JP3726595B2 - エレベータ駆動装置の支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの駆動装置をガイドレールに取り付けて支持する支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホームエレベータや小型エレベータでは、設置スペースが限られている場合が多いため、昇降路の省スペース化が望まれている。特にホームエレベータは一般住宅に設置するため、省スペースは重要な要素になっている。
そこで、トラクション式のエレベータにおいては、昇降路の最上部に駆動装置を設置するために、乗かご用及びつり合いおもり用のガイドレールの上部に駆動装置を取り付けて支持する方法がとられることが多い。
ホームエレベータの場合、最小オーバーヘッド寸法が2400mmと小さいため、駆動装置の設置方法としては次の2例の何れかを使用することが多い。
【0003】
図4,図5は従来の駆動装置の設置方法の一例を示す図であり、図4は昇降路の概略平面図、図5は図4のA−A概略断面図である。
図において、1は昇降路2内に設置した一対のガイドレールで、乗かご3用のガイドレール1aと、つり合いおもり4用のガイドレール1bとが一体に形成されている。5は減速機6とモータ7を備えた駆動装置、8は乗かご3とつり合いおもり4とを連結した主ロープ(図示省略)が巻かれたトラクションシーブである。これらの駆動装置5等は取付台9によって一対のガイドレール1の間に設置されている。10a,10bは乗かご3のローラガイド、12は昇降路2の天井である。
【0004】
この従来例の特徴はトラクションシーブ8の回転面が間口方向に設置されていることである。そのため、主ロープはつり合いおもり4のほぼ重心を吊ることができ、また乗かご3側は奥行き方向の重心近くを吊ることができるため、乗かご3の乗心地が比較的良いという特徴がある。
【0005】
一方、ホームエレベータでは、減速機6は通常ウオーム式を使用しているため、駆動装置5は縦置きになり、その高さが高くなる。そのため、取付台9の位置を下げなければならず、また取付台9との干渉を避けるためにローラガイド10aの位置も下げなければならない。
この結果、ローラガイド10a,10bの間隔が小さくなってローラガイド10a,10bに掛かる偏荷重が大きくなり、乗かご3の乗心地が悪くなるとともに、ローラガイド10a,10bの強度を上げる必要があるという問題がある。
【0006】
図6は他の従来例を示すもので、図4に相当する図であり、図4と同一符号は同一のものを示している。
この従来例の特徴はトラクションシーブ8の回転面が奥行き方向に設置されていることである。そのため、駆動装置5を横置きにしてその高さを低くできる。これにより、ローラガイド10a,10bの間隔を大きくでき乗かご2の乗心地を良くできるとともに、ローラガイド10a,10bの強度も低く押さえることができる。
【0007】
一方、トラクションシーブ8の回転面が奥行き方向に設置されているため、主ロープは乗かご3の奥行き方向の重心とつり合いおもり4の重心の両方を吊ることはできなくなる。そのため、乗かご3のローラガイド10a,10bやつり合いおもり4のガイドシューに掛かる偏荷重が大きくなり、乗心地が悪くなるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように従来のものは何れもローラガイドやガイドシューに偏荷重がかかって、乗かご3の乗心地の悪化に繋がるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動装置を取り付ける取付部の位置を低くすることによって、駆動装置の縦置きを可能とし、またこの取付部のガイドレールへの固定位置を高くすることによって、乗かごの上下のローラガイドの間隔を大きく取れるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図3により説明する。図1は要部の平面図、図2は図1のB−B部分断面図、図3は図2のC−C断面図である。
図において、20は駆動装置5等を取り付ける取付部であり、マシンビーム21と一対のマシンベッド22,22を備え、このマシンベッド22,22に駆動装置5等を固定してある。23,23は一対の固定部であり、乗かご用ガイドレール1aとの間には少なくともローラガイド10aが通過可能な距離をおいて配置され、その下部は取付部20の両側にそれぞれ取り付けられ、上部はガイドレール1の上部に固定されている。24は固定部23の中間部をつり合いおもり用ガイドレール1bに保持するブラケットであり、ガイドレール1bにクリップ24aで止められている。また図4,図5と同一符号は同一のものを示している。
【0011】
本実施形態は、取付部20が低い位置にあるため、駆動装置5を縦置きにしてトラクションシーブ8の回転面を間口方向に設置することができる。このため主ロープはつり合いおもり4のほぼ重心及び、乗かご3の奥行き方向の重心近くを吊ることができるため、乗かご3の乗心地を良くすることができる。
【0012】
また、固定部23によって取付部20をガイドレール1の上部に固定することができるため、乗かご3のローラガイド10aは図2の位置まで上昇することができる。このため、図6で説明したように、ローラガイド10a,10bの間隔を大きくして乗かご3の乗心地を良くできるとともに、ローラガイド10a,10bの強度も低く押さえることができる。
【0013】
更に、ブラケット24によって固定部23の中間部ををつり合いおもり用ガイドレール1bに保持させることにより、取付部20の揺動を防止している。尚、つり合いおもり4は乗かご3よりも小さく、最上昇位置に来てもそのガイドシューがブラケット24と干渉することはない。
【0014】
前記の実施形態では、乗かご,つり合いおもりの案内具としてローラガイド,ガイドシューを使用しているが、状況に応じて適当な案内具を使用すればよい。本発明は、乗かごの乗心地を損なうことなく、駆動装置等の設置のための空間を確保するものであるから、設置される駆動装置の種類はウオーム式に限定されることはなく、またホームエレベータに限定されるものでもない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オーバーヘッド寸法が小さいエレベータであっても、乗かごの乗心地を損なうことなく駆動装置等を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部の平面図である。
【図2】図1のB−B部分断面図である。
【図3】図2のC−C断面図である。
【図4】従来の駆動装置の設置方法の一例を示す昇降路の概略平面図である。
【図5】図4のA−A概略断面図である。
【図6】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール
1a 乗かご用のガイドレール
1b つり合いおもり用のガイドレール
3 乗かご
4 つり合いおもり
5 駆動装置
8 トラクションシーブ
20 取付部
23 固定部
24 ブラケット
Claims (2)
- 乗かごと、つり合いおもりと、乗かご用のガイドレールとつり合いおもり用のガイドレールとが一体になった構成の一対のガイドレールと、前記ガイドレールに支持されたエレベータの駆動装置とを備えたものにおいて、
前記ガイドレールに駆動装置を支持する支持装置は、前記駆動装置を取り付ける取付部と、この取付部を前記ガイドレールに固定する固定部を有し、固定部のガイドレールに固定する位置が前記取付部よりも高い位置になるように構成したことを特徴とするエレベータ駆動装置の支持装置。 - エレベータの駆動装置を複数のガイドレールで支持させる支持装置において、
前記支持装置は、前記駆動装置を取り付ける取付部と、この取付部の両側に立設するように取り付けた一対の固定部とを有し、一方の固定部の上端部は一方のガイドレールに固定し、他方の固定部の上端部は他方のガイドレールに固定し、両固定部の上端部は互いに分離されて両者間に空間を有している構成としたことを特徴とするエレベータ駆動装置の支持装置。
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