JP3706106B2 - 情報処理装置用機能拡張装置及び情報処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置用機能拡張装置及び情報処理システムに係り、特に携帯可能な情報処理装置をその機能を拡張して使用する場合に使用され、情報処理装置が上面側に搭載されて実装される情報処理装置用機能拡張装置及び情報処理システムに関する。
【0002】
携帯可能な情報処理装置のオプションとして情報処理装置用機能拡張装置が入手できる。この情報処理装置用機能拡張装置は、情報処理装置には無い機能を備えているものであり、情報処理装置をその機能を拡張して使用する場合に使用されるものである。
【0003】
この情報処理装置用機能拡張装置は、情報処理装置が装着し易い構造であると共に、情報処理装置を取り外しやすい構成であることが望ましい。
【0004】
【従来の技術】
図11は、従来の情報処理装置用機能拡張装置10を、ノート・ペン型の携帯情報処理装置11と併せて示す。機能拡張装置10は、両側寄りの部位に、円盤形状の操作ノブ12を有する。操作ノブ12には取付け用ねじ13が固定してあり、取付け用ねじ13は、機能拡張装置10の情報処理装置装着面である上面14より上方に突き出ている。機能拡張装置10の上面14上に、コネクタ15が突き出して設けてある。
【0005】
情報処理装置11は、底面のうち両側寄りの部位に、ねじ穴16を有し、且つ下面側にコネクタ17が底面より凹んで設けてある。
【0006】
情報処理装置11は、単独で、テーブル上に置いて使用可能である。情報処理装置11を機能拡張装置10と結合して使用とする場合には、情報処理装置11を、手前側の穴18を機能拡張装置10の突部19と嵌合させ、機能拡張装置10上に載せ、押しつけてコネクタ17をコネクタ15と接続させ、両手の指先で操作ノブ12を何回も回転させ、取付け用ねじ13をねじ穴16に螺合させる。これによって、情報処理装置11が機能拡張装置10と結合され、機能拡張装置10の機能が利用出来る状態となる。
【0007】
情報処理装置11を機能拡張装置10から取り外す場合には、両手の指先で操作ノブ12を何回も回転させ、取付け用ねじ13をねじ穴16から抜き、次いで、情報処理装置11と機能拡張装置10とに指先を引っかけて両者を引き離すように力を加え、コネクタ17とコネクタ15との接続を解除させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、機能拡張装置10の機能の充実に伴って、コネクタ15(コネクタ17)のピンの数が増えてきている。従来はピンの数が例えば26本程度であったのが、最近では、ピンの数が例えば200本程度となっている。このため、コネクタ17とコネクタ15との接続を解除させるのに、2〜4kgもの大きな抜去力を必要とし、情報処理装置11を機能拡張装置10から取り外す操作がしにくくなってしまう。
【0009】
また、情報処理装置11と機能拡張装置10とに指先を引っかけて両者を引き離すように強い力を加えた場合に、コネクタ15及びコネクタ17に片寄った力が加わって、コネクタ15及びコネクタ17を傷めてしまう虞れがあった。
【0010】
そこで、本発明は上記課題を解決した情報処理装置用機能拡張装置及び情報処理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上側に情報処理装置装着面を有し、該情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置が、前記情報処理装置側コネクタを前記機能拡張装置側コネクタと接続させて前記情報処理装置装着面上に搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置において、
上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し上げる押し上げ部材と、
前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、
前記操作部材を水平に操作することによって、前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する構成としたものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記情報処理装置側コネクタは、該情報処理装置の底部において前記機能拡張装置側コネクタと接続可能である構成としたものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記操作部材は水平に回動し、前記上動機構は、該操作部材を水平に回動操作することによって前記押し上げ部材を上動させる構成としたものである。
【0014】
請求項4の発明は、請求項2に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記操作部材は水平に回動し、前記上動機構は、該操作部材を水平に回動操作することによって前記押し上げ部材を上動させる構成としたものである。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、
前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する構成としたものである。
【0016】
請求項6の発明は、請求項4に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、
前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する構成としたものである。
【0017】
請求項7の発明は、請求項5に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させる構成としたものである。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させる構成としたものである。
【0019】
請求項9の発明は、請求項3乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、
前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーである構成としたものである。
【0020】
請求項10の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の情報処装置用機能拡張装置において、
前記押し上げ部材、前記操作部材及び前記上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成としたものである。
【0021】
請求項11の発明は、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処装置用機能拡張装置において、
前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成としたものである。
【0027】
請求項11の発明は、情報処理システムにおいて、
情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置と、
上側に情報処理装置装着面を有し、前記情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、前記情報処理装置側コネクタを前記機能拡張装置側コネクタと接続させて前記情報処理装置装着面上に前記情報処理装置を搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置とを有し、
前記機能拡張装置は、上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し上げる押し上げ部材と、前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、前記操作部材を水平に操作することによって、前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する構成としたものである。
【0028】
請求項12の発明は、請求項11に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置側コネクタは、該情報処理装置の底部において前記機能拡張装置側コネクタと接続可能である構成としたものである。
【0029】
請求項13の発明は、請求項11又は請求項12に記載の情報処理システムにおいて、
前記操作部材は水平に回動し、
前記上動機構は、該操作部材を水平に回動操作することによって前記押し上げ部材を上動させる構成としたものである。
【0030】
請求項15の発明は、請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記機能拡張装置は、前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する構成としたものである。
【0031】
請求項16の発明は、請求項15に記載の情報処理システムにおいて、
前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させる構成としたものである。
【0032】
請求項17の発明は、請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させる構成としたものである。
【0033】
請求項18の発明は、請求項11乃至請求項17のうちいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーである構成としたものである。
【0034】
請求項19の発明は、請求項11乃至請求項18のうちいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記押上部材、前記操作部材及び上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成としたものである。
【0035】
請求項20の発明は、請求項15又は請求項16記載の情報処理システムにおいて、
前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成としたものである。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施例になる情報処理装置用機能拡張装置30を示す。機能拡張装置30は、ノート・ペン型の情報処理装置31に使用されるものである。図1は、機能拡張装置30を情報処理装置31と併せて示す。図2は、情報処理装置31が機能拡張装置30上に搭載された状態を示す。情報処理装置31と機能拡張装置30とが合わさって、情報処理システムを構成する。
【0042】
方向は情報処理装置31に対面してこれを使用する人の位置を基準にして表す。Y1は奥側の方向、Y2は手前側の方向、X1は右側の方向、X2は左側の方向、Z1は上側の方向、Z2は下側の方向である。
【0043】
説明の便宜上、先ず、ノート・ペン型の情報処理装置31について説明する。
情報処理装置31は、上面にキーボード(図示せず)が配された本体32と、開き可能な液晶表示パネル部33とよりなる。情報処理装置31は、通常は単独で使用され、必要に応じて、図2に示すように、機能拡張装置30上に搭載して機能拡張装置30と機械的に及び電気的に接続した状態で使用される。
【0044】
機能拡張装置30と接続することを考慮して、情報処理装置31は、図3に併せて示すように、本体32に、情報処理装置側コネクタ35、開口36、37、及び凹部38、39等を有する。
【0045】
情報処理装置側コネクタ35は、長手方向をX1,X2方向に一致させた向きで、本体32の平面図上の中心よりY1方向に少し寄った部位に配されて、本体32の内部に固定してあり、底板(底面)40の開口41に対向している。開口41には、情報処理装置側コネクタ35を保護するための蓋42が設けてある。蓋42は、通常は閉じており、情報処理装置31を機能拡張装置30上に載せたときに後述する機能拡張装置側コネクタ57によって相対的に押し開かれる。
【0046】
開口36は、底板40のうち、情報処理装置側コネクタ35から見てX2側であって本体32の側面43に近い位置に設けてある。開口37は、底板40のうち、情報処理装置側コネクタ35から見てX1側であって本体32の側面44に近い位置に設けてある。
【0047】
本体32の内部であって、開口36及び開口37の縁には、底板40の一部よりなる引っ掛かけ縁部36aが設けてある。
【0048】
凹部38、39は、夫々、本体32のY1側の面45のうち側面43及び側面44に近い位置に設けてある。
【0049】
よって、情報処理装置側コネクタ32は、その中心を、情報処理装置31のY1,Y2方向に延在する中心線CL1に一致させて配してあり、開口36、開口37、及び凹部38、39は、中心線CL1に関して対称に配されている。
【0050】
次に、機能拡張装置30について説明する。
【0051】
図1に示すように、機能拡張装置30は、平面図上、情報処理装置31に対応する寸法形状を有する偏平な本体50のうち、Y2寄りの部分に、CD−ROMドライブ51、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ52、スピーカ53、54を有し、且つ、Y1端の面に、コネクタ(図示せず)を備え、且つ、情報処理装置装着面である上面55に機能拡張装置側コネクタ57が設けてある。
【0052】
機能拡張装置側コネクタ57は、長手方向をX1,X2方向に一致させた向きで、本体50の平面図上の中心よりY1方向に少し寄った部位に配されて、上面55より上方(Z1方向)に突き出ている。CL2は、機能拡張装置30のY1,Y2方向に延在する中心線である。
【0053】
また、機能拡張装置30は、機能拡張装置側コネクタ57から見てX2側であって本体50の側面58に近い位置に、離脱操作機構70が設けてあり、且つ、機能拡張装置側コネクタ57から見てX1側であって本体50の側面59に近い位置に、離脱操作機構70Aが設けてある。即ち、離脱操作機構70、70Aは、中心線CL2に関して対称に配されている。
【0054】
図2に示すように、情報処理装置31を機能拡張装置30上に搭載して装着した状態では、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57と接続され、情報処理装置31が機能拡張装置30と電気的に接続され、情報処理装置31の機能が拡張され、例えば、CD−ROMドライブ51及びフロッピー(登録商標)ディスクドライブ52が使用可能となる。
【0055】
情報処理装置31を機能拡張装置30から切り離して離脱させる場合には、両側の離脱操作機構70、70Aを同時に操作することによって、後述するように情報処理装置31が機能拡張装置30より押し上げられて機能拡張装置30から切り離して離脱される。
【0056】
次に、離脱操作機構70、70Aについて説明する。
【0057】
図4に示すように、離脱操作機構70は、ベース71と、ロック爪部材72と、回動操作レバー73と、押し上げ部材74と、引張りコイルばね75と、捩じりコイルばね76とを有する。離脱操作機構70Aは、ベース71Aと、ロック爪部材72Aと、回動操作レバー73Aと、押し上げ部材74Aと、引張りコイルばね75Aと、捩じりコイルばね76Aとを有する。図4から分かるように、離脱操作機構70Aは、中心線CL2に関して離脱操作機構70と対称な構成である。よって、図5、図6及び図7を参照して、一方の離脱操作機構70について説明する。
【0058】
ベース71は、板金製であり、Y1,Y2方向に細長い形状を有し、立ち上がっているガイド部71aを有し、且つ、軸71b、ピン71c,71dがかしめてある。
【0059】
ロック爪部材72は、板金製であり、ロック爪72a及びピン72dを有し、長孔72b,72cをピン71c,71dに嵌合させてベース71上にY1,Y2方向に摺動可能に設けてある。ロック爪部材72は、引張りコイルばね75によってY2方向に移動している。図6(A)に示すように、ロック爪72aは、ガイド部71aよりY2方向側に突き出ている。ロック爪部材72がY1に摺動すると、ロック爪72aは、ガイド部71aの裏側に隠れる(図9(A)参照)。ロック爪72a及び引張りコイルばね75がロック機構を構成する。
【0060】
回動操作レバー73は、摺動性が良く且つ高い剛性を有する特性を備えたポリアセタール樹脂製であり、図7(A),(B)に併せて示すように、レバー部73aと、レバー部73aより張り出している張り出し部73bと、この張り出し部73bよりZ1方向に突き出ているボス部73cと、張り出し部73bの上面にZ1方向に突き出て形成してある押し上げカム73dと、張り出し部73bの下面の凹部73eと、この凹部73eの縁が形作っているロック解除カム73fと、レバー部73aの先端の指掛け部73gとよりなる。押し上げカム73dが上動機構を構成する。ロック解除カム73fとピン72dとが、ロック解除機構を構成する。
【0061】
押し上げカム73dは、ボス部73cを中心とする半径がR1の円に沿って円弧状に形成してあり、傾斜角度θ(図5参照)が約20度と小さくなだらかな斜面部73d−1を有する。
【0062】
ボス部73cからレバー部73aの先端の指掛け部73gまでの距離Lは、上記の半径R1の約2倍であり、且つ、斜面部73d−1の傾斜角度θが約20度と小さいため、指掛け部73gに掛けた指を機能拡張装置30の外側に軽い力F1で引くことによって、押し上げ部材74にZ1方向の強い力F2を付与できる。
【0063】
凹部73eは、ピン72dがY1方向に動くことを許容する。
【0064】
回動操作レバー73は、ボス部73cが軸71bに嵌合し、凹部73e内にピン72dが嵌合した状態で、軸71bに回動可能に支持してあり、捩じりコイルばね76によって時計方向に付勢され、ベース71の一部に当たって回動を制限された状態にある。レバー部73aはX1方向に延びている。ピン72dは、ロック解除カム73fと当たっている。
【0065】
押し上げ部材74は、ポリアセタール樹脂製であり、図5に示すように、略立方体形状を有し、機能拡張装置30の本体50の矩形開口50a内に、矩形開口50aよりZ1方向に突き出し可能に(Z1、Z2方向に摺動可能に)設けてある。
【0066】
ロック爪部材72及び回動操作レバー73が取付けられたベース71は、ねじ77でもって機能拡張装置30の本体50の下面に取り付けてある。図6(B)に示すように、押し上げ部材74は、軸71bを中心とする半径がR1の円上であって、押し上げカム73dから外れた位置であって、張り出し部73bに対向する位置に位置している。
【0067】
上記押し上げカム73dのリフトhは、押し上げ部材74が最大に上動したときの高さH(押し上げ部材74のZ1方向のストロークS)が、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57から完全に外れるまで情報処理装置31を機能拡張装置30から押し上げるに十分なように定めてある(図8(I)参照)。
【0068】
次に、情報処理装置31を機能拡張装置30から切り離して離脱させる場合の離脱操作機構70、70Aの操作、及びこの操作による動作について説明する。
図8(A)乃至(L)は、情報処理装置31を機能拡張装置30から切り離して離脱させる場合の離脱操作機構70、70Aの操作、及びこの操作による動作を、回動操作レバー73の回動位置と対応させて示す。
【0069】
図8(A),(D),(G),(J)は、情報処理装置31が機能拡張装置30に装着されている状態を示す。
【0070】
図8(A)に示すように、レバー部73aはX1方向に延びており、機能拡張装置30の側面58の凹部58a内に収まっている。図8(D)に示すように、ロック爪72aが底板40の開口36の縁36aを引っかけている。図8(D)に示すように、押し上げ部材74は、低い位置に位置しており、矩形開口50aより突き出していない。図8(J)に示すように、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57と接続されている。
【0071】
情報処理装置31を機能拡張装置30から切り離して離脱させる場合には、操作者は、テーブル上にある機能拡張装置30を持ち上げることはせず、テーブル上に置いたままで、機能拡張装置30のX2側に左手を当てがい、X1側に右手を当てがい、ひとさし指の先端をレバー部73aの先端の指掛け部73gに引っかけて引き、回動操作レバー73を反時計方向に、回動操作レバー73Aを時計方向に、それ以上回らない位置まで略80度一気に回動させる操作をする。
【0072】
図9(A),(B)は、回動操作レバー73を約40度回動させたとき状態を示す。回動操作レバー73を図8(B)に示すように約40度回動させる過程で、ロック解除カム73fがピン72dを押し、図9に示すように、ロック爪部材72が引張りコイルばね75に抗してY1方向に移動し、図8(E)に示すように、ロック爪72aが開口36の引っ掛かけ縁部36aから外れて、情報処理装置31に対するロックが解除される。
【0073】
押し上げカム73dはまだ押し上げ部材74の下には到っていず、押し上げ部材74は、図8(H)に示すように、低い位置に位置したままであり、図8(K)に示すように、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57と接続されている。
【0074】
図10(A),(B)は、回動操作レバー73を更に約40度回動させたとき状態を示す。回動操作レバー73を図8(C)に示すように更に約40度回動させる過程で、押し上げカム73dがその斜面部73d−1から押し上げ部材74の下側に入り込んで押し上げ部材74をZ1方向に押し上げる。押し上げ部材74は、図8(F)に示すように、Z1方向に上動して矩形開口50aより突き出る。
【0075】
押し上げ部材74は、情報処理装置31の底板40を押して、情報処理装置31を機能拡張装置30より浮かせ、図8(L)に示すように、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57から抜け出して接続が解除される。
【0076】
続いて、操作者は、指先を回動操作レバー73から離し、機能拡張装置30と情報処理装置31との間にできた隙間に指先を入れて、情報処理装置31の両側を掴んで引き上げる。これによって、情報処理装置31が機能拡張装置30から取り外される。情報処理装置31を引き上げるときには情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57から既に外れているため、情報処理装置31は容易に取り外される。
【0077】
ここで、情報処理装置31は側面と上面との間に傾斜面60、61を有しており、指先が情報処理装置31を引っかけ易くしてある。
【0078】
また、押し上げ部材74のZ1方向の力F2は、回動操作レバー73を回動させるときの力F1の約5倍に倍力されている。よって、回動操作レバー73を回動させる操作力が軽くても情報処理装置側コネクタ32を機能拡張装置側コネクタ57から抜くに必要な抜去力と情報処理装置31の重力とを加えた力を十分に越える力F2を得ることが出来る。よって、回動操作レバー73を回動させる操作は軽くて足り、操作性は良い。
【0079】
また、押し上げ部材74のZ1方向の力F2は大きく、押し上げ部材74のZ1方向に突き出る速度は遅く、押し上げ部材74、74Aが情報処理装置側コネクタ32の両端に近い部位を略同時に押すため、情報処理装置31には両側がバランスした状態でしっかりと押し上げ力が作用され、情報処理装置側コネクタ32は一方に片寄らずに、全体が平均して機能拡張装置側コネクタ57から抜け出して、即ち、情報処理装置側コネクタ32及び機能拡張装置側コネクタ57を傷めない状態で接続が解除される。
【0080】
なお、情報処理装置31は、Y2端側を低くして少し斜めにし、Y2端側で、凹部38、39を、凸部62、63に嵌合させ、Y1端側を強く押すことによって、情報処理装置側コネクタ32が機能拡張装置側コネクタ57と接続されて、機能拡張装置30上に装着される。このとき、底板40の開口36の縁36aがロック爪72aの斜面部72a−1を押し、ロック爪部材72は一旦Y1方向に少し移動し、その後にY2方向に摺動復帰する。ロック爪部材72がこの少しの移動をするとき、ピン72dは、凹部73eの内部で移動し、回動操作レバー73は、少しも回動せず、図8(A)に示す位置に保たれる。よって、操作者に不快感を与えない。
【0081】
また、回動操作レバー73の代えて、スライド操作レバーでもよく、押し釦でもよい。情報処理装置31を機能拡張装置30から取り外す場合に操作は、スライド操作レバーの場合には、摺動操作となり、押し釦の場合には押す操作となる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1乃至4の発明によれば、上側に情報処理装置装着面を有し、該情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置が、前記情報処理装置側コネクタを前記機能拡張装置側コネクタと接続させて前記情報処理装置装着面上に搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置において、上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し上げる押し上げ部材と、前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、前記操作部材を操作することによって、前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する構成としたため、操作部材を操作することによって情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタから外れる方向に移動され、よって、情報処理装置を情報処理装置用機能拡張装置から切り離すべく操作者が強い力を加える必要は無く、このため、操作部材を操作しさえすれば情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しを手際良く行うことが出来、切り離すときの操作性の向上を図ること出来る。
【0083】
以上説明したように、請求項5,6の発明によれば、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、前記操作部材を回動操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する構成であるため、操作部材を操作することによってロック機構が解除されるため、ロック機構を解除させるための操作が必要でなく、情報処理装置を情報処理装置用機能拡張装置から取り外す作業を手際良く行うことが出来る。
【0084】
以上説明したように、請求項7の発明によれば、請求項5に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させる構成であるため、操作部材を最終位置まで操作することによって、先ず、ロック機構がロック解除状態とされ、続いて情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタより外され、よって、情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタより外される動作がロック機構による制限を受けてしまうことが起きないように出来、また、操作部材を操作しさえすれば情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しを手際良く行うことが出来、切り離すときの操作性の向上を図ること出来る。
【0085】
以上説明したように、請求項8の発明によれば、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させる構成であるため、操作部材を操作することによって、情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れた状態に出来、よって、情報処理装置を持ち上げたときに情報処理装置用機能拡張装置がつれて引き上げられてしまうことが起きず、情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置を取り外す際に操作者が情報処理装置用機能拡張装置を持ち上げる必要が無いように出来、よって、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しの操作性の向上を図ること出来る。
【0086】
以上説明したように、請求項9の発明によれば、請求項3乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーである構成であるため、操作者は、テーブル上の情報処理装置用機能拡張装置の各側面側に手をあてがい、指先を回動レバーの先端に引っかけて外側に引くという、力を入れ易い操作をすることが出来、よって、操作性の向上を図ることが出来る。
【0087】
以上説明したように、請求項10の発明によれば、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記押し上げ部材、前記操作部材及び前記上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成であるため、操作者は両手で同じように操作をすることが出来、よって、操作をした場合にテーブル上において情報処理装置用機能拡張装置が動くことが起きないように出来、操作性の向上を図ることが出来る。
【0088】
以上説明したように、請求項11の発明によれば、請求項5乃至7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置において、前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成であるため、操作者は両手で同じように操作をすることが出来、よって、操作をした場合にテーブル上において情報処理装置用機能拡張装置が動くことが起きないように出来、操作性の向上を図ることが出来る。
【0092】
以上説明したように、請求項11の発明によれば、情報処理システムにおいて、情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置と、上側に情報処理装置装着面を有し、前記情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタと接続されて前記情報処理装置装着面上に前記情報処理装置を搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置とを有し、前記機能拡張装置は、上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し上げる押し上げ部材と、前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、前記操作部材を操作することによって、前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する構成としたため、操作部材を操作することによって情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタから外れる方向に移動され、よって、情報処理装置を情報処理装置用機能拡張装置から切り離すべく操作者が強い力を加える必要は無く、このため、操作部材を操作しさえすれば情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しを手際良く行うことが出来、切り離すときの操作性の向上を図ること出来る。
【0093】
以上説明したように、請求項15の発明によれば、請求項11乃至14のうちいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する構成であるため、操作部材を操作することによってロック機構が解除されるため、ロック機構を解除させるための操作が必要でなく、情報処理装置を情報処理装置用機能拡張装置から取り外す作業を手際良く行なうことが出来る。
【0094】
以上説明したように、請求項16の発明によれば、請求項15に記載の情報処理システムにおいて、前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させる構成であるため、操作部材を最終位置まで操作することによって、先ず、ロック機構がロック解除状態とされ、続いて情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタより外され、よって、情報処理装置側コネクタが機能拡張装置側コネクタより外される動作がロック機構による制限を受けてしまうことが起きないように出来、また、操作部材を操作しさえすれば情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しを手際良く行うことが出来、切り離すときの操作性の向上を図ること出来る。
【0095】
以上説明したように、請求項17の発明によれば、請求項11乃至16のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させる構成であるため、操作部材を操作することによって、情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れた状態に出来、よって、情報処理装置を持ち上げたときに情報処理装置用機能拡張装置がつれて引き上げられてしまうことが起きず、情報処理装置を単に持ち上げることによって情報処理装置用機能拡張装置から切り離すことが出来、情報処理装置を取り外す際に操作者が情報処理装置用機能拡張装置を持ち上げる必要が無いように出来、よって、情報処理装置の機能拡張装置からの取り外しの操作性の向上を図ること出来る。
【0096】
以上説明したように、請求項18の発明によれば、請求項11乃至17のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーである構成であるため、操作者は、テーブル上の情報処理装置用機能拡張装置の各側面側に手をあてがい、指先を回動レバーの先端に引っかけて外側に引くという、力を入れ易い操作をすることが出来、よって、操作性の向上を図ることが出来る。
【0097】
以上説明したように、請求項19の発明によれば、請求項11乃至17のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、前記押し上げ部材、前記操作部材及び前記上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成であるため、操作者は両手で同じように操作をすることが出来、よって、操作をした場合にテーブル上において情報処理装置用機能拡張装置が動くことが起きないように出来、操作性の向上を図ることが出来る。
【0098】
以上説明したように、請求項20の発明によれば、請求項15又は請求項16に記載の情報処理システムにおいて、前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられている構成であるため、操作者は両手で同じように操作をすることが出来、よって、操作をした場合にテーブル上において情報処理装置用機能拡張装置が動くことが起きないように出来、操作性の向上を図ることが出来る。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる情報処理装置用機能拡張装置を情報処理装置と併せて示す図である。
【図2】情報処理装置が搭載されている状態の機能拡張装置を示す図である。
【図3】情報処理装置を下方から見上げて示す斜視図である。
【図4】機能拡張装置の離脱操作機構を分解して示す斜視図である。
【図5】離脱操作機構を拡大して示す分解斜視図である。
【図6】離脱操作機構の初期の状態を示す図である。
【図7】回動操作レバーを示す図である。
【図8】情報処理装置を機能拡張装置から離脱させるときの操作及び動作を説明する図である。
【図9】離脱操作機構を途中まで操作したときの状態を示す図である。
【図10】離脱操作機構を最終位置まで操作したときの状態を示す図である。
【図11】従来例を示す図である。
【符号の説明】
30 情報処理装置用機能拡張装置
31 ノート・ペン型の情報処理装置
32 本体
33 液晶表示パネル部
35 情報処理装置側コネクタ
36、37 開口
36a 引っ掛かけ縁部
50 本体
55 上面(情報処理装置装着面)
70,70A 離脱操作機構
71 ベース
72 ロック爪部材
73 回動操作レバー
73a レバー部
73d 押し上げカム
73f ロック解除カム
74 押し上げ部材
Claims (20)
- 上側に情報処理装置装着面を有し、該情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置が、前記情報処理装置側コネクタを前記機能拡張装置側コネクタと接続させて前記情報処理装置装着面上に搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置において、
上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し上げる押し上げ部材と、
前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、
前記操作部材に形成した押し上げカムよりなり、前記操作部材を水平に操作することによって、該押し上げカムを介して前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する情報処理装置用機能拡張装置。 - 前記情報処理装置側コネクタは、該情報処理装置の底部において前記機能拡張装置側コネクタと接続可能であること、を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 前記操作部材は水平に回動し、
前記上動機構は、該操作部材を水平に回動操作することによって前記押し上げ部材を上動させること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置用機能拡張装置。 - 前記押し上げカムは、該操作部材の回動軸を中心とする円に沿って形成してあること、を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、
前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置。 - 前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーであることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 前記押し上げ部材、前記操作部材及び前記上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処装置用機能拡張装置。
- 前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報処理装置用機能拡張装置。
- 情報処理システムにおいて、
情報処理装置側コネクタを有する情報処理装置と、
上側に情報処理装置装着面を有し、前記情報処理装置装着面に機能拡張装置側コネクタを有し、前記情報処理装置側コネクタを前記機能拡張装置側コネクタと接続させて前記情報処理装置装着面上に前記情報処理装置を搭載可能な情報処理装置用機能拡張装置とを有し、
前記機能拡張装置は、
上動して前記搭載されている情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置より押し 上げる押し上げ部材と、
前記情報処理装置装着面に対して水平に操作可能に前記情報処理装置用機能拡張装置に設けられており、前記情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置から切り離して離脱させるときに操作される操作部材と、
前記操作部材に形成した押し上げカムよりなり、前記操作部材を水平に操作することによって、該押し上げカムを介して前記押し上げ部材を上動させる上動機構とを有する、ことを特徴とする情報処理システム。 - 前記情報処理装置側コネクタは、該情報処理装置の底部において前記機能拡張装置側コネクタと接続可能であること、を特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。
- 前記操作部材は水平に回動し、
前記上動機構は、該操作部材を水平に回動操作することによって前記押し上げ部材を上動させること、を特徴とする請求項11又は請求項12に記載の情報処理システム。 - 前記押し上げカムは、該操作部材の回動軸を中心とする円に沿って形成してあること、を特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
- 前記機能拡張装置は、前記搭載された情報処理装置を前記情報処理装置用機能拡張装置に固定するロック機構と、前記操作部材を操作することによって動作し、前記ロック機構をロック解除状態とするロック解除機構とを有する請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記上動機構は、前記操作部材を操作することによって前記ロック解除機構が機能した後に、前記押し上げ部材を上動させることを特徴とする請求項15に記載の情報処理システム。
- 前記上動機構は、前記押し上げ部材を前記情報処理装置側コネクタが前記機能拡張装置側コネクタより外れる高さまで上動させることを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記操作部材は、先端が前記情報処理装置用機能拡張装置側から側方に出っ張るように回動される回動レバーであることを特徴とする請求項11乃至請求項17のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記押上部材、前記操作部材及び上動機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられていることを特徴とする請求項11乃至請求項18のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記ロック機構、前記操作部材及び前記ロック解除機構は、前記情報処理装置用機能拡張装置の両側面側に設けられていることを特徴とする請求項15又は請求項16記載の情報処理システム。
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