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JP3723314B2 - Semiconductor light emitting device - Google Patents

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JP3723314B2
JP3723314B2 JP5921897A JP5921897A JP3723314B2 JP 3723314 B2 JP3723314 B2 JP 3723314B2 JP 5921897 A JP5921897 A JP 5921897A JP 5921897 A JP5921897 A JP 5921897A JP 3723314 B2 JP3723314 B2 JP 3723314B2
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幸男 尺田
俊次 中田
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Rohm Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はAlGaInP系の化合物半導体材料を用いる可視光の発光素子に関する。さらに詳しくは、半導体結晶層の成長時間を短くしながら電流を発光素子チップの全面に拡散して発光効率を向上させ得る半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の可視光の半導体発光素子は、たとえば発光層形成部にAlGaInP系の化合物半導体材料を用い、図2に示されるような構造になっている。すなわち、図2において、n形のGaAsからなる半導体基板21上に、たとえばn形のAlGaInP系の半導体材料からなるn形クラッド層22、クラッド層よりバンドギャップエネルギーが小さくなる組成のノンドープのAlGaInP系の半導体材料からなる活性層23、p形のAlGaInP系の半導体材料からなるp形クラッド層24がそれぞれエピタキシャル成長され、ダブルヘテロ接合構造の発光層形成部29が形成されている。さらにその表面にGaPからなるp形のウィンドウ層(電流拡散層)25が順次エピタキシャル成長され、その表面にp側電極27、半導体基板21の裏面側にn側電極28がそれぞれAu-Zn-Ni合金やAu-Ge-Ni合金などにより形成されることにより構成されている。この構造の発光素子では、積層された半導体層の表面側、すなわちp側電極27側からの光が利用され、光を遮断するp側電極27はできるだけ小さい面積で形成される。一方、両クラッド層22、24により挟まれた活性層23にキャリアを閉じ込めることにより発光させるため、電流は発光層の全体に分散して流れることが望ましい。そのため、電流がチップの全体に広がるように、ウインドウ層25が設けられている。このウインドウ層25は、電流を拡散すると共に、活性層23で発光する光を吸収しないことが望ましく、バンドギャップエネルギーの大きい材料であるGaPが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の図2に示される構造の半導体発光素子では、ウインドウ層により電流拡散させるため、ウインドウ層はキャリア濃度が高く、できるだけ厚く形成される必要がある。しかし、キャリア濃度は不純物のドーピングの限界があり、金属のようにキャリア濃度を上げることはできない。そのため、上部の小さい電極からクラッド層に至るまでに発光素子チップの全面に広げるためには、ウインドウ層をできるだけ厚くする必要があり、従来は10〜60μm程度の厚さに形成されている。
【0004】
前述のように、ウインドウ層でできるだけ電流を拡散するために、従来はウインドウ層が厚く形成されているが、半導体層をエピタキシャル成長により数十μm程度と厚く成長するには、12〜20時間程度の非常に長時間を要する。しかも、膜厚を厚くしても電流を充分に拡散させることができず、電流分布が不均一になって発光ムラが発生し、発光効率が低下する。さらに、ウインドウ層の膜厚が厚くなるとその直列抵抗は増大して動作電圧が高くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、AlGaInP系化合物半導体により発光層が形成され、ウインドウ層としてGaPが用いられる半導体発光素子において、ウインドウ層の膜厚を薄くして半導体層の成長時間を短くすることができると共に、電流を充分に拡散させて発光効率を向上させることができる半導体発光素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による半導体発光素子は、基板と、該基板上にAlGaInP系化合物半導体からなりn形層およびp形層が積層され発光層を形成する発光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設けられるGaPからなるウインドウ層と、該ウインドウ層に電気的に接続して設けられる電極とを備える半導体発光素子であって、前記ウインドウ層が0 . 3〜5μmの厚さに形成され、前記電極と前記ウインドウ層との間に該ウインドウ層の全面に亘って金属薄膜からなる電流拡散層が1〜100nmの厚さに設けられ、該電流拡散層がZn、Be、Si、Sn、Au-Zn合金、Au-Be合金、およびAu-Sn合金からなる群より選ばれた少なくとも1種の金属により形成されている。
【0007】
ここにAlGaInP系化合物半導体とは、(Alx Ga1-x 0.51In0.49Pの形で表され、xの値が0と1との間で種々の値のときの材料を意味する。なお、(Alx Ga1-x )とInの混晶比率の0.51および0.49はAlGaInP系化合物半導体が積層されるGaAsなどの半導体基板と格子整合される比率であることを意味する。
【0008】
前記電流拡散層として、たとえば1または2以上の金属層からなり、全体の厚さが100nm以下に形成されることにより、電流を充分に拡散させることができると共に、発光層で発光する光を吸収することもなく、発光効率を向上させることができる。
【0009】
記発光層形成部が、たとえばAlGaInP系化合物半導体からなる第1導電形クラッド層と、該クラッド層よりバンドギャップエネルギーが小さい組成のAlGaInP系化合物半導体からなる活性層と、前記第1導電形クラッド層と同じ組成の第2導電形クラッド層とから形成されることにより、発光効率の高い発光素子が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、図面を参照しながら本発明の半導体発光素子について説明をする。
【0011】
本発明の半導体発光素子は、図1にその一例の断面構造が示されるように、n形のGaAs基板1上にAlGaInP系化合物半導体からなり発光層を形成する発光層形成部11が堆積され、その表面にGaPからなるp形のウインドウ層6が0.3〜5μm程度設けられ、その表面にAuまたはAu-Ni合金などからなる電流拡散層7がウインドウ層6の全面に1〜100nm程度の厚さに設けられ、その電流拡散層7を介してp側電極8が形成されていることに特徴がある。なお、GaAs基板1の裏面にはn側電極9が設けられている。すなわち、本発明ではGaPからなるp形のウインドウ層6が薄く形成されると共に、その表面に金属層の薄膜からなる電流拡散層7が非常に薄く設けられている。
【0012】
電流拡散層7は、前述のAuまたはAu-Ni合金の代りに、Ni、Ge、Zn、Ti、Al、Be、Si、Sb、Snまたは、Au-Zn、Au-Sb、Au-Be、Au-Sn、Au-Geなどの合金でもよい。これらの金属はGaP層とオーミックコンタクトを取りやすく、光を透過しやすい材料だからである。また、これらの金属の2層以上の複層で形成されてもよい。そして、その厚さは1〜100nm程度、さらに好ましくは、2〜10nm程度に設けられる。この金属層は、真空蒸着などにより成膜することにより、0.1〜5分程度の短時間で設けられ、その後100〜700℃程度で0.1〜10分程度のシンター処理をすることにより、金属層または合金層を形成することができる。金属層を合金で形成する場合にはその2種類以上の金属を連続して蒸着して熱処理をすることにより得られ、金属層の複層で形成する場合には、その2種類以上の金属を連続して真空蒸着などにより付着することにより得られる。
【0013】
ウインドウ層6は、電流拡散層7とのオーミックコンタクトを得るために高いキャリア濃度で光をできるだけ吸収しない層として設けられている。電流の拡散機能は、前述の電流拡散層7により行われるため、ウインドウ層6は従来の10〜60μm程度と厚くする必要がなく、1μm程度設けられればよい。そのため、ウインドウ層6を成長する時間は、従来の12〜20時間から2〜3時間に短縮することができる。一方、電流拡散層7は、真空蒸着装置で沢山のウェハを一度にバッチ処理で行うことができるため、1個のチップ当たりの製造時間は一層短くなる。
【0014】
発光層形成部11は、AlGaInP系化合物半導体からなり、キャリア濃度が1×1017〜1×1019cm-3程度で、厚さが0.1〜2μm程度のn形クラッド層3と、ノンドープでクラッド層よりバンドギャップエネルギーが小さくなる組成のAlGaInP系化合物半導体からなり、0.1〜2μm程度の厚さの活性層4と、Znがドープされてキャリア濃度が1×1016〜1×1019cm-3程度、厚さが0.1〜2μm程度で、n形クラッド層3と同じ組成のAlGaInP系化合物半導体からなるp形クラッド層5との積層構造からなっている。なお、GaAs基板1上に図示しないバッファ層を介してこれらの発光層形成部11が積層される場合もある。その場合、バッファ層は、n形のGaAsからなり、厚さが0.1〜2μm程度でキャリア濃度が1×1017〜1×1019cm-3程度に形成される。
【0015】
前述の電流拡散層7の表面にAu-Ti合金、またはAu-Zn-Ni合金などからなるp側電極8が、またGaAs基板1の裏面にAu-Ge-Ni合金などからなるn側電極9が設けられている。
【0016】
このような半導体発光素子を製造するには、たとえばn形のGaAs基板1をMOCVD装置内に入れ、反応ガスのトリエチルガリウム(以下、TEGという)またはトリメチルガリウム(以下、TMGという)およびアルシン(以下、AsH3 という)、SeのドーパントガスであるH2 Seをキャリアガスの水素(H2 )と共に導入し、500〜800℃程度でエピタキシャル成長し、キャリア濃度が1×1018cm-3程度になるようにSeがドープされたn形のGaAsからなるバッファ層(図示せず)を0.1μm程度成膜する。ついで、AsH3 に代えてホスフィン(以下、PH3 という)を、さらにTMAおよびトリメチルインジウム(以下、TMInという)を導入し、n形でキャリア濃度が1×1017〜1×1019cm-3程度のたとえば(Al0.7 Ga0.3 0.51In0.49Pからなるn形クラッド層3を0.5μm程度、反応ガスのTMAを減らしてTEGまたはTMGを増やし、たとえばノンドープの(Al0.25Ga0.750.51In0.49Pからなる活性層4を0.5μm程度、n形クラッド層3と同様の反応ガスで、H2Seの代わりに、Znのドーパントガスとしてのジメチル亜鉛(DMZn)を導入してキャリア濃度が1×1016〜1×1019cm-3の(Al0.7 Ga0.3 0.51In0.49Pからなるp形クラッド層5を0.5μm程度エピタキシャル成長する。
【0017】
さらに、ドーパントガスのDMZnを導入しながら、反応ガスをTEGまたはTMGおよびPH3 にして、GaPの成長を続け、キャリア濃度が1×1016〜1×1019cm-3程度のウインドウ層7を0.1〜5μm程度形成する。
【0018】
ついで、真空蒸着装置にウェハを入れ、NiおよびAuをそれぞれ1〜20nm程度づつ成膜し、100〜400℃程度で0.1〜10分程度のシンター処理をすることにより、Au-Ni合金からなる0.2〜40nm程度の電流拡散層が形成される。この表面に同様に真空蒸着などとパターニングによりAu-Ti合金またはAu-Zn-Ni合金などからなる上部電極(p側電極)8およびAu-Ge-Ni合金などからなる下部電極(n側電極)9を形成し、ダイシングしてチップ化する。
【0019】
本発明によれば、AlGaInP系化合物半導体からなる発光層形成部上にGaPからなるウインドウ層が薄く設けられ、その表面に光を透過させる非常に薄い金属層が電流拡散層として設けられている。この金属層の電気抵抗は小さいため、薄くても充分に電流を拡散する。一方、この電流拡散層は100nm以下と非常に薄いため、光を吸収したり、反射させることが殆どない。そのため、発光素子チップの全面に容易に電流を拡散させると共に、発光層形成部で発光し表面側に放射する光を殆ど透過させる。その結果、発光素子チップの全面で効率よく発光し発光効率が向上する。
【0020】
また、電流拡散層で充分に電流の拡散をすることができるため、ウインドウ層をあまり厚く形成する必要がなく、半導体層の成長工程の時間を短縮することができる。さらに、ウインドウ層が薄くなることにより、直列抵抗が下がり、動作電圧を低くすることができると共に、薄型の発光素子が得られる。
【0021】
なお、前述の例では、活性層4を両クラッド層3、5により挟持し、活性層4と両クラッド層3、5の材料、たとえばAlの混晶比を異ならせ、活性層にキャリアや光を閉じ込めやすくして活性層4を発光層とするダブルヘテロ接合構造であるが、活性層4を介さないでpn接合が形成され、pn接合部に発光層を形成する構造のもでもよい。
【0022】
さらに、前述の例では、半導体発光素子を構成する各半導体層として、具体的な半導体材料を用い、その厚さやキャリア濃度が特定の例で示されているところがあるが、これらの例には限定されない。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、AlGaInP系化合物半導体からなる発光層形成部の表面にバンドギャップエネルギーの大きいGaPからなるウインドウ層が設けられる半導体発光素子においても、電流を充分に拡散させることができ、高い発光効率で高輝度の半導体発光素子が得られる。さらにウインドウ層を薄くすることができるため、コストダウンを図れると共に、動作電圧が低下して高特性で、薄型の半導体発光素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体発光素子の一実施形態の断面構造を示す図である。
【図2】従来の半導体発光素子の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
3 n形クラッド層
4 活性層
5 p形クラッド層
6 ウィンドウ層
7 電流拡散層
11 発光層形成部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a visible light-emitting element using an AlGaInP-based compound semiconductor material. More specifically, the present invention relates to a semiconductor light emitting device capable of improving the light emission efficiency by diffusing current over the entire surface of the light emitting device chip while shortening the growth time of the semiconductor crystal layer.
[0002]
[Prior art]
A conventional visible light semiconductor light-emitting element has a structure as shown in FIG. 2 using, for example, an AlGaInP-based compound semiconductor material for a light-emitting layer forming portion. That is, in FIG. 2, an n-type cladding layer 22 made of, for example, an n-type AlGaInP-based semiconductor material on a semiconductor substrate 21 made of n-type GaAs, and a non-doped AlGaInP-based composition having a lower band gap energy than the cladding layer. The active layer 23 made of the above semiconductor material and the p-type cladding layer 24 made of the p-type AlGaInP-based semiconductor material are each epitaxially grown to form a light emitting layer forming portion 29 having a double heterojunction structure. Further, a p-type window layer (current diffusion layer) 25 made of GaP is sequentially epitaxially grown on the surface, and a p-side electrode 27 is formed on the surface, and an n-side electrode 28 is formed on the back side of the semiconductor substrate 21, respectively. Or an Au—Ge—Ni alloy or the like. In the light-emitting element having this structure, light from the surface side of the stacked semiconductor layers, that is, the p-side electrode 27 side is used, and the p-side electrode 27 that blocks light is formed as small as possible. On the other hand, in order to emit light by confining carriers in the active layer 23 sandwiched between the clad layers 22 and 24, it is desirable that the current flow in a distributed manner throughout the light emitting layer. Therefore, the window layer 25 is provided so that the current spreads over the entire chip. The window layer 25 desirably diffuses current and does not absorb light emitted by the active layer 23, and GaP, which is a material having a large band gap energy, is used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional semiconductor light emitting device having the structure shown in FIG. 2, since the current is diffused by the window layer, the window layer needs to be formed as thick as possible with a high carrier concentration. However, the carrier concentration has a limit of impurity doping, and the carrier concentration cannot be increased like metal. Therefore, in order to spread over the entire surface of the light emitting element chip from the upper small electrode to the cladding layer, it is necessary to make the window layer as thick as possible. Conventionally, the window layer has a thickness of about 10 to 60 μm.
[0004]
As described above, in order to diffuse current as much as possible in the window layer, the window layer is conventionally formed as thick as possible. However, in order to grow a semiconductor layer as thick as several tens of μm by epitaxial growth, it takes about 12 to 20 hours. It takes a very long time. Moreover, even if the film thickness is increased, the current cannot be sufficiently diffused, the current distribution becomes non-uniform, light emission unevenness occurs, and the light emission efficiency decreases. Furthermore, there is a problem that when the window layer becomes thicker, its series resistance increases and the operating voltage becomes higher.
[0005]
The present invention has been made to solve such problems. In a semiconductor light emitting device in which a light emitting layer is formed of an AlGaInP-based compound semiconductor and GaP is used as a window layer, the thickness of the window layer is reduced. An object of the present invention is to provide a semiconductor light emitting device capable of shortening the growth time of a semiconductor layer and improving light emission efficiency by sufficiently diffusing current.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A semiconductor light-emitting device according to the present invention includes a substrate, a light-emitting layer forming portion in which an n-type layer and a p-type layer are stacked on the substrate to form a light-emitting layer, and a surface side of the light-emitting layer forming portion. and the window layer composed of GaP provided, a semiconductor light emitting device including an electrode provided electrically connected to said window layer, said window layer is formed to zero. thickness of 3 to 5 [mu] m, the A current diffusion layer made of a metal thin film is provided between the electrode and the window layer over the entire surface of the window layer to a thickness of 1 to 100 nm. The current diffusion layer is made of Zn, Be, Si, Sn, Au-. It is made of at least one metal selected from the group consisting of a Zn alloy, an Au—Be alloy, and an Au—Sn alloy.
[0007]
Here, the AlGaInP-based compound semiconductor means a material that is expressed in the form of (Al x Ga 1-x ) 0.51 In 0.49 P, and the value of x varies between 0 and 1. Incidentally, the mixed crystal ratios of (Al x Ga 1-x ) and In of 0.51 and 0.49 mean that they are lattice-matched with a semiconductor substrate such as GaAs on which an AlGaInP-based compound semiconductor is stacked. .
[0008]
The current diffusion layer is made of, for example, one or two or more metal layers, and is formed with an overall thickness of 100 nm or less, so that current can be sufficiently diffused and light emitted from the light emitting layer is absorbed. Thus, the light emission efficiency can be improved.
[0009]
Before SL emitting layer forming portion, and for example, a first conductivity type cladding layer made of AlGaInP-based compound semiconductor, the active layer made of AlGaInP-based compound semiconductor composition band gap energy smaller than that of the cladding layer, the first conductivity type cladding By forming the second conductivity type cladding layer having the same composition as that of the layer, a light emitting device having high luminous efficiency can be obtained.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the semiconductor light emitting device of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
In the semiconductor light emitting device of the present invention, a light emitting layer forming portion 11 made of an AlGaInP based compound semiconductor and forming a light emitting layer is deposited on an n-type GaAs substrate 1 as shown in FIG. A p-type window layer 6 made of GaP is provided on the surface of about 0.3 to 5 μm, and a current diffusion layer 7 made of Au or Au—Ni alloy or the like is formed on the entire surface of the window layer 6 with a thickness of about 1 to 100 nm. The p-side electrode 8 is characterized in that the p-side electrode 8 is formed through the current diffusion layer 7. An n-side electrode 9 is provided on the back surface of the GaAs substrate 1. That is, in the present invention, the p-type window layer 6 made of GaP is thinly formed, and the current diffusion layer 7 made of a thin metal layer is provided on the surface thereof.
[0012]
The current spreading layer 7 is made of Ni, Ge, Zn, Ti, Al, Be, Si, Sb, Sn or Au—Zn, Au—Sb, Au—Be, Au instead of the aforementioned Au or Au—Ni alloy. An alloy such as -Sn or Au-Ge may be used. This is because these metals are easy to make ohmic contact with the GaP layer and easily transmit light. Moreover, you may form with the multilayer of two or more layers of these metals. The thickness is about 1 to 100 nm, more preferably about 2 to 10 nm. This metal layer is formed in a short time of about 0.1 to 5 minutes by forming a film by vacuum deposition or the like, and then subjected to a sintering process at about 100 to 700 ° C. for about 0.1 to 10 minutes. A metal layer or an alloy layer can be formed. When the metal layer is formed of an alloy, it is obtained by successively depositing and heat-treating two or more types of metals. When forming a metal layer with multiple layers, the two or more types of metals are added. It is obtained by continuously depositing by vacuum deposition or the like.
[0013]
The window layer 6 is provided as a layer that absorbs light as much as possible with a high carrier concentration in order to obtain an ohmic contact with the current diffusion layer 7. Since the current spreading function is performed by the current spreading layer 7 described above, the window layer 6 does not need to be as thick as the conventional 10-60 μm and may be provided by about 1 μm. Therefore, the time for growing the window layer 6 can be reduced from the conventional 12 to 20 hours to 2 to 3 hours. On the other hand, since the current spreading layer 7 can batch-process many wafers at a time using a vacuum deposition apparatus, the manufacturing time per chip is further shortened.
[0014]
The light emitting layer forming part 11 is made of an AlGaInP-based compound semiconductor, has a carrier concentration of about 1 × 10 17 to 1 × 10 19 cm −3 and a thickness of about 0.1 to 2 μm, and a non-doped layer. And an active layer 4 having a thickness of about 0.1 to 2 μm and a carrier concentration of 1 × 10 16 to 1 × 10 It has a laminated structure with a p-type cladding layer 5 made of an AlGaInP compound semiconductor having the same composition as the n-type cladding layer 3 and having a thickness of about 19 cm −3 and a thickness of about 0.1 to 2 μm. Note that the light emitting layer forming portion 11 may be stacked on the GaAs substrate 1 via a buffer layer (not shown). In this case, the buffer layer is made of n-type GaAs and is formed with a thickness of about 0.1 to 2 μm and a carrier concentration of about 1 × 10 17 to 1 × 10 19 cm −3 .
[0015]
A p-side electrode 8 made of Au—Ti alloy or Au—Zn—Ni alloy or the like is formed on the surface of the current diffusion layer 7, and an n-side electrode 9 made of Au—Ge—Ni alloy or the like on the back surface of the GaAs substrate 1. Is provided.
[0016]
In order to manufacture such a semiconductor light emitting device, for example, an n-type GaAs substrate 1 is placed in a MOCVD apparatus, and reactive gases such as triethyl gallium (hereinafter referred to as TEG) or trimethyl gallium (hereinafter referred to as TMG) and arsine (hereinafter referred to as “TGS”). , AsH 3 ), H 2 Se, which is a dopant gas of Se, is introduced together with hydrogen (H 2 ) as a carrier gas, and is epitaxially grown at about 500 to 800 ° C., so that the carrier concentration becomes about 1 × 10 18 cm −3. Thus, a buffer layer (not shown) made of n-type GaAs doped with Se is formed to a thickness of about 0.1 μm. Subsequently, phosphine (hereinafter referred to as PH 3 ) is introduced instead of AsH 3 , and TMA and trimethylindium (hereinafter referred to as TMIn) are introduced, and the n-type carrier concentration is 1 × 10 17 to 1 × 10 19 cm −3. The n-type cladding layer 3 made of, for example, (Al 0.7 Ga 0.3 ) 0.51 In 0.49 P is reduced to about 0.5 μm, the reaction gas TMA is reduced to increase TEG or TMG, for example, non-doped (Al 0.25 Ga 0.75 ) 0.51 In The active layer 4 made of 0.49 P is about 0.5 μm in the same reaction gas as that of the n-type cladding layer 3, and dimethyl zinc (DMZn) as a dopant gas of Zn is introduced instead of H 2 Se so that the carrier concentration is increased. A p-type cladding layer 5 made of (Al 0.7 Ga 0.3 ) 0.51 In 0.49 P with a density of 1 × 10 16 to 1 × 10 19 cm −3 is epitaxially grown to about 0.5 μm.
[0017]
Further, while introducing the dopant gas DMZn, the reaction gas is changed to TEG or TMG and PH 3 to continue the growth of GaP, and the window layer 7 having a carrier concentration of about 1 × 10 16 to 1 × 10 19 cm −3 is formed. About 0.1 to 5 μm is formed.
[0018]
Next, the wafer is put in a vacuum deposition apparatus, and Ni and Au are deposited in a thickness of about 1 to 20 nm, respectively, and a sintering process is performed at about 100 to 400 ° C. for about 0.1 to 10 minutes. Thus, a current diffusion layer of about 0.2 to 40 nm is formed. Similarly, an upper electrode (p-side electrode) 8 made of Au-Ti alloy or Au-Zn-Ni alloy and a lower electrode (n-side electrode) made of Au-Ge-Ni alloy are formed on this surface by vacuum deposition and patterning. 9 is formed and diced into chips.
[0019]
According to the present invention, a window layer made of GaP is thinly provided on a light emitting layer forming part made of an AlGaInP-based compound semiconductor, and a very thin metal layer that transmits light is provided as a current diffusion layer on the surface thereof. Since the electric resistance of the metal layer is small, the current is sufficiently diffused even if it is thin. On the other hand, since this current diffusion layer is very thin at 100 nm or less, it hardly absorbs or reflects light. Therefore, the current is easily diffused over the entire surface of the light emitting element chip, and the light emitted from the light emitting layer forming portion and radiated to the surface side is almost transmitted. As a result, light is efficiently emitted from the entire surface of the light emitting element chip, and the light emission efficiency is improved.
[0020]
Further, since the current can be sufficiently diffused by the current diffusion layer, it is not necessary to form the window layer too thick, and the time for the growth process of the semiconductor layer can be shortened. Further, since the window layer is thinned, the series resistance is lowered, the operating voltage can be lowered, and a thin light emitting element can be obtained.
[0021]
In the above-described example, the active layer 4 is sandwiched between the clad layers 3 and 5, and the active layer 4 and the clad layers 3 and 5 are made of different materials, for example, a mixed crystal ratio of Al. However, a structure in which a pn junction is formed without the active layer 4 and a light emitting layer is formed at the pn junction may be used.
[0022]
Furthermore, in the above-described example, a specific semiconductor material is used as each semiconductor layer constituting the semiconductor light emitting element, and the thickness and carrier concentration are shown in specific examples, but these examples are limited. Not.
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention, even in a semiconductor light emitting device in which a window layer made of GaP having a large band gap energy is provided on the surface of a light emitting layer forming portion made of an AlGaInP-based compound semiconductor, current can be sufficiently diffused and high light emission is achieved. An efficient and bright semiconductor light emitting device can be obtained. Further, since the window layer can be made thinner, the cost can be reduced, and the operating voltage is lowered, so that a high-performance and thin semiconductor light-emitting element can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a cross-sectional structure of an embodiment of a semiconductor light emitting device of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a cross-sectional structure of a conventional semiconductor light emitting device.
[Explanation of symbols]
1 substrate 3 n-type cladding layer 4 active layer 5 p-type cladding layer 6 window layer 7 current diffusion layer 11 light emitting layer forming part

Claims (1)

基板と、該基板上にAlGaInP系化合物半導体からなりn形層およびp形層が積層され発光層を形成する発光層形成部と、該発光層形成部の表面側に設けられるGaPからなるウインドウ層と、該ウインドウ層に電気的に接続して設けられる電極とを備える半導体発光素子であって、前記ウインドウ層が0 . 3〜5μmの厚さに形成され、前記電極と前記ウインドウ層との間に該ウインドウ層の全面に亘って金属薄膜からなる電流拡散層が1〜100nmの厚さに設けられ、該電流拡散層がZn、Be、Si、Sn、Au-Zn合金、Au-Be合金、およびAu-Sn合金からなる群より選ばれた少なくとも1種の金属からなる半導体発光素子。A substrate, a light emitting layer forming portion formed by laminating an n-type layer and a p-type layer made of an AlGaInP-based compound semiconductor on the substrate to form a light emitting layer, and a window layer made of GaP provided on a surface side of the light emitting layer forming portion When, a semiconductor light emitting device including an electrode provided electrically connected to said window layer, said window layer is formed to zero. thickness of 3 to 5 [mu] m, between the electrode and the window layer A current diffusion layer made of a metal thin film is provided to a thickness of 1 to 100 nm over the entire surface of the window layer, and the current diffusion layer is made of Zn, Be, Si, Sn, Au—Zn alloy, Au—Be alloy, And a semiconductor light emitting device made of at least one metal selected from the group consisting of Au—Sn alloys.
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