JP3722632B2

JP3722632B2 - Work vehicle turning control device

Info

Publication number: JP3722632B2
Application number: JP32286298A
Authority: JP
Inventors: 正中尾
Original assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Current assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date: 1998-10-28
Filing date: 1998-10-28
Publication date: 2005-11-30
Anticipated expiration: 2018-10-28
Also published as: JP2000128013A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＨＳＴ変速装置を設けた農業用の作業車における旋回操作装置に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来からコンバイン、農用トラクタ等のような農業用の作業車には、左右の走行部にそれぞれＨＳＴ変速装置を設けて、２本の操作レバーの操作により走行速度を変速するものがある。
ところで、上記のような２本レバー仕様のものは、左右のＨＳＴ変速装置を左右の操作レバーで別々に操作しているので、機体の直進時に左右のＨＳＴ装置を正確に同一速度とすることが容易でなく、また機体の旋回時に、旋回内側のＨＳＴ装置を減速させるには、一方の操作レバーのみを操作しなければならないので、作業車の運転操作感覚において一般的でなく、ことに片手操作時や機体の高速走行時に使用するには無理な点があった。
【０００３】
そこで、ＨＳＴ変速装置の操作ワイヤに走行変速レバーとステアリングハンドルとを連動連結して、走行変速レバーの操作により走行速度の変速および前後進の切替えを行い、またステアリングハンドルの操作により、旋回内側のＨＳＴ装置を減速、停止、または逆転させるようにしたものが提案されている。
【０００４】
ところが、このものでは、走行変速レバーを中立位置としてもステアリングハンドルが中立位置になければ、操作ワイヤがステアリングハンドルで引かれて機体が移動する。このため、機体を完全に停止させるには、走行変速レバーとステアリングハンドルとをいずれも中立位置にする必要があり、また、このようにして機体を停止させたときでも、ステアリングハンドルを動かすと機体が不用意に走行を始めるという不具合があった。
【０００５】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の不具合を解消すべく創作されたものであって、機体の直進走行時には、走行変速レバーの操作により、直進状態を正確に保持したまま、自由に変速および前後進切替えを行うことができ、また機体の旋回時には、ステアリングハンドルを操作するのみで旋回内側のＨＳＴ変速装置を減速、停止あるいは逆転させて、円滑かつ的確に旋回することができ、しかも走行変速レバーを中立位置として機体を停止させた時には、ステアリングハンドルを動かしても機体が不用意に走行することのない作業車の旋回操作装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明が講じた技術的手段は、左右の走行部に走行変速レバーで操作するＨＳＴ変速装置を設けた作業車において、走行変速レバーに連繋して回動する左右の走行部に対応する左右一対の揺動体を、基板の表裏面に対称状に支持し、また、該揺動体に係合してＨＳＴ変速装置を変速操作する左右の走行部に対応する左右一対の操作リンクを、基板の表裏面に対称状に支持すると共に、ステアリングハンドルに連繋して前記操作リンクの揺動体との係合位置を変更する左右の走行部に対応する左右一対の旋回リンクを、同じく基板の表裏面に支持して、走行変速レバーの変速操作により揺動体が回動した走行時には、ステアリングハンドルの旋回操作に伴って係合位置を変更した操作リンクが旋回内側のＨＳＴ変速装置を変速位置から減速させて機体を旋回させるようにしたことを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
次ぎに本発明の実施の形態を、図面に示された好適な実施例に基づいて詳細に説明する。まず図３の全体概略図において、１、１´は作業車に装備されたクローラからなる左右の走行部であって、この走行部１、１´には、それぞれＨＳＴポンプ２、２´および走行モータ３、３´で構成されるＨＳＴ変速装置が設けられている。４、４は一方のＨＳＴポンプ２と右側の走行モータ３とを連結する油圧ホース、４´、４´は他方のＨＳＴポンプ２´と左側の走行モータ３´とを連結する油圧ホースである。５、５´はＨＳＴポンプ２、２´のトラニオンレバー、６、６´はトラニオンレバー５、５´を回動させてＨＳＴ変速装置を変速する操作ワイヤであって、その先端部位が基板７に配設した操作部を介して走行変速レバー８および丸形のステアリングハンドル９に連動連結されている。
【０００８】
そして上記操作部は次ぎのように基板７の表裏面に対称状に構成されている。すなわち、図１〜図２において、１０は走行変速レバー８の操作に連動して上下動する連動杆、１１は上記連動杆１０の上端に連結された上下に回動する作動アームであって、該作動アーム１１は、前端側が基板７を前後から挟むように二叉状になっており、その前端部で支持した作動軸１２が、基板７に形成した上下方向のガイド溝１３にスライドローラ１４を介して上下動自在に支持されている。１５は上記作動アーム１１の回動軸である。
【０００９】
１６、１６´は上記作動軸１２の前後両端に連結した連動アームであって、側方上方に向けて傾斜状に延出した上記連動アーム１６、１６´の先端部に、左右に回動する揺動体１７、１７´の基端部が支点軸１８、１８´を介して回動自在に連結されていて、作動軸１２の上下動により連動アーム１６、１６´が支点軸１８、１８´を押し引きして揺動体１７、１７´を回動させるようになっている。１９、１９´は揺動体１７、１７´の回動軸である。
【００１０】
上記揺動体１７、１７´には、その長手方向に円弧状のガイド溝２０、２０´が形成されており、該ガイド溝２０、２０´に操作ロッド２１、２１´の基端部がローラ２２、２２´を介して係合されている。そして操作ロッド２１、２１´の先端には、ベルクランク２３、２３´の一端が回動軸２４、２４´を介して連結され、ベルクランク２３、２３´の他端には、前記ＨＳＴ変速装置の操作ワイヤ６、６´が連結されていて、揺動体１７、１７´が回動するのに伴って操作ロッド２１、２１´がベルクランク２３、２３´を回動させてＨＳＴ変速装置を変速操作する操作リンク２５、２５´が構成されている。２６、２６´はベルクランク２３、２３´の回転軸である。
【００１１】
一方、前記ステアリングハンドル９は、ユニバーサルジョイント２７、ベベルギヤ２８、２９を介して小ギヤ３０に連結されており、基板７には上記小ギヤ３０に噛合して左右に揺動するセクトギヤ３１が枢支されている。３２はホルダである。また、３３、３３´は基板７の表裏面に設けた上下に回動する旋回リンクであって、その中途部に設けたローラ３４、３４´がそれぞれセクトギヤ３１の右と左の上縁に支承されてされている。３５は裏面側のローラ３４´が基板７を貫通してセクトギヤ３１側に突出する挿通孔、３６、３６´は旋回リンク３３、３３´の回動支点である。
【００１２】
また、旋回リンク３３、３３´の先端部と操作ロッド２１、２１´の基端部、すなわち揺動体１７、１７´に係合するローラ２２、２２´の位置とが、連結プレート３７、３７´で連動連結されており、ステアリングハンドル９が中立位置のときは、旋回リンク３３、３３´の先端部が、揺動体１７、１７´の回動軸１９、１９´の軸心と合致するようになっている。そしてステアリングハンドル９を操舵すると、これに連動して揺動するセクトギヤ３１が一方のローラ３４（３４´）を押上げ、上動する旋回リンク３３、（３３´）が操作ロッド２１、（２１´）を引上げて回動させ、揺動体１７、（１７´）のガイド溝２０、（２０´）に係合した操作ロッド２１、（２１´）の係合位置をガイド溝２０、（２０´）に沿って変更するようになっている。
【００１３】
そして、走行変速レバー８を中立位置として、図１で示すように、作動軸１２をガイド溝１３の中央に位置させたときは、揺動体１７、１７´のガイド溝２０、２０´が操作ロッド２１、２１´の回動軸２４、２４´を中心とする曲率半径Ｒの円弧状となっており、この曲率半径Ｒが操作ロッド２１、２１´の回動軸２４、２４´からローラ２２、２２´までの長さと等しくなっている。このため走行変速レバー８が中立位置のときは、ステアリングハンドル９の操作により、一方の操作ロッド２１、（２１´）の係合位置をガイド溝２０、（２０´）に沿って変更させても、操作ロッド２１、（２１´）は回動軸２４、（２４´）を中心として回動するのみであるが、走行変速レバー８の変速操作により揺動体１７、１７´が回動しているときには、ガイド溝２０、２０´の曲率中心位置が変わるので、ステアリングハンドル９の操作によって係合位置を変更した操作ロッド２１、（２１´）は、回動軸２４、（２４´）を中心として回動することなく、長手方向に移動してベルクランク２３、（２３´）を回動させて、変速位置の操作ワイヤ６、（６´）を更に伸縮させる。そして操作ワイヤ６（６´）に連結したトラニオンレバー５（５´）が旋回内側の走行モータ３（３´）を正転から減速させ中立位置を経て逆転させるようになっている。
【００１４】
上記旋回リンク３３、（３３´）は、その一端が基板７に取付たスプリング機構３８、３８´によって上方から支持されており、基板７の上部側にはセクトギヤ３１の揺動範囲を規制するストッパー３９が設けられている。
【００１５】
また図４は運転席からの視界を良好にした作業車を示している。従来、トラクタ等の作業車は、図５に示すように、ボンネットＢの幅Ｂ１をエンジン等の最大幅に合わせて形成し、ボンネット後部のキャブ合わせ部の幅Ａ１もＢ１と同一幅としている。このため、キャブ幅が同一の場合、エンジンが大きくなれば、その分だけボンネット全体が巾広になるので、ボンネットＢに遮られて運転席からの視界θ１が狭くなっていた。
【００１６】
そこで、ボンネットＢのキャブ合わせ部では、内蔵物との間に多少の余裕が有ることに着目して、図４に示すようにキャブ合わせ部の幅Ａ２をエンジン付近の幅Ｂ２よりも小さくすることにより、同じキャブ幅でも広い視界θ２を確保できるようにしたものである。
【００１７】
本発明は上記のように構成されているので、ステアリングハンドル９を中立位置とした状態で走行変速レバー８を操作すれば、回動する作動アーム１１が、その前端部で支持した作動軸１２を、ガイド溝１３に沿って上下動させ、作動軸１２に連結した連動アーム１６、１６´が、支点軸１８、１８´を押し引きして揺動体１７、１７´を回動させる。そして、揺動体１７、１７´のガイド溝２０、２０´に係合している操作リンク２５、２５´の操作ロッド２１、２１´が、ベルクランク２３、２３´を回動させて操作ワイヤ６、６´を押し引きするので、ＨＳＴ変速装置を前進最高速から、中立位置を経て後進最高速まで変速させることができる。そして対称状に配置された操作リンク２５、２５´が、操作ワイヤ６、６´を同じ長さだけ伸縮させるので、機体を直進状態に保持したまま、一本の走行変速レバー８の操作により変速または前後進に切替えることができる。なおステアリングハンドル９が中立位置にあるときは、旋回リンク３３、３３´の先端部が、揺動体１７、１７´の回動軸１９、１９´と合致しているので、揺動体１７、１７´が回動しても旋回リンク３３、３３´側に無理な力が作用することはない。
【００１８】
また、機体の旋回時には、ステアリングハンドル９を右に操舵すれば、これに連動して揺動するするセクトギヤ３１がローラ３４を押上げ、上動する旋回リンク３３が操作ロッド２１を回動させて、揺動体１７との係合位置をガイド溝２０に沿って変更するが、操作ロッド２１は、回動軸２４を中心として回動することなく、長手方向に移動してベルクランク２３を回動させ、変速位置の操作ワイヤ６を更に伸縮させる。そして操作ワイヤ６に連結したトラニオンレバー５が、図３のＡ位置からＢ位置まで変位して旋回内側となる走行モータ３を正転から減速してピボットターンを行い、さらにＢ位置で逆転状態としてスピンターンを行うことができる。なおステアリングハンドル９を左に操舵したときは、他方の旋回リンク３３´が回動し、旋回内側となる走行モータ３´を変速して上記と同様に機体を旋回させることができる。
【００１９】
そして、走行変速レバー８を中立とした状態で、ステアリングハンドル９を操舵したときには、揺動するするセクトギヤ３１により上動する旋回リンク３３、（３３´）が操作ロッド２１、（２１´）の係合位置を変更しても、操作ロッド２１、（２１´）は回動軸２４、（２４´）を中心として回動するのみで、ベルクランク２３、（２３´）を回動させないので操作ワイヤ６、（６´）が伸縮することない。したがって走行変速レバー８を中立位置とするのみで機体を停止させることができ、また、機体の停止時にはステアリングハンドル９を動かしても、機体が不用意に走行するようなことはない。
【００２０】
また、上記旋回リンク３３、３３´をスプリング機構３８、３８´で保持したので、ステアリングハンドル９の操作によりセクトギヤ３１が揺動して一方のローラ３４（３４´）を押上げて旋回リンク３３、（３３´）を回動させたときに、他方の旋回リンク３３´、（３３）のローラ３４´（３４）がセクトギヤ３１から外れても、旋回リンク３３´、（３３）を常に安定した状態で保持することができる。
【００２１】
また操向ハンドル９を大きく操作したときには、揺動したセクトギヤ３４が揺動軌跡の終端でストッパー３９に当接して、操向ハンドル９からの過大な負荷を吸収するので、セクトギヤ３４に連動する他の部材を必要最小限の適正な強度にすることができる。
【００２２】
そして、上記のように、単純なリンク機構によって旋回操作装置を構成したので、全体構造をコンパクトなものにすることができ、しかも確実な作動状態を維持することができる。
【００２３】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、左右の走行部に走行変速レバーで操作するＨＳＴ変速装置を設けた作業車において、走行変速レバーに連繋して回動する左右の走行部に対応する左右一対の揺動体を、基板の表裏面に対称状に支持し、また、該揺動体に係合してＨＳＴ変速装置を変速操作する左右の走行部に対応する左右一対の操作リンクを、基板の表裏面に対称状に支持すると共に、ステアリングハンドルに連繋して前記操作リンクの揺動体との係合位置を変更する左右の走行部に対応する左右一対の旋回リンクを、同じく基板の表裏面に支持して、走行変速レバーの変速操作により揺動体が回動した走行時には、ステアリングハンドルの旋回操作に伴って係合位置を変更した操作リンクが旋回内側のＨＳＴ変速装置を変速位置から減速させて機体を旋回させるようにしたことから、機体の直進時には、変速操作レバーを操作すれば、回動した揺動体に係合する操作リンクがＨＳＴ変速装置を変速して、機体を指定した変速速度で走行させることができる。
【００２４】
そして機体の旋回時には、ステアリングハンドルの操作に連繋する旋回リンクが、操作リンクと揺動体との係合位置を変更して、旋回内側のＨＳＴ変速装置を指定された変速位置から減速させるので、ステアリングハンドルを操作するのみで円滑に機体を旋回させることができる。
しかも、係合位置を変更した操作リンクは、変速操作により揺動体が回動した機体の走行時にのみＨＳＴ変速装置を減速させるので、変速操作レバーを中立とした機体の停止時には、ステアリングハンドルが動いても機体が不用意に走行することはない。
さらに、走行変速レバーに連繋して回動する左右の走行部に対応する左右一対の揺動体と、揺動体に係合してＨＳＴ変速装置を変速操作する左右の走行部に対応する左右一対の操作リンクと、ステアリングハンドルに連繋して操作リンクの揺動体との係合位置を変更する左右の走行部に対応する左右一対の旋回リンクを、それぞれ基板の表裏面に支持すると共に、単純なリンク機構によって旋回操作装置を構成したので、全体構造をコンパクトなものにすることができ、しかも確実な作動状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】要部の正面図である。
【図２】同上縦断側面図である。
【図３】全体概略図である。
【図４】視界を良好にした作業車の平面図である。
【図５】従来の作業車の平面図である。
【符号の説明】
８走行変速レバー
９ステアリングハンドル
１７揺動体
２５操作リンク
３３旋回リンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a turning operation device in an agricultural work vehicle provided with an HST transmission.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, some agricultural work vehicles such as combines and agricultural tractors are provided with HST transmissions on the left and right traveling parts, respectively, and the traveling speed is changed by operating two operating levers.
By the way, in the two-lever type as described above, the left and right HST transmissions are operated separately by the left and right operation levers, so that the left and right HST devices can be accurately set to the same speed when the aircraft is traveling straight ahead. It is not easy, and when turning the aircraft, in order to decelerate the HST device inside the turn, it is necessary to operate only one control lever. There was a point that was impossible to use at the time of high-speed driving of the aircraft or the aircraft.
[0003]
Therefore, the traveling speed change lever and the steering handle are linked and connected to the operation wire of the HST transmission, and the traveling speed shift and forward / reverse switching are performed by operating the traveling speed change lever. Proposals have been made in which the HST device is decelerated, stopped, or reversed.
[0004]
However, in this case, even if the travel shift lever is set to the neutral position, if the steering handle is not in the neutral position, the operation wire is pulled by the steering handle and the airframe moves. For this reason, in order to completely stop the airframe, it is necessary to set both the travel shift lever and the steering handle to the neutral position. Even when the airframe is stopped in this way, the airframe will move when the steering wheel is moved. Had a problem of inadvertently starting to run.
[0005]
[Problems to be solved by the present invention]
The present invention was created to eliminate the above-described conventional problems, and when the aircraft is traveling straight, it can freely shift and move forward and backward while accurately maintaining the straight traveling state by operating the traveling shift lever. When turning the airframe, the HST transmission inside the turn can be decelerated, stopped, or reversed by simply operating the steering handle, making it possible to turn smoothly and accurately. When the vehicle is stopped at the neutral position, a turning operation device for a work vehicle is provided in which the vehicle does not travel carelessly even if the steering handle is moved.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the technical means taken by the present invention is that a left and right traveling part provided with an HST transmission operated by a traveling shift lever is connected to the left and right rotating levers connected to the traveling shift lever. pair of left and right of the oscillator corresponding to the running portion, supported symmetrically shaped front and back surfaces of the substrate, also corresponding to the running portion of the left and right for shift operation of the HST transmission engages the swinging motion of the And a pair of left and right turning links corresponding to the left and right traveling parts that change the engagement position of the operation link with the swinging body connected to the steering handle. Similarly, when the oscillating body is rotated by the shifting operation of the traveling speed change lever supported on the front and back surfaces of the board, the operation link whose engagement position is changed in accordance with the turning operation of the steering handle is the HST shift on the inner side of the turning. By decelerating the location from shift position it is characterized in that so as to pivot the body.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described in detail based on a preferred example shown in the drawings. First, in the overall schematic diagram of FIG. 3, reference numerals 1 and 1 ′ denote left and right traveling units composed of crawlers mounted on a work vehicle. The traveling units 1 and 1 ′ include HST pumps 2 and 2 ′ and traveling units, respectively. An HST transmission composed of motors 3 and 3 'is provided. Reference numerals 4 and 4 denote hydraulic hoses for connecting one HST pump 2 to the right traveling motor 3, and 4 'and 4' denote hydraulic hoses for connecting the other HST pump 2 'to the left traveling motor 3'. Reference numerals 5 and 5 ′ denote trunnion levers of the HST pumps 2 and 2 ′, and 6 and 6 ′ denote operation wires for rotating the trunnion levers 5 and 5 ′ to change the speed of the HST transmission. It is linked to the traveling speed change lever 8 and the round steering handle 9 through the arranged operation section.
[0008]
And the said operation part is comprised symmetrically on the front and back of the board | substrate 7 as follows. That is, in FIGS. 1 to 2, 10 is an interlocking rod that moves up and down in conjunction with the operation of the travel speed change lever 8, and 11 is an operating arm that rotates up and down connected to the upper end of the interlocking rod 10. The actuating arm 11 is bifurcated so that the front end sandwiches the substrate 7 from the front and back, and the actuating shaft 12 supported by the front end of the actuating arm 11 slides into the vertical guide groove 13 formed in the substrate 7 in the slide roller 14. Is supported so as to be movable up and down. Reference numeral 15 denotes a rotating shaft of the operating arm 11.
[0009]
Reference numerals 16 and 16 'denote interlocking arms connected to the front and rear ends of the operating shaft 12, which rotate leftward and rightward at the distal end portions of the interlocking arms 16 and 16' extending in an inclined manner toward the upper side. The base ends of the oscillating bodies 17 and 17 ′ are rotatably connected via fulcrum shafts 18 and 18 ′, and the interlocking arms 16 and 16 ′ move the fulcrum shafts 18 and 18 ′ by the vertical movement of the operating shaft 12. The oscillators 17 and 17 'are rotated by pushing and pulling. Reference numerals 19 and 19 ′ denote pivot shafts of the rocking bodies 17 and 17 ′.
[0010]
Arc-shaped guide grooves 20 and 20 ′ are formed in the longitudinal direction of the rocking bodies 17 and 17 ′, and base end portions of the operation rods 21 and 21 ′ are rollers 22 in the guide grooves 20 and 20 ′. , 22 '. One end of a bell crank 23, 23 'is connected to the tip of the operation rod 21, 21' via a rotating shaft 24, 24 ', and the other end of the bell crank 23, 23' is connected to the HST transmission. The operation wires 6 and 6 'are connected, and the operation rods 21 and 21' rotate the bell cranks 23 and 23 'as the swinging bodies 17 and 17' rotate, thereby shifting the HST transmission. Operation links 25 and 25 'to be operated are configured. Reference numerals 26 and 26 'denote rotating shafts of the bell cranks 23 and 23'.
[0011]
On the other hand, the steering handle 9 is connected to a small gear 30 via a universal joint 27 and bevel gears 28 and 29, and a sect gear 31 that meshes with the small gear 30 and swings left and right is pivotally supported on the substrate 7. Has been. 32 is a holder. Reference numerals 33 and 33 'denote revolving links provided on the front and back surfaces of the substrate 7, and the rollers 34 and 34' provided in the middle are supported on the right and left upper edges of the sect gear 31, respectively. Has been been. Reference numeral 35 denotes an insertion hole through which the roller 34 ′ on the back surface passes through the substrate 7 and protrudes toward the sect gear 31, and reference numerals 36 and 36 ′ denote rotation fulcrums of the turning links 33 and 33 ′.
[0012]
Further, the distal ends of the pivot links 33 and 33 ′ and the base ends of the operating rods 21 and 21 ′, that is, the positions of the rollers 22 and 22 ′ that engage with the rocking bodies 17 and 17 ′ are connected plates 37 and 37 ′. When the steering handle 9 is in the neutral position, the distal ends of the turning links 33 and 33 ′ are aligned with the axis of the rotating shafts 19 and 19 ′ of the rocking bodies 17 and 17 ′. It has become. When the steering handle 9 is steered, the sect gear 31 that swings in conjunction with the steering handle 9 pushes up one roller 34 (34 '), and the turning links 33, (33') that move upward are the operating rods 21, (21 ' ) Is pulled up and rotated, and the engaging position of the operating rod 21, (21 ′) engaged with the guide groove 20, (20 ′) of the rocking body 17, (17 ′) is set to the guide groove 20, (20 ′). It is supposed to change along.
[0013]
When the traveling speed change lever 8 is in the neutral position and the operating shaft 12 is positioned at the center of the guide groove 13 as shown in FIG. 1, the guide grooves 20 and 20 ′ of the oscillating bodies 17 and 17 ′ are operated by the operating rod. 21 and 21 ′ are arcuate with a radius of curvature R around the pivot shafts 24 and 24 ′. The radius of curvature R is changed from the pivot shafts 24 and 24 ′ of the operating rods 21 and 21 ′ to the rollers 22, It is equal to the length up to 22 '. Therefore, when the traveling speed change lever 8 is in the neutral position, the operation position of one of the operating rods 21 and (21 ′) can be changed along the guide grooves 20 and (20 ′) by operating the steering handle 9. The operating rods 21 and (21 ′) only rotate about the rotation shafts 24 and (24 ′), but the rocking bodies 17 and 17 ′ are rotated by the speed change operation of the traveling speed change lever 8. Since the center of curvature of the guide grooves 20 and 20 ′ sometimes changes, the operation rods 21 and (21 ′) whose engagement positions are changed by the operation of the steering handle 9 are centered on the rotating shafts 24 and (24 ′). Without rotating, the bell cranks 23 and (23 ′) are moved in the longitudinal direction and the operation wires 6 and (6 ′) at the shift position are further expanded and contracted. A trunnion lever 5 (5 ′) connected to the operation wire 6 (6 ′) decelerates the traveling motor 3 (3 ′) inside the turning from the normal rotation and reverses it through the neutral position.
[0014]
One end of each of the swivel links 33 and (33 ') is supported from above by spring mechanisms 38 and 38' attached to the substrate 7, and a stopper that restricts the swing range of the sect gear 31 on the upper side of the substrate 7. 39 is provided.
[0015]
FIG. 4 shows a work vehicle having a good view from the driver's seat. Conventionally, as shown in FIG. 5, a work vehicle such as a tractor is formed so that the width B1 of the bonnet B matches the maximum width of the engine or the like, and the width A1 of the cab alignment portion at the rear of the bonnet is also the same as B1. For this reason, when the cab width is the same, the larger the engine is, the wider the bonnet becomes, so that the hood B is obstructed and the field of view θ1 from the driver's seat is narrow.
[0016]
Therefore, paying attention to the fact that there is some margin between the cab and the built-in part of the bonnet B, the width A2 of the cab matching part is made smaller than the width B2 near the engine as shown in FIG. Thus, a wide field of view θ2 can be secured even with the same cab width.
[0017]
Since the present invention is configured as described above, if the traveling speed change lever 8 is operated with the steering handle 9 in the neutral position, the rotating operating arm 11 supports the operating shaft 12 supported at the front end portion thereof. The interlocking arms 16 and 16 'that are moved up and down along the guide groove 13 and connected to the operating shaft 12 push and pull the fulcrum shafts 18 and 18' to rotate the rocking bodies 17 and 17 '. Then, the operation rods 21 and 21 'of the operation links 25 and 25' engaged with the guide grooves 20 and 20 'of the rocking bodies 17 and 17' rotate the bell cranks 23 and 23 'to operate the operation wire 6. Therefore, the HST transmission can be shifted from the highest forward speed to the highest reverse speed through the neutral position. Since the operation links 25 and 25 ′ arranged symmetrically extend and contract the operation wires 6 and 6 ′ by the same length, the speed is changed by operating one traveling speed change lever 8 while keeping the aircraft straight. Or it can be switched to forward and backward. When the steering handle 9 is in the neutral position, the tip ends of the swing links 33 and 33 ′ are aligned with the rotation shafts 19 and 19 ′ of the swing bodies 17 and 17 ′. No excessive force will be applied to the swivel links 33 and 33 'even if it rotates.
[0018]
When the steering wheel 9 is turned, if the steering handle 9 is steered to the right, the sect gear 31 that swings in conjunction with the steering pushes the roller 34 up, and the turning link 33 that moves upward rotates the operating rod 21. The engaging position with the rocking body 17 is changed along the guide groove 20, but the operating rod 21 moves in the longitudinal direction without rotating about the rotating shaft 24 and rotates the bell crank 23. The operation wire 6 at the shift position is further expanded and contracted. Then, the trunnion lever 5 connected to the operation wire 6 is displaced from the A position to the B position in FIG. 3 to decelerate the traveling motor 3 on the inside of the turn from the normal rotation to perform a pivot turn, and further in a reverse rotation state at the B position. You can make a spin turn. When the steering handle 9 is steered to the left, the other turning link 33 ′ is turned, and the vehicle motor can be turned in the same manner as described above by shifting the traveling motor 3 ′ inside the turning.
[0019]
When the steering handle 9 is steered with the travel shift lever 8 in the neutral state, the turning links 33 and (33 ′) that are moved upward by the swinging sect gear 31 are engaged with the operation rods 21 and (21 ′). Even if the alignment position is changed, the operation rods 21 and (21 ′) only rotate about the rotation axes 24 and (24 ′), and the bell cranks 23 and (23 ′) are not rotated. 6, (6 ') does not expand and contract. Therefore, the airframe can be stopped only by setting the travel shift lever 8 to the neutral position, and the airframe will not run carelessly even if the steering handle 9 is moved when the airframe is stopped.
[0020]
Further, since the turning links 33 and 33 'are held by the spring mechanisms 38 and 38', the sect gear 31 is swung by the operation of the steering handle 9 to push up one roller 34 (34 ') to turn the turning link 33, When the (33 ') is rotated, even if the rollers 34' (34) of the other turning link 33 ', (33) are removed from the sect gear 31, the turning links 33', (33) are always stable. Can be held in.
[0021]
Further, when the steering handle 9 is operated largely, the swinging sect gear 34 comes into contact with the stopper 39 at the end of the swinging locus and absorbs an excessive load from the steering handle 9. The member can be made to have a proper minimum strength.
[0022]
As described above, since the turning operation device is configured by a simple link mechanism, the overall structure can be made compact, and a reliable operating state can be maintained.
[0023]
【The invention's effect】
In short, the present invention provides a pair of left and right oscillating bodies corresponding to the left and right traveling units that rotate in conjunction with the traveling speed change lever in a working vehicle provided with HST transmissions operated by the traveling speed change levers on the left and right traveling units. Are symmetrically supported on the front and back surfaces of the board, and a pair of left and right operation links corresponding to the left and right traveling parts that engage with the swinging body and shift the HST transmission are symmetric with respect to the front and back surfaces of the board. And a pair of left and right turning links corresponding to the left and right traveling parts that change the engagement position of the operation link with the swinging body connected to the steering handle, When the oscillating body is rotated by the shifting operation of the traveling speed change lever, the operation link whose engagement position is changed in accordance with the turning operation of the steering handle decelerates the HST transmission on the inner side of the turning from the shifting position. Therefore, when the machine is going straight ahead, if the speed change lever is operated, the operation link that engages the pivoted rocking body will shift the HST transmission and drive the machine at the specified speed. Can be made.
[0024]
At the time of turning of the airframe, the turning link linked to the operation of the steering handle changes the engagement position between the operation link and the swinging body and decelerates the HST transmission on the inner side of the turning from the designated shifting position. The aircraft can be smoothly turned by simply operating the handle.
In addition, since the operation link whose engagement position has been changed decelerates the HST transmission only when the vehicle whose oscillating body has been rotated by the shift operation is traveling, the steering handle moves when the vehicle is stopped with the shift operation lever being neutral. However, the aircraft will not run carelessly.
Furthermore, a pair of left and right oscillating bodies corresponding to the left and right traveling parts that rotate in connection with the traveling speed change lever, and a pair of left and right oscillating bodies that engage with the oscillating bodies and that correspond to the left and right traveling parts that shift the HST transmission . A pair of left and right turning links corresponding to the left and right traveling parts that change the engagement position between the operation link and the swinging body of the operation link connected to the steering handle are supported on the front and back surfaces of the board, respectively, and are simple links. Since the turning operation device is configured by the mechanism, the overall structure can be made compact, and a reliable operating state can be maintained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a main part.
FIG. 2 is a longitudinal side view of the same as above.
FIG. 3 is an overall schematic diagram.
FIG. 4 is a plan view of a work vehicle with good visibility.
FIG. 5 is a plan view of a conventional work vehicle.
[Explanation of symbols]
8 Traveling lever 9 Steering handle 17 Oscillator 25 Operation link 33 Turning link

Claims

In a working vehicle provided with HST transmissions (2), (2 '), (3), (3') operated on the left and right traveling parts (1), (1 ') by means of a traveling shift lever (8) A pair of left and right oscillating bodies (17), (17 ') corresponding to the left and right traveling parts that rotate in conjunction with the speed change lever (8) are supported symmetrically on the front and back surfaces of the substrate (7) , and A pair of left and right gears corresponding to the left and right traveling parts engaged with the rocking bodies (17) and (17 ') to shift the HST transmissions (2), (2'), (3) and (3 ') . The operation links (25), (25 ') are supported symmetrically on the front and back surfaces of the substrate (7), and connected to the steering handle (9) to swing the operation links (25), (25'). A pair of left and right swiveling links (33) and (33 ') corresponding to the left and right traveling parts that change the engagement position with (17) and (17') are also supported on the front and back surfaces of the substrate (7). When the oscillating body (17), (17 ') is rotated by the shifting operation of the traveling speed change lever (8), the engagement position is accompanied by the turning operation of the steering handle (9). So that the operation links (25), (25 ') that have changed the speed of the HST gearbox (2), (2'), (3), (3 ') on the inside of the turn will decelerate from the shift position and turn the aircraft A turning operation device for a work vehicle.