JP3680449B2 - Spacer insertion and bonding device for magnetic core - Google Patents
Spacer insertion and bonding device for magnetic core Download PDFInfo
- Publication number
- JP3680449B2 JP3680449B2 JP28557196A JP28557196A JP3680449B2 JP 3680449 B2 JP3680449 B2 JP 3680449B2 JP 28557196 A JP28557196 A JP 28557196A JP 28557196 A JP28557196 A JP 28557196A JP 3680449 B2 JP3680449 B2 JP 3680449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- slit
- magnetic core
- adhesive
- adhesive application
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁性体コアのスペーサ挿入接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トロイダルコイルには、磁気特性に優れたアモルファス金属からなる薄い帯板を環状に巻回し、その一部にスリットを設けてC字状に形成した後、スリットの間隔を保持するためにスリットにスペーサを介装したものがある。
【0003】
このC字状のトロイダルコイルのスリットにスペーサを装着する場合、従来はスペーサを水平にしてその上下面に接着剤を塗布し、このスペーサをトロイダルコイルのスリットに挿入して余分な部分を切断する方法が行われていた。また、スペーサに接着剤を塗布する前にスリットに挿入して余分な部分を切断した後、スペーサの周囲に接着剤を塗布する方法も行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のスペーサに接着剤を塗布してからスリットに挿入する方法では、水平なスペーサの下面側に接着剤を塗布するためスペーサの下側に配置されたノズルから上側に向けて接着剤が吐出されるため、吐出された接着剤が自重で垂れ下がる「液垂れ」現象が発生するという問題があった。
【0005】
この液垂れが発生すると、スペーサに接着剤を正確に塗布できなくなるだけでなく、場合によっては接着剤がノズル孔に付着してノズル孔が閉塞したり、或いはノズルの周囲にある他の部品に接着剤が付着して汚れや動作不良が発生するおそれがあった。
【0006】
また、スペーサをスリットに挿入するときに、スペーサに塗布されている接着剤がスリットの端縁で削り取られて必要量の接着剤が確保できなくなり、スペーサの接着強度が低下するという問題があった。
【0007】
一方、スペーサに接着剤を塗布する前にスリットに挿入し、その後スペーサの周囲に接着剤を塗布する方法では、スペーサの接着強度が弱くなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、このような問題点を解決することにあり、接着剤の液垂れ現象の発生を防止すると共に、スペーサに塗布された接着剤がスリットの端縁で削り取られるのを防止することにより、スペーサに塗布される接着剤の必要量を確保し、これによって、スペーサを磁性体コアに確実に接着することが可能な磁性体コアのスペーサ挿入接着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は磁性体コアのスペーサ挿入接着装置であり、前述の技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明は、C字状の磁性体コアのスリットにスペーサを挿入して接着する磁性体コアのスペーサ挿入接着装置であって、前記磁性体コアを保持して前記スリットを拡幅するスリット拡幅手段と、前記スリット拡幅手段を回転させると共に停止信号を受けて回転を停止させることにより前記磁性体コアのスリットをスペーサ挿入位置に配置するスリット位置決め手段と、前記スリット位置決め手段で回転されている前記磁性体コアのスリットを検出して前記停止信号を前記スリット位置決め手段に供給するスリット検出手段と、前記スペーサを90°旋回させて前記スペーサの接着剤塗布面を垂直又は水平に配置すると共に、前記接着剤塗布面が垂直のとき所定の時間だけ保持し、前記接着剤塗布面が水平のとき前記スペーサを移動させて前記スペーサ挿入位置にある前記スリットに挿入するスペーサ旋回挿入手段と、前記スペーサ旋回挿入手段によって垂直に保持されている前記接着剤塗布面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記スリットに挿入された前記スペーサを所定の位置で切断するスペーサ切断手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
この磁性体コアのスペーサ挿入接着装置は、スリットを拡幅してから接着剤が塗布されたスペーサを挿入するので、スリットの端縁で接着剤が削り取られるのを防止できる。また、接着剤塗布面を垂直にしてから接着剤を塗布するので、接着剤がスペーサから脱落するのを防止することができる。
【0011】
また、前記接着剤塗布手段には前記接着剤を塗布するノズルを設け、前記ノズルは前記接着剤を斜め下側に吐出するようにできる。
この場合には、ノズルから吐出された接着剤が液垂れしてノズル孔が閉塞されるのを防止できる。
【0012】
また、前記ノズルと前記スペーサとを相対移動させることにより、前記ノズルから吐出された前記接着剤を前記接着剤塗布面の複数の位置に断続的に塗布することができる。
【0013】
この場合には、一箇所当たりの接着剤量を少なくすることができるので、低粘度の接着剤を使用しても液垂れが発生するのを防止することができる。
更に、前記スリット拡幅手段によって前記磁性体コアの内周面を全体的に押し広げることにより前記スリットの幅を拡大するようにできる。
【0014】
この場合には、磁性体コアに局部的な力がかかるのを防止できるので、磁性体コアの変形や磁気特性の劣化を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置を図示の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置1の正面図である。この磁性体コアのスペーサ挿入接着装置1は、外部から供給されたC字状の磁性体コア2のスリット3にスペーサ4(図2)を挿入して接着し、磁性体コア2の外周面からはみ出したスペーサ4を切断するように構成されている。
【0017】
磁性体コア2は、図2に示すように磁気特性に優れたアモルファス金属からなる薄い帯板を環状に巻回し、その一部を径方向に切断してスリット3を設けることによりC字状に形成されている。スペーサ4は、例えば樹脂などの非磁性体でスリット3と略同一厚さの薄板状に形成されている。このスペーサ4は、その両側の接着剤塗布面5、6に接着剤が塗布されてからスリット3に挿入される。
【0018】
図1に示すようにスペーサ挿入接着装置1は、全体を支持する架台10と、外部から送られてきた磁性体コア2を受け取って後述のスリット拡幅手段12に供給するコア供給手段11と、磁性体コア2を保持してそのスリット3を拡幅するスリット拡幅手段12と、スリット拡幅手段12を回転させると共に停止信号を受けてその回転を停止させることにより、磁性体コア2のスリット3をスペーサ挿入位置に配置するスリット位置決め手段13とを備えている。
【0019】
また、このスペーサ挿入接着装置1は、スリット位置決め手段13で回転されている磁性体コア2のスリット3を検出して、上述の停止信号をスリット位置決め手段13に供給するスリット検出手段14と、スペーサ4を90°旋回させてスペーサ4の接着剤塗布面5、6を垂直又は水平にすると共に、接着剤塗布面5、6が垂直になったときにはその状態を所定の時間だけ保持し、接着剤塗布面5、6が水平になったときにスペーサ4を移動させてスペーサ挿入位置にあるスリット3に挿入するスペーサ旋回挿入手段15と、スペーサ4の接着剤塗布面5、6に接着剤55(図6)を塗布する接着剤塗布手段16と、スリット3に挿入されたスペーサ4を所定の位置で切断するスペーサ切断手段17と、スペーサ4が接着された磁性体コア2を排出するコア排出手段18と、各部を制御する制御盤19とを備えている。
【0020】
以下、上述の各手段11〜19の構成及び作用を詳細に説明する。コア供給手段11は図3に示すように、コアフィード部21、コア搬送部22、シリンダ23及びシャッター24を備えている。コアフィード部21は凹溝状に形成され、出口25側が下になるように適宜な角度で傾斜している。このコアフィード部21にはコア製造装置(図示せず)から送られた複数の磁性体コア2が挿入されて縦一列に並べられ、出口25から一個ずつ排出される。
【0021】
コア搬送部22は、コアフィード部21から排出された磁性体コア2を受け取るため、コアフィード部21側とスリット拡幅手段12側が開放されたL字状のコア受け部27を有している。このコア搬送部22は架台10に固定されたシリンダ23のロッド28に取り付けられており、所定のタイミングでスリット拡幅手段12側に移動される。
【0022】
シャッター24は、コア受け部27のスリット拡幅手段12側の開口を開閉可能に配置されている。このシャッター24でスリット拡幅手段12側の開口を閉鎖することによって、磁性体コア2がコアフィード部21からコア受け部27に供給されたとき、スリット拡幅手段12側の開口から脱落するのを防止できる。このシャッター24はその上方にあるシリンダのロッド29に取り付けられており、所定のタイミングで上下移動される。
【0023】
スリット拡幅手段12は、図4に示すようにコレットチャック30と、アクチュエータ31と、コレット台座32とで構成されている。コレットチャック30は磁性体コア2の内径と略同一径の円筒状に形成され、コレット台座32の内側に適宜な隙間を空けて固定されている。コレットチャック30の先端には、放射方向の複数の切り込み33で複数に分割されたチャック部34が設けられている。このチャック部34は、コレット台座32から突出している。
【0024】
チャック部34の内周面にはテーパ35が設けられ、このテーパ35にアクチュエータ31のロッド36の先端が出し入れされる。ロッド36の先端は先細状になっており、この部分がテーパ35に挿入されると、図5に示すようにチャック部34が徐々に押し広げられる。
【0025】
このとき、チャック部33に磁性体コア2が装着されている場合には、チャック部34の拡大によって磁性体コア2が内側から略全周に亘って均等に押し広げられ、これに伴ってスリット3の最小幅が拡幅前の寸法W(図4)から寸法W1に拡幅される。この場合、スリット3の拡幅のために磁性体コア2に局部的に力が作用することがないので、磁性体コア2が変形するのを防止できると共に、磁気特性を劣化させることなく拡幅することができる。なお、同図中の符号37は、アクチュエータ31のロッド36のストローク量Lを調整するシムである。
【0026】
コレット台座32にはフランジ38が設けられ、このフランジ38がスリット位置決め手段13の端面に取り付けられている。スリット位置決め手段13は円筒状であり、例えばモータ(図示せず)によって両方向にそれぞれ異なる回転速度で回転されると共に、停止信号を受けて停止するようになっている。スリット位置決め手段13の内側には、上述のアクチュエータ31が固定されている。
【0027】
図3に示すように、スリット検出手段14はスリット拡幅手段12の側方に配置されている。このスリット検出手段14は、適宜な水平駆動手段(一部のみ図示)40と、この水平駆動手段40に取り付けられた支持板41と、支持板41に取り付けられたフォトセンサ42とで構成されている。このフォトセンサ42からスリット拡幅手段12に保持されている磁性体コア2に向けて検出光が照射され、その反射光をフォトセンサ42で検出することによってスリット3を検出するようになっている。
【0028】
スペーサ旋回挿入手段15は、スペーサ4を水平移動させるスペーサ送り部45と、このスペーサ送り部45を旋回させるため架台10に固定された旋回駆動部46とで構成されている。スペーサ送り部45は、旋回駆動部46に取り付けられた台座47と、この台座47に二列に亘って取り付けられたそれぞれ複数の回転ローラ48、49とを有している。
【0029】
両側の回転ローラ48、49の間にはスペーサ4が脱落しないように挟まれ、回転ローラ48、49が互いに反対方向に所定の角度だけ回転されることによって、スペーサ4が所定の距離だけ水平移動させられる。旋回駆動部46は例えばモータ(図示せず)などの回転駆動手段を有し、所定のタイミングでスペーサ送り部45を90°旋回させる。これによって、スペーサ送り部45の回転ローラ48、49に挟まれているスペーサ4、すなわち、接着剤塗布面5、6が垂直又は水平に配置される。
【0030】
接着剤塗布手段16は、2個のノズル51、52と、これを支持する支持板53、54とを有している。ノズル51、52は、図6にも示すように所定の間隔をあけて対向配置されている。これらのノズル51、52はノズル孔が下になるように適宜な角度で配置され、接着剤55を斜め下側に向けて吐出することにより、スペーサ4の接着剤塗布面5、6に塗布するようになっている。接着剤55の吐出量は調整可能である。支持板53、54は、適宜な駆動手段(図示せず)によって所定のタイミングで水平移動及び上下移動される。
【0031】
図3に示すようにスペーサ切断手段17は、例えば円盤状の回転カッターなどを使用することができる。このスペーサ切断手段17は上下移動可能であり、上昇したときにスペーサ4を所定の位置で切断するようになっている。
【0032】
コア排出手段18は、回転及び水平移動可能な駆動手段(一部のみ図示)60と、この駆動手段60に取り付けられた保持板61と、保持板61の両側に取り付けられた挟持部62、63とで構成されている。挟持部62、63は磁性体コア2の外周面を挟持するものであり、その挟持圧力を調整できるようになっている。また、挟持部62、63は保持板61の回転によって磁性体コア2を排出位置に搬送し、ここで磁性体コア2を開放して回収ボックス64に排出するようになっている。
【0033】
次に、このスペーサ挿入接着装置1の作用を説明する。このスペーサ挿入接着装置1においては、まず、図3に示すようにコア供給手段11のコアフィード部21に整列されている磁性体コア2が、例えば自重によってコアフィード部21内を降下し、待機位置にあるコア搬送部22のコア受け部27に投下される。このときには、シャッター24によってコア受け部27のスリット拡幅手段12側の開口が閉じられている。
【0034】
次に、図7に示すようにシャッター24が上昇してコア受け部27のスリット拡幅手段12側の開口が開けられる。続いて、図8に示すようにシリンダ23が動作してコア搬送部22がコア拡幅部12側に水平移動される。そして、コア受け部27に載置されている磁性体コア2がコア拡幅部12のコレットチャック30(図4)のチャック部34に嵌め込まれる。この後、チャック部34が拡大されて磁性体コア2が保持される。
【0035】
コア搬送部22が水平移動しているときには、コアフィード部21内の最下端の磁性体コア2がストッパ(図示せず)によって止められており、不用意に落下しないようになっている。磁性体コア2がスリット拡幅部12のチャック部34で保持された後、図9に示すようにコア搬送部22が水平移動されて待機位置に戻され、続いてシャッター24が降下される。そして、コアフィード部21のストッパが開放され、内部の磁性体コア2がコア搬送部22のコア受け部27に投下される。
【0036】
この後、図10に示すようにスリット検出手段14の水平駆動手段40が動作して、これに取り付けられている支持板41がコア拡幅部12側に水平移動される。これによって、支持板41上のフォトセンサ42が、コア拡幅部12のチャック部34に保持されている磁性体コア2に所定の距離まで接近する。次に、スリット位置決め手段13によってコア拡幅部12が例えば反時計回転方向に高速で回転される。
【0037】
このようにコア拡幅部12が回転されることによって、これに保持されている磁性体コア2が回転される。そして、磁性体コア2が回転している最中にスリット検出手段14のフォトセンサ42から磁性体コア2の外周面に向けて検出光が照射され、磁性体コア2で反射した検出光がフォトセンサ42で受光される。この検出光の強弱を測定することによって、スリット3の有無を検出することができる。
【0038】
磁性体コア2のスリット3がフォトセンサ42で検出されると、フォトセンサ42から停止信号が送出されてスリット位置決め手段13に供給される。この停止信号を受けてスリット位置決め手段13が停止する。次に、図11に示すようにスリット位置決め手段13が、今度は前と逆方向、すなわち、時計回転方向に比較的低速で回転する。そして、フォトセンサ42でスリット3が検出されたとき、停止信号が送出されてスリット位置決め手段13が停止する。これによって、スリット3が所定の位置、すなわち、スペーサ挿入位置に配置される。
【0039】
なお、上述のようにスリット3を位置決めする際に磁性体コア2の回転方向と回転速度を変えるのは、先ず高速で反時計回転方向に回転させることによってスリット3をできるだけ速く検出すると共に、高速回転が急停止されたときに慣性でオーバランした磁性体コア2を逆方向に低速で回転させることによって、スリット3を所定の位置に正確に配置するためである。
【0040】
このようにしてスリット3が位置決めされるのと同時、又はその前若しくは後に、同図に示すようにコア旋回挿入手段15の旋回駆動部46によってスペーサ送り部45が90°旋回され、台座47が水平に配置される。これによって、台座47上の回転ローラ48、49が垂直に立てられて、その間に挟まれているスペーサ4、したがって、接着剤塗布面5、6が垂直に配置され、この状態で所定の時間だけ保持される。
【0041】
スペーサ旋回挿入手段15によってスペーサ4が垂直に立てられた後、図12に示すように接着剤塗布手段16の支持板53、54が互いに接近する方向に水平移動される。そして、図6に二点鎖線で示すように支持板53、54に取り付けられたノズル51、52がスペーサ4の接着剤塗布面5、6に所定の距離まで接近し、ノズル51、52から斜め下側に向けて所定量の接着剤55が断続的に吐出されて接着剤塗布面5、6に塗布される。
【0042】
接着剤塗布時には、上述のようにノズル51、52が接着剤塗布面5、6に沿った第1の方向、本例では上下方向に移動すると共に、スペーサ4が回転ローラ48、49によって接着剤塗布面5、6と平行で第1の方向と直角な第2の方向、本例では水平方向に移動される。そして、ノズル51、52の移動方向とスペーサ4の移動方向が適宜組み合わせられて、図13に示すように接着剤塗布面5、6の適宜な間隔をあけた複数の位置に接着剤55が例えば点状に塗布される。本例では、縦に3箇所、横に2箇所ずつの合計6箇所に接着剤55が塗布される。
【0043】
このようにしてスペーサ4の接着剤塗布面5、6に接着剤55が塗布された後、図14に示すようにスリット検出手段14のフォトセンサ42が元の待機位置に戻されると共に、スペーサ旋回挿入手段15のスペーサ送り部45が90°旋回されてスペーサ4が水平状態に戻される。また、接着剤塗布手段16の支持板53、54が互いに離れる方向に水平移動されて、ノズル51、52が元の待機位置に戻される。
【0044】
次に、図15に示すようにスリット位置決め手段13が所定の距離だけ降下し、スリット拡幅手段12に保持されている磁性体コア2のスリット3が、スペーサ旋回挿入手段15に保持されているスペーサ4の先端の真横に配置される。続いて、図16に示すようにスペーサ旋回挿入手段15の回転ローラ48、49が回転され、これによってスペーサ4が水平移動されて磁性体コア2のスリット3に所定の長さだけ、本例ではチャック部34に突き当たるまで挿入される。
【0045】
次に、コア排出手段18の保持板61が駆動手段60によってスペーサ旋回挿入手段15側に水平移動され、保持板61に取り付けられている一方の挟持部62によって磁性体コア2が上下から挟持される。この後、スリット拡幅部12のアクチュエータ31(図4)が動作して、そのロッド36がチャック部34のテーパ35から引き抜かれる。これによって、チャック部34の直径が縮小し、磁性体コア2をチャック部34から抜き取り可能になる。
【0046】
続いて、挟持部62の挟持圧力が更に大きくなり、磁性体コア2が所定の圧力で押圧される。これによって、磁性体コア2のスリット3の両端面がスペーサ4に所定の力で押し付けられ、磁性体コア2とスペーサ4とが確実に接着される。この後、図17に示すようにスペーサ切断手段17が回転しながら上昇され、スペーサ4が所定の位置から切断される。本例では、磁性体コア2の外周面に沿ってスペーサ4が切断される。
【0047】
スペーサ4が切断された後、図18に示すようにコア排出部18の保持板61が水平移動されて元の待機位置に戻される。この後、保持板61が180°回転される。これによって、図19に示すように保持板61の両側の挟持部62、63が入れ替えられ、挟持部62に挟持されている磁性体コア2が排出位置に配置される。
【0048】
そして、挟持部62の挟持圧力が低下して磁性体コア2が開放され、回収ボックス64に排出される。なお、このときに適宜な良否判定手段(図示せず)によって磁性体コア2の良否を判定し、良品と不良品とを区別して排出することができる。
【0049】
磁性体コア2の回収動作と同時に、スリット位置決め手段13が上昇されて待機位置に戻される。これによって、スペーサ挿入接着装置1全体が初期位置に復帰し、これ以降上述と同様にスペーサ4の接着処理が繰り返して行われる。
【0050】
上述のように、このスペーサ挿入接着装置1は、磁性体コア2のスリット3を拡幅手段12で拡幅してから、接着剤55が塗布されたスペーサ4をスリット3に挿入するので、スリット3の端縁で接着剤が削り取られるのを防止することができる。したがって、スペーサ4に塗布された接着剤55の必要量を確保して、スペーサ4を磁性体コア2に確実に接着することができる。また、スリット3の設定幅より厚いスペーサ4を挿入することができるので、スリット3及びスペーサ4の加工精度を下げて加工を容易にすることができる。
【0051】
また、接着手段16のノズル51、52(図6)から接着剤55が斜め下側に向けて吐出されるので、接着剤55が液垂れしてノズル孔が閉塞されたり、ノズル51、52の周辺部が接着剤で汚されて動作不良を起こしたりするのを防止することができる。
【0052】
更に、ノズル51、52から吐出された接着剤55は、垂直に配置されたスペーサ4の接着剤塗布面5、6の複数の位置に断続的に塗布されるので、一箇所に塗布する接着剤55の量を少なくすることができる。したがって、低粘度の接着剤55を使用しても液垂れが発生するのを防止できるので、接着剤塗布手段16の構成を簡略化することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の磁性体コアのスペーサ挿入接着装置によれば、スリットを拡幅してから接着剤が塗布されたスペーサを挿入するので、スリットの端縁で接着剤が削り取られるのを防止することができ、これによって、必要量の接着剤を確保してスペーサを磁性体コアに確実に接着することができる。また、接着剤塗布面を垂直にしてから接着剤を塗布するので、接着剤がスペーサから脱落するのを防止することができるから、スペーサの下側にある各部分が接着剤で汚されて動作不良を起こすのを防止することができる。
【0054】
また、接着剤塗布手段に接着剤を塗布するノズルを設け、このノズルから接着剤を斜め下側に吐出するようにした場合は、ノズルから吐出された接着剤が液垂れしてノズル孔が閉塞されるのを防止することができる。
【0055】
更に、ノズルとスペーサとを相対移動させることにより、ノズルから吐出された接着剤を接着剤塗布面の複数の位置に断続的に塗布するようにした場合は、一箇所当たりの接着剤量を少なくすることができるので、低粘度の接着剤を使用しても液垂れが発生するのを防止することができる。したがって、取り扱いが容易な低粘度の接着剤を使用することにより、接着剤塗布手段の構成を簡略化することができる。
【0056】
また、スリット拡幅手段によって磁性体コアの内周面を全体的に押し広げることによりスリットの幅を拡大するようにした場合は、磁性体コアに局部的な力がかかるのを防止できるので、磁性体コアの変形や磁気特性の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置を示す正面図である。
【図2】本発明に係る磁性体コアとスペーサを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の主要部を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置のスリット拡幅手段及びスリット位置決め手段を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置のスリット拡幅手段の作用を説明する部分断面図である。
【図6】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の接着剤塗布手段を示す側面図である。
【図7】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(1/12)を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(2/12)を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(3/12)を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(4/12)を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(5/12)を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(6/12)を示す斜視図である。
【図13】本発明に係るスペーサの接着剤の塗布位置を示す正面図である。
【図14】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(7/12)を示す斜視図である。
【図15】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(8/12)を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(9/12)を示す斜視図である。
【図17】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(10/12)を示す斜視図である。
【図18】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(11/12)を示す斜視図である。
【図19】本発明に係る磁性体コアのスペーサ挿入接着装置の作用(12/12)を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 磁性体コアのスペーサ挿入接着装置
2 磁性体コア
3 スリット
4 スペーサ
5、6 接着剤塗布面
12 スリット拡幅手段
13 スリット位置決め手段
14 スリット検出手段
15 スペーサ旋回挿入手段
16 接着剤塗布手段
17 スペーサ切断手段
51、52 ノズル
55 接着剤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core.
[0002]
[Prior art]
The toroidal coil is formed by winding a thin strip made of amorphous metal with excellent magnetic properties in an annular shape, forming a C-shape by forming a slit in a part of the strip, and then using a spacer in the slit to maintain the slit spacing There is something that intervenes.
[0003]
When attaching a spacer to the slit of the C-shaped toroidal coil, conventionally, the spacer is leveled and an adhesive is applied to the upper and lower surfaces thereof, and this spacer is inserted into the slit of the toroidal coil to cut off the excess portion. The way was done. In addition, a method of applying an adhesive around the spacer after inserting the slit into the slit and cutting an excess portion before applying the adhesive to the spacer has been performed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method of applying the adhesive to the spacer and then inserting it into the slit, the adhesive is applied upward from the nozzle disposed on the lower side of the spacer in order to apply the adhesive to the lower surface side of the horizontal spacer. Since the discharged adhesive is discharged, there is a problem that a “liquid dripping” phenomenon occurs in which the discharged adhesive hangs down by its own weight.
[0005]
When this dripping occurs, not only the adhesive cannot be accurately applied to the spacer, but also in some cases, the adhesive adheres to the nozzle hole and the nozzle hole is blocked, or other parts around the nozzle are blocked. There was a risk that the adhesive would adhere and cause dirt and malfunction.
[0006]
In addition, when the spacer is inserted into the slit, the adhesive applied to the spacer is scraped off at the edge of the slit, and a necessary amount of adhesive cannot be secured, resulting in a decrease in the adhesive strength of the spacer. .
[0007]
On the other hand, the method of inserting the adhesive into the slit before applying the adhesive to the spacer and then applying the adhesive around the spacer has a problem that the adhesive strength of the spacer is weakened.
[0008]
An object of the present invention is to solve such problems and prevent the occurrence of dripping phenomenon of the adhesive and prevent the adhesive applied to the spacer from being scraped off at the edge of the slit. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a spacer insertion / bonding device for a magnetic core capable of securing a necessary amount of an adhesive applied to the spacer and thereby reliably bonding the spacer to the magnetic core.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core, and is configured as follows in order to solve the above-described technical problems. That is, the present invention is a spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core that inserts and adheres a spacer to a slit of a C-shaped magnetic core, and holds the magnetic core and widens the slit. And a slit positioning means for rotating the slit widening means and receiving a stop signal to stop the rotation, thereby positioning the slit of the magnetic core at the spacer insertion position, and the slit positioning means being rotated by the slit positioning means Slit detection means for detecting the slit of the magnetic core and supplying the stop signal to the slit positioning means, turning the spacer 90 ° to arrange the adhesive application surface of the spacer vertically or horizontally, and Hold for a predetermined time when the adhesive application surface is vertical, and move the spacer when the adhesive application surface is horizontal Spacer turning insertion means for inserting into the slit at the spacer insertion position, adhesive application means for applying an adhesive to the adhesive application surface held vertically by the spacer turning insertion means, and the slit And a spacer cutting means for cutting the spacer inserted in a predetermined position.
[0010]
In this magnetic core spacer insertion / adhesion apparatus, since the spacer coated with the adhesive is inserted after widening the slit, it is possible to prevent the adhesive from being scraped off at the edge of the slit. In addition, since the adhesive is applied after the adhesive application surface is vertical, it is possible to prevent the adhesive from falling off the spacer.
[0011]
The adhesive application means may be provided with a nozzle for applying the adhesive, and the nozzle may discharge the adhesive obliquely downward.
In this case, the adhesive discharged from the nozzle can be prevented from dripping and the nozzle hole being blocked.
[0012]
Further, by relatively moving the nozzle and the spacer, the adhesive discharged from the nozzle can be intermittently applied to a plurality of positions on the adhesive application surface.
[0013]
In this case, since the amount of adhesive per location can be reduced, it is possible to prevent dripping even when a low viscosity adhesive is used.
Further, the slit widening means can expand the entire width of the inner peripheral surface of the magnetic core to increase the width of the slit.
[0014]
In this case, since a local force can be prevented from being applied to the magnetic core, deformation of the magnetic core and deterioration of the magnetic characteristics can be prevented.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of a magnetic core spacer inserting and bonding apparatus according to the present invention will be described in detail below.
[0016]
FIG. 1 is a front view of a magnetic core spacer insertion and bonding apparatus 1 according to the present invention. This spacer insertion device 1 for magnetic core spacer inserts and attaches a spacer 4 (FIG. 2) to the
[0017]
As shown in FIG. 2, the
[0018]
As shown in FIG. 1, a spacer insertion bonding apparatus 1 includes a
[0019]
The spacer insertion bonding apparatus 1 also includes a
[0020]
Hereafter, the structure and effect | action of each said means 11-19 are demonstrated in detail. As shown in FIG. 3, the core supply unit 11 includes a
[0021]
In order to receive the
[0022]
The
[0023]
As shown in FIG. 4, the slit widening means 12 includes a
[0024]
A
[0025]
At this time, when the
[0026]
The
[0027]
As shown in FIG. 3, the slit detection means 14 is disposed on the side of the slit widening means 12. The slit detection means 14 includes an appropriate horizontal driving means (only a part of which is shown) 40, a
[0028]
The spacer turning insertion means 15 includes a
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
As shown in FIG. 3, the spacer cutting means 17 can use a disk-shaped rotary cutter etc., for example. The spacer cutting means 17 can move up and down, and cuts the
[0032]
The
[0033]
Next, the operation of the spacer insertion bonding apparatus 1 will be described. In this spacer insertion bonding apparatus 1, first, as shown in FIG. 3, the
[0034]
Next, as shown in FIG. 7, the
[0035]
When the
[0036]
Thereafter, as shown in FIG. 10, the horizontal driving means 40 of the
[0037]
Thus, by rotating the
[0038]
When the
[0039]
As described above, when the
[0040]
At the same time as positioning the
[0041]
After the
[0042]
At the time of application of the adhesive, the
[0043]
After the adhesive 55 is applied to the adhesive application surfaces 5 and 6 of the
[0044]
Next, as shown in FIG. 15, the slit positioning means 13 is lowered by a predetermined distance, and the
[0045]
Next, the holding
[0046]
Subsequently, the clamping pressure of the clamping
[0047]
After the
[0048]
And the clamping pressure of the clamping
[0049]
Simultaneously with the recovery operation of the
[0050]
As described above, the spacer insertion bonding apparatus 1 widens the
[0051]
Further, since the adhesive 55 is discharged obliquely downward from the
[0052]
Furthermore, since the adhesive 55 discharged from the
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the spacer insertion bonding apparatus for magnetic cores of the present invention, since the spacer coated with the adhesive is inserted after widening the slit, the adhesive is scraped off at the edge of the slit. As a result, a necessary amount of adhesive can be secured and the spacer can be securely bonded to the magnetic core. Also, since the adhesive is applied after the adhesive application surface is vertical, it is possible to prevent the adhesive from falling off the spacer, so that each part under the spacer is soiled with adhesive and operates It is possible to prevent the occurrence of defects.
[0054]
In addition, when a nozzle for applying adhesive is provided on the adhesive application means and the adhesive is discharged obliquely downward from this nozzle, the adhesive discharged from the nozzle drips and the nozzle hole is blocked. Can be prevented.
[0055]
Furthermore, when the adhesive discharged from the nozzle is intermittently applied to a plurality of positions on the adhesive application surface by relatively moving the nozzle and the spacer, the amount of adhesive per location is reduced. Therefore, dripping can be prevented even when a low viscosity adhesive is used. Therefore, the structure of the adhesive application means can be simplified by using a low-viscosity adhesive that is easy to handle.
[0056]
In addition, if the slit width is increased by expanding the inner peripheral surface of the magnetic core as a whole by the slit widening means, it is possible to prevent local force from being applied to the magnetic core. Deformation of the body core and deterioration of the magnetic properties can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a magnetic core spacer insertion and bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a magnetic core and a spacer according to the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a main part of a spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing slit widening means and slit positioning means of the magnetic core spacer inserting and bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view for explaining the action of the slit widening means of the magnetic core spacer inserting and bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a side view showing an adhesive application unit of the spacer insertion bonding apparatus for magnetic cores according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing the operation (1/12) of the spacer insertion bonding apparatus for magnetic core according to the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing an operation (2/12) of the spacer insertion device for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing the operation (3/12) of the spacer insertion and bonding apparatus for the magnetic core according to the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing an operation (4/12) of the spacer insertion apparatus for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing the operation (5/12) of the spacer insertion / bonding device for magnetic core according to the present invention.
FIG. 12 is a perspective view showing the operation (6/12) of the magnetic core spacer insertion bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 13 is a front view showing an application position of an adhesive on a spacer according to the present invention.
FIG. 14 is a perspective view showing an operation (7/12) of the magnetic core spacer inserting and bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 15 is a perspective view showing an operation (8/12) of the spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 16 is a perspective view showing the operation (9/12) of the spacer insertion apparatus for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 17 is a perspective view showing an operation (10/12) of the spacer insertion apparatus for a magnetic core according to the present invention.
FIG. 18 is a perspective view showing an operation (11/12) of the magnetic core spacer inserting and bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 19 is a perspective view showing an operation (12/12) of the magnetic core spacer insertion bonding apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Spacer insertion adhesive device for magnetic core
2 Magnetic core
3 Slit
4 Spacers
5, 6 Adhesive application surface
12 Slit widening means
13 Slit positioning means
14 Slit detection means
15 Spacer swivel insertion means
16 Adhesive application means
17 Spacer cutting means
51, 52 nozzles
55 Adhesive
Claims (4)
前記磁性体コアを保持して前記スリットを拡幅するスリット拡幅手段と、
前記スリット拡幅手段を回転させると共に停止信号を受けて回転を停止させることにより前記磁性体コアのスリットをスペーサ挿入位置に配置するスリット位置決め手段と、
前記スリット位置決め手段で回転されている前記磁性体コアのスリットを検出して前記停止信号を前記スリット位置決め手段に供給するスリット検出手段と、
前記スペーサを90°旋回させて前記スペーサの接着剤塗布面を垂直又は水平に配置すると共に、前記接着剤塗布面が垂直のとき所定の時間だけ保持し、前記接着剤塗布面が水平のとき前記スペーサを移動させて前記スペーサ挿入位置にある前記スリットに挿入するスペーサ旋回挿入手段と、
前記スペーサ旋回挿入手段によって垂直に保持されている前記接着剤塗布面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
前記スリットに挿入された前記スペーサを所定の位置で切断するスペーサ切断手段とを備えたことを特徴とする磁性体コアのスペーサ挿入接着装置。A magnetic core spacer inserting and bonding device for inserting and bonding a spacer into a slit of a C-shaped magnetic core,
Slit widening means for holding the magnetic core and widening the slit;
Slit positioning means for rotating the slit widening means and receiving the stop signal to stop the rotation so as to dispose the slit of the magnetic core at the spacer insertion position;
Slit detecting means for detecting the slit of the magnetic core rotated by the slit positioning means and supplying the stop signal to the slit positioning means;
The spacer is rotated 90 ° to arrange the adhesive application surface of the spacer vertically or horizontally, and is held for a predetermined time when the adhesive application surface is vertical, and when the adhesive application surface is horizontal Spacer turning insertion means for moving the spacer and inserting it into the slit at the spacer insertion position;
An adhesive application means for applying an adhesive to the adhesive application surface held vertically by the spacer swivel insertion means;
A spacer insertion bonding apparatus for a magnetic core, comprising spacer cutting means for cutting the spacer inserted into the slit at a predetermined position.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28557196A JP3680449B2 (en) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | Spacer insertion and bonding device for magnetic core |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28557196A JP3680449B2 (en) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | Spacer insertion and bonding device for magnetic core |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135059A JPH10135059A (en) | 1998-05-22 |
JP3680449B2 true JP3680449B2 (en) | 2005-08-10 |
Family
ID=17693285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28557196A Expired - Fee Related JP3680449B2 (en) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | Spacer insertion and bonding device for magnetic core |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3680449B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132878A1 (en) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Hitachi Metals, Ltd. | Transformer core and its manufacturing method |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28557196A patent/JP3680449B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10135059A (en) | 1998-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE69924680T2 (en) | Wafer transfer device | |
US5030311A (en) | Method and apparatus for taping lead and tail ends of web during winding onto a core | |
US5441211A (en) | Method and apparatus for uninterrupted winding of a continuous sheet onto a succeeding spool | |
JP2004134020A (en) | Laminating device | |
CA2290282C (en) | Apparatus and method for forming a splice in advancing web of paper | |
CA1258612A (en) | Method and apparatus for applying a bead filler material to a bead | |
JP3680449B2 (en) | Spacer insertion and bonding device for magnetic core | |
JP2007227552A (en) | Sticking method of pressure-sensitive adhesive tape to semiconductor wafer, and apparatus using same | |
AT500397B1 (en) | GLUE ROLLER | |
KR20160018399A (en) | Protective tape joining method and protective tape joining apparatus | |
US5009736A (en) | Method of and an arrangement for gluing a web to a core in a reeling device | |
JPH07132917A (en) | Automatic labeling device of test tube | |
US4911028A (en) | Apparatus and method for carrying out measurements on a bobbin of sheet material | |
JPH06298442A (en) | Method and device for providing adhesive tape | |
US20160159079A1 (en) | Method and device for applying adhesive tape to cylindrical bodies | |
JPH03128847A (en) | Device for sticking lead paper to thin film roll | |
KR200174414Y1 (en) | Sealing system of ink supply hole for ink cartridge | |
JP2649901B2 (en) | Automatic roll supply system | |
JP3761685B2 (en) | Laser processing equipment | |
JP3076793B2 (en) | Disc substrate bonding method and apparatus therefor | |
JP2837929B2 (en) | Base paper repair equipment | |
JP2659835B2 (en) | Web tailoring machine | |
JPH0814821A (en) | Rotational position detecting method for paper cup | |
JP2017001769A (en) | Splicer and method of exchanging raw material film | |
JP2691749B2 (en) | Web winding bobbin chuck device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |