JP3620476B2 - Die casting machine injection equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカスト機の射出装置に関し、特に溶湯の射出動作に先立って製品形状部空間として機能することになるキャビティとそれに連通する射出スリーブ内を予め真空状態とした上で、溶湯保持炉から射出スリーブへの溶湯の移送を真空圧を利用して行うようにしたダイカスト機の射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のダイカスト機の射出装置として例えば特許第264588号公報および特開昭57−152361号公報に記載のものが知られている。
【0003】
図2はその概略を示したもので、水平型コールドチャンバー式ダイカスト機において、固定プラテン51に固定された固定型52と図示外の可動型とで形成されることになるキャビティ(製品形状部空間)に溶湯を射出,充填するべく、固定型52に水平な射出スリーブ53を接続するとともに、その射出スリーブ53の後端部に接続される給湯ストーク54を下方の溶湯保持炉55内に臨ませてある。射出スリーブ53内には射出ピストン56が進退移動可能に挿入支持されているとともに、射出スリーブ53の後端部内周には耐熱性のパッキン57が設けられていて、同図に示すように射出ピストン56が最後退位置にある状態ではパッキン57との圧接により射出スリーブ53の内外がシールされている。
【0004】
そして、同図のように射出ピストン56が最後退位置にある状態で上記キャビティおよび射出スリーブ53内を真空状態とし、その真空圧をもって溶湯保持炉55内の溶湯Mを所定量だけ射出スリーブ53側に吸引した上で、それに続く射出ピストン56の前進動作をもって溶湯Mをキャビティ内に充填するようになっている。なお、ここに言う真空とは、100mbar以下の圧力のことである。また、図2に示す給湯ストーク54はストーク保持体58と止めねじ59とをもって射出スリーブ53に堅固に固定されている。
【0005】
さらに上記特開昭57−152361号公報のほか実公平3−37812号公報には、図3に示すように特に射出ピストン61の近傍の真空度を安定化させるために、ピストンロッド62に形成された真空通路63を射出ピストン61側まで延長して、その開口端部64を射出ピストン61自体の外周面に形成された環状溝65に開口させるようにした技術が記載されている。なお、射出ピストン61には冷却水通路66とそれに連通する冷却穴67が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術では、射出スリーブ53と射出ピストン56との間をシールしているパッキン57が耐熱性を有してはいても、過酷な条件下での使用であることには変わりはなく、例えば射出ピストン56が往復動作を繰り返すうちに上記射出スリーブ53と射出ピストン56との間に進入した鋳ばりがパッキン57にまで差し込みやすく、シール性能を劣化やパッキン57そのものの早期寿命を招きやすいという欠点がある。
【0007】
また、後者のように射出ピストン61の外周面に環状溝65を形成して、この射出ピストン61の外周面にまで積極的に真空が及ぶようにしたものでは、環状溝65あるいは真空通路63の開口端部64に鋳ばりが堆積しやすく、目詰まり等のために本来の真空引き機能を長期にわたって安定的に維持することが困難となり、いずれの場合にあってもなおも改善の余地を残している。
【0008】
本発明はこのような従来の課題に着目してなされたもので、射出スリーブと射出ピストンとの間をパッキン等のシール部材をもってシールすることを前提としつつも、特に鋳ばりの差し込みや堆積による機能劣化を防止して、安定した真空状態を長期にわたって維持できるようにした構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、先端部が金型側のキャビティに連通する水平な射出スリーブと、この射出スリーブの後端部に接続されるとともに下端部が溶湯保持炉内に臨むストークと、上記射出スリーブ内に進退移動可能に挿入された射出ピストンとを備え、上記キャビティおよび射出スリーブ内を真空状態とすることで溶湯保持炉内の溶湯をストークを介して射出スリーブ側に吸引収容した上で、射出ピストンの前進射出動作によりその溶湯をキャビティ内に充填するようにしたダイカスト機の射出装置であることを前提としている。
【0010】
そして、その上で、上記射出スリーブの後端側にこれを延長するようにして内径が射出スリーブそれよりも大径の密閉構造の真空チャンバーを形成するとともに、この真空チャンバーを真空源に接続し、上記射出ピストンの最後退位置においてその射出ピストンの後端部外周面とそれに対応する真空チャンバー側の後壁との間を該後壁側に設けられたシール部材にてシールするようにしたことを特徴としている。
【0011】
この場合、射出ピストンは例えば冷却水の通流による強制冷却方式等の公知の方法により常時冷却されていることが望ましい。
【0012】
さらには、請求項2に記載の発明のように、上記シール部材にてシールされることになる射出ピストンの後端部外周面の直径はその射出ピストンの一般部直径よりも小さく形成されているが望ましい。
【0013】
したがって、請求項1に記載の発明では、溶湯の射出を繰り返し行う射出ピストンは溶湯と直接接触することになる前端面側ほど高温になるのであるが、射出スリーブを後方側に延長するようにして真空チャンバーを形成して、この真空チャンバーの後壁に設けられたシール部材と最後退位置に戻ったときの射出ピストンの後端部との間でシールするようにしているので、結果として射出ピストンの前端面から後端部までの距離は従来のものより長くなる。しかも、射出ピストン自体は冷却水の通流等により常時強制冷却されているのが一般的であることを考慮すると、射出ピストンの後端部はその温度上昇が比較的緩慢になる。その結果として、射出ピストンの後端部と接触してそのシールを司るシール部材として従来は採用不可能であったもの、例えばシール性能の優れたニトリルゴムあるいはフッ素ゴム等のゴムパッキンを採用することが可能となって、シール性能の向上により安定した真空状態を維持することができるようになる。
【0014】
また、真空チャンバーを射出ピストンよりも大径のもとすることにより、この真空チャンバーは、射出ピストンによって射出スリーブの外に持ち出された鋳ばりを貯める空間としても機能するようになり、鋳ばりがシール部材に差し込んでシール性能を低下させることもなければ真空通路を目詰まりさせてしまうようなこともなくなる。
【0015】
特に請求項2に記載の発明のように、射出ピストンの後端部外周面の直径がその射出ピストンの一般部直径よりも小さく形成されていると、上記のようにシール部材との接触によってシールを司ることになる射出ピストンの後端部外周面が射出スリーブの内周面と直接接触することがなくなり、射出スリーブ側からの熱的影響を一段と受けにくくなるとともに、鋳ばりの差し込みをより確実に防止できるようになる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、射出スリーブの真空度のシールを司ることになる射出ピストンの後端部およびシール部材のそれぞれの熱的条件が緩和されるので、シール性能の高いシール部材の採用等によって安定した真空状態を長期にあたって維持できるほか、鋳ばり等の差し込みによるシール性能の低下を未然に防止してシール部材の耐久性も併せて向上する効果がある。
【0017】
また、請求項2に記載の発明によれば、シール部材との接触によってそのシールを司る射出ピストンの後端部外周面が射出スリーブと直接接触することがなくなることから、その熱的条件の緩和により上記真空状態の安定性やシール部材の耐久性等が一段と向上するようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るダイカスト機の射出装置の好ましい実施の形態を示す図で、図2と同等部位の構造を射出ピストンが最後退位置にある状態をもって示している。
【0019】
図1に示すように、図示しない製品形状部としてのキャビティに連通するようにして固定プラテン1に水平な射出スリーブ2が支持されているほか、この射出スリーブ2の後端部の給湯口に口金3を介して接続される給湯ストーク4がストーク保持体5とクランプボルト6およびロックナット7にて固定支持されている点、および射出スリーブ2内に射出ピストン8が進退移動可能に内挿されている点等については図2に示したものと同様である。なお、射出スリーブ2と射出ピストン8との間には熱膨張等を考慮して例えば0.05〜0.5mm程度のクリアランスが確保されているほか、給湯ストーク4はその外周に配設されたストークヒータ9にて所定温度に維持されるようになっている。
【0020】
上記射出スリーブ2の後端にはこれを延長するべく断面円形状の密閉構造の真空チャンバー10が同心状に固定支持されていて、射出ピストン8が最後退位置Pにある状態ではその射出ピストン8が真空チャンバー10を貫通している。
【0021】
真空チャンバー10は、ともに有底円筒状をなすフロントカバー11とリアカバー12の開口部同士を突き合わせて継手13をもっていわゆるフランジ継手方式にて着脱可能に結合したもので、その内径は射出スリーブ2の内径よりも十分に大きく形成されているとともに、フロントカバー11がボルト14にて射出スリーブ2の後端面に固定されている。そして、真空チャンバー10は配管15を介して真空ポンプ等の所定の真空源16に接続されている。
【0022】
ここで、上記真空チャンバー10の容積が大きいほど真空断熱効果が期待できるので、その真空チャンバー10の大きさとしては周辺機器と干渉しない程度に大きいことが望ましいが、大きすぎると真空引きの際に時間を要することになるので適当な大きさに設定するものとする。
【0023】
また、フロントカバー11およびリアカバー12には射出ピストン8が貫通する穴17または18がそれぞれ形成されている。フロントカバー11側の穴17の直径は射出ピストン8のそれよりも大きく形成されているものの、リアカバー12のうちその後壁部12aに形成された穴18の直径は後述する射出ピストン8の後端部8aの外径と同等もしくはわずかに大きく形成されていて、その穴18の内周にはシール性能の優れたシール部材として例えばニトリルゴムあるいはフッ素ゴム等のゴム系リング状のシールパッキン19が装着されている。なお、シールパッキン19はボルト固定式の押さえプレート20にて外側から押圧固定されている。
【0024】
一方、射出ピストン8はそれよりも小径のピストンロッド21と一体に形成されているもので、その一般部たる前半部が射出スリーブ2に内挿し得る直径となっているのに対して、後端部8aは前半部よりも小径で且つ真空チャンバー10側の穴18に内挿し得る大きさに設定されていて、それらの射出ピストン8の前半部と後端部8aとの間には最も小径となるような周溝8bが形成されている。そして、図1に示すように射出ピストン8が最後退位置Pにある状態ではその前半部が射出スリーブ2から完全に抜け出ることなく且つ後端部8aの外周面がシールパッキン19に圧接するようになっていて、そのシールパッキン19をもって真空チャンバー10がシールされて完全密閉構造となるようにしてある。
【0025】
また、射出ピストン8およびピストンロッド21には冷却穴22が形成されていて所定の冷却水が通流するようになっており、これをもって射出ピストン8が強制冷却されるようになっている。
【0026】
なお、給湯ストーク4と口金3との接合部のほか、射出スリーブ2とフロントカバー11との接合部およびフロントカバー11とリアカバー12との接合部には、図示しないカーボンガスケット等の耐熱パッキンがそれぞれ介装されていて、この耐熱パッキンをもってシールされている。
【0027】
したがって、以上のように構成された射出装置によれば、図1に示すように射出ピストン8が最後退位置Pにある状態で、射出スリーブ2に連通している金型側のキャビティを真空状態とするとともに、真空チャンバー10についても真空源16により真空状態とする。この場合、射出スリーブ2と射出ピストン8との間には微小なクリアランスが確保されているので、結果として真空チャンバー10は射出スリーブ2を介してキャビティと連通していることになり、両者は所定の真空度をもって互いに圧力平衡することになる。
【0028】
射出スリーブ2内が所定の真空度になると、図2と同様に溶湯保持炉内の溶湯が給湯ストーク4を介して吸い上げられて射出スリーブ2内に供給されるようになる。そして、射出スリーブ2側に所定量の溶湯が供給されたならば、直ちに射出ピストン8が前進動作して射出スリーブ2内の溶湯をキャビティに射出,充填する。この射出ピストン8の前進動作と同時に真空チャンバー10側での真空引きが解除され、しかもシールパッキン19から射出ピストン8が離れることもあって真空チャンバー10内は大気開放されることになる。これにより真空チャンバー10側に溶湯の一部が流れ込むのを未然に防止することができる。
【0029】
また、射出ピストン8の前進動作時に射出スリーブ2の内周面および溶湯と直接接触するのはその射出ピストン8の前半部だけであり、それよりも小径の後端部8aは全く接触しない。
【0030】
射出ピストン8が最前進位置まで前進して溶湯の射出,充填が完了すると、射出ピストン8は再び図1の状態に復帰して、その後端部8aとシールパッキン19との圧接によって真空チャンバー10を再び密閉状態のものとし、以降は1ショットごとに上記と同様の動作を繰り返すことになる。
【0031】
このように射出ピストン8が前進と後退とを繰り返すのに伴い、その射出ピストン8とシールパッキン19同士もまた圧接と離間とを繰り返すことになるが、先に述べたように射出ピストン8の後端部8aは射出スリーブ2の内周面と接触することもなければ溶湯と直接接触することもないので、シールパッキン19に鋳ばりが差し込むようなことがなく、本来のシール性能を長期にわたって維持できるようになる。
【0032】
その上、シールパッキン19に圧接することになる射出ピストン8の後端部8aは溶湯と直接接触することになるピストン先端面から距離的に離れていて、しかも射出ピストン8自体が強制冷却されているために、その射出ピストン8の後端部8aでの昇温が緩慢なものとなり、シールパッキン19に及ぼす熱的影響を抑制できることになる。その結果、シールパッキン19としてゴム系のものを採用したとしても熱による劣化がなく、これによってもまた本来のシール性能ひいては真空チャンバー10の真空度を安定した状態に維持できるようになる。
【0033】
さらに、射出スリーブ2と射出ピストン8の前半部外周面との間に入り込んだ溶湯が鋳ばりとなって、図1に示すような射出ピストン8の最後退位置Pまで持ち込まれたとしても、その鋳ばりは真空チャンバー10内に落下して回収されるために、シール性能等に影響を及ぼすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す要部断面説明図。
【図2】従来の射出装置の一例を示す要部断面説明図。
【図3】従来の射出ピストンの他の例を示す説明図。
【符号の説明】
2…射出スリーブ
4…給湯ストーク
8…射出ピストン
8a…後端部
10…真空チャンバー
11…フロントカバー
12…リアカバー
12a…後壁部
16…真空源
19…シールパッキン(シール部材)
P…最後退位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection device for a die-casting machine, and in particular, from a molten metal holding furnace after preliminarily vacuuming a cavity that functions as a product shape portion space and an injection sleeve communicating therewith prior to a molten metal injection operation. The present invention relates to an injection apparatus for a die casting machine in which a molten metal is transferred to an injection sleeve using a vacuum pressure.
[0002]
[Prior art]
As an injection device of this type of die casting machine, for example, those described in Japanese Patent No. 264588 and Japanese Patent Laid-Open No. 57-152361 are known.
[0003]
FIG. 2 schematically shows a cavity (product shape portion space) formed by a
[0004]
Then, the cavity and the inside of the
[0005]
Further, in Japanese Utility Model Publication No. 3-37812 in addition to the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-152361, as shown in FIG. 3, it is formed on the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional technique, the
[0007]
In the latter case, an
[0008]
The present invention has been made paying attention to such a conventional problem, and is based on the assumption that sealing between the injection sleeve and the injection piston with a sealing member such as packing, particularly by inserting or depositing a cast beam. An object of the present invention is to provide a structure that prevents functional deterioration and maintains a stable vacuum state over a long period of time.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a horizontal injection sleeve whose front end communicates with a cavity on the mold side, and a stalk that is connected to the rear end of the injection sleeve and has a lower end facing the molten metal holding furnace, An injection piston inserted in the injection sleeve so as to be movable back and forth, and the cavity and the injection sleeve are evacuated to suck and store the molten metal in the molten metal holding furnace on the injection sleeve side through the stalk. Thus, it is assumed that the injection device is a die casting machine in which the molten metal is filled into the cavity by the forward injection operation of the injection piston.
[0010]
Then, a vacuum chamber having a sealed structure having an inner diameter larger than that of the injection sleeve is formed so as to extend to the rear end side of the injection sleeve, and the vacuum chamber is connected to a vacuum source. The sealing member provided on the rear wall side seals between the outer peripheral surface of the rear end portion of the injection piston and the corresponding rear wall on the vacuum chamber side at the last retracted position of the injection piston. It is characterized by.
[0011]
In this case, it is desirable that the injection piston is always cooled by a known method such as a forced cooling method using a flow of cooling water.
[0012]
Furthermore, as in the invention described in
[0013]
Therefore, in the first aspect of the invention, the injection piston that repeatedly injects the molten metal becomes hot at the front end surface side that is in direct contact with the molten metal, but the injection sleeve is extended to the rear side. A vacuum chamber is formed so that a seal is provided between the sealing member provided on the rear wall of the vacuum chamber and the rear end portion of the injection piston when it returns to the last retracted position. As a result, the injection piston The distance from the front end surface to the rear end is longer than the conventional one. Moreover, in consideration of the fact that the injection piston itself is generally forcibly cooled at all times by the flow of cooling water or the like, the temperature rise of the rear end portion of the injection piston becomes relatively slow. As a result, the seal member that contacts the rear end of the injection piston and controls the seal, such as a rubber packing made of nitrile rubber or fluorine rubber, etc., which has been unable to be used conventionally, is used Thus, a stable vacuum state can be maintained by improving the sealing performance.
[0014]
In addition, by making the vacuum chamber larger in diameter than the injection piston, this vacuum chamber can also function as a space for storing the flash that has been taken out of the injection sleeve by the injection piston. There is no need to insert the sealing member into the sealing member to lower the sealing performance or to clog the vacuum passage.
[0015]
In particular, when the diameter of the outer peripheral surface of the rear end portion of the injection piston is smaller than the diameter of the general portion of the injection piston as in the invention described in
[0016]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the thermal conditions of the rear end portion of the injection piston and the seal member that govern the sealing of the vacuum degree of the injection sleeve are alleviated, the seal member with high sealing performance In addition to being able to maintain a stable vacuum state for a long period of time by adopting, etc., there is an effect of preventing the deterioration of the sealing performance due to insertion of a cast beam or the like and improving the durability of the sealing member.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, since the outer peripheral surface of the rear end portion of the injection piston that controls the seal is not in direct contact with the injection sleeve due to the contact with the seal member, the thermal condition is alleviated. As a result, the stability of the vacuum state, the durability of the sealing member, and the like are further improved.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a view showing a preferred embodiment of an injection apparatus for a die casting machine according to the present invention, and shows the structure of the same portion as FIG. 2 with the injection piston in the last retracted position.
[0019]
As shown in FIG. 1, a
[0020]
A
[0021]
The
[0022]
Here, since the vacuum heat insulation effect can be expected as the volume of the
[0023]
The front cover 11 and the
[0024]
On the other hand, the
[0025]
Further, the
[0026]
In addition to the joint between the hot water supply stalk 4 and the base 3, the joint between the
[0027]
Therefore, according to the injection apparatus configured as described above, the cavity on the mold side communicating with the
[0028]
When the inside of the
[0029]
Further, only the front half of the
[0030]
When the
[0031]
As the
[0032]
In addition, the
[0033]
Furthermore, even if the molten metal that has entered between the
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional explanatory view of a main part showing a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional explanatory view of an essential part showing an example of a conventional injection apparatus.
FIG. 3 is an explanatory view showing another example of a conventional injection piston.
[Explanation of symbols]
2 ... Injection sleeve 4 ... Hot
P: Last exit position
Claims (2)
上記キャビティおよび射出スリーブ内を真空状態とすることで溶湯保持炉内の溶湯をストークを介して射出スリーブ側に吸引収容した上で、射出ピストンの前進射出動作によりその溶湯をキャビティ内に充填するようにしたダイカスト機の射出装置において、
上記射出スリーブの後端側にこれを延長するようにして内径が射出スリーブのそれよりも大径の密閉構造の真空チャンバーを形成するとともに、
この真空チャンバーを真空源に接続し、
上記射出ピストンの最後退位置においてその射出ピストンの後端部外周面とそれに対応する真空チャンバー側の後壁との間を該後壁側に設けられたシール部材にてシールするようにしたことを特徴とするダイカスト機の射出装置。A horizontal injection sleeve whose front end communicates with the cavity on the mold side, stalk which is connected to the rear end of this injection sleeve and whose lower end faces the molten metal holding furnace, and can move forward and backward in the injection sleeve With an inserted injection piston,
The cavity and the injection sleeve are evacuated so that the molten metal in the molten metal holding furnace is sucked and stored on the injection sleeve side through the stalk, and then the molten metal is filled into the cavity by the forward injection operation of the injection piston. In the die casting machine injection device,
Forming a vacuum chamber with a sealed structure having an inner diameter larger than that of the injection sleeve so as to extend to the rear end side of the injection sleeve,
Connect this vacuum chamber to a vacuum source,
A seal member provided on the rear wall side seals between the outer peripheral surface of the rear end portion of the injection piston and the corresponding rear wall on the vacuum chamber side at the last retracted position of the injection piston. Die-cast machine injection device.
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