JP3771761B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係り、特に傾斜した熱交換器の下方に配置される露受部を有する空気調和機に好適なものある。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機としては、例えば、特開平11−51414号公報に記載されているように、空気の吸込み口及び吹き出し口を有する前面カバーと、吸込み口と吹き出し口の間の空気通路を構成するファンケーシングを有する本体ケースと、ファンケーシングにより構成された空気通路内に位置する貫流ファンと、この貫流ファンの少なくとも一部が収納されるように配設された逆V字状部を有する室内熱交換器と、この熱交換器の前部側下端部に対応して配置された前部露受け部と、室内熱交換器の後部側下端部に対応して配置された後部露受け部とを備え、後部露受け部は本体ケースと一体に成形され、この後部露受け部の貫流ファン側端部に後部ノーズを形成する部材を係合取り付けてなり、後部側の熱交換器の下面を後部露受け部の底面上に左右方向に延びる支持リブに載置して支持したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の空気調和機は、後部側の熱交換器の下面が左右に延びる支持リブ上に載置されているに過ぎないため、熱交換器の両側部が本体ケースに固定されるとしても、傾斜した後部側の熱交換器と後部露受け部との間の隙間が組立てのばらつきや熱交換器の中央部のたわみ等により均一に保てなくなり、後部側の熱交換器における風速分布が不均一になって熱交換性能の低下及び騒音の増大等を招く虞があった。
【0004】
本発明は、簡単な構成で、露受部と熱交換器との隙間を確実に確保できると共に、熱交換器の中央部分がたわむことを防止できることにより、熱交換器の前面を流下する露をこの隙間を通して露受部内に確実に流下することができると共に、熱交換器の風速分布を均一化することができ、熱交換性能が優れ、騒音の少ない空気調和機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の空気調和機は、前部熱交換器及び上部が前方に傾斜した後部熱交換器を略逆V字形に形成して配置されたクロスフィン形熱交換器と、前記熱交換器の後部熱交換器の下端部を収納し、樹脂成形された露受部と、前記後部熱交換器の下方に配置された貫流ファンとを備え、前記後部熱交換器の前面下部と前記露受部の前面部との間であって、前記後部熱交換器幅方向の中央部に前記露受部と一体に形成され、前記後部熱交換器のフィンピッチより厚い支持リブを前記後部熱交換器の前面下部に当接するように設けたことにある。
かかる本発明において、好ましくは、前記露受部の前面部を共用するファンケーシング部を備え、前記露受部の前面部の上端部に厚肉のノーズ部を一体に形成し、前記支持リブを前記ノーズ部とその下方の部分とにまたがって形成すると共に前記後部熱交換器幅方向に複数箇所設けたことにある。
【0006】
本発明の第2の特徴は、前方上方に傾斜して下端部が露受部に収納された熱交換器の下端部傾斜面と露受部の前面部との間でかつ前記熱交換器の中央部に位置するように熱交換器支持部を前記露受部と一体に形成し、この支持部の上面を前記露受部の前面部の上端より低くしたことにある。
【0007】
本発明の第3の特徴は、前方上方に傾斜して配置されたクロスフィン形熱交換器の下端部傾斜面と露受部の前面部との間でかつ前記熱交換器の中央部に位置するように複数の支持リブを前記露受部と一体に形成し、前記支持リブの厚さを前記熱交換器の放熱フィンのフィンピッチより大きくすると共に、前記支持リブに前記熱交換器の傾斜と同じ傾斜をした傾斜部を形成し、この傾斜部で前記熱交換器の下端部前面の中央部を支持したことにある。
【0008】
本発明の第4の特徴は、略V字形に形成されたクロスフィン形熱交換器の後部熱交換器の下端部を収納した露受部の前面部の上端部に貫流ファンのノーズ部を厚肉に一体に形成すると共に、このノーズ部の後面側を前方上方に傾斜する傾斜面とし、前記後部熱交換器の下端部傾斜面と前記露受部の前面部との間でかつ前記熱交換器の中央部に位置するように熱交換器支持部を前記露受部と一体に形成したことにある。
【0009】
本発明の第5の特徴は、略V字形に形成されたクロスフィン形熱交換器の後部熱交換器の下端部傾斜面と露受部の前面部との間でかつ前記後部熱交換器の中央部に位置するように複数の支持リブを前記露受部と一体に形成し、前記露受部の前面部の上端部に貫流ファンのノーズ部を厚肉に一体に形成すると共に、前記支持リブを前記ノーズ部とその下方の部分とにまたがって形成したことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す空気調和機の室内機の概略構成を示す縦断面図、図2は図1のA部詳細拡大図、図3は図1の空気調和機における熱交換器端部を示す正面図である。
【0011】
室内ユニット1は、その外観を構成する横長の筐体2、この筐体2に形成される吸込口30a、40a、41aの内側に配置されるエアーフィルタ5、このエアーフィルタ5のさらに内側に配置される熱交換器6、室内空気を前記吸込口30a、40a、41aよりエアーフィルタ5及び熱交換器6を通して吸込み吹出口40bより吹出す貫流ファン7等により構成されている。この室内ユニット1は、室内の壁面上部等に設置され、室外に配置された室外ユニット(図示せず)と冷媒配管、電気配線等を介して接続され、空気調和機を構成する。
【0012】
筐体2は、後部を構成する筐体本体3と、前部を構成する化粧カバー4とを有する。化粧カバー4は筐体本体3に着脱可能に装着されている。この化粧カバー4の具体的装着構造は、上部が突起部と係合部の係合構造、下部がねじによる締結構造となっている。この化粧カバー4を筐体本体3から外すには、下部のねじを外した後に、化粧カバー4の下部を前方上方に回動し、さらに化粧カバー4を上方に持ち上げて上部の係合を解除することにより外すことができる。
【0013】
筐体本体3は、後部ケーシング30と、この後部ケーシング30の前面に取付けられた前部ケーシング31とを有している。この後部ケーシング30と前部ケーシング31とは別体に製作したものを組合わせて筐体本体3を構成している。
【0014】
後部ケーシング30は、樹脂成形により、吸込風路部32、後部露受部33、後部ファンケーシング部34及び吹出風路部35が一体に形成されている。また、吸込風路部32の上面部、即ち、筐体本体3の上面後部には、吸込口30aが形成されている。この吸込口30aは、グリル状に形成されると共に、主に後部熱交換器63に対向して設けられている。なお、後部露受部33と後部ファンケーシング部34とは、共通する部分を有する。この後部露受部33の具体的構成については後述する。
【0015】
また、前部ケーシング31は、樹脂成形により、貫流ファン7に対する前部ノーズ部36と、前部の熱交換器61、62に結露した露を受ける前部露受部37とを有する。この前部ケーシング31の前部ノーズ部36と後部ケーシング30の後部ファンケーシング部34との間に貫流ファン7が配置されている。これにより、貫流ファン7は、その前方及び上方に形成される吸込風路71を通して室内空気を吸込み、下方に形成される吹出風路72へ吹出すようになっている。
【0016】
この吸込風路71は、後部ケーシング30の吸込風路部32、化粧カバー本体40の上部、及び前面パネル41により形成される。この吸込風路71中にエアーフィルタ5及び熱交換器6が配置される。一方、吹出風路72は、後部ケーシング30の吹出風路部35、及び前部ケーシング31の露受部37の下面により形成され、化粧カバー4の吹出口40bに連通している。
【0017】
化粧カバー4は、化粧カバー本体40と、この化粧カバー本体40の前面に取付けられた前面パネル41と、吹出風路部34から吹出す風向を変更する風向板42とを有する。
【0018】
化粧カバー本体40は、樹脂成形により枠状に形成され、上面部に吸込風路51に連通する吸込口40aを有し、下面部に吹出風路72に連通する吹出口40bを有している。また、吸込口40aは、グリル状に形成されると共に、主に前面上部熱交換器62に対向して設けられている。
【0019】
前面パネル41は、樹脂成形により形成され、前面中央部に前面下部熱交換器61に対向して吸込口41aを有している。吸込口41aはグリル状に形成されている。
【0020】
このように、筐体2は、前面及び上面に複数の吸込口30a、40a、41a、を有するものであり、前面から上面にわたって吸込口が形成されているので、吸込抵抗が小さい構成となっている。
【0021】
また、前面パネル41は、その上端部を軸として化粧カバー本体40に回転自在に取付けられている。従って、前面パネル41の下部を前方上方に回動してエアーフィルタ5の前方を開放することにより、その開放部からエアーフィルタ5を取り出すことができる。
【0022】
エアーフィルタ5は、化粧カバー本体40の前面部に着脱可能に装着され、筐体2の吸込口30a,40a、41aにまたがってその内側に位置し、熱交換器6の吸込側に位置している。
【0023】
冷凍サイクルの一部を構成する熱交換器6は、複数の熱交換器を組合わせて構成され、具体的には、前面下部熱交換器61、前面上部熱交換器62及び後部熱交換63より構成されている。前面下部熱交換器61は、吸込口41aに主に対向し、ほぼ垂直に配置されている。前面上部熱交換器62は、吸込口40aに主に対向し、斜め上方に傾斜して配置されている。後部熱交換器63は、吸込口30aに主に対向して位置しており、斜め下方に傾斜して配置されている。なお、前面上部熱交換器62と後部熱交換器63とは略逆V字形に形成されている。何れの熱交換器61、62、63も多数の放熱フィンを狭い間隔で並置して熱交換パイプを貫通させたクロスフィン形熱交換器で構成され、各熱交換器61、62、63の熱交換パイプの間を接続パイプで接続し、連通することにより一つの熱交換器6として構成されている。
【0024】
このように、熱交換器6は、複数の熱交換器61、62、63が各吸込口30a、40a、41aに対向して構成しているので、その吸込面積を大きなものとすることができる。
【0025】
室内空気を送風するための貫流ファン7は、前面下部熱交換器61の後方で、前面上部熱交換器62及び後部熱交換器63の下方に位置して設けられている。この貫流ファン7を実線矢印のように回転することにより、点線の矢印に示すように、室内空気を吸込んで吹出す。
【0026】
次に、かかる空気調和機の冷房運転における基本的な動作を説明する。
【0027】
冷房運転は、冷凍サイクルを動作させると共に、室外機のファン及び室内機1の貫流ファン7を回転させる。冷凍サイクルの動作により熱交換器6は低温となる。また、貫流ファン7の回転により、室内空気は、吸込口30a、40a、41aから吸込まれ、エアーフィルタ5にて除塵された後、各熱交換器61、62、63を通る際に冷却、除湿されて貫流ファン7に至り、吹出風路72を通って、吹出口40bから室内に吹出される。これにより、所定の冷房運転が行われる。
【0028】
この冷房運転において、前面下部熱交換器61及び前面上部熱交換器62に結露した露は、前部ケーシング31の前部露受部37に流下し、この前部露受部37から室内機1の背面下部に集められ、外部に排水される。一方、後部熱交換器63に結露した露は、後部露受部33に流下し、この後部露受部33の両側から室内機1の背面下部に集められ、外部に排水される。
【0029】
次に、後部露受部33の具体的構成について図2及び図3を用いて説明する。
【0030】
後部露受部33は、前面部33a、底面部33b、背面部33c及び側面部33dよりなる横長の樋状に形成され、具体的には、後部ケーシング30の一部として一体に形成されている。この後部露受部33の前面部33aは、後部ケーシング部34の一部と共用する構成であり、貫流ファン7に対するケーシング機能を一部兼ね備えている。
【0031】
後部露受部33の前面部33aの上部は、貫流ファン7の後部ノーズ部33eを一体に形成している。このように、貫流ファン7の後部ノーズ部33eを露受部33に一体に形成しているので、製作が簡単で、ノーズ部33eの貫流ファン7に対する寸法精度を確保することができる。この後部ノーズ部33eは、上方に立ち上がる基本形状にすると共に、前面側33fが略円弧状をしており、かつ後面側が前方上方に傾斜する傾斜面33gをしている。このように、後部ノーズ部33eを上方に立ち上がる基本形状にすることにより、貫流ファン7の吸込面積を大きくすることができ、コンパクトな寸法で大風量を得ることができる。また、前面側33fが略円弧状をしているので、貫流ファン7に室内空気をスムースに吸込むことができる。さらには、傾斜面33gを形成しているので、傾斜した後部熱交換器63の前端面との間に隙間を容易に確保することができる。これにより、後部熱交換器63の前端面を流下する露64は、後部ノーズ部33eに接触することが防止され、後部露受部33内に流下させることができる。従って、後部熱交換器63の前端面を流下する露64が後部ノーズ部33eに接触してその前面側33fから後部ケーシング部34内に流入し、貫流ファン7によって吹出される室内空気と共に室内に吹出されることを防ぐことができる。
【0032】
後部露受部33の底面部33bの上面は、中央部が高く、左右が低く傾斜している。従って、後部熱交換器63から後部露受部33に流下した露は、その左右に傾斜した傾斜面によって左右に分かれて素早く外部に導かれる。
【0033】
後部露受部33bの内側には、後部熱交換器63を支持するための第1の支持リブ33hと第2の支持リブ33iとが一体に形成されている。
【0034】
この第1の支持リブ33hは、底面部33bの上面に、後部露受部33内を前後に仕切るように後部熱交換器63の横幅概略全部にわたって形成され、後部熱交換器63の下面を概略全横幅にわたって支持している。このように、後部熱交換器63の下面を概略全横幅にわたって第1の支持リブ33hで支持しているので、後部熱交換器63を確実に支持することができる。なお、後部熱交換器63から流下する露は、この第1の支持リブ33hの前後に分かれて左右に案内される。
【0035】
上記第2の支持リブ33iは、横方向中央部の複数ヶ所に後部露受部33に一体に形成され、具体的には3ヶ所形成され、後部熱交換器63の中央部を支持している。このように、後部露受部33に一体に形成された第2の支持リブ33iで後部熱交換器63の中央部を支持しているので、後部熱交換器63と前面部33aとの隙間を確実に確保でき、後部熱交換器63の中央部が輸送中、運転中等にたわむことを防止することができる。これにより、放熱フィン63aの間隔を均一に保つことができるので、後部熱交換器63の風速分布が均一化でき、優れた熱交換性能及び低騒音を得ることができる。なお、後部熱交換器63は、図3に示すように、多数の放熱フィン63aに熱交換パイプ63bを貫通させて形成されており、接続パイプ63cにより前面上部熱交換器62に接続されている。
【0036】
複数の支持リブ33の中の中央の支持リブ33iは、底面部33bの傾斜面の最も高い部分に位置して形成され、流下する露の流れに邪魔にならないようになっている。また、各支持リブ33iは、前面部33aと底面部33bにまたがって形成され、前面部33aの補強の機能を有している。特に、一体に形成された後部ノーズ部33eに支持リブ33iをまたがって形成しているので、厚肉で強度が弱くなる後部ノーズ部33eを補強することができる。
【0037】
上記各支持リブ33iは、具体的には、上面部33jが前面部33aの上端より低く形成され、後面部33kが第1の支持リブ33hと間隔をあけて形成され、この上面部33jと後面部33kとの角部が傾斜して後部熱交換器63の前面下端部の支持部33mに形成されている。このように、支持リブ33iの上面部33jを前面部33aの上端より低く形成しているので、後部熱交換器63の前面を流下する露64が上面部33jに至っても、後部ケーシング部33eの前面側に流れ込むことが無く、露受部内の底面部33b上に流下し、確実に排出することができる。また、第2の支持リブ33iの後面部33kを第1の支持リブ33hに対して間隔をあけて形成しているので、後部露受部33の底面部上に流下した露をこの間隔を通して左右に流すことができる。さらには、支持リブ33iの傾斜した支持部33mによりある程度の幅をもって後部熱交換器63を支持しているので、後部熱交換器63を確実に支持することができる。なお、各支持リブ33iの厚さは、後部熱交換器63の放熱フィン63aのフィンピッチより大きく形成され、具体的には、約2倍程度大きくすることが好ましく、これにより、支持リブ33iの成形が簡単で、後部熱交換器63が確実に支持できる構成となる。
【0038】
後部熱交換器63は、上述したように第1の支持リブ33hと第2の支持リブ33iで支持されるが、両端に設けられる側板63dをねじ等により後部ケーシング30または後部ケーシングに30に取付けられた取付け具に固定されている。
【0039】
また、後部ケーシング30に一体に形成された後部露受部33は、図3に示すように後部熱交換器63の側方の接続パイプ63c、膨張弁65等の下方まで延長して形成されている。これにより、簡単な構成で、この接続パイプ63c、膨張弁65等から流下する露を後部露受部3にて受けることができる。
【0040】
かかる本発明の実施例によれば、上方に傾斜して配置された熱交換器63の下端部傾斜面と露受部33の壁部33aとの間でかつ前記熱交換器63の中央部に位置するように熱交換器支持部33iを前記露受部33と一体に形成しているので、簡単な構成で、露受部33の壁部33aと熱交換器63の下端部傾斜面との隙間を確実に確保できると共に、熱交換器63の中央部分がたわむことを防止することができる。これにより、熱交換器63の傾斜面を流下する露をこの隙間を通して露受部33内に確実に流下することができると共に、熱交換器63の風速分布を均一化することができ、熱交換性能が優れ、騒音の少ない空気調和機とすることができる。
【0041】
また、前方上方に傾斜して下端部が露受部33に収納された熱交換器63の下端部傾斜面と露受部33の前面部33aとの間でかつ前記熱交換器63の中央部に位置するように熱交換器支持部33iを前記露受部33と一体に形成し、この支持部33iの上面を前記露受部33の前面部33aの上端より低くしているので、簡単な構成で、支持部33iの上端に流下した露が露受部3の前面部33aの上端から露受部33の外面に流れ出ることを防止することができる。
【0042】
さらに、前方上方に傾斜して配置されたクロスフィン形熱交換器63の下端部傾斜面と露受部33の前面部33aとの間でかつ前記熱交換器63の中央部に位置するように複数の支持リブ33iを前記露受部33と一体に形成し、前記支持リブ33iの厚さを前記熱交換器63の放熱フィン63aのフィンピッチより大きくすると共に、前記支持リブ33iに前記熱交換器63の傾斜と同じ傾斜をした傾斜部33mを形成し、この傾斜部33mで前記熱交換器の下端部前面の中央部を支持しているので、支持リブ33iを容易に形成できると共に、熱交換器63を確実に支持することができる。
【0043】
また、略V字形に形成されたクロスフィン形熱交換器6の後部熱交換器63の下端部を収納した露受部33の前面部33aの上端部に貫流ファン7のノーズ部33eを厚肉に一体に形成すると共に、このノーズ部33eの後面側を前方上方に傾斜する傾斜面33gとし、前記後部熱交換器63の下端部傾斜面と前記露受部33の前面部33aとの間でかつ後部熱交換器63の中央部に位置するように熱交換器支持部33iを前記露受部33と一体に形成しているので、製作が容易で、貫流ファン7に対するノーズ部33eの寸法精度を確保することができると共に、後部熱交換器63の前面を流下する露を確実に露受部33内に導くことができる。
【0044】
さらには、略V字形に形成されたクロスフィン形熱交換器6の後部熱交換器63の下端部傾斜面と露受部33の前面部33aとの間でかつ前記後部熱交換器63の中央部に位置するように複数の支持リブ33iを前記露受部33と一体に形成し、前記露受部33の前面部33aの上端部に貫流ファン7のノーズ部33eを厚肉に一体に形成すると共に、前記支持リブ33iを前記ノーズ部33eとその下方の部分とにまたがって形成しているので、厚肉で強度が弱くなるノーズ部33eを支持リブ33iで補強することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で、露受部と熱交換器との隙間を確実に確保できると共に、熱交換器の中央部分がたわむことを防止できることにより、熱交換器の前面を流下する露をこの隙間を通して露受部内に確実に流下することができると共に、熱交換器の風速分布を均一化することができ、熱交換性能が優れ、騒音の少ない空気調和機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の室内機の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のA部詳細拡大図である。
【図3】図1の空気調和機における熱交換器端部を示す正面図である。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…筐体、3…筐体本体、4…化粧カバー、5…エアーフィルタ、6…熱交換器、7…貫流ファン、30…後部ケーシング、30a…吸込口、31…前部ケーシング、32…吸込風路部、33…後部露受部、33a…前面部、33b…底面部、33c…背面部、33d…側面部、33e…後部ノーズ部、33f…前面側、33g…傾斜面、33h…第1の支持リブ、33i…第2の支持リブ、33j…上面部、33k…後面部、33m…支持部、35…吹出風路部、34…後部ファンケーシング部、36…前部ノーズ部、37…前部露受部、40…化粧カバー本体、40a…吸込口、40b…吹出口、41…前面パネル、41a…吸込口、42…風向板、61、62…前部の熱交換器、63…後部熱交換器、63a…放熱フィン、63b…熱交換パイプ、64…露、71…吸込風路、72…吹出風路。
Claims (2)
- 前部熱交換器及び上部が前方に傾斜した後部熱交換器を略逆V字形に形成して配置されたクロスフィン形熱交換器と、
前記熱交換器の後部熱交換器の下端部を収納し、樹脂成形された露受部と、
前記後部熱交換器の下方に配置された貫流ファンとを備え、
前記後部熱交換器の前面下部と前記露受部の前面部との間であって、前記後部熱交換器幅方向の中央部に前記露受部と一体に形成され、前記後部熱交換器のフィンピッチより厚い支持リブを前記後部熱交換器の前面下部に当接するように設けた空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、前記露受部の前面部を共用するファンケーシング部を備え、前記露受部の前面部の上端部に厚肉のノーズ部を一体に形成し、前記ノーズ部の前面側を略円弧状に形成すると共に、前記ノーズ部の後面側を前方上方に傾斜する傾斜面に形成し、前記後部熱交換器幅方向の中央部の複数箇所に前記支持リブを設け、前記複数の支持リブの各支持リブを前記ノーズ部とその下方の部分とにまたがって形成した空気調和機。
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