JP3792166B2

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Publication number: JP3792166B2
Application number: JP2002052255A
Authority: JP
Inventors: 直樹太田
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2002-02-27
Filing date: 2002-02-27
Publication date: 2006-07-05
Anticipated expiration: 2022-02-27
Also published as: JP2003259070A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネットに接続されて画像データを送受信するインターネット対応型のネットワークファクシミリ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は文字や図形などの画像データを手軽に送受信することができるため、身近なＯＡ機器として広く普及している。近年、インターネットやＬＡＮ（ｌｏｃａｌａｒｅａｎｅｔｗｏｒｋ）の普及に伴いインターネット対応型のネットワークファクシミリ装置（インターネットファクシミリ装置という）が普及しており、スキャナで読み取った原稿の画像データを電子メール（ｅメールともいう）の仕組みを用いて送受信することができるインターネットファクシミリ装置も普及してきている。ところがこの種のインターネットファクシミリ装置にはファクシミリ装置相互間における通信能力の確認が即時的に行えずそれぞれの機能を生かした通信を行い難いという問題点があったため、インターネットを介し、パケット通信によりファクシミリ通信をリアルタイムに実現するネットワークファクシミリ装置（リアルタイム型インターネットワークファクシミリ装置、以下「ＲＴＩファクシミリ装置」という）が提案されていた。従来のＲＴＩファクシミリ装置に関しては、例えば特開２００１−１９７２７９号公報に、付加する冗長パケット数を設定可能にして信頼性の高い通信が行えるように構成したＲＴＩファクシミリ装置が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のＲＴＩファクシミリ装置には次のような問題があった。すなわち、インターネット等ネットワークにおいて、接続されている多数のコンピュータや端末装置等がデータ通信を行い、データのコリジョン（衝突）が多発する状態にある場合（ネットワークのこのような状態を「ネットワーク負荷が高い」という）には、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３８で規定されている種々のタイムアウト用のタイマがタイムアウトしてしまうという問題があった。この問題に対し、ネットワーク負荷状況（データのコリジョン発生状況）に応じてタイマのタイマ値を更新することが考えられる。タイマのタイマ値を更新すればタイムアウトがなくなり適切な通信を行えるようになるが、ネットワーク負荷が高いと回線断の回数が発呼回数を上回ってしまい、通信が正常に終了しなくなるおそれがあった。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、インターネットファクシミリ装置において、ネットワーク負荷の状況に応じて発呼回数を適切に設定し得るようにして通信の品質を向上させることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、上記リアルタイムファクシミリ通信手段により、リアルタイムファクシミリ通信を行ったときに発生する回線断回数を記憶する記憶手段と、その手段に上記回線断回数を記憶させる手段と、上記記憶手段に記憶されている上記回線断回数を用いて上記リアルタイムファクシミリ通信手段が再発呼動作を行うときの発呼回数を設定する手段とを設けたインターネットファクシミリ装置を特徴とする。
このインターネットファクシミリ装置は、ｐｉｎｇコマンドを発行するｐｉｎｇコマンド発行手段と、その手段により発行された上記ｐｉｎｇコマンドに応答して送信されるｐｉｎｇ応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、その手段による比較結果に応じて上記発呼回数を調整する発呼回数調整手段とを設けるとよい。
【０００５】
また、スレッシュ時間を設定する操作入力手段を設け、上記比較手段が上記ｐｉｎｇ応答時間と上記操作入力手段により修正された修正スレッシュ時間とを比較するように構成され、かつその比較手段の比較結果に応じて上記発呼回数調整手段が上記発呼回数を調整するように構成されているとよい。
さらに、パケット遅延時間と発呼回数とを対応付けたテーブル記憶手段と、サーチキーに設定されているパケット遅延時間に対応する上記テーブル記憶手段の対応発呼回数を用いて上記発呼回数を調整するように構成されているとよい。
そしてさらに、時間帯エリアとｐｉｎｇ応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、上記ｐｉｎｇコマンド発行手段が一定時間毎にｐｉｎｇコマンドを発行して得られるｐｉｎｇ応答時間を一定時間の間加算してｐｉｎｇ応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の上記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、上記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するｐｉｎｇ応答時間の平均値と上記スレッシュ時間又は修正スレッシュ時間とを比較するように構成されていることが好ましい。
【０００６】
また、この発明は、ネットワークに接続する手段と、インターネットを介しＵＤＰパケット通信により画像データを送受信するリアルタイムファクシミリ通信手段とを有するインターネットファクシミリ装置において、ｐｉｎｇコマンドを発行するｐｉｎｇコマンド発行手段と、その手段により発行された上記ｐｉｎｇコマンドに応答して送信されるｐｉｎｇ応答時間と一定値が設定されたスレッシュ時間とを比較する比較手段と、その手段による比較結果に応じて上記ＵＤＰパケット通信により送信される冗長パケット数を調整する手段とを設けたインターネットファクシミリ装置をも提供する。
【０００７】
このインターネットファクシミリ装置は、時間帯エリアとｐｉｎｇ応答時間エリアとを対応付けて記憶する時間帯別応答時間記憶手段と、上記ｐｉｎｇコマンド発行手段が一定時間毎にｐｉｎｇコマンドを発行して得られるｐｉｎｇ応答時間を一定時間の間加算してｐｉｎｇ応答時間の平均値を求め、その求められた平均値を対応する時間帯の上記時間帯エリアに記憶させる手段とを設け、上記比較手段が、サーチキーに設定されている時間帯に対応するｐｉｎｇ応答時間の平均値と上記スレッシュ時間とを比較するように構成されているとよい。
また、時間帯別応答時間記憶手段に記憶されているｐｉｎｇ応答時間が最小の時間帯を選定する手段と、その手段により選定された時間帯になるまで上記リアルタイムファクシミリ通信手段を待機させる手段とを設けるとよい。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図２及び図３は、この発明によるインターネットファクシミリ装置により構成されるリアルタイム型インターネットファクシミリシステム（以下「ＲＴＩファクシミリシステム」という）のシステム構成図である。ＲＴＩファクシミリシステムは、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３８に準拠したＴ．３８通信手順を用いてファクシミリ画像データをパケット通信により送受信するように構成され、図２及び図３に示すシステム構成が考えられる。この発明は、図２及び図３に示すいずれのシステムについても適用し得るものである。
【０００９】
図２に示すＲＴＩファクシミリシステムはいわゆるゲートウェイ型と呼ばれ、アナログ公衆網（ＰＳＴＮ網）３１，３１と、インターネット５０を経由してリアルタイム型インターネットファクシミリ機能（以下「ＲＴＩファクシミリ機能」という）を搭載したＧ３ファクシミリ装置３０と、それを同じ機能を搭載したＧ３ファクシミリ装置４０とが通信を行うように構成されている。このシステムは、Ｇ３ファクシミリ装置３０と、Ｇ３ファクシミリ装置４０とがアナログ公衆網（ＰＳＴＮ網）３１，３１を介してゲートウェイ装置３２，４２に接続され、かつそのゲートウェイ装置３２，４２がインターネット５０に接続されて構成されている。そして、Ｇ３ファクシミリ装置３０とゲートウェイ装置３２との通信、Ｇ３ファクシミリ装置４０とゲートウェイ装置４２との通信にはＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３０に準拠したＴ．３０通信手順が適用され、ゲートウェイ装置３２とゲートウェイ装置４２との通信にはＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３８に準拠したＴ．３８通信手順が適用される。なおインターネット５０には、ゲートキーパ装置５１が接続されている。
【００１０】
図３に示すＲＴＩファクシミリシステムは、いわゆる非ゲートウェイ型と呼ばれ、Ｔ．３８通信手順による通信機能を主体とするＲＴＩファクシミリ装置１００と、ＲＴＩファクシミリ装置２００とがインターネット５０のみを経由して直接（ダイレクトに）通信を行うように構成されている。ＲＴＩファクシミリ装置１００と、ＲＴＩファクシミリ装置２００との通信にはＴ．３８通信手順が適用され、そのそれぞれとゲートキーパ装置５１とはＩＴＵ−Ｔ勧告Ｈ．３２３に準拠したＨ．３２３通信手順が適用され、アドレス変換やネットワーク制御及び呼制御等が行われている。
【００１１】
図３に示す通信機能を実現するインターネットファクシミリ装置の内部構成としては、図４に示す構成が考えられる。図４は、ＲＴＩファクシミリ装置１００の主要な内部構成を示すブロック図である。図に示すようにＲＴＩファクシミリ装置１００は、ＣＰＵ１０１と、ＲＯＭ１０２と、ＲＡＭ１０３と、画像蓄積メモリ１０４とを有し、ＬＡＮコントローラ１０５及びトランス１０６と、モデム１０７及びＮＣＵ１０８とを有し、ＤＣＲ１０９と、スキャナ１１０と、プロッタ１１１と、オペレーションパネル（操作パネルともいう）１１２とを有して構成され、トランス１０６、ＮＣＵ１０８を除く各構成要素が互いにシステムバス１１３により接続されている。
【００１２】
ＣＰＵ１０１は、ＲＯＭ１０２に記憶されているプログラムにしたがいＲＴＩファクシミリ装置１００全体の動作を統括して制御し、この発明の特徴となる各種の手段として作動するユニットである。ＲＯＭ１０２はＣＰＵ１０１の実行する制御プログラム、通信制御手順や、ネットワーク制御手順、Ｈ．３２３通信手順による呼制御手順、Ｔ．３８通信手順によるファクシミリデータの転送手順及び恒久的なデータ等を記憶しておく読出し専用の記憶手段である。ＲＡＭ１０３はＲＴＩファクシミリ装置１００の制御に際して必要なデータを一時的に保管するとともに、ネットワーク制御の際のプロトコル処理を行うためのデータを記憶する記憶手段である。画像蓄積メモリ１０４は、電子メールやファクシミリデータを送受信する際にファイルを蓄積するために使用する記憶手段である。
【００１３】
ＬＡＮコントローラ１０５はネットワークから受信したデータのデコード又はネットワークへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリングを行うＬＳＩ等からなるネットワーク制御手段である。トランス１０６は、ネットワークからのデータを送受信するためのトランスフォーマーである。モデム１０７は、２値符号化された画像データを公衆回線網（ＰＳＴＮ網）に伝送可能とするための変調と相手先ファクシミリ装置からの変調された画像データの符号を元の２値符号に戻すための復調を実行する。ＮＣＵ１０８は、公衆回線網（ＰＳＴＮ網）より相手先ファクシミリ装置のＤＴＭＦ（ｄｕａｌｔｏｎｅｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｄｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）信号を検出及び解析するための検出器である。
【００１４】
ＤＣＲ１０９は、スキャナ１１０で読み取った２値画像データを圧縮し符号化するため、また相手先ファクシミリ装置から送信されてきた圧縮符号をプロッタ１１１により印刷（プリント）することができるように２値画像に復号化するための符号化・復号化器である。スキャナ１１０は、ファクシミリの送信操作に必要となるデータ読取り、送信しようとする原稿の画像情報を読み取る画像情報読取手段である。プロッタ１１１は、受信或いは蓄積したファクシミリデータ等を用紙に印刷して出力する書き込み部である。操作パネル１１２は、ユーザがＲＴＩファクシミリ装置１００に送受信動作を行わせるための情報等を入力するのに必要な各種操作キーと、動作状態などを表示する液晶ディスプレイ等の表示装置とから構成され、ユーザが各種操作キーの操作により各データを入力する操作入力部である。なお、後述する発呼回数などの情報は、上述の記憶手段例えばＲＡＭ１０３に記憶されているものとする。
【００１５】
続いて、この発明によるインターネットファクシミリ装置の動作内容について図１に示すようなシステム構成を想定して説明する。図１は、上述したＲＴＩファクシミリ装置１００と、これと同じ構成を有するＲＴＩファクシミリ装置２００とから構成される図３に示したＲＴＩファクシミリシステムのシステム構成を図示したものである。なお、図１では、ＲＴＩファクシミリ装置１００，２００とインターネット５０とを示し、その他の構成は図示を省略している。以下の説明では、ＲＴＩファクシミリ装置１００が送信側、ＲＴＩファクシミリ装置２００が受信側として作動する場合を想定している。
ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とは、ＴＣＰ（ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｔｒｏｌＰｒｏｔｏｃｏｌ：伝送制御プロトコル）又はＵＤＰ（ＵｓｅｒＤａｔａｇｒａｍＰｒｏｔｏｃｏｌ）によるパケット通信により互いにファクシミリデータの送受信を行っている。
【００１６】
ＴＣＰによる場合、通信をやりとりする２つの装置（端末Ａと、端末Ｂ）は図５に示すようにしてパケット通信を行っている。図５は、ＴＣＰによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。この図５では、端末Ａからパケットａ１，ａ２，ａ２が順次送信されていて、パケットａ１が送信されるとそれを受信した端末Ｂが確認応答パケットｂ１を送信している。ただし、端末Ａからパケットａ２を送信したときは端末Ｂから確認応答パケットｂ１が送信されずにタイムアウトが発生したため、パケットａ２が続けて送信されている。また、ＴＣＰによる場合、端末Ａ側で確認応答パケットを待つ遅延が発生するが、パケットの順序及びその内容は保証されている。そして、この場合のパケットのフォーマットはＴ．３０データ（ＤＩＳ／ＤＣＳ等のＨＤＬＣ情報や画像データ）Ｐ１と、Ｔ．３０識別子（Ｔ．３０信号の識別子）Ｐ２とからなるデータ部の先頭にヘッダＰ３が付加された構成となっている。
【００１７】
ＵＤＰによる場合、通信をやりとりする端末Ａと、端末Ｂとは、図６に示すようにしてパケット通信を行っている。図６は、ＵＤＰによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。ＵＤＰによる場合、コネクションレスのため信頼性が低い。そのため、ＵＤＰによるパケットフォーマットは、Ｔ．３０データＰ１とＴ．３０識別子Ｐ２とに、順序整列のためシーケンス番号Ｐ４を付加するとともに、以前に送信したパケット（冗長パケット）Ｐ５をパケット消失時のエラー回復のために付加してデータ部を形成し、そのデータ部の先頭にヘッダＰ３が付加された構成となっている。こうして、コネクションレスであるＵＤＰ通信の信頼性を向上させるようにしている。
【００１８】
そして、図６では、端末Ａから端末Ｂに対して、パケットａ２にその前に送信したパケットａ０，ａ１を付加したパケットａ１０と、パケットａ３にその前に送信したパケットａ１，ａ２を付加したパケットａ１１と、パケットａ４にその前に送信したパケットａ２，ａ３を付加したパケットａ１２と、パケットａ５にその前に送信したパケットａ３，ａ４を付加したパケットａ１３とを順次送信している。そのときに、パケットａ１２が消失したとして、パケットａ１３に付加されているエラー訂正用パケット（パケットａ４）を使用してエラー回復を行うようにしている。
リアルタイムファクシミリ通信動作を行い、ＲＴＩファクシミリ装置１００からＲＴＩファクシミリ装置２００に画像データを送信するとき、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とは、図７に示すようにして通信を実行する。図７は、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＴＣＰパケットによる第１の通信の概略を示す説明図である。
【００１９】
ＲＴＩファクシミリ装置１００において、ユーザが操作パネル１１２を操作して原稿の読み取りを指示するとスキャナ１１０が原稿の画像を読み取り画像データを出力する。また、ＲＴＩファクシミリ装置１００の送信宛先を特定する情報（宛先情報）、例えばＩＰアドレスが入力されると得られた画像データのＲＴＩファクシミリ機能による送信が指示される。すると、ＬＡＮコントローラ１０５、トランス１０６がリアルタイムファクシミリ通信手段として作動し、その画像データをパケット通信により送信する１回目のリアルタイムファクシミリ通信ａを実行する。このＲＴＩファクシミリ機能により送信を行ったときにインターネット５０に接続されている図示しないコンピュータや端末装置等が多数のデータ通信を行いデータのコリジョンが多発して送信データが壊れてしまい、ネットワーク負荷が高くなっている場合がある。ＲＴＩファクシミリ装置１００は、リアルタイムファクシミリ通信で何回かの回線断が発生してＣＰＵ１０１がその複数回数の回線断を捕らえると、ＣＰＵ１０１がそのときの回線断回数をＲＡＭ１０３に記憶させる動作ｂを実行し、続いて２回目の通信準備ｃを実行する。なお１回目の通信時の発呼回数は予め決められたデフォルト値（デフォルト発呼回数）が設定されているものとする。
【００２０】
ここで、ＲＴＩ機能によるファクシミリ通信における発呼回数について説明する。ＲＴＩファクシミリ装置１００ではネットワーク負荷が高い場合、パケットが消失するなどしてタイムアウトを発生し、回線断となって送信宛先に画像データが送信されずに不達となってしまうことがある。このリカバリー動作として再発呼動作を行うが、このときの再発呼回数を発呼回数としている。
そして、次にＲＴＩファクシミリ装置１００がリアルタイムファクシミリ通信動作を行い画像データを送信するときは、前回の通信履歴を用いて発呼回数を設定するため、ＣＰＵ１０１がＲＡＭ１０３に記憶されている回線断回数を読み出して式１にしたがい発呼回数の設定ｄを実行する。
式１発呼回数＝回線断回数＋ｎ (ｎはデフォルト発呼回数)
【００２１】
こうして求められた発呼回数に基づいて、ＲＴＩファクシミリ装置１００はＲＴＩファクシミリ装置２００に対して２回目のリアルタイムファクシミリ通信動作ｅを実行する。そのとき、再びネットワーク負荷が高くて回線断が発生したときはＣＰＵ１０１がその際の回線断回数をＲＡＭ１０３に記憶させる動作ｆを実行し、続いて上記同様に発呼回数を設定し、その発呼回数に基づき３回目のリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。以下、同様にして前回の通信履歴から次回の発呼回数を設定し、その設定された発呼回数に基づいてリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。このように、ＲＴＩファクシミリ装置１００では、ネットワーク負荷が高くて回線断が発生するときは、前回の通信履歴を参照し、前回の回線断回数を用いて設定した発呼回数によりリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する。そのため、リアルタイムファクシミリ通信動作が直前のネットワーク負荷状況を反映したものとなり、その負荷状況に応じて発呼回数が設定されるため接続性等の通信品質を向上させることが可能となる。
【００２２】
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＴＣＰパケットによる第２の通信について説明する。第２の通信では、上述のようにして、リアルタイムファクシミリ通信動作を実行するのに先立ち、通信する時のネットワーク負荷状況に応じてデフォルト発呼回数ｎを調整している。
図８に示すように、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備ｇを実行した後で、送信宛先となるＲＴＩファクシミリ装置２００のＩＰアドレスまたはホスト名を使用してｐｉｎｇコマンドの発行ｈを実行し、ネットワークの負荷状況を調査する。すなわち、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、ＲＴＩファクシミリ装置２００がｐｉｎｇコマンドに応答して送信するパケット遅延時間（以下「ｐｉｎｇ応答時間」という）の受信ｉを実行し、そのｐｉｎｇ応答時間からネットワーク負荷状況をＣＰＵ１０１により判断する。
【００２３】
上述のとおりネットワーク負荷が高いとデータのコリジョンが多発するため、ｐｉｎｇコマンドの送信が何度も繰返され、それに対する受け手からの応答が遅くなってパケット遅延時間が長くなり、ｐｉｎｇ応答時間が長くなる。逆にネットワーク負荷が低ければｐｉｎｇ応答時間は短くなる。このことから、ネットワーク負荷状況は簡易的ながらｐｉｎｇ応答時間から判断することができると考えられる。続いて、図１２に示すフローチャートに従い発呼回数調整処理ｊを実行してデフォルト発呼回数ｎを調整する。なお、図１２ではステップをＳと略記している。
【００２４】
発呼回数調整処理ｊがスタートすると、ステップ１に進み、ＣＰＵ１０１はｐｉｎｇ応答時間が予め一定値が設定された時間(以下「スレッシュ時間」という)以下であるか否かを双方を比較して判断し、スレッシュ時間以下の場合はネットワーク負荷が低いとしてステップ２に進み、スレッシュ時間よりも大きい場合はネットワークの負荷が高いとしてステップ３に進む。ＣＰＵ１０１は、ステップ２に進むと、デフォルト発呼回数ｎを一定回数だけ減らす処理を実行し、ステップ３に進むとデフォルト発呼回数ｎを一定回数だけ増やす処理を実行し、その後発呼回数調整処理ｊを終了する。この調整処理ｊが終了すると、調整処理ｊにより調整されたデフォルト発呼回数ｎを用いてリアルタイムファクシミリ通信ａ以降の処理が図７のようにして実行される。
【００２５】
第１の通信のようにしてリアルタイムファクシミリ通信を実行する場合は、前回の通信履歴を参照して発呼回数を設定するので発呼回数が実際に通信を実行する時のネットワーク負荷状況に適合して設定されない可能性がある。しかし、上述の発呼回数調整処理ｊを実行すると、通信開始前にｐｉｎｇコマンドを発行して、ｐｉｎｇ応答時間とスレッシュ時間とを比較した上で発呼回数を調整するので、発呼回数が通信時のネットワーク負荷状況に適合して設定され、接続性等の通信品質の一層の向上が可能となる。
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＴＣＰパケットによる第３の通信について説明する。第３の通信では、上述のようにして、発呼回数調整処理を行う場合に使用するスレッシュ時間を変更可能としている。
【００２６】
図９に示すように、ＲＴＩファクシミリ装置１００はリアルタイムファクシミリ通信動作の準備ｇ，ｐｉｎｇコマンドの発行ｈ，ｐｉｎｇ応答時間の受信ｉを実行し、続けて図１３に示すフローチャートに従い発呼回数調整処理ｋを実行して発呼回数を調整する。なお、図１３でもステップをＳと略記している。発呼回数調整処理ｋがスタートするとステップ４に進み、ＣＰＵ１０１はｐｉｎｇ応答時間が操作パネル１１２を操作して設定された時間(修正スレッシュ時間)以下であるか否かを双方を比較して判断し、修正スレッシュ時間以下ならステップ２に進み、修正スレッシュ時間よりも大きい場合はステップ３に進む。なお、ステップ２，３の処理は上記同様である。以下第２の通信と同様にしてリアルタイムファクシミリ通信を実行する。第２の通信では、スレッシュ時間が一定値であるため、必ずしもユーザのネットワーク環境に合った発呼回数が設定されないことがあり、そのことで回線断回数が発呼回数を上回り、通信が正常に終了しなくなるおそれがある。しかし、第３の通信のようにするとユーザがそのスレッシュ時間を設定することができるため、ユーザのネットワーク環境に適合させて発呼回数を設定することが可能となり、接続性等通信品質の更なる向上が可能となる。
【００２７】
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＴＣＰパケットによる第４の通信について説明する。第４の通信では、図１４に示すテーブルＡを参照した発呼回数設定処理を行うようにしている。
テーブルＡは、パケット遅延時間エリアＡ１と発呼回数エリアＡ２とを有し、パケット遅延時間と発呼回数とを対応付けて記憶しており、ＲＡＭ１０３に設けられている。そして、図１０に示すように、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備ｇ，ｐｉｎｇコマンドの発行ｈ，ｐｉｎｇ応答時間の受信ｉを順次実行する。続いてｐｉｎｇコマンドにより取得されるパケット遅延時間をサーチキーに設定してテーブルＡをサーチし、そのサーチキーに対応する対応発呼回数を発呼回数エリアＡ２から取得して、発呼回数決定処理ｌを実行する。これ以降、決定された対応発呼回数をデフォルト発呼回数ｎに用いてリアルタイムファクシミリ通信ａ以降を第２の通信のようにして実行する。上述した第３の通信では、発呼回数をネットワーク環境に適合させるため、ユーザがスレッシュ時間をわざわざ設定しなければならないが、第４の通信ではｐｉｎｇコマンドにより取得したパケット遅延時間によって発呼回数を動的に設定するので、ユーザがわざわざスレッシュ時間を設定するまでもなくネットワーク環境に適合した発呼回数を設定することが可能となり、ユーザにとって便利になる。
【００２８】
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＴＣＰパケットによる第５の通信について説明する。第５の通信では、図１５に示すテーブルＢを作成し、ｐｉｎｇ応答時間を一定時間毎に取得してネットワーク負荷状況を時間帯別に調査している。
テーブルＢは、時間帯エリアＢ１とｐｉｎｇ応答時間エリアＢ２とを有し、午前０時から２４時までを一定時間毎に区切り、各時間帯の応答時間を記憶できるようになっていて、ＲＡＭ１０３に設けられている。また、第５の通信では、ＲＴＩファクシミリ装置１００のＲＡＭ１０３に、その宛先となるＲＴＩファクシミリ装置２００が送信宛先としてワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録（記憶）されている。
【００２９】
そして、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、図１１に示すように、ＣＰＵ１０１がＲＡＭ１０３にアクセスして、ワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録されているＲＴＩファクシミリ装置２００の宛先に対して一定時間ごとにｐｉｎｇコマンドを発行するｐｉｎｇコマンドの発行ｍを実行し、ネットワークの負荷状況を一定時間毎に調査する。すなわち、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、ＲＴＩファクシミリ装置２００から一定時間ごとに送信されるｐｉｎｇ応答時間の受信ｉを実行する。そして、受信ｉを実行して得られる応答時間を一定時間の間蓄積（加算）して、その蓄積した値からｐｉｎｇ応答時間の平均値を時間帯別に算出し、その求められた平均値を時間帯エリアＢ１の対応する時間帯に記憶させる時間帯別応答時間の算出処理ｏを実行する。
【００３０】
その後、ＲＴＩファクシミリ装置１００がＲＴＩファクシミリ装置２００に対してリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する場合には、リアルタイムファクシミリ通信動作の準備ｇを実行後、ｐｉｎｇコマンドを発行することなく表Ｂをサーチし、そのサーチキーに設定されている時間帯に対応するｐｉｎｇ応答時間の平均値を求め、その平均値とスレッシュ値又は修正スレッシュ値とを比較して発呼回数を設定し（ｐ）、その後は第２〜第４の通信と同様の処理を実行する。第２〜第４の通信のように、通信開始前にｐｉｎｇコマンドを発行してそのｐｉｎｇ応答時間から発呼回数を決定すると、通信の前処理にオーバヘッドがかかってしまうが、第５の通信のようにしてｐｉｎｇコマンドを発行することなく応答時間を設定すれば、通信開始前にｐｉｎｇコマンドを発行するオーバヘッドがなくなり通信のパフォーマンスを向上させることが可能となる。
【００３１】
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＵＤＰパケットによる第６の通信について説明する。第６の通信ではネットワーク負荷状況に応じ冗長パケット数を調整してＵＤＰパケット通信を実行している
図１６に示すように、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、ＲＴＩファクシミリ装置２００のＩＰアドレスを使用してｐｉｎｇコマンドの発行ｈを実行し、ＲＴＩファクシミリ装置２００から送信されるｐｉｎｇ応答時間の受信ｉを実行してｐｉｎｇ応答時間からネットワーク負荷状況をＣＰＵ１０１により判断する。続いて、図１９に示すフローチャートに従い冗長パケット数調整処理ｑを行し、冗長パケット数を調整する。なお、図１９でもステップをＳと略記している。冗長パケット数調整処理ｑがスタートすると、ＣＰＵ１０１はステップ１を実行し、ｐｉｎｇ応答時間が一定のスレッシュ時間以下であるか否かを双方を比較して判断し、スレッシュ時間以下ならステップ５に進んで図６に示す冗長パケット数を減らし、スレッシュ時間よりも大きければステップ６に進んで冗長パケット数を増やす。ステップ５又はステップ６を実行後処理を終了する。この調整処理ｑが終了すると、調整された数の冗長パケットを付加したパケット通信ｒが実行される。
【００３２】
リアルタイムファクシミリ通信を実行する場合、ＵＤＰパケット通信を行う場合は、信頼性向上のために冗長パケット制御を行っていた。その際にネットワーク負荷が低いと冗長パケットが無駄に付加されて通信速度が低下し、ネットワーク負荷が高ければ冗長パケット数以上のパケット消失が発生してエラーになることがある。この発明によるＲＴＩファクシミリ装置１００によれば、付加される冗長パケット数をネットワーク負荷状況に応じて調整する制御を実行しているので無駄な冗長パケットが付加されることがなく、通信速度、接続性等の通信品質の向上が可能となる。
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＵＤＰパケットによる第７の通信について説明する。第７の通信では、図１５に示すテーブルＢを参照した冗長パケット数調整処理を行っている。なお、第７の通信ではＲＴＩファクシミリ装置１００のＲＡＭ１０３にＲＴＩファクシミリ装置２００が送信宛先としてワンタッチダイヤルまたは短縮ダイヤルなどにより登録（記憶）されている。
【００３３】
そして、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、図１７に示すように、ＣＰＵ１０１がＲＡＭ１０３にアクセスして、一定時間毎にｐｉｎｇコマンドの発行ｍを実行し、その都度送信されるｐｉｎｇ応答時間の受信ｉを実行する。そして、受信ｉを実行して得られる応答時間を一定時間の間蓄積（加算）して、その蓄積した値からｐｉｎｇ応答時間の平均値を時間帯別に算出し、その求められた平均値を時間帯エリアＢ１の対応する時間帯に記憶させる時間帯別応答時間の算出処理ｏを実行する。その後送信動作ｓを開始してリアルタイムファクシミリ通信動作を実行する場合には、ｐｉｎｇコマンドを発行することなく表Ｂをサーチし、そのサーチキーに設定されている時間帯に対応するｐｉｎｇ応答時間の平均値を求めて、続いて図２０に示すフローチャートに従い冗長パケット数調整処理ｔを実行する。この冗長パケット数調整処理ｔは、上述の冗長パケット数調整処理ｑと比較して、ステップ７が異なる他は同じである。そのステップ７では、表Ｂから得たｐｉｎｇ応答時間の平均値とスレッシュ時間とを比較する点が異なる他はステップ１と同じ処理を実行している。その後、調整された数の冗長パケットを付加したパケット通信ｒを実行する。
【００３４】
第６の通信のように、通信開始前にｐｉｎｇコマンドを発行してその応答時間から発呼回数を設定すると、通信の前処理にオーバヘッドがかかってしまうが、第７の通信のようにして、ｐｉｎｇコマンドを発行することなく発呼回数を設定すれば、通信開始前にｐｉｎｇコマンドを発行するオーバヘッドがなくなり通信のパフォーマンスを向上させることが可能となる。
次に、ＲＴＩファクシミリ装置１００とＲＴＩファクシミリ装置２００とのＵＤＰパケットによる第８の通信について説明する。第８の通信では、ネットワーク負荷の少ない時間帯を選んでリアルタイムファクシミリ通信動作を実行するようにしている。
【００３５】
第７の通信のようにして、一定時間毎にｐｉｎｇコマンド発行ｍを実行し，ｐｉｎｇ応答時間の受信ｉ，時間帯別応答時間の算出処理ｏを実行してメモリ送信によるリアルタイムファクシミリ通信動作ｕを実行する。続いて、ＣＰＵ１０１により表Ｂを参照してネットワーク負荷の最も小さい時間帯（ｐｉｎｇ応答時間が最小の時間帯）を選定する時間帯選定ｖを実行する。そして、ＲＴＩファクシミリ装置１００は、時間帯選定ｖで選定された時間帯になるまでリアルタイムファクシミリ通信動作を待機させ、その時間帯になったら調整された数の冗長パケットを付加してパケット通信ｒを実行する。第７の通信では、通信を実行する時刻のパケット遅延時間に対応する適切な数の冗長パケットを付加してメモリ送信を行っているが、そうするとその時刻のネットワーク負荷が高いと、通信速度、接続性等の通信品質が低下してしまう。これに対し、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル等に登録された宛先に第８の通信のようにしてメモリ送信を行えば最もパケット遅延の少ない時間帯にパケット通信を行えるため、通信速度、接続性等の通信品質を一層向上させることが可能となる。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明してきたようにこの発明によるインターネットファクシミリ装置によれば、ネットワーク負荷状況に応じて発呼回数が設定されるため、接続性等の通信品質を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置から構成されるＲＴＩファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図２】この発明によるインターネットファクシミリ装置により構成されるリアルタイム型インターネットファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図３】図２とは別のリアルタイム型インターネットファクシミリシステムのシステム構成図である。
【図４】この発明によるＲＴＩファクシミリ装置の主要な内部構成を示すブロック図である。
【図５】ＴＣＰによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。
【図６】ＵＤＰによるパケット通信の内容と、パケットフォーマットを示す説明図である。
【図７】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＴＣＰパケットによる第１の通信の概略を示す説明図である。
【図８】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＴＣＰパケットによる第２の通信の概略を示す説明図である。
【図９】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＴＣＰパケットによる第３の通信の概略を示す説明図である。
【図１０】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＴＣＰパケットによる第４の通信の概略を示す説明図である。
【図１１】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＴＣＰパケットによる第５の通信の概略を示す説明図である。
【図１２】ＴＣＰパケットによる第２の通信の発呼回数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図１３】ＴＣＰパケットによる第３の通信の発呼回数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図１４】ＴＣＰパケットによる第４の通信で用いるパケット遅延時間と発呼回数とを対応付けて記憶するテーブルの内容を図示した図である。
【図１５】ＴＣＰパケットによる第５の通信で用いる時間帯エリアとｐｉｎｇ応答時間エリアとを対応付けて記憶するテーブルの内容を図示した図である。
【図１６】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＵＤＰパケットによる第６の通信の概略を示す説明図である。
【図１７】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＵＤＰパケットによる第７の通信の概略を示す説明図である。
【図１８】この発明による２つのＲＴＩファクシミリ装置のＵＤＰパケットによる第８の通信の概略を示す説明図である。
【図１９】ＵＤＰパケットによる第６の通信の冗長パケット数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図２０】ＵＤＰパケットによる第７の通信の冗長パケット数調整処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
３０，４０：Ｇ３ファクシミリ装置
３１：アナログ公衆網（ＰＳＴＮ網）
３２，４２：ゲートウェイ装置
５０：インターネット５１：ゲートキーパ装置
１００，２００：ＲＴＩファクシミリ装置
１０１：ＣＰＵ１０２：ＲＯＭ
１０３：ＲＡＭ１０４：画像蓄積メモリ
１０５：ＬＡＮコントローラ１０６：トランス
１０７：モデム１０８：ＮＣＵ
１０９：ＤＣＲ１１０：スキャナ
１１１：プロッタ１１３：システムバス
１１２：オペレーションパネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an Internet-compatible network facsimile apparatus that is connected to the Internet and transmits and receives image data.
[0002]
[Prior art]
Facsimile devices can easily transmit and receive image data such as characters and graphics, and are therefore widely used as familiar OA devices. 2. Description of the Related Art In recent years, with the spread of the Internet and LAN (local area network), an Internet-compatible network facsimile apparatus (referred to as an Internet facsimile apparatus) has become widespread. Internet facsimile machines that can transmit and receive using this mechanism have also become widespread. However, this type of Internet facsimile machine has a problem in that it is difficult to immediately check the communication capability between the facsimile machines, making it difficult to perform communication utilizing each function. A network facsimile machine (real-time internetwork facsimile machine, hereinafter referred to as “RTI facsimile machine”) has been proposed. Regarding a conventional RTI facsimile apparatus, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-197279 discloses an RTI facsimile apparatus configured so that the number of redundant packets to be added can be set and highly reliable communication can be performed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional RTI facsimile apparatus has the following problems. That is, in a network such as the Internet, when a large number of connected computers and terminal devices perform data communication and data collision (collision) occurs frequently (such a state of the network is referred to as “network load is high. ITU-T Recommendation T.). There is a problem in that various timeout timers defined in H.38 time out. To deal with this problem, it is conceivable to update the timer value of the timer according to the network load status (data collision occurrence status). If the timer value is updated, there will be no timeout and proper communication will be possible. However, if the network load is high, the number of line disconnections will exceed the number of calls, and communication may not be completed normally. .
The present invention has been made to solve the above-described problems. In an Internet facsimile apparatus, the communication quality can be improved by appropriately setting the number of calls depending on the network load. Objective.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an Internet facsimile apparatus having means for connecting to a network and real-time facsimile communication means for transmitting and receiving image data by packet communication via the Internet. Storage means for storing the number of line disconnections occurring when communication is performed, means for storing the number of line disconnections in the means, and real-time facsimile communication using the number of line disconnections stored in the storage means The Internet facsimile apparatus is provided with means for setting the number of calls when the means performs a re-calling operation.
This internet facsimile machine compares a ping command issuing means for issuing a ping command with a ping response time transmitted in response to the ping command issued by the means and a threshold time set with a constant value. Means and a call frequency adjusting means for adjusting the call frequency according to a comparison result by the means may be provided.
[0005]
Further, an operation input means for setting a threshold time is provided, and the comparison means is configured to compare the ping response time with the corrected threshold time corrected by the operation input means, and the comparison result of the comparison means In response, the call frequency adjustment means may be configured to adjust the call frequency.
Further, the number of calls is adjusted using table storage means that associates the packet delay time with the number of calls, and the corresponding call number of the table storage means that corresponds to the packet delay time set in the search key. It is good to be configured to do so.
Further, the response time storage means for each time zone that stores the time zone area and the ping response time area in association with each other, and the ping response time obtained by the ping command issuing means issuing a ping command at regular intervals is constant. Means for adding up the time to obtain an average value of the ping response time, and storing the obtained average value in the time zone area of the corresponding time zone, wherein the comparison means is set as a search key. It is preferable that the average value of the ping response time corresponding to a certain time zone is compared with the threshold time or the corrected threshold time.
[0006]
Further, the present invention provides a ping command issuing means for issuing a ping command in an Internet facsimile machine having means for connecting to a network and real-time facsimile communication means for transmitting and receiving image data by UDP packet communication via the Internet, and the means The comparison means for comparing the ping response time transmitted in response to the ping command issued by the method and the threshold time for which a constant value is set, and the UDP packet communication is transmitted according to the comparison result by the means There is also provided an Internet facsimile machine provided with means for adjusting the number of redundant packets.
[0007]
This Internet facsimile machine includes a time zone response time storage means for storing a time zone area and a ping response time area in association with each other, and a ping response obtained by the ping command issuing means issuing a ping command at regular intervals. Means for adding a time for a fixed time to obtain an average value of the ping response time, and storing the obtained average value in the time zone area of the corresponding time zone, wherein the comparison means is used as a search key. It is good to be comprised so that the average value of the ping response time corresponding to the set time slot | zone and the said threshold time may be compared.
Further, means for selecting a time zone in which the ping response time stored in the time zone response time storage means is minimum, and means for causing the real-time facsimile communication means to wait until the time zone selected by the means is reached. It is good to provide.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
2 and 3 are system configuration diagrams of a real-time Internet facsimile system (hereinafter referred to as “RTI facsimile system”) constituted by the Internet facsimile apparatus according to the present invention. The RTI facsimile system is an ITU-T recommendation T.30. T.38 compliant with T.38. 38 is configured to transmit and receive facsimile image data by packet communication using the 38 communication procedure, and the system configuration shown in FIGS. 2 and 3 can be considered. The present invention can be applied to any of the systems shown in FIGS.
[0009]
The RTI facsimile system shown in FIG. 2 is called a so-called gateway type, and is equipped with an analog public network (PSTN network) 31 and 31 and a real-time Internet facsimile function (hereinafter referred to as “RTI facsimile function”) via the Internet 50. The G3 facsimile apparatus 30 and the G3 facsimile apparatus 40 equipped with the same function are configured to communicate with each other. In this system, a G3 facsimile apparatus 30 and a G3 facsimile apparatus 40 are connected to gateway apparatuses 32 and 42 via analog public networks (PSTN networks) 31 and 31, and the gateway apparatuses 32 and 42 are connected to the Internet 50. Has been configured. For communication between the G3 facsimile apparatus 30 and the gateway apparatus 32 and communication between the G3 facsimile apparatus 40 and the gateway apparatus 42, the ITU-T recommendation T.264 is used. 30 in accordance with T.30. 30 communication procedure is applied, and ITU-T recommendation T.30 is used for communication between the gateway device 32 and the gateway device 42. T.38 compliant with T.38. 38 communication procedures apply. Note that a gatekeeper device 51 is connected to the Internet 50.
[0010]
The RTI facsimile system shown in FIG. The RTI facsimile apparatus 100 mainly having a communication function based on the 38 communication procedure and the RTI facsimile apparatus 200 are configured to perform direct (direct) communication only via the Internet 50. For communication between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200, T.I. 38 communication procedures are applied, and each of them and the gatekeeper device 51 are ITU-T Recommendation H.264. H.323 conforming to H.323. The H.323 communication procedure is applied to perform address translation, network control, call control, and the like.
[0011]
As an internal configuration of the Internet facsimile machine that realizes the communication function shown in FIG. 3, the configuration shown in FIG. 4 can be considered. FIG. 4 is a block diagram showing the main internal configuration of the RTI facsimile apparatus 100. As shown in the figure, the RTI facsimile machine 100 includes a CPU 101, a ROM 102, a RAM 103, and an image storage memory 104, a LAN controller 105, a transformer 106, a modem 107, and an NCU 108, a DCR 109, a scanner. 110, a plotter 111, and an operation panel (also referred to as an operation panel) 112. Components other than the transformer 106 and the NCU 108 are connected to each other via a system bus 113.
[0012]
The CPU 101 is a unit that controls the overall operation of the RTI facsimile apparatus 100 in accordance with a program stored in the ROM 102 and operates as various means that characterize the present invention. The ROM 102 stores a control program executed by the CPU 101, a communication control procedure, a network control procedure, H.264, and the like. Call control procedure according to the H.323 communication procedure; 38 is a read-only storage means for storing a facsimile data transfer procedure according to 38 communication procedures, permanent data, and the like. The RAM 103 is storage means for temporarily storing data necessary for controlling the RTI facsimile apparatus 100 and storing data for performing protocol processing for network control. The image storage memory 104 is a storage unit used for storing files when sending / receiving e-mail and facsimile data.
[0013]
The LAN controller 105 is network control means composed of an LSI or the like that decodes data received from the network, encodes data to be transmitted to the network, and buffers transmission frames and reception frames. The transformer 106 is a transformer for transmitting and receiving data from the network. The modem 107 returns the original binary code to the modulation for enabling transmission of the binary-encoded image data to the public line network (PSTN network) and the code of the modulated image data from the counterpart facsimile machine. For demodulation. The NCU 108 is a detector for detecting and analyzing a DTMF (dual tone multiplexed frequency) signal of a destination facsimile apparatus from the public line network (PSTN network).
[0014]
The DCR 109 compresses and encodes the binary image data read by the scanner 110, and also converts the compressed code transmitted from the partner facsimile machine into a binary image so that it can be printed (printed) by the plotter 111. It is an encoder / decoder for decoding. The scanner 110 is image information reading means for reading data necessary for facsimile transmission operation and reading image information of a document to be transmitted. The plotter 111 is a writing unit that prints and outputs received or accumulated facsimile data or the like on paper. The operation panel 112 includes various operation keys necessary for a user to input information for causing the RTI facsimile apparatus 100 to perform a transmission / reception operation, and a display device such as a liquid crystal display for displaying an operation state. This is an operation input unit in which the user inputs each data by operating various operation keys. It is assumed that information such as the number of calls to be described later is stored in the above-described storage means, for example, the RAM 103.
[0015]
Next, the operation contents of the Internet facsimile apparatus according to the present invention will be described assuming a system configuration as shown in FIG. FIG. 1 illustrates the system configuration of the RTI facsimile system shown in FIG. 3, which includes the RTI facsimile apparatus 100 described above and an RTI facsimile apparatus 200 having the same configuration. In FIG. 1, the RTI facsimile apparatuses 100 and 200 and the Internet 50 are shown, and the other components are not shown. In the following description, it is assumed that the RTI facsimile apparatus 100 operates as a transmission side and the RTI facsimile apparatus 200 operates as a reception side.
The RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 exchange facsimile data with each other by packet communication based on TCP (Transmission Control Protocol) or UDP (User Datagram Protocol).
[0016]
In the case of TCP, two devices (terminal A and terminal B) that exchange communication are performing packet communication as shown in FIG. FIG. 5 is an explanatory diagram showing the contents of packet communication by TCP and the packet format. In FIG. 5, packets a1, a2, and a2 are sequentially transmitted from the terminal A. When the packet a1 is transmitted, the terminal B that has received the packet a1 transmits an acknowledgment packet b1. However, when the packet a2 is transmitted from the terminal A, the confirmation response packet b1 is not transmitted from the terminal B, and a timeout occurs, so the packet a2 is continuously transmitted. Further, in the case of TCP, there is a delay in waiting for an acknowledgment packet on the terminal A side, but the packet order and the contents are guaranteed. The packet format in this case is T.264. 30 data (HDLC information such as DIS / DCS and image data) P1; In this configuration, a header P3 is added to the head of the data portion consisting of 30 identifiers (T.30 signal identifiers) P2.
[0017]
In the case of UDP, the terminal A and the terminal B exchanging communication are performing packet communication as shown in FIG. FIG. 6 is an explanatory diagram showing the contents of packet communication by UDP and the packet format. In the case of UDP, reliability is low because of connectionlessness. Therefore, the UDP packet format is T.264. 30 data P1 and T.30. A sequence number P4 is added to the 30 identifier P2 for order alignment, and a previously transmitted packet (redundant packet) P5 is added for error recovery when the packet is lost to form a data portion. The header P3 is added to the head of the. Thus, the reliability of connectionless UDP communication is improved.
[0018]
In FIG. 6, the packet A10 is a packet a10 obtained by adding the packets a0 and a1 transmitted before the packet a2 to the terminal A, and the packet a3 is added by the packets a1 and a2 transmitted before the packet a3. a11, a packet a12 obtained by adding the packets a2 and a3 transmitted before the packet a4, and a packet a13 obtained by adding the packets a3 and a4 transmitted previously to the packet a5 are sequentially transmitted. At that time, assuming that the packet a12 has been lost, error recovery is performed using the error correction packet (packet a4) added to the packet a13.
When the real-time facsimile communication operation is performed and image data is transmitted from the RTI facsimile apparatus 100 to the RTI facsimile apparatus 200, the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 perform communication as shown in FIG. FIG. 7 is an explanatory diagram showing an outline of the first communication between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 using a TCP packet.
[0019]
In the RTI facsimile apparatus 100, when a user operates the operation panel 112 to instruct reading of a document, the scanner 110 reads an image of the document and outputs image data. Further, when information (address information) for specifying a transmission destination of the RTI facsimile apparatus 100, for example, an IP address, is input, transmission of image data obtained by the RTI facsimile function is instructed. Then, the LAN controller 105 and the transformer 106 operate as real-time facsimile communication means, and the first real-time facsimile communication a for transmitting the image data by packet communication is executed. When transmission is performed by the RTI facsimile function, a computer or a terminal device (not shown) connected to the Internet 50 performs a large number of data communications, data collision occurs frequently, the transmission data is broken, and the network load is high. It may be. When the line disconnection occurs several times in the real-time facsimile communication and the CPU 101 catches the multiple line disconnection, the RTI facsimile apparatus 100 executes an operation b in which the RAM 103 stores the number of line disconnections at that time in the RAM 103. Subsequently, the second communication preparation c is executed. It is assumed that a predetermined default value (default number of calls) is set as the number of calls during the first communication.
[0020]
Here, the number of calls in facsimile communication using the RTI function will be described. When the network load is high in the RTI facsimile apparatus 100, a timeout may occur due to loss of a packet, and the line may be disconnected and image data may not be transmitted to the transmission destination and may not be delivered. As this recovery operation, a re-calling operation is performed, and the number of re-calls at this time is set as the number of calls.
Next, when the RTI facsimile apparatus 100 performs real-time facsimile communication operation and transmits image data, the CPU 101 sets the number of call disconnections stored in the RAM 103 in order to set the number of calls using the previous communication history. Read out and set the number of calls d in accordance with equation (1).
Formula 1 Number of calls = Line disconnection times + n (n is the default number of calls)
[0021]
Based on the number of calls thus obtained, the RTI facsimile apparatus 100 executes a second real-time facsimile communication operation e for the RTI facsimile apparatus 200. At that time, when the network load is high again and the line disconnection occurs, the CPU 101 executes the operation f for storing the number of line disconnections at that time in the RAM 103, and subsequently sets the number of calls as described above. Based on the number of times, the third real-time facsimile communication operation is executed. Thereafter, similarly, the next number of calls is set from the previous communication history, and the real-time facsimile communication operation is executed based on the set number of calls. As described above, in the RTI facsimile apparatus 100, when a network disconnection occurs due to a high network load, the previous communication history is referred to, and the real-time facsimile communication operation is performed according to the number of calls set using the previous line disconnection count. Execute. Therefore, the real-time facsimile communication operation reflects the immediately preceding network load situation, and the number of calls is set according to the load situation, so that communication quality such as connectivity can be improved.
[0022]
Next, second communication between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 using a TCP packet will be described. In the second communication, as described above, prior to executing the real-time facsimile communication operation, the default number of calls n is adjusted according to the network load status at the time of communication.
As shown in FIG. 8, the RTI facsimile apparatus 100 issues a ping command issuance h using the IP address or host name of the RTI facsimile apparatus 200 as a transmission destination after executing preparation g for the real-time facsimile communication operation. Execute and investigate the network load status. That is, the RTI facsimile apparatus 100 executes reception i of a packet delay time (hereinafter referred to as “ping response time”) that the RTI facsimile apparatus 200 transmits in response to the ping command, and determines the network load status from the ping response time to the CPU 101. Judgment by.
[0023]
As described above, data collisions occur frequently when the network load is high, so that the ping command transmission is repeated many times, the response from the receiver becomes slow, the packet delay time becomes long, and the ping response time becomes long. . Conversely, if the network load is low, the ping response time is shortened. From this, it is considered that the network load situation can be judged from the ping response time, though it is simple. Subsequently, according to the flowchart shown in FIG. 12, a call number adjustment process j is executed to adjust the default call number n. In FIG. 12, step is abbreviated as S.
[0024]
When the calling frequency adjustment process j starts, the process proceeds to step 1 where the CPU 101 determines whether or not the ping response time is equal to or less than a predetermined time (hereinafter referred to as “threshold time”). If the time is equal to or less than the threshold time, the network load is low and the process proceeds to step 2. If the time is longer than the threshold time, the network load is high and the process proceeds to step 3. When the CPU 101 proceeds to step 2, the CPU 101 executes a process of reducing the default number of calls n by a fixed number. When the process proceeds to step 3, the CPU 101 executes a process of increasing the default number of calls n by a fixed number, and then the number of calls adjustment process. Exit j. When this adjustment process j is completed, the processes after the real-time facsimile communication a are executed as shown in FIG. 7 using the default number of calls n adjusted by the adjustment process j.
[0025]
When real-time facsimile communication is executed as in the first communication, the number of calls is set by referring to the previous communication history, so that the number of calls matches the network load situation when the communication is actually executed. May not be set. However, when the above-described call number adjustment processing j is executed, a ping command is issued before the communication starts, and the call number is adjusted after comparing the ping response time and the threshold time. It is set according to the network load situation at the time, and communication quality such as connectivity can be further improved.
Next, the third communication using the TCP packet between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 will be described. In the third communication, as described above, it is possible to change the threshold time used when the call frequency adjustment process is performed.
[0026]
As shown in FIG. 9, the RTI facsimile machine 100 executes preparation g for real-time facsimile communication operation, issuance of a ping command h, and reception i of a ping response time, and subsequently makes a call frequency adjustment process k according to the flowchart shown in FIG. To adjust the number of calls. In FIG. 13, step is abbreviated as S. When the call count adjustment process k starts, the process proceeds to step 4 where the CPU 101 determines whether or not the ping response time is equal to or shorter than the time (corrected threshold time) set by operating the operation panel 112. If it is less than the correction threshold time, the process proceeds to Step 2, and if it is longer than the correction threshold time, the process proceeds to Step 3. The processes in steps 2 and 3 are the same as described above. Thereafter, real-time facsimile communication is executed in the same manner as the second communication. In the second communication, since the threshold time is a constant value, the number of calls that matches the user's network environment may not always be set. There is a risk that it will not finish. However, in the case of the third communication, the user can set the threshold time, so the number of calls can be set according to the user's network environment, and communication quality such as connectivity can be further improved. Improvement is possible.
[0027]
Next, the fourth communication using the TCP packet between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 will be described. In the fourth communication, the call number setting process referring to the table A shown in FIG. 14 is performed.
The table A has a packet delay time area A1 and a call count area A2, stores the packet delay time and the call count in association with each other, and is provided in the RAM 103. Then, as shown in FIG. 10, preparation g for real-time facsimile communication operation, issuance of ping command h, and reception i of ping response time are sequentially executed. Subsequently, the packet delay time acquired by the ping command is set as a search key, the table A is searched, the corresponding number of calls corresponding to the search key is acquired from the call count area A2, and the call count determination processing l is executed. Thereafter, the determined number of corresponding calls is used as the default number of calls n, and the subsequent real-time facsimile communication a is executed as in the second communication. In the third communication described above, in order to adapt the number of calls to the network environment, the user has to set the threshold time. In the fourth communication, the number of calls is determined by the packet delay time acquired by the ping command. Since it is set dynamically, it is possible to set the number of outgoing calls suitable for the network environment without the user having to set the threshold time, which is convenient for the user.
[0028]
Next, the fifth communication using the TCP packet between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 will be described. In the fifth communication, the table B shown in FIG. 15 is created, the ping response time is acquired at regular time intervals, and the network load status is investigated for each time zone.
The table B has a time zone area B1 and a ping response time area B2, and is divided into fixed time intervals from midnight to 24:00, and the response time of each time zone can be stored in the RAM 103. Is provided. In the fifth communication, the RTI facsimile apparatus 200 as the destination is registered (stored) in the RAM 103 of the RTI facsimile apparatus 100 as a transmission destination by a one-touch dial or an abbreviated dial.
[0029]
In the RTI facsimile apparatus 100, as shown in FIG. 11, the CPU 101 accesses the RAM 103 and sends a ping command to the destination of the RTI facsimile apparatus 200 registered by one-touch dial or speed dial at regular intervals. The issuing ping command issuance m is executed to check the network load status at regular intervals. In other words, the RTI facsimile apparatus 100 executes the reception i of the ping response time transmitted from the RTI facsimile apparatus 200 at regular intervals. Then, the response time obtained by executing the reception i is accumulated (added) for a fixed time, the average value of the ping response time is calculated from the accumulated value for each time zone, and the obtained average value is calculated as the time. The time zone response time calculation process o stored in the corresponding time zone of the zone area B1 is executed.
[0030]
Thereafter, when the RTI facsimile apparatus 100 executes a real-time facsimile communication operation with respect to the RTI facsimile apparatus 200, the table B is searched without issuing a ping command after executing the preparation g for the real-time facsimile communication operation. The average value of the ping response time corresponding to the time zone set in the search key is obtained, the average value is compared with the threshold value or the modified threshold value, and the number of calls is set (p). ˜Process similar to the fourth communication is executed. If the ping command is issued before the start of communication and the number of calls is determined from the ping response time as in the second to fourth communication, overhead is imposed on the pre-processing of communication. Thus, if the response time is set without issuing the ping command, the overhead of issuing the ping command before the start of communication is eliminated, and the communication performance can be improved.
[0031]
Next, the sixth communication using the UDP packet between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 will be described. In the sixth communication, the UDP packet communication is executed by adjusting the number of redundant packets according to the network load situation.
As shown in FIG. 16, the RTI facsimile machine 100 executes the ping command issuance h using the IP address of the RTI facsimile machine 200 and executes the reception i of the ping response time transmitted from the RTI facsimile machine 200. Then, the CPU 101 determines the network load status from the ping response time. Subsequently, the redundant packet number adjustment process q is performed according to the flowchart shown in FIG. 19 to adjust the redundant packet number. In FIG. 19, step is abbreviated as S. When the redundant packet number adjustment process q starts, the CPU 101 executes step 1 to determine whether or not the ping response time is equal to or less than a certain threshold time. If the threshold time is equal to or less, the CPU 101 proceeds to step 5. The number of redundant packets shown in FIG. 6 is reduced, and if it is longer than the threshold time, the process proceeds to step 6 to increase the number of redundant packets. After step 5 or step 6, the post-processing is terminated. When the adjustment process q is completed, the packet communication r with the adjusted number of redundant packets added is executed.
[0032]
When performing real-time facsimile communication, when performing UDP packet communication, redundant packet control is performed to improve reliability. At this time, if the network load is low, redundant packets are added unnecessarily and the communication speed is lowered. If the network load is high, packet loss more than the number of redundant packets may occur and an error may occur. According to the RTI facsimile apparatus 100 according to the present invention, since control for adjusting the number of redundant packets to be added is performed according to the network load situation, unnecessary redundant packets are not added, and communication speed and connectivity are improved. Communication quality can be improved.
Next, a seventh communication between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 using a UDP packet will be described. In the seventh communication, the redundant packet number adjustment process with reference to the table B shown in FIG. 15 is performed. In the seventh communication, the RTI facsimile apparatus 200 is registered (stored) in the RAM 103 of the RTI facsimile apparatus 100 as a transmission destination by a one-touch dial or an abbreviated dial.
[0033]
Then, as shown in FIG. 17, in the RTI facsimile apparatus 100, the CPU 101 accesses the RAM 103, issues a ping command issuance m at regular intervals, and executes a reception i of a ping response time transmitted each time. . Then, the response time obtained by executing the reception i is accumulated (added) for a fixed time, the average value of the ping response time is calculated from the accumulated value for each time zone, and the obtained average value is calculated as the time. The time zone response time calculation process o stored in the corresponding time zone of the zone area B1 is executed. Thereafter, when the transmission operation s is started and the real-time facsimile communication operation is executed, the table B is searched without issuing the ping command, and the average of the ping response times corresponding to the time zone set in the search key Then, the redundant packet number adjustment process t is executed according to the flowchart shown in FIG. This redundant packet number adjustment process t is the same as the redundant packet number adjustment process q described above except that step 7 is different. In Step 7, the same processing as Step 1 is executed except that the average value of the ping response time obtained from Table B is compared with the threshold time. Thereafter, the packet communication r with the adjusted number of redundant packets added is executed.
[0034]
As in the sixth communication, if the ping command is issued before the start of communication and the number of calls is set from the response time, overhead is required for the pre-processing of communication. However, as in the seventh communication, If the number of calls is set without issuing a ping command, the overhead of issuing the ping command before the start of communication is eliminated, and the communication performance can be improved.
Next, the eighth communication using the UDP packet between the RTI facsimile apparatus 100 and the RTI facsimile apparatus 200 will be described. In the eighth communication, a real time facsimile communication operation is executed by selecting a time zone with a small network load.
[0035]
As in the seventh communication, the ping command issuance m is executed at regular intervals, the ping response time reception i, the time zone response time calculation process o is executed, and the real-time facsimile communication operation u by memory transmission is performed. Execute. Subsequently, the CPU 101 executes time zone selection v for selecting the time zone with the smallest network load (the time zone with the minimum ping response time) with reference to Table B. Then, the RTI facsimile apparatus 100 waits for the real-time facsimile communication operation until the time zone selected by the time zone selection v is reached, and when the time zone is reached, the adjusted number of redundant packets are added and packet communication r is added. Execute. In the seventh communication, an appropriate number of redundant packets corresponding to the packet delay time at the time of performing communication is added to perform memory transmission. If the network load at that time is high, the communication speed, connection The communication quality such as performance will be degraded. On the other hand, if memory transmission is performed to the destination registered in the one-touch dial, speed dial, etc. as in the case of the eighth communication, packet communication can be performed in the time zone with the smallest packet delay, so communication speed, connectivity, etc. Communication quality can be further improved.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the Internet facsimile apparatus of the present invention, since the number of calls is set according to the network load situation, it is possible to improve communication quality such as connectivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram of an RTI facsimile system including two RTI facsimile apparatuses according to the present invention.
FIG. 2 is a system configuration diagram of a real-time Internet facsimile system constituted by an Internet facsimile apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a system configuration diagram of a real-time Internet facsimile system different from FIG. 2;
FIG. 4 is a block diagram showing a main internal configuration of an RTI facsimile apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing the contents of packet communication by TCP and the packet format.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing contents of packet communication by UDP and a packet format.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an outline of first communication using TCP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 8 is an explanatory diagram showing an outline of second communication by TCP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an outline of third communication by TCP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing an outline of fourth communication using TCP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an outline of fifth communication using TCP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 12 is a flowchart showing a procedure of call number adjustment processing of second communication using a TCP packet.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a procedure of call number adjustment processing for third communication using a TCP packet;
FIG. 14 is a diagram illustrating the contents of a table that stores a packet delay time and the number of calls used in the fourth communication using TCP packets in association with each other.
FIG. 15 is a diagram illustrating the contents of a table that stores a time zone area and a ping response time area used in fifth communication using TCP packets in association with each other.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an outline of sixth communication using UDP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 17 is an explanatory diagram showing an outline of seventh communication by UDP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 18 is an explanatory diagram showing an outline of eighth communication by UDP packets of two RTI facsimile apparatuses according to the present invention;
FIG. 19 is a flowchart illustrating a procedure of a redundant packet number adjustment process for sixth communication using a UDP packet;
FIG. 20 is a flowchart illustrating a procedure of a redundant packet number adjustment process for seventh communication using a UDP packet;
[Explanation of symbols]
30, 40: G3 facsimile machine
31: Analog public network (PSTN network)
32, 42: Gateway device
50: Internet 51: Gatekeeper device
100, 200: RTI facsimile machine
101: CPU 102: ROM
103: RAM 104: Image storage memory
105: LAN controller 106: Transformer
107: Modem 108: NCU
109: DCR 110: Scanner
111: Plotter 113: System bus
112: Operation panel

Claims

In an Internet facsimile machine having means for connecting to a network and real-time facsimile communication means for transmitting and receiving image data by packet communication via the Internet,
Storage means for storing the number of line disconnections that occur when real-time facsimile communication is performed by the real-time facsimile communication means;
Means for storing the number of line disconnections in the means;
An internet facsimile apparatus comprising: means for setting the number of calls when the real-time facsimile communication means performs a re-calling operation using the number of line disconnections stored in the storage means.

The internet facsimile apparatus according to claim 1, wherein
a ping command issuing means for issuing a ping command;
A comparison means for comparing a ping response time transmitted in response to the ping command issued by the means and a threshold time set with a constant value;
An internet facsimile apparatus comprising: a calling frequency adjusting means for adjusting the calling frequency according to a comparison result by the means.

The Internet facsimile apparatus according to claim 2, wherein
An operation input means for setting the threshold time is provided,
The comparison means is configured to compare the ping response time with the corrected threshold time corrected by the operation input means, and the call frequency adjustment means adjusts the call frequency according to the comparison result of the comparison means. An Internet facsimile machine configured to adjust the frequency.

The internet facsimile apparatus according to any one of claims 2 and 3,
A table storage means that associates the packet delay time with the number of calls;
An internet facsimile apparatus, wherein the number of calls is adjusted using a corresponding number of calls in the table storage means corresponding to a packet delay time set in a search key.

The internet facsimile apparatus according to any one of claims 2 to 4,
A time zone response time storage means for storing the time zone area and the ping response time area in association with each other;
The ping command issuing means adds a ping response time obtained by issuing a ping command every fixed time for a fixed time to obtain an average value of the ping response time, and the calculated average value of the corresponding time zone Means for storing in the time zone area;
The Internet facsimile apparatus, wherein the comparing means is configured to compare an average value of ping response times corresponding to a time zone set in a search key with the threshold time or the modified threshold time.

In an Internet facsimile machine having means for connecting to a network and real-time facsimile communication means for transmitting and receiving image data by UDP packet communication via the Internet,
a ping command issuing means for issuing a ping command;
A comparison means for comparing a ping response time transmitted in response to the ping command issued by the means and a threshold time set with a constant value;
Means for adjusting the number of redundant packets transmitted by the UDP packet communication in accordance with a comparison result by the means;

The Internet facsimile apparatus according to claim 6, wherein
A time zone response time storage means for storing the time zone area and the ping response time area in association with each other;
The ping command issuing means adds a ping response time obtained by issuing a ping command every fixed time for a fixed time to obtain an average value of the ping response time, and the calculated average value of the corresponding time zone Means for storing in the time zone area;
An internet facsimile apparatus, wherein the comparing means is configured to compare an average value of ping response times corresponding to a time zone set in a search key with the threshold time.

The Internet facsimile apparatus according to claim 7, wherein
Means for selecting a time zone in which the ping response time is stored in the time zone response time storage means; and
An internet facsimile apparatus comprising means for waiting the real-time facsimile communication means until a time zone selected by the means is reached.