JP3672049B2 - インクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法 - Google Patents
インクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、インクの吐出手段としての駆動素子、特に電気機械変換素子(以下ピエゾという)を用いるタイプのインクジェットプリントヘッド用の駆動素子の回路接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェットプリントヘッドの回路接続の方法は、以下説明するように、接点材料を駆動素子(以下ピエゾという)に導通するように張り付け、それをピエゾの切断時に一緒にカットし、個別電極を作っていた。
【0003】
図1は、ピエゾ1をセラミック基板2に接着固定した状態である。
【0004】
図2は図1の状態のものに個別電極を構成する電極部材(銅合金製)3をピエゾ1との導通を取って接着・固定した状態を示す。
【0005】
図3で示すように、ピエゾ1と電極部材3を個別に分割するようにダイサーでカットすることで個別電極が形成され、かつ1のピエゾも個別に分割・切断され、これにより各ノズルと一対一対応の駆動素子として働く。
【0006】
その後、図3の電極部材3’は、中継用基板4に中継後本体基板に接続し、最後に共通電極13を別途接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の加工において、ピエゾ1とセラミック基板2の切削性能は似ているが、電極部材3の切削性能が違う。この相違、すなわちピエゾと個別電極材料とで材料の硬度切削性に極端な違いがあることは、切削を困難にし、切削能率を上げることを難しくする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、基板上に電気機械変換素子を接着固定し、これを所定ピッチごとに切削加工し、更に前記電気機械変換素子をケーブルで接続することによって形成されるインクジェットプリントヘッド用駆動素子の加工方法において、基板上に電気機械変換素子を接着固定する前に基板上にメッキを塗布する工程と、ケーブル接続時にフレキシブル基板をマイクロバンプ・ボンディング法で基板上に圧接・接続する工程を加えたことにより達成される。
【0009】
また、フレキシブル基板にヘッドドライブ回路を登載して前記基板と接続する配線数を減らすことにより達成される。
【0010】
【作用】
上記の構成によれば、ピッチの非常に小さいピエゾの個別電極の電気接続を簡単に行うことができる。また、ピエゾを早く理想的な速度で切削を行うことが可能になる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明について説明する。
【0012】
まず、図4で示すように、ピエゾ5をセラミック基板6に接着・固定する。なお、セラミック基板6の表面にはメッキが施されており、ピエゾ5と導通するように接着・固定されている。
【0013】
つぎに、図5に示すように、図4の状態のものを切削する。この際、メッキは切断されることで個別電極を形成する。
【0014】
つぎに、図6に示すように、フレキシブル基板7を位置合わせした後、セラミック基板6’に圧着・固定し、電気的導通を個々のピエゾ5’と取る。
【0015】
この導通方法は、図8に示すようなマイクロバンプ・ボンディングで7bの接点を6’の個別電極に圧接し、樹脂9の収縮応力で導通を保つ方法か、または図9に示すような7bの接点に絶縁膜コートされたビーズ11を接着用樹脂10とともに入れ、圧着することでビーズの絶縁膜を破壊し、7bと6’の導通をとるなどの方法がある。
【0016】
なお、共通電極8も同様の方法で制作する。
【0017】
ここで、ピエゾ5’のドライブ回路のベアチップをフレキシブル基板7の上に登載して、ヘッド数に対応した回路数を減らしてコネクタの端子に接続する7aに連結する。このような構成にすることも容易にできる。
【0018】
このように作製したヘッドを複数個並べて、図7のようなインクジェットプリントヘッドにすることができる。図7において、19はインク、20は紙などの記録媒体である。
【0019】
【発明の効果】
上記のようすれば、ピエゾとセラミック基板を同時に加工する場合の条件出しは比較的容易で、しかも切削性も良いので加工能率が上がる。しかも直接簡便にフレキシブル基板を取り付けることができるので、加工行程も少なく安価である。かつこのフレキシブル基板にヘッドドライブ回路のベアチップなどの回路を組み込むことでコネクタの本数を少なくすることも可能になる。
【0020】
これはヘッドの数を増して大型ヘッドにするときの扱いが良くなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のピエゾとセラミックの接着状態を示す斜視図。
【図2】 従来の電極部材の取付状態を示す斜視図。
【図3】 従来の個別電極成形状態を示す斜視図。
【図4】 本発明におけるピエゾとセラミックの接着状態を示す斜視図。
【図5】 本発明におけるピエゾとセラミックの個別電極成形状態を示す斜視図。
【図6】 本発明におけるピエゾの配線状態を示す斜視図。
【図7】 本発明におけるピエゾヘッドのアセンブリ状態図。
【図8】 本発明における配線基板のコンタクト状態を示す模式図。
【図9】 本発明の第2実施例における配線基板のコンタクト状態を示す模式図。
【符号の説明】
5はピエゾ、6はセラミック基板、7はフレキシブル基板、8は共通電極、9、10は樹脂、11はビーズである。
Claims (2)
- 基板上に電気機械変換素子を接着固定し、これを所定ピッチごとに切削加工し、更に前記電気機械変換素子をケーブルで接続することによって形成されるインクジェットプリントヘッド用駆動素子の加工方法において、基板上に電気機械変換素子を接着固定する前に基板上にメッキを塗布する工程と、ケーブル接続時にフレキシブル基板をマイクロバンプ・ボンディング法で基板上に圧接・接続する工程を加えたことを特徴とするインクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法。
- 請求項1記載の回路接続方法において、フレキシブル基板にヘッドドライブ回路を登載して前記基板と接続する配線数を減らすことを特徴とするインクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25250495A JP3672049B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25250495A JP3672049B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0994961A JPH0994961A (ja) | 1997-04-08 |
JP3672049B2 true JP3672049B2 (ja) | 2005-07-13 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25250495A Expired - Fee Related JP3672049B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクジェットプリントヘッドの駆動素子の回路接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3672049B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25250495A patent/JP3672049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0994961A (ja) | 1997-04-08 |
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