JP3774741B2 - 自然風力換気窓 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自然風力換気窓に関する。ここで自然風力換気窓とは内気の状態と外気により生ずる障子に加わる風力の状態によって自然に障子が開閉して換気が行われる窓のことをいう。
【0002】
【従来の技術】
近年、内外気の条件により自然に開閉される窓が要望されている。例えば、水平回転用の回転窓において障子にバランスウエートを設けて水平回転軸を中心とするモーメントをほぼ均衡させて内外気の条件により、窓を開いて自然換気を行うことができる窓が提案されている(特開平10−18457号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した回転窓では水平回転軸を中心とする障子とバランスウエートを併せたものは、あたかもヤジロベエの如くであり、障子に作用する風力は水平回転軸の上下で逆方向に作用する。従って、水平回転軸の上側と下側における夫々の障子の面積差が障子の回転力を生じさせるための有効面積となる。その一方で、バランスウエートが大きなものとなる。そこで、障子を開又は閉にするために風圧による力に対して障子とバランスウエートを加えた慣性重量が著しく大きくなる。そこで開閉時に軽く動作しない。そのため、開く場合障子の回転速度が上昇した処で慣性重量の大きな障子がストッパに当接するのでストッパに格別な緩衝作用を行わせるような工夫が必要である。また、回転障子が閉じる際も障子の回転速度が上昇した処で窓枠に当接する。そこで、障子が閉まる際に大きな音が生ずる。それ故、開閉の際の防音対策を必要とする。また、バランスウエートが障子の上框に取り付けられ室内側へ突出するので室内側にブラインドとかルーバを設置することができない。
【0004】
従来の辷り出し窓は障子の上端が窓枠の堅枠に沿って設けたガイドレールに案内されて動き、障子の堅框の中間部と窓枠の堅枠下部とをリンクであるアームで結合し障子の下端が外方へ突出する窓であった。辷り出し窓では障子が室内側へ突出しないので室内側の設備等との干渉はなく、室内の意匠の点からも優れている。
【0005】
このような辷り出し窓では直線状に摺動部分があるので風力によっては、滑らかに開閉できないので自然風力換気窓とはならない。
【0006】
本発明は建物等の換気を目的とした開口部に用いられる窓であって、外部からの動力によらずに無風状態で、障子は一定量開きその状態を保つと共に一定風速以上の、建物内部へ吹込もうとする風で障子が閉まり建物内部へ風が吹込むことを押える自然風力換気窓であって、慣性重量に対する風力の比が小さく動作の軽い自然風力換気窓を提供することをと目的とする。
【0007】
本発明は障子を開いた際に室内側へ突出する物のない自然風力換気窓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明は部屋又は建屋の外部に面して取り付けられる窓枠と、窓枠に納まり窓を閉めた状態と窓枠から外部へ向って辷り出して開く障子を有する自然風力換気窓であって、
窓枠の両側の堅枠と、障子の竪框間に夫々設けられ竪框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において堅枠に枢着された短い長さのメインアームと、竪框中間部に一端が枢着され他端が竪枠下部に枢着されメインアームよりも長い長さのサブアームとを有し、
障子を閉めた状態において、各アームは夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アームの竪框への枢着位置が各アームの竪枠への枢着位置の上方に位置し、且つ、各アームの竪枠への枢着位置が障子の重心よりも室内側にあって、無風時には障子の重量によって緩やかに開窓し、開窓時には外部側から障子に向って吹く風によって閉窓することを特徴とする自然風力換気窓である。
【0009】
本出願に係る第2の発明は障子の開度を制限する開度制限手段を有することを特徴とする第1の発明に記載の自然風力換気窓である。
【0010】
本出願に係る第3の発明は前記開度調整手段が外方へ回動した際にメインアーム又は、及びサブアームが当接するストッパーであって、竪枠又は竪框に設けたストッパーであることを特徴とする第2の発明に記載の自然風力換気窓である。
【0011】
本出願に係る第4の発明は障子に障子の開閉力を調節する錘を設けたことを特徴とする第1から第3の発明の何れか1つに記載の自然風力換気窓である。
【0012】
本出願に係る第5の発明は障子の下框の外部寄りに障子の開閉力を調節する錘を設けたことを特徴とする第4の発明に記載の自然風力換気窓である。
【0013】
本出願に係る第6の発明はサブアームを竪框へ枢着した位置が障子の重心よりも上方にあることを特徴とする第1から第5の発明の何れか1つに記載の自然風力換気窓である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
(全体構成)
図1は窓の正面を外部側より見る正面図である。この自然風力換気窓(以下、窓という)Xは建屋の外部に面して取り付けられる窓枠1と、窓枠1に納まり窓を閉めた状態と窓枠1から外部へ向って開く障子2を有する。これらはアルミ押出型材を主たる材料として構成されている。図示は2連の障子2で窓枠1は方立10で区切られている。窓枠1の両側の方立10、竪枠11夫々と障子2の竪框21間にはメインアーム3とサブアーム4(図示は分り易いように実線で示したが、実際には見えない)が配設されている。なお、方立10と竪枠11の窓内に面する形状は同様であるので以下の説明では方立側も竪枠11としてのべる。メインアーム3は竪框21上部の側面に一端が枢着され、他端が前記一端よりも低い位置において竪枠11に枢着されている。メインアーム3は短い。サブアーム4は竪框21の中間部の側面に一端が枢着され、他端は竪枠11の下端に枢着されている。サブアーム4はメインアーム3よりも長い。
【0017】
上記窓枠1、障子2、メインアーム3、サブアーム4でもって夫々をリンクとする四節連鎖機構を構成している。
【0018】
(窓枠の構成)
窓枠1は左右の竪枠、上枠、下枠を四方組みしたものであって建屋の外部に面して躯体に取り付けられる。また、障子2は左右の竪框、上框、下框を四方組みした四方框内にガラス5を嵌め込んである。障子2はメインアーム3、サブアーム4を介して竪枠11に取り付けられる。
【0019】
竪枠11と竪框21は図2、図3に断面が示されている。図2、図3は夫々水平断面図である。竪枠11は窓内部に面し見込方向の部材である内周材11aの外部側に外部側に面する外面材11bを窓外へ向って壁面に沿って設けてある。また、内周材11aの内部側において室内に面する内面材11cを壁面に沿って設けてある。3条の突条が内周材11aの上下方向に沿って窓内に設けてある。これら突条は外部側から内部側へ向って戸当り材11d、突条11f、戸当り材11eの順に設けてある。
【0020】
戸当り材11eにはパッキン6を取り付けるための条溝11gが設けてある。この条溝11gは窓枠1の上枠12、下枠13(図4、図5、図15、図16参照)に設けた同様の条溝12a,13aと併せて外部側より見て方形に囲繞されている。そして各条溝11g,12a,13aを通じてパッキン6が嵌合している。そこで障子2を閉めると障子2の竪框21、上框22、下框23の室内に面する内面材21a,22a,23aがパッキン6に当接する。これによって障子2と窓枠1間の気密が計られる。
【0021】
竪枠11の内周材11aからの立上がりは、戸当り材11eよりも戸当り材11dが小さい。障子2を閉めた際に戸当り材11dに当接するパッキン9が竪框21に設けてある。このパッキン9は竪框21の外面材21bの外周側端部に設けた内部側に向って開口している条溝21cに嵌合している。このパッキン9はまた、上框22の外面材22bに設けた条溝22c(図5参照)に嵌合している。下框23にはパッキン9を嵌合する条溝は備えていない。パッキン9は竪框21、上框22に正面より見て門形に配置されている。見込方向において竪枠11の戸当り材11dと同位置に上枠12には戸当り材12d(図5参照)が設けられている。パッキン9が戸当り材11d,12dに当接することにより、障子2を閉めた際の水密を計っている。下枠13は内周材13cが外部へ行くに従って段階的に低くなっている。竪枠の戸当り材11dと同位置に設けた突条13bには図示されない水抜き穴又は溝が設けてある。突条13bは下枠13と一体成形されている。これによって下枠13のパッキン6よりも外部側は複数の段の水返しを構成している。また、竪枠11と竪框21間の結露水の排出を計ってある。
【0022】
障子2を閉めると竪框21の外周材21d、外面材21bと竪枠11の内周材11a、戸当り材11eで囲まれた上下方向に長い空間Sが出来る。この空間Sにメインアーム3、サブアーム4が収容されている。
【0023】
(ガラスの取付構成)
図4、図5に示すガラス5はガラス台8を介して下框23上に載置されている。上框22、下框23のガラス溝にはグレージングビード9を介しガラス5の上下縁が保持されている。図3に示すように竪框21の内周側の外面材21bの内部側と、竪框21に係合するガラス縁24との間のガラス溝にグレージングビード9を介してガラス5の左右の縁が保持されている。
【0024】
(メインアームの取付構成)
図1に示すように竪框21と上框22の仕口は上框21の端部が竪框21に侵入する形である。
【0025】
図2、図5に示すように障子2の上框22の端部上にはL型のメインアーム取付具14が取り付けてある。その取付具14は竪框21の上角部分で竪框21の上端及び上框22の上面と竪框21の外周材21dに内隅側を当接する。そして、上方からタッピンねじ15を前記取付具14及び上框22の上面材の穴を挿通して上框22の上面材の下面に当接する当板(図示されない)にねじ込んで固定している。又、側方から小ねじ16を前記取付具14、竪框21の内周材21dを挿通して竪框21の中空部21eに挿入してある当板20にねじ込み固定してある。
【0026】
メインアーム取付具14の上下方向の部材には壁面に平行な水平方向の中心線上にピン17が固定されている。ピン17はつば17a,つば17aから縮径した大径軸部17b、大径軸部17bから縮径した小径軸部17cを有する。この小径軸部17cはメインアーム取付具14の穴に圧入され端部をかしめられている。大径軸部17bは座部14aの穴に圧入されている。また、大径軸部17bにはメインアーム3の上端部の穴が回転自在に嵌合している。
【0027】
前記座部14aはメインアーム取付具14に溶着されている。ここで、メインアーム取付具14、座部14aは鋼材でできている。
【0028】
メインアーム3の下部はメインアーム枠側取付具18を介して竪枠11に枢着されている。この取付具18は突条とした戸当り材11dと突条11f間に嵌め込まれた上、取付具18の穴を挿通する小ねじ19を竪枠11を挿通して内周材11aの背面に当接する当板19aにねじ込み竪枠11に固定されている。取付具18は図6に縦断面図が示されている。取付具18はコ字形をしており、凹部中央を貫通する穴に特殊ボルト25を嵌合し、つば付ピン26の中心にねじ込み、つば付ピン26を取付具18に対して固定してある。なお、特殊ボルト25はねじ付でなく端部をかしめてピン26をメインアーム枠側取付具18に固定してもよい。27は特殊ボルト25に挿入されたばね座金であって特殊ボルト25の弛み止めである。つば付ピン26のピン部にはメインアーム3の下部の穴が回転可能に嵌入している。
【0029】
図5に示すように、メインアーム3が外部側へ回動した際の回動限度を定めるために、メインアーム3が当接しそれ以上回転しないようにストッパ18aが設けてある。このストッパ18aはメインアーム枠側取付具18に一体又は溶着されており、メインアーム3の回動軌跡上へ突出している。
【0030】
上記においてメインアーム枠側取付具18、ピン26は鋼製である。
【0031】
(サブアーム取付構成)
図3、図5に示すように障子2の竪框21の中間部分にはほぼたんざく状のサブアーム障子側取付具28が取り付けてある。この取付具28は竪框21の外周材21dに当接し、取付具28の穴を挿通する小ねじ29を竪框21を挿通して当板20にねじ込み固定されている。当板20は鋼材製である。ここで、当板20は竪框21aの上端部から中間部まで一つ物であって框側取付具14,28を取りつけるためのものであるが軽量化のために別々にしてもよい。サブアーム框側取付具28には座部28aが溶着されている。
【0032】
座部28aにサブアーム4の上端部が当接している。図7に示すようにサブアーム4の上端部の穴を挿通してピン31がサブアーム框側取付具28にねじ込まれている。ピン31は段付でつば31aと、つば31aから縮径してつづく大径軸部31bと、大径軸部31bから縮径した小径軸部31cを有する。小径軸部31cは外周がおねじで座部28aの位置で取付具28に設けためねじにねじ込まれている。小径軸部31cの端部はかしめられている。なお、小径軸部31cにはねじなし円筒として取付具28の穴に圧入し端部をかしめてもよい。ピンの大径軸部31bにはサブアーム4の上端が回転自在に嵌合している。
【0033】
竪枠11の下部には外部側の戸当り材11dと突条11fの間に嵌合してサブアーム枠側取付具32が内周材11aに当接している。この取付具32の穴を挿通する小ねじ33は内周材11aを貫通して内周材11aの背面に設けた当板30にねじ込まれている。サブアーム枠側取付具32には座部32aが溶着されている。
【0034】
図8に示すように座部32aの位置において壁面に平行な水平方向の中心線でもってピン34が固定されている。ピン34はつば34a、つば34aから縮径して続く大径軸部34b、大径軸部34bから縮径した小径軸部34cを有する。小径軸部34cはサブアーム枠側取付具32の穴に圧入され端部がかしめられている。大径軸部34bにはサブアーム4の下端の穴が回転自在に嵌合している。
【0035】
図5に示すように、サブアーム4が外部側へ回動した際の回動限度を定めるために、サブアーム4が当接してそれ以上回転しないようにストッパ32bが設けてある。このストッパ32bはサブアーム枠側取付具32に一体又は溶着されており、サブアームの回動軌跡上へ突出している。
【0036】
ここで、各アーム3,4のストッパとしては框側に設けてもよい。即ち、図5に示すように、障子2が開く際には、ピン17,31を中心にして障子2に対して反時計回りに各アーム3,4が開くので、位置18b,32cにおいて各リンク3,4に当接するストッパを設けてもよい。なおストッパは総ての位置に設けてもよいが、何れか1個所(障子の左右では2個)以上を設けることにより機能する。
【0037】
(メインアーム、サブアームの取付位置)
本実施の形態のメインアーム3、サブアーム4の取付位置について説明する。図9、図10は摸式的に示す本発明の辷り出し窓の見込方向縦断面図であり、図9は障子2が閉じた状態、図10は障子2が開いた状態を示す。
【0038】
力学的に説明するため、既述したピン17はメインアーム障子側支点3a、ピン26はメインアーム枠側支点3b、ピン31はサブアーム障子側支点4a、ピン34はサブアーム枠側支点4bと表現する。
【0039】
図9に示すように障子2が閉じられている際は、障子2は直立している。そのときの障子2の重心は障子上下方向のほぼ中心、ガラス面の室内側寄りにあり、この重心をとおり、壁面に平行な垂直平面PL上にメインアーム障子側支点3a、サブアーム障子側支点4aが位置する。そして、前記平面よりも室内側にメインアーム枠側支点3b、サブアーム枠側支点4bが位置する。ここで、メインアーム3が前記平面PLとなす角をθ1、サブアーム4が前記平面PLとなす角はθ2である。障子側支点3a,4aを中心として平面PLから反時計回りの夫々のアーム3,4のなす角を正角とすると、角θ1,θ2を正角とする。障子側支点3a,4aが障子重心をとおる平面PLよりも外部側にあっても差支えはないが、枠側支点3b,4bは室内側になければならない。上述において、角度θ1,θ2は何れも小さくθ2<θ1である。
【0040】
本例では障子2の重心CGはメインアーム障子側支点3a、サブアーム障子側支点4aよりも下方にある。このため、障子2が開いた状態におけるサブアーム4とサブアーム障子側支点4aをとおる垂線のなす角α2を小さくとれる。
【0041】
ここで、障子2が閉まった状態において障子2を開こうとする力についてみると、平面PL上に障子両支点3a,4aがある条件では障子2の重量Wは支点3a,4aには夫々W/2が加わる。そこで、支点3aに加わる荷重W/2をメインアーム3に沿う力とメインアーム3に直交する力に分解すると、メインアーム3に直交するする力はW/2・sinθ1となる。メインアーム3の長さ(支点3a,3b間の距離のこと)をL1とすると、障子2の荷重によりメインアーム3を枠側支点3bを中心にして外部側へ回転しようとするモーメントM1=L1・W/2・sinθ1となる。また、支点4aに加わる荷重W/2をサブアーム4に沿う力とサブアーム4に直交する力に分解すると、サブアーム4に直交する力はW/2・sinθ2となる。サブアーム4の長さ(支点4a,4b間の距離のこと)をL2とすると、障子2の荷重によりサブアーム4を枠側支点4bを中心にして外部側へ回転しようとするモーメントM2=L2・W/2・sinθ2となる。
【0042】
実施例としてメインアーム3の長さは5cm、サブアーム4の長さは48cm、θ1=17.5度、θ2=1度である。
【0043】
実施例では
M1=5・0.3・W/2=1.5・W/2
M2=48・0.026・W/2=1.248・W/2
M1/M2=1.2
となる。即ち、実施例では障子2が閉められた状態においてメインアーム3、サブアーム4を外方へ回動しようとするモーメントは大略等しい。
【0044】
障子2が開くと、メインアーム3、サブアーム4は枠側支点3b,4bを中心にして反時計回りに回動して夫々ストッパ18a,32bに当接して停止し、図5、図10(図10ではストッパは図略)の位置となる。この無風状態では換気が行われる。
【0045】
障子2が開いてストッパ18a,32bにメインアーム3、サブアーム4が当接した状態での力の均衡は次のとおりである。メインアーム障子側支点3aとサブアーム障子側支点4aとの水平距離をA、障子重心CGとメインアーム障子側支点3aとの水平距離をBとすると、サブアーム4の框側支点4aに加わる垂直荷重をP2として、P2−P1=W P2・A=BWであるから、P2=(B/A)・Wとなる。また、メインアーム障子側支点3aには障子2の重量に基づいて上向きの力が加わる。上向きの垂直荷重P1=W・(B−A)/Aである。そこで、この荷重P1のメインアーム3に直交する成分はメインアーム框側支点3aを頂点とするメインアーム3と垂線のなす角をα1とすると、P1・sinα1=(W・(B−A)/A)・sinα1
そこで、障子2の上側はメインアーム枠側支点3bを中心としてM3=(W・(B−A)/A)・sinα1・L1なるモーメントが働き障子2の上側を閉めようとする力が生じている。
【0046】
ここでサブアーム框側支点4aには障子2の重量に基づいて生ずる荷重は下向きであるのでサブアーム4には反時計回りのモーメントM4が生じ障子2が開く方向に働く。
【0047】
障子2を開こうとするモーメントM4は力P2の方向とサブアーム4のなす角をα2とすると、M4=P2・sinα2・L2ここで、L2はサブアーム4の支点4a,4b間の距離である。そして、M3<M4となるように設定されており、且つこれらの差を小さなものとしてある。それ故、無風時は、障子2が開いた状態で障子2が閉まる方向へ移動しないようになっている。
【0048】
上述のような点を勘案してメインアーム3、サブアーム4の長さ、支点3a,3b,4a,4b位置を設定する。
【0049】
このような設定により、無風時に障子2は閉めた位置から自然に緩やかに開く。そして、例えば、障子2の外部側から障子2面に交叉方向から風が吹き付けると風圧によって障子2は閉まる。その閉まり方は、図10においてメインアーム3が枠側支点3bを中心にして時計回りに回動し、サブアーム4は枠側支点4bを中心に時計回りに回動するものである。そこで、強い風であると障子2は閉ってしまう。然し乍ら微風の際は障子2は少し開いた状態であって外気は室内側へ吹き込む。この微風によっても障子2が閉まるのは、支点4aが障子重心CGよりも上にあって前記角α2が小さく、且つ、障子2の全面に加わる風力が室内側へ向う力となるためである。なお、且つメインアーム3が室内側へ向って回動しようとする釣合状態であるためである。
【0050】
なお、障子2は開閉装置を付さないでも、窓の風力等で自然に開閉換気するものであるが、自然換気動作を邪げない開閉装置を付し、或いは暴風雨に備えて締り装置を備えてもよい。
【0051】
(建物に備えた場合の自然風力換気窓)
図11から図13に自然風力換気窓について動作を説明する。図において建物35の外壁の上部には上述した本発明の自然風力換気窓Xが設けてある(障子2のみ示す)。ここでX1は風上側、X2は風下側に配置した窓Xである。この窓Xは通常建物の上部に設ける。この窓Xは対向する壁面に夫々設けるが建物35の全周に設けても良い。符号37は建物35の床面に置かれた発熱体37である。ここで発熱体37とはOA機器、ストーブ、エアコンの室内側熱交換器等の例がある。また、建物35の下部には吸気を行うように、例えば外壁にルーバ(図示されない)等が設けてある。この吸気は「吸気」の文字と黒角点の連鎖で示す。
【0052】
図11は無風状態で発熱体37が動作しているときを示す。窓X1,X2共障子2は無風状態では一定量開いている。この障子2の開放は障子2の重量と窓Xの構成によっている。発熱体37で加熱された空気は図示黒丸の点の連鎖で表したように上昇し天井に沿って窓X1,X2に向い排気される。同時に吸気が行われる。
【0053】
図12は一定風速以下の風38が一方の窓X1に吹きつける場合を示す。この場合に風上側は障子2に対して正圧を加えることになる。しかし、風力が小さいため、障子2は閉じないか閉じても全閉はしない。そこで黒角の点線で示すように風上側から窓を通じて室内へ外気が入る。このため、発熱体37から上昇してくる暖気と室内へ進入した外気は混合し風下側の窓X2から排出される。
【0054】
図13に示すように風上側から一定風速以上の風39が吹くと風上側の窓X1は障子2が閉まり、外気は室内に進入しない。一方、風下側の窓X2外は負圧となるので障子2は開いたままである。従って、発熱体37からの内部発熱等は風下側の窓を通じて排気される。
【0055】
上述の無風、一定風速以下の風、一定風速以上の風の換気量をみると、無風時は風上、風下の窓から排気される。即ち、排気する窓は2個所である。即ち、無風以外の場合に比して排気開口面積は2倍である。一定風速以下の風の場合は、風上側の障子2は全開から開度を小さくした開度で開き外気がわずかしか室内へ入らない。そして一定風速以下の場合の風下側の窓は全開しているが風下の負圧が小さいので1つの窓としての排気量はそう大きくはならない。一定風速以上の風の場合は、風上側の障子2は閉じている。そして、内部発熱体37の内部発熱等は風下側に生ずる負圧が大きくなるので無風時の1つの窓から排気する空気の量よりも大きな量の内気が風下側から排気される。
【0056】
上述の観点から見ると分かるように無風時、一定風速以下の風の吹くとき、一定風速以上の風の吹くときに換気量を均等化の方向へ障子の開閉、開度が変更されることが分かる。従って中間期(4〜6月、9〜11月)等に、利用することで空調負荷の低減が図れる。
【0057】
また、室内に吹き込もうとする一定風速以上の風においては障子が風力のみで自動的に閉まり、室内に吹き込もうとする風が一定風速以下になると動力を用いることなく、又、手動操作をすることなく自動的に障子が開くので、これまで、まれに吹き込む風のために断念していた、窓を開けての換気が可能となる。但し、強風時には風力の消長が大きいので開閉装置、締り装置で障子を閉めておく必要がある。
【0058】
上述では自然風力換気窓Xは建物の外部に面して取り付けられた窓枠とした構成であるが建物に代えて部屋でもよい。即ち、部屋の外に廊下又は他の部屋がある場合において、廊下又は他の部屋が外部側に面する通常の窓を有して、この窓開放時において、風は吹き込むので建物の外部側に面しない部屋の風上となる窓に設ける場合も有効である、また、風下側の窓であって廊下又は他の部屋に面している場合も自然風力換気窓を設けてもよい。
【0059】
本発明の上記作用効果に対して従来の外辷り出し窓では図14に示すように開閉装置(自動、手動)によって障子2′は一定開度に保たれる。また、障子2′は上端が竪枠に沿って上下する構成であるため外部から見込方向内部側へ向って加えられる外力(風上側の一定風速以上の風等)によっても機構上閉まるおそれが小さく、また、この特性を生かした窓とされていた。そこで一定風速以上の風39が吹くと、風上側の窓は障子2′が開いたままであるため、室内へ吹き込み、室内の気圧を高め風下側の窓から排気して室内を著しく換気してしまう。このとき、吹き込んだ風で室内環境を乱す。そして室内にても風が舞う状態となったりして机の上の書類等が飛ぶ。そこで、屋内での作業や、生活に煩わしさが発生し、支障をきたす場合がある。そのため、やむを得ず少なくとも風上側の障子2′を閉めてしまう。または同障子2′を閉めてしまう必要がある。従って、発熱体37からの内部発熱等に対して空調装置を作動する必要が出てくる。
【0060】
(実施の形態2)
実施の形態2は障子の框の上下何れか又は、両方に錘を設けたものである。この錘は実施の形態1の図面に併せて図示してある。また、障子2の内外部側何れか又は両側に設けられる。
【0061】
図9、図10に示すように錘41,42,43,44を総て設けた例を示すが、これらは通常は選択的に採用されるものである。
【0062】
錘41は下框23又は竪框21の下部の外部側に取り付けたものである。この実施例では図4、図5に示すように錘41は下框23又は竪框21の外面材に貼り付けられる板状である。錘42は下框23又は竪框21の下部の内部側に取り付けたものである。図9に示す錘43は上框22又は竪框21の上部の外部側に取り付けたものである。錘44は上框22又は竪框21の上部の内部側に取り付けたものである。各錘41〜44は障子2の左右のメインアーム3夫々、サブアーム4夫々に均等に荷重を加えるように設ける。例えば各錘は障子左右の対称位置に等しい重さのものを取り付ける。
【0063】
ここで、障子2の下部外側に設けた錘41によれば図10において重心CGは錘41のない場合に比較して障子2の下方且つ外部側へ変更される。そこで重心CGと支点3aの水平距離Bが増加するが障子2が開いてストッパにより止められた状態における支点3a,4a間の水平距離Aは変化しないので支点3aに加わる上向きの力P1=W・(B−A)/Aは増加する。一方、支点4aと重心CG間の水平距離B−Aも増加するので支点4aに加わる下向きの力P2も増加する。
【0064】
今錘41を設けたことによる重心CGと支点3aの水平距離Bの増加割合をK(1以上)とし、支点3aに生ずる重心変更後の上向きの力P1′を変更前の上向きの力P1と比較すると、
また、支点4aに生ずる重心変更後の下向きの力P′、変更前の下向きの力P2を比較すると、
A・P2=W・B
A・P2′=W・KB
P2′/P2=K
従って、メインアーム3の先端を持ち上げようとする力P1の増加割合はサブアーム4の先端を押し下げようとする力P2の増加割合より大きくなる。
【0065】
そして、錘41によって静的な力関係が上述のように変化するが一方慣性負荷の態様も変化する。
【0066】
他の錘42,43,44によっても障子2の重心位置は変動する。従ってメインアーム3、サブアーム4に加わる力が変化し、障子2の挙動に変化を与えることができる。
【0067】
以上の点から外部からの風力による障子2が閉まる挙動が錘の付加によって変更されることが分かる。錘なしにより障子2が適当な開閉を行うことが望ましいことはいうまでもないが、実際障子2の開閉動作が期待したようにならない場合においては、所望の動作を行うようにする手段として錘の付加は有効である。
【0069】
本発明の自然風力換気窓の実施例によれば、建物の風上側に設置されている窓では無風状態で、障子は一定量開きその状態を保つ。一定風速以上の、建物内部へ吹き込もうとする風で、障子が閉まり建物内部へ風が吹き込むことをおさえる。この時、障子が閉まる力は風の力のみを利用し、外部からの動力には頼らない。自然の力のみを利用(障子のバランスと風の力)。風が一定風速以下となると、障子は開き、無風状態で、再び一定量まで開きその状態を保つ。そして建物の風下側に設定されている窓では障子は常に全開状態である。
【0070】
本発明によれば錘を付さない構成も可能であり、慣性負荷が小さいので動作が軽快で、静かである。
【0071】
また、錘を障子に付すことによって障子開閉動作の特性を変更できる。この錘の付加は障子に組み込むのでなく外部取り付けであるので窓の組立完成後も錘の付加ができる。
【0072】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、障子を閉めた状態で、障子上部をメインアームで支持し、障子中間部をサブアームで支持し、障子へのメインアーム、サブアームの枢着位置を窓枠へのメインアーム、サブアームの枢着位置よりも外部側としたことにより、無風時における緩やかな開窓が可能となる。また、開窓時における、外部側から障子に向って吹く微風によって少し閉まって部分開を保たれる。より強い風で障子は閉まるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図14を除き本発明の実施の形態を示し、
【図1】窓の外部側より見る正面図である。
【図2】竪枠の水平断面図である。
【図3】竪枠の水平断面図である。
【図4】窓の見込方向の縦断面図である(障子閉状態)。
【図5】窓の見込方向の縦断面図である(障子開状態)。
【図6】メインアーム枠側取付具の壁面に平行な平面で切った縦断面図である。
【図7】サブアーム框側取付具の壁面に平行な平面で切った縦断面図である。
【図8】サブアーム枠側取付具の壁面に平行な平面で切った縦断面図である。
【図9】窓の見込方向の断面を模式的に示す縦断面図である。
【図10】窓の見込方向の断面を模式的に示す縦断面図である。
【図11】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図12】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図13】建物に本発明の窓を採用した場合を模式的に示す縦断面図である。
【図14】従来例の辷り出し窓を備えた建物の縦断面図である。
【図15】上枠の縦断面図である。
【図16】下枠の縦断面図である。
【符号の説明】
S…空間
PL…平面
Q1…メインアーム角度(閉時)
Q2…サブアーム角度(閉時)
W…障子の重量
X…自然風力換気窓(X1…風上側 X2…風下側)
1…窓枠
2…障子
3…メインアーム 3a…メインアーム障子側支点 3b…メインアーム枠側支点
4…サブーム 4a…サブアーム障子側支点 4b…サブアーム枠側支点
5…ガラス
6…パッキン
7…パッキン
8…ガラス台
9…グレージングビード
10…方立
11…竪枠 11a…内周材 11b…外面材 11c…内面材 11d…戸当り材 11e…戸当り材 11f…突条 11g…条溝
12…上枠 12a…条溝
13…下枠 13a…条溝 13b…突条
14…メインアーム障子側取付具 14a…座部
15…タッピンねじ
16…小ねじ
17…ピン 17a…つば 17b…大径軸部
18…メインアーム枠側取付具 18a…ストッパ 18b…ストッパの位置
19…小ねじ 19a…当板
20…当板
21…竪框 21a…内面材 21b…外面材 21c…条溝 21d…外周材 21e…中空部
22…上框 22a…内面材 22b…外面材 22c…条溝
23…下框 23a…内面材
24…ガラス縁
25…特殊ボルト
26…つば付ピン
27…ばね座金
28…サブアーム障子側取付具 28a…座部
29…小ねじ 29a…当板
30…当板
31…ピン
32…サブアーム枠側取付具(下部) 32a…座部 32b…ストッパ 32c…ストッパの位置
33…小ねじ 33a…裏板
34…ピン 34a…つば 34b…大径軸部 34c…小径軸部
37…発熱体
38…一定風速以下の風
39…一定風速以上の風
Claims (6)
- 部屋又は建屋の外部に面して取り付けられる窓枠と、窓枠に納まり窓を閉めた状態と窓枠から外部へ向って辷り出して開く障子を有する自然風力換気窓であって、
窓枠の両側の堅枠と、障子の竪框間に夫々設けられ竪框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において堅枠に枢着された短い長さのメインアームと、竪框中間部に一端が枢着され他端が竪枠下部に枢着されメインアームよりも長い長さのサブアームとを有し、
障子を閉めた状態において、各アームは夫々ほぼ垂直方向を向いて、各アームの竪框への枢着位置が各アームの竪枠への枢着位置の上方に位置し、且つ、各アームの竪枠への枢着位置が障子の重心よりも室内側にあって、無風時には障子の重量によって緩やかに開窓し、開窓時には外部側から障子に向って吹く風によって閉窓することを特徴とする自然風力換気窓。 - 障子の開度を制限する開度制限手段を有することを特徴とする請求項1に記載の自然風力換気窓。
- 前記開度調整手段が外方へ回動した際にメインアーム又は、及びサブアームが当接するストッパーであって、竪枠又は竪框に設けたストッパーであることを特徴とする請求項2に記載の自然風力換気窓。
- 障子に障子の開閉力を調節する錘を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の自然風力換気窓。
- 障子の下框の外部寄りに障子の開閉力を調節する錘を設けたことを特徴とする請求項4に記載の自然風力換気窓。
- サブアームを竪框へ枢着した位置が障子の重心よりも上方にあることを特徴とする請求項1から5の何れか1つに記載の自然風力換気窓。
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