JP3795773B2 - Wiper arm - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基端部のピボット軸との固定部を被覆するキャップを備えたワイパアームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイパアームの基端部とピボット軸との連結固定は、例えばピボット軸先端に刻設されたねじ部にナットを締結して行っている。そして、このような基端部のピボット軸との固定部は、ワイパーの外観上の見栄えを向上させ、或いは、固定部(ピボット軸等)内への浸水を防止するためにキャップにより被覆されている。
【0003】
こうした固定部を被覆するキャップを備えたワイパアームとしては、例えば特開2000−95070号公報に記載された着脱自在のキャップが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開2000−95070号公報に記載されたワイパアームは、キャップにより上記固定部を最小限に被覆するものであり、メンテナンス時等にはキャップを基端部から取り外すようになっている。このようなワイパアームは、キャップを基端部に取り付けて納品されるため、車両(ピボット軸)にワイパアームを締結する作業に際してキャップを取り外し、締結作業後にはキャップを取り付ける作業が必要であり、その作業性が抑制されていた。また、上記締結作業時に取り外されたキャップが紛失するなどして同作業の中断を余儀なくされることもあった。
【0005】
そこで、上記キャップを基端部にヒンジ連結して固定部を閉塞・開放しうるようにしたワイパアームが本出願人により提案されている。この場合、外観上の見栄えを向上させるために基端部とキャップとの一体感をもたせつつも、同キャップのヒンジ軸線を中心としたスムースな回動ができる形状が望まれている。
【0006】
本発明の目的は、基端部とキャップとの一体感をもたせつつも、同キャップのヒンジ軸線を中心としたスムースな回動が妨げられないワイパアームを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、基端部のピボット軸との固定部を被覆するとともに、該固定部を開放・閉塞しうるように該基端部に回動可能にヒンジ連結されたキャップを有するワイパアームにおいて、前記キャップは、前記固定部を被覆する被覆部と、該被覆部から延出形成されて前記基端部にヒンジ連結される一対の脚部とを有し、前記基端部は、前記キャップが前記固定部を閉塞した全閉状態において前記脚部が嵌合するように該脚部に対応して凹設された段部を有し、前記脚部の先端部に、所定半径Rの略半円形の曲成部を形成し、全閉状態から略90度まで前記キャップの回動を許容するようにヒンジ軸線から前記段部の段差面までの距離を設定し、前記曲成部の形状の中心を点Oとし、ヒンジ軸線の位置を該点Oで交差する直交座標(x,y)で表すとともに、前記ヒンジ軸線から前記脚部の先端部までの延出方向の距離L1、該ヒンジ軸線から前記段部の段差面までの該延出方向の距離D1、該ヒンジ軸線から前記脚部の端部までの該延出方向と略直交する方向の距離L2、該ヒンジ軸線から該段部の段差面までの該延出方向と略直交する方向の距離D2、該ヒンジ軸線から前記曲成部までの点O及びヒンジ軸線を通る直線方向の距離L3とするとき、前記ヒンジ軸線の位置が前記直交座標(x,y)の第1象限にあるときはD2≧L3、第2象限にあるときはD1≧L2、第3象限にあるときはD1≧L2且つD2≧L1、第4象限にあるときはD1≧L3且つD2≧L1がそれぞれ成立するように設定したことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパアームにおいて、前記段部は、前記脚部の肉厚t2と略同等の段差t1を有したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイパアームにおいて、前記基端部には、天板部の端部を段状に形成する天板段部が形成され、前記ヒンジ軸線は、前記天板段部から所定距離だけ離隔されて設定されていることを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパアームにおいて、前記キャップには前記基端部に対して突出するヒンジ突起が形成され、該基端部には該ヒンジ突起と係合するように凹設されたヒンジ孔が形成され、該キャップは該ヒンジ突起が該ヒンジ孔に係合して該基端部にヒンジ連結されるワイパアームであって、前記ヒンジ突起には、前記ヒンジ孔との係合において前記脚部を徐々に広げるテーパが形成されたことを要旨とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパアームにおいて、前記キャップには前記基端部に対して突出するヒンジ突起が形成され、該基端部には該ヒンジ突起と係合するように凹設されたヒンジ孔が形成され、該キャップは該ヒンジ突起が該ヒンジ孔に係合して該基端部にヒンジ連結されるワイパアームであって、前記段部には、前記キャップの組み付け方向に略沿って前記脚部のヒンジ突起を前記基端部のヒンジ孔へと案内する案内溝が形成されたことを要旨とする。
【0012】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、上記基端部は、キャップが固定部を閉塞した全閉状態において脚部が嵌合するように同脚部に対応して凹設された段部を有している。従って、全閉状態においてこれら基端部及びキャップ(脚部)の結合部分は略面一に調和した外観となる。また、脚部の先端部に点Oを中心とする所定半径Rを有する略半円形の曲成部を形成し、全閉状態から略90度までキャップの回動を許容するようにヒンジ軸線から上記段部の段差面までの距離を設定したことで、このようなキャップの回動が規制されることもない。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、上記段部は脚部の肉厚t2と略同等の段差t1を有している。従って、キャップは、脚部が段部底面に略当接した状態で基端部に装着されるため、その装着状態(全閉状態)及び開放・閉塞時でのガタツキが抑制される。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、上記基端部には天板部の端部を段状に形成する天板段部が形成されている。従って、全閉状態においてキャップの被覆部の肉厚をこの天板段部により吸収して同キャップを基端部に装着することができ、基端部の天板部とキャップの被覆部とは略面一に調和した外観となる。また、ヒンジ軸線は天板段部から所定距離だけ離隔されて設定されている。すなわち、キャップは脚部を介して天板段部よりも突出した位置で基端部にヒンジ連結されている。従って、基端部の天板部とキャップの被覆部とを略面一に調和した外観としても、キャップの開閉において基端部と干渉することはない。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、上記キャップは脚部に形成されたヒンジ突起が基端部に凹設されたヒンジ孔に係合して同基端部にヒンジ連結される。上記ヒンジ突起には、ヒンジ孔との係合において脚部を徐々に広げるテーパが形成されているため、これらヒンジ突起及びヒンジ孔は円滑に係合される。このため、キャップは基端部に容易に装着される。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、上記キャップは脚部に形成されたヒンジ突起が基端部に凹設されたヒンジ孔に係合して同基端部にヒンジ連結される。上記段部には、キャップの組み付け方向に略沿って脚部のヒンジ突起を基端部のヒンジ孔へと案内する案内溝が形成されている。このため、キャップは基端部に容易に装着される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図11に従って説明する。図4は、主としてワイパー10を示す分解側面図である。同図に示されるように、このワイパー10はウィンドガラスをぬぐうためのブレード11と、同ブレード11を支えるワイパアーム12とを備えている。そして、このワイパー10(ワイパアーム12)の基端部12aは、図示しないワイパモータにより駆動されるリンクのピボット軸13が挿通され、同ピボット軸13の先端部に形成されたねじ部にナット14が締結されることでリンクと一体作動するように固定されている。なお、上記ピボット軸13の軸線方向、すなわちワイパアーム12の組み付け方向は、鉛直方向(重力方向)Gと略一致するように設定されている。そして、これらピボット軸13及びナット14によるワイパアーム12(基端部12a)の固定部40は、キャップ20により覆われるようになっている。このキャップ20は、ワイパー10の外観上の見栄えを向上させるとともに、固定部40(ピボット軸13等)内への浸水を防止するためのものである。
【0018】
次に、上記ワイパアーム12の基端部12a及びキャップ20の細部構造について、図1〜図3を参照して説明する。なお、図1(a)及び図1(b)はそれぞれ上記基端部12a及びキャップ20を示す斜視図である。また、図2及び図3はそれぞれ上記基端部12aにキャップ20を装着した状態での平面図及び側面図である。
【0019】
図1(a)に示されるように、上記基端部12aには、ワイパアーム12の幅と同等の外径を有して一側(図1の下側)まで延出する略円柱状のベース21が形成されている。また、基端部12aの天板部22には、一側(図1の下側)に向かってその端部を段状に形成する天板段部23aと、同天板段部23aに連続して傾斜する傾斜面23が形成されている。これら天板段部23a及び傾斜面23を介してベース21の上面21aは天板部22に対して所定の高低差を有するように配置されている。
【0020】
上記ベース21には、軸線に略沿って上面21aから略円形に凹設されたナット収容部21bが設けられている。そして、このナット収容部21bの中心部には、前記ピボット軸13の先端部に形成された図示しないテーパ部のセレーション面が対応するように軸線方向に貫通するピボット軸挿通孔21cが形成されている。ワイパー10(ワイパアーム12)は、前記ピボット軸13を一側(図1の下側)からピボット軸挿通孔21cに挿通し、ナット収容部21bに現出した先端のねじ部に前記ナット14を締結することで、リンク(ピボット軸13)に固定される。なお、ナット14は、ナット収容部21bにおいて天板部22との高低差を利用して収容されており、同ナット14の端面が天板部22の高さまで突出しないように設定されている。そして、このような態様で収容・締結されるピボット軸13及びナット14によってワイパアーム12(基端部12a)の固定部40が形成されている。
【0021】
なお、上記ベース21の上面21a側には、径方向に突出する係止爪21dが形成されている。この係止爪21dに前記キャップ20が後述の態様で係止されることで、同キャップ20はベース21上に堅固に固定されるようになっている。
【0022】
また、上記基端部12aの各側板部24には、天板部22からベース21の上面21aまで幅方向に凹設された段部としてのキャップ取付部25が形成されている。そして、このキャップ取付部25には、幅方向に凹設されたヒンジ孔26が形成されている。このヒンジ孔26の軸線(ヒンジ軸線C)は、前記天板段部23aから所定距離Dだけ離隔されて配置されている(図2及び図3参照)。ヒンジ孔26は、前記キャップ20と後述の態様でヒンジ結合するためのものである。また、キャップ取付部25には、上記ヒンジ孔26の位置において幅方向に凹設され、天板部22に開口するガイド溝26aが形成されている。このガイド溝26aは、上記キャップ20とのヒンジ結合に際して案内を行うためのものである。
【0023】
図1(b)に示されるように、上記キャップ20は、例えば樹脂材にて形成されており、基端部12aの傾斜面23及びベース21の平面形状に合わせて形成された天板部31と、前記キャップ取付部25の段差t1と同等の肉厚t2を有して同天板部31に略沿う側板部32とを有している。なお、これら天板部31及び側板部32によって被覆部を形成している。全閉状態において、キャップ20の天板部31の肉厚を前記天板段部23aにより吸収して同キャップ20は基端部12aに装着される。これにより、基端部12aの天板部22とキャップ20の天板部31とは略面一に調和した外観となる。上記側板部32には、各キャップ取付部25に対応して延出する肉厚t2を有する一対の脚部33が形成されている。
【0024】
上記各脚部33の内壁面には、上記ヒンジ孔26の位置に応じて幅方向に突出するヒンジ突起34が形成されている。キャップ20は、ヒンジ突起34が前記ヒンジ孔26に挿入されることでワイパアーム12(基端部12a)と1つのヒンジ軸線C周りにヒンジ結合する。このヒンジ突起34のヒンジ軸線Cは、天板部31の端部(装着状態において天板段部23a)から所定距離Dだけ離隔されて形成されている。すなわち、キャップ20は脚部33を介して天板段部23aよりも突出した位置で基端部12aにヒンジ連結されている。従って、基端部12aの天板部22とキャップ20の天板部31とを略面一に調和した外観としても、キャップ20の開閉において基端部12a(天板段部23a)と干渉することはない。
【0025】
ここで、図5に図1(b)の5−5線に沿う断面図が示されるように、上記ヒンジ突起34の脚部33先端側にはテーパ面34aが形成されている。図6に示されるように、キャップ20は基端部12aとの組み付け(ヒンジ結合)において天板部22と略直交する方向から行うようになっている。従って、この組付けに際してキャップ20の脚部33は、ガイド溝26aにテーパ面34aが当接して滑らかに押し広げられながらヒンジ突起34がヒンジ孔26に係止されるまで同ガイド溝26aに案内される。このような態様でキャップ20と基端部12aとの組み付けが円滑に行われる。
【0026】
このようなキャップ20と基端部12aとの組み付け後、上記ヒンジ軸線Cを中心にキャップ20を基端部12a側に略90度回動することで基端部12aに装着される。換言すると、ワイパアーム12(基端部12a)をピボット軸13に組み付ける際の作業性を考慮して、キャップ20は基端部12aに対して少なくとも略90度の回動が可能になっている。既述のように、ピボット軸13の軸線方向であるワイパアーム12の組み付け方向は、鉛直方向(重力方向)Gと略一致しているため、キャップ20を略90度回動させることでその方向を鉛直方向(重力方向)Gと略一致させ、意図しないキャップ20の閉動作を抑制している。
【0027】
上記キャップ20(側板部32)の先端には、前記係止爪21dに対応して延出形成された係止片32aが設けられている。図3に示されるように、この係止片32aには、全閉状態において係止爪21dが係止されるようになっており、これによりキャップ20は、ワイパアーム12に対して堅固に固定され、故意に係止片32aを係止爪21dから外さない限りは回動不能である。そして、ワイパアーム12(基端部12a)の固定部40は、キャップ20により覆われて浸水の防止等がされる。
【0028】
以下、全閉状態から少なくとも略90度までのキャップ20の回動(開放)を規制しないヒンジ軸線Cの設定可能位置について図7〜図11に従って説明する。なお、図7においては、簡易化のためにキャップ20の側面形状を高さhが略一定となる略長方形状とし、脚部33の先端部に点Oを中心とする半径Rの略半円形状の曲成部33aを形成している。そして、高さhが直径2Rに一致する形状としている。
【0029】
一方、基端部12aのキャップ取付部25は、上記脚部33の先端部の形状に対応して角部の曲成された形状としている。詳述すると、上記キャップ取付部25の段差面25aの角部は、上記半径Rよりも若干大きい半径を有して曲成されている。そして、点Oに対して天板部31と略平行に伸びる脚部33の基端側の方向をx方向とし、同x方向と直交する天板部31と略直交する方向をy方向とすると、全閉状態においてキャップ取付部25の段差面25aは曲成部33aの端面に対して−x方向に間隙c、−y方向に間隙dだけそれぞれ離隔されている。なお、これら間隙c,dは、主としてキャップ20を基端部12aにヒンジ連結するためにヒンジ突起34及びヒンジ孔26間に生じるガタに起因するものである。いうまでもなく、これら間隙c,dは少ないほど好ましい。図面においては、便宜的に誇張して描画している。
【0030】
このような関係において、直交座標(x,y)におけるヒンジ連結可能なヒンジ軸線Cを座標C(x,y)で表し、その位置を以下の場合に分けて求める。なお、全閉状態においてヒンジ軸線Cから脚部33の先端部までの−x方向(延出方向)の距離を距離L1、同キャップ取付部25の段差面25aまでの−x方向の距離を距離D1とする。また、同様にヒンジ軸線Cからキャップ20(脚部33)の端面までのy方向の距離を距離L2、同キャップ取付部25の段差面25aまでの−y方向の距離を距離D2とする。さらに、ヒンジ軸線Cから曲成部33aの端面までの点O及びヒンジ軸線Cを通る直線方向の距離を距離L3とする。
【0031】
[第1象限]:C(x,y)、x≧0,y≧0のとき
図8(a)に示されるように、ヒンジ軸線Cから脚部33の曲成部33aの端面までの最長距離は距離L3となる。キャップ20の回動に伴って曲成部33aの端面がキャップ取付部25の段差面25aと干渉しないためには、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−y方向の距離D2がこの距離L3以上であればよいから、
D2≧L3
ここで、D2=y+R+d、L3=R+√(x^2+y^2)であるから、
y+R+d≧R+√(x^2+y^2)
∴(y+d)^2≧x^2+y^2
∴y≧(x^2−d^2)/2d
従って、このときのヒンジ軸線Cの設定可能位置は、脚部33(天板部22)の端面をy方向の最大距離(y≦R)として図8(b)に斜線で示す範囲に規制される。
【0032】
[第2象限]:C(x,y)、x≦0,y≧0のとき
図9(a)に示されるように、キャップ20が略90度の回動をしても曲成部33aの端面がキャップ取付部25の段差面25aと干渉しないためには、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−x方向の距離D1がヒンジ軸線Cからキャップ20(天板部31)の端面までのy方向の距離L2以上であればよいから、
D1≧L2
ここで、D1=R+c+x、L2=R−yであるから、
R+c+x≧R−y
∴y≧−x−c
従って、このときのヒンジ軸線Cの設定可能位置は、脚部33(天板部22)の端面をy方向の最大距離(y≦R)として図9(b)に斜線で示す範囲に規制される。
【0033】
[第3象限]:C(x,y)、x≦0,y≦0のとき
図10(a)に示されるように、キャップ20が略90度の回動をしても曲成部33aの端面がキャップ取付部25の段差面25aと干渉しないためには、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−x方向の距離D1がヒンジ軸線Cからキャップ20(天板部31)の端面までのy方向の距離L2以上であり、且つ、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−y方向の距離D2がヒンジ軸線Cから脚部33の先端部までの−x方向の距離L1以上であればよいから、
D1≧L2、且つ、D2≧L1
ここで、D1=R+c、D2=y+R+d、L1=R+x、L2=R−yであるから、
R+c+x≧R−y、且つ、R+d+y≧R+x
∴y≧−x−c、且つ、y≧x−d
従って、このときのヒンジ軸線Cの設定可能位置は、図10(b)に斜線で示す範囲に規制される。
【0034】
[第4象限]:C(x,y)、x≧0,y≦0のとき
図11(a)に示されるように、ヒンジ軸線Cから脚部33の曲成部33aの端面までの最長距離は距離L3となる。キャップ20の回動に伴って曲成部33aの端面がキャップ取付部25の段差面25aと干渉しないためには、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−x方向の距離D1がこの距離L3以上であり、且つ、ヒンジ軸線Cからキャップ取付部25の段差面25aまでの−y方向の距離D2がヒンジ軸線Cから脚部33の先端部までの−x方向の距離L1以上であればよいから、
D1≧L3、且つ、D2≧L1
ここで、D1=R+c+x、D2=y+R+d、L1=R+x、L3=R+√(x^2+y^2)であるから、
R+c+x≧R+√(x^2+y^2)、且つ、R+d+y≧R+x
∴x≧(y^2−c^2)/2c、且つ、y≧x−d
従って、このときのヒンジ軸線Cの設定可能位置は、図11(b)に斜線で示す範囲に規制される。
【0035】
以上により、ヒンジ軸線Cの設定可能位置は、図8(b)〜図11(b)の各斜線で示す範囲に規制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
【0036】
(1)本実施形態では、上記基端部12aは、キャップ20が固定部40を閉塞した全閉状態において脚部33が嵌合するように同脚部33に対応して凹設されたキャップ取付部25を有している。従って、全閉状態においてこれら基端部12a及びキャップ20(脚部33)の結合部分を略面一に調和した外観にできる。また、脚部33の先端部に点Oを中心とする所定半径Rを有する略半円形の曲成部33aを形成した。そして、全閉状態から少なくとも略90度までキャップ20の回動を許容するようにヒンジ軸線Cから上記キャップ取付部25の段差面25aまでの距離を設定したことで、このようなキャップ20の回動が規制されることもない。
【0037】
(2)本実施形態では、上記キャップ取付部25は脚部33の肉厚t2と略同等の段差t1を有している。従って、キャップ20は、脚部33がキャップ取付部25底面に略当接した状態で基端部12aに装着されるため、その装着状態(全閉状態)及び開放・閉塞時でのガタツキを抑制できる。
【0038】
(3)本実施形態では、上記基端部12aには天板部22の端部を段状に形成する天板段部23aが形成されている。従って、全閉状態においてキャップ20の天板部31の肉厚をこの天板段部23aにより吸収して同キャップ20を基端部12aに装着することができ、基端部12aの天板部22とキャップ20の天板部31とを略面一に調和した外観にできる。また、ヒンジ軸線Cは天板段部23aから所定距離Dだけ離隔されて設定されている。すなわち、キャップ20は脚部33を介して天板段部23aよりも突出した位置で基端部12aにヒンジ連結されている。従って、基端部12aの天板部22とキャップ20の天板部31とを略面一に調和した外観としても、キャップ20の開閉において基端部12aと干渉することはない。
【0039】
(4)本実施形態では、上記キャップ20は脚部33に形成されたヒンジ突起34が基端部12aに凹設されたヒンジ孔26に係合して同基端部12aにヒンジ連結される。上記ヒンジ突起34には、ヒンジ孔26との係合において脚部33を徐々に広げるテーパ面34aが形成されているため、これらヒンジ突起34及びヒンジ孔26は円滑に係合される。このため、キャップ20を基端部12aに容易に装着できる。
【0040】
(5)本実施形態では、キャップ取付部25には、キャップ20の組み付け方向に略沿って脚部33のヒンジ突起34を基端部12aのヒンジ孔26へと案内するガイド溝26aが形成されている。このため、キャップ20を基端部12aに容易に装着できる。
【0041】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・前記実施形態におけるヒンジ軸線Cの設定においては特に言及していないが、脚部33(天板部22)の端面によるy方向の距離の制約(y≦R)は、例えば天板部22の肉厚若しくはヒンジ孔26の内周半径を確保しうる余裕長Δを考慮した制約(y≦R−Δ)としてもよい。
【0042】
・前記実施形態においては、基端部12a側にヒンジ孔26を形成し、キャップ20(脚部33)側にヒンジ突起34を形成してキャップ20を基端部12aにヒンジ連結した。これに対して、基端部12a側にヒンジ突起を形成し、キャップ20(脚部33)側にヒンジ孔を形成してキャップ20を基端部12aにヒンジ連結してもよい。
【0043】
・前記実施形態において、説明の簡易化のために脚部33の曲成部33aに対して基端側(及び側板部32)が一定幅(h=2R)となる形状とした。しかしながら、ヒンジ軸線Cの上述の設定が満たされているならば、図12に示されるように、曲成部33aの基端側が滑らかに拡幅されるテーパSを形成してもよい。なお、このテーパSは脚部33に対してのみ形成してもよく、あるいは脚部33から側板部32に連続して形成してもよい。このように変更することで、前記実施形態と同様の効果に加え、キャップ20の容積の確保及び曲成部33aの小径化の両得となる。特に、曲成部33aの小径化を図ることで、キャップ取付部25の段差面25a間に生じるスキマを低減できる。
【0044】
・前記実施形態において、段差面25aの角部を曲成したが、先鋭となるようにしてもよい。また。段差面25aの角部が鈍角になるような形状を採用してもよい。
【0045】
次に、以上の実施形態から把握することができる技術的思想を、その効果とともに以下に記載する。
(イ)前記段部(25)には、前記キャップ(20)の組み付け方向に略沿って前記脚部(33)のヒンジ突起(34)を前記基端部(12a)のヒンジ孔(26)へと案内する案内溝(26a)が形成されている。同構成によれば、上記段部には、キャップの組み付け方向に略沿って脚部のヒンジ突起を基端部のヒンジ孔へと案内する案内溝が形成されている。このため、キャップは基端部に容易に装着される。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項に記載の発明によれば、基端部とキャップとの一体感をもたせつつも、同キャップのヒンジ軸線を中心とした回動の規制を回避できる。
【0047】
請求項2に記載の発明によれば、キャップの装着状態(全閉状態)及び開放・閉塞時でのガタツキを抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、全閉状態においてキャップの被覆部の肉厚をこの天板段部により吸収して同キャップを基端部に装着することができ、基端部の天板部とキャップの被覆部とを略面一に調和した外観にできる。また、基端部の天板部とキャップの被覆部とを略面一に調和した外観としても、キャップの開閉において基端部との干渉を回避できる。
【0048】
請求項4又は5に記載の発明によれば、キャップを基端部に容易に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態を示す平面図。
【図3】同実施形態を示す側面図。
【図4】同実施形態が適用されるワイパーを示す分解側面図。
【図5】図1(b)の5−5線に沿った断面図。
【図6】同実施形態の動作態様を示す正面図。
【図7】ヒンジ軸線の設定態様を示す説明図。
【図8】ヒンジ軸線の設定態様を示す説明図。
【図9】ヒンジ軸線の設定態様を示す説明図。
【図10】ヒンジ軸線の設定態様を示す説明図。
【図11】ヒンジ軸線の設定態様を示す説明図。
【図12】同実施形態の別例を示す側面図。
【符号の説明】
C…ヒンジ軸線、12a…基端部、13…ピボット軸、20…キャップ、22…天板部、23a…天板段部、25…段部としてのキャップ取付部、25a…段差面、26…ヒンジ孔、26a…案内溝、31…被覆部を形成する天板部、32…被覆部を形成する側板部、33…脚部、33a…曲成部、34…ヒンジ突起、34a…テーパ面、40…固定部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiper arm including a cap that covers a fixed portion of a proximal end portion with a pivot shaft.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the base end portion of the wiper arm and the pivot shaft are connected and fixed by, for example, fastening a nut to a screw portion carved at the tip of the pivot shaft. The fixing portion of the base end portion with the pivot shaft is covered with a cap in order to improve the appearance of the wiper in appearance or prevent water from entering the fixing portion (pivot shaft or the like). Yes.
[0003]
As a wiper arm provided with a cap that covers such a fixed portion, for example, a detachable cap described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-95070 is known.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, the wiper arm described in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-95070 covers the fixed portion with a cap to the minimum, and the cap is removed from the base end during maintenance or the like. Since such a wiper arm is delivered with the cap attached to the base end, it is necessary to remove the cap when the wiper arm is fastened to the vehicle (pivot shaft) and to attach the cap after the fastening work. Sex was suppressed. In addition, the cap removed at the time of the fastening operation may be lost due to loss of the cap.
[0005]
Accordingly, the present applicant has proposed a wiper arm in which the cap is hinged to the base end portion so that the fixing portion can be closed and opened. In this case, there is a demand for a shape that can smoothly rotate around the hinge axis of the cap while providing a sense of unity between the base end and the cap in order to improve the appearance of the cap.
[0006]
An object of the present invention is to provide a wiper arm that provides a sense of unity between a base end portion and a cap, but does not hinder smooth rotation about the hinge axis of the cap.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1 covers the fixing portion of the base end portion with the pivot shaft and rotates the base end portion so that the fixing portion can be opened and closed. In the wiper arm having a cap hinged to be movable, the cap includes a covering portion that covers the fixing portion, and a pair of leg portions that extend from the covering portion and are hinged to the base end portion. The base end portion has a stepped portion corresponding to the leg portion so that the leg portion fits in the fully closed state where the cap closes the fixing portion, At the tip of the leg , Place Constant radius R of Forms a semi-circular bend and is fully closed Abbreviation Set the distance from the hinge axis to the step surface of the step to allow the cap to rotate up to 90 degrees. The center of the shape of the bent portion is a point O, the position of the hinge axis is represented by orthogonal coordinates (x, y) intersecting at the point O, and the extension from the hinge axis to the tip of the leg portion A distance L1 in the direction, a distance D1 in the extending direction from the hinge axis to the step surface of the stepped portion, a distance L2 in a direction substantially perpendicular to the extending direction from the hinge axis to the end of the leg, When the distance D2 in the direction substantially perpendicular to the extending direction from the hinge axis to the step surface of the step portion, the point O from the hinge axis to the bent portion, and the distance L3 in the linear direction passing through the hinge axis D2 ≧ L3 when the position of the hinge axis is in the first quadrant of the orthogonal coordinates (x, y), D1 ≧ L2 when it is in the second quadrant, D1 ≧ L2 and D2 when it is in the third quadrant ≧ L1, when in the 4th quadrant, D1 ≧ L3 and D2 ≧ L1 Set to be established This is the summary.
[0009]
Claim 3 The invention described in claim 1 Or 2 In the wiper arm described in the above, a top plate step portion that forms an end portion of the top plate portion in a step shape is formed at the base end portion, and the hinge axis is separated from the top plate step portion by a predetermined distance. The gist is that it is set.
[0010]
Claim 4 The invention described in claim 1 3 Either 1 item In the wiper arm described in the above, the cap is formed with a hinge projection that protrudes with respect to the base end portion, and the base end portion is formed with a hinge hole that is recessed to engage with the hinge projection, The cap is a wiper arm in which the hinge protrusion engages with the hinge hole and is hinged to the base end portion, and the leg portion is gradually expanded in engagement with the hinge hole on the hinge protrusion. The gist is that the taper is formed.
[0011]
Claim 5 The invention according to any one of claims 1 to 4 1 item In the wiper arm described in the above, the cap is formed with a hinge projection that protrudes with respect to the base end portion, and the base end portion is formed with a hinge hole that is recessed to engage with the hinge projection, The cap is a wiper arm in which the hinge projection engages with the hinge hole and is hinged to the base end portion, and the step has a hinge projection of the leg portion substantially along the assembly direction of the cap. The gist of the present invention is that a guide groove is formed to guide the guide to the hinge hole at the base end.
[0012]
(Function)
Claim 1 According to the described invention, the base end portion has a stepped portion corresponding to the leg portion so that the leg portion fits in the fully closed state where the cap closes the fixing portion. . Therefore, in the fully closed state, the joint portion of the base end portion and the cap (leg portion) has a substantially harmonious appearance. In addition, a substantially semicircular bent portion having a predetermined radius R centered on the point O is formed at the tip of the leg, and the leg is in a fully closed state. Abbreviation By setting the distance from the hinge axis to the step surface of the step portion so as to allow the cap to rotate up to 90 degrees, such a rotation of the cap is not restricted.
[0013]
[0014]
Claim 3 According to the invention described in (4), the top plate step portion that forms the end portion of the top plate portion in a step shape is formed at the base end portion. Therefore, in the fully closed state, the thickness of the covering portion of the cap can be absorbed by the top plate step portion, and the cap can be attached to the base end portion, and the top plate portion of the base end portion and the covering portion of the cap are Appearance is harmonized with the same level. The hinge axis is set to be separated from the top plate step by a predetermined distance. That is, the cap is hinged to the base end at a position protruding from the top plate step through the leg. Therefore, even if the top plate portion of the base end portion and the covering portion of the cap are made to be substantially flush with each other, they do not interfere with the base end portion in opening and closing the cap.
[0015]
Claim 4 According to the invention described above, the cap is hingedly connected to the base end portion by engaging the hinge projection formed on the leg portion with the hinge hole formed in the base end portion. Since the taper that gradually widens the leg portion in engagement with the hinge hole is formed on the hinge protrusion, the hinge protrusion and the hinge hole are smoothly engaged. For this reason, the cap is easily attached to the proximal end portion.
[0016]
Claim 5 According to the invention described above, the cap is hingedly connected to the base end portion by engaging the hinge projection formed on the leg portion with the hinge hole formed in the base end portion. The step is formed with a guide groove that guides the hinge projection of the leg portion to the hinge hole of the base end portion substantially along the assembly direction of the cap. For this reason, the cap is easily attached to the proximal end portion.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is an exploded side view mainly showing the
[0018]
Next, the detailed structure of the
[0019]
As shown in FIG. 1A, the
[0020]
The
[0021]
A locking claw 21d protruding in the radial direction is formed on the
[0022]
Further, each
[0023]
As shown in FIG. 1B, the
[0024]
A
[0025]
Here, as shown in a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 1B, a
[0026]
After the assembly of the
[0027]
At the tip of the cap 20 (side plate portion 32), there is provided a
[0028]
Hereinafter, the settable position of the hinge axis C that does not restrict the rotation (opening) of the
[0029]
On the other hand, the
[0030]
In such a relationship, the hinge axis C that can be hinged in the orthogonal coordinates (x, y) is represented by coordinates C (x, y), and the position is obtained separately in the following cases. In the fully closed state, the distance in the −x direction (extending direction) from the hinge axis C to the tip of the
[0031]
[First quadrant]: When C (x, y), x ≧ 0, y ≧ 0
As shown in FIG. 8A, the longest distance from the hinge axis C to the end face of the
D2 ≧ L3
Here, since D2 = y + R + d and L3 = R + √ (x ^ 2 + y ^ 2),
y + R + d ≧ R + √ (x ^ 2 + y ^ 2)
∴ (y + d) ^ 2 ≧ x ^ 2 + y ^ 2
∴y ≧ (x ^ 2-d ^ 2) / 2d
Therefore, the settable position of the hinge axis C at this time is restricted to the range indicated by the oblique lines in FIG. 8B with the end surface of the leg portion 33 (top plate portion 22) as the maximum distance in the y direction (y ≦ R). The
[0032]
[Second quadrant]: When C (x, y), x ≦ 0, y ≧ 0
As shown in FIG. 9A, the end surface of the
D1 ≧ L2
Here, since D1 = R + c + x and L2 = R−y,
R + c + x ≧ R−y
∴y ≧ −x−c
Accordingly, the settable position of the hinge axis C at this time is restricted to the range indicated by the oblique lines in FIG. 9B with the end surface of the leg portion 33 (top plate portion 22) as the maximum distance in the y direction (y ≦ R). The
[0033]
[3rd quadrant]: When C (x, y), x ≦ 0, y ≦ 0
As shown in FIG. 10A, the end surface of the
D1 ≧ L2 and D2 ≧ L1
Here, D1 = R + c, D2 = y + R + d, L1 = R + x, and L2 = R−y.
R + c + x ≧ R−y and R + d + y ≧ R + x
∴y ≧ −x−c and y ≧ x−d
Accordingly, the settable position of the hinge axis C at this time is restricted to the range indicated by the oblique lines in FIG.
[0034]
[Fourth quadrant]: When C (x, y), x ≧ 0, y ≦ 0
As shown in FIG. 11A, the longest distance from the hinge axis C to the end face of the
D1 ≧ L3 and D2 ≧ L1
Here, D1 = R + c + x, D2 = y + R + d, L1 = R + x, and L3 = R + √ (x ^ 2 + y ^ 2).
R + c + x ≧ R + √ (x ^ 2 + y ^ 2) and R + d + y ≧ R + x
∴x ≧ (y ^ 2−c ^ 2) / 2c and y ≧ x−d
Accordingly, the settable position of the hinge axis C at this time is restricted to the range indicated by the oblique lines in FIG.
[0035]
As described above, the settable position of the hinge axis C is restricted to the range indicated by the oblique lines in FIGS. 8B to 11B.
As described above in detail, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
[0036]
(1) In the present embodiment, the
[0037]
(2) In the present embodiment, the
[0038]
(3) In the present embodiment, the
[0039]
(4) In the present embodiment, the
[0040]
(5) In the present embodiment, the
[0041]
In addition, embodiment of this invention is not limited to the said embodiment, You may change as follows.
Although not specifically mentioned in the setting of the hinge axis C in the above embodiment, the restriction of the distance in the y direction (y ≦ R) by the end face of the leg portion 33 (top plate portion 22) is, for example, that of the
[0042]
In the embodiment, the
[0043]
In the above-described embodiment, the base end side (and the side plate portion 32) has a constant width (h = 2R) with respect to the
[0044]
-Although the corner | angular part of the level |
[0045]
Next, we can grasp from the above embodiment Technique The technical ideas are described below along with their effects.
(I )in front In the stepped portion (25), the hinge protrusion (34) of the leg portion (33) is guided to the hinge hole (26) of the base end portion (12a) substantially along the assembly direction of the cap (20). Guide groove (26a) is formed ing . According to this configuration, the stepped portion is formed with a guide groove that guides the hinge protrusion of the leg portion to the hinge hole of the base end portion substantially along the assembly direction of the cap. For this reason, the cap is easily attached to the proximal end portion.
[0046]
【The invention's effect】
As detailed above, each Claim In terms According to the described invention, it is possible to avoid the restriction of rotation about the hinge axis of the cap while providing a sense of unity between the base end portion and the cap.
[0047]
Claim 3 According to the invention described in the above, in the fully closed state, the thickness of the covering portion of the cap can be absorbed by the top plate step portion, and the cap can be attached to the base end portion. It is possible to make the appearance that is in harmony with the covering portion of the cap. Further, even when the top plate portion of the base end portion and the covering portion of the cap are made to be substantially flush with each other, interference with the base end portion can be avoided in opening and closing the cap.
[0048]
Claim 4 or 5 According to the invention described in (1), the cap can be easily attached to the proximal end portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing the embodiment.
FIG. 3 is a side view showing the embodiment.
FIG. 4 is an exploded side view showing a wiper to which the embodiment is applied.
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG.
FIG. 6 is a front view showing an operation mode of the embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a setting mode of a hinge axis.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a setting mode of a hinge axis.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a setting mode of a hinge axis.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a setting mode of a hinge axis.
FIG. 11 is an explanatory view showing a setting mode of a hinge axis.
FIG. 12 is a side view showing another example of the embodiment.
[Explanation of symbols]
C ... Hinge axis, 12a ... Base end part, 13 ... Pivot shaft, 20 ... Cap, 22 ... Top plate part, 23a ... Top plate step part, 25 ... Cap attaching part as step part, 25a ... Step surface, 26 ... Hinge hole, 26a ... guide groove, 31 ... top plate part forming covering part, 32 ... side plate part forming covering part, 33 ... leg part, 33a ... bending part, 34 ... hinge protrusion, 34a ... taper surface, 40: Fixed part.
Claims (5)
前記キャップ(20)は、前記固定部(40)を被覆する被覆部(31,32)と、該被覆部(31,32)から延出形成されて前記基端部(12a)にヒンジ連結される一対の脚部(33)とを有し、
前記基端部(12a)は、前記キャップ(20)が前記固定部(40)を閉塞した全閉状態において前記脚部(33)が嵌合するように該脚部(33)に対応して凹設された段部(25)を有し、
前記脚部(33)の先端部に、所定半径Rの略半円形の曲成部(33a)を形成し、
全閉状態から略90度まで前記キャップ(20)の回動を許容するようにヒンジ軸線(C)から前記段部(25)の段差面(25a)までの距離を設定し、
前記曲成部(33a)の形状の中心を点Oとし、ヒンジ軸線(C)の位置を該点Oで交差する直交座標(x,y)で表すとともに、
前記ヒンジ軸線(C)から前記脚部(33)の先端部までの延出方向の距離L1、該ヒンジ軸線(C)から前記段部(25)の段差面(25a)までの該延出方向の距離D1、該ヒンジ軸線(C)から前記脚部(33)の端部までの該延出方向と略直交する方向の距離L2、該ヒンジ軸線(C)から該段部(25)の段差面(25a)までの該延出方向と略直交する方向の距離D2、該ヒンジ軸線(C)から前記曲成部(33a)までの点O及びヒンジ軸線(C)を通る直線方向の距離L3とするとき、
前記ヒンジ軸線(C)の位置が前記直交座標(x,y)の第1象限にあるときはD2≧L3、第2象限にあるときはD1≧L2、第3象限にあるときはD1≧L2且つD2≧L1、第4象限にあるときはD1≧L3且つD2≧L1がそれぞれ成立するように設定したことを特徴とするワイパアーム。The base end portion (12a) is covered with the fixing portion (40) with the pivot shaft (13), and the base end portion (12a) is rotatable so that the fixing portion (40) can be opened and closed. In a wiper arm having a hinged cap (20),
The cap (20) includes a covering portion (31, 32) that covers the fixing portion (40), and extends from the covering portion (31, 32), and is hinged to the base end portion (12a). A pair of legs (33)
The base end portion (12a) corresponds to the leg portion (33) so that the leg portion (33) is fitted in the fully closed state in which the cap (20) closes the fixing portion (40). Having a recessed step (25),
The distal end of the leg portion (33), to form a substantially semi-circular curved portion of Jo Tokoro radius R a (33a),
Set the distance from the hinge axis to permit rotation of the cap to the fully closed state or al approximately 90 degrees (20) (C) to the step surface of the step portion (25) (25a),
The center of the shape of the bent portion (33a) is a point O, and the position of the hinge axis (C) is represented by orthogonal coordinates (x, y) intersecting at the point O,
Distance L1 in the extending direction from the hinge axis (C) to the tip of the leg (33), and the extending direction from the hinge axis (C) to the step surface (25a) of the step (25) Distance D1, a distance L2 in a direction substantially perpendicular to the extending direction from the hinge axis (C) to the end of the leg (33), and a step of the step (25) from the hinge axis (C) A distance D2 in a direction substantially perpendicular to the extending direction to the surface (25a), a point O from the hinge axis (C) to the bent portion (33a), and a linear distance L3 passing through the hinge axis (C) And when
When the position of the hinge axis (C) is in the first quadrant of the orthogonal coordinates (x, y), D2 ≧ L3, when in the second quadrant, D1 ≧ L2, and when in the third quadrant, D1 ≧ L2 The wiper arm is set so that D2 ≧ L1 and D2 ≧ L3 and D2 ≧ L1 are established in the fourth quadrant .
前記段部(25)は、前記脚部(33)の肉厚t2と略同等の段差t1を有したことを特徴とするワイパアーム。The wiper arm according to claim 1,
The wiper arm according to claim 1, wherein the step portion (25) has a step t1 substantially equal to a thickness t2 of the leg portion (33) .
前記基端部(12a)には、天板部(22)の端部を段状に形成する天板段部(23a)が形成され、
前記ヒンジ軸線(C)は、前記天板段部(23a)から所定距離だけ離隔されて設定されていることを特徴とするワイパアーム。The wiper arm according to claim 1 or 2,
The base end portion (12a) is formed with a top plate step portion (23a) that forms an end portion of the top plate portion (22) in a step shape,
The wiper arm characterized in that the hinge axis (C) is set apart from the top plate step (23a) by a predetermined distance .
前記キャップ(20)には前記基端部(12a)に対して突出するヒンジ突起(34)が形成され、該基端部(12a)には該ヒンジ突起(34)と係合するように凹設されたヒンジ孔(26)が形成され、該キャップ(20)は該ヒンジ突起(34)が該ヒンジ孔(26)に係合して該基端部(12a)にヒンジ連結されるワイパアームであって、
前記ヒンジ突起(34)には、前記ヒンジ孔(26)との係合において前記脚部(33)を徐々に広げるテーパ(34a)が形成されたことを特徴とするワイパアーム。In wiper arm according to any one of claims 1 to 3,
The cap (20) is formed with a hinge protrusion (34) projecting with respect to the base end (12a), and the base end (12a) is recessed to engage with the hinge protrusion (34). A hinge hole (26) is formed, and the cap (20) is a wiper arm in which the hinge protrusion (34) engages with the hinge hole (26) and is hinged to the base end (12a). There,
The wiper arm according to claim 1, wherein the hinge protrusion (34) is formed with a taper (34a) for gradually expanding the leg portion (33) in engagement with the hinge hole (26) .
前記キャップ(20)には前記基端部(12a)に対して突出するヒンジ突起(34)が形成され、該基端部(12a)には該ヒンジ突起(34)と係合するように凹設されたヒンジ孔(26)が形成され、該キャップ(20)は該ヒンジ突起(34)が該ヒンジ孔(26)に係合して該基端部(12a)にヒンジ連結されるワイパアームであって、
前記段部(25)には、前記キャップ(20)の組み付け方向に略沿って前記脚部(33)のヒンジ突起(34)を前記基端部(12a)のヒンジ孔(26)へと案内する案内溝(26a)が形成されたことを特徴とするワイパアーム。In wiper arm according to any one of claims 1 to 4,
The cap (20) is formed with a hinge protrusion (34) projecting with respect to the base end (12a), and the base end (12a) is recessed to engage with the hinge protrusion (34). A hinge hole (26) is formed, and the cap (20) is a wiper arm in which the hinge protrusion (34) engages with the hinge hole (26) and is hinged to the base end (12a). There,
In the stepped portion (25), the hinge projection (34) of the leg portion (33) is guided to the hinge hole (26) of the base end portion (12a) substantially along the assembly direction of the cap (20). A wiper arm having a guide groove (26a) formed thereon.
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