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JP3752320B2 - 光学機器の結合機構 - Google Patents

光学機器の結合機構 Download PDF

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JP3752320B2
JP3752320B2 JP22232896A JP22232896A JP3752320B2 JP 3752320 B2 JP3752320 B2 JP 3752320B2 JP 22232896 A JP22232896 A JP 22232896A JP 22232896 A JP22232896 A JP 22232896A JP 3752320 B2 JP3752320 B2 JP 3752320B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに平行な複数の光路を有する光学機器ユニットを、丸アリによってユニット間結合する光学機器の結合機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の光学機器の結合機構は、例えば図11に示す実体顕微鏡の各ユニットを結合する手段として用いられている。この実体顕微鏡は年々多様化するユーザニーズに対応するために、ズーム鏡体101と双眼鏡筒102との間に、写真鏡筒103や同軸落射照明装置104などの様々な中間鏡筒と称するユニットを挟んでシステムを構築できるようになっている。これらの中間鏡筒とズーム鏡体101との結合機構、中間鏡筒相互間の結合機構、または中間鏡筒と双眼鏡筒との結合機構は、殆どの場合、実開昭60−11084号公報所載の従来例として開示された丸アリ式が採用されている。同様に、実開平1−164401号公報には、組合せプリズムを用いた実体顕微鏡が開示されており、一対の光束を透過する双眼鏡筒の下部に丸アリが形成された図が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来例による丸アリによってユニット間結合する光学機器の結合機構には、つぎのような問題点があった。実体顕微鏡では、上述のように多様化するユーザニーズに応えるため、中間鏡筒を2段、3段と積み重ねてシステムを構成する例も少なくない。このような場合に、ケラレなどを発生させずに視野全体を観察するためには、鏡筒側の有効径を十分大きくとらなければならない。また、性能を向上させるために視野を大きくしたり、NAを大きくとるために光束の有効径を大きくとらなければならない。
【0004】
実開平1−164401号公報に開示された丸アリでは、図12および図13に示すように、丸アリの斜面111を押して固定する構造上、胴付きとなる面の小径部112の直径d11は、大径部113の直径d12に対してかなり小さくなり、光束の有効径d13は、胴付きとなる面の小径部112の直径d11により制限されてしまう。もし、これ以上の有効径をとろうとすると、アリ自体を大きくするか、左右の光軸間距離を短くすることになるが、アリを大きくすれば、装置自体が大型化することとなる。また、光軸間距離は、物体側の左右光軸の内向角、NA、および装置自体の大きさでほぼ決まってしまい、ガリレオタイプの実体顕微鏡は22〜24mmとなっていて、変更は困難である。さらに、システムの互換性のため、アリの大きさや光軸間距離は変更できないことが多い。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明の課題は、システム性能を向上させつつも大型化せず、システムの互換性を維持した光学機器の結合機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、互いに平行な複数の光路を有する光学機器ユニットを、雄アリと雌アリとからなる丸アリによってユニット間結合する光学機器の結合機構において、前記雄アリの小径部の一部が、該小径部の直径より大きく形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る発明の作用では、雄アリの小径部の一部が、該小径部の直径より大きく形成されていることにより、互いに平行な複数の光軸を透過する光束の有効径を大きくした光学系を、上記雄アリの小径部の直径より大きく形成されている部分に配設することができる。
【0008】
【発明の実施の形態1】
図1〜図4は発明の実施の形態1を示し、図1は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、図2は実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図、図3は図1のA−A断面図、図4は実体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例の下面図である。
【0009】
図1〜図3において、実体顕微鏡の双眼鏡筒10の下部には、丸アリの一方の雄アリ1が形成されている。双眼鏡筒10の雄アリ1の中心を対称軸とした対称位置に、一対の鏡筒孔10a,10bが互いに平行に穿設され、鏡筒孔10a,10bには、それぞれ結像レンズ2が、レンズ枠3を介して固着されている。結像レンズ2は、観察像を結像させる光学系を形成し、レンズ枠3の最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定されている。図中、2点鎖線で表示されているのは、双眼鏡筒10と結合されるズーム鏡体11で、主として双眼鏡筒10の雄アリ1と係合する丸アリの他方たる雌アリ4が図1および図3に示されている。双眼鏡筒10の胴付き面10cには、ズーム鏡体11の胴付き面11aが接触し、この胴付き面11aに立設されたピン6が嵌合する一対の長溝10d,10eが穿設されている。この長溝10d,10eの一つとピン6との嵌合により、丸アリの円周方向の位置が規制され、固定される。
【0010】
雄アリ1の斜面部1cには、図1および図2に示すように、鏡筒孔10a,10bの内径d4 との隔壁を確保するため、小径部1bの直径d2 より大きく張り出した張出部1dが2箇所に形成されている。張出部1dの外周は、雄アリ1の大径部1aの直径d1 と同一に形成されている。張出部1dの幅Wは、鏡筒孔10a,10bの内径d4 に対して、0.5d4 ≦W≦1.5d4 の値に設定するのが最適となる。なお、張出部1d以外の雄アリ1の部分は、従来の丸アリと同様に、大径部1aと小径部1bとの間をテーパ状にした斜面部1cを形成している。
【0011】
ズーム鏡体11には、雌アリ4が形成されているが、当接部4a,4bのみに丸アリが形成され、他の部分は円弧状の逃げ4cが形成されている。当接部4a,4bは、一対の長溝10d,10eに嵌入するピン6を基準にした対称位置に配設され、互いになす角をαとすると、90°≦α≦120°に設定するのが最適となる。当接部4a,4bの対向面には、雌ネジが穿設され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ1の斜面部1cを押圧することにより、反対側の斜面部1cが、雌アリ4の当接部4a,4bに当接し、双眼鏡筒10の胴付き面10cとズーム鏡体11の胴付き面11aとを密着・固定している。
【0012】
つぎに、本発明の実施の形態1の作用について説明する。ズーム鏡体11に螺合されている固定ネジ5を緩め、胴付き面11aに螺着されたピン6と、双眼鏡筒10の胴付き面10cに穿設された長溝10dとが嵌合するように、雌アリ4へ雄アリ1を落とし込み、固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体11と双眼鏡筒10とを連結する。ピン6と長溝10eとが嵌合するように、ズーム鏡体11に双眼鏡筒10を装着すれば、双眼鏡筒10を逆向きに連結することができる。以上の連結方法は、従来の実体顕微鏡に使用する丸アリの連結方法と同様であり、アリの当接面も従来の丸アリと変わることはない。
【0013】
本発明の実施の形態1によれば、双眼鏡筒の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリに張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失することなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きくとることができ、システム性能の向上を図ることができる。また、雄アリの張出部の幅Wを、0.5d4 ≦W≦1.5d4 の範囲に設定し、雌アリの当接部の互いになす角αを、90°≦α≦120°の範囲に設定することにより、強固にかつ効率よく丸アリを固定した上に、光束を最大の有効径にとることができる。
【0014】
本発明の実施の形態1では、雄アリの張出部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されることなく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、丸アリの固定の方向は、図1〜図3に示した方向に限定されるものではなく、図4に示すように、雄アリの張出部に当接しない範囲であれば、変更することができる。
【0015】
また、本発明の実施の形態1では、ズーム鏡体に双眼鏡筒を連結する機構について説明したが、ズーム鏡体と中間鏡筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒と双眼鏡筒との連結機構にも適用することができる。さらに、実体顕微鏡を例に説明したが、他の複数の光路を有する内視鏡、硬性鏡、またはビデオマイクロスコープなどの光学機器にも適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態2】
図5〜図7は発明の実施の形態2を示し、図5は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、図6は実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図、図7は図5のB−B断面図である。
【0017】
図5〜図7において、実体顕微鏡の双眼鏡筒20の下部には、丸アリの一方の雄アリ22が形成されている。双眼鏡筒20の雄アリ22の中心を対称軸とした対称位置に、一対の鏡筒孔20a,20bが互いに平行に穿設され、鏡筒孔20a,20bには、それぞれ結像レンズ2が、レンズ枠3を介して固着されている。結像レンズ2は、観察像を結像させる光学系を形成し、レンズ枠3の最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定されている。図中、2点鎖線で表示されているのは、双眼鏡筒20と結合されるズーム鏡体21で、主として双眼鏡筒20の雄アリ22と係合する丸アリの他方たる雌アリ23が図5および図7に示されている。
【0018】
雄アリ22の斜面部22cには、図5および図6に示すように、鏡筒孔20a,20bの内径d4 との隔壁を確保するため、小径部22bの直径d2 より大きく張り出した張出部22dが2箇所に形成されている。張出部22dの外周は、雄アリ22の大径部22aの直径d1 と同一に形成されている。張出部22dの幅Wは、鏡筒孔20a,20bの内径d4 に対して、1.2d4 ≦Wの値に設定し、幅Wの両側面23e,23fは、鏡筒孔20a,20bのそれぞれの光軸を結ぶ線と平行に形成されている。なお、張出部22d以外の雄アリ20の部分は、従来の丸アリと同様に、大径部22aと小径部22bの間をテーパ状にした斜面部22cを形成している。
【0019】
ズーム鏡体21には、雌アリ23が形成されているが、当接部23a,23bのみに丸アリが形成され、他の部分は円弧状に逃げ23cが形成されている。当接部23a,23bは、双眼鏡筒20の張出部22dの幅Wの一方の側面22eが当接する位置に配設され、その突き当て面23eは双眼鏡筒20の張出部22dの側面22eに合致するように、直線的に形成されている。当接部23a,23bの対向面には、雌ネジが穿設され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ22の斜面部22cを押圧することにより、反対側の斜面部22cが、雌アリ23の当接部23a,23bに当接し、双眼鏡筒20の胴付き面20cとズーム鏡体21の胴付き面21aとを密着・固定している。
【0020】
つぎに、本発明の実施の形態2の作用について説明する。ズーム鏡体21に螺合されている固定ネジ5を緩め、当接部23a,23bの突き当て面23eに、双眼鏡筒20の張出部22dの一方の側面22eが合致するように、雌アリ23へ雄アリ22を落とし込み、固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体21と双眼鏡筒20とを連結する。当接部23a,23bの突き当て面23eに、双眼鏡筒20の張出部22dの幅Wの他方の側面22fが合致するように、ズーム鏡体21に双眼鏡筒20を装着すれば、双眼鏡筒20を逆向きに連結することができる。以上の連結方法は、従来の実体顕微鏡に使用する丸アリの連結方法と同様であり、アリの当接面も従来の丸アリと変わることはない。
【0021】
本発明の実施の形態2によれば、双眼鏡筒の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリに張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失することなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きくとることができ、システム性能の向上を図ることができる。また、雌アリの突き当て部と雄アリの張出部の側面とにより、回転方向の位置が決まるので、位置決めピンなどが不要となり、安価な結合機構とすることができる。
【0022】
本発明の実施の形態2では、雄アリの張出部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されることなく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、本発明の実施の形態1では、ズーム鏡体に双眼鏡筒を連結する機構について説明したが、ズーム鏡体と中間鏡筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒と双眼鏡筒との連結機構にも適用することができる。さらに、実体顕微鏡を例に説明したが、他の複数の光路を有する内視鏡、硬性鏡、またはビデオマイクロスコープなどの光学機器にも適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態3】
図8〜図10は、発明の実施の形態3を示し、図8は実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図、図9は実体顕微鏡の双眼鏡筒の側面断面図、図10は実体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例の下面図である。
【0024】
図8および図9において、実体顕微鏡の双眼鏡筒30の下部には、丸アリの一方の雄アリ32が形成されている。双眼鏡筒30の雄アリ32の中心を軸心とした円周上の3等分した位置に、3個の鏡筒孔30a,30b,30cが互いに平行に穿設され、鏡筒孔30a,30bには、それぞれ結像レンズ2A,2Bが、レンズ枠3A,3Bを介して固着され、鏡筒孔30cには、結像レンズ2Cが、レンズ枠3Cを介して固着されている。結像レンズ2A,2Bは、観察像を結像させる光学系を形成し、結像レンズ2Cは、写真撮影用の像を結像させる光学系を形成している。レンズ枠3A,3B,3Cの最小内径は光束の有効径d3 と同一に設定されている。
【0025】
図中、2点鎖線で表示されているのは、双眼鏡筒30と結合されるズーム鏡体31で、主として双眼鏡筒30の雄アリ32と係合する丸アリの他方たる雌アリ33が示されている。双眼鏡筒30の胴付き面30fには、ズーム鏡体31の胴付き面31aが接触し、この胴付き面31aに立設されたピン6が嵌合する長溝30dが穿設されている。この長溝30dとピン6との嵌合により、丸アリの円周方向の位置が規制され、固定される。
【0026】
雄アリ32の斜面部32cには、図8および図9に示すように、鏡筒孔30a,30b,30cの内径d4 との隔壁を確保するため、小径部32bの直径d2 より大きく張り出した張出部32dが3箇所に形成されている。張出部32dの外周は、雄アリ32の大径部32aの直径d1 と同一に形成されている。張出部32dの幅Wは、鏡筒孔30a,30b,30cの内径d4 に対して、0.5d4 ≦W≦1.5d4 の値に設定するのが最適となる。なお、張出部32d以外の雄アリ32の部分は、従来の丸アリと同様に、大径部32aと小径部32bとの間をテーパ状にした斜面部32cを形成している。
【0027】
ズーム鏡体31には、雌アリ33が形成されているが、当接部33a,33bのみに丸アリが形成され、他の部分は円弧状の逃げ33cが形成されている。当接部33a,33bは、長溝30dに嵌入するピン6を基準にした対称位置に配設され、互いになす角をαとすると、90°≦α≦120°に設定するのが最適となる。当接部33a,33bの対向面には、雌ネジが穿設され、固定ネジ5が螺合し、その先端が雄アリ32の斜面部32cを押圧することにより、反対側の斜面部32cが、雌アリ33の当接部33a,33bに当接し、双眼鏡筒30の胴付き面30fとズーム鏡体31の胴付き面31aとを密着・固定している。
【0028】
つぎに、本発明の実施の形態1の作用について説明する。ズーム鏡体31に螺合されている固定ネジ5を緩め、胴付き面31aに螺着されたピン6と、双眼鏡筒30の胴付き面30fに穿設された長溝30dとが嵌合するように、雌アリ33へ雄アリ32を落とし込み、固定ネジ5を締め込んでズーム鏡体31と双眼鏡筒30とを連結する。以上の連結方法は、従来の実体顕微鏡に使用する丸アリの連結方法と同様であり、アリの当接面も従来の丸アリと変わることはない。
【0029】
本発明の実施の形態2によれば、双眼鏡筒の大径部の直径が従来のものと同一であっても、雄アリに張出部を設けたことにより、丸アリ本来の機能を失することなく、従来の丸アリよりも光束の有効径を大きくとることができ、システム性能の向上を図ることができる。また、雄アリの張出部の幅Wを、0.5d4 ≦W≦1.5d4 の範囲に設定し、雌アリの当接部の互いになす角αを、90°≦α≦120°の範囲に設定することにより、強固にかつ効率よく丸アリを固定した上に、光束を最大の有効径にとることができる。
【0030】
本発明の実施の形態3では、雄アリの張出部の直径を大径部と同一にしたが、これに制約されることなく、小径部の直径より大きくすればよく、光軸間距離や鏡筒孔の内径に合わせて適宜設定し、大径部の直径より小さくても大きくても構わない。だだし、雌アリの逃げ部の範囲や大きさに合致させる必要がある。また、本発明の実施の形態3では、3個の光路を持つ例について説明したが、図10に示すように、4個の光路を有するユニットに適用することができ、同様の作用効果を発揮することができる。なお、このようなユニットは、双眼鏡筒観察のための光路の他に、写真光路や照明光路を有するものである。
【0031】
また、本発明の実施の形態1では、ズーム鏡体に双眼鏡筒を連結する機構について説明したが、ズーム鏡体と中間鏡筒、中間鏡筒相互間、または中間鏡筒と双眼鏡筒との連結機構にも適用することができる。さらに、実体顕微鏡を例に説明したが、他の複数の光路を有する内視鏡、硬性鏡、またはビデオマイクロスコープなどの光学機器にも適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、互いに平行な複数の光軸を透過する光束の有効径を大きくした光学系を、上記雄アリの小径部の直径より大きく形成されている部分に配設することにより、システム性能を向上させつつも大型化せず、システムの互換性を維持した光学機器の結合機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図である。
【図2】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図である。
【図3】発明の実施の形態1の図1のA−A断面図である。
【図4】発明の実施の形態1の実体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例の下面図である。
【図5】発明の実施の形態2の実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図である。
【図6】発明の実施の形態2の実体顕微鏡の双眼鏡筒の一部正面断面図である。
【図7】発明の実施の形態2の図5のB−B断面図である。
【図8】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒の下面図である。
【図9】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒の側面断面図である。
【図10】発明の実施の形態3の実体顕微鏡の双眼鏡筒の変形例の下面図である。
【図11】従来例の実体顕微鏡の側面図である。
【図12】従来例の実体顕微鏡の双眼鏡筒の丸アリを示す縦断面図である。
【図13】従来例の実体顕微鏡の双眼鏡筒の丸アリを示す下面図である。
【符号の説明】
1 雄アリ
1b 小径部
1d 張出部
4 雌アリ
10 双眼鏡筒
10a 鏡筒孔
10b 鏡筒孔
11 ズーム鏡体
2 小径部の直径

Claims (1)

  1. 互いに平行な複数の光路を有する光学機器ユニットを、雄アリと雌アリとからなる丸アリによってユニット間結合する光学機器の結合機構において、
    前記雄アリの小径部の一部が、該小径部の直径より大きく形成されていることを特徴とする光学機器の結合機構。
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