JP3740712B2 - Recording / reproducing apparatus and recording / reproducing method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数チャンネルの音声および映像機器の情報のうち、必要な情報を選択して記録再生できるマルチチャンネル記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は特開平7−46522号公報に記載されている従来のマルチチャンネル記録装置を示すブロック図で、170はアンテナ、172は分配器、173はチューナ、174はA/Dコンバータ、175は圧縮回路、176はメモリ、177は読み出し回路、178は変調回路、179は磁気ヘッド、180は磁気テープである。地上波を用いたテレビジョン放送は、各放送局によって映像信号をAM変調して周波数多重によって複数の放送局の番組を伝送している。
【0003】
図16はテレビジョン信号の各チャンネル(VHF帯1〜12チャンネル)における周波数占有帯域を示す図で、140は各チャンネルの映像搬送波、141は音声搬送波である。テレビジョン信号1チャンネル当り、映像搬送波+音声搬送波=約6MHzの帯域をもち、映像搬送波140および音声搬送波141は一定の周波数間隔(4.5MHz)で配置することによって映像および音声の分離伝送を可能としている。
【0004】
受信側ではアンテナ170によって複数の映像信号の多重波が受信される。この信号を分配器172でチューナ173に分配する。チューナ173は映像信号をリアルタイムで受信する場合には1放送に対し必ず1つ必要とする。各チューナ173で復調された映像信号はA/Dコンバータ174でディジタル信号に変換される。このディジタル信号は限られた記録容量の磁気テープに効率よく記録するため、圧縮回路175によってデータ圧縮が行われたのち、メモリ176の所定のアドレス番地が示す領域に書き込まれる。
【0005】
各チャンネル毎にメモリ176が設けられており、読み出し回路177によって全チャンネルまたは特定チャンネル情報のディジタルデータを読み出すことが可能である。この読み出し回路177の出力は変調回路178によって磁気テープ180上に書き込み可能な信号に変換(変調)された後、磁気ヘッド179によって磁気テープ180に記録される。
【0006】
図17は特開平7−46522号公報に記載された従来のマルチチャンネル再生装置を示すブロック図で、図15と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図17において、82は復調回路、83はアドレス制御回路、84は伸張回路、85はD/Aコンバータ、86はTV入力信号処理回路である。
磁気テープ180に記録されている記録情報は、磁気ヘッド179によって再生され、再生信号が得られる。再生信号は復調回路82によってディジタルデータ信号に変換(復調)された後、メモリ176のアドレス制御を行うアドレス制御回路83によって、記録チャンネル毎に存在するメモリ176上に記憶される。メモリ176から読み出された各チャンネル毎の再生データは、各メモリ176毎に設けられた伸張回路84によってデータ伸張が行われる。そして、伸張された映像および音声データはD/Aコンバータ85によってアナログ信号に変換された後、TV入力信号処理回路86によって複数の情報から所望のチャンネルの映像および音声信号が選択され、TVモニタ(図示せず。)によりTV番組として表示される。
【0007】
上記従来例では、電波を用いたテレビジョン信号の多チャンネル伝送例を説明したが、ディジタルでしかも比較的近距離な機器間のデータ転送を行う場合は、大電力を必要とする変調波を用いずともケーブルを用いたテレビジョン信号の多チャンネルデータ信号の伝送が可能である。その一例として以下のようなディジタルインターフェイスが検討されている。
【0008】
図18は“High Performance Serial Bus”(IEEE1394 DRAFT7.1)(以下、「IEEE1394」という。)において提案されているシリアルインターフェイスを用いた、例えば家庭内使用における映像音声信号の転送構成を示す図である。図18において、31はサイクルスタート(以下、「CS」という。)信号、32はIsochronous(以下、「Iso」という。)データ領域、33はAsynchronous(以下、「Async」という。)領域、34はVTR、35、36はTVモニタ、37はレーザーディスク(以下、「LD」という。)、38はBSチューナ、39はVTR、40はVTR34からTVモニタ35への再生映像信号のパケットデータ(ap1〜ap3)、41はLD37からTVモニタ36への再生映像信号のパケットデータ(bp1〜bp3)、42はBSチューナ38からVTR39への記録用BS映像信号のパケットデータ(cp1〜cp3)である。IEEE1394の場合、Iso領域32のデータ転送は1サイクル中に必ず1回データ転送を行うことが保証されている反面、Async領域33は不規則(Iso伝送の合間に送られる。)であることから、例えば映像および音声情報はIso領域32を、IEEE1394に準拠して接続されている機器の制御情報等はAsync領域33を使用できる。
【0009】
ディジタル映像および音声信号は、例えばMoving Picture Expert Group(以下、「MPEG」という)等の信号圧縮、伸張技術を用いることによって、低レートのディジタル信号(〜10Mbps程度)によるNTSC放送程度の画質を実現できる。このMPEG技術を用いることによって、比較的低レート(50Mbps程度)のシリアルデータバスで多チャンネルデータ伝送を実現できる。なお、実際にはMPEG圧縮された映像および音声データはMPEGパケットという188バイト単位で伝送されることから、Isoデータ領域32の各チャンネルデータは、パケットデータ(図18中の40〜42)で構成されている。
【0010】
いま、VTR34,39、TVモニタ35,36、BSチューナ38は、家庭内で異なった場所に設置されている場合を想定する。各機器はシリアルデータバスを介して接続されており、相互間で情報のやりとり(録画、再生等)を自由に行うことができる。例えば、VTR34からの再生映像をTVモニタ35で映像で表示(再生)し、LD37の再生映像をTVモニタ36で表示するとともに、BSチューナからのBS放送番組をVTR34で録画するといった場合の各機器からの出力信号を示すのがパケットデータ(40〜42)である。なお、このパケットデータは予め各機器内蔵のMPEGエンコーダ(図示せず)によってパケット化されるものであり、このパケットデータはIEEE1394におけるIso領域に割り当てられる。
【0011】
図19は、現在国内外で検討されている放送衛星を用いたマルチチャンネル放送の概念図で、160はカメラ装置、161はVTR、162はマイクロホン、163はMPEGエンコーダ、164はマルチプレクサ、165は衛星受信アンテナ、166は選局装置、167はVTR、168はMPEGデコーダ、169はTVモニタ、271は変調回路、272は復調回路、273はシリアルバスインターフェイスである。
【0012】
図19において、番組a,b,cはそれぞれカメラ装置160、VTR161、マイクロホン162を複数台使用して制作されている。カメラ装置160およびマイクロホン162、またはVTR161からの映像および音声信号は、番組毎にMPEGエンコーダ163によってデータ圧縮処理が施された後、各番組毎のMPEGエンコードデータはマルチプレクサ164に集められる。集まった各番組の映像および音声信号は、マルチプレクサ164により時分割データに変換された後、放送衛星を介して各家庭に送信される。
【0013】
各家庭では衛星受信アンテナ165によって受信された情報はそのままVTR167で記録されるか、または選局装置166によって必要とする番組(チャンネル)が選択される。選局装置166によって選択された番組はMPEGデコーダ168によってデータ伸張された後、TVモニタ169に映像として表示される。
【0014】
なお、各家庭では上記衛星受信アンテナ165、VTR167、選局装置166、MPEGデコーダ168、TVモニタ169等の映像音響機器がシリアルバスインターフェイス273を介して複数台接続することが可能であり、この映像音響機器相互における情報伝送が可能である。
【0015】
現在、米国では、“Direct TV”といった衛星(12GHz帯)を用いたマルチチャンネル放送のサービスが開始されている。“Direct TV”自体はMPEGパケットを用いない、独自のパケット方式を使用しているが、今後MPEGを利用したパケット方式に移行予定であり、マルチチャンネル放送の主流はMPEGパケットを用いたもの(その構成を図19に示す。)となると思われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来のマルチチャンネル記録再生装置は以上のように構成されているので、受信した複数の番組情報の中から必要な番組を記録したい場合でも、送られてくる他のすべての番組を記録しなければならず、記録媒体(VTRの場合磁気テープ)を無駄に使用しなければならないといった欠点があった。
【0017】
また、従来のマルチチャンネル記録再生装置は、記録した複数の番組情報の中から必要な番組を再生したい場合でも、記録した他のすべての番組をバスインターフェイスを用いて伝送しなければならず、シリアルバスインターフェイスを長時間占有することによって、他の機器間の情報伝送を妨げてしまうという欠点があった。
【0018】
さらに、従来のマルチチャンネル記録再生装置は、記録再生装置から再生された圧縮データ(例えばMPEGエンコードデータ)に対しては、バスインターフェイスに接続される機器すべてに必ず1つの伸張回路(例えばMPEGデコードデータ)を設けなければならないといった欠点があった。
【0019】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、必要な番組情報を選択した後、効率よく記録再生することを目的とする。
【0020】
また、情報伝送時のバスインターフェイスの伝送効率を高めることを目的とする。
【0021】
さらに、1台の伸張装置によって複数機器のデータ伸張を行うことを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によるマルチチャンネル選択装置は、時系列的に複数チャンネルの情報が伝送された場合において、任意のチャンネル情報を選択した後、タイムスタンプを付加して出力するチャンネル選択装置を設けたものである。
【0023】
請求項2の発明によるマルチチャンネル選択装置は、タイマ装置に対する絶対時間、または相対時間、または前タイムスタンプからの経過時間を用いてタイムスタンプを作成し、任意のチャンネル情報を選択した後、タイムスタンプを付加して出力するチャンネル選択装置を設けたものである。
【0024】
請求項3の発明によるマルチチャンネル記録装置は、入力パケットデータに対してタイムスタンプを付加した後記録する記録装置を設けたものである。
【0025】
請求項4の発明によるマルチチャンネル記録装置は、タイマ装置に対する絶対時間、または相対時間、または前タイムスタンプからの経過時間を用いてタイムスタンプを作成し、タイムスタンプを付加した後記録する記録装置を設けたものである。
【0026】
請求項5の発明によるマルチチャンネル再生装置は、データ再生装置に対し、再生出力データからタイムスタンプデータを分離するタイムスタンプ分離器と、時間軸変換器を設けたものである。
【0027】
請求項6の発明によるマルチチャンネル記録再生装置は、入力されたパケットデータに対しタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加装置と、記録、再生データの時間軸を変換する時間軸変換器を設けたものである。
【0028】
請求項7の発明によるマルチチャンネル選択装置は、複数のチャンネルから構成されるパケットデータから特定のチャンネルを選択するチャンネル選択器と、その出力に対してタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加器と、選択器、および時間軸変換器を設けたものである。
【0029】
請求項8の発明によるマルチチャンネル選択装置は、複数のチャンネルから構成されるパケットデータから特定のチャンネルを選択するチャンネル選択器と、その出力に対してタイマ装置に対する絶対時間、または相対時間、または前タイムスタンプからの経過時間をタイムスタンプとして付加するタイムスタンプ付加器と、時間軸変換器を設けたものである。
【0030】
請求項9の発明によるマルチチャンネル記録再生装置は、入力した第1のタイムスタンプの付加されたパケットデータから第2のタイムスタンプを演算して生成したのち付加するタイムスタンプ付加器と、前記入力パケットデータと前記第2タイムスタンプを記録再生する記録再生装置を設けたものである。
【0031】
請求項10の発明によるマルチチャンネル記録再生装置は、入力した第1のタイムスタンプの付加されたパケットデータから第1のタイムスタンプをそのまま第2のタイムスタンプとして付加するタイムスタンプ付加器と、前記入力パケットデータと前記第2タイムスタンプを記録再生する記録再生装置を設けたものである。
【0032】
請求項11の発明によるマルチチャンネル選択装置は、番組内容を示す情報値が予め定められた値と一致するチャンネルを選択し、出力するチャンネル選択器を設けたものである。
【0033】
請求項12の発明によるマルチチャンネル記録装置は、記録装置に対する記録データレートを検出するカウンタと、このカウンタの出力値に応じて、記録する情報のデータレートを制御する記録レート制御器とを設けたものである。
【0034】
請求項13の発明によるマルチチャンネル選択装置は、n(n≧1,nは自然数)チャンネルの情報が前記伝送路に送出される際に、その情報のデータレートにしたがって前記パケットを分割するチャンネル選択器を設けたものである。
【0035】
請求項14の発明によるデータ圧縮装置は、第1の時間軸変換器とデータ圧縮器、タイムスタンプ付加器および第2の時間軸変換器とを設けたものである。
【0036】
請求項15の発明によるデータ伸張装置は、第1の時間軸変換器とデータ伸張器、タイムスタンプ付加器および第2の時間軸変換器とを設けたものである。
【0037】
【作用】
請求項1の発明によれば、複数チャンネルの中から任意の番組に対してタイムスタンプを付加して選択出力する。
【0038】
請求項2の発明によれば、複数チャンネルの中から任意の番組に対してタイマ装置に対する絶対時間、または相対時間、または前タイムスタンプからの経過時間をタイムスタンプとして付加したのち選択出力する。
【0039】
請求項3の発明によれば、トランスポートパケットに対し、タイムスタンプを付加して記録する。
【0040】
請求項4の発明によれば、タイマ装置に対する絶対時間、相対時間および前タイムスタンプからの経過時間をタイムスタンプとして付加したトランスポートパケットを記録する。
【0041】
請求項5の発明によれば、再生データよりタイムスタンプを分離した後、時間軸変換を行う。
【0042】
請求項6の発明によれば、トランスポートパケットに対し、タイムスタンプを付加して記録、再生を行う。
【0043】
請求項7の発明によれば、タイムスタンプ情報に示された時刻に出力する時間軸変換器の出力と伝送路データを選択してチャンネル選択器に出力する。
【0044】
請求項8の発明によれば、タイマ装置に対する絶対時間、相対時間および前タイムスタンプからの経過時間から構成されるタイムスタンプ情報に示された時刻に出力する時間軸変換器の出力と伝送路データを選択してチャンネル選択器に出力する。
【0045】
請求項9の発明によれば、入力パケットデータに対し、第2のタイムスタンプを付加して記録する。
【0046】
請求項10の発明によれば、入力パケットデータに対し、第1のタイムスタンプと同一の第2のタイムスタンプを付加して記録する。
【0047】
請求項11の発明によれば、必要とする番組を選択記録する。
【0048】
請求項12の発明によれば、記録するデータのデータレートに応じて記録レートを可変する。
【0049】
請求項13の発明によれば、伝送するデータのレートに応じて1パケットを分割、伝送する。
【0050】
請求項14の発明によれば、伝送路より入力したパケットデータに対してデータ圧縮処理を行い、圧縮データを伝送路に出力する。
【0051】
請求項15の発明によれば、伝送路より入力したパケットデータに対してデータ伸張処理を行い、伸張データを伝送路に出力する。
【0052】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明の実施例1を図1、図2、図3をもとに説明する。図1において、1は衛星放送デコーダ、2はチャンネル選択器、3はバスインターフェイス、4はハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)、20は受信アンテナ、27はMPEGデコーダ、28はTVモニタ、50は第1時間軸変換器、51はタイマ装置、52はタイムスタンプ付加器、53は第2時間軸変換器、60は第3時間軸変換器、100はチャンネル選択装置、101は記録再生装置である。また、図2は実施例1の伝送データを示す図で、5はタイムスタンプ、24はヘッダ、32はIso領域、33はAsync領域である。
【0053】
次に、動作について説明する。図1は複数チャンネルの番組が伝送される衛星放送を、ある特定の番組を選択して記録するための回路構成を示す。放送衛星(図示せず)から送られてきた複数チャンネルの番組の映像信号は、衛星を介して伝送するために変調をかけて送信される。この信号は衛星放送デコーダ1によって復調され、図2(a)に示されるような1パケット188byteを単位としたビットストリーム信号に変換される。図2(a)に示すビットストリーム信号におけるパケット構成を図3に示す。
【0054】
図3において、6はProgram Association Table(以下、「PAT」という。)、7はPacket Identification(以下、「PID」という。)、8はProgram Map Table(以下、「PMT」という)、9はAdaptation Field(以下、「APF」という。)、10はPeak Rate Flag(以下、「PRF」という。)、11はAudioパケット、12はVideoパケット、21はNetwork Information Table(以下、「NIT」という。)、22はConditional Access Table(以下、「CAT」という。)である。
【0055】
マルチチャンネル放送はMPEG2のトランスポートストリーム(以下、「TS」という。)と呼ばれる188byteのパケット単位のデータストリームで構成されている。このTSを構成する各パケットには、パケット独自の識別情報としてPID(13ビット)が割り当ててあり、これによりパケットの情報内容を識別、または検索することが可能である。例えば図3のPAT6にはPID=“00”、PMT−0にはPID=“03”といった固有の数値が割り当てられていることからPIDのみを検出することによって、必要とするパケットのみを選択抽出することも可能である。
【0056】
複数チャンネルプログラムの開始を示す情報は、PAT6というパケットに記載されている。例えば図3(a)に示すように、PAT6にはプログラムNo.と、そのプログラムに対応するPMT8の持つPIDの値との関係を示す情報が書き込まれている。このPAT6に続いてNIT21、CAT22といった各種情報の記載されたパケットが続く。これらのパケットに続き、PMT8(PMT−0〜PMT−2)といった各プログラム毎の情報内容(例えばVideo,Audio、Data等のジャンル区分)とPIDの関係を示すパケットがある。例えば図3(b)に示すように、program0のうち、AudioデータはPID=“2F”、VideoデータはPID=“35”といったような情報が書き込まれている。図3(c)はprogram1におけるPMT8(PMT−1)の内容を示しており、前記PMT−0と同様に情報が書き込まれている。
【0057】
前記PMT8は、各programに対応して必ず1パケット存在し、伝送されたプログラム数のPMT8が連続して配置される。そして、これに続くAPF9(APF−0)には、各プログラムの実際の情報(Audio、Video等のデータパケット)をMPEG2デコードする時に必要な情報が書き込まれている。この中には、各プログラム毎にMPEG2エンコード時におけるピークレートを示すPRF10が含まれており、このPRF10を検出することによって、送られてきたプログラムの最大データレートが検出できる。
【0058】
APF9(APF−0)の後にはaudioパケット11、videoパケット12が各プログラム毎に必要なパケット数連続して配置される。このprogram0の情報をすべて伝送した後、図3(d)のようにprogram1のAPF9(APF−1)が伝送され、以下、program0同様、audioパケット11、videoパケット12が連続して伝送される。
【0059】
図2(a)および図3にて示したマルチチャンネル放送のビットストリーム信号は、図1で示すチャンネル選択器2によって、必要となる情報チャンネルのみが選択された後、その選択情報はバスインターフェイス3(例えばIEEE1394に準拠したもの。)上に転送される。このバスインターフェイス3においては、図2(b)で示されるように、CS信号31による1サイクル125μsを基準とし、マルチチャンネル放送のビットストリーム信号(図2(a))より高レート(例えば50Mbps程度)伝送が行われる。マルチチャンネル放送のビットストリーム信号の1パケット(188byte)は図2(b)のようにIso領域32にレート変換された形で伝送される。
【0060】
なお、図1に示すHDD4においては、バスインターフェイス3を介して、チャンネル選択器2からのマルチチャンネル放送のビットストリーム信号を記録するために、予めHDD4からチャンネル選択器2に対してバスインターフェイス3へ情報を出力するように要求している。この要求は、HDD4側において、チャンネル選択器2からのマルチチャンネル放送に対して、何プログラム目の情報を要求するかといったチャンネル制御情報を、予め、例えばバスインターフェイス3で設定されているAsync領域33等を使ってチャンネル選択器2に伝送する。この要求に答えて上記説明のようにバスインターフェイス3を介して情報が伝送されてくる。
【0061】
また、この伝送時、マルチチャンネル放送のビットストリーム信号に加えて、図2(b)に示すようにチャンネル選択器2からどの機器に対して情報を伝送するかを示す内容のデータをヘッダ24として付加してから、バスインターフェイス3に出力している。HDD4ではバスインターフェイス3で伝送されているすべての情報に付加されているヘッダ24を常時検知することにより、自分宛の情報であることが検出された場合にはバスインターフェイス3からこの情報を抜き取って記録処理を行う。
【0062】
図4は、例えばマルチチャンネル放送のビットストリーム信号中のプログラムをprogram0〜2とし、HDD4が受け取ったprogram0の情報を記録するデータ処理過程を示す図である。図4(a)は実際のprogram情報(program0〜program2)の伝送例を示している。なおここでは、program0の情報単位(以下、「1ブロックパケット」という)を188×n(n≧1、nは自然数)、program1の情報単位を188×m(バイト)(m≧1、mは自然数)、program2の情報単位を188×k(バイト)(k≧1、kは自然数)で定義している。
【0063】
図4(a)における衛星放送デコーダ1からのビットストリーム信号に対して、チャンネル選択器2は、図4(b)にしめすように必要な情報チャンネル(本実施例ではprogram0のみ)のみを選択して、バスインターフェイス3に送出する。
【0064】
バスインターフェイス3からの伝送チャンネル情報は、図4(c)に示すような信号形態で、第1時間軸変換器50に入力される。ここで、図4(c)に示す信号では、前述のようにバスインターフェイス3からの伝送チャンネル情報中のヘッダを検出することによりprogram0のみが抜き出されており、それ以外のprogram情報については無視される。タイマ装置51は24時間の基準カウンタを有しており、program0の情報が第一時間軸変換器50に到着した時刻を表すデジタルデータを例えば4(byte)のタイムスタンプとして生成する。
【0065】
HDD4でのprogram0情報受信時は、図4(c)に示すように188×nパケット単位で情報が送られてくるが、1ブロックパケット以外の伝送時間(図4(c)の26bで示す期間)は、情報としては何等意味を持たない時間である。よって、program0をHDD4記録する場合、バッファ等で構成される第1時間軸変換器50によってこの伝送時間26bを縮めた信号に、タイムスタンプ付加器52において上記タイムスタンプ5を付加し、図4(d)の状態の信号がHDD4に入力される。このように、第1時間軸変換器50により1ブロックパケット以外の伝送時間を縮め、1ブロックパケット情報のデータレートを下げることによって、HDD4における記録レートを下げることができ、HDD4のアクセス時間を遅くでき装置を安価に作成することが可能となる。すなわち、26aの期間リアルタイムでデータを書き込む場合に比べて、(26a+26b)の期間で同量のデータを書き込めばよいので、アクセス時間をはるかに遅くすることが可能となり、これにより安価なHDD装置を使用できるものである。
また、HDD4の代わりに例えばテープデータ装置へ記録を行う場合には、記録速度を26aの期間に合わせると、記録すべきprogram情報が存在しない26b期間分の無駄なテープ消費につながるが、上述のように(26a+26b)の時間で26aの期間のprogram情報を記録することにより、全体として記録時間の減少等不具合が発生するのを回避できる。無論HDD4同様、記録レートの低い安価なテープ装置が使えるということはいうまでもない。
【0066】
なお、記録レートの変化およびブロックパケットの時間軸移動は、再生時のMPEGデコード処理に重大な影響を与える。これは、MPEGデータのデコードの際には、パケットの到着時刻そのものが必要になるが、この時間軸変換(時間軸移動)によって、記録、再生過程でパケット到着時刻の関係が崩されてしまうことによる。この問題を回避するために各パケット(188byte)に対し、基準時間、例えばタイマ装置51に対する絶対時間を示すタイムスタンプ5を付加することによって、MPEG2本来の持つタイムスタンプ(各ブロックパケット内に設定されている。)に対し、補正をかけることが可能となる。すなわち、デコード時にこのタイムスタンプデータを参照して各パケット毎の本来の到着時刻に合わせて再生すればよい。
【0067】
次に、時間軸変換の際の変換レートは以下のようにして決定する。HDD4での記録時、図4(d)におけるprogram情報からPRF10を検出することにより、program0のMPEG2エンコード時のピークデータレートを検出し、この値に応じたHDDの記録レートを設定する。例えば、PRF=“10”の場合、ピークデータレートが10Mbpsであることを表しており、この値からHDD4への最適記録レートを設定する。本実施例では、例えばPRF=“6”、すなわちピークレート6Mbpsである場合を想定しているので、図4(d)に示す状態のHDD4記録時のデータレートを6Mbpsに設定している。
【0068】
このことは、記録装置としてテープ装置を使用する場合には特に重要であり、テープ走行速度が最低どのくらいであれば記録が完全に行えるかを示すものである。必要以上に記録レートを上げると無駄にテープを消費し、結果として記録時間が短くなってしまう一方、下げすぎると記録しきれないデータが生じてしまう。したがって、必要最低限のデータ記録が可能となるテープ走行速度を選ぶことで、最も合理的な記録が実現できる。
【0069】
なお、上記説明では、タイムスタンプの付加を、チャンネル情報が第1時間軸変換器50に到着した時刻を基準に設定したが、この時刻はHDD4に記録する前であればどの段階で行ってもよい。例えば、詳細は後述するが、図7のように、タイマ装置51およびタイムスタンプ付加器52によって、チャンネル選択器2でのチャンネル情報選択直後の時刻を基準に、タイムスタンプを付加した後、バスインターフェイス3に出力してもよい。この場合はバスインターフェイス3に対して、例えば4byteのタイムスタンプを付加して、1パケット=188+4=192byte単位で伝送すればよい。
【0070】
また、タイムスタンプ情報としては、タイマ装置51の示す絶対時間そのものを用いても、また、特定の時点からの相対時間を用いても、また、前パケット到着時点からの時間間隔値を用いてもよく、いずれの場合でも再生時パケット到着時刻を容易に復元するできることはいうまでもない。
【0071】
なお、以上の説明ではタイムスタンプ値の1例として4バイトを確保しているが、これは1MHz精度で1時間のカウントが可能となるようにしたものであり、通常の使用には十分である。しかし、タイムスタンプのデータ長は特に4byteに限る必要はなく、精度が粗くてもよい場合はタイムスタンプ値のバイト数を減らし、また精度が不足する場合には増やせばよく、いずれも本実施例と同等の効果を奏することはいうまでもない。
【0072】
以上、HDD4へprogram0の情報を記録する場合について説明したが、HDD4からの再生処理は次のようになる。HDD4から再生されたprogram情報は図5(a),(b)に示すようなブロックパケット構成を持ったビットストリームを構成する。HDD4からのこのビットストリーム信号は図1に示す第2時間軸変換器53によってレート変換等の時間軸移動(変換)が行われるとともに、バスインターフェイス3を介して第3時間軸変換器60に対して伝送するために、1ブロックパケットのprogram0の情報を1サイクル(125μs)に対し、例えば1パケット(188+4(タイムスタンプ)=192byte)単位で伝送する(出力する)。
【0073】
第3時間軸変換器60では、このシリアルインターフェイス3を介して、図5(d)のようなブロックパケットを受信し、この信号に対し時間軸変換を行うことによって、図5(e)のようなMPEG2パケット信号に変換する。なお、この受信したパケット(192byte)に対し、記録時付加した4byteのタイムスタンプ5により、記録時に生じたHDD4へのパケットの到着時刻のずれを補正した後、MPEG2フォーマットで規定される各ブロックパケット内に含まれるタイムスタンプを利用してMPEG2のデコードを行うことによって、program0の情報を映像および音声信号として再生できる。MPEG2デコーダの出力(program0の映像および音声信号)は、TVモニタ28によって映像および音声情報として再生できる。
【0074】
なお、上記説明では、program0情報を記録再生するためにハードディスクドライブ(HDD)を用いて説明したが、これに限定するものではなく、例えばDDS(ディジタル データ ストレージ)や、D8といったコンピュータのバックアップ用記録再生装置等、記録再生することが可能な媒体であればどのようなものを利用してもよいことはいうまでもない。
【0075】
さらに、上記説明では、衛星放送を利用したマルチチャンネル放送の伝送を一例としてあげたが、衛星放送に限る必要はなく、地上波、CATV(ケーブルTV)、または他の伝送手段からのマルチチャンネル放送に対しても同様な構成で実現できることはいうまでもない。
【0076】
また、上記説明では、PRF10をAPF9内に設けたが、記録時program毎に設定できればAPF内に設ける必要はなく、他の領域に書き込んでもよい。
【0077】
さらに上記説明では、HDD4の記録レートをピークレートを示すPRF10により決定していたが、ピークレートに限定するものではなく、平均データレート等を用いて記録レートを決定してもよい。
【0078】
また、上記説明では、HDD4の記録レートをピークレートを示すPRF10により決定していたが、例えばMPEG2エンコード時、ピークレート情報が得られなかった場合においても、HDD4で受信されるprogram0のパケット数をカウントすることによって、平均のMPEG2エンコード時の平均データレートが算出できることから、この値からHDD4の記録データレートを設定することも可能である。この様子を図6に示す。
【0079】
図6は上記記録データレートを、例えばHDD4と同様の記録装置であるVTRにより、記録データレートとテープ走行速度を設定して記録する場合の構成を示したブロック図である。なお、図6(a)において、前記従来例、または実施例1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。
【0080】
図6(a)において、70はVTR、71はパケットカウンタ、72は記録レート制御器である。
バスインターフェイス3からのパケットデータは、前記実施例1と同様に、第1時間軸変換器50によって時間軸移動、およびデータレート変換が行われる。一方、入力されたパケットデータは、パケットカウンタ71にて単位時間当たりのパケット数がカウントされる。このパケット数のカウント値は入力パケットデータの転送レートの基準となるものであり、このカウント値にもとづいて第1時間軸変換器50ではデータレート変換が行われる。第1時間軸変換器50の出力はタイムスタンプ付加器52によって、これも実施例1と同様にタイムスタンプを付加した後、VTR70によりテープ(図示せず。)に記録される。
【0081】
また、記録レート制御器72は、パケットカウンタ71からのパケット数のカウント値により必要な記録データレートを算出し、それにもとづいてVTR70のテープ走行速度を制御する。ここで、図6(b)は、テープ走行速度に対する入力データ記録レートと記録時間の関係を示す図であり、テープスピードの関係をspeed3>speed2>speed1とすると、テープスピードが遅くなるにつれて、データレートは低下するが、記録時間は増加するという関係がある。
【0082】
実施例2.
前記実施例1においては、パケットの到着時刻を示すタイムスタンプ5を記録再生装置101において付加したが、選択装置100側で行うことも可能である。本実施例2の構成を図7に示す。図7において、前記従来例、または実施例1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。
【0083】
いま、チャンネル選択装置100から記録再生装置101へデータ送出する際、実施例1ではリアルタイムでの送出が可能である場合を想定していたが、現実にはそのようにならない場合が多々ある。すなわち、チャンネル選択装置100よりデータ送信を行いたい時に、バスインターフェイス3が他の装置(図示せず)により専有されている場合、または記録再生装置101自体が受信可能でない場合等があり得るためである。このような状況が生じると、実施例1においても予め説明しておいたように、記録再生装置101へのパケット到着には時間的な揺らぎ(ずれ)が生じてしまうため、正確な到着時刻を知ることができない。したがって、バスインターフェイス3上にデータを送出する前に、すなわち、チャンネル選択装置100にて到着時刻を示すタイムスタンプを付加しておれば、この問題を回避できることになる。
【0084】
記録再生装置101側では、すでに各パケット毎にタイムスタンプが付加されているためタイマ装置51は不要であり、そのタイムスタンプをタイムスタンプ判別器57により判別し、記録再生装置101に適合したタイムスタンプ形式へ変換する操作のみを行えばよいことになる。無論、入力タイムスタンプをそのまま記録してもよい。
【0085】
なお、ここで時間軸変換器について説明を付け加えておく。時間軸変換器は入力データレートと出力データレートを変換するものであり、例えばFIFO(First In First Out)メモリを用い、書き込みおよび読み出し速度をそれぞれ入力データレートおよび出力データレートに応じて決めるようにして構成される。無論、他の形式のメモり等を用いてデータの書き込みの速度と、読み出しの速度を異なった速度で行うようにしてもよい。
【0086】
実施例3.
以下、この発明の実施例3を図8、図9をもとに説明する。図8は実施例3の回路構成を示すブロック図、図9はデータ伝送過程を示す図である。図8,図9において、前記従来例、または実施例1,2と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。なお、図9(a)は実施例1の図4(a)と同様のマルチチャンネル衛星放送のビットストリームである。
【0087】
図8において、衛星放送デコーダ1から出力されたマルチチャンネルビットストリーム信号は、チャンネル選択器2によって、例えばprogram0とprogram1(2チャンネル)を選択したとする。チャンネル選択器2からの2チャンネルprogram信号は図9(b)のように、バスインターフェイス3上の各サイクルに1パケット単位で伝送される。HDD4側ではこの2チャンネルprogramの伝送をチャンネル選択器2に対して、例えばバスインターフェイス3のAsync領域33を用いて予め要求しており、第1時間軸変換器50では図9(c)のようなデータを受信する。そして、この受信データに対し実施例1と同様に、時間軸移動を行う。一方、タイムスタンプ付加器52は再生時のMPEG2方式によるデコードを考慮して、タイマ装置51からの時間情報にもとづいてタイムスタンプ5の生成を行い、第1時間軸変換器50の出力に対し、タイムスタンプを付加を行う。そして、実施例1で説明した1チャンネルprogram記録と同様にして2チャンネル記録を行う。
【0088】
ここで、2program(2番組)記録の場合、program0とprogram1の開始時間と終了時間が同じであれはHDD4の記録レートを一定にしておけばよいが、一方のprogramの終了時刻が他方のprogramのそれより早かった場合(例えば放送時間が同じ野球中継とドラマ番組を同時に記録する場合において、野球中継が予定終了時刻より早く終了した場合)は、一方の番組が終了した後、HDD4の記録レートを2program記録時の例えば1/2に落として当該番組の終了時刻まで記録を続ける。
【0089】
なお、上記説明では一方のprogramが終了した後、他方の記録が終了するまで記録レートを1/2に落とすものとして説明したが、この記録レートは1/2に限定するものではなく、一方のprogramが終了した時点でのHDD4の残りの記録可能容量に応じて、他方のprogramの記録レートを決定してもよい。
【0090】
再生時、HDD4からの再生データは実施例1と同様に、バスインターフェイス3に送出される。本実施例の場合、バスインターフェイス3上には2チャンネル情報が送出されることになるが、例えば2チャンネル情報が両者とも、映像および音声データである場合、再生情報をTVモニタ28で出力することになるが、バスインターフェイス3上には2チャンネルの情報が送出されているので、第2チャンネル選択器54によって1チャンネルを選択する必要がある。これによって選択された情報は第3時間軸変換器60で時間軸変換、再生レート変換を行った後、MPEGデコーダ27によってTVモニタ28で視聴可能な映像および音声情報に変換される。
【0091】
なお、第2チャンネル選択器54と第3時間軸変換器60についての処理順序はこの例に限るものではなく、入れ替わっても本実施例と同様の効果を奏することは明白である。図8中のチャンネル選択装置の構成を簡素化した構成例を図10に示す。
【0092】
図10は図8中のチャンネル選択器2および第2チャンネル選択器54を1つのチャンネル選択器2で兼用させた場合を示し、衛星放送受信時と記録再生装置からの出力を再生する場合とをスイッチ130にて切り替えて使用するものである。本構成により、図8の同機器に比べ、チャンネル選択器を減らすことが可能で、先の例と同一の機能を持った装置を非常に安価にて作成することが可能である。
【0093】
実施例4.
以下、この発明実施例4について説明する。図4におけるAFP9には、実施例1で説明したように各programごとの情報(ピークレート、または番組情報等)を設定できる。例えば、番組情報として図11のように4ビット(0〜15)の番組カテゴリビット26を設定する。番組カテゴリビット26の“0”をドラマ、“1”をスポーツ、・・・・、“7”をコンサート、“8〜15”をその他、といったように設定する。第1チャンネル選択器2によってチャンネル選択を行う場合、各programのAPF9を検知し、この中に付加されている番組カテゴリビット26を検出する。
【0094】
番組選択方法として、マルチチャンネル放送の中から特定の番組ジャンルのみ(例えば映画のみ)を記録する方法としては、上記番組カテゴリビット26が“2”を示すprogramのみを選択し記録すればよい。この実現方法としては、例えばカテゴリビットを抜き出す回路と、同回路により抜き出されたカテゴリビットと希望するカテゴリ値とが等しいかどうかを判別する回路とを設け、判定結果が一致していれば該当PATを出力し、そうでなければ出力を阻止するように構成にすればよく、技術的に難点なく容易に実現可能である。第1チャンネル選択器2によって選択された映画番組のprogramは、実施例1、または実施例2と同様の方法によって記録再生が可能である。
【0095】
実施例5.
以下、この発明の実施例5について説明する。図12(a)は理想的なMPEGパケットの伝送状態、図12(b)はそれに対するバスインターフェイス3上の伝送状態、図12(c)はMPEGパケットの発生が不規則な場合の伝送状態、図12(d)はそれに対するバスインターフェイス3上の伝送状態、図12(e)は図12(c)における1パケットを4分割して伝送した場合のバスインターフェイス3上の伝送状態を示す。
【0096】
複数チャンネルの番組の伝送方法については、実施例1で説明したとおり、図1の衛星放送デコーダ1で受信されるビットストリーム信号は、複数チャンネル分のMPEGパケット信号が混在している。理想的なビットストリーム信号は、図12(a)の様に各パケットが規則正しく伝送されている。このようなビットストリーム信号をバスインターフェイス3に伝送したのが図12(b)であり、バスインターフェイス3上で効率よく伝送されている。
【0097】
しかし、実際このビットストリーム信号上のMPEGパケットの伝送形態は、図12(c)の様にその特性上時間軸に対して規則的にパケットが伝送されているわけではなく、MPEG処理を行う画像および音声情報の内容によって、パケットの集中する時間帯と、分散する時間帯が不規則に存在する。この状態のままでバスインターフェイス3上に伝送したのが図12(d)である。
この信号からわかるように、図12(c)の信号をそのままバスインターフェイス3に伝送してしまうと、MPEGパケットの存在しない時間帯にはバスインターフェイス3上には何も伝送する情報がなくなってしまう。
【0098】
ところで、バス使用に関しては、常に安定してデータ転送を行うことができる様に、予め帯域予約という手続きを取っておく。例えば図12(b)の状態ではバスインターフェイス3の基本サイクル(125μs)毎に188バイトのデータを一回送信することが保障される。
【0099】
ただ、この際に必要以上のの帯域を予約すると、バス全体で無駄が生じる。例えば図12(b)の何も伝送していないサイクルがそれである。バス全体の容量分の帯域予約がなされている際には、他に使用したい装置があったとしても使用できないということになる(空きサイクルがあったとしても)。
【0100】
このように、バス容量を他の機器を含めて皆で効率よく分け合い、使用することは大変重要なことである。したがって、データ伝送には必要最小限の帯域予約ですませるべきであり、こうすることで多数の装置がバス共有を図れることになる。このためには、例えば図12(e)に示した様に、1パケットを4分割にして各バスサイクル毎に順に伝送することを行えばよい。バスインターフェイス3上に伝送する前にチャンネル選択器2によってMPEGの1パケットを4分割して、1/4パケットずつバスサイクル(125μs)毎に順次伝送する。このようにすれば、バスインターフェイス3の帯域予約は、パケット毎に伝送する際と比べて1/4で済み、バスリソースの有効活用に大きく貢献することが可能となる。
【0101】
図12(e)は、図12(c)の1パケットを4分割した後、バスインターフェイス3上に伝送したものである。この処理は、バスインターフェイス3上に伝送する前、すなわちチャンネル選択器2によってMPEG1パケットデータを4分割、すなわち1/4パケットごとにデータを選択する。
【0102】
なお、上記説明では、1パケットを4分割する場合を説明したが、分割数についてはビットストリーム上のMPEGパケットの伝送状態(パケットの疎密)によって決定する。この基準としては、実施例1で説明した平均データレート(単位時間当たりのパケット伝送数)、またはピークレートを示すPRF10を基準にして最適分割数を決定する。
【0103】
実施例6.
以下、この発明の実施例6を図13について説明する。図13において、前記従来例、または各実施例と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示している。図13において、56は伸張回路、61は第4時間軸変換器、68は第5時間軸変換器、102は伸張装置である。
衛星アンテナ20より受信した複数チャンネル情報は衛星放送デコーダ1によって復調され、複数チャンネル情報を持つビットストリーム信号に変換される。この信号から必要とするチャンネル情報をチャンネル選択器2によって選択した後、バスインターフェイス3に送出する。チャンネル選択器2は、まず、第4時間軸変換器61に選択したチャンネル情報aを伝送する。第4時間軸変換器61ではバスインターフェイス3から元のチャンネル情報のデータレートに変換し、時間軸移動を行う。第4時間軸変換器61の出力は通常のMPEGパケット信号であることから、伸張回路56(例えばMPEG2デコーダ)によってベースバンドのデジタル映像および音声信号に変換される。
【0104】
伸張回路56からは、ベースバンド信号に戻されたデジタル映像および音声信号が、第5時間軸変換器68を介しバスインターフェイス3に送出される。この送出されたベースバンドのデジタル映像および音声信号bは、第1時間軸変換器50で時間軸移動およびデータレート変換を行った後、HDD4に記録される。記録されたベースバンドのデジタル映像および音声信号は、実施例1と同様に、第2時間軸変換器53、バスインターフェイス3、第3時間軸変換器60を介してTVモニタ28で視聴できる。
【0105】
さらに、バスインターフェイス3に送出されたベースバンドのデジタル映像および音声信号(非圧縮の映像および音声データ)cは、第3時間軸変換器60で直接受信され、時間軸移動およびデータレート変換を行った後、TVモニタ28で視聴できる。
【0106】
このように構成することで、例えば図13のシステムにMPEG2のビデオディスク装置やVTR装置をバスインターフェイス3に直に接続が可能となる。すなわち、これら機器自体にMPEG2デコーダを持たせる必要がなくなり、結果として個々のMPEG2信号再生装置およびテレビ装置を安価に製造することが可能となる。
【0107】
バスインターフェイス3上に、MPEG2ストリーム入力およびベースバンド出力機器を有したデコーダを1つだけ準備すれば、他の機器で有効に活用が可能である。バスインターフェイス3の容量としては、例えば、IEEE1394を用いれば400Mbpsのデータ伝送容量が容易に実現できるため、ベースバンド1系統(現行テレビ信号なら約170Mbps)専有されていても、残りの伝送容量を利用してMPEG2データ(10Mbps)を伝送することにより、23系統伝送が可能である(すべてベースバンド伝送の場合は2系統しか伝送できない。)。ここで、図13中の伸張装置102内の伸張回路56自体は、例えば日経エレクトロニクス1995.5.8号165〜174頁にも記載されるように、すでに実現化されており、例えばこのような伸張回路を本装置へも用いることができる。むしろMPEG2のようにすでに実用化され、広く利用されている方式を用いれば、量産効果等で安価に装置が制作可能であるばかりでなく、接続する機器も数多くあるため汎用性に富むなど利点が非常に多いという効果がある。
【0108】
このように、図13に示す伸張装置102をバスインターフェイスに接続される各装置に対し共通に用いれば、バスインターフェイスの伝送容量を有効に利用できるとともに、個々の装置に個別に伸張回路を設ける必要がないのでのコストを低く抑えることが可能であり、システム構築を容易に行うことが可能となる。
【0109】
なお、実施例6では伸張装置102としてMPEG2を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、他の方法を用いてもまったく同様の効果を奏することは明白である。
【0110】
また、実施例6では伸張装置102について説明を行ったが、圧縮装置に関しても同様にバスインターフェイス3上に1つ存在すればよいことになる。
【0111】
すなわち、非圧縮映像(ベースバンド映像)を例えばMPEG2に圧縮する際に、MPEG2記録を行う個々の装置(例えばVTR等)にそれぞれ圧縮装置を内蔵する必要がなく、左記の例と同様に個々の装置を非常に安価にて製造が可能である。
【0112】
図14は上記圧縮装置および伸張装置の構成を示す図である。圧縮装置103の構成自体は図13の伸張装置102内の伸張回路56を圧縮回路81に置き換え、タイマ装置51およびタイムスタンプ付加装置52を設けることで実現が可能である。なお、69は第6時間軸変換器、80は第7時間軸変換器である。圧縮装置自体は、例えば日経エレクトロニクス1995.5.8号165〜174頁に記載されるように既に実用化されており、例えばこのような圧縮装置を本装置へも用いることができる。また、MPEG2のようにすでに実用化され、広く利用されている方式を用いれば、量産効果等で安価に装置が制作可能であるばかりでなく、接続する機器も数多くあるため汎用性に富むなど利点が非常に多いという効果がある。
【0113】
【発明の効果】
この発明は以上で説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0114】
請求項1の発明によれば、複数チャンネルの情報の中から必要とする情報のみを選択した後、記録再生装置に記録することから、複数チャンネルのその他の不必要な情報を記録する必要がない。この結果、記録媒体の有効な活用が行えるとともに、バスインターフェイスに不必要な情報を伝送することがないことから、バスインターフェイスに接続される他の機器間の情報伝送を妨げる影響を減らすことができ、すなわちバスインターフェイスの伝送効率を高めることができる。さらにバス伝送の際にデータ伝送時間の揺らぎを生じる場合でも、タイムスタンプにより、実用が可能となり、様々なバスに接続が可能である効果がある。
また、複数チャンネルの情報の中から必要とするジャンルの番組情報のみを選択記録できることから、必要とする情報の検索時間を大幅に短縮できる。
【0115】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、タイムスタンプデータとして最も効率のよい形態を具体的に採用が可能で、ハードウエア規模の縮小や、装置の低価格化、接続相手機器の選択範囲を広くとれる効果がある。
【0116】
請求項3の発明によればタイムスタンプの記録機能を持つことで、入力タイミングが等間隔でないデータの記録を時間的に平均化して均等レート記録が実現できるため、ピーク速度記録に合わせて高価な装置を用いる必要がなく、安価に制作が可能となり、ひいては記録時間の長時間化を図ることが可能となる効果がある。
【0117】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明に加えて、タイムスタンプデータとして最も効率のよい形態を具体的に採用が可能で、ハードウエア規模の縮小や、装置の低価格化、接続相手機器の選択範囲を広くとれる効果がある。
【0118】
請求項5の発明によれば、タイムスタンプが付加されたデータを再生する際に、タイムスタンプ値に応じて再生データ出力タイミングを入力時のそれと同一にすることで、再生を記録時の信号状態とまったく同一にできる他機器との完全な互換が図れる効果がある。
【0119】
請求項6の発明によれば、請求項3の発明と請求項4の発明の効果を合わせ持つばかりでなく、同機器を同一機としたことで、単独での記録再生が可能となる等の相乗効果がある。また等筆すべきは、記録再生媒体へのインターフェイス回路等、数多くの回路、部品が兼用可能となることで、記録と再生を分離した装置に比べ、全体によればるかに安価な装置の制作が可能になる効果がある。
【0120】
請求項7の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、複数チャンネルで記録再生機器殿接続の際にもチャンネル選択器を兼用して用いる構成としたことから、装置が安価に制作できるばかりでなく、選択器の切り換え1つの動作で、オンエア放送と再生信号とを簡単に切り替えられることが可能となる効果がある。
【0121】
請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効果に加えて、タイムスタンプデータとして最も効率のよい形態を具体的に採用が可能で、ハードウエア規模の縮小や、装置の低価格化、接続相手機器の選択範囲を広くとれる効果がある。
【0122】
請求項9の発明によれば、請求項3の発明および請求項4の発明に加え、同発明に比してタイマ装置が不要になることで、非常に安価な装置の提供が可能となる効果がある最適なタイムスタンプ形式を用いることができる効果がある。
【0123】
請求項10の発明によれば、請求項9の発明において入力タイムスタンプをそのまま記録に用いるため、タイムスタンプ作成が不要となり、より安価な装置の提供が可能となる効果がある。
【0124】
請求項11の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて関連番組を簡単に選択が可能となる効果がある。
【0125】
請求項12の発明によれば、複数チャンネルの情報を同時に記録する場合において、それぞれのチャンネル情報の終了時間に関わらず希望する情報すべて記録することができる。
また、記録装置の記録レートを記録する情報のデータレートから自動的に設定することができることから、記録レートを決定するための複雑な処理を簡略化でき、記録装置に対する効率のよい記録が行える。
【0126】
請求項13の発明によれば、伝送するパケット情報の伝送形態(ピークデータレート、または平均データレート)に応じて、1パケットを最適分割数で伝送することができることから、他の機器間の伝送に与える影響を少なくするとともに、バスインターフェイスの伝送効率を高めることができる。
【0127】
請求項14の発明によれば、1つのバスインターフェイスに接続する複数の機器に対しても圧縮装置が1つあればよいことから、各機器の大幅なコストダウンを計ることができる。
【0128】
請求項15の発明によれば、1つのバスインターフェイスに接続する複数の機器に対しても伸張装置が1つあればよいことから、各機器の大幅なコストダウンを計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例1における伝送データを示す図である。
【図3】 実施例1における衛星ビットストリームの詳細を示す図である。
【図4】 実施例1における記録時のデータ処理過程を示す図である。
【図5】 実施例1における再生時のデータ処理過程を示す図である。
【図6】 実施例1におけるVTRに対して記録データレートとテープ走行速度を設定して記録する場合の構成を示したブロック図である。
【図7】 この発明の実施例2の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施例3の構成を示すブロック図である。
【図9】 実施例3におけるデータ伝送過程を示す図である。
【図10】 実施例3における他の構成例を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施例4における番組カテゴリビットを示す図である。
【図12】 この発明の実施例5におけるデータ伝送過程を示す図である。
【図13】 この発明の実施例6の構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施例6の構成を示すブロック図である。
【図15】 従来のマルチチャンネル記録装置を示すブロック図である。
【図16】 テレビジョン信号の各チャンネル(VHF帯1〜12チャンネル)における周波数占有帯域を示す図である。
【図17】 従来のマルチチャンネル再生装置を示すブロック図である。
【図18】 シリアルインターフェイスを用いた映像音声信号の転送構成を示す図である。
【図19】 マルチチャンネル放送の概念図である。
【符号の説明】
2 第1チャンネル選択器、3 バスインターフェイス、4 HDD、5 タイムスタンプ、27 MPEGデコーダ、50 第1時間軸変換器、51 タイマ装置、52 タイムスタンプ付加器、53 第2時間軸変換器、54 第2チャンネル選択器、56 伸張回路、60 第3時間軸変換器、61 第4時間軸変換器、68 第5時間軸変換器、69 第6時間軸変換器、80 第7時間軸変換器、81 圧縮回路、100 チャンネル選択装置、101 記録再生装置、102 伸張装置、103 圧縮装置、130 スイッチ。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a multi-channel recording / reproducing apparatus capable of selecting and recording and reproducing necessary information from information on audio and video equipment of a plurality of channels.
[0002]
[Prior art]
FIG. 15 is a block diagram showing a conventional multi-channel recording apparatus described in Japanese Patent Laid-Open No. 7-46522. 170 is an antenna, 172 is a distributor, 173 is a tuner, 174 is an A / D converter, and 175 is a compression. A circuit, 176 is a memory, 177 is a read circuit, 178 is a modulation circuit, 179 is a magnetic head, and 180 is a magnetic tape. In television broadcasting using terrestrial waves, video signals are AM-modulated by each broadcasting station and programs of a plurality of broadcasting stations are transmitted by frequency multiplexing.
[0003]
FIG. 16 is a diagram showing frequency occupation bands in each channel (
[0004]
On the reception side, multiple waves of a plurality of video signals are received by the
[0005]
A
[0006]
FIG. 17 is a block diagram showing a conventional multi-channel playback device described in Japanese Patent Laid-Open No. 7-46522. The same reference numerals as those in FIG. 15 denote the same or corresponding parts. In FIG. 17, 82 is a demodulation circuit, 83 is an address control circuit, 84 is a decompression circuit, 85 is a D / A converter, and 86 is a TV input signal processing circuit.
The recorded information recorded on the
[0007]
In the above-described conventional example, a multi-channel transmission example of a television signal using radio waves has been described. However, when data is transferred between devices that are digital and relatively close to each other, a modulated wave that requires a large amount of power is used. It is possible to transmit a multi-channel data signal of a television signal using at least a cable. As an example, the following digital interface has been studied.
[0008]
FIG. 18 is a diagram showing a video / audio signal transfer configuration for home use, for example, using a serial interface proposed in “High Performance Serial Bus” (IEEE 1394 DRAFT 7.1) (hereinafter referred to as “IEEE 1394”). is there. In FIG. 18, 31 is a cycle start (hereinafter referred to as “CS”) signal, 32 is an isochronous (hereinafter referred to as “Iso”) data region, 33 is an asynchronous (hereinafter referred to as “Async”) region, and 34 is.
[0009]
For digital video and audio signals, for example, by using signal compression / decompression technology such as Moving Picture Expert Group (hereinafter referred to as “MPEG”), the image quality of NTSC broadcasting with low-rate digital signals (about 10 Mbps) is achieved. it can. By using this MPEG technology, multi-channel data transmission can be realized with a serial data bus at a relatively low rate (about 50 Mbps). In practice, MPEG-compressed video and audio data are transmitted in units of 188 bytes called MPEG packets, so each channel data in the Iso
[0010]
It is assumed that the
[0011]
FIG. 19 is a conceptual diagram of multi-channel broadcasting using broadcasting satellites currently under study in Japan and overseas. 160 is a camera device, 161 is a VTR, 162 is a microphone, 163 is an MPEG encoder, 164 is a multiplexer, and 165 is a satellite. A receiving antenna, 166 is a channel selection device, 167 is a VTR, 168 is an MPEG decoder, 169 is a TV monitor, 271 is a modulation circuit, 272 is a demodulation circuit, and 273 is a serial bus interface.
[0012]
In FIG. 19, programs a, b, and c are produced using a plurality of
[0013]
In each home, the information received by the
[0014]
In each home, a plurality of audiovisual equipment such as the
[0015]
Currently, in the United States, a multi-channel broadcasting service using a satellite (12 GHz band) such as “Direct TV” has been started. “Direct TV” itself uses an original packet system that does not use MPEG packets, but is planning to move to a packet system that uses MPEG in the future, and the mainstream of multi-channel broadcasting uses MPEG packets (part 1) The configuration is shown in FIG. 19).
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional multi-channel recording / reproducing apparatus is configured as described above, even if it is desired to record a necessary program from a plurality of received program information, all other programs to be sent must be recorded. In other words, the recording medium (magnetic tape in the case of VTR) has to be used wastefully.
[0017]
In addition, the conventional multi-channel recording / reproducing apparatus must transmit all other recorded programs using a bus interface even when it is desired to reproduce a necessary program from a plurality of recorded program information. Occupying the bus interface for a long time has a drawback in that information transmission between other devices is hindered.
[0018]
Further, the conventional multi-channel recording / reproducing apparatus always supplies one decompression circuit (for example, MPEG decoded data) to all devices connected to the bus interface for compressed data (for example, MPEG encoded data) reproduced from the recording / reproducing apparatus. ) Had to be provided.
[0019]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to efficiently record and reproduce after selecting necessary program information.
[0020]
Another object is to increase the transmission efficiency of the bus interface during information transmission.
[0021]
It is another object of the present invention to perform data decompression of a plurality of devices with a single decompression device.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
The multi-channel selection device according to the first aspect of the present invention includes a channel selection device that outputs time-stamped data after selecting arbitrary channel information when information on a plurality of channels is transmitted in time series. Is.
[0023]
The multi-channel selection device according to the invention of
[0024]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a multichannel recording apparatus provided with a recording apparatus for recording after adding a time stamp to input packet data.
[0025]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a multi-channel recording apparatus which creates a time stamp using an absolute time or a relative time with respect to a timer device, or an elapsed time from a previous time stamp, and records after adding the time stamp. It is provided.
[0026]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a multi-channel playback device provided with a time stamp separator for separating time stamp data from playback output data and a time axis converter.
[0027]
A multi-channel recording / reproducing apparatus according to a sixth aspect of the present invention is provided with a time stamp adding apparatus for adding a time stamp to input packet data, and a time axis converter for converting the time axis of recording / reproducing data. is there.
[0028]
A multi-channel selection device according to a seventh aspect of the present invention is a channel selector that selects a specific channel from packet data composed of a plurality of channels, a time stamp adder that adds a time stamp to the output, and a selector. And a time axis converter.
[0029]
A multi-channel selection device according to an eighth aspect of the present invention is a channel selector for selecting a specific channel from packet data composed of a plurality of channels, and an absolute time or a relative time for the timer device with respect to its output, A time stamp adder for adding the elapsed time from the time stamp as a time stamp and a time axis converter are provided.
[0030]
A multi-channel recording / reproducing apparatus according to a ninth aspect of the present invention provides a time stamp adder that adds a time stamp generated by calculating a second time stamp from packet data to which a first time stamp is added, and the input packet. A recording / reproducing apparatus for recording / reproducing data and the second time stamp is provided.
[0031]
A multi-channel recording / reproducing apparatus according to a tenth aspect of the present invention is a time stamp adder for adding a first time stamp as it is as a second time stamp from the input packet data to which the first time stamp is added, and the input A recording / reproducing apparatus for recording / reproducing packet data and the second time stamp is provided.
[0032]
A multi-channel selection device according to an eleventh aspect of the present invention is provided with a channel selector for selecting and outputting a channel whose information value indicating program content matches a predetermined value.
[0033]
According to a twelfth aspect of the present invention, a multi-channel recording apparatus includes a counter for detecting a recording data rate for the recording apparatus, and a recording rate controller for controlling a data rate of information to be recorded in accordance with an output value of the counter. Is.
[0034]
According to a thirteenth aspect of the present invention, there is provided a multi-channel selection device for selecting a channel that divides the packet in accordance with a data rate of information when n (n ≧ 1, n is a natural number) channel information is sent to the transmission line. A vessel is provided.
[0035]
According to a fourteenth aspect of the present invention, a data compression apparatus includes a first time axis converter, a data compressor, a time stamp adder, and a second time axis converter.
[0036]
According to a fifteenth aspect of the present invention, there is provided a data decompression apparatus comprising a first time axis converter, a data decompressor, a time stamp adder, and a second time axis converter.
[0037]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, a time stamp is added to an arbitrary program from a plurality of channels and is selectively output.
[0038]
According to the second aspect of the present invention, an absolute time, a relative time, or an elapsed time from the previous time stamp is added as a time stamp to an arbitrary program from a plurality of channels, and then selected and output.
[0039]
According to the invention of
[0040]
According to the invention of
[0041]
According to the fifth aspect of the invention, the time axis is converted after the time stamp is separated from the reproduction data.
[0042]
According to the invention of
[0043]
According to the seventh aspect of the present invention, the output of the time axis converter and the transmission path data output at the time indicated by the time stamp information are selected and output to the channel selector.
[0044]
According to the invention of
[0045]
According to the invention of
[0046]
According to the tenth aspect of the present invention, the second time stamp that is the same as the first time stamp is added to the input packet data and recorded.
[0047]
According to the eleventh aspect of the invention, the necessary program is selectively recorded.
[0048]
According to the invention of
[0049]
According to the invention of claim 13, one packet is divided and transmitted according to the rate of data to be transmitted.
[0050]
According to the fourteenth aspect of the invention, data compression processing is performed on the packet data input from the transmission path, and the compressed data is output to the transmission path.
[0051]
According to the fifteenth aspect of the present invention, the data expansion processing is performed on the packet data input from the transmission path, and the expanded data is output to the transmission path.
[0052]
【Example】
Example 1.
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In FIG. 1, 1 is a satellite broadcast decoder, 2 is a channel selector, 3 is a bus interface, 4 is a hard disk drive (hereinafter referred to as “HDD”), 20 is a receiving antenna, 27 is an MPEG decoder, 28 is a TV monitor, 50 is a first time axis converter, 51 is a timer device, 52 is a time stamp adder, 53 is a second time axis converter, 60 is a third time axis converter, 100 is a channel selection device, and 101 is a recording / reproducing device. It is. FIG. 2 is a diagram showing transmission data of the first embodiment, in which 5 is a time stamp, 24 is a header, 32 is an Iso area, and 33 is an Async area.
[0053]
Next, the operation will be described. FIG. 1 shows a circuit configuration for selecting and recording a specific program for satellite broadcasting in which a program of a plurality of channels is transmitted. Video signals of programs of a plurality of channels sent from a broadcasting satellite (not shown) are modulated and transmitted for transmission via the satellite. This signal is demodulated by the
[0054]
In FIG. 3, 6 is a Program Association Table (hereinafter referred to as “PAT”), 7 is a Packet Identification (hereinafter referred to as “PID”), 8 is a Program Map Table (hereinafter referred to as “PMT”), and 9 is an Adaptation. Field (hereinafter referred to as “APF”), 10 is a Peak Rate Flag (hereinafter referred to as “PRF”), 11 is an Audio packet, 12 is a Video packet, and 21 is a Network Information Table (hereinafter referred to as “NIT”). , 22 is a Conditional Access Table (hereinafter referred to as “CAT”).
[0055]
Multi-channel broadcasting is composed of a data stream of 188 bytes packet unit called MPEG2 transport stream (hereinafter referred to as “TS”). Each packet constituting the TS is assigned with PID (13 bits) as identification information unique to the packet, whereby the information content of the packet can be identified or searched. For example, since a unique numerical value such as PID = "00" is assigned to PAT6 in FIG. 3 and PID = "03" is assigned to PMT-0, only the necessary packets are selected and extracted by detecting only the PID. It is also possible to do.
[0056]
Information indicating the start of the multi-channel program is described in a packet called PAT6. For example, as shown in FIG. And information indicating the relation between the PID value of the
[0057]
The
[0058]
After the APF 9 (APF-0), the
[0059]
In the bit stream signal of the multi-channel broadcasting shown in FIGS. 2A and 3, only the necessary information channel is selected by the
[0060]
In the
[0061]
At the time of this transmission, in addition to the bit stream signal of the multi-channel broadcast, as shown in FIG. 2 (b), data having contents indicating to which device the information is transmitted from the
[0062]
FIG. 4 is a diagram illustrating a data processing process in which, for example, a program in a bit stream signal of multi-channel broadcasting is set to
[0063]
For the bit stream signal from the
[0064]
Transmission channel information from the
[0065]
When
Further, in the case of recording to a tape data device instead of the
[0066]
Note that the change in the recording rate and the movement of the block packet along the time axis have a significant effect on the MPEG decoding process during reproduction. This is because, when decoding MPEG data, the arrival time of the packet itself is required, but this time axis conversion (time axis movement) destroys the relationship between the packet arrival times during the recording and reproduction processes. by. In order to avoid this problem, by adding a
[0067]
Next, the conversion rate for time axis conversion is determined as follows. When recording on the
[0068]
This is particularly important when a tape device is used as the recording device, and indicates the minimum tape running speed that can be recorded completely. If the recording rate is increased more than necessary, the tape is wasted, resulting in a shortened recording time. On the other hand, if the recording rate is too low, data that cannot be recorded is generated. Therefore, the most reasonable recording can be realized by selecting a tape running speed that enables the minimum necessary data recording.
[0069]
In the above description, the time stamp is added based on the time at which the channel information arrives at the first
[0070]
The time stamp information may be the absolute time itself indicated by the
[0071]
In the above description, 4 bytes are secured as an example of the time stamp value. However, this is made possible to count for 1 hour with 1 MHz accuracy, and is sufficient for normal use. . However, the data length of the time stamp need not be particularly limited to 4 bytes. If the accuracy may be coarse, the number of bytes of the time stamp value may be reduced, and if the accuracy is insufficient, it may be increased. Needless to say, the same effect can be achieved.
[0072]
The case where the
[0073]
The third
[0074]
In the above description, the hard disk drive (HDD) is used for recording and reproducing
[0075]
Further, in the above description, transmission of multi-channel broadcasting using satellite broadcasting is taken as an example. However, the transmission is not limited to satellite broadcasting, and multi-channel broadcasting from terrestrial, CATV (cable TV), or other transmission means. Needless to say, the same configuration can be realized.
[0076]
In the above description, the
[0077]
Further, in the above description, the recording rate of the
[0078]
In the above description, the recording rate of the
[0079]
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration in which the recording data rate is recorded by setting the recording data rate and the tape traveling speed by a VTR which is a recording device similar to the
[0080]
In FIG. 6A, 70 is a VTR, 71 is a packet counter, and 72 is a recording rate controller.
The packet data from the
[0081]
The
[0082]
Example 2
In the first embodiment, the
[0083]
Now, when data is transmitted from the
[0084]
On the recording / reproducing
[0085]
A description of the time axis converter is added here. The time axis converter converts the input data rate and the output data rate. For example, a FIFO (First In First Out) memory is used, and the writing and reading speeds are determined according to the input data rate and the output data rate, respectively. Configured. Of course, other types of memory or the like may be used to perform the data writing speed and the reading speed at different speeds.
[0086]
Example 3
A third embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. FIG. 8 is a block diagram showing a circuit configuration of the third embodiment, and FIG. 9 is a diagram showing a data transmission process. 8 and 9, the same reference numerals as those of the conventional example or the first and second embodiments denote the same or corresponding parts. FIG. 9A shows a bit stream of multi-channel satellite broadcasting similar to FIG. 4A of the first embodiment.
[0087]
In FIG. 8, it is assumed that the multi-channel bit stream signal output from the
[0088]
Here, in the case of 2 program (2 programs) recording, if the start time and the end time of
[0089]
In the above description, after one program is completed, the recording rate is reduced to ½ until the other recording is finished. However, this recording rate is not limited to ½, The recording rate of the other program may be determined according to the remaining recordable capacity of the
[0090]
At the time of reproduction, the reproduction data from the
[0091]
Note that the processing order of the second channel selector 54 and the third
[0092]
FIG. 10 shows a case where the
[0093]
Example 4
The fourth embodiment of the present invention will be described below. In the
[0094]
As a program selection method, as a method of recording only a specific program genre (for example, only a movie) from multi-channel broadcasting, only a program in which the
[0095]
[0096]
As described in the first embodiment, the multi-channel program transmission method includes the bit stream signal received by the
[0097]
However, the transmission form of the MPEG packet on the bit stream signal is not actually transmitted regularly with respect to the time axis as shown in FIG. 12 (c). Depending on the content of the voice information, there are irregularly distributed time zones in which packets are concentrated and distributed time zones. FIG. 12 (d) shows the transmission on the
As can be seen from this signal, if the signal of FIG. 12C is transmitted to the
[0098]
By the way, regarding the use of the bus, a procedure of bandwidth reservation is taken in advance so that data transfer can be performed stably at all times. For example, in the state of FIG. 12B, it is guaranteed that 188-byte data is transmitted once every basic cycle (125 μs) of the
[0099]
However, if an excessive bandwidth is reserved at this time, the entire bus is wasted. For example, the cycle in which nothing is transmitted in FIG. When bandwidth reservation is made for the capacity of the entire bus, it cannot be used even if there is another device to be used (even if there is an empty cycle).
[0100]
In this way, it is very important to share and use the bus capacity efficiently, including other devices. Therefore, it is necessary to make a minimum bandwidth reservation for data transmission, and in this way, many devices can share the bus. For this purpose, for example, as shown in FIG. 12 (e), one packet may be divided into four and transmitted sequentially in each bus cycle. Prior to transmission on the
[0101]
FIG. 12 (e) shows one packet of FIG. 12 (c) divided into four and then transmitted onto the
[0102]
In the above description, the case where one packet is divided into four has been described, but the number of divisions is determined by the transmission state (packet density) of the MPEG packet on the bit stream. As this reference, the optimum division number is determined based on the average data rate (the number of packet transmissions per unit time) described in the first embodiment or the
[0103]
Example 6
A sixth embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. In FIG. 13, the same reference numerals as those of the conventional example or each embodiment denote the same or corresponding parts. In FIG. 13, 56 is an expansion circuit, 61 is a fourth time axis converter, 68 is a fifth time axis converter, and 102 is an expansion device.
The multiple channel information received from the
[0104]
From the decompression circuit 56, the digital video and audio signals returned to the baseband signal are sent to the
[0105]
Further, the baseband digital video and audio signals (uncompressed video and audio data) c sent to the
[0106]
With this configuration, for example, an MPEG2 video disk device or VTR device can be directly connected to the
[0107]
If only one decoder having MPEG2 stream input and baseband output devices is prepared on the
[0108]
As described above, if the expansion device 102 shown in FIG. 13 is used in common for each device connected to the bus interface, the transmission capacity of the bus interface can be used effectively, and it is necessary to provide an expansion circuit for each device individually. Therefore, the cost can be kept low, and the system can be easily constructed.
[0109]
In the sixth embodiment, the case where MPEG2 is used as the decompression apparatus 102 has been described. However, the present invention is not limited to this, and it is obvious that the same effect can be obtained even if other methods are used.
[0110]
In the sixth embodiment, the decompression apparatus 102 has been described. However, only one compression apparatus needs to exist on the
[0111]
That is, when compressing uncompressed video (baseband video) to MPEG2, for example, it is not necessary to incorporate a compression device in each device (for example, VTR) that performs MPEG2 recording. The device can be manufactured at a very low cost.
[0112]
FIG. 14 is a diagram showing the configuration of the compression device and the expansion device. The configuration itself of the compression device 103 can be realized by replacing the expansion circuit 56 in the expansion device 102 of FIG. 13 with a compression circuit 81 and providing a
[0113]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0114]
According to the first aspect of the present invention, since only the necessary information is selected from the information on the plurality of channels and then recorded on the recording / reproducing apparatus, it is not necessary to record other unnecessary information on the plurality of channels. . As a result, the recording medium can be used effectively, and unnecessary information is not transmitted to the bus interface, so that it is possible to reduce the influence that prevents information transmission between other devices connected to the bus interface. That is, the transmission efficiency of the bus interface can be increased. Furthermore, even when data transmission time fluctuates during bus transmission, the time stamp makes it possible to use it and connect to various buses.
In addition, since only the program information of a required genre can be selected and recorded from the information of a plurality of channels, the search time for the required information can be greatly shortened.
[0115]
According to the invention of
[0116]
According to the third aspect of the present invention, since the time stamp recording function is provided, it is possible to realize the uniform rate recording by averaging the recording of the data whose input timing is not equally spaced, which is expensive in accordance with the peak speed recording. There is no need to use an apparatus, and production can be performed at a low cost. As a result, the recording time can be increased.
[0117]
According to the invention of
[0118]
According to the invention of
[0119]
According to the invention of
[0120]
According to the seventh aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, since the channel selector is also used when recording / reproducing apparatus is connected with a plurality of channels, the apparatus is inexpensive. In addition to being able to produce, there is an effect that it is possible to easily switch between on-air broadcasting and a reproduction signal by one operation of switching the selector.
[0121]
According to the invention of
[0122]
According to the invention of
[0123]
According to the invention of
[0124]
According to the invention of
[0125]
According to the twelfth aspect of the present invention, when information of a plurality of channels is recorded simultaneously, all desired information can be recorded regardless of the end time of each channel information.
Further, since the recording rate of the recording apparatus can be automatically set from the data rate of the information to be recorded, complicated processing for determining the recording rate can be simplified, and efficient recording to the recording apparatus can be performed.
[0126]
According to the invention of claim 13, since one packet can be transmitted with the optimum number of divisions according to the transmission form (peak data rate or average data rate) of packet information to be transmitted, transmission between other devices The transmission efficiency of the bus interface can be increased.
[0127]
According to the fourteenth aspect of the present invention, since only one compression device is required for a plurality of devices connected to one bus interface, the cost of each device can be greatly reduced.
[0128]
According to the fifteenth aspect of the present invention, since only one expansion device is required for a plurality of devices connected to one bus interface, the cost of each device can be significantly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of
FIG. 2 is a diagram illustrating transmission data according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating details of a satellite bitstream according to the first embodiment.
4 is a diagram illustrating a data processing process during recording in
FIG. 5 is a diagram illustrating a data processing process during reproduction in the first embodiment.
6 is a block diagram showing a configuration when recording is performed by setting a recording data rate and a tape running speed for the VTR in
FIG. 7 is a block diagram showing a configuration of
FIG. 8 is a block diagram showing a configuration of
FIG. 9 is a diagram illustrating a data transmission process in the third embodiment.
FIG. 10 is a block diagram illustrating another configuration example according to the third embodiment.
FIG. 11 is a diagram showing program category bits in
FIG. 12 is a diagram showing a data transmission process in
FIG. 13 is a block diagram showing a configuration of
FIG. 14 is a block diagram showing the configuration of
FIG. 15 is a block diagram showing a conventional multi-channel recording apparatus.
FIG. 16 is a diagram illustrating frequency occupation bands in each channel (
FIG. 17 is a block diagram showing a conventional multi-channel playback device.
FIG. 18 is a diagram showing a video / audio signal transfer configuration using a serial interface;
FIG. 19 is a conceptual diagram of multi-channel broadcasting.
[Explanation of symbols]
2 1st channel selector, 3 bus interface, 4 HDD, 5 time stamp, 27 MPEG decoder, 50 1st time base converter, 51 timer device, 52 time stamp adder, 53 2nd time base converter, 54 1st time base converter 2-channel selector, 56 expansion circuit, 60 third time axis converter, 61 fourth time axis converter, 68 fifth time axis converter, 69 sixth time axis converter, 80 seventh time axis converter, 81 Compression circuit, 100 channel selection device, 101 recording / playback device, 102 decompression device, 103 compression device, 130 switch.
Claims (7)
前記トランスポートストリームから特定のチャンネルに対応する前記パケットデータを抽出して出力するチャンネル選択手段と、
所定の時刻データを発生する手段と、
前記時刻データを前記チャンネル選択手段から出力された前記パケットデータに付加して出力するタイムスタンプ付加手段とを備え、
前記所定の時刻データは、前記タイマの絶対時間、所定の時点からの相対時間、または所定の時刻データからの経過時間に基づいて設定され、
前記チャンネル選択手段は、
前記トランスポートストリームの所定の位置に付加され、各チャンネルの番組の内容に対応する情報値に基づいて前記パケットデータを抽出するように構成されてなる記録再生装置。 A recording and reproducing apparatus for recording or reproducing a predetermined transport packet included in the transport stream composed of packet data multiple Ji Yan'neru,
Channel selection means for extracting and outputting the packet data corresponding to a specific channel from the transport stream ;
Means for generating predetermined time data ;
And a time stamp adding means for outputting in addition to the packet data output to the time data from the previous SL channel selection means,
The predetermined time data is set based on an absolute time of the timer, a relative time from a predetermined time point, or an elapsed time from the predetermined time data,
The channel selection means includes
A recording / reproducing apparatus configured to extract the packet data based on an information value added to a predetermined position of the transport stream and corresponding to the content of a program of each channel .
前記番組内容情報を抽出する手段と、Means for extracting the program content information;
前記抽出された前記情報値と、当該記録装置において予め設定された番組の内容に対応する情報値とが一致するか否かを判定する手段とを備え、Means for determining whether or not the extracted information value matches an information value corresponding to the content of a program set in advance in the recording device;
前記判定の結果、両情報値が一致する場合に前記パケットデータを抽出するように構成されてなる請求項1に記載の記録再生装置。The recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the packet data is extracted when both information values match as a result of the determination.
前記トランスポートストリームから、複数チャンネルのうちのn(n≧1,nは自然数)チャンネルに対応する前記パケットデータを抽出して出力するチャンネル選択手段と、
所定の時刻データを発生するタイマと、
このタイマによって発生された前記時刻データを前記チャンネル選択手段から出力された前記パケットデータに付加して出力するタイムスタンプ付加手段と、
該タイムスタンプ付加手段から出力された前記パケットデータを記録する記録手段とを備え、
前記nチャンネルのうちのいずれかのチャンネルのパケットデータの記録が終了した後の記録レートを、前記nチャンネルのパケットデータを記録していた際の記録レートよりも小さくするように構成されてなる記録再生装置。 A recording / reproducing apparatus for recording or reproducing packet data of a predetermined channel included in a transport stream composed of packet data of a plurality of channels ,
Channel selection means for extracting and outputting the packet data corresponding to n (n ≧ 1, n is a natural number) channel among a plurality of channels from the transport stream ;
And a timer for generating a predetermined time data,
A time stamp adding means for outputting the time data thus generated to the timer is added to the packet data output from said channel selection means,
Recording means for recording the packet data output from the time stamp adding means,
A recording configured to make a recording rate after recording of packet data of any one of the n channels is smaller than a recording rate when recording the packet data of the n channel. Playback device .
前記タイマの絶対時間、所定の時点からの相対時間、または所定の時刻データからの経過時間に基づいて設定されることを特徴とする請求項3または4に記載の記録再生装置。 The predetermined time data is
Absolute time, the recording and reproducing apparatus according to claim 3 or 4, characterized in Rukoto is set based on the elapsed time from the relative time or a predetermined time data, from a predetermined point of the timer.
前記パケットデータに対応する伝送レートにしたがって、当該パケットデータを分割して出力するように構成されてなる請求項1ないし5のいずれかに記載の記録再生装置。 The channel selection means includes
Wherein according to the transmission rate corresponding to the packet data, a recording and reproducing apparatus according to any one of claims 1 becomes configured to output by dividing the packet data 5.
前記トランスポートストリームの所定の位置に付加され、各チャンネルの番組の内容に対応する情報値に基づいて、前記パケットデータを抽出し、The packet data is extracted based on an information value added to a predetermined position of the transport stream and corresponding to the content of the program of each channel,
所定の時刻データを発生し、Generate predetermined time data,
前記抽出した前記パケットデータに前記時刻データを付加することを含み、Adding the time data to the extracted packet data;
前記所定の時刻データを、前記タイマの絶対時間、所定の時点からの相対時間、または所定の時刻データからの経過時間に基づいて設定することを特徴とする記録再生方法。The recording / reproducing method, wherein the predetermined time data is set based on an absolute time of the timer, a relative time from a predetermined time point, or an elapsed time from the predetermined time data.
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