JP3711293B2

JP3711293B2 - 浚渫 Sludge treatment method

Info

Publication number: JP3711293B2
Application number: JP08772895A
Authority: JP
Inventors: 彰梅田; 次男佐藤; 茂幸内山; 雅夫下田
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1995-03-22
Filing date: 1995-03-22
Publication date: 2005-11-02
Anticipated expiration: 2020-11-02
Also published as: JPH08257317A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、港湾，湖沼，河川，池，掘割等の浚渫工事において、浚渫された高含水比底泥を脱水処理する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
港湾，湖沼，河川，池，掘割等においては、時間の経過とともに、堆積してゆく土砂，ゴミ，ヘドロ等を取除くことで、水深の確保，悪臭の発生防止，水生物の保護を図る場合が多い。この浚渫工事から発生する浚渫底泥は、含水率が高い液体又は、半固体状態であり、浚渫汚泥とも呼称されている。
【０００３】
従来からこの浚渫汚泥は、▲１▼大容量の槽を利用した天日乾燥処理、▲２▼石灰系の固化材と浚渫汚泥の混合による吸水脱水、▲３▼海面埋立、等により行なわれてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来方法により浚渫汚泥処理を行なう場合、最近次の問題が顕著になっている。
【０００５】
▲１▼ 天日乾燥処理方法
浚渫汚泥を天日乾燥処理する場合には、次の４つの欠点がある。
第１に、広大な面積の天日乾燥槽を必要とし、そのための用地の取得が困難になってきている。
第２に、天日乾燥には、１〜３年程度長期間が必要である。
第３に、生成される脱水ケーキの組成成分に、挟雑物（ゴミ），石塊，砂，細粒度の混合物が含まれ、このため用材化が困難となる。
第４に、処理後の脱水汚泥の水分分布に、場所による大幅なバラツキがある。
【０００６】
▲２▼ 石灰系の固化材との混合による脱水処理方法
浚渫汚泥を石灰系の固化材との混合により脱水する場合には、この固化反応が石灰成分と浚渫汚泥中の水との化学反応によるものであるため、脱水後の汚泥成分中の石灰分から生じるアルカリ成分流出による２次汚染が環境を悪化させる要因になる場合が指摘されている。
【０００７】
▲３▼ 海面埋立による処理方法
浚渫汚泥を海面埋立することは、処理が簡単であること、処理が短時間に大量に効率よく行なわれることから、従来頻繁に行なわれてきた。しかし、海面埋立地の減少，埋立てによる海洋汚染，漁業資源への悪影響防止，等の必要性から規制が強化されつつある。
【０００８】
本発明は前記の課題を解決した浚渫汚泥処理方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る浚渫汚泥処理方法は、浚渫工事において、バケット浚渫汚泥をバースクリーン又は、振動グリズリーバーを用いてゴミ、木片、浮遊物等の挟雑物を除去し、該汚泥を解砕機にてスラリー化し、スラリー化した汚泥を振動篩にかけ、石塊、礫と砂分を個別に分離脱水し、分離した汚泥をサイクロンにより細粒土及び、水分を分離し、前記サイクロンにより分離された分離浮遊固形物や取り残しの大粒子をさらに細粒振動篩にて除去し、前記別々に分離された石塊、礫、砂分、分離浮遊固形物や取り残しの大粒子を各成分毎に建設用に材料化するとともに、最後に残った細粒土を１．９ＭＰａ〜５．９ＭＰａの圧力を用いてフィルタープレスにより脱水して、コーン指数４以上の脱水ケーキ（低含水率土）を得て、前記脱水処理により生成したケーキを細粒まで解砕して土と同様に用材化することを特徴とする。
また、浚渫工事において、ポンプ浚渫汚泥を円筒形回転式の荒目スクリーンにて汚泥中のゴミ、木片、浮遊物等の挟雑物を除去し、続いて該汚泥をスパイラル型分級機にて、石塊、礫、砂分を個別に分離脱水し、続いて円筒形回転式の細目スクリーンにて、分離浮遊固形物や取り残しの大粒子を除去し、前記別々に分離された石塊、礫、砂分、分離浮遊固形物や取り残しの大粒子を各成分毎に建設用に材料化するとともに、最後に残った細粒土を１．９ＭＰａ〜５．９ＭＰａの圧力を用いてフィルタープレスにより脱水して、コーン指数４以上の脱水ケーキ（低含水率土）を得て、前記脱水処理により生成したケーキを細粒まで解砕して土と同様に用材化することを特徴とする。
このとき、最後に残った細粒土を３．８ＭＰａの圧力を用いてフィルタープレスにより脱水するようにしてもよい。
【００１０】
さらに本発明を詳しく説明する。浚渫工事の工法としては、主にバケットを使用したバケット浚渫と、水中用のカッタ羽根付サンドポンプを使用したポンプ浚渫の２方法がある。いずれの工法で浚渫された浚渫汚泥も、ともに水分を多く含み後処理の取扱いが難しい汚泥である。
【００１１】
本発明では、前記の方法で浚渫した浚渫汚泥を脱水処理し、脱水後の後処理を容易にするとともに、汚泥の脱水成分の用材化を目指している。
【００１２】
浚渫汚泥を脱水処理するには、まず、浚渫汚泥中に含まれる成分を次の順番で分離する。
▲１▼ 挟雑物（ゴミ，木片，浮遊物等）
▲２▼ 石塊，礫
▲３▼ 砂
▲４▼ 細粒土及び水分
【００１３】
前記成分は次の方法で分離するが、バケット浚渫とポンプ浚渫による各汚泥の分離手段は若干相異する。
バケット浚渫の場合
ｏ浚渫汚泥中の挟雑物をバースクリーン又は、振動グリズリーバーを用いて他の成分及び、水分と分離する。この際、必要な場合には磁選機を用いて鉄片を除去する。
ｏ次に固結分をスラリー化するため、浚渫汚泥解砕機で解砕し、必要に応じて加水して浚渫土をスラリー化する。
ｏスラリー化した浚渫土を振動篩にかけ、石塊，礫と砂分を個別に分離脱水する。
ｏサイクロンにより細粒土及び、水分を分離する。
ｏ細目のスクリーンを付けた振動篩を通して浮遊する固形物を分離する。
【００１４】
ポンプ浚渫の場合
ｏポンプ浚渫による浚渫汚泥は、スラリー化しているため浚渫汚泥中の挟雑物を円筒形回転式篩により他の成分及び、水と分離する。
ｏ次に、礫，砂分をスパイラル状の回転スクリューを備えたスパイラル型分級機によって、他の成分及び水と分離する。
ｏ細目のスクリューを付けた円筒形回転式篩により浮遊する固形物を分離する。
【００１５】
細粒分の分離（バケット浚渫，ポンプ浚渫共通）
最後に残った細粒分及び、水分を1.９ＭＰa 〜5.９ＭＰa の圧力で高圧フィルタープレス（特開平６−１０６２００等で公知の技術）に打込み、脱水処理する。脱水処理によりできた脱水ケーキを用材化するため、最終プロセスにケーキ粉砕のためのケーキ解砕機を使用してもよい。
【００１６】
前記の一連の設備を用いて浚渫汚泥の分離作業及び、脱水作業を行うことにより、この浚渫汚泥を後処理及び各成分の土建用等への用材化が極めて容易な形に分離処理することができる。
【００１７】
なお、バケット浚渫の場合と、ポンプ浚渫の場合、機器構成は、交互に部分的又は、全体を入れ替えて使用することができる。
【００１８】
【作用】
本発明によると次の作用がある。
細粒分の分離
中継スラリー槽に貯留されたスラリーを、スラリー高圧打込ポンプを用いて高圧フィルタープレスの濾布により固液分離し、分離水分は高圧フィルタープレス濾水槽に送り、脱水バッチ処理完了後、生成した脱水ケーキを、高圧フィルタープレスの開枠により、ベルトコンベヤ上に排出し、脱水ケーキピットに貯留する。
【００１９】
この高圧フィルタープレスへの圧入濾過圧力を処理スラリーの脱水性により1.９ＭＰa(２０kgf/cm²)〜5.９ＭＰa(６０kgf/cm²)の間で予めセットし、脱水処理することにより、低含水率且つ、固体状のダッチコーンを用いた上質のコーン強度試験によるコーン指数４以上の安定した固い脱水ケーキを得ることができる。
【００２０】
中継スラリー槽には、高圧フィルタープレスの濾過を促進させるための添加剤（凝集剤，濾過助材等）、脱水ケーキの強度を向上させるための固化剤を添加することも可能である。
【００２１】
高圧フィルタープレスへの圧入濾過圧力と脱水時間，脱水ケーキ含水率，脱水ケーキの性状の関係の実験例を次に示す。
【００２２】
発明者らの実験によれば、表１に示すように、1.９ＭＰa を下回る脱水圧力における脱水では、生成した脱水ケーキが半固体状の不安定なものとなり、後処理が困難となる。また、5.９ＭＰa 以上の脱水圧力で脱水しても、脱水時間の短縮及び、脱水ケーキ含水率の低下の効果が少なくなり、非効率的な操業となる。従って、実用的な濾過圧力は1.９ＭＰa 〜5.９ＭＰa の間の圧力となることが確認された。
【００２３】
【表１】

【００２４】
【実施例】
図１から図５を参照して本発明の実施例を説明する。
図１は、バケット浚渫の場合の浚渫汚泥処理方法を実施する設備の全体図を、図２と図３は浚渫汚泥処理設備と分離脱水処理設備の拡大図を示す。
【００２５】
図１、図２に示すように浚渫作業に際して、まず浚渫バケット２を備えたバケット浚渫船１により浚渫土４１を水路４０から浚渫し、バケット浚渫汚泥槽３に輸送，貯留する。このバケット浚渫汚泥槽３に貯留した浚渫土を汚泥コンベヤ４により連続的に又は、建設機械を使いバケット（図示せず）によりバッチ方式でバースクリーン又は、振動グリズリーバー６に送り大型の木材，大型の石，金属片等の１次分離挟雑物１６を１次分離する。又このとき、鉄片は選磁機５により吸着除去する。１次分離完了後の汚泥は１次分離汚泥槽７に貯留する。分離された１次分離挟雑物１６は図のように山積貯留する。
【００２６】
一方、１次分離汚泥槽７に貯留された１次分離汚泥は、円筒形解砕，洗浄機８により固形分をスラリー化するとともに、石塊，礫，砂に付着した細粒土を洗い落し処理する。
【００２７】
処理後のスラリーを振動篩９にかけ、石塊，礫１７及び、砂１８に分離する。下段の篩９ｂは、石塊，礫１７の分離用、上段の篩９ａは砂１８の分離用篩であり、サイクロン用循環ポンプ１０により、液体サイクロン１２と２次分離スラリー槽１１を循環させながら２次分離を行う。液体サイクロン１２をオーバフローしたスラリーは、細粒振動篩１３により、３次分離浮遊固形物１９や取残しの大粒子を分級する。この３次分離が完了したスラリーをスラリー移送ポンプ１５により、中継スラリー槽３４に輸送し貯留する。
【００２８】
中継スラリー槽３４は図３に拡大図示する分離脱水処理設備に組込まれており、この中継スラリー槽３４に貯留されたスラリーを、スラリー高圧打込ポンプ３５を用いて高圧フィルタープレス３６に圧入，濾過し、濾水は高圧フィルタープレス濾水槽３８に貯留し、脱水バッチ完了後の高圧フィルタープレス３６の開枠により、取出された脱水ケーキを脱水ケーキコンベヤ３７により脱水ケーキピット３９に貯留する。
【００２９】
スラリー高圧打込ポンプ３５と高圧フィルタープレス３６の組合せにより、1.９ＭＰa 〜5.９ＭＰa の圧力によるスラリー脱水が可能となり、含水率が低くて、固いスラリー脱水ケーキを得ることができる。このスラリー脱水ケーキは、ケーキ解砕機４２を使用して、細粒に砕くことにより、含水率の低い細粒度の性状に容易に改善することができる。
【００３０】
次に、図４はポンプ浚渫の場合の浚渫汚泥処理方法を実施する設備の全体図を、図５は浚渫汚泥処理設備の拡大図を示す。
同図において、浚渫用水中サンドポンプ２１を備えたポンプ浚渫船２０により浚渫土４１を水路４０から浚渫し、円筒形回転式篩（荒目スクリーン）２２に送り、大型の木材，大型の石，金属片等の１次分離挟雑物３１を１次分離する。１次分離完了後のスラリーは、円筒形回転式篩下スラリー槽２３に貯留された後、スパイラル分級機下スラリー槽２５に貯留される。
【００３１】
前記スパイラル分級機下スラリー槽２５に貯留されたスラリーは、スラリー移送ポンプ２６により円筒形回転式篩（細目スクリーン）２７に送られ、３次分離浮遊固形物３３や、取残しの大粒子を分級し、円筒形回転式篩下スラリー槽２８に貯留される。この３次分離が完了したスラリーを濃縮槽２９で動沈降濃縮槽底部より、濃縮槽引抜ポンプ３０により濃縮後のスラリーを中継スラリー槽３４に輸送し貯留する。
【００３２】
中継スラリー槽３４に送られたスラリーが分離脱水処理設備において脱水処理されて脱水ケーキが生成され、この脱水ケーキが必要に応じてケーキ解砕機４２を用いて細粒に砕かれることは、図３に示すバケット浚渫の汚泥処理の場合と同
じである。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、浚渫汚泥を挟雑物，石塊，礫，砂，細粒土の脱水ケーキの各成分に分離し、後処理を容易にし、且つ種類別に分離することにより、各成分毎の土建用等の材料としての用材化を容易にする効果を得ることができる。
さらに、細粒土の脱水ケーキの含水率を低くし、且つ必要に応じて解砕し、細粒化することにより、汚泥を土と同様に扱える性状に変化させることができ、脱水ケーキの用途を大幅に拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】バケット浚渫の場合の浚渫汚泥処理方法を実施する設備の全体図である。
【図２】図１の浚渫汚泥処理設備の拡大図である。
【図３】図１の細粒分の分離脱水処理設備の拡大図である。
【図４】ポンプ浚渫の場合の浚渫汚泥処理方法を実施する設備の全体図である。
【図５】図４の浚渫汚泥処理設備の拡大図である。
【符号の説明】
１バケット浚渫船
２浚渫バケット
３バケット浚渫汚泥槽
４汚泥コンベヤ
５磁選機
６バースクリーン又は振動グリズリーバー
７１次分離汚泥槽
８円筒回転形解砕，洗浄機
９振動篩
１０サイクロン用循環ポンプ
１１２次分離スラリー槽
１２液体サイクロン
１３細粒振動篩
１４３次分離スラリー槽
１５スラリー移送ポンプ
１６１次分離挟雑物
１７２次分離石塊及び礫
１８２次分離砂
１９３次分離浮遊固形物
２０ポンプ浚渫船
２１浚渫用水中サンドポンプ
２２円筒形回転式篩（荒目スクリーン）
２３円筒形回転式篩下スラリー槽
２４スパイラル型分級機
２５スパイラル分級機下スラリー槽
２６スラリー移送ポンプ
２７円筒形回転式篩（細目スクリーン）
２８円筒形回転式篩下スラリー槽
２９濃縮槽
３０濃縮槽引抜ポンプ
３１１次分離挟雑物
３２２次分離礫及び砂
３３３次分離浮遊固形物
３４中継スラリー槽
３５スラリー高圧打込ポンプ
３６高圧フィルタープレス
３７脱水ケーキコンベヤ
３８高圧フィルタープレス濾水槽
３９脱水ケーキピット
４０浚渫水路
４１浚渫土
４２脱水ケーキ解砕機
４３解砕済の脱水ケーキ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method for dewatering dredged high water content bottom mud in dredging work such as harbors, lakes, rivers, ponds, and digging.
[0002]
[Prior art]
In harbors, lakes, rivers, ponds, digging cracks, etc., in order to secure water depth, prevent odors, and protect aquatic organisms by removing sediment, dirt, sludge, etc. that accumulates over time There are many. The dredged mud generated from dredging work is in a liquid or semi-solid state with a high water content and is also called dredged sludge.
[0003]
Conventionally, this dredging sludge has been carried out by (1) sun drying treatment using a large capacity tank, (2) water absorption dehydration by mixing lime-based solidified material and dredging sludge, (3) sea surface reclamation, etc. It was.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the case where the sludge treatment is performed by the conventional method, the following problems have recently become prominent.
[0005]
(1) Sun drying method 浚渫 When sludge is sun dried, there are the following four drawbacks.
First, it requires a sun drying tank with a large area, and it has become difficult to acquire land for that purpose.
Secondly, sun drying requires a long period of about 1 to 3 years.
Thirdly, the composition component of the dehydrated cake to be produced includes a mixture of foreign matter (garbage), stone blocks, sand, and fine particles, which makes it difficult to make a material.
Fourthly, the water distribution of the dewatered sludge after the treatment varies greatly depending on the location.
[0006]
(2) Dehydration method by mixing with lime-based solidification material When sludge is dehydrated by mixing with lime-based solidification material, this solidification reaction is caused by a chemical reaction between the lime component and the water in the sludge. Therefore, it has been pointed out that secondary pollution due to spillage of alkali components generated from lime content in the sludge components after dehydration may cause the environment to deteriorate.
[0007]
(3) Treatment Method by Sea Surface Reclamation 浚渫 Reclamation of sludge on the sea surface has been frequently performed since the treatment is simple and the treatment is efficiently carried out in a large amount in a short time. However, regulations are being strengthened due to the need to reduce sea surface landfill sites, marine pollution caused by landfills, and prevent adverse effects on fishery resources.
[0008]
An object of this invention is to provide the waste sludge processing method which solved the said subject.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the dredging sludge treatment method according to the present invention uses a bar screen or a vibratory grizzly bar to remove foreign substances such as dust, wood fragments, and floating substances in dredging work. The sludge is slurried with a crusher, the sludge slurried is passed through a vibrating screen, stone blocks, gravel and sand are separated and dehydrated individually, and the separated sludge is separated into fine-grained soil and moisture with a cyclone, Separated floating solids separated by the cyclone and large particles left behind are further removed with a fine vibrating screen, and the separately separated stone blocks, gravel, sand, separated floating solids and large particles left behind are separated. Each component is made into a material for construction, and the last remaining fine-grained soil is dehydrated by a filter press using a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa to obtain a dehydrated cake having a cone index of 4 or more (low water content) soil The obtained, characterized in that timber of similar to the soil and then disintegrated to granules and the resulting cake by the dehydration treatment.
Also, in dredging work, the pump dredged sludge is removed with a cylindrical rotary coarse screen to remove foreign substances such as dust, wood chips, and suspended matter, and then the sludge is removed with a spiral classifier. The stone block, gravel and sand are separated and dehydrated individually, and then the separated suspended solids and large particles left behind are removed with a cylindrical rotary fine screen, and the separately separated stone block, gravel, Sand, separated suspended solids, and large particles left behind are made into materials for construction for each component, and the remaining fine-grained soil is dehydrated by a filter press using a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa. Thus, a dehydrated cake (low water content soil) having a corn index of 4 or more is obtained, and the cake produced by the dehydration treatment is crushed into fine grains and used as a material in the same manner as the soil.
At this time, you may make it dehydrate by the filter press using the pressure of 3.8 MPa using the fine grain soil which remained at the end.
[0010]
Further, the present invention will be described in detail. There are two methods for dredging work: bucket dredging using a bucket and pump dredging using a sand pump with cutter blades for underwater use. The sludge dredged by either method is a sludge that contains a lot of water and is difficult to handle after treatment.
[0011]
In the present invention, the sludge sludged by the above-described method is dehydrated to facilitate post-treatment after dehydration, and at the same time, it is aimed at making a dehydrated component of sludge.
[0012]
In order to dehydrate sludge sludge, first, the components contained in sludge are separated in the following order.
(1) Interstitial objects (trash, wood chips, floating materials, etc.)
(2) Stone mass, gravel (3) Sand (4) Fine-grained soil and moisture [0013]
The components are separated by the following method, but the means for separating each sludge by the bucket and pump is slightly different.
In the case of bucket soot o The foreign matter in the soot sludge is separated from other components and moisture using a bar screen or a vibrating grizzly bar. At this time, if necessary, the iron pieces are removed using a magnetic separator.
o Next, in order to make the consolidated part into a slurry, it is crushed with a sludge crusher, and if necessary, it is added with water to make a slurry.
o Slurry kneaded clay is put on a vibrating screen to separate and dehydrate stone blocks, gravel and sand.
o Fine-grained soil and moisture are separated by a cyclone.
o Separate floating solids through a vibrating screen with a fine screen.
[0014]
In the case of pump soot: Since the soot sludge from the pump soot is slurried, the foreign matter in the soot sludge is separated from other components and water by a cylindrical rotary sieve.
o Next, the gravel and sand are separated from other components and water by a spiral classifier equipped with a spiral rotating screw.
o Separate floating solids with a cylindrical rotary sieve fitted with fine screws.
[0015]
Separation of fine particles (common to bucket 浚渫 and pump 浚渫)
Finally, the remaining fine particles and moisture are put into a high-pressure filter press (known in Japanese Patent Laid-Open No. Hei 6-106200) at a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa and dehydrated. A cake crusher for crushing the cake may be used in the final process in order to make the dehydrated cake made by the dehydration process into a raw material.
[0016]
By performing separation work and dewatering work of the sludge using the above-mentioned series of equipment, the sludge can be separated and processed into a form that is extremely easy to post-treat and use each component for earthwork. it can.
[0017]
In addition, in the case of a bucket paddle and a pump paddle, the device configuration can be used partially or entirely interchanged.
[0018]
[Action]
The present invention has the following effects.
Separation of fine particles The slurry stored in the relay slurry tank is solid-liquid separated with a high-pressure filter press filter cloth using a slurry high-pressure driving pump, and the separated water is sent to the high-pressure filter press drainage tank. After completion of the dewatering batch processing, the generated dewatered cake is discharged onto a belt conveyor by an open frame of a high-pressure filter press and stored in a dewatered cake pit.
[0019]
By setting the pressure of filtration into the high-pressure filter press between 1.9 MPa (20 kgf / cm ² ) and 5.9 MPa (60 kgf / cm ² ) in advance depending on the dewaterability of the treated slurry, low water content can be obtained. In addition, a stable and hard dehydrated cake having a corn index of 4 or more by a high-quality corn strength test using a solid Dutch corn can be obtained.
[0020]
It is also possible to add an additive (flocculating agent, filter aid, etc.) for promoting filtration of the high-pressure filter press and a solidifying agent for improving the strength of the dewatered cake to the relay slurry tank.
[0021]
The following is an experimental example of the relationship between press-fitting pressure into a high-pressure filter press, dehydration time, dehydrated cake moisture content, and dehydrated cake properties.
[0022]
According to the experiments by the inventors, as shown in Table 1, in the dehydration at a dehydration pressure lower than 1.9 MPa, the generated dehydrated cake becomes semi-solid and unstable, and post-treatment becomes difficult. Moreover, even if dehydration is performed at a dehydration pressure of 5.9 MPa or more, the effects of shortening the dehydration time and reducing the moisture content of the dehydrated cake are reduced, resulting in inefficient operation. Therefore, it was confirmed that the practical filtration pressure is a pressure between 1.9 MPa and 5.9 MPa.
[0023]
[Table 1]

[0024]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is an overall view of equipment for carrying out the soot sludge treatment method in the case of bucket soot, and FIGS. 2 and 3 are enlarged views of the soot sludge treatment equipment and the separation dewatering equipment.
[0025]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, in dredging work, dredged soil 41 is first dredged from the water channel 40 by the bucket dredger 1 equipped with the dredged bucket 2 and transported and stored in the bucket dredged sludge tank 3. The dredged soil stored in the bucket sludge tank 3 is sent to the bar screen or the vibratory grizzly bar 6 by the sludge conveyor 4 continuously or by a bucket (not shown) by a bucket (not shown). The primary separation impurities 16 such as stones and metal pieces are primarily separated. At this time, the iron pieces are attracted and removed by the magnetic separator 5. The sludge after completion of the primary separation is stored in the primary separation sludge tank 7. The separated primary separation foreign matter 16 is piled up as shown in the figure.
[0026]
On the other hand, the primary separation sludge stored in the primary separation sludge tank 7 is slurried with a cylindrical crushing and washing machine 8 and sludges fine particles adhering to stone blocks, gravel and sand. To process.
[0027]
The treated slurry is passed through the vibrating sieve 9 and separated into a lump, gravel 17 and sand 18. The lower sieve 9b is for separating stone blocks and gravel 17, and the upper sieve 9a is a sieve for separating sand 18, while circulating the cyclone 12 and the secondary separation slurry tank 11 by the cyclone circulation pump 10. Secondary separation is performed. The slurry that has overflowed the hydrocyclone 12 classifies the tertiary separated suspended solids 19 and the large particles left behind by the fine-grain vibrating sieve 13. The slurry after the third separation is transported to the relay slurry tank 34 by the slurry transfer pump 15 and stored.
[0028]
The relay slurry tank 34 is incorporated in the separation and dewatering processing facility shown in an enlarged view in FIG. 3, and the slurry stored in the relay slurry tank 34 is press-fitted and filtered into a high-pressure filter press 36 using a slurry high-pressure driving pump 35. Then, the filtrate is stored in the high pressure filter press drainage tank 38, and the dewatered cake taken out is stored in the dewatered cake pit 39 by the dewatered cake conveyor 37 by opening the high pressure filter press 36 after the dewatering batch is completed.
[0029]
The combination of the slurry high-pressure driving pump 35 and the high-pressure filter press 36 makes it possible to dewater the slurry at a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa, and to obtain a hard slurry dehydrated cake with a low water content. The slurry dehydrated cake can be easily improved to a fine particle property having a low moisture content by crushing into fine particles using the cake crusher 42.
[0030]
Next, FIG. 4 is an overall view of equipment for carrying out the soot sludge treatment method in the case of a pump soot, and FIG. 5 is an enlarged view of the soot sludge treatment equipment.
In the figure, dredged soil 41 is dredged from a water channel 40 by a pump dredger 20 equipped with a dredged sand pump 21 for dredging, and sent to a cylindrical rotary screen (coarse screen) 22 for large wood, large stone, and metal. The primary separation impurities 31 such as a piece are primarily separated. The slurry after the completion of the primary separation is stored in the cylindrical rotary under-siege slurry tank 23 and then stored in the slurry tank 25 under the spiral classifier.
[0031]
The slurry stored in the slurry tank 25 under the spiral classifier is sent to a cylindrical rotary sieve (fine screen) 27 by a slurry transfer pump 26 to classify tertiary separated suspended solids 33 and large particles left behind. And stored in the cylindrical rotary under-sieving slurry tank 28. The slurry after the third separation is completed in the concentration tank 29 from the bottom of the dynamic sedimentation concentration tank, and the concentrated slurry is transported to the relay slurry tank 34 by the concentration tank extraction pump 30 and stored.
[0032]
The slurry sent to the relay slurry tank 34 is dehydrated in a separation and dehydration processing facility to produce a dehydrated cake, and this dehydrated cake is crushed into fine particles using the cake crusher 42 as required. It is the same as the case of the sludge treatment of the bucket dredging shown in.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the sludge is separated into the components of debris cakes of interstitial materials, stone blocks, gravel, sand and fine-grained soil, facilitating post-treatment and separating by type. Thus, it is possible to obtain an effect of facilitating materialization as a material for earthen building for each component.
Furthermore, by reducing the water content of the dewatered cake of fine-grained soil, and by crushing and making it finer as necessary, the sludge can be changed to a property that can be handled in the same way as the soil. Can be greatly expanded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of equipment for implementing a sludge treatment method for bucket dredging.
FIG. 2 is an enlarged view of the sludge treatment facility in FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of the fine particle separation and dehydration equipment in FIG. 1;
FIG. 4 is an overall view of equipment for carrying out a soot sludge treatment method in the case of a pump soot.
5 is an enlarged view of the sludge treatment facility of FIG. 4. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bucket dredger 2 Dredging bucket 3 Bucket dredging sludge tank 4 Sludge conveyor 5 Magnetic separator 6 Bar screen or vibration grizzly bar 7 Primary separation sludge tank 8 Cylindrical rotary crushing and washing machine 9 Vibrating sieve 10 Cyclone circulation pump 11 Secondary Separation Slurry Tank 12 Hydrocyclone 13 Fine Grain Vibrating Sieve 14 Tertiary Separation Slurry Tank 15 Slurry Transfer Pump 16 Primary Separation Interstitial 17 Secondary Separation Stone Mass and Gravel 18 Secondary Separation Sand 19 Tertiary Separation Floating Solid 20 Pump Dredger 21 Underwater sand pump 22 for dredging Cylindrical rotary sieve (coarse screen)
23 Cylindrical rotary sieve bottom slurry tank 24 Spiral classifier 25 Spiral classifier bottom slurry tank 26 Slurry transfer pump 27 Cylindrical rotary sieve (fine screen)
28 Cylindrical rotary sieving slurry tank 29 Concentration tank 30 Concentration tank extraction pump 31 Primary separation foreign matter 32 Secondary separation gravel and sand 33 Tertiary separation floating solid 34 Relay slurry tank 35 Slurry high pressure driving pump 36 High pressure Filter press 37 Dehydrated cake conveyor 38 High pressure filter press drainage tank 39 Dehydrated cake pit 40 Drainage channel 41 Dredged soil 42 Dehydrated cake crusher 43 Dehydrated cake

Claims

In dredging work, use bucket screen or vibrating grizzly bar to remove dirt, wood chips, suspended matters,
Slurry the sludge with a crusher,
Slurry sludge is put on a vibrating screen, stone blocks, gravel and sand are separated and dehydrated individually.
The separated sludge is separated from the fine-grained soil and moisture with a cyclone,
The separated floating solids separated by the cyclone and the large particles left behind are further removed with a fine vibrating screen,
While materializing the separately separated stone blocks, gravel, sand, separated suspended solids and large particles left behind for each component,
The remaining fine-grained soil was dehydrated by a filter press using a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa to obtain a dehydrated cake (low water content soil) having a cone index of 4 or more, which was generated by the dehydration treatment. A sludge treatment method characterized by crushing a cake to fine grains and turning it into a material like soil.

During dredging work, the pump dredging sludge is removed with a cylindrical rotary screen with a coarse screen to remove dirt, wood chips, suspended solids, etc.
Subsequently, the sludge is separated and dehydrated individually by a spiral classifier, and the stone mass, gravel and sand are separated,
Subsequently, with a cylindrical rotary fine screen, the separated suspended solids and large particles left behind are removed,
While materializing the separately separated stone blocks, gravel, sand, separated suspended solids and large particles left behind for each component,
The remaining fine-grained soil was dehydrated by a filter press using a pressure of 1.9 MPa to 5.9 MPa to obtain a dehydrated cake (low water content soil) having a cone index of 4 or more, which was generated by the dehydration treatment. A sludge treatment method characterized by crushing a cake to fine grains and turning it into a material like soil.

The method for treating sludge with sludge according to claim 1 or 2, wherein the finely ground soil remaining at the end is dehydrated by a filter press using a pressure of 3.8 MPa.