JP3584992B2 - Hinge structure - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、固定側の部材によって被固定側の部材を回転可能に支持するヒンジ構造に関し、特に、車両のリアシートに装備されるアームレストに使用して好適なヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヒンジ構造として、図7及び図8に示すものが知られている。リアシート1は、ベンチ状のシートクッション2と、このシートクッション2の後端から起立させて固定されるシートバック3とから構成され、シートバック3の幅方向の中央に形成された凹部3aにアームレスト4が埋設されている。
【0003】
図8に示すように、アームレスト4は、フレーム4aの周囲に発泡ウレタン4bを被覆して成形されている。一方、凹部3aの内部にはコの字形のブラケット5が車体6に対してボルト止め固定されており、同ブラケット5の両翼の先端部分には軸孔5a,5aが形成されている。そして、アームレスト4の下端部分を上記ブラケット5の両翼間に挟み込み、ブッシュ7a,7aを装着した支軸となるボルト7,7にて上記軸孔5a,5aを貫通させるとともにその先端をフレーム4aに固定することにより、当該アームレスト4は回転可能に支持されることになる。すなわち、アームレスト4は下端部分を支点として回転可能に支持されており、上端を手前側に引き倒してシートクッション2上に当接させ、肘掛けとして使用することができる。
【0004】
一方、引き倒した状態におけるアームレスト4の前端面には引き出し式のカップホルダ8が装着されており、アームレスト4を引き倒し、カップホルダ8を引き出してカップ9を載置させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のヒンジ構造においては、次のような課題があった。
車両の走行中、アームレスト4を引き倒してカップホルダ8を使用することがあるが、走行による振動はシートクッション2を介してアームレスト4に伝わり、さらにはカップホルダ8に載置されているカップ9に伝わる。このため、カップ9に入っている飲物がこぼれやすい。
【0006】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、ヒンジ構造を介して回転可能に支持されているものに振動が伝わり難くすることが可能なヒンジ構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、第一部材と第二部材とを互いに対となる軸孔と支軸とからなる軸支構造にて回転可能に支持するヒンジ構造であって、上記第一部材に対して回転面と直交するように立設された回動ピンと、上記第二部材に対して固定され、上記回動ピンが係合可能な凹部を形成した弾性部材からなる係合部材とを具備し、上記係合部材は、上記軸支部分に固定される基部と、上記凹部を形成した係合部と、上記基部に対して上記係合部が上記回動ピンとともに相対回転するように撓み可能に、上記基部と上記係合部を接続する接続部とからなり、上記係合部は、径方向に中空部分を形成している構成としてある。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のヒンジ構造において、上記接続部は、弾性部材のしなりによって係合部が基部に対して回動可能とするように細径部を形成して構成してある。
さらに、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載のヒンジ構造において、上記係合部材に形成した凹部が上記回動ピンよりも径の大きな円弧面として形成して構成してある。
【0009】
さらに、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3に記載のヒンジ構造において、上記第二部材は、コの字形のブラケットであって、両翼の先端部分に上記軸孔を形成されるとともに、当該軸孔には上記係合部材としてのブッシュが固定され、上記第一部材は、上記ブラケットの両翼間に挟まれた状態で両側面から突出する上記支軸を上記軸孔に貫通させるとともに、上記ブッシュに係合する上記回動ピンを備えたクッション材からなるアームレストとした構成としてある。
【0010】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、第一部材と第二部材のうち、一方に、係合部材が第二部材における軸支部分に固定される基部と、上記第一部材の側の回動ピンに係合する係合部とを備えるとともに、これらの基部と係合部とが両者の相対的な回動を許容する接続部とを備えており、基部か係合部の側から振動が伝わると接続部は振動する側の往復動の回動を許容して振動を吸収する。
また、係合部に径方向の中空部分を形成してあるので、回動ピンが凹部に係合しているときに凹部の壁面が径方向に撓むことができる。すなわち、凹部の壁面を撓み易くしてこの部分でも振動を吸収し易くしている。
【0011】
また、上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、弾性部材からなる接続部に径の細い細径部を形成してあり、細径部がしなることによって係合部と基部との位置ズレを許容して互いに回動可能としている。
【0012】
さらに、上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、回動ピンが入り込んで係合する係合部材に形成した凹部はこの回動ピンよりも径の大きな円弧面としてあるので、回動ピンは外力を受けて滑らかに円弧面に当接しながら移動され、外力がなくなったら円弧面が復元しようとする力によって再び元の位置に戻ろうとする。
さらに、上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、第二部材としてのコの字形のブラケットには、両翼の先端部分に軸孔を形成され、かつ、当該軸孔には係合部材としてのブッシュが固定されている。一方、第一部材としてのクッション材からなるアームレストは、上記ブラケットの両翼間に挟まれた状態で両側面から突出する支軸を上記軸孔に貫通させるとともに、上記ブッシュに係合する上記回動ピンを備えている。従って、アームレストがブラケットに挟まれた状態で支軸を軸孔に貫通させて回転すると、回動ピンはブラケットの軸孔に固定されたブッシュに当接しながら回動する。ここにおいて、このブッシュには回動ピンが係合可能な凹部が形成されているので、アームレストが適当量だけ回転したときに回動ピンが凹部に入り込み、停止する。ブラケットの側から振動が伝わろうとしても、上述したようにしてブッシュが振動を吸収する。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、回転可能に連結された二つの部材間で振動が伝わり難くすることが可能なヒンジ構造を提供することができる。
また、二つの部材が回動できるようにしつつ弾性部材の撓みで振動を有効に吸収することができる。
さらに、中空部を形成することにより、簡易な構造で効果の増大を図ることができる。
さらに、請求項2にかかる発明によれば、細径部を形成するだけで振動を吸収できるので、構造を簡易にしつつ大きな効果を得ることができる。
【0015】
さらに、請求項3にかかる発明によれば、凹部を緩やかな円弧面とするだけで、小さな外力をも有効に吸収することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、アームレストに振動が伝わり難くすることができ、例えば、先端にカップホルダを設けた場合にも振動によってカップの飲物がこぼれてしまうことを効果的に防止することができる。
【0016】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるヒンジ構造を車両用リアシートのアームレストに適用した状態を示す一部透視斜視図である。リアシートバック10の幅方向中央には縦長の凹部11を形成してあり、当該凹部11内に下端を支点として回転可能にアームレスト20が収容されている。アームレスト(第一部材に該当)20は内部における両側部分に平行に配設された二本のフレーム21,21を備え、その外周を発砲ウレタンで被覆して成形されている。凹部11への収容時における上記フレーム21,21の下端は、当該凹部11内にて車体に固定されたコの字形としたブラケット(第二部材に該当)12における両翼の先端に対して本発明のヒンジ構造で回転可能に支持されている。なお、アームレスト20の先端には引出し式のカップホルダ22が装着されている。
【0017】
図2および図3は、本発明のヒンジ構造部分をより詳細に示している。
ブラケット12の先端部分はプレスによって凹凸を形成してあり、図2において、周縁部を車幅方向外側に屈曲され、また、図におけるA部分を基準とすると、境界のB部分を介してC部分が車幅方向外側に隆起した形状となっている。かかる立体断面構造により強度の増大を図っている。
ブラケット12の先端には軸孔12aを形成してあり、当該軸穴12aにはブッシュ(係合部材に該当)30を介して支軸となるボルト13を挿入し、当該ボルト13の先端をアームレスト20のフレーム21に熔接固定したナット21aに螺合させてある。
【0018】
ブッシュ30は弾性を有する樹脂にて一体成形されており、図2において、上記軸孔12aに対してボルト13にて固定される基部31と、この基部31から突出する係合部32と、これらの基部31と係合部32とを接続する接続部33とからなる。接続部33は係合部32の一部分を基部31に接続するような形状となっており、本発明の細径部となっている。かかる形状とすることにより、細径部は容易にしなりやすくなり、基部31が固定されていても係合部32だけがわずかに回動変位しやすくなっている。本実施例においては、一体成形で構成されているが、スプリングなどの他の弾性部材で基部31と係合部32を接続し、同様に回動変位しやすくすることもできる。
【0019】
係合部32は、基部31に対して車体前後方向の後方側に突出するように支持されている。係合部32の下方から後方にかけての外面は軸孔12aを中心とするおおむね円弧状に形成されており、後面部分には凹部32aを形成してあるとともに、上端には凸部32bを形成してある。基部31は接続部33と連続する部分から後方側に向けてやや上方に突出しており、後面端部が上記凸部32bとわずかに間隙を隔てた状態となるように形成されている。また、係合部32は中心をくり抜いて中空部32cを形成したリング状に構成されており、リング状の一方の面で上記接続部33と接続し、他方の面が円弧面となっている。
【0020】
ブラケット12におけるかかる係合部32の円弧面が位置する部分には縦長の長孔12bを形成してあり、当該ブラケット12より内側に位置する上記フレーム21にはこの長孔12b部分から外面を臨む位置に回動ピン23を立設してある。この回動ピン23はフレーム21が回転するときに回転面と直交しながら上記ボルト13を中心として遊星状に回動し、その回動軌跡に上記係合部32の円弧面が重なるようになっている。また、同円弧面に形成された凹部32aはこの回動ピン23の径に一致するように形成されている。また、回動ピン23はアームレスト20がリアシートバック10の凹部11に収容される起立状態において上記ナット21aよりも下方に位置しており、当該収容状態においておおむね最下点にあり、アームレスト20を引き倒すにつれて円弧面を描きながら後方側上方に回動して上記係合部32の円弧面に摺接することになる。
【0021】
次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明する。
図4は、アームレスト20がリアシートバック10の凹部11に収容された起立状態を示している。かかる状態においては、フレーム21に固定されている回動ピン23はブラケット12の先端から完全にはずれ、ブッシュ30の係合部32より離れた状態になっている。
アームレスト20の上端を手前側に引き倒すようにして回転させてくると、回動ピン23は後方側上方に向って回動する。そして、図5に示すように、ブラケット12における隆起したC部分の内側を通って長孔12bの内側に入り、係合部32の円弧面に当接する。
【0022】
さらに、アームレスト20を倒していくと、回動ピン23は係合部32を基部31の側に向って押しつけることになり、接続部33が撓むとともにリング状となった係合部32自身も撓み変形し、回動ピン23は係合部32の円弧面に摺接しながら回動する。なお、係合部32が基部31に向って押しつけられるときに凸部32bが基部31の後端面に当接するので、適度な反力が得られる。
回動ピン23が円弧面に形成した凹部32aに入り込むと係合部32は元の形状に復帰するので、アームレスト20はこの角度で仮固定されるように感じ、適度な節度感を得られる。このとき、図6に示すように、アームレスト20の下面はまだリアシートクッション40の上面に当接しているわけではなく、わずかに隙間ができている。
【0023】
この状態で車両が走行するときに、車体には上下動の振動が生じる。従って、アームレスト20にも同様に上下動させる力が生じることになる。しかし、アームレスト20の重心はブラケット12との接続点よりも前方にあるので、慣性により同位置にとどまろうとする。この現象は、ブラケット12が回転しようとするにもかかわらず回動ピン23が相対的に停止し続けようとするように作用する。回動ピン23は係合部32の凹部32aに入り込んで係合しているので、係合部32も同様に停止し続けようとする。すると、回転しようとする側の基部31と停止し続けようとする係合部32とを接続する接続部33に力が及び、当該接続部33が撓むことによって両者の位置ずれを許容しつつ、その力を緩衝する。むろん、接続部33は変形した分だけ元の形状に復帰するが、その力は小さく、現象的にはアームレスト20の振動が吸収されたように現れる。
【0024】
これにより、例えば先端のカップホルダ22に飲物を入れたカップを収容していても上下動は少く、こぼれてしまうことはない。また、搭乗者がアームレスト20に肘を置いて加重をかけた場合、接続部33には耐えきれない加重がかかることになるが、アームレスト20の下面がリアシートクッション40上に当接するので、アームレスト20のクッション性によって当該加重を負担して接続部33が破損しないようにしている。
このように、ブラケット12に対してフレーム21はボルト13を支点として回転可能に支持されており、フレーム21に固定された回動ピン23は回転面と直交した状態でボルト13の周囲を回動する。弾性部材からなるブッシュ30はボルト13と同軸に固定されており、上記回動ピン23の回動軌跡に向けて係合部32を突出させている。係合部32には回動軌跡におおむねそった円弧面が形成されており、この円弧面に上記回動ピン23が係合可能な凹部32aを形成してある。ブラケット12の側から振動が伝わると、フレーム21は慣性によって停止し続けようとするため、相対的には回転することになる。このとき、回動ピン23と係合しているブッシュ30が弾性変形し、振動を吸収する。
【0025】
なお、上述した実施例においては、係合部32の円弧面に形成した凹部32aを回動ピン23の径とおおむね一致させてあり、入り込んだときに節度感を得られやすくしてある。しかるに、当該凹部32aの径を大きくすることもできる。この場合、回動ピン23は凹部32aに入り込んだ状態でも回動しやすいので、回動ピン23が上述したようにして回動するときに接続部33の変形とともに回動ピン23の回動を許容しつつ力を吸収させることができる。
また、あえて接続部33を設けず、弾性部材が全体的に変形し、回動ピン23の回動を許容しつつ力を吸収させるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるヒンジ構造を車両用リアシートのアームレストに適用した状態を示す一部透視斜視図である。
【図2】ヒンジ構造の詳細を示す側面図である。
【図3】ヒンジ構造の詳細を示す部分断面図である。
【図4】ヒンジ構造の作動を示す概略側面図である。
【図5】ヒンジ構造の作動を示す概略側面図である。
【図6】ヒンジ構造の作動を示す概略側面図である。
【図7】従来のヒンジ構造を有する車両用リアシートの概略側面図である。
【図8】同ヒンジ構造の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10…リアシートバック
11…凹部
12…ブラケット
13…ボルト
20…アームレスト
21…フレーム
23…回動ピン
30…ブッシュ
31…基部
32…係合部
32c…中空部
33…接続部[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a hinge structure in which a fixed member is rotatably supported by a fixed member, and more particularly to a hinge structure suitable for use in an armrest mounted on a rear seat of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of hinge structure, the structure shown in FIGS. 7 and 8 is known. The
[0003]
As shown in FIG. 8, the armrest 4 is formed by covering a frame 4a with a urethane foam 4b. On the other hand, a
[0004]
On the other hand, a drawer-type cup holder 8 is mounted on the front end surface of the armrest 4 in the pulled-down state, and the armrest 4 is pulled down, the cup holder 8 is pulled out, and the cup 9 is placed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional hinge structure described above has the following problems.
During traveling of the vehicle, the cup holder 8 may be used by pulling down the armrest 4. Vibration due to traveling is transmitted to the armrest 4 via the
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a hinge structure capable of making it difficult for vibration to be transmitted to a member rotatably supported via a hinge structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the hinge structure according to the first aspect, the connecting portion has a small-diameter portion so that the engaging portion can rotate with respect to the base portion by bending of the elastic member. It is formed and configured.
Further, according to a third aspect of the present invention, in the hinge structure according to the first or second aspect, the recess formed in the engagement member is formed as an arc surface having a diameter larger than that of the pivot pin. It is .
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the hinge structure according to any one of the first to third aspects, the second member is a U-shaped bracket, and the shaft hole is formed in a tip portion of each wing. In addition, a bush as the engaging member is fixed to the shaft hole, and the first member penetrates through the shaft hole through the support shaft protruding from both side surfaces while being sandwiched between both wings of the bracket. And an armrest made of a cushion material having the pivot pin engaged with the bush.
[0010]
[Action]
In the invention according to
Further, since the engaging portion is formed with the hollow portion in the radial direction, the wall surface of the concave portion can be bent in the radial direction when the rotating pin is engaged with the concave portion. That is, the wall surface of the concave portion is easily bent, and the vibration is also easily absorbed in this portion .
[0011]
Further, in the invention according to
[0012]
Further, in the invention according to
Further, in the invention according to claim 4 configured as described above, the U-shaped bracket as the second member is formed with a shaft hole at the tip portion of both wings, and is engaged with the shaft hole. A bush as a member is fixed. On the other hand, the armrest made of the cushioning material as the first member allows the support shaft projecting from both sides to pass through the shaft hole while being sandwiched between the two wings of the bracket, and the rotation engaging with the bush. It has pins. Therefore, when the support shaft is penetrated through the shaft hole and rotated while the armrest is sandwiched between the brackets, the rotation pin rotates while abutting on the bush fixed to the shaft hole of the bracket. Here, since the bush is formed with a concave portion in which the pivot pin can be engaged, the pivot pin enters the concave portion and stops when the armrest rotates by an appropriate amount. Even if the vibration is transmitted from the side of the bracket, the bush absorbs the vibration as described above.
[0014]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can provide a hinge structure that makes it difficult for vibration to be transmitted between two members that are rotatably connected.
Further, vibration can be effectively absorbed by bending of the elastic member while allowing the two members to rotate.
Further, by forming the hollow portion, the effect can be increased with a simple structure.
Furthermore, according to the second aspect of the invention, vibration can be absorbed only by forming the small diameter portion, so that a great effect can be obtained while simplifying the structure .
[0015]
Furthermore, according to the third aspect of the present invention, a small external force can be effectively absorbed only by forming the concave portion with a gentle arc surface.
Furthermore, according to the invention of claim 4 , vibration can be made difficult to be transmitted to the armrest. For example, even when a cup holder is provided at the tip, it is possible to effectively prevent a drink from spilling out of the cup due to vibration. can do.
[0016]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a partially transparent perspective view showing a state in which a hinge structure according to an embodiment of the present invention is applied to an armrest of a rear seat for a vehicle. A vertically long
[0017]
2 and 3 show the hinge structure of the present invention in more detail.
The leading end of the
A
[0018]
The
[0019]
The engaging
[0020]
A vertically
[0021]
Next, the operation of the present embodiment having the above configuration will be described.
FIG. 4 shows an upright state in which the
When the upper end of the
[0022]
Further, when the
When the
[0023]
When the vehicle travels in this state, vertical vibrations occur in the vehicle body. Accordingly, a force for vertically moving the
[0024]
Thus, for example, even if a cup containing a drink is stored in the
As described above, the
[0025]
In the above-described embodiment, the
Further, without providing the connecting
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially transparent perspective view showing a state in which a hinge structure according to an embodiment of the present invention is applied to an armrest of a rear seat for a vehicle.
FIG. 2 is a side view showing details of a hinge structure.
FIG. 3 is a partial sectional view showing details of a hinge structure.
FIG. 4 is a schematic side view showing the operation of the hinge structure.
FIG. 5 is a schematic side view showing the operation of the hinge structure.
FIG. 6 is a schematic side view showing the operation of the hinge structure.
FIG. 7 is a schematic side view of a vehicle rear seat having a conventional hinge structure.
FIG. 8 is a sectional view showing a schematic configuration of the hinge structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記第一部材に対して回転面と直交するように立設された回動ピンと、
上記第二部材に対して固定され、上記回動ピンが係合可能な凹部を形成した弾性部材からなる係合部材とを具備し、
上記係合部材は、上記軸支部分に固定される基部と、上記凹部を形成した係合部と、上記基部に対して上記係合部が上記回動ピンとともに相対回転するように撓み可能に、上記基部と上記係合部を接続する接続部とからなり、上記係合部には、径方向に中空部分が形成されていることを特徴とするヒンジ構造。A hinge structure that rotatably supports the first member and the second member with a shaft support structure including a pair of shaft holes and a support shaft,
A rotating pin that is erected perpendicular to the rotating surface with respect to the first member,
An engagement member fixed to the second member and formed of an elastic member having a concave portion engageable with the rotation pin,
The engagement member has a base fixed to the shaft support portion, an engagement portion having the recess formed therein, and a flexure that allows the engagement portion to relatively rotate with the rotation pin with respect to the base. A hinge structure comprising a base and a connecting portion for connecting the engaging portion, wherein the engaging portion has a hollow portion formed in a radial direction .
上記第二部材は、コの字形のブラケットであって、両翼の先端部分に上記軸孔を形成されるとともに、当該軸孔には上記係合部材としてのブッシュが固定され、
上記第一部材は、上記ブラケットの両翼間に挟まれた状態で両側面から突出する上記支軸を上記軸孔に貫通させるとともに、上記ブッシュに係合する上記回動ピンを備えたクッション材からなるアームレストとして構成されていることを特徴とするヒンジ構造。 In the hinge structure according to any one of claims 1 to 3,
The second member is a U-shaped bracket, and the shaft hole is formed at the tip of both wings, and the bush as the engagement member is fixed to the shaft hole,
The first member penetrates through the shaft hole the support shaft projecting from both sides in a state of being sandwiched between the two wings of the bracket, and a cushion member having the rotating pin engaged with the bush. A hinge structure characterized by being configured as an armrest .
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JPH07322935A JPH07322935A (en) | 1995-12-12 |
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JP14266694A Expired - Lifetime JP3584992B2 (en) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | Hinge structure |
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Cited By (1)
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- 1994-05-31 JP JP14266694A patent/JP3584992B2/en not_active Expired - Lifetime
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