JP3575843B2 - 製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置 - Google Patents
製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横ピロー包装機等の製袋充填包装機においては、例えば図4に示すようにロール状に巻き取られた原反フィルム1から連続した帯状フィルム2として引き出して製袋器3に供給し、そこで筒状に形成して筒状フィルム4にする。一方、製袋器3の搬入側には、被包装物供給装置5が設置され、被包装物6を所定間隔毎に搬送し、筒状フィルム4内に順次供給する。そして、筒状フィルム4内に被包装物6が内包された状態のまま順次搬送し、その搬送途中でセンターシーラ7にて筒状フィルム4のフィルム重合端をシールし、さらにエンドシーラ8にて筒状フィルム4の被包装物6間毎を横方向にシール・カットして包装体9を製造している。
【0003】
そして、原反フィルム1から帯状フィルム2の送出しは、引き出された帯状フィルム2をその両側から挟持する一対のローラを備えたフィードローラ10を用いて行っている。すなわち、フィードローラ10を構成する一方のローラ10aを駆動モータ11に連結し、他方のローラ10bをフリー状態にする。これにより、駆動モータ11を等速回転すると、一方のローラ10aも等速回転するため、帯状フィルム2は一定速度で引き出される。これに追従して、原反フィルム1も間接的に回転力が与えられ、上記帯状フィルムの引き出しを許容する。
【0004】
また、上記各部の駆動制御は、例えば特開昭63−281911号に示される方式が用いられる。すなわち、帯状フィルム2を引き出す駆動モータ11を基準として、他の2つの駆動系(被包装物供給装置5の駆動系及びエンドシーラ8の駆動系)を制御する。より具体的には、その基準となる帯状フィルム2を上述のごとく一定速度で引き出させておいて、帯状フィルム2に形成されたカットマークの間隔を検出して所定間隔(カットマークピッチ)と異なる場合に、被包装物供給装置5の速度(被包装物の搬送速度)とエンドシーラ8の回転速度並びに噛合タイミングを増減速してすべての駆動系の駆動源となるモータが同期するようにしている。このように、帯状フィルム2の移動速度は、包装装置全体の駆動制御の基準となるため、その移動速度が変動したりすると正常に動作させることができない。よって、上記のように帯状フィルムを一定速度で引き出す必要がある。
【0005】
ところで、上記したようにフィードローラ10により帯状フィルム2を挟持して引き出すようにしていると、原反フィルム1はその帯状フィルム2の引き出しに追従して回転するため、一定の慣性力が生じている。そして、その慣性力にともなう回転速度と、原反フィルム2の引き出し速度との間で差が出ると、帯状フィルム2に弛みが生じるおそれがある。そして、このように帯状フィルムが弛むと、例えば包装装置の製袋器3を通過して製袋される際に、帯状フィルム2が蛇行してしまい、所望の場所にセンターシール部位が形成されず、その結果、最終的な包装体が不良品となるおそれがある。
【0006】
したがって、原反フィルム1にこの回転を制動する制動装置を設けて、その原反フィルム1の回転を制動することによって帯状フィルム2に張力を付与し、上記弛みの発生を防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記制動装置の制動力が強すぎると、フィードローラ10部位で帯状フィルム2の滑りが発生し、単位時間あたりに所定量引き出すことができなくなる。逆に制動力が弱いと、上記制動による効果が充分に発揮されず、弛み等を生じてしまう。このように制動力の調整は高い精度を要求され、煩雑となる。しかも、原反フィルムの巻径が小さくなるにつれて慣性力は小さくなるので、制動力を一定にすると、ある一定期間を除き制動力と慣性力のバランスが取れずに、上記問題を発生する。
【0008】
また、原反フィルム1の最初から最後まで帯状フィルム2に均一な張力を与えるためには巻径が小さくなるに従って制動力を小さくするような制御を行わなければならず、制動装置が大型かつ複雑化してしまう。そして実際に正確に両者のバランスを取る制御は困難となる。
【0009】
さらには、原反フィルム1の周囲に上記制動装置を設置するとともに、原反フィルム1と製袋器3との間にフィードローラ10及びそれを駆動するための駆動モータ11を設置しなければならず、原反フィルム1の設置位置が高くなり、その結果、包装装置全体も高くなり、小型化のネックとなる。
【0010】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、大掛かりな制動装置が不要で実装される包装装置全体の小型化を図ることができ、しかも、原反フィルムの巻径の増減を問わず(追従して)原反フィルムから帯状フィルムに一定のテンション(張力)を与えながら所望の速度で引き出すことができ、かつ、係る制御を簡単に行うことのできる製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係る製袋充填包装機における原反送出し方法では、原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機における前記原反フィルムから前記帯状フィルムを送出す方法であって、前記帯状フィルムに対して搬送力を与えて所定速度で引出すとともに、前記原反フィルムに対し増減速制御可能な駆動モータの回転力を与えることにより、前記原反フィルムを所定方向に回転させて前記帯状のフィルムを連続して前記製袋充填包装機側に送出すようにし、前記帯状のフィルムの引き出し速度と、送出し速度の差に基づいて帯状フィルムにかかる張力または張力の変化を検出し、帯状フィルムに係る張力が所定の値となるように前記駆動モータの回転速度を増加または減少させるように制御する。そして、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶手段にて記憶保持し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働するようにした。
【0012】
また上記した方法を実施するに適した本発明に係る原反送出し装置では、原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設けられる原反フィルムの送出し装置であって、前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与える増減速制御可能な駆動モータと、前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出す引出し手段と、前記帯状のフィルムの張力を検出する張力検出装置と、前記張力検出装置にて検出された実際の張力信号を受け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致するように前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置とを備え、前記速度制御装置が、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶する記憶手段を有し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働させるように構成した。
【0013】
また、別の解決手段としては、原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設けられる原反フィルムの送出し装置であって、前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与える増減速制御可能な駆動モータと、前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出す搬送力を与えるモータと、前記モータへの駆動電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段にて検出された電流値を受け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致するように前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置とを備え、前記速度制御装置が、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶する記憶手段を有し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働させるように構成しても良い。
【0015】
【作用】
駆動モータを所定の回転速度で稼働させる。すると、その回転力が回転体ひいては原反フィルムに伝わり所定方向に回転する。すると、原反フィルムに巻き取られた帯状のフィルムは、所定速度で送出される。これと同時に引出し手段を稼働させると、送出された帯状フィルムを所定速度で引出し、製袋充填包装機の所定位置に供給され、包装フィルムとして使用される。
【0016】
そして、2つの引出し手段による帯状フィルムの引出し速度の方が、駆動モータの回転に伴う帯状フィルムの送出し速度よりも一定速度早くなるように設定すると、帯状フィルムには所定のテンションが加わり弛まずにピンと張った状態で製袋充填包装機側へ供給される。
【0017】
この時、張力検出装置により帯状のフィルムにかかっている張力を検出し、検出した張力データを速度制御装置に送る。速度制御装置では、与えられた張力データと予め設定された基準値とを比較し、両者を一致させるべく駆動モータの速度を変化させる。すなわち、実際の張力の方が大きい場合には、送出し速度が遅いために帯状フィルムを所定量送出すことができないことを意味するので、駆動モータの回転速度を増加させ、実際の張力の方が小さい場合には、上記と逆の原理に基づき駆動モータの回転速度を減少させる。これにより、帯状のフィルムに係るテンションが一定になり、帯状フィルムの送出し速度も所望の値になる。よって引出し速度と送出し速度の差が大きくなり過ぎて、帯状フィルムに過大なテンションがかかってフィルムが延びたり、引出し手段から帯状フィルムに与える引っ張り力が、滑り等を生じることにより十分に伝わらず、所定速度で製袋充填包装機側に供給できなくなることはない。
【0018】
そして、原反フィルムから帯状のフィルムの送出しが進むと、徐々にその巻径が小さくなり、駆動モータ(原反フィルム)の回転速度が同じでも実際に送出される帯状のフィルムの移動速度は遅くなる。しかし、常時帯状フィルムに係っているテンションを監視し、所定のテンションになるように駆動モータの回転速度を増減速(全体的には徐々に増加していく傾向で制御される)することにより、巻径に関係なく帯状のフィルムを一定速度で製袋充填包装機に供給することができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明に係る製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置の好適な実施例について、添付図面を参照にして詳述する。図1は本発明に係る原反送出し装置及びそれが実装される製袋充填包装機(ピロー包装装置)の一実施例を示している。
【0020】
同図に示すように、原反フィルム15に巻き取られた帯状フィルム16は、複数のプーリ(固定プーリ,テンションプーリ等)17に掛け渡されて下方の製袋器18に導かれ、その製袋器18を通過することにより筒状に成形されて筒状フィルム19が形成される。
【0021】
製袋器18の搬入側(上流側)には、製袋器18内、すなわち筒状フィルム19内に被包装物20を順次供給する被包装物供給装置22が設置されている。この被包装物供給装置22は、一対の駆動スプロケット23,従動スプロケット24間に渡設されたエンドレスチェーン25に、一定間隔毎に押送フィンガ26が取り付けられることにより構成され、駆動スプロケット23に連携された第1の駆動モータ27からの回転力を受けて回転駆動するようになっている。そしてこの第1の駆動モータ27は、例えばサーボモータ等の増減速を自在に制御できるようなモータからなる。
【0022】
また、製袋器18の搬出側(下流側)所定位置には、補助ローラ28,センターシーラ29,エンドシーラ30が配置され、エンドシーラ30のさらに下流側には搬出コンベア32が設置されている。
【0023】
上記補助ローラ28は、筒状フィルム19の重合端部位をその両側から挟持する一対のローラからなり、筒状フィルム19に対して後述する本発明に係る原反送出し装置により送出される帯状フィルム16の移動速度よりも若干速い速度の搬送力を与え、帯状フィルム16に対して一定のテンションを与え、弛むのを防止している。
【0024】
またセンターシーラ29は、偏平な一対の回転ローラ(少なくとも一方は加熱されている)からなり、両回転ローラにて筒状フィルム19の重合端を挟持するとともに加熱してその重合端を熱融着するようになっている。そして、このセンターシーラ29の回転速度も帯状フィルム16の移動速度よりも若干早くしている。
【0025】
そして、上記補助ローラ28,センターシーラ29は、第2の駆動モータ33に連結され、両者は同期して同速度で回転するようになっている。そしてこの第2の駆動モータ33は上記第1の駆動モータ27とともに速度制御装置38に接続され、その速度が制御されている。そして、この第2の駆動モータ33もサーボモータ等の増減速可能なモータで構成している。
【0026】
さらにエンドシーラ30は、上下に対向配置された回転軸30aにトップシーラ30bがそれぞれ取りつけられ、両者は同期して回転して1回転毎に両トップシーラ30b同士が筒状フィルム19を挟んで突き当たるようになっている。さらに、所定のトップシーラ30b内には、ヒータ及びまたはカッターが内蔵されている。これにより、上記両トップシーラ30b同士が突き当った時には筒状フィルム19の所定部位が加熱されて融着するとともに、カッターにて切断されて、包装体34が製造される。そして包装体34は上記搬出コンベア32により搬出される。なお、このエンドシーラ30も、一方の回転軸30aに連携された第3の駆動モータ35により回転駆動されるようになっており、その第3の駆動モータ35もサーボモータ等の増減速制御可能なモータからなる。
【0027】
さらに、帯状フィルム16には、一定間隔毎に内包される被包装物20についての広告等のための所定の模様・意匠等が印刷されている。そして、被包装物20を筒状フィルム19内に供給する際には、上記印刷部分と一致するように供給する必要があり、しかも、エンドシーラ30でのシールカットの際に被包装物20を噛み込むことがないように、被包装物20間のフィルム部位、すなわち、前後に配置された印刷部分の間で両トップシーラ30bが筒状フィルム19と当接する必要がある。
【0028】
そこで一般に帯状フィルム16の側縁に一定間隔毎(上記印刷部分の間)にカット位置を表わすアイマークを設け、そのアイマークを帯状フィルム16の引き出し途中に設けた検出装置36にて検出し、その検出信号を速度制御装置38に送るようになっている。そして、検出装置36から製袋器18すなわち被包装物20の搬入位置までの距離及び、エンドシーラ30までの距離が既知であり、しかも、帯状フィルム16は等速度で引き出されているので、検出したアイマークがそれぞれ製袋器18,エンドシーラ30に到達するまでの時間は簡単に算出できる。
【0029】
そこで速度制御装置38では、アイマークの検出信号に基づき、被包装物20が正しい位置で供給されるべく第1の駆動モータ27の速度を制御し、また、アイマークの位置でカットされるべく第3の駆動モータ35の速度を制御するようになっている。
【0030】
ここで本発明では、原反フィルム15に第4の駆動モータ40を連携し、原反フィルム15に対して直接的に所定方向の回転力を与え、帯状フィルム16を所定速度で送出すようにしている。すなわち、図2に示すように、原反フィルム15は、紙管41の周囲に帯状フィルム16を多数回巻き付けることにより構成されているので、その紙管41を、軸受け42に片持ち支持される回転体たる回転軸43に挿入固定し、回転軸43と一体化する。そして、原反フィルム15は回転軸43に設けられたストッパ44により両側から挟持・固定される。
【0031】
さらに、この回転軸43の一端にはスプロケット45が固着され、このスプロケット45に掛け渡された動力伝達チェーン46を介して図外の第4の駆動モータ40の回転力を回転軸43に伝達するようにしている。これにより、第4の駆動モータ40が回転すると、回転軸43ひいては原反フィルム15が回転するようになる。そして、この第4の駆動モータ40は、上記した速度制御装置38からの制御信号に基づいて回転駆動するようになっている。
【0032】
なお、第4の駆動モータ40と回転軸43とは、上記した如く動力伝達チェーンを介して接続するのではなく、駆動モータの出力軸を回転軸に直結或いはギヤ等を介して連結するようにしてもよい。
【0033】
上記のように構成したため、第4の駆動モータ40を回転させると、回転軸43ひいては原反フィルム15が所定速度で回転するため、それにともない帯状フィルム16が連続して送出される。
【0034】
従って、ある速度で回転駆動(高速回転)しているときに、急に第4の駆動モータ40を停止したり、或いは減速したりしたとしても、従来のように原反フィルム15が慣性力により高速回転を続けることはなく、そのまま停止或いは減速するため、従来のような大型な制動装置は不要となる。さらに、第4の駆動モータ40の回転速度を正確に制御することにより、原反フィルム15の回転速度の制御を行うことができ、帯状フィルム16の送出し速度を係る第4の駆動モータ40を制御することにより調整できる。なお、そのようにして送出された帯状フィルム16は、第2の駆動モータ33により回転駆動する補助ローラ28,センターシーラ29からの引っ張り力により、包装機側に所定速度で供給されることになる。この時、第2の駆動モータ33による帯状フィルム16の引出速度のほうが送出し速度よりも若干早くなるように設定し、係る速度差に基づき帯状フィルム16には、所定のテンションがかかるようにしている。
【0035】
ところで、上記構成により原反フィルム15に直接回転力を与えることにより帯状フィルム16は連続して送出されるが、この送出しにともない原反フィルム15の巻径が徐々に小さくなる。よって、仮に第4の駆動モータ40の回転速度を一定にすると、徐々に帯状フィルム16の送出し速度は遅くなり、その速度差によりテンションが大きくなり、フィルムが延びたり補助ローラ28,センターシーラ29で滑りを生じる。その結果、横ピロー包装装置の各部の駆動制御の基準となる帯状フィルム16の移動速度が一定にならなくなる。従って、原反フィルム15の巻径が小さくなるにつれて第4の駆動モータ40の回転速度を増加する必要がある。
【0036】
そこで本実施例では、まず帯状フィルム16の引出し途中に圧力センサ48を設け、帯状フィルム16にかかっているテンション(張力)を検出するようにしている。圧力センサ48は、図3に示すように、張力検出器49の移動台49a上に張力検出ロール50が取り付けられて構成される。張力検出器49は、本体49bに対し移動台49aが同図(A)中矢印で示す前後方向に移動可能となっており、移動台49aの移動にともない、本体49b内に内蔵された板バネが変位し、その変位を差動トランスで電気信号に変えて出力する差動トランス式張力検出器を用いている。そして張力検出ロール50は、回転軸50aを介して移動台49aに取り付けられ、その回転軸50aを中心に回転自在でかつ、張力検出ロール50に同図(B)中矢印方向に張力が加わると、加わった張力の大きさに応じて移動台49aを本体49b側に移動させるようになっている。
【0037】
さらに、係る圧力センサ48を実際に取り付けるには、図1,図3(B)に示すように、帯状フィルム16の片側に張力検出ロール50を接触状態で配置し、しかも、帯状フィルム16の進行方向に沿って圧力センサ48の前後に、その張力検出ロール50の接触面と反対面に当接するようにして一対のガイドローラ51を固定配置する。
【0038】
ガイドローラ51,51と張力検出ロール50とを所定の位置関係に配置したことにより、帯状フィルム16は、ガイドローラ51に案内されて、張力検出ロール50に所定圧力で接触し、しかも、張力検出ロール50,ガイドローラ51は共にフリー状態で回転するため、帯状フィルム16の移動は妨げない。但し、上述のようにガイドロール50は、張力検出器49側へ移動可能となっているため、帯状フィルム16にかかっているテンションを張力検出器49にて検出し、その検出結果(テンションに応じた所定の電気信号)が速度制御装置38に送られる。
【0039】
速度制御装置38では、与えられた帯状フィルム16のテンションと基準値とを比較し、実際のテンションが大きい場合には第4の駆動モータ40の回転速度を増加し、実際のテンションが小さい場合には第4の駆動モータ40の回転速度を減少するようにする。
【0040】
すなわち、上記したように第2の駆動モータ33が原則として等速回転し、帯状フィルムを一定の速度で引き出しており、また、第4の駆動モータ40では、所定速度で回転することにより帯状フィルム16を一定の速度(上記引き出し速度よりも若干遅い)で送出すため、帯状フィルム16には速度差に応じた所定のテンションが加わる。従って、所望の送出し速度の時に生じる帯状フィルム16のテンションを上記基準値として速度制御装置38に設定しておくことにより、実際のテンションを基準値と等しくなるように第4の駆動モータ40に対してフィードバック制御すると、帯状フィルム16を等速度で送出すことが可能となる。
【0041】
そして、本実施例の場合、送出し速度と引出し速度(実際のテンションと基準値)の差が急に大幅に変動することはなく、徐々に差が出ていくので、上記増減速する幅を固定(単位速度分)しておき、実際のテンションが基準値より大きいか否かを検出し、それに対応して係る単位速度分だけ第4の駆動モータ40の回転数を遅くしたり早くしたりするといった比較的簡単な制御で対応できる。なお、実際のテンションと基準値の差を求め、その差の程度に応じて一回に増減速する速度を決定し、係る速度に基づいて第4の駆動モータ40の回転数を制御するようにしてももちろんよい。
【0042】
さらに、速度制御装置38には、原反フィルム15の巻径と帯状フィルム16の送出し速度(目標値)から第4の駆動モータ40の回転速度を求める初期速度算出部と、停止時の第4の駆動モータ40の回転速度を記憶する記憶手段たるバッファメモリを備えている。そして、その原反フィルムを初めて回転軸43に装着して使用する場合には、上記初期速度算出部を稼働させて第4の駆動モータ40の回転速度を求め、始動直後は係る回転速度で運転を行う。また、何等かの原因により装置を一時停止した場合には、その直前の第4の駆動モータ40の回転速度をバッファメモリに記憶させておき、運転再開時には係るバッファメモリに格納しておいた運転速度にて運転を行う。
【0043】
この様にすることにより、実際に送出される帯状フィルム16の送出し速度と目標値とのずれが少なくなり、帯状フィルムの実際のテンションと基準値との差が少なくなるので、制御により増減速する程度を少なくし、安定してスムーズに帯状フィルムを送出すことができる。
【0044】
なお、必ずしも係る機能は不要で、予め定めた回転速度で運転し、実際のテンションと基準値との大小関係或いは差に基づいてそのずれ量をなくすように制御してももちろんよい。
【0045】
図1中符号15′は補助原反フィルムであり、使用中の原反フィルム15からの帯状フィルム16の送出しが終了すると、図示省略のフィルムサプライを用いて原反フィルム15に併設した補助原反フィルム15′の帯状フィルム16′の先端を、今まで送出してきた帯状フィルム16の後端に接続し、連続して帯状フィルムの送出しを可能とするようになっている。
【0046】
この補助原反フィルム15′への回転力は、上記第4の駆動モータ40から与えるようにしている。すなわち、第4の駆動モータ40の出力はクラッチブレーキを介して両原反フィルム15,15′側に接続されクラッチの切り替えによりいずれか一方を回転させるようになっている。
【0047】
上記した第1,第3の駆動モータに対する速度制御もこの速度制御装置38で行うが、係る制御は従来公知のものであるので、具体的に処理フローは省略する。
【0048】
次に、上記した実施例に基づいて本発明に係る原反送出し方法の一実施例について説明する。まず、フィルムのカット寸法,被包装物の高さ・長さ,単位時間当りの製造個数等の所定の可変データを速度制御装置38に入力する。また、押送フィンガーのピッチやアイマークの検出装置36からエンドシーラ30までの距離等の固定データも入力する(予め記憶させておいてもよい)。そして、上記カット寸法と単位時間当りの製造個数から帯状フィルム16の移動速度(目標値)を求める。
【0049】
なお、上記各データの入力は、ピロー包装装置全体の駆動制御のために必要なもので、原反フィルムの送出し方法のためには、少なくともフィルムのカット寸法と単位時間当りの製造個数があればよい。また、係るデータを入力せずに、帯状フィルム16の移動速度(目標値)を直接入力するようにしてもよい。
【0050】
そして上記移動速度(目標値)から補助ローラ28,センターシーラ29の回転速度、すなわち、それを駆動するための第2の駆動モータ33の回転速度を求める。
【0051】
そして、帯状フィルム16の位置(アイマークの位置)に対する押送フィンガー26の相対位置や、エンドシーラ30のトップシーラ30bの角度合わせ等のピロー包装装置の各部の位置合わせ(初期設定)が終了したならば、第2の駆動モータ33は、上記求めた回転速度で等速回転駆動させる。また、帯状フィルム16が所望の速度で搬送されているとして第1,第3の駆動モータ27,35も所定のタイミングで増減速駆動する。さらに、第4の駆動モータ40を所定の速度(初期値)で回転させる(第2の駆動モータによる引出し速度よりも若干遅くなるような速度に設定する)。これにより、引出された帯状フィルムが製袋器18までの間で弛むことがなくなる。
【0052】
そして、第4の駆動モータ40が回転駆動すると、それにともない原反フィルム15も所定速度で回転し、原反フィルム15から帯状フィルム16が送出される。また、これと同時に第2の駆動モータ33が等速回転するため、その回転にともない回転する補助ローラ28側からも帯状フィルム16が搬送力を受け、等速度で引き出されようとする。
【0053】
従って、帯状フィルム16は、第2の駆動モータ33(補助ローラ28)側から受ける引っ張り力による引出し速度と、第4の駆動モータ40側からの回転力により回転する回転軸43にともない回転する原反フィルム15からの送出し速度とが所定の速度差(送出し速度の方が遅い)にある場合には、帯状フィルム16は所望のテンションがかかった状態で製袋器18側に供給されることになる。
【0054】
そして、送出された帯状フィルム16は、製袋器18を通って筒状フィルム19に製袋されながら内部に被包装物20が供給され、そのまま更に前進することによりセンターシーラ29にてフィルム重合端部位がシールされ、エンドシーラ30で横方向にシール・カットされて包装体34が製造される。
【0055】
ところで、送出された帯状フィルム16が製袋器18に供給される前に圧力センサ48を通過するので、その通過時に帯状フィルム16にかかっているテンションが測定され、検出されたテンションが速度制御装置38に送られる。次いで、その速度制御装置38では、予め与えられた基準値と入力された現在のテンションとを比較し、一致しているか否かを判断する。そして、一致していない場合には、その増減状況を検出し、一致するように第4の駆動モータ40に対して増速/減速命令を発する。
【0056】
これにより原反フィルム15の巻径が小さくなってきたとしてもそれに応じて第4の駆動モータ40の回転速度を増加させて、一定速度で帯状フィルム16を送出すことができる。しかも、係る速度の増減速制御は、リアルタイムで常時行われているため、スムーズに(段差無く)第4の駆動モータ40の回転速度を変動させることができるので、帯状フィルム16の移動速度は、目標値付近でほぼ一定値を保つことができる。さらに、送出された帯状フィルム16の移動速度を直接監視しているため、高精度な速度制御を行うことができる。
【0057】
また、制動装置のような大型な設備が不要となり、原反フィルム15から製袋器18までの間には、プーリ17,速度検出装置48のように嵩の張らない部材のみが存在するので、実装された包装装置全体の嵩を低くし、小型化を図ることができる。
【0058】
上記した実施例では、第1,第3の駆動モータ27,35を夫々、所定のタイミングで増減速するようにしたが、本発明はこれに限ることなく、第1の駆動モータ27は等速回転するものでもよい。すなわち、実施例では被包装物20が製袋器18に供給される際にはそれと接触する筒状フィルム19と同速度で移動させるようにしたが、被包装物20が固く、筒状フィルム19との速度差による接触抵抗によってもくずれたりしないような場合には、上記のように第1の駆動モータ27を等速回転させて被包装物供給装置22の搬送速度を一定にすることにより、制御系を簡易にすることができる。
【0059】
さらに、目標とする帯状フィルムの引出し速度は、上記した実施例ではアイマークの配置間隔が同一であることを前提としたが、例えば印刷ズレやフィルムの伸縮により実際のピッチが異なる場合がある。係る場合には例えば特開平4−6007に示すようにアイマークの間隔に応じて帯状フィルムの引出し速度を変動させる場合がある。つまり、検出装置36にて前後のアイマーク間の距離を測定するとともにそれが設定値通りかを判断し、設定値と同じ場合にはそのまま包装作業を続け、仮に設定値より長い場合には帯状フィルムを早く送り、逆に短い場合にはゆっくり送ることにより、一つのアイマーク分(一サイクル)移動する時間を常に一定にする。
【0060】
そして、係る制御を行うために帯状フィルムの引出し速度を適宜変動させるように制御する。この目標値の変動にともない、これに一致するように実際の帯状フィルムの引出し速度・送出し速度も制御することになる。ところで、本実施例では、帯状フィルムにかかっているテンションを計測し、それが所望の値になるように制御するようになっており、一方、帯状フィルムの送出し速度が原則として等速度になるように制御するのも上記テンションを一定にするために行う。従って、上記のように引き出し速度が変わり、帯状フィルムの送出し速度、すなわち第4の駆動モータ40の回転速度を変更しなければならない場合であって、制御の基準となる基準値(テンション)は変更する必要がなく、実際のテンションを基準値に一致するように制御することにより、引き出し速度が変わると自動的にそれに追従して送出し速度(第4の駆動モータの回転速度)も変動するように制御できる。つまり、途中で基準値を変動させることがないので、安定した制御系となる。
【0061】
図4は本発明の第2実施例を示している。上記した第1実施例では、帯状フィルム16にかかっているテンションを直接検出するようにしたが、本実施例では、間接的に検出するようにしている点で異なる。
【0062】
すなわち本実施例では、帯状フィルム16を引き出すための第2の駆動モータ33に電流計55を装着し、第2の駆動モータ33を回転させるために供給する電流値を計測し、その検出結果を速度制御装置38に与えるようにしている。
【0063】
そして、速度制御装置38では、与えられて電流値が所定の基準値になるように第4の駆動モータ40に対してフィードバック制御し、その回転速度を増減速し、帯状フィルム16の送出し速度を常時一定(引出し速度が変動する場合にはそれに追従した所望の値)になるように制御している。
【0064】
つまり、引出し速度と送出し速度が一定の速度差にある関係になっていると、上記したように帯状フィルム16には所定のテンションがかかっている。そして、速度制御装置38からの制御信号に基づいて、第2の駆動モータ33は、アイマークが等間隔であるとすると等速回転するように制御される。この時、原反フィルム15からの帯状フィルム16の送出しが進み、巻径が小さくなるとそのままでは送出し速度が遅くなり、引出し速度との差が大きくなって帯状フィルム16にかかるテンションも大きくなる。すると、第2の駆動モータ33(補助ローラ28,センターシーラ29)側から見ると、帯状フィルム16を引出す際の付加が大きくなり、等速度で引出すためには、トルク(パワー)を大きくする必要があり、モータ駆動用の電流値が増大する。すなわち、テンションが大きくなると電流値が増加し、テンションが小さくなると電流値も小さくなるので、係る電流値を監視することにより、間接的に帯状フィルム16にかかっているテンションを検出することができる。
【0065】
従って、上記した第1実施例と同様の原理により、電流計55から検出される電流値(テンションの大きさに対応)が一定になるようにフィードバック制御して第4の駆動モータ40の回転速度を増減速すると、巻径に関係なく帯状フィルムに係るテンションが一定になり、帯状フィルムの送出し速度も所望の値となる。また、アイマークのピッチの変動等に基づき引出し速度が変動した場合にも、電流値が基準値になるように制御することにより、第1実施例と同様の原理により第4の駆動モータ40の回転速度を正しく制御できる。
【0066】
なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第1実施例と同様であるため、同一符号を付しその詳細な説明を省略する。そして、本実施例を用いた送出し方法の実施例も、テンションを一致させるように制御する処理を、電流計55で検出される第2の駆動モータ33への供給電流の電流値を基準値に一致するように制御することを除き同様の処理により実行できる。
【0067】
なお上記した実施例では、実装する製袋充填包装機として上記した実施例では横ピロー包装装置に適用した例について説明したが、縦ピロー包装装置,横三方包装装置や四方包装装置等使用する包装フィルムが原反フィルムから連続して引出されるものであれば種々の製袋充填包装機に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置では、原反フィルム側に対して直接回転力を付与することにより、巻き取られた帯状フィルムを送出し、その送出された帯状フィルムを引出し手段により所定速度(送出し速度よりも速い)で製袋充填包装機側に供給する際に、移動中の帯状フィルムのテンションを直接または間接的に監視し、その値が基準値とずれた場合には、一致するように原反フィルムの駆動モータの回転速度を制御するため、帯状のフィルムに係るテンションは目標値と一致し、常時帯状フィルムを所望の速度で移動させることができる。その結果、制動装置が不要で装置全体の小型化を図ることができる。
【0069】
また、原反フィルムから帯状のフィルムの送出しが進むと、徐々にその巻径が小さくなり、駆動モータ(原反フィルム)の回転速度が同じでも実際に送出される帯状のフィルムの移動速度は遅くなるが、上記のように常時帯状のフィルムの張力を監視し、所定値になるように駆動モータの回転速度が制御されているので、原反フィルムの巻径に関係なく帯状のフィルムを一定速度で製袋充填包装機に供給することができる。そして、全体的には駆動モータの回転速度を巻径に応じて徐々に増加していく傾向で制御することができる。しかも、上記した駆動モータの速度制御は、帯状フィルムのテンションを直接または間接的に検出し、それが目標速度と一致するようにすれば良いので、係る制御が単純で簡単に行えることができる。さらに、たとえ引出し速度が変動し、目標とすべき帯状フィルムの送出し速度も変更する必要がある場合であっても、テンションの基準値を変える必要がないので、制御系がより簡易で汎用性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製袋充填包装機における原反送出し装置の第1実施例を示す図である。
【図2】本実施例の要部である原反フィルム付近を示す一部拡大断面図である。
【図3】本実施例の要部である張力検出装置及びその設置状態を示す図である。
【図4】本発明に係る製袋充填包装機における原反送出し装置の第2実施例を示す図である。
【図5】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
15 原反フィルム
16 帯状フィルム
28 補助ローラ(引出し手段)
29 センターシーラ(引出し手段)
33 第2の駆動モータ(引出し手段,モータ)
38 速度制御装置
40 第4の駆動モータ(駆動モータ)
48 張力検出装置
55 電流計
Claims (3)
- 原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機における前記原反フィルムから前記帯状フィルムを送出す方法であって、
前記帯状フィルムに対して搬送力を与えて所定速度で引出すとともに、前記原反フィルムに対し増減速制御可能な駆動モータの回転力を与えることにより、前記原反フィルムを所定方向に回転させて前記帯状のフィルムを連続して前記製袋充填包装機側に送出すようにし、
前記帯状のフィルムの引き出し速度と、送出し速度の差に基づいて帯状フィルムにかかる張力または張力の変化を検出し、
帯状フィルムにかかる張力が所定の値となるように前記駆動モータの回転速度を増加または減少させるように制御し、
停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶手段にて記憶保持し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働することを特徴とする製袋充填包装機における原反送出し方法。 - 原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設けられる原反フィルムの送出し装置であって、
前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与える増減速制御可能な駆動モータと、
前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出す引出し手段と、
前記帯状のフィルムの張力を検出する張力検出装置と、
前記張力検出装置にて検出された実際の張力信号を受け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致するように前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置とを備え、
前記速度制御装置が、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶する記憶手段を有し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働するようにしてなることを特徴とする製袋充填包装機における原反送出し装置。 - 原反フィルムから連続して引出された帯状のフィルムを用いて所定間隔毎に搬送される被包装物を包むとともに、そのフィルムの所定部位をシール及びまたはカットして包装体を製造する製袋充填包装機に設けられる原反フィルムの送出し装置であって、
前記原反フィルムを装着する回転体に対し回転力を与える増減速制御可能な駆動モータと、
前記帯状フィルムに対して搬送力を与え所定速度で引出す搬送力を与えるモータと、
前記モータへの駆動電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段にて検出された電流値を受け、予め設定された基準値と比較し、両者が一致するように前記駆動モータの速度を制御する速度制御装置とを備え、
前記速度制御装置が、停止時の前記駆動モータの回転速度を記憶する記憶手段を有し、運転再開時に前記記憶手段に記憶された運転速度で前記駆動モータを稼働するようにしてなることを特徴とする製袋充填包装機における原反送出し装置。
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