JP3575096B2 - Door trim shock absorbing structure and method of manufacturing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はドアトリムの衝撃吸収構造に関するものであり、特に、ドアトリムの膨出部である腰部または肩部等に内装され、側面衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、乗員の人体の安全性を確保する構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のドアトリムの衝撃吸収構造として、図9に示す技術を挙げることができる。
【0003】
図9は従来のドアトリムの衝撃吸収構造を示す断面図である。
【0004】
図9に示すように、従来のドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20の腰部21内に配設される腰部衝撃吸収部材101と、肩部22内に配設される肩部衝撃吸収部材103からなる。両衝撃吸収部材101,103は、それぞれ、発泡ウレタンより、取付部位の内面形状に対応する取付面を有するブロック状に形成されている。
【0005】
次に、上記のように構成された従来例のドアトリムの衝撃吸収構造は、自動車の側面衝突時に、自動車の側部から車内の乗員に加わる衝撃エネルギーを吸収して、乗員の損傷を回避し、受動安全性を確保する。
【0006】
ここで、上記発泡ウレタンタイプの衝撃吸収構造に代わり、製造コストを低減する目的で、ドアトリム20内に樹脂リブを多数設けるタイプの衝撃吸収構造が提案されている。
【0007】
図10は射出成形により製造された樹脂リブタイプのドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。図11は図10のA−A線断面図である。図12は図10のドアトリムの衝撃吸収構造用の金型の入子を示す斜視図である。図13は図12の入子を使用した金型により製造されるドアトリムの衝撃吸収構造の肉厚変化を示す断面図である。
【0008】
図10及び図11に示すように、このドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20とドア10のインナパネル11との間に介装される四角筒状に形成される外壁部111と、外壁部111の底面を閉塞する底壁112(図10中後側)を備える。また、外壁部111及び底壁112により囲まれる内部空間には、平板状の多数のリブ113が格子状に交差して一体形成され、前記内部空間を底壁112側から開口側へ延びると共に底壁112により一端を閉塞された多数の四角柱状の小室114に区画している。
【0009】
上記のように構成されたドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20内部、例えば、ドアトリム20とドア10のインナパネル11若しくはインナパネル11上のオーナメントボード13との間に介装され、自動車の側面衝突時には、小室114により前記外壁部111及びリブ113の圧壊を許容することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収して、ドアトリム20付近の乗員への衝撃を防止する。
【0010】
また、上記のように構成されたドアトリムの衝撃吸収構造は、射出成形により製造される。即ち、射出成形金型のキャビティを前記外壁111及び底壁112の外側面に対応する形状とすると共に、図12に示すように、コアを前記多数の小室114に対応して多数の四角柱状のブロック131を平面方向に縦横に配置した形状とし、これらキャビティ及びコアを型締めして、キャビティ及びコア間の成形空間内に所定の樹脂材料を射出充填し、図10に示す形状の衝撃吸収構造を形成する。
【0011】
この様にして製造した衝撃吸収構造の各リブ113は、図13に示すように、抜き勾配による板厚変化t−θを有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図10に示す衝撃吸収構造は、上記のように射出成形により製造されるから、車種等の相違による形状及び寸法等の仕様の相違に応じて、前記多数のリブ113の配置構成並びにリブ113の板厚及びリブ深さ等の寸法を変更する必要がある場合、各仕様毎に異なる形状のキャビティ及びコアを用意しなければならない。かかる射出成形金型のキャビティ及びコアの製作には多くの費用及び労力等を要し、また、上記のような仕様の変更に応じて、金型のキャビティ及びコアを入れ替える作業も、多くの労力を必要とする。よって、上記衝撃吸収構造を射出成形により製造する場合、製造コストが増加し、また、リブ113の形状、板厚、寸法等の変更も容易ではなく、コスト、作業性及び形状の自由度等の点で改善する余地がある。
【0013】
更に、射出成形による場合、各リブ113には抜き勾配による板厚変化t−θが存在するが、かかる板厚変化t−θを無くし、一定の肉厚とする方が製品品質等の点から好ましい。
【0014】
そこで、本発明は、多数のリブを交差配置して構成され、形状の自由度が大きく、かつ、その変更が容易で、各リブの板厚、深さ等の寸法の変更も簡単に行うことができるドアトリムの衝撃吸収構造の提供を課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造は、押出成形によりドアトリムとドアパネルとの間に介装される略筒状に形成される外壁部と、押出成形により、前記外壁部の内部空間をその一端から他端へと連通する多数の小室に区画するよう、前記外壁部の内部空間に多数のリブを一体的に交差配置して形成される内壁部と、一対の可撓片からなる樹脂製のクリップが一体成形され、対応する前記外壁部または内壁部を挟持し、前記外壁部と内壁部を内面の定位置に保持するドアトリムの内部に配設されたオーナメントボードとを具備する。
【0016】
請求項2の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の前記一対の可撓片からなる樹脂製のクリップを、先端を対向する鉤状としたものである。
【0017】
請求項3の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、網状の平面形状の押出口を有するダイスから樹脂材料を押出して、略筒状の外壁部の内部空間に押出方向に延びる多数のリブを一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室を形成した形状の長尺樹脂とする押出工程と、前記長尺樹脂をドアトリムとドアパネルとの間に介装される所定長さに切断する切断工程と、切断後の長尺樹脂の切断端面を加熱プレスして、所望の彎曲形状とするプレス成形工程とを具備する。
【0018】
請求項4の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、請求項3の発明において、前記ダイスから押し出される長尺樹脂を所定の引取速度で引き取ると共に、前記長尺樹脂の押出速度に対する前記引取速度の比を変更して、前記長尺樹脂の板厚を変更する。
【0019】
【作用】
請求項1の発明においては、自動車の側面衝突時には、小室により板状の外壁部及び内壁部のリブの圧壊を許容することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収及び緩和し、ドアトリム付近の乗客への衝撃を防止する。
【0020】
ここで、外壁部及び外壁部内に多数のリブを交差配置して形成される内壁部は、押出成形により一体成形されるため、その形状を変更する必要がある場合、押出成形機のダイスを変更して押出口形状を変更するだけで、外壁及び内壁の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺状の樹脂の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁及び内壁のリブの板厚を容易に変更することができる。更に、押出口から押出される長尺状の樹脂の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部及び内壁部の形状の自由度が大きく、かつ、その形状変更も容易となると共に、板厚及びリブ深さ等の寸法変更も容易となる。
更に、一対の可撓片からなる樹脂製のクリップが、ドアトリムの内部に配設されたオーナメントボードに一体成形され、対応する前記外壁部または内壁部を挟持し、前記外壁部と内壁部を内面の定位置に確実に保持するものであるから、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを確実に吸収し、ドアトリム付近の乗員への衝撃を防止することができる。
【0021】
請求項2の発明においては、一対の可撓片からなる樹脂製のクリップを、先端を対向する鉤状としたものであるから、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを確実に吸収し、ドアトリム付近の乗員への衝撃を防止することができ、その信頼性を向上できる。
【0022】
請求項3の発明においては、押出工程において、略筒状の外壁部の内部空間に押出方向に延びる多数のリブを一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室を形成した形状の長尺樹脂が得られる。その後、切断工程において、前記長尺樹脂を所定長さで切断すると、外壁部の内部空間に多数のリブを一体的に交差配置して内壁部を形成した所定リブ深さで所定板厚の樹脂成形品としての衝撃吸収構造が得られる。ここで、全体形状、即ち、外壁及び内壁の断面形状を変更する必要がある場合、ダイスを変更して押出口形状を変更するだけで、外壁及び内壁の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺樹脂の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部及び内壁部の形状の自由度を大きくし、かつ、その形状変更も容易とすることができると共に、リブ深さ等の寸法変更も容易におこなうことができる。そして、切断後の長尺樹脂を加熱プレスして、端面を所望の彎曲形状とすることにより、その端面をドアトリムの取付部位の形状等に応じた所望形状とすることができる。
【0023】
請求項4の発明においては、請求項3の発明に加え、押出口から押出される長尺樹脂の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁部及び内壁部のリブの板厚を容易に変更することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0025】
図1は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。図2は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部に内装した状態を示す正面図である。図3は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部に内装した状態を示す断面図である。図4は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムに取付ける取付手段を示す側面図である。
【0026】
なお、図中、従来例と同一符号及び同一記号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すものであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0027】
図1に示すように、第一実施例の衝撃吸収構造は、図10に示す衝撃吸収構造と同様、ドアトリム20とドア10のインナパネル11上のオーナメントボード13との間に介装される四角筒状に形成される外壁部31と、外壁部31の内部空間に多数のリブ33を一体的に格子状に交差配置して形成される内壁部32より、全体を方形状に形成される。一方、本実施例の衝撃吸収構造は、図10の技術のように射出成形ではなく、押出成形により一体成形され、前記外壁部31の一端側(図1中後側)には底壁は形成されていない。即ち、本実施例では、内壁部32の多数のリブ33により、外壁部31の内部空間を、その一端から他端へと奥行方向に連通すると共に、互いに平行となる多数の四角柱状の小室34に区画している。
【0028】
上記のように構成された本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20の内部、詳しくは、図2及び図3に示すように、ドアトリム20の腰部21のアームレスト21a下方とオーナメントボード13との間に介装して固着され、奥行方向一端面(図3中左端面)をドアトリム20の腰部21内側面に、他端面(右端面)をオーナメントボード13内側面に当接している。また、特に図4に示すように、本実施例のドアトリムの衝撃吸収部材をドアトリム20内部の定位置に取付けるための取付手段として、前記オーナメントボード13の内側面には樹脂製のクリップ40が一体成形されている。前記クリップ40は、先端を対向する鉤状とした一対の可撓片41からなり、複数のクリップ40が、前記外壁部31及び内壁部32のリブ33の所定部位に対向する位置にそれぞれ配設されて、対応する外壁部31及びリブ33の他端部を挟持し、ドアトリムの衝撃吸収構造を定位置に保持するようになっている。なお、クリップ40は、例えば、図4のように、外壁部31の上下両側及び水平方向に延びる各リブ33に対向配置し、それらをそれぞれ挟持するようにしてもよく、或いは、外壁部31の四隅部にのみ対向配置し、各隅部付近を挟持するようにしてもよい。また、クリップ40をドアトリム20側に設けてもよい。なお、取付手段として、接着剤または他の形状のクリップ等、他の公知の締結手段を使用してもよい。
【0029】
上記のように構成されたドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20内部の所定位置、例えば、図示の例では、ドアトリム20の腰部21のアームレスト21a付近の内側面とドア10のインナパネル11上のオーナメントボード13内側面との間に介装される。そして、ドアトリムの衝撃吸収構造は、自動車の側面衝突時には、小室34を形成する前記リブ33を略奥行方向に圧壊することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収し、ドアトリム20付近の乗員への衝撃を防止する。
【0030】
次に、上記のように構成された本実施例の衝撃吸収構造の製造装置及びその製造方法を説明する。
【0031】
図5は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造装置を示す概略図である。
【0032】
図5に示すように、この製造装置は、押出成形機51の押出方向に沿って、押出成形に使用される公知の冷却槽55、引取手段57及び切断手段61を順次配置したものである。前記押出成形機51は、押出ヘッド52内に所定平面形状の押出口を有するダイス53を交換自在に装着し、要求されるドアトリムの衝撃吸収構造の断面形状及び寸法に応じて、その押出口の平面形状が相違する複数のダイス53を用意している。なお、前記引取手段57は上下一対の引取ローラ58を押出方向に沿って複数段(図示の例では2段)配設したものである。前記押出成形機51、引取手段57及び切断手段61には、CPU,ROM,RAM等からなる公知の制御手段63が接続され、押出成形機51の押出速度、押出成形機51から押出された長尺樹脂R1の引取手段57による引取速度、及び前記長尺樹脂R1の切断手段61による切断タイミング等を制御するようになっている。
【0033】
上記のように構成された製造装置を使用して、本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造を製造するには、まず、ドアトリムの衝撃吸収構造の断面形状、即ち、外壁部31と多数のリブ33からなる内壁部32より形成される格子状に対応する格子状の押出口を有するダイス53を押出成形機51の押出ヘッド52に装着する。そして、押出工程で、ダイス53の押出口から所定の樹脂材料を一定速度で押出して、四角筒状の外壁部31の内部空間に押出方向に延びる多数のリブ33を一体的に格子状に交差配置して、押出方向に連通すると共に互いに平行な多数の小室34を形成した形状の長尺樹脂R1とする。同時に、この長尺樹脂R1を引取手段57の引取ローラ58により挟持して一定速度で引取り、押出成形機51から押出された加熱軟化状態の長尺樹脂R1を冷却層55へ移送して冷却固化する。
【0034】
このとき、外壁部31及び内壁部32の断面形状を図示の例と異なる配置構成の格子状または他の交差形状等に変更する必要がある場合、押出ヘッド52内のダイス53を対応する押出口形状を有するダイス53と交換し、上記と同様にして樹脂材料を押出す。
【0035】
また、押出成形機51の押出速度と引取手段57の引取速度との比は、要求される外壁部31及び内壁部32の板厚に応じて制御手段63により決定される。例えば、引取速度を一定とし、押出速度を増加することにより、前記板厚を増大することができ、一方、押出速度を減少することにより前記板厚を減少することができる。
【0036】
その後、冷却層55で冷却固化された長尺樹脂R1は、引取手段57により切断手段61へと移送され、制御手段63の制御により所定長さで切断される。前記長尺樹脂R1の切断長さは、使用される車種のドアトリム20内部における衝撃吸収構造の取付部位の間隔、例えば、図示の例では、ドアトリム20内側面とオーナメントボード13内側面との間隔と同一とされる。これにより、ドアトリム20内の定位置に取付可能な奥行寸法で所望形状の成形品R2、即ち、本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造を得ることができる。また、仕様変更によりドアトリムの衝撃吸収構造の奥行寸法を変更する必要がある場合は、前記制御手段63の制御により、切断手段61による長尺樹脂R1の切断長さを変更する。
【0037】
次に、本発明による別の実施例を以下に説明する。なお、各実施例においては上記第一実施例との相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成については図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】
図6は本発明の第二実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。
【0039】
第二実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、多数のリブ72,74をハニカムコア状に交差配置して、全体を略方形状に形成される一方、第一実施例のような四角筒状の外壁部は備えていない。即ち、本実施例では、最外側のリブ72により側面を連続する凹凸状とした略四角筒状の外壁部71が構成され、その内側の多数のリブ74によりハニカムコア状の内壁部73が構成されている。なお、第一実施例と同様の四角筒状の外壁部を図6のリブ72の最外側に一体形成してもよい。また、本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、第一実施例と同様の押出成形により一体成形され、前記外壁部71の一端側(図1中後側)には底壁は形成されていない。即ち、本実施例でも、外壁部71及び内壁部73の多数のリブ72,74により、外壁部71の内部空間を、その一端から他端へと奥行方向に連通すると共に、互いに平行となる多数の六角柱状の小室75に区画している。
【0040】
上記のように構成された本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、第一実施例と同様、クリップ40等の取付手段を介してドアトリム20の内部に固着され、自動車の側面衝突時に、小室75を形成する前記リブ72,74を略奥行方向に圧壊することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収し、ドアトリム20付近の乗員への衝撃を防止する。
【0041】
また、本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、第一実施例と同様の製造装置を使用し、押出成形機51のダイス53を、その断面形状に対応するハニカムコア状の押出口形状のものに変更して、同様の工程により製造される。
【0042】
図7は本発明の第三実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部及び肩部に内装した状態を示す断面図である。
【0043】
第三実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、上記実施例と同様にドアトリム20の腰部21に配設される腰部衝撃吸収部材80に加えて、乗員の肩付近に位置する肩部22にも肩部衝撃吸収部材85を配設したものである。前記腰部衝撃吸収部材80は、平板状のリブ81を第一実施例と同様の格子状または第二実施例と同様のハニカムコア状に交差配置して形成される。また、肩部衝撃吸収部材85も、同様に、平板状のリブを第一実施例と同様の格子状または第二実施例と同様のハニカムコア状に交差配置して形成されるが、その全体形状を、ドアトリム20の肩部22の内部形状に対応する所定形状に変更している。
【0044】
上記のように構成された本実施例の衝撃吸収構造の腰部衝撃吸収部材80及び肩部衝撃吸収部材85は、上記各実施例と同様、クリップ40等の取付手段を介してドアトリム20の腰部21及び肩部22の内部にそれぞれ固着され、自動車の側面衝突時に、小室を形成する前記リブ81を略奥行方向に圧壊することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収し、ドアトリム20付近の乗員の腰及び肩付近への衝撃を防止する。
【0045】
また、本実施例のドアトリムの衝撃吸収構造の腰部衝撃吸収部材80及び肩部衝撃吸収部材85は、上記各第一実施例と同様の製造装置を使用し、それぞれ、押出成形機51のダイス53を、その断面形状に対応する押出口形状のものに変更して、同様の工程により製造される。
【0046】
図8は本発明の第四実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造のプレス装置を示す正面図である。
【0047】
本実施例は、図5の製造装置と同様の製造装置を使用して、同様の製造方法により、上記各実施例のように、所定形状のドアトリムの衝撃吸収構造を製造した後、即ち、切断手段61による長尺樹脂R1の切断後に、その切断された成形品R2の平坦状の切断端面をプレス装置90により加熱プレスして、彎曲または屈曲等の所望の凹形状または凸形状とするプレス成形工程を備えるものである。即ち、本実施例のプレス装置90は、図8に示すように、前記成形品R2を載置固定する下型91と、ドアトリムの衝撃吸収構造の取付部位であるドアトリム20内側面等の形状に対応する彎曲状のプレス面92aを有し、成形品R2の一端面を所望の彎曲形状に加熱プレスする上型92とを備えている。なお、図示の例では、上型92のプレス面92aは、成形品R2の上端面両縁部を所定アールの彎曲形状とするよう、両端に対応するアールの彎曲面とされている。
【0048】
そして、本実施例では、切断後の成形品R2を前記プレス装置90の下型91に載置し、その上端面を上型92により加熱プレスして、所望の彎曲形状とすることにより、その端面をドアトリム20の取付部位の彎曲形状等に応じた所望の彎曲形状とすることができる。
【0049】
なお、プレス装置90による成形品R2のプレス形状は、図示の例に限らず、取付部位の面形状に応じて、種々のものとすることができる。
【0050】
このように、上記各実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、押出成形によりドアトリム20とドア10のインナパネル11またはオーナメントボード13等との間に介装される略筒状に形成される外壁部31,71と、押出成形により、前記外壁部31,71の内部空間をその一端から他端へと連通する多数の小室34,75に区画するよう、前記外壁部31,71の内部空間に多数のリブ33,74を一体的に交差配置して形成される内壁部32,73とを具備する。
【0051】
したがって、上記各実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、自動車の側面衝突時には、小室34,75により板状の外壁部31,71及び内壁部32,73のリブ33,72,74の圧壊を許容することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収し、ドアトリム20付近の乗員への衝撃を防止する。
【0052】
ここで、外壁部31,71及び外壁部31,71内に多数のリブ33,74を交差配置して形成される内壁部32,73は、押出成形により一体成形されるため、その形状を変更する必要がある場合、押出成形機51のダイス53を変更して押出口形状を変更するだけで、外壁31,71及び内壁32,73の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺樹脂R1の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁31,33及び内壁32,73のリブ33,72,74の板厚を容易に変更することができる。更に、押出口から押出される長尺樹脂R2の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部31,71及び内壁部32,73の形状の自由度が大きく、かつ、その形状変更も容易となると共に、板厚及びリブ深さ等の寸法変更も容易となる。
【0053】
その結果、側面衝突時における十分な受動安全性を確保することができると共に、成形機のコストを低減して、最終的に製品コストを低減でき、更に、仕様変更のための労力を軽減して、作業性を向上することができる。加えて、押出成形により形成された外壁部31,71及び内壁部32,73のリブ33,72,74は、射出成形による図10の例のように、抜き勾配による板厚変化を有していないため、その製品品質を一層向上することができる。
【0054】
また、上記各実施例のドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、格子状、ハニカムコア状等の網状の平面形状の押出口を有するダイス53から樹脂材料を押出して、略筒状の外壁部31,71の内部空間に押出方向に延びる多数のリブ33,72,74を一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室34,75を形成した形状の長尺樹脂R1とする押出工程と、前記長尺樹脂R1をドアトリム20とドア10のインナパネル11、オーナメントボード13等との間に介装される所定長さに切断する切断工程とを具備し、更に、前記ダイス53から押し出される長尺樹脂R1を所定の引取速度で引き取ると共に、前記長尺樹脂R1の押出速度に対する前記引取速度の比を変更して、前記長尺樹脂R1の肉厚を変更する。
【0055】
したがって、上記各実施例の製造方法は、押出工程において、略筒状の外壁部31,71の内部空間に押出方向に延びる多数のリブ32,74を一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室34,75を形成した形状の長尺樹脂R1が得られる。その後、切断工程において、前記長尺樹脂R1を所定長さで切断すると、外壁部31,71の内部空間に多数のリブ32,74を一体的に交差配置して内壁部32,73を形成した所定リブ深さで所定板厚の樹脂成形品R2としての衝撃吸収構造が得られる。ここで、全体形状、即ち、外壁31,71及び内壁32,73の断面形状を変更する必要がある場合、ダイス53を変更して押出口形状を変更するだけで、外壁31,71及び内壁32,73の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺樹脂R1の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部31,71及び内壁部32,73の形状の自由度を大きくし、かつ、その形状変更も容易とすることができると共に、リブ深さ等の寸法変更も容易におこなうことができる。更に、押出口から押出される樹脂の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁部31,71及び内壁部32,73のリブ33,72,74の板厚を容易に変更することができる。
【0056】
その結果、比較的安価に製作できるダイス53を、仕様に応じて複数用意するだけで異なる仕様のものを簡単に製造でき、従来の押出成形機の構成を特に変更する必要はなく、また、板厚変更のための製造装置の構成変更も必要ないため、成形機のコストを低減して、最終的に製品コストを低減でき、更に、仕様変更のための労力を軽減して、作業性を向上することができる。
【0057】
加えて、上記第四実施例のドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、第一乃至第三実施例の製造方法に加えて、更に、切断後の樹脂成形品R2の切断端面を加熱プレスして、所望の彎曲形状とするプレス成形工程を具備する。
【0058】
したがって、上記第一乃至第三実施例の作用及び効果に加え、切断後の樹脂成形品R2を加熱プレスして、端面を所望の彎曲形状とすることにより、その端面をドアトリム20の取付部位の形状等に応じた所望形状とすることができる。
【0059】
その結果、加熱プレスという比較的簡単な作業により、ドアトリム20の所定位置へ取付けられる部位を最適な端面形状として、確実かつ強固な取付を可能にすることができると共に、その作業性を向上することができる。
【0060】
ところで、上記各実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、ドアトリム20の腰部21のアームレスト21a付近または肩部22とオーナメントボード13との間に配置するよう構成されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、側面衝突時における乗員への側部からの衝撃を防止すべく機能するものであればよく、ドアトリム20の他の部位に配置する構成としてもよい。しかし、ドアトリム20の腰部21のアームレスト21a付近または肩部22とインナパネル11またはオーナメントボード13との間に配置するよう構成して実施した場合には、乗員の人体の突出部位である腰及び肩への衝撃を防止できるという効果が得られる。
【0061】
また、上記実施例のドアトリムの衝撃吸収構造は、リブ33,72,74を格子状またはハニカムコア状に交差配置して構成されているが、押出成形により製造可能で、側部方向へ延びる小室34,75を多数有する限りにおいて、リブを他の交差形状に配置して実施してもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造は、押出成形によりドアトリムとドアパネルとの間に介装される略筒状に形成される外壁部と、押出成形により、前記外壁部の内部空間をその一端から他端へと連通する多数の小室に区画するよう、前記外壁部の内部空間に多数のリブを一体的に交差配置して形成される内壁部と、先端を対向する鉤状とした一対の可撓片からなる樹脂製のクリップが一体成形され、対応する前記外壁部または内壁部を挟持し、前記外壁部と内壁部を内面の定位置に保持するドアトリムの内部に配設されたオーナメントボードとを具備する。
【0063】
したがって、自動車の側面衝突時には、小室により板状の外壁部及び内壁部のリブの圧壊を許容することにより、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを吸収及び緩和し、ドアトリム付近の乗客への衝撃を防止する。
【0064】
ここで、外壁部及び外壁部内に多数のリブを交差配置して形成される内壁部は、押出成形により一体成形されるため、その形状を変更する必要がある場合、押出成形機のダイスを変更して押出口形状を変更するだけで、外壁及び内壁の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺状の樹脂の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁及び内壁のリブの板厚を容易に変更することができる。更に、押出口から押出される長尺状の樹脂の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部及び内壁部の形状の自由度が大きく、かつ、その形状変更も容易となると共に、板厚及びリブ深さ等の寸法変更も容易となる。
【0065】
その結果、側面衝突時における十分な受動安全性を確保することができると共に、成形機のコストを低減して、最終的に製品コストを低減でき、更に、仕様変更のための労力を軽減して、作業性を向上することができる。
更に、一対の可撓片からなる樹脂製のクリップが、ドアトリムの内部に配設されたオーナメントボードに一体成形され、対応する前記外壁部または内壁部を挟持し、前記外壁部と内壁部を内面の定位置に確実に保持するものであるから、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを確実に吸収し、ドアトリム付近の乗員への衝撃を防止することができる。
【0066】
請求項2の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造は、一対の可撓片からなる樹脂製のクリップを、先端を対向する鉤状としたものであるから、請求項1の効果に加えて、自動車側部から伝達される衝突エネルギーを確実に吸収し、ドアトリム付近の乗員への衝撃を防止することができ、その信頼性を向上できる。
【0067】
請求項3の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、網状の平面形状の押出口を有するダイスから樹脂材料を押出して、略筒状の外壁部の内部空間に押出方向に延びる多数のリブを一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室を形成した形状の長尺樹脂とする押出工程と、前記長尺樹脂をドアトリムとドアパネルとの間に介装される所定長さに切断する切断工程と、切断後の長尺樹脂の切断端面を加熱プレスして、所望の彎曲形状とするプレス成形工程とを具備する。
【0068】
したがって、押出工程において、略筒状の外壁部の内部空間に押出方向に延びる多数のリブを一体的に交差配置して押出方向に連通する多数の小室を形成した形状の長尺樹脂が得られる。その後、切断工程において、前記長尺樹脂を所定長さで切断すると、外壁部の内部空間に多数のリブを一体的に交差配置して内壁部を形成した所定リブ深さで所定板厚の樹脂成形品としての衝撃吸収構造が得られる。ここで、全体形状、即ち、外壁及び内壁の断面形状を変更する必要がある場合、ダイスを変更して押出口形状を変更するだけで、外壁及び内壁の形状を容易に変更することができる。また、押出口から押出される長尺樹脂の切断長さを変更することにより、リブ深さを容易に変更することができる。よって、外壁部及び内壁部の形状の自由度を大きくし、かつ、その形状変更も容易とすることができると共に、リブ深さ等の寸法変更も容易におこなうことができる。
【0069】
その結果、比較的安価に製作できるダイスを、仕様に応じて複数用意するだけで異なる仕様のものを簡単に製造でき、従来の押出成形機の構成を特に変更する必要はないため、成形機のコストを低減して、最終的に製品コストを低減でき、更に、仕様変更のための労力を軽減して、作業性を向上することができる。
【0070】
そして、切断後の長尺樹脂を加熱プレスして、端面を所望の彎曲形状とすることにより、その端面をドアトリムの取付部位の形状等に応じた所望形状とすることができる。その結果、加熱プレスという比較的簡単な作業により、ドアトリムの所定位置へ取付けられる部位を最適な端面形状として、確実かつ強固な取付を可能にすることができると共に、その作業性を向上することができる。
【0071】
請求項4の発明にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法は、請求項3の発明において、前記ダイスから押し出される長尺樹脂を所定の引取速度で引き取ると共に、前記長尺樹脂の押出速度に対する前記引取速度の比を変更して、前記長尺樹脂の板厚を変更する。
【0072】
したがって、請求項3の発明に加え、押出口から押出される長尺樹脂の押出速度と引取速度の比を変更することにより、外壁部及び内壁部のリブの板厚を容易に変更することができる。
【0073】
その結果、従来の押出成形機の構成を特に変更する必要はなく、成形機のコストを低減して、最終的に製品コストを低減でき、更に、仕様変更のための労力を軽減して、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部に内装した状態を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部に内装した状態を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムに取付ける取付手段を示す側面図である。
【図5】図5は本発明の第一実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造の製造装置を示す概略図である。
【図6】図6は本発明の第二実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。
【図7】図7は本発明の第三実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造をドアトリムの腰部及び肩部に内装した状態を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の第四実施例にかかるドアトリムの衝撃吸収構造のプレス装置を示す正面図である。
【図9】図9は従来のドアトリムの衝撃吸収構造を示す断面図である。
【図10】図10は射出成形により製造された樹脂リブタイプのドアトリムの衝撃吸収構造を示す斜視図である。
【図11】図11は図10のA−A線断面図である。
【図12】図12は図10のドアトリムの衝撃吸収構造用の金型の入子を示す斜視図である。
【図13】図13は図12の入子を使用した金型により製造されるドアトリムの衝撃吸収構造の肉厚変化を示す断面図である。
【符号の説明】
11 インナパネル(ドアパネル)
31 外壁部
32 内壁部
33 リブ
34 小室
53 ダイス
71 外壁部
72 リブ
73 内壁部
74 リブ
75 小室
81 リブ
R1 長尺樹脂[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a shock absorbing structure for a door trim, and more particularly, to a shock absorbing structure at the waist or shoulder, which is a bulging portion of the door trim, to absorb impact energy at the time of a side collision and to ensure the safety of the occupant's human body. The present invention relates to an improvement in the structure to be performed.
[0002]
[Prior art]
As a conventional shock absorbing structure for this type of door trim, there is a technique shown in FIG.
[0003]
FIG. 9 is a sectional view showing a conventional shock absorbing structure of a door trim.
[0004]
As shown in FIG. 9, the conventional shock absorbing structure of the door trim includes a waist
[0005]
Next, the impact absorbing structure of the conventional door trim configured as described above absorbs the impact energy applied to the occupant in the vehicle from the side of the vehicle at the time of a side collision of the vehicle to avoid occupant damage, Ensure passive safety.
[0006]
Here, instead of the urethane foam-type impact absorbing structure, a type of impact absorbing structure in which a number of resin ribs are provided in the
[0007]
FIG. 10 is a perspective view showing a shock absorbing structure of a door trim of a resin rib type manufactured by injection molding. FIG. 11 is a sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 12 is a perspective view showing the insert of the mold for the shock absorbing structure of the door trim of FIG. FIG. 13 is a sectional view showing a change in the thickness of the shock absorbing structure of the door trim manufactured by the mold using the insert shown in FIG.
[0008]
As shown in FIGS. 10 and 11, the shock absorbing structure of the door trim includes an
[0009]
The shock absorbing structure of the door trim configured as described above is interposed between the
[0010]
The shock absorbing structure of the door trim configured as described above is manufactured by injection molding. That is, the cavity of the injection mold is formed in a shape corresponding to the outer surfaces of the
[0011]
As shown in FIG. 13, each
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Since the shock absorbing structure shown in FIG. 10 is manufactured by injection molding as described above, the arrangement configuration of the large number of
[0013]
Furthermore, in the case of injection molding, each
[0014]
Therefore, the present invention is configured by arranging a large number of ribs in an intersecting manner, has a large degree of freedom in shape, is easy to change, and easily changes dimensions such as plate thickness and depth of each rib. It is an object of the present invention to provide a shock absorbing structure of a door trim that can be used.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The shock absorbing structure of the door trim according to the first aspect of the present invention provides an outer wall formed in a substantially cylindrical shape interposed between the door trim and the door panel by extrusion, and an inner space of the outer wall by extrusion. An inner wall formed by integrally arranging a number of ribs in an inner space of the outer wall so as to be divided into a number of small chambers communicating from one end to the other end;A resin clip composed of a pair of flexible pieces is integrally formed, and is disposed inside a door trim that sandwiches the corresponding outer wall or inner wall and holds the outer wall and the inner wall in a fixed position on the inner surface. With an ornament boardIs provided.
[0016]
The resin clip comprising the pair of flexible pieces of the shock absorbing structure for a door trim according to the second aspect of the present invention has a hook-like shape with the distal ends facing each other.
[0017]
Claim3The method for manufacturing a shock absorbing structure of a door trim according to the invention is characterized in that a resin material is extruded from a die having a net-like flat extrusion port, and a plurality of ribs extending in the extrusion direction are integrally formed in an inner space of a substantially cylindrical outer wall portion. An extruding step of forming a long resin having a large number of small chambers communicating with each other in an extruding direction and cutting the long resin into a predetermined length interposed between a door trim and a door panel. Cutting process andA press forming step of heating and pressing the cut end surface of the long resin after cutting to obtain a desired curved shape;Is provided.
[0018]
Claim4The manufacturing method of the shock absorbing structure of the door trim according to the invention of claim3In the invention, the long resin extruded from the die is taken at a predetermined take-up speed, and the thickness of the long resin is changed by changing the ratio of the take-up speed to the extrusion speed of the long resin.
[0019]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, in the event of a side collision of the vehicle, the small chambers allow the ribs of the plate-shaped outer wall and the inner wall to be crushed, thereby absorbing and mitigating the collision energy transmitted from the side of the vehicle, thereby reducing the door trim. Prevent impact on nearby passengers.
[0020]
Here, since the outer wall portion and the inner wall portion formed by intersecting a number of ribs in the outer wall portion are integrally formed by extrusion molding, if the shape needs to be changed, the die of the extruder is changed. The shape of the outer wall and the inner wall can be easily changed only by changing the shape of the extrusion port. Further, by changing the ratio between the extrusion speed and the take-up speed of the long resin extruded from the extrusion port, the thickness of the ribs on the outer wall and the inner wall can be easily changed. Further, the rib depth can be easily changed by changing the cutting length of the long resin extruded from the extrusion port. Therefore, the degree of freedom of the shape of the outer wall portion and the inner wall portion is large, the shape can be easily changed, and the dimensional changes such as the plate thickness and the rib depth can be easily performed.
Further, a resin clip made of a pair of flexible pieces is integrally formed with an ornament board disposed inside the door trim, and sandwiches the corresponding outer wall or inner wall, and connects the outer wall and the inner wall to the inner surface. , It is possible to reliably absorb the collision energy transmitted from the side of the vehicle and prevent an impact on the occupant near the door trim.
[0021]
According to the second aspect of the present invention, since the resin clip made of a pair of flexible pieces has a hook-like shape with the ends thereof opposed, the collision energy transmitted from the side of the vehicle is reliably absorbed, and the door trim is provided. It is possible to prevent an impact on a nearby occupant, and to improve the reliability.
[0022]
Claim3According to the invention, in the extrusion step, a long resin having a shape in which a large number of small chambers communicating with the extrusion direction are formed by integrally arranging a large number of ribs extending in the extrusion direction in the internal space of the substantially cylindrical outer wall portion in an intersecting manner. Is obtained. Thereafter, in the cutting step, when the long resin is cut at a predetermined length, a plurality of ribs are integrally intersected in the internal space of the outer wall to form a resin having a predetermined thickness at a predetermined rib depth at which the inner wall is formed. A shock absorbing structure as a molded product is obtained. Here, when it is necessary to change the overall shape, that is, the cross-sectional shape of the outer wall and the inner wall, the shape of the outer wall and the inner wall can be easily changed only by changing the die and changing the shape of the extrusion opening. Further, by changing the cutting length of the long resin extruded from the extrusion port, the rib depth can be easily changed. Therefore, the degree of freedom of the shapes of the outer wall portion and the inner wall portion can be increased, the shapes can be easily changed, and the dimensions such as the rib depth can be easily changed.Then, the long resin after cutting is heated and pressed to form a desired curved shape on the end face, so that the end face can be formed into a desired shape corresponding to the shape of the mounting portion of the door trim.
[0023]
Claim4Claim of the invention3In addition to the above invention, the thickness of the ribs on the outer wall and the inner wall can be easily changed by changing the ratio between the extrusion speed and the take-up speed of the long resin extruded from the extrusion port.
[0024]
【Example】
Hereinafter, examples of the present invention will be described.
[0025]
FIG. 1 is a perspective view showing a shock absorbing structure of a door trim according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a front view showing a state in which the shock absorbing structure of the door trim according to the first embodiment of the present invention is installed in the waist of the door trim. FIG. 3 is a sectional view showing a state in which the shock absorbing structure of the door trim according to the first embodiment of the present invention is installed in the waist of the door trim. FIG. 4 is a side view showing an attaching means for attaching the shock absorbing structure of the door trim to the door trim according to the first embodiment of the present invention.
[0026]
In the drawings, the same reference numerals and symbols as those of the conventional example indicate the same or corresponding parts as those of the conventional example, and thus, duplicate description will be omitted.
[0027]
As shown in FIG. 1, the shock absorbing structure of the first embodiment is the same as the shock absorbing structure shown in FIG. 10, in that a square interposed between the
[0028]
The shock absorbing structure of the door trim according to the present embodiment configured as described above includes the inside of the
[0029]
The impact absorbing structure of the door trim configured as described above is provided at a predetermined position inside the
[0030]
Next, a manufacturing apparatus and a manufacturing method of the shock absorbing structure of the present embodiment configured as described above will be described.
[0031]
FIG. 5 is a schematic view showing an apparatus for manufacturing a shock absorbing structure for a door trim according to the first embodiment of the present invention.
[0032]
As shown in FIG. 5, this manufacturing apparatus has a known
[0033]
In order to manufacture the door trim shock absorbing structure of the present embodiment using the manufacturing apparatus configured as described above, first, the sectional shape of the door trim shock absorbing structure, that is, the
[0034]
At this time, when it is necessary to change the cross-sectional shapes of the
[0035]
Further, the ratio between the extrusion speed of the
[0036]
Thereafter, the long resin R1 cooled and solidified by the
[0037]
Next, another embodiment according to the present invention will be described below. In each embodiment, only the differences from the first embodiment will be described, and the same components as those in the first embodiment will be denoted by the same reference numerals in the drawings, and description thereof will be omitted.
[0038]
FIG. 6 is a perspective view showing the shock absorbing structure of the door trim according to the second embodiment of the present invention.
[0039]
In the shock absorbing structure of the door trim of the second embodiment, a large number of
[0040]
The shock absorbing structure of the door trim according to the present embodiment configured as described above is fixed to the inside of the door trim 20 via attachment means such as the
[0041]
Further, the shock absorbing structure of the door trim of the present embodiment uses the same manufacturing apparatus as that of the first embodiment, and the die 53 of the
[0042]
FIG. 7 is a sectional view showing a state in which the shock absorbing structure of the door trim according to the third embodiment of the present invention is installed in the waist and the shoulder of the door trim.
[0043]
The shock absorbing structure of the door trim according to the third embodiment is similar to that of the above embodiment, in addition to the waist
[0044]
The waist
[0045]
The waist
[0046]
FIG. 8 is a front view showing a pressing device for a shock absorbing structure of a door trim according to a fourth embodiment of the present invention.
[0047]
This embodiment uses the same manufacturing apparatus as the manufacturing apparatus of FIG. 5 and manufactures the door trim of the predetermined shape as in the above-described embodiments by the same manufacturing method. After the cutting of the long resin R1 by the
[0048]
In this embodiment, the cut molded product R2 is placed on the
[0049]
Note that the press shape of the molded product R2 by the
[0050]
As described above, the shock absorbing structure of the door trim according to each of the above-described embodiments has a substantially cylindrical outer wall portion interposed between the
[0051]
Therefore, the impact absorbing structure of the door trim of each of the above embodiments allows the
[0052]
Here, since the
[0053]
As a result, sufficient passive safety in the event of a side collision can be ensured, the cost of the molding machine can be reduced, and finally the product cost can be reduced, and the labor for changing the specifications can be reduced. , Workability can be improved. In addition, the
[0054]
Further, the method of manufacturing the impact absorbing structure of the door trim of each of the above embodiments is such that a resin material is extruded from a die 53 having a mesh-like planar-shaped extruding opening such as a lattice shape or a honeycomb core shape to form a substantially cylindrical
[0055]
Therefore, in the manufacturing method of each of the above-described embodiments, in the extrusion step, a large number of
[0056]
As a result, dies 53 that can be manufactured relatively inexpensively can be manufactured with different specifications simply by preparing a plurality of dies 53 according to the specifications, and there is no need to particularly change the configuration of the conventional extrusion molding machine. Since there is no need to change the configuration of the manufacturing equipment for changing the thickness, the cost of the molding machine can be reduced, and finally the product cost can be reduced. Further, the labor for changing the specifications is reduced, and workability is improved. can do.
[0057]
In addition, the manufacturing method of the shock absorbing structure of the door trim of the fourth embodiment is the same as the manufacturing method of the first to third embodiments. And a press forming step for forming a desired curved shape.
[0058]
Therefore, in addition to the functions and effects of the above-described first to third embodiments, the resin molded product R2 after cutting is heated and pressed to form a desired curved shape so that the end surface of the mounting portion of the door trim 20 is formed. A desired shape according to the shape or the like can be obtained.
[0059]
As a result, by a relatively simple operation of a heating press, a portion to be attached to a predetermined position of the door trim 20 can be formed into an optimal end face shape, thereby enabling reliable and strong attachment and improving the workability. Can be.
[0060]
Incidentally, the shock absorbing structure of the door trim of each of the above embodiments is configured to be arranged near the
[0061]
Further, the shock absorbing structure of the door trim of the above embodiment is configured by arranging the
[0062]
【The invention's effect】
As described above, the shock absorbing structure of the door trim according to the first aspect of the present invention includes an outer wall portion formed into a substantially cylindrical shape interposed between the door trim and the door panel by extrusion, and the outer wall formed by extrusion. An inner wall portion formed by integrally arranging a number of ribs in the inner space of the outer wall portion so as to partition the internal space of the portion into a number of small chambers communicating from one end to the other end.A resin clip made of a pair of hook-shaped flexible pieces having opposing tips is integrally formed, sandwiches the corresponding outer wall or inner wall, and holds the outer wall and the inner wall in place on the inner surface. Ornament board installed inside the door trimIs provided.
[0063]
Therefore, in the event of a side collision of a vehicle, the small chambers allow the ribs of the plate-shaped outer and inner walls to be crushed, thereby absorbing and mitigating the collision energy transmitted from the side of the vehicle, and providing an impact to passengers near the door trim. To prevent
[0064]
Here, since the outer wall portion and the inner wall portion formed by intersecting a number of ribs in the outer wall portion are integrally formed by extrusion molding, if the shape needs to be changed, the die of the extruder is changed. The shape of the outer wall and the inner wall can be easily changed only by changing the shape of the extrusion port. Further, by changing the ratio between the extrusion speed and the take-up speed of the long resin extruded from the extrusion port, the thickness of the ribs on the outer wall and the inner wall can be easily changed. Further, the rib depth can be easily changed by changing the cutting length of the long resin extruded from the extrusion port. Therefore, the degree of freedom of the shape of the outer wall portion and the inner wall portion is large, the shape can be easily changed, and the dimensional changes such as the plate thickness and the rib depth can be easily performed.
[0065]
As a result, sufficient passive safety in the event of a side collision can be ensured, the cost of the molding machine can be reduced, and finally the product cost can be reduced, and the labor for changing the specifications can be reduced. , Workability can be improved.
Further, a resin clip made of a pair of flexible pieces is integrally formed with an ornament board disposed inside the door trim, and sandwiches the corresponding outer wall or inner wall, and connects the outer wall and the inner wall to the inner surface. , It is possible to reliably absorb the collision energy transmitted from the side of the vehicle and prevent an impact on the occupant near the door trim.
[0066]
In the shock absorbing structure for a door trim according to the second aspect of the present invention, the resin clip made of a pair of flexible pieces is formed into a hook-like shape with the ends thereof opposed to each other. It is possible to reliably absorb the collision energy transmitted from the side, prevent the impact on the occupant near the door trim, and improve the reliability.
[0067]
Claim3The method for manufacturing a shock absorbing structure of a door trim according to the invention is characterized in that a resin material is extruded from a die having a net-like flat extrusion port, and a plurality of ribs extending in the extrusion direction are integrally formed in an inner space of a substantially cylindrical outer wall portion. An extruding step of forming a long resin having a large number of small chambers communicating with each other in an extruding direction and cutting the long resin into a predetermined length interposed between a door trim and a door panel. Cutting process andA press forming step of heating and pressing the cut end surface of the long resin after cutting to obtain a desired curved shape;Is provided.
[0068]
Therefore, in the extrusion step, a long resin is obtained in which a large number of ribs extending in the extrusion direction are integrally arranged in the internal space of the substantially cylindrical outer wall portion so as to intersect with each other to form a large number of small chambers communicating with each other in the extrusion direction. . Thereafter, in the cutting step, when the long resin is cut at a predetermined length, a plurality of ribs are integrally intersected in the internal space of the outer wall to form a resin having a predetermined thickness at a predetermined rib depth at which the inner wall is formed. A shock absorbing structure as a molded product is obtained. Here, when it is necessary to change the overall shape, that is, the cross-sectional shape of the outer wall and the inner wall, the shape of the outer wall and the inner wall can be easily changed only by changing the die and changing the shape of the extrusion opening. Further, by changing the cutting length of the long resin extruded from the extrusion port, the rib depth can be easily changed. Therefore, the degree of freedom of the shapes of the outer wall portion and the inner wall portion can be increased, the shapes can be easily changed, and the dimensions such as the rib depth can be easily changed.
[0069]
As a result, dies that can be manufactured relatively inexpensively can be manufactured with different specifications simply by preparing a plurality of dies according to the specifications, and there is no need to particularly change the configuration of the conventional extrusion molding machine. The cost can be reduced, and finally, the product cost can be reduced. Further, the labor for changing the specifications can be reduced, and the workability can be improved.
[0070]
Then, the long resin after cutting is heated and pressed to form a desired curved shape on the end face, so that the end face can be formed into a desired shape corresponding to the shape of the mounting portion of the door trim. As a result, by a relatively simple operation of a heating press, a portion to be attached to a predetermined position of the door trim can be formed into an optimal end face shape, thereby enabling reliable and strong attachment and improving the workability. it can.
[0071]
Claim4The manufacturing method of the shock absorbing structure of the door trim according to the invention of claim3In the invention, the long resin extruded from the die is taken at a predetermined take-up speed, and the thickness of the long resin is changed by changing the ratio of the take-up speed to the extrusion speed of the long resin.
[0072]
Therefore, the claims3In addition to the above invention, the thickness of the ribs on the outer wall and the inner wall can be easily changed by changing the ratio between the extrusion speed and the take-up speed of the long resin extruded from the extrusion port.
[0073]
As a result, there is no need to change the configuration of the conventional extruder, and the cost of the extruder can be reduced, the product cost can be finally reduced, and the labor for changing the specifications can be reduced. Performance can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a shock absorbing structure of a door trim according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a state where the shock absorbing structure of the door trim according to the first embodiment of the present invention is installed in the waist of the door trim.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state where the shock absorbing structure of the door trim according to the first embodiment of the present invention is installed in the waist of the door trim.
FIG. 4 is a side view showing attachment means for attaching the shock absorbing structure of the door trim to the door trim according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic view showing an apparatus for manufacturing a shock absorbing structure for a door trim according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a shock absorbing structure of a door trim according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the shock absorbing structure of the door trim according to the third embodiment of the present invention is installed in the waist portion and the shoulder portion of the door trim.
FIG. 8 is a front view showing a pressing device of a door trim shock absorbing structure according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a sectional view showing a conventional shock absorbing structure of a door trim.
FIG. 10 is a perspective view showing a shock absorbing structure of a resin rib type door trim manufactured by injection molding.
FIG. 11 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 10;
FIG. 12 is a perspective view showing inserts of a mold for a shock absorbing structure of the door trim of FIG. 10;
FIG. 13 is a sectional view showing a change in the thickness of a shock absorbing structure of a door trim manufactured by a mold using the insert of FIG. 12;
[Explanation of symbols]
11 Inner panel (door panel)
31 outer wall
32 Inner wall
33 rib
34 Komuro
53 dice
71 Outer wall
72 rib
73 Inner wall
74 rib
75 Komuro
81 rib
R1 long resin
Claims (4)
押出成形により、前記外壁部の内部空間をその一端から他端へ連通する多数の小室に区画するよう、前記外壁部の内部空間に多数のリブを一体的に交差配置して形成される内壁部と、
先端を対向する鉤状とした一対の可撓片からなる樹脂製のクリップが一体成形され、対応する前記外壁部または内壁部を挟持し、前記外壁部と内壁部を内面の定位置に保持するドアトリムの内部に配設されたオーナメントボードと
を具備することを特徴とするドアトリムの衝撃吸収構造。An outer wall portion formed into a substantially cylindrical shape interposed between the door trim and the door panel by extrusion molding,
An inner wall portion formed by integrally arranging a number of ribs in the inner space of the outer wall portion so as to partition the inner space of the outer wall portion into a number of small chambers communicating from one end to the other end by extrusion. and,
A resin clip consisting of a pair of hook-shaped flexible pieces having opposing tips is integrally formed, sandwiches the corresponding outer wall or inner wall, and holds the outer wall and the inner wall in place on the inner surface. An impact absorbing structure for a door trim, comprising: an ornament board disposed inside the door trim.
前記長尺樹脂をドアトリムとドアパネルとの間に介装される所定長さに切断する切断工程と、
切断後の長尺樹脂の切断端面を加熱プレスして、所望の彎曲形状とするプレス成形工程と
を具備することを特徴とするドアトリムの衝撃吸収構造の製造方法。A resin material is extruded from a die having a net-shaped flat extrusion port, and a large number of small chambers communicating in the extrusion direction by integrally arranging a large number of ribs extending in the extrusion direction in the internal space of the substantially cylindrical outer wall portion. An extrusion step of forming a long resin having a shape formed with
A cutting step of cutting the long resin into a predetermined length interposed between the door trim and the door panel ,
A method of manufacturing a shock absorbing structure for a door trim, comprising: a hot press of a cut end surface of a long resin after cutting to obtain a desired curved shape .
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