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JP3747714B2 - モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法 - Google Patents

モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ユニットとモータ駆動用大電流回路ユニットとが一体に取り付けられたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両には、例えばアンチスキッド制御(ABS制御)を行うために、ホイールシリンダ圧を調節する油圧ユニット、その油圧ユニットを制御する電子制御装置(ECU)、油圧を調節するためのアクチュエータである例えばポンプモータを駆動するモータ駆動用大電流回路などが搭載されている。
【0003】
また、近年では、製造工程の簡易化や装置をコンパクトにする等の目的で、装置のモジュール化が図られており、上述したABS制御の油圧ユニットと電子制御装置を一体化することによるモジュール化も検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このモジュール化の一例として、油圧回路等の油圧ユニットを収納した例えばアルミ合金製のハウジング(油圧ユニット用ハウジング)上に、電磁弁を駆動するソレノイドや電子基板等を収容した樹脂製のハウジング(ECU用ハウジング)を取り付ける方法が考えられる。
【0005】
しかし、ECUに大電流回路があると、(1)ノイズにより他の信号に影響がでるおそれがあり、(2)ECUからソレノイド等に電力を供給するための大電流ハーネスが必要とされ、(3)ECUが大型化し、(4)これらにより、基板の歩留が低下するおそれがある等のデメリットが考えられる。したがって、油圧ユニットとモータ駆動用大電流回路とをモジュール化し、ECUはむしろ切り離した方がよいと言える。
【0006】
油圧ユニットとモータ駆動用大電流回路とをモジュール化しただけでも上述のデメリットは回避できるが、モジュール化のメリットの中でも重要な小型化という点では改善の余地がある。
本発明は、油圧ユニットとモータ駆動用大電流回路ユニットとが一体に取り付けられたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、さらなる小型化を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、車両制御用の油圧を調節する油圧機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置であって、前記油圧ユニット用のハウジング(油圧ユニット用ハウジング)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回させたことを特徴とする。
【0008】
油圧ユニット用ハウジングには、油圧機構の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設けたので、例えばバルブ同士の間隔を小さくすることができ、バルブを分散配置する場合に比べればスペースを有効利用するので、小型化が可能になる。
【0009】
さらに、モータ+側端子線は、バルブ配置部を迂回させている。
例えばモータ+側端子線がバルブ配置部を貫通する場合には、バルブ同士の間隔を確保した上でモータ+側端子線とバルブとの間隔も適宜に確保する必要があるので、モータ+側端子線の断面積の何倍ものスペースが増加してしまう。
【0010】
しかし、モータ+側端子線がバルブ配置部を迂回しているので、バルブ配置部に余分なスペースを創る必要がなく、バルブ配置部におけるバルブの集約度を極限にまで高めることができる。
請求項2記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、請求項1記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、前記バルブを作動させる電動アクチュエータを配置した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設け、前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に、前記電子基板部を前記動作部とは平面的にずれた位置に配し、前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避けて前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動用大電流回路に接続されていることを特徴とする。
【0011】
モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、バルブを作動させる電動アクチュエータ(例えばソレノイド)を配置した動作部と電子基板を配置した電子基板部とを設け、それらを互いに平面的にずらした位置に配しているので、動作部におけるソレノイド等の組み付けと、電子基板部における電子基板の取付を別個に行える。例えばソレノイド等を先行して組み付けた後に電子基板を取り付けたり、電子基板の取付後にソレノイド等を組み付けることが可能になる。したがって、製造時の作業手順に柔軟性が生じ、結果として作業能率が向上する。
【0012】
しかも、動作部をバルブ配置部にほぼ対面する位置に配しているので、例えばソレノイドとバルブとを直接接続する(ソレノイドの駆動力をバルブに伝達するための部材を使用しない)構成が可能になり、一層の小型化を図れる。また、ソレノイドとバルブとを一体化することも可能になり、さらに小型化できる。
【0013】
そして、モータ+側端子線は、電子基板部側で油圧ユニット用ハウジングを貫通し、電子基板部を避けて動作部に達し、動作部においてモータ駆動用大電流回路に接続されているので、モータ駆動用大電流回路のほとんどの部分(電子基板との接続端子以外)を動作部に集中させることができ、モータ駆動用大電流回路のコンパクト化が可能となる。
【0014】
なお、油圧機構の状態を検出するセンサ(例えば圧力センサ)を備える場合、このセンサも動作部に配置するとよい。そして、油圧ユニット用ハウジングにおいては、センサ用の穴をバルブ配置部に設ければよい。これにより、バルブだけでなくセンサまでもが集中配置されるから、バルブ配置部の集約度をさらに高めることができる。
【0015】
請求項3記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、車両制御用の油圧を調節する油圧機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置であって、前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、前記油圧機構を作動させる電動アクチュエータ及び/又は前記油圧機構の状態を検出するセンサを配置した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設けるとともに、前記動作部と前記電子基板部とを天地方向に平面的にずらし、且つ前記電子基板を前記モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に直交させて前記電子基板部に収容したことを特徴とする。
【0016】
動作部と電子基板部とを平面的にずらして配置するメリットは上述のとおりである。この請求項3記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、電子基板をモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に直交させて電子基板部に収容したので、電子基板を天地方向に対して平行に配する場合に比べて、電子基板の設置面積を小さくすることができる。よって、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。特に、天地方向の寸法を小さくできる。
【0017】
請求項4記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、請求項3記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、前記油圧ユニット用のハウジング(以下、油圧ユニット用ハウジングという。)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回させたことを特徴とする。
【0018】
すなわち、請求項3記載の発明において請求項1記載の構成を採用しているので、請求項1による効果と請求項3による効果を併せ持ち、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化は一層良好となる。
請求項5記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、請求項4記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に配し、前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避けて前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動用大電流回路に接続されていることを特徴とする。
【0019】
すなわち、請求項4記載の発明において請求項2記載の構成を採用しているので、請求項4による効果(請求項1+3の効果)に請求項2による効果が付加され、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化はきわめて良好となる。
【0020】
請求項6記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、請求項3ないし5のいずれか記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、前記電子基板部に挿入した前記電子基板を揺動または平行移動させることにより弾性変形して該電子基板と係合する弾性係合部材を設けたことを特徴とする。
【0021】
電子基板部は、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化という点からすればできるだけ小さい方がよい。ところが、電子基板を例えばビス等で取り付ける場合には、電子基板を電子基板部に入れてからビス等を締め付ける作業が必要となり、そのための工具を差込できるだけのスペースを要求される。
【0022】
しかし、請求項6記載の構成とすれば、電子基板を揺動または平行移動させるだけでよいから、例えばスクリュドライバ等を使用する必要はなく、工具のためのスペースを要さないから、電子基板部、すなわちモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化に適している。
【0023】
そして、請求項7記載のように、請求項3ないし6のいずれか記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、前記モータ駆動用大電流回路と前記電子基板とを接続する基板用端子は、前記電子基板部内で固定された前記電子基板をほぼ垂直に貫通する方向に延出されていると、電子基板を揺動または平行移動させることによって、基板用端子を電子基板に貫通させて接続できるので、電子基板の取付が一層容易になる。
【0024】
なお、請求項1〜7記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、各種の制御を行う例えばマイコンからなる電子制御装置(ECU)とは別体となるので、上述のECUに大電流回路を備える場合のデメリット(ノイズ、大電流ハーネス、ECUの大型化、基板の歩留の低下等)は、いずれも生じない。
【0025】
そして、請求項8記載の組み付け方法は、請求項1または2記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法であって、前記油圧ユニット用ハウジングに少なくとも前記モータ及びモータ+側端子線を取り付けた後、前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケース部を前記油圧ユニット用ハウジングに取り付け、次に前記モータ駆動用大電流回路のモータ用端子と前記モータ+側端子線とを溶接するので、モータ用端子とモータ+側端子線との接続が容易、且つ確実になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例によって発明の実施の形態を説明する。
【0027】
【実施例】
まず、図1〜4を参照して、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の全体的な構成について説明する。なお、図1はモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の正面図(一部破断)、図2は平面図、図3は左側面図、図4は図1とは異なる位置で破断した正面図である。
【0028】
図1〜4に示すように、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、例えばアンチスキッド制御(ABS制御)等の車両制御のために、ホイールシリンダ圧等の油圧を調節する油圧ユニット1と、その油圧を調節するためのモータ41等を駆動するモータ駆動用大電流回路ユニット2とが、一体に固定されたものである。なお、本実施例においては、油圧などを制御するために各種の演算等を行う制御装置である電子制御装置(ECU、図示と詳しい説明は省略)は、モータ駆動用大電流回路ユニット2とは別体に設けられている。
【0029】
油圧ユニット1には、油圧を発生するためのポンプ42、そのポンプ42の駆動源となるモータ41、油圧の脈動を防止するためのダンパ43、油圧ユニット1内の油量を調整するためのリザーバ44等が備わっている。
また、油圧ユニットのハウジング(以下、油圧ユニット用ハウジングという。)40は、図9に示すように略箱状のアルミニウム合金からなる容器であり、バルブ5を収容するための穴61、油圧機構の状態を検出するセンサに相当する圧力センサ8を収容するための穴62、ポンプ42を収容するための穴63、油圧回路46等が設けられており、穴61、62、63には、それぞれバルブ5、圧力センサ8、ポンプ42が収容されている。
【0030】
なお、ハッチングを付した部分はその周囲よりも凹陥した通路溝64となっている。この通路溝64は油圧ユニット用ハウジング40の鋳造時に形成されたものである。また、通路溝64が設けられている領域は、従来は何も設けられていなかった領域であるので、通路溝64を設けたことによって、例えば油圧ユニット用ハウジング40の部品や穴、油路等の配置や寸法を制限することはない。この通路溝64の働きについては後述する。
【0031】
バルブ5は、図1に示すとおり、電動アクチュエータに該当するソレノイド7と一体化されて、ソレノイドバルブ(電磁弁)を構成している。そして、これらバルブ5及び圧力センサ8は油圧ユニット用ハウジング40の上側のおおむね2/3の領域に集中配置されており、その領域がバルブ配置部16である。なお、ソレノイド7(バルブ5)及び圧力センサ8は、かしめにより油圧ユニット用ハウジング40に固定されている。
【0032】
一方、モータ駆動用大電流回路ユニット2は、ハウジング(以下、大電流回路ユニット用ハウジングという。)3を備えており、その大電流回路ユニット用ハウジング3は、樹脂製の箱状のケース部10と、ケース部10の図1、図4で左側の開口部を覆う樹脂製のカバー11とからなる。
【0033】
大電流回路ユニット用ハウジング3内には、モータ駆動の制御用の電子基板4が収容される電子基板部6と、ソレノイド7及び圧力センサ8が収容される動作部9とが設けられている。特に、この電子基板部6と動作部9とは、天地方向(図1に示す矢印方向)に沿って平面的にずらされて略並列に配置されている。つまり、電子基板部6と動作部9とを油圧ユニット用ハウジング40に投影(天地方向に垂直な視線で投影)した場合、その投影は重ならない。
【0034】
ケース部10の四隅には図6及び図8に示すように貫通孔31が設けられており、これら貫通孔31を貫通して油圧ユニット用ハウジング40に螺合するネジ部材29により油圧ユニット用ハウジング40に固定されている。
なお、ケース部10と油圧ユニット用ハウジング40との接合部分には、図10(b)に示すように動作部9の輪郭に沿った大リング部70aと2つの小リング部70bとからなるパッキン70が介装されている。
【0035】
また、ケース部10のカバー11側の端面には、図6及び図8に示すように、ケース部10の外周に沿う部分32a及び電子基板部6と動作部9との境界に沿った横断部分32bからなる略8の字状の壁32が設けられており、カバー11は、その周縁部11b及び横断部11cにおいて壁32と振動溶着されている。
【0036】
したがって、ケース部10とカバー11とは一体化されて大電流回路ユニット用ハウジング3を形成し、ネジ部材29により油圧ユニット用ハウジング40に固定されている。また、ケース部10とカバー11とが溶着にて一体となることにより、両者の接合部から大電流回路ユニット用ハウジング3の内部への水等の侵入が防止される。
【0037】
大電流回路ユニット用ハウジング3のケース部10のうち、動作部9側は、天地方向に沿って配された隔壁13により、カバー11側の第1ブロック15と油圧ユニット1側の第2ブロック17とに区分されている。
隔壁13内には、導電性の金属板(本実施例では銅板)に打ち抜きや曲げ等の加工を施して大電流用の回路パターンとしたバスバー19(その形状は図6及び図8参照)が複数枚(本実施例では2枚)配置されている。本実施例では、バスバー19は12V、80A用の大電流回路、ソレノイド電流回路、圧力センサ用回路等として用いられる。
【0038】
このバスバー19の基板接続用の端部19aは、隔壁13から突出して電子基板部6に達して電子基板4と接続されている。
第1ブロック15内のバスバー19の端部19bは、隔壁13に対して垂直となる方向に折り曲げられて、バスバー19の本体部分から立ち上がった状態とされている。これらの端部19bは、バスバー19とソレノイド7や圧力センサ8との接続用であり、ソレノイド7から伸びるターミナル7aや圧力センサ8から伸びるターミナル8aが抵抗溶接されている。
【0039】
さらに、バスバー19にはモータ+側端子線45用の端部19c(図6及び図8参照)が設けられており、ここにはモータ+側端子線45の一端が抵抗溶接されている。このモータ+側端子線45は、図4に示すとおり、動作部9から電子基板部6側に曲がり、電子基板部6側で油圧ユニット用ハウジング40を貫通し、モータ41に達している。すなわち、モータ+側端子線45は、バルブ配置部16を迂回して油圧ユニット用ハウジング40を貫通している。これにより、バスバー19からモータ+側端子線45を通してモータ41に電力を供給できる。なお、モータ41のアースは油圧ユニット用ハウジング40を介してとられる。
【0040】
電子基板部6も動作部9と同様にカバー11側とケース部10側とに分かれるが、カバー11側とケース部10側とが隔壁等で分割されておらず、一連の空間となっている点で動作部9とは異なっている。
電子基板部6のケース部10側になる基板室6aは、図5及び図6に拡大して示すように、隔壁13の延長部分ともなりバスバー19の端部19aを保持するターミナル保持部51、ターミナル保持部51に連設された傾斜壁52、傾斜壁52と対面する段付壁54、傾斜壁52と段付壁54の間に配された底壁53等を備えており、基板室6aはカバー11側だけが開放されている。
【0041】
このため、上述のとおりケース部10とカバー11とが接合された状態では(例えば図1参照)、電子基板部6は密閉状態になるが、電子基板部6を覆うカバー11の一部には通気口12が設けられていて、その通気口12の内側には気体(空気、水蒸気等)の通過は許すものの水等の液体は通過させないフィルタが装着されているので、電子基板部6は液密であるが気密ではない。そして、通気口12を介しての通気により、電子基板部6の温度と湿度の上昇を防止できる。
【0042】
また、図5及び図6に示すように、ターミナル保持部51には中央突起51aが設けられ、底壁53には凹部53aが設けられている。さらに、底壁53からは傾斜壁52の両側に沿って(図6参照)、弾性係合部材に該当する一対のスナップフィット56が立設されている。
【0043】
電子基板4を基板室6aに収容して固定する手順は次のとおりである。まず電子基板4を底壁53に対して垂直となる方向に沿って基板室6aに挿入し、電子基板4の一端を凹部53aに位置させる。そして、凹部53aを支点として電子基板4を傾斜壁52側に倒すように変位(揺動変位)させ、電子基板4の各穴接点4a(図8参照)に対応するバスバー19の端部19aの先端を挿通させる。また、このときに電子基板4の側辺部分をスナップフィット56の案内面56bに接触させる。そして、電子基板4を傾斜壁52側に押し付ける方向に力を加えると、電子基板4がスナップフィット56を左右に押しのけるように弾性変形させて、スナップフィット56の間を通過し、図7及び図8に示すように、電子基板4の側辺部分がスナップフィット56に係合されて、電子基板4が固定される。
【0044】
また、バスバー19の端部19aは穴接点4aを貫通し、端部19aは穴接点4aと半田付けにて電気的な接続、すなわちバスバー19と電子基板4とが接続される。端部19aの延出方向は、スナップフィット56によって固定された電子基板4に垂直となるように、図5、図7にて斜め左下向きにされている。このため、電子基板4の揺動変位方向が端部19aの延出方向にほぼ沿ったものとなり、両者の結合に無理な力が加わらない。
【0045】
この電子基板4がスナップフィット56に係合された状態では、電子基板4の背面がターミナル保持部51の中央突起51aに当接され、しかも電子基板4は、スナップフィット56側(両サイド)よりも中央突起51a付近が凸となる弓状に弾性変形した状態とされる。このため、電子基板4の弾性力がスナップフィット56に作用して、スナップフィット56との係合を強固にしている。また、スナップフィット56の背面56aが広い範囲で電子基板4と接触するから、この点でも電子基板4の取付が安定する。
【0046】
図1、図3、図10等に示すように、段付壁54の背後には連通室72が設けられており、連通室72はノズル71により外気に開放されている。そして、連通室72の油圧ユニット用ハウジング40側は、図10に示すように開口していて、通路溝64に連通している。また、図10に示すように、通路溝64の奥部分はケース部10の動作部9(第2ブロック17)に連通している。このため、ノズル71〜連通室72〜通路溝64〜動作部9という一連の経路(図10に矢印で示す経路D)が構成されている。
【0047】
ノズル71は、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の使用時(車両に装着した状態)において最下部に位置する。また、ノズル71、連通室72及び通路溝64の寸法は、矢印で示す経路Dを移動する水滴が表面張力で経路Dを閉塞するおそれのない寸法に設定されている。このため、動作部9に水滴が存在した場合には、この水滴は経路Dを通ってノズル71から外部に排出される。
【0048】
なお、水滴の原因としては、動作部9内の温度変化(モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の稼働時には昇温し停止時には温度が低下する。)による結露や洪水等による浸水が考えられるが、浸水は完全には防御できない。しかし、経路Dの寸法が上述のように設定されていて、また経路Dが2本あることから、動作部9と外部との通気性はきわめて良好であり、常時通気されているから、温度変化に起因する結露を良好に防止できる。
【0049】
つまり、通常の使用時における結露は十分に防ぐことができ、たとえ結露や浸水で動作部9に水滴ができても、それを速やかに、確実に排出できる。よって、水滴を原因とする故障や錆、腐食等を良好に防止できる。
本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、例えば次のような工程で組み付けられる。
【0050】
まず、油圧ユニット用ハウジング40に、モータ41、ポンプ42、バルブ5(ソレノイド7も一体で)、圧力センサ8等を組み付けて、またモータ+側端子線45も油圧ユニット用ハウジング40に貫通させてモータ41と接続しておく。つまり、油圧ユニット1を完成させておく。
【0051】
次に、ケース部10の第2ブロック17内にソレノイド7や圧力センサ8を収容するようにして、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に配置する。これにより、バスバー19の端部19bとソレノイド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとが近接又は接触する。尚、バスバー19は、ケース部10を製造する際に、ケース部10の隔壁13内に一体に組み込まれている。
【0052】
次に、ケース部10の貫通孔31にネジ部材29を通し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット用ハウジング40のネジ穴(図示せず)にネジ部材29を螺合させる。これにより、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に固定する。
【0053】
次に、バスバー19の端部19bとソレノイド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとを、バスバー19の端部19cとモータ+側端子線45の端部とを、それぞれ抵抗溶接により接合し、電気的に接続する。
次に、前述したようにして電子基板4を取り付けて半田付けを実施する。
【0054】
その後、ケース部10の上面側を覆うようにカバー11をかぶせ、振動溶着により、ケース部10とカバー11とを接合して一体化する。
これにより、油圧ユニット1がモータ駆動用大電流回路ユニット2と一体化されたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置が完成する。
【0055】
また、次のような組み付け手順も可能である。
まずケース部10の電子基板部6に電子基板4を取り付けて半田付けを実施する。
一方、これとは別に油圧ユニット1を完成させておき、ケース部10の第2ブロック17内にソレノイド7や圧力センサ8を収容するようにして、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に配置する。
【0056】
次に、ケース部10の貫通孔31にネジ部材29を通し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット用ハウジング40のネジ穴にネジ部材29を螺合させ、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に固定する。
次に、バスバー19の端部19bとソレノイド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとを、バスバー19の端部19cとモータ+側端子線45の端部とを、それぞれ抵抗溶接により接合し、電気的に接続する。
【0057】
その後、ケース部10の上面側を覆うようにカバー11をかぶせ、振動溶着により、ケース部10とカバー11とを接合して一体化する。
このような手順にても、油圧ユニット1がモータ駆動用大電流回路ユニット2と一体化されたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置が完成する。
【0058】
この様に、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置では、ソレノイド7及び圧力センサ8を配置した動作部9と、電子基板4を配置した電子基板部6とを、平面的にずらして配置する構成としたので、動作部9と電子基板部6との分離製造が可能で、製造手順の柔軟性が増加するので、上述の2例のような組み付けが可能である。
【0059】
本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置は、油圧ユニット用ハウジング40には、油圧機構の一部となるバルブ5を集中配置したバルブ配置部16を設けたので、例えばバルブ5同士の間隔を小さくすることができ、バルブ5を分散配置する場合に比べればスペースを有効利用するので、小型化が可能になる。
【0060】
特に、モータ+側端子線45は、バルブ配置部16を迂回させているので、バルブ配置部16にモータ+側端子線を通す場合のように、バルブ配置部16に余分なスペースを創る必要がなく、バルブ配置部16におけるバルブ5の集約度を極限にまで高めることができる。
【0061】
また、モータ+側端子線45は、電子基板部6側で油圧ユニット用ハウジング40を貫通し、電子基板部6を避けて動作部9に達し、動作部9においてバスバー19に接続されているので、バスバー19のほとんどの部分(電子基板4との接続用の端部19a以外)を動作部9に集中させることができ、大電流回路のコンパクト化が可能となる。
【0062】
さらに、大電流回路ユニット用ハウジング3内に、動作部9と電子基板部6とを設け、それらを互いに平面的にずらした位置に配しているので、動作部9におけるソレノイド7等とバスバー19との接続作業と、電子基板部6における電子基板4の取付を別個に行える。例えばバスバー19との接続を先行して電子基板4の取り付けを後にしたり、その逆の手順も可能になる。したがって、製造時の作業手順に柔軟性が生じ、結果として作業能率が向上する。
【0063】
そして、電子基板4をモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の天地方向に対して傾斜させて電子基板部6に収容したので、電子基板4を天地方向に対して平行する方向に沿って配する場合に比べて、電子基板4の設置面積を小さくすることができる。よって、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。特に、天地方向の寸法を小さくできる。
【0064】
その電子基板4の取付にはスナップフィット56を用いており、電子基板4を基板室6aに挿入して揺動変位させるだけで取り付けできるから、電子基板4の取付はきわめて簡単で、作業工数も低減される。また、ビスなどを用いないから、そうしたビスなどのための工具を基板室6aに挿入するためのスペースも不要で、これによっても基板室6aすなわちモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。
【0065】
また、電子基板4に接続されるバスバー19の端部19aは、スナップフィット56によって固定された電子基板4に垂直となるように延出されているので、電子基板4の揺動変位方向が端部19aの延出方向にほぼ沿ったものとなり、両者の結合に無理な力が加わらない。
【0066】
加えて、油圧ユニット用ハウジング40に通路溝64を設けて、これを動作部9の通気と水抜きのための経路Dの一部としているので、通路溝64に相当する空間を大電流回路ユニット用ハウジング3に設ける必要がない。したがって、大電流回路ユニット用ハウジング3の小型化、すなわちモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。
【0067】
また、連通室72を大電流回路ユニット用ハウジング3の最下部の壁沿いに設け、基板室6aの底側で通路溝64と連通させているので、基板室6aの深さを大きくとることができる。これにより、電子基板4の大部分を基板室6aに収容できる(電子基板4のカバー11側への突出量を小さくできる)から、電子基板部6におけるカバー11の膨らみ量(図1、図4における左方向への膨らみ量)を低減でき、これによっても大電流回路ユニット用ハウジング3の小型化、すなわちモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の小型化が可能になる。
【0068】
しかも、ノズル71、連通室72、通路溝64によりラビリンスが形成されるので、例えばモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置が水に浸かった場合でも一気に動作部9まで浸水することはなく、そのような状況下での防水性にも優れている。
【0069】
この通路溝64は、油圧ユニット用ハウジング40の従来は利用されていなかった領域に設けられているので、通路溝64を設けたことによって、例えば油圧ユニット用ハウジング40の部品や穴、油路等の配置や寸法を制限することはなく、未利用スペースの有効利用となっている。しかも、通路溝64は油圧ユニット用ハウジング40の鋳造時に形成されるから、通路溝64を設けるために例えばドリリング等の切削加工を必要としない。つまり、通路溝64を設けるためには、鋳型をそれに応じた形状にするだけでよく、何も特別な手間を要さないから、コストアップのおそれもない。しかも、通路溝64を設けることにより、油圧ユニット用ハウジング40の1個当たりに使用される金属(本実施例ではアルミニウム合金)の量を減らすことができるから、材料費の面ではコストダウンとなるし、省資源でもある。
【0070】
そして、モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付けに際しては、油圧ユニット用ハウジング40に少なくともモータ41及びモータ+側端子線45を取り付けた後、大電流回路ユニット用ハウジング3のケース部10を油圧ユニット用ハウジング40に取り付け、次にバスバー19のモータ用の端部19cとモータ+側端子線45とを溶接するので、モータ用の端部19cとモータ+側端子線45との接続が容易、且つ確実になる。
【0071】
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の正面図(一部破断図)である。
【図2】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の平面図である。
【図3】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の左側面図である。
【図4】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の図1とは異なる位置で破断した正面図である。
【図5】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の基板室付近の拡大断面図である。
【図6】 実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置のケース部の平面図である。
【図7】 図5において電子基板を装着した図である。
【図8】 図6において電子基板を装着した図である。
【図9】 実施例の油圧ユニット用ハウジングの構造の説明図であり、図9(a)は左(大電流回路ユニット用ハウジング側の)側面図、図9(b)は正面図(一部破断図)である。
【図10】 実施例における動作部の通気、水抜き用の経路の説明図であり、図10(a)は油圧ユニットにケース部を装着した状態の一部破断正面図、図10(b)は図10(a)の油圧ユニット側からの透視図である。
【符号の説明】
1・・・油圧ユニット、
2・・・モータ駆動用大電流回路ユニット、
3・・・大電流回路ユニット用ハウジング、
4・・・電子基板、
5・・・バルブ(油圧機構)、
6・・・電子基板部、
6a・・・基板室、
7・・・ソレノイド(電動アクチュエータ)、
8・・・圧力センサ(センサ)、
9・・・動作部、
10・・・ケース部、
11・・・カバー、
16・・・バルブ配置部、
19・・・バスバー(モータ駆動用大電流回路)、
19a・・・端部(基板用端子)、
19c・・・端部(モータ用端子)、
40・・・油圧ユニット用ハウジング、
41・・・モータ(油圧機構)、
42・・・ポンプ(油圧機構)、
43・・・ダンパ(油圧機構)、
44・・・リザーバ(油圧機構)、
45・・・モータ+側端子線、
46・・・油圧回路(油圧機構)、
56・・・スナップフィット(弾性係合部材)。

Claims (8)

  1. 車両制御用の油圧を調節する油圧機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置であって、
    前記油圧ユニット用のハウジング(以下、油圧ユニット用ハウジングという。)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、
    前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回させた
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  2. 請求項1記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、
    前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、前記バルブを作動させる電動アクチュエータを配置した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設け、
    前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に、前記電子基板部を前記動作部とは平面的にずれた位置に配し、
    前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避けて前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動用大電流回路に接続されている
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  3. 車両制御用の油圧を調節する油圧機構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置であって、
    前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内に、
    前記油圧機構を作動させる電動アクチュエータ及び/又は前記油圧機構の状態を検出するセンサを配置した動作部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設けるとともに、
    前記動作部と前記電子基板部とを天地方向に平面的にずらし、且つ前記電子基板を前記モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の天地方向に対して傾斜させて又は天地方向に直交させて前記電子基板部に収容した
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  4. 請求項3記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、
    前記油圧ユニット用のハウジング(以下、油圧ユニット用ハウジングという。)には、前記油圧機構の一部となるバルブを集中配置したバルブ配置部を設け、
    前記モータ駆動用大電流回路から前記油圧ユニット用ハウジングを貫通してモータに至るモータ+側端子線は、前記バルブ配置部を迂回させた
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  5. 請求項4記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、
    前記動作部を前記バルブ配置部にほぼ対面する位置に配し、
    前記モータ+側端子線は、前記電子基板部側で前記油圧ユニット用ハウジングを貫通し、前記電子基板部を避けて前記動作部に達し、該動作部において前記モータ駆動用大電流回路に接続されている
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれか記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、
    前記電子基板部に挿入した前記電子基板を揺動または平行移動させることにより弾性変形して該電子基板と係合する弾性係合部材を設けた
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  7. 請求項3ないし6のいずれか記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置において、
    前記モータ駆動用大電流回路と前記電子基板とを接続する基板用端子は、前記電子基板部内で固定された前記電子基板をほぼ垂直に貫通する方向に延出されている
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。
  8. 請求項1または2記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法であって、
    前記油圧ユニット用ハウジングに少なくとも前記モータ及びモータ+側端子線を取り付けた後、
    前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケース部を前記油圧ユニット用ハウジングに取り付け、
    次に前記モータ駆動用大電流回路のモータ用端子と前記モータ+側端子線とを溶接する
    ことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法。
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