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JP3684053B2 - Tracking method in optical information recording / reproducing apparatus - Google Patents

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JP3684053B2
JP3684053B2 JP31899597A JP31899597A JP3684053B2 JP 3684053 B2 JP3684053 B2 JP 3684053B2 JP 31899597 A JP31899597 A JP 31899597A JP 31899597 A JP31899597 A JP 31899597A JP 3684053 B2 JP3684053 B2 JP 3684053B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光情報記録再生装置におけるトラッキング方法に関し、特に光磁気ディスクのトラックと交差する方向にアームを回動させてトラッキングを行うウィンチェスタ方式の光情報記録再生装置において、対物光学系から出射するレーザ光束の偏光方向とトラック溝とのなす角度を略一定にする方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近時、面記録密度が10Gビット/(インチ)2を越える光磁気ディスク装置の開発が進んでいる。この装置では、所謂ウィンチェスタ方式と呼ばれる方式が採用され、光磁気ディスクのトラックと交差する方向に回動する粗動用アームの先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射角をガルボミラー等の偏向手段により微調整して、微動トラッキングを例えば0.34μmと狭いトラックピッチレベルで正確に行うようなことが考えられている。この場合、対物光学系から射出されるレーザ光束の偏光方向は常に一定であるため、粗動アームが回動するとレーザ光束の偏光方向とトラック溝とのなす角度が回動に応じて変化してしまいトラッキングエラー信号に悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述のような背景に鑑みてなさせたものであり、請求項1の発明は、 トラック溝を有する光磁気ディスクのトラックと交差する方向にアームを回動させてトラッキングを行うウィンチェスタ方式の光情報記録再生装置において、前記光磁気ディスクから戻ってくる回折光束を分離検出するセンサを田の字型の4分割センサを用いると共に、この4分割センサの各対角線上に位置する2つの検出部の出力の各和の差から、前記アーム先端の対物光学系の中心と前記アームの回動中心とを結ぶ線分と前記光磁気ディスクのトラックの接線とのなす角度を検出し、この検出値に基づいて前記対物光学系から前記光磁気ディスクへ出射される所定の偏光状態のレーザ光束をその光軸回りに回転させて、前記レーザ光束の偏光方向と前記トラック溝とのなす角度を略一定にすることを特徴とする

【0004】
【発明の実施の形態】
まず、近年のコンピューターにまつわるハード,ソフトの進歩に伴う外部記憶装置への要求、特に大記憶容量への要求の高まりに対して提案されたニア・フィールド記録(NFR:near field recording) 技術と呼ばれる記録再生方式を用いた光磁気ディスク記録再生装置の概要を図1乃至図5を参照して説明する。
【0005】
図1はその光ディスク装置の全体概要図である。ディスクドライブ装置1には光ディスク2が図示しないスピンドルモータの回転軸に装着されている。一方、光ディスク2の情報を再生または記録するために回動(粗動)アーム3が光ディスク2の記録面に対して平行になるように取り付けられている。この回動アーム3はボイスコイルモーター4によって回転軸5を回転中心として回動可能となっている。この回動アーム3の光ディスク2に対向する先端には、光学素子を搭載した浮上型光学ヘッド6が搭載されている。また、回動アーム3の回転軸5近傍には光源ユニットおよび受光ユニットを備えた光源モジュール7が配設され、回動アーム3と一体となって駆動する構成となっている。
【0006】
図2、図3は回動アーム3の先端部を説明するものであり、特に浮上型光学ヘッド6を詳細に説明するものである。浮上型光学ユニット6はフレクシャービーム8に取り付けられており、光ディスク2に対向して配置されている。また、フレクシャービーム8は他端で回動アーム3に固着されており、フレクシャービーム8の弾性力により先端部の浮上光学ユニット6を光ディスク2に接触させる方向に加圧している。
【0007】
浮上型光学ユニット6は浮上スライダー9,対物レンズ10,ソリッドイマージョンレンズ(SIL)11,磁気コイル12から構成されており、光源モジュール7から出射された平行なレーザー光束13を光ディスク2上に収束させるはたらきをする。また、回動アーム3の先端部には前記レーザー光束13を浮上型光学ユニット6に導くために立ち上げミラー31が固着されている。 立ち上げミラー31により対物レンズ10に入射したレーザー光束13は、対物レンズ10の屈折作用により収束される。この集光点近傍にはソリッドイマージョンレンズ(SIL)11が配置されており、前記収束光を更に微細なエバネッセント光15として光ディスク2に照射させる。
【0008】
また、光ディスク2に面したソリッドイマージョンレンズ(SIL)11の周囲には、光磁気記録方式で記録するための磁気コイル12が形成されており、記録時には必要な磁界を光ディスク2の記録面上に印加出来るようになっている。このエバネッセント光15と磁気コイル12により、光ディスク2への高密度な記録および再生が可能となる。なお、浮上型光学ユニット6は光ディスク2の回転による空気流により微小量浮上するものであり、光ディスク2の面振れ等に追従する。このため従来の光ディスク装置では必要であった対物レンズの焦点制御(フォーカスサーボ)が不要となっている。
【0009】
以下、図4,図5を用いて回動アーム3上に搭載された光源モジュール7および浮上型光学ユニット6へ導かれる光束に関し詳細に説明する。回動アーム3は先端部に浮上型光学ユニット6を搭載し、他端にはボイスコイルモーター4を駆動するための駆動コイル16が固着されている。駆動コイル16は扁平状のコイルであり、図示せぬ磁気回路内に空隙をおいて挿入配置されている。回転軸5と回動アーム3はベアリング17,17により回動自在に締結されており、駆動コイルに電流を印加すると磁気回路との電磁作用により回転軸5を回転中心として回動アーム3を回動させることができる。
【0010】
回動アーム3上に搭載された光源モジュール7には半導体レーザー18,レーザー駆動回路19,コリメートレンズ20,複合プリズムアッセイ21,レーザーパワーモニターセンサー22,反射プリズム23,データ検出センサー24,およびトラッキング検出センサー25が配置されている。半導体レーザー18から放出された発散光束状態のレーザー光束は、コリメートレンズ20によって平行光束に変換される。この平行光束の断面形状は半導体レーザー18の特性から長円状であり、光ビームを光ディスク2上に微小に絞り込むには都合が悪いため略円形断面に変換する必要がある。このためコリメートレンズ20から出射された断面長円状の平行光束を、複合プリズムアッセイ21に入射させることにより平行光束の断面形状を整形する。
【0011】
複合プリズムアッセイ21の入射面21aは入射光軸に対して所定の斜面を形成しており、入射光を屈折させることにより平行光束の断面形状を長円形状から略円形形状に整形することが出来る。整形されたレーザー光束は複合プリズムアッセイ21内を進み第1のハーフミラー面21bに入射する。第1のハーフミラー面21bは光ディスク2から得られた情報を、データ検出センサー24,およびトラッキング検出センサー25に導くために設定されているが、往路においては半導体レーザー18から出射されたレーザーの出力パワーを検出するためのレーザーパワーモニターセンサー22への光束を分離する役目を果たす。
【0012】
レーザーパワーモニターセンサー22は受光した光の強度に比例した電流を出力するため、図示せぬレーザーパワーコントロール回路にこの出力を帰還させることにより半導体レーザー18の出力を安定化させることが出来る。複合プリズムアッセイ21から出射された略円形断面形状をもったレーザー光束13は偏向ミラー26に照射され、レーザー光束13の進行方向が変えられる。この偏向ミラー26は紙面に垂直な軸を回動中心とするガルバノモーター27に取り付いており、レーザー光束13を紙面に平行な方向に微小角度振ることが出来るようになっている。
【0013】
また、ガルバノモーター27には偏向ミラー26の回転角度を検出する偏向ミラー位置検出センサー28が配設されている。偏向ミラー26を反射したレーザー光束13は、第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ(イメージングレンズ)30を経て、立ち上げミラー31で反射後浮上型光学ユニット6に至る。この第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ30は、偏向ミラー26の反射面と浮上型光学ユニット6に配置されている対物レンズ10の瞳面(主平面)との関係を共役関係になるようにするもので、リレーレンズ光学系を形成するものである。すなわち光ディスク2上の集光ビームが所定のトラックから僅かにずれた場合、偏向ミラー26を僅かに回転させることにより対物レンズ10に入射させるレーザー光束13を傾かせ、光ディスク2上の焦点を移動させて補正するものである。しかしながら、この方式で焦点の補正を行う時、偏向ミラー26と対物レンズ10の光学的距離が長い場合は、対物レンズ10へ入射するレーザー光束13の移動量が大きくなり、対物レンズ10に入射出来なくなる場合がある。
【0014】
この様な現象を回避するため、第1のリレーレンズ29および第2のリレーレンズ30によって、偏向ミラー26の反射面と対物レンズ10の瞳面との関係を共役関係になるように設定し、偏向ミラー26が回動しても対物レンズ10に入射するレーザー光束13は移動せず、正確なトラッキング制御が可能となるようにしている。なお、光ディスク2の内周/外周に渡るアクセス動作は、ボイスコイルモーター4により回動アーム3を回動させて行い、極微小なトラッキング制御のみ偏向ミラー26を回動させて行う。
【0015】
光ディスク2から反射されて戻ってきた復路のレーザー光束13は、往路と逆に進み偏向ミラー26に反射されて複合プリズムアッセイ21に入射する。その後第1のハーフミラー面21bで反射され、第2のハーフミラー面21cに向かう。第2のハーフミラー面21cは、トラッキング検出センサー25へ向かう透過光と、データ検出センサー24へ向かう反射光を生成し、復路のレーザー光束を分離する。第2のハーフミラー面21cを透過したレーザー光束はトラッキング検出センサー25へ照射され、トラッキング誤差信号を出力する。
【0016】
一方、第2のハーフミラー面21cで反射されたレーザー光束はウォラストンプリズム32により偏光分離され、かつ集光レンズ33によって収束光に変換後、反射プリズム23で反射されてデータ検出センサー24に照射される。データ検出センサー24は2つの受光領域をもっており、ウォラストンプリズム32により偏光分離された2つの偏光ビームをそれぞれ受光することにより、光ディスク2に記録されているデータ情報を読み取りデータ信号を出力する。なお、正確には前記トラッキング誤差信号およびデータ信号は図示せぬヘッドアンプ回路によって生成され、制御回路または情報処理回路に送られるものである。
【0017】
次に、図6を参照して、回動アーム3の回動に伴う回動アーム3とトラック溝とのなす角の変動について説明する。
光ディスク2は光ディスク回転中心113bを中心に回転する。光ディスク2のトラック溝は光ディスクの情報記録再生部分(光ディスクの曲率半径RIDからRODの間の部分)全てに存在し、トラック溝はディスク回転中心113bを中心に同心円状となっている。以下の説明では、ディスク回転中心113bからトラック溝最内周までの距離(半径)はRIDとして示し、ディスク回転中心113bからトラック溝最外周までの距離(半径)をRODとして示す。
【0018】
図6において、情報記録再生光は、対物レンズ10の中心部に照射されるが、回動アーム3が、その回動中心114を支点に回動する際の対物レンズ10の中心の軌跡を表したのが123であり、回動アーム3が回動中心114を中心に回動する事によって、対物レンズ10の中心である照射部分がRIDからRODの間を対物レンズの軌跡123上をトラック溝を横断しつつ移動する。
【0019】
光ディスク回転中心113bから距離rだけ離れた軌跡123上でのトラック溝の接線124と回動アーム3の方向(ここで回動アーム3の方向は回動中心114と対物レンズ10を結ぶ線の方向と定義する)のなす角Δαは、以下のようにして表す事が出来る。
【0020】
初めにΔα=0となる条件を示す。図6中の対物レンズ10の位置はトラック溝と回動アーム3の方向が平行になる位置を示している。その位置の光ディスク回転中心113bからの距離をr0とし、回動アーム3の回動中心114と光ディスク回転中心113bを結ぶ直線とのなす角をφとすると、次式
【数1】

Figure 0003684053
に示す関係となり、Δα=0である。回動アーム3が任意の角度Δφだけ回動した時の対物レンズ10の位置を10aで表し、その位置の光ディスク回転中心113bからの距離をrとして、Δαとrの関係を調べると、次式
【数2】
Figure 0003684053
の様な関係になっている。
【0021】
例えば、d=60mm、D=75mm、RID=30mm、ROD=60mmの時、r0=45mm、φ=36.8699deg、となる。任意のrに対するΔαは図7のグラフに示す通りとなる。
【0022】
トラック溝の方向と垂直の方向にトラック溝による回折光が発生する為、Δαは回動アーム3に対するトラック溝からの回折光の方向の変化でもある。図8にディスク位置検出系のブロック図を示す。検出信号をλESとする。図8は、ここでは、初期値としΔα=0の位置とする。光ディスク2の内周113cの時の検出センサー25上での回折光を含んだスポットを図9に示す。なお、図8、図9に示すように、センサー25は田の字型に4分割(ディスク中央付近でのトラック溝での回折光をセンサー上に投影したときの回折方向に垂直・水平な方向に分割)されたセンサーを用い、対角線上に位置する2つの検出部の検出信号の和(AA+CC)、(BB+DD)をそれぞれ求め、次にその差{(AA+CC)−(BB+DD)}を取ることにより、検出信号λESを求めている。光ディスク2外周113bの時の検出センサー24上での回折光を含んだスポットを図10に示す。また、図11にλESの出力特性の例を示す。なお、隣接する検出部の和(AA+DD)と(BB+CC)との差{(BB+CC)−(AA+DD)}はトラッキングエラー信号として出力される。
【0023】
上述のように、半導体レーザー18から射出されたビームをそのままディスク2に照射すると、回動アーム3の位置によって、偏光方向とトラック溝の方向との位置関係が変化してしまう。このため、図12に示すように、1/2λ板125を光路中に挿入し、検出信号λESに基づいて1/2λ板125を回転機構133を用いて回転させることにより、トラック溝に対する入射光束の偏光方向が一定になるようにしている。なお、この例では、1/2λ板125は、複合プリズムアッセイ21と偏光ミラー26との間に配置されている。
【0024】
図13に示すように、上述の検出信号λESはマイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)131に入力される。マイコン131は入力信号λESに基づいて1/2λ板125の回転量を演算し、アクチュエータドライバ133を駆動制御する。アクチュエータードライバー132は、マイコン131からの信号に応じたドライブ信号を生成し、その信号を1/2λ板回転機構133に供給する。1/2λ板回転機構133は、アクチュエータードライバー132からの信号により1/2λ板125を回転せしむる図示せぬモーターを駆動すると共に、図示せぬエンコーダにより出力される、1/2λ板125の駆動量に応じた(1/2λ板125の回転角変異量に応じた)信号をマイコン131にフィードバックする。マイコン131は、検出信号λES、およびエンコーダ出力信号に応じて、エンコーダー出力信号が所望の値になるようアクチュエータードライバー132に所定の信号を送る。
【0025】
以上のように、検出信号λESの信号強度によりトラック溝からの回折光の方向角度(検出センサー上)を推定し、その量に応じて1/2λ板125を所望の分だけ回転させる。従って、トラック溝と入射ビームの偏光方向は、回動アーム3の位置にかかわらず、常に一定の関係とすることができる。
【0026】
【発明の効果】
上述の通り、光磁気ディスクのトラックと交差する方向に回動する粗動用アームの先端部に設けた対物光学系に対するレーザ光束の入射角を、偏向手段により微調整して、微動トラッキングを行う際、粗動アームの回動に起因するレーザ光束の偏光方向とトラック溝とのなす角度を一定に保つことができ、正確にトラッキングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の光磁気ディスク装置の基本構成を示す図である。
【図2】回動アームの先端部を示す図である。
【図3】浮上型光学ユニットを示す断面図である。
【図4】偏向ミラーと浮上型光学ユニットを示す平面図である。
【図5】回動アームの側断面図である。
【図6】回動アームの移動に伴うトラック溝と偏光方向との位置関係の変化を説明する図である。
【図7】任意のrに対するΔαのグラフである。
【図8】ディスク位置検出系のブロック図である。
【図9】光ディスク2の内周113Cの時の検出センサー25上での回折光を含んだスポットを示す図である。
【図10】光ディスク2外周113bの時の検出センサー24上での回折光を含んだスポットを示す図である。
【図11】検出信号λESの出力特性の例を示す図である。
【図12】 1/2λ板が配置された光学系を示す図である。
【図13】 1/2λ板を駆動する駆動機構の制御を説明するブロック図である。
【符号の説明】
2 光ディスク
3 回動アーム
6 浮上型光学ユニット
8 フレクシャー
26 偏向ミラー
29 第1のリレーレンズ
30 第2のリレーレンズ(イメージングレンズ)
125 1/2λ板
133 駆動機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tracking method in an optical information recording / reproducing apparatus, and more particularly to a Winchester optical information recording / reproducing apparatus that performs tracking by rotating an arm in a direction intersecting a track of a magneto-optical disk. The present invention relates to a method for making the angle between the polarization direction of a laser beam to be tracked and a track groove substantially constant.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Recently, development of a magneto-optical disk apparatus having a surface recording density exceeding 10 Gbit / (inch) 2 is in progress. In this apparatus, a so-called Winchester method is adopted, and the incident angle of the laser beam with respect to the objective optical system provided at the tip of the coarse movement arm rotating in the direction intersecting with the track of the magneto-optical disk is determined as a galvo mirror or the like. It is considered that fine adjustment is performed with a small track pitch level of 0.34 μm, for example, by fine adjustment by the deflection means. In this case, since the polarization direction of the laser beam emitted from the objective optical system is always constant, when the coarse movement arm rotates, the angle between the polarization direction of the laser beam and the track groove changes according to the rotation. The tracking error signal may be adversely affected.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the above-described background, and the invention of claim 1 is a win- dow that performs tracking by rotating an arm in a direction intersecting with a track of a magneto-optical disk having a track groove. In the optical information recording / reproducing apparatus of the Chester system, a sensor for separating and detecting the diffracted light beam returning from the magneto-optical disk is used as a quadrilateral quadrant sensor, and 2 sensors positioned on each diagonal line of the quadrant sensor. From the difference between the sums of the outputs of the two detection units, an angle formed by a line segment connecting the center of the objective optical system at the tip of the arm and the rotation center of the arm and the tangent of the track of the magneto-optical disk is detected, Based on this detection value, a laser beam in a predetermined polarization state emitted from the objective optical system to the magneto-optical disk is rotated around its optical axis, and the polarization direction of the laser beam and the torque are rotated. The angle formed with the rack groove is substantially constant.
[0004]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, recording called near field recording (NFR) technology, which was proposed to meet the increasing demand for external storage devices, especially the demand for large storage capacity, due to recent advances in hardware and software related to computers An outline of a magneto-optical disk recording / reproducing apparatus using a reproducing method will be described with reference to FIGS.
[0005]
FIG. 1 is an overall schematic diagram of the optical disk apparatus. In the disk drive device 1, an optical disk 2 is mounted on a rotating shaft of a spindle motor (not shown). On the other hand, a rotating (coarse movement) arm 3 is attached so as to be parallel to the recording surface of the optical disc 2 in order to reproduce or record information on the optical disc 2. The rotating arm 3 can be rotated about a rotating shaft 5 by a voice coil motor 4. A floating optical head 6 on which an optical element is mounted is mounted on the tip of the rotating arm 3 facing the optical disk 2. Further, a light source module 7 including a light source unit and a light receiving unit is disposed in the vicinity of the rotation shaft 5 of the rotation arm 3, and is configured to be driven integrally with the rotation arm 3.
[0006]
2 and 3 illustrate the tip of the rotating arm 3, and in particular, the floating optical head 6 will be described in detail. The floating optical unit 6 is attached to the flexure beam 8 and is disposed to face the optical disc 2. The flexure beam 8 is fixed to the rotating arm 3 at the other end, and is pressurized in a direction in which the floating optical unit 6 at the tip is brought into contact with the optical disc 2 by the elastic force of the flexure beam 8.
[0007]
The flying optical unit 6 includes a flying slider 9, an objective lens 10, a solid immersion lens (SIL) 11, and a magnetic coil 12, and converges a parallel laser beam 13 emitted from the light source module 7 onto the optical disk 2. To work. Further, a rising mirror 31 is fixed to the tip of the rotating arm 3 in order to guide the laser beam 13 to the floating optical unit 6. The laser beam 13 incident on the objective lens 10 by the rising mirror 31 is converged by the refraction action of the objective lens 10. A solid immersion lens (SIL) 11 is disposed in the vicinity of the condensing point, and irradiates the optical disc 2 with the convergent light as finer evanescent light 15.
[0008]
A magnetic coil 12 for recording by a magneto-optical recording system is formed around a solid immersion lens (SIL) 11 facing the optical disk 2, and a magnetic field necessary for recording is applied on the recording surface of the optical disk 2. It can be applied. The evanescent light 15 and the magnetic coil 12 enable high-density recording and reproduction on the optical disc 2. Note that the floating optical unit 6 floats by a minute amount due to the air flow caused by the rotation of the optical disc 2, and follows surface vibration of the optical disc 2. For this reason, the focus control (focus servo) of the objective lens, which was necessary in the conventional optical disc apparatus, is not required.
[0009]
Hereinafter, the light beam guided to the light source module 7 and the floating optical unit 6 mounted on the rotating arm 3 will be described in detail with reference to FIGS. The rotating arm 3 has a floating optical unit 6 mounted at the tip, and a driving coil 16 for driving the voice coil motor 4 is fixed to the other end. The drive coil 16 is a flat coil, and is inserted and disposed in a magnetic circuit (not shown) with a gap. The rotating shaft 5 and the rotating arm 3 are fastened by bearings 17 and 17 so as to be rotatable. When a current is applied to the drive coil, the rotating arm 3 is rotated about the rotating shaft 5 by the electromagnetic action with the magnetic circuit. Can be moved.
[0010]
The light source module 7 mounted on the rotating arm 3 includes a semiconductor laser 18, a laser driving circuit 19, a collimating lens 20, a composite prism assay 21, a laser power monitor sensor 22, a reflecting prism 23, a data detection sensor 24, and tracking detection. A sensor 25 is arranged. The divergent light beam emitted from the semiconductor laser 18 is converted into a parallel light beam by the collimator lens 20. The cross-sectional shape of the parallel light flux is oblong due to the characteristics of the semiconductor laser 18, and it is inconvenient to finely focus the light beam on the optical disk 2, so it is necessary to convert it into a substantially circular cross-section. Therefore, the cross-sectional shape of the parallel light beam is shaped by causing the parallel light beam having an elliptical cross section emitted from the collimator lens 20 to enter the composite prism assay 21.
[0011]
The incident surface 21a of the composite prism assay 21 forms a predetermined slope with respect to the incident optical axis, and the sectional shape of the parallel light beam can be shaped from an oval shape to a substantially circular shape by refracting the incident light. . The shaped laser beam travels through the composite prism assay 21 and enters the first half mirror surface 21b. The first half mirror surface 21b is set to guide the information obtained from the optical disc 2 to the data detection sensor 24 and the tracking detection sensor 25, but the output of the laser emitted from the semiconductor laser 18 in the forward path. It plays the role of separating the light flux to the laser power monitor sensor 22 for detecting the power.
[0012]
Since the laser power monitor sensor 22 outputs a current proportional to the intensity of the received light, the output of the semiconductor laser 18 can be stabilized by feeding back this output to a laser power control circuit (not shown). The laser beam 13 having a substantially circular cross-sectional shape emitted from the composite prism assay 21 is irradiated to the deflection mirror 26, and the traveling direction of the laser beam 13 is changed. The deflecting mirror 26 is attached to a galvano motor 27 having an axis perpendicular to the paper surface as the center of rotation, so that the laser beam 13 can be swung by a minute angle in a direction parallel to the paper surface.
[0013]
The galvano motor 27 is provided with a deflection mirror position detection sensor 28 for detecting the rotation angle of the deflection mirror 26. The laser light beam 13 reflected by the deflection mirror 26 passes through the first relay lens 29 and the second relay lens (imaging lens) 30 and is reflected by the rising mirror 31 to reach the floating optical unit 6. The first relay lens 29 and the second relay lens 30 have a conjugate relationship between the reflecting surface of the deflecting mirror 26 and the pupil plane (main plane) of the objective lens 10 arranged in the floating optical unit 6. Thus, a relay lens optical system is formed. That is, when the focused beam on the optical disk 2 slightly deviates from a predetermined track, the laser beam 13 incident on the objective lens 10 is tilted by slightly rotating the deflection mirror 26, and the focal point on the optical disk 2 is moved. To correct. However, when the focus is corrected by this method, if the optical distance between the deflecting mirror 26 and the objective lens 10 is long, the amount of movement of the laser beam 13 incident on the objective lens 10 becomes large, and can enter the objective lens 10. It may disappear.
[0014]
In order to avoid such a phenomenon, the first relay lens 29 and the second relay lens 30 set the relationship between the reflection surface of the deflection mirror 26 and the pupil surface of the objective lens 10 to be a conjugate relationship, Even when the deflection mirror 26 rotates, the laser beam 13 incident on the objective lens 10 does not move, and accurate tracking control is possible. Note that the access operation over the inner circumference / outer circumference of the optical disk 2 is performed by rotating the rotating arm 3 by the voice coil motor 4, and only the very small tracking control is performed by rotating the deflection mirror 26.
[0015]
The return laser beam 13 that has been reflected back from the optical disk 2 travels in the opposite direction to the forward path, is reflected by the deflection mirror 26, and enters the composite prism assay 21. Thereafter, the light is reflected by the first half mirror surface 21b and travels toward the second half mirror surface 21c. The second half mirror surface 21c generates transmitted light toward the tracking detection sensor 25 and reflected light toward the data detection sensor 24, and separates the laser beam on the return path. The laser beam transmitted through the second half mirror surface 21c is irradiated to the tracking detection sensor 25, and a tracking error signal is output.
[0016]
On the other hand, the laser beam reflected by the second half mirror surface 21 c is polarized and separated by the Wollaston prism 32, converted into convergent light by the condenser lens 33, reflected by the reflecting prism 23, and irradiated on the data detection sensor 24. Is done. The data detection sensor 24 has two light receiving areas, and receives the two polarized beams separated by the Wollaston prism 32, thereby reading the data information recorded on the optical disc 2 and outputting a data signal. More precisely, the tracking error signal and the data signal are generated by a head amplifier circuit (not shown) and sent to a control circuit or an information processing circuit.
[0017]
Next, with reference to FIG. 6, the change of the angle between the turning arm 3 and the track groove accompanying the turning of the turning arm 3 will be described.
The optical disk 2 rotates around the optical disk rotation center 113b. The track groove of the optical disk 2 is present in all information recording / reproducing parts of the optical disk (the part between the radius of curvature RID and ROD of the optical disk), and the track groove is concentric with the disk rotation center 113b as the center. In the following description, the distance (radius) from the disc rotation center 113b to the innermost track groove is shown as RID, and the distance (radius) from the disc rotation center 113b to the outermost track groove is shown as ROD.
[0018]
In FIG. 6, the information recording / reproducing light is applied to the central portion of the objective lens 10, and represents the locus of the center of the objective lens 10 when the rotating arm 3 rotates about the rotation center 114. The rotation arm 3 rotates about the rotation center 114, and the irradiated portion, which is the center of the objective lens 10, moves between the RID and ROD on the track 123 of the objective lens. Move while crossing.
[0019]
The track groove tangent 124 on the locus 123 separated from the optical disc rotation center 113b by the distance r and the direction of the rotation arm 3 (where the direction of the rotation arm 3 is the direction of the line connecting the rotation center 114 and the objective lens 10) Can be expressed as follows.
[0020]
First, conditions for Δα = 0 are shown. The position of the objective lens 10 in FIG. 6 indicates the position where the track groove and the rotating arm 3 are parallel to each other. When the distance from the optical disc rotation center 113b at that position is r0 and the angle between the rotation center 114 of the rotation arm 3 and the straight line connecting the optical disc rotation center 113b is φ, the following equation
Figure 0003684053
Where Δα = 0. When the position of the objective lens 10 when the rotating arm 3 is rotated by an arbitrary angle Δφ is represented by 10a, and the distance from the optical disc rotation center 113b at that position is r, the relationship between Δα and r is examined. [Expression 2]
Figure 0003684053
The relationship is as follows.
[0021]
For example, when d = 60 mm, D = 75 mm, RID = 30 mm, and ROD = 60 mm, r0 = 45 mm and φ = 36.8699 deg. Δα for an arbitrary r is as shown in the graph of FIG.
[0022]
Since diffracted light by the track groove is generated in a direction perpendicular to the direction of the track groove, Δα is also a change in the direction of the diffracted light from the track groove with respect to the rotating arm 3. FIG. 8 shows a block diagram of the disk position detection system. Let the detection signal be λES. In FIG. 8, here, the initial value is set to a position of Δα = 0. A spot including diffracted light on the detection sensor 25 at the inner periphery 113c of the optical disc 2 is shown in FIG. As shown in FIGS. 8 and 9, the sensor 25 is divided into four square shapes (perpendicular and horizontal directions to the diffraction direction when the diffracted light in the track groove near the center of the disk is projected onto the sensor. The sum (AA + CC) and (BB + DD) of the detection signals of the two detectors located on the diagonal line are respectively obtained using the sensor divided into (2), and then the difference {(AA + CC) − ( BB + DD)} to obtain the detection signal λES. FIG. 10 shows spots including diffracted light on the detection sensor 24 when the optical disk 2 is on the outer periphery 113b. FIG. 11 shows an example of the output characteristic of λES. The difference {(BB + CC) − (AA + DD)} between the sum (AA + DD) of adjacent detection units and (BB + CC) is output as a tracking error signal.
[0023]
As described above, if the disk 2 is irradiated with the beam emitted from the semiconductor laser 18 as it is, the positional relationship between the polarization direction and the track groove direction changes depending on the position of the rotating arm 3. For this reason, as shown in FIG. 12, the 1 / 2λ plate 125 is inserted into the optical path, and the 1 / 2λ plate 125 is rotated using the rotation mechanism 133 based on the detection signal λES, whereby the incident light flux to the track groove is obtained. The polarization direction is made constant. In this example, the 1 / 2λ plate 125 is disposed between the composite prism assay 21 and the polarizing mirror 26.
[0024]
As shown in FIG. 13, the above-described detection signal λES is input to a microcomputer (hereinafter abbreviated as a microcomputer) 131. The microcomputer 131 calculates the rotation amount of the ½λ plate 125 based on the input signal λES, and drives and controls the actuator driver 133. The actuator driver 132 generates a drive signal corresponding to the signal from the microcomputer 131 and supplies the signal to the 1 / 2λ plate rotating mechanism 133. The 1 / 2λ plate rotating mechanism 133 drives a motor (not shown) that rotates the 1 / 2λ plate 125 by a signal from the actuator driver 132 and outputs the 1 / 2λ plate 125 output by an encoder (not shown). A signal corresponding to the driving amount (corresponding to the rotation angle variation of the 1 / 2λ plate 125) is fed back to the microcomputer 131. The microcomputer 131 sends a predetermined signal to the actuator driver 132 so that the encoder output signal becomes a desired value in accordance with the detection signal λES and the encoder output signal.
[0025]
As described above, the direction angle (on the detection sensor) of the diffracted light from the track groove is estimated from the signal intensity of the detection signal λES, and the ½λ plate 125 is rotated by a desired amount according to the amount. Therefore, the track groove and the polarization direction of the incident beam can always be in a fixed relationship regardless of the position of the rotating arm 3.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, when performing fine movement tracking by finely adjusting the incident angle of the laser beam with respect to the objective optical system provided at the tip of the coarse movement arm that rotates in the direction intersecting the track of the magneto-optical disk by the deflecting means. In addition, the angle between the polarization direction of the laser beam and the track groove caused by the rotation of the coarse arm can be kept constant, and tracking can be performed accurately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a basic configuration of a magneto-optical disk apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a view showing a distal end portion of a rotating arm.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a floating optical unit.
FIG. 4 is a plan view showing a deflection mirror and a floating optical unit.
FIG. 5 is a side sectional view of a rotating arm.
FIG. 6 is a diagram for explaining a change in the positional relationship between a track groove and a polarization direction accompanying the movement of a rotating arm.
FIG. 7 is a graph of Δα with respect to an arbitrary r.
FIG. 8 is a block diagram of a disk position detection system.
9 is a diagram showing spots including diffracted light on the detection sensor 25 at the inner periphery 113C of the optical disc 2. FIG.
FIG. 10 is a diagram showing spots including diffracted light on the detection sensor 24 when the optical disk 2 has an outer periphery 113b.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of output characteristics of a detection signal λES.
FIG. 12 is a diagram showing an optical system in which a 1 / 2λ plate is arranged.
FIG. 13 is a block diagram illustrating control of a drive mechanism that drives a 1 / 2λ plate.
[Explanation of symbols]
2 Optical disk 3 Rotating arm 6 Floating optical unit 8 Flexure 26 Deflection mirror 29 First relay lens 30 Second relay lens (imaging lens)
125 1 / 2λ plate 133 drive mechanism

Claims (2)

トラック溝を有する光磁気ディスクのトラックと交差する方向にアームを回動させてトラッキングを行うウィンチェスタ方式の光情報記録再生装置において、前記光磁気ディスクから戻ってくる回折光束を分離検出するセンサを田の字型の4分割センサを用いると共に、この4分割センサの各対角線上に位置する2つの検出部の出力の各和の差から、前記アーム先端の対物光学系の中心と前記アームの回動中心とを結ぶ線分と前記光磁気ディスクのトラックの接線とのなす角度を検出し、この検出値に基づいて前記対物光学系から前記光磁気ディスクへ出射される所定の偏光状態のレーザ光束をその光軸回りに回転させて、前記レーザ光束の偏光方向と前記トラック溝とのなす角度を略一定にすることを特徴とする光情報記録再生装置におけるトラッキング方法。In a Winchester optical information recording / reproducing apparatus that performs tracking by rotating an arm in a direction crossing a track of a magneto-optical disk having a track groove, a sensor for separating and detecting a diffracted light beam returning from the magneto-optical disk A square-shaped quadrant sensor is used, and the center of the objective optical system at the tip of the arm and the rotation of the arm are determined from the difference in the sum of the outputs of the two detectors located on the diagonal lines of the quadrant sensor. An angle formed by a line connecting the moving center and a tangent to the track of the magneto-optical disk is detected, and a laser beam in a predetermined polarization state emitted from the objective optical system to the magneto-optical disk based on the detected value In an optical information recording / reproducing apparatus characterized in that the angle formed by the polarization direction of the laser beam and the track groove is substantially constant. Tracking method. 前記4分割センサからトラッキングエラー信号を得ることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置におけるトラッキング方法。The tracking method in the optical information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein a tracking error signal is obtained from the four-divided sensor.
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