JP3635149B2 - 記録計の表示手段への波形表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は表示画面への波形表示方法に係り、さらに詳しくは、多数個の測定チャンネルを備えるデータ処理装置におけるLCDなどの表示手段に対し、すべての測定チャンネルの被測定データをグループ別に対応波形として順次出力表示することができる記録計の表示手段への波形表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、多数個の測定チャンネルを備えるデータロガやデータアナライザなどの記録計においては、各測定チャンネルを介して取り込まれる被測定データのすべてを一括してLCDなどの表示手段に波形として出力表示すると錯綜して見づらいものとなるため、表示手段に表示したい特定のチャンネルを予め設定しておき、これら設定したチャンネルから取り込まれた被測定データのみを波形として表示手段に出力表示できるようになっている。
【0003】
図5は、その際に従来から採用されている表示処理手順の一例を示すフローチャートである。同図によれば、測定チャンネルCH1 〜測定チャンネルCHn までの複数n個の測定チャンネルを備える記録計を用いてその表示手段に対し被測定データを波形として表示しようとする場合には、複数n個の測定チャンネルのなかから1以上の任意の測定チャンネルを選択し、この選択された測定チャンネルから取り込まれる被測定データについてのみメモリに順次格納し、これら選択された表示データをVRAMに書き直し、最後にLCDなどの表示手段に対し表示データに基づく波形を出力表示する表示処理を行うことで、図6に示すように表示手段1が備える表示画面2に対し選択された測定チャンネル(図示例ではCH1 ,CH2 ,CH9 ,CH15)から取り込まれる被測定データに対応する各波形3(図示例ではW1 ,W2 ,W9 ,W15)が一括表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来手法によっても選択された被測定データに限り、対応する波形3として表示画面2上に一括して出力表示することはできる。
【0005】
しかし、この場合には、使用者が任意に予め設定してある測定チャンネルから取り込まれる被測定データに対応する波形3だけを表示画面2に出力表示できるにとどまり、未設定の測定チャンネルから取り込まれる被測定データに対応する波形3を表示画面2上に波形として出力表示することができないため、例えばエアコン評価テストなどにおけるように予め設定してある測定チャンネル以外の測定チャンネルから取り込まれた被測定データに対応する波形3をも事後的に確認する必要が生じた場合に即応できない不都合があった。
【0006】
また、多数個の測定チャンネルを設定する場合には、これら各測定チャンネルから取り込まれた被測定データに対応す波形3が一度にすべて表示画面2に出力表示されてしまうことから、結果的に波形3が重なり合うなどして錯綜した状態となり非常に見づらくなってしまうため、事実上、一度に多数個の測定チャンネルを設定することができないという不都合もあった。
【0007】
本発明は従来手法の上記課題に鑑み、すべての被測定データを錯綜しない状態のもとで目視確認できるように、被測定データをいくつかのグループに仕分けし、順次、グループ別に出力表示するための記録計の表示手段への波形表示方法を提供することにその目的がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構成上の特徴は、複数個の測定チャンネルに対応させて個別に用意される入力部と、これらの入力部を介して各測定チャンネルから取り込まれる被測定データを演算処理する中央処理手段と、この中央処理手段により制御されて被測定データを波形として出力表示する表示手段とを少なくとも備え、複数個の測定チャンネルから取り込まれる被測定データのすべては、前記中央処理手段を介することにより測定チャンネルの総数を任意に設定される数で除して得られる数のグループの別に識別子を付与して仕分けた上でメモリ手段に格納し、前記識別子により特定されるグループに属する各一群の被測定データは、グループ別の対応波形として前記表示手段に対し一定時間毎に各別に順次出力表示することにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される装置構成の概要を示すブロック図であり、その全体は、複数n個からなる測定チャンネル数に対応する被測定データを各別に取り込むための入力部13と、ディジタル化されて取り込まれた被測定データの演算処理のほか、I/OポートやROMなどを備えて装置全体の統括制御などを行なう中央処理手段(CPU)11と、ストレージRAMやVRAMを少なくとも備えてなるメモリ手段12と、前記中央処理手段11の制御のもとで被測定データを波形17として表示画面16上に表示することができるLCD等からなる表示手段15とを少なくとも備えて構成されている。なお、図中の符号14はデータバスを示す。
【0010】
図2は、図1の装置に適用して実施される本発明についての処理手順の一例を示すフローチャートであり、同処置手順に基づく処理が開始されるに先立ち、まず、そのための前処理が行われる。
【0011】
すなわち、測定チャンネルCH1 〜測定チャンネルCHn を介して前記入力部13から取り込まれた複数n個の温度データ等からなる被測定データは、まず、前記中央処理手段11を介して例えば前記メモリ手段12のストレージRAMに一旦格納された後、予め任意に設定されているグループの別に仕分けられ、その仕分け処理を終えた後、すべての被測定データは、前記中央処理手段11を介して予め設定された前記メモリ手段12にグループの別に再度すべて格納されて上記前処理を終える。
【0012】
この場合におけるグループ分け手法は、例えば、1つのグループに任意の数、例えば3個の被測定データが属するとした場合、複数n個の被測定データが「複数n個」を「3」で除して得られる数(n′個とする)のグループに仕分けられた後、最初のグループに属する各被測定データには識別子「a」を、次のグループに属する各被測定データには識別子「b」をそれぞれ付与するなどして、n′個に対応する種類の識別子をグループ別にそれぞれに属する被測定データに付与することにより、当該被測定データが属するグループの別を識別子により識別できるようにして行われる。
【0013】
このようにしてグループ別に仕分けられた被測定データは、図3に仮想VRAMとして示すような格納パターンのもとで前記メモリ手段12に格納されることになる。
【0014】
このような前処理が行われた後、処理を開始することにより、まず、表示手段15が備える表示画面16には、仕分けられた各グループのうち、前記識別子により任意の1グループに属すると判別された一群の被測定データに対応する波形17、例えば測定チャンネルCH1 〜測定チャンネルCH3 に対応する3種類の波形17が図4の第1画面に示すように時分割処理されて出力表示される。
【0015】
図4の第1画面に示すように波形17が一定時間、例えば5秒間表示されて待機時間(「WAIT」処理)を経過した後は、「画面クリア」処理を経て、次順のグループに属する一群の被測定データに対応する波形17、例えば測定チャンネルCH4 〜測定チャンネルCH6 に対応する3種類の波形17が図4の第2画面に示すように時分割処理されて出力表示される。以後、同様にしてグループ別にそれぞれに属する一群の被測定データが時分割処理されながら、n′個目の最終グループに属する被測定データに対応する波形17が図4の第n′画面として表示されるに至るまで各別に表示画面16に順次表示される。
【0016】
本発明はこのようにして構成されているので、各測定チャンネルCH1 〜CHn から取り込まれた被測定データのそれぞれは、n′個のグループに仕分けた上で、その属すべきグループの別に識別子が付与された上で前記メモリ手段12に図3に仮想VRAMとして示すパターンのもとで格納することができる。
【0017】
したがって、前記メモリ手段12に格納されている各被測定データは、前記識別子を手がかりにグループ別に読み出して、図4に示すように表示画面16に対し対応する波形17として出力表示することができる。
【0018】
このため、入力部13を介して取り込まれたすべての被測定データは、グループ別に仕分けされた一群の波形17として前記表示画面16に図4に示すようにして時分割処理して出力表示させることができるので、錯綜しない状態のもとですべての波形17を明確に目視確認することができることになる。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、複数個の測定チャンネルから取り込まれた被測定データのすべてを測定チャンネルの総数を任意に設定される数で除して得られる数のグループの別に識別子を付与して仕分けた上でメモリ手段に格納し、前記識別子により特定されるグループに属する各一群の被測定データは、グループ別の対応波形として前記表示手段に対し一定時間毎に各別に順次出力表示することができるので、錯綜しない表示状態のもとですべての対応波形を明確に目視確認することができることになる。
【0020】
したがって、例えばエアコン評価テストなどのように、予め設定してある測定チャンネル以外の測定チャンネルから取り込まれた被測定データについても確認する必要が生ずるなど、ある測定チャンネルにつき突発的にデータ確認の必要が生じた場合であっても、柔軟に対応することができるので、測定作業の効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に供される装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の処理手順を例示するフローチャート図である。
【図3】 本発明における被測定データの仮想VRAM上での表示パターンを例示する説明図である。
【図4】 本発明による波形表示パターンを経時的に示す説明図である。
【図5】 従来から行われている波形表示処理手法の一例を示すフローチャート図である。
【図6】 図5に示す従来手法による波形表示パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
11 中央処理手段
12 メモリ手段
13 入力部
14 データバス
15 表示手段
16 表示画面
17 波形
Claims (1)
- 複数個の測定チャンネルに対応させて個別に用意される入力部と、これらの入力部を介して各測定チャンネルから取り込まれる被測定データを演算処理する中央処理手段と、この中央処理手段により制御されて被測定データを波形として出力表示する表示手段とを少なくとも備え、複数個の測定チャンネルから取り込まれる被測定データのすべては、前記中央処理手段を介することにより測定チャンネルの総数を任意に設定される数で除して得られる数のグループの別に識別子を付与して仕分けた上でメモリ手段に格納し、前記識別子により特定されるグループに属する各一群の被測定データは、グループ別の対応波形として前記表示手段に対し一定時間毎に各別に順次出力表示することを特徴とする記録計の表示手段への波形表示方法。
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- 1996-03-29 JP JP10329296A patent/JP3635149B2/ja not_active Expired - Fee Related
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