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JP3724976B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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JP3724976B2
JP3724976B2 JP11387399A JP11387399A JP3724976B2 JP 3724976 B2 JP3724976 B2 JP 3724976B2 JP 11387399 A JP11387399 A JP 11387399A JP 11387399 A JP11387399 A JP 11387399A JP 3724976 B2 JP3724976 B2 JP 3724976B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョイントコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ジョイントコネクタとして、実開平4−27589号公報に開示されているものがある。これは、図15及び図16に示すものがある。これは、有底筒形のハウジング100内にジョイント端子101をインサート成形により保持し、ハウジング100内に複数の端子金具102を挿入してジョイント端子101に接続させることで、端子金具102同士を短絡させるようにしたものである。ジョイント端子101は端子金具102と対向するように突出する複数のタブ片101Aを有し、端子金具102はタブ片101Aに向かって開口する角筒部102Aを有する。そして、タブ片101Aが角筒部102Aに嵌入することで、端子金具102とジョイント端子101が接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のジョイントコネクタでは、ジョイント端子101の片持ち状に突出するタブ片101Aに対して、端子金具102の角筒部102Aを外嵌させるようになっているので、タブ片101Aの保持姿勢や端子金具102の挿入方向が傾いていると、タブ片101Aの先端が角筒部102Aの開口縁に突き当たり、タブ片101Aと角筒部102Aが傷つきや変形を来す虞がある。
【0004】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、端子金具とジョイント端子が支障なく接続できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、一面側のみに開口された袋小路状のハウジングと、このハウジングの内部に設けられる導電性のジョイント端子と、前記ハウジング内に挿入されて前記ジョイント端子に接続される複数の端子金具と、弾性材料からなるとともに前記ハウジングの開口への組付けを可能とされ、前記端子金具の貫通を許容し且つその端子金具に接続された電線に対して弾性的に水密状態に密着する挿通孔が形成された防水部材と、前記ハウジングに組み付けられることで前記防水部材を抜止め保持するカバーとを備えてなり、前記端子金具は、挿入方向に延出する形態であって前記ジョイント端子に接触されるタブを有しており、前記ジョイント端子は板材をなし、前端部に配されて前記ハウジングの奥壁部に圧入される圧入部と、これより後方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され前記端子金具のタブが弾性的に摺接される舌片と、この舌片より後方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され前記端子金具に係止することでその端子金具を抜止め状態とする抜止片とから構成した。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具の抜き挿し方向に沿って片持ち状に延出するとともに山形形状をなしており、その舌片の頂点部とこの頂点部と対向する前記ハウジングの挟圧壁との隙間で前記タブが弾性的に挟圧可能とされているとともに、前記ハウジングにおける前記挟圧壁と反対側の支承壁に前記舌片の先端部を弾接させることで、前記タブが挟圧されない状態における前記舌片の頂上部と前記挟圧壁との隙間の寸法が規定されている構成とした。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入方向と同じ方向へ延出されている構成とした。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3の発明において、前記支承壁において前記ジョイント端子の圧入にともなって前記舌片の先端部が摺接する領域には、その舌片の先端部を誘い込む案内斜面が形成されている構成とした。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、前記挟圧壁には、前記タブより幅狭で且つそのタブの挿入方向に沿って延びるリブが形成されている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
端子金具とジョイント端子との接触は、端子金具のタブをジョイント端子の舌片に対して摺接させる形態とされているので、角筒部内にタブ片を差し込む形態のように突き当たったりタブ片が変形したりする虞がなく、端子金具とジョイント端子とを支障なく接続させることができる。また、端子金具の挿入時には、防水部材の挿通孔を弾性的に押し広げるのであるが、本発明の端子金具の挿入端は比較的幅狭のタブとなっているから、挿入端部が角筒形をなしている雌型の端子金具と比較すると、挿通孔の孔縁周りへの傷付けが緩和される。さらに、ジョイント端子は板材に対して切り起こし加工を施すという簡素な構成であるため、製造が容易である。
【0009】
[請求項2の発明]
舌片の先端部をハウジングの支承壁に弾接させることで、端子金具のタブが挟圧されていない状態での舌片の頂点部とハウジングの挟圧壁との隙間が所定の寸法に規定されるようにしたので、タブと舌片とを所定の接触圧をもって接触させることができる。
[請求項3の発明]
ハウジングに端子金具を挿入するときには、そのタブが舌片に対してその片持ち延出方向に沿って擦るようになるため、タブが舌片に対して引っ掛かりを生じることがない。
【0010】
[請求項4の発明]
案内斜面を設けたことにより、ジョイント端子の圧入時に舌片の先端部とハウジングとの干渉が回避され、組み付け作業が円滑となる。
[請求項5の発明]
タブはこれより幅狭のリブと摺接するため、ハウジングとタブとの摩擦抵抗が低減され、雄端子金具の挿入作業性がよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明する。
本実施形態のジョイントコネクタは、ハウジング10、カバー22、ジョイント端子30、複数の端子金具40、及び防水部材50を備えて構成される。
【0012】
<ハウジング10>
ハウジング10は、合成樹脂材からなり、その内部は背面のみに開口されている。ハウジング10内には、前方に向けて袋小路状に穿設された複数のキャビティ11が横一列に並列して形成されている。キャビティ11の内壁上面は、端子金具40のタブ41を挟圧するための挟圧壁12とされている。この挟圧壁12におけるほぼ前半領域(ハウジング10の奥側領域)には、各キャビティ11毎に端子金具40の挿入方向に沿って延びるリブ13が形成されている。リブ13は、タブ41よりも幅が狭く、且つタブ41の幅方向におけるほぼ中央位置に対応するように配されている。また、リブ13における後端部(端子金具40の挿入方向における後方端部)には、テーパ状のガイド斜面14が形成されている。キャビティ11の内壁下面(挟圧壁12と対向する壁)におけるほぼ前半領域は、端子金具40の舌片32の先端部32Bを弾接されるための支承壁15とされている。この支承壁15の後端部には、幅方向の中央部分を凹ませることにより、テーパ状の案内斜面16が形成されている。また、両端に位置するキャビティ11の外側の側壁にはジョイント端子30の側縁を保持するガイド溝17が形成されているとともに、隣り合うキャビティ11を仕切る隔壁18にはジョイント端子30を嵌合させるための逃がし溝19が上記ガイド溝17と同じ高さに形成されている。さらに、ハウジング10の奥端面には、ガイド溝17及び逃がし溝19と連通する圧入溝20が形成されている。また、ハウジング10の開口21に近い部分は仕切のない単一の空間とされ、ここが防水部材50の収容空間となっている。
【0013】
<カバー22>
ハウジング10の開口の下縁にはヒンジ23を介してカバー22が連成されている。このカバー22は、ヒンジ23を変形させつつハウジング10の開口21を塞ぐように組み付けられるようになっている。組付け状態では、カバー22の側縁に形成したロック片24と、ハウジング10に形成したロック突起25とが嵌合することで、組付け状態にロックされる。また、カバー22には、各キャビティ11と対応するように位置して端子挿入孔26が形成されている。
【0014】
<ジョイント端子30>
ジョイント端子30は、導電性の金属材料からなり、全体として方形の板状をなす。ジョイント端子30は、その前端縁に板状をなす複数の圧入部31が突成され、この圧入部31よりも後方の前半領域には、各キャビティ11と対応する位置を切り起こすことにより複数の舌片32が並列して形成されている。舌片32は、前方へ向けて片持ち状に延出するとともに、側方から視て山形をなしている。この舌片32の延出方向はハウジング10に対するハウジング10の挿入方向と同じ方向となっている。舌片32の頂点部32Aは上記ハウジング10の挟圧壁12との間で端子金具40のタブ41を挟圧する。また、舌片32の先端部32Bは、斜め上方に屈曲した形状をなしているとともに、ジョイント端子30の板面よりも下方へ突出されている。また、舌片32よりも後方においては、各端子金具40と対応する位置を切り起こすことにより斜め上前方に延出する複数の抜止片33が並列して形成されている。この抜止片33は、ハウジング10内の正規位置まで挿入された端子金具40に係止することでその端子金具40を抜止めする。尚、ジョイント端子30の成形に際しては、まず、プレス型(図示せず)において舌片32と抜止片33の抜き加工を施し、その後、電動プレス(図示せず)にて曲げ加工を施す。
【0015】
<端子金具40>
端子金具40は、所定形状に打ち抜いた導電性金属板材に曲げ加工を施したものであり、前端部には前方へ片持ち状に突出する細長板状のタブ41が形成され、この後方には角筒部42が連続して形成され、その後方には電線接続部43が連続して形成されている。角筒部42はタブ41よりも幅が広く且つ高さ寸法も大きいが、このタブ41の後端と角筒部42の前端との連続部分においては、下面同士及び側面同士が滑らかなテーパ面44によって連なっている。また、角筒部42には、その下面から突出する抜止部45が形成されており、この抜止部45がジョイント端子30の抜止片33に係止することで端子金具40の抜け方向の移動が規制される。また、電線接続部43には、電線46が圧着により接続されている。
【0016】
<防水部材50>
防水部材50は、ゴム材料からなり、ハウジング10の開口の内周に嵌合されるべく、全体として肉厚の長円形板状をなしている。防水部材50の外周には周方向に延びるリップ部51が形成されており、このリップ部51がハウジング10の開口21の内周面に弾性密着することで、ハウジング10内への浸水が防止される。又、防水部材50には、各キャビティ11と対応するように複数の挿通孔52が前後方向に貫通して形成されている。この挿通孔52は円形であってその内周にはリップ部53が形成され、このリップ部53が電線46の外周に密着することで、挿通孔52からハウジング10内への浸水が防止される。
【0017】
<各部品の組付け>
組み付けに際には、まず、ジョイント端子30をハウジング10内に組み付ける。このとき、ジョイント端子30の側縁をハウジング10内のガイド溝17に嵌めることで上下左右への遊動を規制し、かかる状態でジョイント端子30を差し込み、前端の圧入部31を圧入溝20に強く押し込む。これにより、ジョイント端子30がハウジング10に固定される。ジョイント端子30の組付けの際には、各舌片32が、夫々、対応するキャビティ11内に収容されるとともに、舌片32の先端部32Bが案内斜面16上を摺接していく。そして、この案内斜面16の傾斜により、ジョイント端子30の差し込みが進むのに伴って舌片32が上方へ弾性撓みし、舌片32の頂点部32Aが挟圧壁12に接近する。そして、ジョイント端子30が正規の組付け位置まで圧入されると、舌片32の先端部32Bが支承壁15上に載置され、これにより、舌片32の頂点部32Aと挟圧壁12のリブ13との隙間寸法が規制され、その隙間は端子金具40のタブ41の板厚寸法よりも僅かに小さい寸法となる。
【0018】
この後、ハウジング10の開口に防水部材50を塞ぐように嵌合し、そのリップ部51をハウジング10の開口21の内周面に密着させる。尚、このとき、防水部材50はその周縁部をハウジング10の内周の段差部21Aに突き当てることで前止まり、即ちハウジング10の奥方への移動が規制される。次に、ヒンジ23を変形させつつカバー22を回動させてハウジング10の開口に組付ける。これにより、防水部材50のハウジング10からの抜けが防止される。この状態では、防水部材50の挿通孔52とカバー22の端子挿入孔26が、各キャビティ11に対応する。
【0019】
この後、後方から端子金具40をハウジング10内に挿入する。このとき、端子金具40は、そのタブ41を先に向けて端子挿入孔26に差し込むとともに、挿通孔52を貫通させる。このとき、挿通孔52においては、タブ41が通るときには弾性変形は生じないが、タブ41よりも幅広で厚い角筒部42と電線接続部43が通るときには、挿通孔52が拡径するように弾性変形する。角筒部42が挿通孔52に進入するときには、その下面と側面がタブ41の後端から滑らかに連続するテーパ面44となっているので、引っ掛かりを生じることはない。そして、端子金具40が正規位置まで挿入されると、電線46の外周に対して挿通孔52のリップ部53が弾性的に密着することでシール状態となる。また、端子金具40の抜止部45はジョイント端子30の抜止片33に係止されるが、ジョイント端子30はハウジング10に対して圧入により強固に固定されているので、端子金具40はハウジング10に対して確実に抜止め状態に保持されることになる。
【0020】
端子金具40が挿入されると、タブ41が舌片32の頂点部32Aとハウジング10の挟圧壁12のリブ13との間に進入する。このとき、頂点部32Aと挟圧壁12との隙間寸法はタブ41の板厚よりも小さく設定されているので、舌片32は下方へ弾性撓みされられることによる。したがって、この舌片32の弾性復元力によりタブ41は弾性的に挟持され、舌片32と端子金具40とが所定の接触圧で導通可能な接続状態となる。そして、複数の端子金具40はジョイント端子30によって短絡状態とされる。
【0021】
また、タブ41が舌片32と挟圧壁12との間に進入する際には、タブ41の上面がリブ13の下面を摺接するのであるが、リブ13はタブ41の進入方向(端子金具40の挿入方向)に沿って延び、しかもタブ41よりも幅が狭いので、タブ41との摩擦抵抗が小さく抑えられている。また、リブ13の後端部にはガイド斜面14が形成されているので、タブ41は引っ掛かりを生じることなくリブ13の下面との摺接状態に至る。
【0022】
<本実施形態の効果>
▲1▼端子金具40とジョイント端子30との接触は、端子金具40のタブ41をジョイント端子30の舌片32に対して摺接させる形態とされているので、角筒部内にタブ片を差し込む形態のようにタブ片が突き当たって変形するといった不具合を生じることなく、端子金具40とジョイント端子30とを支障なく接続させることができる。
▲2▼端子金具40の挿入時には、防水部材50の挿通孔52が弾性的に押し広げられるのであるが、端子金具40の挿入端は比較的幅狭で薄いタブ41となっているから、挿入端部が角筒形をなしている雌型の端子金具を挿入する場合と比較すると、挿通孔52の孔縁周りへの傷付けが緩和される。
【0023】
▲3▼ジョイント端子30は板材に対して切り起こし加工を施すという簡素な構成であるため、製造が容易である。
▲4▼舌片32の先端部32Bをハウジング10の支承壁15に弾接させることで、端子金具40のタブ41が挟圧されていない状態での舌片32の頂点部32Aとハウジング10の挟圧壁12との隙間を所定寸法に規定するようにしたので、タブ41を頂点部32Aと挟圧壁12との間に進入させたときにタブ41と舌片32とを所定の接触圧で接触させることができる。
【0024】
▲5▼ハウジング10に端子金具40を挿入するときには、そのタブ41が舌片32に対してその片持ち延出方向に沿って擦るようになるため、タブ41が舌片32に対して引っ掛かったり座屈を生じたりすることがない。
▲6▼支承壁15に案内斜面16を設けたので、ジョイント端子30の圧入時に舌片32の先端部32Bとハウジング10との干渉が回避され、組み付け作業が円滑となる。
▲7▼挟圧壁12におけるタブ41の摺接部分は、タブ41よりも幅狭で端子金具40の挿入方向に沿って延びるリブ13となっているため、ハウジング10とタブ41との摩擦抵抗が低減され、雄端子金具40の挿入作業性がよい。
【0025】
▲8▼端子金具40の貫通部分をシールするための防水部材50は、単一部品とされているので、各端子金具毎に個別に防水部材を設ける構成と比較すると、部品点数が少なくて済む。
▲9▼本実施形態のハウジング10は、有底筒状をなすので内部には端子金具40を抜止めするための突起や凹部を形成することは金型成形上できないのであるが、ジョイント端子30に抜止片33を形成することで端子金具40を抜止め保持することが可能となっている。
【0026】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では防水部材を単一部品としたが、本発明によれば、防水部材を各端子金具毎に個別に設けてもよい。
(2)上記実施形態では舌片を端子金具の挿入方向と同じ方向に片持ち延出する形態としたが、本発明によれば、舌片の延出方向を端子金具の挿入方向とは逆の方向としてもよい。
【0027】
(3)上記実施形態では舌片の先端部をハウジングの支承壁に弾接させることで舌片の頂上部とハウジングの挟圧壁との隙間寸法を既定したが、本発明によれば、舌片の先端部をハウジングとは非接触としてもよい。
(4)上記実施形態ではジョイント端子を1個だけ設けているが、本発明によれば、1つのハウジングに複数のジョイント端子を設けてもよい。
(5)上記実施形態ではカバーがハウジングに一体に形成されていたが、本発明によれば、カバーをハウジングとは別体部品としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分解斜視図
【図2】ハウジングの背面図
【図3】リブを示す斜視図
【図4】ジョイント端子の平面図
【図5】ジョイント端子の断面図
【図6】ジョイント端子の背面図
【図7】ジョイント端子の舌片が案内斜面に摺接している状態を示す斜視図
【図8】端子金具の側面図
【図9】端子金具の正面図
【図10】ハウジングの断面図
【図11】ジョイント端子の圧入途中の状態を示す部分断面図
【図12】防水部材とカバーを組み付ける前の状態の断面図
【図13】端子金具を挿入する前の断面図
【図14】組付け状態の断面図
【図15】従来例の組付け状態の断面図
【図16】従来例のジョイント端子の斜視図
【符号の説明】
10…ハウジング
12…挟圧壁
13…リブ
15…支承壁
16…案内斜面
21…開口
22…カバー
30…ジョイント端子
31…圧入部
32…舌片
32A…頂点部
33…抜止片
40…防水部材
41…タブ
52…挿通孔

Claims (5)

  1. 一面側のみに開口された袋小路状のハウジングと、
    このハウジングの内部に設けられる導電性のジョイント端子と、
    前記ハウジング内に挿入されて前記ジョイント端子に接続される複数の端子金具と、
    弾性材料からなるとともに前記ハウジングの開口への組付けを可能とされ、前記端子金具の貫通を許容し且つその端子金具に接続された電線に対して弾性的に水密状態に密着する挿通孔が形成された防水部材と、
    前記ハウジングに組み付けられることで前記防水部材を抜止め保持するカバーとを備えてなり、
    前記端子金具は、挿入方向に延出する形態であって前記ジョイント端子に接触されるタブを有しており、
    前記ジョイント端子は板材をなし、前端部に配されて前記ハウジングの奥壁部に圧入される圧入部と、これより後方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され前記端子金具のタブが弾性的に摺接される舌片と、この舌片より後方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され前記端子金具に係止することでその端子金具を抜止め状態とする抜止片とから構成されていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具の抜き挿し方向に沿って片持ち状に延出するとともに山形形状をなしており、その舌片の頂点部とこの頂点部と対向する前記ハウジングの挟圧壁との隙間で前記タブが弾性的に挟圧可能とされているとともに、前記ハウジングにおける前記挟圧壁と反対側の支承壁に前記舌片の先端部を弾接させることで、前記タブが挟圧されない状態における前記舌片の頂上部と前記挟圧壁との隙間の寸法が規定されていることを特徴とする請求項1記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入方向と同じ方向へ延出されていることを特徴とする請求項2記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記支承壁において前記ジョイント端子の圧入にともなって前記舌片の先端部が摺接する領域には、その舌片の先端部を誘い込む案内斜面が形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のジョイントコネクタ。
  5. 前記挟圧壁には、前記タブより幅狭で且つそのタブの挿入方向に沿って延びるリブが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のジョイントコネクタ。
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