JP3546713B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛翔性に優れたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフボールは、空気力学的特性を向上させるために平面円形の窪みであるディンプルを多数表面に備えており、これによってディンプルを有さない滑らかな球面を有するゴルフボールより一層よく飛ぶことは広く知られている。
【0003】
この場合、ゴルフボールの飛距離は、ボールに作用する初速度、ボールの飛行中に作用する抗力と揚力及びスピン回転数、その他、気象条件等の諸要素によって左右されるが、上記初速度はボール構成材料及びそれによる構造の影響を多く受け、一方、飛行中の抗力、揚力、スピン回転数に関係し、それによって飛距離に影響を及ぼすディンプルについては、その配列に関して種々提案がなされている。
【0004】
ディンプル配列は、ゴルフボールの球面を正20面体、正8面体などの正多面体に擬制して分割し、分割された球面多角形をユニットとして平面視円形の1種または大きさが異なる複数種類のディンプルを適宜配列し、球面全体に配置することが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなディンプル配列(または配置)は、球面全体からみると、均一配列のように見えるが、多角形ユニット、より具体的には正20面体、正8面体などの三角形ユニットについて、隣り合った三角形ユニットの区画線上には、他の部分に比べてディンプルが少なく、区画線に沿って陸部(ディンプル非形成部分)が比較的長く設けられていることが多い。このため、区画線の位置でディンプルの均一配列が損なわれる傾向がある。このようなディンプル配列のゴルフボールは、ポール打ち(2分割モールドで成形されたモールドパーティング面と一致するボールの赤道面と平行に赤道面中心を通る軸周りにバックスピンが生じるような打ち方)とシーム打ち(上記赤道面と直交しボールの両極を通る軸周りにバックスピンが生じるような打ち方)とでは飛距離に差を生じることが多く、打球の仰角、キャリーのシンメトリー性に問題を有している。
【0006】
このように、ゴルフボールはボールの製造工程や配列方法の歪みにより、打撃方法によって飛びが変わってしまう習性を持っている。これを是正するため、種々の提案がなされており、特許第2569515号公報にもポール打ちとシーム打ち間の仰角のシンメトリー(ポール打ちの値−シーム打ちの値)を同じになるようにゴルフボールを形成することも提案されているが、高ヘッドスピードの領域では、キャリーのシンメトリーが必ずしも満足されないものであった。
【0007】
本発明は、上記問題点をなくし、仰角及びキャリーのシンメトリー性に優れ、良好な空気力学対称性を有し、しかもトータル飛距離も向上したゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明は、上記目的を達成するため、下記のゴルフボールを提供する。
請求項1:球面を互いにほぼ合同となる球面三角形に区分したとき、これら球面三角形に複数のディンプルが実質上等しく、かつ70〜80%の球面に占める面積占有率をもって配置されてなるゴルフボールにおいて、上記球面三角形が、球面を正20面体に分割することによって形成された球面三角形の各頂点からそれぞれ垂線を下すことによって得られた互いにほぼ合同な最小三角形ユニットであり、これら最小三角形ユニットに配置されたディンプルは、上記最小三角形ユニットの各辺と交叉する交叉ディンプルを含み、かつ該交叉ディンプルの最小三角形ユニットの各辺と交叉する合計交叉長さが最小三角形ユニットの全辺の合計長さの70〜80%の範囲にあることを特徴とするゴルフボール。
請求項2:上記交叉ディンプルの合計交叉長さが、最小三角形ユニットの全辺の合計長さの75〜80%である請求項1記載のゴルフボール。
請求項3:単一又は複数層のソリッドコアを覆って3層以上のカバーが形成された請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項4:ディンプル数が428〜492個である請求項1〜3のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項5:ディンプルが直径及び/又は深さが異なる2〜6種から構成された請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項6:球面を互いにほぼ合同となる球面三角形に区分したとき、これら球面三角形に複数のディンプルが実質上等しく、かつ70〜80%の球面に占める面積占有率をもって配置されてなるゴルフボールにおいて、上記球面三角形が、球面を赤道を境にして北南半球に区分し、両半球をそれぞれ北南極を中心として経度に沿って頂角が60°になるように6分割することによって形成された12個の合同な最小三角形ユニットであり、これら最小三角形ユニットに配置されたディンプルは、上記最小三角形ユニットの各辺と交叉する交叉ディンプルを含み、かつ該交叉ディンプルの最小三角形ユニットの各辺と交叉する合計交叉長さが最小三角形ユニットの全辺の合計長さの70〜80%の範囲にあることを特徴とするゴルフボール。
【0009】
即ち、本発明者は、ゴルフボールのディンプル配列について、鋭意検討を行った結果、上記特定要件を満たすディンプル配列がなされたゴルフボールにより、仰角及びキャリーのシンメトリー性に優れ、トータル飛距離の向上を図ることができることを知見したものである。
【0010】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0011】
本発明のゴルフボールは、球面を互いにほぼ合同となる球面三角形に区分したとき、これら球面三角形に複数のディンプルがが実質上等しく配置されてなるゴルフボールにおいて、上記球面三角形が互いにほぼ合同な最小三角形ユニットであり、これら最小三角形ユニットに配列されたディンプルが最小三角形ユニットの辺と交叉する交叉ディンプルを含むものである。
【0012】
この場合、本発明において、三角形、三角形ユニット、最小三角形ユニットとは、球面上の3つの点を大円で結ぶことによって区切られた球面三角形を意味する。また、本発明において、合同な三角形領域とは、2つの三角形が合同であり、かつこれら2つの三角形領域でのディンプルの配置が全く同一であるか又は2つの三角形領域で相対応する辺を重ね合せた時にその辺を軸としてディンプル配置が左右対称となることを意味し、そして球面上のディンプル配列をほぼ合同となる三角形領域に分割した場合、この三角形領域を三角形ユニットと呼び、そのうち最も小さい三角形ユニットを最小三角形ユニットと呼ぶ。
【0013】
本発明においては、図1、2に示したように、球面を正20面体に分割することによって形成された球面三角形ユニット1の各頂点からそれぞれ垂線を下すことにより、互いにほぼ合同な最小三角形ユニット2を得るものであり、または、図3に示したように、球面を赤道を境にして北南半球に区分して両半球をそれぞれ北南極を中心として経度に沿って頂角が60°になるように6分割することによって形成された12個の最小三角形ユニット2を得るものである。
【0014】
本発明では、このようにして形成される各最小三角形ユニットに複数のディンプルが互いに等しく(ディンプル数、ディンプル種、配列態様)配列されているものであるが、この場合これら最小三角形ユニットに配列されるディンプルは、各最小三角形ユニットの辺と交叉する交叉ディンプルを含む。つまり、互いに隣接する最小三角形ユニットはこれら交叉ディンプルを共有する。この場合、交叉ディンプルが最小三角形ユニットの各辺と交叉する合計交叉長さを最小三角形の各辺の合計長さの70〜80%、特に75〜80%とするものである。これが、70%に満たないとポール打ちの方がキャリーが出てしまい、80%を超えるとシーム打ちの方がキャリーが出てしまう。
【0015】
本発明において、ディンプルは、その合計面積がディンプルが形成されないと仮定したゴルフボール球面積に占める面積占有率が70〜80%であることが飛び性能の点で必要とされる。またこの場合、ディンプル数は320〜500個,特に428〜492個とすることができ、ディンプルは互いに直径、深さが同じ1種であってもよいが、直径及び/又は深さが異なる2種以上、特に2〜6種のディンプルにて形成することができる。なお、ディンプルの直径は1.8〜4.5mm、特に2.2〜3.8mmの範囲で選定することができ、深さは0.07〜0.22mm、特に0.1〜0.19mmの範囲で選定することができる。なお、深さは、ディンプルエッジを平面で結び、この平面から最深部までの最短距離をいう。
【0016】
本発明のゴルフボールの具体例を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施例を示すポールP側から見たゴルフボールGの平面図で、このゴルフボールGは、球面を正20面体に区分した際の各球面三角形を三角形ユニット1としてディンプルが規則的に実質上等しく含まれるように配列されたものである。
【0017】
なお、図1は、上述したようにゴルフボールGをポールP側からみた図で、正20面体に球面を擬制した例であり、そのうちの5つの球面三角形1がポールPを中心に描かれているが、図に現れない三角形を含め各三角形ユニット区域内には図示したものと同様の種類、配列の一致するディンプルが形成されている。
【0018】
そして、上記各三角形ユニット1は、各頂点から各底面に垂線を下し、6つの最小三角形ユニット2に細分されている。
【0019】
ここで、区画された最小三角形ユニット2において、図中XとYとは、最小三角形ユニットのディンプル配列が合同(同一)であり、YとZ及びXとZとは2つの三角形を隣合わせた時、重なり合った軸に対して形状及びディンプル配列が左右対称(本発明でいう合同な図形に該当する)になっている。
【0020】
第1の実施例においては、直径3mmのディンプルA、同じく3.4mmのディンプルB、3.6mmのディンプルC及び3.8mmのディンプルDが配置されている。なお、これらディンプルはA,B,C,Dの順に深く形成されている。
【0021】
これらディンプルの一部は、最小三角形ユニット2の区画線上又は3つの辺(最も長い辺、2番目に長い辺、最も短い辺)上に中心が位置するように配置されている。この場合、交叉ディンプルの合計交叉長さは、全区画線(全最小三角形ユニット2の3つの辺の合計)に対して73%である。
【0022】
図1に示す実施例においては、ディンプルA,B,C,Dを順に90個、120個、132個、120個、合計462個配置し、全ディンプルがゴルフボール表面に占める割合は、77%である。
【0023】
図2は、本発明の第2の実施例を示すもので、図2(a)はポール側から見たゴルフボールの平面図、図2(b)は赤道E(パーティングライン)側から見た側面図である。
【0024】
この実施例の場合も、上記第1実施例と同様にして正20面体に球面を擬制した例で、三角形ユニット1に夫々直径2.2mmのディンプルA、同じく3.6mmのディンプルB、同じく3.8mmのディンプルCが図示したように配設され、三角形ユニット1を合同三角形に区分した最小三角形ユニット2の各区画線の合計長さに対し、交叉ディンプルの合計交叉長さが77%である。更に、これらディンプルA,B,Cは順に120個、192個、180個、合計492個配置されており、ゴルフボール表面全体の78%をディンプルが占めている。
【0025】
図3は、本発明における第3実施例を示すゴルフボールの斜視図である。この実施例の特徴は、赤道Eを境として北・南半球に区分し、更に、両半球を経度に沿ってα=120°になるように合計6個の球面三角形ユニット1として区分し、更に夫々の三角形ユニット1を2等分(β=60°)し、最小三角形ユニット2に区分したものである。
【0026】
第3実施例のディンプルは、直径が2.5mmのディンプルA、同じく2.9mmのディンプルB、同じく3.6mmのディンプルC、同じく3.8mmのディンプルDを夫々配置したものである。これらディンプルA,B,C,Dは順に24個、36個、180個、198個、合計428個形成されており、ゴルフボール表面全体の78%をディンプルが占めている。
【0027】
ここで、最小三角形ユニット2の辺上に形成されるディンプルは、上記第1,2実施例を含めて辺がディンプルを実質上2等分するように位置するように配列されるのが通常であるが、この第3実施例においては、赤道Eと一致する最小三角形ユニット2の辺上に僅かにかかったディンプルが2個配置されている(符号D’)。
【0028】
図3の最小三角形ユニット2は、上述したように三角形ユニット1を2等分した2つの合同三角形であり、交叉ディンプルの全交叉長さは最小三角形ユニット2の全辺の合計長さの78%である。
【0029】
また、図示を省略しているが、ゴルフボールを正8面体に擬制して、8つの正三角形ユニットに区分し、区分された三角形ユニットにつき各頂点から各底辺に垂線を下し48個の最小三角形ユニットに細分することにより、各最小三角形ユニットに対し、例えば上記第1,第2実施例又は第3実施例の場合のように複数種類のディンプルを適宜使用し、本発明の主旨に沿って配置することもできる。
【0030】
本発明において、ゴルフボールの構造は、ソリッドゴルフボール、糸巻きゴルフボールのいずれであってもよく、特に制限されるものではないが、コアについては、1層又はそれ以上の多層構造、カバーについては、物性が異なる1層又はそれ以上の多数構造のカバーを適用するソリッドゴルフボール、特に物性が夫々異なる3層以上のカバーを有するソリッドゴルフボールであることが好ましい。
【0031】
例えば、図4に示すように、単層コア3に異なる材料で夫々形成された3層のカバー(内層4、中間層5、外層6)を夫々被覆形成した4層構造とすることができる。
【0032】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【0033】
〔実施例1〜3、比較例1〜5〕
表2〜10に示した最小三角形ユニットのディンプル配列を有するラージサイズの3種のディンプルを有するツーピースソリッドゴルフボールを夫々製造した。なお、比較例については、注に示した公報を元に再現することにより製造した。
【0034】
次いで、表2〜5、表7〜10の各ゴルフボールを用い、同一ゴルフボールについてシーム打ち、ポール打ちを行った際の(スピン量)仰角、キャリー、トータルを下記評価方法にて調べた。結果を表11に示す。
【0035】
テスト条件
打撃ロボットにより、同一のゴルフボールに対し、ドライバー(ブリヂストンスポーツ社製ツアーステージX100)を用いて、ヘッドスピード51m/secでポール打ち、シーム打ちで各6回打撃した時のキャリー、ラン、トータルの平均値を測定した。この場合、仰角及びキャリーシンメトリー性については、ポール打ちの平均値とシーム打ちの平均値との差とした。
【0036】
なお、上記ツーピースゴルフボールのソリッドコアは、下記ゴム組成物を155℃で18分加硫することにより、39.07mmの直径に形成した。また、カバーは下記カバー形成用組成物を射出することにより、直径42.67mmのツーピースソリッドゴルフボールを得た。
【0037】
ゴム組成物
シス−1,4−ポリブタジエン 100重量部
アクリル酸亜鉛 24 〃
酸化亜鉛 19 〃
老化防止剤 1 〃
ジクミルパーオキサイド 1 〃
【0038】
カバー形成用組成物
アイオノマー樹脂
ショアD硬度 54、ゲージ厚 1.8mm
【0039】
ここで、実施例1〜3のゴルフボールは、それぞれ図1〜3に示したディンプル配列及びディンプル数、種類を有し、比較例のゴルフボールのディンプル配列も図示の通りである。なお、ディンプル種を下記に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】
【表10】
【0050】
【表11】
【0051】
更に、図4に示す4層構造のゴルフボールについても製造行い、特性を調べた。
コアの材料と物性:実施例1と同組成,直径34.07mm
カバーの内層の材料と物性:ポリエステル樹脂,ショアD硬度40,ゲージ厚1.6mm
カバーの中間層の材料と物性:アイオノマー樹脂,ショアD硬度64,ゲージ厚1.1mm
カバーの外層の材料と物性:アイオノマー樹脂,ショアD硬度52,ゲージ厚1.6mm
ディンプルは、図1に示す実施例1と同様にした。
結果を下記に示す。
【0052】
【表12】
【0053】
上記結果より、フォーピースソリッドゴルフボールによれば、ツーピースソリッドゴルフボールよりも更に良好な値が得られた。これは、ボールが比較的低スピン(5%減)で打ち出され、その分、水平距離の増大となって現れたものと思われる。
【0054】
【発明の効果】
本発明のゴルフボールは、仰角及びキャリーのシンメトリー性に優れ、トータル飛距離が向上したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のゴルフボールを示すポール側からみたディンプル配列パターン図である。
【図2】本発明の第2実施例のゴルフボールで(a)ポール側、(b)シーム側からそれぞれみた配列パターン図である。
【図3】本発明の第3実施例のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図4】本発明のゴルフボールの構造の一例を示す断面図である。
【図5】比較例1のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図6】参考例として挙げたゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図7】比較例2のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図8】比較例3のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図9】比較例4のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【図10】比較例5のゴルフボールを示すディンプル配列パターン図である。
【符号の説明】
1 三角形ユニット
2 最小三角形ユニット
3 単層コア
4 内層(カバー)
5 中間層(カバー)
6 外層(カバー)
G ゴルフボール
A〜D ディンプル
P ポール
E 赤道
Claims (6)
- 球面を互いにほぼ合同となる球面三角形に区分したとき、これら球面三角形に複数のディンプルが実質上等しく、かつ70〜80%の球面に占める面積占有率をもって配置されてなるゴルフボールにおいて、上記球面三角形が、球面を正20面体に分割することによって形成された球面三角形の各頂点からそれぞれ垂線を下すことによって得られた互いにほぼ合同な最小三角形ユニットであり、これら最小三角形ユニットに配置されたディンプルは、上記最小三角形ユニットの各辺と交叉する交叉ディンプルを含み、かつ該交叉ディンプルの最小三角形ユニットの各辺と交叉する合計交叉長さが最小三角形ユニットの全辺の合計長さの70〜80%の範囲にあることを特徴とするゴルフボール。
- 上記交叉ディンプルの合計交叉長さが、最小三角形ユニットの全辺の合計長さの75〜80%である請求項1記載のゴルフボール。
- 単一又は複数層のソリッドコアを覆って3層以上のカバーが形成された請求項1又は2記載のゴルフボール。
- ディンプル数が428〜492個である請求項1〜3のいずれか1項記載のゴルフボール。
- ディンプルが直径及び/又は深さが異なる2〜6種から構成された請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
- 球面を互いにほぼ合同となる球面三角形に区分したとき、これら球面三角形に複数のディンプルが実質上等しく、かつ70〜80%の球面に占める面積占有率をもって配置されてなるゴルフボールにおいて、上記球面三角形が、球面を赤道を境にして北南半球に区分し、両半球をそれぞれ北南極を中心として経度に沿って頂角が60°になるように6分割することによって形成された12個の合同な最小三角形ユニットであり、これら最小三角形ユニットに配置されたディンプルは、上記最小三角形ユニットの各辺と交叉する交叉ディンプルを含み、かつ該交叉ディンプルの最小三角形ユニットの各辺と交叉する合計交叉長さが最小三角形ユニットの全辺の合計長さの70〜80%の範囲にあることを特徴とするゴルフボール。
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