JP3705883B2 - Optical connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタに係り、特に光ファイバ先端を成端するフェルールをハウジング内に内装固定してなる光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ同士を切替可能に接続する光コネクタとしては、例えば、JISC 5981等に制定されるような、いわゆるMT形光コネクタ(MechanicallyTransferable)が提供されている。図10は、MT形光コネクタの一例を示す。図中符号1は光ファイバ(テープ心線)、2はフェルール(光コネクタプラグ)、3はブーツ、4はガイドピン、5はガイドピン穴、6はクランプスプリングである。このMT形光コネクタは、光ファイバ1の先端に露出させた複数本の裸ファイバ7を、精密金型を用いて成形した樹脂製フェルール2に形成した光ファイバ挿入穴9に挿入固定した構造になっている。光ファイバ挿入穴9は他のフェルール2と突き合わされる接合端面8に開口し、前記裸ファイバ7は該接合端面8と面一に精密に位置決めされている。ガイドピン穴5は光ファイバ挿入穴9に対する相対位置および平行度が極めて精密であり、精密な円筒側面を有する金属製ガイドピン4を一対のフェルール2の対向させた両接合端面8のガイドピン穴5、5間に架け渡すようにして挿入することで、両フェルール2の接合端面8に露出する裸ファイバ7同士が精密に位置決めされる。そして、両フェルール2の接合端面8同士を当接させた後、両フェルール2の後端面10間にクランプスプリング6を嵌込むと、該クランプスプリング6のバネ力によって接合端面8間の圧接状態が維持され、突き合わせられた裸ファイバ7間に所望の接続損失が安定に確保されるようになっている。
【0003】
ところで、前記MT形光コネクタは、クランプスプリング6の着脱に専用の治具を必要とするため、作業性に不満があり、接続や接続切替等の作業を簡便に行うことができる光コネクタの開発が求められていた。また、フェルール2がむき出しになることを防止するために、キャップ等の保護手段を設ける必要があり、扱いが面倒であるといった不満があった。
【0004】
前記問題に鑑みて、近年では、いわゆるMPOコネクタ(JIS C 5981等に制定される光コネクタフェルールをハウジング内部に収納した構造の光コネクタ)が提供されている。図11および図12は前記MPOコネクタ11を示す。図12において、このMPOコネクタ11は、MT形光コネクタのフェルール2および該フェルール2の後端部(図12右側)に突出させたガイドピン4をクランプするピンクランプ12を筒状のハウジング13に内装支持し、該ハウジング13の後端部を筒状のカップリング14に内装支持し、カップリング14内に突き合わせ力発生用のスプリング15を収容した構成になっている。フェルール2はハウジング13内を前後(図12左右)方向に移動可能であり、ハウジング13は別途設置されたハウジング用スプリング16によって前方に付勢されており、フェルール2がMPOコネクタ11の奥方に押し込まれた際にハウジング13がフェルール2に従動せずにMPOコネクタ11の先端位置にあれば、ハウジング13内側にフェルール2全体が入り込んで保護される。ハウジング13は側部に突設した係合突起13aが光コネクタアダプタ17等の受け側のハウジングと係脱可能に係合することで、該受け側のハウジングに差し込んだMPOコネクタ11の差し込み状態を維持する。
【0005】
前記MPOコネクタ11によれば、受け側のハウジングに対して挿抜するだけで、光ファイバ1同士の接続や接続切替等を簡便に行うことができる。また、フェルール2をハウジング13内に収容保護する構造になっているので、フェルール2の保護手段を別途講じる必要が無い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなMPOコネクタ11は、部品点数が多く構成が複雑であるため組み立てに手間がかかり、コストも高いといった不満があった。また、図12に示すMT形光コネクタに比べてかなり大型になるので、装置に高密度に実装するには不向きであり、実装密度の向上に限界があった。また、専用のアダプタ17を装置に実装した場合、アダプタ17が深くなるため、フェルール2の接合端面8の清掃に手間がかかるといった不満があった。このため、このMPOコネクタ11では前記MT形光コネクタの有する問題点の根本的な解決に至らなかった。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、部品点数が少なく構成が単純で組み立てが容易であり、しかも光ファイバ同士の接続や接続切替等の作業を簡便に行うことができる低コストの光コネクタを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項1記載の光コネクタでは、光ファイバ先端を内装固定して突き合わせ接続可能に成端するMT形光フェルールを挟み込む二つ割り状のハウジングに、MT形光フェルールの少なくとも一部を内装する凹部と、該凹部に内装したMT形光フェルールの回転方向の変位を許容する拡張部と、凹部に内装したMT形光フェルールの別のMT形光フェルールと接合される接合端面と対向する後方に臨む当接面が当接されることによりMT形光フェルールの後方への移動を規制する支圧壁と、接合の相手側のMT形光フェルールを内装するハウジングと係脱可能に係合して突き合わせ接合した接合端面間の離間を規制する係合手段と、凹部に内装したMT形光フェルールを接合端面方向に付勢する付勢手段と、を備えてなり、ハウジング外面に凹部の開口部を開口して該凹部に内装したMT形光フェルールの接合端面をハウジング外方に臨ませ、接合の相手側のMT形光フェルールの接合端面と接合可能としたことを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段とした。
【0009】
本発明の光コネクタを適用する光ファイバは多心用のMT形光コネクタのフェルールをハウジングに挟み込む構造を採用する。また、本発明は、ハウジング内に多心用のフェルールを複数挟み込む構成も採用可能である。MT形光コネクタのフェルールを挟み込む構成では、該フェルールのガイドピンおよびガイドピン穴により、接合するフェルール間の位置決めを行う。調心手段としては、調心スリーブや調心溝等の採用が可能である。当接面としては、MT形光フェルールの後端面等を適用する。また、MT形光フェルールに突設した突起等のMT形光フェルール後方に臨む面を当接面として支圧壁と当接させる構成も採用可能である。係合手段としては、ハウジングから突設した爪等を適用する。凹部に内装保持したMT形光フェルールの接合端面の位置は、凹部の内外のいずれにあっても良い。雌形光コネクタプラグや光コネクタアダプタでは接合端面を開口部内方に位置させ、雄形光コネクタプラグでは開口部外側に位置させる。ハウジングは扁平に形成することが好ましく、この場合、扁平に形成したハウジングに表裏を判別するための判別手段を設けることが好ましい。この構成によれば、例えば、接合端面を傾斜研磨したMT形光フェルールを内装した場合に、接合端面の傾斜方向を簡便に知ることができる。
また、付勢手段は、MT形光フェルール同士の接合時の突き合わせ力を付与するものであり、コイルバネ、板バネ、弾性体等の採用が可能である。この光コネクタでは、MT形光フェルールの凹部内外方向への進退動を許容する構造のハウジングを採用する。
【0010】
請求項2記載の発明では、凹部に内装したMT形光フェルールの当接面に装着されて、接合の相手側のMT形光フェルールとの位置合わせを行うガイドピンを保持するピンホルダ(49)を備えることを前記課題の解決手段とした。
【0011】
請求項3記載の発明では、ハウジングの側壁部に、凹部の開口部から奥側に延在するスリットを開口したことを前記課題の解決手段とした。前記スリットとしては、MT形光フェルール接合端面を清掃する清掃具(綿棒等)の挿入が可能な形状であることが好ましい。
請求項4記載の発明では、請求項1から請求項3の光コネクタを複数積層すると共に、これらを一体化して保持する保持手段(52)を備えたことを特徴とする光コネクタ積層体を前記課題の解決手段とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の光コネクタの実施形態を図1から図8を参照して説明する。図1において、符号20は本発明の光コネクタの第1実施形態である光コネクタ(雌形コネクタ)、21は第2実施形態である光コネクタ(雄形コネクタ)である。
【0013】
光コネクタ20は、光ファイバ1(テープ心線)先端を内装固定して突き合わせ接続可能に成端するフェルール2(図10に示すMT形光コネクタプラグ)を、二つ割り状のハウジング24に挟み込む構造になっている。ハウジング24は、フェルール2の少なくとも一部が嵌込まれる凹部25と、該凹部25に嵌込んだフェルール2の接合端面8と対向する後方(図1右上奥)に臨む当接面10(後端面)が当接されることによりフェルール2の後方への移動を規制する支圧壁28と、雄形の光コネクタ21のハウジング29と係脱可能に係合して突き合わせ接合した接合端面8、8間の離間を規制する係合手段30(爪)とを備えている。
【0014】
ハウジング24は、樹脂等の軽量かつ充分な剛性を有する材料によって形成された細長薄板状の2枚の分割体31をネジ32で一体化固定する構造になっている。なお、ハウジング24の一体化手段はネジ32に限定されず、例えば、両分割体31に貫通させたピンに弾性留め具を係脱可能に取り付ける構造等も採用可能である。これにより、ハウジング24の開閉が簡便になり、フェルール2の交換等の作業性を向上することができる。
図2および図3に示すように、凹部25は、フェルール2のフランジ部33を収容するフランジ部収容部34と、ハウジング24外面に開口する開口部35とを有している。フランジ部収容部34はフランジ部33よりやや大きい幅寸法L1および軸方向寸法L2を有し、内部でのフランジ部33の変位を僅かながら許容している。フェルール2は接合端面8を凹部開口部35外方に臨ませ、フランジ部33をフランジ部収容部34に嵌め込むようにして凹部25に収容される。図3において各分割体31の凹部25はフェルール2の厚さ方向(図3上下)半分程度を収納する深さであり、両分割体31を一体化すると内装したフェルール2と摺接して開口部35内外方向への変位を許容する内面形状を形成する。また、図2に示すように、フランジ部収容部34の四隅には外側に拡がる拡張部25aを有し、この拡張部25aによってフェルール2の回転方向の変位を許容している。これにより、フェルール2同士の接合時の突き合わせ力が接合端面8の左右(図2上下)のいずれかに偏在した場合に、フェルール2の回転によって局所への応力集中を回避して、接合端面8の損傷を回避する。
図1に示すように、凹部開口部35には係合手段30が設けられ、該開口部35に挿入した雄形光コネクタ21のハウジング29の側部の係合手段39(爪)に係合手段30と係合することで、光コネクタ21の抜けを規制する。
なお、ハウジング24は図示した形状に限定されず、例えば、一方の分割体の凹部にフェルール2を収容する深さを与え、他方の分割体がフラットな蓋状である構成も採用可能である。
【0015】
図2および図3において、支圧壁28は、光コネクタ20の後端部(図2右側、図3右側)のハウジング24外壁であり、中央部に凹部25の内外に連通する光ファイバ挿通溝36が形成され、この光ファイバ挿通溝36の両側には、フェルール2を接合端面8方向に付勢する付勢手段37(コイルバネ)を収納するための付勢手段収納溝38が形成される。
各分割体31には、凹部開口部35から奥側(フランジ部収容部34)に延在するスリット31aが形成される。このスリット31aは、接合端面8の清掃具(綿棒等)を凹部25内に挿入するためのものであり、光コネクタ20を分解することなく凹部25内に収容したフェルール2の接合端面8を清掃することを可能にする。
【0016】
図1に示すように、光コネクタ21は、樹脂等の軽量かつ充分な剛性を有する材料によって形成された二つ割り状のハウジング29にフェルール2のフランジ部33を挟み込んで、接合端面8を光コネクタ20の凹部開口部35に挿入される先端部(図1右上奥)より外側に位置させる構成になっている。ハウジング29は薄板状の2枚の分割体40からなり、これら分割体40を一体化した際に、両分割体40の先端部に形成した凹部41に収容したフランジ部33を挟み込んで固定する。図4および図5に示すように、凹部41に収容したフェルール2は、該凹部41に開口した嵌合穴42にフランジ部33を嵌込んで固定されるので、容易には位置ずれが生じないようになっている。凹部41の後部(図4左側、図5左側)には、フェルール2の後部から突出するブーツ3を収容するブーツ収容部44が形成され、さらにブーツ収容部44の両側にはフェルール2の当接面10(後端面)が当接されることによりフェルール2の後方への移動を防止する支圧壁45が形成される。支圧壁45には光ファイバ1を挿通するための光ファイバ挿通溝46が形成される。支圧壁45の両側にはツマミ47が突設され、各ツマミ47の外側には係合手段39が突設されている。このツマミ47は、図4中符号48の隙間の範囲で変形可能であり、光コネクタ20の凹部開口部35に差し込んだ後に両側から互いに接近する方向に変形させることで、係合手段30、39同士の係合を解除して凹部開口部35からの光コネクタ21の引き抜きを可能にする。
図1において、光コネクタ21は二つの分割体40を一体化状態に固定する部品は不要であり、先端部を光コネクタ20の凹部開口部35に差し込むだけで、差し込み状態が保持される。なお、光コネクタ21には別途分割体40の一体化手段を設けることも可能である。一体化手段の部品としては、バネ等からなるクランプ部材や、ネジ等を利用した固定部材を適用する。
【0017】
図6は、雄形光コネクタの別態様を示す。
図6において、光コネクタ100(雄形光コネクタプラグ)は、樹脂等の軽量かつ充分な剛性を有する材料によって形成された細長薄板状のハウジング101の長手方向一端部に、フェルール2のほぼ全体を収納する凹部102を形成し、該凹部102の近傍のハウジング101の幅方向(長手方向に垂直の方向)両側から、ハウジング101の長手方向に沿って他端部103近傍まで延在する弾性ツマミ104を突設している。両弾性ツマミ104には、光コネクタ100を雌側の光コネクタ20に差し込んだ際に係合手段30と係合する係合手段(爪)105を突設している。なお、弾性ツマミ104は、ハウジング101の他端部103との間に介在した隙間106の範囲内で弾性変形可能であり、それぞれハウジング他端部103に接近する方向に変形させると係合手段105も移動するので、これにより、雌形光コネクタ20側の係合手段30と係合した係合手段105の係合状態を解除することができる。
凹部102は雌形光コネクタ20に差し込む方向(ハウジング101の長手方向先端先端方向、図6左上奥)が開放されており、この開口部分から接合端面8近傍がハウジング101外方に突出した状態にフェルール2を収納支持する。また凹部102に臨む後部壁(図6中左下側手前。ハウジング101の長手方向他端部側)は、フェルール2の後部当接面10が当接される支圧壁107として機能し、該フェルール2を相手側のフェルール2との突き合わせた時の反力を確保する。支圧壁107には、凹部102に収納したフェルール2が成端する光ファイバ1やブーツ3を挿通するための光ファイバ溝108が開口される。
この光コネクタ100によれば、全体が1部品により形成されるので、極めて低コスト化することが可能である。また、全体が1部品であることから、例えば、図1記載の光コネクタ21のように2部品からなる光コネクタ21よりも、凹部102に高い形成精度を得ることができ、フェルール2が凹部102内の定位置に収まっていれば正確に位置決めすることができる。
なお、この光コネクタ100では、雌形光コネクタ20に差し込むと該雌形光コネクタ20のハウジング24によってフェルール2が凹部102内に押さえられるようになっているので、別途押さえ用の部材を用意する必要は無い。
【0018】
図7は、ピンホルダ49を示す。このピンホルダ49は、光コネクタ20側の凹部25に内装するフェルール2の当接面10に装着することで、フェルール2のガイドピン穴5に対応する二つのピン保持穴50内に該ガイドピン穴5に挿入したガイドピン4の端部を保持して引き抜き抵抗を与え、光コネクタ20の凹部開口部35に対する光コネクタ21の挿抜時にガイドピン4が移動することを防止する。
なお、本実施形態では、ピンホルダ49を装着したフェルール2を光コネクタ20のみに内装する構成を示したが、凹部41を拡張すれば光コネクタ21に内装することも可能である。
【0019】
前記光コネクタ20によれば、分割体31を一体化するだけで、ハウジング24内にフェルール2を挟み込むことができ、組み立てが極めて簡便である。しかも、図11および図12に示すMPOコネクタ11に比べて部品点数が極めて少なく、低コスト化することができる。また、光コネクタ20は極めて小型にすることができるので、装置に高密度に実装することが可能であり、装置の多心化に対応することができ、しかも、スリット31aの存在により、実装後のフェルール接合端面8の清掃が容易である。また、フェルール2を凹部25に内装する構造になっているから、別途保護手段を設ける必要は無い。また、光コネクタ20では、光コネクタ21を凹部開口部25に挿抜するだけでフェルール2同士の接合および接合解除がなされるので、光ファイバ1同士の接続や接続切替等の作業性が向上する。なお、光コネクタ20は、ハウジング24の形状を調整するだけで、光コネクタ21以外の各種構造の光コネクタプラグの差し込みが可能であるとともに、光コネクタアダプタ等のハウジングへ差し込む光コネクタプラグとしても利用が可能である。
【0020】
光コネクタ21によれば、光コネクタ20よりさらに部品点数が少なく構造が単純であるので、組み立て作業性の向上や低コスト化といった効果が一層顕著に得られる。図1に示した光コネクタ21では、フェルール接合端面8はハウジング29の外方に位置するので、該接合端面8の清掃は容易である。また、フェルール2のフランジ部33およびその近傍を凹部41内に内装保護する構造であるので、別途保護手段を設ける必要は無い。
また、光コネクタ21は、雌形光コネクタ20以外の各種構造のハウジングへの差し込みが可能である。但し、この場合、接合するフェルール2間に突き合わせ力を与える付勢手段を光コネクタ21またはハウジング側に組み込む必要がある。
【0021】
光コネクタ20、21は共に扁平であるので、図8に示すように、表裏を判別するための印51等の判別手段を設けると、接合端面8に斜め研磨を施したフェルール2を内装した場合に接合端面8の傾斜方向の判別が容易になり、接合端面8同士の接合作業性が向上する。
【0022】
また、図9に示すように、光コネクタ20を複数積層すると、相手側のハウジングに一括して挿抜することが容易である。この際、積層した複数枚の光コネクタ20を保持手段52により保持することで、作業性を向上することができる。保持手段52としては、図9に示すクランプバネの他、分割体31、31を一体化するネジ32に長いものを用いて複数枚の光コネクタ20を一括固定する構造等の適用が可能である。さらに、隣接する光コネクタ20間の互いに当接する分割体31、31を共用の一枚の分割体に置換することも可能であり、これにより、光コネクタ20の実装密度を一層向上することができる。
なお、光コネクタ20を複数積層した場合であっても、各光コネクタ20のスリット31aをほぼ揃えておくことで、スリット31aを利用した接合端面8の清掃が可能である。
光コネクタ21についても、同様に、複数積層して適合形状に形成した保持手段52で一体化することで、相手側のハウジングに一括して挿抜することが可能になる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の光コネクタによれば、光ファイバ先端を内装固定して突き合わせ接続可能に成端するMT形光フェルールを、二つ割り状のハウジングに挟み込む構造により、以下のような優れた効果を奏する。(1)ハウジングを一体化してMT形光フェルールを挟み込むだけで、短時間で組み立てることができる。(2)部品点数が極めて少なくて済み、低コスト化することができる。(3)小型化が容易であるので、装置に高密度に実装することが可能であり、装置の多心化に対応することができる。(4)係脱可能な係合手段の設置により、相手側のハウジングに挿抜するだけで、光ファイバ同士の接続や接続切替等の作業を簡便に行うことができる。(5)MT形光フェルールをハウジング内に内装保護する構造になっているから、別途保護手段を設ける必要が無い。
また、拡張部を設けたので、MT形光フェルール同士の接合時の突き合わせ力が接合端面の左右のいずれかに偏在した場合に、MT形光フェルールの回転によって局所への応力集中を回避して、接合端面の損傷を回避できる。
また、凹部に収容したMT形光フェルールを接合端面方向に付勢する付勢手段をハウジングに内装したことにより、接合したMT形光フェルール間に突き合わせ力を付与する手段を別途設置する必要が無く、相手側のハウジングに挿抜するだけで、突き合わせ接続した光ファイバ間に目的の接続損失が確実に得られるといった優れた効果を奏する。
【0029】
請求項2記載の光コネクタによれば、ピンホルダを、光コネクタ側の凹部に内装するMT形光フェルールの当接面に装着することで、MT形光フェルールのガイドピン穴に対応する二つのピン保持穴内に該ガイドピン穴に挿入したガイドピンの端部を保持して引き抜き抵抗を与え、光コネクタの凹部開口部に対する光コネクタの挿抜時にガイドピンが移動することが防止される。
【0030】
請求項3記載の光コネクタによれば、ハウジングの側壁部に、凹部の開口部から奥側に延在するスリットを開口したので、スリットに清掃具を差し込むことで、光コネクタを分解すること無くMT形光フェルール接合端面の清掃を行うことができ、光ファイバ同士の接続時に目的の接続損失が確実に得られるといった優れた効果を奏する。
請求項4記載の光コネクタによれば、光コネクタを相手側のハウジングに一括して挿抜することが容易となる。また、その作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの第1、第2実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示す雌形光コネクタのハウジングを構成する分割体を示す平面図である。
【図3】 図1に示す雌形光コネクタのハウジングを構成する分割体を示す正断面図である。
【図4】 図1に示す雄形光コネクタのハウジングを構成する分割体を示す平面図である。
【図5】 図1に示す雄形光コネクタのハウジングを構成する分割体を示す正断面図である。
【図6】 雄形光コネクタの別態様を示す斜視図である。
【図7】 フェルールの当接面に装着するピンホルダを示す斜視図である。
【図8】 図1の光コネクタの別態様を示す図であって、接合端面が斜め研磨されたフェルールを内装した光コネクタを示す分解斜視図である。
【図9】 図1の光コネクタの作用を示す図であって、光コネクタの積層状態および該積層状態の保持手段を示す斜視図である。
【図10】 従来例の光コネクタを示す図であって、MT形光コネクタを示す分解斜視図である。
【図11】 従来例の光コネクタを示す図であって、MPOコネクタを示す斜視図である。
【図12】 図11のMPOコネクタの正断面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ(テープ心線)、2…フェルール(MT形光コネクタプラグ)、8…接合端面、10…当接面(後端面)、20…光コネクタ(雌形光コネクタプラグ)、21…光コネクタ(雄形光コネクタプラグ)、24…ハウジング、25…凹部、28…支圧壁、29…ハウジング、30…係合手段(爪)、31a…スリット、35…開口部、37…付勢手段(コイルバネ)、39…係合手段(爪)、41…凹部、45…支圧壁、100…光コネクタ(雄形光コネクタプラグ)、101…ハウジング、102…凹部、105…係合手段(爪)、107…支圧壁。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical connector, and more particularly to an optical connector in which a ferrule that terminates the tip of an optical fiber is internally fixed in a housing.
[0002]
[Prior art]
As an optical connector that connects optical fibers in a switchable manner, for example, a so-called MT type optical connector (Mechanically Transferable) as provided in JISC 5981 or the like is provided. FIG. 10 shows an example of an MT type optical connector. In the figure, reference numeral 1 is an optical fiber (tape core), 2 is a ferrule (optical connector plug), 3 is a boot, 4 is a guide pin, 5 is a guide pin hole, and 6 is a clamp spring. This MT-type optical connector has a structure in which a plurality of bare fibers 7 exposed at the tip of an optical fiber 1 are inserted and fixed in an optical fiber insertion hole 9 formed in a resin ferrule 2 molded using a precision mold. It has become. The optical fiber insertion hole 9 is opened in the joining end face 8 that is abutted with the other ferrule 2, and the bare fiber 7 is precisely positioned flush with the joining end face 8. The guide pin hole 5 is extremely precise in relative position and parallelism with respect to the optical fiber insertion hole 9, and the guide pin hole on both joint end faces 8 in which the metal guide pins 4 having precise cylindrical side faces are opposed to the pair of ferrules 2. The bare fibers 7 exposed on the joint end faces 8 of both ferrules 2 are precisely positioned by being inserted so as to span between 5 and 5. When the clamp springs 6 are fitted between the rear end surfaces 10 of the ferrules 2 after the joint end surfaces 8 of the ferrules 2 are brought into contact with each other, the pressure contact state between the joint end surfaces 8 is caused by the spring force of the clamp springs 6. A desired connection loss is stably secured between the bare fibers 7 which are maintained and butt-matched.
[0003]
By the way, since the MT type optical connector requires a dedicated jig for attaching and detaching the clamp spring 6, it is unsatisfactory in workability, and development of an optical connector that can easily perform operations such as connection and connection switching. Was demanded. Moreover, in order to prevent the ferrule 2 from being exposed, it is necessary to provide a protective means such as a cap, and there is a complaint that the handling is troublesome.
[0004]
In view of the above problems, in recent years, so-called MPO connectors (optical connectors having a structure in which an optical connector ferrule established in JIS C 5981 or the like is housed in a housing) are provided. 11 and 12 show the MPO connector 11. In FIG. 12 , this MPO connector 11 includes a pin housing 12 for clamping a ferrule 2 of an MT type optical connector and a guide pin 4 projecting to the rear end portion (right side of FIG. 12 ) of the ferrule 2 in a cylindrical housing 13. The interior of the housing 13 is supported and the rear end of the housing 13 is internally supported by a cylindrical coupling 14, and a spring 15 for generating a butt force is accommodated in the coupling 14. The ferrule 2 is movable in the front-rear direction (left and right in FIG. 12 ) in the housing 13, and the housing 13 is biased forward by a separately installed housing spring 16, and the ferrule 2 is pushed into the depth of the MPO connector 11. If the housing 13 does not follow the ferrule 2 and is at the tip end position of the MPO connector 11 at this time, the entire ferrule 2 enters the inside of the housing 13 and is protected. The housing 13 has an engagement projection 13a projecting on its side so that it can be detachably engaged with a receiving housing such as the optical connector adapter 17, etc., so that the MPO connector 11 inserted into the receiving housing is inserted. maintain.
[0005]
According to the MPO connector 11, the optical fibers 1 can be easily connected to each other, connected and switched, and the like simply by being inserted into and removed from the receiving housing. In addition, since the ferrule 2 is accommodated and protected in the housing 13, it is not necessary to separately provide a protection means for the ferrule 2.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the MPO connector 11 as described above has a dissatisfaction that it takes a lot of time and labor to assemble because the number of parts is large and the configuration is complicated. Further, since it is considerably larger than the MT type optical connector shown in FIG. 12 , it is unsuitable for mounting on a device at a high density, and there has been a limit to improving the mounting density. Further, when the dedicated adapter 17 is mounted on the apparatus, the adapter 17 becomes deep, and there is a complaint that it takes time to clean the joining end surface 8 of the ferrule 2. For this reason, this MPO connector 11 has not led to a fundamental solution to the problems of the MT type optical connector.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described problems, has a low number of parts, has a simple configuration and is easy to assemble, and can easily perform operations such as connecting and switching optical fibers. It is an object of the present invention to provide an optical connector.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration in order to solve the above problems. That is, in the optical connector according to claim 1, the concave portion in which at least a part of the MT type optical ferrule is provided in the two-divided housing that sandwiches the MT type optical ferrule that is fixed so that the end of the optical fiber is fixed internally and can be butt-connected. And an extension portion that allows displacement in the rotational direction of the MT optical ferrule housed in the concave portion, and a rear face that faces a joint end surface that is joined to another MT optical ferrule of the MT optical ferrule housed in the concave portion. The bearing surface that restricts the rearward movement of the MT-type optical ferrule when the contact surface is in contact with the housing that houses the MT-type optical ferrule on the other side of the joint is detachably engaged and abutted. And an urging means for urging the MT-type optical ferrule housed in the concave portion in the direction of the joining end face. The joint end surface of the MT type optical ferrule that is opened in the concave portion on the outer surface of the groove and faces the outer side of the housing so that the joint end surface of the MT type optical ferrule on the mating side can be joined. The featured optical connector is used as a means for solving the above problems.
[0009]
An optical fiber to which the optical connector of the present invention is applied adopts a structure in which a ferrule of a multi- fiber MT type optical connector is sandwiched between housings. Further, the present invention can employ a configuration in which a plurality of multi-core ferrules are sandwiched in the housing. In the configuration in which the ferrule of the MT type optical connector is sandwiched, positioning between the ferrules to be joined is performed by the guide pin and the guide pin hole of the ferrule . As an aligning means, an aligning sleeve, an aligning groove or the like can be employed. As the contact surface, the rear end surface of the MT type optical ferrule is applied. Further, it is also possible to adopt a configuration in which a surface facing the rear of the MT-type optical ferrule such as a protrusion protruding from the MT-type optical ferrule is used as an abutment surface to abut the bearing wall. As the engaging means, a claw or the like protruding from the housing is applied. The position of the joining end face of the MT type optical ferrule internally held in the recess may be inside or outside the recess. In the female optical connector plug and the optical connector adapter, the joining end face is positioned inside the opening, and in the male optical connector plug, it is positioned outside the opening. The housing is preferably formed flat. In this case, it is preferable to provide a discriminating means for discriminating the front and back of the flat housing. According to this configuration, for example, when the MT type optical ferrule whose interior end face is inclined and polished is installed, the inclination direction of the end face can be easily known.
Further, the urging means provides a butt force at the time of joining the MT type optical ferrules, and a coil spring, a leaf spring, an elastic body or the like can be employed. This optical connector employs a housing having a structure that allows the MT-type optical ferrule to advance and retreat in and out of the recess.
[0010]
According to the second aspect of the present invention, the pin holder (49) that holds the guide pin that is attached to the contact surface of the MT type optical ferrule housed in the recess and performs alignment with the MT type optical ferrule on the mating counterpart is provided. It was set as the solution means of the said subject to provide.
[0011]
In the invention according to claim 3, the means for solving the above-mentioned problems is that a slit extending from the opening of the recess to the back side is opened in the side wall of the housing. The slit preferably has a shape in which a cleaning tool (such as a cotton swab) for cleaning the MT-type optical ferrule joint end face can be inserted.
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an optical connector laminate comprising a plurality of optical connectors according to the first to third aspects, and a holding means (52) for integrally holding the optical connectors. It was a solution to the problem.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter an embodiment of the optical connector of the present invention with reference to FIGS. 1-8 will be described. In FIG. 1, reference numeral 20 denotes an optical connector (female connector) which is a first embodiment of the optical connector of the present invention, and 21 denotes an optical connector (male connector) which is a second embodiment.
[0013]
The optical connector 20 has a structure in which a ferrule 2 ( MT-type optical connector plug shown in FIG. 10 ) that is fixed so that the end of the optical fiber 1 (tape core wire) is fixed internally and can be abutted and connected is sandwiched between two housings 24. It has become. The housing 24 has a concave portion 25 into which at least a part of the ferrule 2 is fitted, and a contact surface 10 (rear end surface) facing the rear (upper right upper part in FIG. 1) facing the joining end surface 8 of the ferrule 2 fitted into the concave portion 25. ) Are in contact with each other and the end faces 8 and 8 are butt-joined and engaged with the housing 29 of the male optical connector 21 in a detachable manner. Engaging means 30 (claws) for regulating the separation between them.
[0014]
The housing 24 has a structure in which two elongated thin plate-like split bodies 31 formed of a material having a light weight and sufficient rigidity such as a resin are integrally fixed with screws 32. In addition, the integration means of the housing 24 is not limited to the screw 32, For example, the structure etc. which attach an elastic fastener to the pin penetrated to both the division bodies 31 so that engagement / disengagement etc. are employable. Thereby, opening and closing of the housing 24 becomes easy, and workability such as replacement of the ferrule 2 can be improved.
As shown in FIGS. 2 and 3, the concave portion 25 has a flange portion accommodating portion 34 that accommodates the flange portion 33 of the ferrule 2, and an opening portion 35 that opens to the outer surface of the housing 24. The flange portion accommodating portion 34 has a width dimension L1 and an axial direction dimension L2 that are slightly larger than the flange portion 33, and allows a slight displacement of the flange portion 33 inside. The ferrule 2 is accommodated in the recess 25 so that the joint end face 8 faces the outside of the recess opening 35 and the flange 33 is fitted into the flange accommodating portion 34. In FIG. 3, the concave portion 25 of each divided body 31 has a depth that accommodates about half of the thickness direction (upper and lower) of the ferrule 2. An inner surface shape that allows displacement in the inner and outer directions is formed. Further, as shown in FIG. 2, the four corners of the flange portion accommodating portion 34 have extended portions 25a extending outward, and displacement of the ferrule 2 in the rotational direction is allowed by the extended portions 25a. As a result, when the butting force at the time of joining the ferrules 2 is unevenly distributed on either the left or right side of the joining end face 8 (upper and lower in FIG. 2), local stress concentration is avoided by the rotation of the ferrule 2 and the joining end face 8 Avoid damage.
As shown in FIG. 1, an engagement means 30 is provided in the recess opening 35, and engages with an engagement means 39 (claw) on the side portion of the housing 29 of the male optical connector 21 inserted into the opening 35. By engaging with the means 30, the disconnection of the optical connector 21 is regulated.
Note that the housing 24 is not limited to the shape shown in the figure, and for example, a configuration in which a depth for accommodating the ferrule 2 is given to the concave portion of one divided body and the other divided body has a flat lid shape may be employed.
[0015]
2 and 3, the bearing wall 28 is an outer wall of the housing 24 at the rear end of the optical connector 20 (right side of FIG. 2, right side of FIG. 3), and an optical fiber insertion groove communicating with the inside and outside of the recess 25 at the center. 36 is formed, and on both sides of the optical fiber insertion groove 36, urging means accommodation grooves 38 for accommodating urging means 37 (coil springs) for urging the ferrule 2 in the direction of the joining end face 8 are formed.
Each divided body 31 is formed with a slit 31 a extending from the recessed opening 35 to the back side (flange housing 34). The slit 31a is for inserting a cleaning tool (such as a cotton swab) for the joining end face 8 into the recess 25, and cleans the joining end face 8 of the ferrule 2 accommodated in the recess 25 without disassembling the optical connector 20. Make it possible to do.
[0016]
As shown in FIG. 1, the optical connector 21 has a flange portion 33 of the ferrule 2 sandwiched between a split housing 29 formed of a light and sufficiently rigid material such as a resin, and the joining end face 8 is connected to the optical connector 20. It is the structure located outside the front-end | tip part (upper right upper part of FIG. 1) inserted in the recessed part opening part 35 of this. The housing 29 is composed of two thin plate-like divided bodies 40, and when these divided bodies 40 are integrated, the flange portion 33 accommodated in the concave portion 41 formed at the distal end portion of both divided bodies 40 is sandwiched and fixed. As shown in FIGS. 4 and 5, the ferrule 2 accommodated in the recess 41 is fixed by fitting the flange portion 33 into the fitting hole 42 opened in the recess 41. It is like that. A boot accommodating portion 44 for accommodating the boot 3 protruding from the rear portion of the ferrule 2 is formed at the rear portion of the concave portion 41 (left side in FIG. 4, left side in FIG. 5), and the ferrule 2 abuts on both sides of the boot accommodating portion 44. A bearing wall 45 that prevents the ferrule 2 from moving backward is formed by contacting the surface 10 (rear end surface). An optical fiber insertion groove 46 for inserting the optical fiber 1 is formed in the bearing wall 45. Knobs 47 project from both sides of the bearing wall 45, and engaging means 39 project from the outer side of each knob 47. This knob 47 can be deformed in the range of the gap 48 in FIG. 4, and is inserted into the recess opening 35 of the optical connector 20 and then deformed in a direction approaching each other, thereby engaging means 30, 39. The engagement between them is released, and the optical connector 21 can be pulled out from the recess opening 35.
In FIG. 1, the optical connector 21 does not require a component for fixing the two divided bodies 40 in an integrated state, and the inserted state is maintained by simply inserting the tip portion into the concave opening 35 of the optical connector 20. The optical connector 21 may be provided with a separate unit for the divided body 40 separately. As a part of the integration means, a clamp member made of a spring or the like, or a fixing member using a screw or the like is applied.
[0017]
FIG. 6 shows another aspect of the male optical connector.
In FIG. 6, an optical connector 100 (male optical connector plug) is configured such that almost the entire ferrule 2 is attached to one end in the longitudinal direction of a thin and thin plate-shaped housing 101 formed of a light and sufficiently rigid material such as resin. An elastic knob 104 that forms a recessed portion 102 to be accommodated and extends from both sides in the width direction (direction perpendicular to the longitudinal direction) of the housing 101 in the vicinity of the recessed portion 102 to the vicinity of the other end portion 103 in the longitudinal direction of the housing 101. Is protruding. Both elastic knobs 104 are provided with engaging means (claws) 105 that engage with the engaging means 30 when the optical connector 100 is inserted into the female optical connector 20. Note that the elastic knob 104 can be elastically deformed within a gap 106 interposed between the other end 103 of the housing 101 and the engaging means 105 when deformed in a direction approaching the other end 103 of the housing. Accordingly, the engagement state of the engagement means 105 engaged with the engagement means 30 on the female optical connector 20 side can be released.
The concave portion 102 is opened in the direction to be inserted into the female optical connector 20 (longitudinal front end direction of the housing 101, upper left rear in FIG. 6), and the vicinity of the joint end face 8 protrudes outward from the housing 101 from this opening portion. The ferrule 2 is stored and supported. Further, the rear wall facing the recess 102 (in front of the lower left side in FIG. 6, the other end in the longitudinal direction of the housing 101) functions as a bearing wall 107 against which the rear contact surface 10 of the ferrule 2 comes into contact. The reaction force is ensured when 2 is matched with the ferrule 2 on the other side. An optical fiber groove 108 through which the optical fiber 1 and the boot 3 in which the ferrule 2 housed in the recess 102 is terminated is opened in the bearing wall 107.
According to this optical connector 100, since the whole is formed by one component, the cost can be extremely reduced. Further, since the whole is a single component, for example, higher formation accuracy can be obtained in the concave portion 102 than the optical connector 21 having two components like the optical connector 21 shown in FIG. If it is within the fixed position, it can be accurately positioned.
In this optical connector 100, since the ferrule 2 is pressed into the recess 102 by the housing 24 of the female optical connector 20 when inserted into the female optical connector 20, a separate pressing member is prepared. There is no need.
[0018]
FIG. 7 shows the pin holder 49. The pin holder 49 is attached to the contact surface 10 of the ferrule 2 housed in the concave portion 25 on the optical connector 20 side, so that the guide pin hole 50 is inserted into the two pin holding holes 50 corresponding to the guide pin holes 5 of the ferrule 2. An end portion of the guide pin 4 inserted into 5 is held to provide a pulling resistance, and the guide pin 4 is prevented from moving when the optical connector 21 is inserted into or extracted from the recess opening 35 of the optical connector 20.
In the present embodiment, the configuration in which the ferrule 2 fitted with the pin holder 49 is mounted only in the optical connector 20 is shown. However, if the recessed portion 41 is expanded, the ferrule 2 can be mounted in the optical connector 21.
[0019]
According to the optical connector 20, the ferrule 2 can be sandwiched in the housing 24 only by integrating the divided body 31, and the assembly is extremely simple. In addition, the number of parts is extremely small compared to the MPO connector 11 shown in FIGS . 11 and 12 , and the cost can be reduced. Further, since the optical connector 20 can be made extremely small, it can be mounted on the apparatus at a high density, can cope with the increase in the number of cores of the apparatus, and further, after the mounting, due to the presence of the slit 31a. The ferrule joint end face 8 can be easily cleaned. In addition, since the ferrule 2 is built in the recess 25, it is not necessary to provide a separate protection means. Further, in the optical connector 20, since the ferrules 2 are joined and released just by inserting and removing the optical connector 21 into and from the recess opening 25, workability such as connection and connection switching between the optical fibers 1 is improved. The optical connector 20 can be inserted into optical connector plugs of various structures other than the optical connector 21 only by adjusting the shape of the housing 24, and can also be used as an optical connector plug to be inserted into a housing such as an optical connector adapter. Is possible.
[0020]
According to the optical connector 21, the number of parts is further reduced and the structure is simpler than that of the optical connector 20. Therefore, the effects of improving the assembly workability and reducing the cost can be obtained more remarkably. In the optical connector 21 shown in FIG. 1, since the ferrule joint end face 8 is located outside the housing 29, the joint end face 8 can be easily cleaned. Further, since the flange portion 33 of the ferrule 2 and the vicinity thereof are protected in the recess 41, there is no need to provide a separate protection means.
The optical connector 21 can be inserted into a housing having various structures other than the female optical connector 20. However, in this case, it is necessary to incorporate an urging means for applying a butt force between the ferrules 2 to be joined to the optical connector 21 or the housing side.
[0021]
Since the optical connectors 20 and 21 are both flat, when a discriminating means such as a mark 51 for discriminating the front and back is provided as shown in FIG. In addition, the inclination direction of the joining end surfaces 8 can be easily determined, and the joining workability between the joining end surfaces 8 is improved.
[0022]
Also, as shown in FIG. 9, when a plurality of optical connectors 20 are stacked, it is easy to insert and remove them from the mating housing. At this time, the workability can be improved by holding the plurality of stacked optical connectors 20 by the holding means 52. As the holding means 52, in addition to the clamp spring shown in FIG. 9, it is possible to apply a structure in which a plurality of optical connectors 20 are fixed together using a long screw 32 that integrates the divided bodies 31 and 31. . Furthermore, it is also possible to replace the divided bodies 31, 31 that are in contact with each other between the adjacent optical connectors 20 with a single shared body, thereby further improving the mounting density of the optical connectors 20. .
Even when a plurality of optical connectors 20 are stacked, the joining end face 8 using the slits 31a can be cleaned by substantially aligning the slits 31a of the optical connectors 20.
Similarly, the optical connector 21 can also be inserted into and removed from the mating housing in a lump by integrating with the holding means 52 formed in a suitable shape by stacking a plurality of optical connectors.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the optical connector of the first aspect, the MT-type optical ferrule that is fixed so that the tip of the optical fiber is fixed in the interior and can be butt-connected is sandwiched between the two-divided housings. Excellent effect. (1) It can be assembled in a short time just by integrating the housing and sandwiching the MT type optical ferrule. (2) The number of parts is extremely small, and the cost can be reduced. (3) Since it is easy to reduce the size, it can be mounted on the device at a high density, and can cope with the increase in the number of devices. (4) By installing the engaging means that can be engaged and disengaged, it is possible to simply perform operations such as connection between optical fibers and connection switching by simply inserting and removing from the housing on the other side. (5) Since the MT type optical ferrule is structured to protect the interior of the housing, it is not necessary to provide a separate protection means.
In addition, since the expansion part is provided, when the butting force at the time of joining of the MT type optical ferrules is unevenly distributed to either the left or right of the joining end face, the stress concentration on the local area is avoided by the rotation of the MT type optical ferrule. , Damage to the joint end face can be avoided.
Further, since the housing is provided with an urging means for urging the MT type optical ferrule accommodated in the concave portion in the direction of the joining end face, there is no need to separately install means for applying a butt force between the joined MT type optical ferrules. It is possible to obtain an excellent effect that a desired connection loss can be reliably obtained between optical fibers that are butt-connected only by being inserted into and removed from the other housing.
[0029]
According to the optical connector of the second aspect, the two pins corresponding to the guide pin holes of the MT type optical ferrule are mounted by attaching the pin holder to the contact surface of the MT type optical ferrule built in the recess on the optical connector side. An end portion of the guide pin inserted into the guide pin hole is held in the holding hole to provide a pulling resistance, and the guide pin is prevented from moving when the optical connector is inserted into and extracted from the recess opening of the optical connector.
[0030]
According to the optical connector of the third aspect, since the slit extending from the opening of the concave portion to the back side is opened in the side wall portion of the housing, the optical connector is not disassembled by inserting the cleaning tool into the slit. The MT type optical ferrule joint end face can be cleaned, and an excellent effect is obtained in that a desired connection loss can be reliably obtained when connecting optical fibers.
According to the optical connector of the fourth aspect, it becomes easy to insert and remove the optical connector in a mating housing at a time. Moreover, the workability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing first and second embodiments of an optical connector of the present invention.
2 is a plan view showing a divided body constituting the housing of the female optical connector shown in FIG. 1; FIG.
3 is a front sectional view showing a divided body constituting the housing of the female optical connector shown in FIG. 1; FIG.
4 is a plan view showing a divided body constituting the housing of the male optical connector shown in FIG. 1. FIG.
5 is a front sectional view showing a divided body constituting the housing of the male optical connector shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 6 is a perspective view showing another aspect of the male optical connector.
FIG. 7 is a perspective view showing a pin holder attached to the contact surface of the ferrule.
FIG. 8 is a diagram showing another embodiment of the optical connector of FIG. 1, and is an exploded perspective view showing an optical connector in which a ferrule whose joining end surface is obliquely polished is housed.
9 is a diagram showing the operation of the optical connector of FIG. 1, and is a perspective view showing the laminated state of the optical connector and the holding means in the laminated state. FIG.
FIG. 10 is a view showing a conventional optical connector, and is an exploded perspective view showing an MT type optical connector.
FIG. 11 is a view showing a conventional optical connector, and is a perspective view showing an MPO connector.
12 is a front sectional view of the MPO connector of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Optical fiber (tape core wire), 2 ... Ferrule ( MT type optical connector plug), 8 ... Joining end surface, 10 ... Contact surface (rear end surface), 20 ... Optical connector (female type optical connector plug), 21 ... Optical connector (male optical connector plug), 24 ... housing, 25 ... recess, 28 ... pressure wall, 29 ... housing, 30 ... engaging means (claw), 31a ... slit, 35 ... opening, 37 ... biasing Means (coil spring), 39 ... engaging means (claw), 41 ... recess, 45 ... bearing wall, 100 ... optical connector (male optical connector plug), 101 ... housing, 102 ... recess, 105 ... engaging means ( Nail), 107 ... bearing wall.
Claims (4)
MT形光フェルールの少なくとも一部を内装する凹部(25、41、102)と、
該凹部に内装したMT形光フェルールの回転方向の変位を許容する拡張部(25a)と、
凹部に内装したMT形光フェルールの別のMT形光フェルールと接合される接合端面(8)と対向する後方に臨む当接面(10)が当接されることによりMT形光フェルールの後方への移動を規制する支圧壁(28、45、107)と、
接合の相手側のMT形光フェルールを内装するハウジングと係脱可能に係合して突き合わせ接合した接合端面間の離間を規制する係合手段(30、39、105)と、
凹部に内装したMT形光フェルールを接合端面方向に付勢する付勢手段(37)と、
を備えてなり、
ハウジング外面に凹部の開口部(35)を開口して該凹部に内装したMT形光フェルールの接合端面をハウジング外方に臨ませ、接合の相手側のMT形光フェルールの接合端面と接合可能としたことを特徴とする光コネクタ(20、21、100)。The split fiber- shaped housing (24, 29, 101) sandwiching the MT type optical ferrule (2) that can be butt-connected with the tip of the optical fiber (1) fixed internally,
A recess (25, 41, 102) for interiorizing at least a part of the MT type optical ferrule;
An extension portion (25a) that allows displacement in the rotational direction of the MT type optical ferrule incorporated in the recess;
An abutting surface (10) facing the joining end surface (8) to be joined with another MT type optical ferrule of the MT type optical ferrule provided in the recess is brought into contact with the rear side of the MT type optical ferrule. Bearing walls (28, 45, 107) that restrict the movement of
Engaging means (30, 39, 105) for restricting the separation between the joining end faces that are detachably engaged with the housing that houses the MT-type optical ferrule on the mating counterpart;
A biasing means (37) for biasing the MT-type optical ferrule housed in the recess in the direction of the joining end surface;
With
An opening (35) of a concave portion is opened on the outer surface of the housing, and the joining end surface of the MT type optical ferrule that is built in the concave portion faces the outside of the housing, and can be joined to the joining end surface of the MT type optical ferrule on the mating side. An optical connector (20, 21, 100) characterized by the above.
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1996
- 1996-12-04 JP JP32443996A patent/JP3705883B2/en not_active Expired - Fee Related
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