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JP3519404B2 - 不純物の除去 - Google Patents

不純物の除去

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JP3519404B2
JP3519404B2 JP51393394A JP51393394A JP3519404B2 JP 3519404 B2 JP3519404 B2 JP 3519404B2 JP 51393394 A JP51393394 A JP 51393394A JP 51393394 A JP51393394 A JP 51393394A JP 3519404 B2 JP3519404 B2 JP 3519404B2
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テムズ ウォーター ユーティリティーズ リミテッド
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    • C02F1/283Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using coal, charred products, or inorganic mixtures containing them
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は不純物の除去、特に不純物を原水から除去
する緩速砂濾過槽に関するものである。
近年飲料水の品質は注目を集める飲料水の農薬の問題
と共に、公的および政治的議論を呼ぶ大きい問題になっ
てきた。EC飲料水指令(80/788/EEC)は各農薬の0.1ug/
1の限度を含み、同様に限度がUK水供給(水品質)規則1
989に組み込まれている。多くの農薬においてこの0.1ug
/1の基準は世界保健機構およびUSEPAなどの健康上の基
準よりも厳しい。
少量の農薬、主に水溶性の除草剤が川に流れ、地下水
に染み込み水に入る。これは出願人の地理的領域などの
低地の都市および農業貯水池での大きい問題である。
背景的有機肥料を減少させ、塩素の使用およびその副
産物の生成を最小限に止める必要性も多くのヨーロッパ
および米国の水供給関係に対する大きい問題である。
ほとんどの低地の水処理プラントは、水源および処理
の形式に基づき3つのグループに分けられる。
i)貯留、化学的凝結、浄化、急速砂濾過および塩素殺
菌による地表水処理 ii)貯留、急速重力濾過、緩速砂濾過および塩素殺菌に
よる地表水処理 iii)通常は塩素殺菌だけでときどき急速砂濾過を伴う
地下水処理 出願人は3つのすべてのカテゴリーに分けられる123
回の水処理作業で700万人以上の顧客に平均2700M1dの水
を提供している。供給水のおよそ75パーセントがテムズ
河およびその支流から得られ、大部分が緩速砂濾過によ
って処理される。
このような通常の処理プロセスは農薬の最近の基準を
満たさず、したがって付加的処理が要求される。
緩速砂濾過は、普通は不純物を原水から除去する手段
を提供する緩速砂濾過槽でなされる。しかしながら、こ
れらのコストは高く広域地が要求される。前述したよう
に、最近の濾過槽は農薬、トリハロメタンプレカッサ、
有機溶剤、およびジオスミンおよび2−メチルイソボル
ネオールなどの味および臭気のある揮発性有機化合物な
どの不純物の除去に関する要求される基準を満たすこと
ができない。同様の考慮が色、全有機炭素(TOC)およ
びアサイマブル有機炭素(AOC)の除去に払われる。
したがって、この発明の目的はこれらの欠点を除去す
ることにある。
この発明の第1特徴によれば、不純物を液体から除去
するに適した砂または同様の濾過媒体と添加物とからな
る不純物を水などの液体から除去する緩速砂濾過槽が提
供される。
ここに使用されている用語“農薬”は殺菌剤、除草
剤、殺虫剤などを含むことは理解されるであろう。
濾過槽は水のための緩速砂濾過槽であることが好まし
い。
添加物は活性炭であってもよく、特に濾過槽内の少な
くとも1つの層の粒状活性炭からなるものであってもよ
い。これは不純物の効果的除去作用を提供する。
砂の2つの層間にサンドウィッチされた粒状活性炭か
らなる単層があってもよい。これは炭の効果的利用性を
提供する。
およそ200〜400mmの範囲内の厚さの砂の下層があり、
およそ200mmの範囲内の厚さの活性炭の層があり、それ
は25〜200mmの範囲内であることが好ましく、およそ300
〜500mmの範囲内の厚さの上層があってもよい。
下砂層は実質上300mmの厚さであり、粒状活性炭層は
実質上135mmの厚さであり、砂の上層は実質上450mmの厚
さであってもよい。
特に25mm〜50mmの厚さの活性炭の層に活性炭のモジュ
ールがあってもよい。各モジュールは、たとえばおよそ
1mの辺の実質上正方形のモジュールであってもよい。
その後モジュールを緩速砂濾過槽内に敷き詰めてもよ
く、モジュールはジオテキスタイル材料などの適宜の材
料の境界またはケーシングを有するマット、バッグまた
は帯であってもよい。したがって活性炭をジオテキスタ
イル材料の層間にサンドウィッチしてもよい。
処理によって活性炭の不均一分布が生じ、活性炭がバ
ッグの一端に不慮に移動しないようにするため、バッグ
は望ましい量の活性炭を積極的にシフトしないよう保持
する室からなるものであってもよい。縫合、成形などに
より室を適宜の方法で形成することもできる。
バッグおよび内容物は再生炉内にまっすぐに配置する
ことにより再生可能であり、完成したバッグを再生し、
再使用することもできる。
モジュールシステムに代えて緩速砂濾過槽は25mm〜50
mmの厚さの層としての活性炭からなり、これがジオテキ
スタイル層またはマット間に敷き詰められ、サンドイッ
チされ、その一方は(下)砂層上に敷き詰められ、その
後活性炭がそれに敷き詰められ、上ジオテキスタイル層
またはマットが活性炭の上方に敷き詰められ、砂層が上
ジオテキスタイル層上に敷き詰められるようにしてもよ
い。ジオテキスタイルの層をオーバーラップさせ、活性
炭を収容するようにしてもよい。
粒状活性炭を砂と適宜の設定比率で混合してもよい。
このような混合された活性炭の粒子よりも小さい砂の粒
子が活性炭の粒子間のギャップに“詰まる”。この“詰
まり”作用が濾過ベッドの水を吸着粒状活性炭に通す。
“詰まり”は濾過槽の有機体が生長しないようにする。
ベッドの各層をレーザ基準点に対し地均ししてもよ
い。これは均一の濾過および浄化作用を保証する。
レーザ基準点は層の上面の望ましい高さにセットされ
たレーザトランスミッタおよび各層を望ましい表面高さ
に地均しするためのモービル装置上のレシーバからな
る。
モービル装置は緩速砂濾過槽を横切ってのび、層を地
均しし、敷き詰めるブリッジまたはガントリーからなる
ものであってもよく、モービル装置はベッドの層上を走
行するに適したモータ装置からなるものであってもよ
い。装置は適宜のリーチをもつブームからなるものであ
ってもよく、ブームは濾過槽の一方側に取りつけられそ
れからのびるものであってもよい。
この発明の第2特徴によれば、濾過槽を通過する少な
くとも農薬を除去するに適した添加物を提供する砂また
は同様の濾過媒体を提供し、砂/添加物を敷き詰めるこ
とからなる濾過槽を提供する方法が提供される。
この方法は緩速砂濾過槽を提供するものであることが
好ましい。
添加物を提供する工程は粒状活性炭からなる添加物を
提供するものであってもよい。
粒状活性炭を提供する工程はその粒状活性炭を濾過槽
の層内に敷き詰めるものであってもよい。
砂の層を敷き詰め、粒状活性炭の層を砂の層上に敷き
詰め、砂の他の層を活性炭の層上に敷き詰めてもよい。
およそ200〜400mmの範囲内の厚さの砂の下層を敷き詰
め、およそ100〜200mmの範囲内の厚さの粒状活性炭の層
を敷き詰め、それは25〜200mmの範囲内であることが好
ましく、砂の上層をおよそ300〜500mmの範囲内の厚さの
粒状活性炭の層上に敷き詰めてもよい。
砂の下層を実質上300mmの厚さに敷き詰め、粒状活性
炭を実質上135mmの厚さに敷き詰め、砂の上層を実質上4
50mmの厚さに敷き詰めてもよい。
この方法はレーザ基準点を使用し、少なくとも各砂層
および粒状活性炭層の上面を地均しする工程を含むもの
であってもよい。
層の上面の望ましい高さにセットされたレーザトラン
スミッタを提供し、各層を地均しするモービル装置上の
レーザレシーバを提供し、レーザ基準点に従ってそのモ
ービル装置を移動させ、層を地均ししてもよい。
この方法は望ましいレベルのインジケータを提供し、
そのインジケータが装置の地均し手段を調節するモービ
ル装置のオペレータによってモニタされるようにしても
よい。
この方法は緩速砂濾過槽を横切ってのびる層を地均し
つつ、敷き詰めるブリッジまたはガントリーを提供する
ものであってもよい。この方法は適宜のリーチをもつブ
ームを提供するものであってもよく、ブームは濾過槽の
一方側に取りつけられそれからのびることが好ましい。
この方法はベッドの層上を走行するモータ装置を提供
するものであってもよい。
この方法は実質上90度の角度の形状のスクレーパバー
を有するモービル装置を提供するものであってもよい。
この方法は全表面領域に砂と粒状活性炭のサンドウィ
ッチが提供されるまで層を緩速砂濾過槽の全領域の部分
的表面領域に敷き詰めるものであってもよい。
添付図面を参照して緩速砂濾過槽が後述される。
図1はこの発明の緩速砂濾過槽の横断面図であり、 図2は図1の緩速砂濾過槽を敷き詰め地均しする方法
の斜視図であり、 図3は図1の緩速砂濾過槽を地均しし、敷き詰める他
の方法の断面図であり、 図4は地均し装置の断面図であり、 図5は図2、図3および図4の地均し装置の特定の実
施例の斜視図であり、 図6は図5の地均し装置の平面図であり、 図7は図6の線B−B上の断面図であり、 図8は砂の槽の表面を形成する工程およびこの発明の
緩速砂濾過槽を敷き詰める方法を示し、 図9は粒状活性炭の層を地均しする工程を示し、 図10は付加槽のない制御ベッドにこの発明の緩速砂濾
過槽を使用し除去された農薬のグラフである。
図面を参照すると、同一部分が同一符号によって示さ
れ、砂2内の粒状活性炭の層の付加物3からなる緩速砂
濾過槽1が示されており、これは不純物、少なくとも農
薬類を緩速砂濾過槽に流れる水(図示せず)から除去
し、これによってそれを浄化する。
粒状活性炭は実質上300mmの厚さの清浄砂の下層4と
実質上450mmの厚さの清浄砂の上層5間にサンドウィッ
チされたおよそ135mm(非圧縮状態)の厚さの単層3か
らなる。
清浄砂の下層4がまず敷き詰められ地均しされる。ダ
ンプトラックまたはオーバーヘッドブリッジまたはガン
トリー6などの装置などの適宜の手段により、それが濾
過槽のベッドに供給される。この実施例では図4、図5
および図7に示されているように、要求される高さにセ
ットされたレーザトランスミッタ7からなるレーザ基準
点および実質上90度の角度の横方向平行バー11のあるフ
レーム10を有する地均し装置9に取りつけられたレーザ
レシーバ8により、層4が要求される厚さおよび比較的
平坦な上面をもつよう広げられる。図5および図7から
明らかなように、バー11がフレーム10に取りつけられ、
その下方リムは水平方向に対しおよそ20度傾斜してい
る。レーザ基準点7、8は装置9が砂4上に引きずら
れ、それを広げ、平坦化するときレシーバ8がトランス
ミッタ7からのレーザビーム12の上方および下方を通
り、それが高いか低いかモニタし、ガントリー6または
装置9のオペレータに信号を与え、地均し装置が後方、
前方、上方および下方(矢印X)に移動するとき、彼は
それを適宜調節することができ、層4の上面が平坦化さ
れ要求された高さをもち、層が要求された厚さをもちダ
ンプが使用される位置のタイヤ跡が平坦化されるように
構成されている。レーザレシーバ8はフレーム10に取り
つけられた2つのソケット9'の一方または他方内に取り
つけられている(図5)。
その後同様の方法が使用され、粒状活性炭の層3が砂
の下層上に敷き詰められる。しがたって図2の実施例で
は山13を供給するダンプトラック(図示せず)により粒
状活性炭がベッドに供給される。その後図4の地均し装
置9を有するモービルグレーダ14またはトラクタ(上昇
および下降機構15'に連結される回動連結部15を有す
る)が粒状活性炭を広げ、レーザ基準点7、8によって
要求される厚さの層3が形成される。図2の実施例で
は、レーザレシーバ8は運転台のオペレータ16に厚さが
大きすぎないか小さすぎないかを示す直視インディケー
タを有し、彼は地均し装置9を要求される厚さおよび平
坦度から得られるよう操作することができる。
地均し装置9の液圧操作によって地均し作業が自動的
に行われるのは理解されるであろう。
その後同様のレーザ基準方法が使用され、砂の上層5
が形成され、砂の上層の望ましい厚さおよび平坦度が得
られる。
図8および図9に示すように、この発明の緩速砂サン
ドウィッチ濾過槽が部分的に敷き詰められ、1回に半分
づつ敷き詰められることが好ましい。清浄砂の下側層が
全体にわたって敷き詰められる。その後前述したよう
に、半分のサンドウィッチが形成される。したがって矩
形状のベッドにおいて長さ方向範囲の半分が敷き詰めら
れる。バースクレーバおよび平坦化マット装置が使用さ
れ、ダンプのタイヤ跡または他方の半分の同様のものが
層2から除去され、サンドウィッチの他方の半分が形成
される。サンドウィッチを形成するとき上層5の清浄砂
が粒状活性炭3の層に比較的ゆるやかに付与され、平坦
面は崩壊せず厚さは変化しない。
敷き詰め後粒状活性炭が砂の上層5でできるだけ迅速
に被覆され、それが風によって分散せず、霜によって低
下または縮小せず、動物または鳥によって攪拌せず悪化
しないよう保護される。
粒状活性炭は乾燥した状態で貯槽、普通はタンカに供
給され微粉を除去する洗浄プラントにポンプ送りされ、
洗浄媒体は水である。水は排出されるが炭に湿気が残
り、敷き詰められるとき風によって分散せず、粒子の圧
縮プロセスが改良される。
処理される水をオゾン(O3)で前処理してもよく、こ
れは消耗前の粒状活性炭の寿命を延ばすことができる。
しかしなたら、O3前処理しても、しなくても図面に示さ
れているこの発明の緩速砂濾過槽は個々の農薬レベルを
地表水から0.1ug/1以下に除去し、粒状活性炭の再生期
限前、全農薬レベルを12〜60ヶ月間にわたって0.1ug/1
以下に除去する。さらにオゾンの除去速度が2倍である
この発明の緩速砂濾過槽を使用し、アトラジンなどのオ
ゾンに抵抗する農薬を事実上全て除去することができ
る。
この発明を現存の緩速砂濾過槽または新しいそれに適
用することができるのは理解されるであろう。
この実施例では、レーザトランスミッタ7はポータブ
ルであり、三脚台17上に取りつけられており、これをベ
ッド2の要求される位置に組付けることができる。三脚
台17は軽量であり、一人のオペレータがそれを移動させ
ることができ、レーザはバッテリーで駆動される。レー
ザ基準点を濾過槽の表面の測量に利用することができ、
実際のレーザトランスミッタが取りつけられる伸縮マス
トまたはサポートを使用し高さを調節することができ
る。これに代えてレーザトランスミッタを濾過ベッドの
一方側に直立するステンレススチールなどの固定サポー
トに取りつけることもできる。
濾過槽2の浄化が要求されたとき、砂の上層5がおよ
そ2.50mmだけ漸次すくい取られ、交換され、したがって
450mmの厚さの上層において粒状活性炭の上方のおよそ1
00mmの厚さの砂が得られるまでモビール“乾燥”浄化機
械によって14回のすくい取り、または浄化がなされる。
この厚さは炭の層が崩壊しない最小限の厚さである。し
たがって新しい砂で満たし、粒状活性炭層を除去する
前、14回の“浄化”をなすことができ、これによって作
業コストを大幅に減少させることができる。
この発明の代表的緩速砂濾過槽は80〜120mmの長さお
よび20〜35mmの幅の矩形状である。濾過槽内において0.
3mmの有効サイズ(ES)の砂の0.7〜1.0mmの深さの層が
排水砂利の層および多孔コンクリートで構成される暗渠
システムにかぶせられる。
通常の作業のとき、シルト、土および生物学的岩屑が
漸次濾過層の表面に集まり、濾過槽のヘッドロスを増大
させ、水圧キャパシティを減少させる。緩速砂濾過槽は
逆流洗浄されないが、3〜10週間の間隔をもって各濾過
槽が作用せず、排水され、砂の25〜40mmの上層が機械的
すくい取りプラントによって除去される。“汚れた”砂
が洗浄によって浄化され、再使用され、緩速砂濾過槽が
作用し、流れは漸次日の周期をもって増大する。濾過槽
の砂の深さが300mmの最小値に達すると、濾過槽は作用
せず、清浄砂が再充填される。清浄砂により定期的に30
0mmの底層が交換される。この発明を使用し、試験にお
いて粒状活性炭サンドウィッチ濾過槽が2mx1mのスチー
ルタンク内に建造された。チェムビロン カーボン リ
ミテッドで製造された粒状活性炭の150mmの厚さの層F40
0GAC(ES=0.7mm)が砂利の暗渠の上方で0.3mmの150mm
のES砂上に配置された。さらに450mmの砂が粒状活性炭
の頂面上に配置された。
前オゾン処理、主急速重力濾過(硫化鉄を使用する二
重媒体濾過槽)および主オゾン処理の後、粒状活性炭サ
ンドウィッチ濾過槽が使用された。粒状活性炭はない
が、その他は同一である第2パイロット緩速砂濾過槽が
制御として並行的に使用された。両濾過槽の目標濾過速
度は0.3m/hrである。
粒状活性炭サンドウィッチ濾過槽および制御ベッドの
両方の濾過サンプルが農薬および他の有機物関連パラメ
ータについて分析された。農薬の分析は周期的になさ
れ、次の農薬が分析スイートに含まれた。
供給および処理水の塩素要求量およびトリハロメタン
(THM)生成ポテンシャルが0.5時間〜6日の塩素接触時
間で試験所の試験で決定された。
他の物理的/化学的、生物学的および微生物学的パラ
メータが2週間ベースで次のようにモニタされた。
試験のとき多数の農薬が原水に認められた。これらは
除草剤アトラジン、シマジン、ジウロンおよびメコプロ
プを含む。他の除草剤が季節的または偶発的に検出され
た。
4つの農薬の結果が図10に示されており、これは実物
大の粒状活性炭サンドウィッチおよび制御ベッドの濾過
物の濃度を比較したものである。
現在まで粒状活性炭サンドウィッチ(処理される1500
0ベッド量)の濾過物の農薬は検出されていない。
試験は供給水の変化に対する全有機炭素(TOC)の濃
度、および粒状活性炭サンドウィッチおよび制御ベッド
によるTOCの除去を示し、4〜8mg/1に変化する流入TOC
は一般に夏季で高い。制御ベッドによるTOCの除去量は
0〜40%に変化し、20%の平均除去量であった。粒状活
性炭サンドウィッチによるTOC除去量は6ヶ月の運転期
間後60%であった(5000BVs)。
粒状活性炭サンドウィッチは試験期間全体にわたって
20%低下するだけの高度な色除去性を維持した。
さらに0.5時間〜6日のすべての塩素接触時間におい
て、粒状活性炭サンドウィッチベッド濾過液は、制御ベ
ッド濾過液よりも60%低い塩素要求量およびTHM形成ポ
テンシャルをもつ。
図面に示されているこの発明を使用すると、次の利点
が得られる。
1.有効サイズ(ES)0.7mmの通常の粒状活性炭の媒体を
通常の濾過作用または水の品質を損なわず、通常の緩速
砂濾過媒体、ES0.3mm内に25〜200mmサンドウィッチ層と
して配置することができる。
2.粒状活性炭緩速砂濾過サンドウィッチ吸着プロセスに
より有機体および農薬などの生物分解しない微汚染物質
を効果的に除去することができる。
3.ベッドおよびプロセスは通常のものよりも経済的であ
り、現存の構造に迅速に組込むことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9313053.2 (32)優先日 平成5年6月24日(1993.6.24) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 サンダーズ,トレヴォー イギリス国、バークシャー アールジー 11 2エックスエフ、ウォーキナム、ス コッツ ドライブ 7 (56)参考文献 特開 平1−199692(JP,A) 特開 平4−326905(JP,A) 実開 平2−75194(JP,U) 欧州特許出願公開161912(EP,A 2) 欧州特許出願公開310221(EP,A 1) 米国特許4663047(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 24/02 C02F 1/28

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物を水から除去する低地水処理作業に
    適した緩速砂濾過槽であって、不純物を水から除去する
    に適した砂および粒状活性炭からなり、前記緩速砂濾過
    槽は、粒状活性炭の層(3)によって分離された砂の上
    側および下側層(4、5)からなり、前記砂の上側層
    (5)、砂の下側層(4)および粒状活性炭の層(3)
    は、それぞれ望ましい厚さの層を提供するよう平坦化さ
    れ、地均しされていることを特徴とする濾過槽。
  2. 【請求項2】砂(2)の2つの層(4、5)間にサンド
    ウィッチされた粒状活性炭からなる単一の層(3)を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の緩速砂濾過槽。
  3. 【請求項3】砂(2)の下側層(4)がおよそ200〜400
    mmの範囲の厚さであり、活性炭の層(3)はおよそ25〜
    200mmの範囲の厚さであり、砂(2)の上側層(5)は
    およそ300〜500mmの範囲の厚さであることを特徴とする
    請求項2に記載の緩速砂濾過槽。
  4. 【請求項4】前記砂の下側層(4)は実質上300mの厚さ
    であり、前記粒状活性炭の層(3)は実質上135mmの厚
    さであり、前記砂の上側層(5)は実質上450mmの厚さ
    であることを特徴とする請求項3に記載の緩速砂濾過
    槽。
  5. 【請求項5】前記濾過槽(1)の各槽(3、4、5)が
    レーザ基準点(7、8)に対し地均しされていることを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の緩速
    砂濾過槽。
  6. 【請求項6】前記レーザ基準点(7、8)は層の上面の
    望ましい高さにセットされたレーザトランスミッタ
    (7)からなり、モービル装置(6、9)のレシーバ
    (8)が各層を望ましい地表高さに地均しするようにし
    たことを特徴とする請求項5に記載の緩速砂濾過槽。
  7. 【請求項7】前記モービル装置は前記緩速砂濾過層
    (1)を横切ってのびるブリッジ、ブームまたはガント
    リー(6)からなり、層(3、4、5)を地均しし、敷
    き詰めるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の
    緩速砂濾過槽。
  8. 【請求項8】前記モービル装置はベッド(1)の槽
    (3、4、5)上を走行するに適したモータ装置(14)
    からなることを特徴とする請求項7に記載の緩速砂濾過
    槽。
  9. 【請求項9】前記粒状活性炭(3)はジオテキスタイル
    を保持するものであることを特徴とする請求項1〜請求
    項8のいずれかに記載の緩速砂濾過槽。
  10. 【請求項10】前記ジオテキスタイルは2つの間隔をお
    いて配置された層からなることを特徴とする請求項9に
    記載の緩速砂濾過槽。
  11. 【請求項11】前記ジオテキスタイルはバッグからなる
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の緩速
    砂濾過槽。
  12. 【請求項12】前記バッグは内部隔壁を有することを特
    徴とする請求項11に記載の緩速砂濾過槽。
  13. 【請求項13】不純物を水から除去する低地水処理作業
    に適した緩速砂濾過槽を提供する方法であって、不純物
    を水から除去するに適した砂および粒状活性炭を提供
    し、粒状活性炭の層(3)によって分離された層の砂
    (4、5)を敷き詰め、各層(3、4、5)の上面を平
    坦化し、地均しし、それらがそれぞれ平坦化され、地均
    しされた上面をもち、望ましい厚さの層を提供するよう
    にすることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】砂(2)の層(4)だけを敷き詰め、砂
    の層(4)上に粒状活性炭の層(3)だけを敷き詰め、
    粒状活性炭の層(3)上に砂の層(5)を敷き詰めるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】およそ200〜400mmの範囲の厚さの砂の下
    側層(4)を敷き詰め、およそ25〜200mmの範囲の厚さ
    の粒状活性炭の層(3)を敷き詰め、粒状活性炭の層
    (3)上におよそ300〜500mmの範囲の厚さの砂の上側層
    (5)を敷き詰めることを特徴とする請求項14に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】砂の下側層(4)を実質上300mmの厚さ
    に敷き詰め、粒状活性炭の層(3)を実質上135mmの厚
    さに敷き詰め、砂の上側層(5)を実質上450mmの厚さ
    に敷き詰めることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】レーザ基準点(7、8)を使用し、少な
    くとも下側砂層(4)および粒状活性炭層(3)の上面
    を地均しすることを特徴とする請求項14〜請求項16のい
    ずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】層(3、4、5)の上面の望ましい高さ
    にセットされたレーザトランスミッタ(7)を提供し、
    モービル装置(6、9)上のレーザレシーバ(8)を提
    供し、各層を地均しし、モービル装置(6、9)をレー
    ザ基準点(7、8)に従って層を地均しするよう移動さ
    せることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】望ましいレベルのインジケータ(12)を
    提供し、このインジケータがモービル装置(6、9)の
    オペレータによってモニタされ、装置の地均し手段が調
    整されるようにすることを特徴とする請求項18に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】緩速砂濾過槽を横切ってのびるブリッ
    ジ、ブームまたはガントリー(6)を提供し、層を地均
    しし、敷き詰めることを特徴とする請求項18または請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】ベッド(1)の層(3、4、5)上を走
    行するに適したモータ装置(14、16)を提供することを
    特徴とする請求項19または請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】実質上90度の角度の形状のスクレーパバ
    ー(11)を有するモービル装置を提供することを特徴と
    する請求項18または請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】全表面領域に砂および粒状活性炭のサン
    ドウィッチが設けられるまで層(3、4、5)を緩速砂
    濾過槽(1)の全領域の部分的表面領域に敷き詰めるこ
    とを特徴とする請求項13〜請求項22のいずれかに記載の
    方法。
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