪酸になるが、このオキシ酪酸は電解液のpHに影響を及ぼし、電解液の特性を著しく不安定にするため、電解液中の水と電極箔との反応を促進させる。
【0006】
従って、γ−ブチロラクトン系の電解液を用いる場合には、電解液への水の混入を防ぐことが重要である。そのため、この場合には、巻回と最外周のセパレータの接着固定により製作したコンデンサ素子を乾燥処理工程にかけて、接着剤の水分を十分乾燥させることが必要不可欠である。この乾燥処理は、電解コンデンサの製造工数が多くなるので、製造効率の低下ばかりでなく、製品コストの上昇の要因にもなっている。
【0007】
γ−ブチロラクトン系電解液への水の影響を小さくするために、接着剤の水含有量を低下させる解決策が考えられ、例えば前述のポリビニルアセテートとポリビニルアルコールを主成分とする接着剤の場合に、疎水性ポリマーであるポリビニルアセテートの量を増加させることが考えられる。ところが、ポリビニルアセテートは電解液の溶媒に溶解しやすいので、ポリビニルアセテート量の増加した接着剤は、その溶解に伴いコンデンサ素子の巻回がゆるんでコンデンサ特性を著しく低下させる原因になる。従って、この解決策は非現実的である。一方、接着剤の溶解性を抑えるため親水性ポリマーであるポリビニルアルコールの濃度を高めた接着剤を使用すると、乾燥に工数を多く取られることになる。
【0008】
乾燥処理工程は、エチレングリコール系電解液の場合にも不可欠であり、例えば、親水性ポリマー濃度の高い接着剤を使用すると特に、接着剤が電解液に溶解して素子の巻回がゆるんでしまうと言った不具合が生じる。
【0009】
そこで、本発明は、各種電解液を使用する電解コンデンサの製造において巻回素子の形状固定用に乾燥処理工程を必要とすることなく用いることができる接着剤の提供を目的とするものである。
そのような接着剤を使って製造され、低温から高温にかけての広い温度範囲において長期間安定に動作することもできる、高信頼性の電解コンデンサを提供することも、本発明の一つの目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電解コンデンサ素子の形状固定用接着剤は、陽極箔と陰極箔の間にセパレータを挟んで重ね合わせた積層体を巻回して得られるコンデンサ素子と、これに含浸させる電解液とを使用して電解コンデンサを製造するに際し、巻回コンデンサ素子の最外周のセパレータを貼り付けて素子の形状を固定するのに用いられる接着剤であって、接着剤構成ポリマーが、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミドの誘導体、ポリアクリル酸、及びポリアクリル酸の誘導体のうちの少なくとも1種の水溶性ポリマーと、接着性を発現する疎水性ポリマーとを、1:1から1:4までの含有質量比で含むことを特徴とする。
【0011】
本発明はまた、本発明の接着剤により固定されている電解コンデンサ素子を有することを特徴とする電解コンデンサをも提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の接着剤はポリマー成分から構成され、水と一緒にして使用されるものであり、ポリマー成分として、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミドの誘導体、ポリアクリル酸、及びポリアクリル酸の誘導体のうちの少なくとも1種の水溶性ポリマーが含まれる接着剤である。このような水溶性ポリマーを含む接着剤を使用することにより、巻回形状を固定したコンデンサ素子を乾燥処理にかけることなく使用しても、すなわち水分の除去を行わずに使用しても、その巻回形状がゆるむことはなく、製品電解コンデンサは良好なコンデンサ特性を保つことができる。本発明の接着剤は、上記の水溶性ポリマー以外の接着剤構成ポリマーとして、接着性の発現に有効で、且つ電解コンデンサの特性に重大な影響を及ぼさないポリマーを含むことができる。そのような接着性発現ポリマーとしては、疎水性ポリマーが好ましく、これに加えて親水性ポリマーを使用することもできる。
【0013】
本発明の接着剤が乾燥処理を施さずに使用できるのは、一例としてγ−ブチロラクトン系電解液の場合について説明すれば、水溶性ポリマーを含むことによって接着剤中の水が電解液のγ−ブチロラクトンに及ぼす影響が緩和され、電解液が化学的に安定になるためと考えられる。γ−ブチロラクトン系の電解液は低温特性に優れ、−55℃でも安定に動作する電解コンデンサをもたらすものとして知られているが、本発明の接着剤を使って巻回形状を固定し乾燥処理を受けていないコンデンサ素子から製造された電解コンデンサは、−55℃でもやはり安定に動作する。その上、この電解コンデンサは、高温条件下でも、接着剤の接着性の経時変化が極めて少なく、接着力が低下して素子の巻回構造がゆるむようなことがないことから、良好なコンデンサ特性を維持することができる。また、エチレングリコール系の電解液を使用した場合にも、これまでのように接着剤の乾燥工程を導入しなくても接着剤の電解液への溶解が抑制されて、素子がゆるむ事態には至らない。
【0014】
本発明の接着剤において使用する水溶性ポリマーは、製品コンデンサの特性に悪影響を及ぼさないものであればどのようなものでもよいが、このような条件を満足するものとして、本発明では、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミドの誘導体、ポリアクリル酸、及びポリアクリル酸の誘導体を好ましく使用することができる。これらはいずれも、入手が容易であって経済的であり、取り扱い性の点でも良好である。水溶性ポリマーは、1種類を単独で使用してもよく、2種類以上を一緒にして使用してもよい。
【0015】
ポリアクリルアミドあるいはその誘導体は、次の一般式で表すことができる。
【0016】
【化1】
【0017】
上式において、R1 、R2 、R3 は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は炭素原子数が1〜4の置換もしくは非置換の低級アルキル基、例えばメチル基、エチル基などを表し、nは正の整数である。R1 〜R3 が全て水素原子である場合がポリアクリルアミドであり、R1 〜R3 のうちの少なくとも一つが水素原子以外である場合がポリアクリルアミド誘導体であって、例えばR3 がメチル基であればポリメタクリルアミドとなる。
【0018】
ポリアクリル酸あるいはその誘導体は、次の一般式で表すことができる。
【0019】
【化2】
【0020】
上式において、R4 、R5 、R6 は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は炭素原子数が1〜4の置換もしくは非置換の低級アルキル基、例えばメチル基、エチル基などを表し、nは正の整数である。R4 〜R6 が全て水素原子である場合がポリアクリル酸であり、R4 〜R6 のうちの少なくとも一つが水素原子以外である場合がポリアクリル酸誘導体であって、例えばR6 がメチル基であればポリメタクリル酸(α−メチルアクリル酸)となる。
【0021】
ポリマー類は一般に様々な分子量のものが存在するが、本発明においては接着剤の塗布作業性等に有意の影響がない限り、任意の分子量の水溶性ポリマーを使用可能である。
【0022】
上記の水溶性ポリマー以外の接着剤構成ポリマーは、接着性の発現に有効で、且つ電解コンデンサの特性に重大な影響を及ぼさなければ、どのようなものでもよいが、本発明の接着剤はその構成ポリマーとして、少なくとも疎水性ポリマーを含むのが好ましく、更に親水性ポリマーを含むこともできる。これらのポリマーは、接着剤において通常用いられているものでよい。一例までに、疎水性ポリマーとしては、ポリビニルアセテートや、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステルの誘導体を挙げることができ、ポリアクリル酸エステルの代表例はポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等であり、ポリアクリル酸エステル誘導体の代表例はポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等である。同じく一例までに、親水性ポリマーとしては、アルコール基を有するビニル化合物や、デンプンなどを挙げることができ、アルコール基を有するビニル化合物の代表例としてポリビニルアルコールを挙げることができる。通常は,ポリマーの示す接着性や入手の容易性から、疎水性ポリマーとしてポリビニルアセテート、親水性ポリマーとしてポリビニルアルコールを使用するのが好ましい。
【0023】
本発明の接着剤では、構成ポリマーである水溶性ポリマーと疎水性ポリマーとの含有量の比(質量比)が1:1から1:4までであるのが好ましい。上述のとおり、本発明の接着剤は、接着性を発現するポリマーとして、疎水性ポリマーのほかに親水性ポリマーを任意に含むことができるが、そのような親水性ポリマーを含む場合、上記の水溶性ポリマーの含有量には親水性ポリマーの量も含まれるものとし、すなわち上記の含有量比は水溶性ポリマーと親水性ポリマーの合計量と疎水性ポリマー量との比を表すものとする。水溶性ポリマー(親水性ポリマーを使用する場合にはこれも含む)に対する疎水性ポリマーの比が4を超えると、接着剤の粘性が急激に増大して製造時の取り扱いが非常に困難になるとともに、接着剤の電解液への溶解性が増大して接着力が急激に低下する。水溶性ポリマー(親水性ポリマーを含む)に対する疎水性ポリマーの比が1未満になると、接着剤の初期接着力が低下するため、コンデンサ素子の巻回形状を初めから固定できなくなる。
【0024】
接着剤の構成ポリマーとして、例えばポリビニルアルコールなどの親水性ポリマーが含まれる場合には、その最大使用量は、水溶性ポリマー(ここでは、具体的に言うとポリアクリルアミド、ポリアクリルアミドの誘導体、ポリアクリル酸、及びポリアクリル酸の誘導体のうちの少なくとも1種)と親水性ポリマーの合計量の50%までとする。親水性ポリマー量が水溶性ポリマーと親水性ポリマーの合計量の50%を超えると、水溶性ポリマーの効果が薄れて、乾燥処理を行わないと巻回素子形状の固定が困難になってしまう。
【0025】
また、本発明の接着剤を使用する際には、接着剤の構成ポリマー成分(水溶性ポリマー、疎水性ポリマー、必要に応じて親水性ポリマー)の合計量が15〜50wt%の組成物となるように、水と一緒にする。ポリマー成分が50wt%を超えると、組成物の粘度が高くなって取り扱いが難しくなり、好ましくない。15wt%未満では、水分量が多いため接着力が低下すると同時に、電解液への影響もでてくる。
【0026】
本発明における電解液としては、主にγ−ブチロラクトン系あるいはエチレングリコール系のものを使用することができる。これらの電解液は特別なものではなく、従来から一般に用いられているものでよく、一般的に言えば、γ−ブチロラクトン又はエチレングリコールを主溶媒とし、任意にその他の有機溶媒を含み、そしてカルボン酸等の有機酸又はそのような有機酸の塩類、あるいは場合により無機酸又はそれらの塩類等の電解質を溶質とする電解液であれば、どのようなものでもよい。
【0027】
本発明の接着剤を用いて電解コンデンサを製造するには、まず、アルミニウム等の金属箔から作られた陽極箔と陰極箔をそれらの間にセパレータ(隔離紙)を挟んで重ね合わせることで形成した積層体であって、陽極及び陰極のそれぞれ用のリードを取り付けた積層体を巻回して、コンデンサ素子を作製する。次に、本発明の接着剤を使って、この巻回素子の最外周のセパレータを貼り付け、すなわちセパレータの末端をその下側に位置するセパレータに貼り合わせて、素子の形状を固定する。続いて、接着剤の乾燥処理を行わずに、巻回素子に電解液を含浸する。そして最後に、巻回素子をケース(一般にはアルミニウム製)に収容し、弾性封口体でケースを密封して、電解コンデンサを完成する。
【0028】
完成した電解コンデンサは、接着剤の水分を除去する乾燥処理を受けていないにもかかわらず、コンデンサ素子の巻回構造が長期的に保持されることから、低温(例えば−55℃)でも、あるいは高温(例えば100℃以上)でも、長期間にわたり安定に動作する。電解コンデンサは、ハンダリフローのような高温を使用する処理(例えば200〜250℃で1〜2分の高温処理)でプリント配線板などの基板に搭載されることがあるが、本発明の接着剤を使って製造された電解コンデンサは、そのような高温にさらされた場合にも、良好な特性を維持する。
【0029】
【実施例】
次に、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらの実施例にいささかも限定されるものでない。
【0030】
(実施例1〜5)
陽極酸化処理して表面に酸化皮膜を形成したアルミニウム製の陽極箔と陰極箔のおのおのに、電極引き出し用のリードタブを取り付け、そしてこの陽極箔と陰極箔の間にセパレータを挟み、最外周にセパレータが位置するように巻回して、巻回コンデンサ素子を作製した。次に、最外周のセパレータの末端部に接着剤を塗布してその下側にあるセパレータに接着させて、素子の巻回形状を固定した。使用した接着剤の組成は、表1、2に示すとおりであった。なお、表中の略号「PVAc」と「PVA」は、それぞれポリビニルアセテートとポリビニルアルコールを表している。
【0031】
巻回素子の作製後に、従来は巻回素子を30℃以上で30分〜1時間の乾燥処理にかけて接着剤中の水分を除去していたが、ここでは乾燥を行わずに、巻回素子に直ちに電解液を含浸させ、そしてそれをアルミニウムケースに収容し、弾性封口体で密封して、10WV−1200μFのコンデンサ仕様の電解コンデンサを作製した。使用した電解液の組成は、表1、2に示すとおりであった。
【0032】
これらのコンデンサについて、105℃の温度条件下で定格電圧10Vを印加した時の特性の経時変化を調査した。表1と表2に、初期特性と、105℃で10V負荷試験3000時間後のコンデンサ特性を示す。なお、コンデンサ特性の測定は全て常温(25℃)で行った。容量とTanδは120Hzで測定し、L.C.(漏れ電流)は定格電圧印加1分後の電流値として測定した。
【0033】
(比較例1〜3)
巻回素子形状固定用の接着剤として、水溶性ポリマーを添加せず、表3に示した組成のものを使用したことを除いて、それぞれ実施例1、2、5を反復した。同様に先の実施例と同じ条件で測定されたコンデンサ特性は、表3に示すとおりであった。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
これらの表から明らかなように、水溶性ポリマーを含む本発明の接着剤では、γ−ブチロラクトン系電解液を使用した場合とエチレングリコール系電解液を使用した場合の両方において、巻回素子の製作後水分を除去せずに使用してもコンデンサ特性は良好に維持されるのに対し、水溶性ポリマーを含まない比較例の接着剤では、いずれの場合にも高温条件下でのコンデンサ特性の経時変化(接着剤の接着性の低下と電解液に及ぼす影響に起因する)が大きくなることが分かる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の接着剤は、コンデンサ素子の巻回形状固定用に使用後に従来の接着剤の場合には不可欠であった乾燥工程を省略するのを可能にする。また、本発明の接着剤は、製品コンデンサを高温に長時間さらしても接着力が低下しないので、コンデンサ素子の巻回形状の保持が可能であり、それにより長期にわたって良好なコンデンサ特性を維持することができる。更に、本発明の接着剤はハンダリフロー時の高熱にさらされても良好な特性を維持する。
このようにして、本発明によれば、低温から高温にかけての広い温度範囲において長期間安定に動作する、信頼性の高い電解コンデンサの利用が可能となる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrolytic capacitor. More specifically, the present invention is manufactured using an adhesive for fixing the shape of an electrolytic capacitor element used in the manufacture of an electrolytic capacitor using an electrolytic solution such as γ-butyrolactone or ethylene glycol, and the adhesive. The present invention relates to an electrolytic capacitor.
[0002]
[Prior art]
The electrolytic capacitor was produced by winding a laminated body with a separator (also called isolation paper or electrolytic paper) sandwiched between an anode foil and a cathode foil (a metal foil such as aluminum is generally used). The capacitor element having leads for the anode and the cathode is impregnated with an electrolytic solution, and this is housed in a case and then sealed.
[0003]
Capacitor elements made by winding may cause loosening of the windings and damage the desired capacitor characteristics, so the separator located on the outermost periphery of the element is fixed with an adhesive, and the wound shape is fixed. It is generally done. Various adhesives are known for this purpose. For example, those based on hydrophobic polymers such as polyvinyl acetate, those based on hydrophilic polymers such as polyvinyl alcohol, both hydrophobic polymers and hydrophilic polymers (eg polyvinyl acetate and polyvinyl alcohol) Some of them have a main component, and these are dissolved or dispersed in water and used for fixing a winding shape by attaching an outermost separator. As an example, in an adhesive mainly composed of polyvinyl acetate and polyvinyl alcohol, the polymer solid content of the main component is about 30 to 40%, and the rest is water. It is also known to add an additive to the adhesive. For example, JP-A-60-163422 discloses an adhesive insoluble in a solvent of an impregnating electrolyte solution by adding a cellulose derivative to polyvinyl alcohol. It is stated that you can.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the electrolytic capacitor, various types of electrolytic solutions are used depending on the application and use conditions. A typical electrolytic solution is obtained by dissolving a carboxylic acid such as adipic acid or benzoic acid or an ammonium salt thereof as an electrolyte in a solvent containing an organic compound as a main component. As the organic compound constituting the solvent, ethylene glycol or γ-butyrolactone is used. Depending on the solvent used, the electrolyte is called, for example, “ethylene glycol type” or “γ-butyrolactone type”.
[0005]
Among these electrolytic solutions, a γ-butyrolactone type using γ-butyrolactone as a solvent is known to provide an electrolytic capacitor exhibiting high reliability over a wide temperature range. However, an electrolytic solution using a γ-butyrolactone solvent becomes chemically active when mixed with water, and reacts with the electrode foil to significantly reduce the capacitor characteristics. That is, γ-butyrolactone is ring-opened by the action of water to become oxybutyric acid, but this oxybutyric acid affects the pH of the electrolytic solution and remarkably destabilizes the characteristics of the electrolytic solution. Promotes the reaction between the electrode foil and the electrode foil.
[0006]
Accordingly, when a γ-butyrolactone-based electrolyte is used, it is important to prevent water from being mixed into the electrolyte. Therefore, in this case, it is essential to sufficiently dry the moisture of the adhesive by subjecting the capacitor element manufactured by winding and bonding and fixing the outermost separator to the drying process. Since this drying process increases the number of manufacturing steps for electrolytic capacitors, it causes not only a decrease in manufacturing efficiency but also an increase in product cost.
[0007]
In order to reduce the influence of water on the γ-butyrolactone-based electrolyte, a solution to reduce the water content of the adhesive is conceivable. For example, in the case of an adhesive mainly composed of the above-mentioned polyvinyl acetate and polyvinyl alcohol. It is conceivable to increase the amount of polyvinyl acetate, which is a hydrophobic polymer. However, since polyvinyl acetate is easily dissolved in the solvent of the electrolytic solution, the adhesive with the increased amount of polyvinyl acetate causes the winding of the capacitor element to loosen along with the dissolution and causes the capacitor characteristics to deteriorate significantly. This solution is therefore impractical. On the other hand, if an adhesive having an increased concentration of polyvinyl alcohol, which is a hydrophilic polymer, is used to suppress the solubility of the adhesive, a large number of steps are required for drying.
[0008]
The drying process is indispensable even in the case of an ethylene glycol-based electrolyte. For example, when an adhesive having a high hydrophilic polymer concentration is used, the adhesive dissolves in the electrolyte and the winding of the element is loosened. This causes a problem.
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an adhesive that can be used without the need for a drying process for fixing the shape of a winding element in the production of electrolytic capacitors using various electrolytic solutions.
It is also an object of the present invention to provide a highly reliable electrolytic capacitor that is manufactured using such an adhesive and that can stably operate for a long time in a wide temperature range from a low temperature to a high temperature. .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The adhesive for fixing the shape of the electrolytic capacitor element of the present invention uses a capacitor element obtained by winding a laminated body with a separator sandwiched between an anode foil and a cathode foil, and an electrolytic solution impregnated therein. When manufacturing an electrolytic capacitor, an adhesive used to fix the shape of the element by attaching a separator on the outermost periphery of the wound capacitor element, and the adhesive constituent polymer is polyacrylamide or polyacrylamide. A water-soluble polymer of at least one of a derivative, polyacrylic acid, and a derivative of polyacrylic acid and a hydrophobic polymer that exhibits adhesiveness are included at a content ratio of 1: 1 to 1: 4. It is characterized by.
[0011]
The present invention also provides an electrolytic capacitor having an electrolytic capacitor element fixed by the adhesive of the present invention.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The adhesive of the present invention is composed of a polymer component and is used together with water. As the polymer component, at least one of polyacrylamide, a polyacrylamide derivative, polyacrylic acid, and a polyacrylic acid derivative is used. An adhesive containing one water-soluble polymer. By using an adhesive containing such a water-soluble polymer, it is possible to use a capacitor element with a fixed winding shape without subjecting it to a drying process, that is, without removing moisture. The winding shape does not loosen, and the product electrolytic capacitor can maintain good capacitor characteristics. The adhesive of the present invention can contain a polymer that is effective in developing adhesiveness and does not significantly affect the characteristics of the electrolytic capacitor as an adhesive-constituting polymer other than the above water-soluble polymer. As such an adhesive development polymer, a hydrophobic polymer is preferable, and in addition to this, a hydrophilic polymer can also be used.
[0013]
As an example, the adhesive of the present invention can be used without being subjected to a drying treatment. In the case of a γ-butyrolactone-based electrolytic solution, the water in the adhesive becomes γ- of the electrolytic solution by containing a water-soluble polymer. This is considered to be because the influence on butyrolactone is alleviated and the electrolyte is chemically stable. γ-Butyrolactone-based electrolyte is known to provide an electrolytic capacitor that is excellent in low-temperature characteristics and operates stably even at −55 ° C. However, the wound shape is fixed using the adhesive of the present invention and dried. The electrolytic capacitor manufactured from the capacitor element not receiving still operates stably even at −55 ° C. In addition, this electrolytic capacitor has excellent capacitor characteristics because the adhesive adhesive property hardly changes over time even under high temperature conditions, and the adhesive force does not decrease and the winding structure of the element does not loosen. Can be maintained. In addition, even when using an ethylene glycol-based electrolyte, dissolution of the adhesive in the electrolyte is suppressed without introducing an adhesive drying step as in the past, and the element loosens. It does n’t come.
[0014]
The water-soluble polymer used in the adhesive of the present invention may be any polymer as long as it does not adversely affect the characteristics of the product capacitor. In order to satisfy such conditions, in the present invention, polyacrylamide is used. Polyacrylamide derivatives, polyacrylic acid, and polyacrylic acid derivatives can be preferably used. All of these are easy to obtain, economical and easy to handle. One type of water-soluble polymer may be used alone, or two or more types may be used together.
[0015]
Polyacrylamide or a derivative thereof can be represented by the following general formula.
[0016]
[Chemical 1]
[0017]
In the above formula, R 1 , R 2 and R 3 may be the same or different, and represent a hydrogen atom or a substituted or unsubstituted lower alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, such as a methyl group or an ethyl group. N is a positive integer. A case where R 1 to R 3 are all hydrogen atoms is polyacrylamide, and a case where at least one of R 1 to R 3 is other than a hydrogen atom is a polyacrylamide derivative, for example, R 3 is a methyl group If present, it becomes polymethacrylamide.
[0018]
Polyacrylic acid or a derivative thereof can be represented by the following general formula.
[0019]
[Chemical 2]
[0020]
In the above formula, R 4 , R 5 and R 6 may be the same or different, and represent a hydrogen atom or a substituted or unsubstituted lower alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, such as a methyl group or an ethyl group. N is a positive integer. A case where all of R 4 to R 6 are hydrogen atoms is polyacrylic acid, and a case where at least one of R 4 to R 6 is other than a hydrogen atom is a polyacrylic acid derivative, for example, R 6 is methyl. If it is a group, it becomes polymethacrylic acid (α-methylacrylic acid).
[0021]
In general, polymers having various molecular weights exist, but in the present invention, any water-soluble polymer having any molecular weight can be used as long as it does not significantly affect the workability of application of the adhesive.
[0022]
The adhesive-constituting polymer other than the above water-soluble polymer may be any polymer as long as it is effective in developing adhesiveness and does not significantly affect the characteristics of the electrolytic capacitor. The constituent polymer preferably includes at least a hydrophobic polymer, and may further include a hydrophilic polymer. These polymers may be those commonly used in adhesives. By way of example, examples of hydrophobic polymers include polyvinyl acetate, polyacrylate esters, and polyacrylate derivatives. Typical examples of polyacrylate esters include polymethyl acrylate and polyethyl acrylate. And typical examples of polyacrylic ester derivatives include polymethyl methacrylate, polyethyl methacrylate, and the like. Similarly, by way of example, examples of the hydrophilic polymer include vinyl compounds having an alcohol group, starch, and the like. Representative examples of vinyl compounds having an alcohol group include polyvinyl alcohol. Usually, it is preferable to use polyvinyl acetate as the hydrophobic polymer and polyvinyl alcohol as the hydrophilic polymer because of the adhesion and availability of the polymer.
[0023]
In the adhesive of the present invention, the content ratio (mass ratio) of the water-soluble polymer and the hydrophobic polymer, which are constituent polymers, is preferably 1: 1 to 1: 4. As described above, the adhesive of the present invention can optionally contain a hydrophilic polymer in addition to the hydrophobic polymer as a polymer that exhibits adhesiveness. When such a hydrophilic polymer is contained, The content of the hydrophilic polymer includes the amount of the hydrophilic polymer, that is, the above content ratio represents the ratio between the total amount of the water-soluble polymer and the hydrophilic polymer and the amount of the hydrophobic polymer. If the ratio of the hydrophobic polymer to the water-soluble polymer (including the hydrophilic polymer if this is used) exceeds 4, the viscosity of the adhesive will increase rapidly, making it difficult to handle during production. , The solubility of the adhesive in the electrolyte increases and the adhesive strength decreases rapidly. When the ratio of the hydrophobic polymer to the water-soluble polymer (including the hydrophilic polymer) is less than 1, the initial adhesive force of the adhesive is reduced, so that the winding shape of the capacitor element cannot be fixed from the beginning.
[0024]
When a hydrophilic polymer such as polyvinyl alcohol is included as a constituent polymer of the adhesive, the maximum use amount thereof is a water-soluble polymer (specifically, polyacrylamide, polyacrylamide derivatives, polyacrylic). The total amount of acid and at least one of polyacrylic acid derivatives) and the hydrophilic polymer is up to 50%. When the amount of the hydrophilic polymer exceeds 50% of the total amount of the water-soluble polymer and the hydrophilic polymer, the effect of the water-soluble polymer is diminished, and it becomes difficult to fix the winding element shape unless drying treatment is performed.
[0025]
Further, when the adhesive of the present invention is used, a composition in which the total amount of constituent polymer components (water-soluble polymer, hydrophobic polymer, and optionally a hydrophilic polymer) of the adhesive is 15 to 50 wt% is obtained. So with water. When the polymer component exceeds 50 wt%, the viscosity of the composition becomes high and handling becomes difficult, which is not preferable. If it is less than 15 wt%, the amount of water is large, so that the adhesive strength is reduced and at the same time, the influence on the electrolytic solution is also produced.
[0026]
As the electrolytic solution in the present invention, a γ-butyrolactone-based or ethylene glycol-based one can be mainly used. These electrolytes are not special and may be those conventionally used. Generally speaking, γ-butyrolactone or ethylene glycol is the main solvent, optionally containing other organic solvents, and Any electrolyte solution may be used as long as it is an organic acid such as an acid or a salt of such an organic acid, or an electrolyte such as an inorganic acid or a salt thereof.
[0027]
To manufacture an electrolytic capacitor using the adhesive of the present invention, first, an anode foil and a cathode foil made of a metal foil such as aluminum are overlapped with a separator (separation paper) interposed therebetween. The laminated body, to which the lead for each of the anode and the cathode is attached, is wound to produce a capacitor element. Next, by using the adhesive of the present invention, the separator on the outermost periphery of the winding element is attached, that is, the end of the separator is attached to the separator located on the lower side, and the shape of the element is fixed. Subsequently, the winding element is impregnated with the electrolytic solution without drying the adhesive. Finally, the winding element is accommodated in a case (generally made of aluminum), and the case is sealed with an elastic sealing member to complete the electrolytic capacitor.
[0028]
Although the completed electrolytic capacitor has not been subjected to a drying process for removing moisture from the adhesive, the winding structure of the capacitor element is maintained for a long period of time, so that even at a low temperature (for example, −55 ° C.) or Even at high temperatures (for example, 100 ° C. or higher), it operates stably over a long period. The electrolytic capacitor may be mounted on a substrate such as a printed wiring board by a process using a high temperature such as solder reflow (for example, a high temperature process at 200 to 250 ° C. for 1 to 2 minutes). The electrolytic capacitor manufactured using the above maintains good characteristics even when exposed to such high temperatures.
[0029]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further, this invention is not limited at all to these Examples.
[0030]
(Examples 1-5)
A lead tab for drawing out the electrode is attached to each of the aluminum anode foil and the cathode foil, which have been anodized to form an oxide film on the surface, and a separator is sandwiched between the anode foil and the cathode foil. Was wound so as to be positioned, and a wound capacitor element was produced. Next, an adhesive was applied to the end of the outermost separator and adhered to the lower separator, thereby fixing the winding shape of the element. The composition of the adhesive used was as shown in Tables 1 and 2. The abbreviations “PVAc” and “PVA” in the table represent polyvinyl acetate and polyvinyl alcohol, respectively.
[0031]
After manufacturing the winding element, conventionally, the moisture in the adhesive was removed by subjecting the winding element to a drying treatment at 30 ° C. or higher for 30 minutes to 1 hour. Immediately after impregnation with the electrolytic solution, it was accommodated in an aluminum case and sealed with an elastic sealant to produce an electrolytic capacitor with a 10 WV-1200 μF capacitor specification. The composition of the electrolyte used was as shown in Tables 1 and 2.
[0032]
About these capacitors, the time-dependent change of the characteristic when the rated voltage of 10V was applied on the temperature conditions of 105 degreeC was investigated. Tables 1 and 2 show initial characteristics and capacitor characteristics after 10 hours of a 10V load test at 105 ° C. All capacitor characteristics were measured at room temperature (25 ° C.). The capacity and Tan δ are measured at 120 Hz. C. (Leakage current) was measured as a current value 1 minute after application of the rated voltage.
[0033]
(Comparative Examples 1-3)
Examples 1, 2, and 5 were repeated, respectively, except that the water-soluble polymer was not added and the composition shown in Table 3 was used as the adhesive for fixing the winding element shape. Similarly, the capacitor characteristics measured under the same conditions as in the previous examples were as shown in Table 3.
[0034]
[Table 1]
[0035]
[Table 2]
[0036]
[Table 3]
[0037]
As is clear from these tables, in the adhesive of the present invention containing a water-soluble polymer, the winding element is manufactured both when the γ-butyrolactone-based electrolyte is used and when the ethylene glycol-based electrolyte is used. Capacitor characteristics are maintained well even after use without removing moisture, whereas the comparative adhesives that do not contain water-soluble polymers in all cases show capacitor characteristics over time under high temperature conditions. It can be seen that the change (due to a decrease in adhesive adhesion and an effect on the electrolyte) is increased.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, the adhesive of the present invention makes it possible to omit the drying step which is indispensable in the case of a conventional adhesive after use for fixing the winding shape of the capacitor element. In addition, since the adhesive of the present invention does not decrease the adhesive strength even when the product capacitor is exposed to a high temperature for a long time, the wound shape of the capacitor element can be maintained, thereby maintaining good capacitor characteristics over a long period of time. be able to. Furthermore, the adhesive of the present invention maintains good properties even when exposed to high heat during solder reflow.
In this way, according to the present invention, it is possible to use a highly reliable electrolytic capacitor that operates stably for a long period of time in a wide temperature range from low temperature to high temperature.
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110580A JP3732067B2 (en) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110580A JP3732067B2 (en) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001291645A JP2001291645A (en) | 2001-10-19 |
JP3732067B2 true JP3732067B2 (en) | 2006-01-05 |
Family
ID=18623067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000110580A Expired - Lifetime JP3732067B2 (en) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3732067B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008950A (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Nitto Denko Corp | Water dispersion type acrylic thickener for fixing terminal of electronic component, adhesive tape for fixing terminal of electronic component and electronic component |
CN107118728A (en) * | 2017-06-22 | 2017-09-01 | 合肥月煌新型装饰材料有限公司 | It is a kind of for adhesive of runway and preparation method thereof |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000110580A patent/JP3732067B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001291645A (en) | 2001-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1006536B1 (en) | Electrolytic solution for electrolytic capacitor and electrolytic capacitor using the same | |
JP3732067B2 (en) | Electrolytic capacitor element shape fixing adhesive and electrolytic capacitor manufactured using the same | |
JPH0291917A (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitor | |
JP4226123B2 (en) | Electrolytic solution for driving aluminum electrolytic capacitors | |
JP2001332451A (en) | Winding-type electrolytic capacitor | |
JP2921363B2 (en) | Electrolyte for electrolytic capacitors | |
JPH01114018A (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitor | |
JP2625464B2 (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitors | |
JP3509811B2 (en) | Electrolytic solution for driving electrolytic capacitor and electrolytic capacitor using the same | |
JP3612671B2 (en) | Electrolytic solution for electrolytic capacitor drive | |
JPH0342695B2 (en) | ||
JP3609068B2 (en) | Electrolytic solution for electrolytic capacitor driving and electrolytic capacitor using the same | |
JPS629617A (en) | Electrolytic liquid for driving electrolytic capacitor | |
JPS62213239A (en) | Driving electrolyte for electrolytic capacitor | |
JPH0334845B2 (en) | ||
JPH03257811A (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitor | |
JP2801925B2 (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitors | |
JPS6170711A (en) | Electrolyte for driving electrolytic condenser | |
JPS62213240A (en) | Driving electrolyte for electrolytic capacitor | |
JPS63248113A (en) | Electrolytic capacitor | |
JPH0777184B2 (en) | Electrolytic solution for driving electrolytic capacitors | |
JPH01114025A (en) | Electrolyte for driving electrolytic capacitor | |
JP3703817B2 (en) | Electrolytic solution for electrolytic capacitor driving and electrolytic capacitor using the same | |
JPS62213244A (en) | Driving electrilyte for electrolytic capacitor | |
JPS62276815A (en) | New electrolytic capacitor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3732067 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |