JP3778960B2 - Video coding method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばTV電話、TV電議システム、ディジタルビデオディスクシステム、ディジタルTV放送システムのような画像を伝送または蓄積するシステムおよびこれら画像を受信または再生するシステムに関し、特に画像を少ない情報量に圧縮符号化する動画像符号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像を伝送、蓄積するために少ない情報量に圧縮符号化する技術として、動き補償、離散コサイン変換、サブバンド符号化、ピラミッド符号化等の方式や、これらを組み合わせた方式など様々な方式が開発されている。また、動画像の圧縮符号化の国際標準方式としてISO・MPEG1,MPEG2、およびITU−T・H.261,H.262が規定されている。
【0003】
従来の動画像符号化方式の例として、動き補償適応予測離散コサイン変換符号化方式について説明する。この方式は、例えば文献1:安田浩編著、“マルチメディア符号化の国際標準”、丸善(平成3年6月発行)等に詳しく述べられている。概略的な動作を説明すると、入力画像信号についてまず動き補償適応予測が行われる。すなわち、入力画像信号が複数のブロックに分割され、ブロック単位でフレームメモリ中に蓄えられている既に符号化/局部復号が行われた画像信号との間の動きベクトルが検出され、この動きベクトルを用いて第1の予測信号が作成される。次に、必要に応じて上記ブロックがさらに複数の小ブロックに分割され、この小ブロック単位で動きベクトル検出が行われて第2の予測信号が作成する。
【0004】
第1の予測信号を用いる第1の予測モードと、第2の予測信号を用いる第2の予測モード、および入力画像信号をそのまま符号化に用いるフレーム内符号化モード(予測信号=0)のうち、符号化に最適な予測モードが選択され、対応する予測信号が出力される。そして、選択された予測モードを示す情報および動きベルトル情報が可変長符号化される。動きベクトル情報については、隣接の既に符号化したブロックの動きベクトルとの差分をとり、この差分を可変長符号化する方法が一般に用いられている。
【0005】
一方、選択された予測信号が入力画像信号から減算されることにより、予測残差信号が生成される。この予測残差信号は一定の大きさのブロック単位で離散コサイン変換(DCT)され、これにより得られたDCT係数はさらに量子化される。量子化された信号は2分岐され、一方は可変長符号化され、他方は逆量子化された後、逆離散コサイン変換(逆DCT)される。逆DCTにより得られた信号は予測信号と加算され、フレームメモリに記憶される。
【0006】
予測モードを示す情報および動きベルトル情報の可変長符号と、量子化されたDCT係数の可変長符号は、量子化幅を示す情報と共に多重化され、出力符号列として出力される。この出力符号列の符号量は、伝送路や蓄積媒体で定められている伝送/蓄積レートに合わせて制御する必要がある。一般に、このような符号量制御はDCT係数を量子化する際の量子化幅を制御することにより行われる。すなわち、量子化幅を大きくすればDCT係数を表す精度は低下して符号化品質が低下するが、符号量は少なくなり、逆に量子化幅を小さくすればDCT係数を表す精度が向上して符号化品質が向上する代わりに、符号量が増加する。量子化幅を決定する方法としては様々な方法が提案されているが、出力符号列を仮想的なバッファに入れたときのバッファ充填率を基に決定する方法や、入力画像信号あるいは予測残差信号のアクティビティを基に、出力符号列の符号量が設定符号量となる量子化幅を推定する方法等が用いられている。
【0007】
しかし、上述したような量子化幅を制御することによって出力符号列の符号量を制御する従来の方式では、DCT係数情報の符号量は制御できるものの、それ以外の適応予測のモードを示す情報や動きベクトルに関する情報の符号量を制御することができないという問題がある。前述のように、モード情報や動きベクトル情報は可変長符号化されるため、符号化する画像の種類によって発生符号量が異なり、特に動きベクトル情報の符号量の変化は著しい。前述のように動きベクトルの差分をとって可変長符号化する方式においては、隣り合う動きベクトル成分が揃っている場合には差分が小さくなるため発生符号量は少ないが、動きが複雑でフレーム内で動きベクトルが大きく変化する場合には、発生符号量が多くなる。しかしながら従来の符号化装置では、動きベクトル情報の発生符号量を制御できないため、以下に示す様々な問題が生じていた。
【0008】
第1に、特に設定符号量が少ない場合において複雑な動きのある画像信号を符号化すると、動きベクトル情報だけで設定符号量を上回ってしまい、量子化幅の制御のみでは発生符号量の制御不能に陥ってしまう場合がある。このような現象を避けるため、従来の符号化装置においては、前述した仮想的なバッファのバッファ充填率が規定値を超えた場合には全ての符号化を強制的に停止して符号が発生するのを抑えたり、入力画像信号の一部のフレームを間引くフレーム間引きによって符号量を抑える方法が用いられていた。しかし、このような方法では符号量が強制的に抑えられるため、符号化品質が著しく低下したり、動きが不自然になるなどの問題が生じる。
【0009】
第2に、設定符号量が少ない場合には量子化幅が非常に大きな値となり、符号化品質が低下するという問題がある。特に、DCTを用いた符号化方式においては、量子化幅を大きくするとブロック歪やモスキート歪と呼ばれる歪が生じ、符号化品質が低下する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の動画像符号化装置においては、動き補償適応予測の予測残差信号を変換した信号を量子化する際の量子化幅を制御することによって発生符号量を設定符号量に制御しているため、設定符号量が少ない条件下で複雑な動きのある画像信号を符号化する場合などに符号量制御ができなくなったり、量子化幅が大きくなりすぎて符号化品質が低下するという問題点があった。
【0011】
本発明の目的は、入力画像信号の状態によらず発生符号量を設定符号量となるように制御することができ、また、設定符号量が少ない場合でも量子化幅が大きくなりすぎることがなく符号化品質の高い動画像符号化方法及び装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明ではフレーム単位で入力される入力画像信号について一定の大きさの単位領域毎に動き補償予測を行って予測信号を生成する予測し、入力画像信号に対する予測信号の予測残差信号を符号化し、予測ステップにおいて動き補償予測に用いた動きベクトル情報および一定の大きさの単位領域の大きさに関する情報を符号化し、動きベクトル情報の符号量の増加を抑制するために、動きベクトル情報の符号量に応じて入力画像信号のフレーム毎に一定の大きさの単位領域の大きさを大きくするように制御する。
【0015】
また、本発明ではフレーム単位で入力される入力画像信号について一定の大きさの単位領域毎に動き補償予測を行って予測信号を生成し、入力画像信号に対する予測信号の予測残差信号を符号化し、予測手段において前記動き補償予測に用いた動きベクトル情報および前記一定の大きさの単位領域の大きさに関する情報を符号化し、動きベクトル情報の符号量の増加を抑制するために、動きベクトル情報の符号量に応じて入力画像信号のフレーム毎に前記一定の大きさの単位領域の大きさを大きくするように制御する。
【0020】
【作用】
本発明では予測を行う単位領域の大きさを可変とし、これを少なくとも動きベクトル情報の情報量に応じて制御することにより、動きベクトル情報量などの予測に伴うサイド情報の符号量を制御できるようになる。このような制御によって、動きベクトル情報などのサイド情報の符号だけで設定符号量を上回ってしまったり、量子化幅が大きくなりすぎたりするという、量子化幅のみを制御することによって符号量の制御を行う従来方式の問題点が解決される。
【0023】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明による動画像符号化装置の第1の実施例のブロック図であり、動き補償適応予測DCT符号化方式を用いた例である。動き補償適応DCT符号化方式については、前述の文献1等に詳しいので動作の概略のみを説明し、従来方式との差異を詳細に説明する。
【0024】
この動画像符号化装置では、入力画像信号131についてまず動き補償適応予測が行われる。すなわち、動き補償予測回路101において、入力画像信号131とフレームメモリ102に蓄えられている既に符号化/局部復号が行われた画像信号(参照画像信号)との間の動きベクトルがブロック単位で検出され、この動きベクトルに基づいて動き補償予測信号が作成される。動き補償予測回路101では、さらに動き補償予測モード(フレーム間予測モード)と入力画像信号131をそのまま符号化するフレーム内符号化モード(予測信号=0)のうち最適な予測モードが選択され、選択された予測モードに対応する予測信号132が出力される。この動き補償予測回路101から出力される予測信号132は、減算回路103において入力画像信号131から減算され、予測残差信号133が出力される。
【0025】
予測残差信号133はDCT(離散コサイン変換)回路104において一定の大きさのブロック単位で離散コサイン変換され、これにより得られたDCT係数は量子化回路105において量子化幅制御部121により制御された量子化幅(量子化ステップサイズともいう)で量子化される。量子化回路105からの出力は2分岐され、一方は第1の可変長符号化回路106で可変長符号化され、他方は逆量子化回路107で逆量子化され、さらに逆DCT回路108で逆離散コサイン変換される。逆DCT回路108からの出力は、加算回路109において適応予測信号132と加算され、フレームメモリ102に記憶される。
【0026】
一方、動き補償予測回路101において選択された予測モードおよび動きベクトルを示すサイド情報134は、第2の可変長符号化回路110で可変長符号化される。この際、動きベクトル情報については隣接の既に符号化したブロックの動きベクトルとの差分が可変長符号化される。
【0027】
第1および第2の可変長符号化回路106,110からの出力と、量子化幅制御部121からの量子化幅を示す情報は、マルチプレクサ111において多重化され、出力符号列135として出力される。
【0028】
ここで、動き補償予測回路101において動き補償予測における動き補償を行う単位ブロックの大きさ(以下、動き補償サイズという)は可変であり、動き補償サイズ制御部122によって制御される。動き補償サイズ制御部122からは動き補償サイズの情報を含む動き補償領域を示す情報140が出力され、この動き補償領域情報140も第2の可変長符号化回路110で符号化され、出力符号列135中に付加されて出力される。動き補償サイズ制御部122では、第2の可変長符号化回路110の出力を受け、少なくとも予測に用いた情報である動きベクトル情報の情報量(符号量)に応じて動き補償サイズを制御する。以下、この動き補償サイズの制御方法について、詳細に説明する。
【0029】
図2は、動き補償単位ブロックの第1の例を動きベクトルと共に示したものである。図2の例では、基本的に(a)のようにフレーム毎に定められた一定の大きさのブロックを動き補償単位ブロックとして、このブロックに区切って動き補償を行う。但し、画面端で一定のブロックの大きさでは割り切れない余りが生じた場合には、余りの部分は図2(b)のように小さなブロックとするか、あるいは隣接のブロックに統合する。動き補償単位ブロックの大きさ(動き補償サイズ)はフレーム単位に一定であるため、動き補償領域情報140はフレーム毎に1回符号化すればよく、これに伴う符号量の増加は極くわずかである。区切られた単位毎に動きベクトル検出を行い、図2中の矢印で示したように単位ブロック毎に一つずつ動きベクトルを求める。なお、(0,0)の動きベクトルは図2において「・」の記号で示してある。
【0030】
図2(a)および(b)はそれぞれ動き補償単位ブロックを小さく取った場合および大きく取った場合の例である。図2(a)のように動き補償単位ブロックを小さくすると、それだけ細かな領域毎に動き補償が行われることになるため、動き補償の精度が向上し、予測残差信号133の符号量は少なくなる。しかし反面、多くの動きベクトル情報を符号化しなければならないため、動きベクトル情報の符号量が増加してしまう。一方、図2(b)のように動き補償単位ブロックを大きく取った場合には、図2(a)より動き補償精度は低下し、予測残差信号133の符号量は多くなくなるが、動きベクトル符号量は少なくなる。
【0031】
このように、動き補償単位ブロックの大きさ、つまり動き補償サイズは、予測残差信号133の符号量(第1の可変長符号回路106の発生符号量)と動きベクトル情報の符号量とのトレードオフで最適なものがあるため、いくつかの動き補償サイズの候補を用意しておいて、それらの候補の中で予測残差信号と動きベクトル情報のトータルの符号量が最小となるようなサイズを選択すれば、最適な動き補償サイズを決定することができる。
【0032】
但し、サイズ毎に動きベクトルを求め直すことが演算量の点から困難である場合には、最初に小さなブロック毎に動きベクトルを求めておき、大きなブロックサイズの動きベクトルは、フレーム上で位置的にそのブロックの中に入る動きベクトルあるいは隣接する小ブロックの動きベクトルを基に推定してもよい。あるいは、最初に大きなブロック単位に動きベクトルを検出し、小さなブロックの動きベクトルはフレーム上で位置的に含まれる大きなブロックの動きベクトルを基にしてその周囲で動きベクトル探索を行うようにしてもよい。
【0033】
以上のようにして動き補償サイズを決定し、かつ動きベクトル検出を行うことにより、サイズ毎に動きベクトルを求め直す場合に比べて演算量は大幅に低下する。なお、予測残差信号133の符号量は実際にDCT、量子化、可変長符号化を行って符号量を調べてもよいが、予測残差信号133の自乗和、絶対値和等を基に符号量を推定するようにしてもよい。
【0034】
ところで、画面内に複雑な動きが含まれる場合には、小さな動き補償単位で符号化を行おうとすると、動きベクトルの符号量が膨大なものとなる。この結果、量子化幅を非常に大きくしなければならなくなって符号化品質が低下したり、動きベクトル情報だけで符号量が設定符号量を上回ってしまい、符号量制御不能に陥ることがある。これを防ぐために、動きベクトル情報の符号量があるしきい値を上回らないように動き補償サイズの制御を行ってもよい。具体的には、例えば以下のようなアルゴリズムで制御を行えばよい。
【0035】
ここで、
size:動き補償サイズ(動き補償単位の大きさ)
size(t−1):直前に符号化したフレームの動き補償サイズ
MC_bits(t−1):直前に符号化したフレームの動きベクトル情報の符号量
th1,th2:しきい値(th1>th2)
C:定数
である。
【0036】
図3は、この制御をフローチャートで表したものである。すなわち、まず直前に符号化したフレームの動きベクトルの符号量:MC_bits(t−1)がしきい値th1を越えているかどうかを調べ(S11)、th1を越えていれば直前に符号化したフレームの動き補償サイズ:size(t−1)から定数Cを減じたものを新たな動き補償サイズ:sizeとする(S12)。
【0037】
一方、符号量:MC_bits(t−1)がしきい値th1以上でない場合には、さらに符号量:MC_bits(t−1)がしきい値th2に満たないかどうかを調べ(S13)、th2に満たない場合は直前に符号化したフレームの動き補償サイズ:size(t−1)に定数Cを加えたものを新たな動き補償サイズ:sizeとし(S14)、そうでなければ直前に符号化したフレームの動き補償サイズ:size(t−1)を新たな動き補償サイズとする(S15)。
【0038】
この例では、直前に符号化したフレームと現フレームの動きベクトル符号量には強い相関があることを利用して直前フレームの動きベクトル符号量でサイズの制御を行っている。直前に符号化したフレームの動きベクトル符号量がしきい値th1を上回るほど多い場合には、そのままのサイズで符号化すると動きベクトル符号量が過度に大きくなる可能性があるため、サイズを大きくして動きベクトル符号量を抑え、逆に以前に符号化したフレームの動きベクトル符号量を十分少ない場合にはサイズを小さくして動き補償精度を向上させるように制御する。
【0039】
このような制御を行うことにより、動きが非常に複雑な画像でも動きベクトル符号量が過度に多くなって符号量制御不能に陥ったり量子化幅が大きくなりすぎることによって符号化品質が低下するといった問題がなくなり、また動きが小さく動きベクトル符号量がそれほど多くない画像では、高い精度で動き補償を行うことができる。
【0040】
なお、動き補償サイズにある上限および下限を設け、サイズが一定の範囲内におさまるようにしてもよい。これによって、動き補償サイズが大きくなりすぎて動き補償の精度が低下しすぎたり、動き補償サイズが小さくなりすぎて動きベクトル符号量が極端に多くなることを防ぐことができる。
【0041】
また、しきい値th1,th2は設定符号量等によって定められる定数としてもよいが、動きの大きさや動きベクトルが(0,0)となる領域の大きさ等を変えるようにしてもよい。
【0042】
なお、本発明は一部の動き補償ブロックをさらに細かなブロックに分割してそれぞれ動き補償を行う技術と組み合わせて用いることも可能である。図4に、そのような分割を行ったときの動き補償ブロックの例を動きベクトルと共に示す。図中で破線によって示されているブロックが分割されたブロックであり、各分割ブロック毎に動きベクトルを求める。分割を行うか行わないかを示す情報も符号化する。特に、図4(b)のように動き補償ブロックを大きく取った場合には、大きなブロックでは動き補償精度が著しく低下する部分のブロックのみを分割して細かな単位で動き補償することにより、その部分の動き補償精度を向上させることができる。
【0043】
また、動き補償ブロック、つまり動き補償を行う単位領域の形状および大きさは、画像内の部分毎に異なっていてもよい。図5は、このような動き補償単位領域を動きベクトルと共に示した例である。フレーム内は図中の太線で示した画面上の対象物の概形を示す領域に分割されており、それがさらに細線で示す小領域に分割されている。この領域分割に関する情報も動き補償サイズ情報140中に含めて符号化する。
【0044】
図5(a)と(b)は、動き補償単位領域をそれぞれ細かな領域および大きな領域に分割した例である。図5(a)と(b)とでは、太線を表す精度および、太線領域内をいくつの細線領域に分割するかが異なっている。図5(a)の方が図5(b)よりも太線を表す精度が高く、それだけ対象物体の概形を高い精度で表すことが可能となり動き補償の精度は高いが、領域情報は多い。さらに、図5(a)のほうが図5(b)よりも細かな補線領域に分割されているため、動き補償の精度は高いが動きベクトル情報は多くなる。そこで、動き補償精度と領域情報量および動きベクトル情報量とのトレードオフを考慮して、最適な領域に分割し符号化を行う。
【0045】
なお、太線の表現精度および太線領域をどの程度の細線領域に分割するかは各太線領域で異なるものとしてもよい。例えば、人物の顔部分のように非常に重要な対象物体に対してはなるべく高い精度で太線を表現すると共に細かな細線領域に分割するようにし、背景部分のようにそれほど重要でない部分は太線を粗く表現すると共に大きな細線領域に分割する。図5(a)から図5(b)のように領域を粗くしていく場合にも、顔領域等の重要な領域はあまり粗い領域とならないようにし、背景部分のように重要度が高くない領域は粗い領域となるようにする。このように画像内で重要な部分とそうでない部分で領域が粗くする程度を変えることにより、画像全体の動き情報量を削減しても重要な領域は高い動き補償精度をとることができ、符号化画像の主観的品質が向上する。
【0046】
以上の例では、動き補償単位領域内で同一の動きベクトルを用いることとしたが、隣接の領域の動きベクトルを用いて動きベクトルの補間を行い、領域内で異なる動きベクトルを用いることにしてもよい。また、動き補償単位の大きさに応じて補間の方法を変えたり、補間を行うか否かを選択するようにしてもよい。
【0047】
図6は、図1の動画像符号化装置に対応した動画像復号化装置である。図1の動画像符号化装置から伝送/蓄積系を介して入力された符号列235は、動き補償情報符号列、予測残差信号符号列および量子化幅情報に分離され、それぞれ第1の可変長復号回路210、第2の可変長復号回路206および逆量子化回路207に入力される。
【0048】
第2の可変長復号回路206では予測残差信号が可変長復号され、さらに逆量子化回路207において逆量子化、逆DCT回路208で逆離散コサイン変換という一連の処理が行われ、加算回路209で予測信号232と加算されることにより再生画像信号250が生成される。再生画像信号250は動画像復号化装置の外部へ出力されると共に、フレームメモリ220に記憶される。
【0049】
一方、第1の可変長復号回路210では、動き補償情報符号列から予測モードおよび動きベクトル情報234と動き補償領域情報230が復号され、予測回路201へ入力される。予測回路201は、フレームメモリ220に記録されている復号画像信号を基にして、これらの情報234および240に従って図1における予測信号132と同一の信号232を出力する。
【0050】
以上の処理は、図1の動画像符号化装置に対応して画像信号を再生する処理であり、逆量子化回路207、逆DCT回路208、加算回路209およびフレームメモリ209が行う処理は、それぞれ図1における逆量子化回路107、逆DCT回路108、加算回路109およびフレームメモリ120が行う処理とその実現手段は異なる場合もあるが本質的に同一である。また、第1および第2の可変長復号回路210,206およびデマルチプレクサ211は、それぞれ図1の可変長符号化回路110,106およびマルチプレクサ111の処理の逆の処理を行う。
【0051】
図7は、本発明による動画像符号化装置の第2の実施例のブロック図であり、第1の実施例と同様に動き補償適応予測DCT符号化方式を用いた例である。また、本実施例においても第1の実施例で説明した動き補償領域の大きさを可変にする方式を用いているが、この部分は第1の実施例との差異についてのみ詳細に説明する。
【0052】
入力画像信号331はまずダウンサンプリング回路321において、必要に応じて入力画像信号331よりも空間的に少ない画素数にダウンサンプリングされる。入力画像信号331またはダウンサンプリングされた入力画像信号341は、減算回路303において予測回路301で作成された予測信号332が減算されて予測残差信号333となり、この予測残差信号333はDCT回路304で離散コサイン変換された後、量子化回路305で量子化される。量子化された信号は2分岐され、一方は第1の可変長符号化回路306で可変長符号化され、他方は逆量子化回路307で逆量子化され、さらに逆DCT回路308で逆離散コサイン変換された後、加算回路309で予測信号332と加算されてフレームメモリ302に記憶される。
【0053】
ここで、ダウンサンプリング回路321におけるダウンサンプリング比は、符号化フレーム毎に異なった値をとる。また、予測回路301はダウンサンプリングした画像信号341を入力画像信号と考え、これを予測する予測信号332を作成する。予測信号332を作成する際、フレームメモリ302に記憶されている既に符号化されたフレームの局部復号画像信号を用いるが、フレームメモリ302に記憶されているフレームの局部復号画像信号と入力画像信号331をダウンサンプリングした信号341のサンプリング密度が異なる場合には、サンプリング変換回路322で信号341と同一のサンプリング密度にサンプリング変換して予測に用いる。
【0054】
入力画像信号に対するダウンサンプリング比および量子化幅は、量子化幅・ダウンサンプリング比制御部323で決定して制御する。具体的には、発生符号量が予め設定した値に近い値になるものの中で最適なダウンサンプリング比と量子化幅を選択して決定する。
【0055】
最初に、フレーム内符号化を行う場合(予測信号332=0)のダウンサンプリング比および量子化幅の決定法を説明する。この場合、まず入力画像信号331のアクティビティを計算する。これは例えば、分散や各画素から平均値を引いた絶対値和や二乗和を用いればよい。
【0056】
次に、図8(a)に示すような与えられた設定符号量に対するアクティビティと量子化幅の関係を基に、発生符号量が設定符号量となるような量子化幅の推定値を求める。ここで、設定符号量はフレーム内符号に対する設定符号量としてトータルの発生符号量を基にそのフレームの符号化に先だって定めておく。また、アクティビティと量子化幅の関係は符号化に予め決定しておいてもよいし、既に符号化した画像信号におけるアクティビティ、符号量、量子化幅の関係から更新するようにしてもよい。次に、入力画像信号をダウンサンプリングした画像信号のアクティビティをいくつかのダウンサンプリング比について計算する。この計算は実際に入力画像信号をダウンサンプリングして求めてもよい。
【0057】
また、図9に示すようなサンプリング密度とアクティビティの関係を予め定めておき、これを基に入力画像信号331のアクティビティから変換して計算してもよく、この場合はダウンサンプリングした画像信号からアクティビティを計算する場合に比べて計算量を削減することができる。
【0058】
次に、図8(b)(c)のようなダウンサンプリングを行った画像信号に対するアクティビティと量子化比幅の関係を用い、それぞれのダウンサンプリング比に対して設定符号量となる量子化幅の推定値を求める。以上のようにして求められたいくつかにダウンサンプリング比と量子化幅の組の中から、符号化に用いて最適なものを選択する。この選択は、例えば量子化幅がある値以下になる最高のサンプリング密度となる組を選択してもよい。このようにすれば、量子化幅が非常に大きくなって符号化品質が著しく低下することがなくなる。また、ダウンサンプリングによって失われる成分と、量子化によって生じる歪という2つの歪の合計が最小になるような組を選択してもよい。あるいは、これら2つの歪に視覚的特性を考慮した重み付けフィルタリングを行った値が最小になる組を選択してもよい。このようにすれば、視覚的に最適なサンプリング密度と量子化幅が選択される。
【0059】
次に、動き補償フレーム間予測符号化を行う場合のダウンサンプリング比および量子化幅の決定法について説明する。この場合は、予測残差信号の分散や絶対値和を用いてアクティビティを計算する。ただし、各ダウンサンプリング比について動きベクトルを検出して予測画像信号を求めると演算処理量が膨大なものとなってしまう。このため、直前に符号化したフレームのアクティビティを基にこれをサンプリング密度に応じて変換した値を用いてもよい。あるいは、入力画像信号に対して動きベクトル検出を行って予測画像信号を求めてこのアクティビティをサンプリング密度に応じて変換するようにし、符号化における予測信号332を求める際にもこの入力画像信号に対する動きベクトルを変換した動きベクトルを用いて動き補償を行うようにしてもよい。以上のようにすることにより、アクティビティ計算のための演算処理量を削減することができる。計算されたアクティビティからダウンサンプリング比と量子化幅の組を選択する手順は、上述のフレーム内符号化の場合と同様である。ただし、フレーム毎の設定符号量やアクティビティと量子化幅の関係、サンプリング密度とアクティビティの関係はフレーム内符号とは異なるものを用いる。
【0060】
なお、ダウンサンプリング比の決定はフレーム内符号化とフレーム間符号化で異なる方法を用いてもよい。例えば、フレーム間符号化については動きの大きさを考慮して決定するようにしてもよい。これは、例えば動きベクトル等動き補償に関する情報の発生符号量を基に、以下のようなアルゴリズムで制御を行うことにより実現することできる。
【0061】
ここで、
frame_size:ダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数
frame_size(t−1):直前に符号化したフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数
MC_bits(t−1):直前に符号化したフレームの動きベクトルの符号量
th1,th2:しきい値(th1>th2)
C:定数
MIN_SIZE:フレーム内画素数の最小値
MAX_SIZE:フレーム内画素数の最大値=入力動画像信号のフレーム内画素数
である。
【0062】
図10は、この制御をフローチャートで表したものである。すなわち、まず直前に符号化したフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数:frame_size(t−1)がフレーム内画素数の最小値:MIN_SIZEを越えているかどうかを調べ(S21)、MIN_SIZEを越えていれば、さらに直前に符号化したフレームの動きベクトルの符号量:MC_bits(t−1)がしきい値th1を越えているかどうかを調べ(S22)、th1を越えていればframe_size(t−1)から定数Cを減じたものを新たなフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数:frame_sizeとする(S23)。
【0063】
一方、直前に符号化したフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数:frame_size(t−1)がフレーム内画素数の最小値:MIN_SIZE以上でない場合には、frame_size(t−1)がフレーム内画素数の最大値:MAX_SIZEに満たないかどうかを調べる(S24). そして、frame_size(t−1)がMAX_SIZEに満たない場合は、さらに直前に符号化したフレームの動きベクトルの符号量:MC_bits(t−1)がしきい値th2に満たないかどうかを調べ(S25)、th2に満たない場合はframe_size(t−1)に定数Cを加えたものを新たなフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数:frame_sizeとし(S26)、そうでなければframe_size(t−1)を新たなフレームのダウンサンプリング画像信号のフレーム内画素数:frame_sizeとする(S27)。
【0064】
この例は、一般に視覚的特性として動きが大きい場合には空間的解像度はある程度低くしてもよく、逆に動きが小さい場合には高い空間的解像度が要求されることを利用して、動きベクトル符号量が多い場合にはダウンサンプリング比を大きくとって空間的解像度を落とし、逆に動きベクトル符号量が少ない場合にはダウンサンプリング比を小さくとって空間的解像度を上げる制御を行う例である。このような制御を行うことによって視覚的に好適な解像度を保ちながら符号化を行うことができる。なお、直前に符号化したフレームと現フレームの動きベクトル符号量には強い相関があることを利用して直前フレームの動きベクトル符号量でダウンサンプリング比の制御を行っている。また、直前フレームの画素数から定数Cだけ増減するようにして画素数を決定しているが、これは直前フレームからあまり大きく解像度を変化させると視覚的に好ましくないという問題を防ぐためである。
【0065】
また、しきい値th1、th2は設定符号量等によって定められる定数としてもよいが、動きの大きさや動きベクトルが(0,0)となる領域の大きさ等を変えるようにしてもよい。例えば、動きベクトル(MV)が(0,0)となる領域の数を基に図11のような関係を定義して決めてもよい。図11に示されるように、動きベクトル=(0,0)の領域が多い場合には、しきい値を大きくすることによってサンプリング密度に制御されるようになる。これにより、特に高い空間的解像度を保ったほうが好ましい静止部分つまりMV=(0,0)の領域で常に高い空間的解像度が保たれるようになり、静止した背景の前で物体や人物が動いているような画像信号において符号化品質が向上する。
【0066】
なお、動き補償サイズについてもダウンサンプリング比を考慮して決定する。具体的には、例えばダウンサンプリング比と動き補償サイズの拡大比を等しくとるようにしてもよい。これにより、各動き補償領域内に含まれる画素数は一定に保たれるようになる。動き補償領域内の画素数はDCTの単位と同一、あるいはその整数倍という関係を常に保つようにすれば、DCT係数情報の一部と動き補償適応予測に関する情報の一部をまとめて可変長符号化することにより符号量を削減することが可能になる。さらに、動き補償単位内の画素数が常に一定であるため、動きベクトル検出および動き補償予測用のハードウエアを簡素化することができる。
【0067】
図12は、本発明による動画像符号化装置の第3の実施例のブロック図であり、やはり動き補償適応予測DCT符号化方式を用いた例である。また、本実施例においても第1および第2の実施例で説明した技術を用いているが、この部分は先の実施例との差異についてのみ詳細に説明する。
【0068】
本実施例においても、第2の実施例と同様に入力信号をダウンサンプリングして符号化する技術を用いているが、画像内の一部はダウンサンプリングせずに予測符号化を行っていること、およびその部分の予測信号を作成するために第2のフレームメモリを有している。
【0069】
まず、予測回路401において第2のフレームメモリ425に記憶されている画像信号を基に入力画像信号431を予測する第1の予測信号を作成し、予測残差信号433が小さくなる領域を判定する。こうして判定された領域ではスイッチ424で入力画像信号431を選択し、また予測回路401からは予測信号432として前記第1の予測信号を出力して入力画像信号431と同じサンプリング密度で予測符号化を行う。第1の予測信号による予測残差が大きな領域では、第2の実施例と同様に入力画像信号431をダウンサンプリング回路421でダウンサンプリングし、予測回路401でダウンサンプリングした画像信号に対する第2の予測信号を作成してこれを予測信号432として出力し、スイッチ424でダウンサンプリングした入力画像信号を選択して予測符号化を行う。
【0070】
局部復号画像信号433は、第1のフレームメモリ402に記憶されるとともに、アップサンプリング回路426で入力画像信号431と同じサンプリング密度にアップサンプリングされた後、スイッチ428を介して第2のフレームメモリ425にも入力され、このフレームメモリ425の内容を一部書き換えするためにも用いられる。この場合、選択部427において第2のフレームメモリ425の書き換えを行う領域を決定する。これは、例えば入力画像信号と比較して予測残差が小さい領域を選択し、その選択情報をサイド情報として符号化するようにしてもよい。あるいは、動きベクトルの大きさが小さい領域を選択してもよいし、量子化されたDCT係数の自乗和、絶対値和等の評価量が小さい領域を選択してもよく、この場合は選択情報は符号化する必要がない。こうして選択部427で選択された領域について、第2のフレームメモリ425内のデータの書換えを行う。
【0071】
なお、局部復号画像信号にはサンプリング密度が入力画像信号と同じ部分とダウンサンプリングされた部分がある。このため、サンプリング変換回路422におけるサンプリング密度変換の際にはこの2つの部分に対して異なる比でサンプリング変換を行い、フレーム内の全ての部分がダウンサンプリング回路421でダウンサンプリングされた入力画像信号と同一のサンプリング密度を持つようにする。
【0072】
本実施例のように入力画像信号と同一のサンプリング密度を有するフレームメモリを用いることにより、入力画像信号と同一解像度の信号を予測に用いることが可能になり、予測精度が向上する。すなわち、本実施例では静止ないしは動きが小さい背景部分等のように、ダウンサンプリングを行わなくてもそれほど多くの符号量が発生しないため高い解像度を保つことが可能な部分と、大きな動きがある領域のように、予測効率が悪くダウンサンプリングを行わないと発生符号量が多くなり過ぎてしまう部分とを切り分けている。こうすることにより、画面全体をダウンサンプリングする場合に比べわずかな符号量の増加で、背景部分等の符号化品質を改善できる。さらに、第2のフレームメモリ425には動きベクトルが小さい部分や予測残差が小さい部分のみの書換えを行っているために背景部分が記憶されていることが多く、第1のフレームメモリ402に記憶されている局部復号画像信号からは予測することが不可能な、いわゆるアンカバードバックグラウンドを予測することが可能になる。
【0073】
なお、入力画像信号431と同じサンプリング密度を有する第1の予測信号を作成する際には、第2のフレームメモリ425内で入力画像信号431と空間的に同一の位置にある画像信号を予測信号として用いてもよい。あるいは、動き補償を用いれば予測の精度を向上させることができる。パン、ズーム、回転、平行移動等を伴う背景部分を予測する場合にはグローバル動き補償を用いてもよく、少ない動き補償情報で高い精度の予測を行うことができる。
【0074】
図13は、図12の動画像符号化装置に対応した動画像復号化装置である。符号化装置から伝送系または蓄積系を介して入力された符号列535は、デマルチプレクサ511で予測残差信号符号列、動き補償情報符号列、量子化幅情報およびサンプリング密度情報に分割され、それぞれ第1の可変長復号回路506、第2の可変長復号回路510、逆量子化回路507およびアップサンプリング回路521に入力される。第1の可変長復号回路506では予測残差信号が可変長復号され、さらに逆量子化回路507において逆量子化、逆DCT回路508で逆離散コサイン変換という一連の処理が行われ、加算回路509で予測信号532と加算される。
【0075】
図12の動画像符号化装置でダウンサンプリングして符号化された部分は、アップサンプリング回路521で入力画像信号と同じサンプリング密度までアップサンプリングされてスイッチ528を介して再生画像信号550として出力され、ダウンサンプリングされなかった部分はそのままスイッチ528を介して再生画像信号550として出力される。選択部527で再生画像信号550の一部が選択され、第2のフレームメモリ525の内容の一部書き換えが行われる。
【0076】
一方、第2の可変長符号回路510で動き補償情報符号列から予測モードおよび動きベクトル情報534と動き補償領域情報530が復号され、予測回路501へ入力される。予測回路501は、第1のフレームメモリ502および第2のフレームメモリ525に記憶されている復号画像信号を基にして、これらの情報534および530に従って図1における予測信号432と同一の予測信号532を出力する。
【0077】
以上の処理は、図12の動画像符号化装置に対応して画像信号を再生する処理であり、逆量子化回路507、逆DCT回路508、加算回路509、フレームメモリ502,525、アップサンプリング回路526およびサンプリング変換回路522が行う処理は、それぞれ図12における逆量子化回路407、逆DCT回路408、加算回路409、フレームメモリ402,425、アップサンプリング回路426およびサンプリング変換回路422と、その実現手段は異なる場合もあるが本質的に同一である。また、選択部527は図12の選択部427で選択した部分と同一の部分を選択する。また、第1および第2の可変長復号回路506,510、およびデマルチプレクサ511は、それぞれ図1の可変長符号化回路406,410およびマルチプレクサ411と逆の処理を行う。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば動き補償サイズを可変化することにより、量子化幅の制御のみで符号量制御を行っていた従来方式の様々な問題点が解決される。すなわち、動きベクトル情報量を基に動き補償サイズを制御することにより、従来方式で生じていた動きベクトル情報量のみで設定符号量を上回ってしまい符号量制御不能になるといった問題や、量子化幅が大きくなりすぎて符号化品質が低下するという問題が解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による動画像符号化装置の第1の実施例のブロック図
【図2】 動き補償領域の第1の例を表す図
【図3】 同実施例の改良された動き補償サイズの制御例を示すフローチャート
【図4】 動き補償領域の第2の例を表す図
【図5】 動き補償領域の第3の例を表す図
【図6】 図1の動画像符号化装置に対応した動画像復号化装置の実施例のブロック図
【図7】 本発明による動画像符号化装置の第2の実施例のブロック図
【図8】 アクティビティと量子化幅の関係を示す図
【図9】 フレーム内画素数とアクティビティの関係を示す図
【図10】 同実施例の改良された動き補償サイズの制御例を示すフローチャート
【図11】 ダウンサンプリング比決定の際のしきい値を示す図
【図12】 本発明による動画像符号化装置の第3の実施例のブロック図
【図13】 図12の動画像符号化装置に対応した動画像復号化装置の実施例のブロック図
【符号の説明】
101…動き補償予測回路 102…フレームメモリ
103…減算回路 104…DCT回路
105…量子化回路 106…可変長符号化回路
107…逆量子化回路 108…逆DCT回路
109…加算回路 110…可変長符号回路
111…マルチプレクサ 121…量子化幅制御部
122…動き補償サイズ制御部 131…入力画像信号
132…予測信号 133…予測残差信号
135…符号列 140…動き補償領域情報
201…動き補償予測回路 206…可変長復号回路
207…逆量子化回路 208…逆DCT回路
209…加算回路 210…可変長復号回路
211…デマルチプレクサ 220…フレームメモリ
230…動き補償領域情報 232…予測信号
234…予測モード/動きベクトル情報
250…再生画像信号
301…動き補償予測回路 302…フレームメモリ
303…減算回路 304…DCT回路
305…量子化回路 306…可変長符号化回路
307…逆量子化回路 308…逆DCT回路
309…加算回路 310…可変長符号回路
311…マルチプレクサ 320…動き補償サイズ制御部
321…ダウンサンプリング回路 322…サンプリング変換回路
323…量子化幅・ダウンサンプリング比制御部
331…入力画像信号 332…予測信号
333…予測残差信号 335…符号列
340…動き補償領域情報 341…ダウンサンプリング画像信号
401…動き補償予測回路 402…フレームメモリ
403…減算回路 404…DCT回路
405…量子化回路 406…可変長符号化回路
407…逆量子化回路 408…逆DCT回路
409…加算回路 410…可変長符号回路
411…マルチプレクサ 420…動き補償サイズ制御部
421…ダウンサンプリング回路 422…サンプリング変換回路
423…量子化幅・ダウンサンプリング比制御部
431…入力画像信号 432…予測信号
433…予測残差信号 435…符号列
440…動き補償領域情報 441…ダウンサンプリング画像信号
501…動き補償予測回路 502…フレームメモリ
506…可変長復号回路 507…逆量子化回路
508…逆DCT回路 509…加算回路
510…可変長復号回路 511…デマルチプレクサ
522…サンプリング変換回路 525…フレームメモリ
530…動き補償領域情報 532…予測信号
534…予測モード/動きベクトル情報
550…再生画像信号[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a system for transmitting or storing images, such as a TV phone, a TV teleconferencing system, a digital video disk system, and a digital TV broadcasting system, and a system for receiving or reproducing these images, and particularly to reducing the amount of information in an image. Video coding for compression codingMethod and apparatusAbout.
[0002]
[Prior art]
Various methods such as motion compensation, discrete cosine transform, subband coding, pyramid coding, and combinations of these have been developed as technologies for compressing and coding images with a small amount of information in order to transmit and store images. Has been. In addition, ISO / MPEG1, MPEG2 and ITU-T / H. 261, H.M. 262 is defined.
[0003]
As an example of a conventional moving picture coding system, a motion compensation adaptive prediction discrete cosine transform coding system will be described. This method is described in detail in, for example, Document 1: Hiroshi Yasuda, “International Standard for Multimedia Coding”, Maruzen (published in June 1991) and the like. Describing a schematic operation, motion compensation adaptive prediction is first performed on an input image signal. That is, the input image signal is divided into a plurality of blocks, and a motion vector between the image signal and the already encoded / local decoded image signal stored in the frame memory in units of blocks is detected. The first prediction signal is generated using the first prediction signal. Next, the block is further divided into a plurality of small blocks as necessary, and motion vector detection is performed in units of the small blocks to generate a second prediction signal.
[0004]
Of the first prediction mode using the first prediction signal, the second prediction mode using the second prediction signal, and the intra-frame coding mode (prediction signal = 0) using the input image signal as it is for encoding The optimum prediction mode for encoding is selected and a corresponding prediction signal is output. Then, information indicating the selected prediction mode and motion belt information are subjected to variable length coding. For motion vector information, a method is generally used in which a difference from a motion vector of an adjacent already encoded block is taken and this difference is subjected to variable length encoding.
[0005]
On the other hand, a prediction residual signal is generated by subtracting the selected prediction signal from the input image signal. The prediction residual signal is subjected to discrete cosine transform (DCT) in units of a certain size block, and the DCT coefficients obtained thereby are further quantized. The quantized signal is branched into two, one is variable length coded, the other is inverse quantized, and then subjected to inverse discrete cosine transform (inverse DCT). The signal obtained by inverse DCT is added to the prediction signal and stored in the frame memory.
[0006]
The variable length code of the information indicating the prediction mode and the motion belt information and the variable length code of the quantized DCT coefficient are multiplexed together with the information indicating the quantization width and output as an output code string. The code amount of the output code string needs to be controlled in accordance with the transmission / accumulation rate determined by the transmission path and the accumulation medium. In general, such code amount control is performed by controlling the quantization width when the DCT coefficients are quantized. That is, if the quantization width is increased, the accuracy of expressing the DCT coefficient is reduced and the encoding quality is reduced, but the code amount is reduced. Conversely, if the quantization width is reduced, the accuracy of expressing the DCT coefficient is improved. Instead of improving the coding quality, the code amount increases. Various methods have been proposed for determining the quantization width, but the method for determining based on the buffer filling rate when the output code string is put in a virtual buffer, the input image signal, or the prediction residual A method of estimating a quantization width in which the code amount of an output code string becomes a set code amount based on signal activity is used.
[0007]
However, in the conventional method for controlling the code amount of the output code string by controlling the quantization width as described above, although the code amount of the DCT coefficient information can be controlled, information indicating other adaptive prediction modes, There is a problem that it is impossible to control the code amount of information relating to motion vectors. As described above, since the mode information and the motion vector information are variable-length encoded, the generated code amount varies depending on the type of image to be encoded, and the change in the code amount of the motion vector information is particularly significant. As described above, in the method of variable length coding by taking the difference of motion vectors, the difference is small when adjacent motion vector components are aligned, so the generated code amount is small, but the motion is complicated and within the frame. When the motion vector changes greatly, the amount of generated code increases. However, since the conventional coding apparatus cannot control the generated code amount of motion vector information, the following various problems have occurred.
[0008]
First, when an image signal having a complicated motion is encoded particularly when the set code amount is small, the set code amount exceeds the set amount only by motion vector information, and the generated code amount cannot be controlled only by controlling the quantization width. May fall into In order to avoid such a phenomenon, in the conventional encoding apparatus, when the buffer filling rate of the virtual buffer described above exceeds a specified value, all encoding is forcibly stopped and a code is generated. A method has been used in which the amount of codes is reduced by reducing the number of frames or by thinning out some frames of the input image signal. However, in this method, the code amount is forcibly suppressed, so that problems such as a significant decrease in coding quality and unnatural movement occur.
[0009]
Second, when the set code amount is small, the quantization width becomes a very large value, and there is a problem that the encoding quality is deteriorated. In particular, in an encoding system using DCT, when the quantization width is increased, distortion called block distortion or mosquito distortion occurs, and the encoding quality deteriorates.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional video encoding device, the generated code amount is set to the set code amount by controlling the quantization width when the signal obtained by converting the prediction residual signal of the motion compensation adaptive prediction is quantized. Because it is controlled, the amount of code cannot be controlled when encoding an image signal with complex motion under the condition that the set amount of code is small, or the quantization width becomes too large and the encoding quality deteriorates. There was a problem.
[0011]
An object of the present invention is to control the generated code amount to be the set code amount regardless of the state of the input image signal.In addition, even when the set code amount is small, the quantization width does not become too large and the coding quality is high.Video codingMethod and apparatusIt is to provide.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problem,In the present invention, a prediction signal is generated by performing motion compensation prediction for each unit region of a certain size for an input image signal input in units of frames, and a prediction residual signal of the prediction signal for the input image signal is encoded. In order to encode the motion vector information used for motion compensation prediction in the prediction step and the information related to the size of the unit area of a certain size, the code amount of the motion vector information is used to suppress an increase in the code amount of the motion vector information. Accordingly, control is performed so as to increase the size of the unit area of a certain size for each frame of the input image signal.
[0015]
In the present invention,A prediction signal is generated by performing motion compensation prediction for each unit region of a certain size with respect to an input image signal input in units of frames, and a prediction residual signal of the prediction signal for the input image signal is encoded. In order to encode the motion vector information used for the motion compensation prediction and the information related to the size of the unit area of the constant size, and to suppress an increase in the code amount of the motion vector information, according to the code amount of the motion vector information Control is performed so as to increase the size of the unit area of the constant size for each frame of the input image signal.
[0020]
[Action]
In the present invention, the size of a unit area for prediction is variable, and this is controlled according to the amount of information of at least motion vector information, so that the amount of code of side information accompanying prediction such as the amount of motion vector information can be controlled. become. With this type of control, the amount of code can be controlled by controlling only the quantization width such that the code amount of the side information such as motion vector information exceeds the set code amount or the quantization width becomes too large. The problem of the conventional methodThe
[0023]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram of a first embodiment of a moving picture coding apparatus according to the present invention, which is an example using a motion compensated adaptive prediction DCT coding system. Since the motion compensation adaptive DCT encoding method is detailed in the above-mentioned
[0024]
In this moving image coding apparatus, motion compensation adaptive prediction is first performed on the
[0025]
The prediction
[0026]
On the other hand, the
[0027]
Outputs from the first and second variable
[0028]
Here, the size of a unit block for performing motion compensation in motion compensation prediction in the motion compensation prediction circuit 101 (hereinafter referred to as motion compensation size) is variable and is controlled by the motion
[0029]
FIG. 2 shows a first example of a motion compensation unit block together with a motion vector. In the example of FIG. 2, basically, a block having a certain size determined for each frame as shown in (a) is used as a motion compensation unit block, and motion compensation is performed by dividing into blocks. However, if there is a remainder that cannot be divided by a certain block size at the edge of the screen, the remainder is made a small block as shown in FIG. 2B or integrated into an adjacent block. Since the size of the motion compensation unit block (motion compensation size) is constant for each frame, the motion compensation region information 140 may be encoded once for each frame, and the increase in code amount accompanying this is very small. is there. Motion vector detection is performed for each divided unit, and one motion vector is obtained for each unit block as indicated by an arrow in FIG. Note that the motion vector of (0, 0) is indicated by a symbol “·” in FIG.
[0030]
FIGS. 2A and 2B are examples when the motion compensation unit block is small and large, respectively. If the motion compensation unit block is made smaller as shown in FIG. 2A, motion compensation is performed for each smaller area, so that the accuracy of motion compensation is improved and the code amount of the prediction
[0031]
As described above, the size of the motion compensation unit block, that is, the motion compensation size, is a trade-off between the code amount of the prediction residual signal 133 (the generated code amount of the first variable length coding circuit 106) and the code amount of the motion vector information. Since some are off and optimal, several motion compensation size candidates are prepared, and the size that minimizes the total code amount of the prediction residual signal and motion vector information among those candidates. Is selected, the optimum motion compensation size can be determined.
[0032]
However, if it is difficult to recalculate the motion vector for each size in terms of computational complexity, the motion vector is first obtained for each small block, and the motion vector with a large block size is positioned on the frame. Alternatively, it may be estimated based on a motion vector that enters the block or a motion vector of an adjacent small block. Alternatively, first, a motion vector may be detected in units of large blocks, and a motion vector search may be performed around the motion vector of a small block based on the motion vector of a large block that is positionally included on the frame. .
[0033]
By determining the motion compensation size and detecting the motion vector as described above, the amount of calculation is greatly reduced as compared with the case where the motion vector is obtained again for each size. Note that the code amount of the prediction
[0034]
By the way, when a complicated motion is included in the screen, if the encoding is performed in a small motion compensation unit, the amount of code of the motion vector becomes enormous. As a result, the quantization width must be made very large and the coding quality may be degraded, or the code amount may exceed the set code amount only with the motion vector information, and the code amount may not be controlled. In order to prevent this, the motion compensation size may be controlled so that the code amount of the motion vector information does not exceed a certain threshold. Specifically, for example, the control may be performed by the following algorithm.
[0035]
here,
size: motion compensation size (size of motion compensation unit)
size (t-1): motion compensation size of the frame encoded immediately before
MC_bits (t−1): code amount of motion vector information of the frame encoded immediately before
th1, th2: threshold (th1> th2)
C: Constant
It is.
[0036]
FIG. 3 is a flowchart showing this control. That is, first, it is checked whether or not the code amount: MC_bits (t−1) of the motion vector of the frame encoded immediately before exceeds the threshold value th1 (S11), and if it exceeds th1, the frame encoded immediately before. Motion compensation size: size (t-1) minus constant C is set as a new motion compensation size: size (S12).
[0037]
On the other hand, if the code amount: MC_bits (t−1) is not equal to or greater than the threshold th1, whether or not the code amount: MC_bits (t−1) is less than the threshold th2 is further checked (S13). If not, the motion compensation size of the frame encoded immediately before: size (t-1) plus a constant C is used as a new motion compensation size: size (S14). Otherwise, encoding is performed immediately before. Frame motion compensation size: size (t-1) is set as a new motion compensation size (S15).
[0038]
In this example, the size is controlled by the motion vector code amount of the immediately preceding frame using the fact that there is a strong correlation between the motion vector code amount of the frame encoded immediately before and the current frame. If the motion vector code amount of the frame encoded immediately before exceeds the threshold th1, the size of the motion vector code amount may become excessively large if the same size is encoded. In contrast, when the motion vector code amount of the previously encoded frame is sufficiently small, control is performed so as to improve the motion compensation accuracy by reducing the size.
[0039]
By performing such control, even if the motion is very complex, the motion vector code amount becomes excessively large and the code amount cannot be controlled or the quantization width becomes too large. Motion compensation can be performed with high accuracy in an image that has no problem and has a small motion and a small amount of motion vector code.
[0040]
An upper limit and a lower limit in the motion compensation size may be provided so that the size falls within a certain range. As a result, it is possible to prevent the motion compensation size from becoming too large and the motion compensation accuracy from being lowered too much, or the motion compensation size from becoming too small and the motion vector code amount from being extremely increased.
[0041]
The threshold values th1 and th2 may be constants determined by the set code amount or the like, but the size of the motion or the size of the region where the motion vector is (0, 0) may be changed.
[0042]
Note that the present invention can be used in combination with a technique in which some motion compensation blocks are divided into smaller blocks and motion compensation is performed. FIG. 4 shows an example of a motion compensation block when such division is performed, together with a motion vector. A block indicated by a broken line in the figure is a divided block, and a motion vector is obtained for each divided block. Information indicating whether or not to perform division is also encoded. In particular, when a large motion compensation block is used as shown in FIG. 4B, only a portion of a large block where the motion compensation accuracy is significantly reduced is divided and motion compensation is performed in fine units. The motion compensation accuracy of the part can be improved.
[0043]
Further, the shape and size of the motion compensation block, that is, the unit region for performing motion compensation, may be different for each part in the image. FIG. 5 shows an example in which such a motion compensation unit region is shown together with a motion vector. The inside of the frame is divided into areas indicating the outline of the object on the screen indicated by thick lines in the figure, which are further divided into small areas indicated by thin lines. Information relating to this region division is also included in the motion compensation size information 140 and encoded.
[0044]
FIGS. 5A and 5B are examples in which the motion compensation unit region is divided into a fine region and a large region, respectively. 5 (a) and 5 (b) differ in the accuracy of representing a thick line and in how many thin line regions the thick line region is divided into. FIG. 5 (a) has a higher accuracy for representing a thick line than FIG. 5 (b), and the outline of the target object can be represented with a higher accuracy, so that the motion compensation accuracy is higher, but there is more area information. Further, since FIG. 5A is divided into finer supplemental line regions than FIG. 5B, the motion compensation accuracy is high, but the motion vector information increases. Therefore, in consideration of the trade-off between the motion compensation accuracy, the region information amount, and the motion vector information amount, the image is divided into optimum regions for encoding.
[0045]
It should be noted that the representation accuracy of the thick line and how many thin line regions the thick line region is divided into may be different for each thick line region. For example, for a very important target object such as a human face, a thick line is expressed with as high accuracy as possible and divided into fine thin line areas. Roughly express and divide into large thin line areas. Even when the area is roughened as shown in FIG. 5 (a) to FIG. 5 (b), the important area such as the face area should not be so rough and not as important as the background part. The region should be a rough region. In this way, by changing the extent to which the area becomes rough between the important part and the non-important part in the image, even if the amount of motion information of the entire image is reduced, the important area can have high motion compensation accuracy. The subjective quality of the digitized image is improved.
[0046]
In the above example, the same motion vector is used in the motion compensation unit region. However, the motion vector is interpolated using the motion vector of the adjacent region, and a different motion vector is used in the region. Good. Further, the interpolation method may be changed according to the size of the motion compensation unit, or whether to perform interpolation may be selected.
[0047]
FIG. 6 is a moving picture decoding apparatus corresponding to the moving picture encoding apparatus of FIG. The
[0048]
The second variable
[0049]
On the other hand, in the first variable
[0050]
The above processing is processing for reproducing an image signal corresponding to the moving image encoding apparatus in FIG. 1. The processing performed by the
[0051]
FIG. 7 is a block diagram of a second embodiment of the moving picture coding apparatus according to the present invention, which is an example using the motion compensated adaptive prediction DCT coding scheme as in the first embodiment. Also, in this embodiment, the method of changing the size of the motion compensation region described in the first embodiment is used, but only the difference from the first embodiment will be described in detail in this part.
[0052]
The
[0053]
Here, the downsampling ratio in the
[0054]
The downsampling ratio and the quantization width for the input image signal are determined and controlled by the quantization width / downsampling
[0055]
First, a method of determining the downsampling ratio and the quantization width when performing intraframe coding (predicted
[0056]
Next, based on the relationship between the activity and the quantization width for a given set code amount as shown in FIG. 8A, an estimation value of the quantization width is obtained so that the generated code amount becomes the set code amount. Here, the set code amount is determined prior to encoding of the frame based on the total generated code amount as the set code amount for the intra-frame code. The relationship between the activity and the quantization width may be determined in advance for encoding, or may be updated based on the relationship between the activity, the code amount, and the quantization width in the already encoded image signal. Next, the activity of the image signal obtained by down-sampling the input image signal is calculated for several down-sampling ratios. This calculation may be obtained by actually down-sampling the input image signal.
[0057]
Further, the relationship between the sampling density and the activity as shown in FIG. 9 may be determined in advance, and may be calculated by conversion from the activity of the
[0058]
Next, using the relationship between the activity and the quantization ratio width for the down-sampled image signal as shown in FIGS. 8B and 8C, the quantization width that is the set code amount for each down-sampling ratio. Get an estimate. Among the combinations of downsampling ratios and quantization widths obtained as described above, the optimum one used for encoding is selected. For this selection, for example, a pair having the highest sampling density where the quantization width is a certain value or less may be selected. In this way, the quantization width is not increased so much that the encoding quality is not significantly lowered. Alternatively, a set may be selected such that the sum of two distortions, that is, a component lost by downsampling and a distortion caused by quantization is minimized. Alternatively, a pair that minimizes a value obtained by performing weighting filtering considering the visual characteristics of these two distortions may be selected. In this way, a visually optimal sampling density and quantization width are selected.
[0059]
Next, a method of determining the downsampling ratio and the quantization width when performing motion compensation interframe predictive coding will be described. In this case, the activity is calculated using the variance of the prediction residual signal and the absolute value sum. However, if a motion vector is detected for each downsampling ratio to obtain a predicted image signal, the amount of calculation processing becomes enormous. For this reason, a value obtained by converting this according to the sampling density based on the activity of the frame encoded immediately before may be used. Alternatively, motion vector detection is performed on the input image signal to obtain a predicted image signal, and this activity is converted according to the sampling density, and the motion for the input image signal is also obtained when obtaining the predicted
[0060]
The downsampling ratio may be determined by using different methods for intraframe coding and interframe coding. For example, interframe coding may be determined in consideration of the magnitude of motion. This can be realized, for example, by controlling with the following algorithm based on the generated code amount of information relating to motion compensation such as motion vectors.
[0061]
here,
frame_size: number of pixels in the frame of the down-sampled image signal
frame_size (t-1): number of pixels in the frame of the downsampled image signal of the frame encoded immediately before
MC_bits (t−1): code amount of the motion vector of the frame encoded immediately before
th1, th2: threshold (th1> th2)
C: Constant
MIN_SIZE: Minimum value of the number of pixels in the frame
MAX_SIZE: Maximum value of the number of pixels in the frame = number of pixels in the frame of the input moving image signal
It is.
[0062]
FIG. 10 is a flowchart showing this control. That is, first, it is checked whether or not the number of pixels in the frame of the downsampled image signal of the frame encoded immediately before: frame_size (t−1) exceeds the minimum value of the number of pixels in frame: MIN_SIZE (S21), and exceeds MIN_SIZE. If so, it is checked whether or not the code amount: MC_bits (t−1) of the motion vector of the frame encoded immediately before exceeds the threshold th1 (S22). If it exceeds th1, frame_size (t− A value obtained by subtracting the constant C from 1) is set as the number of pixels in the frame of the downsampled image signal of a new frame: frame_size (S23).
[0063]
On the other hand, when the number of pixels in the frame of the downsampled image signal of the frame encoded immediately before: frame_size (t−1) is not greater than the minimum value of the number of pixels in the frame: MIN_SIZE, frame_size (t−1) is within the frame. It is checked whether or not the maximum number of pixels: MAX_SIZE (S24). If frame_size (t-1) is less than MAX_SIZE, the code amount of the motion vector of the frame encoded immediately before: MC_bits ( It is checked whether or not t-1) is less than the threshold value th2 (S25). If it is less than th2, frame_size (t-1) plus a constant C is used as the frame of the downsampled image signal of a new frame. Number of pixels: frame_size (S26), so Kere If frame_size (t-1) frame in number of pixels of the downsampled image signal of a new frame: a frame_size (S27).
[0064]
In this example, in general, when the motion is large as a visual characteristic, the spatial resolution may be lowered to some extent, and conversely, when the motion is small, a high spatial resolution is required. In this example, the spatial resolution is decreased by increasing the downsampling ratio when the code amount is large, and the spatial resolution is increased by decreasing the downsampling ratio when the motion vector code amount is small. By performing such control, encoding can be performed while maintaining a visually suitable resolution. Note that the downsampling ratio is controlled by the motion vector code amount of the immediately preceding frame using the fact that there is a strong correlation between the motion vector code amount of the frame encoded immediately before and the current frame. In addition, the number of pixels is determined by increasing or decreasing by a constant C from the number of pixels in the immediately preceding frame, but this is to prevent a problem that it is visually undesirable to change the resolution so much from the immediately preceding frame.
[0065]
The thresholds th1 and th2 may be constants determined by the set code amount or the like, but the size of the motion, the size of the region where the motion vector is (0, 0), or the like may be changed. For example, the relationship shown in FIG. 11 may be defined and determined based on the number of regions where the motion vector (MV) is (0, 0). As shown in FIG. 11, when there are many regions of motion vector = (0, 0), the sampling density is controlled by increasing the threshold value. As a result, a high spatial resolution is always maintained in a still part where MV = (0, 0) is preferable, particularly when a high spatial resolution is maintained, and an object or person moves in front of a static background. Encoding quality is improved in such an image signal.
[0066]
Note that the motion compensation size is also determined in consideration of the downsampling ratio. Specifically, for example, the downsampling ratio and the enlargement ratio of the motion compensation size may be set equal. Thereby, the number of pixels included in each motion compensation region is kept constant. If the number of pixels in the motion compensation region is always the same as the unit of DCT or an integer multiple thereof, the variable length code can be obtained by combining a part of DCT coefficient information and a part of information on motion compensation adaptive prediction. Therefore, the amount of codes can be reduced. Furthermore, since the number of pixels in the motion compensation unit is always constant, hardware for motion vector detection and motion compensation prediction can be simplified.
[0067]
FIG. 12 is a block diagram of a third embodiment of the moving picture coding apparatus according to the present invention, which is also an example using the motion compensated adaptive prediction DCT coding scheme. Also, in this embodiment, the techniques described in the first and second embodiments are used, but only the difference from the previous embodiment will be described in detail in this part.
[0068]
Also in this embodiment, a technique for down-sampling and encoding the input signal is used as in the second embodiment, but a part of the image is subjected to predictive encoding without down-sampling. , And a second frame memory for generating a prediction signal of that portion.
[0069]
First, the
[0070]
The local decoded
[0071]
Note that the locally decoded image signal includes a portion where the sampling density is the same as that of the input image signal and a portion which is down-sampled. Therefore, when sampling density conversion is performed in the
[0072]
By using a frame memory having the same sampling density as that of the input image signal as in this embodiment, a signal having the same resolution as that of the input image signal can be used for prediction, and prediction accuracy is improved. That is, in this embodiment, a portion where a high resolution can be maintained because a large amount of code is not generated without downsampling, such as a background portion where still or motion is small, and a region where there is large motion In this way, the portion where the amount of generated code becomes excessive unless downsampling is performed due to poor prediction efficiency is separated. By doing so, the coding quality of the background portion and the like can be improved with a slight increase in the amount of code compared to the case of down-sampling the entire screen. In addition, since the
[0073]
Note that when the first prediction signal having the same sampling density as the
[0074]
FIG. 13 is a moving picture decoding apparatus corresponding to the moving picture encoding apparatus of FIG. The
[0075]
The portion that has been down-sampled and encoded by the moving image encoding device in FIG. 12 is up-sampled to the same sampling density as the input image signal by the up-sampling circuit 521 and output as a reproduced
[0076]
On the other hand, the second variable
[0077]
The above processing is processing for reproducing an image signal corresponding to the moving picture encoding apparatus of FIG. 12, and includes an
[0078]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a motion compensation cycle is performed.TheBy making it variable, various problems of the conventional method in which the code amount control is performed only by controlling the quantization width are solved. In other words, the motion compensation cycle is based on the amount of motion vector information.TheBy controlling, there is a problem that only the amount of motion vector information generated in the conventional method exceeds the set code amount and the code amount cannot be controlled, or the quantization width becomes too large and the coding quality is deteriorated. Is resolved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a first embodiment of a video encoding apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a first example of a motion compensation region
FIG. 3 is a flowchart showing an example of improved motion compensation size control according to the embodiment;
FIG. 4 is a diagram illustrating a second example of a motion compensation region
FIG. 5 is a diagram illustrating a third example of a motion compensation region
6 is a block diagram of an embodiment of a moving picture decoding apparatus corresponding to the moving picture encoding apparatus of FIG.
FIG. 7 is a block diagram of a second embodiment of the video encoding apparatus according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between activity and quantization width
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the number of pixels in a frame and activity
FIG. 10 is a flowchart showing an example of improved motion compensation size control according to the embodiment;
FIG. 11 is a diagram showing a threshold when determining a downsampling ratio.
FIG. 12 is a block diagram of a third embodiment of the video encoding apparatus according to the present invention.
13 is a block diagram of an embodiment of a moving picture decoding apparatus corresponding to the moving picture encoding apparatus of FIG.
[Explanation of symbols]
101 ... motion
103 ...
105 ...
107: Inverse quantization circuit 108: Inverse DCT circuit
109: Adder circuit 110: Variable length code circuit
111:
122: Motion compensation size control unit 131: Input image signal
132 ...
135: Code sequence 140: Motion compensation region information
201 ... motion
207 ...
209 ...
211 ...
230: Motion compensation area information 232: Prediction signal
234 ... Prediction mode / motion vector information
250: Reproduced image signal
301: Motion
303 ...
305 ...
307 ...
309 ...
311: Multiplexer 320: Motion compensation size control unit
321 ... Down-
323: Quantization width / downsampling ratio control unit
331: Input image signal 332: Prediction signal
333: Prediction residual signal 335: Code sequence
340 ... motion
401: Motion compensation prediction circuit 402: Frame memory
403 ...
405: Quantization circuit 406: Variable length coding circuit
407 ...
409...
411:
421 ... Down-
423 ... Quantization width / downsampling ratio controller
431 ... Input image signal 432 ... Prediction signal
433: Prediction residual signal 435: Code sequence
440 ... motion compensation area information 441 ... down-sampled image signal
501 ... Motion
506: Variable length decoding circuit 507: Inverse quantization circuit
508 ...
510: Variable length decoding circuit 511: Demultiplexer
522 ...
530 ... motion
534 ... Prediction mode / motion vector information
550: Reproduced image signal
Claims (2)
前記入力画像信号に対する前記予測信号の予測残差信号を符号化する第1の符号化ステップと、
前記予測ステップにおいて前記動き補償予測に用いた動きベクトル情報および前記一定の大きさの単位領域の大きさに関する情報を符号化する第2の符号化ステップと、
前記動きベクトル情報の符号量の増加を抑制するために、前記動きベクトル情報の符号量に応じて前記入力画像信号のフレーム毎に前記一定の大きさの単位領域の大きさを大きくするように制御するステップとを有することを特徴とする動画像符号化方法。A prediction step of generating a prediction signal by performing motion compensation prediction for each unit region of a certain size for an input image signal input in units of frames;
A first encoding step of encoding a prediction residual signal of the prediction signal with respect to the input image signal;
A second encoding step for encoding the motion vector information used for the motion compensation prediction in the prediction step and information on the size of the unit area of the constant size ;
In order to suppress an increase in the code amount of the motion vector information, control is performed to increase the size of the unit area of the constant size for each frame of the input image signal in accordance with the code amount of the motion vector information. A moving image encoding method comprising the steps of:
前記入力画像信号に対する前記予測信号の予測残差信号を符号化する第1の符号化手段と、
前記予測手段において前記動き補償予測に用いた動きベクトル情報および前記一定の大きさの単位領域の大きさに関する情報を符号化する第2の符号化手段と、
前記動きベクトル情報の符号量の増加を抑制するために、前記動きベクトル情報の符号量に応じて前記入力画像信号のフレーム毎に前記一定の大きさの単位領域の大きさを大きくするように制御する手段とを有することを特徴とする動画像符号化装置。Prediction means for generating a prediction signal by performing motion compensation prediction for each unit region of a certain size for an input image signal input in units of frames;
First encoding means for encoding a prediction residual signal of the prediction signal for the input image signal;
Second encoding means for encoding the motion vector information used for the motion compensation prediction in the prediction means and information relating to the size of the unit area of the constant size ;
In order to suppress an increase in the code amount of the motion vector information, control is performed to increase the size of the unit area of the constant size for each frame of the input image signal in accordance with the code amount of the motion vector information. video encoding apparatus characterized by having means for.
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