JP3655837B2 - 携帯電話機及び携帯電話機による時刻報知方法 - Google Patents
携帯電話機及び携帯電話機による時刻報知方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機及び携帯電話機による時刻報知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機には音声以外の光または振動で着信を報知する機能が備えられており、静寂な場所や着信音を鳴らすことが好ましくない場面、例えば、会議や商談中、対話中などは、音による着信報知からバイブレータ振動による着信報知に切り替えて用いられる。また、一般に携帯電話機は時計機能も備えており、時計を持っていない場合でも携帯電話機の表示部を見ることによって現在の時刻を知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の携帯電話機では、バイブレータ振動によって着信を報知することができるが、携帯電話機に備えられた時計機能を用いて時間を確認するには、表示部を見るか又は音声による時間アナウンスを鳴らして確認しなければならない。
【0004】
このような表示又は音声アナウンスによる時間の確認方法では、小さな画面の表示を見て時刻を認識しなければならず、また、周囲の雑音が大きい場所等では音声アナウンスが聞き取りにくい場合もあり、特に、目や耳が不自由なユーザにとっては、このような方法では時刻の確認が容易ではない。また、会議や試験の最中や、顧客との対話中などでは、携帯電話機の表示を見たり音声アナウンスを鳴らすこともできない場合もあり、このような場合には携帯電話機で時間を確認することはできない。
【0005】
上記時間の確認に対して、携帯電話機ではなく腕時計等の時計自体にバイブレータ機能を持たせ、所定の時刻が到来した場合、又は所定の時間が経過した場合にバイブレータを振動させる方法が、特開平2−24591号公報、特開平11−194186号公報等に記載されている。この方法によれば、直接時計を見ることなく現在の時刻を知ることができるが、通常、時計にはバイブレータ機能は組み込まれておらず、このような用途のためにバイブレータ機能を別途設けると、時計自体の重量が重くなったり寸法が大きくなったりするという不具合が生じる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、表示画面を視認したり、音声アナウンスを鳴らすことなく、簡便かつ確実に時間を知ることができる携帯電話機及び携帯電話機における時刻報知方法を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の携帯電話機の時刻報知方法は、計時手段とバイブレータとを少なくとも有する携帯電話機における時刻報知方法であって、前記携帯電話機に時刻確認モードへの切り替え手段を有し、前記時刻確認モードに設定されている場合には、前記携帯電話機前面の主たる操作部から離間した、背面、上面又は側面のいずれかの位置に設けた操作スイッチの押圧により、前記計時手段により計時される現在の時刻を読み取って所定の振動パターンに変換し、該所定の振動パターンに基づいて前記バイブレータが振動し、前記時刻確認モードに設定されていない場合には、前記操作スイッチの押圧により他の機能が動作するものである。
【0013】
このように、本発明は上記構成により、目の不自由な人や耳の不自由な人であっても、時刻に対応させてバイブレータを所定の時間や回数で振動させることによって、時間を報知することができる。そして、取り扱いの容易な位置に設けたスイッチを押すだけで時間を知ることができるため、ポケットから携帯電話機を取り出さなくても時間を知ることができる。更に、音声によるアナウンスでは、周囲の騒音等により聞こえにくいこともあるが、振動で時間を報知することにより、周囲の騒音に影響されることなく確実に時間を知ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る携帯電話機は、その好ましい一実施の形態において、筐体の背面等の操作の容易な所定の位置に設けたキー操作部と、バイブレータと、時間生成回路から現在の時刻を読み取り、所定の振動パターンに変換する時間/変換回路と、該振動パターンに基づいてバイブレータの振動を制御する制御部とを備え、キー操作部を押圧することにより、時間に対応した振動パターンと分に対応した振動パターンとからなる振動パターンでバイブレータが振動して現在の時刻が報知され、表示を見たり音声アナウンスを聞くことなく、携帯電話機によって時間を知ることができる。
【0015】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る携帯電話機及び携帯電話機による時刻報知方法について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る携帯電話機の構造を模式的に示す斜視図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。また、図2は、本実施例の携帯電話機の構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施例の特徴部分である時刻と振動パターンとの対応関係の一例を示す図であり、図4は、本実施例のバイブレータによる時刻報知手順を示すフローチャート図である。
【0016】
図1に示すように、本実施例の携帯電話機7は、筐体8と、筐体8の正面に設置される表示部9及び携帯電話の基本的な操作を行う主操作部10と、アンテナ11と、筐体8内部に設置されるバイブレータ1に加え、主操作部10と反対側の背面等のわかりやすい位置にキー操作部2が設置されている。そして、このキー操作部2を動作させることによってバイブレータ1が所定の振動パターンで動作する。
【0017】
なお、図1では、キー操作部2を携帯電話機7の筐体8の背面に設けた例について記載しているが、キー操作部2が設置される場所は筐体8の背面に限られず、主操作部10から離れた位置であって操作をしやすい場所、例えば、筐体8の上部や側部等に設けることもできる。
【0018】
また、図2に示すように、本実施例の携帯電話機7は、時間の基準となる基準発振器3と、基準発振器3から周波数信号を受信して時間を生成する時間生成回路4と、時間生成回路4から受信した時間信号をバイブレータ1の振動パターンに変換する時間/振動変換回路5と、時間確認の操作をするためのキー操作部2と、時間を振動で伝えるためのバイブレータ1と、各回路を制御する制御部6とを含み構成されている。
【0019】
キー操作部2にて、あらかじめ時計確認モードに設定しておいた場合、携帯電話のわかりやすい位置に設置されたキー操作部2を押すと制御部6によりキーが押されたことを認識する。そして、時間生成回路4は、基準発振器3により発振した周波数faを元にキー操作2を押した時の時間Taを時間/振動変換回路5へ出力する。時間/振動変換回路5は、時間Taをあらかじめ決められた振動時間と振動回数に変換し、振動パターン信号Vsを出力する。信号Vsを受けた制御部6は、信号Vsに従ってバイブレータ1を所定の振動時間、振動回数で振動させる。
【0020】
図3に、時間を振動に変換する具体的方法の一例を示す。例えば、時間単位を表すにはT1秒間連続的に振動させ、分単位の時間を表すにはT2(T1≠T2とする)秒間連続的に振動させる。そして、時間を表す振動が終了後、分を表す振動が始まるまでT3時間だけ振動を休止する。ここで、T1=2秒、T2=1秒、T3=0.5秒とし、キー操作部2を押した時刻が8時15分だったとすると、2秒間の連続振動を8回行った後、0.5秒間おいて、1秒間の連続振動を15回行うことによって現在の時刻が8時15分であることを報知することができる。
【0021】
なお、T1、T2、T3は携帯電話機の使用者が任意に設定できるものとし、また、振動パターンも時刻と振動とが対応可能な任意のパターンとすることができる。例えば、分の値が大きい場合には、T2の振動回数が多くなりすぎて回数を数えるのが煩雑であるため、振動時間を時間単位と10分単位と1分単位との3段階に分け、時間に対応する振動を行った後に10分単位に対応する振動を行い、その後1分単位に対応する振動を行う構成とすることもできる。また、時間単位までは分かっている場合には、時間単位の振動を省略したり、逆に、分単位の細かい時刻までは必要としない場合には、10分単位又は分単位の振動を省略することもできる。
【0022】
次に、図4を参照して本実施例の携帯電話機7を用いたバイブレータの動作手順について説明する。まず、ステップS101において、携帯電話機7の現在の状態が時間確認モードか否かを確認する。そして、時間確認モードである場合に、ステップS102で背面のキー操作部2を押すと、ステップS104でバイブレータがONになり、ステップS105において予め定めた方法で形成された振動パターンによりバイブレータ1を振動させて時刻を報知した後、バイブレータをOFFにする。一方、ステップS101で携帯電話機7の状態が時計確認モードでない場合には、ステップS103でキー操作部2を押すと予め定めた伝言メモ等の他の機能が動作する。このように時計確認モードでない場合にキー操作部2を押すことによって他の機能が動作するように設定することにより、キー操作部2を有効に活用することができる。
【0023】
このように、本実施例の携帯電話機7によれば、主操作部10から離れた操作しやすい場所にキー操作部2を設け、キー操作部2を押すと、時間生成回路4が現在の時刻を出力し、時間/振動変換回路5で予め定めた方法により時刻を所定の振動パターンに変換し、その振動パターンに従ってバイブレータ1を振動させることによって、表示部を見たり、音声アナウンスを鳴らすことなく、時刻を正確に知ることができる。
【0024】
なお、上記実施例では、一体型の携帯電話について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、折り畳み型の携帯電話においても、キー操作部2を操作しやすい場所に設置し、時間/振動変換回路5、制御部6を設けることにより、同様に振動で時間を報知することができる。
【0025】
また、バイブレータ振動で現在の時刻を報知するのみならず、主操作部10又はキー操作部2を用いて予め時間を入力することにより、キー操作部2を押してから所定の時間経過後に、経過時間に対応させてバイブレータ1を振動させたり、所定の時刻にバイブレータを振動させることも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯電話機によれば、バイブレータの振動時間及び振動回数により時間を知ることができるため、表示を見たり音声アナウンスを聞くことが困難な状況や、目の不自由な人や耳の不自由な人及び周囲の雑音で音声アナウンスが聞きとりにくい状況下においても、携帯電話機によって時間を知ることが可能となる。
【0027】
その理由は、操作しやすい場所に設けたキー操作部を押すだけで、現在の時刻を所定の振動パターンに変換して、バイブレータを振動させることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯電話機の構造を示す斜視図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る携帯電話機の構成を模式的に示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係る携帯電話機の時刻報知方法を示す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る携帯電話機の時刻報知手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 バイブレータ
2 キー操作部
3 基準発振器
4 時間生成回路
5 時間/振動変換回路
6 制御部
7 携帯電話機
8 筐体
9 表示部
10 主操作部
11 アンテナ
Claims (1)
- 計時手段とバイブレータとを少なくとも有する携帯電話機における時刻報知方法であって、
前記携帯電話機に時刻確認モードへの切り替え手段を有し、
前記時刻確認モードに設定されている場合には、前記携帯電話機前面の主たる操作部から離間した、背面、上面又は側面のいずれかの位置に設けた操作スイッチの押圧により、前記計時手段により計時される現在の時刻を読み取って所定の振動パターンに変換し、該所定の振動パターンに基づいて前記バイブレータが振動し、
前記時刻確認モードに設定されていない場合には、前記操作スイッチの押圧により他の機能が動作することを特徴とする携帯電話機の時刻報知方法。
Priority Applications (1)
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JP2001129098A JP3655837B2 (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 携帯電話機及び携帯電話機による時刻報知方法 |
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