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JP3518383B2 - テーブルタップ - Google Patents

テーブルタップ

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Publication number
JP3518383B2
JP3518383B2 JP36397598A JP36397598A JP3518383B2 JP 3518383 B2 JP3518383 B2 JP 3518383B2 JP 36397598 A JP36397598 A JP 36397598A JP 36397598 A JP36397598 A JP 36397598A JP 3518383 B2 JP3518383 B2 JP 3518383B2
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Japan
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electric wire
plug
tap
inner case
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JP36397598A
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淳 河合
伸之 渋江
高弘 松林
健 鈴木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルタップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のテーブルタップとしては、プラ
グの栓刃が差し込まれる栓刃挿入口が設けられたタップ
部と、タップ部に外部電線を介して接続された差し込み
プラグとで構成されるものがあった。タップ部は、耐熱
性および耐トラッキング性に優れた材料で形成された内
ケースと、耐衝撃性に優れた比較的柔らかい材料で形成
され内ケースを包む外シェルとで構成され、外シェルの
要所には、内ケースにおける栓刃挿入口が設けられた部
分が露出していた(特開平3−222272号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のテーブルタ
ップでは、内ケースの内部に、栓刃挿入口に対応する部
位に刃受ばねが形成された一対の導電板が配設されてお
り、この導電板には外部電線の芯線がかしめにより接続
されている。導電板は、外部電線の芯線がかしめにより
接続されるかしめ部と刃受ばねとが連続一体に形成され
ており、刃受ばねには弾性が要求されるので、導電板は
弾性を有する材料(例えば黄銅)から形成されていた。
そのため、かしめ部も弾性を有する材料から形成される
ことになり、経年変化によってかしめ部と外部電線との
かしめ状態にゆるみが生じ、接触抵抗が増加して、かし
め部と外部電線との接続部での発熱が増加する要因とな
っていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、かしめ部と外部電線
との接触抵抗を低減したテーブルタップを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、プラグの栓刃が挿入される栓
刃挿入口が形成されたタップ部と、タップ部内部に納装
され栓刃挿入口を介してタップ部内部に挿入された栓刃
と電気的に接触する刃受ばね、および、タップ部内部に
引き込まれた外部電線の一端がかしめ結合されるかしめ
部を有する複数の導電体と、外部電線の他端に接続され
た差し込みプラグとを備え、各導電体は、刃受ばねを有
する刃受ばね部と、かしめ部を有する電線接続部とを結
合することにより構成され、刃受ばね部を黄銅から形成
し、電線接続部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合
金から形成して成り、タップ部は、上記導電体が納装さ
れた内ケースと、上記内ケースの外周を略全周にわたっ
て覆うように内ケースの外周に絶縁性の樹脂を二次成形
して形成された外シェルとで構成され、各導電体はかし
め部を内ケースから突出させた状態で内ケース内に納装
され、内ケースの表面における各導電体が突出する部位
の奥であって、各導電体が突出する部位と各導電体が収
納される内部の空間との間の内ケースの部位に、内ケー
ス内部に浸入した水滴を溜めるための第1の溝を形成す
るとともに、内ケースの表面における各導電体が突出す
る部位の間の部位に外シェルを形成する絶縁性の樹脂が
充填される第2の溝を設けたことを特徴とする。このよ
うに導電体は刃受ばね部と電線接続部とを結合すること
により構成されているので、刃受ばね部と電線接続部と
に異なる材料を用いることができ、刃受ばね部は黄銅か
ら形成され、電線接続部は導電率が高く且つ弾性が小さ
い銅系合金から形成されているので、弾性を必要とする
刃受ばね部を弾性の大きい黄銅から形成することによっ
て、栓刃と刃受ばねとを確実に接触させることができ、
しかも弾性を必要としない電線接続部を導電率が高く且
つ弾性が小さい銅系材料から形成することによって、経
時変化により外部電線のかしめ状態がゆるみにくくな
り、電線接続部と外部電線との接触抵抗が増加して発熱
が増加するのを防止することができ、さらに電線接続部
は導電率が高い材料から形成されているので電線接続部
と外部電線との接触抵抗を低減でき、製造時の接触抵抗
のばらつきによる発熱の増加を防止することができ、し
たがって製造時の接触抵抗の管理が容易になり、歩留ま
りが良くなる。
【0006】さらに、内ケースの表面における各導電体
が突出する部位の奥方に内ケース内部に浸入した水滴を
溜めるための第1の溝が形成されているので、内ケース
内部に浸入した水は第1の溝内に溜まり、異極の導電体
間に溜まることがなく、内ケース内部に浸入した水滴に
よって異極の導電体間が短絡されるのを防止できる。
【0007】そのうえ、各導電体が突出する部位の間の
部位に形成された第2の溝内に絶縁性の樹脂を充填する
ことができ、第2の溝内に充填された絶縁性の樹脂によ
って導電体間を絶縁し、導電体間の沿面距離を長くする
ことができ、耐トラッキング性能を向上させることがで
きる。
【0008】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、タップ部および差し込みプラグに、それぞれ、栓
刃挿入口および栓刃の極性を表示するための極性表示部
を設けたことを特徴とし、請求項の発明では、上記極
性表示部は、それぞれ、タップ部および差し込みプラグ
表面の接地極側近傍の部位に形成された凹溝からなるこ
とを特徴とし、極性表示部の表示によりタップに設けら
れた栓刃挿入口や差し込みプラグに設けられた栓刃の極
性を容易に判別できる。
【0009】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、タップ部および差し込みプラグ本体から外部電線
が引き出される部位に、外部電線の周面を覆う複数の筒
体、および、外部電線の周面に沿って形成され各筒体間
を連結するリブを有する蛇腹部をタップ部および差し込
みプラグ本体とそれぞれ一体に形成し、蛇腹部が屈曲す
ると隣接する筒体が互いに接触するように溝の幅寸法を
細く且つ筒体の幅寸法を太くしたことを特徴とし、蛇腹
部は、外部電線の周面を覆う複数の筒体がリブを介して
連結されることにより形成され、溝および筒体の幅寸法
は蛇腹部の屈曲時に隣接する筒体が互いに接触するよう
な寸法に形成されており、蛇腹部に荷重がかかって屈曲
すると隣接する筒体が互いに接触するから、蛇腹部が鋭
角に屈曲することは無く、蛇腹部が滑らかに屈曲して外
部電線の断線を防止できる。
【0010】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、外部電線の周方向における上記リブの厚み寸法を
外部電線側ほど小さくしたことを特徴とし、外部電線側
ほどリブの厚み寸法が小さく形成されているので、外部
電線側ほど蛇腹部を曲がり易くでき、蛇腹部が全体的に
滑らかに曲がることにより、蛇腹部の端部で外部電線が
鋭角に折り曲がることはなく、外部電線の断線を防止す
ることができる。
【0011】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、差し込みプラグは、プラグの栓刃が挿入される栓
刃挿入口が形成された差し込みプラグ本体と、差し込み
プラグ本体内部に納装され栓刃挿入口を介して差し込み
プラグ本体内部に挿入された栓刃と電気的に接触する刃
受ばね、および、差し込みプラグ本体内部に引き込まれ
た外部電線の他端がかしめ結合されるかしめ部を有する
複数のプラグ側導電体とを備え、各プラグ側導電体は、
刃受ばねを有するプラグ側刃受ばね部と、かしめ部を有
するプラグ側電線接続部とを結合することにより構成さ
れ、プラグ側刃受ばね部を黄銅から形成し、プラグ側電
線接続部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から
形成したことを特徴とし、プラグ側導電体は、プラグ側
刃受ばね部とプラグ側電線接続部とを結合することによ
り構成されているので、プラグ側刃受ばね部とプラグ側
電線接続部とに異なる材料を用いることができ、プラグ
側刃受ばね部は黄銅から形成され、プラグ側電線接続部
は導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から形成され
ているので、弾性を必要とするプラグ側刃受ばね部を弾
性の大きい黄銅から形成することによって、栓刃と刃受
ばねとを確実に接触させることができ、しかも弾性を必
要としないプラグ側電線接続部を導電率が高く且つ弾性
が小さい銅系材料から形成することによって、経時変化
により外部電線のかしめ状態がゆるみにくくなり、プラ
グ側電線接続部と外部電線との接触抵抗が増加して発熱
が増加するのを防止することができ、さらにプラグ側電
線接続部は導電率が高い材料から形成されているので、
プラグ側電線接続部と外部電線との接触抵抗を低減で
き、製造時の接触抵抗のばらつきによる発熱の増加を防
止することができ、したがって製造時の接触抵抗の管理
が容易になり、歩留まりが良くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施の形
態を図1乃至図8を参照して説明する。このテーブルタ
ップは、耐熱性および耐トラッキング性に優れた材料
(例えば熱硬化性樹脂)で形成された内ケース10と、
耐衝撃性に優れた比較的柔らかい材料(例えば熱可塑性
樹脂)で形成され内ケース10を包む外シェル20とで
構成されるタップ部1を有し、外シェル20の要所に
は、内ケース10における栓刃挿入口11が設けられた
部分が露出している。外シェル20からは外部電線40
が引き出されており、外部電線40の他端部には差し込
みプラグ50が接続されている。
【0013】内ケース10は、一対の導電体31が装着
されるボディ12と、ボディ12に被着されるカバー1
3とをかしめ鋲14で結合することにより形成される。
内ケース10の外周面における上面の2カ所および前面
の1カ所にはそれぞれ突台部15が形成されており、こ
れら突台部15にはそれぞれ一対の栓刃挿入口11が開
口している。
【0014】内ケース10内に配設される両導電体3
1,31は、長手方向における一端部および中間部の各
栓刃挿入口11に対応する部位に刃受ばね33を有する
形状に形成された刃受ばね部32と、中央片36aの一
端側から外部電線40がかしめ圧着によって接続される
電線かしめ部37が連続一体に設けられた電線接続部3
6とで構成される。刃受ばね部32の長手方向における
他端側にはダボ孔34aを有するかしめ片34が形成さ
れ、電線接続部36の中央片36a他端側にはダボ孔3
4aに対応する部位にダボ38aが突設されたかしめ片
38が連続一体に形成されており、ダボ38aをダボ孔
34aにかしめることにより、刃受ばね部32と電線接
続部36とが結合される。また、各刃受ばね部32の長
手方向中間部には切り起こしによって一対の爪片35が
形成されており、これら一対の爪片35を上記ボディ1
2に設けられた一対の係止孔17に圧入することによ
り、各導電体31はボディ12に固定されている。ここ
に、ボディ12の内部は長手方向に沿って走る仕切壁1
9が形成されており、この仕切り壁19によって両導電
体31,31の間を互いに絶縁している。
【0015】上述のように導電体31は、刃受ばね33
を有する刃受ばね部32と、電線かしめ部37を有する
電線接続部36とに分かれており、刃受ばね部32と電
線接続部36とを別々の材料から形成することができる
ので、弾性が必要な刃受ばね部32の材料には黄銅を用
い、弾性を必要としない電線接続部36の材料には導電
率が高く、且つ、弾性の小さい銅系合金(例えば銅と鉄
との合金、或いは、銅とすずとの合金)を用いている。
したがって、刃受ばね部32と電線接続部36とが黄銅
から一体に形成されている場合に比べて、電線接続部3
6に弾性の小さい材料を使用することができるから、経
年変化によって電線かしめ部37と外部電線40の芯線
とのかしめ状態にゆるみが生じにくく、電線かしめ部3
7と芯線との接触抵抗が増加するのを防止でき、接触抵
抗の増加による発熱の増加を抑制することができる。し
かも、電線接続部36に導電性の良好な材料を使用して
いるので、初期製造時のばらつき(電線かしめ部37へ
の芯線のかしめ状態のばらつきなど)によって電線かし
め部37での接触抵抗が増加して、発熱が増加するのを
防止することができ、且つ、電線かしめ部37と芯線の
間の接触抵抗の管理値に対する余裕が大きくなるので、
製造時の接触抵抗の管理が容易になり、歩留まりが良く
なる。
【0016】そして、上述のようにして導電体31を固
定したボディ12にカバー13を被せ、ボディ12およ
びカバー13に夫々形成された貫通孔16a,16bに
かしめ鋲14を挿通してかしめることにより、ボディ1
2とカバー13とが結合される。この時、電線接続部3
6の一端に設けられた電線かしめ部37に対応するボデ
ィ12の部位には切欠き12a,12aが形成されてお
り、電線かしめ部37は切欠き12a,12aを介して
内ケース10の一端から突出するものであり、外部電線
40は内ケース10から突出した電線かしめ部37にか
しめ結合により接続される。なお、電線接続部36にお
ける電線かしめ部37近傍の部位には孔39を設けてお
り、外部電線40の芯線を電線かしめ部37にかしめた
際に、芯線の先端が孔39を完全に覆っているかどうか
で、かしめ状態の良/不良を判別できるようにしてい
る。
【0017】ボディ12およびカバー13の表面におけ
る両電線接続部36,36が突出する部位の間の部位に
は、内ケース10の厚み方向に沿って走る溝18a,1
8bがそれぞれ形成されており、外シェル20を二次成
形する際に溝18a,18b内に絶縁性を有する熱化塑
性樹脂(例えば塩化ビニル)が充填されるので、両電線
接続部36,36間の沿面距離が長くなり、耐トラッキ
ング性が向上する。また、各電線接続部36が突出する
ボディ12およびカバー13の部位の奥方には水滴の溜
まる溝18c,18cがそれぞれ形成されており、栓刃
挿入口11から内ケース10の内部に浸入した水滴は溝
18cに溜まるので、異極の電線接続部36,36間に
水滴が溜まってトラッキング破壊が発生するのを防止す
ることができる。
【0018】外シェル20は、上述のように内ケース1
0から外部に突出する電線かしめ部37に外部電線40
を接続した後、内ケース10の外周に二次成形すること
で形成され、突台部15表面を除く内ケース10の略全
周を覆っており、電線かしめ部37と外部電線40との
接続部も外シェル20で覆われている。なお、内ケース
10の上面に形成された2カ所の突台部15、および、
内ケース10の前面に形成された1カ所の突台部15近
傍の外シェル20の部位には、接地極側の栓刃挿入口1
1の近傍に接地極側を示す凹溝27がそれぞれ形成され
ており、凹溝27により栓刃挿入口11の極性を容易に
判別することができる。また、外部電線40の保護被覆
にも接地極側を示す突条41が突設されている。
【0019】外部電線40が引き出される外シェル20
の部位には、外部電線40の周面を覆う複数の筒体22
が、外シェル20の周面における上下方向および左右方
向の部位に外シェル20の周面に沿ってそれぞれ形成さ
れたリブ23,24を介して連結されて形成された蛇腹
部21が外シェル20と一体に形成されている。ここ
で、外シェル20の上下方向に形成されたリブ23の外
部電線40の周方向における厚み寸法は外部電線40側
ほど徐々に小さくなるように形成されており、外部電線
40側ほど蛇腹部21が曲がり易くなり、蛇腹部21の
端部で外部電線40が鋭角に折り曲がることはなく、蛇
腹部21が全体的に滑らかに曲がることによって、外部
電線40の断線を防止している。この蛇腹部21では筒
体22の幅寸法を広くし、且つ、隣接する筒体22の間
の溝25の幅寸法を細くしており、蛇腹部21が屈曲す
ると隣接する筒体22が接触するので、蛇腹部21に大
きな荷重がかかった場合でも蛇腹部22が鋭角に屈曲さ
れるのを防止でき、外部電線40の断線寿命を向上させ
ることができる。なお、リブ23,24の間には電線押
さえ孔26が設けられており、外シェル20の成型時に
電線押さえ孔26を介して外部電線40を金型で押さえ
ることによって、外部電線40が動くのを防止してお
り、溝25の幅寸法は金型の強度が確保できる範囲で細
く形成されている。
【0020】一方、差し込みプラグ50は、図5乃至図
8に示すように、可動体52の両側面に栓刃53の基部
が保持された栓刃ブロック51と、栓刃ブロック51を
回動自在に保持する支持体60と、支持体60の周囲を
覆う外シェル70とを具備しており、各支持体60には
栓刃53にそれぞれ電気的に接続される一対の端子金具
61が納装される。
【0021】栓刃ブロック51の可動体52は、合成樹
脂のような絶縁材料により、前面側が平面となり後面側
が弧状となる形状に形成されており、両側面には栓刃5
3の基部が嵌合する凹所54が形成されている。この凹
所54の周縁のうち可動体52の前面側の一所には切欠
溝54aが形成される。栓刃53は両側縁に切欠53a
を有し、この切欠53aに可動体52の上記切欠溝54
aの両側部が係合した形で、可動体52の前方に栓刃5
3が突出するのである。このように、切欠53aに対し
て切欠溝54aの両側部が嵌合していることにより、栓
刃53が可動体52に対してぐらつきなく保持されるの
である。栓刃53において可動体52の凹所54に嵌合
している部位には、回動軸55が打ち出されている。回
動軸55は、大径の主軸(図示せず)の中央部に止めピ
ン55aが突設された形状に形成されており、主軸が端
子金具61に係合する。
【0022】端子金具61は、栓刃53を回動自在に保
持する栓刃保持部65と、外部電線40の芯線がかしめ
圧着によって接続される電線接続部66aを有する端子
板66とで構成される。栓刃保持部65にはダボ孔65
aを有するかしめ片65bが連続一体に形成されてお
り、電線接続部66aの端縁からは、ダボ孔65aに嵌
合されるダボ66bが突設されたかしめ片66cが連続
一体に形成されており、ダボ66bをダボ孔65aにか
しめることにより、栓刃保持部65と端子板66とが結
合される。
【0023】栓刃ブロック51の可動体52は、合成樹
脂のような絶縁材料で形成された支持体60の収納凹部
62内に収められる。収納凹部62は、支持体60の前
部に形成され、前方および上下両方向に開放されてい
る。支持体60は一対の半割体60a,60bを結合し
て形成されており、一方の半割体60aには、他方の半
割体60bに向かって複数本(4本)の結合フック63
が突設されており、他方の半割体60bには結合フック
63に係合する結合孔64が形成される。結合フック6
3は、収納凹部62の両側部に1個ずつ設けられるとと
もに、支持体60の後部に一対が設けられ、両半割体6
0a,60bが3箇所で結合されることにより、両半割
体60a,60bがどの部位でも浮き上がりなく結合さ
れるようになっている。
【0024】ところで、支持体60には、両半割体60
a,60b間に端子金具61が保持されており、端子金
具61の前端部は収納凹部62の内周面に露出し、ま
た、端子金具61の後端部は支持体60の後面から突出
する。端子金具61において収納凹部62の内側で露出
している栓刃保持部65の部位には、栓刃ブロック51
の回動軸55における主軸に嵌合する軸孔(図示せず)
が形成されており、回動軸55に突設された止めピン5
5aが皿ばね67の中心に設けられた孔67aにかしめ
固定される。すなわち、皿ばね67と栓刃53の基部と
の間に端子金具61が挟持された形で、端子金具61に
対して栓刃53が回動自在に保持され、端子金具61と
栓刃53とが電気的に接続される。皿ばね67は、端子
金具61を栓刃53に向かって押圧するばね力を有して
いるから、栓刃53と端子金具61との間には適度の摩
擦力が作用するのであり、栓刃53を端子金具61に対
して任意の位置で停止させることができる。
【0025】一方、支持体60の後面からは端子金具6
1の端子板66が突出しており、端子板66の電線接続
部66aに対して外部電線40の芯線をかしめることに
より、外部電線40の芯線が電線接続部66aに接続さ
れるのである。各端子金具61の栓刃保持部65におけ
る前後の中間部には、それぞれ一対の圧入片68が突設
されている。圧入片68は、先細りとなる形状に形成さ
れ、一方の半割体60bに形成された固定孔(図示せ
ず)内に圧入される。半割体60bには一対の凸リブ6
9が突設されているのであって、各凸リブの69の両側
にそれぞれ固定孔が形成されるのである。以上のよう
に、固定孔に圧入片68を圧入することで端子金具61
が半割体60bに対して固定されるのであり、各端子金
具61には、栓刃53が回動自在に結合されているか
ら、栓刃ブロック51が半割体60bに保持されるので
ある。このように栓刃ブロック51と端子金具61とを
保持した半割体60bに、他方の半割体60aを結合す
れば、支持体60に対して栓刃ブロック51が回動自在
に保持されるのである。
【0026】上述のようにして栓刃ブロック1と支持体
60とを結合し、支持体60から外部に突出した端子板
66の電線接続部66aに外部電線40をかしめ接続し
た後、支持体60に外シェル70を同時成形する。な
お、差し込みプラグ50の一対の栓刃53の内、タップ
部1において接地極側を示すための凹溝27が形成され
た側の導電体31と電気的に接続される栓刃53近傍の
外シェル70の部位には接地極側を示すための凹溝71
が形成されており、この凹溝71により栓刃53の極性
を容易に判別できる。また、外シェル70の表裏には凹
部72が形成されており、この凹部72に指先が引っか
かるので、差し込みプラグ50を容易に抜き差しでき
る。
【0027】また、外部電線40が引き出される外シェ
ル70の部位には、外部電線40の周面を覆う複数の筒
体74が、外シェル70の周面における上下方向および
左右方向の部位に外シェル70の周面に沿ってそれぞれ
形成されたリブ75,76を介して連結されて形成され
た蛇腹部73が外シェル70と一体に形成されている。
ここで、外シェル70の上下方向に形成されたリブ75
の外部電線40の周方向における厚み寸法は外部電線4
0側ほど徐々に小さくなるように形成されており、外部
電線40側ほど蛇腹部73が曲がりやすくなり、蛇腹部
73の端部で外部電線40が鋭角に折り曲がることはな
く、蛇腹部73が全体的に滑らかに曲がることにより、
外部電線40の断線を防止している。この蛇腹部73で
は筒体74の幅寸法を広くし、且つ、隣接する筒体74
の間の溝77の幅寸法を細くしており、蛇腹部73が屈
曲すると隣接する筒体74が接触するので、蛇腹部73
に大きな荷重がかかった場合でも蛇腹部73が鋭角に屈
曲されるのを防止でき、外部電線40の断線寿命を向上
させることができる。なお、リブ75,76の間には電
線押さえ孔78が設けられており、外シェル70の成型
時に電線押さえ孔78を介して外部電線40を金型で押
さえることによって、外部電線40が動くのを防止して
おり、溝77の幅寸法は金型の強度が確保できる範囲で
細く形成されている。
【0028】(実施形態2)本実施形態のテーブルタッ
プを図9乃至図12を参照して説明する。なお、実施形
態1のテーブルタップと同一の構成要素には同一の符号
を付して、その説明を省略する。またタップ部1側の構
成は実施形態1と同様であるので、その説明も省略す
る。
【0029】この差し込みプラグ50は、耐熱性および
耐トラッキング性に優れた材料で形成された内ケース8
0と、耐衝撃性に優れた比較的柔らかい材料で形成され
内ケース80を包む外シェル90とで構成され、外シェ
ル90の要所には、内ケース80における栓刃挿入口8
1が設けられた部分が露出している。
【0030】内ケース80は、一対の導電体101が装
着されるボディ82と、ボディ82に被着されるカバー
83とを組立ねじ84で結合することにより形成され
る。内ケース80の上面には突台部85が形成されてお
り、突台部85には一対の栓刃挿入口81が開口してい
る。
【0031】内ケース80内に配設される両導電体10
1,101は栓刃挿入口81に対応する部位に刃受ばね
103が設けられた刃受ばね部102と、外部電線40
がかしめ圧着によって接続される電線かしめ部107を
有する電線接続部106とで構成される。刃受ばね部1
02の一端側には栓刃105が固着され、他端側にはダ
ボ孔104aを有するかしめ片104が形成されてい
る。またダボ孔104aに対応する部位にダボ108a
が突設されたかしめ片108が電線かしめ部107と連
続一体に形成されており、ダボ108aをダボ孔104
aにかしめることにより、刃受ばね部102と電線接続
部106とが結合される。ボディ82の底面には栓刃1
05を挿通させる挿通孔(図示せず)が穿設されてお
り、この挿通孔に栓刃105を挿入して、ボディ82の
底面から栓刃105を突出させた状態で導電体101が
ボディ82に固定される。ここに、ボディ82の内部は
仕切壁89が形成されており、この仕切り壁89によっ
て両導電体101,101の間を互いに絶縁している。
【0032】上述のように導電体101は、刃受ばね1
03を有する刃受ばね部102と、電線かしめ部107
を有する電線接続部106とに分かれているので、刃受
ばね部102と電線接続部106とを別々の材料から形
成することができ、弾性が必要な刃受ばね部102の材
料には黄銅を用い、弾性を必要としない電線接続部10
6の材料には導電率が高く、且つ、弾性の小さい銅系合
金(例えば銅と鉄との合金、或いは、銅とすずとの合
金)を用いている。したがって、刃受ばね部102と電
線接続部106とが黄銅から一体に形成されている場合
に比べて、電線接続部106に弾性の小さい材料を使用
することができるから、経年変化によって電線かしめ部
107と外部電線40の芯線とのかしめ状態にゆるみが
生じにくく、電線かしめ部107と芯線との接触抵抗が
増加するのを防止でき、接触抵抗の増加による発熱の増
加を抑制することができる。しかも、電線接続部106
に導電性の良好な材料を使用しているので、初期製造時
のばらつき(電線かしめ部107への芯線のかしめ状態
のばらつきなど)によって電線かしめ部107での接触
抵抗が増加して、発熱が増加するのを防止することがで
き、且つ、電線かしめ部107と芯線の間の接触抵抗の
管理値に対する余裕が大きくなるので、製造上の接触抵
抗の管理が容易になり、歩留まりが良くなる。
【0033】そして、上述のようにして導電体101を
固定したボディ82にカバー83を被せ、ボディ82お
よびカバー83を組立ねじ84で結合することにより、
ボディ82とカバー83とが結合される。各導電体10
1のかしめ片104,106に対応するボディ82、カ
バー83の部位にはそれぞれ切欠き82a,83aが形
成されており、電線かしめ部107は切欠き82a,8
3aを介して内ケース80の一端から突出するものであ
り、外部電線40は内ケース80から突出した電線かし
め部107にかしめ結合により接続される。
【0034】外シェル90は、上述のように内ケース8
0から外部に突出する電線かしめ部107に外部電線4
0を接続した後、内ケース80の外周に二次成形するこ
とで形成され、突台部85表面を除く内ケース80の略
全周を覆っており、電線かしめ部107と外部電線40
との接続部も外シェル90で覆われている。なお、突台
部85における接地極側の栓刃挿入口81近傍の部位に
極性表示用の凹溝を設けても良く、凹溝により栓刃挿入
口81の極性を容易に判別できる。
【0035】ところで、図12に示すように、ボディ8
2およびカバー83の表面における両電線接続部10
6,106が突出する部位の間の部位に、それぞれ、内
ケース80の厚み方向に沿って走る溝88a,88bが
形成しても良く、外シェル90を二次成形する際に、溝
88a,88b内に絶縁性を有する樹脂(例えば塩化ビ
ニル)が充填されるので、溝88a,88b内に充填さ
れた樹脂によって両電線接続部106,106間が絶縁
され、両電線接続部106,106間の沿面距離が長く
なり、耐トラッキング性が向上する。また、ボディ82
およびカバー83における両電線接続部106,106
が突出する部位の奥方に水滴の溜まる溝88cを形成し
ても良く、栓刃挿入口81から内ケース80の内部に浸
入した水滴は溝88cに溜まるので、異極の導電板10
1,101間に水滴が溜まってトラッキング破壊が発生
するのを防止することができる。
【0036】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、プラ
グの栓刃が挿入される栓刃挿入口が形成されたタップ部
と、タップ部内部に納装され栓刃挿入口を介してタップ
部内部に挿入された栓刃と電気的に接触する刃受ばね、
および、タップ部内部に引き込まれた外部電線の一端が
かしめ結合されるかしめ部を有する複数の導電体と、外
部電線の他端に接続された差し込みプラグとを備え、各
導電体は、刃受ばねを有する刃受ばね部と、かしめ部を
有する電線接続部とを結合することにより構成され、刃
受ばね部を黄銅から形成し、電線接続部を導電率が高く
且つ弾性が小さい銅系合金から形成して成り、タップ部
は、上記導電体が納装された内ケースと、上記内ケース
の外周を略全周にわたって覆うように内ケースの外周に
絶縁性の樹脂を二次成形して形成された外シェルとで構
成され、各導電体はかしめ部を内ケースから突出させた
状態で内ケース内に納装され、内ケースの表面における
各導電体が突出する部位の奥であって、各導電体が突出
する部位と各導電体が収納される内部の空間との間の内
ケースの部位に、内ケース内部に浸入した水滴を溜める
ための第1の溝を形成するとともに、内ケースの表面に
おける各導電体が突出する部位の間の部位に外シェルを
形成する絶縁性の樹脂が充填される第2の溝を設けたこ
とを特徴とする。このように、導電体は刃受ばね部と電
線接続部とを結合することにより構成されているので、
刃受ばね部と電線接続部とに異なる材料を用いることが
でき、刃受ばね部は黄銅から形成され、電線接続部は導
電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から形成されてい
るので、弾性を必要とする刃受ばね部を弾性の大きい黄
銅から形成することによって、栓刃と刃受ばねとを確実
に接触させることができ、しかも弾性を必要としない電
線接続部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系材料から
形成することによって、経時変化により外部電線のかし
め状態がゆるみにくくなり、電線接続部と外部電線との
接触抵抗が増加して発熱が増加するのを防止することが
でき、さらに電線接続部は導電率が高い材料から形成さ
れているので電線接続部と外部電線との接触抵抗を低減
でき、製造時の接触抵抗のばらつきによる発熱の増加を
防止することができ、したがって製造時の接触抵抗の管
理が容易になり、歩留まりが良くなるという効果があ
る。
【0037】さらに、内ケースの表面における各導電体
が突出する部位の奥方に内ケース内部に浸入した水滴を
溜めるための第1の溝が形成されているので、内ケース
内部に浸入した水は第1の溝内に溜まり、異極の導電体
間に溜まることがなく、内ケース内部に浸入した水滴に
よって異極の導電体間が短絡されるのを防止できるとい
う効果がある。
【0038】そのうえ、各導電体が突出する部位の間の
部位に形成された第2の溝内に絶縁性の樹脂を充填する
ことができ、第2の溝内に充填された絶縁性の樹脂によ
って導電体間を絶縁し、導電体間の沿面距離を長くする
ことができ、耐トラッキング性能を向上させることがで
きるという効果がある。
【0039】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、タップ部および差し込みプラグに、それぞれ、栓刃
挿入口および栓刃の極性を表示するための極性表示部を
設けたことを特徴とし、請求項の発明は、上記極性表
示部は、それぞれ、タップ部および差し込みプラグ表面
の接地極側近傍の部位に形成された凹溝からなることを
特徴とし、極性表示部の表示によりタップに設けられた
栓刃挿入口や差し込みプラグに設けられた栓刃の極性を
容易に判別できるという効果がある。
【0040】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、タップ部および差し込みプラグ本体から外部電線が
引き出される部位に、外部電線の周面を覆う複数の筒
体、および、外部電線の周面に沿って形成され各筒体間
を連結するリブを有する蛇腹部をタップ部および差し込
みプラグ本体とそれぞれ一体に形成し、蛇腹部が屈曲す
ると隣接する筒体が互いに接触するように溝の幅寸法を
細く且つ筒体の幅寸法を太くしたことを特徴とし、蛇腹
部は、外部電線の周面を覆う複数の筒体がリブを介して
連結されることにより形成され、溝および筒体の幅寸法
は蛇腹部の屈曲時に隣接する筒体が互いに接触するよう
な寸法に形成されており、蛇腹部に荷重がかかって屈曲
すると隣接する筒体が互いに接触するから、蛇腹部が鋭
角に屈曲することは無く、蛇腹部が滑らかに屈曲して外
部電線の断線を防止できるという効果がある。
【0041】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、外部電線の周方向における上記リブの厚み寸法を外
部電線側ほど小さくしたことを特徴とし、外部電線側ほ
どリブの厚み寸法が小さく形成されているので、外部電
線側ほど蛇腹部を曲がり易くでき、蛇腹部が全体的に滑
らかに曲がることにより、蛇腹部の端部で外部電線が鋭
角に折り曲がることはなく、外部電線の断線を防止でき
るという効果がある。
【0042】請求項の発明は、請求項1の発明におい
て、差し込みプラグは、プラグの栓刃が挿入される栓刃
挿入口が形成された差し込みプラグ本体と、差し込みプ
ラグ本体内部に納装され栓刃挿入口を介して差し込みプ
ラグ本体内部に挿入された栓刃と電気的に接触する刃受
ばね、および、差し込みプラグ本体内部に引き込まれた
外部電線の他端がかしめ結合されるかしめ部を有する複
数のプラグ側導電体とを備え、各プラグ側導電体は、刃
受ばねを有するプラグ側刃受ばね部と、かしめ部を有す
るプラグ側電線接続部とを結合することにより構成さ
れ、プラグ側刃受ばね部を黄銅から形成し、プラグ側電
線接続部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から
形成したことを特徴とし、プラグ側導電体は、プラグ側
刃受ばね部とプラグ側電線接続部とを結合することによ
り構成されているので、プラグ側刃受ばね部とプラグ側
電線接続部とに異なる材料を用いることができ、プラグ
側刃受ばね部は黄銅から形成され、プラグ側電線接続部
は導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から形成され
ているので、弾性を必要とするプラグ側刃受ばね部を弾
性の大きい黄銅から形成することによって、栓刃と刃受
ばねとを確実に接触させることができ、しかも弾性を必
要としないプラグ側電線接続部を導電率が高く且つ弾性
が小さい銅系材料から形成することによって、経時変化
により外部電線のかしめ状態がゆるみにくくなり、プラ
グ側電線接続部と外部電線との接触抵抗が増加して発熱
が増加するのを防止することができ、さらにプラグ側電
線接続部は導電率が高い材料から形成されているので、
プラグ側電線接続部と外部電線との接触抵抗を低減で
き、製造時の接触抵抗のばらつきによる発熱の増加を防
止することができ、したがって製造時の接触抵抗の管理
が容易になり、歩留まりが良くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のテーブルタップのタップ部の内ケ
ースを示す分解斜視図である。
【図2】同上のテーブルタップを示し、(a)は正面か
ら見た図、(b)はタップ部を下側から見た図である。
【図3】同上のテーブルタップのタップ部を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】同上のテーブルタップのタップ部を示す側面図
である。
【図5】同上のテーブルタップの差し込みプラグの二次
成形前の状態を示す分解斜視図である。
【図6】同上のテーブルタップの差し込みプラグの二次
成形前の状態を示す外観斜視図である。
【図7】同上のテーブルタップの差し込みプラグを示
し、(a)は正面図、(b)は側方から見た図、(c)
は後方から見た図である。
【図8】同上のテーブルタップの差し込みプラグを示す
斜視図である。
【図9】実施形態2のテーブルタップの差し込みプラグ
の内ケースを示す分解斜視図である。
【図10】同上の差し込みプラグの内ケースを示す斜視
図である。
【図11】同上の差し込みプラグを示し、(a)は外観
斜視図、(b)は蛇腹部を上方から見た図、(c)は蛇
腹部を側方から見た図である。
【図12】同上の別の差し込みプラグの内ケースを示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
10 内ケース 11 栓刃挿入口 12 ボディ 13 カバー 31 導電体 32 刃受ばね部 33 刃受ばね 36 電線接続部 37 電線かしめ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 健 三重県安芸郡美里村字五百野1285番地 株式会社葉山電器製作所内 (56)参考文献 特開 平3−222272(JP,A) 特開 平4−196075(JP,A) 特開 平10−321029(JP,A) 特開 平6−13140(JP,A) 特開 昭63−21768(JP,A) 特開 昭53−145090(JP,A) 特開 平6−13141(JP,A) 特開 平7−326453(JP,A) 特開 平9−82433(JP,A) 実開 昭48−105881(JP,U) 実開 平2−67583(JP,U) 実開 昭60−136478(JP,U) 実開 平1−117084(JP,U) 実開 昭61−60483(JP,U) 実開 昭55−38442(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 25/00 H01R 13/03 H01R 13/52

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口が形
    成されたタップ部と、タップ部内部に納装され栓刃挿入
    口を介してタップ部内部に挿入された栓刃と電気的に接
    触する刃受ばね、および、タップ部内部に引き込まれた
    外部電線の一端がかしめ結合されるかしめ部を有する複
    数の導電体と、外部電線の他端に接続された差し込みプ
    ラグとを備え、各導電体は、刃受ばねを有する刃受ばね
    部と、かしめ部を有する電線接続部とを結合することに
    より構成され、刃受ばね部を黄銅から形成し、電線接続
    部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合金から形成し
    て成り、タップ部は、上記導電体が納装された内ケース
    と、上記内ケースの外周を略全周にわたって覆うように
    内ケースの外周に絶縁性の樹脂を二次成形して形成され
    外シェルとで構成され、各導電体はかしめ部を内ケー
    スから突出させた状態で内ケース内に納装され、内ケー
    スの表面における各導電体が突出する部位の奥であっ
    て、各導電体が突出する部位と各導電体が収納される内
    部の空間との間の内ケースの部位に、内ケース内部に浸
    入した水滴を溜めるための第1の溝を形成するととも
    に、内ケースの表面における各導電体が突出する部位の
    間の部位に外シェルを形成する絶縁性の樹脂が充填され
    第2の溝を設けたことを特徴とするテーブルタップ。
  2. 【請求項2】タップ部および差し込みプラグに、それぞ
    れ、栓刃挿入口および栓刃の極性を表示するための極性
    表示部を設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブ
    ルタップ。
  3. 【請求項3】上記極性表示部は、それぞれ、タップ部お
    よび差し込みプラグ表面の接地極側近傍の部位に形成さ
    れた凹溝からなることを特徴とする請求項2記載のテー
    ブルタップ。
  4. 【請求項4】タップ部および差し込みプラグ本体から外
    部電線が引き出される部位に、外部電線の周面を覆う複
    数の筒体、および、外部電線の周面に沿って形成され各
    筒体間を連結するリブを有する蛇腹部をタップ部および
    差し込みプラグ本体とそれぞれ一体に形成し、蛇腹部が
    屈曲すると隣接する筒体が互いに接触するように溝の幅
    寸法を細く且つ筒体の幅寸法を太くしたことを特徴とす
    る請求項1記載のテーブルタップ。
  5. 【請求項5】外部電線の周方向における上記リブの厚み
    寸法を外部電線側ほど小さくしたことを特徴とする請求
    項4記載のテーブルタップ。
  6. 【請求項6】差し込みプラグは、プラグの栓刃が挿入さ
    れる栓刃挿入口が形成された差し込みプラグ本体と、差
    し込みプラグ本体内部に納装され栓刃挿入口を介して差
    し込みプラグ本体内部に挿入された栓刃と電気的に接触
    する刃受ばね、および、差し込みプラグ本体内部に引き
    込まれた外部電線の他端がかしめ結合されるかしめ部を
    有する複数のプラグ側導電体とを備え、各プラグ側導電
    体は、刃受ばねを有するプラグ側刃受ばね部と、かしめ
    部を有するプラグ側電線接続部とを結合することにより
    構成され、プラグ側刃受ばね部を黄銅から形成し、プラ
    グ側電線接続部を導電率が高く且つ弾性が小さい銅系合
    金から形成したことを特徴とする請求項1記載のテーブ
    ルタップ。
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