JP3776022B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー液晶表示装置に関する。特に、周囲環境が明るいときには外部から入射する外部光を用いて反射表示を行い、周囲環境が暗いときにはバックライト光を用いて透過表示を行う半透過型カラー液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話などの携帯機器には、周囲環境が明るいときには反射表示で、周囲環境が暗いときにはバックライトで照明する透過表示を行う半透過型カラー液晶表示装置が採用されている。本出願人は、以下の構成を有する半透過型カラー液晶表示装置について既に出願(特願2001−062925)をしている。この半透過型カラー液晶表示装置は、一対の基板間に液晶を挟持し、表示の単位となる画素領域に、カラーフィルタ膜と、光を反射する反射領域部と光を透過する透過領域部を有する反射膜が形成されてなり、前記反射領域部上に形成されたカラーフィルターには、開口部があることを特徴とする。この半透過型カラー液晶表示装置によれば、反射表示時の明るさをコントラストを維持したまま透過表示時の表示色彩度を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、反射膜よりも観察者側に存在する層、例えば基板、オーバーコート膜、液晶層、配向膜などが特定色の色味を帯びた場合に、上記の半透過型カラー液晶表示装置では、反射表示時だけでなく、透過表示時にも、カラー表示画像が全体として特定色の色味を帯び、モノクロ表示では顕著にならなかった色再現性の低下という問題が発生し得ることが本発明者らにより判明した。
【0004】
また、最近、半透過型カラー液晶表示装置に対する薄型・軽量化のニーズが高まっているので、従来のガラス基板に代えてプラスチック基板を使用して、商品化を検討することが鋭意進められている。
【0005】
しかし、従来のガラス基板に代えてプラスチック基板を使用して、半透過型カラー液晶表示装置を製造した場合、カラーフィルタ膜の成膜、透明電極膜の成膜または配向膜の成膜などにおける加熱等の製造プロセスによって、無色透明のプラスチック基板が黄色味を帯びることがある。この場合、反射表示時だけでなく、透過表示時にも、カラー表示画像が全体として黄色味を帯び、色再現性の低下という問題が発生するおそれがある。
【0006】
上記問題に鑑み、本発明は、色再現性の優れたカラー液晶表示装置、特に半透過型カラー液晶表示装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面によるカラー液晶表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、前記一対の基板間であって、前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域に、開口部を有する反射膜と、前記反射膜よりも観察者側に設けられ、開口部を有するカラーフィルター層とを有し、前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、カラー液晶表示装置である。
【0008】
本発明の第1の局面によるカラー液晶表示装置によれば、バックライトなどの光源そのもの、または光源からの光が通過する経路に存在する層、例えば導光板、二枚の基板、液晶層などによって透過光が特定色の色味を帯びた場合に、その特定色の補色に近いカラーフィルター層の面積割合を他の色相のカラーフィルター層よりも相対的に増やすことができる。したがって、透過表示時において、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0009】
本発明の第1の局面によるカラー液晶表示装置は、前記基板がプラスチック基板であり、前記複数色の画素が赤色、緑色および青色の3色の画素であり、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きくても良い。
【0010】
このカラー液晶表示装置によれば、バックライトなどの光源からの光が通過する経路に、製造プロセスを経て黄色味を帯びた二枚の透明プラスチック基板が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層の面積割合を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層よりも相対的に増やすことができる。したがって、透過表示時において、白色表示時には透過光を白色光に近くでき、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0011】
本発明の第2の局面によるカラー液晶表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、前記一対の基板間であって、前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域に、開口部を有する反射膜と、前記反射膜よりも観察者側に設けられ、開口部を有するカラーフィルター層とを有し、前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記カラーフィルター層は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記カラーフィルター層よりも前記開口部が小さく、前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、カラー液晶表示装置である。
【0012】
本発明の第2の局面によるカラー液晶表示装置によれば、反射膜よりも観察者側に存在する層、バックライトなどの光源そのもの、または光源からの光が通過する経路に存在する層などによって反射光または透過光が特定色の色味を帯びた場合に、その特定色の補色に近い色相のカラーフィルター層の面積割合を他の色相のカラーフィルター層よりも相対的に増やすことができる。したがって、反射表示時および透過表示時において、色再現性の優れた反射カラー表示を行なうことができる。
【0013】
本発明の第2の局面によるカラー液晶表示装置は、前記基板がプラスチック基板であり、前記複数色の画素が赤色、緑色および青色の3色の画素であり、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記カラーフィルター層は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記カラーフィルター層よりも前記開口部が小さく、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きくても良い。
【0014】
このカラー液晶表示装置によれば、反射膜よりも観察者側に、またはバックライトなどの光源からの光が通過する経路に、製造プロセスを経て黄色味を帯びた透明プラスチック基板が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層の面積割合を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層よりも相対的に増やすことができる。したがって、反射表示時および透過表示時において、白色表示時には反射光および透過光を白色光に近くでき、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0015】
本発明の第3の局面によるカラー液晶表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域は、前記一対の基板に対して観察者側から入射する光を反射した反射光を観察者側に出射する反射領域と、観察者側とは反対側から入射する光を透過した透過光を観察者側に出射する透過領域と、を有すると共に、前記透過領域の透過光及び前記反射領域の反射光が通過する位置にカラーフィルタ ー層が設けられており、前記複数色の画素領域のうち所定色の画素領域の反射領域におけるカラーフィルター層の面積は、前記複数色の画素領域のうち他の画素領域の反射領域におけるカラーフィルター層の面積よりも相対的に広く、且つ、前記所定色の画素領域の透過領域におけるカラーフィルター層の面積は、前記他の画素領域の透過領域におけるカラーフィルター層の面積よりも相対的に広い、カラー液晶表示装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。以下の実施形態では、基板として、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチック基板を用いた場合について説明する。また、液晶表示装置として単純マトリクス駆動方式のSTN液晶表示装置を例にするが、このカラー液晶表示装置は、TFT(Thin Film Trasistor:薄膜トランジスタ)やMIM(Metal-Insulator-Metal )などのスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式のカラー液晶表示装置に適用することができる。
【0017】
(実施形態1)
実施形態1のカラー液晶表示装置について説明する。図1は、本実施形態の半透過型カラー液晶表示装置を模式的に示す断面図である。この液晶表示装置は、観察者側(図1においては上側)から、上側偏光板1、第一位相差板2、第二位相差板3、上側プラスチック基板4、透明表示用電極5、配向膜7、STN液晶層8、配向膜7、透明表示用電極5、オーバーコート膜9、カラーフィルター層10、反射膜11、下側プラスチック基板12、第三位相差板13、下側偏光板14、導光板15、バックライト16の順序で構成される。なお、上側プラスチック基板4と、下側プラスチック基板12とは、シール樹脂6を介して貼り合わされて、STN液晶層8が封止される。
【0018】
本明細書において、表示の最小単位を「絵素」と呼び、複数色の「画素」、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の「画素」から1つの「絵素」が構成されることとする。「画素」に対応する液晶表示装置の領域(画素領域)は、液晶層を挟む表示用電極によって規定される。例えば、単純マトリクス型液晶表示装置においては、ストライプ状に設けられる列電極と、列電極に直交するように設けられる行電極とが互いに交差するそれぞれの領域が画素領域を規定する。アクティブマトリクス型液晶表示装置においては、画素電極とこれに対向する対向電極とが画素領域を規定する。なお、ブラックマトリクスが設けられる構成においては、厳密には、表示すべき状態に応じて電圧が印加される領域のうち、ブラックマトリクスの開口部に対応する領域が画素領域に対応することになる。
【0019】
図2は、実施形態1の液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図であり、図3は、そのx−x’線断面図である。本実施形態ではR、G、Bの各色相の画素から一絵素が形成される。R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bは、各画素領域内に開口部20R、20G、20Bをそれぞれ有する。本実施形態では、各カラーフィルター層10R、10G、10Bは、2つの矩形の開口部20R、20G、20Bを有する。
【0020】
本実施形態では、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bは、赤色および緑色の他の画素領域におけるカラーフィルター層10R、10Gよりも開口部の大きさ(面積)が小さい。したがって、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、反射膜11により反射された反射光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。
【0021】
また、本実施形態では、R、G、Bの各画素領域における反射膜11は、透過領域101において、バックライト16からの光を透過させるための開口部21R、21G、21Bをそれぞれ有している。各画素領域内における開口部21R、21G、21Bの位置は、各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bに重ならないように設計される。言い換えれば、各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bは、反射膜11の反射領域102内に設けられる。各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bは、その一部または全部が反射膜11の透過領域101に設けられていても良い。但し、透過領域101が、各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bの領域に含まれるときは、透過光が各カラーフィルター層10R、10G、10Bによって着色されず、透過表示時におけるカラー表示の色再現性に問題が生じる。
【0022】
一画素あたりの各開口部21R、21G、21Bの総面積は、画素領域の面積の25%〜80%が好ましく、例えば30%に設定する。25%未満では、透過光の利用が少なく透過表示時の画面が暗くなり、80%を超えると、透過表示は十分であるが、反射表示の画面が暗くなり、視認性に問題が生じる。
【0023】
本実施形態では、青色の画素領域における反射膜11は、赤色および緑色の他の画素領域における反射膜11よりも開口部の大きさ(面積)が大きい。したがって、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、バックライト16からの透過光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。
【0024】
本実施形態のカラー液晶表示装置によれば、各画素の反射光を絵素で総合した分光特性が良く、反射光を所望の白色光にすることができる。またバックライト16からの各画素の透過光を絵素で総合した分光特性が良く、透過光を所望の白色光にすることができる。
【0025】
なお、カラーフィルター層10の開口部20および反射膜11の開口部21は、反射表示時および透過表示時におけるカラー表示の色再現性が最適になるようにそれぞれの大きさが決定される。例えば、青色の画素領域における反射膜11の開口部21Bが大きすぎると、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bの開口部20Bを小さくしても、反射膜11により反射された反射光を青色に着色させるカラーフィルター層10Bの面積が反射光をそれぞれの色相に着色させる他の2色のカラーフィルター層10R、10Gの面積よりも小さくなり、反射表示時の色バランスのずれを補正できなくなるおそれがある。したがって、本実施形態では、青色の画素領域における反射膜11の開口部21Bは、赤色および緑色の他の画素領域における反射膜11の開口部21R、21Gよりも大きくし、かつ反射光を青色に着色させるカラーフィルター層10Bの面積が反射光をそれぞれの色相に着色させる他の2色のカラーフィルター層10R、10Gの面積よりも大きくなるように、カラーフィルター層10の各開口部20R、20G、20Bの大きさ(面積)を決定する。
【0026】
本実施形態のカラー液晶表示装置の製造方法について説明する。まず、下側プラスチック基板12にアルミニウムを100nm蒸着して反射膜11を形成する。反射膜としては、Al膜、Ag膜、Ag合金膜(例えばAg−Pd)などの高反射率の膜を適用できる。フォトリソ法を用いてアルミニウムのパターニングを行なって、光透過用のスルーホール(開口部)21R、21G、21Bを形成する。アルミニウムをパターニングする際、青色の画素領域に対応する反射膜11の開口部21Bの面積が、赤色および緑色の各画素領域に対応する反射膜11の開口部21R、21Gの面積よりも大きくなるようにパターニングする。
【0027】
次に、カラーフィルター層10を電着により形成するために、電着用ITO膜(電極)17を下側プラスチック基板12上の全面に形成する。R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bに開口部20R、20G、20Bを形成するために、各開口部20R、20G、20Bが形成される領域の電着用ITO膜(電極)17をパターニングにより除去する。電着用ITO膜(電極)17をパターニングをする際、青色のカラーフィルター層10Bの開口部20Bの面積が、赤色および緑色の各カラーフィルター層10R、10Gの開口部20R、20Gの各面積よりも小さくなるようにパターニングする。なお、カラーフィルター層10は、印刷法、顔料分散法など既知の方法により形成しても良い。
【0028】
さらに、下側プラスチック基板12上に、アクリル樹脂系のオーバーコート膜(平坦化膜)9を形成する。なお、オーバーコート膜(平坦化膜)9の形成を省くこともできる。
【0029】
上側プラスチック基板4上と、下側プラスチック基板12のオーバーコート膜(平坦化膜)9上とに、それぞれITO(インジウム錫酸化物)を蒸着し、エッチングすることにより、マトリクス状の透明表示用電極5をそれぞれ形成する。なお、各画素領域の周囲を光吸収性の物質でブラックマトリクスを形成しても良い。これにより黒の遮蔽力が向上するので、高コントラスト化に寄与できる。透明表示用電極5の上に、ポリイミドを印刷により塗布し、焼成を行って配向膜7を形成する。その後、液晶分子のねじれ角が、240°ツイストとなるようにラビング処理を行う。
【0030】
上下の両基板4,13をシール樹脂6で貼り合わせた後、複屈折Δnおよびピッチを調整した液晶材料を注入することによってSTN液晶層8を形成して、STN液晶セルを形成する。これに所望のdΔnを持つ積層されたポリカーボネート延伸の位相差板2、3と、第三位相差板13と、ニュートラルグレイの上側偏光板1および下側偏光板14とを液晶セルに対して所定の軸になるように貼り付ける。なお、dは位相差板の厚さである。さらに、観察者側に対して反対側に、導光板15およびバックライト16を設けて、液晶セルにバックライト光が入射されるようにする。
【0031】
このカラー液晶表示装置は、赤、緑、青の各画素に対応する反射領域の開口部の面積比(開口部の面積/反射領域の面積)を、反射状態における光源(自然光を含む。)やカラーフィルターなどの分光特性、またはプラスチック基板の反射特性に応じて選択することができる。また、赤、緑、青の各画素に対応する透過領域の開口部の面積比(開口部の面積/透過領域の面積)を、透過状態におけるバックライトやカラーフィルター等の分光特性、またはプラスチック基板の透過特性に応じて選択することができる。
【0032】
(比較例)
実施形態1のカラー液晶表示装置と対比するための比較例を図4を参照しながら説明する。本比較例では、R、G、Bの各画素領域における各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bの大きさ(面積)をR、G、Bの各画素で等しくなるように設定している。また、R、G、Bの各画素領域における反射膜11の各開口部21R、21G、21Bの大きさ(面積)をR、G、Bの各画素で等しくなるように設定している。したがって、反射表示時および透過表示時において光が透過する各カラーフィルター層10の面積は、R、G、Bの各画素領域において等しい。
【0033】
本比較例のカラー液晶表示装置では、カラーフィルター層の成膜、透明電極膜の成膜または配向膜の成膜などにおける加熱等の製造プロセスによって、無色透明のプラスチック基板が黄色味を帯びた場合、反射表示時だけでなく、透過表示時にも、カラー表示画像が全体として黄色味を帯び、色再現性の低下という問題が発生するおそれがある。
【0034】
(実施形態2)
実施形態2のカラー液晶表示装置について説明する。図5は、本実施形態の半透過型カラー液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図であり、図5中の参照符号は、実施形態1と対応している。本実施形態のカラー液晶表示装置は、R、G、Bの各画素領域における反射膜11の各開口部21R、21G、21Bの大きさ(面積)がR、G、Bの各画素で等しい点で、実施形態1のカラー液晶表示装置と異なる。
【0035】
本実施形態のカラー液晶表示装置は、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bの開口部20Bの大きさ(面積)が、赤色および緑色の他の画素領域におけるカラーフィルター層10R、10Gの開口部20R、20Gの大きさ(面積)よりも小さい。したがって、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、反射膜11により反射された反射光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。
【0036】
本実施形態のカラー液晶表示装置によれば、製造プロセスを経て黄色味を帯びた上側プラスチック基板4が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層10Bの面積割合(開口部の面積/反射領域の面積)を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層10R、10Gよりも相対的に増やすことができる。したがって、反射表示時において、白色表示時には反射光を白色光に近くでき、色再現性の優れた反射カラー表示を行なうことができる。
【0037】
(実施形態3)
実施形態3のカラー液晶表示装置について説明する。図6は、本実施形態の半透過型カラー液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図であり、図6中の参照符号は、実施形態1と対応している。本実施形態のカラー液晶表示装置は、R、G、Bの各画素領域における各カラーフィルター層10R、10G、10Bの開口部20R、20G、20Bの大きさ(面積)がR、G、Bの各画素で等しい点で、実施形態1のカラー液晶表示装置と異なる。
【0038】
本実施形態のカラー液晶表示装置は、青色の画素領域における反射膜11の開口部21Bの大きさ(面積)が、赤色および緑色の他の画素領域における反射膜11の各開口部21R、12Gの大きさ(面積)よりも大きい。したがって、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、バックライトからの透過光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。
【0039】
本実施形態のカラー液晶表示装置によれば、製造プロセスを経て黄色味を帯びた二枚のプラスチック基板4、12が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層10Bの面積割合(開口部の面積/透過領域の面積)を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層10R、10Gよりも相対的に増やすことができる。したがって、透過表示時において、白色表示時には透過光を白色光に近くでき、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0040】
(他の実施形態)
実施形態1〜3では、基板4、12がプラスチック基板である場合について説明したが、フロートガラス、ソーダガラスなどのガラス基板であっても良い。実施形態1〜3では、下側プラスチック基板12に反射膜11およびカラーフィルター層10が積層されているが、上側プラスチック基板4に反射膜11およびカラーフィルター層10が積層されていても良い。また、上側プラスチック基板4にカラーフィルター層10が形成され、下側プラスチック基板12に反射膜11が形成されていても良い。実施形態1〜3では、偏光板を有する液晶表示装置を例に説明したが、偏光板が不要なゲストホスト方式、高分子分散方式の液晶表示装置にも適応することができる。
【0041】
実施形態1〜3では、赤、緑、青の3色によりフルカラー画像を表示する場合について説明したが、マゼンタ、イエロー、シアンの3色によりフルカラー画像を表示しても良い。カラー液晶表示装置は、実施形態1〜3で示したストライプ配列以外に、デルタ配列、モザイク配列、スクエア配列などの他の画素配列が採用され得る。カラー液晶表示装置は、画素の色相数が4以上であっても良い。
【0042】
実施形態1〜3では、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bの開口部20Bおよび反射膜11の開口部21Bの大きさが、赤色および緑色の各画素領域におけるカラーフィルター層10R、10Gの開口部20R、20Gおよび反射膜11の開口部21R、21Gの大きさと異なる場合について説明した。しかし、赤色または緑色のいずれかの画素領域における開口部が他の2色の画素領域における開口部と大きさが異なっても良い。また、赤、緑、青の各色相の画素領域における開口部20R、20G、20Bおよび21R、21G、21Bは、互いに面積比(開口部の面積/反射領域の面積または開口部の面積/透過領域の面積)が異なっても良い。
【0043】
(参考例1)
カラー液晶表示装置は、カラーフィルター層が開口部を有する。しかし、図7に示すように、各色相のカラーフィルター層10R、10G、10Bが開口部を有しない場合でも、各画素領域の反射膜11が開口部21R、21G、21Bを有しており、1色以上(図7では青色の1色)の画素領域における開口部21Bが1色以上(図7では赤色および緑色の2色)の他の画素領域における開口部21R、21Gよりも大きければ、実施形態3と同様の効果を奏する。
【0044】
詳細には、青色の画素領域における反射膜11の開口部21Bの大きさ(面積)が、赤色および緑色の他の画素領域における反射膜11の開口部21R、12Gの大きさ(面積)よりも大きいので、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青のカラーフィルター層10Bは、バックライトからの透過光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。したがって、製造プロセスを経て黄色味を帯びた二枚のプラスチック基板が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層の面積割合を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層よりも相対的に増やすことができるので、透過表示時において、白色表示時には透過光を白色光に近くでき、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0045】
(参考例2)
カラー液晶表示装置は、反射膜が開口部を有する半透過型カラー液晶表示装置である。しかし、図8に示すように、反射膜が開口部を有しない全反射型のカラー液晶表示装置であっても、各色相のカラーフィルター層10R、10G、10Bが開口部20R、20G、20Bを有しており、1色以上(図8では青色の1色)の画素領域における開口部20Bが1色以上(図8では赤色および緑色の2色)の他の画素領域における開口部20R、20Gよりも小さければ、実施形態2と同様の効果を奏する。
【0046】
詳細には、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bの開口部20Bの大きさ(面積)が、赤色および緑色の他の画素領域におけるカラーフィルター層10R、10Gの開口部20R、20Gの大きさ(面積)よりも小さいので、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、反射膜により反射された反射光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。したがって、製造プロセスを経て黄色味を帯びた上側プラスチック基板が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層10Bの面積割合を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層10R、10Gよりも相対的に増やすことができるので、反射表示時において、白色表示時には反射光を白色光に近くでき、色再現性の優れた反射カラー表示を行なうことができる。
【0047】
(参考例3)
反射膜を有しない透過型のカラー液晶表示装置であっても、参考例2と同様に、各色相のカラーフィルター層10R、10G、10Bが開口部20R、20G、20Bを有しており、1色以上(例えば青色の1色)の画素領域における開口部20Bが1色以上(例えば赤色および緑色の2色)の他の画素領域における開口部20R、20Gよりも小さければ、実施形態3と同様の効果を奏する(図8参照)。
【0048】
詳細には、青色の画素領域におけるカラーフィルター層10Bの開口部20Bの大きさ(面積)が、赤色および緑色の他の画素領域におけるカラーフィルター層10R、10Gの開口部20R、20Gの大きさ(面積)よりも小さいので、R、G、Bの各カラーフィルター層10R、10G、10Bのうち青色のカラーフィルター層10Bは、バックライトからの透過光を着色させるカラーフィルター層の面積が最も大きくなる。したがって、製造プロセスを経て黄色味を帯びた二枚のプラスチック基板が存在する場合に、黄色の補色に近い青色のカラーフィルター層の面積割合を他の赤色および緑色の各カラーフィルター層よりも相対的に増やすことができるので、透過表示時において、白色表示時には透過光を白色光に近くでき、色再現性の優れた透過カラー表示を行なうことができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明のカラー液晶表示装置によれば、色再現性の優れたカラー表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の半透過型カラー液晶表示装置を模式的に示す断面図である。
【図2】 実施形態1の液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【図3】 図2のx−x’線断面図である。
【図4】 比較例1の液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【図5】 実施形態2の半透過型カラー液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【図6】 実施形態3の半透過型カラー液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【図7】 参考例1の液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【図8】 参考例2の液晶表示装置における一つの絵素を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 上側偏光板
2 第一位相差板
3 第二位相差板
4 上側プラスチック基板
5 透明表示用電極
6 シール樹脂
7 配向膜
8 STN液晶層
9 オーバーコート膜(平坦化膜)
10 カラーフィルター層
11 反射膜
12 下側プラスチック基板
13 第三位相差板
14 下側偏光板
15 導光板
16 バックライト
17 電着用ITO膜(電極)
20 カラーフィルター層の開口部
21 反射膜の開口部
R 赤色の画素領域
G 緑色の画素領域
B 青色の画素領域
Claims (5)
- 一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、
前記一対の基板間であって、前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域に、開口部を有する反射膜と、前記反射膜よりも観察者側に設けられ、開口部を有するカラーフィルター層とを有し、
前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、カラー液晶表示装置。 - 前記基板がプラスチック基板であり、前記複数色の画素が赤色、緑色および青色の3色の画素であり、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、請求項1に記載のカラー液晶表示装置。
- 一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、
前記一対の基板間であって、前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域に、開口部を有する反射膜と、前記反射膜よりも観察者側に設けられ、開口部を有するカラーフィルター層とを有し、
前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記カラーフィルター層は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記カラーフィルター層よりも前記開口部が小さく、
前記複数色の画素領域のうち1色以上の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち1色以上の他の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、カラー液晶表示装置。 - 前記基板がプラスチック基板であり、前記複数色の画素が赤色、緑色および青色の3色の画素であり、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記カラーフィルター層は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記カラーフィルター層よりも前記開口部が小さく、前記複数色の画素領域のうち青色の画素領域における前記反射膜は、前記複数色の画素領域のうち赤色および緑色の画素領域における前記反射膜よりも前記開口部が大きい、請求項3に記載のカラー液晶表示装置。
- 一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層とを有し、複数色の画素からなる絵素を複数有するカラー液晶表示装置であって、
前記複数色の画素が存在するそれぞれの画素領域は、前記一対の基板に対して観察者側から入射する光を反射した反射光を観察者側に出射する反射領域と、観察者側とは反対側から入射する光を透過した透過光を観察者側に出射する透過領域と、を有すると共に、前記透過領域の透過光及び前記反射領域の反射光が通過する位置にカラーフィルター層が設けられており、
前記複数色の画素領域のうち所定色の画素領域の反射領域におけるカラーフィルター層の面積は、前記複数色の画素領域のうち他の画素領域の反射領域におけるカラーフィルター層の面積よりも相対的に広く、
且つ、前記所定色の画素領域の透過領域におけるカラーフィルター層の面積は、前記他の画素領域の透過領域におけるカラーフィルター層の面積よりも相対的に広い、カラー液晶表示装置。
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