JP3669366B2 - Mobile terminal and network interface switching method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なったネットワーク間若しくは異種ワイヤレス・ネットワークとの接続において、通信相手との通信を継続しながらネットワークインタフェースを切り替える移動端末及びネットワークインタフェース切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、IPネットワーク通信技術と移動通信技術の進展により、移動端末の移動透過性や位置透過性を確保し、移動端末が異なるサブネットや異なるインターネット・サービス・プロバイダ間を移動しても、通信を継続させる通信システムの要求が高まっている。実現する手段として、例えば、IETFのRFC2002及びRFC3220(非特許文献1参照。)に規定される「モバイルIP」技術があり、異なるサブネットをまたいで端末が移動しても通信相手との通信を継続可能なことが知られている。このモバイルIP技術では、ネットワークを移動する通信端末である「移動端末」、移動端末がどのネットワークにて接続されていても普遍のIPアドレスである「ホームアドレス」、移動端末が移動先のネットワークで一時的に利用する「ケアオブアドレス」、ホームネットワーク上で移動端末のデータ受信を代行する「ホームエージェント」及び移動先のネットワーク上で移動端末のデータ受信を代行する「フォーレンエージェント」等が使用される。
【0003】
この「モバイルIP」を応用してネットワークインタフェースを切り替える手法としては、通信インタフェースを切り替える以前にケアオブアドレスを取得し、加えてそのケアオブアドレスをパケットの中継を行うパケット中継装置へ通知しておき、ネットワークインタフェースを切り替える際に、再度パケット中継装置に対し移動前のアドレスを利用停止通知する手法(例えば、特許文献1参照。)等がある。又、複数種類の移動通信ネットワークの提供するサービスエリアを重複させ、そのエリア内で移動する際に、通信インタフェースの状態を維持しつつ、情報の宛先アドレスを別のインタフェースに切り替える手法(例えば特許文献2参照。)等もある。
【0004】
【非特許文献1】
IETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース)編集「RFC(リクエストフォーコメント)2002番、3220番」
【0005】
【特許文献1】
特開2002−290445号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2003−125433号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で示された通信インタフェースの切替手法では、切り替えの為、移動端末からパケット中継装置へ向けた登録要求パケットの転送を2回送信する。そのパケットを受信するパケット中継装置が非特許文献1で規定の、ホームエージェントならば、登録要求パケットに含まれるケアオブアドレスに対し転送すべきパケットをコピーし切り替え前後の2箇所のケアオブアドレス宛てへデータを転送する。移動端末が移動処理を確定した場合に、古いケアオブアドレスの利用停止要求である登録要求パケットを、移動端末からパケット中継装置へ再度送信し、2箇所のケアオブアドレスから1箇所のケアオブアドレスへ変更する。このように、移動端末の切り替え作業には2回の登録要求パケットが送信される。
【0008】
このように、パケット中継装置側では切り替え作業中にデータを重複して2箇所の移動先へ転送する為、移動端末側でのデータの欠落を防止する対策には有利であるが、2回の登録要求パケットが送信される為、移動端末側での処理が複雑になる恐れがある。更に、システム内の移動端末数が、例えばn台に増えた場合パケット中継装置が対応するパケット転送先は2×n個になる等、パケット中継装置の高速処理が要求されるだけでなく、システム内のトラフィックが高くなる等の問題が残る。
【0009】
また、特許文献2においては、第一種並びに第二種の通信サービスエリアを重複させ、第一のネットワークインタフェースの受信状態を維持しつつ、第二の通信ネットワークインタフェースのアドレスに切り替える処理を行い、移動端末のデータ欠落を防止する。しかしながら、第一のネットワークと第二のネットワークのサービスエリア重複圏が複雑に絡む場合(図19参照)、すなわち例えば第一種から第二種へ移動し、再度第一種へ戻るような移動条件が発生する際、第一種の通信インタフェースではIPアドレスを再取得してしまう。従って、このような移動条件の発生頻度が高く、端末数も多いシステムではIPアドレスが足りなくなる等の問題が発生する。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決する為になされたものであり、切り替え対象となるネットワークインタフェースやトンネルデバイスの設定を事前に行うことにより、高速な切り替えが可能な移動端末及びネットワークインタフェース切替方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】
上記問題点を鑑みて本発明の第1の特徴は、(イ)少なくとも1つ以上のネットワークインタフェース毎に、予め規定されている通信手順であるIPトンネルに関する情報を設定する設定手段と、(ロ)IPトンネルの設定毎に設定情報を記憶する記憶手段と、(ハ)ネットワークインタフェースを介してエージェント・ルータ広告を受信し、自端末の移動を検知する移動検出手段と、(ニ)移動の検知後、切り替えようとするネットワークインタフェースの設定情報が、以前に設定されており且つ再利用可能であるかを記憶手段内の設定情報を参照して判断する再利用判断手段と、(ホ)再利用可能であると判断された際、ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する再利用手段と、(へ)ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する際、少なくとも通信データの経路を示す経路表の操作を行うことにより、ネットワークインタフェースを切り替えるインタフェース切替手段とを備える移動端末であることを要旨とする。
【0012】
更に、本発明の第1の特徴は、(ト)ネットワークインタフェースの切り替えの履歴を記憶する通信NICリスト記憶手段と、(チ)ネットワークインタフェースに係るネットワークの通信リンクの状態を監視する通信リンク監視手段とを備え、(リ)インタフェース切替手段は、切り替えの直後に切り替え先のネットワークインタフェースの通信状態が悪化した場合には、通信NICリスト記憶手段の履歴を参照し、直前に使用していたネットワークインタフェースへ切り替え、(ヌ)移動接続先であるアクセスポイントに、既に同種のネットワークインタフェースが接続されているかを判断するネットワークインタフェース判断手段と、(ル)既に同種のネットワークインタフェースに関する情報が記憶されているメモリカードが接続されている場合、次の移動接続先となるアクセスポイントの候補を決定する移動接続先決定手段とを更に備え、(ヲ)インタフェース切替手段は、移動接続先決定手段により次のアクセスポイントの候補が決定されている場合、その候補であるアクセスポイントに対応するようネットワークインタフェースを切り替えること加えても良い。
【0013】
本発明の第2の特徴は、(イ)少なくとも1つ以上のネットワークインタフェース毎に、予め規定されている通信手順であるIPトンネルに関するの情報を設定するステップと、(ロ)IPトンネルの設定毎に設定情報を記憶手段にて記憶させるステップと、(ハ)ネットワークインタフェースを介してエージェント・ルータ広告を受信し、自端末の移動を検知するステップと、(ニ)移動の検知後、切り替えようとするネットワークインタフェースの設定情報が、以前に設定されており且つ再利用可能であるかを記憶手段内の設定情報を参照して判断するステップと、(ホ)再利用可能であると判断された際、ネットワークインタフェースの設定情報を再利用するステップと、(ヘ)ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する際、少なくとも通信データの経路を示す経路表の操作を行うことにより、ネットワークインタフェースを切り替えるステップと、(ト)ネットワークインタフェースを切り替える際、通信にて使用した設定情報を更新し、記憶手段にて記憶させるステップとを備えるネットワークインタフェース切替方法であることを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
(移動端末を用いた通信システム)
最初に、本発明の第1の実施の形態に係る移動端末を用いたモバイルIPプロトコルのシステム動作の概要について図1,2及び3を用いて説明する。以下、ユーザが所持する移動端末1が、情報を配信するファイルサーバ2とデータ通信を行っている際に、移動端末1が、ホームエージェントであるパケット中継装置3のネットワークから、フォーレンエージェントであるルータ装置4のネットワークへ移動した場合のモバイルIPアドレスの動作について説明する。尚、パケット中継装置3、ルータ装置4は、それぞれがLAN、WAN等のネットワーク網6を介し、ファイルサーバ2とデータ通信可能であるものとする。
【0015】
図1は、移動端末1の移動前の状態であり、移動端末1はパケット中継装置3を介しネットワーク網6に接続されたファイルサーバ2とデータ通信を行っている。この状態から、ルータ装置4のネットワークへ移動したと仮定する。
【0016】
ルータ装置4を介してケアオブアドレスの登録を行うパケット中継装置3は、ネットワークアドレスを一定周期でブロードキャスト送信する。
【0017】
移動後、移動端末1は、ルータ装置4より定期的に転送されている、ケアオブアドレスを含むエージェント広告を受信し、ルータ装置4のネットワークへ移動したことを自ら検出する。又、受信後、ルータ装置4を介してパケット中継装置3に対し登録要求パケットを送信する。パケット中継装置3は、図2に示すように、送信してきた移動端末1の送信元の妥当性を確認した後、移動端末1に対し受理した旨を通知する。
【0018】
パケット中継装置3は、ケアオブアドレスの登録により移動端末1の移動先検知が可能となる。このためパケット中継装置3は、ルータ装置4及びファイルサーバ2からのデータを一旦カプセル化して中継し、データグラムによって導かれる経路により移動先のルータ装置4へデータを転送する。尚、この転送技術には既存のトンネル技術が使用される(詳細は後述する)。ルータ装置4は、図3に示すように、来訪中である移動端末1へデータを転送する。
【0019】
本発明の第1の実施の形態では、上記のIPネットワークへ接続可能な複数のネットワークインタフェースを接続した移動端末1において、通信中以外のネットワークインタフェース及び該当するトンネルデバイスの情報を予め登録し、更に、一度使用した移動端末1のネットワークインタフェースやトンネルデバイスの設定情報を保持する。これにより再びそのネットワークを訪れた際に該設定情報を再利用し、ネットワークインタフェース切り替え時の所要時間の短縮を図る。
【0020】
これは、例えば、通信相手のパケットを中継し転送するパケット中継装置3と連携し、通信の継続性や通信機器の移動性を確保する際に活用できる。つまり、一つのネットワークインタフェースが電波状況に応じて使用できくなりつつある場合、使用可能な他のネットワークインタフェースへ素早く切り替えて通信の継続性を約束する。このとき、事前にネットワークインタフェースと該当するトンネルデバイスの設定がなされているため、図1〜3のようにルータ段数が少なければ、切替時間を約「経路表操作の時間+パケット中継装置切替時間」のみに短縮できる。切替時間が短縮化されれば、動画情報や音声情報などの途切れを防いだり、シームレスな移動通信を利用可能となる。
【0021】
更に、直前に通信で使用していたネットワークインタフェース並びにトンネルデバイスの設定情報を保持しておくため、切り替えた直後に、通信不可能になってしまった場合でも、直前のネットワークインタフェースへ戻るように再度切り替えすることが可能である。
【0022】
(移動端末)
移動端末1は、図4に示すように、IP制御部111、TCP/UDP部112、アプリケーション部113、NIC101,102,103,104、モバイルIPメイン制御部201及びDHCP部204等から構成される。
【0023】
IP制御部111は、IPパケットを宛先へ転送する為に必要な経路表(図10参照)を備え、この経路表の制御、IPパケットのフラグメント処理、ICMPプロトコル等の既知の技術で知られるIPレイヤ(ネットワークレイヤ)の処理を行うモジュールである。
【0024】
TCP/UDP部112は、コネクション指向の伝送制御を行うTCPや、コネクションレス指向のフロー制御を持たないUDPといった既知のトランスポートレイヤの動作を行うモジュールである。TCP/UDP部112のパケットは下位のIP制御部111でルーティングされ、IP制御部111が持つ経路表に従い複数NIC101〜104のうち一つのNICにて転送される。
【0025】
アプリケーション部113は、FTP、HTTP、E−Mail、VoIP、ストリーミング動画再生等の様々なネットワーク対応ソフトウエアである。アプリケーション部113は、相手の通信装置間において、TCP/UDP部112を介し、パケットデータのやり取りを行う。
【0026】
NIC101,102,103,104は、電波無線LAN用のネットワークインタフェースカード(以下、「NIC」と記載)である。移動端末1は、複数種と同種のネットワークインタフェースを接続することが可能で、IEEE802.11b対応の電波無線LAN用NIC101並びに102、更にIEEE802.11a対応の電波無線LAN用NIC103、100BASE−TXなどの有線用IEEE802.3u対応のLAN用NIC104を利用する。尚、図4ではNICを4枚使用しているが、この数は使用用途に合わせて変更できるものとする。
【0027】
DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィグレーション・プロトコル)部204は、IETFのRFC2131のように、ゲートウェイアドレス、ドメイン名、サブネットマスク及びその他のネットワーク接続に関する情報を取得する。
【0028】
モバイルIPメイン制御部201は、主にRFC2002やRFC3220で規定のモバイルIPプロトコルを制御するモジュールである。モバイルIPメイン制御部201は、図5に示すように、入力装置11、出力装置12、通信制御装置13、主記憶装置14、CPU15、トンネルデバイス記憶装置16、通信NICリスト記憶装置17及びプログラム記憶装置18等から構成される。CPU15は、移動検出手段15a、トンネルデバイス設定手段15b、切替判断手段15c、インタフェース切替手段15d、再利用判断手段15e、再利用手段15f、エージェント・ルータ要請手段15g、エージェント・ルータ広告手段15h、登録要求パケット処理手段15i、登録応答パケット処理手段15j、ARP処理手段15k、DHCP処理制御手段15l及び通信リンク監視手段15m等を備えている。
【0029】
トンネルデバイス記憶装置16は、サブネットをまたいだ移動透過性を確保するために、NIC毎に取得された複数のケアオブアドレスに関する設定情報を記憶する。具体的には、図6に示すように、トンネルデバイス名、対応NIC、ケアオブアドレスネットマスク、パケット中継装置宛先アドレス、移動先ネットワークのデフォルトルータ若しくはデフォルトゲートウェイの宛先IPアドレス、移動接続先のMACアドレス等を記憶する。なお、“eth0”とは、図4のNIC101を現す仮の名称であり、“eth1”、“eth2”、“eth3”も、各々NIC102、NIC103、NIC104を現すものとする。
【0030】
例えば、図6中の最上段はNIC名称“eth0”に対し、トンネルデバイス名”Tun_eth0”を割り当てる。そのケアオブアドレスはネットマスクを24ビットとし“192.168.10.1”(IPアドレス)であり、デフォルトルータは、“192.168.10.254”であること意味する。なお、ワイヤレス接続する場合ならばアクセスポイントの情報として、アクセスポイントのMACアドレスなどが保持されており、MACアドレス“00:11:22:33:44:55”のアクセスポイントと接続すると意味する。この「移動接続先」情報は、MACアドレス以外にも、例えば電波無線で使用されるSSIDを記しても良い。同様に“eth1”、“eth2”、“eth3”もケアオブアドレスやデフォルトルータ等が設定されている。
【0031】
通信NICリスト記憶装置17は、通信に使用したNICの設定情報等の通信履歴となる情報を記憶する。具体的に、通信NICリスト記憶装置17は、通信で使用していたNICの名称“eth0”に設定された設定情報を保持するメモリで構成される。通信NICリスト記憶装置17は、NICを切り替えた際にトンネルデバイス記憶装置16の設定情報(図6参照)を削除しないのであれば、単にNICの名称のみを保持するメモリ構成としても良い。例えば通信に使用した順番に、「eth0 → eth2 → eth1→ eth3 」等のログを残すようリストアップするメモリ構成でも良い。
【0032】
プログラム記憶装置18は、CPU15にて演算処理を行う為のプログラムを格納する。
【0033】
移動検出手段15aは、ホームエージェントであるパケット中継装置3や、フォーレンエージェントであるルータ装置4からのエージェント・ルータ広告を受信し、ケアオブアドレスを参照することにより、移動端末1の移動を検知するモジュールである。
【0034】
トンネルデバイス設定手段15bは、トンネルデバイスの作成、更新、切り替え以前の切り替え対象となるトンネルデバイスのコンフィグレーション、ネットワークインタフェースの設定等を行うモジュールである。トンネルデバイスのコンフィグレーションとは、トンネルデバイスへ、移動端末1が固定に持つホームアドレスであるIPアドレスを割り当てたり、後述するトンネルの宛先アドレス(ホームエージェントやフォーレンエージェントのIPアドレス)と送信元アドレス(ケアオブアドレス)をセットアップすることを指す。尚、この設定情報はトンネルデバイス記憶装置16に格納される。
【0035】
切替判断手段15cは、移動検出手段15aの移動情報を参照し、ネットワークインタフェースの切り替えの判断を行うモジュールである。
【0036】
インタフェース切替手段15dは、ネットワークインタフェースの切り替え処理を行うモジュールである。この切り替えでは、少なくとも経路表(図10参照)の操作だけでネットワークインタフェースを切り替える。ネットワークインタフェースを切り替える際には、トンネルデバイスのコンフィグレーションを終了している為、図1〜図3のようにルータ段数が少なければ、経路表の操作とモバイルIPの転送サーバ(パケット中継装置3)への登録作業のみの時間で切り替え可能である。更に、インタフェース切替手段15dは、NIC切り替え直後に通信が不可能になった場合、通信NICリスト記憶装置17を参照し、ログに記載されている直前に使用していたNICへ再び切り替える処理を行う。
【0037】
再利用判断手段15eは、以前訪れたネットワークの設定情報が使用可能であるか否かを判断するモジュールである。
【0038】
再利用手段15fは、以前訪れたネットワークの設定情報をトンネルデバイス記憶装置16若しくは通信NICリスト記憶装置17より取得し、再利用するモジュールである。
【0039】
エージェント・ルータ要請手段15gは、移動先のネットワークに接続するための情報を得る目的で、パケット中継装置3及びルータ装置4等からのエージェント・ルータ広告を要請する為にエージェント・ルータ要請を作成し、ネットワーク上に送信するモジュールである。尚、エージェント・ルータ広告は定期的にパケット中継装置3及びルータ装置4等から発信されていても良い。
【0040】
エージェント・ルータ広告手段15hは、パケット中継装置3及びルータ装置4等からのエージェント・ルータ広告を受信し、該広告内からケアオブアドレスを抽出するモジュールである。抽出されたケアオブアドレスはトンネルデバイス記憶装置16にて格納される。尚、モバイルIP(RFC2002、RFC3220)の規定に準拠しないときは、エージェント・ルータ広告を受信する機能を実装する必要はない。
【0041】
登録要求パケット処理手段15iは、移動先ネットワークでの一時登録をする為の登録要求パケットを、パケット中継装置3に対して送信するモジュールである。
【0042】
登録応答パケット処理手段15jは、パケット中継装置3からの登録応答パケットを受信するモジュールである。更に、登録応答パケット処理手段15jは、登録要求パケットが正しく受理されたか判断し、正しく受理された場合は該パケットの情報をトンネルデバイス記憶装置16に格納する。尚、パケット中継装置3がモバイルIPに準拠していない場合は、少なくとも登録応答パケット処理手段15jによる登録要求パケットの受信と解析を行って移動透過性を確保してもよい。
【0043】
ARP(アドレス・リソリューション・プロトコル)処理手段15kは、既知のIPアドレスから未知のMACアドレス等を取得するモジュールである。ARP処理手段15kは、モバイルIPで規定のようにGratuitous ARP処理や移動先でのARP処理を実行しても良い。
【0044】
DHCP処理制御手段15lは、移動検出手段15aにて移動が検出された場合若しくは通信リンク監視手段15mにて通信中のリンクが悪化した場合に、DHCP部204を起動させ、ケアオブアドレスを取得して、トンネルデバイス記憶装置16に格納させるよう制御するモジュールである。尚、DHCP処理制御手段15lを実装しない場合は、移動先ネットワークで使用可能な固定IPアドレスを利用する方法等がある。
【0045】
通信リンク監視手段15mは、アクセスポイント間における通信リンク状態の監視を行うモジュールである。
【0046】
入力装置11は、他装置からの入力信号を受信するインタフェースである。出力装置12は、他装置へ向けて出力信号を送信するインタフェースである。通信制御装置13は、無線、有線、光ファイバ等のネットワークを介してデータを送受信する為の制御信号を生成し、制御する。主記憶装置14は、処理の手順を記述したプログラムや処理されるべきデータを一時的に記憶し、CPU15の要請に従ってプログラムの機械命令やデータを引き渡す。CPU15で処理されたデータは主記憶装置14に書き込まれる。主記憶装置14とCPU15はアドレスバス、データバス、制御信号等で結ばれている。
【0047】
(トンネルデバイス)
ここで、モバイルIPで使用されるRFC2003で規定のIP in IPトンネルについて図7を用いて説明する。IP in IPトンネル上では、元のIPパケットの先頭に新しいIPアドレス宛先とIPアドレス送信元が付加されるので、元のIPパケットは隠蔽される。このようなトンネルは、移動端末1とホームエージェントであるパケット中継装置3との間で使用されるか、若しくはホームエージェントとフォーレンエージェントであるルータ装置4との間で使用される規定となっている。
【0048】
トンネルデバイスは、例えばLinuxやFreeBSDなどUNIX(登録商標)系カーネルの場合、カーネルとアプリケーション・ソフトウエアとの間でIPパケットの入出力を容易にする為に作成されるデバイスである。一般に、図6で示したトンネルデバイス名、ケアオブアドレス、トンネルモード(IP in IP、GRE等)、宛先アドレス(ホームエージェントやフォーレンエージェントのアドレス)や移動端末1のホームアドレスをトンネルデバイスに設定することで、図7のようなトンネル機能の使用が可能である。
【0049】
トンネルデバイス記憶装置16は、図6のようにNIC毎の設定情報を保持することが可能である為、通信中のNIC以外でケアオブアドレスを取得したり、NICを切り替える以前にトンネルデバイスの設定を終了することが可能となる。
【0050】
ケアオブアドレスやデフォルトルータゲートウェイのIPアドレスを入手するには、下記のような手法がある。
【0051】
例えば、図4のNIC101よりルータ装置4のエージェント・ルータ広告を受信する。この場合、エージェント・ルータ広告内にはルータ装置4のケアオブアドレスが存在する為、図6の“eth0”のケアオブアドレスにルータ装置4のIPアドレスが設定され、またデフォルトルータゲートウェイも該ルータ装置4のIPアドレスを設定する。
【0052】
長時間にわたりエージェント・ルータ広告が受信されなければ、移動端末1自らがエージェント・要請パケットを送信し、エージェント・ルータ広告を発行するよう促す。その結果、ルータ装置4からのエージェント・ルータ広告を受信するようならば、ケアオブアドレスやデフォルトルータゲートウェイを設定する。
【0053】
ルータ装置4のようなフォーレンエージェントが存在しないネットワークにおいては、DHCP部204を起動し、DHCPサーバよりIPアドレスやデフォルトルータゲートウェイ情報を入手する。入手したIPアドレスを図6のケアオブアドレスに設定する。デフォルトルータゲートウェイのIPアドレスもDHCPプロトコルで入手した値が設定される。
【0054】
(ネットワークインタフェース切り替え方法)
通信用NICを切り替える際、以前に訪れたネットワークの設定情報を再利用することによりIPアドレスの取得回数を軽減する際の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。尚、以下の動作においては、移動端末1の移動の為、所属するネットワークを切り替える必要が生じたことを前提として説明する。
【0055】
(a)まず、ステップS101において、移動端末1の移動に伴い、移動検出手段15aが、切り替えの対象となるNICを決定する。複数種類のNICが接続される場合、切替判断手段15cは、どのNICへ切り替えるかを判断する必要がある。この判断の基準としては、例えば、NICにIEEE802.11b、IEEE802.11a、IEEE802.3uが接続された場合、データ転送速度の高い順にIEEE802.3u、IEEE802.11a、IEEE802.11bを優先し、なるべくデータ転送速度の高いNICを選択するように構成することが好ましい。また、図4のようにIEEE802.11bの同種NICが2枚以上(NIC101及びNIC102)接続されたならば、電波無線強度の大きいNICを通信用NICとして切り替えるよう判断してもよい。
【0056】
(b)次に、ステップS102では、再利用判断手段15eが、切り替え対象となるNICが、以前に使用したネットワークの設定情報と同じものを使用できるか否か確認する。仮に、図6のような設定状態で“eth0”が通信中であり、且つ切り替え対象のNICを“eth1”とする。“eth1”は、接続しようとしているアクセスポイントからのビーコン信号やルータ広告などを受信し、アクセスポイントのMACアドレス(MAC−AP)を入手する。このMAC−APの値と、図5に示した“eth1”の設定情報欄中のMACアドレス(図6の例では“11:22:33:44:55:00”)とを比較し、合致するか否か判断する。合致する場合は再利用の可能性があると判断しステップS104へ進み、合致しない場合は再利用の可能性なしと判断しステップS103へ進む。
【0057】
(c)ステップS104では、再利用判断手段15eは、該設定情報は有効期限以内か否かを確認する。有効期限内であれば再利用可能と判断しステップS105へ進み、有効期限外であれば再利用不可能と判断しステップS103へ進む。ここで、有効期限以内とは、例えばDHCP部204を起動し設定情報を取得していたならば、DHCPプロトコルで規定のようにリース期限以内か確認する。また、それ以外にも、後述する登録要求パケットがモバイルIPで規定のように有効期限以内であるか確認する。仮に有効期限が無限ならば、ステップS104を省略しても良い。
【0058】
(d)ステップS103では、例えば“eth1”は図6とは別のアクセスポイント“aa:bb:cc:dd:ee:ff”へ接続しようとしている場合等の以前の設定情報を使用できない場合、及び、設定情報は有効期限外であった場合には、トンネルデバイス設定手段15b、エージェント・ルータ広告手段15h等が、新規に設定情報を取得する。詳細は後述する。
【0059】
(e)ステップS105においては、設定情報が再利用可能である為、トンネルデバイス記憶装置16若しくは通信NICリスト記憶装置17に保持されている以前の設定情報(図6参照)を参照して設定情報を取得する。
【0060】
(f)最後にステップS106では、設定情報を取得した後、インタフェース切替手段15dが、実際にNICを切り替える処理を行う。この切替処理については後述する。
【0061】
次に、図8のステップS103の設定情報の取得の動作を、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0062】
(a)ステップS201において、エージェント・ルータ広告手段15hは、エージェント・ルータ広告を受信しているか確認する。エージェント・ルータ広告を受信していれば、広告中に含まれるルータ装置4若しくはパケット中継装置3のIPアドレスが含まれる為、ステップS202に進む。エージェント・ルータ広告を受信していなければステップS203に進む。
【0063】
(b)ステップS202においては、トンネルデバイス設定手段15bが、設定情報となるケアオブアドレスやデフォルトルータゲートウェイのIPアドレスを、広告情報及び設定情報を用いて更新する。
【0064】
(c)ステップS203においては、DHCP処理制御手段15lは、DHCP部204を起動して、IPアドレス(ケアオブアドレス)の取得を行わせる。ステップS204では、取得の結果、IPアドレスをDHCPサーバから入手できたか、若しくはタイムアウトなどで失敗したか確認する。IPアドレスを正しく入手していれば、ステップS202へ進み、IPアドレスを正しく入手できなければ、ステップS205へ進む。
【0065】
(d)ステップS205においては、エージェント・ルータ要請手段15gはエージェント要請を発行し、エージェント・ルータ広告手段15hはケアオブアドレスを取得したかを確認する。ケアオブアドレスを取得していたらステップS202へ進み、取得していなければ、ステップS206へ進む。
【0066】
(e)ステップS206では、エラーフラグのセットを行う。ステップS203においてIPアドレスの入手に失敗したならば、エージェント要請を発行してエージェント・ルータ広告の発行を促す。ステップS205においてエージェント要請を発行した結果、エージェント・ルータ広告の返答があれば、ステップS202にて設定情報を更新するが、返答がなければエラーフラグをセットする。この際、設定情報は更新しないほうが望ましい。
【0067】
上記により、図6に示したトンネルデバイス記憶装置16の設定情報が更新される。尚、図9では、ステップS201でエージェント・ルータ広告の受信確認、ステップS203でDHCP部204の起動、ステップS205でエージェント要請の発行の順でケアオブアドレスを入手しようと試みているが、このフロー順は特に限定するものではなく、システム内での他装置との関係等から自由に決定することが可能である。
【0068】
次に、図8のステップS106の経路表操作によるNIC切り替え処理について説明する。NICを切り替える為に物理的な配線を変更してもよいが、図4のIP制御部111が管理している経路表を操作しNICを変更することが望ましい。一般的に、NICを複数装備した機器上で動作するアプリケーションがTCP/IPプロトコルを用いてデータを送信する場合、アプリケーションは使用するNIC101〜104を自ら決定せず、経路表と呼ばれるTCP/IPプロトコルスタック上に設置されたデータベースの記述内容に従う。すなわち、経路表の制御により、TCP/IP通信アプリケーションが使用すべきNIC101〜104の指定が可能である。
【0069】
経路表は、図10(a)の変更前の経路表に示すように、データパケットの宛先となるIPアドレスである「Destination」、ゲートウエイのIPアドレスである「Gateway」、ネットマスクを示す「Genmask」、フラグを示す「Flags」、経路における最大セグメントサイズを指定する「MSS」、TCPにおけるWindowのサイズを指定する「Window」、経路におけるTCPの初期ラウンドトリップ時間を指定する「irtt」、使用インタフェースNIC101〜104の名称である「Iface」等を指定するデータベースである。
【0070】
図10(a)の変更前の経路表の上段は、IPアドレス“192.168.0.0”のネットマスク“255.255.255.0”のデータパケットはNIC“eth0”を使用しデータを送信すること意味する。通常、経路表の上部にあるデータベースほど優先順位が高いとされ、合致した転送手段を用いてデータ送信される。合致しなければ次段のデータベースを参照していく。例えばIPアドレス“192.168.0.100”宛のデータパケットは、最上段のデータベースに合致するのでNIC“eth0”を利用し、転送される。
【0071】
図10(a)の次段のIPアドレス“127.0.0.0”向けのデータベースは、移動端末(ローカル)内部でパケットをループバックする為に必要な基本定義である。すなわち、IPアドレス“127.0.0.0”のネットマスク“255.0.0.0”宛てのデータパケットは、ループを示すインタフェース“lo”を使用すること意味する。更に、最下段は、IPアドレス“0.0.0.0”すなわち上段に合致しなかった全てのデータパケットはゲートウエイ“192.168.0.1”としNIC“eth0”を用いて転送されることを意味する。図10(a)の変更前の経路表からは、NIC“eth0”を使用するIPネットワークは“192.168.0.0”、ネットマスク“255.255.255.0”のサブネットであることが分かる。
【0072】
続いて、図10(b)の経路表変更後の例を参照し、NIC101〜104の切り替えを行うための経路表操作を説明する。図10(b)の変更後の経路表は、“eth0”から“eth1”へNICを切り替える為の一例を示しており、“eth1”は“192.168.1.0”、ネットマスク“255.255.255.0”のサブネットを利用する場合を想定する。ここで、パケット中継装置のIPアドレスを“192.168.0.230”とし、更に“192.168.1.0”、ネットマスク“255.255.255.0”内の、デフォルトゲートウェイを“192.168.1.254”と仮定する(図1〜3参照)。
【0073】
図10(b)の経路表1行目の目的は、パケット中継装置3宛ての経路を修正若しくは追加することである。パケット中継装置3“192.168.0.230”宛てのデータパケットは、ゲートウエイを“192.168.1.254”として、切り替え対象となるNIC“eth1”を使用するように設定される。この行を追加することで、パケット中継装置3宛ての「登録要求パケット」の送信が可能となる。
【0074】
図10(b)の経路表2行目の目的は、NIC“eth1”が接続したネットワークの経路を修正若しくは追加することである。宛先“192.168.1.0”、ネットマスク“255.255.255.0”のデータパケットはNIC“eth1”を使用する為であり、本行は追加しなくともよい。図10(b)の経路表3〜4行目は、変更前の経路に依存する。尚、図10(a)の上段、次段と同様の意味である為説明を省略する。ただし、3行目は削除してもよい。
【0075】
図10(b)の経路表5行目の目的は、上記以外のデータパケットがトンネルデバイスを経由するよう経路を修正し、追加することである。IPアドレス“0.0.0.0”、すなわち上段に合致しなかった全てのデータパケットはゲートウエイ“192.168.0.230”としインタフェース“tun_eth1”を用いて転送されることを意味する。トンネルデバイスのゲートウエイはパケット中継装置のIPアドレスを指定することが望ましい。“tun_eth1”は図6に示したトンネルデバイスであり、トンネルデバイスの設定は本行を追加する前に終了しておく必要がある。
【0076】
本発明の第1の実施の形態においては、経路表を操作し、アプリケーションが送信するデータパケットは最終的に常にトンネルデバイスを経由して送信されるよう設定される。
【0077】
このように経路表を操作すると、データパケットの流れは図11のように制御できる。つまり、経路表変更前はアプリケーションからのデータパケットは、NIC“eth0”を介すよう制御され、経路表変更後はトンネルデバイスによりIP in IPトンネルパケットが生成され、NIC“eth1”を利用しデータパケットが転送されるよう制御される。同様に、“eth2”や”eth3”等へ切り替える場合も、経路表の操作を行えばNICの切り替えが可能となる。
【0078】
次に、実際の制御フロー(図8のステップS106)を、図12を用いて説明する。
【0079】
(a)まず、ステップS301において、トンネルデバイス設定手段15bが、切り替え対象となるNIC101〜104へのIPアドレスの設定、つまりケアオブアドレスをNIC101〜104に割り当てる処理や、デフォルトルータ/デフォルトゲートウェイの設定を行い、更にトンネルデバイスの送信元IPアドレス、宛先IPアドレス等を設定する。
【0080】
(b)ステップS302では、インタフェース切替手段15dが、登録要求パケットを送信する際に正しく登録要求パケットがパケット中継装置3まで到達できるよう経路表を操作する。経路表の操作は、具体的には、図10(b)の経路表変更後に説明した1行目の設定を行う。
【0081】
(c)ステップS303においては、登録要求パケット処理手段15iが、パケット中継装置3に対し登録要求パケットを送信する。その後、ステップS304にてパケット中継装置からの登録応答パケットの受信を待ち、登録応答パケット処理手段15jが、受信後に登録要求パケットが正しく受理されたかを判断する。登録要求パケットが正しく受理されていれば、ステップS305へ進み、図10(b)の経路表変更後で説明した5行目の操作を行い、通信用NIC101〜104を切り替える為の経路表操作を完成させる。登録要求パケットが正しく受理されなければ、ステップS306へ進み、ステップS302の経路操作を再度行う等のエラー処理を行う。
【0082】
上記の切り替え処理によれば、インタフェース切替手段15dによる経路表の操作によってデータパケットのフローを制御する為、ソフトウエア制御による論理的なNIC101〜104の切り替えが可能となる。
【0083】
尚、図12の切り替え処理をスタートする際、図9のステップS206で示したエラーフラグがセットされているかチェックしてもよい。この場合、適切な設定情報をNIC101〜104やトンネルデバイスに設定できないため、図12の一連の切り替え処理を全く行わない方が望ましい。更に、図12で示した切り替え処理以外のフローであってもよい。例えば、ステップS302の後に、ステップS305の処理を行っても構わない。この場合、ステップS306のエラー処理において、ステップS305のリカバリーも行うよう処理されることが望ましい。
【0084】
このように、本発明の第1の実施の形態では、以前の設定情報が現在有効に再利用できるか否か判断する(ステップS102、S104等)。この為、移動端末1が頻繁にネットワークを移動しても、一度訪れたネットワークならばIPアドレスを再活用することができ、ひいては移動通信の高速処理が可能となる。
【0085】
(変更例)
本発明の第1の実施の形態における切り替え処理には、通信用NIC101〜104切り替えた直後に電波無線強度や光リンク信号が不安定にならないよう、直前に使用していたNIC101〜104へスムーズに再度切り替える機能及びフロー処理を備えることが好ましい。
【0086】
これは、図8のステップS106の切り替え処理の後に、図13に示すように、通信NICリスト記憶装置17の更新処理(ステップS407)を行う。つまり、直前の通信にて使用していたNIC101〜104の設定情報を通信NICリスト記憶装置17に格納する。これにより通信NICリスト記憶装置17を参照し、通信に使用した順番のNIC101〜104若しくはNICリストを知ることができる。尚、ステップS401〜ステップS406迄はステップS101〜ステップS106と同一の処理を行うため説明は省略する。
【0087】
通信NICリスト記憶装置17の更新の動作について図14のフロー図を用いて説明する。
【0088】
(a)ステップS501においては、通信リンク監視手段15mが、通信用NIC101〜104の通信状況が悪化しているか、若しくは通信リンク状況が悪化しているか等の耐通信性を確認する。確認の結果、適切な通信リンク状況でない場合には、適切なリンク状況となる迄ステップS502以降のループ処理を行う。尚、確認した結果、異常がなければ何もせず終了する
(b)ステップS503では、インタフェース切替手段15dが、通信NICリスト記憶装置17に保持されているメモリを参照する。通信NICリスト記憶装置17には、少なくとも一つ前に使用していた通信用NICの名称が含まれている。このNIC名称から、トンネルデバイス記憶装置16が保持している図6の設定情報を参照し、以前に使用していたNIC101〜104やトンネルデバイスの設定情報(ケアオブアドレスやデフォルトルータ/デフォルトゲートウェイ等)を利用する。
【0089】
(c)ステップS504においては、インタフェース切替手段15dが、直前に使用していた通信NIC101〜104の設定情報を基に、NIC101〜104の切り替え処理を行う。この切り替え処理は図8のステップS106(図12参照)にて説明したものと同様であるため説明を省略する。
【0090】
(d)ステップS505では、通信リンク監視手段15mが、再度通信用NIC101〜104のリンク状況を確認する。仮に、直前の通信NIC101〜104へ切り替えても通信状況の悪化が著しいならば、それ以前の通信用NIC101〜104のリストを使用できないか確認する。具体的には、ステップS502〜S506の一連の動作をループする。
【0091】
(e)ステップS506では、通信状況が改善されていれば、本フロー処理を終了する。
【0092】
本発明の第1の実施の形態の変更例によると、トンネルデバイス記憶装置16内に設定情報を格納し、更に通信NICリスト記憶装置17内でも移動経路のログを保管しているため、移動先の通信状況が不安定であった場合でも、すぐに以前属していたネットワークに接続することが可能となる。これにより、通信のリンク状況を安定させ、外部ネットワークへの親和性を高めることができる。
【0093】
本発明の第1の実施の形態においては、図1〜3の移動端末1が、図4のNIC101〜104の内いずれか1つを使用して、1つのファイルサーバ2と通信を行うことを前提として説明されている。しかし実際の通信では、複数のファイルサーバ2と、複数のNICNIC101〜104が同時に通信を行うことが発生する。この際においても、トンネルデバイス記憶装置16に格納してある設定情報を利用して、複数ネットワークインタフェースが重複したサブネットや同一アクセスポイントに接続しないようにし、通信処理の高速化を図ることが可能である。以下、第2の実施の形態において詳細を説明する。
【0094】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態における移動端末1aを用いた通信システムについて図15を用いて説明する。
【0095】
この通信システムの移動端末1aは、NIC101及びNIC102を接続する。NIC101及びNIC102は、IEEE802.11b対応のワイヤレスインタフェースである。通信システム内には、移動端末1aに情報を配信するファイルサーバ2a,2bが配置され、各々がIEEE802.11b対応のアクセスポイントAP−1とAP−2を備えている。これら2つのネットワークはルータ装置4aにより区別されている。
【0096】
上記の通信システム内で、移動端末1aのNIC101及びNIC102が同一アクセスポイントAP−1のみに接続する状況が発生することがある。この場合、AP−2のネットワーク内にあるファイルサーバ2bへの接続ができない可能性がある。
【0097】
そこでNIC101がアクセスポイントAP−1と接続中の際には、NIC102はアクセスポイントAP−1とは別のアクセスポイント、つまり図15中ではアクセスポイントAP−2と接続させるように設定する。これは、図6の設定情報の「移動接続先」が重複しないようアクセスポイントを選択することにより実現される。これにより、複数NIC接続時の利便性の向上をはかる。
【0098】
(移動端末)
移動端末1aは、図4に示すように、IP制御部111、TCP/UDP部112、アプリケーション部113、NIC101,102,103,104、モバイルIPメイン制御部201及びDHCP部204等から構成される。尚、モバイルIPメイン制御部201以外の装置は第1の実施の形態と同一のものを使用するため説明を省略する。
【0099】
モバイルIPメイン制御部201a(201)は、図16に示すように、入力装置21、出力装置22、通信制御装置23、主記憶装置24、CPU25、トンネルデバイス記憶装置26、通信NICリスト記憶装置27及びプログラム記憶装置28等から構成される。CPU25は、移動検出手段25a、トンネルデバイス設定手段25b、切替判断手段25c、インタフェース切替手段25d、再利用判断手段25e、再利用手段25f、エージェント・ルータ要請手段25g、エージェント・ルータ広告手段25h、登録要求パケット処理手段25i、登録応答パケット処理手段25j、ARP処理手段25k、DHCP処理制御手段25l、アクセスポイント情報取得手段25m、ネットワークインタフェース判断手段25n及び移動接続先決定手段25o等を備えている。
【0100】
アクセスポイント情報取得手段25mは、アクセスポイントAP−1,AP−2からの信号を取得するモジュールである。尚、アクセスポイントの信号は、電波無線、光無線、有線ケーブル等のいずれの通信媒体を用いても良いものとする。ネットワークインタフェース判断手段25nは、アクセスポイントAP−1,AP−2に、既に同種のNICが接続されているかを判断するモジュールである。移動接続先決定手段25oは、次の移動接続先であるアクセスポイントの候補を決定するモジュールである。尚、他の装置等においては第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0101】
(ネットワークインタフェース切替方法)
以下、アクセスポイントの重複を避ける為の、移動接続先の選択処理について図17を用いて説明する。尚、この選択処理は、図8のステップS101に付加して行うことが好ましい。
【0102】
(a)まず、ステップS601において、アクセスポイント情報取得手段25mが、通信に使用可能なアクセスポイントAP−1,AP−2の情報を取得する。アクセスポイントAP−1,AP−2の情報とは、ビーコン信号から得られる情報であり、少なくともMACアドレスを含む。この他、電波無線強度、ノイズレベル、SSID等を取得しても良い。
【0103】
(b)ステップS602においては、ネットワークインタフェース判断手段25nが、同種のNICが既に接続されているかを確認する。接続されてない場合ステップS603へ進み、移動接続先のアクセスポイントAP−1,AP−2の候補として選択する。接続済みである場合ステップS604へ進み、既に使用されているアクセスポイントAP−1,AP−2か否か、トンネルデバイス記憶装置16が保持する図6の設定情報を参照し、比較する。比較した結果、図6に無いアクセスポイント、つまり未だ使用されていないアクセスポイントであれば、ステップS603へ進み、移動接続先決定手段25oが、そのアクセスポイントを移動接続先の候補として選択する。一方、使用されていると判断した場合は本処理フローを終了する。
【0104】
本発明の第2の実施の形態によると、複数のアクセスポイントと、複数のNIC101〜104が同時に通信を行う際であっても、トンネルデバイス記憶装置16に格納してある設定情報を参照することにより、複数ネットワークインタフェースが重複した同一アクセスポイントに接続しないようにすることができる。これにより、通信処理の高速化を図ることができる。
【0105】
また、2枚のNICを使用する際には図18(a)のように、IEEE802.11bのNICを2枚接続する場合、図18(b)のように、IEEE802.11a及びIEEE802.11bのNICを接続する場合、更に図18(c)のように、IEEE802.11bと100BASE-TXのNICを接続する構成等が考えられる。ネットワークインタフェースの種類は、これらに限定するものではなく、他にもIPネットワークへ接続できる電波無線や赤外線無線(光無線)NIC等が利用可能である。
【0106】
第1の実施の形態及び第2の実施の形態において使用されるトンネルデバイス記憶装置16内の設定情報は、オーバーフロー前に定期的に0クリア等する必要がある。この設定情報を無効の値へ更新するタイミングは、各NICに設定していたアクセスポイントが使用不可能な電波状況やリンク状況等になった時が好ましい。具体的には、ビーコン情報の受信がなくなったとき、電波無線強度がある閾値以下になったとき、光無線リンク信号がなくなったとき等がある。
【0107】
更に、本発明の実施の形態において使用される機器、システム構成、手法及び規格等は、一例であり、本発明はこれらに限定されるものでないことは勿論である。
【0108】
【発明の効果】
本発明によると、切り替え対象となるネットワークインタフェースやトンネルデバイスの設定を事前に行うことにより、高速な切り替えが可能で、且つ外部ネットワークへの親和性が高い移動端末及びネットワークインタフェース切替方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動端末を用いたシステムの概要図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る移動端末を用いたシステムの概要図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る移動端末を用いたシステムの概要図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る移動端末の内部構成図である。
【図5】モバイルIPメイン制御装置の内部構成図である。
【図6】トンネルデバイス記憶装置内の設定情報のデータ構成図である。
【図7】トンネルデバイス構造の一例を示す模式図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るネットワークインタフェース切替方法の動作を示すフロー図である。
【図9】設定情報取得の動作を示すフロー図である。
【図10】経路表の一例を示す図である。
【図11】トンネルデバイス経由の際のデータパケットの流れを示す模式図である。
【図12】切り替え処理の動作を示すフロー図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るネットワークインタフェース切替方法の動作を示すフロー図である。
【図14】通信NICリスト記憶装置の更新の動作を示すフロー図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る移動端末を用いたシステムの概要図である。
【図16】モバイルIPメイン制御装置の内部構成図である。
【図17】移動接続先の選択処理の動作を示すフロー図である。
【図18】ネットワークインタフェースの使用形態を示す模式図である。
【図19】異なったネットワーク間にて移動端末が移動する動作を表す模式図である。
【符号の説明】
1、1a…移動端末
2…ファイルサーバ
2…ルータ装置
3…パケット中継装置
4、4a…ルータ装置
6…ネットワーク網
11…入力装置
12…出力装置
13…通信制御装置
14…主記憶装置
15…CPU
15a…移動検出手段
15b…トンネルデバイス設定手段
15c…切替判断手段
15d…インタフェース切替手段
15e…再利用判断手段
15f…再利用手段
15g…ルータ要請手段
15h…ルータ広告手段
15i…登録要求パケット処理手段
15j…登録応答パケット処理手段
15k…ARP処理手段
15l…DHCP処理制御手段
15m…通信リンク監視手段
16…トンネルデバイス記憶装置
17…通信NICリスト記憶装置
18…プログラム記憶装置
21…入力装置
22…出力装置
23…通信制御装置
24…主記憶装置
25…CPU
25a…移動検出手段
25b…トンネルデバイス設定手段
25c…切替判断手段
25d…インタフェース切替手段
25e…再利用判断手段
25f…再利用手段
25g…ルータ要請手段
25h…ルータ広告手段
25i…登録要求パケット処理手段
25j…登録応答パケット処理手段
25k…ARP処理手段
25l…DHCP処理制御手段
25m…アクセスポイント情報取得手段
25n…ネットワークインタフェース判断手段
25o…移動接続先決定手段
26…トンネルデバイス記憶装置
27…リスト記憶装置
28…プログラム記憶装置
111…IP制御部
112…TCP/UDP部
113…アプリケーション部
201、201a…モバイルIPメイン制御部
204…DHCP部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile terminal and a network interface switching method for switching a network interface while continuing communication with a communication partner in connection between different networks or different types of wireless networks.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the advancement of IP network communication technology and mobile communication technology, the mobility and location transparency of mobile terminals are secured, and communication continues even if the mobile terminals move between different subnets or different Internet service providers There is an increasing demand for communication systems to be used. As a means for realizing this, for example, there is “Mobile IP” technology defined in RFC2002 and RFC3220 of IETF (see Non-Patent Document 1), and communication with a communication partner is continued even if a terminal moves across different subnets. It is known to be possible. In this mobile IP technology, a “mobile terminal” that is a communication terminal that moves through a network, a “home address” that is a universal IP address regardless of which network the mobile terminal is connected to, and a mobile terminal that is a destination network “Care of Address” temporarily used, “Home Agent” acting as a mobile terminal data receiver on the home network, “Foren Agent” acting as a mobile terminal data receiver on the destination network, etc. The
[0003]
As a method of switching the network interface by applying this “mobile IP”, the care-of address is acquired before switching the communication interface, and the care-of address is notified to the packet relay device that relays the packet. When switching the network interface, there is a method of notifying the packet relay device of the stop of use of the address before the movement again (for example, see Patent Document 1). Also, a method of switching the destination address of information to another interface while maintaining the state of the communication interface when moving within the areas by overlapping service areas provided by a plurality of types of mobile communication networks (for example, Patent Documents) 2).
[0004]
[Non-Patent Document 1]
Edited by IETF (Internet Engineering Task Force) "RFC (Request for Comments) 2002 and 3220"
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-290445
[0006]
[Patent Document 2]
JP 2003-125433 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the communication interface switching method disclosed in
[0008]
In this way, the packet relay apparatus side is advantageous in taking measures to prevent data loss on the mobile terminal side because data is duplicated and transferred to two destinations during switching work. Since the registration request packet is transmitted, processing on the mobile terminal side may be complicated. Furthermore, when the number of mobile terminals in the system increases, for example, to n, the packet transfer device corresponds to 2 × n packet transfer destinations. Problems such as high traffic will remain.
[0009]
Moreover, in
[0010]
The present invention has been made to solve the above-described problems. A mobile terminal and a network interface switching method capable of performing high-speed switching by setting a network interface and a tunnel device to be switched in advance are provided. The purpose is to provide.
[0011]
[Means for solving the problems]
In view of the above problems, the first feature of the present invention is that (a) setting means for setting information relating to an IP tunnel, which is a predefined communication procedure, for at least one or more network interfaces; (I) storage means for storing setting information for each IP tunnel setting; (c) movement detection means for receiving agent / router advertisement via network interface and detecting movement of own terminal; and (d) movement detection. A reuse determining means for determining whether the setting information of the network interface to be switched has been previously set and can be reused by referring to the setting information in the storage means; Reuse means for reusing network interface setting information when it is determined to be possible, and (f) network interface setting information. When reusing, by operating the routing table indicating the path of least communication data, and summarized in that a mobile terminal and an interface switching means for switching the network interface.
[0012]
Further, the first feature of the present invention is that: (g) a communication NIC list storage unit that stores a history of switching of network interfaces; And (i) the interface switching means refers to the history of the communication NIC list storage means when the communication state of the switching destination network interface deteriorates immediately after switching, and the network interface used immediately before And (n) network interface determining means for determining whether the same type of network interface is already connected to the access point that is the mobile connection destination, and (le) a memory in which information on the same type of network interface is already stored Card connected A mobile connection destination determination means for determining a candidate for an access point to be the next mobile connection destination, and (v) the interface switching means determines the next access point candidate by the mobile connection destination determination means. If it is, the network interface may be switched to correspond to the candidate access point.
[0013]
The second feature of the present invention is that (b) setting information relating to an IP tunnel, which is a predefined communication procedure, for at least one or more network interfaces; Storing the setting information in the storage means, (c) receiving the agent / router advertisement via the network interface, detecting the movement of the own terminal, and (d) attempting to switch after detecting the movement. Determining whether the network interface setting information has been previously set and is reusable by referring to the setting information in the storage means; and (e) when it is determined that the network interface is reusable. Reusing network interface configuration information, and (f) reusing network interface configuration information A step of switching a network interface by operating at least a route table indicating a route of communication data; and (g) a step of updating setting information used in communication when switching a network interface and storing the setting information in a storage unit. And a network interface switching method comprising:
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
(Communication system using mobile terminals)
First, an outline of the system operation of the mobile IP protocol using the mobile terminal according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Hereinafter, when the
[0015]
FIG. 1 shows a state before the
[0016]
The
[0017]
After moving, the
[0018]
The
[0019]
In the first embodiment of the present invention, in the
[0020]
This can be used, for example, in cooperation with the
[0021]
In addition, since the network interface and tunnel device setting information used for communication immediately before are retained, even if communication becomes impossible immediately after switching, the network interface is returned to the previous network interface. It is possible to switch.
[0022]
(Mobile terminal)
As shown in FIG. 4, the
[0023]
The
[0024]
The TCP /
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
A DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) unit 204 acquires information on a gateway address, a domain name, a subnet mask, and other network connections, like RFC 2131 of IETF.
[0028]
The mobile IP
[0029]
The tunnel
[0030]
For example, the top row in FIG. 6 assigns the tunnel device name “Tun_eth0” to the NIC name “eth0”. The care-of address has a net mask of 24 bits and is “192.168.10.1” (IP address), and the default router is “192.168.10.254”. In the case of wireless connection, the MAC address of the access point is stored as access point information, which means that the access point with the MAC address “00: 11: 22: 33: 44: 55” is connected. In addition to the MAC address, the “mobile connection destination” information may describe, for example, an SSID used for radio wave radio. Similarly, “eth1”, “eth2”, and “eth3” are set with care-of addresses, default routers, and the like.
[0031]
The communication NIC
[0032]
The
[0033]
The movement detection means 15a detects the movement of the
[0034]
The tunnel
[0035]
The switching
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The agent / router request means 15g creates an agent / router request for requesting an agent / router advertisement from the
[0040]
The agent / router advertisement means 15h is a module that receives an agent / router advertisement from the
[0041]
The registration request packet processing means 15 i is a module that transmits a registration request packet for temporary registration in the destination network to the
[0042]
The registration response packet processing means 15 j is a module that receives a registration response packet from the
[0043]
The ARP (address resolution protocol) processing means 15k is a module that acquires an unknown MAC address or the like from a known IP address. The
[0044]
The DHCP processing control unit 15l activates the DHCP unit 204 to acquire a care-of address when movement is detected by the
[0045]
The communication
[0046]
The
[0047]
(Tunnel device)
Here, an IP in IP tunnel defined in RFC 2003 used in mobile IP will be described with reference to FIG. On the IP in IP tunnel, since the new IP address destination and the IP address transmission source are added to the head of the original IP packet, the original IP packet is concealed. Such a tunnel is defined to be used between the
[0048]
In the case of a UNIX (registered trademark) kernel such as Linux or FreeBSD, for example, the tunnel device is a device created to facilitate input / output of IP packets between the kernel and application software. In general, the tunnel device name, care of address, tunnel mode (IP in IP, GRE, etc.), destination address (home agent or foreign agent address) and home address of the
[0049]
Since the tunnel
[0050]
There are the following methods for obtaining the care-of address and the IP address of the default router gateway.
[0051]
For example, the agent / router advertisement of the
[0052]
If the agent / router advertisement is not received for a long time, the
[0053]
In a network that does not have a foreign agent such as the
[0054]
(Network interface switching method)
When switching the communication NIC, the operation for reducing the number of IP address acquisitions by reusing previously set network configuration information will be described with reference to the flowchart of FIG. The following operation will be described on the assumption that it is necessary to switch the network to which the
[0055]
(A) First, in step S101, as the
[0056]
(B) Next, in step S102, the
[0057]
(C) In step S104, the
[0058]
(D) In step S103, for example, “eth1” cannot use previous setting information such as when trying to connect to an access point “aa: bb: cc: dd: ee: ff” different from FIG. If the setting information is outside the expiration date, the tunnel
[0059]
(E) In step S105, since the setting information can be reused, the setting information is referred to the previous setting information (see FIG. 6) held in the tunnel
[0060]
(F) Finally, in step S106, after acquiring the setting information, the
[0061]
Next, the setting information acquisition operation in step S103 in FIG. 8 will be described with reference to the flowchart in FIG.
[0062]
(A) In step S201, the agent / router advertising means 15h confirms whether an agent / router advertisement is received. If the agent / router advertisement has been received, since the IP address of the
[0063]
(B) In step S202, the tunnel
[0064]
(C) In step S203, the DHCP process control unit 15l activates the DHCP unit 204 to acquire an IP address (care of address). In step S204, it is confirmed as a result of the acquisition whether the IP address has been obtained from the DHCP server or has failed due to a timeout or the like. If the IP address has been obtained correctly, the process proceeds to step S202. If the IP address cannot be obtained correctly, the process proceeds to step S205.
[0065]
(D) In step S205, the agent /
[0066]
(E) In step S206, an error flag is set. If acquisition of the IP address fails in step S203, an agent request is issued to urge agent router advertisement issuance. As a result of issuing the agent request in step S205, if there is a response of the agent / router advertisement, the setting information is updated in step S202. If there is no response, an error flag is set. At this time, it is desirable not to update the setting information.
[0067]
As described above, the setting information of the tunnel
[0068]
Next, the NIC switching process by the route table operation in step S106 in FIG. 8 will be described. Although physical wiring may be changed to switch the NIC, it is desirable to change the NIC by manipulating the routing table managed by the
[0069]
As shown in the route table before the change in FIG. 10A, the route table includes “Destination” that is the IP address that is the destination of the data packet, “Gateway” that is the IP address of the gateway, and “Genmask” that indicates the netmask. "Flags" indicating flags, "MSS" specifying the maximum segment size in the route, "Window" specifying the window size in TCP, "irtt" specifying the initial round trip time of TCP in the route, interface used It is a database that designates “Iface”, which is the name of the NICs 101-104.
[0070]
The upper part of the route table before the change in FIG. 10A means that the data packet of the netmask “255.255.255.0” with the IP address “192.168.0.0” uses the NIC “eth0” to transmit data. Normally, the higher the priority is in the database at the top of the route table, the data is transmitted using the matching transfer means. If it does not match, the next database is referenced. For example, a data packet addressed to the IP address “192.168.0.100” matches the uppermost database and is transferred using the NIC “eth0”.
[0071]
The database for the IP address “127.0.0.0” in the next stage in FIG. 10A is a basic definition necessary for looping back a packet inside the mobile terminal (local). That is, the data packet addressed to the netmask “255.0.0.0” with the IP address “127.0.0.0” uses the interface “lo” indicating the loop. Further, the lowermost level means that the IP address “0.0.0.0”, that is, all the data packets that do not match the upper level are transferred to the gateway “192.168.0.1” using the NIC “eth0”. From the route table before the change in FIG. 10A, it can be seen that the IP network using the NIC “eth0” is the subnet of “192.168.0.0” and the netmask “255.255.255.0”.
[0072]
Subsequently, a route table operation for switching the
[0073]
The purpose of the first row of the route table in FIG. 10B is to correct or add a route addressed to the
[0074]
The purpose of the second row of the route table in FIG. 10B is to modify or add the route of the network to which the NIC “eth1” is connected. This is because the data packet with the destination “192.168.1.0” and the netmask “255.255.255.0” uses the NIC “eth1”, and this line need not be added. The third to fourth rows of the route table in FIG. 10B depend on the route before the change. In addition, since it has the same meaning as the upper stage and the next stage in FIG. However, the third line may be deleted.
[0075]
The purpose of the fifth line of the route table in FIG. 10B is to modify and add a route so that data packets other than those described above pass through the tunnel device. This means that the IP address “0.0.0.0”, that is, all data packets that do not match the upper row are transferred using the interface “tun_eth1” as the gateway “192.168.0.230”. The gateway of the tunnel device preferably specifies the IP address of the packet relay device. “Tun_eth1” is the tunnel device shown in FIG. 6, and it is necessary to finish setting of the tunnel device before adding this line.
[0076]
In the first embodiment of the present invention, the routing table is operated, and the data packet transmitted by the application is finally set to be always transmitted via the tunnel device.
[0077]
By manipulating the routing table in this way, the flow of data packets can be controlled as shown in FIG. That is, before the routing table is changed, the data packet from the application is controlled via the NIC “eth0”, and after the routing table is changed, an IP in IP tunnel packet is generated by the tunnel device, and data is transmitted using the NIC “eth1”. Controlled so that packets are forwarded. Similarly, when switching to “eth2”, “eth3”, or the like, the NIC can be switched by operating the routing table.
[0078]
Next, the actual control flow (step S106 in FIG. 8) will be described with reference to FIG.
[0079]
(A) First, in step S301, the tunnel
[0080]
(B) In step S302, the
[0081]
(C) In step S 303, the registration request packet processing means 15 i transmits a registration request packet to the
[0082]
According to the above switching process, the flow of the data packet is controlled by the operation of the routing table by the
[0083]
When starting the switching process of FIG. 12, it may be checked whether the error flag shown in step S206 of FIG. 9 is set. In this case, since appropriate setting information cannot be set in the
[0084]
Thus, in the first embodiment of the present invention, it is determined whether or not the previous setting information can be effectively reused (steps S102, S104, etc.). For this reason, even if the
[0085]
(Example of change)
In the switching process according to the first embodiment of the present invention, the radio wave wireless strength and the optical link signal do not become unstable immediately after switching the
[0086]
As shown in FIG. 13, the communication NIC
[0087]
The update operation of the communication NIC
[0088]
(A) In step S501, the communication
(B) In step S503, the
[0089]
(C) In step S504, the
[0090]
(D) In step S505, the communication
[0091]
(E) In step S506, if the communication status is improved, this flow processing is terminated.
[0092]
According to the modification of the first embodiment of the present invention, since the setting information is stored in the tunnel
[0093]
In the first embodiment of the present invention, the
[0094]
(Second Embodiment)
A communication system using the mobile terminal 1a according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0095]
The mobile terminal 1 a of this communication system connects the
[0096]
In the above communication system, there may occur a situation in which the
[0097]
Therefore, when the
[0098]
(Mobile terminal)
As shown in FIG. 4, the mobile terminal 1a includes an
[0099]
As shown in FIG. 16, the mobile IP main control unit 201a (201) includes an
[0100]
The access point
[0101]
(Network interface switching method)
Hereinafter, mobile connection destination selection processing for avoiding duplication of access points will be described with reference to FIG. This selection process is preferably performed in addition to step S101 in FIG.
[0102]
(A) First, in step S601, the access point
[0103]
(B) In step S602, the network interface determination unit 25n confirms whether the same type of NIC is already connected. If it is not connected, the process proceeds to step S603, where it is selected as a candidate for the mobile connection destination access points AP-1 and AP-2. If it is already connected, the process proceeds to step S604, and whether or not the access point is AP-1 or AP-2 already used is referred to and compared with the setting information of FIG. As a result of the comparison, if it is an access point not shown in FIG. 6, that is, an access point that has not been used yet, the process proceeds to step S603, and the mobile connection destination determination means 25o selects the access point as a mobile connection destination candidate. On the other hand, if it is determined that it is used, this processing flow ends.
[0104]
According to the second embodiment of the present invention, even when a plurality of access points and a plurality of
[0105]
Also, when two NICs are used, as shown in FIG. 18A, when two IEEE 802.11b NICs are connected, as shown in FIG. 18B, IEEE 802.11a and IEEE 802.11b. In the case of connecting a NIC, a configuration in which an IEEE802.11b and a 100BASE-TX NIC are connected as shown in FIG. The types of network interfaces are not limited to these, and radio waves, infrared radios (optical radios) NICs, and the like that can be connected to the IP network can also be used.
[0106]
The setting information in the tunnel
[0107]
Furthermore, devices, system configurations, methods, standards, and the like used in the embodiments of the present invention are examples, and the present invention is of course not limited thereto.
[0108]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a mobile terminal and a network interface switching method capable of performing high-speed switching and having high compatibility with an external network by setting a network interface and a tunnel device to be switched in advance. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a system using a mobile terminal according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram of a system using a mobile terminal according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram of a system using a mobile terminal according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an internal configuration diagram of a mobile terminal according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an internal configuration diagram of a mobile IP main control device.
FIG. 6 is a data configuration diagram of setting information in a tunnel device storage device.
FIG. 7 is a schematic diagram showing an example of a tunnel device structure.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation of the network interface switching method according to the first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing an operation for acquiring setting information.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a route table.
FIG. 11 is a schematic diagram showing a flow of a data packet when passing through a tunnel device.
FIG. 12 is a flowchart showing an operation of a switching process.
FIG. 13 is a flowchart showing an operation of the network interface switching method according to the first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart showing an operation of updating the communication NIC list storage device.
FIG. 15 is a schematic diagram of a system using a mobile terminal according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an internal configuration diagram of the mobile IP main control device.
FIG. 17 is a flowchart showing the operation of a mobile connection destination selection process.
FIG. 18 is a schematic diagram showing how the network interface is used.
FIG. 19 is a schematic diagram illustrating an operation in which a mobile terminal moves between different networks.
[Explanation of symbols]
1, 1a ... mobile terminal
2 ... File server
2 ... Router device
3. Packet relay device
4, 4a ... Router device
6 ... Network
11 ... Input device
12 ... Output device
13. Communication control device
14 ... Main memory
15 ... CPU
15a ... Movement detection means
15b ... Tunnel device setting means
15c ... Switching judgment means
15d: Interface switching means
15e ... Reuse determination means
15f ... Reuse means
15g ... Router request means
15h ... Router advertisement means
15i ... Registration request packet processing means
15j ... Registration response packet processing means
15k ... ARP processing means
15l ... DHCP processing control means
15m ... Communication link monitoring means
16 ... Tunnel device storage device
17 ... Communication NIC list storage device
18 ... Program storage device
21 ... Input device
22 ... Output device
23. Communication control device
24. Main memory device
25 ... CPU
25a ... Movement detection means
25b ... Tunnel device setting means
25c: switching determination means
25d: Interface switching means
25e ... Reuse determination means
25f ... Reuse means
25g ... Router request means
25h ... Router advertisement means
25i ... Registration request packet processing means
25j ... Registration response packet processing means
25k ... ARP processing means
25l ... DHCP processing control means
25m ... access point information acquisition means
25n ... Network interface judgment means
25o ... Mobile connection destination determination means
26 ... Tunnel device storage device
27 ... List storage device
28 ... Program storage device
111 ... IP control unit
112 ... TCP / UDP part
113 ... Application section
201, 201a: Mobile IP main control unit
204 ... DHCP part
Claims (6)
前記IPトンネルの設定毎に設定情報を記憶する記憶手段と、
前記ネットワークインタフェースを介してエージェント・ルータ広告を受信し、自端末の移動を検知する移動検出手段と、
前記移動の検知後、切り替えようとする前記ネットワークインタフェースの設定情報が、以前に設定されており且つ再利用可能であるかを記憶手段内の設定情報を参照して判断する再利用判断手段と、
再利用可能であると判断された際、前記ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する再利用手段と、
前記ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する際、少なくとも通信データの経路を示す経路表の操作により、前記ネットワークインタフェースを切り替えるインタフェース切替手段
とを備えることを特徴とする移動端末。A setting means for setting information relating to an IP tunnel, which is a predefined communication procedure, for each of at least one or more network interfaces;
Storage means for storing setting information for each setting of the IP tunnel;
A movement detecting means for receiving an agent / router advertisement via the network interface and detecting movement of the own terminal;
Reuse determination means for determining whether the setting information of the network interface to be switched after detection of the movement has been previously set and is reusable with reference to the setting information in the storage means;
Reusable means for reusing the setting information of the network interface when it is determined that it can be reused;
A mobile terminal comprising: interface switching means for switching the network interface by operating at least a route table indicating a route of communication data when reusing the setting information of the network interface.
前記ネットワークインタフェースに係るネットワークの通信リンクの状態を監視する通信リンク監視手段とを備え、
前記インタフェース切替手段は、前記切り替えの直後に切り替え先の前記ネットワークインタフェースの通信状態が悪化した場合には、前記通信NICリスト記憶手段の前記履歴を参照し、直前に使用していたネットワークインタフェースへ切り替えることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。Communication NIC list storage means for storing a history of switching of the network interface;
Communication link monitoring means for monitoring the state of the communication link of the network related to the network interface,
The interface switching unit refers to the history of the communication NIC list storage unit and switches to the network interface used immediately before when the communication state of the network interface of the switching destination deteriorates immediately after the switching. The mobile terminal according to claim 1.
既に同種の前記ネットワークインタフェースに関する情報が記憶されているメモリカードが接続されている場合、次の移動接続先となる次のアクセスポイントの候補を決定する移動接続先決定手段とを更に備え、
前記インタフェース切替手段は、前記移動接続先決定手段により前記次のアクセスポイントの候補が決定されている場合、その候補であるアクセスポイントに対応するよう前記ネットワークインタフェースを切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動端末。Network interface determination means for determining whether the same type of network interface is already connected to an access point that is a mobile connection destination;
A mobile connection destination determination means for determining a candidate for the next access point to be the next mobile connection destination when a memory card that already stores information on the network interface of the same type is connected;
The interface switching unit switches the network interface so as to correspond to the access point that is a candidate when the next access point candidate is determined by the mobile connection destination determination unit. Or the mobile terminal of 2.
前記IPトンネルの設定毎に設定情報を記憶手段にて記憶させるステップと、
前記ネットワークインタフェースを介してエージェント・ルータ広告を受信し、自端末の移動を検知するステップと、
前記移動の検知後、切り替えようとする前記ネットワークインタフェースの設定情報が、以前に設定されており且つ再利用可能であるかを記憶手段内の前記設定情報を参照して判断するステップと、
再利用可能であると判断された際、前記ネットワークインタフェースの設定情報を再利用するステップと、
前記ネットワークインタフェースの設定情報を再利用する際、少なくとも通信データの経路を示す経路表の操作により、前記ネットワークインタフェースを切り替えるステップと、
前記ネットワークインタフェースを切り替える際、通信にて使用した設定情報を更新し、前記記憶手段にて記憶させるステップ
とを備えることを特徴とするネットワークインタフェース切替方法。Setting information on an IP tunnel, which is a predefined communication procedure, for each of at least one or more network interfaces;
Storing the setting information in the storage means for each setting of the IP tunnel;
Receiving an agent-router advertisement via the network interface and detecting the movement of the terminal;
Determining, after the detection of the movement, whether the setting information of the network interface to be switched has been previously set and is reusable with reference to the setting information in the storage means;
Reusing the setting information of the network interface when it is determined that the network interface can be reused;
When reusing the setting information of the network interface, switching the network interface by operating at least a route table indicating a route of communication data;
And a step of updating the setting information used in communication and storing it in the storage means when switching the network interface.
前記ネットワークインタフェースに係るネットワークの通信リンクの状態を監視するステップとを備え、
前記ネットワークインタフェースを切り替えるステップは、前記切り替えの直後に切り替え先の前記ネットワークインタフェースの通信状態が悪化した場合には、前記通信NICリスト記憶手段の前記履歴を参照し、直前に使用していたネットワークインタフェースへ切り替えることを特徴とする請求項4に記載のネットワークインタフェース切替方法。Storing the network interface switching history in a communication NIC list storage means;
Monitoring a state of a communication link of a network related to the network interface,
The step of switching the network interface refers to the network interface used immediately before by referring to the history of the communication NIC list storage means when the communication state of the switching destination network interface deteriorates immediately after the switching. 5. The network interface switching method according to claim 4, wherein the network interface switching method is performed.
既に同種の前記ネットワークインタフェースに関する情報が記憶されているメモリカードが接続されている場合、次の移動接続先となる次のアクセスポイントの候補を決定するステップとを更に備え、
前記ネットワークインタフェースを切り替えるステップは、前記次のアクセスポイントの候補が決定されている場合、その候補であるアクセスポイントに対応するよう前記ネットワークインタフェースを切り替えることを特徴とする請求項4又は5に記載のネットワークインタフェース切替方法。Determining whether the same type of network interface is already connected to an access point that is a mobile connection destination;
A step of determining a next access point candidate to be a next mobile connection destination when a memory card that already stores information on the same type of network interface is connected;
The network interface switching step according to claim 4 or 5, wherein when the next access point candidate is determined, the network interface is switched to correspond to the candidate access point. Network interface switching method.
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