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JP3773591B2 - Single fiber optic cord - Google Patents

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JP3773591B2
JP3773591B2 JP16002196A JP16002196A JP3773591B2 JP 3773591 B2 JP3773591 B2 JP 3773591B2 JP 16002196 A JP16002196 A JP 16002196A JP 16002196 A JP16002196 A JP 16002196A JP 3773591 B2 JP3773591 B2 JP 3773591B2
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
cord
core
tensile
fiber
Prior art date
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JP16002196A
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史紀 中嶋
伸尚 石井
佐藤  誠
正男 立蔵
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外径が1mm以下の単心光ファイバコードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバコードには、引張特性、曲げ剛性、耐摩耗性などの機械的特性、側圧特性、温度特性、曲げ特性などの伝送特性、並びに難燃性など、種々の特性が要求される。これらの種々の特性を満足するため、局内および構内で使用される従来の単心光ファイバコードは次のような構造となっている。
【0003】
すなわち従来の単心光ファイバコードは、外径0.9mmのナイロン被覆光ファイバ心線を中心に配置し、その外周に引張弾性率110〜150GPaの抗張力繊維を縦添えで集合した抗張力繊維層を設け、さらにその外周にPVC(ポリ塩化ビニル)シースを設けた構造である。抗張力繊維としてはアラミド繊維(商品名ケブラー、トワロン等)が使用されている。この構造でコードの外径(シース外径)は2mmが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年の光通信事業の拡大にともない、光ファイバケーブル網の整備が進んでおり、これに伴い、ケーブルの高密度多心化が図られている。単心光ファイバコードは局内成端および局内光ファイバケーブルの接続を行う、いわゆる光配線モジュールに多数使用されているが、ケーブルの高密度多心化に伴い、単心光ファイバコードもそれに対応する必要に迫られている。
【0005】
しかし、光配線モジュール内の光ファイバコードの収納スペースを考慮した場合、配線数が従来の4〜6倍になることを想定すると、外径2mmの単心光ファイバコードでは対応が不可能となる。将来的な対応を考慮した場合、単心光ファイバコードの外径はどうしても1mm以下にする必要がある。従来の外径2mmのコードをただ単に細径化しようとすると、外径0.9mmのナイロン被覆光ファイバ心線の使用が不可能となり、かつ抗張力繊維量が減少して機械的特性が低下するなど問題が生じる。また細径化すること自体によって単心光ファイバコードの曲げ剛性が低下するという問題も生じる。
【0006】
本発明の目的は、外径1mm以下で、使用上十分な引張特性、曲げ剛性および伝送特性をバランスよく有した単心光ファイバコードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、樹脂被覆を有する外径0.35〜0.55 mm 光ファイバ心線を中心に配置し、その外周に抗張力繊維層を設け、さらにその外周に熱可塑性樹脂シースを設けて、外径を1mm以下とした単心光ファイバコードにおいて、前記熱可塑性樹脂シースの厚さが0.15mm以上で、100%モジュラスが15MPa以上であり、光ファイバ心線の外周面と熱可塑性樹脂シースの内周面との間における抗張力繊維層の断面積占有率が50〜80%であることを特徴とするものである。
【0008】
100%モジュラスは、100%伸び時の引張強さを示すもので、引張弾性率と同様の特性を示す指標である。これが大きいほど弾性率が大きいことを意味する。
【0009】
単心光ファイバコードは、端末にコネクターが取り付けられ、これを人の手によって光配線モジュールに接続する。このため接続作業時には単心光ファイバコードに引張力がかかる。また配線の仕方によっては単心光ファイバコードが引っ張られたままの状態となることもあり得る。
単心光ファイバコードのコネクター取付け部付近はゴム材質の補強チューブで保護されているが、単心光ファイバコードは剛性が低いために、例えばコネクターに対し垂直方向に引っ張られた場合には、補強チューブの端末部付近で極端な曲げを受けることになる。この曲げのために伝送ロスが生じる。また場合によっては光ファイバの破断が生じることもあり得る。外径が1mm以下の単心光ファイバコードでは曲げ剛性が低いため特にこのような問題が顕著にあらわれる。
【0010】
外径が1mm以下の単心光ファイバコードでは、熱可塑性樹脂シースの厚さが0.15mmより薄いと、PVCやポリエチレン等の一般的な被覆材を用いても上記の問題は解決しない。熱可塑性樹脂シースの厚さは0.15mm以上必要である。
また熱可塑性樹脂シースの厚さが0.15mm以上であっても、シース用熱可塑性樹脂の100%モジュラスが15MPaより小さいとやはり上記の問題は解決しない。シース用熱可塑性樹脂は100%モジュラスが15MPa以上であることが必要である。シースに15MPaより小さい樹脂を使用して、単心光ファイバコードの曲げ剛性を上げようとすると、シースの厚さを厚くせざるを得ず、コード外径を1mm以下におさえることができない。従来の単心光ファイバコードは熱可塑性樹脂シースの100%モジュラスが15MPaより小さかった。
【0011】
熱可塑性樹脂シースの材料は、難燃性があり、上記特性を満たすものであればよい。そのような材料としては、PVC、難燃性ポリエチレンなどがあるが、安価で汎用的であるという点ではPVCを使用することが好ましい。
【0012】
本発明に用いる光ファイバ心線は、最外層にヤング率の大きい樹脂の被覆を有するものであれば特に制限はない。例えばUV樹脂(紫外線硬化性樹脂)被覆心線、ナイロン被覆心線などを使用することができる。また光ファイバ心線の構造についても、プライマリ材/セカンダリ材ともにUV樹脂を用いた2層タイプや、一般的に用いられている250μm径光ファイバ心線にオーバーコートをかけて所要の外径とした3層タイプが使用可能である。3層タイプのオーバーコート材としてはナイロンやUV樹脂が使用可能である。
【0013】
光ファイバ心線の外径は0.35〜0.55mmであり、好ましくは0.4〜0.5mmである。0.35mmより小さいと側圧特性が確保できない。また0.55mmより大きいとコード断面積に占める心線の割合が大きくなりすぎ、必要とする抗張力繊維量の確保が難しくなるとか、シースが薄くなりすぎてシース切れが起こりやすくなる等の問題が生じる。
【0014】
単心光ファイバコードには前述のように接続作業の際などに引張力がかかる。単心光ファイバコードに要求される引張特性の目安としては、光ファイバ歪みが0.5%の伸びに対してコードの抗張力が69N以上であれば、従来と同等で問題はない。
【0015】
従来の外径2mmの単心光ファイバコードは、引張特性を確保するため、アラミド繊維が使用されていた。本発明における単心光ファイバコードにおいても、引張特性が確保できればアラミド繊維の使用は可能である。また本発明においては抗張力繊維として、PBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維を使用することが好ましい。PBO繊維は引張弾性率が約250GPaと、アラミド繊維の2倍以上の弾性率を有しており、このPBO繊維を用いることによって、抗張力繊維量を大幅に低減させることができ、設計の自由度が広がる利点がある。
【0016】
必要とする抗張力繊維量は、繊維の弾性率と伸び歪みの関係から求めることができる。計算上ではアラミド繊維(商品名ケブラー49)であれば約1650デニール(弾性率11100kg/mm2 )以上、PBO繊維であれば約780デニール(弾性率25300kg/mm2 )以上あればよい。
しかし実際には単心光ファイバコードの引張特性は、抗張力繊維の抗張力だけでなく、光ファイバ心線の外周面と熱可塑性樹脂シースの内周面との間における抗張力繊維の断面積占有率も大きく関与していることが実験の結果からわかった。
【0017】
計算上で求まる抗張力繊維量であっても、抗張力繊維の断面積占有率が小さければ、光ファイバ心線とシースの間で抗張力繊維にいわゆる遊びができてしまい、引っ張られたときの初期伸び時には抗張力繊維の抗張力が全く関与せずに、光ファイバそのものに張力がかかってしまうという問題が生じる。逆に抗張力繊維の断面積占有率が大きすぎると、コードに取り付けたコネクターを相手方と接続するときに、コネクタ内の光ファイバ心線が軸線方向に押されて余長を生じ、この余長がコード内に収納されないため光ファイバ心線が曲がって座屈をおこすおそれがある。
【0018】
このようなことから本発明の単心光ファイバコードにおいては、光ファイバ心線の外周面と熱可塑性樹脂シースの内周面との間における抗張力繊維の断面積占有率を50〜80%にすることが好ましい。抗張力繊維の断面積占有率を50%以上にしておけば、コード内に含まれる抗張力繊維の余長が少なく、コードに引張力が加わった初期の状態で、抗張力繊維の機能が発揮され、光ファイバ心線に加わる力が小さくてすむので、光ファイバの歪み量を小さく抑えることができる。また抗張力繊維の断面積占有率を80%以下にしておけば、コードにコネクターを取り付けてコネクターを相互に接続するときに、光ファイバ心線が軸線方向に押されても座屈をおこすおそれが少なくなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、光ファイバ心線1を中心に配置し、その外周に抗張力繊維層2を設け、さらにその外周に熱可塑性樹脂シース3を設けた単心光ファイバコードを示す。このような単心光ファイバコードで、表1(実施例1〜6)、表2(実施例7〜12)および表3(比較例1〜6)に示す種々の構成の単心光ファイバコードを製造し、各種特性を測定し、評価した。
なお表1〜表3において、UVはUV樹脂を、Nyはナイロンを表す。
【0020】
【表1】

Figure 0003773591
【0021】
【表2】
Figure 0003773591
【0022】
【表3】
Figure 0003773591
【0023】
各種特性の評価方法は次のとおりである。
「心線押し込み性」
単心光ファイバコードのシースを3cmほど取り除いて光ファイバ心線を露出させ、コード部分を把持した状態で、露出した光ファイバ心線を1kgfの定荷重でコード軸線方向に押し込んだとき、光ファイバ心線が2mm以上コード内に押し込まれるものを合格(○)、2mm以下のものを不合格(×)とした。
【0024】
「コード偏平率」
単心光ファイバコードの形状特性はコードの偏平率を測定して評価した。コードの偏平率は{(最大外径−最小外径)/最小外径}×100(%)で計算し、この値が20%以下のものを合格(○)、それより大きいものを不合格(×)とした。
【0025】
「引張特性」
単心光ファイバコードの引張特性は光ファイバの歪み(%)を測定して評価した。引張特性の試験条件は標線間10m、引張速度50mm/分で、周波数変調器を使用し、光ファイバに引張歪みが加わったときの位相変化から、光ファイバの歪み量を測定した。測定系を図2に示す。11は周波数シンセサイザ、12は電気/光変換器、13は被測定光ファイバコード、14は光/電気変換器、15はベクトルボルトメーター、16はレコーダー、17は被測定単心光ファイバコード13に張力をかけるテンシロンである。引張特性は光ファイバの伸び歪み0.5%時の張力が69N以上のものを合格(○)、98N以上のものを(◎)、69Nより小さいものを不合格(×)とした。
【0026】
「曲げ特性」
図3に示すように単心光ファイバコードの一端側を固定し、他端を自由端として片持ちばり状とし、そのコードの固定部材端面から200mmの位置に5gの荷重をかけ、コード固定位置から50mm下で、固定部材端面からコードまでの距離Xを測定する。この距離Xが20mm以上のものを合格(○)、30mm以上のものを(◎)、20mmより小さいものを不合格(×)とした。
【0027】
「側圧特性」
伝送特性のうち側圧特性については単心光ファイバコード10cmに490Nの荷重を加え、測定波長1.55μmでの伝送損失増加が0.1dB以下のものを合格(○)、それより大きいものを不合格(×)とした。
【0028】
「温度特性」
耐環境特性としての温度特性は、光ファイバコードの束を恒温槽に入れ、−10℃〜+40℃のヒートサイクルを3サイクルかけ、測定波長1.55μmでの伝送損失増加が0.1dB/km以下のものを合格(○)、それより大きいものを不合格(×)とした。
【0029】
表1ないし表3の結果から次のことが分かる。本発明の実施例1〜12は各特性を満足するものとなる。これに対し比較例1は光ファイバ心線の外径が0.35mmより小さいものを使用した例であるが、この場合は伝送特性のうち側圧特性がわるくなる。また抗張力繊維の断面積占有率が50%より小さいため、コード内での抗張力繊維の余長が大きくなり、光ファイバの伸び歪みが大きくなって、引張特性を満足しなくなる。またコードの偏平率も大きくなる。
【0030】
比較例2は熱可塑性樹脂シースに、100%モジュラスが15MPaより小さいPVCを使用した例であるが、この場合はPVCシース厚が0.15mm以上でも曲げ特性がわるいものとなる。
比較例3はPVCシース厚を厚くして、コードの偏平を抑え、抗張力繊維の断面積占有率を50%以上にしたものであるが、抗張力繊維の断面積占有率が80%を超え、大きすぎるため、光ファイバ心線のコード内への押し込み量が小さく、コネクター取付けに支障を生じる。
【0031】
比較例4はPVCシース厚を0.15mmより小さくした例であるが、この場合は、コードとしての曲げ剛性が弱くなり、コネクター取付け部での曲げ半径が小さくなりすぎる結果となる。
比較例5は抗張力繊維にPBO繊維を使用し、シース厚を厚くすることで曲げ特性を良くし、コード偏平を無くしたものの例であるが、この場合は、抗張力繊維の断面積占有率が50%より小さいため、光ファイバの伸び歪みが大きくなってしまい、引張特性が満足できなくなってしまう。
比較例6も100%モジュラスが15MPaより小さいPVCシースを使用した例であるが、この場合はシース厚が0.15mmでも曲げに対して弱く、コードの偏平率も大きいものとなってしまう。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、心線押し込み性、コード偏平率、引張剥製が使用上問題のない水準にあり、しかも曲げ特性、側圧特性、温度特性といった伝送特性が単心光ファイバコードに要求される値を満足する、外径1mm以下の単心光ファイバコードを得ることができる。したがってこの単心光ファイバコードを使用すれば光ケーブルの多心化に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の単心光ファイバコードの一実施形態を示す断面図。
【図2】 単心光ファイバコードの引張特性の試験方法を示す説明図。
【図3】 単心光ファイバコードの曲げ特性を評価する方法の説明図。
【符号の説明】
1:樹脂被覆を有する光ファイバ心線
2:抗張力繊維層
3:熱可塑性樹脂シース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 1 mm or less.
[0002]
[Prior art]
Optical fiber cords are required to have various characteristics such as mechanical characteristics such as tensile characteristics, bending rigidity, wear resistance, transmission characteristics such as side pressure characteristics, temperature characteristics, bending characteristics, and flame retardancy. In order to satisfy these various characteristics, the conventional single-core optical fiber cord used in the office and on the premises has the following structure.
[0003]
In other words, a conventional single-core optical fiber cord is arranged around a nylon-coated optical fiber core having an outer diameter of 0.9 mm, and a tensile fiber layer in which tensile fibers having a tensile elastic modulus of 110 to 150 GPa are gathered together on the outer periphery. And a PVC (polyvinyl chloride) sheath is provided on the outer periphery. Aramid fibers (trade names such as Kevlar and Twaron) are used as the tensile strength fibers. In this structure, the outer diameter of the cord (sheath outer diameter) is generally 2 mm.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
With the recent expansion of the optical communication business, the development of optical fiber cable networks is progressing, and accordingly, high-density and multi-core cables are being developed. Single-core optical fiber cords are used in many so-called optical wiring modules that connect intra-station terminations and intra-station optical fiber cables, but with the increase in the number of cables, the single-core optical fiber cords also support them. Needed.
[0005]
However, considering the storage space for the optical fiber cord in the optical wiring module, assuming that the number of wires is 4 to 6 times that of the conventional one, a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 2 mm cannot be used. . When considering future correspondence, the outer diameter of the single-core optical fiber cord must be 1 mm or less. If the conventional cord with an outer diameter of 2 mm is simply reduced, the nylon coated optical fiber core with an outer diameter of 0.9 mm cannot be used, and the amount of tensile fiber is reduced and the mechanical properties are lowered. Problems arise. Further, there is a problem that the bending rigidity of the single-core optical fiber cord is lowered by reducing the diameter itself.
[0006]
An object of the present invention is to provide a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 1 mm or less and having a sufficient balance of tensile characteristics, bending rigidity and transmission characteristics in use.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention is arranged around an optical fiber core having an outer diameter of 0.35 to 0.55 mm having a resin coating, a tensile fiber layer is provided on the outer periphery, and a thermoplastic is provided on the outer periphery. In a single-core optical fiber cord provided with a resin sheath and having an outer diameter of 1 mm or less, the thermoplastic resin sheath has a thickness of 0.15 mm or more, a 100% modulus of 15 MPa or more, and an outer periphery of the optical fiber core wire. The cross-sectional area occupation rate of the tensile strength fiber layer between the surface and the inner peripheral surface of the thermoplastic resin sheath is 50 to 80% .
[0008]
The 100% modulus indicates the tensile strength at 100% elongation and is an index indicating the same characteristics as the tensile elastic modulus. This means that the greater the modulus, the greater the elastic modulus.
[0009]
A single-fiber optical fiber cord has a connector attached to a terminal, and this is connected to the optical wiring module by a human hand. For this reason, a tensile force is applied to the single-core optical fiber cord during connection work. Further, depending on the way of wiring, the single-core optical fiber cord may be kept pulled.
The vicinity of the connector attachment part of the single-core optical fiber cord is protected by a rubber-made reinforcing tube. However, since the single-core optical fiber cord has low rigidity, it is reinforced when it is pulled in a direction perpendicular to the connector, for example. It will be subject to extreme bending near the end of the tube. This bending causes a transmission loss. In some cases, the optical fiber may break. Such a problem is particularly noticeable in a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 1 mm or less because of low bending rigidity.
[0010]
In a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 1 mm or less, if the thermoplastic resin sheath is thinner than 0.15 mm, the above problem cannot be solved even if a general covering material such as PVC or polyethylene is used. The thickness of the thermoplastic resin sheath needs to be 0.15 mm or more.
Even if the thickness of the thermoplastic resin sheath is 0.15 mm or more, the above problem cannot be solved if the 100% modulus of the thermoplastic resin for sheath is smaller than 15 MPa. The thermoplastic resin for the sheath needs to have a 100% modulus of 15 MPa or more. If a resin smaller than 15 MPa is used for the sheath to increase the bending rigidity of the single-core optical fiber cord, the thickness of the sheath must be increased, and the outer diameter of the cord cannot be suppressed to 1 mm or less. In the conventional single-core optical fiber cord, the 100% modulus of the thermoplastic resin sheath is smaller than 15 MPa.
[0011]
The material of the thermoplastic resin sheath is not particularly limited as long as it has flame retardancy and satisfies the above characteristics. Such materials include PVC, flame retardant polyethylene, and the like, but it is preferable to use PVC in terms of being inexpensive and versatile.
[0012]
The optical fiber core used in the present invention is not particularly limited as long as it has a resin coating with a large Young's modulus on the outermost layer. For example, a UV resin (ultraviolet curable resin) -coated core wire, a nylon-coated core wire, or the like can be used. As for the structure of the optical fiber core, the primary material / secondary material is a two-layer type using UV resin, or a commonly used 250 μm diameter optical fiber core is overcoated to have a required outer diameter. The three-layer type can be used. Nylon or UV resin can be used as the three-layer type overcoat material.
[0013]
The outer diameter of the optical fiber core wire is 0.35 to 0.55 mm, preferably 0.4 to 0.5 mm. If it is smaller than 0.35 mm, the lateral pressure characteristics cannot be secured. On the other hand, if the diameter is larger than 0.55 mm, the ratio of the core wire to the cord cross-sectional area becomes too large, and it becomes difficult to secure the required amount of tensile fiber, or the sheath becomes too thin and the sheath is likely to break. Arise.
[0014]
As described above, a tensile force is applied to the single-core optical fiber cord during connection work. As a standard of the tensile properties required for the single-core optical fiber cord, if the tensile strength of the cord is 69 N or more with respect to the elongation of the optical fiber strain of 0.5%, there is no problem as in the conventional case.
[0015]
Conventional single-core optical fiber cords with an outer diameter of 2 mm have used aramid fibers in order to ensure tensile properties. Also in the single-core optical fiber cord in the present invention, an aramid fiber can be used as long as tensile properties can be secured. In the present invention, it is preferable to use PBO (polyparaphenylene benzobisoxazole) fiber as the tensile strength fiber. PBO fiber has a tensile modulus of about 250 GPa, which is more than twice that of aramid fiber. By using this PBO fiber, the amount of tensile strength fiber can be greatly reduced and the degree of freedom in design Has the advantage of spreading.
[0016]
The required tensile strength fiber amount can be obtained from the relationship between the elastic modulus of the fiber and the elongation strain. In calculation, it may be about 1650 denier (elastic modulus 11100 kg / mm 2 ) or more for an aramid fiber (trade name Kevlar 49), and about 780 denier (elastic modulus 25300 kg / mm 2 ) or more for a PBO fiber.
In practice, however, the tensile properties of single fiber optic cords include not only the tensile strength of the tensile fiber, but also the cross-sectional area occupation ratio of the tensile fiber between the outer peripheral surface of the optical fiber core and the inner peripheral surface of the thermoplastic resin sheath. It was found from the experimental results that it was greatly involved.
[0017]
Even if the amount of tensile fiber is calculated, if the cross-sectional area occupancy of the tensile fiber is small, so-called play can be made between the optical fiber and the sheath, and at the initial elongation when it is pulled There is a problem in that the tensile strength of the optical fiber itself is applied without any involvement of the tensile strength of the tensile strength fiber. On the contrary, if the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber is too large, when connecting the connector attached to the cord to the other party, the optical fiber core wire in the connector is pushed in the axial direction to generate a surplus length. Since it is not housed in the cord, the optical fiber core wire may bend and buckle.
[0018]
For this reason, in the single-core optical fiber cord of the present invention, the cross-sectional area occupation ratio of the tensile fiber between the outer peripheral surface of the optical fiber core and the inner peripheral surface of the thermoplastic resin sheath is set to 50 to 80%. It is preferable. If the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber is set to 50% or more, the extra length of the tensile strength fiber contained in the cord is small, and the tensile strength function is exerted in the initial state in which the tensile force is applied to the cord. Since the force applied to the fiber core wire is small, the amount of distortion of the optical fiber can be kept small. Also, if the cross-sectional area occupancy of the tensile fiber is 80% or less, there is a risk of buckling even when the optical fiber core wire is pushed in the axial direction when the connector is attached to the cord and connected to each other. It will not be less.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a single-core optical fiber cord in which an optical fiber core wire 1 is arranged at the center, a tensile fiber layer 2 is provided on the outer periphery thereof, and a thermoplastic resin sheath 3 is provided on the outer periphery thereof. With such single-core optical fiber cords, single-fiber optical cords having various configurations shown in Table 1 (Examples 1 to 6), Table 2 (Examples 7 to 12), and Table 3 (Comparative Examples 1 to 6). Were manufactured, and various characteristics were measured and evaluated.
In Tables 1 to 3, UV represents UV resin and Ny represents nylon.
[0020]
[Table 1]
Figure 0003773591
[0021]
[Table 2]
Figure 0003773591
[0022]
[Table 3]
Figure 0003773591
[0023]
The evaluation methods for various characteristics are as follows.
“Core pushability”
When the sheath of the single-core optical fiber cord is removed by about 3 cm to expose the optical fiber core wire, and the cord portion is held, the exposed optical fiber core wire is pushed in the cord axis direction with a constant load of 1 kgf. A cord whose core wire was pushed into the cord by 2 mm or more was determined to be acceptable (◯), and a cord of 2 mm or less was rejected (x).
[0024]
"Code flatness"
The shape characteristics of single-core optical fiber cords were evaluated by measuring the flatness of the cords. The flatness of the cord is calculated by {(maximum outer diameter−minimum outer diameter) / minimum outer diameter} × 100 (%). If this value is 20% or less, it passes (○), and if it is larger, it rejects. (X).
[0025]
"Tensile properties"
The tensile properties of the single-core optical fiber cord were evaluated by measuring the strain (%) of the optical fiber. The tensile property test conditions were 10 m between marked lines, a tensile speed of 50 mm / min, a frequency modulator was used, and the strain amount of the optical fiber was measured from the phase change when tensile strain was applied to the optical fiber. The measurement system is shown in FIG. 11 is a frequency synthesizer, 12 is an electrical / optical converter, 13 is an optical fiber cord to be measured, 14 is an optical / electrical converter, 15 is a vector voltmeter, 16 is a recorder, 17 is a single-core optical fiber cord 13 to be measured Tensilon that applies tension. Tensile properties were determined to be acceptable (◯) when the tensile strength at an elongation strain of 0.5% of the optical fiber was 69% or higher, (◎) when the tensile strength was 98N or higher, and rejected (X) when the tensile strength was less than 69N.
[0026]
"Bending properties"
As shown in FIG. 3, one end of the single-core optical fiber cord is fixed, the other end is a free end, and is cantilevered. A load of 5 g is applied to a position 200 mm from the end face of the fixing member of the cord, and the cord fixing position The distance X from the end face of the fixed member to the cord is measured 50 mm below. When the distance X was 20 mm or more, it was judged as acceptable (O), when it was 30 mm or more (A), and smaller than 20 mm as unacceptable (X).
[0027]
"Side pressure characteristics"
Of the transmission characteristics, for the lateral pressure characteristics, a load of 490 N is applied to a single-core optical fiber cord 10 cm, and the transmission loss increase at a measurement wavelength of 1.55 μm is 0.1 dB or less, (◯), and the larger one is not acceptable. It was set as a pass (x).
[0028]
"Temperature characteristics"
The temperature characteristic as an environmental resistance characteristic is that a bundle of optical fiber cords is put in a thermostat, a heat cycle of −10 ° C. to + 40 ° C. is applied for 3 cycles, and an increase in transmission loss at a measurement wavelength of 1.55 μm is 0.1 dB / km. The following were evaluated as acceptable (◯), and those larger than that as unacceptable (x).
[0029]
The following can be understood from the results of Tables 1 to 3. Examples 1 to 12 of the present invention satisfy each characteristic. On the other hand, Comparative Example 1 is an example in which the outer diameter of the optical fiber core wire is smaller than 0.35 mm. In this case, the lateral pressure characteristic becomes unclear among the transmission characteristics. Further, since the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber is smaller than 50%, the extra length of the tensile strength fiber in the cord is increased, the elongation strain of the optical fiber is increased, and the tensile characteristics are not satisfied. In addition, the flatness of the cord increases.
[0030]
Comparative Example 2 is an example in which PVC having a 100% modulus of less than 15 MPa is used for the thermoplastic resin sheath, but in this case, even if the PVC sheath thickness is 0.15 mm or more, the bending characteristics are poor.
In Comparative Example 3, the PVC sheath thickness is increased to suppress the flattening of the cord, and the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber is 50% or more. For this reason, the push amount of the optical fiber core wire into the cord is small, which causes a problem in connector installation.
[0031]
Comparative Example 4 is an example in which the PVC sheath thickness is made smaller than 0.15 mm, but in this case, the bending rigidity as the cord becomes weak, and the bending radius at the connector mounting portion becomes too small.
Comparative Example 5 is an example in which PBO fiber is used as the tensile strength fiber, the bending property is improved by increasing the sheath thickness, and the cord flatness is eliminated. In this case, the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber is 50 Therefore, the tensile strain of the optical fiber becomes large and the tensile properties cannot be satisfied.
Comparative Example 6 is also an example in which a PVC sheath having a 100% modulus of less than 15 MPa is used. In this case, even when the sheath thickness is 0.15 mm, it is weak against bending and the flatness of the cord is large.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the core pushability, the cord flatness, and the tensile stripping are at a level where there is no problem in use, and the transmission characteristics such as bending characteristics, lateral pressure characteristics, and temperature characteristics are provided. It is possible to obtain a single-core optical fiber cord having an outer diameter of 1 mm or less that satisfies the value required for. Therefore, if this single-core optical fiber cord is used, there is a remarkable effect in increasing the number of optical cables.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a single-core optical fiber cord according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a test method for tensile properties of a single-core optical fiber cord.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a method for evaluating the bending characteristics of a single-core optical fiber cord.
[Explanation of symbols]
1: Optical fiber core wire having resin coating 2: Tensile fiber layer 3: Thermoplastic resin sheath

Claims (1)

樹脂被覆を有する外径0.35〜0.55 mm 光ファイバ心線を中心に配置し、その外周に抗張力繊維層を設け、さらにその外周に熱可塑性樹脂シースを設けて、外径を1mm以下とした単心光ファイバコードにおいて、前記熱可塑性樹脂シースの厚さが0.15mm以上で、100%モジュラスが15MPa以上であり、光ファイバ心線の外周面と熱可塑性樹脂シースの内周面との間における抗張力繊維層の断面積占有率が50〜80%であることを特徴とする単心光ファイバコード。 An optical fiber core having an outer diameter of 0.35 to 0.55 mm having a resin coating is arranged around the center, a tensile strength fiber layer is provided on the outer periphery thereof, and a thermoplastic resin sheath is provided on the outer periphery, and the outer diameter is 1 mm. In the following single-core optical fiber cord, the thickness of the thermoplastic resin sheath is 0.15 mm or more, the 100% modulus is 15 MPa or more, and the outer peripheral surface of the optical fiber core and the inner peripheral surface of the thermoplastic resin sheath A single-core optical fiber cord, wherein the cross-sectional area occupation ratio of the tensile strength fiber layer is between 50% and 80%.
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