JP3528044B2 - 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機 - Google Patents
誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機Info
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Description
れる誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよびこれら
を用いた通信機に関するものである。
電体ブロックを用いた誘電体フィルタの構成を図10に
示す。同図において(B)は誘電体フィルタを立てた状
態での正面図、(A)は上面図、(C)は底面図、
(D)は左側面図、(E)は右側面図である。図10に
おいて1は誘電体ブロックであり、その内部に2a,2
b,2cで示す共振線路用孔を設けるとともに、それら
の内面に内導体を設けて共振線路5a,5b,5cを形
成している。誘電体ブロック1の外面には接地電極3を
形成し、所定箇所に外部端子6,7を接地電極3から絶
縁状態に設けている。外部端子6は共振線路5aと容量
結合し、外部端子7は共振線路5cと容量結合する。こ
のようにして3段の共振器からなる帯域通過特性を有す
る誘電体フィルタを構成している。
したような従来の誘電体フィルタにおいては、外部端子
6,7はそれぞれ接地電極を基準電位として不平衡型で
信号の入出力を行うものであるため、例えば平衡入力型
の増幅回路などに対して信号を与えるためには、バラン
(不平衡−平衡変換器)を用いて、不平衡型の信号を平
衡型の信号に変換しなければならなかった。その結果、
回路基板上でのフィルタ回路部分の占有面積が増大し、
このことが小型化を阻む一因となっていた。
となく平衡型で信号の入出力を行えるようにした誘電体
フィルタ、誘電体デュプレクサおよびそれらを用いた通
信機を提供することにある。
されていて、所定周波数で1/2波長共振する略直線状
のλ/2共振器と、それぞれの一方端が短絡、他方端が
開放されていて、前記共振周波数と略等しい周波数で1
/4波長共振する2つのλ/4共振器とを備え、該2つ
のλ/4共振器の短絡端同士を対向させて直線状に配置
するとともに、前記λ/2共振器の略全長にわたって平
行に近接配置し、該λ/2共振器の開放端付近に外部結
合用の容量を介して結合する端子を不平衡端子とし、前
記2つのλ/4共振器の開放端付近にそれぞれ外部結合
用の容量を介して結合する端子を平衡端子としたことを
特徴とする。この構造により、不平衡端子と平衡端子と
を用いて信号の入出力を行うとともに、所定周波数帯域
の通過または減衰を行わせることができる。
されていて、所定周波数で1/2波長共振する略直線状
の第1のλ/2共振器と、両端が開放されていて前記共
振周波数と略等しい周波数で1/2波長で共振する略直
線状の第2のλ/2共振器とを備え、第2のλ/2共振
器を第1のλ/2共振器の略全長にわたって平行に近接
配置し、第1のλ/2共振器の開放端付近に外部結合用
の容量を介して結合する端子を不平衡端子とし、第2の
λ/2共振器の開放端付近に外部結合用の容量を介して
結合する2つの端子を平衡端子としたことを特徴とす
る。この構造により、不平衡端子と平衡端子とを用いて
信号の入出力を行うとともに、所定周波数帯域の通過ま
たは減衰を行わせることができる。
れぞれマイクロストリップ線路またはストリップ線路で
構成するか、誘電体ブロックに導体膜を設けてなる誘電
体同軸共振器で構成する。
より、誘電体デュプレクサを構成する。
または誘電体デュプレクサを高周波回路部に設けて通信
機を構成する。これにより小型軽量の通信機を得る。
実施形態以外の実施形態が本願の請求項1〜6のいずれ
かの発明に含まれるものである。この発明の第1の実施
形態に係る誘電体フィルタの構成を図1を参照して説明
する。 (A)は誘電体フィルタの平面図である。ここ
で11,12はそれぞれストリップライン電極であり、
誘電体基板20の上面で互いに近接配置している。誘電
体基板20の下面にはほぼ全面のアース電極を形成して
いて、この誘電体基板20とストリップライン電極1
1,12およびアース電極とによってそれぞれマイクロ
ストリップ線路共振器を構成している。16はスルーホ
ールであり、ストリップライン電極12の中央部を下面
のアース電極に電気的に接続している。13,14,1
5はそれぞれ端子としてのストリップライン電極であ
る。ストリップライン電極13とストリップライン電極
11の一方の端部付近との間には静電容量C1を形成し
ていて、ストリップライン電極14,15とストリップ
ライン電極12のそれぞれの両端付近との間には静電容
量C2,C3を生じさせている。また、ストリップライ
ン電極11,12のそれぞれの開放端とアース電極との
間にストレー容量C4,C5,C6,C7を生じさせて
いる。
/2共振器として作用し、ストリップライン電極12
は、それぞれが一端短絡、他端開放の、2つのλ/4共
振器として作用する。このλ/2共振器と2つのλ/4
共振器とはコムライン結合する。ストリップライン電極
11,12の線路長は略等しいため、上記λ/4共振器
の共振周波数とλ/2共振器の共振周波数とは略等し
い。
ルタの等価回路図である。ここでR1は上記λ/2共振
器、R2,R3は上記λ/4共振器である。端子Aから
信号が入力されると、それに結合してλ/2共振器の両
端の電位は反転し、その電位差のままそれぞれのλ/4
共振器と結合するので、その各々の出力端子B,Cから
は、フィルタ特性を持った180°位相の異なる出力が
得られる。従ってAを不平衡入力端子、B,Cを平衡出
力端子として用いることができる。この入出力間はλ/
2共振器とλ/4共振器による帯域通過型フィルタ特性
を持つことになる。
入力を行うことにより、端子Aから不平衡型で信号の出
力を取り出すことが可能となる。
振器との結合方法としては、コムライン結合以外にコン
デンサ等の集中定数素子を併用した方法で結合させても
よい。
形成してコムライン結合(誘導性結合)させるようにし
たが、たとえばストリップライン電極11,12の開放
端部の幅を広くして容量性結合させるようにしてもよ
い。
でストリップライン電極の中央部を下面のアース電極に
電気的に接続したが、誘電体基板の同一面にあるアース
電極をストリップライン電極の中央部に接続するように
してもよい。
タの等価回路図である。この例では、λ/2共振器R1
とλ/4共振器R2,R3とを近接配置し、λ/2共振
器R1の両端を短絡し、このλ/2共振器の中央部と端
子Aとの間に静電容量C1を生じさせて外部結合をとる
ようにしている。λ/4共振器R2,R3およびこれら
の共振器と外部結合との関係は、図1に示したものと同
様である。
は等価的に開放端となり、λ/2共振器R1と2つのλ
/4共振器R2,R3とはインターディジタル的に結合
する。
タの等価回路図である。図1に示した誘電体フィルタと
異なり、λ/2共振器R1のほぼ中央をコ字型またはU
字型に折り曲げた形状とし、2つのλ/4共振器R2,
R3をλ/2共振器R1に近接配置している。共振器R
1はそのストリップライン電極の全長でλ/2共振器と
して作用するので、図1に示した第1の実施形態の場合
と同様に作用する。ただし、この図3に示す構造によれ
ば、ストリップライン電極の長さをλ/4共振器の共振
器長に合わせることができるので、誘電体基板に対する
共振器の占有面積を容易に縮小化できる。
タの等価回路図である。ここでR11,R12はそれぞ
れマイクロストリップ線路共振器であり、それぞれλ/
2共振器として作用する。この2つの共振器R11,R
12は電磁界結合している。この結合方法としては前述
したようにマイクロストリップ線路共振器の開放端部を
広くして容量性結合させるか、開放端部とアース電極間
にストレー容量を形成してコムライン結合させてもよ
い。また、その他にコンデンサ等の集中定数素子を併用
してもよい。共振器R11の一方端と外部結合端子Aと
の間には静電容量C1を生じさせていて、共振器R12
の両端と外部結合端子B,Cとの間には静電容量C2,
C3をそれぞれ生じさせている。λ/2共振器R11,
R12のそれぞれの両端では位相が反転して結合してお
り、その位相差をもったまま外部端子へ接続されるの
で、その各々の外部端子B,Cからはフィルタ特性を持
った180°位相の異なる平衡信号が出力される。従っ
てAを不平衡入力端子、B,Cを平衡出力端子として用
いることができる。この入出力間はλ/2共振器とλ/
4共振器による帯域通過型フィルタ特性を持つことにな
る。
入力を行うことにより、端子Aから不平衡型で信号の出
力を取り出すことも可能となる。
タの等価回路図である。この例では、λ/2共振器R1
1とλ/2共振器R12とを近接配置し、共振器R11
の両端を短絡し、この共振器R11の中央部と端子Aと
の間に静電容量C1を生じさせて外部結合をとるように
している。共振器R12およびこれらの共振器と外部結
合との関係は、図4に示したものと同様である。
価的に開放端となり、共振器R11と共振器R12とは
インターディジタル的に結合する。この構造により、端
子Aを不平衡端子、端子B,Cを平衡端子とする誘電体
フィルタを得る。
ストリップ線路共振器を用いて誘電体フィルタを構成し
たが、上下が誘電体層で挟まれる位置にストリップライ
ン電極を設けることにより、ストリップライン線路共振
器を形成して、誘電体フィルタを構成してもよい。
電体フィルタの例を第6の実施形態として図6を参照し
て説明する。図6の(A)は外観斜視図、(B)は2つ
の内導体形成孔部分を通る断面図である。図6の(A)
に示した向きで図における左手前の面が回路基板に対す
る表面実装の際に回路基板に対向し、回路基板上の信号
入出力電極に外部端子6,7,8がそれぞれ接続され、
回路基板上のアース電極に外導体3が接続される。
をなし、2つの内導体形成孔2a,2bを設けている。
また内導体形成孔2bの中央部を切断するように誘電体
ブロック1に対してスリット4を形成していて、このス
リット4の内面および誘電体ブロック1の図における上
下の端面を除く他の外面(四面)にそれぞれ外導体3を
形成している。内導体形成孔2aの内面には内導体5a
を設け、内導体形成孔2bの内面には内導体5bを形成
している。また誘電体ブロック1の外面には内導体5a
の一方の端部付近と静電容量を生じさせる外部端子6、
内導体5bのそれぞれの一方の端部付近と静電容量を生
じさせる外部端子7,8をそれぞれ外導体3から分離形
成している。
ック1および外導体3が1つのλ/2同軸共振器として
作用し、内導体5b、誘電体ブロック1および外導体3
によって2つのλ/4共振器として作用する。また、各
内導体形成孔は、開放端側と等価的短絡端側(内導体形
成孔の中央部)とで内径を異ならせている。この構造に
より、隣接する共振器間が結合する。したがって、図6
の誘電体フィルタは等価的には、図1の(B)に示した
ものと同様に表され、外部端子6を不平衡端子、外部端
子7,8を平衡端子とする誘電体フィルタとして用いる
ことができる。
を構成したが、3段以上の共振器を単一の誘電体ブロッ
クに形成する場合にも同様に適用できる。
形成したが、これに代わって、内導体形成孔に対して垂
直に穴を形成し、この穴の内面に、内導体形成孔内面の
内導体と外導体3とを接続する導体を形成するようにし
てもよい。
の誘電体フィルタの例を第7の実施形態として図7を参
照して説明する。図6に示した例では、1つのλ/2共
振器と、2つのλ/4共振器を設けて、不平衡端子と平
衡端子を有する誘電体フィルタを構成したが、この第7
の実施形態では、2つのλ/2共振器を設けて、不平衡
端子と平衡端子を有する誘電体フィルタを構成する。
(B)は2つの内導体形成孔部分を通る断面図である。
誘電体ブロック1は全体にほぼ直方体形状をなし、2つ
の内導体形成孔2a,2bを設けている。図6に示した
例とは異なり、誘電体ブロックにスリットは形成してい
ない。誘電体ブロック1の図における上下の端面を除く
他の外面(四面)にそれぞれ外導体3を形成している。
内導体形成孔2a,2bの内面には内導体5a,5bを
設けている。また、誘電体ブロック1の外面には内導体
5aの一方の端部付近と静電容量を生じさせる外部端子
6、内導体5bの両方の端部付近と静電容量を生じさせ
る外部端子7,8、をそれぞれ外導体3から分離形成し
ている。
ック1および外導体3が一方のλ/2共振器として作用
し、内導体5b、誘電体ブロック1および外導体3が他
方のλ/2共振器として作用する。また、各内導体形成
孔は、開放端側と等価的短絡端側(内導体形成孔の中央
部)とで内径を異ならせて、隣接する共振器間を結合さ
せている。したがって、図7の誘電体フィルタは等価的
には、図4に示したものと同様に表され、外部端子6を
不平衡端子、外部端子7,8を平衡端子とする誘電体フ
ィルタとして用いることができる。
参照して説明する。図8の(A)は外観斜視図、(B)
は各内導体形成孔部分を通る面での断面図である。図8
の(A)に示した向きで図における左手前の面が回路基
板に対する表面実装の際に回路基板に対向し、回路基板
上の信号入出力電極に外部端子6,7,8,9,10が
それぞれ接続され、回路基板上のアース電極に外導体3
が接続される。
をなし、5つの内導体形成孔2a,2b,2c,2d,
2eを設けている。また内導体形成孔2b,2cの中央
部を切断するように誘電体ブロック1に対してスリット
4を形成していて、このスリット4の内面および誘電体
ブロック1の図における上下の端面を除く他の外面(四
面)にそれぞれ外導体3を形成している。内導体形成孔
2a〜2eの内面には内導体5a〜5eをそれぞれ形成
している。また誘電体ブロック1の外面には内導体5
a,5eのそれぞれの一方の端部付近と静電容量を生じ
させる外部端子6、内導体5bのそれぞれの一方の端部
付近と静電容量を生じさせる外部端子7,8、内導体5
cのそれぞれの一方の端部付近と静電容量を生じさせる
外部端子9,10を形成している。
と、誘電体ブロック1および外導体3によって、それぞ
れλ/2同軸共振器が構成され、内導体5b、誘電体ブ
ロック1および外導体3によって2つのλ/4共振器が
構成され、さらに、内導体5c、誘電体ブロック1およ
び外導体3によって2つのλ/4共振器が構成される。
共振器を送信フィルタとして、また、上記内導体5c,
5d,5eによる共振器を受信フィルタとして用いるこ
とができる。その場合、外部端子6を不平衡のアンテナ
端子、外部端子7,8を平衡の送信信号入力端子、9,
10を平衡の受信信号出力端子として用いる。
は、単一の誘電体ブロックを用いて同軸共振器を構成す
ることによって誘電体フィルタまたは誘電体デュプレク
サを構成したが、予め溝を形成した誘電体基板に内導体
を形成したもの同士を接合することによって、同軸共振
器による誘電体フィルタまたは誘電体デュプレクサを構
成してもよい。
は、外導体を形成せずに開放した誘電体ブロックの端面
を共振器の開放端として誘電体同軸共振器を構成した
が、この開放端とする誘電体ブロックの端面に結合用の
電極を形成したタイプの誘電体同軸共振器にも本願発明
は同様に適用できる。また、誘電体ブロックの外面には
開放面を設けずに、内導体形成孔の内部または、その開
口部付近に内導体非形成部(内導体除去部分)を形成し
たタイプの誘電体同軸共振器にも本願発明は同様に適用
できる。
ュプレクサを用いた通信機の構成を図9を参照して説明
する。同図においてANTは送受信アンテナ、DPXは
デュプレクサ、BPFa,BPFb,BPFcはそれぞ
れ帯域通過フィルタ、AMPa,AMPbはそれぞれ増
幅回路、MIXa,MIXbはそれぞれミキサ、OSC
はオシレータ、DIVは分周器(シンセサイザー)であ
る。MIXaはDIVから出力される周波数信号を変調
信号で変調し、BPFaは送信周波数の帯域のみを通過
させ、AMPaはこれを電力増幅してDPXを介しAN
Tより送信する。BPFbはDPXから出力される信号
のうち受信周波数帯域のみを通過させ、AMPbはそれ
を増幅する。MIXbはBPFcより出力される周波数
信号と受信信号とをミキシングして中間周波信号IFを
出力する。
8に示した構造のデュプレクサを用いることができる。
また帯域通過フィルタBPFa,BPFb,BPFcは
図1〜図7に示した構造の誘電体フィルタを用いること
ができる。このようにして全体に小型の通信装置を構成
することができる。
ば、不平衡端子と平衡端子とを用いて信号の入出力を行
うとともに、所定周波数帯域の通過または減衰を行わせ
ることができる。
衡入出力する回路と不平衡入出力する回路とともにフィ
ルタを備えた回路をバランを設けることなく、誘電体基
板上に容易に構成することができる。
器による誘電体フィルタでありながら、その誘電体フィ
ルタを回路基板上などに実装するだけで、信号を平衡入
出力する回路と不平衡入出力する回路とともにフィルタ
を備えた回路を、バランを設けることなく構成すること
ができる。
の通信機を構成することができる。
および等価回路図
路図
路図
路図
路図
視図および断面図
視図および断面図
観斜視図および断面図
プ線路共振器) 13,14,15−ストリップライン電極(端子) 16−スルーホール 20−誘電体基板 R1−λ/2共振器 R2,R3−λ/4共振器 R11,R12−λ/2共振器 A,B,C−外部端子
Claims (6)
- 【請求項1】 両端が開放されていて、所定周波数で1
/2波長共振する略直線状のλ/2共振器と、それぞれ
の一方端が短絡、他方端が開放されていて、前記共振周
波数と略等しい周波数で1/4波長共振する2つのλ/
4共振器とを備え、該2つのλ/4共振器の短絡端同士
を対向させて直線状に配置するとともに、前記λ/2共
振器の略全長にわたって平行に近接配置し、該λ/2共
振器の開放端付近に外部結合用の容量を介して結合する
端子を不平衡端子とし、前記2つのλ/4共振器の開放
端付近にそれぞれ外部結合用の容量を介して結合する端
子を平衡端子としたことを特徴とし、前記λ/2共振器
と前記λ/4共振器の共振周波数の帯域で通過し、それ
以外の帯域で減衰する帯域通過型フィルタ特性を有する
誘電体フィルタ。 - 【請求項2】 両端が開放または短絡されていて、所定
周波数で1/2波長共振する略直線状の第1のλ/2共
振器と、両端が開放されていて前記共振周波数と略等し
い周波数で1/2波長で共振する略直線状の第2のλ/
2共振器とを備え、第2のλ/2共振器を第1のλ/2
共振器の略全長にわたって平行に近接配置し、第1のλ
/2共振器の開放端付近に外部結合用の容量を介して結
合する端子を不平衡端子とし、第2のλ/2共振器の開
放端付近に外部結合用の容量を介して結合する2つの端
子を平衡端子としたことを特徴とし、前記第1のλ/2
共振器と前記第2のλ/2共振器の共振周波数の帯域で
通過し、それ以外の帯域で減衰する帯域通過型フィルタ
特性を有する誘電体フィルタ。 - 【請求項3】 前記λ/2共振器および前記λ/4共振
器をそれぞれマイクロストリップ線路またはストリップ
線路で構成したことを特徴とする請求項1または2に記
載の誘電体フィルタ。 - 【請求項4】 前記λ/2共振器および前記λ/4共振
器をそれぞれ誘電体ブロックに導体膜を設けて成る誘電
体同軸共振器で構成したことを特徴とする請求項1また
は2に記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれかに記載の誘
電体フィルタを備えた誘電体デュプレクサ。 - 【請求項6】 請求項1〜4のうちいずれかに記載の誘
電体フィルタまたは請求項5に記載の誘電体デュプレク
サを用いた通信機。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP2000036302A JP3528044B2 (ja) | 1999-04-06 | 2000-02-15 | 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機 |
EP00106243A EP1045469B1 (en) | 1999-04-06 | 2000-03-22 | Dielectric filter, dielectric duplexer and communication apparatus |
DE60017312T DE60017312T2 (de) | 1999-04-06 | 2000-03-22 | Dielektrisches Filter, dielektrischer Duplexer und Kommunikationsgerät |
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