JP3799841B2 - Operating method of heating furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄熱体を有して一対のバーナーを交互燃焼させる蓄熱式燃焼装置を備えた例えば連続式加熱炉の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱炉の操業方法としては、例えば特開平8−199231号公報(以下、単に従来例と称す)に記載されているものが知られている。
この従来例には、予熱帯、加熱帯及び均熱帯からなる加熱炉において、予熱帯で複数の蓄熱式バーナーにより燃焼と蓄熱とを交互に繰り返して加熱し、蓄熱後の低温燃焼排ガスを空気予熱器(エアレキュペレータ)入側の高温燃焼排ガス中へ導入して燃焼排ガス温度を空気予熱器の溶損温度未満に冷却しながら操業するようにした加熱炉の操業方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、従来の30℃程度のエアに代えて蓄熱燃焼装置からの蓄熱体を通過した200℃程度の燃焼排ガスを空気予熱器の入側にダイリューションするので、エアレキュペレータの入側の高温燃焼排ガス温度をエアレキュペレータ溶損温度以下に低下させるために、エア流量に比較して多くの燃焼排ガス流量を必要とするため、エアレキュペレータ入側の排ガス流量が増大し、これによって圧損が増大することになり、その結果、加熱炉の燃焼負荷が大きい場合には煙道ドラフトが不足し、操業に支障をきたすおそれがあるという未解決の課題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、煙道ドラフトと高効率廃熱回収とを両立させた最適な加熱炉の操業方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る加熱炉の操業方法は、炉壁に配設した所要対のバーナと、各バーナに接続された燃焼空気供給用兼排ガス排出用管の途上にそれぞれ介装した所要対の蓄熱体とを有する蓄熱式燃焼装置を燃焼室に配設し、該燃焼室の煙道にエアレキュペータ及びガスレキュペータが当該エアレキュペータを燃焼室側として配設された加熱炉の操業方法において、前記加熱炉の燃焼負荷から煙道ドラフト、煙道圧損、エアレキュペレータ溶損温度を考慮し、前記蓄熱体から排出される排ガスを前記エアレキュペレータの入側に供給する際の排ガスダイリューション量の上下限値を決定し、決定した排ガスダイリューション量の上下限範囲内で燃料原単位が最小となる最適排ガスダイリューション量を求め、求めた最適排ガスダイリューション量に基づいて排ガスダイリューション量を制御すると共に、残りの排ガスを前記ガスレキュペレータ出側の煙道に供給するようにしたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す概略構成図であって、図中、1は例えばウォーキングビーム2によって連続的に搬送されるフラットバー、ビームブランク等の鋼材を連続的に加熱する連続式加熱炉であって、鋼材を左側から装入し、予熱帯3、第1加熱帯4、第2加熱帯5及び均熱帯6を順次通過して加熱され、加熱を終了した鋼材が右側から抽出されて次工程に搬送される。
【0007】
そして、予熱帯3の入側における上部には煙道7が配設され、この煙道7にエアレキュペレータ(空気予熱器)8及びガスレキュペレータ(ガス予熱器)9がその順に配設され、煙道の自由端に煙突10が配設されている。
第1加熱帯4、第2加熱帯5及び均熱帯6には、夫々燃焼バーナが配設されているが、第1加熱帯4には、上部及び下部側に夫々少なくとも1組の蓄熱式燃焼装置11及び12が配設されている。
【0008】
ここで、蓄熱式燃焼装置11及び12の夫々は、第1加熱帯4の側壁に並設された一対のガスバーナ13a,13bを有する。これらガスバーナ13a,13bの夫々は、その基部に燃料ガス供給口及び燃焼空気給排口(共に図示せず)が設けられ、燃焼時には燃料ガス供給口に供給される燃料ガスがガスノズルによって加熱帯4側に噴射されると共に、ガスノズルの回りに燃焼空気給排口に連通された空気ノズルから燃焼空気が噴射されるが、非燃焼時には空気ノズルから第1加熱帯4の加熱排ガスを吸引するように構成され、燃焼時には、噴射される燃料ガスがガスノズルから噴射される燃料ガスと空気ノズルから噴射される燃焼空気との合流点近傍に配設されたパイロットバーナ(図示せず)によって点火される。
【0009】
そして、ガスバーナ13a,13bの燃料ガス供給口が個別の燃料遮断弁14a,14bを介し、さらに共通のメイン遮断弁15、流量調節弁16を介して燃料ガスとしてのMガスを供給するMガス供給源17に接続されている。
また、ガスバーナ13a,13bの燃焼空気給排口が蓄熱体20a,20bの一端に接続され、この蓄熱体20a,20bの他端が分岐され、その一方の分岐部が個別の空気遮断弁22a,22bを介し、さらに共通の流量調節弁23を介してエアブロア24に接続されていると共に、他方の分岐部が個別の排ガス遮断弁25a,25bを介し、さらに共通の流量調節弁26を介して排ガス吸引ファン(IDF)27に接続され、この排ガス吸引ファン27で吸引された蓄熱式燃焼装置11,12の蓄熱帯で熱交換した後の排ガスが流量調節弁28を介してエアレキュペレータ8の入側の煙道7にエアレキュペレータ8の溶損を防止するためのダイリューション(希釈)媒体として供給されると共に、残りの排ガスがガスレキュペレータ9の出側の煙道7に排出される。
【0010】
また、蓄熱体20a,20bの夫々は、気体流通炉に沿って蓄熱媒体として例えば直径20mmのアルミナボールが980kg充填されており、このアルミナボールに第1加熱帯4から排出される高温(例えば1300℃程度)の排ガスと熱交換されて蓄熱され、この顕熱がエアブロア24から供給される低温の燃焼空気と熱交換されて放熱される。
【0011】
そして、各蓄熱式燃焼装置11,12の蓄熱体20a,20bで熱交換された後の排ガスを煙道7におけるエアレキュペレータ8の入側にダイリューション媒体として供給する際の排ガスダイリューション量V1が以下に述べるように加熱炉の燃焼負荷から求めた最適排ガスダイリューション量V1* に制御される。
【0012】
まず、加熱炉の燃焼負荷に応じて、排ガスダイリューション量V1(Nm3 /H)と煙道ドラフト(mmAq)及び煙道圧損(mmAq)との関係は、図2に示すよう、煙道ドラフトは排ガスダイリューション量V1の変化にかかわらず一定であるが、煙道圧損は、排ガスダイリューション量V1が増加するにつれて増加するので、煙道圧損が煙道ドラフトに達したときの排ガスダイリューション量を排ガスダイリューション量上限値V1U として決定する。
【0013】
一方、排ガスダイリューション量V1とエアレキュペレータ入側排ガス温度(℃)との関係は、図3に示すように、エアレキュペレータ入側排ガス温度は排ガスダイリューション量V1が増加するに応じて減少することになるため、エアレキュペレータ溶損防止温度TR (例えば800℃)に達する排ガスダイリューション量V1を排ガスダイリューション量下限値V1L として決定する。
【0014】
そして、排ガスダイリューション量V1と加熱炉燃料原単位(Mcal/t)の関係は、図4に示すように、排ガスダイリューション量V1が13500(Nm3 /H)から増加すると加熱炉燃料原単位が減少し、排ガスダイリューション量下限値V1L を越えた22000(Nm3 /H)で最小となった後に増加傾向に転じ排ガスダイリューション量上限値V1U を越えてもなお増加することになるため、操業最適条件としては、排ガスダイリューション量下限値V1L 及び排ガスダイリューション量上限値V1U 間の範囲で加熱炉燃料原単位が最小となる排ガスダイリューション量V1を最適排ガスダイリューション量V1* として決定する。
【0015】
そして、決定された最適排ガスダイリューション量V1* に一致するように流量制御弁28を例えばプロセスコンピュータ等の制御装置でフィードバック制御又はフィードフォワード制御することにより、煙道7におけるエアレキュペレータ8の入側に供給する排ガスダイリューション量を最適値に制御し、残りの排ガスをガスレキュペレータ9の出側の煙突10側に排出する。
【0016】
次に、上記実施形態の動作を説明する。
連続式加熱炉1の操業を開始する際に、所定の初期化処理を行って炉内温度を予め設定された目標温度TT (例えば1300℃)まで昇温する昇温処理を実行し、目標温度TT に達したとき第1加熱帯4内に配設した燃焼空気温度センサ(図示せず)の温度検出値に基づいて燃焼バーナの切換えタイミングを決定して燃焼バーナの切換えを行う定常切換制御処理を行う。
【0017】
このとき、一方のガスバーナ13aが燃焼状態にあり、他方のバスバーナ13bが非燃焼状態にあるものとすると、この状態では、燃焼状態のガスバーナ13aに対しては、外気からエアブロア24によって圧送される冷風状態(例えば20℃)の燃焼空気が流量調節弁23、空気遮断弁22aを介して蓄熱体20aに供給され、この蓄熱体20aで蓄熱されたアルミナボールと熱交換されて1000℃以上に予熱された状態でガスバーナ13aの燃焼空気給排口に供給され、ガスノズルから噴射される燃料ガスと混合されて燃焼されて炉内を加熱する。
【0018】
これと同時に、他方の非燃焼状態のガスバーナ13bでは、燃焼空気給排口が蓄熱体20b、排ガス遮断弁25b、共通流量調節弁26を介して排ガス吸引ファン27に連通され、この排ガス吸引ファン27によって炉内の排ガスが吸引されて蓄熱体20bを通って排出され、蓄熱体20b内のアルミナボールと熱交換することにより、蓄熱体20bの蓄熱温度が徐々に上昇される。
【0019】
このとき、ガスバーナ13aが燃焼状態に、ガスバーナ13bが非燃焼状態に夫々切換えられた直後であるものとすると、燃焼状態のガスバーナ13a側の蓄熱体20aの温度は、図5で実線図示の特性曲線La で示すように、蓄熱体20aの飽和温度例えば1200℃であり、一方、非燃焼状態のガスバーナ13bの蓄熱体20bの温度は、一点鎖線図示の特性曲線Lb で示すように、前回の燃焼時に放熱された設定下限温度TL である1000℃となっており、ガスバーナ13b側の排ガス遮断弁25bの出側の温度は、図5の特性曲線Lc で示すように、露点温度(170℃前後)より高い例えば190℃程度になっている。
【0020】
この状態でガスバーナ13aでの燃焼状態が継続されると共に、ガスバーナ13bでの排ガス回収状態が継続されるが、ガスバーナ13aに供給される燃焼空気の温度TDaは、図5の特性曲線La で示すように、時間の経過と共に徐々に低下する一方、ガスバーナ13b側の蓄熱体20bの温度が図5の特性曲線Lb で示すように徐々に上昇し、これに伴って排ガス遮断弁25bの出側温度も図5の特性曲線Lc に示すように、徐々に上昇する。
【0021】
その時、時点t1 でガスバーナ13aに供給される燃焼空気温度TDaが下限設定温度TL に達すると、これによってガスバーナ13aが非燃焼状態の排ガス回収状態に切換えられると共に、他の非燃焼状態のガスバーナ13bに高温の蓄熱体20bで予熱された燃焼空気を供給する燃焼準備状態に移行し、その後所定時間経過した後ガスバーナ13bを燃焼状態に切換える。
【0022】
このように、ガスバーナ13bが燃焼状態に切換わると、時間の経過と共に図5の特性曲線Lb で示すように、燃焼空気温度TDbが徐々に低下し、逆にガスバーナ13aで回収された排ガスによって蓄熱体20aの温度が徐々に上昇され、これに応じて排ガス遮断弁25aの出側の排ガス温度が特性曲線Ld で示すように、徐々に上昇する。
【0023】
そして、このガスバーナ13bの燃焼状態が、燃焼空気温度TDbが下限設定温度TL 以下となるまで継続され、燃焼空気温度TDbが加減設定温度TL 以下となると、ガスバーナ13bが燃焼状態から非燃焼状態に、逆にガスバーナ13aが非燃焼状態から燃焼状態に切換えられる。その後、燃焼状態のガスバーナ13i(i=a,b)に供給される燃焼空気温度TDiが下限設定温度TL 以下となる毎に燃焼バーナの切換えが行われる。
【0024】
このようにして、蓄熱式燃焼装置11及び12の各バーナ13a及び13bが交互に切換燃焼されることにより、第1加熱帯4の炉温を設定温度に維持することができるものであるが、この間に蓄熱式燃焼装置11及び12の蓄熱体20a又は20bを通過して排ガス吸引ファン27によって吸引排出された排ガスは、前述したように、最適排ガスダイリューション量V1* に制御されて、煙道7におけるエアレキュペレータ8の入側に導入されると共に、残りがガスレキュペレータ9の出側に排出される。
【0025】
そして、最適排ガスダイリューション量V1* は、前述したように、加熱炉の燃焼負荷から、先ず、煙道ドラフト、煙道圧損及びエアレキュペレータ溶損防止温度を考慮して、蓄熱式燃焼装置11,12の蓄熱体20a,20bで熱交換後に排出される排ガスを煙道7におけるエアレキュペレータ8の入側にダイリューション媒体として供給する際の排ガスダイリューション量の下限値V1L 及び上限値V1U を決定し、決定された排ガスダイリューション量の上下限値の範囲内で燃料原単位が最小となる排ガスダイリューション量として求められるので、この最適排ガスダイリューション量となるように流量調節弁28で排ガスダイリューション量V1を制御することにより、蓄熱式燃焼装置を使用した加熱炉操業の最適化を図ることができる。
【0026】
すなわち、操業条件として、鋼材の挿入温度を400℃、抽出温度を1144℃としたときに、排ガスダイリューションの上限値V1U が25000Nm3 /H、下限値V1L が17000Nm3 /H、最適値V1* が22000Nm3 /Hとなり、排ガスダイリューション量を流量調節弁28で最適排ガスダイリューション量V1* となるように制御することにより、加熱能力限界は従来例では250t/H であったものが本発明では排ガスダイリューションにより、ダイリューションエアが不要になることで煙道の圧損が低減されて280t/H に大幅に向上させることができ、燃料原単位が従来法では240Mcal/t であったものが本発明では215Mcal/t に大幅に低減することができた。
【0027】
なお、上記実施形態においては、第1加熱帯4にのみ蓄熱式燃焼装置11,12を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、3組以上の蓄熱式燃焼装置を設置するようにしてもよく、あるいは蓄熱式燃焼装置11,12に複数対のバーナー及び蓄熱体を設けるようにしてもよく、また、第2加熱帯5や均熱帯6にも蓄熱式燃焼装置を設けるようにしてもよく、さらには、各燃焼帯で蓄熱式燃焼装置と通常バーナーによる燃焼装置とを混在させるようにしてもよく、要は蓄熱式燃焼装置の蓄熱体20a,20bを通過して排出される排ガスを煙道7のエアレキュペレータ8の入側にその排ガス温度を溶損防止温度に冷却するダイリューション媒体として供給する場合に、本発明を適用し得るものである。
【0028】
また、上記実施形態においては、第1及び第2の加熱帯4及び5を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、加熱帯が1つ又は3以上である場合であっても、各帯に配設した蓄熱式燃焼装置の排ガスを排ガス吸引ファンで吸引した後、最適排ガスダイリューション量V1* に制御することにより最適な加熱炉操業を行うことができる。
【0029】
さらに、上記実施形態においては、蓄熱式燃焼装置11,12に供給する燃料としてMガスを使用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の燃料ガスや重油等の液体燃料を使用することができる。
さらにまた、上記実施形態においては蓄熱式燃焼装置11,12におけるガスバーナ13a,13bに対する燃焼空気の供給及び排ガスの排出を個別の空気遮断弁22a,22b及び排ガス遮断弁25a,25bで行う場合について説明したが、これらに限らずエアシリンダ等によって流路を切換える方向切換片や、特開平1−219411号公報に開示されているように流体力学的にコアンダ効果を利用して切換機構を構成するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、燃焼室の煙道にエアレキュペータ及びガスレキュペータがエアレキュペータを燃焼室側として配設された加熱炉で、加熱炉の燃焼負荷から煙道ドラフト、煙道圧損、エアレキュペレータ溶損温度を考慮し、前記蓄熱体から排出される排ガスを前記エアレキュペレータの入側に供給する際の排ガスダイリューション量の上下限値を決定し、決定した排ガスダイリューション量の上下限範囲内で燃料原単位が最小となる最適排ガスダイリューション量を求め、求めた最適排ガスダイリューション量に基づいて排ガスダイリューション量を制御すると共に、残りの排ガスをガスレキュペレータ出側の煙道に供給するようにしたので、煙道ドラフトと高効率廃熱回収とを両立させた最適な加熱炉操業を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】排ガスダイリューション量と煙道ドラフト及び圧損との関係を示す特性線図である。
【図3】排ガスダイリューション量とエアレキュペレータ入側排ガス温度との関係を示す特性線図である。
【図4】排ガスダイリューション量と加熱炉燃料原単位との関係を示す特性線図である。
【図5】燃焼バーナの切換えによる蓄熱体の前後の温度変化及び排ガス温度変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 連続式加熱炉
3 予熱帯
4 第1加熱帯
5 第2加熱帯
6 均熱帯
7 煙道
8 エアレキュペレータ
9 ガスレキュペレータ
11,12 蓄熱式燃焼装置
13a,13b ガスバーナ
20a,20b 蓄熱体
25a,25b 排ガス遮断弁
27 排ガス吸引ファン
28 流量調節弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for operating, for example, a continuous heating furnace including a heat storage combustion apparatus that includes a heat storage body and alternately burns a pair of burners.
[0002]
[Prior art]
As a conventional method for operating a heating furnace, for example, a method described in JP-A-8-199231 (hereinafter simply referred to as a conventional example) is known.
In this conventional example, in a heating furnace consisting of a pretropical zone, a heating zone, and a soaking zone, combustion and heat storage are alternately and repeatedly heated by a plurality of regenerative burners in the pretropical zone, and the preheated low-temperature combustion exhaust gas is preheated to the air. A method of operating a heating furnace is described in which operation is performed while cooling the flue gas temperature below the melting temperature of the air preheater by introducing it into the high-temperature flue gas on the inlet side of the heater (air recuperator).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional example, instead of the conventional air of about 30 ° C., the combustion exhaust gas of about 200 ° C. that has passed through the heat storage body from the heat storage combustion device is diluted to the inlet side of the air preheater. In order to lower the high-temperature combustion exhaust gas temperature on the inlet side of the air recuperator below the air recuperator melting temperature, a larger amount of combustion exhaust gas flow is required compared to the air flow rate, so the exhaust gas flow rate on the inlet side of the air recuperator As a result, the pressure loss increases, and as a result, when the combustion load of the heating furnace is large, there is an unsolved problem that the flue draft is insufficient and the operation may be hindered.
[0004]
Therefore, the present invention has been made paying attention to the unsolved problems of the above-described conventional example, and provides an optimum heating furnace operating method that achieves both flue draft and high-efficiency waste heat recovery. It is aimed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method for operating a heating furnace according to claim 1 includes a required pair of burners arranged on the furnace wall and a combustion air supply / exhaust gas discharge pipe connected to each burner. Operation of a heating furnace in which a regenerative combustion apparatus having a required pair of regenerators interposed therein is disposed in a combustion chamber, and an air recuperator and a gas recuperator are disposed on the combustion chamber side in the flue of the combustion chamber. In the method, considering flue draft, flue pressure loss, and air recuperator melting temperature from the combustion load of the heating furnace, exhaust gas when supplying the exhaust gas discharged from the heat storage body to the inlet side of the air recuperator The upper and lower limits of the dilution amount are determined, and the optimum exhaust gas dilution amount that minimizes the fuel consumption rate within the upper and lower limits of the determined exhaust gas dilution amount is determined. Controls the exhaust gas dilution amount based on the gas dilution volume, is characterized in that the remaining gas was then supplied to the flue of the gas recuperator outlet side.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention. In the figure, 1 is a continuous type for continuously heating a steel material such as a flat bar and a beam blank continuously conveyed by a walking beam 2, for example. It is a heating furnace, and the steel material is charged from the left side, heated through the pre-tropical zone 3, the
[0007]
A flue 7 is disposed at the upper part of the entrance side of the pre-tropical zone 3, and an air recuperator (air preheater) 8 and a gas recuperator (gas preheater) 9 are disposed in this order in the flue 7. A
Combustion burners are disposed in the
[0008]
Here, each of the
[0009]
The fuel gas supply ports of the
Further, the combustion air supply / exhaust ports of the
[0010]
Each of the
[0011]
And exhaust gas dilution when supplying the exhaust gas after heat exchange by the
[0012]
First, according to the combustion load of the heating furnace, the relationship between the exhaust gas dilution amount V1 (Nm 3 / H), the flue draft (mmAq), and the flue pressure loss (mmAq) is as shown in FIG. Although the draft is constant regardless of the change in the exhaust gas dilution amount V1, flue pressure drop, since the exhaust gas dilution amount V1 is increased with the increase, when the flue pressure loss reaches the flue draft determining the exhaust gas dilution amount as exhaust gas dilution amount upper limit value V1 U.
[0013]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the relationship between the exhaust gas dilution amount V1 and the air recuperator inlet side exhaust gas temperature (° C.) corresponds to the increase of the exhaust gas dilution amount V1. to become a reducing Te, determines the exhaust gas dilution amount V1 reaching the air recuperator erosion prevention temperature T R (e.g. 800 ° C.) as the exhaust gas dilution amount lower limit value V1 L.
[0014]
As shown in FIG. 4, when the exhaust gas dilution amount V1 increases from 13500 (Nm 3 / H), the relationship between the exhaust gas dilution amount V1 and the heating furnace fuel intensity (Mcal / t) is as follows. After the basic unit decreased and became the minimum after 22000 (Nm 3 / H) exceeding the exhaust gas dilution amount lower limit value V1 L , it turned to an increasing trend, and even if the exhaust gas dilution amount upper limit value V1 U was exceeded, it still increased Therefore, as the optimum operation condition, the exhaust gas dilution amount V1 at which the heating furnace fuel unit becomes the minimum in the range between the exhaust gas dilution amount lower limit value V1 L and the exhaust gas dilution amount upper limit value V1 U. Is determined as the optimum exhaust gas dilution amount V1 * .
[0015]
Then, the
[0016]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
When the operation of the continuous heating furnace 1 is started, a temperature increase process for performing a predetermined initialization process to raise the furnace temperature to a preset target temperature T T (for example, 1300 ° C.) is performed. constant switching performing the first switching of the combustion burner to determine the switching timing of the combustion burner based on the temperature detection value of the combustion air temperature sensor disposed in the heating zone 4 (not shown) when it reaches a temperature T T Perform control processing.
[0017]
At this time, assuming that one
[0018]
At the same time, in the other
[0019]
At this time, assuming that the
[0020]
With the combustion state in the
[0021]
At that time, when the combustion air temperature T Da supplied to the
[0022]
Thus, when the
[0023]
Then, the combustion state of the
[0024]
In this way, the furnace temperature of the
[0025]
As described above, the optimum exhaust gas dilution amount V1 * is determined from the combustion load of the heating furnace in consideration of the flue draft, flue pressure loss and air recuperator melting prevention temperature, as described above. 11 and 12 of the
[0026]
That is, as operating conditions, when the steel material insertion temperature is 400 ° C. and the extraction temperature is 1144 ° C., the exhaust gas dilution upper limit value V1 U is 25000 Nm 3 / H, and the lower limit value V1 L is 17000 Nm 3 / H, which is optimal. The value V1 * is 22000 Nm 3 / H, and the heating capacity limit is 250 t / H in the conventional example by controlling the exhaust gas dilution amount to be the optimum exhaust gas dilution amount V1 * with the
[0027]
In addition, in the said embodiment, although the case where the thermal storage
[0028]
Moreover, in the said embodiment, although the case where it has the 1st and
[0029]
Furthermore, in the said embodiment, although the case where M gas was used as a fuel supplied to the thermal
Furthermore, in the above embodiment, the case where the combustion air is supplied to the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, in the heating furnace in which the air recuperator and the gas recuperator are disposed in the combustion chamber flue with the air recuperator as the combustion chamber side, the flue draft from the combustion load of the heating furnace, Taking into account flue pressure loss and air recuperator melting temperature, the upper and lower limit values of the exhaust gas dilution amount when supplying exhaust gas discharged from the heat storage body to the inlet side of the air recuperator were determined and determined. The optimum exhaust gas dilution amount that minimizes the fuel consumption rate within the upper and lower limits of the exhaust gas dilution amount is obtained, and the exhaust gas dilution amount is controlled based on the obtained optimum exhaust gas dilution amount. Since the exhaust gas is supplied to the flue at the outlet side of the gas recuperator, the optimum furnace operation that combines the flue draft and high-efficiency waste heat recovery is achieved. Effect that can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a characteristic diagram showing the relationship between exhaust gas dilution amount, flue draft and pressure loss.
FIG. 3 is a characteristic diagram showing a relationship between an exhaust gas dilution amount and an exhaust gas temperature on the inlet side of the air recuperator.
FIG. 4 is a characteristic diagram showing a relationship between an exhaust gas dilution amount and a heating furnace fuel consumption rate.
FIG. 5 is a time chart showing temperature changes before and after a heat storage body and exhaust gas temperature changes due to switching of a combustion burner.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Continuous heating furnace 3 Pre-tropical 4 1st heating zone 5
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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