JP3668397B2 - ゼリー菓子の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は粒状コンニャクを含有するゼリー菓子の製造方法に関し、詳しくはゲル化剤を使用したゼリーに、水分含量を調整した粒状コンニャクを混合することにより、粒状コンニャクからゼリー部分へ水分が移行することなく、コンニャクのもつ食感を失うことのない、粒状コンニャク入りゼリー菓子を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゼリーとコンニャクを組み合わせたものとして、ゼリー食品にコンニャクの粉末を添加したもの(特開平06−284869号)、ゲル状デザート食品に粘度を調節したペースト状コンニャクを配合したもの(特開平01−262771号)、そしてゼリー製品に塊状、紐状、顆粒状或は微粒状とした食用コンニャクを混入したもの(特開平09−299059号)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ゼリー食品にコンニャク粉であるグルコマンナンを添加した製品やペースト状のコンニャクを配合したものは、その食感は従来のゼラチン、ペクチンやカラギーナンなどのゲル化剤を使用したゼリー菓子と大差はなく、2種類以上の異なった食感の変化を楽しむことはできない。
また、特開平09−299059号に開示の方法もコンニャクにオリゴ糖を配合する旨の記載はあるが、コンニャクを従来法のままで調製しているため、通常水分を80重量%以上含むコンニャクから、通常水分が15〜40重量%のゼリーへの水分の移行が起こり、コンニャクの持つ食感は失われてしまい、コンニャクとゼリーの2種類の食感を楽しむことはできなかった。
そこで本発明では、ゼリーとコンニャクの2つの異なった食感を楽しむことができる粒状コンニャク入りゼリー菓子の製造における方法を提供することを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明者らは鋭意研究の結果、粒状コンニャクを一度乾燥した後、糖液に浸漬することによって粒状コンニャクの水分含量を調整してからゼリーと混合することで、粒状コンニャクからゼリーへの濃度勾配による水分移行を防止できることを見出した。
【0005】
すなわち、本発明は、粒状コンニャク入りゼリー菓子の製造において、粒状コンニャクを水分が20重量%以下になるまで乾燥した後、糖液に浸漬することによって粒状コンニャクとゼリーとの水分含量の差異が15重量%以下になるよう調整してからゼリーと混合することよりなる、方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明についてさらに詳細に説明する。
【0007】
まず、本発明に用いる粒状コンニャクの調製方法について説明する。
原料として使用するコンニャク粉は植物分類上サトイモ科に属するAmorphophallus Konjac,K.Kochの塊茎(芋)に含まれるグルコマンナン(貯蔵性多糖類)を主成分とする物であればいかなるものでも良い。
【0008】
コンニャク原料の配合としてはコンニャク粉2〜25重量%に澱粉を2〜15重量%、糖質を10〜70重量%添加するのがあげられ、さらにまた、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガムなどのガム質を1.0〜10.0重量%混合することもできる。
【0009】
コンニャク原料である糖質としては砂糖、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、乳糖、ソルビトール、エリスリトール、ラクチトール、パラチノース、キシリトール、マルチトールフラクトオリゴ糖、カップリングシュガー、ポリデキストロースなど通常製菓用に使用する糖質であればいかなるものでもよい。
【0010】
コンニャク原料である澱粉としてはタピオカ澱粉や小麦澱粉などの通常製菓用、食品製造に使用される澱粉であればいかなる物でも良い。
【0011】
粒状コンニャクの製造としては上記の原料に水10〜60重量%を添加して良く練った後、水酸化カルシウムなどのアルカリを0.1〜1.0重量%加え、エクストルーダーノズルからの押出成型法あるいはミートチョッパーによる破砕により粒径 1〜10mmとなるよう形を整えた後、80〜100℃で5〜30分加熱してゲル化させ、必要に応じて遠心分離機を用いて水分含量が約80重量%程度になるまで水切りを行うことがあげられる。
【0012】
次に、粒状コンニャクの水分含量の調整については、得られた粒状コンニャクを80〜120℃の熱風等によって30〜60分、水分が20重量%以下、望ましくは10%重量以下となるように乾燥し、さらに、その乾燥粒状コンニャクを糖度40〜75度のソルビトールやマルチトールなどの液糖及び水からなる糖液と混合、浸漬することにより、粒状コンニャクの水分含量を望ましくは20〜70重量%、さらに望ましくは25〜35重量%に調整し、かつ、後に混合するゼリー溶液との水分含量の差異を15重量%以下とすることがあげられる。水分含量が20重量%以下の場合には粒状コンニャクとゼリーを混合した後にゼリー部分が萎んでしまい、また水分含量が70重量%以上の場合には高水分タイプのゼリーと混合するとゼリー部分の水分含量が85重量%を超えてしまったり、コンニャクらしい食感が感じられなくなる場合があり、製品として保形性、保存性、食感等に問題が生じる。また、糖液の水分含量は20〜70重量%が好ましく、糖液との混合比率は乾燥粒状コンニャクが20〜50重量%、液糖が30〜60重量%、水が20〜40重量%である。
なお、乾燥前にも粒状コンニャクを前記糖液に浸漬することにより、より効率よくコンニャクの水分含量を低減させたり、コンニャクへの糖質の浸透を均一に効率良く行うことができ、糖液への浸漬、乾燥は繰り返し行うこともできる。
【0013】
次に、本発明に用いるゼリーの調製方法について説明する。
原料として使用するゲル化剤としてはゼラチン、ペクチン、カラギーナン、アラビアガム等通常のゲル化剤の単独または混合使用があげられ、ゼラチンを用いる場合は、牛骨、牛皮、豚皮由来の、酸処理あるいはアルカリ処理によって得られた通常のゼラチンの何れを用いてもよいが、食感の面からは前者が望ましい。ゼラチンのブルームとしては通常用いられる150〜300、望ましくは240〜280のものを、粘度は25〜55mps、望ましくは30〜40mpsを用いるとよい。
【0014】
またゼリーに配合する糖質としてはグラニュー糖、水飴、麦芽糖などの他にソルビトールやマルチトール等の糖アルコールを使用することができる。その他の原料としてはクエン酸やリンゴ酸などの酸味料、香料、濃縮果汁、色素、ペプタイド、各種ビタミン、ミネラル等を用いることができる。
【0015】
ゼリーの調製方法としては、前記糖質を所定の糖度になるように煮詰め、これに予め2倍量の温水(60℃)に溶解しておいたゼラチンを、ゼリー全体の5〜10重量%となるように添加し、さらにこれに必要に応じて香料、果汁、酸味料などを加えることによりゼリー溶液を得ることが挙げられ、ゼリー溶液の水分含量は15〜85重量%とするのが好ましい。使用する糖質の配合は求めようとする製品によって調整するが、砂糖であれば30〜50重量%、水飴であれば40〜70重量%程度が望ましい。糖質の煮詰温度は煮詰めた後添加する果汁やゼラチン溶液の量によって異なるが、100〜130℃で10〜30分行なえばよい。ゼリー溶液の糖度は求める製品の保存性や食感によって異なるが、常温で2週間以上の長期保存に耐える品質を求めるのであれば70〜85度が望ましい。
【0016】
以上の手法によって得られたゼリー溶液及び粒状コンニャクを1軸あるいは2軸の混合ミキサーによって混合する。混合比率は求めようとするゼリー菓子製品によって自由に調整されるが、ゼリー溶液50〜80重量%、粒状コンニャク20〜50重量%が望ましい。またこの時品温が60〜80℃になるように温度を調節することが望ましい。品温が60℃以下の場合には製品の粘度が上昇し作業効率が悪くなる。
【0017】
本発明を用いて粒状コンニャク入りゼリー菓子を製造するには、さらに、混合したゼリー溶液と粒状コンニャクを固化する為の型に充填する。充填方法としては一般にスターチモールド方式、パンタトレー方式などがあるが、スターチモールド方式が望ましい。スターチモールド方式とは平らに均したコーンスターチ等を石膏、アルミの型で型抜きし、そこにデポジッターと呼ばれるピストン方式の充填機によってゼリー溶液を充填する方法である。
充填後は室温15〜25℃、湿度40〜60%RHで管理された部屋にて15〜48時間保持することにより、粒状コンニャク入りゼリー溶液を固化させ、求める水分含量まで乾燥させることにより、粒状コンニャク入りゼリー菓子ができる。型となるコーンスターチは3〜8重量%の水分含量のものを用いることが望ましい。
【0018】
乾燥したゼリー菓子をモールドから取り出し、必要に応じて艶出しあるいは付着防止のためのオイルやカルナバワックスの表面塗布処理を施し、包装する。
【0019】
以上は本発明を用いて製造されるゼリー菓子の製造の一例であるが、これに適宜応用変更を加えることは言うまでもなく可能である。本発明ではゼリー菓子に食感の異なる粒状コンニャクを混合すること、其の粒状コンニャクは一旦乾燥された後、所定の水分含量に調整されることが重要である。
【0020】
また、別の本発明としては、前記粒状コンニャク入りゼリー菓子をさらに糖衣掛けしたゼリー菓子が挙げられる。
糖衣掛けの方法としては、前記粒状コンニャク入りゼリー菓子を円柱状あるいは中空の球形状ドラム等の転動装置に投入して回転させながら、糖衣成型用シロップを投入した後、砂糖を投入することを数回繰り返して糖衣を形成し、さらに乾燥することによる、方法があげられる。この作業において糖衣成型用シロップ投入前に予め油脂を投入してゼリー菓子に油脂を被覆させることにより作業途中におけるゼリー製品どおしの結着を防止することができたり、最終ゼリー菓子製品の水分飛散を抑えることができる。油脂としては、20℃から40℃の範囲の融点を持つ油脂であればいかなる食用油脂でも良く、常温での使用を考えると30℃から35℃の融点の油脂が被覆時の固化速度が適当であり、口溶けへの影響が少ないという理由から望ましく、使用量としては、被覆するゼリー菓子に対して0.5〜3.0重量%の油脂を被覆することが望ましい。
糖衣成型用シロップとしては、砂糖や水飴を煮詰めて加水により水分含量を20―40重量%に調整した通常のシロップでもよいが、シロップ全量に対して2.0〜12.0重量%のアラビアガム、ゼラチン、キサンタンガム等のゲル化剤を加えたシロップを用いれば、作業において予め油脂被覆を行う場合との組み合せにおいて、ゼリー菓子が高水分で硬度が低くても糖衣形成がし易い。最終的に使用する糖衣成型用シロップの量は投入するゼリー菓子に対して4.0〜20.0重量%が適当であり、砂糖の量は投入するゼリー菓子に対して 1〜30重量%が適当である。
【0021】
【実施例】
次に発明の実施の形態に基づいて本発明の実施例を挙げるが、本発明は当該実施例によって何ら限定されるものではない。
なお、実施例における糖度は屈折計(株式会社アタゴ社製N−3E型)を用いて測定した。
【0022】
実施例1 粒状コンニャク入りゼリー菓子の製造
(1)まず以下の手順によりゼリー溶液を製造した。
ゼラチン(ニッピゼラチン工業製250ブルーム)7.0部を14.0部の水に膨潤させたのち60℃に30分加温保持して溶解させたものと、35.0部の砂糖(伊藤忠精糖製)および45.0部の酵素糖化水飴(日研化学製、糖度75.0度)を混合して煮詰釜に投入し、加熱して140℃に煮詰め、水分を20.0重量%にしたのち、クエン酸(扶桑化学製)1.0部、赤キャベツ色素(東洋インキ製)0.1部、リンゴ香料(長谷川香料製)0.1部を加えて混合し、水分含量20重量%、糖度79度のゼリー溶液を製造した。
(2)次に以下の手順でゼリー溶液に混合する粒状コンニャクを製造した。
コンニャク粉(清水化学製)5部、タピオカ澱粉(岡常商事取り扱い)8部、酵素糖化水飴(日本澱粉化学製、糖度75度)30部、仕込み水30部を混合し、1時間放置した後、濃度10重量%の水酸化カルシウム溶液を2.5重量%添加し、良く混合し、更に20分放置した後、ミートチョッパーにて径2〜5mmの粒状コンニャクを成形し、85〜90℃の熱水にて10分間加熱し、ゲル化を完了した。
この粒状コンニャク100部を14.5部の酵素糖化水飴(日研化学製、糖度70度)に3時間浸漬し、遠心分離機で脱水した後、80〜90℃の熱風乾燥機にて1時間乾燥したところ、水分含量が7.0重量%にまで減少した乾燥粒状コンニャクを得た。
この乾燥粒状こんにゃく35部に常温(25℃)の水を15部加え、1時間放置した後、更に常温(25℃)のソルビトール液(糖度70度)を50部加え、糖液に浸漬したまま加熱釜で85℃、30分間加熱し、殺菌することにより、水分含量30重量%、糖度75度に調整した粒状コンニャクを製造した。
(3)続いて以下の手順によりゼリー溶液と粒状コンニャクを混合してゼリー菓子を製造した。
2軸ミキサーを用い、75℃に調温したゼリー溶液及び60℃に調温した粒状コンニャクを混合比率ゼリー溶液50重量%、粒状コンニャク50重量%とした条件で混合することにより粒状コンニャク入りゼリー溶液を得た。この粒状コンニャク入りゼリー溶液をあらかじめ準備した水分含量5重量%のコーンスターチ型に3.0gずつ投入し、そのまま24時間保存して、ゼリー部分の水分含量が20重量%となるまで乾燥した後に型から取り出した。取り出されたゼリー菓子に、付着防止のため0.2重量%の中鎖脂肪酸オイルでコーティングを施し、粒状コンニャク入りゼリー菓子を製造した。
【0023】
比較例1
粒状コンニャクを混合しないこと以外は実施例1に記載の方法に準じて粒状コンニャク粒を含有しないゼリー菓子を得た。
【0024】
試験例1
実施例1および比較例1で得られた2種類のゼリー菓子について、女子高校生50名、女子大生50名のパネルを用いて嗜好の比較試験を実施した。なお、比較試験における官能評価は、設計された配合によってもたらされるゼリーの食感と、その中に添加された粒状コンニャクの硬さの違いが口中で認識されることにより「好ましい」と評価した。結果を表1に示した。
【0025】
【0026】
実施例2 糖衣掛けゼリー菓子の製造
(1)以下の手順で糖衣掛けに用いるシロップを調製した。
砂糖(伊藤忠精糖製)47.98部、酸糖化水飴(参松工業製)45.97部及びアラビアガム(ガムアラビックカンパニー製)5.0部を混合してクッカーに投入し、110℃まで煮詰めて混合したのちクエン酸(扶桑化学製)1.0部、リンゴ香料(長谷川香料製)0.05部を加えて混合した後、加水して水分含量を30.0重量%に調整することにより糖衣成型用シロップを調製した。
(2)続いて以下の手順でゼリー菓子の表面に糖衣層を形成した。
実施例1に記載の方法に準じて得られた粒状コンニャク入りゼリー溶液を型に投入後、20℃、相対湿度48%の部屋に24時間静置し、コンニャク部分とゼリー部分の糖度がそれぞれ80度となったことを確認のうえ、ゼリー菓子を型から外して粒状コンニャク入りゼリー菓子を得た。さらに、この粒状コンニャク入りゼリー菓子を回転する円柱ドラムまたは中空球状ドラム中に投入し、ゼリー菓子に対して1重量%となるように油脂としてやし油を添加し、ゼリー菓子表面に素早く全体に油脂を被覆した後、これを室温20℃、相対湿度48%の部屋に24時間静置してゲル化を安定させることにより油脂を被覆したゼリー菓子を得た。
次に、この油脂を被覆したゼリー菓子60kgを回転釜に投入し、回転を始め、続いて前記糖衣成型用シロップ0.6kgを投入し、粘りが出たら砂糖を2kg投入した。この操作を2回繰り返し行うことにより糖衣層を形成してさらに1日乾燥して最終製品である粒状コンニャク入り糖衣掛けゼリー菓子を製造した。
【0027】
比較例2
粒状コンニャクを混合しないこと以外は実施例1に記載の方法に準じて得られるゼリー溶液を型に投入後、実施例2に記載の方法に準じて粒状コンニャクを含まない糖衣掛けゼリー菓子を製造した。
【0028】
試験例2
実施例2で得られたコンニャク粒入り糖衣掛けゼリー菓子(糖度80)と比較例2で得られた従来の糖衣掛けゼリー菓子(糖度80)との嗜好性の確認を行うために女子中学生、女子高校生各50人に対して嗜好調査を行った。なお、嗜好調査における官能評価は、設計された配合によってもたらされるゼリーの食感と、その中に添加された粒状コンニャクの硬さの違い、さらに糖衣の3つの食感が口中で認識されることにより「好ましい」と評価した。結果を表2に示した。
【0029】
【0030】
【発明の効果】
本発明により、従来のコンニャク入りゼリーにはなかった、ゲル化剤によるゼリーとコンニャクマンナンによる粒状コンニャクとの、複数のゲルの食感の違いを口中で同時に感ずる事により相乗効果的に新しいおいしさをもつゼリー菓子を提供することが可能となった。
粒状コンニャクを乾燥した後、糖液に浸漬することにより、粒状コンニャクの水分含量と混合しようとするゼリーの水分含量との差を一定の範囲内に合わせることができ、相互の水分の濃度勾配が小さくなり、混合後の水分移行によりゼリー部分、コンニャク部分の経時的な硬さの変化を生じせしめない事が可能となり、また、粒状コンニャクの水分の一部を糖質に置き換えることにより、ゼリー部分への水分移行が防止され、粒状コンニャクの萎みを防ぐことも出来る。
Claims (4)
- 粒状コンニャクを含有するゼリー菓子の製造において、粒状コンニャクを水分が20重量%以下になるまで乾燥した後、糖液に浸漬することによって粒状コンニャクとゼリーとの水分含量の差異が15重量%以下になるよう調整してからゼリーと混合することよりなる、方法。
- ゼリーの水分含量が15〜85重量%、粒状コンニャクの水分含量が20〜70重量%である請求項1に記載の方法。
- 浸漬に用いる糖液の水分含量が20〜70重量%である、請求項1または2に記載の方法。
- 請求項1〜4に記載の方法を用いて製造されるゼリー菓子の表面に糖衣掛けを施したゼリー菓子。
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