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JP3742574B2 - 強誘電性高分子膜の製造方法 - Google Patents

強誘電性高分子膜の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電性高分子膜の製造方法に関し、詳しくは、圧電素子及び焦電素子、電気光学素子、及び非線形光学素子などに好適に用いることのできる強誘電性高分子膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
強誘電性の高分子材料からなる膜は、強誘電性の無機材料などと比較して柔軟性及び可撓性に優れると共に、ポーリング処理によって大きな圧電効果を示す。したがって、種々の圧電素子材料として用いられ、特に音響インピーダンスが低いことから圧電センサトランスデューサなどに積極的に用いられている。
【0003】
上述した強誘電性の高分子材料として最も高い電気機械変換効率を有するもとして、フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体が知られている。この共重合体からなる膜は、ラメラ結晶が集合して構成されている。このようなラメラ結晶からなる膜は、その力学的性質や破壊強度などが主として結晶間の凝集力によって決定される。このため、従来の膜は極めて脆弱であり、高分子材料に特有の柔軟性などの特性を顕現することができないでいた。
【0004】
かかる点に鑑み、本発明者らは、特にフッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体を一軸延伸膜を作製し、この一軸延伸膜の膜面をほぼ自由表面状態に保持して熱処理し、結晶化することにより単結晶状の高分子膜を得ることを想到した(特許番号2681032)。このような単結晶状の高分子膜においては、前記共重合体の分子鎖が延伸軸方向に高度に配向しているだけでなく、前記延伸軸方向と垂直な結晶軸(a軸及びb軸)も前記延伸軸と垂直な面内で特定の方向に配向する。さらに、前記単結晶状の高分子膜は、伸長鎖結晶(extended chain crystal)から構成され、ラメラ結晶は存在しなくなる。
【0005】
この結果、前記単結晶状の高分子膜の、前記延伸軸方向における縦波音速及びヤング率の最大値は、10K(−263℃)において、それぞれ7930m/sec及び121GPaであり、300K(27℃)において、それぞれ3800m/sec及び27.9GPaである。これらの値は、ラメラ結晶からなる高分子膜と比べて極めて大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体からなる単結晶状高分子膜のヤング率は、理論的にはほぼ230GPaであると推定され、この理論値と比較しても極めて低いものしか得られていない。また、圧電効果を利用するセンサトランデューサにおいては、ヤング率が大きいほど電気機械変換効率も大きくなる傾向がある。したがって、ヤング率のさらなる向上が望まれている。
【0007】
本発明は、フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体からなる強誘電性高分子膜のヤング率のさらなる向上を可能とする新規な製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は、フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体を含む強誘電性高分子膜の製造方法であって、前記共重合体からなる薄膜を一軸延伸することにより一軸延伸膜を形成し、この一軸延伸膜を構成する前記共重合体の分子鎖を、この分子鎖の配向方向に拡散移動させることにより、前記分子鎖同士の絡み合いを実質的に除去する強誘電性高分子膜の製造方法において、前記共重合体を構成する前記分子鎖の拡散移動は、前記一軸延伸膜を構成する前記共重合体のキュリー温度以上であって融点以下の温度において、5時間以上の熱処理を行なうことによって実施することを特徴とする、強誘電性高分子膜の製造方法に関する。
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を実施した。そして、上述したうな低ヤング率は、高分子膜を構成する分子鎖同士の絡み合い、及びこの絡み合いの部分の存在するループ構造やキンクバンド構造などの欠陥に起因するものであることを見出した。したがって、分子鎖同士の絡み合いを防止する手段を見出すべくさらなる検討を実施した。
【0010】
その結果、フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体からなる一軸延伸膜は、常誘電相の状態においては液体的性質を有することを見出した。すなわち、上記常誘電相状態では、前記一軸延伸膜の、延伸軸方向に相当する分子鎖配向方向において、前記分子鎖が容易に拡散移動するのに対し、前記分子鎖配向方向と垂直な方向、すなわち膜面に垂直な方向へは前記分子鎖がほとんど拡散移動しないことを見出した。したがって、前記分子鎖配向方向に前記分子鎖を拡散移動させることにより、上述した分子鎖同士の絡み合いを抑制することを想到し、本発明に至ったものである。
【0011】
本発明の強誘電性高分子膜の製造方法においては、膜中における分子鎖同士の絡み合いが実質的に除去されているため、それに伴って、ループ構造やキンクバンド構造などの欠陥の発生を抑制することができる。したがって、従来の強誘電性高分子膜に比較して極めて高いヤング率を有することができ、圧電効果を利用するセンサトランデューサなどの電気機械変換素子やその他圧電素子などに対して好ましく用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を発明の実施の形態に基づいて詳細に説明する。本発明においては、強誘電性高分子膜を構成するフッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体の分子鎖を、その配向方向に対して拡散移動させ、前記分子鎖の絡み合いを実質的に除去することが必要である。
【0013】
例えば、前記共重合体のキュリー温度以上であって融点以下の温度において、すなわち、前記共重合体の常誘電相状態において、5時間以上、さらには20時間以上の熱処理を行なうことによって、上述した作用効果を有する拡散移動を生ぜしめることができる。
【0014】
また、前記熱処理の温度が前記共重合体の融点に近いほど、熱処理時間を短縮化できるとともに、前述した拡散移動をより効果的に行なうことができる。具体的には、熱処理を行なうべき前記共重合体からなる一軸延伸膜の部分融解が無視出来る程度の温度に近い温度で行なうことが好ましい。例えば、走査型示差熱計(DSC)で測定した融解曲線から得た融点Tmに対して、(Tm−3)℃〜(Tm−10)℃程度の温度で行なうことが好ましい。
【0015】
また、上記作用効果を有する前記共重合体の分子鎖の拡散移動を生じさせる他の手段として、前記一軸延伸膜を好ましくは0.2MPa以上、さらに好ましくは50MPa以上の加圧下に配置し、前記共重合体のキュリー温度以上融点以下の温度で熱処理する。このような加圧下で熱処理を行なうことにより、熱処理時間を短縮化できるとともに、前述した拡散移動をより効果的に行なうことができる。なお、圧力を100MPa以上とすることにより、上記効果はさらに助長される。
【0016】
なお、上記圧力の上限は、その圧力下で出現する常誘電相が前記共重合体の熱分解が生じない温度範囲に存在する限り、特に限定されるものではない。現状においては、500MPaまで加圧しても、何ら問題なく上述した拡散移動を通じて分子鎖の絡み合いを効果的に解消することができる。
【0017】
また、上述した熱処理においては、熱処理すべき一軸延伸膜は、延伸軸と平行な膜面、すなわち延伸膜面が自由表面状態にあることが好ましい。熱処理時において、一軸延伸膜の延伸膜面に対して応力付加が生じるような何らかの外的要因が存在すると、分子鎖配向に局所的な乱れが生じ、延伸方向と異なる方向に配向した結晶を成長させるための核となって、分子鎖配向方向に対する分子鎖の十分な拡散移動を生ぜしめることができなくなる場合がある。したがって、一軸延伸膜の熱処理時において、その膜面を自由表面状態とすることにより、上述した分子鎖配向の局所的な乱れを十分に防止することができ、分子鎖配向方向における拡散移動を実効あらしめることができる。
【0018】
上述した自由表面状態における熱処理は、例えば、フッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体に対して非粘着性の基材、例えば、テフロン(R)板上に、前記共重合体からなる一軸延伸膜を設置し、気相雰囲気中又は液相雰囲気中において行なう。これによって、前記一軸延伸膜の延伸膜面は、実質的に自由表面状態を保持することができ、上述した作用効果を奏することができる。
【0019】
好ましい気相雰囲気としては、不活性ガス雰囲気、窒素ガス雰囲気、及び空気中などの非酸化性雰囲気である。また、好ましい液相雰囲気としては、非溶解性の液体のあらゆる種類のものから構成することができるが、好ましくはシリコンオイル、エチレングリコール及びケロシンなどの雰囲気である。なお、このような雰囲気を用い、前述したような加圧下での熱処理を行なう場合は、前記雰囲気を所定圧力にまで加圧することによって実施する。
【0020】
なお、本発明の方法に従って分子鎖配向方向の拡散移動を実効あらしめ、分子鎖同士の絡み合いを効果的に除去するためには、フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロレチレンとの共重合体中におけるフッ化ビニリデンの含有量が65〜90モル%であることが好ましく、さらには70〜85モル%であることが好ましい。
【0021】
同様の理由から、熱処理すべき前記共重合体から構成される前記一軸延伸膜の厚さは1μm〜1mmであることが好ましく、さらには3μm〜200μmであることが好ましい。
【0022】
【実施例】
以下、本発明を具体例に基づいて説明する。
(実験例1)
フッ化ビニリデンを75モル%で含む、分子量約20万のフッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体ペレットをジメチルフォルムアミド(DMF)に溶解して、フッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体溶液を作製した。次いで、この溶液をガラス板上に流延し、DMFを除去することによりフッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体薄膜を得た。この共重合体薄膜のキュリー温度は120℃であり、融点は149℃であった。
【0023】
次いで、この共重合体薄膜を室温で5倍に一軸延伸することにより、厚さ40μmの一軸延伸膜を得た。次いで、この一軸延伸膜をテフロン(R)板上に載置するとともに、その両端を固定し、圧力0.1MPaの空気中、140℃で90時間熱処理を実施することにより、強誘電性高分子膜を得た。
【0024】
このようにして得た強誘電性高分子膜の可干渉距離(D001)、延伸軸方向(分子鎖配向方向:C軸方向)のX線ロッキングカーブ半値幅Δχ001、及び前記延伸軸と垂直な、(110)面方向又は(200)面に垂直な方向のX線ロッキングカーブの半値幅Δω110/200を測定した。また、キュリー温度Tc及び融点Tmを測定した。結果を表1に示す。
【0025】
(実験例2)
熱処理時間を450時間にした以外は、実験例1と同様にして強誘電性高分子膜を作製した。実験例1と同様に、可干渉距離(D001)、X線ロッキングカーブ半値幅Δχ001及びX線ロッキングカーブ半値幅Δω110/200を測定した。また、キュリー温度Tc及び融点Tmを測定した。結果を表1に示す。
【0026】
(実験例3)
熱処理温度を145℃にし、熱処理時間を80時間にした以外は、実験例1と同様にして強誘電性高分子膜を作製した。その後、可干渉距離(D001)、X線ロッキングカーブ半値幅Δχ001及びX線ロッキングカーブ半値幅Δω110/200を測定した。また、キュリー温度Tc及び融点Tmを測定した。結果を表1に示す。
【0027】
(実験例4)
実験例1と同様にして作製した一軸延伸膜を、テフロン(R)板上にその両端を固定して設置した後、前記テフロン(R)板をシリコンオイル中に浸漬した。次いで、このシリコンオイルに対して外部より300MPaの圧力を付加するとともに、280℃で、1時間の熱処理を行ない、目的とする強誘電性高分子膜を得た。その後、実験例1と同様にして、可干渉距離(D001)、X線ロッキングカーブ半値幅Δχ001及びX線ロッキングカーブ半値幅Δω110/200を測定した。また、キュリー温度Tc及び融点Tmを測定した。結果を表1に示す。
【0028】
(実験例5)
熱処理時間を2時間として以外は、実験例1と同様にして強誘電性高分子膜を作製した。また、実験例1と同様にして、可干渉距離(D001)、X線ロッキングカーブ半値幅Δχ001及びX線ロッキングカーブ半値幅Δω110/200を測定した。さらに、キュリー温度Tc及び融点Tmを測定した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
Figure 0003742574
【0030】
表1から明らかなように、熱処理時間を80時間以上にして作製した実験例1〜3の強誘電性高分子膜、及び300MPaの加圧したで作製した実験例4の強誘電性高分子膜は、非加圧下で、熱処理時間を2時間に設定して作製した実験例5の強誘電性高分子膜に比較して、可干渉距離(D001)が増大している。可干渉距離(D001)の増大は、強誘電性高分子膜の規則的な配向性の向上を意味する。
【0031】
また、実験例1〜3において得た強誘電性高分子膜及び実験例4において得た強誘電性高分子膜の、X線ロッキングカーブ半値幅Δχ001及びX線ロッキングカーブ半値幅Δω110/200は、実験例5において得た強誘電性高分子膜のものと比較して減少している。このような半値幅の減少も、強誘電性高分子膜の規則的な配向性の向上を意味する。
【0032】
さらに、実験例1〜3において得た強誘電性高分子膜及び実験例4において得た強誘電性高分子膜の融点Tmは、実験例5において得た強誘電性高分子膜のものと比較して増大している。このような融点Tmの増大は、結晶常誘電相における自由エネルギーが低下したことを示し、強誘電性高分子膜中における欠陥構造が除去されたことを意味する。
【0033】
以上から、熱処理時間を長時間化して得た実験例1〜3の強誘電性高分子膜、及び加圧下で熱処理を行なって得た実験例4の強誘電性高分子膜においては、これらの膜を構成するフッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体分子鎖の拡散移動が十分に行なわれ、分子鎖の絡み合いが相当程度に除去されていることが分かる。
【0034】
(実験例6)
実験例1で得た強誘電性高分子膜(以後、「高分子膜A」という)の両面にAl膜を厚さ90nmで蒸着し、このAl膜を介して高分子膜Aに対してポーリング処理を実施した。このときの自発分極量Prは110mC/mであり、抗電場は38MV/mであった。
【0035】
次いで、このようにして得た膜を幅2.5mm、長さ25mm(高分子膜Aの分子鎖配向方向)に切り出し、この試験片の電気アドミッタンス、種々の温度での周波数依存性を調べることにより、高分子膜Aの分子鎖配向方向における縦波音速V1及びヤング率E1の温度依存性を調べた。結果を図1に示す。
【0036】
(実験例7)
実験例5で得た強誘電性高分子膜(以後、「高分子膜B」という)の両面に実験例6と同様にしてAl膜を蒸着した後、同寸法に切り出し得られた試験片の縦波音速V1及びヤング率E1の温度依存性を実験例6と同様にして調べた。結果を図1に示す。
【0037】
図1から明らかなように、分子鎖配向方向に分子鎖の拡散移動が十分に行なわれ、前記分子鎖の絡み合いが十分に除去されて、欠陥構造が減少した高分子膜Aは、極めて高いヤング率E1を有することが分かる。具体的には、10Kにおいて203GPa、300Kにおいて58.4GPaという、従来のフッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体からなる強誘電性高分子膜では得られることのできなかった極めて高い値を示すことが分かる。
【0038】
また、縦波音速V1についても通常の高分子材料と同等に高い値を示すことから、高分子膜A内においては分子鎖が拡散移動を通じて規則的に配置されていることを示している。
【0039】
一方、分子鎖配向方向に分子鎖の拡散移動が十分に行なわれずに、前記分子鎖の絡み合いが十分に除去されていない高分子膜Bにおいては、10Kにおいて121GPa、300Kにおいて27.9GPaという、フッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体からなる強誘電性高分子膜において、理論的に予測される値よりもはるかに小さいヤング率しか得られないことが分かる。また、縦波速度V1についても低い値しか示さず、分子鎖の拡散移動が十分ではなく、分子鎖の絡み合いが十分に除去されていないことが分かる。
【0040】
以上、具体例を挙げながら発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のフッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体からなる強誘電性高分子膜において、分子鎖の拡散移動を通じて前記分子鎖の絡み合いを防止し、欠陥構造の発生を抑制することができる。したがって、前記強誘電性高分子膜の配向性を向上させて、極めて高いヤング率を呈することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フッ化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体からなる強誘電性高分子膜の、ヤング率及び縦波音速の温度依存性を示すグラフである。

Claims (14)

  1. フッ化ビニリデンと、トリフルオロエチレン又はテトラフルオロチレンとの共重合体を含む強誘電性高分子膜の製造方法であって、前記共重合体からなる薄膜を一軸延伸することにより一軸延伸膜を形成し、この一軸延伸膜を構成する前記共重合体の分子鎖を、この分子鎖の配向方向に拡散移動させることにより、前記分子鎖同士の絡み合いを実質的に除去する強誘電性高分子膜の製造方法において、前記共重合体を構成する前記分子鎖の拡散移動は、前記一軸延伸膜を構成する前記共重合体のキュリー温度以上であって融点以下の温度において、5時間以上の熱処理を行なうことによって実施することを特徴とする、強誘電性高分子膜の製造方法。
  2. 前記熱処理は、20時間以上行なうことを特徴とする、請求項に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  3. 前記共重合体を構成する前記分子鎖の拡散移動は、加圧下において行なうことを特徴とする、請求項1に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  4. 前記共重合体を構成する前記分子鎖の拡散移動は、0.2MPa以上の圧力下で行なうことを特徴とする、請求項に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  5. 前記共重合体を構成する前記分子鎖の拡散移動は、50MPa以上の圧力下で行なうことを特徴とする、請求項に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  6. 前記熱処理は、前記一軸延伸膜の、延伸軸と平行な膜面を自由表面状態に保持して行なうことを特徴とする、請求項のいずれか一に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  7. 前記熱処理は、気相雰囲気中又は液相雰囲気中において、前記共重合体に対して非粘着性の基材上に前記一軸延伸膜を設置し、前記一軸延伸膜の膜面を実質的に自由表面状態に保持して行なうことを特徴とする、請求項に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  8. 前記共重合体におけるフッ化ビニリデンの含有量が、65〜90モル%であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  9. 前記一軸延伸膜の厚さが、1μm〜1mmであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載の強誘電性高分子膜の製造方法。
  10. 請求項1〜のいずれか一に記載の製造方法により製造した強誘電性高分子膜を具えることを特徴とする、圧電素子。
  11. 請求項1〜のいずれか一に記載の製造方法により製造した強誘電性高分子膜を具えることを特徴とする、焦電素子。
  12. 請求項1〜のいずれか一に記載の製造方法により製造した強誘電性高分子膜を具えることを特徴とする、電気光学素子。
  13. 請求項1〜のいずれか一に記載の製造方法により製造した強誘電性高分子膜を具えることを特徴とする、非線型光学素子。
  14. 請求項1〜のいずれか一に記載の強誘電性高分子膜の製造方法により製造したことを特徴とする膜。
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