JP3794634B2 - マルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置、そのルーティング方法およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータやIP−STB(ネットワークで映像を受信できる端末)等の複数のクライアント端末と、ルータやスイッチとによって構成されているネットワーク通信において、マルチキャストを利用する通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
「マルチキャスト」は、所定のグループ内で、1つのサーバからクライアントに同一の情報を送信し、また、複数のサーバから複数のクライアントに同一の情報を送信する技術である。
【0003】
インターネット上でマルチキャストを実現する場合、特別のIPアドレスが付与されているパケットを用い、そのパケットを受信したルーティング装置が、そのマルチキャストグループに参加しているクライアントに、そのパケットを配信する。なお、上記「ルーティング装置」は、ルータまたはスイッチである。
【0004】
クライアントとルーティング装置との間のインタフェースには、データ転送用のパケットとは別の、マルチキャスト制御用のIGMP(Internet Group Management Protocol)パケットが使用され、たとえば、クライアントが、マルチキャストグループへ参加または離脱するときに、その旨を示すIGMPパケットを、ルーティング装置に送信する。
【0005】
このIGMPパケットを拡張し、ユーザ認証情報を付加し(以下、「IGMP+パケット」という)、エッジルータに送信し、認証が成功した場合にのみ、ルータ装置またはクライアントにのみ、マルチキャストデータを送信する方法が存在する。なお、「エッジルータ」は、クライアント側からネットワーク側に向かう線が集約されている部分である。
【0006】
上記「IGMP+パケット」を使用すれば、所定のマルチキャストグループにどの程度の時間、ユーザが参加していたかを知ることができ、したがって、上記参加時間に応じて、課金することができる。つまり、認証サーバが、時刻情報が格納されているデータベースを管理し、すなわち、マルチキャストグループに参加した時刻情報をクライアント毎に認識している。
【0007】
このために、通常のIGMPの場合、クライアントが、マルチキャストグループからの離脱を要求すると、その離脱後に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントが、本当に存在していないことを確認する。この確認を行うために、ルータ装置は、クライアントに参加報告させる参加報告パケットを送出し、上記参加報告パケットに返答するクライアントが存在しないことを確認するために、一定時間待ち、参加報告パケットに返答するクライアントが存在しないことを確認することができれば、そのマルチキャストグループに対するマルチキャストデータ配信を停止する。
【0008】
なお、上記「通常のIGMP」には、IGMPv1(バージョン1)と、IGMPv2(バージョン2)とがあり、これらの間での大きな違いは、v2では、leave要求ができる点である。その他の部分については、それほど大きな変わりがない。基本的に、マルチキャストグループに参加したい(マルチキャストデータを受信したい)ときに、参加要求パケットを送信し、マルチキャストデータを受信し、定期的に上流ルータから送信されるIGMP queryに、IGMP joinを返し、上流ルータに、まだマルチキャストグループに参加していることを通知する。一方、そのマルチキャストグループから離脱したいときには、IGMP queryに、反応をしなかったり、離脱要求パケットを送信することによって、上流ルータは、マルチキャストデータを、そのクライアントに対して送信しない。上記参加要求、query、leaveを使ってマルチキャストグループの管理を行うためのプロトコルが、「IGMP」である。
【0009】
「IGMP+」は、パケットフォーマットとして、IGMPパケットに認証情報を追加したものであり、その上流ルータ(EdgeDevice)で認証情報を取り出し、RADIUSサーバに問い合わせ認証が通れば、マルチキャストパケットを、要求クライアントに送信する方法である。
【0010】
しかし、「IGMP+」を用いる場合、離脱要求を受けると、直ちに配信を停止する(fast leave機能)。これは、ルータ装置が、参加報告パケットを送出してから所定時間、クライアント端末からの返答を待つことによって、クライアント端末が離脱要求したにも関わらず、課金され続けることを避けるためである。
【0011】
また、クライアント端末が、次々にマルチキャストグループへの参加離脱を繰り返し、マルチキャストグループを渡り歩くときに、上記参加報告パケットを待っているマルチキャストグループへマルチキャストデータを配信することによって、ネットワーク負荷が増加しないようにするための機能でもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の「IGMP+」を使用するマルチキャスト通信システムにおいて、ルータ装置とクライアントとの間に、ハブ等を接続し、ルータ装置の1つのポートに、複数のクライアントを接続し、上記複数のクライアントのうちの所定の1台が、離脱要求を示すパケットを、ルータ装置に送出すると、上記fast leave機能(離脱要求を受けると、配信を直ちに停止する機能)によって、ルーティング装置の同じポートに接続されているマルチキャストグループへの参加を継続している他のクライアントに、マルチキャストデータを配信する動作を、上記ルータが阻止するという問題がある。つまり、ハブがマルチキャストポイントになることはないので、ルーティング装置の同じポートに接続されているマルチキャストグループへの参加を継続している他のクライアントに、マルチキャストデータを配信する動作を、上記ルータが阻止する。
【0013】
つまり、上記従来例において、上記のような「IGMP+」を使用するマルチキャスト通信システムにおいて、ルータ装置とクライアントとの間に、ハブ等を接続し、ルータ装置の1つのポートに、複数のクライアントを接続し、上記複数のクライアントのうちの所定の1台が、離脱要求を示すパケットを、ルータ装置に送出すると、上記fast leave機能によって、ルーティング装置の同じポートに接続されているマルチキャストグループへの参加を継続している他のクライアントが、ビデオデータの情報配信サービス等を受けられないという問題がある。
【0014】
本発明は、同じポートに収容される複数のクライアントが、認証を必要とする同一のマルチキャストグループを利用することができしかも、所定の認証済クライアントがマルチキャストグループから離脱を要求したときに、、他の認証済クライアントがマルチキャストグループへの参加を継続していれば、上記他の認証済クライアントには、マルチキャストデータが確実に配信されるマルチキャスト通信システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、マルチキャスト制御パケットを使用したマルチキャストグループへの参加要求、またはマルチキャストグループからの離脱要求を、クライアントから受信する要求受信手段と、マルチキャストグループへの参加要求である場合、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定し、また、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されていれば、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定する登録判定手段と、エッジルータから受信した認証結果パケットに基づいて、認証が成功したか否かを判定する認証判定手段と、マルチキャストグループへの参加要求である場合、上記認証判定手段が認証すると、グループを識別するグループ情報として、マルチキャストグループアドレスを、マルチキャストグループ情報表に書き込み、認証情報として、そのときに用いたユーザIDとパスワードとを、上記マルチキャストグループ情報表に書き込み、マルチキャストグループの参加数をインクリメントするインクリメント手段と、マルチキャストグループからの離脱要求である場合、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定する手段と、離脱要求されたマルチキャストグループがマルチキャストグループ情報表に登録されている場合、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであると、上記登録判定手段が判定すれば、マルチキャストグループの参加数をデクリメントし、クライアント情報を、マルチキャストグループ情報表から削除する削除手段と、マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出手段とを有するマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置である。
【0016】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例であるマルチキャスト通信システム100の基本的な構成例を示すブロック図である。
【0017】
マルチキャスト通信システム100は、IPネットワークNWに接続されているエッジルータER1、ER2と、エッジルータER1、ER2のそれぞれを介して、IPネットワークNWに接続されているルーティング装置RS1、RS2と、ルーティング装置RS1とエッジルータER1とを介して、IPネットワークNWに接続されているクライアントC11、C12〜C1nと、ルーティング装置RS2とエッジルータER2とを介して、IPネットワークNWに接続されているクライアントC21、C22〜C2nとを有する。
【0018】
また、情報を配信する情報配信サーバ11と、エッジルータER1、ER2からの要求によって、クライアントC11〜C2nを認証する認証サーバ13と、認証サーバ13からの要求によって課金処理を行う課金サーバ12とが、IPネットワークNWに接続されている。
【0019】
情報配信サーバ11は、マルチキャストグループ毎に、特定のIPアドレスが付与されているパケットによって、IPネットワークNWに情報を配信する。
【0020】
エッジルータER1、ER2は、ルーティング装置RS1、RS2を介して、クライアントC11〜C2nから送信されたマルチキャストグループ参加パケットを受け取ると、参加パケット内のユーザ情報と、参加を望む対象であるマルチキャストグループの情報とを用いて、認証サーバ13へ認証要求する。
【0021】
この認証が成功したときに、ルーティング装置RS1、RS2を、参加を望む対象であるマルチキャストグループである参加対象マルチキャストグループに参加させる。
【0022】
一方、エッジルータER1、ER2が、上記参加対象マルチキャストグループに参加していない場合、さらに上位のマルチキャストポイントに参加要求し、マルチキャストグループパケットの配信を受け、ルーティング装置RS1、RS2に、マルチキャストパケットを配信する。
【0023】
また、エッジルータER1、ER2が、認証成功を知らせるパケットを、ルーティング装置RS1、RS2に送信する。ルーティング装置RS1、RS2は、認証成功を、クライアントC11〜C2nに伝え、また、参加を要求したクライアントC11〜C2nに、マルチキャストグループのパケットを配信する。
【0024】
図2は、ルーティング装置RS1の基本的な構成例を示すブロック図である。
【0025】
ルーティング装置RS1は、ネットワークインタフェース21と、クライアントインタフェース22と、管理手段23と、判定手段24と、設定手段25と、補償手段26と、記憶手段27とを有する。
【0026】
ネットワークインタフェース21は、IPネットワークNWと通信するインタフェースであり、クライアントインタフェース22は、クライアントC11〜C1nと通信するインタフェースである。管理手段23は、クライアントC11〜C1nが参加しているマルチキャストグループに関するマルチキャストグループ情報表30(図3参照)を管理する手段である。
【0027】
判定手段24は、マルチキャストグループに参加しているクライアントの存在を、マルチキャストグループ毎に判定し、また、マルチキャストグループへの参加要求を示すパケットと、マルチキャストグループから離脱する離脱要求を示すパケットとを、エッジルータER1へ送出するか否かを判定する手段である。
【0028】
設定手段25は、マルチキャストグループのデータのルーティングに関するマルチキャストルーティングテーブルを設定する手段である。
【0029】
なお図には、陽にマルチキャストルーティングテーブルが記載されていない。つまり、通常のルータには、マルチキャストルーティングを行うために、マルチキャストルーティングテーブルが存在し、また、「IGMP+」の処理とは別のパスに置かれているので、図に描く必要がない。
【0030】
あえて描くとすれば、図2の記憶手段の中に、上記マルチキャストルーティングテーブルが格納され、このマルチキャストルーティングテーブルを参照し、ネットワークインタフェース部に到達したマルチキャストデータを、クライアントインタフェースへフォワーディングする。
【0031】
補償手段26は、認証情報が付いていない従来のIGMPしか用いることができないクライアントであっても、IGMP+対応端末として振舞う機能の差分を補う手段である。
【0032】
なお、「IGMPv1」または「IGMPv2」は、認証情報を持たないパケットを用いるが、「IGMP+パケット」は、認証情報を持っている。つまり、認証情報を付加して、「IGMP+パケット」とを送信できる端末が、「IGMP+対応端末」であり、そうでない端末が、「IGMP+非対応端末」である。
【0033】
「IGMP+非対応端末」である場合、認証情報をのせてパケットを送出しないので、クライアントからIGMPパケットを受けた場合、ネットワーク側に対して、認証情報を付加し、IGMPパケットを、「IGMP+パケット」にして補う。
【0034】
記憶手段27は、マルチキャストグループ情報表30や、マルチキャストルーティングテーブル、マルチキャスト制御プロトコルの機能の差分を補償するための認証情報等を記憶する手段である。
【0035】
なお、ルーティング装置RS2の構成も、ルーティング装置RS1の構成と同様である。
【0036】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0037】
ここでは、ルーティング装置RS1に着目して動作を説明する。
【0038】
図1において、クライアントC11〜C1nが、所定のマルチキャストグループに参加するためには、または、マルチキャストグループから離脱するためには、マルチキャスト制御パケットを使用して、ルーティング装置RS1に、その旨を通知する。
【0039】
ルーティング装置RS1は、たとえばクライアントC11〜C1nのネットワーク(MAC)アドレス、IPアドレス、物理ポート番号、ユーザID、パスワード、または、これらの組み合わせ等によって、クライアントC11〜C1nのそれぞれを識別し、この識別されたクライアントC11〜C1nが、どのマルチキャストグループに参加しているかを管理する。また、ルーティング装置RS1は、認証を必要とするマルチキャストグループへ参加することを、クライアントC11〜C1nが、ルーティング装置RS1に要求すると、この参加要求を受け取ったIGMP+パケットを、エッジルータER1に送出する。
【0040】
エッジルータER1は、参加要求を送出したクライアントC11〜C1nを認証するための情報(ユーザID、パスワード、参加しようとしているマルチキャストグループアドレス等)を、認証サーバ13に送り、この認証結果を、認証サーバ13から受け取り、上記認証結果を、IGMP+の枠組みでルーティング装置RS1に送信する。
【0041】
マルチキャストグループへの参加が有料であれば、認証サーバ13がクライアントC11〜C1nのそれぞれを認証した後に、認証サーバ13が、課金サーバ12に課金処理を要求し、課金サーバ12は、クライアントC11〜C1nの1つ毎、または受信している課金対象のサービス毎に、受信データ量や受信時間に応じて、課金処理する。
【0042】
上記動作説明において、ルーティング装置RS2に着目した場合も、ルーティング装置RS1に着目した上記動作説明と同様である。
【0043】
次に、認証を必要とするマルチキャストグループであって、互いに同一のマルチキャストグループを、複数のクライアントが利用する場合に、マルチキャストグループへ参加する処理と、マルチキャストグループを離脱する処理とについて説明する。
【0044】
ここでも、ルーティング装置RS1に着目して動作を説明する。
【0045】
ルーティング装置RS1のクライアントインタフェース22が、マルチキャストグループへの参加要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)を、クライアントC11〜C1nから受け取ると、ルーティング装置RS1の判定手段24が、参加要求されたマルチキャストグループに参加しているクライアントが存在しているか否かを判定し、参加要求されたマルチキャストグループに参加しているクライアントが存在していない場合、ルーティング装置RS1のネットワークインタフェース21が、マルチキャストグループへの参加要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)を、エッジルータER1に送信する。
【0046】
そして、マルチキャストグループへの参加要求を示すマルチキャスト制御パケットを、エッジルータER1に送信すると、マルチキャストグループへの参加要求を送出したルータ装置RS1とクライアントとによる参加要求が認められる。
【0047】
基本的に、認証し、マルチキャストデータを、「送信する」または「送信しない」を決めるのは、エッジルータであり、管理の区分けである(エッジルータは網側装置であり、ルータ装置は家庭内装置である)ので、ある意味では、ルータ装置RS1とクライアント端末とは同類である。
【0048】
「IGMP+パケット」を受けたエッジルータが認証情報を抜き出し、RADIUSに問い合わせを行い、要求されたマルチキャストグループに対する正規ユーザであれば、マルチキャストデータをフォワードする。
【0049】
また、ルーティング装置RS1のクライアントインタフェース22が、マルチキャストグループから離脱する要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)を、クライアントC11〜C1nから受け取ると、ルーティング装置RS1の判定手段24が、離脱要求しているクライアント以外に、離脱要求されているマルチキャストグループに参加しているクライアントが存在するか否かを判定し、離脱要求しているクライアント以外に、離脱要求されたマルチキャストグループに参加しているクライアントが存在していない場合、ルーティング装置RS1のネットワークインタフェース21が、マルチキャストグループから離脱する要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)を、エッジルータER1に送信する。
【0050】
そして、マルチキャストグループから離脱する要求を示すマルチキャスト制御パケットをエッジルータER1に送信すると、マルチキャストグループからの離脱要求を送出したルータ装置RS1とクライアントによる離脱要求が認められる。
【0051】
エッジルータが、クライアント端末からの離脱要求を受けた場合、要求されたマルチキャストグループのパケットを、クライアント端末にフォワーディング(送信)しないようにする方法(マルチキャストテーブルからその情報を削除するとか、実装方法はいろいろある)と、また、この部分は運用状況により大きく変わるが、RADIUSサーバ等の負荷を下げるために、離脱要求を受けた場合、直ちにパケットをフォワーディングしないようにする方法とがあり、離脱要求パケットにも、認証情報が入っているので、参加要求と同じように認証し、パケットを送信しないようにすることができる。
【0052】
図3は、マルチキャストグループ情報表30の一例を示す図である。
【0053】
図3に示すマルチキャストグループ情報表30は、マルチキャストグループ毎に、そのマルチキャストグループのアドレスと、認証が成功したユーザID・パスワードと、マルチキャストグループに参加している参加数(マルチキャストグループに参加しているクライアント数)と、マルチキャストグループに参加しているクライアントのそれぞれのIPアドレスとを有する。
【0054】
次に、上記実施例において、ルーティング装置RS1が実行するマルチキャストグループへの参加と離脱との処理について説明する。
【0055】
図4は、上記実施例におけるルーティング装置RS1が実行するマルチキャストグループへの参加と離脱との処理離脱動作を示すフローチャートである。
【0056】
ルーティング装置RS1は、マルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)を使用した要求を、クライアントから受信する(S10)。
【0057】
ルーティング装置RS1は、クライアントの要求がマルチキャストグループへの参加要求であるか否かを判定し(S11)、マルチキャストグループへの参加要求であれば、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表30に登録されているか否かを判定する(S12)。
【0058】
参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表30に未登録であれば、マルチキャストグループへの参加要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+パケット)をエッジルータER1に送出する(S13)。
【0059】
エッジルータER1から受信した認証結果パケットに基づいて、認証が成功したか否かを判定し(S14)、認証が失敗した場合、処理を終了する。認証が成功した場合、グループを識別するグループ情報として、マルチキャストグループアドレスを、マルチキャストグループ情報表30に書き込み、認証情報として、そのときに用いたユーザIDとパスワードとを、マルチキャストグループ情報表30に書き込む(S15)。
【0060】
そして、マルチキャストグループの参加数をインクリメントし、「0」から「1」にし(S16)、参加要求したクライアントを識別するクライアント情報として、クライアントのIPアドレスを、マルチキャストグループ情報表30に書き込み、マルチキャストルーティングテーブルエントリを設定する(S17)。
【0061】
ステップS12において、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表30に登録されている場合、認証情報(ユーザIDとパスワード)が、マルチキャストグループ情報表30に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定し(S18)、同じである場合、マルチキャストグループの参加数をインクリメントし(S16)、クライアント情報(クライアントのIPアドレス)を、マルチキャストグループ情報表30に書き込み、マルチキャストルーティングテーブルを設定する(S17)。
【0062】
また、ルーティング装置RS1は、クライアントの要求が、マルチキャストグループからの離脱要求であるか否かを判定し(S21)、マルチキャストグループからの離脱要求であれば、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表30に登録されているか否かを判定する(S22)。
【0063】
離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表30に登録されている場合、認証情報(ユーザID、パスワード)が、マルチキャストグループ情報表30に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定し(S23)、同じであれば、マルチキャストグループの参加数をデクリメントし、クライアント情報(クライアントのIPアドレス)を、マルチキャストグループ情報表30から削除し、マルチキャストルーティングテーブルを削除する(S27)。
【0064】
そして、マルチキャストグループの参加数が「0」になったか否かを判定し(S25)、マルチキャストグループの参加数が「0」になっていれば、マルチキャストグループからの離脱要求を示すマルチキャスト制御パケット(IGMP+)を、エッジルータER1に送出し(S26)、マルチキャストグループのアドレスを、マルチキャストグループ情報表30から削除することによって、グループの登録を削除する(S28)。
【0065】
上記実施例においては、マルチキャストグループ毎に参加数を把握し、最後の参加者となるクライアントから離脱要求があったときに、直ちにネットワークに離脱要求を送信し、情報配信サーバまたは、上流のマルチキャストポイント(エッジルータ)からマルチキャストデータが送出されることを阻止することができる。
【0066】
つまり、マルチキャストを考える場合、配信サーバからデータを受けるというよりも、マルチキャストポイントからデータをもらうという考え方が正しい。
【0067】
なお、クライアントが、「IGMP+パケット」を使用できることを前提に説明したが、認証付きでないマルチキャスト制御(IGMPv2)しか取り扱うことができないクライアントである場合には、図1において、マルチキャストグループへの参加を示すIGMPパケットと、マルチキャストグループからの離脱を示すIGMPパケットとを、クライアントC11〜C2nから、ルーティング装置RS1、RS2へ送信し、また、ルーティング装置RS1、エッジルータER1へ送信する際、に、認証に用いるユーザIDとパスワードとを、IGMP+パケットで送信するには、従来の「IGMPv2」の機能と「IGMP+」の機能との差分を補う補償手段を設ければよい。
【0068】
次に、上記補償手段を設けた例として、従来のIGMPv2を実装したクライアントC11〜C1nから、IGMPプラスを実装したルーティング装置RS1に、マルチキャストグループへの参加要求を送ったときにおける通信シーケンスについて説明する。
【0069】
上記動作説明において、ルーティング装置RS2に着目した場合も、ルーティング装置RS1に着目した上記動作説明と同様である。
【0070】
図5は、従来のIGMPv2を実装したクライアントC11〜C2nから、「IGMP+」を実装したルーティング装置RS1に、マルチキャストグループへの参加要求を送ったときにおける通信シーケンスを示す図である。
【0071】
なお、この場合、ルーティング装置RS1は、「IGMP+」の他に、補償動作を行うIGMPプロキシ(IGMP proxy)50を実装し、クライアントには、「IGMPv2」の他に、補償動作を補助するIGMPヘルパ40(IGMP helper)を実装している。
【0072】
まず、クライアントのIGMPヘルパ40が、ルーティング装置RS1のIGMPプロキシ50に認証情報を送信する(S31)。
【0073】
なお、図5に示すように、本来「IGMPv1」または「IGMPv2」には、エッジルータから認証成功であるとか、課金開始といったメッセージが、クライアント端末にやって来ても、そのメッセージを理解できない(プロトコルにそのような概念がない)が、「IGMP+端末」においては、クライアント端末は理解できる。その情報(図5では、IGMPプロキシからの応答)を、クライアント端末の画面に表示させるためのものです。
【0074】
「IGMPプロキシ」は、「IGMPv1」または「IGMPv2」のメッセージを「IGMP+」のメッセージに変換し、しかも、先に記述したエッジルータからの応答を受け取るための機能であり、「IGMPv2」と「IGMP+」との機能の差分を補う補償手段である。
【0075】
認証情報には、ユーザIDとパスワードとが含まれている。ルーティング装置RS1のIGMPプロキシ50は、クライアントのIGMPヘルパ40に応答を送信する(S32)。このように、認証情報が、クライアントからルーティング装置RS1へ送られた後に、クライアントのIGMPv2から、ルーティング装置RS1のIGMPプロキシ50に、マルチキャストグループへの参加要求を示すIGMPパケットを送信する(S33)。
【0076】
ルーティング装置RS1のIGMPプロキシ50は、受け取ったIGMPv2のパケットを、ユーザIDと、パスワードが含まれている認証情報付きのIGMP+パケットとに変換し、マルチキャストグループへの参加を要求する(S34)。
【0077】
ルーティング装置RS1が、エッジルータER1に、IGMP+パケットを送信し、エッジルータER1から認証結果(S35)を受信したときに、ルーティング装置RS1のIGMP+プロキシ50が受信し、IGMPヘルパ40に応答を送信する(S36)。
【0078】
認証が成功した場合には、情報配信サーバから、たとえばビデオデータ等のマルチキャストデータが送られ、このマルチキャストデータが、ルーティング装置RS1を介して、クライアントに到着する(S37)。
【0079】
なお、上記実施例は、マルチキャストグループに参加しているクライアントの数を、マルチキャストグループ毎にカウントする参加者数カウント手段と、所定の上記マルチキャストグループへ参加を要求する参加要求パケットを、上記クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が零であれば、上記参加要求パケットを、上記ネットワークに送出する参加要求パケット送出手段と、上記マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出手段とを有するマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置の例である。
【0080】
ここで、参加要求パケットを送出することによって、上流ルータ装置は、参加要求クライアントに要求されたマルチキャストグループ宛のパケットを送出する。つまり、要求クライアントが、マルチキャストグループに参加する。
【0081】
また、離脱要求パケットを送出することによって、上流ルータ装置は、離脱要求クライアントに要求されたマルチキャストグループ宛のパケットの送出を停止する。つまり、要求クライアントが、マルチキャストグループから離脱する。
【0082】
また、上記実施例は、マルチキャストグループに参加しているクライアントの数を、マルチキャストグループ毎にカウントする参加者数カウント手順と、所定の上記マルチキャストグループへ参加を要求する参加要求パケットを、上記クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が零であれば、上記参加要求パケットを、上記ネットワークに送出する参加要求パケット送出手順と、上記マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0083】
さらに、上記実施例は、IGMPパケットに認証情報を付加するために必要となる認証情報を記憶する手段と、上記IGMPパケットに認証情報を付加してネットワークに送信し、ネットワーク側から受信した応答を、クライアントに実装されるIGMP+ヘルパに送信する手段とを有するマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置の例である。
【0084】
そして、上記実施例は、IGMPパケットに認証情報を付加するために必要となる認証情報を記憶する手順と、上記IGMPパケットに認証情報を付加してネットワークに送信し、ネットワーク側から受信した応答を、クライアントに実装されるIGMP+ヘルパに送信する手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、認証を必要とする同一のマルチキャストグループを、複数のクライアントが利用することができるという効果を奏する。
【0086】
また、本発明によれば、認証済クライアントが、マルチキャストグループから離脱を要求しても、マルチキャストグループへの参加を継続している認証済クライアントが存在してれば、その認証済クラインとホストは、マルチキャストデータを確実に受信することができるという効果を奏する。
【0087】
さらに、認証済クライアントが、マルチキャストグループから離脱を要求した場合、マルチキャストグループへ参加を継続している認証済クライアントが存在しなければ、即座に配信を停止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるマルチキャスト通信システム100の基本的な構成例を示すブロック図である。
【図2】ルーティング装置RS1の基本的な構成例を示すブロック図である。
【図3】マルチキャストグループ情報表30の一例を示す図である。
【図4】上記実施例におけるルーティング装置RS1が実行するマルチキャストグループへの参加と離脱との処理離脱動作を示すフローチャートである。
【図5】従来のIGMPv2を実装したクライアントC11〜C2nから、「IGMP+」を実装したルーティング装置RS1に、マルチキャストグループへの参加要求を送ったときにおける通信シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
100…マルチキャスト通信システム、
11…情報配信サーバ、
12…課金サーバ、
13…認証サーバ、
C11〜C1n、C21〜C2n…クライアント、
RS1、RS2…ルーティング装置、
ER1、ER2…エッジルータ、
NW…IPネットワーク。
Claims (5)
- マルチキャスト制御パケットを使用したマルチキャストグループへの参加要求、またはマルチキャストグループからの離脱要求を、クライアントから受信する要求受信手段と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定し、また、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されていれば、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定する登録判定手段と;
エッジルータから受信した認証結果パケットに基づいて、認証が成功したか否かを判定する認証判定手段と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、上記認証判定手段が認証すると、グループを識別するグループ情報として、マルチキャストグループアドレスを、マルチキャストグループ情報表に書き込み、認証情報として、そのときに用いたユーザIDとパスワードとを、上記マルチキャストグループ情報表に書き込み、マルチキャストグループの参加数をインクリメントするインクリメント手段と;
マルチキャストグループからの離脱要求である場合、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定する手段と;
離脱要求されたマルチキャストグループがマルチキャストグループ情報表に登録されている場合、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであると、上記登録判定手段が判定すれば、マルチキャストグループの参加数をデクリメントし、クライアント情報を、マルチキャストグループ情報表から削除する削除手段と;
マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出手段と;
を有することを特徴とするマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置。 - マルチキャスト制御パケットを使用したマルチキャストグループへの参加要求、またはマルチキャストグループからの離脱要求を、クライアントから受信する要求受信工程と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定し、また、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されていれば、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定する登録判定工程と;
エッジルータから受信した認証結果パケットに基づいて、認証が成功したか否かを判定する認証判定工程と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、上記認証判定工程で認証すると、グループを識別するグループ情報として、マルチキャストグループアドレスを、マルチキャストグループ情報表に書き込み、認証情報として、そのときに用いたユーザIDとパスワードとを、上記マルチキャストグループ情報表に書き込み、マルチキャストグループの参加数をインクリメントするインクリメント工程と;
マルチキャストグループからの離脱要求である場合、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定する工程と;
離脱要求されたマルチキャストグループがマルチキャストグループ情報表に登録されている場合、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであると、上記登録判定工程で判定すれば、マルチキャストグループの参加数をデクリメントし、クライアント情報を、マルチキャストグループ情報表から削除する削除工程と;
マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に 、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出工程と;
を有することを特徴とするマルチキャスト通信システムにおけるルーティング方法。 - マルチキャスト制御パケットを使用したマルチキャストグループへの参加要求、またはマルチキャストグループからの離脱要求を、クライアントから受信する要求受信手順と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、参加要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定し、また、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されていれば、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであるか否かを判定する登録判定手順と;
エッジルータから受信した認証結果パケットに基づいて、認証が成功したか否かを判定する認証判定手順と;
マルチキャストグループへの参加要求である場合、上記認証判定手順で認証すると、グループを識別するグループ情報として、マルチキャストグループアドレスを、マルチキャストグループ情報表に書き込み、認証情報として、そのときに用いたユーザIDとパスワードとを、上記マルチキャストグループ情報表に書き込み、マルチキャストグループの参加数をインクリメントするインクリメント手順と;
マルチキャストグループからの離脱要求である場合、離脱要求されたマルチキャストグループが、マルチキャストグループ情報表に登録されているか否かを判定する手順と;
離脱要求されたマルチキャストグループがマルチキャストグループ情報表に登録されている場合、認証情報が、マルチキャストグループ情報表に登録されている認証情報と同じであると、上記登録判定手順で判定すれば、マルチキャストグループの参加数をデクリメントし、クライアント情報を、マルチキャストグループ情報表から削除する削除手順と;
マルチキャストグループから離脱する要求を示す離脱要求パケットを、クライアントからマルチキャストポイントが受け取ったときに、離脱を要求しているクライアント以外に、当該マルチキャストグループに参加しているクライアントの数が0であれば、上記離脱要求パケットを上記ネットワークに送出する離脱要求パケット送出手順と;
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項1において、
認証情報が付いていない参加要求パケットまたは、離脱要求パケットに認証情報を付加するために必要な認証情報を記憶する手段と;
上記認証情報が付いていない参加または離脱要求パケットに認証情報を付加してネットワークに送信し、ネットワーク側から受信した応答を、クライアントに実装されるヘルパ機能に送信する手段と;
を有することを特徴とするマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置。 - 請求項3において、
認証情報が付いていない参加要求パケットまたは、離脱要求パケットに認証情報を付加するために必要となる認証情報を記憶する手順と;
上記認証情報が付いていない参加または離脱要求パケットに認証情報を付加してネットワークに送信し、ネットワーク側から受信した応答を、クライアントに実装されるヘルパ機能に送信する手順と;
をコンピュータに実行させるプログラム。
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