JP3669793B2 - 自動工具交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アームを旋回運動および往復直線運動させることにより、該アームに支持される工具を自動的に交換する自動工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動工具交換装置としては、実開昭60−31545号公報(Int.Cl.F16H 37/16 )および実開昭61−187641号公報(Int.Cl.B23Q 3/157 )に開示されたものが従来から知られている。即ち、かかる自動工具交換装置は入力回転を揺動回転に変換するドラム状カムを備え、このドラム状カムで変換された揺動回転を出力軸に伝達して、この出力軸を所定のタイミングをもって回転するようになっている。
【0003】
一方、前記ドラム状カムの一側面にカム溝が形成され、このカム溝によってリンクを揺動運動させるようになっており、このリンクの揺動運動を前記出力軸に伝達して、この出力軸を所定のタイミングをもって軸方向に往復直線運動させるようになっている。そして、前記出力軸の回転により、この出力軸に設けた工具保持アームを旋回して工具を選択し、この出力軸の軸方向運動により工具の脱着が自動的に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の自動工具交換装置にあっては、上述したように出力軸は回転するだけでなく、それ自体が軸方向へも移動する構造となっていて、したがってハウジング内にはこの出力軸の軸方向運動スペースをも確保する必要があり、このためハウジングの大型化を余儀なくされて、自動工具交換装置のコンパクト化を達成することができなかった。
【0005】
また、工具を脱着するための前記出力軸の軸方向往復運動は上記のようにリンクの揺動運動によって得られるが、該リンクは一端部を回動可能な支点、他端部を前記出力軸に係合する作用点、中間部を前記カム溝に係合する力点とする構成であって、このようなリンク構成では力の伝達に際して著しく大きな負荷が発生すると共に、出力軸と工具保持アームとが一体となって軸方向に移動するために大きな慣性力が発生し、これらの影響で自動工具交換装置の高速運転を実現することが著しく困難であるという各種課題があった。
【0006】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、出力軸をその軸方向に往復直線運動させることなく工具保持アームのみを往復直線運動させるようにして、出力軸に対する必要スペースを削減し装置の小型化を達成できるとともに、かつ工具保持アームを往復直線運動する際の慣性力を減少させて装置の高速運転を可能とする自動工具交換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す本発明の自動工具交換装置は、第1のタイミングをもった回転運動が入力される第1回転軸と、該第1回転軸と同軸で互いに相対回転可能に設けられ、第2のタイミングをもった回転運動が入力される第2回転軸と、前記第1回転軸に設けられ、その軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、該運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ前記第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合されて設けられるアーム支持部材と、該アーム支持部材に設けられ、工具を着脱可能に支持する工具保持アームと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に示す本発明の自動工具交換装置は、前記第1回転軸に入力される第1のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すことを特徴とする。
【0009】
更に、請求項3に示す本発明の自動工具交換装置は、前記第2回転軸に入力される第2のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すことを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に示す本発明の自動工具交換装置は、前記第1のタイミングをもった回転運動は、前記第1回転軸に連結したサーボモータを回転制御することにより作り出すことを特徴とする。
【0011】
さらにまた、請求項5に示す本発明の自動工具交換装置は、前記第2のタイミングをもった回転運動は、前記第2回転軸に連結したサーボモータを回転制御することにより作り出すことを特徴とする。
【0012】
以上の構成による本発明の自動工具交換装置の作用を以下に述べると、請求項1の自動工具交換装置は、第1回転軸がこれに入力される第1のタイミングをもった回転運動によって回転されるとともに、第2回転軸はこれに入力される第2のタイミングをもった回転運動によって回転され、これに伴って運動変換カムは第1回転軸によってその軸周りに回転され、またアーム支持部材はこれがスプライン結合された第2回転軸によってその軸周りに回転される。この際、第1回転軸の軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムにアーム支持部材のカムフォロワが係合されていることから、上記第1及び第2のタイミングの回転運動の設定に従ってこれら第1回転軸と第2回転軸との間に相対回転が生じると、運動変換カムに対してカムフォロワが変位して直線運動を行うこととなり、これによりスプライン結合を介して第2回転軸に軸方向に沿って相対移動可能に設けられたアーム支持部材が工具保持アームを直線運動させることになる。
【0013】
他方、第1回転軸と第2回転軸が同期して回転する際には、運動変換カムとカムフォロワとの間に相対変位は発生せず、アーム支持部材は第2回転軸によって単に回転され、工具保持アームは単純に旋回運動されることになる。
【0014】
このようにこれら第1回転軸および第2回転軸が複合して、工具保持アームに軸方向直線運動や旋回運動を生じさせる出力軸としての機能を発揮するが、本発明にあっては、第1回転軸に設けられその軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合されて設けられるアーム支持部材とを備えたことにより、出力軸を構成するこれら第1回転軸および第2回転軸の両者、特に工具保持アームに軸方向直線運動を生じさせる第1回転軸をなんらその軸方向に運動させることなく、工具保持アームのみを軸方向に直線運動させることができる。このため、出力軸であるこれら第1回転軸および第2回転軸に対する必要スペースを回転運動のみに要する最小限に止めることができて、装置の小型化を達成することができる。
【0015】
また、工具保持アームを直線運動させるための運動変換カムと、この運動変換カムに係合するカムフォロワを有するアーム支持部材のスプライン結合部分以外の運動系がすべて回転運動系で構成され、また直線運動を得る構成部分もカム機構のみで構成しているので、運動が滑らかで負荷の発生が小さく、そしてまた直線運動する要素がアーム支持部材と工具保持アームのみであるため発生する慣性力を減少させることができ、装置の高速運転化を実現することができる。
【0016】
また、請求項2に示す本発明の自動工具交換装置では、前記第1回転軸に入力される第1のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すようにしたので、入力軸と共に第1カムが回転されると、この第1カムに沿ってカムフォロアが変位し、これに伴ってこのカムフォロアを備える第1ターレットがその中心軸周りに回転され、この第1ターレットの回転が第1回転軸に入力されることになる。そして、前記第1カムのカム形状によって第1のタイミングをもった回転運動が設定される。
【0017】
さらに、請求項3に示す本発明の自動工具交換装置では、前記第2回転軸に入力される第2のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すようにしたので、入力軸と共に第2カムが回転されると、この第2カムに沿ってカムフォロアが変位し、これに伴ってこのカムフォロアを備える第2ターレットがその中心軸周りに回転され、この第2ターレットの回転が第2回転軸に入力されることになる。そして、前記第2カムのカム形状によって第2のタイミングをもった回転運動が設定される。
【0018】
そして、上記第1変換機構と併用して、同一の入力軸から第1および第2のタイミングをもった回転運動を取り出して第1回転軸および第2回転軸を回転させることにより、これら各回転軸に設けた運動変換カムとアーム支持部材との相互作用によって得られる工具保持アームの作動の正確性を高めることができ、より高速な運転を実現することができる。
【0019】
また、本発明の請求項4および5に示す自動工具交換装置では、前記第1のタイミングをもった回転運動、並びに第2のタイミングをもった回転運動が、第1回転軸および第2回転軸それぞれに連結したサーボモータを回転制御することにより作り出されるようになっていて、ハウジング内の装置構成がシンプルかつコンパクトとなり、さらなる装置の小型化を達成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図9は本発明の自動工具交換装置の第1実施形態を示し、図1は断面正面図、図2は図1中A−A線断面図、図3は図1中B−B線断面図、図4は図2中C−C線断面図、図5(イ),(ロ)はリフト用カムおよび旋回用カムのカム形状を展開した説明図、図6は運動変換カムのカム形状を展開した説明図、図7は工具保持アームの旋回および軸方向直線運動のタイミング線図、図8は作動状態を示す断面正面図、図9は工作機械への取付状態を示す正面図である。
【0021】
本実施形態は基本的には、第1のタイミングをもった回転運動が入力される第1回転軸としてのリフト用回転軸22と、リフト用回転軸22と同軸で互いに相対回転可能に設けられ、第2のタイミングをもった回転運動が入力される第2回転軸としての旋回用回転軸24と、リフト用回転軸22に設けられ、その軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カム38と、運動変換カム38に係合されるカムフォロワ42を有し、かつ旋回用回転軸24にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合44されて設けられるアーム支持部材40と、アーム支持部材40に設けられ、工具72を着脱可能に支持する工具保持アーム26とを備え、リフト用回転軸22に入力される第1のタイミングをもった回転運動は、入力軸16に設けられた第1カムとしてのリフト用カム46と、リフト用カム46に係合するカムフォロア58を設けた第1ターレットとしてのリフト用ターレット56とを備えた第1変換機構18で作り出され、また旋回用回転軸24に入力される第2のタイミングをもった回転運動は、入力軸16に設けられた第2カムとしての旋回用カム48と、旋回用カム48に係合するカムフォロア62を設けた第2ターレットとしての旋回用ターレット60とを備えた第2変換機構20で作り出されるように構成される。
【0022】
そして、リフト用回転軸22がこれに入力される第1のタイミングをもった回転運動によって回転されるとともに、旋回用回転軸24はこれに入力される第2のタイミングをもった回転運動によって回転され、これに伴って運動変換カム38はリフト用回転軸22によってその軸周りに回転され、またアーム支持部材40はこれがスプライン結合44された旋回用回転軸24によってその軸周りに回転される。この際、リフト用回転軸22の軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カム38にアーム支持部材40のカムフォロワ42が係合されていることから、上記第1及び第2のタイミングの回転運動の設定に従ってこれらリフト用回転軸22と旋回用回転軸24との間に相対な揺動回転運動が生じると、運動変換カム38に対してカムフォロワ42が変位して往復直線運動を行うこととなり、これにより、スプライン結合44を介して旋回用回転軸24に軸方向に沿って相対移動可能に設けられたアーム支持部材40が工具保持アーム26を往復直線運動させることになる。
【0023】
他方、リフト用回転軸22と旋回用回転軸24が同期して回転する際には、運動変換カム38とカムフォロワ42との間に相対変位は発生せず、アーム支持部材40は旋回用回転軸24によって単に回転され、工具保持アーム26は単純に旋回運動されることになる。
【0024】
以下に詳述すると、本実施形態の自動工具交換装置10は、図1,図2に示すようにハウジング12にボールベアリング14,14を介して回転自在に取付けられた入力軸16の回転を、第1変換機構18および第2変換機構20を介して第1回転軸としてのリフト用回転軸22および第2回転軸としての旋回用回転軸24へ、所定のタイミングをもった揺動回転および間欠回転に変換して伝達し、これら揺動回転および間欠回転によって工具保持アーム26を旋回および軸方向移動させるようになっている。
【0025】
前記リフト用回転軸22および前記旋回用回転軸24は、リフト用回転軸22が中心部に配置され、旋回用回転軸24がその外側に同軸で相対回転可能に設けられている。そして、これらリフト用回転軸22および旋回用回転軸24は、図中水平方向に配置された前記入力軸16の配置方向に対して直角方向となるように垂直に配置される。外側の旋回用回転軸24は、ハウジング12の上側にこれを貫通して固定される外筒30に、ボールベアリング32,32を介して回転自在に支持されると共に、内側のリフト用回転軸22は旋回用回転軸24に対し、その上端部に配置されるニードルベアリング34および下端部に配置されるボールベアリング36を介して相対回転自在に支持される。
【0026】
前記リフト用回転軸22の上端部には、回転運動を軸方向運動に変換する運動変換カム38が軸方向に設けられる。この運動変換カム38はリフト用回転軸22周りに、図6(イ)または(ロ)に示すような所定の螺旋形状に形成されたカム溝38aを備え、このカム溝38aに係合するカムフォロワ42は、アーム支持部材40が設けられた旋回用回転軸24に対する当該リフト用回転軸22の相対揺動回転によって、軸方向に往復直線運動を行うようになっている。
【0027】
図6(イ)に示すような蛇行する形態のカム曲線に設定した場合には、移動開始初期はゆっくりと、そして中間にあっては早く、そしてまた停止する際にはまたゆっくりとした速度の動きをカムフォロワ42、ひいては工具保持アーム26に与えることができる。他方、図6(ロ)には、工具保持アーム26を等速で駆動させることができるリニアな形態のカム曲線を設定した場合が示されている。このようにカム曲線の設定で移動速度を制御することができて、各種仕様の工具保持アーム26それぞれに適した運動を設定することができる。一般に、等速度的な動きを設定した場合には起動時および停止時の慣性力の影響が非常に大きく、工具保持アーム26の振動の発生が問題となるが、カム曲線を用いた駆動では慣性力の影響を小さく押さえることができ、高速で滑らかな作動を実現することができる。
【0028】
このように構成した前記運動変換カム38の外側には、相対移動および相対回転可能に筒状のアーム支持部材40が設けられる。該アーム支持部材40の上端部には前記工具保持アーム26が一体に形成されるようになっている。また、該アーム支持部材40にはその内側の対向位置に一対のカムフォロア42,42が取付けられ、これらカムフォロア42,42は前記運動変換カム38のカム溝38aに係合される。
【0029】
前記アーム支持部材40の下端部は、前記旋回用回転軸24の上端部外側にスプライン結合44される。該スプライン結合44は、図3に示すように旋回用回転軸24の上端部外側を断面方形状に形成する一方、アーム支持部材40の嵌合穴を旋回用回転軸24の外側形状に沿って形成し、これらを互いに嵌合することにより構成される。従って、前記スプライン結合44部分を介して、アーム支持部材40は旋回用回転軸24と一体に回転される一方、軸方向に相対移動が可能となっている。前記スプライン結合44は、軸方向への相対移動を許容し、かつ軸周りの相対回転を規制できる機構であれば良い。
【0030】
前記入力軸16には、それぞれがグロボイダルカムとして形成される第1カムとしてのリフト用カム46および第2カムとしての旋回用カム48が一体回転可能に設けられる。リフト用カム46および旋回用カム48の外周にはテーパリブ46a,48aがそれぞれ所定の形状をもって形成される。
【0031】
前記リフト用カム46の片側には図4に示すように、入力軸16に対して直角方向に垂直配置される支軸52が、ボールベアリング54,54を介してハウジング12に回転自在に支持され、この支軸52に第1ターレットとしてのリフト用ターレット56が設けられる。該リフト用ターレット56の外周には、前記リフト用カム46のテーパリブ46aの両側を挟むように係合されるカムフォロア58が設けられる。該カムフォロア58はリフト用ターレット56の外周に等間隔に4個が設けられ、そのうちの隣設される2個が前記テーパリブ46aの両側に係合されるようになっている。そして、前記リフト用カム46とカムフォロア58を設けた前記リフト用ターレット56とによって、前記第1変換機構18が構成される。
【0032】
一方、前記旋回用回転軸24の下端部は第2ターレットとしての旋回用ターレット60として形成され、該旋回用ターレット60の外周には、前記旋回用カム48のテーパリブ48aに係合されるカムフォロア62が設けられる。該カムフォロア62は前記リフト用ターレット56と同様に旋回用ターレット60の外周に等間隔に4個が設けられ、そのうちの隣設される2個がテーパリブ48aの両側に係合される。そして、前記旋回用カム48とカムフォロア62を設けた前記旋回用ターレット60とによって、前記第2変換機構20が構成される。
【0033】
前記リフト用ターレット56を支持する支軸52の下端部に第1ギア64が設けられる一方、前記リフト用回転軸22の下端部は前記旋回用ターレット60の下端から突出され、この突出部分に前記第1ギア64に噛合される第2ギア66が設けられる。そして、これら第1,第2ギア64,66を介して前記リフト用ターレット56の回転がリフト用回転軸22に伝達されるようになっている。本実施形態では前記第1ギア64と前記第2ギア66とのギア比は2:1に設定され、リフト用ターレット56の回転がリフト用回転軸22に増速されて伝達されるようになっている。
【0034】
ここで、前記第1変換機構18を構成するリフト用カム46のテーパリブ46aは、図5(イ)に示す蛇行形状をもって形成されてリフト用ターレット56に変位を生じさせ、第1ギア64および第2ギア66を介してリフト用回転軸22に第1のタイミングをもった揺動回転を伝達する一方、前記第2変換機構20を構成する旋回用カム48のテーパリブ48aは、図5(ロ)に示す螺旋形状をもって形成され、旋回用ターレット60に変位を生じさせて旋回用回転軸24に第2のタイミングをもった間欠回転を伝達するようになっている。
【0035】
以上の構成により本実施形態のカム式の自動工具交換装置10にあっては、入力軸16が回転駆動されると、これに伴ってリフト用カム46,旋回用カム48が回転される。すると、リフト用カム46の回転によって、これのテーパリブ46aに沿ってカムフォロア58が入力軸16の軸方向に沿って移動され、リフト用ターレット56は支軸52周りに第1のタイミングをもって揺動回転され、この揺動回転は第1,第2ギア64,66を介してリフト用回転軸22に伝達される。一方、旋回用カム48の回転によって、これのテーパリブ48aに沿ってカムフォロア62がこれも入力軸16の軸方向に沿って移動され、旋回用ターレット60は旋回用回転軸24を第2のタイミングをもって間欠回転させる。
【0036】
前記リフト用回転軸22の揺動回転は、このリフト用回転軸22の上端部に設けられた運動変換カム38に伝達され、この運動変換カム38の揺動回転は、カム溝38aに係合されたカムフォロア42を介してアーム支持部材40の往復直線運動、具体的には上下方向へのリフト運動に変換され、図8に示すように工具保持アーム26を上下にリフトさせる。このリフト運動の際には、前記アーム支持部材40は旋回用回転軸24とのスプライン結合44部分を介して摺動されるようになっている。一方、前記旋回用回転軸24の間欠回転も、スプライン結合44部分を介して前記アーム支持部材40に伝達されるようになっており、工具保持アーム26はこのアーム支持部材40と共に間欠的に旋回運動する。
【0037】
本実施形態では図9に示すように、このカム式の自動工具交換装置10は図1とは逆さの向きにして工作機械70に取付けられ、この工作機械70に用いられる工具72を交換するようになっている。即ち、前記工具保持アーム26は両端部で工具72を着脱可能に保持するようになっており、工具保持アーム26の一端部に新たな工具72を保持させるとともに他端部に不要となった工具72を保持させ、次いでこの工具保持アーム26を180°旋回させ、その後工具保持アーム26を上方へリフト運動させて新たな工具72を工作機械70にセットするとともに、不要となった工具72を工具ラック74へ戻し、その後さらに工具保持アーム26を下方へリフト運動させることにより、工具72の交換が行われるようになっている。
【0038】
ところで、リフト用ターレット56および旋回用ターレット60によって生じる工具保持アーム26の動作は、図7に示すタイミングをもって行われることになる。工具保持アーム26の旋回は、旋回用回転軸24の回転により行われるが、この際、アーム支持部材40は、その内側に設けたカムフォロア42が運動変換カム38のカム溝38aに係合した状態で回転するため、工具保持アーム26は旋回に伴ってリフト運動をも行い得るが、本実施形態では前記工具保持アーム26の旋回運動とリフト運動とを分けるように上記回転運動のタイミングを設定しており、すなわちリフト用ターレット56、延いてはリフト用回転軸22を旋回用回転軸24の回転と同期して回転させるようにしている。
【0039】
即ち、上記タイミング線図に沿ってカム式の自動工具交換装置10の作動を述べると、まず、▲1▼入力軸16の回転角0°〜90°では、入力軸16の回転が第1変換機構18を介してリフト用ターレット56に第1のタイミングをもった90°戻す回転として入力され、この回転はギヤ比2:1の第1,第2ギア64,66を介してリフト用回転軸22に入力されて運動変換カム38を180°戻すように回転する。この回転により工具保持アーム26は図8に示したように下方に移動(移動量は50mm)する。このとき、旋回用ターレット60は回転されない。
【0040】
▲2▼入力軸16の回転角90°〜270°では、入力軸16の回転が第2変換機構20を介して旋回用ターレット60に第2のタイミングをもった180°進める回転として入力され、この回転で旋回用回転軸24が180°進む回転をし、この旋回用回転軸24の回転により工具保持アーム26が180°旋回する。このとき、上述したように運動変換カム38がアーム支持部材40に対して相対回転して工具保持アーム26がリフト運動するのを防止するため、リフト用ターレット56、ひいてはリフト用回転軸22も同期して180°進む回転をする。
【0041】
▲3▼入力軸16の回転角270°〜360°では、入力軸16の回転が第1変換機構18を介してリフト用ターレット56に、前記▲1▼の0°〜90°の場合とは逆方向の90°進める回転として入力され、この回転は第1,第2ギア64,66を介してリフト用回転軸22と共に運動変換カム38を180°進めるように回転する。これによって工具保持アーム26は▲1▼の場合とは逆に上方に移動されて初期状態に戻される。このとき、旋回用ターレット60は回転されない。
【0042】
本実施形態のカム式の自動工具交換装置10では、リフト用回転軸22および旋回用回転軸24が複合して、工具保持アーム26にリフト運動や旋回運動を生じさせる出力軸としての機能を発揮するが、本実施形態にあっては、リフト用回転軸22に設けられその軸周りの回転運動をリフト運動に変換する運動変換カム38と、運動変換カム38に係合されるカムフォロワ42を有し、かつ旋回用回転軸24にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合44されて設けられるアーム支持部材40とを備えたことにより、出力軸を構成するこれらリフト用回転軸22および旋回用回転軸24の両者、特に工具保持アーム26にリフト運動を生じさせるリフト用回転軸22をなんらその軸方向に運動させることなく、工具保持アーム26のみをリフト運動させることができる。このため、出力軸であるこれらリフト用回転軸22および旋回用回転軸24に対する必要スペースを回転運動のみに要する最小限に止めることができて、自動工具交換装置10の小型化を達成することができる。
【0043】
また、工具保持アーム26をリフト運動させるための運動変換カム38と、この運動変換カム38に係合するカムフォロワ42を有するアーム支持部材40のスプライン結合44部分以外の運動系がすべて回転運動系で構成され、またリフト運動を得る構成部分もカム機構のみで構成しているので、運動が滑らかで負荷の発生が小さく、そしてまたリフト運動する要素がアーム支持部材40と工具保持アーム26のみであるため発生する慣性力を減少させることができ、自動工具交換装置10の高速運転化を実現することができる。
【0044】
また、本実施形態ではリフト用カム46を備えた第1変換機構18および旋回用カム48を備えた第2変換機構20によって、入力軸16の回転からリフト用回転軸22および旋回用回転軸24に入力される第1のタイミングをもった揺動回転および第2のタイミングをもった間欠回転を作り出すようになっている。
【0045】
そしてまた、同一の入力軸16から第1および第2のタイミングをもった回転運動を取り出してリフト用回転軸22および旋回用回転軸24を回転させることにより、これら各回転軸22,24に設けた運動変換カム38とアーム支持部材40との相互作用によって得られる工具保持アーム26の作動の正確性を高めることができ、より高速な運転を実現することができる。
【0046】
図10は本発明の第2実施形態を示す自動工具交換装置10aの断面正面図で、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0047】
即ち、この実施形態の自動工具交換装置10aは、リフト用回転軸22に入力される第1のタイミングをもった揺動回転と、旋回用回転軸24に入力される第2のタイミングをもった間欠回転とを、それぞれに連結した第1サーボモータ80および第2サーボモータ82の回転制御により作り出す構成となっている。
【0048】
前記第1サーボモータ80は、前記リフト用回転軸22の直下となるハウジング12の底部12aに取付けられると共に、第2サーボモータ82は、前記第1サーボモータ80の外周を囲繞するように配置された筒状台座84の上側に、この第1サーボモータ80と同軸に取付けられる。第2サーボモータ82には、中心部に前記リフト用回転軸22を挿通する中空孔82aが形成され、リフト用回転軸22はその下端部が該中空孔82aに挿通されて第1サーボモータ80に連結される。
【0049】
一方、前記第2サーボモータ82は中空孔82aを囲繞するように出力部82bが設けられるようになっており、そして、旋回用回転軸24の下端部に設けたフランジ部24aを該出力部82bにボルト86を介して連結するようになっている。
【0050】
そして、前記第1サーボモータ80の回転を、第1のタイミングをもって正逆回転制御することにより、リフト用回転軸22に入力される揺動回転を得、また前記第2サーボモータ82の回転を、第2のタイミングをもって間欠回転制御することにより、旋回用回転軸24に入力される間欠回転を得るようになっている。
【0051】
従って、この実施形態にあっては前記第1実施形態と同様に、リフト用回転軸22に入力される揺動回転を運動変換カム38を介して軸方向直線往復運動に変換して、工具保持アーム26をリフト運動させると共に、旋回用回転軸24に入力される間欠回転により工具保持アーム26を旋回させて、工具の交換を行うことができる。そして、第1のタイミングをもった揺動回転および第2のタイミングをもった間欠回転を前記第1,第2サーボモータ80,82で発生させることができるため、ハウジング12内の構造をシンプルかつコンパクト化することができて、延いては、自動工具交換装置10aを小型化することができる。
【0052】
図11は本発明の第3実施形態を示す自動工具交換装置10bの断面正面図で、前記第1,第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0053】
即ち、この実施形態の自動工具交換装置10bは、前記第2実施形態と同様にリフト用回転軸22に入力される揺動回転を第1サーボモータ90で作り出すと共に、旋回用回転軸24に入力される間欠回転を第2サーボモータ92で作り出すようになっている。
【0054】
第1サーボモータ90は、リフト用回転軸22から離れた部位においてハウジング12の底部12aに取付けられると共に、第2サーボモータ92はハウジング12の天井部12bに、前記第1サーボモータ90と対向して取付けられる。そして、前記第1サーボモータ90の出力回転を、第1,第2リフト用ギア94,94aを介してリフト用回転軸22に出力すると共に、第2サーボモータ92の出力回転を、第1,第2旋回用ギア96,96aを介して旋回用回転軸24に出力するようになっている。
【0055】
そして、前記第2実施形態と同様に前記第1サーボモータ90の回転を、リフト用回転軸22に入力される第1のタイミングをもった揺動回転に制御し、かつ、前記第2サーボモータ92の回転を、旋回用回転軸24に入力される第2のタイミングをもった間欠回転に制御するようになっている。
【0056】
従って、この実施形態にあっては前記第2実施形態と同様に、リフト用回転軸22に入力される揺動回転によって工具保持アーム26をリフト運動させ、旋回用回転軸24に入力される間欠回転によって工具保持アーム26を旋回させることができるとともに、自動工具交換装置10bの小型化を達成することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に示す自動工具交換装置にあっては、第1回転軸および第2回転軸が複合して、工具保持アームに軸方向直線運動や旋回運動を生じさせる出力軸としての機能を発揮するが、本発明にあっては、第1回転軸に設けられその軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合されて設けられるアーム支持部材とを備えたことにより、出力軸を構成するこれら第1回転軸および第2回転軸の両者、特に工具保持アームに軸方向直線運動を生じさせる第1回転軸をなんらその軸方向に運動させることなく、工具保持アームのみを軸方向に直線運動させることができる。このため、出力軸であるこれら第1回転軸および第2回転軸に対する必要スペースを回転運動のみに要する最小限に止めることができて、装置の小型化を達成することができる。
【0058】
また、工具保持アームを直線運動させるための運動変換カムと、この運動変換カムに係合するカムフォロワを有するアーム支持部材のスプライン結合部分以外の運動系がすべて回転運動系で構成され、また直線運動を得る構成部分もカム機構のみで構成しているので、運動が滑らかで負荷の発生が小さく、そしてまた直線運動する要素がアーム支持部材と工具保持アームのみであるため発生する慣性力を減少させることができ、装置の高速運転化を実現することができる。
【0059】
また、本発明の請求項2に示す自動工具交換装置にあっては、前記第1回転軸に入力される第1のタイミングをもった回転運動を、入力軸に設けられた第1カムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すようにしたので、カムとカムフォロワとの転がり接触により高い伝達効率を確保できて運転効率を向上することができるとともに、カム曲線により動作の制御が自在で、自動工具交換装置の起動・停止時にあっても滑らかな動作を与えることができる。
【0060】
さらに、本発明の請求項3に示す自動工具交換装置にあっては、前記第2回転軸に入力される第2のタイミングをもった回転運動を、入力軸に設けられた第2カムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すようにしたので、カムとカムフォロワとの転がり接触により高い伝達効率を確保できて運転効率を向上することができるとともに、カム曲線により動作の制御が自在で、自動工具交換装置の起動・停止時にあっても滑らかな動作を与えることができる。
【0061】
そしてまた、上記第1変換機構と併用して、同一の入力軸から第1および第2のタイミングをもった回転運動を取り出して第1回転軸および第2回転軸を回転させることにより、これら各回転軸に設けた運動変換カムとアーム支持部材との相互作用によって得られる工具保持アームの作動の正確性を高めることができ、より高速な運転を実現することができる。
【0062】
また、本発明の請求項4および5に示す自動工具交換装置にあっては、前記第1のタイミングをもった回転運動、並びに第2のタイミングをもった回転運動を、第1回転軸および第2回転軸それぞれに連結したサーボモータを回転制御することにより作り出すようにしたので、ハウジング内の装置構成をシンプルかつコンパクト化することができ、さらなる装置の小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面正面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図1中のB−B線断面図である。
【図4】図2中のC−C線断面図である。
【図5】リフト用カムおよび旋回用カムのカム形状を展開した説明図である。
【図6】運動変換カムのカム形状を展開した説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態に用いられる工具保持アームの旋回および軸方向移動のタイミング線図である。
【図8】本発明の第1実施形態における作動状態を示す断面正面図である。
【図9】本発明の第1実施形態の取付状態を示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す断面正面図である。
【図11】本発明の第3実施形態を示す断面正面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b 自動工具交換装置
12 ハウジング
16 入力軸
18 第1変換機構
20 第2変換機構
22 リフト用回転軸(第1回転軸)
24 旋回用回転軸(第2回転軸)
26 工具保持アーム
38 運動変換カム
38a カム溝
40 アーム支持部材
42 カムフォロア
44 スプライン結合
46 リフト用カム(第1カム)
46a テーパリブ
48 旋回用カム(第2カム)
48a テーパリブ
56 リフト用ターレット(第1ターレット)
58 カムフォロア
60 旋回用ターレット(第2ターレット)
62 カムフォロア
80,82,90,92 サーボモータ
Claims (5)
- 第1のタイミングをもった回転運動が入力される第1回転軸と、
該第1回転軸と同軸で互いに相対回転可能に設けられ、第2のタイミングをもった回転運動が入力される第2回転軸と、
前記第1回転軸に設けられ、その軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、
該運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ前記第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライン結合されて設けられるアーム支持部材と、
該アーム支持部材に設けられ、工具を着脱可能に支持する工具保持アームと、を備えたことを特徴とする自動工具交換装置。 - 前記第1回転軸に入力される第1のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すことを特徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置。
- 前記第2回転軸に入力される第2のタイミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すことを特徴とする請求項1または2に記載の自動工具交換装置。
- 前記第1のタイミングをもった回転運動は、前記第1回転軸に連結したサーボモータを回転制御することにより作り出すことを特徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置。
- 前記第2のタイミングをもった回転運動は、前記第2回転軸に連結したサーボモータを回転制御することにより作り出すことを特徴とする請求項1または4に記載の自動工具交換装置。
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