JP3511059B2 - エンジン排気ガス中のドレン水処理装置 - Google Patents
エンジン排気ガス中のドレン水処理装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばエンジンの排
気ガスが冷却されるときに生じるドレン水を処理するた
めのエンジン排気ガス中のドレン水処理装置に関する。
気ガスが冷却されるときに生じるドレン水を処理するた
めのエンジン排気ガス中のドレン水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気ガスが冷却されると、排
気ガス中の水蒸気、NOxあるいはSOxに起因する酸
成分の蒸気、油分の蒸気が凝縮して、油分を含む酸性の
ドレン水が発生する。
気ガス中の水蒸気、NOxあるいはSOxに起因する酸
成分の蒸気、油分の蒸気が凝縮して、油分を含む酸性の
ドレン水が発生する。
【0003】例えば、エンジン駆動式熱ポンプ装置では
排気熱交換器を配置するので、排気ガス温度が低下す
る。この排気熱交換器は、エンジンの排気ガスを、エン
ジンより上方から大気中に放出するための排気通路の途
中に配置している。また、排気ガス中の水蒸気成分が、
排気熱交換器による熱交換により凝縮するので、排気管
路に溜まるのを防止するためドレン水通路を配置し、排
気通路下方に導くようにしている。
排気熱交換器を配置するので、排気ガス温度が低下す
る。この排気熱交換器は、エンジンの排気ガスを、エン
ジンより上方から大気中に放出するための排気通路の途
中に配置している。また、排気ガス中の水蒸気成分が、
排気熱交換器による熱交換により凝縮するので、排気管
路に溜まるのを防止するためドレン水通路を配置し、排
気通路下方に導くようにしている。
【0004】このドレン水には、凝縮水に排気ガス中の
酸性ガスが溶解して形成される液状の酸、あるいは酸性
ガスが水蒸気と反応して形成される蒸気状の酸が凝縮し
たものが含まれるので、ドレン水通路の途中に中和器を
配置し、酸性度を下げてドレン水を排気通路下方に排出
するようにしている。
酸性ガスが溶解して形成される液状の酸、あるいは酸性
ガスが水蒸気と反応して形成される蒸気状の酸が凝縮し
たものが含まれるので、ドレン水通路の途中に中和器を
配置し、酸性度を下げてドレン水を排気通路下方に排出
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、酸性ガスに
起因して酸が溶解したドレン水以外に、ドレン水通路に
排気ガスが進入し、この排気ガスが中和器の上部を通過
し、排気ガス中に含まれる気体状態の酸あるいは酸性ガ
ス成分が、中和されることなくドレン水排出口から外部
に放出される場合がある。この排出時、酸性ガス成分が
ドレン水に溶け込みあるいは蒸気状の酸が凝縮してドレ
ン水中に混入し、中和させたドレン水を再び酸性化し、
この酸性化したドレン水が流れ去る途中、例えば室外機
の基礎コンクリート、あるいは周囲のコンクリート等を
腐食する可能性があった。
起因して酸が溶解したドレン水以外に、ドレン水通路に
排気ガスが進入し、この排気ガスが中和器の上部を通過
し、排気ガス中に含まれる気体状態の酸あるいは酸性ガ
ス成分が、中和されることなくドレン水排出口から外部
に放出される場合がある。この排出時、酸性ガス成分が
ドレン水に溶け込みあるいは蒸気状の酸が凝縮してドレ
ン水中に混入し、中和させたドレン水を再び酸性化し、
この酸性化したドレン水が流れ去る途中、例えば室外機
の基礎コンクリート、あるいは周囲のコンクリート等を
腐食する可能性があった。
【0006】この発明は、前記課題に鑑みてなされたも
ので、排気ガスが進入することによるドレン水の酸性度
上昇を抑えるエンジン排気ガス中のドレン水処理装置を
提供することを目的としている。
ので、排気ガスが進入することによるドレン水の酸性度
上昇を抑えるエンジン排気ガス中のドレン水処理装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載のエンジン排気ガス中のドレン水処理
装置は、排気通路の途中に連結され、中和剤を途中に配
置することにより、前記排気通路にて生じるドレン水を
導入し中和するドレン水通路の途中に、ドレン水を溜め
る堰と、この堰により形成されるドレン水貯留部の水面
より下方に開口するドレン水導入口と、前記堰により下
流側のドレン水排出口と、前記堰より上方に設けられた
排気ガス流出口を有する気液分離器を配置するととも
に、前記ドレン水通路において、前記ドレン水導入口の
下流部に前記中和剤を配置し、前記排気ガス流出口と、
前記排気通路におけるドレン水導入部より低圧部に設け
られた排出口とを連通する排気ガス戻り管を配置したこ
とを特徴としている。
に、請求項1記載のエンジン排気ガス中のドレン水処理
装置は、排気通路の途中に連結され、中和剤を途中に配
置することにより、前記排気通路にて生じるドレン水を
導入し中和するドレン水通路の途中に、ドレン水を溜め
る堰と、この堰により形成されるドレン水貯留部の水面
より下方に開口するドレン水導入口と、前記堰により下
流側のドレン水排出口と、前記堰より上方に設けられた
排気ガス流出口を有する気液分離器を配置するととも
に、前記ドレン水通路において、前記ドレン水導入口の
下流部に前記中和剤を配置し、前記排気ガス流出口と、
前記排気通路におけるドレン水導入部より低圧部に設け
られた排出口とを連通する排気ガス戻り管を配置したこ
とを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明のエンジン排気ガス中
のドレン水処理装置は、排気通路の途中に連結され、中
和剤を途中に配置することにより、前記排気通路にて生
じるドレン水を導入し中和するドレン水通路の途中に、
ドレン水を溜める堰と、この堰により形成されるドレン
水貯留部の水面より下方に開口するドレン水導入口と、
前記堰とドレン水排出口の中間部に設けられ、前記中和
剤を配置した第2のドレン水貯留部と、この第2のドレ
ン水貯留部の上方に排気ガス流出口を設けた中和装置と
を有する気液分離器を配置するとともに、 前記排気ガス
流出口と、前記排気通路におけるドレン水導入部より低
圧部に設けられた排出口とを連通する排気ガス戻り管を
配置したことを特徴としている。
のドレン水処理装置は、排気通路の途中に連結され、中
和剤を途中に配置することにより、前記排気通路にて生
じるドレン水を導入し中和するドレン水通路の途中に、
ドレン水を溜める堰と、この堰により形成されるドレン
水貯留部の水面より下方に開口するドレン水導入口と、
前記堰とドレン水排出口の中間部に設けられ、前記中和
剤を配置した第2のドレン水貯留部と、この第2のドレ
ン水貯留部の上方に排気ガス流出口を設けた中和装置と
を有する気液分離器を配置するとともに、 前記排気ガス
流出口と、前記排気通路におけるドレン水導入部より低
圧部に設けられた排出口とを連通する排気ガス戻り管を
配置したことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明のエンジン排気ガス中
のドレン水処理装置は、前記ドレン水通路の内、前記排
気通路に生じるドレン水を前記ドレン水導入口に導く第
1ドレン水通路の通路断面積より、前記排気ガス戻り管
の通路断面積を大きくしたことを特徴としている。
のドレン水処理装置は、前記ドレン水通路の内、前記排
気通路に生じるドレン水を前記ドレン水導入口に導く第
1ドレン水通路の通路断面積より、前記排気ガス戻り管
の通路断面積を大きくしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、排気ガスが進入して
も、気液分離器により排気ガスが分離され、排気管に戻
されるので、ドレン水排出口から排気ガスが排出される
ことがなくなる。このため、ドレン水排出口までのドレ
ン水通路途中において、気体状態の酸性ガス成分がドレ
ン水に溶け込む量を減少させることが可能となる。
も、気液分離器により排気ガスが分離され、排気管に戻
されるので、ドレン水排出口から排気ガスが排出される
ことがなくなる。このため、ドレン水排出口までのドレ
ン水通路途中において、気体状態の酸性ガス成分がドレ
ン水に溶け込む量を減少させることが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明では、中和剤が配置さ
れるドレン水貯留部が気液分離器を兼ねることが可能と
なり、部品点数の減少を図ることができる。
れるドレン水貯留部が気液分離器を兼ねることが可能と
なり、部品点数の減少を図ることができる。
【0012】請求項3記載の発明では、第1ドレン水通
路の通路断面積より、排気ガス戻り管の通路断面積を大
きくしたので、排気ガスを排気通路に戻すことができ、
気液分離が確実に実施される。
路の通路断面積より、排気ガス戻り管の通路断面積を大
きくしたので、排気ガスを排気通路に戻すことができ、
気液分離が確実に実施される。
【0013】
【実施例】以下、この発明のエンジン排気ガス中のドレ
ン水処理装置の実施例を図面により説明する。図1乃至
図6はエンジン排気ガス中のドレン水処理装置の第1実
施例を示し、図1はエンジン排気ガス中のドレン水処理
装置を備えるエンジン駆動熱ポンプ装置を空調装置とし
て使用したときのシステム図、図2は第1ユニットの概
略構成図、図3は排気熱交換器と排気サイレンサとの接
続を示す断面図、図4はエンジン排気ガス中のドレン水
処理装置の蓋を開いた状態の平面図、図5は図4のV−
V線に沿う断面図、図6は図4のVI-VI線に沿う断面図
である。
ン水処理装置の実施例を図面により説明する。図1乃至
図6はエンジン排気ガス中のドレン水処理装置の第1実
施例を示し、図1はエンジン排気ガス中のドレン水処理
装置を備えるエンジン駆動熱ポンプ装置を空調装置とし
て使用したときのシステム図、図2は第1ユニットの概
略構成図、図3は排気熱交換器と排気サイレンサとの接
続を示す断面図、図4はエンジン排気ガス中のドレン水
処理装置の蓋を開いた状態の平面図、図5は図4のV−
V線に沿う断面図、図6は図4のVI-VI線に沿う断面図
である。
【0014】この図1において、エンジン駆動熱ポンプ
装置を空調装置として使用したときのシステムは、室外
ユニットIと室内機IIによって構成されている。
装置を空調装置として使用したときのシステムは、室外
ユニットIと室内機IIによって構成されている。
【0015】都市ガス,プロパンガスなどのガス燃料に
よって駆動されるエンジン1は、始動モータ2で始動さ
れる。エンジン1は圧縮機3を駆動し、この圧縮機3の
駆動によりフロンなどの冷媒を圧縮して高温高圧のガス
にするようになっている。
よって駆動されるエンジン1は、始動モータ2で始動さ
れる。エンジン1は圧縮機3を駆動し、この圧縮機3の
駆動によりフロンなどの冷媒を圧縮して高温高圧のガス
にするようになっている。
【0016】圧縮機3の吐出管4と吸入管5との間には
四方切換弁6が接続され、この四方切換弁6から延長す
る配管7,8には、一方の配管7側にはファン9を付設
した室外熱交換器10が接続され、他方の配管8側には
ファン11を付設した室内熱交換器12が接続されてい
る。また、室外熱交換器10から延長する配管13と、
室内熱交換器12から延長する配管14との間には、暖
房用膨張弁15、冷房用膨張弁16、逆止弁17,1
8、レシーバ19などが設けられている。
四方切換弁6が接続され、この四方切換弁6から延長す
る配管7,8には、一方の配管7側にはファン9を付設
した室外熱交換器10が接続され、他方の配管8側には
ファン11を付設した室内熱交換器12が接続されてい
る。また、室外熱交換器10から延長する配管13と、
室内熱交換器12から延長する配管14との間には、暖
房用膨張弁15、冷房用膨張弁16、逆止弁17,1
8、レシーバ19などが設けられている。
【0017】上記冷媒循環回路において、四方切換弁6
により冷媒が実線矢印方向へ循環するように切り換えら
れると、室外熱交換器10が蒸発器として作用する一
方、室内熱交換器12が凝縮器として作用して室内を暖
房する暖房回路になる。また、上記四方切換弁6を冷媒
を破線矢印方向へ循環するように切り換えると、上記と
は逆に室外熱交換器10が凝縮器として作用する一方、
室内熱交換器12が蒸発器として作用し、室内を冷房す
る冷房回路になる。
により冷媒が実線矢印方向へ循環するように切り換えら
れると、室外熱交換器10が蒸発器として作用する一
方、室内熱交換器12が凝縮器として作用して室内を暖
房する暖房回路になる。また、上記四方切換弁6を冷媒
を破線矢印方向へ循環するように切り換えると、上記と
は逆に室外熱交換器10が凝縮器として作用する一方、
室内熱交換器12が蒸発器として作用し、室内を冷房す
る冷房回路になる。
【0018】エンジン1にはシリンダ等を冷却する熱交
換部21と共に、排気熱交換器22内にも熱交換部23
が設けられ、これら熱交換部21,23の中をエンジン
冷却水がポンプ20によって強制循環されるようになっ
ている。排気熱交換器22はエンジン1の第1排気管8
3に接続され、その熱交換部23から延長する配管24
は、途中で電磁弁27,28を介して配管25と配管2
6に分岐され、一方の配管25には室外熱交換器10と
並列に設けた温水用室外熱交換器(ラジエータ)29が
接続され、また他方の配管26には上記室内熱交換器1
2と並列に設けた温水用室内熱交換器30が接続されて
いる。この温水用室内熱交換器30には、ポンプ20と
ポンプ32によりエンジン冷却水が強制循環されること
により室内暖房用に使用される。ポンプ32はポンプ2
0の容量が不足するときに設ければよく、ポンプ20の
みで容量が十分であれば必ずしも設ける必要はない。3
3はエンジン冷却水のリザーブタンクである。
換部21と共に、排気熱交換器22内にも熱交換部23
が設けられ、これら熱交換部21,23の中をエンジン
冷却水がポンプ20によって強制循環されるようになっ
ている。排気熱交換器22はエンジン1の第1排気管8
3に接続され、その熱交換部23から延長する配管24
は、途中で電磁弁27,28を介して配管25と配管2
6に分岐され、一方の配管25には室外熱交換器10と
並列に設けた温水用室外熱交換器(ラジエータ)29が
接続され、また他方の配管26には上記室内熱交換器1
2と並列に設けた温水用室内熱交換器30が接続されて
いる。この温水用室内熱交換器30には、ポンプ20と
ポンプ32によりエンジン冷却水が強制循環されること
により室内暖房用に使用される。ポンプ32はポンプ2
0の容量が不足するときに設ければよく、ポンプ20の
みで容量が十分であれば必ずしも設ける必要はない。3
3はエンジン冷却水のリザーブタンクである。
【0019】排気熱交換器22にはドレン水通路35を
介して中和装置50が接続され、排気熱交換器22から
のドレン水通路35からドレン水と排気ガスが中和装置
50に流入する。この中和装置50にはドレン水排出通
路69が接続されている。
介して中和装置50が接続され、排気熱交換器22から
のドレン水通路35からドレン水と排気ガスが中和装置
50に流入する。この中和装置50にはドレン水排出通
路69が接続されている。
【0020】また、排気熱交換器22には第2排気管8
4を介して排気処理装置52の排気サイレンサー52a
が接続され、この排気サイレンサー52aとミストセパ
レータ52bとが一体に形成されている。排気処理装置
52のミストセパレータ52bと中和装置50との間に
は、ドレン水通路38及び排気ガス戻し管70が接続さ
れている。
4を介して排気処理装置52の排気サイレンサー52a
が接続され、この排気サイレンサー52aとミストセパ
レータ52bとが一体に形成されている。排気処理装置
52のミストセパレータ52bと中和装置50との間に
は、ドレン水通路38及び排気ガス戻し管70が接続さ
れている。
【0021】エンジン1の排気ガスは、排気熱交換器2
2、排気サイレンサー52a、ミストセパレータ52b
を経て大気中に排気される。この排気熱交換器22に生
じるドレン水はドレン水通路35を介して本願気液分離
器を兼ねる中和装置50に導かれ、またミストセパレー
タ52bに生じるドレン水はドレン水通路38を介して
中和装置50に導かれる。この中和装置50でドレン水
中に溶け込んだ酸性ガスが中和処理され、処理されたド
レン水がドレン水排出通路69から排出される。
2、排気サイレンサー52a、ミストセパレータ52b
を経て大気中に排気される。この排気熱交換器22に生
じるドレン水はドレン水通路35を介して本願気液分離
器を兼ねる中和装置50に導かれ、またミストセパレー
タ52bに生じるドレン水はドレン水通路38を介して
中和装置50に導かれる。この中和装置50でドレン水
中に溶け込んだ酸性ガスが中和処理され、処理されたド
レン水がドレン水排出通路69から排出される。
【0022】エンジン1、圧縮機3、排気熱交換器22
及び中和装置50等は、室外ユニットIのケーシング8
0の内側に配置され、図2に示すように、ケーシング8
0は地面81上に設置されている。ケーシング80内の
下部にはエンジン1が設置され、このエンジン1の側方
近傍には一対の圧縮機3が設けられている。
及び中和装置50等は、室外ユニットIのケーシング8
0の内側に配置され、図2に示すように、ケーシング8
0は地面81上に設置されている。ケーシング80内の
下部にはエンジン1が設置され、このエンジン1の側方
近傍には一対の圧縮機3が設けられている。
【0023】エンジン1の吸気口にはエアクリーナ82
が連結され、エンジン1の第1排気管83には、排気熱
交換器22が接続され、この排気熱交換器22に接続さ
れた第2排気管84は上方に延びている。この第2排気
管84に排気サイレンサー52aが接続され、排気サイ
レンサー52aの上方にはミストセパレータ52bが接
続されている。排気サイレンサー52aとミストセパレ
ータ52bにより構成された排気処理装置52は、ケー
シング80内の最上部に位置し、ミストセパレータ52
bに接続した第3排気管85はケーシング80の天井板
を貫通してこのケーシング80の外部に開口している。
が連結され、エンジン1の第1排気管83には、排気熱
交換器22が接続され、この排気熱交換器22に接続さ
れた第2排気管84は上方に延びている。この第2排気
管84に排気サイレンサー52aが接続され、排気サイ
レンサー52aの上方にはミストセパレータ52bが接
続されている。排気サイレンサー52aとミストセパレ
ータ52bにより構成された排気処理装置52は、ケー
シング80内の最上部に位置し、ミストセパレータ52
bに接続した第3排気管85はケーシング80の天井板
を貫通してこのケーシング80の外部に開口している。
【0024】室外ユニットIの下部には、中和装置50
が配置され、この中和装置50とミストセパレータ52
bとの間には、ドレン水通路38及び排気ガス戻し管7
0が接続されている。中和装置50にはドレン水排出通
路69が接続され、このドレン水排出通路69に接続せ
れる排気ホース69aの出口69bは中和装置50の下
方に位置している。また、中和装置50には予備ドレン
水排出通路86が接続され、この予備ドレン水排出通路
86の出口86aは中和装置50内の排気ガス戻し管7
0の入口より下方あるいは中和装置50より上方に位置
している。
が配置され、この中和装置50とミストセパレータ52
bとの間には、ドレン水通路38及び排気ガス戻し管7
0が接続されている。中和装置50にはドレン水排出通
路69が接続され、このドレン水排出通路69に接続せ
れる排気ホース69aの出口69bは中和装置50の下
方に位置している。また、中和装置50には予備ドレン
水排出通路86が接続され、この予備ドレン水排出通路
86の出口86aは中和装置50内の排気ガス戻し管7
0の入口より下方あるいは中和装置50より上方に位置
している。
【0025】次に、排気熱交換器22及び排気処理装置
52を、図3に基づいて詳細に説明する。排気熱交換器
22は円筒形に形成され、この排気熱交換器22はエン
ジン1の上部に角度θ傾斜させて全体を斜めに傾斜させ
て取り付けられている。排気熱交換器22の内部には、
熱交換部23が配置されている。排気熱交換器22の内
部の両側には、区画壁230,231によって冷却水供
給室232と温水排出室233が形成され、この冷却水
供給室232と温水排出室233は連通管234によっ
て連通されている。熱交換部23にはエンジン冷却水が
下部の入口235から冷却水供給室232に導入され、
このエンジン冷却水は連通管234によって温水排出室
233に導かれ、上部の排出室233から出口236か
ら排出されるようになっている。
52を、図3に基づいて詳細に説明する。排気熱交換器
22は円筒形に形成され、この排気熱交換器22はエン
ジン1の上部に角度θ傾斜させて全体を斜めに傾斜させ
て取り付けられている。排気熱交換器22の内部には、
熱交換部23が配置されている。排気熱交換器22の内
部の両側には、区画壁230,231によって冷却水供
給室232と温水排出室233が形成され、この冷却水
供給室232と温水排出室233は連通管234によっ
て連通されている。熱交換部23にはエンジン冷却水が
下部の入口235から冷却水供給室232に導入され、
このエンジン冷却水は連通管234によって温水排出室
233に導かれ、上部の排出室233から出口236か
ら排出されるようになっている。
【0026】排気熱交換器22の内部空間は、多数の冷
却フィン237が連通管234に挿着して設けられ、こ
の冷却フィン237に仕切られた多層状の小間隙238
が形成されている。冷却フィン237には、連通孔23
7aが形成され、連通孔237aは、小間隙238を挟
んで隣接する冷却フィン237同士で、その開口位置が
異なり、一方が下側にあるときは他方は上側に配置さ
れ、多層状に並ぶ小間隙238がジグザグ状の流路を形
成するようになっている。また、冷却フィン237の上
下端にはドレン道路239が設けられ、さらに傾斜最下
端の位置にドレン水通路35が接続され、冷却フィン表
面にて、水蒸気が凝縮しドレン水となって排気ガスが中
和装置50に流入する。なお、ドレン水には、排気ガス
中のNO xあるいはSOxガスあるいはこれらに起因す
る酸成分の蒸気がドレン水中に溶け込み、ドレン水は酸
性となる。また、ドレン水通路35には排気ガスが侵入
し、ドレン水と一緒になって中和装置50に入る場合が
ある。
却フィン237が連通管234に挿着して設けられ、こ
の冷却フィン237に仕切られた多層状の小間隙238
が形成されている。冷却フィン237には、連通孔23
7aが形成され、連通孔237aは、小間隙238を挟
んで隣接する冷却フィン237同士で、その開口位置が
異なり、一方が下側にあるときは他方は上側に配置さ
れ、多層状に並ぶ小間隙238がジグザグ状の流路を形
成するようになっている。また、冷却フィン237の上
下端にはドレン道路239が設けられ、さらに傾斜最下
端の位置にドレン水通路35が接続され、冷却フィン表
面にて、水蒸気が凝縮しドレン水となって排気ガスが中
和装置50に流入する。なお、ドレン水には、排気ガス
中のNO xあるいはSOxガスあるいはこれらに起因す
る酸成分の蒸気がドレン水中に溶け込み、ドレン水は酸
性となる。また、ドレン水通路35には排気ガスが侵入
し、ドレン水と一緒になって中和装置50に入る場合が
ある。
【0027】排気熱交換器22の内部空間の傾斜上部に
は、入口240が形成され、この供給口240に第1排
気管83から排気ガスが流入し、熱交換部23の傾斜上
流部に流入した排気ガスは、この傾斜上流部で膨張した
後、さらに多数の冷却フィン237の連通孔237aと
多層状の小間隙238をジグザグ状に通過する間に、却
フィン237と熱交換し、さらに傾斜下流部から出口2
41を通って排気される。このとき消音もされる。排気
ガスは、排気熱交換器22の出口241から第2排気管
84を介して排気処理装置52に流入する。
は、入口240が形成され、この供給口240に第1排
気管83から排気ガスが流入し、熱交換部23の傾斜上
流部に流入した排気ガスは、この傾斜上流部で膨張した
後、さらに多数の冷却フィン237の連通孔237aと
多層状の小間隙238をジグザグ状に通過する間に、却
フィン237と熱交換し、さらに傾斜下流部から出口2
41を通って排気される。このとき消音もされる。排気
ガスは、排気熱交換器22の出口241から第2排気管
84を介して排気処理装置52に流入する。
【0028】排気処理装置52は、アルミニウム鋳物で
形成された下ハウジング520と上ハウジング521を
一体化し、下ハウジング520には排気ガス入口520
aとドレン水出口520bが形成され、上ハウジング5
21には排気ガス出口521aと排出口521bが形成
されている。下ハウジング520と上ハウジング521
の内部には、同様にアルミニウム鋳物で形成した連通路
522a,522b.522cと排気ガス入口520a
と対向する消音用筒状壁522d、同じく消音用筒状壁
522fとを有する区画壁522と、連通路523a,
523bを有する区画壁523と、連通路524a,5
24b、連通路522bと対向する消音用筒状壁524
cを有する区画壁524が圧入して設けられている。区
画壁522の連通路522bが区画壁523に挿通さ
れ、区画壁522の連通路522cの一端部が下ハウジ
ング520の出口520bに連通されている。区画壁5
24の連通路524aを区画壁523に挿通し、連通路
524bを区画壁523に挿通し、区画壁522の連通
路522cの他端部に挿入されている。
形成された下ハウジング520と上ハウジング521を
一体化し、下ハウジング520には排気ガス入口520
aとドレン水出口520bが形成され、上ハウジング5
21には排気ガス出口521aと排出口521bが形成
されている。下ハウジング520と上ハウジング521
の内部には、同様にアルミニウム鋳物で形成した連通路
522a,522b.522cと排気ガス入口520a
と対向する消音用筒状壁522d、同じく消音用筒状壁
522fとを有する区画壁522と、連通路523a,
523bを有する区画壁523と、連通路524a,5
24b、連通路522bと対向する消音用筒状壁524
cを有する区画壁524が圧入して設けられている。区
画壁522の連通路522bが区画壁523に挿通さ
れ、区画壁522の連通路522cの一端部が下ハウジ
ング520の出口520bに連通されている。区画壁5
24の連通路524aを区画壁523に挿通し、連通路
524bを区画壁523に挿通し、区画壁522の連通
路522cの他端部に挿入されている。
【0029】上ハウジング521の出口521aには第
3排気管85が接続され、この第3排気管85の上部に
はカバー525が設けられ、さらに排出口521bには
排気ガス戻し管70が接続されている。
3排気管85が接続され、この第3排気管85の上部に
はカバー525が設けられ、さらに排出口521bには
排気ガス戻し管70が接続されている。
【0030】このように、下ハウジング520と区画壁
522,523,524によって排気サイレンサー52
aが形成され、また上ハウジング521と区画壁524
によってミストセパレータ52bが形成されている。排
気ガスが第2排気管84から下ハウジング520の排気
ガス入口520aを介して排気サイレンサー52aの区
画室526に供給され、この区画室526から連通路5
22bを介して区画室528に供給され、さらに連通路
523aから区画室527に供給される。区画室527
に供給された排気ガスは、連通路524aを介してミス
トセパレータ52bの区画室529に供給される。な
お、連通路522b,523a,524aは排気ガス通
路であり、連通路523bは、区画室528において排
気ガスが膨張して冷却され、排気ガス中の水蒸気成分が
凝縮し、ミスト状更に成長してドレン水となって区画室
528の下部に溜まったものが、ここを通過して区画室
527に滴下する。
522,523,524によって排気サイレンサー52
aが形成され、また上ハウジング521と区画壁524
によってミストセパレータ52bが形成されている。排
気ガスが第2排気管84から下ハウジング520の排気
ガス入口520aを介して排気サイレンサー52aの区
画室526に供給され、この区画室526から連通路5
22bを介して区画室528に供給され、さらに連通路
523aから区画室527に供給される。区画室527
に供給された排気ガスは、連通路524aを介してミス
トセパレータ52bの区画室529に供給される。な
お、連通路522b,523a,524aは排気ガス通
路であり、連通路523bは、区画室528において排
気ガスが膨張して冷却され、排気ガス中の水蒸気成分が
凝縮し、ミスト状更に成長してドレン水となって区画室
528の下部に溜まったものが、ここを通過して区画室
527に滴下する。
【0031】同様連通路522aを通って区画室527
の下部に溜まったドレン水が区画室526に滴下し、更
に区画室526に溜まったドレン水は第2排気管84を
通って、排気熱交換器22に到り、ドレン水通路35を
通って中和装置50に流下する。
の下部に溜まったドレン水が区画室526に滴下し、更
に区画室526に溜まったドレン水は第2排気管84を
通って、排気熱交換器22に到り、ドレン水通路35を
通って中和装置50に流下する。
【0032】ミストセパレータ52bの区画室529か
ら排気ガスは、出口521aを介して第3排気管85か
ら流出する。区画室529内に生じるミストはドレン水
となり、下部に溜まる。このドレン水は、区画壁524
で形成された底部の連通路524bから流出し、連通路
522c,520bから、ドレン水通路38を介して中
和装置50に導かれる。
ら排気ガスは、出口521aを介して第3排気管85か
ら流出する。区画室529内に生じるミストはドレン水
となり、下部に溜まる。このドレン水は、区画壁524
で形成された底部の連通路524bから流出し、連通路
522c,520bから、ドレン水通路38を介して中
和装置50に導かれる。
【0033】次に、中和装置50は、図4乃至図6に示
すように構成されている。中和装置50の合成樹脂製の
ケース500には合成樹脂製の蓋501がビス502に
より締付固定され、ケース500内には隔壁500a,
500bにより区画室503,504,505が形成さ
れ、区画室504内には通路壁500c,500dが形
成されている。このドレン水貯留部を構成する区画室5
04内には中和剤507が配置されている。
すように構成されている。中和装置50の合成樹脂製の
ケース500には合成樹脂製の蓋501がビス502に
より締付固定され、ケース500内には隔壁500a,
500bにより区画室503,504,505が形成さ
れ、区画室504内には通路壁500c,500dが形
成されている。このドレン水貯留部を構成する区画室5
04内には中和剤507が配置されている。
【0034】隔壁500aには、区画室503と区画室
504とを連通する連通口500eにはパンチングメタ
ル508が設けられ、また隔壁500bには、区画室5
04と区画室505とを連通する連通口500fにはパ
ンチングメタル509が設けられている。パンチングメ
タル508,509には、ドレン水の水面より下方に小
孔が多数形成されている。小室503bのドレン水及び
ドレン水に溶解しなかった排気ガスは、パンチングメタ
ル508の多数の小孔を通過して区画室504に入る。
この区画室504の中和剤507により酸性成分の溶解
したドレン水が中和され、溶解しなかった排気ガスが区
画室504の上部の開口50lcから排気ガス戻し管7
0を通って排気熱交換機22のドレン水通路35との接
続部より低圧であるミストセパレータ52bに戻され
る。
504とを連通する連通口500eにはパンチングメタ
ル508が設けられ、また隔壁500bには、区画室5
04と区画室505とを連通する連通口500fにはパ
ンチングメタル509が設けられている。パンチングメ
タル508,509には、ドレン水の水面より下方に小
孔が多数形成されている。小室503bのドレン水及び
ドレン水に溶解しなかった排気ガスは、パンチングメタ
ル508の多数の小孔を通過して区画室504に入る。
この区画室504の中和剤507により酸性成分の溶解
したドレン水が中和され、溶解しなかった排気ガスが区
画室504の上部の開口50lcから排気ガス戻し管7
0を通って排気熱交換機22のドレン水通路35との接
続部より低圧であるミストセパレータ52bに戻され
る。
【0035】区画室504の中和剤により酸性成分の溶
解したドレン水が中和され、この中和されたドレン水は
区画室504から連通口500fに配置されたパンチン
グメタル509の小孔を通って区画室505に導かれ
る。区画室505には栓部材510が配置される。栓部
材510内にはドレン水中の開口510aと、ケース5
00に形成した出口500h,500iとの連通部以外
は密閉された小室510bが形成されている。区画室5
05内のドレン水は本願で言うドレン水排出口である開
口510aから小室510bに入り、出口500hと小
室510bとの連通部の最下位部510cを越えて出口
500h中に導かれ排出される。
解したドレン水が中和され、この中和されたドレン水は
区画室504から連通口500fに配置されたパンチン
グメタル509の小孔を通って区画室505に導かれ
る。区画室505には栓部材510が配置される。栓部
材510内にはドレン水中の開口510aと、ケース5
00に形成した出口500h,500iとの連通部以外
は密閉された小室510bが形成されている。区画室5
05内のドレン水は本願で言うドレン水排出口である開
口510aから小室510bに入り、出口500hと小
室510bとの連通部の最下位部510cを越えて出口
500h中に導かれ排出される。
【0036】なお、パンチングメタル508,509の
小孔を少なくとも一つ最下位部510cより上方に設け
ることも可能である。この場合区画室503,504の
ドレン水水位も最下位部510cにより決まる水位に保
たれる。出口500iには予備ドレン水排出通路86が
接続され、この出口86aは中和装置50のほぼ上端高
さにて排出される。
小孔を少なくとも一つ最下位部510cより上方に設け
ることも可能である。この場合区画室503,504の
ドレン水水位も最下位部510cにより決まる水位に保
たれる。出口500iには予備ドレン水排出通路86が
接続され、この出口86aは中和装置50のほぼ上端高
さにて排出される。
【0037】蓋501には本願ドレン水導入口である入
口501aが区画室503の堰壁500gにより区画さ
れた小室503aに対向する位置に、入口501bが区
画室503の小室503bに対向する位置に、また開口
501cが区画室504に対向する位置に形成されてい
る。入口501aに排気熱交換器22のドレン水通路3
5が接続され、ドレン水を区画室503の小室503b
内に導く。また、入口501bにはミストセパレータ5
2bのドレン水通路38が接続され、蓋501内には入
口501bの位置には長いゴム管512が接続され、ド
レン水を区画室503の小室503b内に導く。本願で
言う排気ガス流出口である開口501cに排気ガス戻し
管70が接続され、開口501cから排気ガスを排気ガ
ス戻し管70を介してミストセパレータ52bに送る。
すなわち、排気熱交換器22からのドレン水はゴム管5
12の先端から小室503aに入り、この小室503a
に溜まり、堰壁500gの上を越して小室503bに入
る。ドレン水と一緒に進入する排気ガスも同様、堰壁5
00gにより形成される小室503aのドレン水貯留部
の水面より下方となるゴム管512の先端から小室50
3aに入り、排気ガス中の酸性ガスは、小室503aに
溜まるドレン水に溶解されてドレン水と一緒に、一方溶
解しなかった排気ガスも、堰壁500gの上を越して小
室503bに入る。小室503bのドレン水及びドレン
水に溶解しなかった排気ガスは、パンチングメタル50
8の多数の小孔を通過して区画室504に入る。この区
画室504は第2のドレン水貯留部となっており、中和
剤507により酸性成分の溶解したドレン水が中和さ
れ、溶解しなかった排気ガスが区画室504の上部の開
口50lcから排気ガス戻し管70を経てミストセパレ
ータ52bに戻る。
口501aが区画室503の堰壁500gにより区画さ
れた小室503aに対向する位置に、入口501bが区
画室503の小室503bに対向する位置に、また開口
501cが区画室504に対向する位置に形成されてい
る。入口501aに排気熱交換器22のドレン水通路3
5が接続され、ドレン水を区画室503の小室503b
内に導く。また、入口501bにはミストセパレータ5
2bのドレン水通路38が接続され、蓋501内には入
口501bの位置には長いゴム管512が接続され、ド
レン水を区画室503の小室503b内に導く。本願で
言う排気ガス流出口である開口501cに排気ガス戻し
管70が接続され、開口501cから排気ガスを排気ガ
ス戻し管70を介してミストセパレータ52bに送る。
すなわち、排気熱交換器22からのドレン水はゴム管5
12の先端から小室503aに入り、この小室503a
に溜まり、堰壁500gの上を越して小室503bに入
る。ドレン水と一緒に進入する排気ガスも同様、堰壁5
00gにより形成される小室503aのドレン水貯留部
の水面より下方となるゴム管512の先端から小室50
3aに入り、排気ガス中の酸性ガスは、小室503aに
溜まるドレン水に溶解されてドレン水と一緒に、一方溶
解しなかった排気ガスも、堰壁500gの上を越して小
室503bに入る。小室503bのドレン水及びドレン
水に溶解しなかった排気ガスは、パンチングメタル50
8の多数の小孔を通過して区画室504に入る。この区
画室504は第2のドレン水貯留部となっており、中和
剤507により酸性成分の溶解したドレン水が中和さ
れ、溶解しなかった排気ガスが区画室504の上部の開
口50lcから排気ガス戻し管70を経てミストセパレ
ータ52bに戻る。
【0038】このように、排気熱交換器22からのドレ
ン水通路35からドレン水と排気ガスが中和装置50に
流入する。この中和装置50のドレン水の水面より上部
に排気ガス戻り管70の開口501cが形成されている
ので、中和装置50の中で中和剤507により酸性成分
の溶解したドレン水が中和され、溶解しなかった排気ガ
スが区画室504の上部の開口50lcから排気ガス戻
し管70を経て、ドレン水導入部より低圧の排気サイレ
ンサー52aの下流部のミストセパレータ52b内に排
出口521bから戻される。
ン水通路35からドレン水と排気ガスが中和装置50に
流入する。この中和装置50のドレン水の水面より上部
に排気ガス戻り管70の開口501cが形成されている
ので、中和装置50の中で中和剤507により酸性成分
の溶解したドレン水が中和され、溶解しなかった排気ガ
スが区画室504の上部の開口50lcから排気ガス戻
し管70を経て、ドレン水導入部より低圧の排気サイレ
ンサー52aの下流部のミストセパレータ52b内に排
出口521bから戻される。
【0039】また、ミストセパレータ52bは排気熱交
換器22の下流であり、途中排気サイレンサー52aに
より積極的に圧力降下がされるので、排気熱交換器22
の圧力P1がミストセパレータ52bの圧力P2より高
くなっており、ドレン水通路35により排気熱交換器2
2の圧力が導かれる中和装置50の内圧はミストセパレ
ータ52b内より高圧となるので、中和装置50内で分
離された排気ガスは排気ガス戻り管70を確実にミスト
セパレータ52bの方向に流れる。
換器22の下流であり、途中排気サイレンサー52aに
より積極的に圧力降下がされるので、排気熱交換器22
の圧力P1がミストセパレータ52bの圧力P2より高
くなっており、ドレン水通路35により排気熱交換器2
2の圧力が導かれる中和装置50の内圧はミストセパレ
ータ52b内より高圧となるので、中和装置50内で分
離された排気ガスは排気ガス戻り管70を確実にミスト
セパレータ52bの方向に流れる。
【0040】ミストセパレータ52bの下部に接続され
るドレン水通路38は、中和装置50の入口501bに
接続され、この入口501bに接続された長いゴム管5
12の開口がドレン水の水面下に設けられるので、中和
装置50の小室503bの内圧が高くなると、ドレン水
通路38内のドレン水の水面が上昇してバランスする。
すなわち、ドレン水通路38内をドレン水あるいは中和
装置50内の排気ガスが逆流することはない。よって、
ミストセパレータ52bのドレン水が重力で中和装置5
0に導かれる。
るドレン水通路38は、中和装置50の入口501bに
接続され、この入口501bに接続された長いゴム管5
12の開口がドレン水の水面下に設けられるので、中和
装置50の小室503bの内圧が高くなると、ドレン水
通路38内のドレン水の水面が上昇してバランスする。
すなわち、ドレン水通路38内をドレン水あるいは中和
装置50内の排気ガスが逆流することはない。よって、
ミストセパレータ52bのドレン水が重力で中和装置5
0に導かれる。
【0041】中和装置50には、ドレン水の水面下に連
通口500fより区画室505内に導き、さらに区画室
505内からケース500に形成した出口500hに導
く小室510bを設けたので、排気ガスはドレン水排出
通路69には進入しない。
通口500fより区画室505内に導き、さらに区画室
505内からケース500に形成した出口500hに導
く小室510bを設けたので、排気ガスはドレン水排出
通路69には進入しない。
【0042】中和装置50の区画室504に設けた中和
剤507は、ドレン水の水面下でドレン水に溶解してい
る酸と中和反応し、溶解塩となり消耗する。消耗すると
ドレン水の水面上の部分が補充される。
剤507は、ドレン水の水面下でドレン水に溶解してい
る酸と中和反応し、溶解塩となり消耗する。消耗すると
ドレン水の水面上の部分が補充される。
【0043】中和装置50、排気熱変換器22からのド
レン水通路35、ミストセパレータ52bからのドレン
水通路38は全て、室外ユニットIの内部に配置されて
おり、温度雰囲気の高い部分にある。
レン水通路35、ミストセパレータ52bからのドレン
水通路38は全て、室外ユニットIの内部に配置されて
おり、温度雰囲気の高い部分にある。
【0044】また、中和装置50の出口500iに接続
した予備ドレン水排出通路86の出口86aは、中和装
置50のほぼ上端高さにて排出され、ドレン水排出通路
69の最高位の位置よりさらに上方に開口しており、予
備ドレン水排出通路86は、ドレン水排出通路69が詰
まった時、予備の排出通路となる。この予備ドレン水排
出通路86が機能する場合には、中和装置50内のドレ
ン水の水面が上昇するが、ドレン水通路35から進入す
る排気ガスは、区画室504に入り、区画室505の上
部から排気ガス戻り管70を介してミストセパレータ5
2bに戻る。
した予備ドレン水排出通路86の出口86aは、中和装
置50のほぼ上端高さにて排出され、ドレン水排出通路
69の最高位の位置よりさらに上方に開口しており、予
備ドレン水排出通路86は、ドレン水排出通路69が詰
まった時、予備の排出通路となる。この予備ドレン水排
出通路86が機能する場合には、中和装置50内のドレ
ン水の水面が上昇するが、ドレン水通路35から進入す
る排気ガスは、区画室504に入り、区画室505の上
部から排気ガス戻り管70を介してミストセパレータ5
2bに戻る。
【0045】また、ドレン水通路35,38と排気ガス
戻り管70を分離したので、確実に排気ガスを戻すこと
ができる。なお、この実施例において、ドレン水通路3
8の断面積をドレン水通路35の断面積より大とするこ
とも可能であるが、この実施例では共通の断面にし、部
品の共通化を図っている。なお、ドレン水通路38の断
面積と排気ガス戻り管70の断面積の和は、ドレン水通
路35の断面積より大となっており、このことによって
も、排気ガスの戻りは確実に実施される。さらに、排気
ガス戻り管70をミストセパレータ52bに接続し、排
気サイレンサー52aの下流に接続しており、排気戻り
効果が高い。以上分かる通り、中和装置50が本願で言
う気液分離器を兼ねている。
戻り管70を分離したので、確実に排気ガスを戻すこと
ができる。なお、この実施例において、ドレン水通路3
8の断面積をドレン水通路35の断面積より大とするこ
とも可能であるが、この実施例では共通の断面にし、部
品の共通化を図っている。なお、ドレン水通路38の断
面積と排気ガス戻り管70の断面積の和は、ドレン水通
路35の断面積より大となっており、このことによって
も、排気ガスの戻りは確実に実施される。さらに、排気
ガス戻り管70をミストセパレータ52bに接続し、排
気サイレンサー52aの下流に接続しており、排気戻り
効果が高い。以上分かる通り、中和装置50が本願で言
う気液分離器を兼ねている。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】図7及び図8はエンジン排気ガス中のドレ
ン水処理装置の他の実施例を示し、図7はエンジン排気
ガス中のドレン水処理装置のシステム図、図8は中和装
置と気液分離器との接続を示す図である。
ン水処理装置の他の実施例を示し、図7はエンジン排気
ガス中のドレン水処理装置のシステム図、図8は中和装
置と気液分離器との接続を示す図である。
【0054】この実施例では、図1乃至図6と同じ符号
を付した部材は、同様に構成されるので詳細な説明を省
略する。
を付した部材は、同様に構成されるので詳細な説明を省
略する。
【0055】この実施例では、中和装置50とは別体に
気液分離器200を配置し、この気液分離器200に、
排気熱交換器22からのドレン水と排気ガスがドレン水
通路35を介して流入し、排気サイレンサー52aから
のドレン水と排気ガスがドレン水通路201を介して流
入し、ミストセパレータ52bからのドレン水と排気ガ
スがドレン水通路38を介して流入する。また、気液分
離器200内で分離された排気ガスは、排気ガス戻り管
70をミストセパレータ52bの方向に流れる。
気液分離器200を配置し、この気液分離器200に、
排気熱交換器22からのドレン水と排気ガスがドレン水
通路35を介して流入し、排気サイレンサー52aから
のドレン水と排気ガスがドレン水通路201を介して流
入し、ミストセパレータ52bからのドレン水と排気ガ
スがドレン水通路38を介して流入する。また、気液分
離器200内で分離された排気ガスは、排気ガス戻り管
70をミストセパレータ52bの方向に流れる。
【0056】気液分離器200内には堰200aが設け
られ、この堰200aをオーバーフローしたドレン水が
中和装置50に流入する。中和装置50内には、仕切り
板202,203によりドレン通路が形成され、また仕
切り板202,203の間に中和剤204が設けられて
いる。仕切り板203からドレン水がオーバーフロー
し、ドレン水排出通路69から排出される。
られ、この堰200aをオーバーフローしたドレン水が
中和装置50に流入する。中和装置50内には、仕切り
板202,203によりドレン通路が形成され、また仕
切り板202,203の間に中和剤204が設けられて
いる。仕切り板203からドレン水がオーバーフロー
し、ドレン水排出通路69から排出される。
【0057】このように、複数のドレン水通路35,2
01,38を設け、各ドレン水通路35,201,38
を全て気液分離器200のドレン水の水面より下方に開
放し、ドレン水通路35の圧力P1、ドレン水通路20
1の圧力P2、ドレン水通路38及び排気ガス戻り管7
0の圧力P3とする時、P3<P2<P1に設定されて
いる。排気ガス戻り管70の圧力P3よりドレン水通路
35の圧力P1が大きいので、排気ガス戻り管70に排
気ガスが戻される。
01,38を設け、各ドレン水通路35,201,38
を全て気液分離器200のドレン水の水面より下方に開
放し、ドレン水通路35の圧力P1、ドレン水通路20
1の圧力P2、ドレン水通路38及び排気ガス戻り管7
0の圧力P3とする時、P3<P2<P1に設定されて
いる。排気ガス戻り管70の圧力P3よりドレン水通路
35の圧力P1が大きいので、排気ガス戻り管70に排
気ガスが戻される。
【0058】さらに、気液分離器200の堰200aに
より形成される排気通路205の上端から下流にかけて
のドレン水取り出し口の位置に応じて、水面からの開口
の潜り深さを設定している。この実施例では、ドレン水
通路35の開口とドレン水通路201の開口との距離Δ
H1とし、ドレン水通路35の開口とドレン水通路38
の開口との距離ΔH2とし、排気通路205の下流に対
応するもの程、深くした。すなわち、圧力差に対応した
深さとし、
より形成される排気通路205の上端から下流にかけて
のドレン水取り出し口の位置に応じて、水面からの開口
の潜り深さを設定している。この実施例では、ドレン水
通路35の開口とドレン水通路201の開口との距離Δ
H1とし、ドレン水通路35の開口とドレン水通路38
の開口との距離ΔH2とし、排気通路205の下流に対
応するもの程、深くした。すなわち、圧力差に対応した
深さとし、
【0059】
【式1】
となるように設定されている。
【0060】これにより、ドレン水通路35,201,
38,を通る排気ガスは全てドレン水と接触するので、
酸性ガスはより効率的にドレン水中に溶け込み、中和さ
れる。また、中和装置50の上流に気液分離器200を
配置し、排気ガスを分離するので、少なくともドレン水
に溶解する酸は確実に中和できる。
38,を通る排気ガスは全てドレン水と接触するので、
酸性ガスはより効率的にドレン水中に溶け込み、中和さ
れる。また、中和装置50の上流に気液分離器200を
配置し、排気ガスを分離するので、少なくともドレン水
に溶解する酸は確実に中和できる。
【0061】なお、中和装置50の下流に気液分離器を
配置しても良い。また、排気管最上流に対応するドレン
水通路35の断面積より、排気管下流側に対応するドレ
ン水通路201,38あるいは排気ガス戻り管70であ
って、気液分離器200内のドレン水の水面より上方に
開口するものの断面積(いずれか一つの断面積あるいは
複数の断面積の和)を大きく設定するようにしても良
く、気液分離が確実に実施される。
配置しても良い。また、排気管最上流に対応するドレン
水通路35の断面積より、排気管下流側に対応するドレ
ン水通路201,38あるいは排気ガス戻り管70であ
って、気液分離器200内のドレン水の水面より上方に
開口するものの断面積(いずれか一つの断面積あるいは
複数の断面積の和)を大きく設定するようにしても良
く、気液分離が確実に実施される。
【0062】図9はエンジン排気ガス中のドレン水処理
装置の第4実施例を示すシステム図である。
装置の第4実施例を示すシステム図である。
【0063】この実施例では、図1乃至図6と同じ符号
を付した部材は、同様に構成されるので詳細な説明を省
略する。
を付した部材は、同様に構成されるので詳細な説明を省
略する。
【0064】この実施例では、排気熱交換器22からの
ドレン水と排気ガスがドレン水通路300を介して中和
装置50に流入し、中和装置50からの分離された排気
ガスが排気ガス戻り管301を介して第1排気管83に
戻される。すなわち、排気ガス戻り管301の出口圧力
P2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1より低
くするため動圧を利用するようにした。すなわち、ドレ
ン水通路300の導入口の圧力P1には動圧が作用する
ので、P1>P2となり、ドレン水が排気ガスと一緒に
効率よく中和装置50に流れる。このことにより、ドレ
ン水通路300の導入口、排気ガス戻り管301の出口
の設置位置の自由度が高まる。
ドレン水と排気ガスがドレン水通路300を介して中和
装置50に流入し、中和装置50からの分離された排気
ガスが排気ガス戻り管301を介して第1排気管83に
戻される。すなわち、排気ガス戻り管301の出口圧力
P2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1より低
くするため動圧を利用するようにした。すなわち、ドレ
ン水通路300の導入口の圧力P1には動圧が作用する
ので、P1>P2となり、ドレン水が排気ガスと一緒に
効率よく中和装置50に流れる。このことにより、ドレ
ン水通路300の導入口、排気ガス戻り管301の出口
の設置位置の自由度が高まる。
【0065】図10はエンジン排気ガス中のドレン水処
理装置の第5実施例を示す排気ガス戻り管の出口の接続
部を示す図である。この実施例は、図9と同様に構成さ
れるが、排気ガス戻り管301の出口をベンチュリ部3
02に設けており、排気ガス戻り管301の出口圧力P
2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1より低く
なっている。このように、排気ガス戻り管301の出口
圧力P2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1よ
り低くするため、べンチュリ作用による圧力降下作用を
利用するようにした。このことにより、ドレン水通路3
00の導入口位置、排気ガス戻り管301の出口の設置
位置の自由度が高まる。
理装置の第5実施例を示す排気ガス戻り管の出口の接続
部を示す図である。この実施例は、図9と同様に構成さ
れるが、排気ガス戻り管301の出口をベンチュリ部3
02に設けており、排気ガス戻り管301の出口圧力P
2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1より低く
なっている。このように、排気ガス戻り管301の出口
圧力P2が、ドレン水通路300の導入口の圧力P1よ
り低くするため、べンチュリ作用による圧力降下作用を
利用するようにした。このことにより、ドレン水通路3
00の導入口位置、排気ガス戻り管301の出口の設置
位置の自由度が高まる。
【0066】
【0067】
【0068】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、排気ガスが進入しても、気液分離器により排気ガス
が分離され、排気管に戻されるので、ドレン水排出口か
ら排気ガスが排出されることがなくなるため、ドレン水
排出口までのドレン水通路途中において、気体状態の酸
性ガス成分がドレン水に溶け込む量を減少させることが
できる。
は、排気ガスが進入しても、気液分離器により排気ガス
が分離され、排気管に戻されるので、ドレン水排出口か
ら排気ガスが排出されることがなくなるため、ドレン水
排出口までのドレン水通路途中において、気体状態の酸
性ガス成分がドレン水に溶け込む量を減少させることが
できる。
【0069】請求項2記載の発明は、中和剤が配置され
るドレン水貯留部が気液分離器を兼ねることが可能とな
り、部品点数の減少を図ることができる。
るドレン水貯留部が気液分離器を兼ねることが可能とな
り、部品点数の減少を図ることができる。
【0070】請求項3記載の発明では、第1ドレン水通
路の通路断面積より、排気ガス戻り管の通路断面積を大
きくしたので、排気ガスを排気通路に戻すことができ、
気液分離が確実に実施される。
路の通路断面積より、排気ガス戻り管の通路断面積を大
きくしたので、排気ガスを排気通路に戻すことができ、
気液分離が確実に実施される。
【図1】エンジン排気ガス中のドレン水処理装置を備え
るエンジン駆動熱ポンプ装置を空調装置として使用した
ときのシステム図である。
るエンジン駆動熱ポンプ装置を空調装置として使用した
ときのシステム図である。
【図2】第1ユニットの概略構成図である。
【図3】排気熱交換器と排気サイレンサとの接続を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】エンジン排気ガス中のドレン水処理装置の蓋を
開いた状態の平面図である。
開いた状態の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】エンジン排気ガス中のドレン水処理装置のシス
テム図である。
テム図である。
【図8】中和装置と気液分離器との接続を示す図であ
る。
る。
【図9】エンジン排気ガス中のドレン水処理装置のシス
テム図である。
テム図である。
【図10】エンジン排気ガス中のドレン水処理装置の排
気ガス戻り管の出口の接続部を示す図である。
気ガス戻り管の出口の接続部を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F01N 7/00
Claims (3)
- 【請求項1】排気通路の途中に連結され、中和剤を途中
に配置することにより、前記排気通路にて生じるドレン
水を導入し中和するドレン水通路の途中に、ドレン水を溜める堰と、この堰により形成されるドレン
水貯留部の水面より下方に開口する ドレン水導入口と、
前記堰により下流側のドレン水排出口と、前記堰より上
方に設けられた排気ガス流出口を有する気液分離器を配
置するとともに、前記ドレン水通路において、前記ドレン水導入口の下流
部に前記中和剤を配置し、 前記排気ガス流出口と、前記排気通路におけるドレン水
導入部より低圧部に設けられた排出口とを連通する排気
ガス戻り管を配置したことを特徴とするエンジン排気ガ
ス中のドレン水処理装置。 - 【請求項2】排気通路の途中に連結され、中和剤を途中
に配置することにより、前記排気通路にて生じるドレン
水を導入し中和するドレン水通路の途中に、 ドレン水を溜める堰と、この堰により形成されるドレン
水貯留部の水面より下方に開口するドレン水導入口と、
前記堰とドレン水排出口の中間部に設けられ、前記中和
剤を配置した第2のドレン水貯留部と、この第2のドレ
ン水貯留部の上方に排気ガス流出口を設けた中和装置と
を有する気液分離器を配置するとともに、 前記排気ガス流出口と、前記排気通路におけるドレン水
導入部より低圧部に設けられた排出口とを連通する排気
ガス戻り管を配置したことを特徴とするエンジン排気ガ
ス中のドレン水処理装置。 - 【請求項3】前記ドレン水通路の内、 前記排気通路に生じるドレン水を前記ドレン水導入口に
導く第1ドレン水通路の通路断面積より、前記排気ガス
戻り管の通路断面積を大きくした ことを特徴とする請求
項1に記載のエンジン排気ガス中のドレン水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07802094A JP3511059B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | エンジン排気ガス中のドレン水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07802094A JP3511059B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | エンジン排気ガス中のドレン水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259549A JPH07259549A (ja) | 1995-10-09 |
JP3511059B2 true JP3511059B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=13650128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07802094A Expired - Fee Related JP3511059B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | エンジン排気ガス中のドレン水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3511059B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101124724B1 (ko) | 2008-03-24 | 2012-03-23 | 얀마 가부시키가이샤 | 엔진 배기 가스 드레인 워터 필터 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4635305B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2011-02-23 | アイシン精機株式会社 | Ghp用排気装置 |
DE10153383A1 (de) * | 2001-10-30 | 2003-05-22 | Visteon Global Tech Inc | Abgaswärmerückgewinnungsvorrichtung |
JP4660311B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-03-30 | 三洋電機株式会社 | エンジン排気処理装置及びエンジン駆動式ヒートポンプ装置 |
JP4863085B2 (ja) | 2007-06-25 | 2012-01-25 | アイシン精機株式会社 | エンジン排ガス用浄化装置およびエンジン駆動式空気調和機 |
JP5770435B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2015-08-26 | パーパス株式会社 | 排気処理方法、排気処理装置、エンジンの排熱回収装置、及びコジェネレーションシステム |
JP6839620B2 (ja) | 2017-06-22 | 2021-03-10 | 本田技研工業株式会社 | 気液分離器 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP07802094A patent/JP3511059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101124724B1 (ko) | 2008-03-24 | 2012-03-23 | 얀마 가부시키가이샤 | 엔진 배기 가스 드레인 워터 필터 |
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---|---|
JPH07259549A (ja) | 1995-10-09 |
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