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JP3569384B2 - 押下げノズルヘッド付きベローズポンプ - Google Patents

押下げノズルヘッド付きベローズポンプ Download PDF

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    • B05B11/1047Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体注出容器用の押下げノズルヘッド付きベローズポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般のベローズポンプは、吸込み弁を備えた吸込み口と吐出弁を備えた吐出口とをベローズに連ね、ベローズの伸縮により吸込み口からベローズ内に液体を吸い込んではベローズ内で加圧して吐出口から送り出すように成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、このようなベローズポンプにおいて、ベローズの上端に押下げノズルヘッドを設けて、容器体の口頸部に装着して使用するものが考えられているが、この場合、そのままでは、
組み立ての際にノズルの方向が一定せず、したがって、容器体の口頸部へ取り付けた際にもノズルの方向が一定しない。
内容物を収容した商品としての液体注出容器に使用した場合、各商品においてノズルの方向がまちまちになり、しかも、ベローズが露出して、見映えが悪く、内容物のイメージダウンに通じる可能性がある。
ベローズの可曲性からノズルの位置、方向が不安定で、操作し辛く、使い難い。
押し下げ状態が一定せず、定量の注出が得難い。などの問題点がある。
本発明は、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、下端から吸上げパイプ2を垂設した基筒1を設け、該基筒1内にその吸上げパイプ2と通じる吸込み弁3を設け、かつ、基筒1内にその吸込み弁3を囲成するベローズ嵌合部4を設け、また、そのベローズ嵌合部4に下端嵌合部6を気密水密に嵌合させるベローズ5を設け、該ベローズ5の上端嵌合部7に吐出弁8を内装するとともに、前方へノズル10を突設した押下げノズルヘッド9を一定方向に嵌合させ、かつ、上記ベローズ嵌合部4と上記ベローズ5の下端嵌合部6との間に一定方向規制手段11を講じて上記押下げノズルヘッド9に対応する一定方向に嵌合させ、更に、上記押下げノズルヘッド9から上記ベローズ5を覆うアクチュエータ筒12を垂設して、該アクチュエータ筒12を上記基筒1内に上下摺動自在かつ回動不能に嵌合させたことを特徴とする。
【0005】
第2の手段として、第1の手段に於いて、上記一定方向規制手段11として、上記基筒1の下面に方向設定用凹溝13を設け、上記ベローズ嵌合部4の下部と上記ベローズ5の下端嵌合部6の下縁との間に複数の係合突片14と複数の係合凹部15とを相対する不等ピッチに配して、これら相互を上記方向設定用凹溝13による基筒1の一定の方向設定を基準にして係合させて成る。(請求項1)
【0006】
第3の手段として、第1又は第2の手段に於いて、上記押下げノズルヘッド9から垂設する上記アクチュエータ筒12につき、その押下げノズルヘッド9から外縁に係合突条を周設した係合筒16を垂設し、該係合筒16の外周には内面に係止突条17を横設した上記アクチュエータ筒12の上端部内面を嵌着係合させ、また、そのアクチュエータ筒12の前縁に切欠窓18を設け、かつ、該切欠窓18部分で上記係止突条17を通気可能に欠如させて、その切欠窓18の上部を上記ノズル10の基部に係合させるとともに、その切欠窓18の下部をアクチュエータ筒内外の通気口にして成る。(請求項2)
【0007】
第4の手段として、第1、第2又は第3の手段に於いて、上記アクチュエータ筒12の下端部を段付き大径部19に形成して、該段付き大径部19を上記基筒1の内周に上下摺動自在に嵌合させるとともに、相互間に相対応させて複数の案内縦溝20と案内縦突条21とを形成して回動不能に係合させ、また、上記基筒1の上端に容器体Aの口頸部Aaへ取り付ける装着筒22を装備させて、該装着筒22の内周部で上記段付き大径部19を抜け止めして成る。(請求項3)
【0008】
第5の手段として、第1、第2、第3又は第4の手段に於いて、上記ベローズ5の下端嵌合部6の外周に斜め下向き弾性フランジ23を一体に周設し、該斜め下向き弾性フランジ23を上記基筒1にて上記ベローズ嵌合部4の外側に立設した起立筒24内に圧接させて成る。(請求項4)
【0009】
【発明の実施の形態】
図面は、本発明の実施形態に係る合成樹脂製の押下げノズルヘッド付きベローズポンプを示している。
図において、1は、下端から吸上げパイプ2を垂設した基筒、3は、該基筒1内にてその吸上げパイプ2と連通させて設けた吸込み弁、4は、基筒1内にてその吸込み弁3を囲成して設けたベローズ嵌合部、5は、該ベローズ嵌合部4に下端嵌合部6を気密水密に嵌合させたベローズ、8は、該ベローズ5の上端嵌合部7に内装した吐出弁、9は、ベローズ5の上端嵌合部7の外周に一定方向に嵌合させた押下げノズルヘッドで、前方へノズル10を突設している。
11は、押下げノズルヘッド9に対応する一定方向に嵌合させたベローズ嵌合部4とベローズ5の下端嵌合部6との間に設けた一定方向規制手段、12は、押下げノズルヘッド9からベローズ5を覆って垂設したアクチュエータ筒で、基筒1内に上下摺動自在かつ回動不能に嵌合させている。
【0010】
基筒1は、容器体Aの口頸部Aaへ嵌挿させるが、その嵌挿を容易にするためにカップ状に形成し、その底壁25の中間部を上方へ2段の筒に膨隆させて、上段の筒をベローズ嵌合部4とし、下段の筒からベローズ5を押さえるための起立筒24を立設している。そして、そのベローズ嵌合部4内の膨隆底部26の中央から嵌合小筒27を垂設し、該嵌合小筒27の外周に吸上げパイプ2の上端部を嵌合させて垂設している。また、基筒1の上端には、容器体Aの口頸部Aaの頂面へ当接させる外向きフランジ28を周設し、該外向きフランジ28の少し下の外周に容器体Aの口頸部Aaの内周へと圧接させる逆鉤突条29を周設し、底壁25の周縁部内面にアクチュエータ筒12を突き当てる複数の受片30を配設している。
【0011】
吸込み弁3は、上記嵌合小筒27内の上端部にテーパ弁座31を設け、該テーパ弁座31に、中間部に球面状弁部33を形成した棒状弁体32を可動に着座させ、かつ、ベローズ嵌合部4内の膨隆底部26から複数の弁体抜け止め34を立設している。
ベローズ5は、下端嵌合部6をベローズ嵌合部4に対応させて大径に形成し、該下端嵌合部6の外周に斜め下向き弾性フランジ23を一体に周設し、該斜め下向き弾性フランジ23を上記起立筒24内に圧接させている。また、上端嵌合部7を押下げノズルヘッド9の嵌合垂筒35内へ嵌合させるよう小径に形成し、前縁に押下げノズルヘッド9のノズル10と開通させる切欠口36を形成している。
吐出弁8は、ベローズ5の上端嵌合部7内の下端部にテーパ弁座37を設け、該テーパ弁座37に、中間部に球面状弁部39を形成した棒状弁体38を可動に着座させて成る。
押下げノズルヘッド9は、ヘッド40の内面中央から上記嵌合垂筒35を垂設し、前面に該嵌合垂筒35の上端部と基部を連通させてノズル10を突設し、その嵌合垂筒35の内側でヘッド40から短い栓筒41を垂設して、該栓筒41をベローズ5の上端嵌合部7の先端内周と嵌合させて、該上端嵌合部7の変形を防いでいる。また、その嵌合垂筒35の外側でヘッド40から係合筒16を垂設し、該係合筒16には係止突条17を横設したアクチュエータ筒12の上端部内周を嵌着係合させ、該アクチュエータ筒12の前縁に切欠窓18を設けて、該切欠窓18をノズル10の基部に係合させている。
【0012】
一定方向規制手段11は、基筒1の下面に設けた方向設定用凹溝13(図3)と、ベローズ嵌合部4の下部とベローズ5の下端嵌合部6の下縁との間に対応する不等ピッチ(又は不等の角度間隔)で形成された3個の係合突片14と3個の係合凹部15とを含む(図4)。
組立ラインにおいて、基筒1は、方向設定用凹溝13の働きにより特定の方向(又は角度)に保持される。ベローズ5は、上記方向設定用凹溝13による基筒1の一定の方向設定を基準にして特定の方向(又は角度)でのみ基筒1に固定される。好ましい実施形態では、図5に示すように、組み立ての搬送ラインに横断面方形のガイドレールBを設けて、該ガイドレールBに基筒1の下面の方向設定用凹溝13を嵌合させることで、基筒1の一定の方向設定を行い、これを基準にベローズ5を一定方向に組み込む。他の好ましい実施形態では、基筒1の安定性を保つために、その搬送ラインに図6に示すシャトルCを用いてもよい。
上記不等ピッチとしては、3個を150度、150度、60度としているが(図4)、これに限るものではなく、設計上適宜である。また、間隔の広い箇所に位置する係合突片14を強度上から肉厚にしており、これに対応する係合凹部15もその肉厚に適合させている。
【0013】
アクチュエータ筒12は、筒内外の気圧差の発生を防ぐための通気孔を有する。好ましくは、通気孔はアクチュエータ筒12の内側に外部の水が侵入しにくい場所(例えば、押下げノズルヘッド又はノズルの直下)に形成する。例えば、図1の実施形態では、上端部の内周に係止突条17を横設し、前縁に切欠窓18を設けているが、該切欠窓18部分でその係止突条17を通気可能に欠如させて、切欠窓18の上部を上記ノズル10の基部に係合させるとともに、その下部をアクチュエータ筒内外に通じる通気口にしている。ただし、図示のものでは、切欠窓18を後記案内縦溝20と共に等間隔にて3箇所に配して、組み立て時の向きの自在性を図り、かつ、通気口の増大を図っている。これらの通気口と切欠窓18部分での係止突条17の欠如は、アクチュエータ筒12の昇降に際し、内外の空気を出入させて内部空気の加圧、負圧化を防止し、支障のないスムーズな昇降を可能にする。
そして、アクチュエータ筒12は、下端部を段付き大径部19に形成して、該段付き大径部19を上記基筒1の内周に上下摺動自在に嵌合させている。この嵌合では、相対応して等間隔で形成された3個の案内縦溝20と案内縦突条21とが押下げノズルヘッドの押し下げの時に係合するので、押下げノズルヘッド9及びアクチュエータ筒12は回転しない。また、上記基筒1の上端に容器体Aの口頸部Aaへ取り付ける装着筒22を装備させて、該装着筒22の内周部で上記段付き大径部19を抜け止めしている。図中、47,48 は、ガタ止めである。
装着筒22は、基筒1の頂面に当接させる環状頂壁42の内縁から係合短筒43を垂設し、該係合短筒43を基筒1の上端部内周に周設した係合凹溝44と嵌着係合させて基筒1に連結し、この係合短筒43の下端でアクチュエータ筒12の上述の抜け止めを得ており、また、環状頂壁42の外縁から装着筒部45を垂設し、該装着筒部45の内周面に数個の係止突子46を配設して、これらの係止突子46を容器体Aの口頸部Aa外周に形成した係止突条Abに係合させるようにしている。使用に当たっては、液体を収容した容器体Aの口頸部Aaに当該装着筒22をもって装着する。
【0014】
好ましい実施形態では、ベローズポンプは、不使用時又は製品の運送時に、収容された液体がポンプから放出されるのを防ぐ機能、すなわち、シッピング・シール機能を備える。好ましいシッピング・シール機能のための構造は、国際公開番号WO95/01226号公報に開示され、ことに同公報の開示は、参照することにより編入される。ベローズポンプの不使用時又は製品の運送時において、液体の放出のための出力開口すなわち切欠口36は、ノズル10に接続されない。ベローズポンプが使用されるとき、押下げノズルヘッド9を手動で回転させることにより、切欠口36は、図1に示すように、ノズル10に接続される。
【0015】
而して、その液体を注出するときは、押下げノズルヘッド9を押し下げてベローズ5を圧縮し、放してベローズ5を自体の弾力で伸長させて上昇復帰させる。このベローズ5の圧縮・伸長に伴い吸込み弁3及び吐出弁8が相互に作用して、ベローズ5は容器体A内の液体を吸い上げては加圧して送り出し、したがって、その操作の都度、押下げノズルヘッド9のノズル10から容器体A内の液体が注出される。
押下げノズルヘッド9の押し下げの下降限では、アクチュエータ筒12の下端が基筒1内の受片30に突き当たり、この突き当たりのある限りにおいて、その液体の注出量は一定量となる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、既述構成であるから、
組み立ての際に自ずからノズル10の方向を一定方向にさせることができ、したがって、容器体Aの口頸部Aaへ取り付けた際にも的確にノズル10の方向を一定方向にできる。
内容物を収容した商品としての液体注出容器に使用した場合、各商品においてノズル10の方向がまちまちになることはなく、しかも、ベローズ5がアクチュエータ筒12で覆われて露出せず、見映えを良くできて、内容物のイメージダウンを伴うことはない。
ベローズ5に可曲性があっても、アクチュエータ筒12が位置、方向を規制するので、ノズル10の位置、方向が安定なものとなり、操作し易く、使い易いものにできる。
押し下げ状態をアクチュエータ筒12によって規制できるから、操作を一定化でき、下降限まで押し下げることによりその都度的確に一定量の注出を得ることができる。
【0017】
加えて、第2の手段によれば、ベローズ5の上端嵌合部に押下げノズルヘッド9を一定方向に嵌合させ、かつ、一定方向規制手段11として、基筒1の下面に方向設定用凹溝13を設け、ベローズ嵌合部4の下部とベローズ5の下端嵌合部6の下縁との間に複数の係合突片14と複数の係合凹部15とを相対する不等ピッチに配して、これら相互を方向設定用凹溝13による基筒1の一定の方向設定を基準にして係合させているので、一定方向規制手段11を簡単な構成で具現化でき、的確に方向設定できる。
【0018】
第3の手段によれば、押下げノズルヘッド9から外縁に係合突条を周設した係合筒16を垂設し、該係合筒16の外周には内面に係止突条17を横設したアクチュエータ筒12の上端部内面を嵌着係合させ、また、そのアクチュエータ筒12の前縁に切欠窓18を設け、かつ、該切欠窓18部分で上記係止突条17を通気可能に欠如させて、その切欠窓18の上部を上記ノズル10の基部に係合させるとともに、その切欠窓18の下部をアクチュエータ筒内外の通気口にしているので、押下げノズルヘッド9に対してアクチュエータ筒12を確実に一定方向に強固にかつ安定に結合させることができ、押下げノズルヘッド9の陰に外部からの水の侵入のない通気口を簡単に形成でき、そして、その切欠窓18の下部の通気口と切欠窓18部分での係止突条17の欠如とにより、アクチュエータ筒12の昇降において、内外の空気を出入させることができて、内部空気の加圧、負圧化を防止でき、支障のないスムーズな昇降を得ることができる。
【0019】
第4の手段によれば、アクチュエータ筒12の下端部を段付き大径部19に形成して、該段付き大径部19を基筒1の内周に上下摺動自在に嵌合させるとともに、相互間に相対応させて複数の案内縦溝20と案内縦突条21とを形成して回動不能に係合させ、また、基筒1の上端に容器体Aの口頸部Aaへ取り付ける装着筒22を装備させて、該装着筒22の内周部で段付き大径部19を抜け止めしているので、アクチュエータ筒12を基筒1に対し簡単な構成でしかも的確に回動不能かつ抜け出し不能に装着でき、その外観を簡潔で美麗なものにできる。
【0020】
第5の手段によれば、ベローズ5の下端嵌合部6の外周に斜め下向き弾性フランジ23を一体に周設し、該斜め下向き弾性フランジ23を基筒1にてベローズ嵌合部4の外側に立設した起立筒24内に圧接させているので、ベローズ5の内圧が大きく変化してもベローズ5の下端嵌合部6をベローズ嵌合部4へと気密水密に強力に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押下げノズルヘッド付きベローズポンプの実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】同実施の形態における要部部材の分解截断斜視図である。
【図3】同実施の形態における要部部材の倒立斜視図である。
【図4】同実施の形態における要部の横断平面図である。
【図5】同実施の形態における要部部材の組み立て状態を示す斜視図である。
【図6】同実施の形態における要部部材の組み立てに用いるシャトルを示す斜視図である。
【図7】同実施の形態における他の要部部材の分解截断斜視図である。
【符号の説明】
1…基筒 2…吸上げパイプ
3…吸込み弁 4…ベローズ嵌合部
5…ベローズ 6…下端嵌合部
7…上端嵌合部 8…吐出弁
9…押下げノズルヘッド 10…ノズル
11…一定方向規制手段 12…アクチュエータ筒
13…方向設定用凹溝 14…係合突片
15…係合凹部 16…係合筒
17…係止突条 18…切欠窓
19…大径部 20…案内縦溝
21…案内縦突条 22…装着筒
23…下向き弾性フランジ 24…起立筒
25…底壁 26…膨隆底部
27…嵌合小筒 28…外向きフランジ
29…逆鈎突条 30…受片
31…テーパ弁座 32…棒状弁体
33…球面状弁部 34…弁体抜け止め
35…嵌合垂筒 36…切欠口
37…テーパ弁座 38…棒状弁体
39…球面状弁部 40…ヘッド
41…栓筒 42…環状頂壁
43…係合短筒 44…係合凹溝
45…装着筒部 46…係止突子
47…ガタ止め 48…ガタ止め
A…容器体 Aa…口頸部
Ab…係止突条
B…ガイドレール C…シャトル

Claims (4)

  1. 下端から吸上げパイプ2を垂設した基筒1を設け、該基筒1内にその吸上げパイプ2と通じる吸込み弁3を設け、かつ、基筒1内にその吸込み弁3を囲成するベローズ嵌合部4を設け、また、そのベローズ嵌合部4に下端嵌合部6を気密水密に嵌合させるベローズ5を設け、該ベローズ5の上端嵌合部7に吐出弁8を内装するとともに、前方へノズル10を突設した押下げノズルヘッド9を一定方向に嵌合させ、かつ、上記ベローズ嵌合部4と上記ベローズ5の下端嵌合部6との間に一定方向規制手段11を講じて上記押下げノズルヘッド9に対応する一定方向に嵌合させ、更に、上記押下げノズルヘッド9から上記ベローズ5を覆うアクチュエータ筒12を垂設して、該アクチュエータ筒12を上記基筒1内に上下摺動自在かつ回動不能に嵌合させ、上記一定方向規制手段11として、上記基筒1の下面に方向設定用凹溝13を設け、上記ベローズ嵌合部4の下部と上記ベローズ5の下端嵌合部6の下縁との間に複数の係合突片14と複数の係合凹部15とを相対する不等ピッチに配して、これら相互を上記方向設定用凹溝13による基筒1の一定の方向設定を基準にして係合させたことを特徴とする押下げノズルヘッド付きベローズポンプ。
  2. 上記押下げノズルヘッド9から垂設する上記アクチュエータ筒12につき、その押下げノズルヘッド9から外縁に係合突条を周設した係合筒16を垂設し、該係合筒16の外周には内面に係止突条17を横設した上記アクチュエータ筒12の上端部内面を嵌着係合させ、また、そのアクチュエータ筒12の前縁に切欠窓18を設け、かつ、該切欠窓18部分で上記係止突条17を通気可能に欠如させて、その切欠窓18の上部を上記ノズル10の基部に係合させるとともに、その切欠窓18の下部をアクチュエータ筒内外の通気口にした請求項1に記載の押下げノズルヘッド付きベローズポンプ。
  3. 上記アクチュエータ筒12の下端部を段付き大径部19に形成して、該段付き大径部19を上記基筒1の内周に上下摺動自在に嵌合させるとともに、相互間に相対応させて複数の案内縦溝20と案内縦突条21とを形成して回動不能に係合させ、また、上記基筒1の上端に容器体Aの口頸部Aaへ取り付ける装着筒22を装備させて、該装着筒22の内周部で上記段付き大径部19を抜け止めした請求項1又は請求項2に記載の押下げノズルヘッド付きベローズポンプ。
  4. 上記ベローズ5の下端嵌合部6の外周に斜め下向き弾性フランジ23を一体に周設し、該斜め下向き弾性フランジ23を上記基筒1にて上記ベローズ嵌合部4の外側に立設した起立筒24内に圧接させた請求項1、請求項2又は請求項3に記載の押下げノズルヘッド付きベローズポンプ。
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Cited By (7)

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