JP3621186B2 - Main body structure of turning work vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回作業車の本体部構造、詳しくは、クローラ走行装置上に旋回可能に取り付けられる本体フレームと、その内部の揺動式アクチュエーターであるスイングシリンダー周辺構造とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋回作業車の本体フレーム内には、基端を本体フレームに有し、先端を本体フレーム前端のブームブラケットに連結して、ブームを左右揺動させるための左右揺動式アクチュエーターであるスイングシリンダーが配設されている。
この配設位置は、平面視で左右いずれかに寄せて配設されていて、その上方スペースを利用して、燃料タンク及び作動油タンクの両容器が配設されていた。
【0003】
この両容器の併設状態は、例えば特開平7−189298号公報にて開示されており、また、図10からも判るように、下方のスイングシリンダーSCは、平面視で少なくとも一つの容器を横切る状態で配設されており、その揺動外側限界位置においては、両方の容器の下方を横切る形状となっていた。
【0004】
また、限られたスペースで燃料タンクの容量を大きくする方法としては、例えば特開平7−186742号公報にて開示されるように、座席下方や座席後方にてタンクの膨出させている。
また、本体部の後部が全旋回範囲でクローラの外側に突出しないように図った小型旋回作業車における本体フレームの平面視形状は、従来、図9のように円形状となっていた。
【0005】
また、スイングシリンダーの上方に配設するタンクは、従来、スイングシリンダー上方に突設したブラケットにて支持していたが、このブラケットは、スイングシリンダーの左右揺動の全範囲を覆うものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、小旋回可能な旋回式作業車を提供するための、燃料タンク等の容器の形状、ブラケット構造の改良に関する。
前記の従来における旋回作業車の本体部構造において、まず、スイングシリンダー上方の容器配設構造としては、両容器とも、その下方にスイングシリンダーの揺動スペースを確保する必要があり、そのため、容量も限られてしまう。本体フレーム内の限られたスペース内で容量を多くしようとすれば、特開平7−186742号公報の如く、燃料タンクの形状を複雑にしなければならず、加工及び組付け工程が煩雑で、コストもかかる。
【0007】
また、スイングシリンダーの上方に配設するタンクの支持ブラケットは、スイングシリンダーの左右揺動の全範囲を覆うように配設すると、強度上問題があるので、左右揺動範囲の中途部までを覆うほどの突出量となっている。
これをカバーするには、該ブラケットにて支持するタンクを、該スイングシリンダーの揺動範囲外にて下方に突設して、本体フレームに固設する構造が必要であり、タンク形状の複雑化を招くとともに、直接的にフレームに取り付ける状態では、本体フレームにかかる衝撃をまともに受け、タンクの保護においても不具合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような課題を解決するため、次のような手段を用いる。
請求項1においては、本体フレーム1内に、揺動式アクチュエーターであるスイングシリンダーSCと、並列配置した二個の容器である作動油タンク3と燃料タンク2を内設した旋回作業車の本体部構造において、燃料タンク2又は作動油タンク3の一方の容器を、該スイングシリンダーSCの上方に配設し、両容器の境界線を、左右への揺動限界位置におけるスイングシリンダーSCの外側面に沿わせて配置させたものである。
【0009】
請求項2においては、請求項1記載の旋回作業車の本体部構造において、スイングシリンダーSCの左右揺動限界範囲内の上方に配設する一方の容器は、その支持部材であるタンクブラケット4の形状を、該スイングシリンダーSCの揺動範囲を跨ぐ構成としたものである。
【0010】
請求項3においては、請求項1記載の旋回作業車の本体部構造において、スイングシリンダーSCの左右揺動限界範囲内の外方に配設する一方の容器は、下端部を本体フレーム1の底部まで拡張し直接締止したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態である掘削作業車について、添付の図面より説明する。
図1は掘削作業車の正面図、
図2は同じく左側面図、
図3は同じく平面図、
図4は本発明に係る本体部の内部平面図である。
【0012】
図5は燃料タンク2及び作動油タンク3とスイングシリンダーSCとの配置関係を示す正面略図、
図6は作動油タンク3の支持構造を示す後面図、
図7は本体部におけるバッテリー6と取出しガイド7の配設構造を示す後面図、図8はブームシリンダーC1の側面図で、(a)はブームシリンダーC1基端部の正面図である。
【0013】
図9は従来の本体部の内部平面図、
図10は従来の燃料タンク2’及び作動油タンク3’とスイングシリンダーSCとの配置関係を示す平面図、
図11は同じく正面略図、
図12は従来の作動油タンク3’の支持構造を示す平面図、
図13は同じく後面図である。
【0014】
本発明に係る旋回作業車の概略全体構成を説明する。
本発明は、旋回作業車の本体部構造に関するが、本体部は、左右にクローラ10a・10aを有するクローラ走行装置10上に回動可能に配設された本体フレーム1上にボンネット8及びキャビン9を搭載してなるものであり、本体フレーム1内よりボンネット8内にかけてはエンジンルームとなっている。
また、ある程度小型で、小旋回を可能とする型式のものなので、本体部を左右いずれかに旋回させた時に、左右クローラ10a・10aより本体部(特にその後部)が外側に突出しないように、平面視図3の如く、本体フレーム1の後部は、円形状となっており、その最大直径をクローラ10a・10aの履帯幅よりも小さくしている。
【0015】
本体フレーム1の前端からは、作業腕支持部1aを前方に突出し、その前端に水平回動自在にブームブラケット11が枢支され、ブーム12、アーム13、及びバケット14よりなる作業腕を支持している。
作業腕全体は、ブームブラケット11の回動によって、左右揺動できるが、そのアクチュエーターとして、本体フレーム1内に基端を有する油圧駆動式のスイングシリンダーSCのピストンロッド先端を、図1及び図3図示のブームブラケット11に水平状に突設するシリンダーブラケット部11aに枢結している。
ブームブラケットSCは、ピストンロッドを伸縮することで、ブームブラケット11が左右揺動する。
【0016】
また、作業腕におけるブーム12、アーム13、及びバケット14にもそれぞれアクチュエーターとして、油圧駆動式のブームシリンダーC1、アームシリンダーC2、及びバケットシリンダーC3を具備している。
【0017】
なお、この中で、ブームシリンダーC1の基端のグリスニップルについて、図8より説明しておく。作業腕の各油圧シリンダーC1〜C3や、前記のスイングシリンダーSCは、基端部とピストンロッドの先端に枢支部を有するので、グリス補填用のグリスニップルが設けられている。
これは、従来は、いずれの位置においても、図8のブームシリンダーC1のピストンロッド先端のグリスニップル15のように、突出していたが、ブームシリンダーC1の基端部のグリスニップルがこのように突出していると、特に左右旋回時にクローラ10aの外側に該グリスニップルが突出して外部との干渉のおそれがあり、小旋回を特徴とする旋回作業車にとっては、不具合である。
そこで、本実施例においては、図8の如く、ブームシリンダーC1の基端においては、内側に切欠部16を設け、この中にグリルニップル15を設けるようにしたのである。
【0018】
本体部構造について、図4乃至図7より説明する。
本体フレーム1は、前記の如く後部が円形状となっていて、その内部において、右側のボンネット2搭載部の下方にて、スイングシリンダーSCを左右揺動自在に内設している。
図4中、Rは右方揺動限界位置、Lは左方揺動限界位置を示している。このスイングシリンダーSCの左右揺動空間の上方には、作動油タンク3が配設されており、また該作動油タンク3の右側に隣接して燃料タンク2が配設されている。作動油タンク3、燃料タンク2とも、ボンネット8にて覆われている。
【0019】
燃料タンク2の作動油タンク3への隣接側面は、図4のように、右方揺動限界位置におけるスイングシリンダーSCの右側面に沿うようになっており、即ち、スイングシリンダーSCとの干渉のない位置に配設されている。
該燃料タンク2は、底面形状の複雑化を回避すべく、水平方向を、このように右方揺動限界位置におけるスイングシリンダーSCの右側面に沿う位置までとしている。
一方、スイングシリンダーSCとの干渉がないので、容量増大化を図るべく、下端部を、図5のように、本体フレーム1の底面まで拡張している。支持構造としては、図4の如く、燃料タンク2の前端には水平方向の取付部2aを樹脂成形にて一体状に突設し、本体フレーム1前端の上面部に螺止している。そして、下端後端部より後方に水平状の取付部2bを、燃料タンク2と一体状に樹脂成形にて突設しており、ボルトにて本体フレーム1の底部に直接締止している。
【0020】
ここで、従来のスイングシリンダーと燃料タンクとの位置関係について説明する。図10図示の実施例では、燃料タンク2’の底面は、スイングシリンダーSCの揺動空間を確保するため、図11の如く一定高さに配置されているので、下方、即ち垂直方向には拡張できず(上方はボンネットで覆われて拡張できない。)、そのため、水平方向に容量を拡張せざるを得なかった。
図4図示の、本発明に係る燃料タンク2のスイングシリンダーSCに対する配置構成にすれば、図5の如く、下方に容量を拡張でき、燃料タンクの水平方向の配設スペースを抑えることもできるのである。
【0021】
そして、燃料タンクの水平方向の配設スペースの抑制は、本体フレーム1の水平面積の縮小化をもたらすことができる。
そこで、これを利用して、図4のように、本体フレーム1の前部は、平面視において、後部の平面視円形状の延長線X・Xよりも内側に窄まった形状としている。これは、本体フレーム1や、その内部に内設する各部材の重量が、前部に比して後部に掛かる構造となることを意味する。
【0022】
従来の、図9の如く、平面視において前部から後部にかけて略一つの円周形状となっている本体フレーム1’においては、前部に掛かる重量が、後部に掛かるそれに比してあまり軽くない。
これは、本体フレーム1の後部を、小旋回を図るために後方に膨出しないように、平面視略円形状となっているので、後部の重量自体が軽減しているのが原因である。この小旋回適応型の本体部を有する旋回作業車は、本体フレーム1の前端には作業腕が支持されているので、重心は前方に掛かるようになり、前後の重心バランスが悪いのが問題であった。
【0023】
本発明に係る本体部構造では、前記の如く、燃料タンクFTの水平方向の配設スペースを縮小したので、本体フレーム1の前部の水平面積を縮小して、前部の重量軽減化を実現し、従って、本体部の重心が後方に掛かって、前後重心バランスが向上している。また、窄まり状の本体フレーム1の前部は、従来の略円形状の本体フレーム1’を有する旋回作業車で、本実施例の機種よりも小型の機種に仕様する本体フレームの成形型を使用すれば、容易に成形でき、特別な成形型を用意する必要はない。
【0024】
或いは、燃料タンク2の水平方向の配設スペースの削減を利用して、本体フレーム1の左右幅を縮小すると同時に、左右クローラ10a・10aの履帯幅を変更可能としたクローラ走行装置10を用いることで、例えば本来の履帯幅では旋回作業車が通過できないような道幅の時に、履帯幅を縮小して通過可能とする構成が可能となる。
つまり、本体フレーム1の左右幅を、本来の履帯幅に比べてかなり短くしておき、クローラ走行装置10の履帯幅の縮小作動に対応できるようにしているのである。
【0025】
次に、作動油タンク3の構成及び配設構造に関して説明する。
作動油タンク3の前端には、図4の如く、水平状の取り付け部3aを樹脂成形にて一体状に突設しており、本体フレーム1前端の上面部に螺止している。一方、作動油タンク3後端の直後方においては、図4、図6の如く、スイングシリンダーSCの揺動空間上に跨設した作動油タンクブラケット4が配置されており、その上面に対し、作動油タンク3の下端後端より樹脂成形にて一体状に突設した取付部3bを螺止している。
【0026】
ここで、従来の作動油タンク3’の底面は、図12及び図13のように、一部が本体フレーム1’の底面に取り付けられ、また、一部はスイングシリンダーSCの揺動空間より高くなって、二段形状となっている。
その点、本発明に係る実施例では、図6の如く、底面全面が水平面状となっていて、加工が容易であり、また、本体フレーム1底面に直接取り付ける部位がないので、本体フレーム1に発生する振動が作動油タンク3に直接的に伝播する不具合を解消できる。
【0027】
また、従来の作動油タンク3’の支持構造においては、図9の如く、作業腕支持部3’aの上面を覆うカバー板5’の一部に作動油タンクブラケット部5’aを形成しており、これに作動油タンク3’の一部を図12及び図13のように螺止していた。作動油タンクブラケット部5’aは、あまり延出すると強度が劣化するので、スイングシリンダーSCの左右揺動域の中途部までしか延出させることができなかった。そのため、従来の作動油タンク3’は、スイングシリンダーSCの揺動域外における底面部を下方に延出して、本体フレーム1’上に螺止せざるを得なかった。
【0028】
この点、本発明に係る作動油タンク3の支持構造においては、図4の如く、作動油タンクブラケット4が、作業腕支持部3aの上面を覆うカバー板5とは別個になっていて、スイングシリンダーSCの左右揺動域の全域を覆うように跨設しても強度を確保でき、この作動油タンクブラケット4に作動油タンク3を螺止するので、前記のように、底面の全面を水平面状にすることが可能となったのである。
【0029】
なお、該カバー板5は、本体フレーム1底面より垂直上方に突設される垂直リブ1b上に貼設される(従来のカバー板5’も、垂直リブ1’b・1’b上に貼設される)が、該カバー板5の後端より後方に該垂直リブ1bを延設し、スイングシリンダーSCの左方揺動限界より左側で、作動油タンク3の下方及び作動油タンクブラケット4の下方に通過させて、該作動油タンク3及び可動油タンクブラケット4を下方より補強支持している。
【0030】
最後に、本体フレーム1内に配設するバッテリー6の取出しガイド7について説明する。バッテリー6は、図4の如く、本体フレーム2側面部の内側に沿って配設されており、ボンネット8にて覆われている。ボンネット8には、バッテリー取出し用の開口部8aが形成されていて、通常はカバーに覆われている。この開口部8aは、本体フレーム2の底部に据えつけられたバッテリー6に比べて上方に位置し、従来は、バッテリーに形成した把手を持って手で引き上げていた。しかし、大型機種になると、その分、バッテリーも大型化して、このように手で持ち上げるのは大変である。
【0031】
そこで、この持ち上げ作業を補助すべく、図4及び図7のように、本体フレーム2の上面部に、該バッテリー6の外側面に沿って、取出しガイド7を立設している。バッテリー6の取出し時には、図7のように、バッテリー6を開口部8aに向けて傾けて、取出しガイド7上にもたせ掛ける。これによって、バッテリー6を持つ手に掛かる重量も軽減され、あとはバッテリー6を取出しガイド7にもたせ掛けたまま、滑らせるようにして上方に引き上げていくのである。
【0032】
そして、従来、小型旋回作業車に適用されるような、旋回時にクローラの外側に後部が突出しないようにした本体フレームは、平面視円形状で、これは、加工上都合のよい形状ではあるが、重心が前に寄りがちになる。
前部外側面の曲率を大きくして、後部よりも絞った形状とすれば、面積が小さくなって、重心が後方に寄り、バランスはよくなるが、燃料タンク容量を、その水平方向に配設スペースを拡大することで確保している現状では、このような形状にすることは困難であった。
【0033】
そして、例えば容器(例えば燃料タンク)の容量を垂直方向に拡張可能で、水平方向の容器の配設スペースを抑えることができるので、本体フレームの前部形状を後部に比して窄まり状にすることができる。
従来、小旋回を図って後部を円形状にした本体部を有する旋回作業車は、前方に重心が寄って、前後の重心バランスの崩れが問題であったが、請求項3の構成により、本体フレームの前部が窄まり状となっている分だけ後部に比して軽くなるので、重心が本体部後方に掛かり、小旋回可能に本体フレームの後部を円形状にしながら前後の重心バランスのよい旋回作業車を提供できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
即ち、請求項1の如く構成したので、アクチュエーターの上方にない容器は、全くアクチュエーターとは干渉しなくなる。このため、この容器を垂直下方に延設して、容量の増大を図ることができる。旋回作業車においては、この容器を燃料タンクに適用することで、燃料タンクの容量を、水平方向に拡張したり、形状を複雑にすることなく、増大することができるのである。
【0035】
また、請求項2の如く、容器の支持部材がアクチュエーターを跨ぐ様態とすることで、該支持部材にて支持する容器は、底面部を本体フレームの底部に取り付ける必要がなくなり、該支持部材に取り付ける高さに合わせて、底面全面を水平面状にして、加工容易化を図ることができ、また、本体フレームに容器が直接的に支持されないので、容器が本体フレームに発生する振動を直接受けることがなくなり、保護性が向上する。
【0036】
請求項3の如く構成したので、旋回作業車においては、この容器を燃料タンクに適用することで、燃料タンクの容量を、水平方向に拡張したり、形状を複雑にすることなく、増大することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削作業車の正面図である。
【図2】同じく左側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】本発明に係る本体部の内部平面図である。
【図5】燃料タンク2及び作動油タンク3とスイングシリンダーSCとの配置関係を示す正面略図である。
【図6】作動油タンク3の支持構造を示す後面図である。
【図7】本体部におけるバッテリー6と取出しガイド7の配設構造を示す後面図である。
【図8】ブームシリンダーC1の側面図で、(a)はブームシリンダーC1基端部の正面図である。
【図9】従来の本体部の内部平面図である。
【図10】従来の燃料タンク2’及び作動油タンク3’とスイングシリンダーSCとの配置関係を示す平面図である。
【図11】同じく正面略図である。
【図12】従来の作動油タンク3’の支持構造を示す平面図である。
【図13】同じく後面図である。
【符号の説明】
SC スイングシリンダー
1 本体フレーム
1b 垂直リブ
2 燃料タンク
2a・2b 取付部
3 作動油タンク
3a・3b 取付部
4 作動油タンクブラケット
5 カバー板
6 バッテリー
7 取出しガイド
8 ボンネット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a main body structure of a turning work vehicle, and more particularly to a main body frame that is turnably mounted on a crawler traveling device, and a swing cylinder peripheral structure that is a swinging actuator inside the main body frame.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a swing that is a left-right swinging actuator for swinging a boom left and right is provided in a main body frame of a turning work vehicle, and has a base end connected to a boom bracket at a front end of the main body frame. A cylinder is provided.
This arrangement position is arranged on either the left or right side in a plan view, and both the fuel tank and the hydraulic oil tank are arranged using the upper space.
[0003]
The state in which both the containers are provided is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-189298, and as can be seen from FIG. 10, the lower swing cylinder SC crosses at least one container in plan view. In the rocking outer limit position, the shape crosses the lower part of both containers.
[0004]
Further, as a method of increasing the capacity of the fuel tank in a limited space, for example, as disclosed in JP-A-7-186742, the tank is expanded below the seat or behind the seat.
Further, the plan view shape of the main body frame in a small turning work vehicle designed so that the rear portion of the main body portion does not protrude outside the crawler in the entire turning range has conventionally been circular as shown in FIG.
[0005]
Further, the tank disposed above the swing cylinder has been conventionally supported by a bracket protruding above the swing cylinder, but this bracket does not cover the entire range of swinging of the swing cylinder.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to an improvement in the shape of a container such as a fuel tank and a bracket structure in order to provide a turning work vehicle capable of small turning.
In the main body structure of the above-described conventional turning work vehicle, first, as the container arrangement structure above the swing cylinder, it is necessary to secure a swinging space for the swing cylinder below both containers. It will be limited. In order to increase the capacity in a limited space in the main body frame, the shape of the fuel tank must be complicated, as in JP-A-7-186742, and the processing and assembling processes are complicated and costly. It also takes.
[0007]
Also, since the tank support bracket disposed above the swing cylinder has a problem in strength if it is disposed so as to cover the entire range of swinging of the swing cylinder, it covers up to the middle of the swinging range of the left and right. The amount of protrusion is about.
In order to cover this, it is necessary to have a structure in which the tank supported by the bracket protrudes downward outside the swing range of the swing cylinder and is fixed to the main body frame. In the state where it is directly attached to the frame, the impact applied to the main body frame is received and there is a problem in protecting the tank.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention uses the following means in order to solve the above problems.
In
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the main body structure of the turning work vehicle according to the first aspect, the one container disposed above the swing limit range of the swing cylinder SC is the
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the main body structure of the turning work vehicle according to the first aspect, one container disposed outside the swinging limit range of the swing cylinder SC has a lower end at the bottom of the
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An excavation work vehicle according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a front view of an excavation work vehicle.
2 is a left side view,
FIG. 3 is also a plan view,
FIG. 4 is an internal plan view of the main body according to the present invention.
[0012]
FIG. 5 is a schematic front view showing the positional relationship between the
FIG. 6 is a rear view showing the support structure of the
7 is a rear view showing the arrangement structure of the
[0013]
FIG. 9 is an internal plan view of a conventional main body,
FIG. 10 is a plan view showing the arrangement relationship between the
FIG. 11 is also a schematic front view,
FIG. 12 is a plan view showing a support structure of a conventional
FIG. 13 is also a rear view.
[0014]
A schematic overall configuration of a turning work vehicle according to the present invention will be described.
The present invention relates to the structure of a main body of a turning work vehicle. The main body is formed on a
In addition, since it is of a type that is small to some extent and capable of small turning, when the main body part is turned left or right, the main body part (particularly the rear part) does not protrude outward from the left and
[0015]
From the front end of the
The entire working arm can swing left and right by the rotation of the
The boom bracket SC swings the
[0016]
In addition, the
[0017]
Of these, the grease nipple at the base end of the boom cylinder C1 will be described with reference to FIG. Each of the hydraulic cylinders C1 to C3 of the working arm and the swing cylinder SC have a pivot portion at the base end and the tip of the piston rod, and therefore, a grease nipple for grease compensation is provided.
Conventionally, at any position, it protrudes like the
Therefore, in this embodiment, as shown in FIG. 8, at the base end of the boom cylinder C1, a
[0018]
The main body structure will be described with reference to FIGS.
As described above, the
In FIG. 4, R indicates a rightward swing limit position, and L indicates a leftward swing limit position. A
[0019]
As shown in FIG. 4, the side surface of the
In order to avoid complication of the shape of the bottom surface of the
On the other hand, since there is no interference with the swing cylinder SC, the lower end portion is extended to the bottom surface of the
[0020]
Here, the positional relationship between the conventional swing cylinder and the fuel tank will be described. In the embodiment shown in FIG. 10, the bottom surface of the
If the arrangement of the
[0021]
And suppression of the horizontal arrangement space of the fuel tank can reduce the horizontal area of the
Therefore, using this, as shown in FIG. 4, the front portion of the
[0022]
As shown in FIG. 9, in the conventional main body frame 1 'having a substantially circumferential shape from the front to the rear in plan view, the weight applied to the front is not so light as compared to that applied to the rear. .
This is because the weight of the rear portion itself is reduced because the rear portion of the
[0023]
In the main body structure according to the present invention, as described above, the horizontal arrangement space of the fuel tank FT is reduced, so that the horizontal area of the front part of the
[0024]
Alternatively, the
That is, the left and right widths of the
[0025]
Next, the configuration and arrangement structure of the
As shown in FIG. 4, a horizontal mounting
[0026]
Here, as shown in FIGS. 12 and 13, the bottom surface of the conventional
In that respect, in the embodiment according to the present invention, as shown in FIG. 6, the entire bottom surface has a horizontal surface, which is easy to process, and since there is no portion to be directly attached to the bottom surface of the
[0027]
Further, in the conventional support structure for the
[0028]
In this regard, in the support structure for the
[0029]
The
[0030]
Finally, the take-
[0031]
Therefore, in order to assist this lifting operation, as shown in FIGS. 4 and 7, an
[0032]
The body frame, which is conventionally applied to a small turning work vehicle so that the rear part does not protrude outside the crawler during turning, has a circular shape in plan view, which is convenient for processing. , The center of gravity tends to lean forward.
If the curvature of the front outer surface is increased and the shape is narrower than the rear, the area will be smaller, the center of gravity will be closer to the rear, and the balance will be better, but the fuel tank capacity will be arranged in the horizontal direction. In the present situation secured by enlarging the size, it was difficult to make such a shape.
[0033]
For example, the capacity of the container (for example, fuel tank) can be expanded in the vertical direction, and the space for arranging the container in the horizontal direction can be suppressed, so that the front part shape of the main body frame is narrower than the rear part. can do.
2. Description of the Related Art Conventionally, a turning work vehicle having a main body portion having a circular shape at the rear portion with a small turn has been problematic in that the center of gravity is shifted forward and the balance of the center of gravity in the front and rear is lost. Since the front part of the frame is lighter than the rear part, it is lighter than the rear part, so that the center of gravity hangs behind the main body part, and the rear part of the main body frame is circular so that it can be turned slightly. A turning work vehicle can be provided.
[0034]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
In other words, since it is configured as in
[0035]
Further, as described in
[0036]
According to the third aspect of the present invention, in the turning work vehicle, the capacity of the fuel tank can be increased without expanding horizontally or complicating the shape by applying this container to the fuel tank. Can do it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an excavation work vehicle.
FIG. 2 is a left side view of the same.
FIG. 3 is a plan view of the same.
FIG. 4 is an internal plan view of a main body according to the present invention.
FIG. 5 is a schematic front view showing the positional relationship between the
6 is a rear view showing a support structure of the
FIG. 7 is a rear view showing the arrangement structure of the
8 is a side view of the boom cylinder C1, and FIG. 8A is a front view of the base end portion of the boom cylinder C1.
FIG. 9 is an internal plan view of a conventional main body.
FIG. 10 is a plan view showing a positional relationship between a
FIG. 11 is a schematic front view of the same.
FIG. 12 is a plan view showing a support structure for a conventional
FIG. 13 is a rear view of the same.
[Explanation of symbols]
Claims (3)
燃料タンク2又は作動油タンク3の一方の容器を、該スイングシリンダーSCの上方に配設し、両容器の境界線を、左右への揺動限界位置におけるスイングシリンダーSCの外側面に沿わせて配置させたことを特徴とする旋回作業車の本体部構造。 In the main body structure of a turning work vehicle in which a swing cylinder SC that is a swinging actuator, and a hydraulic oil tank 3 and a fuel tank 2 that are two containers arranged in parallel are provided in the main body frame 1,
One container of the fuel tank 2 or the hydraulic oil tank 3 is disposed above the swing cylinder SC, and the boundary line between both containers is aligned with the outer surface of the swing cylinder SC at the left-right swing limit position. A main body structure of a turning work vehicle characterized by being arranged .
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