JP3705450B2 - リラクタンスモータ用回転子コアの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転子と固定子との相対位置による磁気抵抗値の違いを利用して回転させる、いわゆるリラクタンスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固定子巻線から見た回転子の位置による磁気抵抗値の違いを利用して機械的出力を得るリラクタンスモータは、回転子の堅牢性から、これまで高信頼性の必要とされる用途、あるいは高速回転が必要な用途等に用いられてきた。
図4にリラクタンスモータの概念図を示す。
41は回転子コア、42は固定子巻線、43は固定子コア、44はシャフトである。この概念図の場合、回転子40の突極数は2である。また、固定子巻線の相数は2で、一つの相をA相(42A)、もう一方の相をB相(42B)と呼ぶことにする。
【0003】
図5から図8でその動作を説明する。なお、図5から図8で図4と同一参照符号部分は図4と同一の構成部分を表す。
図5において、回転子40と固定子48とが図示の位置にあり、固定子巻線42A(A相)に電流が流されたとすると、固定子巻線42Aにより生じる磁力線は図中57の一群の線で示される様な形状となる。
磁力線の経路すなわち磁路は、常に全体の磁気抵抗が最も小さくなる経路を自然現象として選ぶ。さらに、磁路の中に可動部分がある場合は、その可動部分を動かすことにより磁気抵抗を当初の条件よりも小さくする作用もある。
図5では回転子の突極部分511の中心が固定子巻線Aの巻かれている歯531と正対する位置が最も磁気抵抗が小さい場合であるので、固定子巻線Aに電流を流すことにより回転子は図6の位置まで回転する。
【0004】
図6の位置に回転した時点で、図7に示すように、電気回路のスイッチ46Aを切り離し46Bを接続して、固定子巻線42Aに流していた電流を停止し、固定子巻線42Bに電流を流すと、上記説明の如く、図8のように回転子40の突極部分が固定子巻線42Bに正対する位置まで回転する。
このように固定子巻線42Aと42Bに交互に電流を流すことにより、回転子40を回転させることが可能となる。
また、図4から図8に示すように、回転子40が回転するに従い、固定子歯531の中心点Dでは回転子と固定子間の磁気抵抗が変化している。
【0005】
リラクタンスモータにおいては、回転子における相対的に磁気抵抗の小さな突極部分と、回転子における突極と突極の間の相対的に磁気抵抗が大きな部分との磁気抵抗の差がリラクタンスモータの特性に大きく影響を与える。このため、突極部分の中心に磁気的な軸を考え、一般にこの軸を直軸(d軸)と呼ぶ。また、突極と突極との中間の磁気的な軸を横軸(q軸)と呼ぶ。そして、直軸が固定子巻線の位置に対して正対した場合、すなわち、A相巻線から見た場合において、回転子40が図6の位置にある場合のA相巻線のインダクタンスをLaとし、横軸がA相巻線の位置に対して正対した場合、すなわち、A相巻線から見た場合において、回転子40が図8の位置にある場合のA相巻線のインダクタンスをLbとすると、突極比率ξという概念を導入できて、ξ=La/Lbで表わされる。
【0006】
リラクタンスモータはその回転子の構造で次のように分けることができる。
一番目は図12にその回転子の斜視図を示す突極型リラクタンスモータである。同図では回転子コア41の中心にシャフト44が設けられた4極の回転子40を示している。この突極型の回転子を用いたリラクタンスモータは回転子40に突極511が4箇所形成され、これらの突極が図示されない固定子側の回転磁界に同期して回転する。
【0007】
二番目は図13にその回転子の斜視図を示す単一バリア型リラクタンスモータである。同図の回転子40の外形は円筒形をしており、回転子40の内部に実質的な突極部を形成するために回転子40の表層部の磁束の流れを防ぐ磁気障壁128を設けており、この磁気障壁は、通常、ロータコア41に設けられた穴である。この穴で形成された磁気障壁128が実質的な突極部を形成し、回転子40における磁気抵抗値の差を産み出している。
【0008】
これらのリラクタンスモータは、回転子構造が簡単で、かつ、回転子の材質が主に鉄系の合金のみで構成し得るため安価に製造できること、および堅牢な構造が実現しやすいことから、高速回転モータに適当であるとして、研究が進められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の回転子形式はそれぞれ次のような欠点を有している。
図12に示した回転子を用いた突極型リラクタンスモータでは、高速回転型モータに適用した場合、その突極がモータ内部において風損を増大させ、モータ効率が低下するという問題を有している。
また、図13に示した回転子を用いた単一バリア型リラクタンスモータにおいては、通常、磁気バリアは回転子内部に設けられた穴であるので、突極比率をあげるには穴と穴との距離を極力小さくする必要が生じる。その結果、回転子40の外周部に作用する遠心力を幅dの細い部分で支えなければならず、高速回転では機械強度的に不安定な回転子となる可能性を秘めている。
また、上記の突極型および単一バリア型リラクタンスモータにおいて、回転子に作用する固定子側からの交番磁界によって、渦電流が発生してモータ効率が低下することは周知である。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決すべく、リラクタンスモータにおいて、突極比率が高く、したがってモータ効率が高く、さらに、構成が簡単かつ堅牢で高速回転にも耐え得るとともにうず電流損失が低減されるリラクタンスモータ用回転子コアの製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、貫通孔を通過して所定形状に成形された強磁性金属粉末とバインダとからなる第1の混練体と、スリット状空間を通過して所定形状に成形された非磁性金属粉末とバインダとからなる第2の混練体とが、複合用ダイで同時に押出され、複合用ダイの出口で強磁性金属粉末を含む強磁性成形体層と非磁性金属粉末を含む非磁性成形体層とが所定のパターンで分布するとともに圧着により一体化された複合成形体を成形し、該複合成形体を焼結することを特徴とするリラクタンスモータ用回転子コアの製造方法である。
本発明では、強磁性部と非磁性部とが共存する同一素材の金属粉末燒結体からなる板状部材が積層されて構成される回転子コアを製作できる。
次に、本発明では、突極型のリラクタンスモータであって、その回転子コアは強磁性部と非磁性部とが共存するとともに突極部間の凹部に前記非磁性部分が形成された金属粉末複合焼結体で構成されることを特徴とする。
次に、本発明では、単一バリア型リラクタンスモータであって、その回転子コアは強磁性部分と非磁性部分とが共存するとともに前記非磁性部分が突極部間の凹部に沿って略帯状に形成された金属粉末複合焼結体で構成されることを特徴とする。
【0012】
本発明では、回転子コアは板状部材が積層されて構成されることがうず電流損失低減化の点から好ましい。また、本発明では、非磁性金属粉末と強磁性金属粉末との複合体を押出成形手段を用いて成形することができ、安価でかつ堅牢な回転子コアを製作することができる。
【0013】
単一バリア型リラクタンスモータにおいては、従来回転子における磁気バリアの外側の部材に作用する遠心力を小断面積で支えていたのに対し、本発明によれば磁気バリア部分は穴ではないのでこの磁気バリア部分でもって遠心力を支えることができ、従来のものと同等以上のモータ特性を得ることができるとともに機械強度的に安定な単一バリア型リラクタンスモータを構成できる。
また、突極型リラクタンスモータにおいては、従来のものと同等以上のモータ特性を得ることができるとともに、単一の部材で構成され、かつ回転子外形を円筒状に保つことができ、回転中の風損の低減および機械強度の安定化が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面により説明する。ここで、本発明のリラクタンスモータにおいて、固定子から見て磁気抵抗が低くなる回転子における部位を突極部と呼ぶことにする。
図1は本発明による突極型リラクタンスモータ用回転子の実施の形態の一例を示す斜視図である。本例の回転子1は外形形状が円筒形でありながら実質的に従来の突極型リラクタンスモータ用回転子と同等以上のモータ特性を得ることができる。同図において、14はシャフト、15は回転子コア、11は回転子コア15における強磁性部(例えば、純鉄の燒結組織部)、18は回転子コア15における非磁性部(例えば、SUS304等で規定されるオーステナイト燒結組織部)を示す。この回転子コア15は、このように純鉄粉末とSUS304粉末とを用いた複合燒結体からなるとともに、上記の強磁性部11を構成する強磁性金属粉末燒結部分と非磁性部18を構成する非磁性金属粉末燒結部分とが一体的に接合燒結されて構成されている。なお、図1において、突極部11a,11aの凹部に非磁性部18が形成されている。
【0015】
図1では、回転子コア15の外径が47mm、シャフト14を通すために設ける中心の穴部16の直径は20mm、回転子コア15の軸方向長さは60mmである。
そして、例えば、図1の回転子コア15の製造に際し、それぞれ上記の異なる組成の強磁性および非磁性金属粉末を押出す2台の押出装置を使用して、図1の回転子コア15の形状寸法に見合う複合成形体の形状寸法とした後、焼結(例えば、水素雰囲気中での脱脂を含む。)して回転子コア15のニアネット形状寸法としたのち、軽度の機械加工を行って回転子コア15を製作することができる。
【0016】
本発明の金属粉末複合燒結体を得るための前工程である複合金属粉末の成形体を得る手段として、押出成形法に使用する複合用ダイに設けた貫通孔に、強磁性金属粉末とバインダ(例えば、脱脂可能なメチルセルロース、EVA等の結着剤等)とからなる第1の混練体を通過させ所定断面に成形するとともに、複合用ダイの外周部から、言い換えれば複合用ダイの側面から、非磁性金属粉末とバインダとからなる複合用混練体(第2の混練体)を導入し、所定断面を有し前記貫通孔の下流方向に連続したスリット状空間で複合用混練体を同時に成形し、複合用ダイの出口で第1と第2の混練体を一体化する方法を用いた。
【0017】
これにより、貫通孔を通過して所定形状に成形された第1の混練体と、スリット状空間を通過して所定形状に成形された第2の複合用混練体とが、複合用ダイで同時に押出され、複合用ダイの出口で強磁性金属粉末を含む強磁性成形体層と非磁性金属粉末を含む非磁性成形体層とが所定のパターンで分布するとともに圧着により一体化された複合成形体とすることができるのである。
上述したスリット状空間は、複合用ダイの外周部から内部に向かって複合用混練体を供給するものである。したがって、強磁性部と非磁性部とが共存する一体的な混練成形体を形成できる。
【0018】
すなわち、図11に示す、2種以上の金属粉末を主体とする複合成形体を回転子コア対応形状に形成するための押出成形装置は、金属粉末とバインダとの混練体を複合用ダイに向かって押し出す第1の押出装置と、前記混練体とは異なる複合用混練体を押し出す第2の押出装置を具備しており、前記複合用ダイは、第1の押出装置からの混練体流路を構成する貫通孔と、前記複合用ダイの外周部から中心部に向かって構成され、かつ前記貫通孔の下流方向に連続したスリット状空間とを有し、このスリット状空間には前記第2の押出装置が連結され、前記スリット状空間に前記複合用混練体を押し出すものである。
【0019】
例えば、複合用ダイとしては、図10に示す構造を使用することができる。図10の(a)は本発明の複合用ダイの一例を示す側面図であり、図10の(b)は、そのA−A断面図である。
図10の(b)においては、図面後方から導入された混練体(第1混練体)は、貫通孔2によって断面が貫通孔2の形状に成形され紙面前方に押し出される。一方、複合用ダイの外周部に複合用混練体(第2混練体)を供給すると、貫通孔2の外壁7と図10で破線により示したマンドレル4によって形成されるスリット状空間3に複合用混練体が満たされ、スリット状空間3の断面形状に成形されつつ、図面前方に押し出される。
複合用ダイを通過すると貫通孔2とスリット状空間3を隔てる薄い外壁7がなくなり、図9(b)に示す複合成形体となるものである。
【0020】
なお、複合用ダイの下流側に、前記複合用ダイの開口径よりも小さい径を有する圧着用ダイを具備するようにし、第1混練体と複合用混練体(第2混練体)とを圧着することが成形密度のより均一な複合成形体が得られるため好ましい。
さらに、図10(b)の外壁7の形状を変更することにより、図9(a)の複合成形体を形成できる。
また、さらに、本発明の複合成形体は、比較的柔らかいため公知の切断手段(例えば、ワイヤー状の切断刃等)によって切断可能であり、薄板状にカットすることにより、図9(c)の薄板状成形体を得ることができる。
【0021】
上記のようにして得られた複合成形体を適宜の公知条件で脱脂したのち、燒結して本発明の回転子コアを製作できる。
【0022】
本発明に使用される金属粉末としては上記に限定されるものではなく、例えば、強磁性金属粉末としてはけい素鋼、マルテンサイト系やフェライト系に代表される磁性ステンレス鋼、パーマロイ、パーメンダー、SS41やSS400等の炭素鋼、高マンガン鋼等の公知の強磁性材料の粉末を使用することが可能である。
また、非磁性金属粉末としてはアルミニウム合金、非磁性ステンレス鋼、チタン合金等の公知の非磁性粉末を使用することが可能である。
【0023】
図1の構成によれば、回転子1の外形をほぼ円筒形に保ったまま強磁性部分11の形状を変化させることができ、高速回転しても風損が大幅に増加することがなく、かつ、強磁性部分11の形状が機械的強度等の条件で制限されないことから突極比率を従来よりも増加させることが可能となる。
【0024】
図2に、本発明の実施の形態の別の例を示す。図2において、図1と同一参照符号のものは図1と同一の構成部分である。
図2は従来の単一バリア型リラクタンスモータ用回転子と同等のモータ特性を得ることができる本発明の単一バリア型リラクタンスモータ用回転子1を示している。この構成例によれば、回転子1の内部の強磁性部11と、非磁性部18で構成される磁気バリア(突極部11a,11a間の凹部に沿って略帯状に形成されている。)とを一つながりの部材で形成できるので、磁気回路部分のみならずこの磁気バリア部分も回転子1の外周側に作用する遠心力による引っ張り応力を担う事が可能となり、機械強度的に堅牢な回転子を構成できる。また、この磁気バリア部分を回転子1の外周部まで設けることもできることから、機械的強度を維持しながら突極比率を従来のものに対して増加させることができる。
【0025】
図3(a)は図9(c)の薄板状複合成形体を燒結して得られた薄板状の複合燒結体17を積層して製作した本発明の突極型回転子の一例を示す。また、図3(b)および図3(c)は、各々、図3(a)と同様に薄板状の複合成形体を燒結して得られた薄板状の複合燒結体17を積層して製作した本発明の単一バリア型回転子の一例を示す。
なお、図3(a)から図3(c)に示す薄板17の厚み寸法は0.45mmに形成され、これを積層して形成された回転子1はうず電流損失を低減化する上で非常に好ましい。この薄板17の厚み寸法はうず電流損失の低減化の点から、5mm以下が好ましく、1.0mm以下が特に好ましいが、その反面、薄板17をより薄くするためには上記複合成形体の切断性および切断コスト等を考慮する必要があり、これらの制約から薄板17の厚み下限寸法は適宜決定されるべきものである。
【0026】
上記の実施の形態例では回転子コアを単一の部材で構成したが、回転子コアの寸法上の制約で、例えば、図1の点線で示すように、複数の部品に分割された回転子コア部品を公知の締結手段を用いて締結して本発明の回転子コアを構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上記述のような構成及び作用であるから、下記の効果を奏し得る。
(1)磁気抵抗差が大きくかつ機械強度的に信頼性の高いリラクタンスモータが得られる。
(2)回転子コアの加工工程が少ないため、組立が容易な回転子が得られる。
(3)磁気抵抗差を回転子コアの形状によらず実現できるため、風損を低下することが可能であり、かつ、磁気抵抗差が大きいリラクタンスモータ用回転子が得られる。結果として、特性の高いリラクタンスモータが実現できる。
(4)ニアネット形状の金属複合燒結体の薄板が得られ、この薄板に軽度の機械加工を施すのみで、定寸法に形成されたこの金属複合燒結体の薄板が積層されたリラクタンスモータ用回転子を構成できるため、上記効果に加えて渦電流の低減化に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる突極型リラクタンスモータ用回転子の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる単一バリア型リラクタンスモータ用回転子の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる回転子コアが積層されたリラクタンスモータ用回転子の一例を示し、(a)は突極型、(b)および(c)は単一バリア型を示す図である。
【図4】リラクタンスモータの概念図を示したものである。
【図5】リラクタンスモータの動作原理を示したものである。
【図6】リラクタンスモータの動作原理を示したものである。
【図7】リラクタンスモータの動作原理を示したものである。
【図8】リラクタンスモータの動作原理を示したものである。
【図9】本発明の実施の形態に係わる複合成形体の一例を示し、(a)は単一バリア型、(b)は突極型、(c)は突極型を薄板状に切断したものを示す。
【図10】本発明の実施の形態に係わる複合用ダイの一例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係わる押出成形装置の一例を示す。
【図12】従来の突極型リラクタンスモータ用回転子を示す図である。
【図13】従来の単一バリア型リラクタンスモータ用回転子を示す図である。
【符号の説明】
1 回転子、11 強磁性部、14 シャフト、15 回転子コア、
16 穴、17 薄板、18 非磁性部、40 回転子、41 回転子コア、
42A A相巻線、42B B相巻線、43 固定子コア、44 シャフト、
45 直流電圧源、46A A相電気回路スイッチ、
46B B相電気回路スイッチ、57 磁束線、128 磁気バリア、
511 回転子突極部分、531 固定子歯
Claims (1)
- 貫通孔を通過して所定形状に成形された強磁性金属粉末とバインダとからなる第1の混練体と、スリット状空間を通過して所定形状に成形された非磁性金属粉末とバインダとからなる第2の混練体とが、複合用ダイで同時に押出され、複合用ダイの出口で強磁性金属粉末を含む強磁性成形体層と非磁性金属粉末を含む非磁性成形体層とが所定のパターンで分布するとともに圧着により一体化された複合成形体を成形し、該複合成形体を焼結することを特徴とするリラクタンスモータ用回転子コアの製造方法。
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