JP3767680B2 - Light bulb shaped fluorescent lamp - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも3つの略U字形で略同形状の管体で放電路が形成されるバルブを備えた電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電球形蛍光ランプとしては、例えば3本以上の略U字形の管体を順次接続して屈曲形の放電路を有するバルブを形成するとともにこのバルブの両端に電極が封装された発光管を用いるものが知られている。
【0003】
そして、このような電球形蛍光ランプでは、この電球形蛍光ランプの発光管、およびこの発光管を点灯させる点灯回路の小型化が要求されている。このため、これら発光管と点灯基板の配置関係までもが小型化のための重要な設計項目として盛り込まれている。
【0004】
また、この電球形蛍光ランプは、外径寸法が10mm程度の管体を用いた発光管が使用されて、E26口金を有するA形の白熱電球に類似した形状とされているが、近年、E17口金を有する小形の電球が普及していることに伴い、このE17口金を有する小形の電球の代替用として設計するためには更なる工夫が必要とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この電球形蛍光ランプをE17口金の小形電球の代替用とするためには、この電球形蛍光ランプのバルブの端部に細管が設けられているため、これら細管が設計上問題となり、小型化することが容易ではないという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、より小型化できる電球形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、少なくとも3つの略U字形で略同形状の管体をこれら管体がなす平面に直交する方向に並設して内部に放電路が形成されるように構成されたバルブ、このバルブの中心域に位置する管体の端部に設けられた第1の細管、バルブの両端域に位置する各管体の端部それぞれに設けられ第1の細管より短い第2の細管、およびバルブの両端に封装された電極を有する発光管と;この発光管を点灯させる点灯回路と;発光管を支持するとともに、点灯回路を収容したカバーと;このカバーに取り付けられた口金と;を具備し、前記各管体は、外径寸法が10mm未満であり、前記第1の細管の管径が前記第2の細管の管径より大きいものである。
【0008】
そして、この構成では、少なくとも3つの略U字形で略同形状の管体をこの管体がなす平面に直交する方向に並設して内部に放電路が形成されるように構成されたバルブの両端域に位置する各管体の端部それぞれに設けた第2の細管を、バルブの中心域に位置する管体の端部に設けた第1の細管より短くする。この結果、通常電球形蛍光ランプは口金軸を中心とした回転体形状に形成されるので、発光管をカバーの真中に配設すると、バルブの中心域は、このバルブの両端域に比べカバーから離れた位置となるので、収容スペースが容易に確保可能であり、このバルブの第1の細管に、例えばアマルガムを封止することも可能となる。よって、より小型化が可能となる。
【0009】
さらに、この構成では、外径寸法が10mm未満の管体を有するバルブの第1の細管を第2の細管それぞれより長くしても設計する上で問題が生じ難いので、より小型化が可能となる。また、第1の細管の管径が第2の細管の管径より大きいので効率良く排気でき、第2の細管の管径が第1の細管の管径より小さいので、同じ端部に電極が封装可能となる。
【0010】
請求項2記載の電球形蛍光ランプは、請求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、第1の細管および第2の細管は、ステムシールであるものである。
【0011】
そして、この構成では、第1の細管および第2の細管をステムシールにすることにより、これら第1の細管および第2の細管それぞれをより短くすることが可能となるので、より小型化が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1ないし図5に本発明の第1の実施の形態を示し、図1は電球形蛍光ランプの発光管の上面図であり、図2は電球形蛍光ランプの側面図であり、図3は発光管の製造工程図であり、図4は発光管の端部の断面図であり、図5はピンチシールの断面図である。
【0014】
図2において、1は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ1は、外径55mm高さ100mmである仮想円柱内に納まる大きさである。また、この電球形蛍光ランプ1は、カバー2、口金3およびグローブ4を有する外囲器を備えている。この外囲器内には、発光管5および点灯回路6などを有する蛍光ランプ装置が収容されている。また、この外囲器は、例えばミニクリプトンタイプの電球の規格寸法に近似する外形で、口金3からグローブ4までの高さ方向の寸法が約81mm程度、グローブ4の最大直径部分に対応した幅方向の寸法が約45mm程度に形成されている。そして、以下カバー2の一端側つまり口金3側を上側、他端側つまりグローブ4側を下側として説明する。
【0015】
そして、カバー2は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形成されている。
【0016】
また、口金3は、エジソンタイプのE17型などで、カバー2の上端部に被せられ、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0017】
さらに、グローブ4は、透明あるいは光拡散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂により、ミニクリプトンタイプの電球のガラス球の形状に近似した略球形に形成されているとともに、一部に開口部11が形成されている。なお、このグローブ4は、拡散膜などの別部材を組み合わせ、輝度の均一性を向上することもでき、あるいは省略することもできる。
【0018】
また、発光管5は、図1および図2に示すように、ガラス製のバルブ12を有している。このバルブ12の内面には、例えば3波長形蛍光体が塗布されて形成されている。また、このバルブ12内には、アルゴンなどの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入されている。さらに、このバルブ12の両端には、一対の電極23が、例えばピンチシールによって封装されている。
【0019】
そして、このバルブ12は、3本の略同形状の管体13a,13b,13cを有している。これら管体13a,13b,13cは、例えば管外径寸法が10mm未満、例えば8mmで、管内径寸法が5mm以上でガラス製の断面略円筒状の管が、中間部で湾曲されて頂部を有する略U字状に形成されている。すなわち、これら各管体13a,13b,13cは、湾曲する曲成部14と、この曲成部14に連続する互いに平行な一対の直管部15とを備えており、略U字状の状態で曲成部14と端部との高さ方向の管長が約40mm程度に形成されている。また、各管体13a,13b,13cは、略U字状の状態で26mmの幅寸法を有している。
【0020】
さらに、各管体13a,13b,13cの隣接する端部近傍同士が連通管16で順次接続されて1本の連続した放電路17が形成されている。また、これら管体13a,13b,13cは、これら管体13a,13b,13cがなす平面に直交する方向に並設して内部に放電路17が形成されている。そして、連通管16は、各管体13a,13b,13cの接続する端部を加熱溶融した後、吹き破ることによって形成された開口同士をつなぎ合わせて形成されている。そして、各管体13a,13b,13cの直管部15が、電球形蛍光ランプ1の中心軸を中心とする同一円周上に等間隔で位置され、すなわち、各管体13a,13b,13cの直管部15が断面六角形の各頂点に対応して配置されている。
【0021】
また、各管体13a,13b,13cは、マウントを用いたラインシールあるいはマウントを用いないピンチシールなどにより一端部が封止されている。さらに、中心域に位置する管体13bの他端部には、排気管とも呼ばれる排気用の太い第1の細管21がステムシールにより連通状態に突設されている。この第1の細管21は、例えば4mm程度の外径寸法を有している。また、両側域に位置する管体13a,13cの他端部には、円筒状の第2の細管22a,22bがステムシールによりそれぞれ連通状態に突設されている。ここで、第1の細管21は、バルブ12の横断面において、第2の細管22a,22bそれぞれよりバルブ12の重心寄りに位置している。すなわち、この第1の細管21は、各管体13a,13b,13cの端部の配置を断面方向の重心からの距離でみた状態で、バルブ12の重心にもっとも近い位置に設けられている。
【0022】
また、第2の細管22a,22bは、第1の細管21より短く細く、例えば2mmの外径寸法を有しており、電極23が封装される端部に突設されている。これら第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれは、図3に示すように、バルブ12の製造過程で溶断によって順次封止され、これら第1の細管21および第2の細管22a,22bのうちの封止されていない一部を通じてバルブ12内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、これら第1の細管21および第2の細管22a,22bのうちの封止されていない一部を溶断することによって封止される。
【0023】
さらに、各電極23は、熱陰極コイルであるフィラメントコイル24を有し、このフィラメントコイル24が一対、すなわち2本の線状のウエルズ25に支持されている。各ウエルズ25は、例えば両端の管体22a,22bの端部にステムシールによって封着されたジュメット線を介して、両端の管体22a,22bの端部の外部に導出されて点灯回路6に接続されるワイヤ26に接続されている。
【0024】
そして、中央域の管体13bの第1の細管21には、この第1の細管21を封止する際にアマルガムとしての主アマルガム27が封入されている。この主アマルガム27は、ビスマス、インジウムおよび水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、バルブ12内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム27としては、ビスマス、インジウムの他に、スズ、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、両端の各管体13a,13cの電極23の一方のウエルズ25には、主アマルガム27と同様の水銀蒸気圧特性を有するアマルガムとしての補助アマルガム28が取り付けられている。
【0025】
また、点灯回路6は、図2に示すように、カバー2に配置される略円板状の基板31を備え、この基板31の両面すなわち口金3側である上面および発光管5側である下面に、複数の電気部品が実装されて、発光管5を高周波点灯させるインバータ回路である高周波点灯回路が構成されている。
【0026】
そして、基板31の上面には、比較的熱に弱い、すなわち耐熱性が低い大形の電解コンデンサ、フィルムコンデンサなどの電気部品32が配置されているとともに、下面には、比較的熱に強い、すなわち耐熱性が高い高さ寸法の小さい整流素子またはダイオードブリッジなどの整流回路(REC)や、トランジスタ、抵抗などのチップ状の電気部品としての図示しないチップ部品が配置されている。さらに、基板31は、カバー2の内側に固定される。
【0027】
このように構成された電球形蛍光ランプ1は、入力電力定格10Wで、3波長発光形蛍光体の使用により、480lmの全光束が得られる。
【0028】
そして、電球形蛍光ランプ1の消灯状態において、口金3に電力が供給されることにより、点灯回路6によって、バルブ12の両端の電極23間にランプ点灯電圧を印加して発光管5を点灯させる。
【0029】
このように、第1の細管21および第2の細管22a,22bは、同じマウント高さの電球形蛍光ランプ1を成形する場合でも、図4に示すように、ステムシールであれば封止端のぎりぎりのところで焼き切ることが可能であるが、図5に示すように、ピンチシールではピンチ部にクラックが入る危険があり短くても6、7mm以上となってしまう。
【0030】
また、点灯回路6に穴を設け、この穴に第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれを貫通させることも可能であるが、この場合には点灯回路6の部品の実装スペースが狭くなってしまう。
【0031】
この結果、第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれは、カバー2内に収容した際に点灯回路6にぶつからなくするために短い方が好ましい。このため、第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれを図5に示すピンチシールよりも図4に示すステムシールにすることにより、これら第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれをより短くできる。
【0032】
また、バルブ21の各管体13a,13b,13cの管径が内径で6mm程度の場合には、ウエルズ25を考慮すれば、必然的に第1の細管21および第2の細管22a,22bの外径寸法が2mm程度となる。
【0033】
そして、各第1の細管21および第2の細管22a,22bそれぞれの外径寸法を2mm程度にすると、各管体13a,13b,13cの連結工程でのエアー吹き込み用としては十分であるが、排気するためには細すぎて排気時間が長くなり、またはバルブ21内の到達真空度が悪くなる。
【0034】
また、両端域に位置する第2の細管22a,22bは短くカットでき、さらに、中央域に位置する第1の細管21は電極23を持たないので太くすることが可能であるから、この第1の細管21で効率良く排気できるとともに、この第1の細管21に主アマルガム27を封入することもできる。
【0035】
さらに、第2の細管22a,22bそれぞれは、第1の細管21より細くて短いので、これら第2の細管22a,22bを形成した管体13a,13cの端部それぞれに電極23を封装できる。
【0036】
よって、バルブ21の両端域に設けた第2の細管22a,22bを、このバルブ21の中心域に位置する第1の細管21より短くすることにより、通常電球形蛍光ランプ1は口金3軸を中心とした回転体形状に形成されるものであるから、発光管5をカバー2の真中に配設すると、バルブ21の中心域はこのバルブ21の両端域に比べカバー2から離れた位置となるので、収容スペースが容易に確保できるので、より小型化できる。
【0037】
さらに、第1の細管21が第2の細管22a,22bそれぞれよりバルブ12の重心寄りに位置することとなるから、この第1の細管21が第2の細管22a,22bそれぞれより幾何学的に中心域に位置することとなる。ここで、バルブ12とカバー2との位置関係において、中央域よりの方が細管を長くできる。よって、第1の細管21を第2の細管22a,22bそれぞれより長くしても、収容する際に問題とならないので、より小型化できる。
【0038】
また、外径寸法が10mm未満の管体13a,13b,13cを有するバルブ12の第1の細管21を第2の細管22a,22bそれぞれより長くしても設計する上で問題が生じにくいので、このようなバルブ21を用いる電球形蛍光ランプ1でもより小型化できる。
【0039】
そして、電球形蛍光ランプ1をE17口金に装着される電球の代替となるためには、外径55mm高さ100mmの仮想円柱内に収まる程度の大きさとする必要があり、そのためには蛇行した放電路17と点灯回路6とを組み合わせなければならない。
【0040】
また、この点灯回路6は、基板31の上面に配置される比較的大きな部品、例えば巻き線、フィルムコンデンサなどと、この基板31の下面に配置される比較的小さな部品、例えばチップ抵抗などからなるが、これらの多数の部品を狭いスペースに効果的に配置するためには電気的に接続された複数の基板31を用いると良い。
【0041】
しかし、基板31の数が多いと製造工程が煩雑となるので、2枚の基板31の裏側を互いに向かい合わせるように置くと良い。従来は、発光管側にはんだ面を向けるように基板を配置しているが、はんだ面に大きな部品を乗せることは製造上難しい。すなわち、はんだ面側にはチップ抵抗や、ダイオード部品などが乗せられ、これらは量産工業品の製造において高温で液相状態のはんだ漕の中を移動するからであり、例えば電解コンデンサやフィルムコンデンサ、チョークコイルなどのようなディスクリート部品をはんだ面に設置することはできない。
【0042】
また、点灯回路6に2枚の基板31を使っても、一部の部品を発光管5の内側に挿入するように配置すれば、電球形蛍光ランプ1全体を小型化できる。しかし、これら部品は、ある一定以上の耐熱性が必要であり、チョークバラストや、トランジスタ、ダイオード、抵抗部品などであることが望ましい。
【0043】
さらに、これら部品を、電極から遠ざけるように置くこと、これら部品と発光管5の間に遮熱板を設置することも有効である。しかし、この遮熱板を設置しても発光管5内の温度は高くなるので、この発光管5のランプ電力を14W以下とすることが望ましい。
【0044】
次に、図6および図7に第2の実施の形態を示し、図6は電球形蛍光ランプの説明図で、(a)は発光管の斜視図、(b)は電球形蛍光ランプの側面図であり、図7は点灯時間に対する光束維持率のグラフである。
【0045】
そして、この電球形蛍光ランプ1のバルブ12の曲成部14は、このバルブ12の封止長全体の20%以下の範囲を占めている。本実施の形態では、各曲成部14の合計が全体の長さの15%程度である。また、このバルブ12の曲成部14それぞれは、直管状のガラスチューブ41を局所的に曲成加工することにより計6カ所に設けらている。さらに、このバルブ12の各管体13a,13b,13cそれぞれの内径寸法は、9mm以下、具体的には6mmである。
【0046】
この結果、このバルブ12は、ガラスチユーブ41を折り曲げることにより、3つの略U字状の管体13a,13b,13cを有する放電路17が形成されている。
【0047】
ここで、各管体13a,13b,13cをU字形状に形成した後に、これら各管体13a,13b,13cの内面に図示しない保護膜および蛍光体膜を形成している場合などには、ガラスチューブ41の曲成加工の際に、蛍光体膜が熱によるダメージを受け、かつ亀裂が生じて、点灯中に酸化水銀がガラスと反応し累化する、すなわち光束維持率の低下を招く要因となる。そして、この光束維持率の低下は、ガラスチューブ41の管径、曲成部14の曲率、曲成部14の範囲が起因している。
【0048】
また、略U字状の管体13a,13b,13cを順次接続して形成されたバルブ12の場合には、これら各管体13a,13b,13cを接続した後に工程があるため、一般的に製造速度や設備投資の面で不利となる。
【0049】
このため、封止長全体の20%以下の範囲を曲成部14が占めるように、内径寸法が9mm以下である直管状のガラスチューブ41を曲成加工してバルブ12を形成することにより、図7に示すように、略U字状の管体13a,13b,13cを順次接続した従来のバルブ12に比べ、このバルブを2000時間点灯させた際に、10ポイントの改善が得られたので、光束維持率を向上させることができる。
【0050】
また、各曲成部14を直角にすることにより、バルブ12を製造する際の寸法出しが容易になる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の電球形蛍光ランプによれば、少なくとも3つの略U字形で略同形状の管体をこの管体がなす平面に直交する方向に並設して内部に放電路が形成されるように構成されたバルブの両端域に位置する各管体の端部それぞれに設けた第2の細管を、バルブの中心域に位置する管体の端部に設けた第1の細管より短くすることにより、通常電球形蛍光ランプは口金軸を中心とした回転体形状に形成されるので、発光管をカバーの真中に配設すると、バルブの中心域がこのバルブの両端域に比べカバーから離れた位置となるから、収容スペースを容易に確保でき、このバルブの第1の細管に、例えばアマルガムを封止でき、より小型化できる。
【0052】
さらに、外径寸法が10mm未満の管体を有するバルブの第1の細管を第2の細管それぞれより長くしても設計する上で問題が生じ難いので、より小型化でき、また、第1の細管の管径が第2の細管の管径より大きいので効率良く排気でき、第2の細管の管径が第1の細管の管径より小さいので、同じ端部に電極を封装できる。
【0053】
請求項2記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1記載の電球形蛍光ランプの効果に加え、第1の細管および第2の細管をステムシールにすることにより、これら第1の細管および第2の細管それぞれをより短くできるから、より小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す電球形蛍光ランプの発光管の上面図である。
【図2】 同上電球形蛍光ランプを示す側面図である。
【図3】 同上電球形蛍光ランプの発光管の製造工程を示す説明図である。
【図4】 同上発光管の端部を示す断面図である。
【図5】 ピンチシールを示す断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の電球形蛍光ランプを示す説明図である。
(a) 発光管の斜視図
(b) 電球形蛍光ランプの側面図
【図7】 同上電球形蛍光ランプの点灯時間に対する光束維持率のグラフである。
【符号の説明】
1 電球形蛍光ランプ
2 カバー
3 口金
5 発光管
6 点灯回路
12 バルブ
13a,13b,13c 管体
17 放電路
21 第1の細管
22a,22b 第2の細管
23 電極[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bulb-type fluorescent lamp including a bulb in which a discharge path is formed by at least three substantially U-shaped and substantially identical tubular bodies.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of bulb-type fluorescent lamp, for example, three or more substantially U-shaped tubes are sequentially connected to form a bulb having a bent discharge path, and electrodes are sealed at both ends of the bulb. One using an arc tube is known.
[0003]
In such a bulb-type fluorescent lamp, there is a demand for downsizing the arc tube of the bulb-type fluorescent lamp and a lighting circuit for lighting the arc tube. For this reason, even the arrangement relationship between the arc tube and the lighting substrate is included as an important design item for miniaturization.
[0004]
In addition, this bulb-type fluorescent lamp uses an arc tube using a tube having an outer diameter of about 10 mm and has a shape similar to an A-type incandescent bulb having an E26 base. Along with the widespread use of small light bulbs having a base, further contrivance is required for designing as a substitute for the small light bulb having the E17 base.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to use this bulb-type fluorescent lamp as a substitute for a small bulb with an E17 cap, a thin tube is provided at the end of the bulb of the bulb-type fluorescent lamp. There is a problem that it is not easy.
[0006]
This invention is made | formed in view of such a point, and it aims at providing the bulb-type fluorescent lamp which can be reduced more in size.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The bulb-type fluorescent lamp according to claim 1 is configured such that at least three substantially U-shaped and substantially identical tube bodies are juxtaposed in a direction perpendicular to a plane formed by these tube bodies to form a discharge path therein. The constructed valve, the first narrow tube provided at the end of the tubular body located in the central region of the valve, and shorter than the first thin tube provided at each end of each tubular body located at both end regions of the valve A second thin tube and an arc tube having electrodes sealed at both ends of the bulb; a lighting circuit for lighting the arc tube; a cover for supporting the arc tube and containing the lighting circuit; and attached to the cover Each tube body has an outer diameter of less than 10 mm, and the tube diameter of the first capillary tube is larger than the tube diameter of the second capillary tube .
[0008]
In this configuration, at least three substantially U-shaped and substantially identical tubular bodies are juxtaposed in a direction perpendicular to the plane formed by the tubular body, and a discharge path is formed inside. The second thin tube provided at each end of each tubular body located in both end regions is made shorter than the first thin tube provided at the end of the tubular body located in the central region of the valve. As a result, the normal bulb-type fluorescent lamp is formed in a rotating body centered on the base axis. Therefore, when the arc tube is arranged in the middle of the cover, the central area of the bulb is less Since it is in a distant position, an accommodation space can be easily secured, and for example, amalgam can be sealed in the first thin tube of the valve. Therefore, further downsizing is possible.
[0009]
Furthermore, in this configuration, even if the first narrow tube of the valve having a tubular body having an outer diameter of less than 10 mm is made longer than each of the second thin tubes, there is hardly a problem in designing, so that the size can be further reduced. Become. Further, since the diameter of the first thin tube is larger than the diameter of the second thin tube, the exhaust can be efficiently performed. Since the diameter of the second thin tube is smaller than the diameter of the first thin tube, an electrode is provided at the same end. Can be sealed.
[0010]
Bulb-type fluorescent lamp of
[0011]
In this configuration, the first narrow tube and the second thin tube can be made shorter by using the first narrow tube and the second thin tube as a stem seal, so that the size can be further reduced. It becomes.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
1 to 5 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a top view of an arc tube of a bulb-type fluorescent lamp, FIG. 2 is a side view of the bulb-type fluorescent lamp, and FIG. FIG. 4 is a sectional view of an end portion of the arc tube, and FIG. 5 is a sectional view of a pinch seal.
[0014]
In FIG. 2, 1 is a bulb-type fluorescent lamp, and the bulb-type fluorescent lamp 1 has a size that fits within a virtual cylinder having an outer diameter of 55 mm and a height of 100 mm. The bulb-type fluorescent lamp 1 includes an envelope having a
[0015]
The
[0016]
Further, the base 3 is an Edison type E17 type or the like and is placed on the upper end portion of the
[0017]
Further, the globe 4 is transparent or milky white having light diffusibility, etc., and is formed of glass or synthetic resin into a substantially spherical shape that approximates the shape of the glass sphere of a mini-krypton type bulb, and has an opening in part. 11 is formed. The globe 4 can be combined with another member such as a diffusion film to improve the uniformity of luminance, or can be omitted.
[0018]
Further, the
[0019]
The
[0020]
Further, adjacent end portions of the
[0021]
Each
[0022]
The second
[0023]
Furthermore, each
[0024]
And the
[0025]
Further, as shown in FIG. 2, the lighting circuit 6 includes a substantially disk-shaped
[0026]
And, on the upper surface of the
[0027]
The bulb-type fluorescent lamp 1 configured as described above has an input power rating of 10 W, and a total luminous flux of 480 lm can be obtained by using a three-wavelength light emitting phosphor.
[0028]
Then, when the bulb-type fluorescent lamp 1 is turned off, power is supplied to the base 3, so that the lighting circuit 6 applies a lamp lighting voltage between the
[0029]
Thus, even when the first
[0030]
It is also possible to provide a hole in the lighting circuit 6 and allow the first
[0031]
As a result, it is preferable that each of the first
[0032]
In addition, when the tube diameters of the
[0033]
When the outer diameter of each of the first
[0034]
Further, the second
[0035]
Further, since each of the second
[0036]
Therefore, by making the second
[0037]
Further, since the first
[0038]
In addition, since the first
[0039]
In order to replace the bulb-type fluorescent lamp 1 with a bulb mounted on the E17 base, it is necessary to have a size that can be accommodated in a virtual cylinder having an outer diameter of 55 mm and a height of 100 mm. The
[0040]
The lighting circuit 6 includes relatively large components such as windings and film capacitors disposed on the upper surface of the
[0041]
However, since the manufacturing process becomes complicated when the number of
[0042]
Even if two
[0043]
It is also effective to place these components away from the electrodes and to install a heat shield plate between these components and the
[0044]
Next, FIG. 6 and FIG. 7 show a second embodiment, in which FIG. 6 is an explanatory diagram of a bulb-type fluorescent lamp, (a) is a perspective view of a light-emitting tube, and (b) is a side view of the bulb-type fluorescent lamp. FIG. 7 is a graph of the luminous flux maintenance factor with respect to the lighting time.
[0045]
The
[0046]
As a result, the
[0047]
Here, after forming each
[0048]
In the case of the
[0049]
Therefore, by forming the
[0050]
Further, by making each
[0051]
【The invention's effect】
According to the light bulb shaped fluorescent lamp according to claim 1, at least three substantially U-shaped and substantially identical tubes are juxtaposed in a direction perpendicular to a plane formed by the tubes to form a discharge path therein. The second narrow tube provided at each end of each tubular body located in both end regions of the valve configured as described above is made shorter than the first thin tube provided at the end of the tubular body located in the central region of the valve. Therefore, a normal bulb-type fluorescent lamp is formed in a rotating body centered on the base axis. Therefore, when the arc tube is arranged in the middle of the cover, the central area of the bulb is farther from the cover than the both end areas of the bulb. Therefore, the accommodation space can be easily secured, and for example, amalgam can be sealed in the first thin tube of the valve, and the size can be further reduced.
[0052]
Further, since it is difficult to design a valve even if the first narrow tube of the valve having a tube having an outer diameter of less than 10 mm is longer than each of the second thin tubes, the size can be further reduced. Since the tube diameter of the thin tube is larger than the tube diameter of the second thin tube, it is possible to exhaust efficiently. Since the tube diameter of the second thin tube is smaller than the tube diameter of the first thin tube, the electrode can be sealed at the same end.
[0053]
According to the self-ballasted fluorescent lamp according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view of an arc tube of a bulb-type fluorescent lamp showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the same bulb-type fluorescent lamp.
FIG. 3 is an explanatory view showing a manufacturing process of an arc tube of the bulb-type fluorescent lamp.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an end portion of the same arc tube.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a pinch seal.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a bulb-type fluorescent lamp according to a second embodiment of the present invention.
(a) Perspective view of arc tube
(b) Side view of the bulb-type fluorescent lamp FIG. 7 is a graph of the luminous flux maintenance factor with respect to the lighting time of the bulb-type fluorescent lamp.
[Explanation of symbols]
1 Light
12 Valve
13a, 13b, 13c tube
17 Discharge path
21 First capillary
22a, 22b Second capillary
23 electrodes
Claims (2)
この発光管を点灯させる点灯回路と;
発光管を支持するとともに、点灯回路を収容したカバーと;
このカバーに取り付けられた口金と;
を具備し、
前記各管体は、外径寸法が10mm未満であり、
前記第1の細管の管径が前記第2の細管の管径より大きい
ことを特徴とした電球形蛍光ランプ。 A bulb configured so that at least three substantially U-shaped and substantially identical tube bodies are juxtaposed in a direction perpendicular to a plane formed by these tube bodies to form a discharge path therein; Sealed at both ends of the first thin tube provided at the end of the tube located, the second thin tube provided at each end of each tube located at both ends of the valve, and shorter than the first thin tube An arc tube having a formed electrode;
A lighting circuit for lighting the arc tube;
A cover that supports the arc tube and contains a lighting circuit;
A base attached to this cover;
Comprising
Wherein each tube has an outer diameter of less than 10 mm,
The first of said the tube diameter of the capillary second feature and the conductive spherical fluorescent lamp that is larger than the tube diameter of the capillary.
ことを特徴とした請求項1記載の電球形蛍光ランプ。First capillary and the second capillary, claim 1 Symbol mounting of compact fluorescent lamps were characterized by a stem seal.
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