JP3596494B2

JP3596494B2 - Handy phone terminal

Info

Publication number: JP3596494B2
Application number: JP2001246884A
Authority: JP
Inventors: 功一梅澤; 裕之栗山; 高徳西山; 清石田; 巌石鍋
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2001-08-16
Filing date: 2001-08-16
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2019-12-02
Also published as: JP2002125032A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は片手で筐体を保持して映像と音声の送受信が可能なハンデイ型電話端末装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のハンディ型のテレビ電話装置においては、意匠登録第７７４７５０号に開示されているように、薄形本体の正面上方に表示部、中央に操作部、最下部にスピーカ部を配置したテレビ電話機が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例によれば、表示部とスピ−カ部が備えられているために、通話相手から映像と音声を受信することができる。しかしながら、電話端末を折りたたみ可能なハンディ型に構成することは配慮されていない。加えて、カメラ部の配置を工夫することで、カメラの付いた電話端末の収容性、携帯性を向上すること、または外部からの衝撃・塵埃に対しカメラを保護することは考慮されていない。
【０００４】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、片手で筐体を保持しながら画像や音声の送受信が可能な電話端末装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、その一態様としては、ディスプレイを有する第１の装置と、使用者からの入力を受け付ける操作部を有する第２の装置とが連結手段で開閉可能に連結され、前記連結手段はカメラを備えることを特徴とするハンディ型電話端末装置が提供される。
【００１７】
【実施例】
以下、本発明に係るハンディ型テレビ電話装置の実施例を図１から図２３において詳細に説明する。
【００１８】
図１から図８は本発明に係るハンディ型テレビ電話装置の第１の実施例を示したものである。
【００１９】
本実施例の外観構造の概略を図１、図２を用いて説明する。ハンディ型テ
レビ電話装置１は、薄形扁平で縦長形状の本体２と、該本体２の右側面に回転自在に取り付けられたカメラ部３と、本体２の正面上部に折りたたみ自在に取り付けられた耳パット部４と、耳パット部４の中央部に配置されたスピーカ部６と、本体２の上面右側に取り付けられたアンテナ部２１と、本体２の背面下部に着脱自在に取り付けられたバッテリー９とから主に構成される。また、ハンディ型テレビ電話装置１の背面から両側面にかけては、グリップ部３５が形成されている。
【００２０】
本体２の正面には、上述した耳パット部４の他に、デイスプレイ部１１、送信・受信キー１２と終了キー１３、操作部１４とフアンクションキー１５、マイク部１６が、上から順に配置されている。
【００２１】
装置内部における機能部の概略配置を説明する。
【００２２】
図３は機能部の展開図、図４は機能部の概略配置図である。このハンディ型テレビ電話装置１は、処理部やメモリーからなるメイン基板１７と、無線／画像コーデイックを備えた通信装置１８と、コードリール部１９と、スピーカ部６と、液晶のデイスプレイ部１１と、操作基板２０と、マイク部１６と、バッテリー９と、アンテナ部２１と、カメラ部３とを備えている。
【００２３】
メイン基板１７は、本体２内部において上部後側に配置されている。そして、その前側には通信装置１８とデイスプレイ部１１とが配置される。デイスプレイ部１１の下方には操作基板２０が、また、さらにその下側にはマイク部１６が配置されている。
【００２４】
バッテリー９はメイン基板１７の下方に位置し、後カバー８に着脱自在に取り付けられている。
【００２５】
アンテナ部２１は、通信装置１８の右斜め上方に配置されている。このアンテナ部２１は、前カバー７の上部右側に形成された取付台２１ａ（図１参照）に取り付けられる。
【００２６】
カメラ部３は、メイン基板１７および通信装置１８の右側、アンテナ部２１の下側に配置されている。該カメラ部３は、前カバー７の右外側位置において回転自在に取り付けられる。
【００２７】
コードリール部１９は、スピ−カ部６に信号を伝える接続コ−ド５を巻き取っておくためのものである。このコードリール部１９は、耳パット部４に半埋め込み状態で配置されている。そして、スピーカ部６は、該コードリール部１９の回転軸上において、着脱自在に保持されている。
【００２８】
次に、各部の構造を詳細に説明する。
【００２９】
本体２の外観は、前カバー７と後カバー８とで構成され、上述した各部の大部分は、この両カバ−の間に収納されている。前カバー７と後カバー８との接続はゴムパッキンを介して連結される防適構造としている。また、前カバ−７の前面上部には、耳パッド４を収納するための凹状収納部１０が設けられている（図７参照）。
【００３０】
耳パット部４は、その下端中央に形成された凸部２６ａを、前カバ−７に形成された受部２６ｂに回転自在な状態で連結されている。これにより、該耳パット４はその下端部（正確には、図５の軸２６ｃ）を支点として、開閉自在に構成されている。耳パット部４を閉じた状態では、その背面部分が上述の凹状収納部１０に収納され本体２と一体感が出るようにしている。一方、耳パット部４を開いた状態とすれば、耳パッド部４の下方に設けられたデイスプレイ部１１に入射する外光を避けるためのフードとして利用することができる（図５参照）。
【００３１】
該耳パット部４の前面には、中央に回転軸２８を有する凹部２７が形成されている。コードリール部１９は、該凹部２７にはめこまれ、回転軸２８を中心として回転自在な状態に保持されている。該コードリール部１９の前面側は、外部に露出した状態となっており、該露出部２９を手で回転させればコード巻取部１９ａにコ−ドを巻き取ることができる。また、該露出部２９はすり鉢形状になっており、その中央にはスピ−カ部６を着脱自在に収納可能な凹部（以下、該凹部を”スピーカ取付部３０”という）が形成されている。なお、スピ−カ取付け部３０の深さは、スピ−カ部６の厚みよりも浅くなっている。これはスピ−カ部６を収納した状態においても、その一部をスピーカ取付部３０を突出した状態としてその脱着を容易とするためである。なお、耳パッド４を開閉自在に構成しているのは、該耳パッド部４をフ−ドとして機能させるためである。従って、このようなフ−ドとしての使用を考慮しなければ、該耳パッド４を、つまり、スピ−カ部６を本体２の正面上部に直接配置する。
【００３２】
また、スピーカ取付部３０にはスピーカ部６が取付けられている時に接続する接点３０ａが設けられている。スピーカ部６が耳パット４部に収納された状態で使用されているか、取外してイヤホンとして使用されているかは、接点３０ａを通じて得られる信号により検知されている。従って、使用状態に応じた適正な音量に自動的に調整される。あるいは、スピ−カとして使用する場合の信号は該接点３０ａを通じて、一方、イヤホンとして使用する場合の信号はコ−ド５を通じて、別々にスピ−カ部６に入力することとしてもよい。但し、この場合には、スピ−カ部６の側にも、該接点３０ａと接続するための端子を設ける必要がある。このように、本実施例は、スピ−カ部６の使用状態に応じてその音量・音質を自動的に変更できる構成となっている。
【００３３】
スピーカ部６の接続コード５は、取り出し口３１を経由してコードリール部１９のコード巻取部１９ａに収納される。なお、取り出し口３１は、上述の凹部２７の縁の一部を切り欠いて形成されたものである。
【００３４】
スピーカ部６を引出すには、まず、スピーカ部６をつまんでスピーカ取付部３０から取り外す。そして、そのままスピ−カ部６を引くと、コードリール部１９が回転し、接続コード５がコード巻取部１９ａから引き出される。収納するには、手で露出部２９を巻き取り方向に回転させて、接続コ−ド５をコード巻取部１９ａに巻き取る。そして、最後にスピーカ部６をスピーカ取付部３０に装着する。なお、本実施例では、コ−ド５の巻き取り操作を手で行うためにコードリール部１９の一部を耳パット部４から露出させているが、例えば、ねじりバネを備えた自動巻き取り機構を備えれば、コードリール部１９全体を耳パット部４あるいは本体２に内臓しても良い。
【００３５】
カメラ部３は、自動焦点機能と画角調整機能（拡大、望遠）とを備えている。該カメラ部３は、デイスプレイ部１１の右側面に設けられた該側面に略垂直な回転軸３２と、その一端を連結されている。これによりカメラ部３は、本体２に対して、前後方向に回転自在になっている。カメラ部３の回転可能な角度は、図６に示すように、前方１２０°〜後方１２０°の範囲である。また、回転軸３２には放射状のリブ（図示せず）を例えば５°切ざみで設けており、カメラ部３を（段階的ではあるが）任意の角度で固定することができる。また、デイスプレイ部１１とカメラ部３の視点を極力一致させるようにしている。これは、カメラ部が通話者を正面から撮影していなければ、相手方のテレビ電話に映しだされる画像上において、該（撮影されている）通話者が正面を向いた状態とならず、不自然な感じを与えるからである。
【００３６】
カメラ部３の先端部に設けられたレンズ部２４は、カメラ部３の本体に対し、長手方向に摺動自在になっている。一方、アンテナ部２１の取付台２１ａの下端部には、レンズ部２４の先端部と嵌合可能な凹部２５が設けられている。カメラ部３の長手方向が電話装置１の長手方向と一致している状態（すなわち、図６の状態）で、該レンズ部２４を上方に引出して凹部２５に係合させれば、カメラ部３を固定して収納状態とすることができる。この収納状態においては、水滴や塵埃からレンズ部２４を保護することができる（図６参照）。
【００３７】
カメラ部３の後端部には一時停止ボタン３７が設けられている。テレビ電話機能での通話中にこの一時停止ボタン３７を操作すると、カメラ部３による撮影（あるいは、撮影している画像の送信）が一時的に停止される。この機能を、例えば、通話中にカメラ部３７を回転させる場合に使用すれば、該回転中に撮影されている見苦しい画像をカットすることができる。
【００３８】
デイスプレイ部１１を被う半透明板２２（図１参照）は、デイスプレイ部１１を保護等するためのものである。該半透明板２２は、前カバー７と面一に設けられている。
【００３９】
操作部１４はタッチパネルを備えた液晶パネルからなり、矩形状の区画内にテンキーや各種操作キーを表示して、その指定個所の操作キーを指で触れることにより入力可能なものである。
【００４０】
フアンクションキー１５は、テレビ電話機能と音声電話機能の切替えボタン１５ａと、操作部１４の画面切替えボタン１５ｂと、操作部１４の画面スクロールボタン１５ｃ、１５ｄとから構成される。
【００４１】
グリップ３５（図２参照）は、本体２の背面部のみならず、バッテリー９によってもその一部が構成されている。このグリップ部３５は、下部両側角部の面取りがなされているため（該処理のなされている部分を、図中、符号３５ａを付した。）、手になじんで片手でもハンディ型テレビ電話装置１をしっかり保持できる。このように、片手で筐体を保持しながら映像と音声の送受信を行うことができるので、使用者の行動を妨げることなく映像と音声の送受信を行うことができる。
【００４２】
本体２の左側面に設けられる電源スイッチ３３は、ハンディ型テレビ電話装置１を待機状態とするためのものである。この待機状態においても、着信を受け付けることができることはいうまでもない。なお、本実施例においては、通常、該装置を左手でもつことを前提として、電源スイッチ３３を左側に配置しているが、使用者が該ハンディ型テレビ電話装置１を右手で持って使用してもなんら問題はないことは当然である。
【００４３】
バッテリー９は、図２の太矢印方向に摺動させることにより、取り外すことができる。また、バッテリー９の表面には凹凸部３４が形成されており、着脱時の操作性を高めている。バッテリー９のロック解除スイッチ３６は、本体２の背面のバッテリ−９の上側に設けられている。また、本体２の底面に設けられた充電用端子２３は、バッテリ９の充電を行う際に、別体の充電器の端子と接続されるものである。
【００４４】
ハンディ型テレビ電話装置１の大きさは、図８に示すとおり、本体２の高さｈ２を１６４ｍｍ、横幅Ｗ１を６４ｍｍ、厚さＤ１を２９ｍｍ、アンテナ部２１を含めた高さｈ３を２０５ｍｍ、スピーカ部６とマイク部１６の距離ｈ１を１３０ｍｍ、カメラ部３の長さｈ４を５９ｍｍ、アンテナ部２１を含めた横幅Ｗ２を８０ｍｍ、耳パット部４を含めた厚さＤ２を３５ｍｍ、本体１の下端部の厚さＤ３を３０ｍｍとしている。また、カメラ部３は直径を１５ｍｍとする円柱形状としている。なお、本実施例ではスピーカ部６とマイク部１６を操作部１４の配置面より突出させて設けている。但し、スピ−カ部６とマイク部１６とは、事実上、本体２の略同一面に設けられているといって差し支えない。
【００４５】
これらのサイズおよび形状等、特に、本体のサイズ（ｈ２，Ｗ１，Ｄ１）およびスピ−カ部６とマイク部１６との距離（ｈ１）は、該装置に必要とされる機能を内包するに十分なだけでなく、手で持った場合の持ち易さ、操作性等を考慮して決定されたものである。例えば、距離ｈ１は、スピ−カ部６を（耳パッド４に装着したままの状態で）耳に当てた場合、マイク部１６が口に近接して位置する距離として決定されたものである。従って、サイズはこれに限定されるものではなく、またその具体的な値の微小な違いも問題ではない。
【００４６】
次に、使用方法を説明する。
【００４７】
本実施例では、テレビ電話機能（映像と音声）に対応した映像通話姿勢と、音声電話機能（音声のみ）に適した音声通話姿勢との２つの通話姿勢を取ることができる。なお、グリップ部３５の存在により、いずれの通話姿勢でもハンディ型テレビ電話装置１を片手でもしっかり保持することができる。
【００４８】
先ず、本体２の左側面に設けた電源スイッチ３３を操作して待機状態にする。この状態で相手先から受信することができる。ここで、電源スイッチ３３は保持する左手の親指近傍に配置されるので、特に持ち変えることなく、左手で保持したまま操作できる。受信した場合は、スピーカ部６から着信音が発せら、送信／受信キー１２を押す操作で受信することができる。この場合、音声のみの通話か否かは、通信装置１８の信号を処理部が判断して、デイスプレイ部１１にその旨表示する。通話が終了すると、終了キー１３を押すことで再び待機状態にすることができる。
【００４９】
テレビ電話として使用する場合は、左手でグリップ部３５を持ち、右手で操作する。例えば、待機状態から、テレビ電話機機能で送信するには、右手でカメラ部３のレンズ部２４を下方に摺動させて凹部２５との系合を外す。そして、カメラ部３を所望の角度にまで回転させる（図７参照）。続いて、送信／受信キー１２を操作し、デイスプレイ部１１と操作部１４をＯＮ状態とする。また、切替えボタン１５ａでテレビ電話機能を選択する。その後、操作部１４に表示されるテンキーを操作して相手先電話番号を入力する。入力した相手先電話番号はデイスプレイ部１１に表示されるため、これを確認し、最後に送信／受信キー１２を操作する。これにより該電話番号の相手へ発信される。
【００５０】
本実施例では画面切替えボタン１５ｂを操作し、操作部１４に電話帳リストを表示させることができる。また、該電話長リストの表示は、画面スクロールボタン１５ｃ、１５ｄを操作してスクロ−ルさせることができる。従って、多数の電話番号を装置に覚えさせておき、その中から相手先電話番号を選択して送信することもできる。
【００５１】
電話がつながった後は、ディスプレイ部１１を見ながら話をする。この場合、カメラ部２４は２４０°回転できるので、自分の顔を写しての通信のみならず、第３者や風景を撮影しながらの通信を行うことができる。また、野外で通話する場合や照明がデイスプレイ部１１に写り込む場合には、耳パット部４を引き起こせば該耳パット部４がディスプレイ部１１入射する外の光を遮って見やすくなる（図７参照）。また、話の内容を周囲の人に聞かれたくない場合には、スピーカ部６を引出してイヤホンとして使えばよい（図７参照）。この際、上述したとおりスピーカ部６が耳パット４部に収納された状態で使用されているか、取外してイヤホンとして使用されているかによって、使用状態に応じた適正な音量に自動的に調整される。
【００５２】
通話終了後は、終了キー１３を押せば、再び待機状態にすることができる。
【００５３】
次に、通常の音声のみの電話としての使用を説明する。
【００５４】
音声電話機能で通話する場合でも、その基本操作は、テレビ電話として使用する場合とほぼ同じである。
【００５５】
左手でグリップ部３５を持ち、右手で操作する。待機状態から、通常の音声のみの電話機機能で送信するには、送信／受信キー１２を操作し、デイスプレイ部１１と操作部１４をＯＮ状態とする。また、切替えボタン１５ａで音声電話機能を選択する。その後、操作部１４に表示されるテンキーを操作して相手先電話番号を入力する。入力した相手先電話番号はデイスプレイ部１１に表示されるため、これを確認し、最後に送信／受信キー１２を操作する。これにより該電話番号の相手へ発信される。この操作後、通話者の耳に耳パッド部４を接しさせ、マイク部１６を使用者の口に近ずけて保持する通常のハンドセットのような通話姿勢で相手と通話する。
【００５６】
テレビ電話として使用している場合でも、音声のみの通話の場合と同じ姿勢で通話することができる。この場合、デイスプレイ部１１とカメラ部３を使用することができないが、周囲の人に聞かれたくない会話や、通話中に自動車が通る等して発生する騒音に際し有効である。
【００５７】
なお、操作部１４は通常のボタン式のものや、シート状のテンキーでもよい。
【００５８】
また、耳パッド部４とカメラ部３とは、両者の動きを連動させててもよい。さらには、どちらか一方に両者を一体的に設けてもよい。
【００５９】
本実施例では、カメラ部３をデイスプレイ部１１の側方に取付けているが、デイスプレイ部１１とカメラ部３の視点が合うように設ければ良い。例えば、カメラ部３を、本体２の上面にカメラ部３の長手方向が接するように配置する。そして、カメラ部３の回転軸を本体２の上面中央に回転軸を設けてもよい。この場合、カメラ部３と本体２の横幅を同一とするよい。
【００６０】
本実施例では、アンテナ２１を本体２から突出して設けているが、カメラ部３と一体化する等してその本体２からの突出量を小さくすれば、収納性が向上する。
【００６１】
また、カメラ部３は本体２から着脱自在としてもよい。この場合、ヒンジ部３２を介して引出自在な接続コードで接続すれば、装着時に接続コードが隠蔽されるので意匠的に良好である。
【００６２】
以上述べたように、本発明に係るハンディ型テレビ電話装置においては、薄形の本体２に、片手で把持するためのグリップ部３５を形成するとともに、該本体２に撮影角度の変更可能なカメラ部３を備えることにより、片手で本体２を保持しながら映像と音声の送受信を行なうことができる。更に、デイスプレイ部１１の上部に設けた耳パッド部４を引き起こすことにより、デイスプレイ部１１に写り込む外光の影響を防ぐことができる。
【００６３】
また、本体２の長手方向の一端側にスピーカ部６、他端側にマイク部１６を設け、該スピーカ部６とマイク部１６の間にディスプレイ１１と操作部１４を設けたことにより、映像通話姿勢と、音声通話姿勢とのいずれかを選択ができる。つまり、使用者の手前に筐体を位置させる映像と音声との両方に対応した映像通信姿勢に加えて、スピーカ部とマイク部を使用者の耳と口に近接させた音声に対応した音声通信姿勢をとることができるので、通話する情報の内容にあった通話姿勢を取ることができる。また、全体を片手で持って使用することができるため、操作性に優れている。また、装置全体が一体化されているため、携帯性や、バッグ等への収納性という点でも優れている。更に、スピーカ部６は引き出してイヤホンとしても使用可能であるため、秘密の会話や相手の声が聞き取りにくい場合に有効である。加えて、ハンディ型テレビ電話装置１は各所に防滴構造を施しているので野外での使用の際に有効である。
【００６４】
本発明の第２の実施例を図９から図１２を用いて説明する。
【００６５】
図９は映像通話姿勢の斜視図、図１０は動作状態を示す説明図、図１１は収納状態の斜視図、図１２はの映像通話姿勢他の斜視図である。なお、図１から図８に示した部位、矢印と同じ部位等は、同一符号をもって示した。
【００６６】
本実施例は、本体を複数の装置に分割し、各装置をヒンジ部で連結した点に特徴を有するものである。これにより、片手で本体を保持する通話姿勢に加えて、テーブル面に本体を設置する設置通話姿勢をとることができる。更に、収納性を向上させることができる。
【００６７】
本実施例のハンディ型テレビ電話装置１は、図９に示すとおり、薄形扁平な本体３８と、該本体３８の側面にヒンジ部３２を介して回転自在に取り付けられるカメラ部３と、本体３８の上面に取り付けられるアンテナ部２１と、本体３８の背面中央に着脱自在に取り付けられるバッテリー９（図示せず）とを含んで構成される。
【００６８】
本体３８は、第１の装置３９と、第２の装置４１と、第３の装置４３との３つから構成される。なお、特許請求の範囲第１５項においていう”第１の筐体”に該当するのが該第２の装置４１の筐体である。また、”第２の筐体”に該当するのが、第３の装置４３の筐体である。また、”第３の筐体”に該当するのが、第１の装置３９の筐体である。
【００６９】
第１の装置３９の正面には機能配置面３９ａが形成され、該機能配置面３９ａにデイスプレイ部１１と送信／受信キー１２と終了キー１３が配置される。また、第１の装置３９にはメイン基板１７（図示せず）が内蔵され、後部にバッテリー９（図示せず）が着脱自在に取り付けられている。第１の装置３９の後部とバッテリー９とで、ハンディ型テレビ電話装置１を片手で保持するためのグリップ部３５が形成されている。第１の装置３９の左側面には電源スイッチ３３（図示せず）が設けられている。
【００７０】
第２の装置４１は、第１の装置３９の下端にヒンジ部４０を介して折たたみ自在に取り付けられる（なお、該ヒンジ部４０が特許請求の範囲第１５項においていう”第１の連結手段”である。）。この第２の装置４１には機能配置面４１ａが形成され、該機能配置面４１ａには、ヒンジ部４０と対向する端部にマイク部１６が設けられている。また、該マイク部１６とヒンジ部４０との間位置に操作部１４が配置される。機能配置面４１ａと機能配置面３９ａとは、ほぼ同じ大きさを備えており、第２の装置４１を第１の装置３９に折たたんだ状態では、機能配置面４１ａが機能配置面３９ａを隠蔽する。
【００７１】
第３の装置４３は、第１の装置３９の上方に配置されている。両者の連結は、第３の装置４３の下端部と、第１の装置３９の上端部とをヒンジ部４２により回動可能な状態で連結することによりなされている（なお、該ヒンジ部４２が特許請求の範囲第１５項においていう”第２の連結手段”である。）。該第３の装置４３は、通信装置１８（図示せず）を内蔵している。また、その正面に形成された機能配置面４３ａの中央には、スピーカ部４４が配置されている。
【００７２】
機能配置面４３ａの左右両側には、ヒンジ部４５ａ、４５ｂを介して、軟質材で形成された耳パッド部４６ａ、４６ｂが開閉自在に取り付けられている。耳パッド部４６ａ、４６ｂを閉じた状態では、該耳パッド部４６ａ、４６ｂが機能配置面４３ａを隠蔽する。なお、耳パッド部４６ａ、４６ｂには、音抜け穴４７を備えた凹部４８が形成されている。
【００７３】
カメラ部３はその下端部を、上述のヒンジ部４２の軸位置に配置された回転軸３２に回動可能に取り付けられている。この場合、カメラ部３は、第３の装置４３とは独立して動かすことができる。また、カメラ部３の回転可能な角度範囲は、第３の装置４３の面と平行な角度位置を基準として、２４０°（前側１２０°〜後側１２０°）としている。なお、カメラ部３は該第３の装置の面と平行な角度位置においてその角度が不用意に変わるのを防ぐためのロック機構を有している。また、リブなどが設けられ、任意の角度に設定することができる点等は上記第１の実施例と同様である。
【００７４】
なお、装置全体および各部の具体的なサイズは、ここでは示さないが、その全体のサイズ・形状、スピ−カとマイクとの距離、その他の部位のサイズ・形状等については基本的には第１の実施例と同様の観点から決定されている。なお、これ以降において述べる他の実施例についても同様である。
【００７５】
動作状態を図１０を用いて説明する。なお図１０（ａ）は部分正面図、（ｂ）は右側面図である。
【００７６】
本実施例のハンディ型テレビ電話装置１は、大きく分けて３つの形態（収納姿勢、音声通話姿勢、映像通話姿勢）をとることができる。
【００７７】
収納姿勢は、図１０の実線および図１１で示されるものである。
【００７８】
該収納姿勢においては、第２の装置４１が第１の装置３９と接する角度にまで折たたまれる。この時、機能配置面４１ａが機能配置面３９ａを被って、機能配置面３９ａ、４１ａに配置される機能部を保護することができる。また、第２の装置４１を折たたんだ分だけ、全長を短くして収納することができる。
【００７９】
第３の装置４３についても耳パッド部４６ａ、４６ｂを閉じることにより、スピーカ部４４をカバーする。この場合、耳パッド部４６ａ、４６ｂが上記折たたんだ状態の第２の装置４１にあたり、該第３の装置４３の回転は制限される。これにより、収納姿勢を保持することができる。カメラ部３についても図１１の角度において固定されるため、じゃまになることは少ない。
【００８０】
このように該収納姿勢では、全体がコンパクトに折たたまれて、ハンディ型テレビ電話装置１を凹凸の少ない薄形扁平な形態にすることができる。従って、持ち運びの際に、また、バッグ内に収容する際等に、有効である。
【００８１】
次に、音声通話姿勢について説明する。
【００８２】
該姿勢では、第２の装置４１が第１の装置３９に対して１２０°の角度位置に保持される（図１０（ｂ）の点線で示した第２の装置４１が該状態に対応するものである）。一方、第３の装置４３は、第１の装置３９と平行な状態である（図１０（ｂ）の実線で示した第３の装置４３が該状態に対応するものである）。
【００８３】
この姿勢では、第１の装置３９の後部をグリップ部３５として片手でしかっり把持することができる。また、スピーカ部４４とマイク部１６とを、それぞれ使用者の耳と口に合った位置に位置させることができる。
【００８４】
次に、映像通話姿勢について説明する。
【００８５】
映像通話姿勢には２種類ある。
【００８６】
ひとつは、上述の音声通話姿勢から第３の装置４３を前方に９０°倒した状態である（図１２参照）。この姿勢においては、第３の装置４３がフードの機能をはたすので、デイスプレイ部１１に写り込む上方向からの外光を遮蔽するのに有効である。
【００８７】
二つ目は、この図１２の状態からさらに、耳パッド部４６ａ、４６ｂを９０°開いた状態である（図９参照）。この状態では、ディスプレイ部１１の上側のみなら左右両側もカバーすることができ、野外で使用する場合に特に有効である。また、スピーカ部４４の発する音声は、耳パッド部４５ａ、４５ｂと第１の装置３９とにより遮蔽・反射され、指向性が高くなる。その結果、音声は、通話者には聞こえ易く、周囲の人に聞こえにくいという大きな利点がある。
【００８８】
また、映像通話姿勢（図９、図１２）においては、第３の装置４３を前方に倒したことにより、ハンディ型テレビ電話装置１全体の重心が前側に移動し、第２の装置４１を脚部としてテーブル面等の上にハンディ型テレビ電話装置１を自立させることができる。従って、該姿勢は、”設置通話姿勢”ということもできる。
【００８９】
なお、音声通話姿勢でもテレビ電話機能を使用することができるが、デイスプレイ部１１の視認性を良好にするためには、上述の図９、図１２に示す映像通話姿勢は有効である。
【００９０】
本発明の第３の実施例を図１３乃至図１６を用いて説明する。
【００９１】
図１３は使用状態の斜視図、図１４は収納状態の斜視図、図１５はヒンジ部の概略構造図、図１６はカメラ部の動作説明図である。なお、図１から図１２に示した部位、矢印と同一の部位等は、同一符号をもって示し説明を省略する。
【００９２】
本実施例は、本体を２つの装置に分割し、両者を二つのヒンジ部で折たたみ自在に連結するとともに、ヒンジ部にカメラ部を設けて、携帯性と操作性を向上させた点に特徴を有するものである。
【００９３】
ハンディ型テレビ電話装置１は、第１の装置４９と、第２の装置５０と、第１の装置４９と第２の装置５０とを折たたみ自在に連結するヒンジ部５１と、該ヒンジ部５１に回転自在に取り付けられるカメラ部６１と、第１の装置に取り付けられるアンテナ２１とから主に構成される。
【００９４】
第１の装置４９は通信装置１８（図示せず）を内蔵するとともに背面に着脱自在なバッテリー９（図示せず）を配している。その正面に形成された機能配置面４９ａには、上部にスピーカ部５２を、また、その下側にデイスプレイ部１１および送信／受信キー１２と終了キー１３とを配置している。
【００９５】
第２の装置５０はメイン基板１７（図示せず）を内蔵している。その正面に形成された機能配置面５０ａにはヒンジ部５１と反対側端部付近にマイク部１６を配置している。また、マイク部１６とヒンジ部５１との間に操作部１４を配置している。
【００９６】
第１の装置４９と第２の装置５０は薄形扁平な形状である。また、機能配置面４９ａと機能配置面５０ａとは、略同一の形状・大きさとなっており、両機能配置面が接するように折たたみ、装置全体を薄形扁平な状態とした形態を収納姿勢とする（図１４参照）。
【００９７】
カメラ部６１はヒンジ部５１による連結部（注：より正確には、左右のヒンジ部５１の間位置）取り付けられており、第１の装置４９と第２の装置５０の開閉動作に連動して回動し、その向きが変化する。その構造を図１５、図１６にて説明する。
【００９８】
カメラ部６１はカメラ部６１の長手方向に対して直角な光軸Ｘを備えている。
【００９９】
第１の装置４９に形成された支持部５４ａ、５４ｂは、第２の装置５０に形成された支持部５３ａ、５３ｂの内側に位置し、支持部５３ａ、５３ｂに設けられた回転軸５６に嵌合することにより、第１の装置４９と第２に装置５０とを回転自在に連結している。
【０１００】
カメラ部６１の長手方向の端部には回転軸５７が形成され、支持部５４ａ、５４ｂに回転自在に取り付けられている。支持部５４ａとカメラ部６１の間には、ねじりバネ５５ａが配置されている。該ねじりバネ５５ａは、その一端をカメラ部６１に、他の端を支持部５４ａに取り付けられている。また、支持部５３ｂと５４ｂの間には、ねじりバネ５５ｂが配置されている。該ねじりバネ５５ｂは、その一端は支持部５３ａに取り付けられている。また、他の端は、支持部５４ｂを越えてカメラ部６１に取り付けられている。なお、ねじりバネ５５ａとねじりバネ５５ｂとは、釣合いをとられている。
【０１０１】
使用時の動きを図１６を用いて説明する。図１６は使用状態の側面図を示したものである。第１の装置４９と第２の装置５０を開くと、カメラ部６１はねじりバネ５５ａ，５５ｂの応力によりその角度位置が変化する。この場合、両ねじりバネ５５ａ，ｂは釣合いがとられているため、カメラ部６１は常に第１の装置４９と第２の装置５０との間の角度θの中心角度位置に、その光軸Ｘを位置させるように作動する。つまり、装置の角度θに応じてカメラ部６１が動作するので、通話者の顔をとらえた状態を保つことが容易である（注：通話者がディスプレイ１１を見る場合、通話者の顔が、θ／２の方向に位置することになることが多いからである。）。なお、この実施例のようなカメラの配置・角度維持構造は他の実施例においても適用可能なものである。
【０１０２】
更に、デイスプレイ部１１の光軸Ｙとカメラ部Ｘの交点Ｐは回転角度θに対応して調整できるので、視認性がよく、かつ、写りがよい通話者の位置を容易に調節することができる。
【０１０３】
以上述べたように、本実施例によれば、ディスプレイ部１１の視認性とカメラ部６１の撮影を簡単に調整できる。また、通話状態においては、装置を開くことで全長を耳と口にあった長さとし、収納状態においては、操作部を含む装置と表示部を含む装置を重ね合わせて薄形扁平な形態として全長を短くすることができるので、収納性・携帯性が高い。また、マイク部１６、スピ−カ部５２を通話者の耳と口に近接させた音声通話姿勢と、ディスプレイ部１１を通話者に向けた映像通話姿勢との、いずれの姿勢でも片手でしっかり把持することができる。また、カメラの角度の調整の手間を少なくすることができる。また、本実施例ではハンディ型電話端末の連結手段にカメラ部を配置しているので、端末全体を必要以上に大きくすることなく、小型化、収容性、携帯性の向上が図れる。
【０１０４】
本発明の第４の実施例を図１７乃至図２０を用いて説明する。図１７は音声通話姿勢の斜視図、図１８は収納姿勢の斜視図、図１９は音声映像通話姿勢の斜視図、図２０は概略構造を示す側面図である。なお、図１から図１６に示す部位、矢印は同一符号をもって示し説明を省略する。
【０１０５】
本実施例は、本体をスピーカ部を備えた装置と、マイク部を備えた装置とに分割し、該装置をヒンジ部で折たたみ自在に連結するとともに、カメラ部をマイク側の装置先端に設けることにより、音声と映像との両方に対応した姿勢をとるものである。
【０１０６】
図１７、図１８において、ハンディ型テレビ電話装置１は、薄形扁平な第１の装置５８と、薄形扁平な第２の装置５９と、第１の装置５８と第２の装置５９を折たたみ自在に連結するヒンジ部４０と、第１の装置５８にヒンジ部６０を介して回転自在に取り付けられるカメラ部６１と、第２の装置５９に取り付けられるアンテナ２１とから主に構成される。
【０１０７】
第１の装置５８はメイン基板１７（図示せず）を内蔵している。そしてその正面に形成された機能配置面５８ａには、ヒンジ部４０と反対側端部付近にマイク部１６が配置されている。また、マイク部１６とヒンジ部４０との間には、デイスプレイ部１１と送信／受信キー１２と終了キー１３を配置している。なお、第１の装置５８とヒンジ部４０との結合は、固定的になされているのではなく、ヒンジ部４０の連結部６２を介してなされている。この点については後ほど詳細に説明する。
【０１０８】
第２の装置５９は、内部には通信装置１８（図示せず）を、背面には着脱自在に構成されたバッテリー９（図示せず）を備えている。正面には、機能配置面５９ａが形成されており、該機能配置面５９ａにはヒンジ部４０と反対側端部付近にスピーカ部５２を配置している。また、スピ−カ部５２とヒンジ部４０との間には操作部１４を配置している。
【０１０９】
カメラ部６１はその長手方向に対して直角の光軸Ｘを備えている。また、該カメラ部６１は、ヒンジ部４０と対峙する第１の装置５８の端部にヒンジ部６０を介して取付けられており、カメラ部６１を図１９の白抜き矢印方向に引き起こすように回転させることができる。該カメラ部６１は、その長手方向の長さを第１の装置５８の横幅と同一にされている。
【０１１０】
ヒンジ部４０の構造および第１の装置５８との連結について図１９、図２０を用いて説明する。なお、該ヒンジ部４０が、特許請求の範囲第７項においていう”連結手段”に該当するものである。
【０１１１】
ヒンジ部４０は、可動端として、第２の装置５９の下側端部と、連結部６２とを有して構成されるものである。連結部６２には、連結板６４が設けられており、第１の装置５８との連結は、該連結板６４を介して行われている。つまり、第１の装置５８には、その内部に挿入孔部が設けられており、該挿入孔部に連結板６４を挿入することにより両者の連結がなされている。また、該連結は、固定的なものではなく、連結板６４は、上記挿入孔部を摺動自在な状態に保たれている。従って、第１の装置５８を該連結板６４の方向に移動可能な構成となっている。また、第１の装置５８と第２の装置５９との間をつなぐ接続コ−ドは、連結板６４内を通されている。
【０１１２】
本実施例の使用状況毎の形態を説明する。
【０１１３】
第１の装置５８を第２の装置５９に重ねるように折たたんだ状態を収納形態とする（図１８参照）。この収納形態においては、機能配置面５９ａを第１の装置５８とカメラ部６１で被った状態となり、機能配置面５９ａ、カメラ部６１等の保護を図ることができる。また、装置全体としても薄形扁平な状態を保つことができ、収納性、形態性が良好である（図１８、図２０における実線、参照）。なお、上述の説明においては述べなかったが、機能配置面５９ａと、機能配置面５８ａとは、略同一の形状・大きさを有しており、該収納姿勢において、ちょうど重なるようになっている。このように本実施例では、未使用時には装置を閉じることでカメラ部を装置で覆う構成になっているので、その保護ができる。
【０１１４】
この収納姿勢から通話姿勢にするには、図２０の矢印Ｚ１方向に、第１の装置５８を１２０°回転させる。該通話姿勢を、図２０において点線で示す。この通話姿勢では、ヒンジ部４０の後部に屈折したグリップ部３５が形成されるから、ハンディ型テレビ電話装置１を片手でしっかり握持することができる。そして、スピーカ部５２を通話者の耳に近接した場合、マイク部１６を前方に位置させて、通話者の口に近ずけることができるので、音声に対応した良好な音声通話姿勢を得ることができる。また、本実施例では、マイク部１６に近接してデイスプレイ部１１とカメラ部６１を設け、更に、カメラ部６１を引き起こすことができるので、音声と映像との両方の送受信に適した音声映像通話姿勢をとることができる。
【０１１５】
しかも、デイスプレイ部１１とカメラ部６１は、第１の装置５９を引き出せば、、第１の装置５９の移動可能な距離Ｌの範囲内でデイスプレイ部１１等を下側に移動させることができる。従って、ディスプレイ部１１をより見やすい位置に調整できる。さらに、カメラ部６１の撮影角度も調整することもできる。
【０１１６】
なお、連結板６４に予め湾曲を与えておけば、第１の装置本体５３を引き出すにつれて、デイスプレイ部１１の光軸Ｙが上方（図面上）に向くようにすることができ、デイスプレイ部１１をより見やすくすることができる。
【０１１７】
また、光軸が長手方向と一致するカメラ部を採用してもよい。この場合には、カメラ部の配置位置そのものは同じであるが第１の装置５８との連結構造を変更する。つまり、長手方向と垂直な回転軸を設け、カメラ部６１の中央と回転自在な状態で連結する。
【０１１８】
本発明の第５の実施例を図２１乃至図２３を用いて説明する。
【０１１９】
図２１は映像通話姿勢の斜視図、図２２は収納姿勢の斜視図、図２３動作説明図である。なお、図１から図２０に示す部位、矢印と同様の部位等は、同一符号をもって示し説明を省略する。
【０１２０】
本実施例は、本体を複数の装置に分割し、各装置をヒンジ部で連結して形態を変化させることにより、片手で本体を保持する通話姿勢に加えて、テーブル面に本体を設置する設置通話姿勢ができるようにしたものである。
【０１２１】
ハンディ型テレビ電話装置１は、薄形扁平な本体６５と、カメラ部３と、フード６７と、アンテナ部２１と、バッテリー９（図示せず）とから構成される。
【０１２２】
本体６５は、薄形扁平な第１の装置６８と、第２の装置７０とから主に構成される。第１の装置６８は、メイン基板１７と通信装置１８（図示せず）が内蔵されている。その正面上部にはデイスプレイ部１１とスピーカ部５２と操作部１４とが設けられている。また、右側面に電源スイッチ３３とイヤホンジャック７１とマイクジャック７２が設けられている。
【０１２３】
第２の装置７０は薄形扁平で、第１の装置６８の下端にヒンジ部６９を介して回転自在に取り付けられている。回転可能な範囲は、前方（図面左側）に８０°後方に１２０°の範囲である。該第２の装置７０の正面の中央には、送信／受信キー１２と終了キー１３を配置し、その下にマイク部１６を設けている。また、背面には着脱自在なバッテリー９が取付けられている。
【０１２４】
フード６７は、ヒンジ部６６を介して本体６５の正面上部に回転自在に取付けられる。該フード６７は折たたんだ状態で、デイスプレイ部１１とスピーカ部５２を隠蔽し、且つ、また、開いた状態でデイスプレイ部１１に入射する外光を遮るに十分な、大きさ・形状を有している。ヒンジ部６６は、カメラ部３のヒンジ部３２と回転軸を同一にしているが、回転動作は各々独立して可能である。
【０１２５】
なお、フード６７は第１の装置６８に対して最大９０°までの範囲内において、任意の角度位置、に固定することができるようになっている。
【０１２６】
カメラ部３は、該本体６５の側面にヒンジ部３２を介して回転自在に取り付けられる。なお、本実施例では、カメラ部３とフード６７を独立して設けているが、フード６７にカメラ部３を取付けて両者を連動させてもよい。
【０１２７】
アンテナ部２１は、本体６５の背面上面に取り付けられる。
【０１２８】
バッテリー９（図示せず）は、本体６５の背面下部に着脱自在に取り付けられる。
【０１２９】
使用状況毎の形態を説明する。
【０１３０】
収納姿勢を図２２に示す。該姿勢においては、フ−ド６７を完全に閉じてディスプレイ部１１、スピ−カ部５２を被う。また、第２の装置７０を第１の装置６８と同じ向きにする。該姿勢においては、デイスプレイ部１１とスピーカ部５２の保護を図ることができる。また、本体６５を薄形扁平な縦長形状とできるため収納性・携帯性も高い。なお、この収納姿勢でも、別体のイヤホンとマイクをイヤホンジャック７１とマイクジャック７２に接続すれば、音声のみの通話が可能である。
【０１３１】
次に、収納姿勢から映像通話姿勢に移るには、第２の装置７０を前側に回動させると共に、フード６７を開くことによりなされる。この映像通話姿勢では、ヒンジ部６６の後部に屈折したグリップ部３５が形成されるから、ハンディ型テレビ電話装置１を片手でしっかり握持することができる。また、デイスプレイ部１１の上方にフード６７が位置するため、デイスプレイ部１１の視認性を向上させることができる。更に、周囲の人に聞かれたくない会話については、別体のイヤホンとマイクを使うこともできる。
【０１３２】
さらに、前記映像通話姿勢では第２の装置７０を脚部としてハンディ型テレビ電話装置１を自立させることができる。この姿勢では、重いバッテリー９が下側背面部にあり、一方、カメラ部３とフード６７と前方に位置しているので安定している。この意味で、該映像通話姿勢を”設置通話姿勢”ということもできる。なお、第２の装置７０を後方に回転させて図２１の実線で示した状態とすれば、より安定性の高い設置通話姿勢を得ることができる。この場合、通話には、別体のイヤホンとマイクを使うようにする。このように本実施例では多様な通話姿勢をとることができる。なお、上述した他の実施例についても、マイクを有数第２の装置４１が（ヒンジ４０を介して）後ろ側にまで曲げることができれば、同様に設置通話姿勢をとることができるように構成してもよい。
【０１３３】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯性に優れた電話端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例の音声通信姿勢を示す前方斜視図である。
【図２】本発明の第１の実施例の音声通信姿勢を示す後方斜視図である。
【図３】内部機能部の展開図である。
【図４】内部機能部の概略配置図である。
【図５】耳パット部の部分断面図である。
【図６】カメラ部の回転動作を示す右側面図である。
【図７】映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図８】音声通信姿勢を示す主要３面図である。
【図９】本発明の第２の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図１０】該実施例の動作状態を示す部分正面図および側面図である。
【図１１】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図１２】該実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図１３】本発明の第３の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図１４】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図１５】該実施例のカメラ部の保持機構およびヒンジ部の概略構造図である。
【図１６】カメラ部の角度位置を示す説明図である。
【図１７】本発明の第４の実施例の音声通信姿勢を示す斜視図である。
【図１８】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図１９】該実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図２０】該実施例の動作状態を示す説明図である。
【図２１】本発明の第５の実施例の映像通信姿勢を示す斜視図である。
【図２２】該実施例の収納姿勢を示す斜視図である。
【図２３】該実施例の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１…ハンディ型テレビ電話装置、２…本体、３…カメラ部、４…耳パット部、５…接続コード、６…スピーカ部、９…バッテリー、１１…デイスプレイ部、１４…入力部、１６…マイク部、１７…メイン基板、１８…通信装置、１９…コードリール部、２０…操作基板、３５…グリップ部、３８…本体、３９…第１の装置、３９ａ…機能配置面、４０…ヒンジ部、４１…第２の装置、４１ａ…機能配置面、４２…ヒンジ部、４３…第３の装置、４３ａ…機能配置面、４４…スピーカ部、４６ａ、４６ｂ…耳パッド部、４９…第１の装置、５０…第２の装置、５１…ヒンジ部、５２…スピーカ部、５８…第１の装置、５９…第２の装置、６０…ヒンジ部、６１…カメラ部、６５…本体、６７…フード、６８…第１の装置、６９…ヒンジ部、７０…第２の装置[0001]
[Industrial applications]
The present invention can transmit and receive video and audio by holding the housing with one handHandy typephoneTerminalIt concerns the device.
[0002]
[Prior art]
In a conventional hand-held videophone device, as disclosed in Design Registration No. 774750, a videophone in which a display unit is provided at the upper front of a thin main body, an operation unit is provided at the center, and a speaker unit is provided at the bottom, is known. Proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
According to the conventional example, since the display unit and the speaker unit are provided,Video and audio can be received from the other party. However, no consideration has been given to configuring the telephone terminal into a foldable handy type. In addition, by arranging the camera section, To improve the capacity and portability of camera-equipped phones, orAgainst external impact and dustProtect cameraIs not considered.
[0004]
The present invention has been made to solve the above problems,An object of the present invention is to provide a telephone terminal device capable of transmitting and receiving images and sounds while holding a housing with one hand.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in order to achieve the above object, and as one embodiment thereof,A first device having a display and a second device having an operation unit for receiving an input from a user are connected to be openable and closable by connecting means, and the connecting means comprises a camera. Terminal deviceIs provided.
[0017]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of a hand-held videophone device according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0018]
FIG. 1 to FIG. 8 show a first embodiment of a handy type videophone apparatus according to the present invention.
[0019]
The outline of the external structure of this embodiment will be described with reference to FIGS. Handy type
The Levi telephone device 1 has a thin, flat and vertically long main body 2, a camera section 3 rotatably mounted on the right side of the main body 2, and an ear pad section foldably mounted on the upper front of the main body 2. 4, a speaker unit 6 arranged at the center of the ear pad unit 4, an antenna unit 21 attached to the right side of the upper surface of the main body 2, and a battery 9 detachably attached to the lower rear part of the main body 2. Is configured. In addition, a grip portion 35 is formed from the back surface to both side surfaces of the handy-type videophone device 1.
[0020]
On the front of the main body 2, in addition to the above-mentioned ear pad part 4, a display part 11, a transmission / reception key 12, an end key 13, an operation part 14, a function key 15, and a microphone part 16 are arranged in order from the top. ing.
[0021]
The schematic arrangement of the functional units inside the device will be described.
[0022]
FIG. 3 is a development view of the functional unit, and FIG. 4 is a schematic layout diagram of the functional unit. The handy videophone device 1 includes a main board 17 including a processing unit and a memory, a communication device 18 having a wireless / image codec, a code reel unit 19, a speaker unit 6, a liquid crystal display unit 11, An operation board 20, a microphone section 16, a battery 9, an antenna section 21, and a camera section 3 are provided.
[0023]
The main board 17 is arranged on the upper rear side inside the main body 2. The communication device 18 and the display unit 11 are arranged on the front side. An operation board 20 is arranged below the display unit 11, and a microphone unit 16 is arranged below the operation board 20.
[0024]
The battery 9 is located below the main board 17 and is detachably attached to the rear cover 8.
[0025]
The antenna unit 21 is disposed diagonally above and to the right of the communication device 18. The antenna section 21 is mounted on a mounting table 21a (see FIG. 1) formed on the upper right side of the front cover 7.
[0026]
The camera unit 3 is disposed on the right side of the main board 17 and the communication device 18 and below the antenna unit 21. The camera section 3 is rotatably mounted at a position on the right outside of the front cover 7.
[0027]
The cord reel section 19 is for winding up the connection code 5 for transmitting a signal to the speaker section 6. The cord reel portion 19 is arranged in the ear pad portion 4 in a semi-embedded state. The speaker unit 6 is detachably held on the rotation axis of the code reel unit 19.
[0028]
Next, the structure of each part will be described in detail.
[0029]
The external appearance of the main body 2 is composed of a front cover 7 and a rear cover 8, and most of the above-described parts are housed between the two covers. The connection between the front cover 7 and the rear cover 8 has a suitable structure connected via rubber packing. In addition, a concave storage section 10 for storing the ear pad 4 is provided on the upper front surface of the front cover 7 (see FIG. 7).
[0030]
The ear pad portion 4 has a protruding portion 26a formed at the center of the lower end thereof rotatably connected to a receiving portion 26b formed on the front cover 7. Thus, the ear pad 4 is configured to be openable and closable with its lower end (more precisely, the shaft 26c in FIG. 5) as a fulcrum. When the ear pad portion 4 is closed, the back portion is housed in the concave housing portion 10 so that a sense of unity with the main body 2 is obtained. On the other hand, when the ear pad portion 4 is in an open state, it can be used as a hood for avoiding external light incident on the display portion 11 provided below the ear pad portion 4 (see FIG. 5).
[0031]
A recess 27 having a rotation shaft 28 at the center is formed on the front surface of the ear pad portion 4. The code reel portion 19 is fitted in the concave portion 27 and is held so as to be rotatable around a rotation shaft 28. The front side of the cord reel portion 19 is exposed to the outside. The code can be wound around the cord winding portion 19a by rotating the exposed portion 29 by hand. Further, the exposed portion 29 has a mortar shape, and a concave portion (hereinafter, referred to as a "speaker mounting portion 30") in which the speaker portion 6 can be detachably stored is formed at the center thereof. . Note that the depth of the speaker attachment portion 30 is smaller than the thickness of the speaker portion 6. This is because even when the speaker unit 6 is housed, a part of the speaker unit 30 is protruded from the speaker mounting unit 30 to facilitate attachment and detachment thereof. The ear pad 4 is configured to be openable and closable so that the ear pad portion 4 functions as a hood. Therefore, if such use as a hood is not considered, the ear pad 4, that is, the speaker section 6, is disposed directly on the upper front part of the main body 2.
[0032]
Further, the speaker mounting portion 30 is provided with a contact 30a to be connected when the speaker portion 6 is mounted. Whether the speaker unit 6 is used in a state of being housed in the ear pad 4 or removed and used as an earphone is detected by a signal obtained through the contact 30a. Therefore, the sound volume is automatically adjusted to an appropriate volume according to the use state. Alternatively, a signal for use as a speaker may be separately input to the speaker unit 6 through the contact 30a, and a signal for use as an earphone may be separately input to the speaker unit 6 through the code 5. However, in this case, it is necessary to provide a terminal for connecting to the contact 30a also on the side of the speaker section 6. As described above, the present embodiment has a configuration in which the volume and sound quality can be automatically changed according to the use state of the speaker unit 6.
[0033]
The connection cord 5 of the speaker unit 6 is stored in the cord winding unit 19a of the code reel unit 19 via the outlet 31. The outlet 31 is formed by cutting out a part of the edge of the recess 27 described above.
[0034]
To pull out the speaker section 6, first, the speaker section 6 is pinched and removed from the speaker mounting section 30. Then, when the speaker section 6 is pulled as it is, the cord reel section 19 rotates, and the connection cord 5 is pulled out from the cord winding section 19a. For storage, the connecting cord 5 is wound around the cord winding portion 19a by manually rotating the exposed portion 29 in the winding direction. Finally, the speaker unit 6 is mounted on the speaker mounting unit 30. In this embodiment, a part of the cord reel portion 19 is exposed from the ear pad portion 4 in order to perform the winding operation of the cord 5 by hand. For example, an automatic winding device provided with a torsion spring is used. If a mechanism is provided, the entire cord reel unit 19 may be incorporated in the ear pad unit 4 or the main body 2.
[0035]
The camera unit 3 has an automatic focus function and an angle-of-view adjustment function (enlargement, telephoto). The camera unit 3 is connected to a rotation shaft 32 provided on a right side surface of the display unit 11 and substantially perpendicular to the side surface, and one end thereof. Thereby, the camera unit 3 is rotatable in the front-rear direction with respect to the main body 2. As shown in FIG. 6, the rotatable angle of the camera unit 3 is in a range of 120 ° forward to 120 ° backward. In addition, radial ribs (not shown) are provided on the rotation shaft 32 at, for example, 5 ° cuts, and the camera unit 3 can be fixed at an arbitrary (although stepwise) angle. Further, the viewpoints of the display unit 11 and the camera unit 3 are matched as much as possible. This is because if the camera unit is not photographing the caller from the front, the (photographed) caller does not face the front on the image displayed on the other party's videophone, and This is because it gives a natural feeling.
[0036]
The lens unit 24 provided at the tip of the camera unit 3 is slidable in the longitudinal direction with respect to the main body of the camera unit 3. On the other hand, at the lower end of the mounting base 21 a of the antenna section 21, there is provided a recess 25 that can be fitted to the tip of the lens section 24. In a state where the longitudinal direction of the camera unit 3 coincides with the longitudinal direction of the telephone device 1 (that is, the state of FIG. 6), if the lens unit 24 is pulled out and engaged with the concave portion 25, Can be fixed to be stored. In this stored state, the lens portion 24 can be protected from water drops and dust (see FIG. 6).
[0037]
A pause button 37 is provided at the rear end of the camera unit 3. When the pause button 37 is operated during a call using the videophone function, shooting by the camera unit 3 (or transmission of the shot image) is temporarily stopped. If this function is used, for example, when the camera section 37 is rotated during a call, an unsightly image taken during the rotation can be cut.
[0038]
The translucent plate 22 (see FIG. 1) covering the display unit 11 is for protecting the display unit 11 and the like. The translucent plate 22 is provided flush with the front cover 7.
[0039]
The operation unit 14 is composed of a liquid crystal panel provided with a touch panel, and displays numeric keys and various operation keys in a rectangular section, and allows input by touching the operation keys at the designated locations with a finger.
[0040]
The function key 15 includes a button 15a for switching between a videophone function and a voice telephone function, a screen switching button 15b of the operation unit 14, and screen scroll buttons 15c and 15d of the operation unit 14.
[0041]
The grip 35 (see FIG. 2) is partially constituted by the battery 9 as well as the back of the main body 2. Since the grip portion 35 is chamfered at both lower corners (the processed portion is denoted by reference numeral 35a in the drawing), the grip portion 35 fits into the hand and can be used with one hand by the handy-type videophone device 1. Can be held firmly.In this manner, transmission and reception of video and audio can be performed while holding the housing with one hand, so transmission and reception of video and audio can be performed without hindering the user's actions.
[0042]
The power switch 33 provided on the left side of the main body 2 is for putting the handy-type videophone device 1 in a standby state. It goes without saying that an incoming call can be accepted even in this standby state. In the present embodiment, the power switch 33 is normally arranged on the left side on the assumption that the device is held in the left hand, but the user holds the handheld videophone device 1 with the right hand and uses the power switch 33. Of course, there is no problem.
[0043]
The battery 9 can be removed by sliding in the direction of the thick arrow in FIG. Further, an uneven portion 34 is formed on the surface of the battery 9 to enhance the operability at the time of attachment and detachment. The lock release switch 36 of the battery 9 is provided above the battery 9 on the back surface of the main body 2. The charging terminal 23 provided on the bottom surface of the main body 2 is connected to a terminal of a separate charger when charging the battery 9.
[0044]
As shown in FIG. 8, the size of the handy type videophone device 1 is 164 mm for the height h2 of the main body 2, 64 mm for the width W1, 29 mm for the thickness D1, 205 mm for the height h3 including the antenna unit 21, and the speaker. The distance h1 between the unit 6 and the microphone unit 16 is 130 mm, the length h4 of the camera unit 3 is 59 mm, the width W2 including the antenna unit 21 is 80 mm, the thickness D2 including the ear pad unit 4 is 35 mm, and the lower end of the main body 1 The thickness D3 of the portion is 30 mm. The camera section 3 has a cylindrical shape with a diameter of 15 mm. In this embodiment, the speaker unit 6 and the microphone unit 16 are provided so as to protrude from the arrangement surface of the operation unit 14. However, the speaker section 6 and the microphone section 16 may be substantially provided on substantially the same surface of the main body 2.
[0045]
These sizes and shapes, especially the size (h2, W1, D1) of the main body and the distance (h1) between the speaker unit 6 and the microphone unit 16 are sufficient to include the functions required for the device. Not only that, it is determined in consideration of ease of holding when held by hand, operability, and the like. For example, the distance h1 is determined as a distance at which the microphone unit 16 is located close to the mouth when the speaker unit 6 is put on the ear (while still attached to the ear pad 4). Therefore, the size is not limited to this, and a slight difference in the specific value does not matter.
[0046]
Next, the method of use will be described.
[0047]
In the present embodiment, it is possible to take two calling postures, a video calling posture corresponding to the videophone function (video and audio) and a voice calling posture suitable for the voice telephone function (only voice). Note that the presence of the grip portion 35 allows the handy-type videophone device 1 to be firmly held with one hand in any of the calling postures.
[0048]
First, the power switch 33 provided on the left side of the main body 2 is operated to enter a standby state. In this state, it can be received from the other party. Here, since the power switch 33 is arranged near the thumb of the left hand to be held, the power switch 33 can be operated while being held by the left hand without particularly changing. When the message is received, a ring tone is emitted from the speaker unit 6 and the message can be received by pressing the transmission / reception key 12. In this case, the processing unit determines the signal of the communication device 18 and indicates on the display unit 11 whether the call is a voice-only call or not. When the call ends, the user can press the end key 13 to return to the standby state.
[0049]
When used as a videophone, the user holds the grip 35 with the left hand and operates with the right hand. For example, from the standby state, in order to transmit by the videophone function, the lens unit 24 of the camera unit 3 is slid downward with the right hand to release the connection with the concave portion 25. Then, the camera unit 3 is rotated to a desired angle (see FIG. 7). Subsequently, the transmission / reception key 12 is operated to turn on the display unit 11 and the operation unit 14. Further, the videophone function is selected by the switching button 15a. Thereafter, the user operates the numeric keypad displayed on the operation unit 14 to input a destination telephone number. Since the input destination telephone number is displayed on the display section 11, it is confirmed, and the transmission / reception key 12 is finally operated. Thus, the call is transmitted to the other party of the telephone number.
[0050]
In the present embodiment, the phonebook list can be displayed on the operation unit 14 by operating the screen switching button 15b. The display of the telephone length list can be scrolled by operating the screen scroll buttons 15c and 15d. Therefore, it is also possible to make the apparatus memorize a large number of telephone numbers and to select and transmit the other party's telephone number from among them.
[0051]
After the call is connected, the user talks while looking at the display unit 11. In this case, since the camera unit 24 can be rotated by 240 °, it is possible to perform communication not only by photographing a person's own face but also while photographing a third party or landscape. In addition, when talking outdoors or when the illumination is reflected on the display unit 11, the ear pad unit 4 causes the ear pad unit 4 to block the external light incident on the display unit 11 to make it easier to see (FIG. 7). reference). If the user does not want the surroundings to be heard by the surrounding people, the speaker unit 6 may be pulled out and used as an earphone (see FIG. 7). At this time, as described above, the sound volume is automatically adjusted to an appropriate volume according to the use state, depending on whether the speaker unit 6 is used in a state housed in the ear pad 4 or used as a detached earphone. .
[0052]
After the end of the call, if the end key 13 is pressed, the standby state can be set again.
[0053]
Next, use as a normal voice-only phone will be described.
[0054]
The basic operation of a voice call function is almost the same as that of a videophone call.
[0055]
Hold the grip 35 with your left hand and operate it with your right hand. To transmit from the standby state using the normal voice-only telephone function, the transmission / reception key 12 is operated, and the display unit 11 and the operation unit 14 are turned on. Further, the voice telephone function is selected by the switching button 15a. Thereafter, the user operates the numeric keypad displayed on the operation unit 14 to input a destination telephone number. Since the input destination telephone number is displayed on the display section 11, it is confirmed, and the transmission / reception key 12 is finally operated. Thus, the call is transmitted to the other party of the telephone number. After this operation, the user puts the ear pad unit 4 in contact with the ear of the caller, and talks with the other party in a call posture like a normal handset that holds the microphone unit 16 close to the mouth of the user.
[0056]
Even when used as a videophone, it is possible to talk in the same attitude as in the case of talking only with voice. In this case, the display unit 11 and the camera unit 3 cannot be used. However, this is effective for conversation that the surrounding people do not want to hear or noise generated by a car passing during a call.
[0057]
The operation unit 14 may be a normal button type or a sheet-shaped numeric keypad.
[0058]
In addition, the ear pad unit 4 and the camera unit 3 may link the movements of both. Further, both of them may be provided integrally.
[0059]
In the present embodiment, the camera unit 3 is attached to the side of the display unit 11, but it is sufficient that the camera unit 3 is provided so that the viewpoint of the display unit 11 and the camera unit 3 match. For example, the camera unit 3 is arranged so that the longitudinal direction of the camera unit 3 is in contact with the upper surface of the main body 2. The rotation axis of the camera unit 3 may be provided at the center of the upper surface of the main body 2. In this case, the camera unit 3 and the main body 2 may have the same width.
[0060]
In the present embodiment, the antenna 21 is provided so as to protrude from the main body 2. However, if the amount of protrusion from the main body 2 is reduced by integrating the antenna 21 with the camera section 3, the storage efficiency is improved.
[0061]
The camera section 3 may be detachable from the main body 2. In this case, if the connection is made with a connection cord that can be pulled out via the hinge portion 32, the connection cord is concealed at the time of attachment, so that the design is good.
[0062]
As described above, in the handy-type videophone device according to the present invention, the grip unit 35 for holding with one hand is formed on the thin main body 2 and the main body 2 can change the photographing angle. The provision of the unit 3 enables transmission and reception of video and audio while holding the main body 2 with one hand. Further, by raising the ear pad portion 4 provided on the upper portion of the display section 11, the influence of external light reflected on the display section 11 can be prevented.
[0063]
In addition, the speaker unit 6 is provided at one end of the main body 2 in the longitudinal direction, the microphone unit 16 is provided at the other end, and the display 11 and the operation unit 14 are provided between the speaker unit 6 and the microphone unit 16. Either the posture or the voice communication posture can be selected.In other words, in addition to the video communication attitude corresponding to both video and audio, where the housing is positioned in front of the user, audio communication corresponding to the audio with the loudspeaker and microphone close to the user's ears and mouth Since the posture can be taken, the conversation posture suitable for the content of the information to be communicated can be taken.In addition, since the whole can be held and used with one hand, operability is excellent. Further, since the entire device is integrated, it is excellent in portability and storage in a bag or the like. Further, since the speaker section 6 can be pulled out and used as an earphone, it is effective in secret conversations or when it is difficult to hear the other party's voice. In addition, since the handy-type videophone device 1 has a drip-proof structure at various places, it is effective when used outdoors.
[0064]
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0065]
FIG. 9 is a perspective view of a video communication posture, FIG. 10 is an explanatory diagram showing an operation state, FIG. 11 is a perspective view of a stored state, and FIG. The parts shown in FIGS. 1 to 8 and the same parts as the arrows are denoted by the same reference numerals.
[0066]
This embodiment is characterized in that the main body is divided into a plurality of devices, and each device is connected by a hinge. Thereby, in addition to the talking posture in which the main body is held with one hand, the installation talking posture in which the main body is installed on the table surface can be taken. Further, the storability can be improved.
[0067]
As shown in FIG. 9, the handy type videophone device 1 of the present embodiment includes a thin flat main body 38, a camera section 3 rotatably attached to a side surface of the main body 38 via a hinge 32, and a main body 38. And a battery 9 (not shown) detachably attached to the center of the back surface of the main body 38.
[0068]
The main body 38 includes a first device 39, a second device 41, and a third device 43. The case of the second device 41 corresponds to the “first case” in claim 15. Further, the case of the third device 43 corresponds to the “second case”. Further, the case of the first device 39 corresponds to the “third case”.
[0069]
A function arrangement surface 39a is formed on the front of the first device 39, and the display unit 11, the transmission / reception key 12, and the end key 13 are arranged on the function arrangement surface 39a. The first device 39 has a built-in main board 17 (not shown), and a battery 9 (not shown) is detachably attached to a rear portion thereof. The rear part of the first device 39 and the battery 9 form a grip portion 35 for holding the handy-type videophone device 1 with one hand. A power switch 33 (not shown) is provided on the left side surface of the first device 39.
[0070]
The second device 41 is foldably attached to the lower end of the first device 39 via a hinge portion 40 (the hinge portion 40 may be a "first connecting means" as defined in claim 15). "). The second device 41 is provided with a function arrangement surface 41a, and the function arrangement surface 41a is provided with the microphone unit 16 at an end facing the hinge unit 40. Further, the operation unit 14 is disposed between the microphone unit 16 and the hinge unit 40. The function placement surface 41a and the function placement surface 39a have substantially the same size, and when the second device 41 is folded into the first device 39, the function placement surface 41a has the function placement surface 39a. Conceal.
[0071]
The third device 43 is disposed above the first device 39. The connection between the two is made by connecting the lower end of the third device 43 and the upper end of the first device 39 in a rotatable manner by the hinge 42 (the hinge 42 is connected to the lower end of the third device 43). It is the "second connecting means" in claim 15.) The third device 43 incorporates the communication device 18 (not shown). Further, a speaker section 44 is arranged at the center of the function arrangement surface 43a formed on the front surface.
[0072]
Ear pad portions 46a and 46b made of a soft material are attached to the left and right sides of the functional arrangement surface 43a via hinge portions 45a and 45b so as to be freely opened and closed. When the ear pads 46a and 46b are closed, the ear pads 46a and 46b cover the function arrangement surface 43a. The ear pads 46a and 46b are formed with a recess 48 having a sound hole 47.
[0073]
The lower end of the camera section 3 is rotatably attached to the rotation shaft 32 disposed at the axial position of the hinge section 42 described above. In this case, the camera unit 3 can be moved independently of the third device 43. The rotatable angle range of the camera unit 3 is set to 240 ° (front side 120 ° to rear side 120 °) based on an angular position parallel to the surface of the third device 43. The camera unit 3 has a lock mechanism for preventing the angle from being changed carelessly at an angle position parallel to the surface of the third device. Further, the point that a rib or the like is provided and can be set at an arbitrary angle is the same as in the first embodiment.
[0074]
Although the specific size of the entire device and each part is not shown here, the size and shape of the entire device, the distance between the speaker and the microphone, and the sizes and shapes of other parts are basically the same as those of the first embodiment. It is determined from the same viewpoint as in the first embodiment. The same applies to other embodiments described hereinafter.
[0075]
The operation state will be described with reference to FIG. 10A is a partial front view, and FIG. 10B is a right side view.
[0076]
The handy type videophone device 1 of the present embodiment can be roughly divided into three modes (storage posture, voice call posture, and video call posture).
[0077]
The storage posture is shown by the solid line in FIG. 10 and FIG.
[0078]
In the storage position, the second device 41 is folded to an angle where the second device 41 contacts the first device 39. At this time, the function arrangement surface 41a covers the function arrangement surface 39a, and the function units arranged on the function arrangement surfaces 39a and 41a can be protected. Further, the entire length can be shortened and stored by the amount by which the second device 41 is folded.
[0079]
The third device 43 also covers the speaker unit 44 by closing the ear pad units 46a and 46b. In this case, the ear pads 46a and 46b correspond to the second device 41 in the folded state, and the rotation of the third device 43 is restricted. Thereby, the storage posture can be maintained. The camera unit 3 is also fixed at the angle shown in FIG.
[0080]
As described above, in the storage posture, the entire body is folded compactly, and the handy-type videophone device 1 can be formed into a thin and flat shape with little unevenness. Therefore, it is effective when carrying or when storing in a bag.
[0081]
Next, the voice call attitude will be described.
[0082]
In this position, the second device 41 is held at an angle of 120 ° with respect to the first device 39 (the second device 41 indicated by a dotted line in FIG. 10B corresponds to the state). Is). On the other hand, the third device 43 is in a state parallel to the first device 39 (the third device 43 shown by a solid line in FIG. 10B corresponds to this state).
[0083]
In this posture, the rear portion of the first device 39 can be firmly gripped with one hand as the grip portion 35. In addition, the speaker unit 44 and the microphone unit 16 can be located at positions suitable for the user's ear and mouth, respectively.
[0084]
Next, the video call attitude will be described.
[0085]
There are two types of video call attitudes.
[0086]
One is a state in which the third device 43 is tilted forward by 90 ° from the above-described voice call posture (see FIG. 12). In this position, the third device 43 functions as a hood, and is effective in blocking external light from being projected onto the display unit 11 from above.
[0087]
The second is a state in which the ear pads 46a and 46b are further opened by 90 ° from the state of FIG. 12 (see FIG. 9). In this state, only the upper and lower sides of the display unit 11 can be covered, which is particularly effective when used outdoors. The sound emitted from the speaker 44 is shielded and reflected by the ear pads 45a and 45b and the first device 39, and the directivity is increased. As a result, the voice has a great advantage that it is easy for the caller to hear and hard for others to hear.
[0088]
In the video call posture (FIGS. 9 and 12), the third device 43 is tilted forward, so that the center of gravity of the entire handy-type videophone device 1 moves forward, and the second device 41 is moved to the leg position. The portable videophone device 1 can be made independent on a table surface or the like as a unit. Therefore, the attitude can also be referred to as an “installation call attitude”.
[0089]
Although the videophone function can be used in the voice call posture, the video call posture shown in FIGS. 9 and 12 is effective for improving the visibility of the display unit 11.
[0090]
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0091]
13 is a perspective view of a used state, FIG. 14 is a perspective view of a stored state, FIG. 15 is a schematic structural view of a hinge section, and FIG. 16 is an operation explanatory view of a camera section. The parts shown in FIG. 1 to FIG. 12, the same parts as the arrows, and the like are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0092]
The present embodiment is characterized in that the main body is divided into two devices, and both are foldably connected by two hinge portions, and a camera portion is provided in the hinge portions to improve portability and operability. It has.
[0093]
The handy-type videophone device 1 includes a first device 49, a second device 50, a hinge portion 51 that foldably connects the first device 49 and the second device 50, and a hinge portion 51. It mainly comprises a camera section 61 rotatably mounted on the camera and an antenna 21 mounted on the first device.
[0094]
The first device 49 has a built-in communication device 18 (not shown) and a detachable battery 9 (not shown) on the back. On the function arrangement surface 49a formed on the front surface, the speaker unit 52 is arranged on the upper part, and the display unit 11, the transmission / reception key 12 and the end key 13 are arranged on the lower part.
[0095]
The second device 50 has a built-in main board 17 (not shown). On the function arrangement surface 50a formed on the front surface, the microphone unit 16 is arranged near an end opposite to the hinge unit 51. Further, the operation unit 14 is disposed between the microphone unit 16 and the hinge unit 51.
[0096]
The first device 49 and the second device 50 are thin and flat. The function placement surface 49a and the function placement surface 50a have substantially the same shape and size, and are folded so that the two function placement surfaces are in contact with each other, so that the entire device is in a thin and flat state. (See FIG. 14).
[0097]
The camera section 61 is attached to a connection section (note: more precisely, a position between the left and right hinge sections 51) by the hinge section 51, and interlocks with opening and closing operations of the first device 49 and the second device 50. It turns and its direction changes. The structure will be described with reference to FIGS.
[0098]
The camera section 61 has an optical axis X perpendicular to the longitudinal direction of the camera section 61.
[0099]
The support portions 54a and 54b formed on the first device 49 are located inside the support portions 53a and 53b formed on the second device 50, and are fitted on the rotating shaft 56 provided on the support portions 53a and 53b. As a result, the first device 49 and the second device 50 are rotatably connected.
[0100]
A rotation shaft 57 is formed at the longitudinal end of the camera unit 61, and is rotatably attached to the support units 54a and 54b. A torsion spring 55a is arranged between the support part 54a and the camera part 61. The torsion spring 55a has one end attached to the camera unit 61 and the other end attached to the support unit 54a. Further, a torsion spring 55b is disposed between the support portions 53b and 54b. One end of the torsion spring 55b is attached to the support 53a. The other end is attached to the camera section 61 beyond the support section 54b. The torsion spring 55a and the torsion spring 55b are balanced.
[0101]
The movement during use will be described with reference to FIG. FIG. 16 shows a side view of the used state. When the first device 49 and the second device 50 are opened, the angular position of the camera section 61 changes due to the stress of the torsion springs 55a and 55b. In this case, since the torsion springs 55a and 55b are balanced, the camera unit 61 always moves the optical axis X to the center angle position of the angle θ between the first device 49 and the second device 50. Actuate to position. That is, since the camera unit 61 operates according to the angle θ of the device, it is easy to maintain the state in which the caller's face is captured. This is because they are often located in the direction of θ / 2.) The camera arrangement / angle maintaining structure as in this embodiment can be applied to other embodiments.
[0102]
Further, since the intersection P between the optical axis Y of the display unit 11 and the camera unit X can be adjusted in accordance with the rotation angle θ, the position of the caller with good visibility and good image can be easily adjusted. .
[0103]
As described above, according to the present embodiment, the visibility of the display unit 11 and the shooting by the camera unit 61 can be easily adjusted.In addition, in a call state, by opening the device, the total length is set to the length corresponding to the ear and the mouth, and in the storage state, the device including the operation unit and the device including the display unit are overlapped to form a thin flat shape. Can be shortened, so that storage and portability are high.Further, the microphone unit 16 and the speaker unit 52 are held in close proximity to the caller's ear and mouth, and the display unit 11 is firmly gripped with one hand in any of the video call postures toward the caller. can do. Further, the trouble of adjusting the angle of the camera can be reduced.Further, in the present embodiment, since the camera section is arranged in the connecting means of the handy-type telephone terminal, miniaturization, accommodation and portability can be improved without making the entire terminal unnecessarily large.
[0104]
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 17 is a perspective view of the voice communication posture, FIG. 18 is a perspective view of the storage posture, FIG. 19 is a perspective view of the audio-video communication posture, and FIG. 20 is a side view showing a schematic structure. The parts and arrows shown in FIGS. 1 to 16 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0105]
In the present embodiment, the main body is divided into an apparatus having a speaker section and an apparatus having a microphone section, and the apparatus is foldably connected by a hinge section, and a camera section is provided at the end of the apparatus on the microphone side. In this way, a posture corresponding to both audio and video is taken.
[0106]
17 and 18, the handy-type videophone device 1 has a thin flat first device 58, a thin flat second device 59, and a first device 58 and a second device 59 folded. It is mainly composed of a hinge portion 40 that is foldably connected, a camera portion 61 that is rotatably attached to the first device 58 via the hinge portion 60, and an antenna 21 that is attached to the second device 59.
[0107]
The first device 58 has a built-in main board 17 (not shown). The microphone section 16 is disposed near the end opposite to the hinge section 40 on the function arrangement surface 58a formed on the front surface. Further, a display unit 11, a transmission / reception key 12, and an end key 13 are arranged between the microphone unit 16 and the hinge unit 40. The connection between the first device 58 and the hinge portion 40 is not fixed, but is made via a connecting portion 62 of the hinge portion 40. This will be described in detail later.
[0108]
The second device 59 includes a communication device 18 (not shown) inside, and a detachable battery 9 (not shown) on the back surface. A function arrangement surface 59a is formed on the front surface, and a speaker unit 52 is arranged on the function arrangement surface 59a near an end opposite to the hinge unit 40. The operation unit 14 is disposed between the speaker unit 52 and the hinge unit 40.
[0109]
The camera section 61 has an optical axis X perpendicular to the longitudinal direction. The camera unit 61 is attached to the end of the first device 58 facing the hinge unit 40 via the hinge unit 60, and is rotated so as to raise the camera unit 61 in the direction of the white arrow in FIG. Can be done. The camera section 61 has the same length in the longitudinal direction as the width of the first device 58.
[0110]
The structure of the hinge portion 40 and the connection with the first device 58 will be described with reference to FIGS. In addition, the hinge part 40 corresponds to the “connecting means” in claim 7.
[0111]
The hinge section 40 has a lower end of the second device 59 and a connecting section 62 as movable ends. The connecting portion 62 is provided with a connecting plate 64, and the connection with the first device 58 is performed via the connecting plate 64. That is, the first device 58 is provided with an insertion hole therein, and the two are connected by inserting the connecting plate 64 into the insertion hole. Further, the connection is not fixed, and the connection plate 64 keeps the insertion hole slidable. Therefore, the first device 58 is configured to be movable in the direction of the connecting plate 64. Further, a connection code for connecting between the first device 58 and the second device 59 passes through the connecting plate 64.
[0112]
A mode for each usage status of the present embodiment will be described.
[0113]
A state where the first device 58 is folded so as to overlap the second device 59 is referred to as a storage mode (see FIG. 18). In this storage mode, the function arrangement surface 59a is covered with the first device 58 and the camera unit 61, and the function arrangement surface 59a, the camera unit 61, and the like can be protected. Further, the device as a whole can be kept in a thin and flat state, and the storage property and the formability are good (see the solid lines in FIGS. 18 and 20). Although not described in the above description, the function disposition surface 59a and the function disposition surface 58a have substantially the same shape and size, and just overlap in the storage posture. .As described above, in this embodiment, the camera unit is covered with the device by closing the device when not in use, so that the protection can be provided.
[0114]
In order to change from the stowed posture to the talking posture, the first device 58 is rotated by 120 ° in the direction of arrow Z1 in FIG. The talking posture is indicated by a dotted line in FIG. In this talking posture, the bent grip portion 35 is formed at the rear portion of the hinge portion 40, so that the handy-type videophone device 1 can be firmly gripped with one hand. When the speaker unit 52 is close to the ear of the caller, the microphone unit 16 can be positioned forward and can approach the talker's mouth. Can be. Further, in the present embodiment, the display unit 11 and the camera unit 61 are provided close to the microphone unit 16 and the camera unit 61 can be caused, so that the audio-video communication suitable for transmitting and receiving both audio and video is performed. You can take a posture.
[0115]
Moreover, if the display unit 11 and the camera unit 61 pull out the first device 59, the display unit 11 and the like can be moved downward within the movable distance L of the first device 59. Therefore, the display unit 11 can be adjusted to a position that is easier to see. Further, the photographing angle of the camera unit 61 can be adjusted.
[0116]
If the connecting plate 64 is previously curved, the optical axis Y of the display unit 11 can be directed upward (on the drawing) as the first device main body 53 is pulled out. It can be easier to see.
[0117]
Further, a camera unit whose optical axis coincides with the longitudinal direction may be employed. In this case, the arrangement position of the camera unit is the same, but the connection structure with the first device 58 is changed. That is, a rotation axis perpendicular to the longitudinal direction is provided, and the rotation axis is rotatably connected to the center of the camera unit 61.
[0118]
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0119]
FIG. 21 is a perspective view of the video call posture, FIG. 22 is a perspective view of the storage posture, and FIG. In addition, the parts shown in FIGS. 1 to 20, the parts similar to the arrows, and the like are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0120]
In this embodiment, the main body is divided into a plurality of devices, and each device is connected by a hinge portion to change the form, so that the main body is set on the table surface in addition to the talking posture of holding the main body with one hand. It is intended to be able to talk.
[0121]
The handy-type videophone device 1 includes a thin and flat main body 65, a camera unit 3, a hood 67, an antenna unit 21, and a battery 9 (not shown).
[0122]
The main body 65 mainly includes a thin and flat first device 68 and a second device 70. The first device 68 includes a main board 17 and a communication device 18 (not shown). The display unit 11, the speaker unit 52, and the operation unit 14 are provided at the upper front part. A power switch 33, an earphone jack 71, and a microphone jack 72 are provided on the right side.
[0123]
The second device 70 is thin and flat, and is rotatably attached to the lower end of the first device 68 via a hinge 69. The rotatable range is a range of 80 ° forward (left side in the drawing) and 120 ° backward. A transmission / reception key 12 and an end key 13 are arranged at the center of the front of the second device 70, and a microphone section 16 is provided below the key. A detachable battery 9 is attached to the back.
[0124]
The hood 67 is rotatably attached to the upper front part of the main body 65 via the hinge 66. The hood 67 has a size and shape sufficient to cover the display unit 11 and the speaker unit 52 in the folded state, and to block external light incident on the display unit 11 in the open state. are doing. The hinge section 66 has the same rotation axis as the hinge section 32 of the camera section 3, but can rotate independently of each other.
[0125]
The hood 67 can be fixed at an arbitrary angle position within a range of up to 90 ° with respect to the first device 68.
[0126]
The camera section 3 is rotatably attached to the side surface of the main body 65 via the hinge section 32. In the present embodiment, the camera unit 3 and the hood 67 are provided independently, but the camera unit 3 may be attached to the hood 67 so that both are linked.
[0127]
The antenna unit 21 is attached to the upper surface of the rear surface of the main body 65.
[0128]
The battery 9 (not shown) is detachably attached to a lower rear portion of the main body 65.
[0129]
The form for each use situation will be described.
[0130]
FIG. 22 shows the storage posture. In this position, the hood 67 is completely closed to cover the display unit 11 and the speaker unit 52. Also, the second device 70 is oriented in the same direction as the first device 68. In this position, the display unit 11 and the speaker unit 52 can be protected. In addition, since the main body 65 can be formed into a thin, flat, vertically long shape, the storage and portability are high. Note that even in this storage posture, if only a separate earphone and microphone are connected to the earphone jack 71 and the microphone jack 72, a voice-only call is possible.
[0131]
Next, in order to shift from the storage position to the video communication position, the second device 70 is rotated forward and the hood 67 is opened. In this video communication posture, the bent grip portion 35 is formed at the rear of the hinge portion 66, so that the handy-type videophone device 1 can be firmly gripped with one hand. Further, since the hood 67 is located above the display unit 11, the visibility of the display unit 11 can be improved. For conversations that you do not want others to hear, you can use a separate earphone and microphone.
[0132]
Further, in the video call posture, the handy-type videophone device 1 can be made independent using the second device 70 as a leg. In this position, the heavy battery 9 is on the lower rear side, and is located on the front of the camera unit 3 and the hood 67, so that the battery 9 is stable. In this sense, the video call attitude can also be referred to as “installed call attitude”. In addition, if the second device 70 is rotated rearward to the state shown by the solid line in FIG. 21, it is possible to obtain a more stable installation conversation posture. In this case, a separate earphone and microphone are used for the call. As described above, in the present embodiment, various communication postures can be taken. It should be noted that, in the other embodiments described above, if the microphone can be bent rearward (via the hinge 40) by the leading second device 41, the microphone can be similarly placed in the installation posture. May be.
[0133]
【The invention's effect】
According to the present invention,A telephone terminal device excellent in portability can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front perspective view showing a voice communication posture according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear perspective view showing a voice communication posture according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a development view of an internal function unit.
FIG. 4 is a schematic layout diagram of internal function units.
FIG. 5 is a partial sectional view of an ear pad portion.
FIG. 6 is a right side view showing a rotation operation of the camera unit.
FIG. 7 is a perspective view showing a video communication attitude.
FIG. 8 is a three main view showing a voice communication attitude.
FIG. 9 is a perspective view illustrating a video communication posture according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a partial front view and a side view showing an operation state of the embodiment.
FIG. 11 is a perspective view showing a storage posture of the embodiment.
FIG. 12 is a perspective view showing a video communication posture of the embodiment.
FIG. 13 is a perspective view showing a video communication attitude according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view showing a storage posture of the embodiment.
FIG. 15 is a schematic structural view of a camera unit holding mechanism and a hinge unit of the embodiment.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an angular position of a camera unit.
FIG. 17 is a perspective view showing a voice communication attitude according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a perspective view showing a storage posture of the embodiment.
FIG. 19 is a perspective view showing a video communication posture of the embodiment.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing an operation state of the embodiment.
FIG. 21 is a perspective view showing a video communication attitude according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a perspective view showing a storage posture of the embodiment.
FIG. 23 is an explanatory diagram showing an operation state of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Handy type video telephone apparatus, 2 ... Body, 3 ... Camera part, 4 ... Ear pad part, 5 ... Connection cord, 6 ... Speaker part, 9 ... Battery, 11 ... Display part, 14 ... Input part, 16 ... Microphone , 17 ... Main board, 18 ... Communication device, 19 ... Code reel section, 20 ... Operation board, 35 ... Grip section, 38 ... Main body, 39 ... First apparatus, 39a ... Functional arrangement surface, 40 ... Hinge section, 41 second device, 41a function arrangement surface, 42 hinge portion, 43 third device, 43a function arrangement surface, 44 speaker portion, 46a, 46b ear pad portion, 49 first device Reference numeral 50, the second device, 51, a hinge portion, 52, a speaker portion, 58, a first device, 59, a second device, 60, a hinge portion, 61, a camera portion, 65, a main body, 67, a hood, 68 first device, 69 hinge part, 70 The second device

Claims

In a portable telephone terminal device that can be used while holding the housing with one hand,
A first device having a display;
A second device having an operation key,
A hinge portion connecting the first device and the second device foldable,
A portable telephone terminal device , comprising: a camera provided on the hinge portion, for photographing an object facing the display or the operation keys .

The portable telephone terminal device according to claim 1, wherein the camera is rotatably attached to the hinge portion.

A first device having a display, and a second device having an operation unit for receiving an input from a user are connected to be openable and closable by connecting means;
The portable telephone terminal device according to claim 1, wherein the connection unit includes a camera for photographing an object in a direction facing the display or the operation unit .

4. The portable telephone terminal device according to claim 3 , wherein the connection unit is a hinge unit that opens and closes the first device and the second device by rotating the first device and the second device.

The portable telephone terminal device according to claim 4 , wherein the camera is rotatably mounted on the hinge portion .

The portable telephone terminal device according to claim 5 , wherein the camera rotates according to an opening angle between the first device and the second device.

The hinge portion has a first support portion and a second support portion that openably and closably connect the first device and the second device, and the first support portion and the second support portion. The portable telephone terminal device according to claim 5, wherein the camera is provided between the portable telephone terminal devices.

The portable telephone terminal device according to claim 7, wherein the camera is supported and rotated by the first support portion and the second support portion via a rotation axis of the camera.

The first support has a first hole, and the second support has a second hole, respectively.
The camera has a first protrusion at an end contacting the first support, and a second protrusion at the other end contacting the second support, respectively.
The camera is rotatably supported by inserting the first protrusion into the first hole and inserting the second protrusion into the second hole. 9. The portable telephone terminal device according to 8.

In a portable telephone terminal device that can be held and used with one hand,
A first device having a display unit for displaying an image,
A second device having an operation unit for receiving an input from a user,
A camera part capable of inputting images,
Connecting means for connecting the first device and the second device openably and closably by a first support portion and a second support portion,
The first support section and the second support section are arranged at both ends of the camera section,
The portable telephone terminal device, wherein the camera unit is supported by the first support unit and the second support unit via a rotation shaft of the camera unit and rotates.

In a handy phone terminal device having a speaker and a microphone , which can be used while holding the housing with one hand,
A first device including a display and a camera, and a second device including an operation unit that receives an input from a user, which are openably and closably connected;
The imaging surface of the camera is disposed on a part of a surface of said first device,
The first device and the second device are closed to cover the shooting surface of the camera with the second device, and the first device and the second device are opened to cover the shooting surface of the camera. And expose
The speaker and the microphone are arranged such that when the first device and the second device are opened to bring the speaker close to a user's ear, the microphone approaches the mouth of the user. Handy type telephone terminal device.

When closing the first device and the second device, the first device and the second device are overlapped,
Imaging surface of the camera, wherein, wherein the at first closed and said second device and the device is installed in the surface of the first device to be covered by the second device Item 12. A handy telephone terminal device according to item 11.

The handy-type handheld device according to claim 11 , wherein the display and the operation unit are both arranged so as to face a user when the first device and the second device are opened. Telephone terminal device.

14. The hand-held type of claim 13, wherein the display and the operation unit are disposed between the microphone and the speaker when the first device and the second device are opened. Telephone terminal device.

Having a power input unit that puts the telephone terminal device into a state where it can accept incoming calls,
The portable telephone terminal device according to claim 11, wherein the power input unit is installed at a position where the power input unit can be operated even when the first device and the second device are closed. .