JP3646680B2 - 作詞作曲装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、互いに整合性がとれたメロディ及び歌詞を生成することができる作詞作曲装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、メロディを生成する自動作曲装置或いは歌詞を生成する作詞装置は、それぞれ、単体として存在していた。例えば、自動作曲装置としては、特開平11−65561号公報、作詞装置としては特開平10−97529号公報などに開示がある。前者の特開平11−65561号公報の自動作曲装置は、予め用意された歌詞に合ったメロディを生成するようにしている。また、後者の特開平10−97529号公報の作詞装置は、予め用意されたメロディに合った歌詞を生成するようにしている。
【0003】
しかしながら、メロディと歌詞の両方を生成する装置は、未だ提案されていない。特に、整合性がとれたメロディと歌詞の生成が可能な装置は見られない。そこで、仮に、上述した2つの先行技術を組み合わせると、先に作曲をしてその後作詞をする装置、或いは、先に作詞をしてその後作曲をする装置が考られるが、これでは満足な結果は得られない。つまり、このような単純な組合せの装置では、後で生成される歌詞或いはメロディは、先に生成されたメロディ或いは歌詞により制約を受けることになるので、自由な歌詞或いはメロディを生成することができない。また、先に生成されるメロディ或いは歌詞は、後で生成される歌詞或いはメロディのことを考えずに生成されるので、両者がうまくマッチしない可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、メロディ及び歌詞の一方が他方に制約を受けず而も両者をうまくマッチさせ、互いに整合性がとれたメロディ及び歌詞を生成することができる作詞作曲システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の特徴に従うと、リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段と、メロディ生成手段で生成されたメロディデータの音符数を、詞生成手段で生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段とを具備し、第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、詞生成手段は、音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する作詞作曲装置(請求項1)、並びに、コンピュータを、リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段、歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段、並びに、メロディ生成手段により生成されたメロディデータの音符数を、詞生成手段により生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段として機能させるための作詞作曲プログラムであって、第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、詞生成手段は、音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する作詞作曲プログラム(請求項4)が提供される。
【0006】
この発明の第2の特徴に従うと、リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、詞生成手段により生成された歌詞データの音節数、この歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段とを具備し、第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、詞生成手段は、音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する作詞作曲装置(請求項2)、並びに、コンピュータを、リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段、並びに、詞生成手段により生成された歌詞データの音節数、この歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段として機能させるための作詞作曲プログラムであって、第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、詞生成手段は、音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する作詞作曲プログラム(請求項5)が提供される。
【0007】
この発明の別の特徴に従うと、リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段と、メロディ生成手段で生成されたメロディデータの音符数を、詞生成手段で生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段とを具備し、詞生成手段は、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数を決定し、メロディ生成手段は、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数とは独立にメロディの音符数を決定する作詞作曲装置(請求項3)が提供される。
【0009】
〔発明の作用〕
この発明において作詞作曲に用いられる曲生成用データは、複数種類のデータからなり、リズム特徴データなどの一部の種類のデータは、メロディ生成と歌詞生成の双方に共通に利用され、「第1の曲生成用データ」と呼ばれる。また、メロディ生成のみに利用されるピッチ特徴データなどの曲生成用データは「第2の曲生成用データ」と呼ばれる。
【0010】
この発明の第1の特徴(請求項1,4)によると、まず、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データを詞及びメロディ生成手段(A4,A5)に供給して、詞生成手段(A4)により、曲生成用データのうちで共通に利用されるリズム特徴データなどの一部のデータ即ち第1の曲生成用データに基づいて、リズムの特徴に合う歌詞(単に「詞」ともいう)を生成すると共に、メロディ生成手段(A5)により、第1及び第2の曲生成用データに基づいて、リズム及びピッチの特徴に合うメロディを生成し、その後、メロディ修正手段(A6)により、歌詞の音節数に合うようにメロディの音符数を増減させる。また、第1の曲生成用データのリズム特徴データには、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データが含まれ、詞生成手段(A4)により、この音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定する。なお、括弧書きは、理解の便のために、後で詳述する実施例において用いられる対応記号等であり、以下においても同様である。
【0011】
このように、曲生成用データに基づいて歌詞及びメロディを生成した(A4,A5)後、歌詞及びメロディの整合性つまりメロディ音符数と歌詞音節数の一致をとる(A6)ようにしているので、一方が他方に制約を受けずにメロディ及び歌詞を生成することができ、しかも、両者とも共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるため、うまくマッチしたメロディ及び歌詞が生成されることになる。また、メロディを修正して(A6)メロディ音符数と歌詞音節数の一致をとるので、曲生成用データに基づいて当初に生成される歌詞を生かした作詞作曲が可能になる。さらに、詞を生成する際(A4)には、第1の曲生成用データ(リズム特徴データ)に含まれる音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定することができる。
【0012】
この発明の第2の特徴(請求項2,5)によると、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データを詞及びメロディ生成手段(B4,B5)に供給し、まず、詞生成手段(B4)により、曲生成用データのうちのリズム特徴データなどの第1の曲生成用データに基づいて歌詞を生成し、その後、メロディ生成手段(B5)により、供給された第1及び第2の曲生成用データ並びに生成された歌詞の音節数に基づいてメロディを生成する。また、第1の曲生成用データのリズム特徴データには、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データが含まれ、詞生成手段(B4)により、この音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定する。
【0013】
このように、歌詞を生成した(B4)後、歌詞の音節数に合うようにメロディを生成する(B5)ようにし、しかも、両者とも共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるので、うまくマッチしたメロディ及び歌詞を簡単に生成することができる。なお、メロディ生成手段(B5)によるメロディの生成には音節数という制約はあるが、メロディ修正処理が不要となる利点がある。さらに、詞を生成する際(B4)には、第1の曲生成用データ(リズム特徴データ)に含まれる音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定することができる。
【0014】
この発明の別の特徴(請求項3)に従うと、詞及びメロディ生成手段(A4,A5)により曲生成用データに基づいて歌詞及びメロディを生成した後、メロディ修正手段(A6)により歌詞及びメロディの整合性つまりメロディ音符数と歌詞音節数の一致をとるようにしているので、一方が他方に制約を受けずにメロディ及び歌詞を生成することができ、しかも、両者とも共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるため、うまくマッチしたメロディ及び歌詞が生成される。また、メロディを修正して(A6)メロディ音符数と歌詞音節数の一致をとるので、曲生成用データに基づいて当初に生成される歌詞を生かした作詞作曲が可能になる。さらに、詞を生成する際(A4)には、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数を決定し、メロディを生成する際(A5)には、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数とは独立にメロディの音符数を決定することができる。
【0015】
なお、実施形態によれば、歌詞データの候補となる語彙又は文章を曲構成のフレーズに対応させて記憶した語彙・文章データベースを設け、第1の曲生成用データに、曲構成におけるフレーズの構成を表わすフレーズ構成情報(フレーズ構成データ)を含ませ、詞生成手段(A4,B4)により、フレーズ構成情報に従って語彙・文章データベースから語彙又は文章を曲構成のフレーズ単位で決定して歌詞データを生成し、メロディ生成手段(A4,A5)により、フレーズの構成に合うメロディデータを生成するように構成することができる。また、第1の特徴に従って作詞作曲を行う場合は、コード構成音を含む音符削除の優先順位を予め設定しておき、メロディ修正手段(A6)により、この優先順位に従って音符を削除することによってメロディデータの音符数を減少させるように構成したり、メロディを構成する所定の音符を同一ピッチで複数に分割するか或いは休符部分に当該休符の直前音符ピッチ又は直後音符ピッチを追加することによりメロディデータの音符数を増加させる(図6)ように構成することができる。
【0016】
なお、別の実施形態によれば、まず、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データを詞及びメロディ生成手段(C4,C5)に供給して、詞生成手段(C4)により、曲生成用データに含まれるリズム特徴データなどの第1の曲生成用データに基づいて歌詞を生成すると共に、メロディ生成手段(C5)により、第1及び第2の曲生成用データに基づいてメロディを生成し、その後、詞修正手段(C6)により、メロディの音符数に合うように歌詞の音節数を増減させるように構成することができる。この実施形態の作詞作曲装置では、曲生成用データに基づいて歌詞及びメロディを生成した(C4,C5)後、歌詞及びメロディの整合性つまりメロディ音符数と歌詞音節数の一致をとる(C6)ようにしているので、一方が他方に制約を受けずにメロディと歌詞を生成することができ、しかも、両者とも共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるため、うまくマッチしたメロディ及び歌詞が生成される。また、歌詞を修正して(C6)メロディ音符数と歌詞音節数の一致をとるので、曲生成用データに基づいて当初に生成されるメロディを生かした作詞作曲が可能になる。また、この実施形態では、語彙・文章データベースに、所定音節数の語彙・文章の外に、これらの語彙・文章と意味又は音韻が変わらない範囲で音節数を増減させた変形例が、歌詞候補として記憶することができ、詞修正手段(C6)により、歌詞の修正に当り、詞生成手段(C4)で生成された歌詞の音節数を語彙・文章データベースの変形例を用いて増減させるようにしているので、歌詞のもつ雰囲気を変えないでメロディにマッチした歌詞に修正することができる。また、詞生成手段(C4)は、第1の曲生成用データ(リズム特徴データ)に含まれる音符数多少データに応じて決定された音節数の歌詞を生成することができる。
【0017】
さらに、作詞作曲の元になる曲生成用データには曲のジャンルデータが含まれ、詞生成手段(A4,B4,C4)は、このジャンルデータを用いてジャンルに適した歌詞を生成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0019】
〔ハードウエア構成〕
図1は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムのハードウエア構成のブロック図である。この例では、システムは、中央処理装置(CPU)1、読出専用メモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、外部記憶装置4、第1及び第2の検出回路5,6、表示回路7などの外に、音源回路8及び効果回路9などを備え、これらの装置1〜9は、バス10を介して互いに接続されている。
【0020】
システム全体を制御するCPU1は、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ11によるクロックを利用して種々の制御を行い、特に、後述する作詞作曲処理などを中心的に遂行する。ROM2には、このシステムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な情報処理と共に、この発明による作詞作曲処理のための各種プログラムや各種テーブル、各種データ(曲生成用データベース、語彙・文章データベースなど)を含ませることができる。RAM3は、各種処理に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、処理中の各種データ等を一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0021】
外部記憶装置4は、ハードディスクドライブ(HDD)の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フロッピィディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、半導体メモリ等の可搬型記憶媒体を用いた装置から成り、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。従って、作詞作曲処理などに必要なプログラムや各種データ(曲生成用データベース、語彙・文章データベースなど)は、ROM2を利用するだけでなく、外部記憶装置4からRAM3内に読み込むことができ、必要に応じて、処理結果を外部記憶装置4に記録しておくこともできる。
【0022】
第1の検出回路5には、演奏操作を行うために鍵盤などの演奏操作子を備えた演奏操作子装置12が接続される。第2の検出回路6には、スイッチ等の各種設定用操作子を備えたパネル操作子装置13が接続され、これらの設定用操作子は、パネル操作子と呼ばれ、作詞作曲処理などの処理のために各種設定を行うのに用いられる。また、表示回路7は、作詞作曲処理に必要な各種情報を表示乃至指示するディスプレイ14や各種インジケータに接続される。
【0023】
音源回路8には、DSP等で構成される効果回路9が接続され、効果回路9にはスピーカを含むサウンドシステム15が接続される。これらの装置8,9,15により、楽音及び音声の発音機能を有する楽音発生手段が形成される。この楽音発生手段により、RAM3や外部記憶装置4などに記憶される各種演奏データや歌詞データを読み出して、対応する楽音や音声を発音再生することができる。
【0024】
バス10には、また、MIDIインターフェース(I/F)16を介して、電子楽器、音源、鍵盤などの他のMIDI情報処理装置17が接続されており、このシステムとの間で演奏データなどを授受することができる。バス10には、さらに、通信インターフェース(I/F)18が接続され、通信I/F18には、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータ20等に交信可能に接続することができる。従って、サーバコンピュータ20等から制御プログラムや各種データを外部記憶装置4にストアすることもできる。
【0025】
なお、図1のシステムは、専用の演奏操作子やパネル操作子を備える電子楽器の形態のデータ処理装置で実施することができるが、パーソナルコンピュータ(PC)を用いたり、或いは、他の同等のデータ処理機能を有するデータ処理装置を用いて、作詞作曲処理システムを構成してもよい。
【0026】
〔曲生成用データ及び語彙・文章データ〕
この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいては、〔1〕〜〔3〕の項で後述する第1〜第3実施形態の作詞作曲処理が実行され、曲生成用データ及び語彙・文章データを用いて所望の作詞作曲を行うことができる。図2は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて利用される曲生成用データの構成例を示し、図3は、同システムにおいて利用される語彙・文章データの構成例を示す。
【0027】
このシステムのROM2或いは外部記憶装置4内に構築される曲生成用データベースには、曲生成用データがテンプレート化されて記録されている。図2の左側に示されるように、各曲生成用データは、メロディ生成用データ及び伴奏生成用データを含み且つジャンルが付与されており、メロディ生成用データや伴奏生成用データはジャンルに合った内容になっている。例えば、「ラブバラード」のジャンルなら、音符数は少なく、伴奏スタイルもバラードのスタイルとなっている。また、「マイナー演歌」のジャンルなら、コード進行は短調のコード進行となっている。
【0028】
メロディ生成用データは、図2の中央(上部)に示されるように、曲構成データ、リズム特徴データ、ピッチ特徴データ、コード進行データなどから成る。まず、曲構成データは、図2の右側に示されるように、ブロック構成データ、楽節構成データ、フレーズ構成データなどから成り、これによって、ブロック、楽節及びフレーズの数が規定される。ブロック構成データは、例えば、「曲が“Aブロック”及び“Bブロック”の2ブロックから成る」というように、曲のブロック構成を表わし、楽節構成データは、例えば、「曲が“楽節a”−“楽節b”−“楽節a’”−“楽節c”の4楽節で構成される」というような曲の楽節構成を表わし、また、フレーズ構成データは、例えば、「各楽節が2フレーズで構成される」というようなフレーズ構成を表わす。
【0029】
リズム特徴データは、基本音長データや音符数多少データ、シンコペーションの有無を表わす情報等から成り、基本音長データや音符数多少データは、フレーズ構成データ等と共に、歌詞の音節数を指示するためのデータとして利用される。基本音長データは、ブロック、楽節又はフレーズにおいて、基本になる音符の音長を表わしたものであり、例えば、「8分音符」や「16分音符」などで規定され、これに依存して1ブロック、1楽節又は1フレーズ当りの最大音符数が規定される。音符数多少データは、各ブロック、各楽節又は各フレーズにおける音符の多さ(音符の頻度)を、最大音符数に対する音符数の多少で表わしたものであり、例えば、「多目」、「中位」、「少な目」などで音符数の範囲が規定される。
【0030】
また、ピッチ特徴データは音域やダイナミクス等から成り(図示せず)コード進行データはコード名の列(必要に応じて、時間データも含む)である。
【0031】
伴奏生成用データは、図2の中央(下部)に示されるように、コード進行データ及びスタイル指定データから成り、コード進行データは、メロディ生成用データと共通に使用される。スタイル指定データは、別途記憶されている多数の伴奏スタイルデータの内の何れかを指定するデータである。なお、伴奏生成用データには、これら以外のデータが含まれていてもよい。
【0032】
一方、このシステムのROM2或いは外部記憶装置4内に構築される語彙・文章データベースは、図3に例示されるように、歌詞となる語彙又は短い文章(右側)を最小M個〜最大N個の音節数(左側)で区分し、例えば、1フレーズに対応する音節数毎の語彙又は文章をデータベース化したものである。音節数の区分は、歌詞の生成に当って、メロディ生成用データ〔曲構成データやリズム特徴データ(最大音長データや音符数データ)〕に基づいて指示され、指示された区分に属する語彙・文章の中から、適当な語彙・文章が所定の方法で選択される。
【0033】
各音節数区分には、図3の右側に示されるように、当該音節数に対応する語彙・文章を表わす語彙・文章データが記憶され、各語彙又は文章毎に、どの曲ジャンルで使用可能かを示す「ジャンル」データや、音節数を多少増減する際の「変形例」データなどが記憶されている。
【0034】
「ジャンル」データは、歌詞のおおよその内容を曲ジャンルで指示するものであり、ジャンルにふさわしい歌詞を選択するのに用いられる。例えば、「全ジャンル」では、一般的な情景を表わす言葉が多く、「ラブソング」では、男女の情愛を表す言葉が多く出現する。
【0035】
また、変形例データは、助詞を挿入或いは削除したり、意味の近い他の言葉に置き換えたりした当該語彙・文章データの類例データであり、音節数を元の語彙又は文章から多少増減させている。なお、変形例データは、後述する第3実施形態において歌詞の音節数を増減するのに利用される。
【0036】
〔1〕第1実施形態の作詞作曲処理
図4は、この発明の一実施例による作詞作曲システムで実行される第1実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図を示す。ここで、図4を参照しつつ、各実施形態による作詞作曲機能の概略を極く簡単に説明しておく。この発明の一実施例による作詞作曲システムでは、メロディ及び歌詞を生成するのに共通の曲生成用データが用いられる。
【0037】
第1実施形態においては、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データは、曲生成用データベースA1から曲生成用データ選択部A3を介して詞生成部A4及びメロディ生成部(1)A5に供給され、この曲生成用データに基づいて歌詞及びメロディが生成される。メロディ生成部(1)A5で生成されたメロディの音符数は、メロディ修正部A6で、詞生成手段A4で生成された歌詞の音節数に一致するように修正され、メロディと歌詞との間で整合性がとられる。
【0038】
また、第2実施形態では、第1実施形態のメロディ生成部(1)A5及びメロディ修正部A6に代えて、生成されるメロディを歌詞の音節数に一致させる機能をもつメロディ生成部(2)が設けられる(図10)。さらに、第3実施形態においては、第1実施形態のメロディ修正部A6に代えて詞修正部が設けられ、歌詞の音節数がメロディの音符数に一致するように修正される(図12)。
【0039】
さて、図4を用いて第1実施形態についてより詳しく説明する。曲生成用データベースA1及び語彙・文章データベースA2には、上述したように、それぞれ、曲生成用データ及び語彙・文章データが記憶されている。曲生成用データ選択部A3は、ユーザの指示したジャンルなどに応じて、曲生成用データベースA1に記憶されている曲生成用データ(テンプレート)を選択し、当該曲ジャンルに対応するジャンルデータと共に、メロディ生成用データのうち、フレーズ数などを表わす曲構成データ、音符数の多少(音符数多少データ)や1フレーズの最大音符数(基本音長データで決まる)を規定するリズム特徴データ等を詞生成部A4に送り、また、曲構成データ、リズム特徴データ、ピッチ特徴データ、コード進行データ等をメロディ生成部(1)A5に送る。
【0040】
〔歌詞データの生成〕
まず、詞生成部A4では、曲生成用データのうちの曲構成及びリズム特徴データに基づき、語彙・文章データベースA2の語彙・文章データを参照して、各フレーズに割り当てる語彙・文章の候補をジャンルデータに応じて抽出する。抽出されたデータはディスプレイ14上に表示され、ユーザに提示する。そこで、ユーザがフレーズ毎に何れかの語彙・文章を選択すると、選択された語彙・文章を表わす歌詞データが生成される。なお、この場合に生成される歌詞データは、抽出された語彙・文章の候補からシステム側でランダムに選択するようにしてもよい。また、必要に応じて、ユーザが歌詞データの語彙・文章を編集できるようにしてもよい。
【0041】
図5は、2ブロック4楽節の曲構造をもち各ブロック別に音節(文字)数が指示される場合に歌詞データが生成される一例を示す。以下、この例により歌詞データの生成手順を説明する。曲生成用データ選択部A3では、図5の上部4段に、左側の「ブロック」〜「生成用データ」で指示されるように、「Aブロック」及び「Bブロック」の2ブロック、「第1楽節」〜「第4楽節」の4楽節、「第1フレーズ」〜「第8フレーズ」の8フレーズで曲構造を表わす曲構成データと、A,B各ブロック別に基本音長及び音符数の頻度が指定されたリズム特徴データをもつメロディ生成用データが、曲ジャンルを指定するジャンルデータと共に選択され、詞生成部A4に送られる。
【0042】
詞生成部A4では、送られてきた曲生成用データ(ジャンルデータ、曲構成データ及び特徴データ)に基づいて、まず、音節(文字)数に関する詞生成条件を演算する。つまり、曲構成データやリズム特徴データから得られるフレーズ数、1フレーズの音符の最大数(基本音長に依存)、音符の多さ(頻度)などに基づいて、図5の第5段に示されるように、各フレーズ当りの最大音節数及び音節(文字)数が詞生成条件として算出され、算出された詞生成条件は、歌詞候補に対する音節(文字)数指示データとして利用される。
【0043】
例えば、図5のAブロックのように、基本音長が「8分音符」に指定されている場合は、最大音節数が「最大16音節」とされる〔図5:5段目(「詞生成条件」)右側〕。また、音節(文字)数については、音符数多少データの「少な目」、「中位」及び「多目」に対応して、それぞれ、「少な目」=1〜7音節(文字)の範囲、「中位」=8〜12音節(文字)の範囲及び「多目」=13〜16音節(文字)の範囲が自動的に選択される。図5の例では、Aブロックにおける音符数多少データが「少な目」なので、第5段目(「詞生成条件」)の左側に示されるように、文字数「少な目」〔=1〜7音節〕の範囲が選択される。そして、音符数多少データの内容に応じて選択された範囲の中からランダムに決定された音節(文字)数が、当該ブロック(Aブロック)における各フレーズ(第1〜4フレーズ)の歌詞に対する音節(文字)数の詞生成条件となる。
【0044】
また、Bブロックのように、基本音長が「16分音符」に指定されている場合には、最大音節数が「最大32音節」とされる〔図5:5段目(「詞生成条件」)右側〕。また、音節(文字)数については、音符数多少データの「少な目」、「中位」及び「多目」に対応して、それぞれ、「少な目」=1〜14音節(文字)の範囲、「中位」=15〜24音節(文字)の範囲及び「多目」=25〜32音節(文字)の範囲が自動的に選択される。図5の例では、音符数多少データが「中位」なので、第5段目(「詞生成条件」)の右側に示されるように、文字数「中位」〔=15〜24音節(文字)〕の範囲が選択される。そして、音符数多少データの内容に応じて選択された範囲の中からランダムに決定された音節(文字)数が、当該ブロック(Bブロック)における各フレーズ(第5〜8フレーズ)の歌詞に対する音節(文字)数の詞生成条件となる。
【0045】
次に、このようにして算出された詞生成条件(音節数指示データ)に該当し、しかも、ジャンルデータにより指定された曲ジャンルを満足する語彙・文章が、語彙・文章データベースA2から検索され抽出される。そして、抽出された語彙や文章が複数ある場合には、前述したように、これらの語彙・文章からユーザにより選択されるか或いはシステム側でランダムに選択され、選択された語彙・文章が各フレーズの歌詞データとして順次生成される。図5の最下段(「詞生成例」)は、このように生成される歌詞の一例を示し、括弧書きは、生成された歌詞の各フレーズ毎の音節(文字)数である。
【0046】
〔メロディデータの生成及び修正〕
一方、メロディ生成部(1)A5においては、曲生成用データのうちのメロディ生成用データに基づいてメロディデータを生成する。例えば、メロディデータの音符数は、音符数多少データが表わす音符数の多少や、最大音長データから規定される1フレーズの最大音符数などに応じてランダムに決定される。ここで、音符数に関するデータは、元になるメロディ生成用データが詞生成部A4でも使用されているので、詞の音節数と類似したものとなるが、ランダム要素があるため完全には一致しない。従って、不一致のメロディ部分の修正がメロディ修正部A6の機能に委ねられる。
【0047】
一方、メロディ修正部A6では、詞生成部A4で作成された詞の音節数に応じて、メロディ生成部(1)A5で生成されたメロディデータの音符数を増減させる等の方法でメロディデータを修正する処理を行い、このメロディ修正処理は、「メロディの詞への合わせ込み」処理と呼ばれる。この「メロディの詞への合わせ込み」処理は、新たなメロディの生成処理ではなく、原則として、メロディ生成部(1)A3で既に生成されているメロディを基にして音符を増減するだけである。
【0048】
つまり、詞生成部A4で生成された歌詞データに対して以下のような合わせ込み規則(a),(b)を当てはめて、メロディデータの音符数及び歌詞データの音節数の多さに応じたメロディ音符数の合わせ込み(増減)をする:
(a)音符数>音節(文字)数の場合は、削減する音符(打点)の種類に優先度をつけて、例えば、
優先順位=「その他>コード構成音>強拍音>フレーズ最後>フレーズ先頭」
のような優先順位を設定し、この優先順位に従って音符(打点)を削除する。基本的には、削除した音符を休符にするが、必要に応じて、削除した音符の直前音符の音長を延長してもよい。また、削除候補として同順位の音符が多数ある場合には、これらの音符の中から、削除すべき音符をランダムに選択していく。
(b)音符数<音節(文字)数の場合には、
・音長を短く分割して同音を付加する。例えば、1つの4分音符を同一ピッチの2つの8分音符に分割する。
・休符部分については当該休符の直前音符又は直後音符ピッチでうめる。等々。
【0049】
図6は、この「メロディの詞への合わせ込み」処理によるメロディデータ修正の一例を示す。例えば、メロディの第1フレーズが図6Aのように生成されていたとすると、この音符数は、5つであり、このフレーズに対応する歌詞「はかげがゆれる」(図6Bの下)の音節数7より少ない。そこで、合わせ込み規則(b)を適用して2つ追加する必要がある。この例では、(1)で示すように、元の2分音符を2分割して4分音符を追加し、(2)で示すように、元の休符位置に当該休符直後の同音音符を追加し、図6Bのようなメロディに修正する。
【0050】
また、メロディーの第4フレーズが図6Cのように生成されていたとすると、この音符数は、21であり、このフレーズに対応する歌詞「あなたに…うでに」(図6Dの下)の音節数17より多く、音符を4つ削減する必要がある。そこで、合わせ込み規則(a)の優先順位に従って*印で示される4つの音符(何れも「その他」に該当する音符である)を削減する。そして、第3の*印音符については、(3)で示すように、この音符を削除したあとに直前の音符を延長し、結局、図6Dのようなメロディに修正する。
【0051】
同様にして、第2〜4及び第6〜8フレーズのメロディについてもメロディ修正を行うことができる(説明は省略)。
【0052】
なお、歌詞データ及びメロディデータの生成乃至修正に関して留意すべき事項を列記すれば、次のとおりである:
(1)図6の例では、フレーズを第1小節の初めから第2小節の最後までの区間としているが、ピックアップ(前のフレーズにくい込んだ部分)がある場合は、このピックアップの部分だけ、フレーズ区間が左方向にシフトする。
(2)音節については、これまでの説明では音節(数)=文字(数)としているが、撥音便(ん)や促音便(っ)を無視したり、「あって」などを1音節に扱うようにしてもよい。
(3)生成した詞をメロディに割り当てるときに不満がでる場合は、再度、詞を生成させたり或いは言葉を選択するなど、編集ができるようにしてもよい。
(4)メロディ生成用データとして音符数の多さ(音符数多少データ)を例として使ったが、音符の個数指定でもよい。この場合、生成するメロディの種類は減少するが、詞の音符数を特定することができるので、音符への割当てが簡単になる。
(5)メロディの詞への合せ込み処理(メロディ修正処理)では、削除対象として、コード音の優先順位を低くして設けても良い。
【0053】
〔伴奏データの生成及び演奏データの出力〕
さて、伴奏生成部A7は、曲生成用データベースA1から曲生成用データ選択部A3を介して、曲生成用データのうち、スタイル指定データやコード進行データなどの伴奏生成用データが与えられ、この伴奏生成用データに基づいて伴奏データを生成する。伴奏生成部A7は必要に応じて設けられ、例えば、ア・カペラで歌うときなどの場合には、この実施形態においても後述する他の実施形態においても、伴奏生成部分(A7,B7,C7)はなくてもよい。
【0054】
次に、合成部A8では、詞生成部A4で生成された歌詞データ、メロディ修正部A6で修正されたメロディデータ、並びに、伴奏生成部A7で生成された伴奏データを合成して1つのファイルにした歌詞付き演奏データを作成する。そして、出力部A9においてこの演奏データを出力する。
【0055】
出力部A9における演奏データ出力の例には、次のようなものがある:
(1)メロディデータ及び伴奏データから成る演奏データに基づく楽音を、楽音発生システム(8,9,15)を通じて再生したり、楽譜などの形でディスプレイ14に表示する。
(2)歌詞データに基づく歌詞を、ディスプレイ14に表示したり楽音発生システム(8,9,15)を通じて音声で歌わせたりする。
(3)「演奏データ+歌詞データ」の形式又は上記(2)の音声データの形式で、外部記憶装置4の記憶媒体に保存する。
(4)歌詞付き演奏データなどをメールに添付して他者に送信したり、サーバコンピュータ20へアップロードする。
(5)歌詞を表示しながら伴奏を再生し、ユーザにメロディを歌わせて、それを録音する。等々。
【0056】
〔詞生成処理、メロディ生成処理1及びメロディ修正処理フロー〕
図7〜図9は、この発明の一実施例による作詞作曲システムにおいて実行される作詞作曲処理のうち、詞生成部、メロディ生成部(1)及びメロディ修正部でそれぞれ実行される詞生成処理、メロディ生成処理1及びメロディ修正処理の一例を表わすフローチャートである。
【0057】
まず、図7の詞生成処理においては、第1ステップL1で、詞生成部A4は、曲生成用データベースA1から曲生成用データ選択部A3を介して、ジャンルデータ、曲構成データ及びリズム特徴データを取得する。次のステップL2では、取得された曲構成データ及びリズム特徴データに基づいて現フレーズの音節数を決定し、続くステップL3で、ジャンルデータが表わすジャンルと、ステップL2で決定された音節数に基づいて語彙・文章データベースを参照し、語彙・文章候補を抽出する。
【0058】
次に、ステップL4では、ステップL3で抽出された語彙・文章候補をディスプレイ14によりユーザに提示して語彙・文章の選択を促し、続いて、ステップL5において、ユーザからの選択を受けて語彙・文章を決定し、当該フレーズの歌詞データを生成する。
【0059】
次のステップL6では、現フレーズが最終フレーズであるか否かをチェックし、最終フレーズでなければ、ステップL2に戻り、次のフレーズについてステップL2〜L6の処理を繰り返す。そして、ステップL6において最終フレーズであると判定されると、この詞生成処理フローを終了する。
【0060】
また、図8のメロディ生成処理1においては、第1ステップM1で、メロディ生成部(1)A5は、曲生成用データベースA1から曲生成用データ選択部A3を介して、リズム特徴データ、ピッチ特徴データ、コード進行データ及び曲構成データを取得する。次のステップM2では、取得されたリズム特徴データに基づいて現フレーズの音符数を決定し、続くステップM3で、リズム特徴データ及び音符数に基づいてリズムパターンを決定し、さらに、ステップM4において、ピッチ特徴データ及びコード進行データに基づき、リズムパターンの各打点にピッチを付与し、当該フレーズのメロディデータを生成する。
【0061】
次のステップM5では、現フレーズが最終フレーズであるか否かを判定し、最終フレーズでなければ、ステップM2に戻り、次のフレーズについてステップM2〜M5の処理を繰り返す。そして、ステップM5において最終フレーズであると判定されると、このメロディ生成処理1を終了する。
【0062】
なお、ステップM2に戻り、新たなフレーズについてメロディ生成を繰り返す場合、楽節構成において前方の楽節と同一とされている楽節については、ステップM2〜M5の処理のように新たにメロディを生成することなく、前方の楽節のメロディをコピーするのがよい。また、楽節構成において同類とされている楽節については、同様に、前方の楽節の一部のメロディをコピーするのがよい。
【0063】
図9のメロディ修正処理においては、メロディ修正部A6は、メロディ生成部(1)A5で生成されたメロディデータ及び詞生成部A4で生成された歌詞データを取得すると、最初のステップN1で、現フレーズにおけるメロディデータの音符数が歌詞データの音節数より多いか否かを調べる。現フレーズのメロディ音符数が(歌)詞音節数より多いときは、ステップN2で、前述した合わせ込み規則(a)の優先順位に従って音符(打点)を削除した上ステップN3に進み、そうでないときは直ちにステップN3に進む。
【0064】
ステップN3では、現フレーズにおけるメロディデータの音符数が歌詞データの音節数より少ないか否かを判断する。現フレーズのメロディ音符数が(歌)詞音節数より少ないときは、ステップN4で、前述した合わせ込み規則(b)に従って音符の分割や休符を音符化した上ステップN5に進み、そうでないときは直ちにステップN5に進む。
【0065】
ステップN5では、現フレーズが最終フレーズであるか否かを判断し、最終フレーズでなければ、ステップN1に戻り、次のフレーズについてステップN1〜N5の処理を繰り返す。そして、ステップN5において最終フレーズであると判定されると、このメロディ修正処理を終了する。
【0066】
〔2〕第2実施形態の作詞作曲処理
図10は、この発明の一実施例による作詞作曲システムで実行される第2実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図を示す。第2実施形態の作詞作曲処理においては、歌詞データの音節数に合わせてメロディデータを生成するようになっている。つまり、第1実施形態のメロディ生成部(1)A5に代ってメロディ生成部(2)B5が備えられ、第1実施形態のメロディ修正部A6をなくしており、他のデータベース及び処理部B1〜B4,B7〜B9は、図示のように、それぞれ、第1実施形態のデータベース及び処理部A1〜A4,A7〜A9とほぼ同じ構成になっている。
【0067】
第2実施形態の作詞作曲処理におけるメロディ生成部(2)B5は、メロディデータの音符数を決定する際に、詞生成部B4で生成された歌詞データの音節数と同じ数にする。すなわち、メロディ生成部(2)B5では、次に説明するメロディ生成処理2を実行し、メロディ生成用データのうち、音符数の多少などに関するデータを利用しないで、歌詞データの音節数から音符数を決定するようにしている。従って、第1実施形態のようにメロディ修正部A6を設けることなく、簡単な構成により、(歌)詞の音節数とメロディの音符数を一致させることができる。
【0068】
〔メロディ生成処理2〕
図11は、この発明の一実施例による作詞作曲システムにおいて実行される作詞作曲処理のうち、メロディ生成部(2)で実行されるメロディ生成処理2の一例を表わすフローチャートである。この処理フローの第1ステップP1では、メロディ生成部(2)B5は、曲生成用データベースB1から曲生成用データ選択部B3を介して、リズム特徴データ、ピッチ特徴データ、コード進行データ及び曲構成データを取得すると共に、詞生成部B4で生成された歌詞データを取得する。
【0069】
次のステップP2では、歌詞データが表わす(歌)詞の音節数に応じて現フレーズの音符数を決定し、続くステップP3では、リズム特徴データと詞音符数に基づいてリズムパターンを決定し、さらに、ステップP4において、ピッチ特徴データ及びコード進行に基づき、リズムパターンの各打点にピッチを付与し、当該フレーズのメロディデータを生成する。
【0070】
次のステップP5では、現フレーズが最終フレーズであるか否かを調べ、最終フレーズでなければ、ステップP2に戻り、次のフレーズについてステップP2〜P5の処理を繰り返す。そして、ステップP5において最終フレーズであると判定されると、このメロディ生成処理2を終了する。
【0071】
なお、ステップP2に戻って新フレーズのメロディ生成を繰り返す場合は、メロディ生成処理2においても、楽節構成において前方の楽節と同一とされている楽節については、ステップM2〜M5の処理のように新たにメロディを生成することなく、前方の楽節のメロディをコピーするのがよい。また、楽節構成において同類とされている楽節については、同様に、前方の楽節の一部のメロディをコピーするのがよい。ただし、音符数を詞の音節数と合わせる必要があるため、打点数の増減をした方が好ましい。
【0072】
〔3〕第3実施形態の作詞作曲処理
図12は、この発明の一実施例による作詞作曲システムで実行される第3実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図を示す。第3実施形態の作詞作曲処理においては、歌詞データを生成した後、メロディの音符数に合わせて音節数を増減する点に特徴がある。つまり、第1実施形態のメロディ修正部(1)A6に代って詞修正部C6が備えられ、他のデータベース及び処理部C1〜C5,C7〜C9は、図示のように、それぞれ、第1実施形態のデータベース及び処理部A1〜A5,A7〜A9とほぼ同じ構成になっている。
【0073】
第3実施形態の作詞作曲処理における詞修正部C6は、後で説明する詞修正処理を実行し、詞生成部C4で生成された歌詞データの詞音節数を、メロディ生成部(1)C5で生成されたメロディデータの音符数に応じて増減させる。この音符数増減には、語彙・文章データベースC2中の各語彙・文章データに付属している変形例データ(図3最右欄)を用い、既に生成された語彙や文章の実質的な意味を変えずに、音節数を変化させることができる。例えば、歌詞データにおける7音節の詞「葉陰が揺れる(はかげがゆれる)」を、メロディデータの音符数6に合わせて、6音節に修正する場合は、「葉陰が揺れる」の変形例から「葉陰揺れる」(6音節)を選択すればよい。これにより、メロディを修正せずに、詞の音節数とメロディの音符数を一致させることができる。
【0074】
〔詞修正処理〕
図13は、この発明の一実施例による作詞作曲システムにおいて実行される作詞作曲処理のうち、詞修正部で実行される詞修正処理の一例を表わすフローチャートである。詞修正部C6は、メロディ生成部(1)A5で生成されたメロディデータ及び詞生成部A4で生成された歌詞データを取得すると、この処理フローの最初のステップQ1で、現フレーズにおける歌詞データの音節数がメロディデータの音符数より多い否かをチェックする。
【0075】
現フレーズの詞音節数がメロディ音符数より多いときは、ステップQ2で詞音節数の減少処理を行ってからステップQ3に進み、そうでないときは直接ステップQ3に進む。ステップQ2では、語彙・文章データベースを参照し、当該歌詞データに対応する変形例データに従って、メロディ音符数に合う音節数の変形例を新たな(歌)詞として選択し、詞音節数を所望数に減少させる。
【0076】
ステップQ3では、現フレーズにおける歌詞データの音節数がメロディデータの音符数より少ないか否かを調べ、現フレーズの詞音節数がメロディ音符数より少ないときは、ステップQ4で詞音節数の増加処理を行ってからステップQ5に進み、そうでないときは直接ステップQ5に進む。ステップQ5では、語彙・文章データベースを参照し、当該歌詞データに対応する変形例データに従って、メロディ音符数に合う音節数の変形例を新たな(歌)詞として選択し、詞音節数を所望数に増加させる。
【0077】
ステップQ5では、現フレーズが最終フレーズであるか否かを判断し、最終フレーズでなければ、ステップQ1に戻り、次のフレーズについてステップQ1〜Q5の処理を繰り返す。そして、ステップQ5において最終フレーズであると判定されると、この詞修正処理を終了する。
【0078】
〔種々の実施態様〕
以上、この発明による作詞作曲処理について具体的な実施例に従って説明してきたが、実施態様は例示したものに限らない。例えば、システムの機能については、
(1)作詞や作曲のアルゴリズム〔(歌)詞生成及び修正部やメロディ生成及び修正部での処理手法〕は、例示したものに限らない。
(2)各実施形態において、伴奏生成部分はなくてもよい。
(3)3つの実施形態のうちの少なくとも2つを同時に備え、何れの実施形態を採用して作詞作曲を行うのかを、ユーザが選択することができるようにしてもよい。
【0079】
また、語彙・文章データベースに記憶させる変形例については、実施例では、音節数が異なり、実質的に意味の変わらない語彙・文章を対応付けて記憶するようにしている。しかしながら、詞の意味をあまり重要と考えない場合は、意味が変わってしまう語彙・文章を対応付けてもよい。例えば、言葉の響き(音韻)を重視するような詞であれば、響き(音韻)が似ていれば意味はどうでもよいというときには、意味よりも響き(音韻)が似ている語彙・文章を優先的に変形例として対応付けてもよい。
【0080】
語彙・文章データベースにおける変形例の記憶の仕方として、実施例のように、各語彙・文章毎に変形例の実体を記憶するものに限らず、変形例の語彙文章を通常の語彙・文章と同じように記憶しておき、これらの語彙・文章へのポインタを変形例として記憶するようにしてもよい。
【0081】
メロディ修正処理において、メロディの音符数を増減させる際の増減ルール〔合わせ込み規則(a),(b)〕をユーザにより選択可能としてもよい。例えば、(a)音符数の増加の場合には、音符分割又は休符の音符化をユーザが選べるようにし、(b)音符数の減少の場合には、打点種類の優先度をユーザが選択できるようにする。
【0082】
詞の音節を増加させる場合、母音を伸ばして長母音(「ー」の表記が後続するもの)とし、伸ばした母音「ー」を1音節に数えることで音節を増加させてもよい。また、逆に、詞の音節を減少させるのに、伸ばしている母音「ー」を削除して音節を減少させてもよい。
【0083】
なお、システムの形態(データ処理装置)については、電子楽器の形態に限らず、PC+アプリケーションソフトウェアの形態でもよく、カラオケ装置や、ゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノなどに適用してもよい。携帯型通信端末に適用した場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機能の一部をサーバ側に持たせ、端末とサーバとからなるシステム全体として所定のデータ処理機能を実現するようにしてもよい。
【0084】
電子楽器の形態を取った場合、その形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。
【0085】
外部機器との通信に関しては、通信インターフェース及び通信ネットワークは、有線のものに限らず無線でもよいし、双方を備えていてもよい。また、MIDIについては、専用のMIDIインターフェースに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いてMIDIインターフェースを構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、まず、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データを詞及びメロディ生成手段に供給し、この曲生成用データに基づいて歌詞及びメロディを生成した後、メロディ又は詞修正手段により両者の整合性(音符数と音節数の一致)をとるようにしているので、一方が他方に制約を受けずにメロディ及び歌詞を生成することができ、しかも、両者とも、共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるので、うまくマッチしたメロディ及び歌詞を生成することができる。さらに、詞を生成する際には、第1の曲生成用データに含まれる音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定することができる(請求項1,4)。或いは、詞を生成する際には、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数を決定し、メロディを生成する際には、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数とは独立にメロディの音符数を決定することができる(請求項3)。
【0087】
また、この発明によれば、メロディ及び歌詞生成の元になる曲生成用データを詞及びメロディ生成手段に供給し、まず、詞生成手段で第1の曲生成用データに基づいて歌詞を生成した後、メロディ生成手段で、歌詞の音節数に合うようにメロディを生成するようにしているので、メロディ又は歌詞を修正する処理を省略することができ、しかも、両者とも、共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるので、うまくマッチしたメロディ及び歌詞を生成することができる。さらに、詞を生成する際には、第1の曲生成用データに含まれる音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定することができる(請求項2,5)。
【0088】
つまり、この発明は、メロディと歌詞の両方を生成することを目的とした作詞作曲装置であり、曲生成用データをメロディ生成と歌詞生成の双方に利用することを前提としているので、メロディ生成、歌詞生成それぞれの曲生成用データをいちいち設定する必要はなく、また、メロディ、歌詞の両者とも、リズム特徴データなどの共通の第1の曲生成用データに基づいて生成されるため、うまくマッチしたメロディ及び歌詞が生成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて利用される利用される曲生成用データの構成例を示す図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて利用される利用される語彙・文章データの構成例を示す図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて実行される第1実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による歌詞データの生成手順を説明するための(歌)詞生成の一例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例によるメロディデータの修正処理(「メロディの詞への合わせ込み」処理)を説明するための具体的修正例を示す図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による(歌)詞生成処理を表わすフローチャートである。
【図8】図8は、この発明の一実施例によるメロディ生成処理1を表わすフローチャートである。
【図9】図9は、この発明の一実施例によるメロディ修正処理を表わすフローチャートである。
【図10】図10は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて実行される第2実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図である。
【図11】図11は、この発明の一実施例によるメロディ生成処理2を表わすフローチャートである。
【図12】図12は、この発明の一実施例による作詞作曲処理システムにおいて実行される第3実施形態の作詞作曲処理の機能ブロック図である。
【図13】図13は、この発明の一実施例による(歌)詞修正処理を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
A1,B1,C1 曲生成用データベース、
A2,B2,C2 語彙・文章データベース、
A3,B3,C3 曲生成用データ選択部、
A4,B4,C4 (歌)詞生成部、
A5,C5 メロディ生成部(1)、
B5 メロディ生成部(2)、
A6 メロディ修正部、
C6 (歌)詞修正部、
A7,B7,C7 伴奏生成部、
A8,B8,C8 合成部、
A9,B9,C9 出力部。
Claims (5)
- リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、
上記歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段と、
上記メロディ生成手段で生成されたメロディデータの音符数を、上記詞生成手段で生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段と
を具備し、
第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、
上記詞生成手段は、上記音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する
ことを特徴とする作詞作曲装置。 - リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、
上記詞生成手段により生成された歌詞データの音節数、この歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段と
を具備し、
第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、
上記詞生成手段は、上記音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する
ことを特徴とする作詞作曲装置。 - リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段と、
上記歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段と、
上記メロディ生成手段で生成されたメロディデータの音符数を、上記詞生成手段で生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段と
を具備し、
上記詞生成手段は、第1の曲生成用データを用いて詞の音節数を決定し、
上記メロディ生成手段は、第1の曲生成用データを用いて上記詞の音節数とは独立にメロディの音符数を決定する
ことを特徴とする作詞作曲装置。 - コンピュータを、
リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段、
上記歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段、並びに、
上記メロディ生成手段により生成されたメロディデータの音符数を、上記詞生成手段により生成された歌詞データの音節数に合うように増減させるメロディ修正手段
として機能させるための作詞作曲プログラムであって、
第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、
上記詞生成手段は、上記音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する
作詞作曲プログラム。 - コンピュータを、
リズム特徴データを含む第1の曲生成用データに基づいて歌詞データを生成する詞生成手段、並びに、
上記詞生成手段により生成された歌詞データの音節数、この歌詞データの生成に用いられた第1の曲生成用データ及びピッチ特徴データを含む第2の曲生成用データに基づいてメロディデータを生成するメロディ生成手段
として機能させるための作詞作曲プログラムであって、
第1の曲生成用データは、所定区間における音符数の範囲を表わす音符数多少データを含み、
上記詞生成手段は、上記音符数多少データが表わす範囲内で詞の音節数を決定し、決定された音節数をもつ歌詞データを生成する
作詞作曲プログラム。
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